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Ⅲ.第1回調査結果(1.オンライン調査編)

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Ⅲ.第1回調査結果(1.オンライン調査編)
Ⅲ.第1回調査結果(1.オンライン調査編)
29
1.対象者属性
【図表 1-1】性別
男性
女性
<サンプル数(%ベース)>
件数
580
691
1271
%
45.6%
54.4%
100.0
男性
45.6%
女性
54.4%
【図表 1-2】年代
10代
20代
30代
40代
50代
60代以上
<サンプル数(%ベース)>
件数
150
299
290
231
185
116
1271
%
11.8%
23.5%
22.8%
18.2%
14.6%
9.1%
100.0
60代以上
9.1%
10代
11.8%
50代
14.6%
20代
23.5%
40代
18.2%
30代
22.8%
【図表 1-3】職業
会社員
公務員
自営業
専業主婦
兼業主婦(パート・アルバイト)
フリーター
学生
無職
その他
<サンプル数(%ベース)>
件数
368
27
129
246
72
61
206
119
43
1271
%
29.0%
2.1%
10.1%
19.4%
5.7%
4.8%
16.2%
9.4%
3.4%
100.0
無職
9.4%
その他
3.4%
会社員
29.0%
学生
16.2%
公務員
2.1%
自営業
10.1%
フリーター
4.8%
兼業主婦
(パート・アル
バイト)
5.7%
30
専業主婦
19.4%
【図表 1-4】家族構成
未婚・ひとり暮らし
未婚・家族同居
既婚・ひとり暮らし
既婚・家族同居
その他
<サンプル数(%ベース)>
件数
363
286
56
543
23
1271
その他
1.8%
%
28.6%
22.5%
4.4%
42.7%
1.8%
100.0
既婚・家
族同居
42.7%
既婚・ひ
とり暮ら
し
4.4%
未婚・ひ
とり暮ら
し
28.6%
未婚・家
族同居
22.5%
【図表 1-5】家族構成2
単身生活者
同居生活者
その他
<サンプル数(%ベース)>
件数
419
829
23
1271
%
33.0%
65.2%
1.8%
100.0
その他
1.8%
単身生活
者
33.0%
同居生活
者
65.2%
31
2.環境問題に対する関心度、関心がある環境問題
・環境・リサイクル問題に対する関心度は、「関心がある」(30.3%)と「やや関心がある」(51.8%)の合
計が 80%を超えており、全体として環境に対する関心は高い状況にあると言える。
・環境問題に関心をもっていると回答している人に、何に関心があるか尋ねたところ、「地球温暖化」
(81.8%)が最も高い割合で、次いで「オゾン層破壊」(65.4%)、「リサイクル問題」(61.8%)の順とな
っており、今回メインのテーマでもある「リサイクル問題」は、全体の6割を超え、環境問題の中
でも身近な問題として関心の高いトピックとなっている。
【図表 2-1】環境問題に対する関心度(SA)
関心がある
やや関心がある
どちらともいえない
あまり関心がない
関心がない
<サンプル数(%ベース)>
件数
385
658
149
70
9
1271
※SA・・・単一回答形式(以下同様)
%
30.3%
51.8%
11.7%
5.5%
0.7%
100.0
あまり関
心がない
どちらと
5.5%
もいえな
い
11.7%
関心がな
い
0.7%
関心があ
る
30.3%
やや関心
がある
51.8%
【図表 2-1-1】関心がある環境問題(MA)
0
20
※MA・・・複数回答形式(以下同様)
40
60
地球温暖化
100 %
81.8
オゾン層破壊
65.4
リサイクル問題
61.8
森林伐採・砂漠化
55.5
大気・水質・土壌汚染
54.8
有害廃棄物の不法投棄
53.5
ごみ最終処分場の不足
43.5
ダイオキシンの発生
41.3
39.7
環境ホルモン問題
36.7
酸性雨
34.9
資源の枯渇
28.9
騒音、震動、悪臭
24.2
有害廃棄物の越境移動
16.6
地盤沈下
その他
N=1043
80
1.4
32
3.見聞きしたことがあるリサイクル関連用語
・見聞きしたことがあるリサイクル関連用語について、上位のものとして「再生紙」(92.3%)、「資源
ごみ」(92.2%)、「家電リサイクル法」(91.0%)が 90%を超え高い割合となっている。この他、80%
を超えるものとして、「リサイクル製品」(88.8%)、「資源回収」(87.9%)、「産業廃棄物」(84.3%)、「分
別収集」(81.7%)が挙がっている。一方で、「フリーライダー」(4.0%)、「環境適合(配慮)設計(DfE)」
(7.2%)、「バーゼル条約」(9.4%)が、10%に満たないものとして認知率の低い項目となっている。
【図表 3-1】見聞きしたことがあるリサイクル関連用語(MA)
N=1271
0
20
40
60
80
100 %
再生紙
92.3
資源ごみ
92.2
家電リサイクル法
91.0
0
20
識別マーク
33.2
環境ラベル
29.3
資源有効利用促進法
26.2
88.8
リサイクル製品
ワンウェイびん
22.2
グリーン購入法
21.5
環境報告書
21.2
エコプロダクツ
19.7
87.9
資源回収
84.3
産業廃棄物
81.7
分別収集
66.4
マイバッグ運動
グリーン購入
58.9
容器包装リサイクル法
52.5
最終処分場
循環型社会形成推進基本法
10.5
バーゼル条約
44.5
41.1
環境適合(配慮)設計(DfE)
エコタウン
40.0
フリーライダー
37.4
12.4
拡大生産者責任(EPR)
リターナブルびん
循環型社会
14.9
63.7
一般廃棄物
ゴミゼロ社会
40
この中に見聞きした
ことがある用語はない
33
9.4
7.2
4.0
0.3
60
80
100 %
4.環境・リサイクル問題やリサイクル関連用語を見聞きする媒体
・環境・リサイクル問題やリサイクル関連用語を見聞きする媒体について尋ねたところ、「テレビ」
(92.8%)が最も高く、次いで「新聞」(78.8%)の順で、この2つが他に比べ圧倒的に高い割合となっ
ている。この他、上位の項目として、「インターネット」(45.3%)、「自治体の広報誌」(38.6%)
等が挙がっている。
・最も参考にしている媒体についても、見聞きする媒体と同様、「テレビ」(47.4%)、「新聞」(29.1%)
が圧倒的に高い割合となっている。また、「自治体の広報誌」(9.7%)は、「インターネット」(4.7%)
を抜き見聞きする媒体から3位にランクアップしている。
【図表 4-1】環境・リサイクル問題やリサイ
【図表 4-2】最も参考にしている媒体
クル関連用語を見聞きする媒体(MA)
(SA)
N=1254
N=1271
0
20
40
60
80
テレビ
45.3
自治体の広報誌
20.5
ラジオ
19.3
書籍
18.9
9.7
4.7
インターネット
書籍
2.2
雑誌
1.5
口コミ
1.1
店頭広告
1.0
ラジオ
0.7
街頭広告
0.4
交通広告
0.4
チラシ
0.3
メールマガジン
0.2
16.8
チラシ
店頭広告
15.3
13.6
街頭広告
メールマガジン
8.9
交通広告
7.5
30
29.1
自治体の広報誌
36.3
口コミ
20
3.8
その他
1.3
34
40
50 %
47.4
新聞
38.6
雑誌
10
テレビ
78.8
インターネット
普段見聞きしない
0
92.8
新聞
その他
100 %
1.2
5.環境・リサイクル問題に関する情報を必要に感じる時の有無
・環境・リサイクル問題に関する情報を必要に感じる時があるかどうか、という問いについては、
全体の 83.6%が『必要に感じる時がある』としており、大半が普段の生活の中で、環境・リサイ
クルに関して何らかの情報を求めていることがわかる。
・必要に感じる時があると回答している人に、どのような時に必要と感じるか尋ねたところ、「ご
みの分別の際迷った時」(82.0%)が最も多く、次いで「環境に配慮して製品を購入したいと思っ
た時」(45.2%)の順となっている。
【図表 5-1】環境・リサイクル問題に関する情報を必要に感じる時の有無(SA)
必要に感じるときがある
必要に感じるときはない
<サンプル数(%ベース)>
件数
1063
208
1271
%
83.6%
16.4%
100.0
必要に感
じるとき
はない
16.4%
必要に感
じるとき
がある
83.6%
【図表 5-2】環境・リサイクル問題に関する情報を必要に感じる時(MA)
N=1063
0
20
40
60
ごみの分別の際、
迷ったとき
100 %
82.0
環境に配慮して製品を
購入したいと思ったとき
45.2
環境に対する企業の取組み
を知りたいとき
30.7
環境に対して、地域や 市民
の取組みを知りたいとき
その他
80
23.9
2.3
35
6.環境・リサイクル問題に関する情報収集媒体
・どのような媒体を通じて環境・リサイクル問題に関する情報を収集しているかについては、「イ
ンターネット」(70.4%)が最も高い割合となっており、次いで「自治体の広報誌」(47.1%)、「新聞」
(43.7%)の順となっている。※但し、これは今回インターネットユーザが対象になっていること
も一因と考えられる。
・最も参考にしている媒体についても、前問同様、「インターネット」(44.1%)が最も多く、次いで
「自治体の広報誌」(23.7%)の順となっている。
【図表 6-1】環境・リサイクル問題に関する
【図表 6-2】最も活用している媒体(SA)
情報収集媒体(MA)
N=1063
0
20
40
60
80
70.4
インターネット
自治体の広報誌
47.1
市区町村への
問い合わせ
10
23.7
11.9
市区町村への
問い合わせ
9.4
友人・家族
6.5
雑誌
13.6
書籍
書籍
13.6
雑誌
1.1
メーカーなど企業へ
の問い合わせ
0.8
メールマガジン
0.4
その他
0.2
メールマガジン
その他
11.9
30
2.3
0.6
36
40
50 %
44.1
新聞
22.0
メーカーなど企業へ
の問い合わせ
20
自治体の広報誌
34.5
友人・家族
0
インターネット
43.7
新聞
N=1063
100 %
1.9
7.環境・リサイクルに関する取り組みに対する心掛け、
「3R」の認知状況
・普段の生活における取り組みに対する心掛けについて尋ねたところ、『ごみを減らす、無駄なもの
は買わない』
、『いらないものを洗ったり直したり、くり返し使う』、『古新聞の集団回収などのリ
サイクル活動』ともに「心掛けている」と「まあ心掛けている」の合計がそれぞれ約 80%と高い
割合となっており、ごみ削減に対する意識は全体として高い状況にあると思われる。
(ごみを減らす:82.1%、くり返し使う:76.7%、リサイクル:80.7%)
・特に『古新聞の集団回収などのリサイクル活動』については、「心掛けている」(51.8%)が 50%
を超えており、3R活動として見ると、「リサイクル」への取り組みが最も進んでいるものと考
えられる。一方で、他に比べ『いらないものを洗ったり直したり、くり返し使う』(=リユース)
に対する意識が低くなっている。
・「3R」の認知状況として、74.6%が「見聞きしたことがない」と回答しており、認知者は全体の 25%
に留まっている。
【図表 7-1】環境・リサイクルに関する取り組みに対する心掛け(SA)
0%
ごみを減らす、無駄な
ものは買わない
いらないものを洗ったり
直したり、くり返し使う
20%
40%
30.1
100%
15.7
51.1
51.8
N=1271
80%
52.0
25.6
古新聞の集団回収など
のリサイクル活動
60%
20.2
28.9
14.6
心掛けている
まあ心掛けている
あまり心掛けていない
全く心掛けていない
2.2
3.1
4.6
【図表 7-2】「3R」の認知状況(SA)
見聞きしたことがある
見聞きしたことがない
<サンプル数(%ベース)>
件数
323
948
1271
%
25.4%
74.6%
100.0
見聞きし
たことが
ある
25.4%
見聞きし
たことが
ない
74.6%
37
8.「3R」用語の認知状況
・リサイクル関連用語の認知状況について、『リサイクル』に関しては 90%以上が「見聞きしたことが
あり、内容も理解している」と回答しており、身近な用語として定着しているものと思われる。一
方で、『リデュース』については、58.1%が「見聞きしたことがない」と回答しているなど、他の2
つと比較すると、まだ認知浸透が遅れているものと思われる。
・毎年10月が「3R推進月間」であることを知っているか尋ねたところ、「知らない」が 94.2%を占め
ており、非常に低い認知率となっている。
【図表 8-1】「3R」用語の認知状況(SA)
0%
リデュース
20%
14.7
リユース
40%
60%
27.1
35.1
58.1
27.5
リサイクル
N=1271
100%
80%
37.5
92.4
6.3
見聞きしたことがあり、内容も理解している
見聞きしたことはあるが、内容は理解していない
見聞きしたことがない
【図表 8-2】毎年10月が「3R推進月間」であることの認知状況(SA)
知っている
知らない
<サンプル数(%ベース)>
件数
74
1197
1271
%
5.8%
94.2%
100.0
知ってい
る
5.8%
知らない
94.2%
38
1.3
9. 住んでいる市区町村のごみ分別ルールの認知状況、ごみ分別状況、分別する理由・
しない理由
・住んでいる市区町村のごみ分別ルールの認知状況については、「知っている」(91.1%)と回答した
人が 90%を占め、大半が自身の居住地区のルールについて認識している状況である。
・ごみの分別状況については、「分別して捨てている」(98.3%)の割合が圧倒的に多く、ほぼ全員が
日常的に分別を行っている。
・ごみを分別して捨てていると回答している人に分別する理由を尋ねたところ、「環境を守るため」
(73.8%)、「地域のルールだから」(70.5%)がほぼ同じ割合となっている。
・ごみを分別して捨てていないと回答している人にその理由を尋ねたところ、「面倒くさいため」
(70.0%)が最も多く、次いで「時間がかかるため」(40.0%)の順となっている。一方で、「分別して
も意味がないため」とする割合は 20.0%に留まっており、その必要性は感じているものの、実行
するまでに至っていないという状況である。
【図表 9-1】住んでいる市区町村のごみ分別
【図表 9-2】ごみの分別状況(SA)
ルールの認知状況(SA)
件数
1158
113
1271
知っている
知らない
<サンプル数(%ベース)>
%
91.1%
8.9%
100.0
件数
1138
20
1158
分別して捨てている
分別して捨てていない
<サンプル数(%ベース)>
分別して
捨ててい
ない
1.7%
知らない
8.9%
知ってい
る
91.1%
分別して
捨ててい
る
98.3%
【図表 9-3】ごみを分別する理由(MA)
【図表 9-4】ごみを分別しない理由(MA)
N=1138
0
20
環境を
守るため
その他
40
60
N=20
80
%
0
20
40
面倒くさい
ため
73.8
40.0
70.5
分別しても意味
がないため
3.8
その他
39
60
80
%
70.0
時間がかかる
ため
地域のルール
だから
%
98.3%
1.7%
100.0
20.0
10.0
10.捨て方がわからないもの、各製品リサイクル後の活用製品に関する認知状況
・捨て方がわからないものについて尋ねたところ、「消火器」(58.0%)が最も多く、「電動アシスト自
転車」(41.2%) 、「タイヤ」(31.9%)が続いている。
・『アルミ缶』、『スチール缶』、『ペットボトル』、『紙(コピー用紙、紙コップ)』、『プラスチック』
『段ボール』の各製品についてリサイクル後の活用製品の認知状況について尋ねたところ、『ペッ
トボトル』、『紙(コピー用紙、紙コップ)』は「知っている」と回答した人の割合が 60%を超えている
のに対して、『アルミ缶』、『段ボール』は約 20%、『スチール缶』、『プラスチック』は約 10%に
留まり、製品間で認知状況に差がある結果となっている。
【図表 10-1】捨て方がわからないもの(MA)
【図表 10-2】各製品リサイクル後の
活用製品に関する認知状況
(SA)
N=1271
0
20
40
N=1271
60 %
消火器
0%
20%
40%
電動アシスト自転車
41.2
タイヤ
アルミ缶
24.8
100%
%
75.2
28.0
エアゾール缶
26.4
スチール缶 10.5
小型二次電池(充電式電池)
89.5
23.9
19.8
カセットボンベ
17.5
蛍光管
ノートパソコン
13.5
布団
13.0
発泡スチロールトレイ
9.3
大型家具
9.3
61.0
ペットボトル
15.6
カーペット
39.0
66.9
紙(コピー用紙、紙コップ)
33.1
4.4
段ボール
3.3
ガラスびん
2.4
スチール缶
2.1
ペットボトル
1.3
アルミ缶
1.2
捨て方がわからないものはない
80%
31.9
スプリングマットレス
テレビ
60%
58.0
プラスチック 14.9
段ボール
21.2
85.1
78.8
19.0
知っている
40
知らない
11.家庭内リサイクル製品所有状況
・家庭内でのリサイクル製品の所有状況については、「ある」(56.8%)と回答した割合が、「ない」
(4.3%)を大幅に上回っている一方で、「わからない」とする割合が 38.9%に上り、全体の約 40%
がリサイクル製品そのものに対して認識がなされていない状況である。
・家庭内にリサイクル製品があると回答した人に、どのようなリサイクル製品があるか尋ねたとこ
ろ、「トイレットペーパー」(87.3%)の割合が他を抜いて圧倒的に多い結果となっている。また、
2位以降の「ティッシュペーパー」(53.6%)、「コピー用紙」(51.8%)、「封筒」(36.4%)を含めた上
位4項目を占める紙類は、身近なリサイクル製品として認知・利用が進んでいるものと思われる。
【図表 11-1】リサイクル製品所有状況(SA)
ある
ない
わからない
<サンプル数(%ベース)>
件数
722
55
494
1271
%
56.8%
4.3%
38.9%
100.0
わからな
い
38.9%
ある
56.8%
ない
4.3%
【図表 11-2】家庭内にあるリサイクル製品(MA)
N=722
0
20
40
60
87.3
トイレットペーパー
53.6
ティッシュペーパー
51.8
コピー用紙
36.4
封筒
16.5
水切りゴミ袋
プランター
15.2
シャープペンシル・ボールペン
14.4
名刺
14.1
石けん
9.7
シャツ
9.1
消しゴム
8.7
バケツ
7.2
軍手
6.9
パソコン
5.8
マウスパッド
5.4
花壇ブロック
カーテン
その他
100 %
80
4.7
1.8
9.8
41
12.日常の買い物でのリサイクル製品購入状況、リサイクル製品購入時の環境マーク
参考状況
・日常の買い物でのリサイクル製品の購入状況については、「購入することがある」(66.1%)が 60%
を超え最も高い割合となっている一方で、「リサイクル製品がわからない」(24.0%)との回答も
全体の1/4を占めており、前問同様、リサイクル製品そのものに対する認識の低さも目立つ。
・リサイクル製品を購入することがあると回答している人に、購入時にリサイクル製品表示マーク
を参考にしているか尋ねたところ、「参考にしている」(51.1%)、「参考にしていない」(48.9%)
が、全体をほぼ二分する状況となっている。
・環境マークの認知状況について、「PET ボトル識別マーク」(94.2%)の割合が 90%を超え最も高く、
次いで「プラスチック製容器包装の識別マーク」(89.3%)、「紙製容器包装の識別マーク」(83.5%)が 80%を超
え比較的多い割合となっている。一方で、「PET ボトルリサイクル推奨マーク」(2.7%)は、ほとんど認知されて
いない結果となった。
【図表 12-1】日常の買い物でのリサイクル
【図表 12-2】リサイクル製品購入時の環境
製品購入状況(SA)
購入することがある
購入することはない
リサイクル製品が
<サンプル数(%ベース)>
マーク参考状況(SA)
件数
840
126
305
1271
%
66.1%
9.9%
24.0%
100.0
参考にしている
参考にしていない
<サンプル数(%ベース)>
リサイクル製
品がわか
らない
24.0%
参考にし
ている
51.1%
購入する
ことはな
い
9.9%
購入する
ことがあ
る
66.1%
参考にし
ていない
48.9%
【図表 12-3】環境マーク認知状況(MA)
0
20
40
60
N=840
80
100 %
PETボトル識別マーク
94.2
プラスチック製容器包装の
識別マーク
89.3
紙製容器包装の
識別マーク
83.5
グリーンマーク
47.5
牛乳パック
パックマーク
再利用品マーク
PETボトルリサイクル
推奨マーク
件数
429
411
840
13.1
2.7
42
%
51.1%
48.9%
100.0
13.リサイクル製品を購入しない理由
・リサイクル製品を購入しない理由について、「普段身の回りで見ることが少なく購入機会があま
りないから」(57.1%)が最も多く、次いで、「品質に不安を感じるから」(29.4%)、「商品の銘柄
が少なく選択肢が限られるから」(26.2%)、「値段が高いから」(23.8%)の順となっている。
【図表 13-1】リサイクル製品を購入しない理由(MA)
0
20
40
普段身の回りで見ることが少なく購入機会があ
まりないから
57.1
29.4
品質に不安を感じるから
26.2
商品の銘柄が少なく選択肢が限られるから
23.8
値段が高いから
その他
N=126
60 %
3.2
43
14.環境・リサイクルのために実際に行っていること
・環境やリサイクルのために実際に行っていることについて尋ねたところ、「洗剤、シャンプーなど
中身を詰め替えられる商品を購入している」(83.9%)が最も高い割合となり、次いで「古新聞、雑
誌の集団回収」(66.9%)の順となっている。「取り組みを行っていない」は全体の 3.1%に留まり、
ほぼ全員が環境・リサイクルのために何らかの取り組みを行っていることがわかる。
【図表 14-1】環境・リサイクルのために実際に行っていること(MA)
0
20
40
60
80
洗剤、シャンプーなど中身を詰め
替えられる商品を購入している
83.9
66.9
古新聞、雑誌の集団回収
自宅外でもごみは分別する
55.4
買いすぎないよう、いらない
ものは買わない
55.2
過剰包装や不要な包装は
51.5
断っている
充電式の電池やプリンタのインクカートリッジなど
回収しているものは回収箱に持っていく
43.7
40.6
洗濯用や食器洗い用の洗剤は適量を守る
不要になったものをフリーマーケットに
出したりして、他の人に使ってもらう
28.3
買い物の時は買い物袋
27.2
を持参している
環境への負荷ができるだけ
少ない商品を購入する
20.4
11.8
リターナブル容器を使う
その他
取組みを行っていない
1 00 %
1.1
3.1
44
15.環境保護と経済成長を比較した場合の重要度、環境に対する取り組み方について
重要だと思うもの
・環境保護と経済成長を比較した場合どちらが重要だと思うか尋ねたところ、「やや環境保護が重
要である」(42.4%)が最も高い割合となり、「環境保護が重要である」(34.2%)と合わせると、
全体の約 80%が経済成長よりも環境保護が重要としている。
・生活者、企業、行政のうちどこが主導的に環境に対する取り組みを行うべきかという問いについ
ては、「生活者、企業、行政それぞれが役割を果たしながら取り組んでいくことが重要」(74.7%)
との回答が、全体の約3/4を占め圧倒的に多くなっている。
【図表 15-1】環境保護と経済成長を比較した場合の重要度(SA)
件数
435
%
34.2%
やや環境保護が重要である
539
42.4%
やや経済成長が重要である
235
18.5%
経済成長が重要である
<サンプル数(%ベース)>
62
1271
4.9%
100.0
環境保護が重要である
やや経済
成長が重
要である
18.5%
経済成長
が重要で
ある
4.9%
環境保護
が重要で
ある
34.2%
やや環境
保護が重
要である
42.4%
【図表 15-2】環境に対する取り組み方について重要だと思うもの(SA)
件数
114
%
9.0%
企業が中心となって取り組んでいくことが重要
114
9.0%
行政が中心となって取り組んでいくことが重要
93
7.3%
950
1271
74.7%
100.0
生活者が中心となって取り組んでいくことが重要
生活者、企業、行政それぞれが役割を果たしながら
取り組んでいくことが重要
<サンプル数(%ベース)>
45
生活者、企
業、行政そ
れぞれが
役割を果
たしなが
ら
取り組ん
でいくこ
とが重要
生活者が
中心と
なって取
り組んで
いくこと
が重要
9.0%
企業が中
心となっ
て取り組
んでいく
ことが重
要
9.0%
行政が中
心となっ
て取り組
んでいく
ことが重
要
7.3%
16.国や自治体が主催・後援する環境・リサイクル関係のイベントやセミナーへの参加経験
・国や自治体が主催・後援する環境・リサイクル関係のイベントやセミナーへの参加経験について
は、「参加したことがない」(92.1%)との回答したが大半を占める。参加したことがあると回答し
ている人に、参加回数を尋ねたところ、「1∼3回」(70.0%)が最も多い割合となっている。
【図表 16-1】国や自治体が主催・後援する環境・リサイクル関係のイベントやセミナーへの参加経験(SA)
参加したことがある
件数
100
%
7.9%
参加したことがない
1171
92.1%
<サンプル数(%ベース)>
1271
参加したこ
とがある
7.9%
100.0
参加したこ
とがない
92.1%
【図表 16-1】環境・リサイクル関係のイベントやセミナーの参加回数(SA)
1∼3回
4∼6回
7∼10回
11回以上
<サンプル数(%ベース)>
件数
70
10
16
4
100
%
70.0%
10.0%
16.0%
4.0%
100.0
7∼10回
16.0%
11回以上
4.0%
4∼6回
10.0%
1∼3回
70.0%
46
Ⅲ.第1回調査結果(2.ステークホルダーミーテイング編)
47
1.参加者プロフィール
◆司
会◆
環境ジャーナリスト 1名
◆事業者◆
一般企業で環境対応関連部門に所属:計4名
【内訳】
・電機メーカー:1名
・食品メーカー:1名
・鉄鋼メーカー:1名
・印刷会社
:1名
◆環境NPO◆
環境系NPO法人に所属:計2名
◆一般生活者◆
性 別
年 齢
居 住 地
職 業
家族構成
性 別
年 齢
居 住 地
職 業
家族構成
1
女 性
50代
所沢市
専業主婦
既 婚
2
女 性
40代
新宿区
兼業主婦
既 婚
3
女 性
40代
千葉市
兼業主婦
既 婚
4
女 性
30代
茅ヶ崎市
専業主婦
既 婚
配偶者と子供と同居
配偶者と子供と同居
配偶者と子供と同居
配偶者とふたり暮らし
5
女 性
30代
袖ヶ浦市
会社員
未 婚
6
女 性
20代
さいたま市
団体職員
未 婚
7
男 性
30代
新宿区
自営業
既 婚
8
男 性
20代
足立区
自営業
未 婚
ひとり暮らし
ひとり暮らし
配偶者とふたり暮らし
ひとり暮らし
48
2.環境全般に関する意識・実態について
・個人の居住環境を取り巻く、より身近な問題が、各々の環境問題として認識されている。
・居住地域のごみの出し方については、大まかに認知されてはいるものの、居住形態や自治会参加の
状況等により充分な情報提供が行われていないこともあり、その詳細までは掴みきれていない。
・分別の仕方で、特に認知されていないものとしては、ペットボトルが多く、処理方法が不明な部分
については、各人の想像で行われているのが現状である。
【発言抜粋
2−1】
一
般
生
活
者
事業者/環境NPO
関心のある
環境問題
・海洋汚染や浄水炉の水質に関して興味を持って
・理事会の仕事をしているが、自転車置き場を拡
いる。
張するために立ち木を切ってしまおうという人、
・自然・・緑が失われていくこと
切らないでという人とのせめぎ合いがあり、環境
というと、「木」になる。
(事業者が一般生活者として回答)
用語︵
の意味について
わかる:全員
わからなかった:全員
・日本語で並べてもらえば分かりやすい
゙
ク
ン
ィ
テ
ー
ミ
ー
゙
タ
ル
ホ
ク
ー
テ
ス
︶
居住地域のごみの分別排出についての認知状況
わからない:2名
わからない:2名
・意識して分類している。だが、新聞や再生可能
・それぞれの行政の中で、例えば粗大ごみは誰に
なものはまとめて自治会が回収しているようだ
連絡してどういう風にお金を払うのかという、細
が、うちのアパートは入っていない(のでわから
かい制度は分からない(事業者が一般生活者とし
ない)
て回答)
・自分でこうかなと思うようにして出している。
・古紙回収の仕方が分からない
それが正しいかと言われると自信がない。
(事業者が一般生活者として回答)
・燃えるか燃えないかは何となく分かるが、ちょ
っとしたプラスチックのかけらは、この位燃える
のじゃないかとか。
・ペットボトルにしてもラベルを剥がして出すの
か、そういうことの自信がない。
・ペットボトルのキャップと本体は別なのか分か
らない。
49
2.環境全般に関する意識・実態について
・分別排出の実施状況について、一般生活者は、認知状況と同様、細かな部分まで行っている人は少
ない。事業者は、その分類の数に幅はあるものの、各企業共、ルール通りに実行されている模様。
・自治体から配られる「ごみカレンダー」は、ごみ出しの際の参考として、常時利用されている。
・分別排出について、一般生活者は、環境に対する思いからというよりは、既に日々の習慣となって
いる。
【発言抜粋
2−2】
一
般
生
活
者
事業者/環境NPO
居住地域のごみの分別排出
についての実施状況
・燃えるごみ、燃えないごみという分別、アルミ
・うちはマンションで、マンションの分別場所は
缶回収、スチール缶、空き缶を分け、ビン類を分
きっちりコーナーが出来ており、そこには分けて
ける。自治体が古紙回収、別にまたアルミ缶も回
持っていくが、その先はマンションの方がやって
収している。今現在、ペットボトルや発泡スチロ
くださるので、例えばペットボトルのラベルを剥
ールを別にした方がいいのではないかと思って
がすなど細かい分別排出はやっていない。(環境
いるが、燃えないごみとして一括になっている。
NPOが一般生活者として回答)
・6∼7 分別くらいはしている。ペットボトル、
缶、紙、プラスチック、後は企業内の分け方で。
・5 分別だと思う。紙、プラスチック、ペット、
缶、不燃。
・全部で 16 分別している。それぞれ業者に持っ
ていき、きちんとリサイクルしている。
ペットボトル分別収集に
関する情報収集ルート
・市役所から配られるチラシで。年に 1 度更新さ
れる。
・同じ。新聞の折り込みに 3 月か 4 月の年度変わ
りのときに入ってくる。そのときにその地域が、
何曜日に何を収集というのが印刷されてきて、そ
れを家に貼っておく。
(行政が出すごみカレンダーを貼っておく :1
名を除き参加者全員)
分別排出に
対する意識
・割と習慣で。
・強いて言えば習慣。自宅の場合は。
(事業者が一般生活者として回答)
50
2.環境全般に関する意識・実態について
・リサイクル製品については、特にトイレットペーパーや文房具類において、エコマークや「R」マ
ーク等を購入時の判断基準としながら、積極的に選ばれている。一方で、最終的には値段やデザイ
ンを優先するという声もあり、リサイクル製品であるということが絶対的な選定基準、というとこ
ろまではいっていない状況である。
・事業者のリサイクル製品への対応は、分別排出同様、一般生活者をリードしている状況である。
【発言抜粋
2−3】
一
般
生
活
者
事
業
者
環
境
N
P
O
ごみのリサイクル
用途に関する認知
状況
リサイクル製品の購入・使用状況
知っている:1名
知っている:1名
買っている:2名
・会社では完璧。紙もリサイクル
買っている:1名
・トイレットペーパーやプラスチ
だし、ユニフォーム、OA の消耗品
・文具や紙はほとんど必ず再生の
ックのペン立てのようなケース
もそう。
ものを買う。(一般生活者として
を。
・トナーのリサイクルカートリッジや、PCの本
回答)
・トイレットペーパーや、コンピ
体に再生プラスチックを使っている。一
トイレットペーパー使用:1名
ューター機器の古いものを、一度
度廃棄使用処分になったハードディス
文房具使用:1名
ばらして部品を再利用している。
クをリユースすることもやっている。
トイレットペーパー使用:7名
トイレットペーパー使用:1名
文房具使用:6名
文房具使用:1名
知っている:1名
・生協に加入しているので、生協
の方でそういった情報がくる。
購入時チェック
しているリサイクル
マークについて
・エコマーク
・再生紙を使ってあるという表示
・紙類(コピー、プリンター用紙)
があるので、必ずエコマーク商品
は 100%リサイクル品で、
「R」や
を買うようにしている。
エコマークを見て買う。
リサイクル製品の選定に
際して
・たまたまそれが再生品だったら
・5 年ほど前と比べると再生品は
更に良いという感じで、どちらか
一般と差がなくなっているし、デ
というとデザインが気に入った方
ザインも素敵になっており、再生
を買ってしまう。
品であることが、一つのデザイン
・値段的には再生紙とそうでない
として売れている部分もある。
ものが同じ値段のときがあり、そ
ういうときに浮気をしてしまう。
51
3.「3R」について
・「3R」について、一部関心の高い人たちの間で認知されているものの、全体としての浸透度はま
だまだ低い。認知ルートとしては、ホームページや環境に関する書籍など。
・事業者については、導入時期に差があるものの、一般生活者に先んじて、この考え方を取り入れて
いるが、関連職務について初めて知ったというコメントも見られるように、環境に直接関係の無い
社員にとっては、その認識はまだ薄いというのが現状である。
【発言抜粋 3−1】
一
般
生
活
者
事
業
者
環
境
N
P
O
﹁3R﹂
認知状況
﹁3R﹂認知ルート
知っている:3名
知っている:全員
知っている:全員
・区の HP で知った。リサイクル環
・どっちかというと、NGO、NPO の
・私は以前、仕事で、環境につい
境推進委員会というページに載っ
方から聞いたのが最初だった。
て取り組んだことがあった。
ている。新宿区は「3R」につい
・ゼロエミッションに遅ればせな
・かなり前に自分が環境に対して
て率先して動いている。
がら取り組もうという話になり、
興味を持ったときに。「3R」とし
・はっきりとこれで知りましたと
初めて社内役員会でこの「3R」
てこういう活動をしているという
いう記憶はないが、新聞か、テレ
の話が出た。私はたまたま担当だ
ことは、当時は知らなかったが、
ビ番組か環境に関する本の中で知
ったので前から知っていたが、社
自分の中では単品で言葉は知って
った。
内では初めて話題になった。
いた。
・2年位前に、リサイクルグルー
プにいたが、そのときに。
・私は仕事柄知っているが、もし
環境部に在籍していなかったら、
知らなかったと思う。
52
3.「3R」の認知・取り組みについて
・今後、生活者の3R活動を促進していくためには、その方法や意義について、簡単に、分かり易く、
且つ具体的に呈示していくことが重要であるということについて、三者間での共通認識となってい
る。
【発言抜粋
3−2】
一
般
生
活
者
事業者/環境NPO
﹁3R﹂考え方
の認知状況
﹁3R﹂の活動を意識しての今後の取り組みについて
知っている:全員
知っている:全員
・分類する数が増えてきて、地域ごとに決まりが
・「3R」の目的が分からないというのは全くそ
違っているので、中には引っ越しや転勤等で移ら
の通りで、何が、環境負荷が一番低いのかという
れる方もおり、地域ごとに内容が複雑化している
情報が、一般生活者の方に十分伝わっていないの
中、自発的に調べないとなかなか情報が分からな
ではないかと思う。
いというのがある。
・市民の方に分別をお願いして、分別したものが
・ なぜこれをしなくてはならないのか、こうし
企業につながる間の過程はどうなっているの
たらこうなるよという部分が分からないのに、こ
か・・これは我々にも分からない。我々はきれい
うしなさい・・と言われても。
に分別された単一素材だけが工程の中に入るが、
・「3R」をやっていくことが漠然としていて、
そこまでの過程は、市町村で出されたものが、ど
今は環境がこうで未来はないよ・・という風に曖
なたかの手によってキャップやシュリンクがは
昧で、実はもっと切実なる問題があると思うの
ずされている。そういうことが一般の方に知らさ
で、そこのところを教えて欲しい。
れていない。
・小さい子どもからお年寄りまで分かるように教
・自分が面倒臭くても分別したものが、どういう
えていただきたい。
風に活用されるのかきちんと知らしめる手段が
・リユースとリサイクルは、今ここにあるビール
必要。
だけでも両方あり、リターナブルびんのリユース
もあり、アルミ缶のリサイクルもあり、じゃあど
っちを選べばいいの?となる
53
4.今後の環境活動に関する情報提供に関するあり方、生活者・企業・行政の役割
について
・環境に関する情報の収集手段として、一般生活者からは、『入口として・・・テレビ、新聞、雑誌
等のマス媒体』、『情報の深堀り、或いは確認のための・・・インターネット』という位置付けがな
されている。
・事業者からは、発信手段として、紙媒体と連動しながら、必要に応じたインターネットとの併用が
効率的とされている。
・生活者へ届く情報の質や量に差が出てくる要因として、各自治体の意識・取り組みの温度差や、受
信者である生活者個人の居住環境等の違いが挙げられ、この両面から考えていく必要があるとの指
摘があった。
【発言抜粋
4−1】
一
般
生
活
者
事
業
者
環
境
N
P
O
環境に関すること全般に
ついての情報収集・発信手段
・どんなことについても情報を得
・インターネット (一般生活者と
・市町村がごみに関して払ってい
る、今一番のものはテレビだと思
して)
る費用をなるべく抑えようとして
う。
・紙は、情報量がすごく多くなっ
いる自治体だったら、情報発信は
・テレビなり新聞なり雑誌なり、
てしまうので、カタログで通知す
多いと思う。
パッと目に付く何かがないと、動
るまでの紙資源の無駄もあり、興
・情報収集については、住んでい
かないと思う。
味がある方にインターネットでご
る市によって全然違うし、独身の
・安くて主婦がパラパラ見る雑誌
覧下さいという紹介の仕方をして
方、単身の方は町会等の自治会へ
の中に、見開きで出ていれば見る
いる。
の参加有無によって、大きな差が
あると思う。
と思う。
・無料で配られる情報誌
・有名な配布数の規模の大きいメ
ールマガジン。
環境に関することのインターネット検索について
利用したことがある:3名
利用したことがある:全員
利用したことがある:全員
・インターネットで調べるとたく
・今、情報は溢れていて、この場
さん出てきて、手間がかかると思
で環境の話をしていると、それを
うので、テレビ等の簡単なメディ
どう伝えようかと皆一生懸命にな
アでバーンと知らせ、じゃあ何な
り更に大きくなるが、この情報は
のだろうと深く調べるときには、
決して少ないと思っていない。
サイトはいいと思う。
・50 代から上のインターネットを
使わない世代にいかにアピールす
るかも大事だと思う。
・分別の仕方が変わり、細かいも
のが市から来て、覚えたと思って
捨ててしまったが、実際に自分で
細かく分けるときに迷ってしま
い、もう一度調べた。
54
4.今後の環境活動に関する情報提供に関するあり方、生活者・企業・行政の役割
について
・「3R」推進のために、一般生活者からは、取り組まざるを得ない状況を企業主導で作り出してい
くことが望まれている。
・三者共、それぞれの役割を認識しつつ、一体となって取り組んでいくことの重要性について、一定
の認識がされている。またその中で、生活者への認知浸透に向けては、取り組みを通じて何らかの
「楽しさ」を感じさせること、また、それを実現するための仕組みが不可欠であるとされている。
・現状のポスターについては、生活者が取り組むべきことを具体的、且つ簡潔に表現されることが望
まれている。
【発言抜粋 4−2】
一
般
生
活
者
事
業
者
環
境
N
P
O
生活者と企業の役割について
・
「リサイクルのためにボトルなど
・やはり三つ巴じゃないが、どこ
・私たちは、自分達の町を何とか
を洗う」ということについては、
かだけががんばっても上手くいか
していこうという中で、何も考え
みんなが各家庭で洗ったときの排
ないとは思っている。
ていない人たちにどう伝えるかと
水が、水質汚染になるのではない
・適正に分別していただければ、
いうことに重点を置こうとしてい
かと思う。だったら家庭で洗わず
それを素材として活用させていた
る。キーワードは楽しいこと。
に、企業で一括して洗い、汚れた
だくという手段は、変な話いくら
・ここにいる環境に興味のある方
水を浄化して流してくれる方がい
でもあり、それらを受け入れる体
だけでなく、全体的に今までして
いのではないかと私は思う。
制作りは日々やっている。そうい
いなかった、家庭でできる何かに
・もっと企業に、私たちがリユー
う観点からも、こういう形で適正
ついて、PR なりきっかけがされる
スしやすいように、環境に興味の
に処理ができますという情報発信
といい。
ない人でもそれを選ばざるを得な
は企業側としての役割だと思う。
・生活する側からしたら、楽しい
いようなもの作りをしていただけ
我々が関係しているのは缶詰しか
ことだったらどんどん盛り上がっ
ればもっと私たちも取り組みやす
ないが、それが一体どのように使
ていくだろうと思うし、楽しい仕
いし、もっとできるのではないか
われ、どのように廃棄されるのか
掛けを作っていくような役割・仕
と思う。
ということに、我々企業がどこま
組みが必要だと思う。やはり役割
・今まで習慣的にやってきたこと
で役割としてできるかというのは
があり、それが上手くいくと変わ
を年配の男性に変えていただくと
難しい。
るかなと思う。国の役割、地方自
いうことは大変だが、そういう
治体の役割、生活をする側の役割、
個々の意識が大事だと思う。
当然企業の役割もある。もっと細
かく分けていけば、町会、学校、
本当に細かい役割がある。
﹁経済産業省が発信す
る情報︵ポスター︶﹂ に
ついて
・何をするのという単純な問いに
もっと答えてあると良いと思う。
一言具体的に書いて欲しい。
55
56
Ⅲ.第1回調査結果(3.店頭ヒアリング編)
57
1.対象者属性
【図表 1-1】性別
男性
女性
不明
<サンプル数(%ベース)>
件数
69
227
6
302
%
22.8%
75.2%
2.0%
100.0
不明
2.0%
男性
22.8%
女性
75.2%
【図表 1-2】年代
10代
20代
30代
40代
50代
60代以上
不明
<サンプル数(%ベース)>
件数
5
43
60
49
55
84
6
302
%
1.7%
14.2%
19.9%
16.2%
18.2%
27.8%
2.0%
100.0
不明 10代
2.0% 1.7%
20代
14.2%
60代以上
27.8%
30代
19.9%
50代
18.2%
40代
16.2%
【図表 1-3】職業
会社員
自営業
主婦
パート・アルバイト
学生
無職
その他
不明
<サンプル数(%ベース)>
件数
54
8
170
17
14
28
5
6
302
%
17.9%
2.6%
56.3%
5.6%
4.6%
9.3%
1.7%
2.0%
100.0
無職
学生 9.3%
4.6%
その他
1.7%
不明
2.0%
会社員
17.9%
自営業
2.6%
パート・ア
ルバイト
5.6%
主婦
56.3%
58
【図表 1-4】家族構成
1人
2人
3人
4人
5人
6人
7人以上
不明
<サンプル数(%ベース)>
件数
30
94
58
76
20
10
3
11
302
%
9.9%
31.1%
19.2%
25.2%
6.6%
3.3%
1.0%
3.6%
100.0
6人
3.3%
7人以上 不明
1.0%
3.6%
1人
9.9%
5人
6.6%
2人
31.1%
4人
25.2%
3人
19.2%
【図表 1-5】スーパーに買い物に行く頻度(週単位)
1回以下
2回
3回
4回
5回
6回
7回以上
不明
<サンプル数(%ベース)>
件数
45
64
50
24
39
6
69
5
302
%
14.9%
21.2%
16.6%
7.9%
12.9%
2.0%
22.8%
1.7%
100.0
不明
1.7%
7回以上
22.8%
1回以下
14.9%
6回
2.0%
2回
21.2%
5回
12.9%
4回
7.9%
3回
16.6%
【図表 1-6】利用店舗
東陽町店
巣鴨店
大泉店
荻窪店
三軒茶屋店
大森店
<サンプル数(%ベース)>
件数
52
50
50
50
50
50
302
%
17.2%
16.6%
16.6%
16.6%
16.6%
16.6%
100.0
大森店
16.6%
巣鴨店
16.6%
三軒茶屋
店
16.6%
荻窪店
16.6%
59
東陽町店
17.2%
大泉店
16.6%
2.「3R」の認知状況
・3R認知状況については、「知らない」(87.1%)が大半を占めている状況である。
・
『リデュース』、『リユース』、『リサイクル』それぞれの認知状況は、
『リサイクル』について「知っ
ていて意味もわかる」(80.1%)の割合が『リデュース』(9.6%)、『リユース』(17.2%)に比べて圧
倒的に多い割合となっている。「知っているが、全部の意味はわからない」も含めると、『リサイク
ル』は約 90%に知られているという結果となっており、身近な用語として定着しているものと思わ
れる。一方で『リデュース』、『リユース』については、「知らない」の割合がそれぞれ 60%を超え、
非常に低い認知率となっている。
【図表 2-1】「3R」の認知状況(SA)
知っている
聞いたことがあるが意味はわからない
知らない
不明
<サンプル数(%ベース)>
件数
14
20
263
5
302
%
4.6%
6.6%
87.1%
1.7%
100.0
不明
1.7%
知ってい
る
4.6%
聞いたこと
があるが
意味はわ
からない
6.6%
知らない
87.1%
【図表 2-2】「リデュース」、「リユース」、「リサイクル」認知状況(SA)
302人
0%
リデュース
リユース
20%
9.6
6.6
17.2
40%
60%
5.6
80%
100%
77.5
9.3
6.0
リサイクル
0.7
66.6
80.1
1.0
12.3
0.7
6.3
知っていて意味もわかる
知っているが、全部の意味はわからない
聞いたことがあるが、意味はわからない
知らない
不明
60
0.7
3.マイバッグ持参状況、スーパーの店頭回収協力状況、商品の選択に対する環境やリサ
イクルの影響度
・マイバッグ持参状況については、「持ってきていない」(56.3%)の割合が「持ってきている」(43.7%)
をやや上回っている状況である。
・スーパーの店頭回収に対する協力状況は、約 70%が「協力している」としており、マイバッグの持
参と比較すると習慣として浸透しているものと思われる。
・環境やリサイクルへの配慮を基準に商品を選択することがあるか、との質問に対しては、全体の半
数を占める「ない」の割合が最も多くなっており、「いつも」と回答している割合も 11.6%に留ま
っている。
【図表 3-1】マイバッグ持参状況(SA)
持ってきている
持ってきていない
不明
<サンプル数(%ベース)>
件数
132
170
0
302
%
43.7%
56.3%
0.0%
100.0
不明
0.0%
持ってき
ている
43.7%
持ってき
ていない
56.3%
【図表 3-2】スーパーの店頭回収協力状況(SA)
協力している
協力していない
不明
<サンプル数(%ベース)>
件数
202
97
3
302
%
66.9%
32.1%
1.0%
100.0
不明
1.0%
協力して
いない
32.1%
協力して
いる
66.9%
【図表 3-3】商品の選択に対する環境やリサイクルの影響度(SA)
いつも
時々
商品の選択に迷った時参考にする
ない
不明
<サンプル数(%ベース)>
件数
35
85
16
151
15
302
%
11.6%
28.1%
5.3%
50.0%
5.0%
100.0
不明
5.0%
いつも
11.6%
時々
28.1%
ない
50.0%
商品の選
択に迷っ
た時参考
にする
5.3%
61
4.環境やリサイクルに関して日頃行っていること、環境マークの認知状況
・環境やリサイクルに関して日頃行っていることについて尋ねたところ、「いつもしている」の割合
でみると、『住んでいる地域のルールに従ってごみを分別している』(97.4%)、『中身が詰め替え
られる製品を購入している』(76.2%)での割合が高かった。一方で『リターナブル容器を利用して
いる』(22.2%)の割合が低く、リユースへの取り組みの普及が遅れているものと思われる。
・環境マークの認知状況について、プラスチックマーク、紙マーク、ペットボトルマークは「知って
いる」の割合がそれぞれ約 70%であるのに対して、再生紙使用マーク、再生ペット樹脂リサイクル
推進マーク、牛乳パック再利用品マークでの割合が 20%以下と、低い認知率となっている。特に再
生ペット樹脂リサイクル推進マークは「知らない」の割合が 80%を超えており、ほとんど認知され
ていない状況である。
【図表 4-1】環境やリサイクルに関して日頃行っていること(SA)
302 人
0%
20%
40%
住んでいる地域のルールに
従ってごみを分別している
不要になったものは
フリーマーケットに
出したり他人に譲ったり
している
いつもしている
100%
2.30 0.3
45.0
38.4
9.6 7.0 0
3.6
中身が詰め替えられる
製品を購入している
リターナブル容器を
利用している
80%
97.4
ごみを減らすために
不要な容器や
包装は断っている
リサイクル製品を
購入している
60%
76.2
34.1
16.9
40.4
0
3.3
8.6 0
16.9
1.3
22.2
25.5
35.1
時々している
24.2
33.1
あまりしていない
62
26.8
12.6
18.5
全くしていない
0.7
不明
【図表 4-2】環境マークの認知状況(SA)
302人
0%
20%
プラスチック
マーク
60%
61.3
18.9
8.6
牛乳パック
再利用品マーク
17.9
知っている
10.6
15.9
9.3
17.5
73.2
再生紙使用
マーク
100%
14.9
69.2
ペットボトル
マーク
80%
17.9
71.5
紙マーク
再生ペット樹脂
リサイクル推進
マーク
40%
19.9
11.3
80.1
57.6
知らない
24.5
不明
プラスチックマーク
紙マーク
ペットボトルマーク
再生紙使用マーク
再生ペット樹脂
リサイクル推進マーク
牛乳パック
再利用品マーク
63
5.環境やリサイクル・ごみ問題に関する情報入手経路、効果的だと思う行政機関の情報
提供媒体
・環境やリサイクル・ごみ問題に関する情報入手経路としては、「TV」(61.6%)の最も割合が多く、
次いで「新聞」(41.1%)、「自治体広報誌」(31.8%)の順となっている。
・効果的だと思う行政機関の情報提供媒体について尋ねたところ、「TV」(73.8%)と回答する割合
が全体の 70%を超え圧倒的に多く、次いで「新聞」(32.5%)、「ポスター」(16.6%)の順となって
いる。環境やリサイクル・ごみ問題に関する情報入手経路のみならず、行政機関の媒体としても「T
V」が最も効果的とされている。
【図表 5-1】環境やリサイクル・ごみ問題に関する情報入手(MA)
302 人
0
10
20
30
40
50
60
TV
70
80 %
70
80 %
61.6
新聞
41.1
自治体広報誌
31.8
ポスター
23.5
回覧板
22.8
雑誌
14.6
インターネット
7.9
パンフレット
6.0
その他
6.3
不明
1.7
【図表 5-2】効果的だと思う行政機関の情報提供媒体(MA)
302 人
0
10
20
30
40
TV
60
73.8
新聞
32.5
自治体広報誌
16.6
ポスター
10.6
回覧板
9.9
雑誌
7.9
インターネット
7.6
パンフレット
4.6
その他
4.0
不明
50
8.9
64
6.自治体が現在収集している以外の資源ごみの分別収集協力意識、自治体で収集して
くれると便利だと思う資源ごみ
・自治体が現在収集している以外の資源ごみの分別収集に対する協力意識については、ほぼ全員が「協
力する」と回答しており、ごみの分別収集全般に対する意識は高いと思われる。
・自治体が収集してくれると便利だと思う資源ごみについては、割合の高いものから「ペットボトル」
(60.3%)、「新聞」(35.1%)、「缶」(34.4%)、「段ボール」(30.5%)の順となっており、特に、ペ
ットボトルに対する要望が圧倒的に高くなっている。
【図表 6-1】自治体が現在収集している以外の資源ごみの分別収集協力意識(SA)
協力する
協力しない
不明
<サンプル数(%ベース)>
件数
299
2
1
302
%
99.0%
0.7%
0.3%
100.0
協力しな
い
0.7%
不明
0.3%
協力する
99.0%
【図表 6-2】自治体で収集してくれると便利だと思う資源ごみ(MA)
302 人
0
10
20
30
40
新聞
35.1
缶
34.4
30.5
段ボール
4.6
19.2
特になし
不明
60
60.3
ペットボトル
その他
50
3.6
65
70 %
66
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