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交通社会実験はまちづく りの切り札になるか ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ƒ

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交通社会実験はまちづく りの切り札になるか ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ƒ
道路榊臟セミナー
2 005
D ゑ れわ“
エ ッ セイ
交 通 社 会 実 験 はま ち づ く り の 切 り 札 に な る か ……………………… 高 橋 洋 二
電
賤築メ照柳達対策について き
踏切 対 策 のス ピ ー ドア ッ プ ……………………………………………… 道路局路政課
4
整
京
東京都の踏切対策基本方針について………………………… 開 襞陸 霰 通 霊 讓
9
ごついて …… 雜 府
大阪府み
こおける立体交差事業等踏切道の抜本対策“
道蕗 塾 5
浜市道路
横浜市こおける連続立体交差等踏切道の改良について ・……….・獲 間 撰 器
東 / 中 / 西日本高速道路株式会社における
料金割引の実施状況について ……… 栗 原 靖 幸
a9
- 1 2 月 よ り 新た なマイ レージ キ ャ ン ペー ンを実施 一
本
日本の大動脈をつくり、まもる …………………… 痿 翳 衰襖 雙 宴 4□
国
本州四国連絡高速道路㈱の概要と新たな取組み………… 離 四
道 籍協 44
訴訟事例紹介
国道下斜面が国家賠償法二条一項にいう
公の営造物 (公営造物 ) に該当するか争われた事例 ……… 岡 崎 之 彦
48
一国道135号線下斜面崩壊損害賠償請求事件一
連載
道 と 思 想 (その 3 ) … … …… … … … … … …… … … … … … … … 三 木 克 彦
大震災
ミ
脳≧新潟県中越
凝議
応援ありがとう ございました
広
(新潟県)
・・・・… ・ 東
海 林
晃
53
57
まちみち
こぎ か の街道づくりを目指した
もてなしとる
……… 最 溌 繃
漉簾ソ癰衾鸚顯
交通実験調査 くらしのみちゾーン社会実験
時 e時 e時
6 1
‐… … … … … … …‐… …‐…… ・ 6 8
‐… … ・‐
‐… … … … … ・‐… … … …‐・
・ … … … … …‐
…‐… ‐
◇◇◇◇◇①
交 通量 が多 い幹線道 路 など に存在 す る踏切 では
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道路局路政課
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●◎●●総 総
倦
特簾/踏切遭対策について ④④◎◆◆◎◆◆◆◎◎◆◆◎◆◆◆◎◆◆◆
約 九 六 %が、東京 、大阪等 の三大 都市 圏 に集 中 し
ボ ト ルネ ック踏 切」 は約 一、 一
図 3)。 「
て いる (
囃 切 輔鴬 ◎スピ ード ア ップ
圃 踏切対策の背景 ・課題
〇 O ヵ所 あ り 、 「開 かず の踏 切」 と 同様 、多 く は
図 4)。
三大 都市 圏 に集 中 し て いる (
我 が国 の踏 切道数 は 、立体 化 や統 廃 合 により着
実 に減少 し てき て いるも の の、 現在 、全 国 に約 三
※
ピ ーク 一時 間当 たり の遮 断時 間 が 四 〇
・
・
ボト ルネ ック踏 切・
分以 上 の踏 切 、ま た は、踏 切交 通遮断量 (一日交 通 量 ×
図 1)。 海 外 の
万 六、 0 0 0 ヵ所存 在 し て いる (
先 進都市 と 比 べてみ ると 我 が国 の踏 切数 は著 しく
踏 切 が存 在 す るが、 同 じ よう な範 囲 で比 べると 、
交 通 の縊路と な って いる。
渋滞 が慢性化 し ており 、
踏切遮断時 間)が五万台時/ 日以 上 の踏切)
ロンド ンやパリ では 三 〇 ヵ所以 下 であ り 、踏切密
開かず の踏 切」 の中 には、ピ ー ク時 に六 〇
特に 「
多 く 、例え ば 、東京 三三区 には約 七 〇 〇 ヵ所も の
度 (一蝋当 たり の踏 切数 ) で比較 し てみると、東
分 近くも 閉ま り、渋滞長 が 五 〇 0 mを超え る箇 所
図 5)。
も あ り 、交 通 の大き な支 障と な って いる (
京 は パリ の約 六 〇倍 、 ロンド ンの約 八 〇倍 にも の
ぼる (
図 2)。
図
推計 値) が損失 さ れ て いる (
五、 0 00億円 (
全 国 の踏 切 におけ る踏 切待ち によ って年 間約 一兆
開 かず の踏 切」
時 間 に四 〇分 以 上 にな る いわ ゆる 「
6 )0
ま た 、踏 切 の中 でも 、踏 切遮断 時 間 がピ ー ク 一
は全 国 に約 六 〇〇 ヵ所存在 し て いるが、 こ のうち
メ少
資料 # 踏切対策基本方針J 東京都 (Hl6.6) など
踏切数 面積 面積当り
(箇所) (km 2 ) 踏切数
都市名
比較範囲
699
621
l00
(*)
行政界
にニコ 踏切数の比廠範囲
パリ
14
762
16
(*)
ミリ市と周辺 3 県
ロ ン ドン
19
1. 280
1.3
(* )
大ロンドン地域 (ロン
ドンの 33 区) のうち
外縁部を除いた区域
東京 23 区
-
愈地下斂、 酪而鏡距等を除く
踏切が存在する理癇
市隣地
泉 23 区における面積当り踏切数
g . 13 箇所 /km 2 ) を 100 と した値
海外との比較
図2
その他 10 %
三大
都市圏
45 %
その他 2 %
全国の
全国の
ボトルネック踏切
開かずの踏切
1 ,15 6 ヵ所
611ヵ所
H 16国土交通省調べ
図4
大都市に集中する 「ボト
ルネック踏切」
鎌選者 (踏切名)
(伊勢曲線-損号)
斡04
埼玉県籔曰郡碕
(樹神丼公園第5号)
2004
葉京都練馬区
聽切遭断時岡
H 16国土交通省調べ
図3
大都市に集中する 「開か
開か
ずの踏切」
圏大渋潴蠅
蛔助瀦就棚
310 m
名嵌名書鰹本線
(茶所1号)
1999
岐阜県蛭阜市
随祢電鉄本繰
兵庫県西宮市
図5
510 m
30D m
遮断時間や渋滞長の長い踏切の例
資料 :各自治体乙
とょる踏切交通量調査結果ょり作成
道行セ
2005 .12
年
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16年度内訳
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図 7, 9)。
名 )発 生 した (
、
ま た、踏 切事 故 は 一度発 生す ると 重 大事 故 に
、平 成 一
なり やす く 、 そ の影響 も 大き い。 例え ば
四年に名古屋鉄道名古屋本線で起きた踏切事故で
は 、復 旧ま でに二 〇時 間を 要 し、 そ0万人 に影 響
写真 ー)。
を 与え た (
。
踏 切問題 は、国 民 の安 全な暮 らしを確保 す る上
で、解 決 が急務と され る社会 問題 の 一つ で あ る
三 従業の問題点
速 効 対策」 と
国土交 通省 では、歩道 拡幅等 の 「
踏切事故における死傷者件数の推移 (全国)
図8
運転事故 ・踏切事故件数の推移 (全国)
図7
ま た、踏 切を待 つ際 の自動車等 のアイ ド リ ング
が引 き起 こす ⑩排 出だけ でも 、年 間約 七 四万 t
⑲が排 出さ れ て いる。 こ の ⑲排出量 を樹林 による
⑲吸収 で削減 す るた め には、山手線 内 側 の面積 の
約 一〇倍 の植林 が必要 と な る。
踏切 におけ る事故 は、総合 的 な踏 切事故 防 止対
、減少 し て
立体 交差 化 、構造改良等 ) により
策 (
いるが、平成 一七年 三月 一五 日 に、東 武伊勢 崎線
開 かず の踏 切」 にお いて、 四名
竹 ノ塚 駅付 近 の 「
、平成
の死傷者 を 出 した悲惨 な事 故 が発 生す る等
死者 一四四
一六年 度 には踏 切事 故 が、 四 一0件 (
H 16国土交通省調べ
原因別踏切事故件数
図9
踏切遮断による損失額
図6
連続立体交差事業等 の 「
抜本対策」 の両輪 で総合
的 な踏 切対策 を推進 し てき たと こ ろ であ る。 しか
し、関係者 間 の意 識 の温度差 により 調整 が長期化
す る場合 があ った。ま た、踏 切対策 と し ては効 果
の高 い連 続 立体 交 差事 業 は、平均事業 費 が約 五 〇
今後 、踏切対策を進 め るた め には 、実行 力 のあ
る枠組 みを確 立 し、立体化 ま でに時 間 のか か る踏
麺
鞠
彎
鷲
備
整
備
設
鱗蛇
鰐
に、 「
抜 本 対策 」 を スピ ード ア ップ す る こと が必
要 であ る。ま た 、歩行 者交 通中心 の 「
開 かず の踏
0 ・椚)。
切」 等 への対策も必 要 であ る (
図1
連続立体壷基事業
切 への 「
速 効 対策」 への取組 みを強化す ると とも
)
等
幅
拡
く
良
改
造
構
そ規
錺凰
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ミ
、
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0億 であり 、事 業 主体 であ る自 治体 の財 政負 担 が
(踏切道の除却)
酵lllll11-ll1lm
、【 鷺既存 踏 切 道 の
\ ミゼ
薄 弱戰
\き\
抜本対策ミ
大き く、 財政上 の制約等 により事 業化 ま で の順番
待 ち が発 生 し て いる。 これま で、連続 立体 交差事
踏切対策イメージ
図=
踏切道対策における抜本対策 ・速効対策
図 10
業 は広 い エリ アに交 通 渋滞等 の影 響 を 及 ぼす幹線
道路 の踏 切 対策 を 優 先 し て取 り 組 ん でき ており 、
(踏切交通の円滑化)
要 した踏切 事故 (H 14.9 名鉄名古屋本線)
歩 行 者 交 通 にも 配 慮 し た 踏 切 対 策 が 不 足 し て い
た。
10万人が影響を受け、 復旧までに20時間を
写真 1
そ し て、連続 立体交 差等 の抜 本対 策 の実施ま で
の緊急 対策 踏 切を把握 ・確 定 す るととも に、地域
図g o
の実 情 にあわ せ て改 善計画を 策定 す る (
や融資 制度 の拡 充等 、歩行者 交 通 の多 い生活 道 路
連立 の導 入
そ のた め、高 さ ・延 長 を抑え た "﹀一
図 倦)
て検 討 し て いる (
切⋮
〃
の踏 切 に対応 した連続 立体交差事業 の拡 充 に つい
る。
国 土交 通省 では特 に緊急 に対策 が必要 な踏 切を
亘 平成 E八年度重点施策
抽 出 し、重点 的 な対策 を実施 し、踏 切対策 のスピ
に時 間を 要す る 「
開かず の踏 切」 と 、歩道 が狭 縊
な踏 切 の約 一、 三 00 力所 に ついては、改 善計 画
・ 軽ー箋 - ! - - 妾 “
袴勤め
‘
“
㈹ 策◎
抜本対策までに時間を要する
ム
“ 開かずの踏切はまず速効対策
議
“
⋮ 鈎)切れ -′ の ⋮離拌樹鱒 二暮
\
ード ア ップを 図る こと を平成 一人年 度 の重点施策
み の強化 を 図り 、予算 を重 点 的 に配 分す
、
速 効 対策」 への取組
に基 づ いて、歩 道 拡幅等 の 「
開 かず
特 に緊 急 に対 策 が 必 要 な 踏 切 と し て、 「
る こと によ って、 五箇年 以 内 に速 効 対策
の 一つと し て い る 。
の踏 切」 約 六 〇 0 ヵ所、前 後 の道路 よりも 歩道 が
を集 中的 に実施 す る。
歩道 が狭 縊 な踏 切」
狭く 、自 動車 や歩 行者 の多 い 「
自 動車交 通 が著 し い踏切」
約 七 〇〇 ヵ所 、そ の他 「
し い踏 切 、歩行 者 交 通 の著 し い踏 切 の約
一・ 四 0 0力所 に ついては 、連 続 立 体 交
歩行者交 通 が著 し い踏 切」約 三
約 五 〇〇 ヵ所と 「
〇〇 ヵ所 の合計 二、 一〇 〇 ヵ所を 抽 出す る。踏 切
、 、 {
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平成18年度重点施策
差 事 業等 の抜 本対 策 の スピ ード ア ップ を
等
※ ボトルネック踏
の改善計画を適切に策定し、効率的な対策を実施
一
一予算の重点配分
推 し進 め 、踏 切 除却 の ペー スを 二倍 にす
一
緊急対策踏切 (約2 ,100ヵ所) を抽出 - " …
. “多畿ミ鴬
一 M 螺 Q 綵洲
す るた め、踏 切交 通実態 の総点検 を 実施 し、個別
濃
酌嫌爛繃拗
一
計︿ 道 体 い
害づ 歩 立 賢
改基
緊急的な踏切対策の流れ
図12
◇◇◇◇◇◇
特集/踏切遭対策について
◎④◎◆◆◆◆◎◎◆◎◎◎◎◆◆◆◎◆◆◆参
票京灘 の麟切輔簾稟蕊方針に ついて
東 京都内 には約 一、 二 〇〇 ヵ所 の踏 切が残 され
付 近 の踏 切 にお いて、踏 切事 故 が発 生 しま し た 。
こう した 中、今年 三月、東 武伊 勢崎線 竹 ノ塚 駅
対策 基本方針」を平成 一六年 六月 に策定 しま した。
画 的 に多 様 な 踏 切 対策 を 進 め て いく た め 、 「
踏切
上 、都市 再生 の推 進を 目的 と し て、重点 的 か つ計
そ こ で、東 京都 では、国際都市と し て の魅 力向
鉄道 と の交差 予定 箇 所 (
重点 交差 予定箇 所 )と し
て、 一九 ヵ所 を抽 出 しま した 。 そし て、 これら の
のう ち 優先 的 に整備 す べき 都市計 画道路 (
※)と
ヵ所を 抽 出しま した。ま た、今後 新 設予定 の道 路
踏 切)と し て、 図 1に示す指 標 に基 づき 、 三九 四
でに重点 的 に対策を検 討 ・実 施す べき 踏切 (
重点
東 京都 内 におけ る踏 切 のう ち 、 二 〇二五年 度ま
東京都都市整備局都市基盤部交通企画課
ており 、交 通渋滞 の発 生 やそ れ に伴う エネ ルギ ー
これ に対 し て、都 では関係 者 と と も に、歩 行 者 、
重点 踏 切 及び重点交 差 予定 箇 所 に ついて、各 々に
⋮ ﹃
踏切対策基本方針﹄⑭
の過 剰 な 消 費 、 ま た 踏 切事 故 発 生 の危 険 性 な ど
自転車 の安全確保を図る緊急対策を四月にとりま
検 討 す る のではなく 、立 地状 況等 により グ ループ
東 京都 では、 これま で連続 立体交 差事 業を はじ
策定にあた って
様 々な 問題 の要因と な って います 。
と め、現在 、実施 に移 し て います 。
本稿 では、踏 切対策 基 本方針 の内容 及び東 武伊
的 な検 討を行う ことと しま した (
図 2)。 さら に、
め各 種 の踏 切対策 を進 め てき て いま す。連続立体
交差事業 は、踏切解 消 やま ち づくり の推進 など の
勢 崎線竹 ノ塚駅付 近 の緊急 踏切対策 に ついて紹介
と しま した。
討対象 区 間」 に分け て、踏 切対策を 推進 す る こと
の検 討対象 区 間」 と 「
鉄道 立体化 以外 の対策 の検
化 した 「
検 討対象 区 間」 を 設定 す る こと で、 一体
面 で非常 に効 果が高 い事 業 です が、多 く の費用と
こ の検討 対象 区間を次 に示すと おり 「
鉄 道立 体化
、「
重点踏切」
「
重点交差予定箇所」の抽出
﹃
踏切対策基本方針﹄④主な内容
しま す。
1
二
時 間を要す る事 業 であ るた め 、計 画的 に取 り組 ん
で いく こと が求 められます 。ま た、踏 切問 題 の早
期 改善 には、連続 立体 交 差事 業 だ け でなく 、様 々
な短期対策を 実施 し て いく必要 があ ります 。
9
2005 .12
道イ
テセ
「 点踏切婉 ゆ視点--下誘翁覇 榔 製 轢学齢を抽出 !
恒重
爾) 道路ネソトワーク飜多成する上で課題となる踏切
iv) 歩行者及び自転車交通量が多い踏切
v) 乗降客数の多い駅の近くにある踏切
以上離れていれば、 区間を分ける。
図
・
・
※ 優先的 に整備す べき都市計画道路平成 ニ ハ年
「
区 部 におけ る都市 計 画道 路 の整 備方 針」 (
鉄道立体化 の検 討 対象
価 に基 づき 、 二 0区 間 の 「
区間」 を位 置づ けま した。
㈱ 鉄道立体化以外の対策 の検討対象区間
に実施 可能 な対策 を 関係者 間 で検 討 し て いく 区 間
道 路 の単 独 立体交差化 や踏 切道 の拡幅 など、 早期
「
鉄道 立体化 以外 の対策 の検 討 対象 区 間」 と は、
の 鉄道立体化の検討対象区間
鉄道 立体化
であ り 、 「
検 討 対象 区 間」 の中 か ら 「
多
第 三次事業 化計 画優先整 備路線」 及び 「
三月 )中 の 「
平成
摩地域 におけ る都市計画道路 の第 二次事業化計画」 (
八年 三月)中 の 「
前期事業化予定路線」
「
鉄 道 立体 化 の検 討 対象 区 間」 と は 、鉄 道 立 体
の検 討 対象 区 間」 を 除 いた 八 三区 間を位 置づけま
化 の可能 性 の検 討を 関係 者 間 で検 討す べき 区 間 で
鉄 道 立体化
以 上 の策 定 の流 れを 図 4に、ま た 「
した。
体 化 以外 の対策 と の比較 や、鉄道沿線 のま ちづ く
鉄道立体化以外 の対策 の
の検討対象区間」及び 「
す 。 具体 的 には、事業 効 果 、事 業 費面 など に つい
て、道路 の単独 立体交 差化 を はじ めと した鉄道 立
り計画や道路整備計画 の内容及び事業実施時期と
褻 ど
戦 け
2
悦
忽
道
微
連続 立体交 差事 業 の事 業 主体 は、 これま で都 道
た 。結 果、平成 一七年 度 には県庁 所在都 市 及び そ
の創 設を 国 に提案 し、制度 の拡充を求 め てきま し
区市町等が事業主体となる連続立体交差事業制度
府 県 ・政令 市 に限定 さ れ て いま した 。 こ のた め 、
制度 の創設
の 区市町等が事業主体となる連続立体交差事業
ます。
す 。 そ のた め の新 たな取組 み に ついて以 下 に述 べ
関係者 間 の連携 を強化 し て いく ことなど が必要 で
各 種対策 に係 る制度 や財 政面 の充実を 図 る こと や
今後 、踏 切 対 策 を 一層推 進 し て いく た め には 、
踏 切対策 の新 たな 取組 み
検討 対象 区間」 を表 ーに示 します 。
潔
れ
れ
鯛
「
下
位
2
の整合 など の課 題 に ついて検 討を行 い、鉄道立体
化 の事 業性 が高 いと 判断さ れ る箇 所 に ついて、事
業化 に向 けた取 組 みを 進 め て いき ま す 。
陣
ひ
本 基本 方針 では、 図 3に示す指 標 によ る総合評
ミ やむ
と先者
置
道優行数及 数 鉄 備 歩 切駅
踏
数
整
切
「鉄道立体化の検討対象区間」
の抽出の基準
図 3
ix) 鉄道利用客数が多い路線上にある踏切
② 既設及び事業中の道路立体箇所で区間を分ける。
以
②
2
ヌ
①
① 遮断時間が長い踏切数
② 自動車交通量が多い踏切数
③ 国道及 び都道等の幹線道路の踏
切数
④ 鉄道と交差する都市計画道路の
整備優先度や交差予定箇所数
⑤ 歩行者及び自転車交通量が多い
踏切数
⑥ 駅及び自転車交通量が多い踏切
数
⑦ 防災都市 づくり推進計画での位
置付け
⑧ 運輸政策審議会答申第 18号での
「重点踏切」 抽出の視点と指標
図1
グループ化の基準
viii)横断長が長いなどの特性を持つ踏切
① 重点踏切同士及び重点交差予定箇所と重点踏切の間隔が l km
今後新設予定の道路
との交差予定箇所
都内の全ての踏切 (約も2oo箇所)
可
「重点踏切」 (約390箇所)
,.・ 年度ま翻重点 ㈱
策を検討すべき踏切
◎ 「重点踏切」 抽出の指標
l
その他の踏切
蕊
護翻讓轢
雜
黙
認
駿辱繊繁讓覆
施 . 検討すべき踏切
道路と鉄道との交差予定箇所
」 を立地状況等によりグループ化し検討対象区間 (103区間) を設定
中・涛 ◎ 「鉄道立体化の検討対象区間」 抽出の指標 :
「鉄道立体化の検討対象区間 (20区間)」 を抽出
「鉄道立体化以外の対策の検討対象区間 (83区間)」 を抽出
位置付け"鱗灘驚き襲豊姦鬘瀦滋 瓣
盤灘灘機期能性を鰯齢馨間
策 蝉・自由通路や歩道橋
についても検討すべき区間
・地下道の設置 ・警報時間制御など
図4
表1
「踏切対策基本方針」 策定の流れ (□]は 「踏切対策基本方針」 で扱う範囲)
「鉄道立体化の検討対象区間」 及び 「鉄道立体化以外の対策の検討対象区間」
●
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2
3
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6- 1
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降嫁名
JR牌武隙
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京王京王轢
京王京王線
京王井の頭線
京急本媒
西武池袋鰊
西武池銭鱒
西は池鍛報
西武新宿媛
西武断宿線
西武新宿線
西武新宿埣
西武断瘤橡
蚊武伊勢蟻蟻
勲餓伊勢鑄浚
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26
27
28
29
路線名
JR敷海道本鰊
JR損類寅線
JR中央線
J R中央線
J R南武線
J R瘤拭績
J R蘭餓総
J R横浜線
J R實機強
JR轡淘雄
J R轡機綵 ・J R八高球 ・西
武拝島執
JR青梅蝋
JR青梅鰤
JR青梅鐵
JR五日市蝋
JR五日市韻
JR五日市線
JR八高撫
JR八高鰍
JR八高線
JR鰍北本綜
JR煎北本掠
JR蠣北本線
JR埼京線
JR山手繰
JR山手強
J R常盤球
J R常磐罐 ・鞭武伊勢的雑
J R常銅貨物線
区榔名
矢′= 立川駅付近
立川 醇中将駅付近
十条駅付近
京成高砂 江戸川駅付近
代田優 八幅山賊付近
八鐘山 仙川訳付近
永福町 高井戸厭付近
品川 北品川駅付近
椎名町 桜台駅付近
大泉学園 保谷駅付近
ひばりヶ丘 京久爾米顔付近
中井 野方駅付近
野方 井裟煕付近
井荻 歳伏見駅付近
由縁 花小金井駅付近
競村山駅付近
鮭ケ溺駅付近
竹ノ塚駅付近
大山駅付近
ときわ台 上板掴駅付近
蜂が丘 等々力駅付近
都立大学 田園掘布駅付近
(自由が丘駅付近 )
駅間
大井町駅構内 川崎
大篤 新川箇
日野 園田駅構内
八王子 高麗
前多塚 府中本町
府中本町 分値河原
分倍河原 谷優駅構内
糯 * 相原
中神駅構内
昭島駅構内
拝鴇駅構内
年浜認樅内 弱封
羽村 小作
周辺 敷嘗郷駅構内
勲敏昭駅構内
勲秋留 秋川駅構内
武憩蝋戸駅犠内 試搬五日市
北八王子 小宮
小宮 拝島
$早島 東福生駅構内
蠅久駅構内
鑿久駅朝内 赤羽
王子 鰍十条
渋谷 節高
自白 触接
碆法 囮端
曰雰里 三河島
北千住駅桜肉
三河島駅構内
30
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32
33
34
36
36
37
38
く
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8 8
8
8・
JR餓京箱
瓣武藤上蝋
JR増京撫
JR越中島費蟻鍛
JR新金貸物漁
小田独小田原線
小田危小田原線
小田急小田原縢
小田急小田原様
小田韻小田原線
京成本隊
京成曲酎娯
京王京王撫
京王京王蛉
京王京王鰔
京王京王蝋
京王京王蟻
癈王井の醗蟻
京王井の頭線
京王井の頭饅
京王弁の願罐
京患空港強
西武池接蝮
西武池鏡鹸
西鎖絶毀総
西武弛緩籤
西武鞆肩線
西武節麿線
西武断窟望
西武国分寺鍾
西武多螂湖曲
西武多臟湖隷
西武多曄湖嬢
西武多難湖蟻
西武拝島惚
西俄樟島媛
西武拝島線
西武拝趨蝮
西武拝島齦
西武多摩川様
寮獸伊勢鱒蟻
騨武亀戸鰈
蒙籔椒上操
嬢武蹴上捜
釀寅東上罐
東武東上鱗
燕毬目線強
嗽急多摩川隷
寮勉多藤川線
熊愈大井町縁
嗽翹大井町線
餓憊池上鰤
椒愈地上蟻
顔触池上総
蔑触池上報
池袋 板搦駅福内
池袋 北池袋駅構内
板機 十条
小名木川駅構内 餓中島
断小岩 金町
鞆宿駅構内 代々木上原
柿生 玉川学園前
鏑 '= 町田
玉川学園前 町田
町田駅搦内
癈切願薊囲 総花茶殴駅構内
蛾又 京成金町駅楓肉
仙川 圈館
餓祓野合 府中
府中 分倍河原
分倍岡原 中河原
中河原 離職桜ヶ丘
渋谷 棒寮
得捜 下北沢
下北沢 氷襁町
葡井戸 井の頭公園
糀谷 大島居
勉毀 樟名町
大泉学園鰍細肉
消臘駅構内
段簿駅構内 所沢
高田馬端 中井駅垣内
旗伏見 困難
花小金井 久米川駅棚内
小川 國分毒
国分寺 ‐撥学園
国分寺 - 総学園
醤簿鱒灘駅構内
薮山駅構内
小川 森山
小川駅撥肉
小川 藏大和市
玉川上水 鼓鰍砂川
試鐡砂川 西武立川
多臟皺構内 ・白糸台駅構内
嬢平櫨厭構内
製舟 小粒丼駅構内
下仮構駅構内
大山 中短構獣濱内
上饑描 難武娘腸駅構内
祓増炭槻内
罠沢 田園鬮布
多癖川 沼部
下丸字 賞藏断田
下神明 籏の台
鞁の台 北千東
大崎広小勝 長原
寓が谷大塚 轉嚴山
久が癩 千舞町
池上 繭田
道行セ
2005 1 2
“
切
踏
踏切
踏切
人 口二 〇万人以 上 の都 市 及び特
れ に準ず る都市 (
別区 ) が追 加 さ れま した。
個 々 の踏 切 で の交 通 処理能 力を向 上 させるため
② 踏切システムの改善による交通処理能力の向上
第
には、列車 連行 本数を確 保 しな がら遮断時 間を短
縮す る こと や踏 切 開放時 間内 に でき るだ け多 く の
に向 け て取 り組 ん で いき ます 。
歩道橋 ・地 下道 の設置など 、踏 切対策 の早期 実 現
写真 1) や自 由 通路 及び
強化 し、踏 切道 の拡幅 (
踏 切基本方 針 に基 づき 、関係者と の連携 を 一層
に設置 し、 具体的 な方策 の検 討を 進 め て いま す。
「
踏 切 対策 推 進 会 議 」 を 、都 の各 建 設事 務所 ごと
地 元自 治体 や鉄道事 業者 など の関係者 で構 成す る
東 京 都 では 、踏 切対 策 を 早 期 に実 現す るた め 、
3 踏切対策推進会議の設置
に向 け て取 り組 ん で いき ま す。
した新 たな制度化 も踏まえ て、踏 切 の 一層 の推 進
す る内 容 の 一部 が反映 さ れ て います 。今後 、 こう
入等を支援す る取組 みがな され ており 、都 が提案
賢 い踏切」 の導
七年 度 から遮 断時 間を短 縮す る 「
に つ い て 提 案 し て いま す 。 国 に お い て は 、 平 成 一
の改 善 を 図 る事業 に ついても 、新 たな制度 の創 設
交 通信号機 と踏 切と の連 動化 など 、踏切 システム
図 5)や踏 切信号 機 の設置 、
ため、警 報時間制御 (
自 動車を 通行 させ るた め の工夫 が必要 です 。 こ の
後 線
備 宿
号踏切)
西
整備前
難ぜ、釀きミ
踏切道の拡幅
写真 1
湖
増
警報時間制御イメージ
図5
警報開始点
警報開始点
速度の遅い列車
改善後
速度の速い列車
改善前
速度の速い列車
踏切
赤山街道
豊 東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近の繋憲踏
切対策の襄葹
1 踏 切事 故 の概 要
鉄道 では、横 断者 の安全確保 のため 、 こ の踏 切 に
踏 切保安 員を 配 置 し、 こ の保安員 が手 動 で遮 断器
を 開閉す る方式 を採 用 し て いま した 。
しかし 、今 回 の事 故 は 、 こ の踏 切保安員 が、他
足立 区 の主 要生活 道路 であ る赤 山街道 (
区道 ) が
発 生 しま した。事 故 現場 は、東 武 鉄道伊 勢崎線 と
の方 がはねら れ、 死傷 す ると いう 痛ま し い事 故 が
号踏 切 にお いて、上り準急 列車 に歩行 者 など 四名
東武鉄道伊勢崎線竹 ノ塚駅南側 の伊勢崎線第三七
崎線 第 三 人号 踏 切 の二 カ所 (
どち らも 手 動 制 御 )
事 故後 、東 武鉄道 は、当 該踏切 及び駅 北側 の伊 勢
と が、事 故 の直接 原因 と な り ま し た 。 こ のた め 、
器 の ロ ックを解除 し、遮 断 器を 開け てしま った こ
車を失 念 し、東武鉄 道 の社内 規定 に違反 し て遮 断
の列車 に気 をと られ 、最接 近 し て いた上り準急 列
交 差 す る踏 切 で (
写 真 2)、 横断 長 が約 三 三 mと
で、踏切保安 員 やガ ード マンを 増配置す るととも
に、踏切遮 断器 の操作 に関す る社内 規定 遵守 の徹
平成 一七年 三月 一五 日 (
火)午後 四時 五 〇分頃 、
長 く 、ピ ー ク 一時 間当 たり の遮 断時 間 は 五九分 に
事故直後の対応
日 に公表 しま した 。
定 し、事 故 から約 一ヵ月後 の平成 一七年 四月 二 二
結 果 、緊急 踏切対策と し て四 つの対策 の実施 を決
概 ね 一ヵ月 以 内 の対 策 取 り ま と めを 目 標 と し
て、様 々な 対策 に ついて議 論 を重 ね てき ま し た 。
急 踏 切対策 の検 討 ・協議 を 開始 しま した。
者 か らな る 「
竹 ノ塚踏 切対策会 議」 を設置 し、緊
事 故直 後 に国 土交 通省 、足立区 や東 武鉄道 の関係
歩 行者 や自 転 車 の安全 を 早 急 に確 保 す るた め に、
東 京 都 では 、今 回 の重 大 事 故 の発 生 を受 け て、
2
底 を 図りま した。
も な るボ ト ルネ ック踏 切 でした (
写真 3)。東 武
もも
ぬ
竹ノ塚踏切事故現場
写真 3
竹ノ塚踏切事故現場位置
写真 2
回
ば
︲
線 癌線
ム
ホ
き
漁
“
上⋮上
二
“
策
図
線 ミ 駅 熱線
下 ぷ
瀰 \
\
竹ノ塚駅付近の緊急踏切対策
図6
。
図 6)
緊急踏 切対策 の内 容 は以 下 の通り です (
連続立体交差事業)の採択要件を満たして
事業 (
いては、線路 が最大 で七線あ ること や、国庫 補 助
必要 です 。 しかし、当該 個所 で の鉄道 高架化 に つ
① 伊 勢 崎 線 第 三 七 号 踏 切 の直 近 に、歩 道 橋
いな いなど 、技術面 、制度 面 、財 政面 の様 々な課
3 緊急踏切対策の内容
(
自 転車 対 応 の斜 路 ・エレ ベー タ ー付 )を 設
題 があ ります 。 こ のた め、引き 続き 、地 元区 が主
え る踏 切 に ついては、全 国 のお よそ半数を 占 め て
います が、ピ ーク 一時 間 の遮断 時 間 が 四 〇分を越
東 京都 におけ る踏 切数 は全 国 の約 三 %を占 め て
四 おわりに
いま す 。
含 め幅 広 い視 点 から関係者 間 で検 討 が進 めら れ て
体 とな った検 討会 の中 で、道 路立体化 の可能 性も
平 成 一八年 三月完 成 予定 )
置 (
② 同踏切内 の自転車 ・歩行者通行帯を拡幅
(
平成 一七年 六月完成 )
③ 竹 ノ塚 駅自由 通路 西 口に エレ ベータ ーを 設
平成 一七年九月完成)
置 (
平
④ 伊勢崎線第三八号踏切道 の幅員を拡幅 (
成 一七年 六月完成 )
4
通渋滞 の解消等 に向 け て、踏 切対策 の推進 が重要
今後の課題
、人為 的 な ミ スが原因 ではあ る
、今 回 の事 故 では
も の の、 ダイ ヤ の過密 な都 市 部 におけ る踏 切 の危
な課 題と な って います 。
切 の解消 や沿線 まち づく り の推進 に向 けた検 討 が
道 路 ・鉄道立体化検 討会」 を 設置 し、踏
立区が 「
辺 の踏 切対策 に ついては、平成 一三年 六月から足
向 け て取組 ん で いき ます 。
り 一層 強化 し、今後 とも 、踏 切対策 の早期 実現 に
都 、区市 町 、鉄道事業 者 など関係者間 の連携を よ
踏 切対策 基本方針」 に基づ いて、
東京 都 では 、「
いる状 況 にあ ります 。 こ のた め、東 京都 では、交
険 性 が改 め て浮き彫 りと なりま した。竹 ノ塚駅周
踏 切 対策 基 本方 針 」 にお
進 めら れ てき ており 、 「
鉄道 立体化 の可能性を
いても 、竹 ノ塚駅付 近を 「
検 討す べき 区 間」 と し て位 置づけま した。
竹 ノ塚駅周 辺 に ついては、歩行者 ・自 転車 の安
、
全 を確 保す る緊急対策 の完 了を 図 るととも に 中
長期的視点 から、引き 続き 、道 路と鉄道 の立 体化
など抜 本的 な対策 に ついても 推進 し て いく こと が
特築/踏切遭対策について ◇④◎◆◎◎◎◆◆◎◆◎◎◆◆◎◎◆◆◆◆
\/ \/ \/ \/ \﹀
/ \/
/\ /\ /\ /\ /\ メミ
国際 文化 公園都市 など の新 たな大 規模住 宅 開発 が
の充実 が図ら れ、近年 では、水と 緑 の健 康都 市 や
した 。
内 陸部 の交通基盤整備 を充 実 ・強化 し てま いりま
平成 六年 の関西 国際空 港 の開港 に伴 い、臨海 部 や
こう し た 大 阪 の特 色 や魅 力 を 背 景 に土 木 部 で
進 ん で います 。ま た、高等 教育 研究施 設、文化施
大阪府土木部交通道路室
大臟府に掩げる立体菟差事業等
麟切週 の蹠本対策に ついて
日 はじめに
大阪府 は、 日本 のほ ぼ中央 部 に位 置 し、西 は大
設 な ど の教 育 .文 化 ・研 究 施 設 が集 積 し て いま
長期計 画 に基 づき 、広域幹 線道 路 から身 近 な生活
阪湾 に面 し、 北 は京 都府 、兵 庫 県 、東 は奈 良 県 、
東 部 地域 は 、 ユニー クなも のづくり技 術を 持 つ
道路 に至 るま で の総合的 な道路整 備を 進 め てき ま
一方 で、近年 、少 子高 齢化 や環境問 題 の深刻化
は、 昭和 六 二年 三 一
月 に策定 した大 阪府 道路整備
南 は和 歌山県 に接 し て いま す 。
面積 は約 一、 八九 ○騙と全 国 で二番 目 に小 さ い
中小企業群や我が国を代表する家電産業が集積し
した。
究開発拠点である関西文化学術研究都市 の整備が
す。
も の の、人 口は約 八八 〇万 人と全 国 の七 %を占 め、
ており北東 部 の京 阪奈 地域 では、世界 レベル の研
東 京都 に次 いで多 く の人が居住 し ておりま す。
府 の北部 地域 は名 神高速 道路 や新幹 線 など の国
南部地域は金剛生駒紀泉国定公園や泉州南部に
改 善 に加え 、 バリ ア フリ ー化 、 さら に高度 成長期
き ま した 。慢性 的 な渋滞 対策 や厳 し い沿道 環境 の
など交 通を とり まく社会情勢 は、大き く 変化 し て
近 い都 市 部 では 早 く か ら 都 市 化 が 進 ん でき ま し
残 る自 然 海岸 など の自 然資 源 に恵ま れ、ま た 、泉
に大 量 に整 備 された施 設 の更新 など の課 題 が山積
進 ん で います 。
四 〇年 代 には、全 国 に先駆 け ての
北地域 には大 規模古 墳群 が多 数残 るなど 、歴史 文
し て いま す 。
土軸 上 にあ り 、交 通 の便 にも 恵ま れ、大 阪市 域 に
大 規模住 宅開発 千 里 ニュウータ ウ ンの建 設 や昭和
化的な遺産も数多く見られます。大阪市域から延
た。 昭和 三 0
四 五年 に開催 された 万国博覧 会を契機 に、大 阪中
び る鉄 道 沿 線を 中心 に古 く か ら市 街 地 が発 達 し 、
こ のよう な課題 に対応 す るため、概 ね 二 〇二五
央環状線や新御堂筋線をはじめとする幹線道路網
①大阪の再生 ・発展を
支えるネットワーク
◇創業都市 ・大阪を支える交通の整備
◇都市 ・まちづくりと連携した交通の整備
◇物流の効率化に資する交通の整備
◇総合的な維持管理
◇既存施設の機能向上
ガせ緬
シわ策
つの施標
3とな指
︽民 々果
府様 成
③
え
応
こ
ズ
多
4
めズ
きー
た二
主義
憊硼
◇◇
一
、
交
府
1
図
年 を 目標 と した 「
大 阪府交 通道路 マスタープ ラ ン」
ま た 、主 要 駅 や公 共施 設 が集 中す る地区を中心
や整備効 果 の高 い箇 所を重点整備 し て いき ます 。
ジ ェクト」 と し て、駅前 の美 化 ・緑化 、 TD M施
駅前 の再生 に着 目し、 「
地域 の魅力顔づくりプ ロ
りの推進
③ 生活者 ・来訪者 の視点 に立 った交通まちづく
にバリ ア フリ ー化 を推進 しま す。
を 平成 一六年 三月 に策定 し、大 阪 の活 力と府 民 の
大 阪府 交通道 路 マスタ ープ ラ ンの概 要
施策を パ ッケージ化 し施策を展開 し ていきます。
策 、 バリ ア フリー、文化 や産業振 興など 、多彩 な
と らえ た 五 つの施策 方向 と 、 そ の施 策展 開 にあ た
車交 通 の増加 、不法 駐車 など さまざ ま な原因 が考
が挙 げ られま す 。道 路 ネ ット ワー ク の不足 や自 動
本府 におけ る交通 の課 題と し て、慢 性的 な渋滞
豊 大阪府の踏切対策
府 民 、行 政、鉄道事 業者 、企業 など と の協 働 ・
連携 に積 極的 に取組 みます 。
施 策 のポ イ ント
本 マ ス タ ー プ ラ ン の ポ イ ン ト は 、 次 のと お り 、
え ら れます が、大阪府 内 に約九 〇〇 ヵ所も存 在す
る踏切も そ の 一因と な って いま す。
だ け でなく 、環境悪化 や踏切 で の事 故 など経 済活
踏切 は人 や車 ・物 流 など の円滑な交 通を妨 げ る
関西圏を見据えた広域的な視点から、自動車交
動 や安 全 で安 心 な生活 にも影 響 を 及ぼします 。
本府 でも踏 切道 の改良 と し て、 昭和 三 〇年 代 よ
対策 やバイ パ ス整備 によ る自 動車交 通 の緩和 など
り、立体交差化や構造改良、統廃合など直接的な
② 環境 ・安全 ・安心の重点化
踏 切 の統廃合 に ついては、踏 切 の閉鎖 によ る地
間接的 な対策を行 ってま いりま した 。
向 上、交 通安 全 対策 、防災 機能 の強化 など緊急 性
沿 道 環境 への配慮 や市街 地 におけ る都 市 景観 の
き ます 。
線 を厳 選 し、機能的 なネ ット ワー クを 形成 し て い
通と公共交通を 一体的 にと らえ 、必 要性 の高 い路
スト ック の活 用
= 自動車交通と公共交通 の調和、選択と集中、
大き く 三点 に整 理す る こと が でき ま す 。
2
く こ と と し て いま す (図 1)。
え る総合的 な交 通」 の実現 に向 け て取り組 ん で い
って の新 た な 三 つの仕 組 みを 相 互 に組 み合 わ せ
て、将来像 であ る 「
大 阪 の活力と豊 かな生活を支
本 マスタ ープ ラ ンは道 路と 公共交 通を 一体的 に
1
三 大阪府の道路整備について
で いま す 。
豊 かな生活を 支え る交 通を実 現 に向 け て取り組 ん
大阪府交通道路マスタープラン
。
◇◇◇
府民生活を支える交通
◇環境負荷の抑制 ◇都市環境の改善
◇防災性の向上 ◇防犯性の向上
◇交通安全性の向上
◇地域特性に応じたきめ細かな対応
◇利用者の多様なニーズへの対応
を活用した
利便性の高い交通
◇創業都市 ・大阪を支える交通の整備
◇都市 ・まちづくりと連携した交通の整備
◇物流の効率化に資する交通の整備
⑤良好な施設の保全と機能向上
構造改良前
構造改良後
通 の拠点 的 な位 置 にあり 、駅周 辺は市 民 が集 い交
JR阪和 線東岸 和 田駅 は、快速 停車 駅と し て交
る ことも あ り 、地域住 民 の理解 が得 にく いも のと
流 の場 にふさわ し い 「
都市交 流ゾ ー ン」 と し て岸
域 分断 や線 路を越え る場合 には大き な迂 回を強 い
な っております 。
和 田市第 三次 総合計 画 で位 置付 けら れ て います 。
ま た、J R阪和 線 は関西 国際空港 の開港 に伴 い、
!7
2005 J 2
首行 セ
≦
ま た、歩行者 の安全 確 保 の観 点 から行う 対策 と
し て、立体横 断施 設 の設置 や歩行者 通行 帯 の確 保
京 阪神 地区と空港 双方を つなぐ大 動脈と し て機能
岸 和 田市 の東 西軸 におけ る市 街 地 の幹線 道路 は
を 行 う 構 造 改 良 が あ り ま す 。 平 成 一三年 四 月 の
要 でしたが歩道 が無 いか歩道 が狭 小 な場合 は緊急
鉄道 により分 断 され て いる状 況 にあ るた め、 JR
し て いま す 。
性 に応 じ て統 廃合 を行わず に実施 でき るよう にな
阪和線東岸和田駅付近高架化事業は、東西軸 の幹
「
踏 切道 改 良 促 進法 」 の改 正 以前 は 、統 廃 合 が必
った ので踏 切対策 の スピ ード ア ップ が図ら れ るも
のと考え ておりま す 。
こ の法 改 正以降 、大阪府 が管 理す る道 路 にあ る
踏 切 八 六 ヵ所 のう ち 、 五 ヵ所 に つ いては 法 指 定
(
構 造 改 良 ) を受 け 、既 に 一ヵ所 で改 良 が完 了 し
ておりま す (
写真 1)。
しか しな がら、構 造改 良 は歩行者 の安 全 対策 や
自 動車交 通 の緩 和 に効果 があ るも のの、開 かず の
踏 切解消 や踏 切事 故 など の抜本的 対策 と はなりま
せ ん。
大 阪府 で取 り組 ん で いる抜本 的 な踏 切対策 であ
る立体交 差事 業 に ついて、事 例 や効 果など を 一部
ご紹介 いた します 。
四 立体変麓化事業篝の事例について
鬮限度額立体交差事業
り JR阪和線東岸和田駅付近高架化事業
府道岸和田港塔原線踏切交差部
写真 2
歩行者通行帯が設置された踏切
写真 1
郭
塒
・
小
山﹀
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^
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議
題も
A
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館
“
鬮
東岸和田駅付近高架化事業計画横断図
図2
線道路「
府道岸和田港塔原線及び市道並松上松線」
所 の踏 切を除却 し てき ま した 。現在 は 六路線 、約
路線 、約 三 八 m の事 業 が完 了し、計 三 三 ヵ
三 一
堺市 ) の約 二皿 の区 間 は、来年度
ち 、南海 本線 (
を J R阪和 線 の高 架化 により 立体交 差す るも ので
併 せ て、周 辺市街 地 のアクセ ス性を 高 める結節
に政令 指定都 市 と な る堺市 に事 業移管 す る ことと
一七 蝋 の区 間 で事業 を実施 し て いま す が 、 こ のう
空 間と し て駅前 広 場、駅を整 備す る こと によ って
し て いま す (
図 3 )。
す。
都 市機能 を向 上 させ魅 力あ るま ちづ くりを 目指 し
ここでは 、最 近完 了した 二 カ所 の連続 立体 交差
事 業 によ る様 々な整備 効 果 のう ち 、渋滞 の解消 に
写真 2、図 2)。
て いま す (
② 事業概要
着 目し て紹介 します 。
中市)連続立体交差事業
阪急宝塚線 酋旦
化 し、 日常 の市 民生活 にも影 響を 及 ぼし て いま し
中 でも 、阪急 宝 塚線 の踏切部 では交 通渋滞 が慢 性
により 幹 線 道 路 を 中心 と し て交 通 の混雑 が生 じ、
圏 にあ り 、昭和 三 〇年代後 半 から の高度 経済成長
豊 中市 は、大阪府 の北部 、都 心部 から約 一〇如
1
① 事業名称
JR阪和線東岸和田駅付近高架化事業
② 事業主体
大阪府 ・岸和田市
③ 事業手法
限度額立体交差事業 (
単独立体)
④ 事業延長
高 架 区間約 一 ,六 蝿)
約 二 .一如 (
根 駅、 岡町駅 、豊中 駅 の三駅を含 む約 三 ・八 蹴 の
た。 これら の課 題を抜本的 に解 決す るた め に、曽
区 間 にお いて昭和 四九 年 度 に国 庫 補 助 採 択 を 受
⑤ 立体交 差 とな る主な道 路
府道岸和田港塔原線
の 事業概要
① 事業区間
豊 中市 服部 元 町 二丁 目
② 事業延長 三 ・人 知
③ 施工期間 昭和 五 四年 度 平成 一二年 度
④ 事業費 五五、八 一五百 万円
刀根山 町 三丁目
け、平成 一二年 度 に完 了 したも のです 。
市道並松上松線
⑥ 踏切除却数 七 ヵ所
五 連続立体褻羞事業による整備効果事
例について
大阪府 では、昭和 四三年 に全 国 に先 駆 け て阪急
宝 塚線 (
池 田市 ) で連続 立体交 差事 業 に着 手 し て
以来 、積 極的 に事業 を推 進 し ており 、 現在ま でに
③ 事業効果
津
通
交
道
鉄
通
交
路
道
車
動倫
自
車
輪
二
・叺
者
量
通値 行
歩
交
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間
間
時
時
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数 )
間
回 数
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断 回
2
遮 (
ピ ー ク時旅行速度 に ついても 、大き な改善 が見 ら
1 )。
り、最も交通量 の多 い都市計画道路豊中岸部線
本事 業 によ る踏 切 除却 の結 果、渋滞長 が半減 し、
㈲
に伴 って踏 切遮断時 間 が増加 の 一途 をたど ってお
⑤ 除却踏切 一四 ヵ所
⑥ 交差幹線道路 六路線
(
新伊 丹街道 踏 切道 ) の踏 切遮断 は延 べ三 四九 回、
線朴
② 事業前の踏切の状況
方
五三 二分 (
八時 間五 二分 ) に達し て いま した (
表
・
昭和 六 二年 時点 では、阪急 宝 塚線 の輸送力増強
.
所
箇
中
査
調
所
所箇
箇中
了業
完事
踏切道別に見た交通量と遮断時間 昭和62年)【整備前1
表1
猷
駅アクセス性 ・交通結節機能の強化
踏切に起因する交通渋滞の減少
□ 平成 7 年
□平成 7 年
東行き % \
西行き
、21 2
.
、
5
0
1o
25
20
15
午前
l
表2
5oo
0
図 5 旅行速度の比較 ピーク時間 (km /h )
(都市計画道路豊中岸部線)
写真 3
\\>\さ き 500
図4
l500
1000
渋滞長の比較 (新伊丹街道踏切)
整備前
整備後
新伊丹街道踏切の整備前後の様子
走行時間短縮便益 ・走行経費減少便益集計表 (平成lo年)
= ・1
0 ,9
12 .O
103 ,9
8 ,9
112 .8
26 .4
0 .8
原田第 2
0 ,8
原田第 1
23 ,7
2 .7
岡町下り入駅
7.8
0 .8
8 ,6
93 , 1
9 .O
102 ,2
94 9
1,277 .9
伊丹街道
間町学校道
3 ,O
新伊丹街道
1, 183 ,O
60 .O
3 .O
6 .7
66 ,7
lo ,8
lo ,8
豊中第 1
69 ,8
5 ,3
75 , 1
豊中第 2
79 ,O
9 ,3
88 .3
千里川北
27 .9
3 .5
上 675,6
142 .O
31. 5
1,817 ,8
花園
豊中市場道
合計
道々
テセ 2005 .l2
図 4 ・5)。 ま た 、 一四踏 切 の除却 に
れま し た (
1・7
1・7
より 走行時 間 や走行 経費 が軽減 され 、年 間約 し八
(百万円/年)
億円 の便益 が生 じ、中 でも 最も交 通量 の多 い新伊
曽根
合計
(百万円/年)
丹街道 踏 切 では年間約 一二 ・八億 円 の便益 が生 じ
曽根下り入駅
経費減少便益
(百万円/年)
写真 3、表 2)
て いると計算 され て いま す (
六ノ坪
時間短縮便益
2
京阪本線 (
寝屋川市)連続立体交差事業
通
交
道
鉄
通
交
路
道
値
測
実
間
時
・
数
回
断
遮
間
時
4
2
値
測
実
量
通
交
間
時
4
2
名
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踏
間
時
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市 田 田
川
屋 木 木
寝 上 中
3
5
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道
府
川
屋
寝
【45分】
刀
平
44 m 【0 分 1
年
年
3
9 値 1
平 推 平
□
圓
2
2!
道行セ 2005 .12
寝 屋 川市 は 、大 阪 の東 北部 、淀 川左岸 に位 置 し、
大 阪市 の中心部ま で約 一五臘 の位 置 にあり 、豊 中
市 と 同様 に昭和 三 〇年代後 半 から の人 口急 増と 人
口集 中 により 、京 阪本線 寝 屋 川市 駅付 近 にお いて
著 し い渋滞を 引き 起 こし、鉄道 によ る市街 地 の分
断も良好 なまち づく りを 進 め るう え で の課 題と な
って いま し た 。
これら の課 題を抜本 的 に解 決 す るため に、寝 屋
川市 駅を含 む約 一 ・八 如 の区間 にお いて、 昭和 五
六年度 に国庫 補 助採択を受 け、平成 一三年 度 に完
了 したも のです 。
の 事業概要
① 事業区間
豊 野町
平 成 一三年度
一 ・八 如
寝 屋 川市木 田元町 二丁 目
② 事業延長
③ 施工期間
昭和 五六年 度
四 ヵ所
④ 事業費 三七 、 六 〇〇百 万円
⑤ 除却踏切
⑥ 交差幹線道路 四路線
② 事業前の踏切の状況
平成 七年 時点 では 、京 阪本線 の輸 送力増 強 に伴
って踏 切遮 断 時 間 が増 加 の 一途 を たど っており 、
最も交通量 の多 い都市計画道路国守黒原線 (
中木
田踏 切道 ) の踏 切遮断 は延 べ四 〇七 回、 五 四人分
踏切に起因する交通渋滞の減少
駅アクセス性 ・交通結節機能の強化
渋滞長の比較 (寝屋川道踏切)
図6
旅行速度の比較 ピーク時 間 (km /h )
図7
踏切道別にみた交通量と遮断時間 (平成6年)【整備前1
表3
… ピーク時遮断時間
舞
益
便
少
減
費
経
走行時間短縮便益 ・走行経費減少便益集計表 (平成13年)
表4
年
盾
)
年
/
円
万
百
(
表 3)。
九時 間 八分 ) に達 し て いま した (
(
③ 事業効果
ク時旅行速度 に ついても 、大き な改善 が見 ら れま
本事 業 による踏切除却 の結 果、渋滞長 及びピ ー
"“郁
した (
図 6 ・7)。 ま た 、 四踏 切 の除却 により 走
め てま いります 。
道 の改良事 業 を推進 し、都市 の再生 ・活 性化 に努
的 に、鉄道 と の立体交 差事 業を はじめと した踏切
る総合 的 な交 通」 の実 現 に向 け て、今後 とも積 極
大阪 の活 力 と 豊 か な 生活 を 支 え
大 阪 府 では 、 「
穴 恥わりに
え で の極 め て大き な効 果 が発 揮 さ れ て います。
踏 切事 故 の解 消 など良 好 なまち づく りを進 め るう
高架 下空 間 の利 用、
され て いた市街 地 の 一体化 や、
よ る交 通円滑化 の効 果だ け ではなく 、線 路 で分断
連続立体交差事業は本稿で紹介した踏切除却に
。
表 4)
て います (
間約 一三 ・六億円 の便益 が生 じ て いると計算 され
便益 が生じ、最も交 通量 の多 い中木 田踏 切 では年
行 時 間 や走行経費 が軽減 さ れ、年 間約 一七億円 の
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道
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寝屋川道踏切の整備前後の様子
写真 4
特集/踏切道期策について 分◎◎◎◎◎◎◎◆◎◎◎◆◆◆◆◆◆◎◎◆
\/ \/ \/ \/ ハン トヅ
ノ\ /\ /ミ メミ 姦" 4ミ
横浜市道路局企画課
横浜市 に鴦ける連続立体焚羞等
踏切道 の喚良 に ついて
ー クを 迎え ると 予想 され て います 。
横 浜市 は 日本 最大 級 の国際港湾 であ る横 浜港 を
有 し ており 、 一八 五九年 の開港 以来 、港 を 中心と
一 はじめに
横 浜市 は、首都 圏 の南 西 、神奈 川県 の東 端 に位
さ れ、一八 八七年 には近 代水道 が整備 されま した。
し て発 展し てき ま した 。そ のため、外 国文化 の窓
崎市 、南 は横須賀 市 に接 し、 西は大和市 と接 し て
いま す。東 西 二四如、南 北約 三 一蹴、面積 囚三五
横浜市 は 、平成 一四年 度 に 「
民 の力 が存 分 に発
置し、東 京 から約 四 〇如、電車 で約 三 〇分 の距離
霜 、 一人 の区か ら構成 され て いま す。横浜市 は 一
揮 さ れ る都 市 ・横 浜 の実 現」 を 目指 し 、 「中期 政
口と なり 、 いろ いろな 「
も の」 が、横 浜 か ら始 ま
八 八九 年 四 月 に市 制 が 施 行 さ れ 、 当 時 は 面 積 約
策 プ ラ ン」、 「
中期 財政プ ラ ン」、 「
新 時代行 政プ ラ
にあ り ま す (
図 ー)。東 は東 京 湾 に面 し 、北 は 川
五 ・四蝸 、人 口は約 一二万人 でしたが、内 陸部 の
ン」 の三 つのプ ラ ンを連動 させた 「
横 浜 リ バイ バ
ルプ ラ ン」 を策定 しま した 。
り ま した 。 一人七 二年 には、 日本初 の鉄道 が敷 設
市域 への取り込 み や海岸 部 の埋立 により市域 を拡
大 し、現在 に至 って います 。
ン」 にお いて、横 浜 環状道路 など の高速 道 路 の整
道路 整備 に ついては、そ の中 の 「
中期 政策プ ラ
五六万 人 であり 、 一九 五 〇年代 か ら 一貫 し て増加
備 に加 え 、 「
都 心 ま で三 〇分 の交 通 体 系 の実 現」
本市 の人 口は平成 一七年 一月 現在 の推計 で約 三
し つづ け ており 、今後 、 一〇年 から 二 〇年後 にピ
横浜市位置図
図1
神奈川県
静岡県
を 目指 し、市内 の道路 体系 の骨格 とな る三環 状 一
また、
0放射道路 の整 備 が位 置づ け られ て います 。
を 目指 し て いま す 。
二 横浜市における踏切道の改良状況
1 踏 切道 の現状
横浜市内には、踏切道が存在する鉄道が九鉄道
相模鉄道本線 (星川駅 天王町駅)
「
最寄 駅ま で 一五分 の交 通体 系 の実 現」 や バ リ ア
もノ
Q
連続立体交差事業
フリー、 人 にやさし い歩行者空 間 の実現 など が位
置づ け ら れ、市 民 の活 動を支え る交 通体系 の実現
切
踏
事 業 者 二 〇路線 あ り 、踏 切道 は約 一七 〇ヵ所あ り
ボ ト ルネ ック踏 切」 が六 二 ヵ所
ます 。 こ のう ち 「
にも 及 ん でおり、
安 全 対策 が課題と な って います 。
踏 切道
こ のた め、国 にお いては 昭和 三六年 に 「
改良促 進法」 が制定 さ れ、踏 切道 の立体交 差化 や
構 造改良事 業等 が全 国的 に鋭意進 めら れ てき たと
こ ろ です 。
踏 切道 改 良 促 進 法 」 に基 づ
本 市 にお いても 、 「
く指 定 箇 所 は 、平 成 一七年 度 現在 一三 ヵ所 あ り 、
これら の踏 切道 の多 く は、 一時 間当たり の最大遮
開 かず の踏 切」
断 時 間 が 四 ○分以 上 の いわ ゆる 「
であ り 、鉄 道 により 地域 が分断 さ れ るなど 、地域
の発 展 や市 民活動 に影 響 し て いま す 。
そ こで、本市 では 、法指 定 の踏 切とボ ト ルネ ッ
ク踏 切を 中心 に連 続 立体 交差 など踏 切道 の改良事
業を 実施 し て います 。
また 、近年 の踏 切道 の事 故 の増加 によ る迅速な
安 全対策 の必要性 から、踏切道 の構 造改良 など の
事業箇所の紹介
図 2)。
即効性 のあ る対策 を実施 し て います (
2
星川駅j天王町駅)連続立体
@ 相模鉄道本線 (
交差事業
相模鉄道線は、横浜市 の都心部の横浜駅と県央
地区 の海老名 駅を結 ぶ全 長 二四 ・六 踊 の本 線と 二
藤沢市)を結ぶ延
横浜市) 湘南台駅 (
俣川駅 (
2005 .12
浦チキセ
24
横浜市内の踏切改良等事業位置図
図2
事 の
整 \
道 、
横浜高速鉄道こどもの国線新長津田 8 号
相模鉄道本線鶴ケ峰10号踏切道
嶽
認識瀞轡
長 =
・三 皿 の いず み野線 及び 二 ・二如 の貨 物線
の合 計 三八 ・一蹴で営 業 し て いま す。
相 模鉄道 本線 星 川駅 周 辺地区 は 、横浜 市保 土 ヶ
谷 区 におけ る中心 地域 と し て多 様 な業 務施 設 や商
業 ・住 宅施 設 が集 積 し て います が、 こ の地域 の中
央 には、相 模鉄道 本線 が東 西 に走り 、鉄道 によ っ
て地域 が分 断され て いる状況 です。ま た 、星 川 ・
天王町 駅付近 には、九 ヵ所 のボト ルネ ック踏 切 が
あ り、 これら の踏 切遮 断 によ る慢性 的 な交 通渋滞
が生じ て いま す 。
これら の踏 切を立体化 にす る こと により 、地域
の交 通 の円滑化 、利便 性 の向 上 、地域 の 一体化 や
踏 切事 故 の解 消を 図 るも のです (
写真 ー ・2、図
3 ; 5 )0
ま た、保 土 ヶ谷 区 の地元 では、町内会 や商店街
及び 顧問と し て県会議員 や市会 議員 など で構成 さ
れる 「
相鉄 線 立体化 推進協 議会」 が平成 元年 に発
足し、 これま で事 業 の推 進 に尽力 し て いただ いて
おります 。
◆事業概要
星川 三丁 目
① 事業箇所 横浜市保土ヶ谷区岩間町 一丁
目
② 事業種別 連続立体交差事業
③ 都市計画道路 岩間川辺線
星川停車場線
④ 事業年度 平成 一四年 度 平成 二四年 度
25
道行セ 2005 .12
畿 そぎ井戸無 導
聡耕
玩ぼ
袷
風糯 きき い
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図3
m濾さ
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安さま
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霧
濃
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相模鉄道本線連続立体交差事業範囲
′≧" ′‘
、
′{ ' - } ミ
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雪
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準
‐
相模鉄道本線連続立体交差 (完成予想図)
写真 1
相模鉄道本線連続立体交差 (現況)
写真 2
平成 一
約 三七 九 億
・九 四 0 m
都市計 画決定
四年度
⑤ 事業延長
⑥ 事業費
円
⑦ 踏切除却 九 ヵ所
⑧ 整備方式 鉄道高架方
仮線整備方式)
式 (
⑨ 事業主体 横浜市
② 相模鉄道本線鶴 ヶ峰 一〇号踏
切道歩道設置事業
相 模 鉄 道 本 線 鶴 ヶ峰 一〇号 踏
切 道 は 、 相 模 鉄 道 本 線 と いず み
野 線 と の分 岐 の駅 であ る 二俣 川
駅 (二 面 四 線 ) の直 近 にあ り 、
一時 間 最 大 遮 断 時 間 が 約 四 人 分
歯な
蝨礬
澗
捌
藍
せ罐も
蹄 "でJ」
ゞ篭 =
図6
鶴ヶ峰10号踏切道整備計画図
のボ ト ルネ ック踏 切 です 。 現 況
四 mで歩 行 者 と
二 〇時 間 一方 通行 )
は、 幅員 約 三
車両 (
七時
が 通 行 し てお り 、 両 者 が 錯 綜 し
危 険 な状 況 でした。
そ のた め 、 歩 行 者 の安 全 を 確
保 す る た め 、 二 mの歩 道 を 新 設
し 、 合 わ せ て前 後 道 路 の整 備 を
図 6、 写真 3)。
行 って います (
◆事業概要
2005 ,12
道イ
テセ
26
星川駅部断面図
天王町駅部断面図
図4
図5
① 事業箇所 横浜市旭区二俣川
② 事業種別 踏切道構造改良 (
歩道設置)
③ 計画幅員 七 m (
車道部五 m歩道部二
m)
きれ
"
/
◆事業概要
讓
事業箇所 横浜市青葉区奈良町
閉鎖踏切
横 浜 高 速 鉄 道 こど も の国 線
二 カ所
事業種別 踏切道 新 設 (一カ所)
交差鉄道
⑤ 踏切幅員
①
②
③
④
前後し てありました幅員約三 mの狭あ いな踏切 二カ
mx二)
27
2005 .12
道イ
テセ
凌ぎ
螂継ぎ
込む
農 焚火
敲き
適時
六七年 (
昭和 四 二年 ) 四月 に開通 しま した。 そ の
後 に、沿線 の開発 が進 み、居住 人 口が増加 し、地
元 の要望等 もあ り 、平成 一二年 三月 に通勤線化 さ
通勤線化 に伴 い、既存 の踏切 の安全対策 が必要と
二 0 ・八 m
⑤ 事業期間 平成 一五年 度 平 成 一人年 度
⑥ 総事業費 約 三億 二、 00 〇万円
なり、近年 では珍 し い事例 ですが、交差予定位置 に
所を、歩行者と通行車両 の安全 及び交通 の円滑化を
⑥ 踏切延長 六 m
約 二億 円
一三 m (
車 道 七 m、 歩 道 三
横浜高 速鉄 道 こども の国線 は、今 上 天皇 のご成
考 慮して、地元合意 のもと統合 により、 一ヵ所踏切
⑦ 事業費
(
単線 )t
婚を 記念 し、 一九 六五年 (
昭和 四 〇年 ) に開園 し
。
を新設したも のです (
図 7、写真 4 ・5)
れ 、大幅 に運行 時 間と本 数 が拡大 されま した 。
◎ 横浜高速鉄道 こども の国線新長津田八号踏切
④ 踏切延長
癩国濃
た 「こども の国」 へのアクセ ス鉄 道と し て、 一九
道整備事業
新長津田 8 号踏切整備事業案内
図7
鶴ヶ峰10号踏切道現況
写真 3
亘 令徽の課題
藝き
写真 5
新長津田 8 号踏切道完成後
ら横浜 駅間 は路線 数 が多 く 、最大 では 一 一線 あ る
て いま す 。
域 の分断 や交 通渋滞など市 民生活 にも影響 が生 じ
踏 切道 におけ る これ ら の問題を解決す るため に
莫大 な費用と時 間を 要す るた め、な かな か事 業 が
は、立体交 差化す ること が原則 です が、現実 には 、
が 六 0 mを 越 す 踏 切も存 在 し、今 年 の八 月 には、
国 土交 通 省 にお いては 、 「開 か ず の踏 切」 や
進ま な いのが現状 です 。
す ると いう痛 ま し い事 故 が起 こりま した。
歩行者 が踏 切を渡 りき れず列車 にはね ら れ、 死亡
分断が大 きな 問題と な って います 。 さら に、延 長
が 五 人分 を超え る踏 切 があ り 、地域 の鉄道 によ る
箇所 がありま す 。そ のため、 一時 間最大遮 断時 間
開 かず の踏 切」 が運 担 し た箇 所 があ り 、 地
も、「
か ら 天 王 町 駅 間 の連 続 立 体 交 差 事 業 区 間 以 外 に
また、相模鉄 道本線 では、現在事 業 中 の星 川駅
新長津田 8 号踏切整備事業着手前
市 内 の鉄道 のう ち 、 J R京浜東 北線 の鶴見 駅 か
写真 4
歩行 者 交 通 の著 し い踏
「
歩 道 が狭あ いな 踏 切」、 「
自 動車交 通 が著 し い踏 切」 に ついて、対策
切」、 「
のスピ ード ア ップを 図 るため、抜本 対策 のスピ ー
ド ア ップ化 と速攻 対策 の五年 間 で の実施 をす る こ
と と し て いま す 。
横浜市 にお いても 、踏切道 におけ る問題解決 に
向 け、国土交 通省 の趣旨 を 鑑 み、鉄道事 業 者 や交
通管 理者 と 一体とな り 、地元 関係 者 の理解 と協 力
を得な がら、踏 切道 の安全 対策 の推 進を 図 って い
き た いと考え ておりま す 。
; 三 月 より新 たな マイ レージ キ ャン ペーンを実施 ;
営化 に際 し、 ETCを活 用した多 様 で弾力的 な料
道路局有料道路課
など 民間会 社 と し て の経営 セ ンスを 活 かした取組
金 の導 入を 進 め てき たと ころであ る。
今 回 は、 三会 社 にお いて実施 し て いる料金 割 引
の実施状 況 に ついて、最新 の話 題ととも に紹介 し
た い。
は、当該 申 し合わ せを受 け て、そ の負 担を 税金 に
求 め る こと なく債 務 を返済す る スキ ー ムを 堅持 し
速 道 路株 式 会 社 (
以 下 「三会 社」 と いう 。) にそ
旧 日本道路 公 団 に ついては、東/ 中/ 西 日本高
円滑 に開始 され て いると こ ろ であ る。
新 た に設立 さ れ、新体 制 の下 でそれ ぞれ の業 務 が
下げを 実施 す るよう 取り決 め がな さ れた ことを受
と高速自動車国道における料金 の平均 一割程度引
ま でにETC の活用等 によ る弾力的 な料金 の導 入
営化 の基 本的枠 組 み に ついて」 にお いて、民営 化
二二日政府 ・与 党申 し合 わせ 「
道 路 関係 四公 団民
有料道 路 の料金 に ついては、平成 一五年 一二月
ETCは、道 路 の利 用者 にと って大 変便 利 で快 適
こ のよう な弾力 的 な料金 の導 入 に必要と され る
ろ であ る 。
た各 種割 引 メ ニ ューを全 て本格 実施 し て いると こ
月 一日より本年 四月 一日 にかけ てETCを活 用 し
一割 以上 の引 下げを実 施す る ことと し、昨年 =
利 用者 を はじ め国民 に還 元す るも のと し て、平均
つつ、 民営 化 に向 けた コスト削減 の成 果を幅広 く
れ ぞれ分割 さ れ、 より 地域 に密着 した サ ービ スを
け て、各 高 速 道路 株 式 会 社 (
以 下、 「
各 会 社」 と
な ノ ン スト ップ 走行 を 可能 にす るば かり でな く 、
三 艘翁割引 の導入にあた って
民営 化 に伴う成 果と し て国 民 にと って特 に メリ
ット が大き い高速自 動車 国道 の料金割 引 に ついて
みが着 実 にな さ れ て いる。
栗原 靖幸
藁/中/繭園琳曲逮邇幡牒式会社に海ける
料金割引 の実施状況に ついて
璽 はじめに
去 る 一〇月 一日 に道 路 関係 四公 団 が 民 営 化 さ
れ、東日本高速道路株式会社、首都高速道路株式
会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路
株式会社、阪神高速道路株式会社及び本州四国連
絡高速道路株式会社 の各高速道路株式会社並びに
展開 し て いると こ ろ であ り 、今 月 から は マイ レー
いう ) にお いては民営 化 に先 駆 け て、あ る いは民
独立行政法人日本高速道路保有 ・債務返済機構が
ジ割 り にお いて、新 たなキ ャン ペー ンを実 施す る
平成 1 17年 1 1月現在の E T C 利用 率は
全国で5 3 8 % 、首都高速で6 名 8 %
月
月 高
︲
本率 ⋮
日 用三
西 利一
月
4
速
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鰄
讓
a q 3 49‐7%
台/日
速 ロロ
高 め刃%
ETC利用率 (平成17年11月25日一12月 1日平均)
E T C 利用率の状況
図1
(利用率)
40%
14.7 首都高特定区間割引
ETC前払割引
20%
06
0特約0
04
02
00
0鰡就働0
0 0彌鰡6
0鰡6
2脚8
桝徽4
0
1
22
3鱒2
3 22
13! l期間限定割引 、
守護
30%
16計1首都高遠夜間割引社会襲鹸
50%
翻洲冷シ
跨が N対総ゞ輪
ロ.
ET C 利用の推移
例用台敵 方台/日)
へ
440
ネシ “ .でゞ
へ宛
、 秋 \メ
.で一心
≧↓
℃
- -…←
- -“
◎……- - ←、
州通勤,早朝夜間剤引 “
渋滞 の緩 和 や 鮠削減 による環境 改善等 に効 果があ
り、料金 収受 にかか る 一層 の コスト削減 、さ ら に
は、利 用履 歴等 の把握 により多 様 で弾力 的 な料金
設定 に活 用 でき るなど 、単 にE TCを利用す る人
のみならず 、 E TCを 利 用 しな い人も含 めた国 民
全体 に大 き な メリ ットがあ る。
こ のため、各 会 社等 と 連携 し て、 そ の普 及 に全
力 を挙げ て取り組 ん で いると こ ろであり 、各 会 社
にお いては引き続き 普 及促 進策 が実施 され、 これ
ら の結 果、現在 では有 料道 路 の利 用者 のう ち 、 五
0%を 超え る方 が ETCを 利 用す るま でにな って
。
いる (
図 1)
政府 ・与 党 申 し合
参考) 「
道 路 関係 四公 団民営化 の基本 的枠組 み に
(
抄)
ついて」 (
平 成 一五年 三 一
月 二 二日
(
わ せ)
② 料金 の水準
の 民営 化 ま でに実 現す べき措 置
① E TC の活用等 により 、弾力的 な料金 を
。
積 極的 に導 入し、各 種 割 引 により料金 の
りき 下げを 行う
② 特 に、高 速 国道 の料金 に ついては 、平均
別納割 引」
一割程度 の引き 下げ に加え 、 「
の廃 止を 踏まえ 、更 な る料金 引き 下げを
動 車 国 道 で 0時 、 四
入 し た 時 間 帯 割 引 は 、 「深 夜 割 引 」
(全 国 の高 速 自
時 に利 用 の場 合 三 0%引 き )、 「
早朝
夜 間割 引 」 (
大 都 市 近郊 区 間 で二 二
翌 六時 に 一〇 〇蹴以 内 の利 用 の
○ 大口利用 者に対し利 用 実績に応じて割 引
実施 す る。具体 的 には、マイ レージ割 引 、 一の改 善 を 図 る こと 等 を 目的 と し て導
夜 間割引 、通勤割 引等 を行う 。
亘 高速自動車国道の響禽割引幅ついで
時
場 合 五 0 %引 き )、 「通 勤 割 引 」 (
大
により実 質割 引 率 が U P
高 速自 動車 国道 の料金割引 に ついては、前掲 の
政府 ・与党申 し合 わ せ にお いて、平均 一割程 度 の
★ 新 規申 込 6 0 0 ポイントプレゼント峯ヤンペ ーンの実 施
九時 又 は
都 市 近郊 区 間以 外 で六時
二 〇時 に 一〇 〇如以 内 の利
用 の場 合 五 0%引 き ) の三種 類 であ
一七時
引き 下げを 民営化ま でに実現す べき と された こと
)、
「
早朝夜間割引」及び 「
通勤割引」 (
平成 一七年 一
り 、 いず れも E TC車 が対象 と な っ
を受 け て、「
深夜割引」(
平成 一六年 三 月 一日
)と い った時間帯 割引並 び に 「マイ レ
月三 日
※利用距離が1 0 o km 以内の
て いる 。
2 0 時 )を5 割
ージ割 引」 及 び 「
大 口 ・多 頻度 割 引」 (
平 成 一七
時 間 帯 割 引導 入後 のE T C利 用 車
0 全日の朝夕の通勤時間帯
)と い った全 ての割 引 メ ニューを本
(平 成17 年4 月 1 日 平 成 18年3 月31日)
★ 1 2 月 全 日ポゴント3 倍キギンペ ーンの 実施
年 四月 一日
間 帯 割 引 を 享 受 し て いる 。 さ ら に 、
通勤割引く地方圏)
の内 訳 を 見 てみ ると 、本 年 六月 の段
ージ割 引 にお いては 、本年 三 一
月 から来年 三月ま
E T C 利 用 率 の伸 び が 一 ・五 六 倍
(平成l7年1月 11日より実施中)
格実 施 し て いると ころ であ る (
図 2参 照)。
で の期 間限定 で、 民営化 と登録件数 二 〇〇万件突
(
平 成 一七 年 二月 に対 す る 平 成 一七
階 でE T C利 用者 の三人 に 一人 が時
破 を記念 した新 たなキ ャン ペー ンと し て、三倍 ポ
年 六 月 の伸 び ) であ る のに対 し 、 E
ま た 、詳 細 に ついては後程 紹介 す るが、 マイ レ
イ ントキ ャン ペー ンと新規申 し込 み六 〇 〇ポイ ン
T C利 用者 に占 め る割 引 利 用 者 の伸
時 間帯 割 引 に よ る E T C普 及促 進 効
び が 一 ・七 九 倍 と 大 き いこと か ら 、
ト プ レ ゼ ン ト キ ャ ン ペ ー ンを 実 施 し て い る 。
時間帯割引
果 が あ るも のと 考え ら れ る (
図 3参
1
ゆ 時間帯割引の概要及び実施状況
ま た 、両 感 知 器 か ら有 効 な デー タ
昭巴。
国道 の 一層 の有 効 活用を 図 るととも に、 一般道路
が 得 ら れ た イ ン タ ー チ ェン ジ 区 間
交 通量 に余 裕 のあ る時 間帯 におけ る高 速自 動車
から の交 通 の転換を促 進 し、 一般道路 の沿道 環境
高速自動車国道の料金割引の内容
図2
0 交通容量に余裕のある高速
自動車国道を有効活用 (大都
市除く)
時間帯割引
大口 ・多頻 度割引
(平成17年4月1日より実施中)
0 車 1 台月あたり利用 額に応じた割 引を原
則とし、条件を満たした契約 者に は月 間 総
利用 額に応じた割 引を付加
ンぺ〉-、
2
▲ ント3 教 …
土
3
★1
(平成17年4月 1日より実施中)
0 一般利用者に対し利用実績に応じて割引
0 2 年間の利用額に応じたポイント還元方式
0 従来のET C 前払割引率 (13 . 8 % )を確保
★ポイント2倍キャンペーンの実施
1
全高速自動車国道利用台数の経月推移
2
E T C 利用台数の経月推移
ETC利 用ムロ髀
数 (
万台/日)
“一
蓑 鬱
6主部 。“ ▼病 群
'
髓
6.5 附
5珍
lo月
=月
12月
-自
刎
3月
4月
5月
8月
※ l月は、制度導入後の日平均
瞬ね
,
鱒月
2ー%
,
蘂
鰍
韓 ;
藩
・
=月
凡例 圏深夜割引國早朝夜間圏通勤割引ロリE割引利用車
凡例 圏深夜割引圏早朝夜間図通勤割引ロリE割引利用 翻 3率ETC車
図3
地方圏の時間走行台数
大都市圏の時間走行台数
ず増
㈹
0
0
0
0
地方圏の時間走行台数伸び率(633区間中期
中
期 間!‘!-;.
-,
-iu
::m黛
前副
‘
℃
▼
0 (早朝夜間割引および深夜割勘鱸用される“区間の中期
"
交通鋭^
台/蹄v
髄勒割引および深夜顫彎-が 輛される533区間の平均)
÷◆- 前年同期
大都市圏の時間走行台数伸び率(77区間平均)
平均2跳
、
8 7 0 9 -o n -2 -3 l4 15もG I, l8 -0 20 2l22 23 0 l 2 3 4 6
翻うl時間帯以外灯.3%
漱 平駛鏑
図4
大都市圏及び地方圏の時間走行台数
、
均30.0%%
平螂
平
“ 7 8 9 l0月 "2 ;3 l4 16 f6“ l6 I9 20螫 ね 20 0 l a 3 4 5
拷問
割引時間帯以外;関野
(
地 方 圏 ⋮五 三 三 区 間 及 び 大 都 市 圏 ⋮七 七 区 間 )
における各割引時間帯 の高速自動車国道 の区間走
行台数 でみると 、
①
通勤割 引 (
朝 方時 間帯) にお いて平均 二 ・
畳
謬
区
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間び
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l 示同
を年
ラフの中の ( ) の数値は交通量データが入手できたインターチェ ンジ区間数を示す。
(集計データ :高速道路の車両感知器データ 集計期間 :平成17年 3月及び前年同期)
グ
≧入 ミ
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33
2005 .12
道ネ
テセ
lo.3%
fa g箋 (109
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総
ミ
税務 0 68)
27誠実 Q 48)
九 % の増加
② 深夜時 間帯 にお いて平均 二 ・八 % の増加
③ 早朝 夜 間割引 時間帯 にお いて平均 三 ・0%
の増加
と いず れも 増 加 し て いる (
対 前年 同月 比 ) (
図4
参 照)。
イ ンターチ ェンジ 間 の単位 で見 ても 、多 く の区
間で高速自動車国道 の走行台数が増加しており特
に、深夜割 引 及び 通勤割引 (
朝 方 ) の時 間帯 で顕
著 に増加 し て いる (
図 5参 照)。
区間交滋量
区間変遷量
区間交遊漱
② 時間帯割引の実施による
交通の変化
時 間帯割 引 によ って高速自 動車 国道 と 一般 国道
が並行す る 一四 二区 間 にお いて、割引実施後 の平
成 一七年 三月と割 引実 施前 の平成 ニ ハ年 三月 の通
過す る交 通量 の比較 を行 った。 一般国道 の利 用割
合 は 、前年 度 と比 べて深夜割 引時 間帯 では 八 五%
の区 間 、 早朝 夜 間割 引 時 間帯 では 八 三 % の区 間 、
通勤割引時 間帯 では 八 0% の区 間 にお いて低 下が
見 ら れた。 ここ では、時 間帯割 引 によ って交 通状
況 に変化 が見ら れた事 例 に ついて紹介 す る。
割引実施期間における各インターチェンジ間の走行台数の変化
図5
G ○% 増加
8 96増加
5
5 % 以上増加
き
機
く
も
増旗2
時割
メメ
最大鱗2
鳩
、
…
,
園 原 IC 中津
① 深夜割引 ⋮中央自 動車道 (
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垂 胖
※ 脚
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園副9月係笹
山なぞ
日
中既六働
川 IC) の事 例
一般国道 一九号 は、中央 自 動車道 (
中津 川
IC 塩 尻 IC間)を避 け た通 過大 型 ト ラ ッ
ク の交通量 が多 く 、騒音 ・振 動 によ る沿道環
が職
盪騨一
境 の悪化 と交 通事 故 の多 発 が問題とな って い
た。
割 引後 の平成 一七年 六月と割 引前 の平成 一
0時
六年 六月 の 一週間 の深夜割 引時 間帯 (
四時 ) の平均交 通量を比較 す ると 、 一般 国道
一九号 (
中津 川 IC 園 原 IC間 ) の交 通量
が減少 し、並 行す る中央 自 動車道 の交 通量 の
増加 が見 られた 。そ の結 果 、 一般 国道 一九号
を利 用す る割 合 が約 五ポイ ント低 下した 。ま
た、時 間帯 別 の大 型車交 通量を 一年 前と 比 べ
ると、深夜割引時間帯を含む夜間に中央自動
車道 の交 通量 が伸び 、 一般 国道 一九 号 が減 る
傾向 が見 られ る。特 に 一般 国道 一九号 では 四
時台 に最大 で 一六 %減少 し、 中央 自 動車 道 で
二時台 に 三 一
%増加 が見 られた。さ ら に、夜
間 の 一般 国道 一九 号 の交 通 量 の減 少 に よ っ
て、交 通安全 上 の効 果 があ った こと がう かが
中津 川 IC 塩
い知 れる。 一般 国道 一九号 (
C ) における事例)
I
中津川
C
I
中央自動車 (園原
図6
尻 I C 間 [一〇 四 ・七 如 = に お け る 夜 間
⋮ 一月
日没 か ら 日 の出 ) の交 通 事 故 発 生件 数 は 、
(
時間帯割引実施前五年間の (
上半期
双葉針データ"一般湖初事故データ
類集計データ【高速通路および一艘道路の車両感知器データ
集計期間覗け.罐7鯏可.嶮難nG6,始期トス2僞の平日平均発生件数胴-2 川舵HI7の上半期の夜間月平均(夜間日没から日の出)
事故率'=き鴎翔りの上半期の終日月平均
.
中I
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・0
-鯛
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0
-約
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′r 6年濁月をl官 撰r方箕
し平成
鮴平成Tブ年が月がすば休y↑テ時対
六月 )平均 で九件 /月 であ ったも のが、平成
一七年 上半期 平均 七 ・五件 であり、交 通事 故
塩 尻 I C間 ) におけ る割 引 前
発 生件数 の減少 が見ら れた。 一般国道 一九号
(
中津 川 IC
の速度が向上
±革高雄霧折
割に観月勝間帯
(
H 三 一 H 一六) と 割 引 後 (
H 一七年 一
六 月 ) に お け る終 日 の事 故 率 で見 ると 、 五
飜灘
︹ム
ロ/ 8時閥間 )
※鮨fデータ 高速道路および一艘道路の車両感知器デ…タ
集計期間‘平成 " 年3月および前年同期
聯 繋 8m /hに低下
・
-:も
型』
一 ・五 (
件 /億台 キ ロ) が、 四 二 ・0 (
件/
億台 キ ロ)と なり 、 一八 % の減 少 が見 ら れた
(
図 6参 照 )。
② 通勤割引 高 松自動車道 (
善通寺IC さ
ぬき豊 中 IC) の事 例
香 川県 の 一般 国道 三 号 西讃 地区 では、交
通 容 量 を超 え て慢 性 的 な 渋滞 が生 じ て いる。
一方、 これ に並 行す る高松自 動車道 は 、平成
一五年 三月 三 〇日 に全 線開 通 し、利 用交 通量
は大き く伸 び て いるも のの、十分 な活 用され
て いると は言 い難 い状 況 にあ る。
割 引後 の平成 一七年 六月と割引前 の平成 一
九
二 〇時 ) の平均交 通量を 比較す る
六年 六月 の 一週 間 の通勤割 引時 間帯 (
六
時 、 一七
と 、通勤割引 時 間帯 の 一般道 路交 通量 (
国道
一一号 ) が減少 し、か つ利 用割 合も 一 ・ニポ
イ ント低 下が見 られ た。ま た 、 一般 国道 二
号 線 の時間帯 別旅行速度を 見 ると 、朝夕 の通
勤割 引時 間帯 にお いて、旅行速 度 の上昇 が見
られた (
図 7参 昭巴。
香川県
きぬき豊中 I C ) における事例
I C
高松自動車道 (善通寺
図7
前年同期
一
%
東関東自動車道
K鰯 #一夕:高速灘街よび一触道路の車両麟如器データ
鱒f期間:平成 " 年3月わよび前年同期
綬追路交質錠の利用調合
\
\
\
\
"
‘
-
表
額
引
割
額
元
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位
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1
(
円
0
0
0
5,
六時 ) の平均 交 通 量を 比 較 し て見 ると 、
マイ レージ 割引
8参 照)。
図
用割合 も 二 ・八ポイ ント低 下が見ら れた (
東 関東自 動車 道 ) が増 加 し 、 一般 道 路 の利
(
国 道 三 五七 号 ) が 減 少 し 、 高 速 道 路 交 通 量
早朝 夜 間割引 時 間帯 の 一般道路交 通量 (一般
ニ
ニ
六年 六月 の 一週間 の早朝 夜 間割引時 間帯 (
割 引後 の平成 一七年 六月と割引前 の平成 一
し て いる状 況 であ る。
し い渋滞 が発 生 し、沿道 環境 にも影響 を 及 ぼ
時 間 には市 川 ・船橋 ・習志 野地区を 中心 に激
と 千葉を 連 絡す る路線 であ り 、朝 ・夕 の通勤
域 を 通 過す る 一般 国道 三五七号 は、東 京 方面
千葉県 北西部 の湾岸 地域 に位 置 し、当 該地
IC 湾岸 習志 野 IC) の事 例
湾岸市川
③ 早朝夜間割引 “東関東自動車道 (
2
' -二月 より 三倍ポ イ ントキ ャンペ ーンなど
新たな キ ャン ペ ーンを実施 ,
こ の割引 は、 ETC により高速自 動車 国道を 通
行 した料金 に応 じ てポイ ントを付与 し、 一定 のポ
イ ント数 を 通行 料 金 と し て還元す るも のであ り 、
当該 割引 を受 け る には事前 の登録が必要 であ る。
最
割 引率 に ついては、 ETC前払 割引 と同等 (
大 一三 ・八 %) であ るが、あ ら かじ め支払 いをす
る必要 がな いと いう と ころが、 ETC前払割 引と
道イ
テセ 2005 .12
36
C ) における事例
I
湾岸習志野
C
I
東関東自動車道 (湾岸市川
図8
五 O0万円を 超え る場合 に 一〇% の割引 を加算 す
額 が三万円を 超え 、契 約者単位 の月間利 用総 額が
ント三倍 キ ャン ペー ンを 実施す るととも に、新 た
る こと で、従前 の別納 制度 で問題と な った特 に小
月 か ら 三月末ま で の間 の土 日祝 日にお いて、ポ イ
付 与 され るポイ ントは、 五 〇円 に つき 一ポ イ ン
に車載 器を 購 入 し、 マイ レージ割 引 に申 し込 んだ
口 の集 合化 により高 い割 引率 を受 け る こと が 可能
異 な って い る 。
ト、 ポイ ント の有 効 期 間 (
還 元額 に交 換 でき る期
方 などを 対象 に、 六 〇〇ポイ ントを プ レゼ ントす
こ の割引制 度 の導 入 に伴 い、 それま で の別納 カ
間) は、最大 二年 (
ポ イ ントが付 いた年 度 (
四月
これ により 、通常 最大 一三 ・八 % であ る割 引率
ードを E TC コーポ レート カ ード に切り替え てお
とな る仕組 みを改善 し て いる。
は 、 二倍 の場合 には約 二四%と なり 、三倍 の場合
り 、 カ ード は 利 用 す る車 両 一台 ごと に発 行 さ れ 、
四
⋮般有料道路の料金割引について
万台 の登録 がなさ れ て いる状況 であ る。
一〇月末 現在 で約 七、 O0 0件 の契 約、約 一〇〇
に あ って は 、 約 三 二 % と な る 。
る と い った も のと な って い る (妙頁 図 9 )。
翌年 三月 ) の翌年 度末 ま で。例え ば、平成 一七
年 六月 二 〇日 に付 いたポ イ ントは、平成 一九年 三
月末 ま で交換 でき る。) であ る。
ま た、 ポイ ントを 還元額 に交換 す る場合 は、イ
日 の申 し込 み開始 以来着 実 に増加 し ており 、 三
申 し込 み状況 に ついては 、平成 一七年 三月 一六
元額 に ついては、高速自 動車 国道 のほか 、 一部 の
月末時 点 で、約 二八 〇万件を 突破 した。
ンターネ ットか電話 で交 換単位毎 に申 し込 み、還
一般有料道路、阪神高速道路、本州四国連絡高速
道路 など で利用 でき る (
会社 間 のポイ ント合算 は
当該割 引 にお いては、 現在 、 サ ービ ス向 上と E
流 用など の問題 が発 生 した こと か ら、本年 三月末
に ついては、全 国的 に事 業協 同組合 の差益 の不 正
高速自 動車 国道 にお いて実施 し て いた 別納割 引
め、個別 の路線 ごと に採算を確 保 す る ことを前提
ざ ま な ニーズ に対応 した路線 の早期整 備を 図 るた
し て、高 規格幹線道路 や大 規模 バイ パ ス等 、さま
い区 間 に ついて、 一般道 路事 業 を補完 す るも のと
一般有 料道路 にお いても 、利 用者 の便益 が著 し
TC の普 及促 進を 図 る ことなど からポイ ント の二
で廃止 し、 これ に代 わ る新 たな割引と し て、本年
と し て整備 さ れ てき て いるも のであり 、全体 的 に
3 大 口 ・多 頻 度 割引
倍 キ ャ ン ペ ー ンを 実 施 し て い る と こ ろ で あ る が
四月 一日より ETC により高速自 動 車 国道を 利 用
採算 が厳 し い中 ではあ るが、多 様 で弾力 的な料金
でき な い) (
表 1)。
(
本年 四月 一日 来年 三月末 ま で)、昨 今 のE TC
す る大 口利用者 に対 し て、利 用実績 に応 じ て割引
これは 、別納割引 におけ る契約事 業者 単位 で の
の利用 に ついて見 ると 、大型車 (
主 に貨物車 ) の
利 用率 が約九 0% であ る 一方 、普通車 (
主 に乗 用
率 が 約 五 0 % であ る 一方 、 休 日 の利 用 率 が約 四
利 用実績 額 に応 じた割引 から 、車 両 1台 あ たり の
こ の割引 は、高速自 動車 国道 にお いて導 入した
を行う 「
大 口 ・多 頻度割引」 を 実施 し て いる。
0%と いう 状 況とな っており 、 こ のよう な状 況を
利 用実 績額 に応 じた割 引 に変更 した ことが大き く
も のと 同様 に、 ETCにより 三会 社 の管 理す る 一
車 ) の利 用率 が約 四 0% であ り 、ま た平 日 の利 用
踏まえ た上 で、 民営化 と 登録件数 二 〇〇万件 突破
変更 さ れた点 であ り 、 月 々 の利用金 額 に対 し て車
の導 入を 図 るた め、 コスト縮減等 の成 果を 反映 し
て、本年 四月 一日から 「マイ レージ割 引」 を導 入
を記念 した新 たな キ ャンペー ンを 本年 一二月 から
両当 たり最大 で二 0% の割 引率 が適 用 され るとと
したと ころ であ る。
来年 三月ま で の期 間限定 で実施 し て いる。
も に、大 口利 用者 と し て 一台当 たり の平均 利用 月
般有料道 路 (
E T C が整 備 さ れ て いる道 路 に限
る。)を 通行 した料金 に応 じ てポイ ントを付 与 し、
内容 に ついては、本年 一二月 の全 日及び来年 一
37
2005 .12
道行セ
って いる 。
ントと な って いると ころが高 速自 動車 国道 と異 な
であ り、 ポイ ント の付 与 が 一〇 〇円 に つき 一ポイ
一定 のポイ ント数 を 通行 料金 と し て還元す るも の
の導 入 にあ わ せ て移 行 す る こと が適 当 であ る。」
、
似制度 であ るETC前 払割引
り は マイ レージ割 引
る マイ レージ割引 の導 入が妥当 であ り、 既存 の類
進 のた め の制 度と し て広 く社会 に浸透 し てき て い
と と し て いる 。
の新規登 録受 付 など のサ ービ スは引き 続き 行う こ
が、残 額を付 け替え るサ ービ スや付 け替え のた め
の受 付 な ど 一部 サ ービ スは終 了 す る こと と な る
積 み増 し)
割 引 は 、前 述 のと おり前 払金 の支払 い (
穴 おわりに
、後
,い
否まえ 、各 会-社
±に
愛継
こことを 踏
俄と
と
にお
いて
て、
と さ れた
な お、高速自 動車 国道 と 同様 に、平成 一七年 度
な る マイ レージ割 弓を は じめと した新 たな ETC
ついては、前 述 のと おり 、高速自 動車 国道 では割
な お、三会 社 で実 施 し て いる マイ レージ割 引 に
施 し て いるが、今後 とも、 四五年 間 で の確 実 な債
と し て、 こ のよう な多様 で弾力的 な各 種 割引を実
道 路 の有 効 活 用 や利 用促進 に つな が る ことを 目的
三会社 を は じ めと した各 会社 にお いては、高速
引率 が E TC前払割 引 と同等 であ り 、 さら に二倍
務 の返済 に支 障 のな い範囲 にお いて、 キ ャ ンペー
定着 し てき た こと などから 、
料金割 引 が導 入さ れ、
及び 三倍 ポイ ント キ ャ ンペー ンを実施 し て いる こ
ン割り の実施 など利 用者 の利便 に配慮 した更 な る
中は ポイ ント 二倍 キ ャ ンペー ンを 実施 す るととも
に、本年 三 一
月 の全 日及び来年 一月 から 三月末ま
と 、ま た 一般有 料道 路 にお いても 、 同様 のキ ャン
多 様 で弾力 的な料金 施策 が期 待 され て いると こ ろ
行 わ れたも のであ る。
ペー ンを実施 し て いることから 、大 変 お得 にな っ
であ る 。
で の間 の土 日祝 日 の利用 に ついて、ポイ ント 三倍
平成 一四年 七月 より実施 し てきた ETC前 払割
て いる 。
キ ャ ン ペ ー ンを 実 施 し て いる 。
月 二 〇日 三四時を も って
引 に ついては、本年 三 一
終 了後 に お い ても 既 に支 払 った 前 払 金 に つ いて
ただ し、積 み増 し
受 付 を終 了す る ことと な った (
う になり 、各 有 料道路事 業 者 にお いてあ ら ゆる対
人 々による偽 造 が平成 一一年 頃 か ら発 見 さ れるよ
ハイ ウ ェイ カ ー ド に つ い て は 、 一部 の 悪 質 な
新規登録の受付終了等)
TC前払割引の前払金の支払と
五 そ の他 合一
積 み増 し) の受付 と新 規登録 の
前 払金 の支払 い (
は、 これま で通り 引き続 き ETC での利 用 が可能
策を 講 じ てき たも のの、 そ の被害 が後 を絶 たな い
偽 造を防止す るととも に、
こと か ら社会 問題化 し、
で あ る )。
E TC前 払割引 におけ る こ のよう な措 置 に つい
ま た、利 用 に ついては、平成 一八年 四月 一日 0時
E TC への集 約を進 め るも のと し て、本年 九 月 一
、
を も って停 止 さ れ る こ と と な って い る 。 な お ハ
ては、国 土交 通省 にお いて設置 し て いる学 識経験
委員長 ⋮杉 山 武彦
(
イ ウ ェイ カード の残 額 に ついては、 ETC前払割
五 日をも って、そ の販売を 停止 したと こ ろ であ る。
民 の ご 意 見 を いた だ い た 「パ ブ リ ッ ク コ メ ン ト 」
引 に付 け替え る措 置を実施 し て いる。 ETC前払
今 後 の有 料 道 路 のあ り 方 研究 会」
者等 か らな る 「
にお いて整 理 され た料 金 割 引 の考 え 方 にお いて、
一橋大学学長)及び広く国
「
様 々な 利 用 場面 に対応 し た割引 が 可能 で利 用促
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総轢o45 4 # 3793
図9
マイ レー ジキ ャ ンペー ンのチラシ
道行セ 2005 .12
39
に取 り組 ん で います。
って実 現す べく 、役員 ・社員 二、 三 〇〇名 が業 務
を 、効 率 的 な企業 運営 と徹底 した コスト意 識 でも
率的 に事業 を 遂行 します。
饑
◎
○経営資源 の有効活用や技術開発を推進し、効
しま れ る会 社 を 目指 します 。
○地域 に密着 した サ ービ スを 展開 し、 地域 に親
中日本高速道路株式会社総務部広報室
鬮琳 の大動脈 を つく り 、 ま も る
B はじめに
平成 一七年 一0月 一日、日本道路公団は半世紀 に
及ぶ歴史 にそ の幕を閉じ、東 ・中 ・西三 つの高速道
○信 頼性 の高 い高速道 路 ネ ット ワー クを 構築 す
中日本高速道路株式会社は、公団時代と同様に
し、 そ の効 果を最大 限発揮 させ ること で、地域 社
当 社 は、高速道 路 を これま で以 上 に有 効 に活 用
囲曙 経営理念と経営蒲針
良質 な高速 道 路空 間を提供 し て いく のはもち ろん
会 の発 展と暮 ら し の向 上、さら に広 く 日本 経済全
充実 させ るとと も に、
人か ら事 業 譲渡 を受 け、
路株式会社とし て新たな スタートを切りま した。
のこと 、 一〇月 二人 日 に岐阜 県と の包括 的提携協
体 の活 性 化 に貢 献 す る、と いう 経 営 理念 のも と 、
新 たな事 業を展 開 し て、 お客様 の ニーズ に こ
るととも に、安全 で安 心 でき る高速 道路を良
定を 締結 した こと を手始 めと し て、今後 は さら に
以 下 の経営 方 針 に基 づき 社会 ・お客様 ・投資家 の
石川県、福 井県 、山梨県 、長 野県 、岐阜 県、静 岡
当社 の事業 エリ アは東京都 、神奈 川県 、富山 県 、
三 事業 霊リラと事葉デ ータ
○現在 SA ・PAを運営 し て いる二 つの財 団法
好 に管 理 しま す 。
地域 連携を 深 め 、地域 に密 着 した企業 運営 を 進 め
たえ 、収益 の拡 大 に取組 みます 。
○徹底し て公正 ・透明な経営を確立 し、信頼性 の
皆様 のご期待 に こたえ てま いりま す 。
「
民 間 企業 と し て の経 営 判 断を し、経 済 合 理 性 に
向 上に努 め、企業 の社会的責任を果たします。
債務 を確 実 に返済 す る」、
てま いり ます 。 そ し て 「
民
基 づ いた優先 順位を つけ て道路 建 設を行う」、 「
○あ ら ゆる場面 でお客様 を大 切 にし、 お客様 の
満 足度向 上 に努 めま す。
間 のノウ ハウを 生 かした合理化 ・効率 化を 通 じ て
お客様 サ ービ ス の向 上を 図 る」 と いう 三 つの目的
5
セ
0
4
道
行
鬱 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
敷
道
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高
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上 上
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郡1
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設
欝
ー)。ま た高速 道 路事 業 以外 の事 業 と し て、高 速
県、愛知 県 、三重 県 及び滋賀県 の 一都 = 県 です 。
図
SA (サービスエリア)
道路 の休 憩 所、給 油所等 の建 設 ・管 理 や国、地方
緘
勁
目
“
伊
當葵収入{館円j
当社 は こ の エリ ア内 にお いて、高速 道 路事 業 と し
利用台数L万台/□」
公共 団体等 の委 託 に基 づく道路 の新 設、 そ の他 ト
濱叢延長秋m j
て第 二束名 ・名 神 や東 海 北陸道 、圏央 道 など の高
勁
目
辰
勳
目
北
第ニ名神高速道鰡
ラ ックター ミナ ル事 業 や占 用施 設 の活 用、広告事
紀
巡
勳
近
PA (パーキングエリア)
休融誌設 能設数
[幟所J
策名囲自動車道
速 道路 の整備 、東名 ・名神 高速 、中央 道を はじ め
動
目
北
圏央道
業を 実施 し て いま す 。 これら に関す る事 業 データ
近
中部横断自動車追
とす る高速 道路 の管 理 ・運営 を行 って いま す (
図
建設中及び調査中
は表 1のと おり です 。
四 組織
当 社 の組 織 は図 2 のと おり であ り 、ま ず本 社組
織 と し て二 つの事 業 本部と これらを支援 す る コー
ボ レー卜部 門 (一室 六部 ) のほか 、 二 つの事 務 セ
ン夕-を 設け て います 。
高速道 路事 業 本部 のも と に、高速道 路 ネ ット ワ
ー ク の整 備 を 担 う 建 設 事 業 部 と 、高 速 道 路 の管
理 ・運営 、 お客様 サ ービ スを 担う 保全 ・サ ービ ス
事 業部 の二部を 、関連事業 本 部 のも と に、サ ービ
ス エリ ア や パ ー キ ン グ エリ ア の運 営 を 担 う S A ・
PA事業部と、新たな事業 の推進を担う事業開発
部 の二部を 設け 、 お客様 により良 いサ ービ スを提
供 でき るよう 、事 業 に重点 を 置 いた体制を 整備 し
て いま す 。 コーポ レート部 門 にお いても 、総務 部
広報 室 に、お客様 の声を直 接 承 る 「ハイ ウ ェイガ
イド名古 屋」 を配 置 し、 二四時 間体 制 でお客様 へ
の各 種応 対を行 って います o
ま た、各 地域 の事 業を 担う 組 織 と し て、中部 地
区支 配 人、横 浜支 社 、 八王 子支 社 、金 沢支社 の四
支 社等 を置き 、それ ぞれ の支社等 の下 には現場組
織 と し て、 工事 事 務所 ・技 術事 務 所 ・管 理事 務所
を 配置 し、各 地域 の多 様 な ニーズ に応え られ るよ
う 、体 制を整え て いま す 。
さら に、 そ の他 の機 関と し て、関 、
圏を 中心と
セ
道
行
所
務
事
事
工
螂
部
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所
務
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所
務
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緑化技術センター
ば
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螂“離! 郷 邨 鬱 靴
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鍋麗
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靴
組
綱
(平成17年12月 1日現在)
し た 関係 機 関 と の連 携 など を 担う 東 京事 務 所 と 、
調査 ・研究開発 などを 担う 中央 研究 所を配置 し て
いま す 。
五 平成 一七営業年鷹事業計画の概要
平成 一人
去 る 二 月 一日、当社 は国 土交 通大 臣 か ら平成
平成 一七年 一〇月 一日
一七営 業年 度 (
年 三月 三 一日)事 業 計 画 の認 可を受 けま した。事
業費 と し て全 体 で約 三、 八三 四億 円を 予定 し てお
り 、 そ のう ち高 速道 路事業 は約 三、 六九 六億 円 で
す 。 これら の事 業 のた め、 二、七九 一億円を 政府
保 証債 や自主 調達資 金 により 調達す ることと し て
“ま す0ま た当期 純利益 と し て約 八億 円を見込 ‘
い
ま す 。
で
高速道路事業
各 事業 の詳 細は次 のと おり です 。
1
ゆ 高速道路 の新設、改築
道 路 五 三六 皿
第 二束 名高 速道路を は じめ、 三 一
の高速 道 路新 設事業 と 、東海 北陸自 動車道 一人 如
の区 間 で の改 築事 業を公 団 から引き 継ぎ 実施 し て
して
、平成 一七
いま す。 これら の事業 を実施 す るた め、
、蓬
震 の“●“‘して教 “蕉 1
いま す 。事 業 の実施 にあ た っては、 これま で の コ
スト削減 メ ニ ューを より積 極的 に実行 す るととも
に、更 な る コスト削 減 に ついて、 関係機 関と の協
2
1
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2
鱸
セ
道
行
“
謙 調整 を実施 し て いき ま す。
勢和多 気 JC T (
仮称 )間 一
なお 、今営 業年度 中 に、近畿自 動車道紀 勢線 の
大宮 大台 (
仮称 )
三 ・四範 の新 規 開通を 予定 し て います 。
② 高速道路の維持、修繕、災害復旧その他の管理
中央自動車道などを含む計 一七道路、 一、六七三
蛔 の管 理延長 に ついて、修繕 の事業費とし て約 一九
二億円、維持そ の他 の管 理 の事業費とし て約七 一二
○清潔 感 のあ るき れ いな店舗 で、真 心を 込 めた
接客 サ ービ スを 提供
○ お客様 ニーズ の高 い販売 商品と飲食 メ ニ ュー
の充実
○ 地域色 豊 な名 産 品 ・特 産 品を 、地 元 の方 々と
協力して提供
② 国など の委託 に基づく道路 の新設、改築、維
お客様 の利便 性 の向 上 に共同 で取り組 ん で いく こ
ゞ池
。当
こo
±が
と と な り ま した
←社
茗提︲
地方自台
治本
体と
と包舌
括勺
的な
携 をす る のは今 回が初 め てであ り、 これを契 機と
ETC マイ レージ キ ャンペーンの実施 (
平成
し て地域 と の連携を推進 し て いき ます 。
2
一七年 三 一
月i 平成 一八年 三月)
一如 (
尾鷲 北
紀伊長島 ) の新 設 工事 を 国 から受
新直轄方式 で整備される近畿自動車道紀勢線二
と E T C マイ レ ー ジ サ ー ビ ス の ご 登 録 件 数 二 〇 〇
ント 二倍 キ ャン ペー ンを 行 って います が、民営 化
に 、 一〇 月 か ら E T C マイ レ ー ジ サ ー ビ ス のポ イ
当 社 では 東 ・西 日本 高 速 道 路 株 式 会 社 と と も
して いただけるよう 、常 に良好か つ快適な路線 の維
託す るほか、関係機 関と の事 業 調整 により会 社 で
万件 突破 を 記念 し 、お客様 の日頃 から のご愛 顧 へ
持、修繕等
持 に努 めるととも に、今後 の更新時代 に対応した効
受 託す る工事 など 、事 業 費約 一一九 億円を 予定 し
の感謝 と し て、新 た に 「
新規 お申 し込 み六 〇〇ポ
億円を予定し て います。お客様 に安全 ・快適を実感
率的 ・効果的な道路管理 に取組 みます。
て いま す 。
③ その他 の事業
イ ント三倍 キ ャ ンペー ン」 を 実施 いた します 。詳
イ ント プ レ ゼ ン ト キ ャ ン ペ ー ン」、 「民 営 化 記 念 ポ
ま た、通行 料金 に ついては旧公 団が導 入 した各
種 割引制 度を 引き継 ぎ 、 E TCを活 用 した弾 力的
事 業費 と し て約 0 ・五億 円を 予定 し、既存事 業
七 弱わりに
go」□" を ご 覧 く だ さ い。
細 に つ い て は 専 用 W E B サ イ ト (#旨 ""そ"ぁ日①1
な料金 施策 の導 入 に努 め、 E TC の利 用促 進 を 図
と し て高架 下に駐車 場 や倉庫 を 設け る占 用施 設活
と し て金 沢 のト ラ ックター ミナ ル事 業 、新 規事 業
コスト削減 に ついては、平成 一五年度から三 ヵ年
用事 業 や、 WEBサイ トなど を活 用 した公告事 業
って いき ま す 。
で約 三割 の削減を達成し てきましたが、業務内容を
を 実施 しま す 。
おかげ さまをも ち ま し て、私ども 中 日本高速道
路株 式会 社 は、新 たな 一歩を踏 み出す こと が でき
去 る 一〇月 二八 日、当 社 は岐 阜県 と包括 的提 携
ま いり ま す 。皆 さま には 、今 後 も 一層 のご指導 、
運営 を進 め る こと で、皆 さま のご期待 にこたえ て
ま した 。今後 は これま で以 上 に高 品質 な高速道 路
協 定を締結 し、高速 道路等 を有 効 に活 用 し て、産
ご鞭撻 を 賜りま す よう お願 い申 し上げます 。
岐阜県との包括協定
一六 二 ヵ所 あ る 既 存 の サ ー ビ ス エリ ア ・パ ー キ
業 ・観 光 の振 興、情 報 提供 、防災安 全 など の幅広
1
穴 その他のトピ ック
さらに細かく見直 し、民間企業とし ての知恵と 工夫
を駆使し、更な る効率性を追及し ていきます。
2 高速道路事業以外の事業
ング エリ ア の管 理 のた め の事 業 費と し て約 一八億
い分 野 にお いて地域 社会 の活性化 と ご利 用 され る
= 高速道路 の休憩所、給油所等 の建設 ・管理
円を 予定 し、次 の方針 で取組 みま す 。
43
道行セ 2005 .12
と と なりま した。
鰊
◎
鴬
② 太 め の文字 は、機 能美 にあ ふれ た力強 い橋
トを意 味 して いま す 。
本州四国連絡高速道路株式会社
概要と新た意識纏参
蕊州圓圓連絡曲遭遭騰㈱◎
= はじめに
JB本 四高速 は、高速 道路 株式 会社法 に基 づき
ラ マリ ンブ ルー」を採 用 し、地域 に貢献 し続
③ 背 景色 に瀬 戸内海 を イ メージ した 「ウ ルト
であ り 、安 全 で快適 な道 路 を表 し て いま す。
の瀬 戸中央自 動車道 の開通 、平成 一〇年 の神 戸淡
設置 さ れ、株式 の2/ 3を 政府 が、 1/ 3を 関係
け ると いう新会 社 の姿 勢 を表 し て いま す。
三 会社棚藁
路鳴門自動車道 の全線開通、平成 三 年 の西瀬戸
す る地方公 共 団体 が保有 す る特殊 会 社と な って い
昭和 五 〇年 の大 三島橋 の着 工以来 、昭和 六 三年
自動車 道 の概成 により 、本州 ・四国 間 が、 三 ルー
ます 。会社 の概要を 、表 1に示 しま す。
四 経営理念 ◎行動規範
ト によ って結 ば れ て います 。
これら の道路 の建 設及び管 理 は、 これま で本州
民営 化 を機 に、 日本 が世界 に誇 る長 大橋 梁 ジ ャ
経営 理念 の実 現 に向 け て、社 員 の 一人 ひとり がど
経 営 理 念 」 を 作 成 しま した 。 ま た 、
るた め に、 「
のを対外 的 に示す ととも に、社員 の意 識を統 一す
会社 の発足 にあ た って、会 社 が めざ し て いるも
月 の道 路 関係 四公 団 の民営化 により、高 速道路 の
パ ン ブ リ ッジ の略 称 「J B」 を 新 会 社 の ロゴ マー
三 白ゴ マータ
保有 と債 務 の返済 は、 日本高 速道 路保有 ・債 務 返
① J B の文字を形成 す る三 つの白 い線 は、優
ます 。
成 しま した。経営 理念 及び行動 規範を表 2に示 し
行動 規範」 を 作
のよう に行 動す べき かを 示 した 「
図 1 )。
クと し ま し た (
以 下 「J B本 四高 速」と言う 。)
高 速道 路株式 会社 (
美 な 景観を持 つ瀬戸内 海 に架 か る三 つのルー
ロゴ マー ク は 、 以 下 を 表 現 し て いま す 。
が 機 構 か ら高 速 道 路 を 借 り受 け て、実 施 す る こ
道路 の管 理 ・運営 は、 民営 化 された本 州 四国連 絡
機 構 」 と 言う 。) が実 施 し 、高 速
以下 「
済機構 (
四国連 絡橋 公団 が実施 し てき ま したが、本年 一0
◎ ◎ ◎
表1
本州四国連絡高速道路株式会社の概要
商 号
代表取締役社長 堀切 民喜
役員数
取締役
本社所在地
資本金
設立年月日
五 業務纜嚢
5名
監査役
3名
406名 (平 成 17年 10月 1 日現 在)
兵庫県神戸市中央区小野柄通4-1-22 アーバンエース三宮ビル
40億円
平成 17年 10月 1 日
図1
表2
ロ ゴマーク
経営理念 ・行動規範
経営理念
B r id g e : C o m m u n ic a t io n 量 T e c h n o lo g y
私たちは、本州と四国を結ぶ世界に誇る橋を良好に保つことにより、
人と物の交流と地域の連携を推進し、 経済の発展と生活の向上に寄与
します。
また、 こ れま で培 っ てきた橋の建設、 管理技 術を活用 して 広く 社
、
会に貢献します。
本来業務であり、本州と四国を連絡する自動車専
用道路 の改築 や維 持 、修 繕 、災害 復旧 及び そ の他
の管 理が これ に該当 しま す 。
関連事 業 は、 これま で実施 し てき た長大橋 の調
出
査 、 設計 、研究 など の受 託 業 務 に加え 、休 憩 所 、
給 油所 そ の他 の施 設 の建設 ・管 理 や、 由け出 によ
届
J B本 四 高 速 の業 務 は 、 「高 速 道 路 事 業 」 と
「関 連 事 業 舎同速 道 路事 業 以 外 の事 業 と に分 類 さ
高 速道路事 業 は、 これま で実施 し て いた公 団 の
H on s h u - S h lk o k u B r id g e E x p r es sw a y C om p a n y L 1m 1 t e d
代表者
従業員数
本州四国連絡高速道路株式会社
1
お客様に安全、 安心、 快適に利用 していただけるよう サー ビ
、
ス の充実に努 めます。
2
200年以上の長期にわたり利用される橋をめざし、 万全な維持
管理に努めます。
3
橋梁技術のフロン トランナーと して、 技術の継 承 ・ 高度化 を推
進 します。
4
5
瀬戸内の美しい自然を大切にし、 環境に配慮します。
公正で効率的な運営により、 経営の安定と成長をめざします。
行動規範
1
2
3
4
経営理念の実現に向け、 誇りと自信を持って挑戦します。
お客様の視点を大切にし、 お客様との対話に努めます。
現場重視で、 素早く決断し、 課題を解決します。
自立 ・自律の精神で仕事に臨み、 創意工夫と自己研鑽に努めま
す。
社員相互の信頼と理解を深め、 明るく、 風通しのよい職場をつ
くります。
6 会社を支える気概を持ち、 会社の発展をねがい 自らの幸せを
、
築きます。
5
瀬戸中央自動車道 (37km )
地
図
の
側
北
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下
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9 約 6
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所 高 員
場
置
設 全 定
観覧車諸元
表3
本州四国連絡道路位置図
図2
/落
神戸淡路鳴門自動車道 (89km )
り実施す ることが可能と な る新 規業務 が該当 しま
す 。ま た、従 来、公 団 が実施 し て いた本 四鉄道 の
管 理も 、機構 から の受託 業 務となり 、 関連事 業 で
整 理され る こととなりま した。
J B本 四高速 が、管 理す る道 路 の概要を 図 2に
示 しま す。
穴 民営化後の新た惣展開
JB本 四高 速 では、民営 化を機 に以 下 の取組 み
"
s A ・P A施 設 を 活 用 し た 広 告 事 業 や s
を行 って います。
①
A ・PA エリ ア への集 客 施 設等 の誘致
例
② 公 団所有 土 地、建物 を活 用 した事 業 (
自 社ビ ル の空室 の賃 貸事 業 )
③ 長大 橋技 術 などを活 用した国、地方公 共 団
体などを対象 と した技 術支援 業務 の展 開
七 淡路SA への観覧車の誘致
神戸淡路鳴門自動車道 の淡路島北端 に位置し、
下り )
明 石海 峡 大 橋 を 望 む淡 路 サ ービ ス エリ ア (
表 3、 図
に、観覧車 を 設 置す る こと と しま した (
3 )0
平成 一八年 のゴ ー ルデ ン ・ウィー ク前 にオ ープ
ンす る予定 です 。
観覧 車誘 致 の目的と し て、
① 淡 路 サ ービ ス エリ ア及び本 四道 路 の広告宣
伝
② 魅力溢 れ るサ ービ ス エリ ア の創 造
サ ービ ス エリ ア の集 客力向 上
③ 地元地域 への貢献
④
などを考え ており 、お客様 サ ービ スの向 上 にも 寄
与す るも のと考え て いると ころ です。
皆様 のご来場を こ ころより お待ち致 し ておりま
す。
七 捜衞蔓蠣業務の新規展開
公団時 代 に培 った長大橋技 術 ・橋 梁技 術 は、 J
B本 四高速 に承継 さ れ ており 、今 後 、 これら の技
術を 活 用 した社会 貢献を新 会 社 の目標 のひと つと
し て いま す 。
たとえ ば 、本州 四国連 絡橋 の建 設 ・管 理 で培 っ
た ノウ ハウを活 用 した発 注者支援 業務を 展 開す る
ことを考え ており 、 そ のひと つと し て、支援 先 に
当社 の技 術者を 派遣 し て、設計業務 の管 理、施 工
業 務 の管 理 の技 術支援 を 行う 設計 ・施 工管 理型 の
C M関係業務 に取り組 む ことと し て います 。
これら に ついて、発 注者 側 の ニーズ把握 に努 め
て、
積 極的 に支援 に取組 みた いと考え ております 。
八 おわりに
今後 は、地域 の方 々やお客様 に愛 され る会 社 に
な る こと を 目標 に、 「お客 様 に安 全 ・安 心 ・快 適
に利 用 し て いただ け るよう な サービ スの充実」と 、
同、取り組 ん でま いります 。
皆 様 の温 か いご支援を よ ろしく お願 いいた しま
す。
をへ
ふき
「二 〇 〇年 以 上 の長期 にわ たり 利 用 さ れ る橋 を め
ざ し、 万全 な維 持管 理 に努 め る」 こと に、社員 -
ミ
なさミ
A
い
き/
淡路 S A と観覧車 (完成予想図)
図3
‘
一≦ ′
'
岡崎 之彦
圓遭下斜面が国家賠償港二条 一項にいう
公の営造物 (
公営造物)に該当するか争われた事例
ー国道 一二五号線下斜面崩壊損害賠償請求事件-
道路局道路交通管理課
そ の後 死亡 した者 の相続 人 であ る原告ら が、被告
一三 五号 線 下斜 面 の崩 壊 事 故 によ り傷 害 を 負 い、
本件 は 、平成 一三年 一月 一〇日 に発生 した国道
落 ち た 土 砂等 に よ り 損 壊 し た 。 な お 、 本 件
と いう 。)、 そ のた め本 件 建 物 の 一部 が 崩 れ
以下 「
本件事故」
崩壊す る事故 が発生 し (
下 「本 件 斜 面」 と いう 。) が 、幅 約 一0 m、
高 さ 約 一五 m、 厚 さ 約 二 三 mに わ た っ て
と の間 に挟 ま れ て存 在 す る急 な 傾 斜 地 (
以
国家賠償法 二条 は、 国又は公 共団体 が設置 又 は
静 岡 県 及 び 被 告 国 を 相 手 に 、 同事 故 は 国 道 の設
斜 面 のう ち 、 崩 壊 し た 箇 所 は 、 図 1 に 「崩
煕 事案の概嚢
管 理す る公 の営 造物 に関 し て生 じた損害 に ついて
置 ・管 理 の瑕疵 に起 因 し て発 生 したも のであ ると
壊 斜 面 」 と 表 示 さ れ た 部 分 であ る (
以下
静岡地方裁判所沼津支部 請求棄却 (
確定)
公
の国 又 は 公共 団体 の賠 償責 任 を 定 め て いる。 「
主張 し て、国家賠 償法 二条 一項 に基 づき 、損害 賠
はじめに
の営造物」と は、国又 は公共 団体 により 、直 接公
「
崩壊斜 面」と いう )。
本 件 国 道 は 、 被 告 国 が 設 置 し 、 そ の後 道
路 法 一三 条 一項 の規 定 に よ り 、 被 告 静 岡 県
②
償等 の支払 を求 めた事業 であ る。
施 設を いい、行 政主 体 が管 理権 限を有 しな い場合
でも 、 行 政 目 的 か ら事 実 上 管 理 し て いるも のは
が道 路 管 理 者 と し て維 持 、修 繕 そ の他 の管
に面 した静 岡県賀 茂郡東伊 豆 町所在 のホ テル
③ 本件斜面 の所有関係及び土地境界は、図
平成 一三年 一月 一〇日、伊 豆半島 の東 海岸
今 回は、 国道 下斜面 が国家 賠償法 二条 一項 に い
の建 物 (
以下 「
本 件 建 物」 と いう 。)と 、 そ
1 のと お り であ り 、 本 件 国道 敷 地 及 び 本 件
①
公営 造物 ) に該当す るか争 わ れた
う 公 の営 造物 (
の西側を海岸 線 に沿 ってほぼ南 北 に縦走す る
斜 面 の最 上 部 付 近 を 被 告 国 が 所 有 し 、 他 方
理を し て いる 一般 国道 であ る。
事 例を 取り 上げ る こと とす る。
本件 国道」 と いう 。)
国道 一三 五号線 (
以下 「
「
公 の営 造物」 に含ま れ る。
前提事実
の目的 のた め に供 用さ れ る個 々 の有 体物 及び物的
︹一審 判決 ︺平成 一六年 九 月 八 日
海側 に至 る本件 斜 面 の東 側大 部 分 の土地を ホ
テルが所有 し て いる。
争点
二 主な争点
1
① 本件 斜 面 は国家賠償法 二条 一項 に いう 公 の
営 造物 (
公営 造物 ) に該当す るか。
争点 に ついて の当事者 の主 張
疵 があ るか。
② 崩壊 斜 面周 辺 の本件 国道 の設置 ・管 理 に瑕
2
公営 造物 と は、広 く 「
公 の目的 に供 用され
のであ って、国道 設置者あ る いは国道管 理者
は、 一体 と し て の法 面 が崩壊 しな いよう 、防
すなわち 、ホ テル所有 部分 に万 一崩壊など
て いる有 体 物 」 つま り 「
公物 」 一般 を 指 し 、
な い。 ま た、道 路 と は 、 「一般交 通 の用 に供
の事 態 が発生す れば 、直ち に国有 地 の路肩 に
自然 公物も 公営 造物 にあ たるが、直 接 公共 の
す る道 でー、 ト ンネ ル、橋 !等道路 と 一体 と
直 接影 響 し、事 態 によ っては側溝 から本件 国
護 柵 やブ ロ ック積 な ど 崩 壊 防 止 対 策 を 講 じ
て、 これを安 全 に維 持 ・管 理す べき 義 務を負
な ってそ の効 用を全う す る施 設又は 工作 物 及
道 そ のも のも 崩壊 など の危険 に陥 るか ら、 ホ
用 に供 され ておらず 、自然 のまま 何 ら の管 理
び道 路 の附属物 で当 該道路 に附属し て設けら
テル所有 部分 は、自 然 の斜 面と か、本件 国道
うも のであ る。
れ て いるも のを 含 む」 (
道 路法 二条 一項 ) と・
と無 関係 な斜 面 など ではなく 、ま さ に本件 国
も行 わ れ て いな いも のは、公営造物 と は いえ
さ れ て いる 。
有 部分 には 、図 1 のと おり 、 ブ ロ ック積、 野
道 の法 面と し て 一体 を な し て いる。 ホ テル所
そ の 一部 が被告 国 の所有 地 であ るが、 いず れ
面 石横 、 コンクリート擁壁 など が法 面 に設置
本件 斜 面は 、
大半 が ホ テル の所有 地 であり 、
に つ いて
も直 接 公共 の用 に供 され ておらず 、自然 のま
され る べき 防護策と し て施 され、法 面 の補 強
= 争点① (
本件斜 面は公営造物 に該当す るか)
(
原告 ら)
ま 何ら の管 理も 行わ れ て いな い。した が って、
策 がと られ て いた が、これは 、国道 設置者 が、
本件斜面は、そ の所有 関係 にかかわりなく、
本件 斜 面 は公営 造物 と いえ な い。
本件国道と 一体をなし、これを保持するため の
認す る のが合 理的 であ る。そ し て、本件 斜 面
土地所有 者 の承 諾 のも と に設置 したも のと推
本件 斜 面は 、国有 地 の部 分を含 め、全 て自
付近は、脆弱な地質が分布する急傾斜地危険
(
被告国)
す なわち 、本件 斜面 は、本件 国道 の建 設 に
然 の斜 面 であ って、公営造物 に該当 しな い。
法面 であ ると いえ るから、公営造物 にあたる。
伴 い法面と して設けられたも のに草木が繁茂し
② 争点② (
崩壊斜面周辺の本件国道 の設置 ・管
箇 所と し て周知 され て いた場所 であ り 、
特 に、
て いた も の で、 こ の法 面 に は ガ ー ド レ ー ルと そ
本件 斜 面 のす ぐ横 の斜 面 には以前 に小崩壊 し
た痕跡 が みら れ る こと からし て、上記 の義 務
理 に 瑕疵 が あ る か) に つ いて
(
原告ら)
の基礎 コンクリートを始 め、擁壁など不十分な
がらも崩壊防止対策がなされ ていた ことからす
の設置者 又は管 理者 た る被 告 らと し ては、大
はなおさ ら強 調 さ れる べき であり 、本件 国道
(
側溝 の設置 ・管 理 の瑕疵 に ついては省 略 )
量降 雨時 でも 崩壊 しな いよう 防護 施 設等 を 講
○本件 斜 面自 体 の設置 ・管 理 の瑕疵 に ついて
法面 の崩壊防止 のため の適切な斜面対策を講ず
本件 斜面 は、本件 国道 の法 面と し て、 そ の
じ て、地滑り を抑 止 し 、法 面 の安 定 を 図るた
れば、自然 の斜面とは いえな い。また、国道 の
ることは、国道所有者 の義務 であ る。
所有 関係 にかかわり なく これと 一体を なすも
(
被告静岡県)
40
≦首キ千ヤ つnnく 1つ
講 ぜず 、漫然 と放 置 したも のであ る。
策 を施 す べき であ った のに、何 ら の防護策 を
す る本件 建物 を保 護す るた め の適 切な斜 面 対
め の十 分な排水 対策 など 本件斜 面 の下 に位 置
いて の瑕疵 があ ると は いえ な い。
の安 全性 に欠 け て いたと は いえ ず 、 設置 に つ
等 を 設置 しな か ったからと い って、本件 国道
の管理者又は所有者が自然 の斜面に防護施設
周知 された場所 であ ったと し ても 、本件 国道
載 のとおり )は 、被告 静 岡県等 に設置 関係 の記録
図 1記
いた 野面 石積 、 ブ ロ ック積 及び本件擁 壁 (
い。ま た 、本件事故 当時 、本件 斜面 に設 置され て
件 斜面 に改造等 を加え るなど した形 跡 は窺 わ れな
て、被告 ら が、本件 国道 の使 用 に供す るた め、本
管 理 の瑕疵 に ついて
等 が設置す る場合 の技 術基 準 には適 合 しな い構 造
が残 って いな いこと 、 いず れ の物件 も被 告静 岡県
(
被告静岡県)
本 件 国 道 の管 理 の主 体 は 被 告 静 岡 県 であ
がと ら れ て いる こと 、仮 に被告 静 岡県等 が設置 し
イ
(
側溝 の設置 ・管 理 の瑕疵 に ついては省 略 )
り、 これ に つき責任 を負う 主体 も被告 静 岡県
○本件斜 面自 体 の設置 、管 理 の瑕疵 に ついて
本件斜面 の大半 は、ホ テルの所有 地 であり、
た場合 には、通常 設置者 にお いて敷地を 買収 す る
取扱 いがな さ れ るが、 そ のよう な措 置がと られ て
いな い こ と 、 こ れ ら の物 件 が 、 いず れ も ホ テ ル の
、
所有 地内 に設置 され、
、本件斜面 に つき 被 告静 岡
県等 によ る事 実上 の管 理も 一切行 わ れ て いな か っ
た こと等 の事 実 に照 らす と 、 ホ テルにお いて設置
目的 に供 され る有体 物 又は物 的設備を指 称 し、国
公営 造物 と は、国 又は公共 団体 により直 接公 の
む 土 地部 分 (
以下 「
対象 斜 面」 と いう 。) は 、本
道 の路肩部分を支持するに相当な範囲 の斜面を含
本件斜面 のうち、被告国所有部分を含め、本件国
したも のと 推 認 す る のが相 当 であ る。も っと も 、
も のではなく 、風化等 によ って次 第 に脆弱化
又は公 共 団体 が法律 上 の管 理権 や私法上 の権 原を
件 国道 の 一部と し て、 そ の維 持等 に関連 し て いる
争 点① に ついて
原告 ら の請 求を 、 いず れも棄 却 す る。
主文
三 主な争点に対する裁判所の判断
であ って、被 告 国 では な い。
したが って、管理責任がホテルにあ った ことは
明らか であ る。本件斜面上 に存在 し ていた擁壁
等 は、被告静岡県が設置したも のではな い。
ま た、本件 斜 面 は 、急 斜 面 であ る こと から 、
斜 面崩 壊 の 一般 的 な危険 性 があ る箇 所 であ る
こと は地域 住民 及び 関係者 に周知 され て いた
したも のであ って、被 告 静 岡県 は、 こ の付近
有 し て いなく ても事 実 上管 理 し て いる状態 にあ れ
と いう べき であ り 、 こ の認定 を覆 す に足り る証拠
1
に脆弱 な地質 が分布 し て いた ことを本件 崩壊
ば 足り ると いう べき であ るが、直 接 公 の目的 に供
は な い。
が、崩壊 の具体的 な危 険 性 が認 識 され て いた
以前 には把握 し て いなか った。
さ れ ること のな い物 は公営 造物 にはあ たらな いと
度 の降 雨状況 下 にお いて崩壊斜 面 が同様 に崩
り、本件国道の設置後、本件事故当時と同程
るが、本件斜 面 は、自 然斜 面 であり 、本件 国道 の
腹 部分を 一部掘 削 し て建 設されたも のと認 めら れ
と こ ろで、本件 国道 は、自 然 の急 な傾斜 地 の中
く そ の余 の斜 面 に ついては理由 がな い。
該当す る旨 の原告 ら の主張 は 、上記対象斜 面を 除
を な し これを保 持す る法 面 であ るから公営 造物 に
ア
(
被告国)
設置 の瑕疵 に ついて
解す る のが相 当 であ る。
壊 した こと はな か った。仮 に、本件 斜面 が急
一部 ではなく 、 そ の建 設及び そ の後 の維 持 にお い
した が って、本件 斜 面 の全 体 が本件 国道 と 一体
崩 壊 斜 面 の大 部 分 は ホ テ ル の所 有 地 であ
傾斜地危険箇所として地域住民及び関係者に
2
被告静岡県の責任
そ こ で検 討す ると、崩壊斜 面 の山 側 の対象
分 にも影響を及ぼし、道路とし ての安全な機能
合 には、本件斜面 の状況如何は、ひ いて路肩部
継続 し、しかも、 これが急傾斜 にな っている場
海側方向に向けて自然な形状を維持した斜面が
き であり、特 に、本件 のごとく、路肩部分から
た事故 に ついては、被告静岡県が責任を負う べ
した事故 であ っても、対象斜面 の瑕疵 に起因し
張は採用 できな い。も っとも、本件斜面 で発生
理が及び、危険防止義務を負う旨 の原告ら の主
本件斜面全体 に ついても当然 に被告静岡県 の管
は いえな い。したが って、道路と の 一体性故 に
は、原則とし て管理上 の責任を負担す るも のと
ら、本件斜面上 の事故 に ついては、被告静岡県
構成す るも のでなく、公営造物とは いえな いか
対象斜面を除く本件斜面は、本件国道 の 一部を
お いて管理され てきた公営造物 であるが、前記
前 記 のと おり、本件 国道 は、被告静 岡県 に
本件斜 面自 体 の設置 ・管 理 の瑕疵 に ついて
斜 面 の樹木 の生育 、地質 、雨水 の浸透等 長年
推 測をも 総合考慮 す ると 、本件事 故 は、本件
いが、斜 面崩壊 の事 故前後 の状 況 のほか本件
証拠 上 、本件事 故 の詳細 な機序 は明確 ではな
態 に至 って いた 疑 いが濃 厚 であ る。 そ し て、
年数 を経過 し ており 、す でに不適 切 な管 理状
め難 いも のの、本件 斜 面 の防護壁 と し て相当
誘発 の直接 の原因を構 成 し て いるとま では認
考慮すると、本件擁壁の存在自体が本件事故
ら れ る。また 、本件 擁壁 の構 造 や設置方法 を
責任 は 、も っぱ ら ホ テルに属 し て いたと認 め
であ る こと から、本件 斜 面 の危険 対策等管 理
し て、ホ テル例 の手 によ って構築 さ れたも の
建物 への危険 な いし災 害を 防止す る補強策 と
か ら み て、本件 斜 面か ら の土砂等 によ る本件
ホ テル所有 地内 に存在 し、 そ の構造物 の性 状
ック積 、野面 石積 及び本件 擁壁 は、 いず れも
も のであ る こと 、本件 斜 面 に設置 された ブ ロ
たが って、 こ の点 にか かる原告 ら の主張 は理
疵 を認 め る こと は困 難と いう べき であ る。 し
も 、被 告静 岡県 に対象斜 面 の管 理 にお いて瑕
告静 岡県 は把握 し て いなか った点を 考慮 し て
較 し て、 地質 的 に脆弱 な地盤 であ る ことを被
本件事 故時 ま でに、崩 壊斜 面 が そ の周 辺と 比
険 性を 予見 す る こと はも と より 困 難 であ り 、
件 国道 の安 全を脅 かす に至 って いる具体 的危
面 が そ の余 の本件 斜 面 によ って影 響 を受 け本
し てみると 、被告静 岡県 にお いて、対象 斜
た ことを認めるに足り る事情も認 められな い。
直 ち に影 響を 及 ぼす よう な危 険 な兆候 があ っ
も のの、路肩 部 分を含 む本件 国道 の安 全性 に
多 少 の表 層 土砂 の崩落 が見ら れた部 分 はあ る
みら れ ると ころ であ ると 認 めら れ る。)。加え
て、本件事 故当時ま でに、本件斜面 にお いて、
れと 同様 の機序 によ る崩 落 の事 例も しば しば
斜 面 の現場 の状況 に照らし て不合 理なも のと
は認 めら れず、 かえ って、証言 によれば 、 こ
確 認す る のが相当 であ る (
本件 推 測は 、崩壊
を損なう事態 に発生しかねな い危険性を全く否
の期 間 にわ た る自 然 的環境作 用 が主な要 因と
な り 、 本件事 故 直 前 の集 中豪 雨 と 相ま って、
次 に、原告 らは 、本件 国道 の海 側 の側溝 が
斜 面を 除く大 部分 は、 ホ テ ル の所有 にかか る
定す ることは できな いから、対象斜面 の瑕疵 の
周 辺土地 に比 べて脆弱 地質 であ った崩壊斜 面
山 側 に比 し て小 さ いこと 、海 側 の側溝 の海側
の 争点②に ついて
有無を判断す るに際し ては、対象斜面 のみなら
のほぼ中央付 近 の土庄 に変化 が生 じ、本件 擁
ア
ず 、本件斜面 の全体的状祝 、当該事故 の態様、
壁 の基礎 部分 から 下方 へ滑動を起 こし て、そ
の壁 が高 く な って いな か った ことを指摘 し つ
つ、本件事 故 当 時 、同側溝 が詰ま って排水 に
側溝 の設置 ・管 理 の瑕疵 に ついて
由 が な い。
原因等諸般 の事情 に照らした検討を要す ると い
の背 面側 土砂 ととも に下方 に崩壊 したも のと
イ
う べき であ る。
"皆ク
ニJラ ハ^^と l^
支 障を 来た し ており 、 これら本件 国道 上 の瑕
疵 によ って、溢 れた 雨水 が本件 斜 面を流 下し
て本件事 故 が誘発 さ れたと主張す る。
3 被 告 国 の責任
本件 国道 は、被告 国 にお いて設置 したも のであ
るが、本件 国道 の設置 にお いて瑕疵 があ ると は認
排水 の機能 を 果 た し て いたと推察 され る。ま
中豪 雨 の際 にも 、上記側溝 と相ま って十 分 に
と、従 前か ら はも と より、本件事 故 当 日 の集
防止す る役割 を果 た し て いた ことを 考慮 す る
これが本件 国道 か ら崩壊 斜 面 への水 の流 下を
盛り上が った土が土手 のよう に存在 し ており 、
道 の海側路肩部 分 には、側溝 のさら に海 側 に
拠 はな い。 かえ って、斜 面 崩壊 部 分 の本件 国
能 に支 障をき た し て いたと 認め る に足り る証
窺 え るも のの、崩壊斜 面付近 の側溝 の排水 機
で草 や土砂等 が側溝 内 に存 在 し て いた こと は
ち 、崩壊 斜面 か ら北方 に坂 を相 当 下 った場所
本件 にお いて、被 告 国は、本件 国道 の管 理 に つき
下 )、も と よ り被 告 国 は管 理 に つき 費 用 を負 担 し
。 した が って、
道路 法 五 〇条 二項本文 )
て いな い (
地 方 自 治 法 二 四 五条 以
でき る場 合 に該 当 せず (
地 方 自治 法 二条 九 項 一号 )、被 告 国 が これ に関与
道 路法 一三条 一項 ・九 七条 一項 一号 、
事 )が行 い (
か つては機 関委 任事務 と し て静 岡県知
告 静岡県 (
の管 理は 、そ の設置以来 、法定受 託事務 と し て被
る政令 によ る指定 区 間と され ておらず 、本件 国道
わち 、本件 国道 は、 一般国道 の指定 区間を指定す
り、被 告国 が関与 した事 実 は認め られな い。す な
れを専 ら被告 静岡県 にお いて行 ってき たも のであ
ま た、本件 国道 の管 理 は、対象 斜面を含 め、 こ
め ら れ な い。
た、証 人 の証 言 中 には 、本件 擁壁 の背 面 にお
責任 を負 う 主体 な いし立場 にはなく 、管 理 上 の瑕
しか しな がら、本件 国道 の海 側 の側溝 のう
け る地中 の水位 の上昇 が崩 壊 の要因 と考え ら
疵を 理由 とす る原告 ら の主張 は失 当 であ る。
に つ いて判 断 す るま でも な く いず れ も 採 用 でき
以 上 によれば 、原告 ら の主張 は 、 そ の余 の争 点
3 野面石積
劣
自
れ ると し て、 そ の水位 上昇は専 ら本件 斜面目
体 に降 った雨水 が原因 であ ると の指摘 があ る。
力 に違 いがあ る こと や、海側 の側溝 の海 側 の
ず 、本件請求 は 理由 がな いから 、 これらを棄却 す
結論
壁 が 高 く な って いな か った か ら と い って 、 側
る ことと し、主 文 のと おり判 決す る。
4
溝 と し て有 す べき 通常 の安全 性を 欠 いて いた
した が って、本件 国道 の両側 の側溝 の排水 能
も のとは到底 いえ な いし、本件 事 故 に結 び つ
く よう な瑕疵があ ったと は認 められな い。
-
一 事-
m .
“
・
Q
‘
“
ブ ロック積
野面石積
5 がけ
主
事」
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,
“
ブ ロック積
野面石積
図
0
0
2
道行セ 2005 ,12
52
熱海側
一一
下田側 モー
晃
新潟県中越大震災 応援ありがとうござ いました
新潟県東京事務所 東 海 林
る住 民 、停 電 で信号 が点 灯 し て
な い市街 地を走行 す る車 。 そ ん
な現地 で各 県 から の県警 や消 防
関係者 が、特 に東京 都 レ スキ ュ
ー隊 の重機を含む救急車両編隊
を 見 かけたとき は、もう 既 にと
6伽
弱 弱
フ
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度 度
度
震 震
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圏□□
鰯
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5 5 ぬ -大
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饅融 な
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57
2005 ,12
道々
テセ
鬱 鰭
れ "
ゞゞ
の驚きと 心強 か った のを 思 い出
します 。
現地 で の各 方 面 へ通じ る道路
様 な光 景 でした。あち こち で陥
没 し て いる道路 や飛び出 した マ
つ ・ ・ ・。
速報 では 「
新潟 県 の中越 地方
の状 況確 認をと 急ぐ が、まとも
昨年 の新潟 県 中越大震災 で
は 、県内外 ・全 国から の多 大 な
ンホ ー ル 、 傾 い て いる 電 柱 。 余
そ の後 も 中越 で震度 六強 の余
で震 度 六 強 (
後 に 震 度 七 に修
機会 を 頂き 、当誌 面を お借 り し
震 が続く 中 、県庁 ではすぐ に対
支 援 や応援 、あ りがとう ござ い
ま し てお礼申 し上げます 。
ま た、
策 本部を 設置。 しか し、現地 の
1大
旭度
"
羸
な道路 が ほと んど無 い。山間部
私 の つたな い記憶を たど り 、当
各 市 町村と の連 絡も取 れず 、状
震 におびえ て屋外 に避 難 し て い
時 の様 子 やそ の後 の経 過を 報告
況把握 も まま なら な い。数時 間
正)
」(
図 1)。
さ せ て頂き ます 。
経 っても詳細 な状 況が把握 でき
ま し た。 こ の度 、本 誌 に寄稿 の
◆地震直後
翌早朝 か ら手 分 け し て現地 調査
な い山 古 志 村 な ど 。 そ のた め 、
被災した梅雨前線豪雨の災害査
と なり 、私は陸路 で小 千谷 市方
七 月 に三条市 や長岡市 地域 が
定も 終盤 にさしか か った 一〇月
面 へ。
な んとか 現地 に到着 。目 に入 っ
車 が集 中 し各 地 で渋 滞 す る中 、
目的 地周辺 は通行 可能な道路 へ
翌朝 、 早 々に現 地 へ向 かう 。
一ニニ日土曜 日 の夕方 でした。私
が住 ん で いた新潟市 で多 少 強 い
地震 。
直後は 「
昭和三九年新潟地震
新 潟 市 が震 源
てき た のは深刻 な被害 状況と異
の再 来 か ?
か ?」 と 思 い ニ ュー ス速報を待
震央分布図
図 1
総
監
西から東から
崩壊 で河 川埋塞 し泥 流 が押 し寄
じた段 差 。そ し て地震後 の斜 面
落。橋 は、橋台背 面 の沈 下 で生
へいく道 はあ ち こち で の斜 面崩
の物資 輸 送 や復 旧活 動 にと って
期 に復 旧 した こと は、被 災者 へ
轄 国道 が徐 々に規制解除 され早
重要な幹線である高速道路と直
と っては 、慣 れな い土地 で 一九
出来ま した。応 援 職員 の方 々に
ま で の約 二 ヵ月 で終え る こと が
の応援 のおかげ で、 一月 二八 日
止箇 所 は全 二 二 四 ヵ所 のう ち 、
現在 、県管 理国県道 の全 面交 通
おかげ さま で、 三 月 三 〇日
注 など で応援 頂 いております 。
また、 国土交 通省 や全 国 の地
八 0%)解 消 され
一七九 ヵ所 (
方整備 局 の方 々によ る市 町村支
年 ぶり の豪 雪と悪 条件 が重 なり
真撮影や深夜まで資料づくりと
援、他県自治体職員による被災
大き な出来事 でした。
応援 し て頂 いた方 々 のパ ワー に
住宅危険度判定などなど土木関
せた集落 。 そ こ では泥 だ らけ で
地震から 一ヵ月後 の 三 月 二
感謝 し ておりま す 。平成 一六年
係 に頂 いた支援 ・応援 だ け でも
表 15 4)。
ま した (
四日か ら公 共 土木施 設 の災害査
三 月 一日から平成 一七年 三月
二五日ま でで延 ベ ニ 、九 六 四
誌面 では伝え 切れま せ ん。
ま した が、雪を 掻き 分け て、写
夜 遅く 県庁 に戻 り 、重 い気持
定 が始ま りま した。最終 的 な復
人 の土木技 術職員 の応援 を 頂き
◆復旧に向けて
ち で報告 した のを 記憶 し て いま
旧箇 所 は県全 体 で三、 五三九箇
所。う ち県 工事 は 一、 四人五 ヵ
ま した。ま た、 こ の四月か ら 二
全 国 のみなさま に本当 に深く感
山 か ら徒歩 で避 難 し てく る高齢
。
す (
写真 1, 3)
所。 そ の他 に災害 関連 緊急事 業
八県 四七 人 の土木技 術職員 が新
謝を申 し上げま す。
者 、 そし て度重 な る余 震 。
「優 太 ち ゃん の救 出」 や解 消 し
も 。査 定手 続き の簡 素化を し て
潟 県 に派 遣 され、復 旧 工事 の発
橋台背面に生じた段差
当 時 の明 る い話 題 と 言え ば 、
て いく孤 立集 落 、確保 さ れ る主
頂 いた のもあり ます が、他 の都
写真 2
通
開
蝶
媛
ネ
蜘
励捌
通
、
開
通 線 通 津 通 行 通 行 通 行
問 車 開 南 開 通 開 通 開 通
線 4 線 和 線 互 線 互 線 互
全 交 全 交 全 交
全
全
側
側
側
日 加 一日 日月 日 片 目 琥
R
視 部 知 部 2 ル
5 月
洲
通 行
開 通
線 互
全 交
⋮
側
日 片
旧 都
こ の誌 面 を お借 り しま し て、
要 な陸路 の知 ら せ でした。特 に
朧の鴛
道府県 など から の土木技 術職 員
道路の崩壊
山 に囲ま れた中越 地方 にと って
号
泥流に襲われた集落
幹線道路の交通規制状況
表1
(国道252号 魚沼市)
写真 3
号
7
1
道
国
号
7
1
1
道
国
号
2
5
2
道
国
号
0
9
2
道
国
号
鼠
3
道
国
明創 u ( 明↑ 明↑ 朋↑ 胡 ↑
道
越
関
遣行セ 2005 .12
58
写真 1
人
7
9
3
9
ら
か
市
令
政
1
県
府
道
都
3
2
人
5
9
1
9
ら
か
県
府
道
都
6
2
◆本格復旧
、
ネ旧
ン復
きX
Q O
墾J
能 落
籟0
国地 交 主
て
\
図
害 復 旧技 術 検 討 会 」 を 設 置 し 、
門家 からな る 「
国道 二九 一号災
を東 西 に結 ぶネ ット ワーク要 で
羽黒 ト ンネ ルは、旧山古 志村
古志村)
,
一号災害復旧
延 長約 八 〇0 mの ト ンネ ル に よ
す が 、地す べり によ る地 山 の変
羽 黒 トンネ ル改良復旧 (
旧山
小千谷市から旧山古志村を横
る代替 ルート や橋梁架 掛 け替え
復旧にあたり学識経験者や専
断 し、旧広神 村 に至 る 一般 国道
被 害 を 受 けま し た (
写 真 4)。
状 の影響 を受 け 、覆 工 コンクリ
また 、里山 の風景 と道路 と が
既設 ト ンネ ルは、
幅員 五 ・o m、
など の方 針を決定 し平成 一人年
調和 し地域資 源 の価値 を高 め る
延 長 五 〇四 mの車道 ト ンネ ルと
二九 一号 は、大 規模 な地す べり
代 行 に よ る災 害 復 旧 を 要 請 し 、
「シ ー ニ ッ ク バ イ ウ ェイ 」 の考
幅 員 一 ・五 m、延 長 五五 0 mの
ート の剥離 や路 面 の隆起 など の
特 に被害 の著 し い約 一0m の区
。
え 方を導 入 し て います (
図 2)
歩道 ト ンネ ルによ る断面構成 で
秋 の完成 を 目指 し て いま す。
間を 国 が復 旧 工事 を行 って いま
◆主要地方道柏崎高浜堀之内線
な技 術を 要す る事 から 国 へ直 轄
す。
59
イ
道
2
2005 ,12
新潟 県 では、県民が思 いを ひ
と つに し て復 興 に 当 た る た め
に、市 町村と復 興計 画を策定 し
ま した。復 興 の目標時期 は概ね
一〇年 後 の平成 二六年 と し、生
活 や生業 の基 盤と な る道 路網 は
早期 に復 旧 が必要 な こと から平
成 一八年 度 末 完 了 の予定 です 。
そ のため、大 規模 な 土砂 崩 れ で
原形復旧 が困難 な箇 所はト ンネ
ル化 やバイ パ ス化 など によ る復
旧 にも 取り組 ん で いま す 。特 に
被害 の大き い復 旧箇 所を 紹介 し
ま す。
(H 17 .8現在)
や芋 川 の河道埋塞 対策 など高 度
等 直轄代行 によ る 一般 国道 二九
一般国道291号
直轄代行災害復旧工事 約1okm
人
6
5
ら
か
県
府
道
都
6
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4
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- 江 川ト m
話
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轌 落現
り集 め
現
所
箇
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落
集
1
6
箇
し
よ れん= 断 落 解 縛
集 落 率
にれ玖 遮 7 集 消
在
が
止 さ伯
響
4
表
旧山古志村国県道道路網図
図2
新潟県への応援土木技術職員
表2
◎陸路での一時帰 宅が不可能な
集落は、 全て解消済み
凝
付
杠
勢
き 照※ 鱸襞
醸
設
教
内
後
旧
復
改 良復 旧と な る箇所 です 。
的 に改 良 が 必 要 であ る事 か ら 、
県 施 工 の道 路 復 旧 工事 で唯 一、
ネ ル前後 の道路 が改 良済 で将来
が更 に断面を 狭く す る事 、 ト ン
き 付 け コンクリ ート が必要 です
ト ンネ ル の復旧 には支保 工と吹
未改良 区 間 でした。 しか し車 道
ま した。
て保存 ・整 備 の意 見も 寄 せら れ
後 生 に残す メ モリ ア ル拠点 と し
震災 の追悼 や復 興 の象徴 と し て
が望ま れま した。しか し 一方 で、
のあ る幹線 道路 で、早期 の復 旧
たり 七、 000台 以 上 の交 通量
小 千谷市 を結 び 、震災前 は 日当
中越地方中心都市 の長岡市と
のお力を借 り 、被災 地 の復 興 の
地震 でした が、全 国 のみな さま
甚大 な被害 をも たら した中越
◆終わりに
です 。
と なり、 一八年 度 中 の完 了予定
本格的 には平成 一八年 度春着 工
い道 路 復 旧 計 画 と な り ま し た 。
は崩壊現道を掘削し震災前に近
新 設 ト ンネ ルです 。これ により 、
二 ・o mの歩道 を 備え た断 面 の
を幅員 四 ・o mの右 車 線 と幅員
決定 す る事 と し、 三 月中旬 に
公 開 し、県 民 の意 見を 聞き方 針
ネ ルなど によ る復 旧 工法 三案 を
こ のた め県 では、橋 梁 やト ン
しく お願 いいた しま す 。
めます ので、今後も ご支援 よ ろ
た め早期 に社会 基盤 の復旧を進
計画 は、既設 の歩道 ト ンネ ル
応 急復 旧 した 既設車道 ト ンネ ル
を他 の復旧 工事 の運 搬路 と し て
使 用しな がら既設歩道 ト ンネ ル
を 工事 す るた め、通常 の二車線
と歩道 を備え た ト ンネ ルで全 面
通行止 めと な る工事 より円滑な
復 旧活 動 に貢 献 し、ま た 工事 費
図 3)。
の削 減を 実 現 しま した (
長岡
◆ 一般 県道 小 千谷 長 岡線 (
市妙見町)
延長 約 二五 0 mの斜面 崩壊 で
「
優 太 ち ゃん救 出」 や報 道 な ど
で中越 地震を象徴 す る現場 です
(
写真 5)。
案
じ
ミ
写
“
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、
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ル 藝廳 隣罐
範
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ネ
ン
け
ト
付
道
車 ギ
磯 工
設 壗溝
費諄 影
既
前
旧
復
長 岡市妙見町の崩落現場)
日後に優太ちゃん救助
被害を受けた羽黒トンネル
写真 4
羽黒トンネル断面構成図
3
も てな し と に ぎ わ い の
まち みち
;く らしのみちゾ ーン社会実験;
す。
そ こで、街 のにぎ わ いを 取り戻す た め に、人が
中心と な るお年寄り と 子ども にやさし い町づくり
を進 め て いく と し て、平成 一五年 七月 に 「
くら し
のみち ゾ ー ン」 と し て登録 を受 け る こと が でき ま
した。
古き 良き 時代 の賑わ いや歴史 、人情 を受 け継ぎ 、
⋮人 の スピ
行)仮 想配 電盤 、 バリ ア フリー体 験
←車道を 狭く 、歩道 を広 く (
交 互通行 、 一方 通
ード で楽 し める 「
ひと 中心」 のみちと す る
① 車 のスピ ード では分 かりづ ら い
実験の目的
社会 実験 を行 いま した。
山形県大江町建設水道課
衞週づくりを国指した蘂週実験調査
嚼 蹴じめに
大 江 町 は 、山形県 のほ ぼ中央部 に位 置し て いま
す 。東 端 の最上 川と 月布 川 の合流点 に中心 市街 地
とな る左 沢地区 があり 、江 戸時代 元禄期 以降 、酒
田と 米 沢を 結 ぶ最 上 川舟 達航路 の中継 地と し て栄
え 、往時 の繁 栄を偲 ば せる商家 の町並 みが残 って
人 が安 全 に楽 し みながら暮ら したり 、訪 れ ること
にぎ わ いは生ま れな い ⋮みちづく りだ け でな
力)
景、空 き 店舗 の活 用、イ ベ ント、各 商店 の協
←も てなしあ る取 り組 みと 景観 づくり (
花 の風
「
みちづくり」 だ け では魅力 が伝 わらな い
いま す。 そ の左 沢船着 場 のにぎ わ いが山形県を代
が でき る場 所 と し て、 「
も てな しと にぎ わ いの街
②
表 す る民謡 「
最 上 川舟 唄」 を 生 み出し、舟 唄 発祥
く 「
まち づくり」 が大 切
主要地方道 "約 三三 0 m) にお いて、以 下 二点 の
沢地 区 の顔 とな る左 沢中央 通り商店街 (
国道 及び
魅 力を 引き だし、 にぎ わ いを 産 み出す た め、左
二 実験の目的と概襄
道 づくり」を進 め て いく ことを 目標 にし て います 。
の地と し て知 ら れた水 郷 の町 でありま す 。
左 沢地区 では、近年 モータリゼ ー シ ョンの進展
や郊外店 舗立 地 による集客 の減少 、少 子高 齢化 に
より にぎ わ いが薄 れ つつあり ます 。 しかし、昔 な
がら の町並 みが残 り 、歩 いて いけ る場所 に全 て の
も のが そ ろう コ ン パ クト な 街 が形 成 さ れ て いま
形 形
一
コ
実
図
場
車 ;
走
面
ま た、実験後 の道づ くりプ ラ ンの検 討
、商 店街
を盛 り 上げ る活 動 に ついても協 議 会を 中心と しな
一
ひと中心」 のみちとす る←車道を狭く、歩
「
実験の内容
がら進 め て います 。
2
の
道を広く !
本社会 実験 では 、平成 一六年 一〇月 一二日
員 四 ・五
l6き場
躍車
第
W
歩
如
2
二四日 の二回 に分 け て、 ニ
終 日)
平成 一六年 一〇月 一
交 互通行 (
日)
一七 日 (
五 ・五 m、歩道 幅員 二 ・一 二 ・
車 道幅
道 幅員を 狭 め て歩道を 広く しま した (
道 路を交 互通行 と した パ ター ン1 では 、車
火)
二日 (
◆ パ ター ン1
パター ン の道路 線形 調査 を行 いま した。
七 日と 一〇月 一九 日
待避所
.
商
商目
潴ミ
第 1駐車場 、
協 県 県
テ
フ
ボ
亘 実験の内容
図 1)
実験 の実施体制 (
成 一六年 一月結成 )を核 と し て、道 路実験 の線形
平
社会 実験 では、く ら し のみち づく り協 議会 (
1
実施体制
や幅員 構成 、 ア ンケ ート調査 内容 、イ ベント内容
待避所
待避所
支 山 山
織
社会実験の事業母体、 実験内
容等の検討協議、 実施計画等の
討 ・ 作成、 実験事業の準備 ・
※
等 に ついて協 議 を重ねま した。
パターン 2 (一方通行)
図3
パターン l (交互通行)
図2
くらしのみちづくり協議会
[ボランティア組織]
行 と しま した が 、大型車 輌 は進 入禁止 、荷 お
六 m)。ま た 、普 通車輌 は従 来 ど お り 対 面 通
。
停車禁 止 と しま した (
図 3)
し、荷 お ろし や乗降車輌 は、停車帯 以外 で の
終 日)
◆ バリ ア フリ ー体験 (
実 験期間 中
い道 と な って い る こ と か ら 、 歩 道 の 一部 (一
歩道 がかま ぼ こ型 にな っており 、歩きづ ら
一方 通行 (
平成 一六年 一〇月 一
一〇時
0 m程 度 )を仮 舗装 し、段 差 のな い広 々と し
二四日 (
日)
んた っす」 の開 設 (
実験 期間中
T
と
終 日)
◆空き店舗の活用 "く らし のみち 本部 「一服な
景 観 や イ ベ ン ト開 催 !
「
も てなし」 の雰囲気づく り、取組み←花 の
ー )。
た 歩 道 幅 員 を 体 感 し ても ら いま し た (
写真
一八時)
②
ろ し や乗 降 以 外 の駐 停 車 は 禁 止 と し ま し た
。
図 2)
(
◆ パ タ ー ン2
九日 (
火)
道路 を 一方 通行と した パター ン2は、車 道
幅員 を狭 め てスラ ロー ム型と し、歩道を 広く
しま し た 。 (
車 道 幅 員 四 ・o m 五 ・五 m、
歩道 幅員 二 ・一 m 二 ・八 m)ま た 、停車 帯
を 六 カ所、六台分を 設置 しま した。こ の場合 、
大 型車輌 は進 入禁 止 、 一般車 輌 は駐車 禁 止と
,
空 き 店 舗 を 利 用 した 「
く ら し のみち本 部」
oこ
いは
・当
こ開
明間
鵲中 に
没 しま し
こ。
を 実験黙
粥設
′
ま、
した
期
,こ で
デ
番 制 で商 店 街 の方 に常 駐 し ても ら いな がら 、
レ
ガー デニ ン グ名 人による ガー デ
写真 3
呉服屋きんでのパッチワーク体験
写真 4
店先を開放し、 立ち寄りやすい雰囲気と
した本部。 自然と人が集まる
写真 2
仮舗装によるフラット体験
写真 1
熟士の
同ス
社会 実 験 の紹 介 や ア ンケ ー ト の記 入 ・回収 、
の ブー
写真
オ ープ ンカ フ ェと し て活 躍 し ま し た (
2 )0
◆ も てな し の風景 ⋮イ ベ ント開催 、花壇 づ くり
(一〇月 一六 日 (
土)、 一三ニ日 (
土こ
実 験 中 の土 曜 日 には 、商 店 街 によ る企 画 、
実行 によりイ ベ ントを 開催 しま した。
商 店街 に住 む ガ ー デ ニング名 人 や美容室 の
若者 、商 店街 に住む 子供 たち など、 いろ いろ
な 人 が企画 ・運営 に関わりな がら、 イ ベ ント
写真 3j 8)。
を 開催 しま した (
四 実験の結果と分析
今 回、道路線 形調査 に併 せ て、交 通量状況 調査 、
アンケ ート調査 を行 いま した。
◎結 果 1 ⋮対象 路 線 で の自 動車交 通量 、大 型車
混入率 の減少
←他 路線 への振替 により歩 行者 の安全 性 が高ま
りま した !
社会実験 の対象路線 ((
主)長井大江線)
で の自動車交 通量 は、交 通規制 が強ま る に従
って、自 動車交 通量 が減 少 し ており 、そ の 一
方 で、地 区内 の通過交 通排 除 の役 割を担 って
いる国道 四五人号 バイ パ スでは、交通量 が増
え て いま す。ま た、大型車 (
乗 用車 、貨物 車)
に ついても 、 アクセ ス路線 に振 替え られま し
た。 そ のた め、自 動車 交 通量 が減少 し、歩行
。
図 4)
者 の安全 性 が高 ま ると考え ら れま す (
◎結 果 2 ⋮歩行者 、自 転車交 通 はほと んど変化
なし、イ ベ ント時 で増加
←ひとを呼 び寄 せ る事 で の賑わ い効 果を 生 み出
す事が必要!
2005 ,12
道イ
テセ
“
写真フ 美容師によるネイルサロン
車道 ・歩道の境にプランターを
設置
写真 8
1 番人気
子供同士の商売体験
写真 5
お茶屋さんによる野点を楽しむ
写真 6
4
2\
、
麺
4
箱
′
る
イ
.
.
-
交
し
,
席
鍾
牝
竣
麺
自
図
0
′′
交
丁㈱ +
・自転車交通量の変化 (通常時 ・ 交互通
マ リが大切であると考えられます
←子供 たち が望む 歩行者 中心 の歩き やす い道づ
鸚 交
◎
互通行・芳 通行の評価は 商店
主義 者で考“方逢 いあ“
拷
備 のみでは人 の賑わ いは生ま れず 、賑わ いの
ミ ン ト 寺 こ 、 誼 觜 寺 り 一︺ ︺ ・ 一互 ) R 「
ントも 増え て います ‘ こ の ここにか ら 、 道 路 整
ま
通常時と 比 べ て減少 し て います oしか し・イ
社会実 験,
の対
線 で の・歩
行者自車
転車交
郊象路鴦
ネ
‘分
‘
適量は、 調査時 が雨 であ った ここGも影響 し て
‐20 .O
一方通行
(イベント時)
交互
一方通行
(イベント時)
通行
- ハ交 伸
^
k 、ミミ園 癩
鬮
擁
伍
'
毫
も
蒸発
娑罰
淺
淺翌週量の賑乱養
鱸坤
締
坊 め
精
lrl
676
、
壽
綾
も ごふ
ミ
鵠
鼾 概辯鱒
増
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わ
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こ と なん 憲 鰡
船
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J
心 拗
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趙る %漱
勒捌髭得娯湫0
谷
獺
弩
饌
絲
淺
鰈鰯鍼W
鰈
総、
鯛瀰総
勧 賞
巽
廉褻
総
瀦
総勢総裁
濁さ
そ椚
1
鬱
壁 嬢樣
妻譲霧
榊稲灘競牽き
“
務歩
'例 “
' “
道路形態別の評価 (小中学生 ・来訪者 ・商店主)
図6
自動車交通量の変化 (通常時 ・交互通行 ・一方通行)
図4
【(主) 長井大江線】 (実験対象路線)
65
2005 .12
無7
くりを!
交 互通行 ・一方 通行 を 比 べると 、交 互通行
バ旦
の評価が高やや高く、来訪者 の六割 が車利 用者
R
V
◎結 果 4 ⋮今 後 のも てなし の取り組 み に ついて
は、商店主 と来訪 者 で意 見 の違 いあり
←来訪 者 が望 む事 を 認 識 し、 一緒 にな って盛 り
が り 、 車 の スピ ー ド が 落 ち た こ と に つ い ては 、
主 の意見もありました。しかし、歩行空間が広
の減少 により、客足が遠 のく事を心配す る商店
望む声 が高くな って います。また、自動車 父通
図
て いく こと が重 要 であ ると考え ら れます (
周 辺住 民と協 力 しな がら、商 店街 を盛 り上げ
ことから 、商 店主だ け ではなく 、子供 たち や
求 め ており、 みちづくり への協力意 向も高 い
楽 しさ、 ふれあ い」 を
来訪者 は商 店街 に 「
上げ て いく こと が必要 !
来訪者 や小中学生 に好評 であ るため、歩行者が
ぎ
は は
7)。
。
図6)
大切だと考えられます (
た
一
チデ
ャザ
、
′ L)
で道路構造や幅
員構成、 景観デザインを考えました
中心 の歩き やす いみちづくりを進め ていく事 が
であ るため、車 での来訪を考え たみちづくりを
空き店舗利用やイベント等のもてなしの取組み意向 (小中学生 ・来訪者 ・商店主)
図
円陣をつくりながら、 道路整備プランを考え
ました
写真 9
200 5 .12
道行セ
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図7
五 社会実験$その麓$
が ってき ま した 。
左 沢地 区 の基 本 理念 は 、 「
も てな しと にぎ わ い
の街道 づくり」 であり 、 ひと が安全 に訪 れたり暮
らしたり でき る環境 を作り 出 しながら 「
魅力 を引
き 出す 、 にぎ わ いを 生 み出す」 た め には、地域 住
民 の協 力 や工夫な し では でき な いも のです 。
そ のため、社会実 験後 には、住 民自 ら が自 分自
たくさんの人が訪れた空き店舗での道づくり
発表会の様子
ン」 に応 募 したわ け です が 、見事 住民 の熱意 が通
県当 局 のご指導 を 賜りな がら 「
く ら し のみち ゾ ー
平 成 一五年 五月左 沢 地 区 住 民 の要望 を 受 け て、
穴 おわりに
ます (
図 8、写真 9‘ 訃)。
り や商店 街 で のも てな し に ついて検 討を続 け て い
ゾ ー ン座談会 や商店街 の集 ま りを開催 し、道 づく
育 てて いく機 運を高 め て いく た め、く ら し のみち
身 の問 題 と し て受 け 止 め 、 「
まち 」 と 「みち」 を
写真 =
って ? 」 を模型に
しながら考えました
社会実 験 から様 々な 問題点 や改善点 が浮かび 上
写真 10
「新しい道路に似合う道路
じ同年 七月 に登録を受 け 、 そし て、平成 一六年 七
月社会実験 実施 地域 に指定 いただき 、国土交 通省
はじ め関係各 位 のご 理解 と ご協 力 により前 述した
実験 を行う こと が出来ま した。
「ま ち 」 と 「み ち 」 を 育 て て いく ス タ ー ト ラ イ
ンに立 つこと が できま した ので、平成 二 0年 の構
想 実 現 に向 け取 り 組 ん で いく こと と し ており ま
す。
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