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P-FLA2

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P-FLA2
M364 J/E
05.6.NF.1
P-FLA2 実体蛍光装置 2
P-FLA2 Fluorescence Attachment 2
使用説明書
Instructions
この度はニコン製品をお買い上げ頂き、
まことにありがとうございます。
この使用説明書は、P-FLA2実体蛍光装置2の使用者のために書かれた
ものです。
ご使用前に良くお読みになり、正しくお使いくださいますようお願い致
します。
• 本書の内容の一部、
または全部を無断で転記することは禁止されています。
• 本書の内容については、将来予告なしに変更することがあります。
• 本書の内容については万全を期しておりますが、万一不可解な点や、誤り、
お気付きの点がございましたら、ご購入先にご連絡くださいますようお願
い致します。
• 本書に掲載されている製品の中には、ご購入頂いたセットに含まれないも
のがある場合もあります。
• 実体顕微鏡や超高圧水銀ランプ電源装置など、同時にお使いになる製品の
使用説明書も併せてお読みになり、そこに書かれた指示は必ずお守りくだ
さい。特に、光源となる水銀ランプは、その特性上、取扱いに注意が必要
です。超高圧水銀ランプ電源装置の使用説明書、および、ランプに注意書
が付いている場合はそれも良くお読みの上、そこに書かれている危険事項
を良くご理解頂いた上で、正しく安全にお使いください。
• P-FLA2実体蛍光装置2は、SMZ1500、SMZ1000、およびSMZ800
専用です。
本書の警告/注意マークについて
ニコン製品は安全性に十分配慮して設計されています。しかし、誤った使い
方をしたり、注意事項を守らないと、人体や家財に損害を与える事故が起こ
る可能性もあります。製品をご使用になる前に、本使用説明書を良くお読み
になり、製品を正しくお使いください。また、使用説明書は捨てたりせず、い
つでも見ることができる場所に保管してください。
本書では、次のようなマークを使って、
「安全のために特に注意すべき事柄」
を目立たせています。マークの付いた指示は必ずお守りください。
マーク
警告
注意
内容
このマークの付いた指示を守らないと、死亡または重傷
を負う可能性があることを示します。
このマークの付いた指示を守らないと、怪我をしたり、
周辺の家財に損害を与える可能性があることを示します。
J-1
必ず守ってください。
警告
1. 製品の使用目的
この装置は、顕微鏡観察の目的にのみ使用してください。その他の目的には
使用しないでください。
2. 分解しない
分解は、感電、紫外線もれ、故障の原因になります。本使用説明書に記載さ
れていない部分の分解は、決して行わないでください。異状に気付いたとき
は、ご購入先にご連絡ください。
3. 指定の光源を使用すること
本装置の光源として、以下の製品をお使いください。その他の製品は使用し
ないでください。
• アダプタ:
P-FLA-HGA アダプタ
• ランプハウス:
HG 用ランプハウス 3(Model: LH-M100C-1)また
は HG 用ランプハウス 4(Model: LH-M100CB-1、
バックミラー付き)
• ソケット:
Hg ソケット(Model: Hg)
• コレクタレンズ: Epi UV-C
• 水銀ランプ:
超高圧水銀灯 100W(Model: USH-102DH、ウ
シオ電気(株)製)
• 電源装置:
超高圧水銀ランプ電源装置(Model: HB-10103AF、
100-120V 地域用)または超高圧水銀ランプ電源装
置(Model: HB-10104AF、220-240V 地域用)
4. 使用説明書をよく読むこと
安全のため、本使用説明書、および、同時にお使いになる製品に付属してい
る使用説明書を良くお読みください。特に「超高圧水銀ランプ電源装置」の
使用説明書に書かれた、下記に述べる警告・注意事項は必ずお守りくださ
い。
• 入力電圧について
• ランプの指定について
• ランプが発する紫外線について
• ランプの破裂や封入ガスについて
• ランプの熱について
J-2
警告
5. 水銀ランプ(HG ランプ)の破裂、ガス漏れについて
水銀ランプ内には無機水銀、および微量の Ar ガスが封入されています。冷
えた(室温の)ランプは気圧と同程度の圧力しかありませんが、点灯時には
水銀が気化し、ランプ内の圧力が非常に高くなります。従って、傷ついたラ
ンプや、平均寿命時間を超過したランプを使用すると、ランプの破裂やガス
漏れなどの異常につながる場合があります。
ランプが破裂すると、
ガラスが飛散して人体や装置を傷つけることがありま
す。また、ランプ内部のガス(蒸気状の水銀、および Ar の不活性ガス)が
放出されますので、それを吸い込んでしまう危険もあります。これらの危険
を避けるため、下記事項をあらかじめご熟読頂き、異常時には速やかにご対
処くださいますようお願い致します。また、ランプの取扱いについては、超
高圧水銀ランプ電源装置の使用説明書の「水銀ランプの取扱いについて」を
お読みになり、そこに書かれた指示に従ってください。
• 無機水銀は、有機水銀(メチル水銀)に比べて、人体へ吸収されにくく、
毒性が弱い、と言われておりますが、有害ですので、取扱いには注意が必
要です。
• ガス漏れや、ランプの破裂などの異常時には、水銀の蒸気を吸い込まない
よう、全員直ちにその場を離れてください。また、少なくとも 30 分はそ
の場を完全に換気してください。
• 万一、水銀を吸ってしまったら、直ちに大量の水でうがいをしてくださ
い。皮膚に付いたり、目に入った場合も同様に、直ちに大量の水で洗い流
してください。なお、気分が悪くなったり、異常を感じた場合には、早急
に医師の手当てを受けてください。
• 後処理は装置が冷えるまで待ってから行ってください。
• 飛び散った液状の水銀を処理するには、専用の吸着材(実験材料を扱う業
者から入手可能)を使用し、特別産業廃棄物として専門業者に処理を依頼
するか、地方自治体の条例または規則に従って廃棄してください。
• 割れたガラスを拾うときには、手を切らないよう、細心の注意を払ってく
ださい。回収したガラス片は必ず固い容器に入れ、特別産業廃棄物として
専門業者に処理を依頼するか、
地方自治体の条例または規則に従って廃棄
してください。
次頁に続く
J-3
警告
• 不活性ガスは、大気中にも極微量に存在するもので、人体には無害です。
ニコン製品は安全性に十分配慮して設計されておりますので、
使用説明書
の注意を守り、製品の本来の使用目的に沿って使用している分には、上記
の危険にさらされる心配はありません。ただし、使用説明書に書かれた注意
を守らない、装置に衝撃を与える、分解するなどの行為を行うと、上記のよ
うな事故につながる可能性があります。注意事項は必ずお守りください。
• ランプが破裂した場合は、必ず購入先に連絡してください。ガラス片が装
置内に残る可能性がありますので、
そのままの状態で本体を継続使用する
ことは避けてください。
6. フィルタキューブは必ず4つ取り付けること(空き位置はつくらない)
本装置には、必ず4つのフィルタキューブを取り付けてご使用ください。蛍
光観察に必要なフィルタキューブが 4 つに満たないときは、付属の透過用
フィルタキューブ(DIA)を含めて 4 つにしてください。空の位置を作って
しまうと、その位置が光路に入った瞬間、強い光が直接接眼部に届き、目を
痛める場合がありますのでご注意ください。
7. 部品交換時は必ずランプを消灯すること
フィルタキューブ、対物レンズ、接眼レンズを交換する時は、必ずランプを
消してください。ランプを点けたまま部品の交換を行うと、紫外線にさらさ
れる危険があります。
注意
1. 組立て、ケーブル類の脱着、およびランプ交換時は電源を切ること
感電や故障防止のため、ケーブル類の脱着やランプ交換を行うときは、必ず
電源装置の電源スイッチを切り、
電源コードのプラグをコンセントから抜い
てください。
2. 水をかけないこと
電源装置類に水がかかると、ショートして、故障や異常発熱の原因となりま
す。万一水がかかってしまったら、ただちに電源スイッチを切り、電源コー
ドのプラグをコンセントから抜いてください。その後、乾いた布などで水気
を拭き取ってください。水が内部に入ってしまった場合は、ご使用にならず
にご購入先にご連絡ください。
3. 組立て時の注意
指や手をはさまないよう、注意して組み立ててください。
J-4
必ず守ってください。
1. 設置場所
性能劣化や故障防止のため、設置場所については下記の条件を考慮してくださ
い。
• 振動の少ない場所に設置してください。
• 直射日光の当たる場所は避けてください。
• ホコリの多い場所は避けてください。
• 高温多湿(温度 40℃以上、湿度 60%以上)の場所は避けてください。
(レ
ンズやフィルタにカビや結露が発生します。)
2. 取扱いは慎重に
本装置は精密光学機器です。衝撃を与えないよう、取扱いは慎重に行ってくだ
さい。
3. 他装置との組合わせ
• 本装置(P-FLA2実体蛍光装置 2)は SMZ1500、SMZ1000、SMZ800
専用です。
• 本装置と他の中間鏡筒型装置(同軸落射装置、描画装置、ティーチングヘッ
ド、ビームスプリッタ、アイレベルライザなど)を同時に使用する事はでき
ません。
• 本装置を SMZ1500 または SMZ1000 に取り付けて使用する場合、双眼
鏡筒 P-BT を使用すると視野の周辺がケラれる場合があります。双眼鏡筒は
P-BTL または P-BERG をお使いください。
4. フィルタの取扱い
干渉フィルタ(特に強い光が照射されている励起フィルタ)には、経時変化が
あります。使用時間に応じてお取替えください。
湿度が高いと、フィルタの特性が変化する場合があります。特性の変化や変質
防止のため、高温、高湿度での使用や保管、および急激な温度変化を与えるこ
とは避けてください。ご使用にならない場合は、乾燥剤とともにデシケータや
密封容器などに入れて保管されることをお勧め致します。
J-5
必ず守ってください。
5. レンズの汚れ
レンズ類には、ホコリ、指紋などを付けないでください。像の見えを低下させ
ます。汚れた場合は、下記の手順に従い、清掃してください。
• ホコリはブロアなどを使用して、エアーで飛ばしてください。それでも取れ
ない場合は、柔らかい毛筆(刷毛)で払うか、ガーゼで軽く拭き取ってくだ
さい。
• 指紋または油脂類の汚れの場合のみ、無水アルコール(エチルアルコールま
たはメチルアルコール)を柔らかい清潔な木綿布か、レンズティッシュまた
はガーゼにわずかに含ませてから軽く拭いてください。ただし、一度使用し
た場所で二度は拭かないでください。
• 無水アルコールは引火性が高いため、取扱いや火気、電源スイッチの ON /
OFF などに十分注意してください。
• 無水アルコールは、製造元の取扱い注意に従ってお取り扱いください。
6. 塗装部分、プラスチック部分の清掃
塗装部分、プラスチック部分、印刷部分を清掃する際は、シリコンクロスの使
用をお勧めします。汚れのひどい場合は、中性洗剤を薄めてガーゼに少量含ま
せ、軽く拭いてください。有機溶剤(アルコール、エーテル、シンナーなど)は
使用しないでください。変色や印刷文字のはがれの原因となります。
7. 保管
湿気が少なく、カビの発生しにくい場所に保管してください。直射日光の当た
る場所、高温多湿の場所での保管は避けてください。
対物レンズ、接眼レンズ、フィルタキューブなどは、乾燥剤を添えてデシケー
タなどの容器に保管してください。
ホコリがたまらないよう、ビニールカバーなどをかけて保管してください。
ビニールカバーは、ランプを消灯し(光源の電源スイッチを切り)、ランプハウ
スとその周辺が十分にさめてから掛けてください。
8. 定期点検
本機の性能維持のため、定期点検をお勧め致します。定期点検については、ご
購入先にご相談ください。
J-6
目次
本書の警告/注意マークについて ................................................................................. 1
必ず守ってください。...................................................................................................... 2
警告 ............................................................................................................................ 2
注意 ............................................................................................................................ 4
I
各部の名称 ................................................................................................................ 8
II 取付け方 ................................................................................................................. 10
III 使用方法 ................................................................................................................. 13
1 ランプの心出し .............................................................................................. 13
2 蛍光観察 ......................................................................................................... 14
3 蛍光以外の観察 .............................................................................................. 15
4 フィルタキューブについて .......................................................................... 15
5 蛍光写真撮影・TV 観察 ................................................................................ 17
J-7
I 各部の名称
鏡筒受け
P-FLA2実体蛍光装置2(右側面)
(写真はP-FLA-HGAアダプタを
取付けた状態です。)
鏡筒クランプねじ
フィルタキューブ取付け口
フィルタキューブは4つ取り
付けてください。
透過用フィルタ
キューブ(DIA)
銘板
フィルタキューブ
励起法銘板受け
内部に組み込んだ4つのフィルタ
キューブと対応しています。
フィルタキューブ切替えつまみ
つまみを動かし、光路に入れるフィ
ルタキューブを選択します。
シャッタスライダ
押し込むとシャッタが光路に入り、照明
光が遮断されます。標本の退色を防ぐ
ため、双眼部から目を離す時はシャッタ
を光路に入れることを習慣付けてくだ
さい。
バヨネットマウント
指定のランプハウス
を接続します。
画像ポートクランプねじ
画像ポート取付け口
蛍光像の写真撮影やTV観察を行う
場合は、ここに実体蛍光装置画像ポ
ートP-FLAPまたはP-FLAP2を取
り付けてから、各種アダプタを介し
て顕微鏡写真撮影装置やTVカメラ
を取り付けます。
実体蛍光装置画像ポート
P-FLAPまたはP-FLAP2
(写真はP-FLAP)
J-8
P-FLA2実体蛍光装置2(左側面)
(写真はP-FLA-HGAアダプタを
取付けた状態です。)
光路切替えつまみ
通常は「BINO」の位置でお使いください。
「PHOTO」の位置にすると、画像ポートで
の写真撮影やTV観察が行えます。
(ただし、
このとき左の接眼レンズでは像を観察でき
ません)。
I
P-FLA2 実体蛍光装置2
アダプタ受け
P-FLA-HGA アダプタ
アダプタ位置決めピン
位置決め溝
丸あり
バヨネットマウント
アダプタクランプねじ
アダプタ取り付け部
下の写真はP-FLA2実体蛍光装置2とP-FLAP実体蛍光装置画像ポートを、
SMZ1500、
双眼鏡筒P-BERG、接眼レンズC-W10×、対物レンズHR Plan Apo 1×、
フォー
カスマウントP-FMD、プレーンスタンドC-PS160と組み合わせたところです。
P-FLAP実体蛍光装置画像ポート
光源(ランプハウス)
指定のランプハウスをご使
用ください。コレクタレンズ
も忘れずに取り付けてくださ
い。
光源(電源装置)
指定の電源装置をご
使用ください。電源装
置に付属の使用説明
書を 必 ず お読 みくだ
さい。
P-FLA2実体蛍光装置2
J-9
II 取付け方
警告
• 実体顕微鏡に本装置を取り付ける前に、本書冒頭の警告、注意の章
を必ずお読みください。
• 光源の取付け方と使用方法については、「超高圧水銀ランプ電源装
置」に付属の使用説明書を必ずお読みください。水銀ランプは扱い
方を間違えると、破裂やガス漏れ、紫外線による失明などの事故に
つながることがあります。
必要な工具: 付属の取付け工具
×1
六角ドライバ(M2)×1
(実体顕微鏡のクランプ工具をお使い頂けます。
)
1
実体顕微鏡の鏡筒以外の部分を組み立てます。
詳細は、実体顕微鏡の使用説明書をご覧ください。
2
蛍光装置を取り付けます。
底部の溝と位置決めピンを合わ
せて鏡体に取り付け、六角ドラ
イバでクランプねじを締めて固
定します。
クランプねじ
位置決めピン
蛍光装置
3
鏡筒を取り付けます。
底部の溝と位置決めピンを合わせ
て蛍光装置に取り付け、六角ドラ
イバでクランプねじを締めて固定
します。
位置決めピン
クランプねじ
4
接眼レンズを取り付けます。
詳細は、実体顕微鏡の使用説明書をご覧ください。
J-10
II
5
光源を取り付けます。
1
光源に合ったアダプタを取付けま
す。蛍光装置のアダプタ受けの位
置決めピンと、アダプタの溝を合
わせて取り付け、クランプねじで
固定します。
2
アダプタクランプねじ
超高圧水銀ランプハウスをアダプ
タのバヨネットマウントに取付け
ます。コレクタレンズは必ず UV
カットフィルターの入ったものを
1
2
使用してください。コレクタレン
ズやソケット、ランプ、電源装置
3
の取付けや接続などについては、
超高圧水銀ランプ電源装置の使用
説明書をご覧ください。
6
フィルタキューブを取り付けます。
フィルタやミラーが取り付けられていないフィルタキューブ(P-FLAC)をお買い求
めの場合、先に P.J-16 を参照して、フィルタキューブにフィルタ類を取り付けてく
ださい。)
1
フィルタキューブ切替えつまみを
奥側に させます。
2
蛍光装置前面のカバーを、六角ド
ライバでクランプねじを緩めて外
します。
フィルタキューブ切替えつまみ
3
内部にあるフィルタキューブ固定
板を、六角ドライバでクランプね
じを緩めて外します。
フィルタキューブ固定版
J-11
取付け方
4
II
フィルタキューブに取付け
工具を取り付け、装置内部の
取付けアリに差し込みます。
取付け工具はねじって外し
ます。
5
取り付けたフィルタキュー
ブの励起法銘板を一番奥の
取付け工具
銘板はここへ
表示窓に差し込みます。
6
同様に、残り3つのフィルタ
キューブを取り付け、最後に
フィルタキューブ固定板を
1
432
元通り取り付けます。励起法
銘板は、取り付けた順に、奥
4
3
2
1
側から差し込んでいってく
ださい。
注)フィルタキューブは必
フィルタキューブを取り付ける順番と銘板を取り付
ける位置(この図では、1番と4番に透過用フィル
タキューブを使用しています。)
ず 4 つ取り付けてくだ
さい。蛍光観察に必要なフィルタキューブが 4 つに満たない場合は、装置
に付属の透過用フィルタキューブ(DIA)を含めて 4 つにしてください。
7
7
蛍光装置前面のカバーを元通り取り付けます。
写真撮影や TV 観察を行う場合:
1
2
画像ポート取付け口の蓋を、六角ドライバでクランプねじを緩めて外します。
実体蛍光装置画像ポートP-FLAPまたはP-FLAP2を差し込み、クランプねじを
締めて固定します。
3
画像ポートの蓋を外し、そこ
に各種アダプタを介して、顕
微鏡写真撮影装置や高感度
TV カメラを取り付けます。
顕微鏡写真撮影装置やTVカ
メラの組立てと使い方につ
いては、それぞれに付属の使
用説明書をご覧ください。必
要となるアダプタの種類に
ついては、ご購入先にお問合
わせください。
J-12
実体蛍光装置画像ポートP-FLAPまたはP-FLAP2
(写真はP-FLAP)
III 使用方法
1
ランプの心出し
初めてお使いになる時や、
ランプを交換した後は、
ランプの心出しを行ってください。
ランプが正しく心出しされていないと、像が暗くなったり、照明ムラの原因になりま
す。
心出しの方法は、
「超高圧水銀ランプ電源装置」の使用説明書に書かれている手順と
ほぼ同じですが、心出し工具を使用しないこと、顕微鏡の位置の調節が必要なこと、
心出し後にコレクタレンズの位置を再調整すること、の3点で異なります。アーク像
の見え方やランプ心出しねじの操作方法は同じです。下記に述べた手順と、超高圧水
銀ランプ電源装置の使用説明書を交互に見ながら、心出しを行ってください。
1
ランプを点灯させる。
詳しくは、超高圧水銀ランプ電源装置の使用説明書をご覧ください。
2
蛍光観察用のフィルタキューブを光路に入れる。
フィルタキューブ切替えつまみを動かして、
任意の蛍光観察用フィルタキューブを光
路に入れます。(透過用フィルタキューブ(DIA)では心出し作業は行えません。)
3
顕微鏡を上限まで上げる。
粗動フォーカスノブを回して、
実体顕微鏡の鏡体をフォーカスマウントの上限まで上
げます。
4
ズーム倍率を最低にする。
実体顕微鏡のズームノブを回して、ズーム倍率を最低にします。
5
シャッタを開ける。
シャッタスライダを引き出し、シャッタを光路から外します。
6
アーク像とミラー像の心出しを行う。
心出し工具は使用せず、ステージプレート上の照明範囲を見ながら行います。透過照
明スタンドをご使用の場合は、
ステージガラスの上に白い紙などを置いて行ってくだ
さい。
詳しくは、超高圧水銀ランプ電源装置の使用説明書をご覧ください。
J-13
7
照明範囲を最も広くする。
ねじ②
ステージプレート上の照明範囲が
最も広くなるよう、コレクタレン
ズフォーカスつまみを回して調節
します。コレクタレンズフォーカ
スつまみの根元のねじ②を締め、
コレクタレンズフォーカスつまみ
コレクタレンズ
フォーカスつまみ
の位置を固定します。
8
シャッタを光路に入れる。
シャッタスライダを押し込み、シャッタを光路に入れます。
標本の退色を防ぐため、双眼部から目を離す時は必ずシャッタを光路に入れることを
習慣付けてください。
2
蛍光観察
観察を行う前に
• 水銀ランプの累積点灯時間を確認してください。
ランプの平均寿命時間を超過し
ている場合は、ランプを交換し、心出しをしてからご使用ください。
• スライドガラスは、無蛍光ガラスのものを使用してください。
• 標本の退色防止のため、双眼部から目を離す時は、必ずシャッタを光路に入れて
ください。
1
シャッタを光路に入れ、ランプを点灯させる。
2
蛍光観察用のフィルタキューブを光路に入れる。
フィルタキューブ切替えつまみを動かして、任意の励起法を選択します。
3
シャッタを開け、視度調節、眼幅調節を行う。
詳しくは、実体顕微鏡の使用説明書をご覧ください。
J-14
使用方法
4
III
試料にピントを合わせる。
ピントの合わせ方については、実体顕微鏡の使用説明書をご覧ください。
5
任意のズーム倍率で観察する。
ズーム倍率については、実体顕微鏡の使用説明書をご覧ください。
双眼部から目を離す時は、試料の退色を防止するために、シャッタを光路に入れるこ
とを習慣付けてください。
3
蛍光以外の観察
透過照明スタンドやハロゲン照明
装置などを使って、蛍光以外の観
察を行う場合は、シャッタを光路
に入れ、フィルタキューブ切替え
つまみをDIAの位置にして(=透過
用フィルタキューブを光路に入れ
て)ください。
DIAにする
シャッタを光路に入れる
(つまみを手前に引いてください)
4
フィルタキューブについて
フィルタキューブには、励起フィ
ルタ(EXフィルタ)、吸収フィルタ
(BA フィルタ)(× 2)、ダイクロ
イックミラー(DM)の 3 種類の光
学部品が取り付けてあります。
吸収フィルタ
(左光路用)
吸収フィルタ
(右光路用)
ダイクロイック
ミラー(内部)
励起フィルタ
J-15
フィルタやダイクロイックミラーが取り付けられていないフィルタキューブ
(P-FlFC)をお買い求めの場合は、以下の手順でフィルタキューブにフィルタ類を取
り付けてください。
フィルタ類の取付け方
1
2
六角ドライバでねじを緩めて、吸収フィルタ枠を外します。
フィルタとダイクロイックミラーを、接着剤で貼り付けます。
• 貼り付ける位置は、下図をご覧ください。
• 接着剤は付けすぎないよう注意してください。
• フィルタやミラーは素手で持たないでください。ほこり、指紋、傷などは、
フィルタ類の性能を著しく低下させます。
必ず手袋などを介して扱ってくだ
さい。
3
吸収フィルタ枠を元通り取り付けます。
吸収フィルタ(右光路用)
吸収フィルタ枠固定ねじ
吸収フィルタ枠
吸収フィルタ(左光路用)
ダイクロイックミラー
励起フィルタ
J-16
使用方法
5
III
蛍光写真撮影・TV 観察
蛍光像の写真撮影や TV 観察を行う場合は、画像ポート取付け口に「実体蛍光装置画
像ポート P-FLAP または P-FLAP2」を取り付け、各種アダプタを介して顕微鏡写真
撮影装置や高感度TVカメラを取り付けてください。
(例えば、顕微鏡写真撮影装置の
場合は、写真直筒と PL 投影レンズを介して取り付けます。高感度 TV カメラの場合
は、C- マウントダイレクト TV アダプタなどを介します。
)
「P-IBSS ビームスプリッ
タ S/S2」や「P-IBSD ビームスプリッタ D/D2」は使用できませんのでご注意くだ
さい。
撮影や TV 観察を実際に行うときは、光路切替えつまみを「PHOTO」側にし、画像
ポートに光路を振り分けてください。
(このとき、左の接眼レンズでは像を見ること
ができません。)写真撮影やTV観察の基本的な手順およびポイントについては、顕微
鏡写真撮影装置や高感度 TV カメラに付属の使用説明書をご覧ください。
写真撮影について
蛍光標本の場合、露光時間中に蛍光が退色することがありますので、高感度フィル
ムを使用して撮影してください。モノクローム用には「トライ X(ISO400)」
、カ
ラー用にはデイライトタイプの高感度フィルム、例えば「コダックエクタクローム
400(ISO400)」または「フジクローム 400(ISO400)」をお勧め致します。
TV 観察について
高感度 TV カメラを使って観察する場合は、カメラの受光部の前に「IR(赤外線)
カットフィルタ」を入れた方が良い結果をもたらす場合があります。お試しの上、
必要に応じてお使いください。
J-17
Thank you for purchasing the Nikon products.
This instruction manual is written for the users of the
Nikon’s “P-FLA2 Fluorescence Attachment” and
describes its basic operation.
To ensure correct usage, read this manual carefully
before operating the instrument.
• It is prohibited to reproduce or transmit this manual in part
or whole without Nikon’s expressed permission.
• The contents of this manual are subject to change without
notice.
• Although every effort has been made to ensure the
accuracy of this manual, if you note any points that are
unclear or incorrect, contact your nearest Nikon
representative.
• Some of the products described in this manual may not be
included in the set you have purchased.
• Be sure to read the instruction manual for any other
products used in combination with this attachment (such as
the super high pressure mercury lamp power supply and
the stereoscopic microscope). Especially, the mercury
lamp used as the light source of this attachment needs
special attention on its handling. Read and be aware of all
the warnings and cautions on the instruction manual of the
“super high pressure mercury lamp power supply” and the
lamp (if any), to use this attachment safely and correctly.
• P-FLA2 fluorescence attachment is only to be used
together with the stereoscopic microscopes SMZ1500,
SMZ1000 and SMZ800.
E-1
Warning/Caution Symbols Used in This Manual
Although Nikon products are designed to provide you with the
utmost safety during use, incorrect usage or disregard of the
instructions can cause injury or property damage. For your safety,
read the instruction manual carefully and thoroughly before using
the instrument. Do not discard this manual but keep it near the
product for easy reference.
In this manual, safety instructions are indicated with the symbols
shown below. Be sure to follow the instructions indicated with
these symbols for your safety.
Symbol
E-2
Meaning
WARNING
Disregarding instructions marked with this
symbol may lead to death or serious injury.
CAUTION
Disregarding instructions marked with this
symbol may lead to injury or property
damage.
Be sure to always follow these guidelines.
WARNING
1. Intended product use.
This product should only be used for microscopic observation.
Do not use it for any other purpose.
2. Do not disassemble.
Disassembly may cause malfunction, electrical shock, injury
and/or escape of ultraviolet rays. Do not disassemble any part
other than those described in this manual. If you experience
any problem, notify your nearest Nikon representative.
3. Use the specified light source.
Use only the following items as the light source of the attachment.
Do not use other items.
• Adapter:
P-FLA-HGA adapter
• Lamphouse: Hg lamphouse 3 (Model: LH-M100C-1) or
Hg lamphouse 4 (Model: LH-M100CB-1, with
back mirror)
• Socket:
Hg socket (Model: Hg)
• Collector lens: Epi UV-C
• Mercury lamp: 100W super high pressure mercury lamp
(Model:USH-102DH manufactured by USHIO
Electric Inc.)
• Power supply: Super high pressure mercury lamp power
supply (Model: HB-10103AF for 100-120V
area) or
Super high pressure mercury lamp power
supply (Model: HB-10104AF for 220-240V
area)
to be continued
E-3
WARNING
4. Read the instruction manual carefully.
For your safety, carefully read this manual and the manuals for the
products used in combination with this attachment. Especially, be
sure to read the following warnings and cautions on the
instruction manual of the “super high pressure mercury lamp
power supply” and follow the instructions written therein.
• Input voltage specification
• Lamp specification
• Ultraviolet rays of the lamp
• Lamp burst and the gas leakage
• Heat of the lamp
5. Mercury lamp (HG lamp) burst and gas leak
The mercury lamp is filled with inorganic mercury and a very
small amount of Ar gas. The pressure inside the cold (room
temperature) mercury lamp is as low as the atmospheric pressure.
Once the lamp is lit, the mercury is vaporized, causing extremely
high pressure inside the lamp. If the lamp is damaged or used in
excess of its average service life, it may burst and/or its gases may
leak.
If the lamp bursts, the broken glass may be scattered and hurt
human beings and/or the unit. The gas inside the lamp (vaporized
mercury, and Ar inert gas) will be released into the air bringing
about the danger of inhaling the mercury vapor. To avoid these
dangers and to cope effectively with these abnormal situations,
please read the articles below before using the equipment. When
handling the lamps, refer to “When handling mercury lamp” in the
instruction manual for the super-high pressure mercury lamp
power supply.
• The inorganic mercury is said to be less harmful and less
absorbed by human beings than the organic mercury (methyl
mercury), but sill is harmful and an utmost care is needed in
handling them.
to be continued
E-4
Be sure to always follow these guidelines.
WARNING
• Should the lamp burst, or the gases leak, all the personnel must
immediately leave the room so as not to inhale the mercury
vapor. Further, thoroughly ventilate the room for at least 30
minutes.
• If you happened to inhale the mercury vapor, immediately rinse
your mouth and throat with a plenty amount of water. If
mercury or mercury vapor contacts on your skin or gets into
your eyes, wash it off with a plenty amount of water likewise. If
you feel sick, or notice any sign of illness, please at once
consult your doctor.
• Wait till the lamp and the lamphouse cool down before cleaning
up the mess.
• To gather the scattered liquid mercury, use a special material
for absorbing the mercury (available from vendors handling
experimental materials). Dispose of them as the special
industrial waste or dispose of them according to the laws or
rules of your local waste system.
• Pick up the broken pieces of glass with the greatest care so as
not to cut your fingers. Put the broken pieces of glass in a hard
container and dispose of them as the special industrial waste or
dispose of them according to the laws or rules of your local
waste system.
• The inert gas inside the lamp are the same as those exist in air.
They are harmless. Because safety is a top priority in the design
of Nikon products, the hazards described above should not pose
any danger as long as you heed all of the warnings and cautions
in the manuals and use the system only for its intended purpose.
However, the hazards described above could lead to an accident
if you fail to heed all of the warnings and cautions in the
manuals, if you strike the system, or if you attempt to
disassemble the system. Therefore, always be sure to heed all of
the warnings and cautions.
• If the lamp bursts, contact your nearest Nikon representative
immediately. Never continue to use the equipment in “as is”
condition, because some glass shreds may remain in the
equipment.
to be continued
E-5
WARNING
6. Always keep four filter cubes in the fluorescence
attachment
Always keep four filter cubes in the fluorescence attachment. If
you leave any of the cube mounts empty, strong light may enter
and damage the user’s eyes at the time the filter cubes are
switched. When the number of filter cubes needed is less than
four, use the supplied dia-filter cube to fill up the empty cube
mounts. Be sure that all four mounts in the fluorescence
attachment are always occupied with filter cubes.
7. Turn off the lamp when exchanging the parts.
Turn off the lamp before exchanging filter cubes, objective or
eyepieces. If the lamp is left on, you could be exposed to
dangerous ultraviolet rays.
E-6
Be sure to always follow these guidelines.
CAUTION
1. Turn off the power before assembly, connecting or
disconnecting the cords and exchanging lamps.
To prevent electrical shocks or malfunction, turn off the power of
the power supply and unplug the power cord before assembly,
connecting or disconnecting the cords and exchanging lamps.
2. Do not wet the microscope.
If the power supply or other part becomes wet, a short circuit may
result that could damage it or make it extremely hot. If you
accidentally spill liquid on the power supply or other parts,
immediately turn off the power switch of the power supply and
unplug the power cord. Then, use a piece of dry cloth to wipe
away any moisture.
If any liquid or foreign matter gets inside, do not use the product
but contact your nearest Nikon representative.
3. Cautions on assembly.
Be careful not to pinch your hands or fingers during assembly.
E-7
1. Installation or storage location
Keep the following conditions in mind when selecting the
installation location to prevent malfunction and adverse effect on its
precision.
• Install in a place free from vibration.
• Avoid installing in a place exposed to direct sunlight.
• Install in a place with little dust and dirt.
• Select a location having a temperature from 0 to 40°C and a
relative humidity of 60% or less. If installed or stored in a location
subject to high temperature and humidity, mold or condensation
may form on the optical parts, resulting in lowered performance
and possible damage to the instrument.
2. Handle gently
The microscopes is the precision optical instrument. Handle them
carefully and do not subject them to strong physical shocks.
3. Combination with other accessories.
• P-FLA2 fluorescence attachment is only to be used together with
the stereoscopic microscopes SMZ1500, SMZ1000 and SMZ800.
• The intermediate-tube-typed accessories (such as the coaxial
episcopic illuminator, drawing tube, teaching head, beam splitter,
eyelevel riser, etc.) cannot be used together with the fluorescence
attachment.
• If the fluorescence attachment is to be mounted on the SMZ1500
or SMZ1000, use the binocular eyepiece tubes P-BTL or P-BERG
since the binocular eyepiece tube P-BT causes vignetting at the
viewfield periphery.
E-8
Be sure to always follow these guidelines.
4. Handling of filters.
Interference filters (especially excitation filters which are exposed to
strong light) deteriorate over time. Replace them after the expiration
of a predetermined time interval.
Filter characteristics may change if the filter is exposed to high
humidity. To prevent changes in or deterioration of filter
characteristics, avoid using or storing the filters under conditions of
high humidity or high temperature, and avoid subjecting them to
rapid temperature changes. When a filter is not in use, store them in
a desiccator or a hermetically sealed container with a drying agent.
5. Lens cleaning
Do not put dust or fingerprints on the lens surface since this will
degrade the sample image. If the lenses gets dirty, clean them as
follows.
• Use an air blower to blow away dust. If that does not suffice,
brush away the dust with a soft brush, or wipe it away gently with
gauze.
• Only if there are fingerprints or grease on a lens or filter, dampen a
piece of soft, clean cotton cloth, lens tissue, or gauze with absolute
alcohol (ethyl alcohol or methyl alcohol) and wipe away the dirt.
Do not use the same part of the cotton (lens tissue or gauze) twice
when wiping.
• Absolute alcohol is extremely flammable. Keep this flammable
liquids away from fire or sparks. Be sure to turn off the power
switch when handling the absolute alcohol.
• Always follow the instructions provided by manufacturer when
using absolute alcohol.
E-9
Be sure to always follow these guidelines.
6. Cleaning the painted or plastic surfaces
Silicon cloth is recommended for cleaning painted and plastic
surfaces. For persistent dirt, dampen a piece of gauze with thin
neutral detergent solution and wipe lightly. Do not use organic
solvents such as alcohol, ether, or paint thinner. Doing so could
cause discoloration on painted or plastic surfaces and/or removal of
printed lettering.
7. Storage
Store the product under conditions of low humidity where mold is
not likely to form. Avoid storing under the direct sunlight or location
with high temperature and humidity.
Put the vinyl cover over the product to protect it from dust.
Before putting on the vinyl cover, turn off the lamp (turn off the
power supply) and wait until the lamp is cool.
8. Regular inspection
Regular inspection is recommended to maintain peak performance.
Contact your nearest Nikon representative for details about regular
inspection.
E-10
Contents
Warning/Caution Symbols Used in This Manual ........................... 2
Be sure to always follow these guidelines. .................................... 3
WARNING .......................................................................................... 3
CAUTION ...........................................................................................7
I Names of Component Parts ....................................................... 12
II Assembly .........................................................................................14
III Usage ................................................................................................ 18
1 Centering the lamp ...................................................................... 18
2 Fluorescence microscopy ............................................................ 20
3 Other microscopy ........................................................................ 21
4 Filter cubes .................................................................................. 21
5 Fluorescence photomicrography and TV observation ................ 23
E-11
I Names of Component Parts
P-FLA2 fluorescence attachment (right-side view)
(This picture shows the P-FLA2 with the
P-FLA-HGA adapter.)
Eyepiece tube mount
Eyepiece tube clamp screw
Filter cube mounts
Always set four filter cubes.
Dia-filter cube
Excitation
plates
Filter cube
Excitation plates
Indicate the excitation methods of the
filter cubes set inside the attachment.
Filter cubes switchover lever
Move the lever to put the desired filter
cube in the optical path.
Shutter slider
Push in the slider to put the shutter in the
optical path to block the light from the light
source. To prevent the sample from fading,
place the shutter in the optical path whenever
you remove your eyes off the eyepieces.
Make this a habit to protect important samples.
Fluorescence attachment
port clamp screw
Fluorescence attachment
port mount
Bayonet mount
Attach the
specified
lamphouse.
P-FLA2 fluorescence attachment (left-side view)
(This picture shows the P-FLA2 with the
P-FLA-HGA adapter.)
To take photos or to monitor
fluorescence images, attach the
fluorescent attachment port PFLAP or P-FLAP2 here. And
then, attach the proper adapter
and a photomicrographic device
or video camera.
Optical path switchover lever
Fluorescence attachment
port (P-FLAP or P-FLAP2)
(This picture shows the P-FLAP.)
E-12
Set to BINO for observation through eyepieces.
Set to PHOTO to take photos or to monitor the
fluorescence image through the fluorescence
attachment port. (When the optical path is set
to PHOTO, the image cannot be observed
through the left eyepiece.)
I
P-FLA2 fluorescence attachment
Adapter receptacle
P-FLA-HGA adapter
Adapter positioning pin
Positioning groove
Circular dovetail
Bayonet mount
Adapter clamp screw
Adapter joint views
The picture below shows an overall view of the P-FLA2 fluorescence
attachment, P-FLAP fluorescence attachment port, SMZ1500,
binocular eyepiece tube P-BERG, eyepiece C-W10x, objective HR
Plan Apo 1x, Focusing mount P-FMD, and Plane stand C-PS160.
P-FLAP Fluorescence
attachment port
Light source (lamphouse)
Use the specified
lamphouse. Do not forget
to set the collector lens in
the lamphouse.
Light source
(power supply)
Use the specified
power supply. Be
sure to read the
supplied instruction
manual before use.
P-FLA2 fluorescence attachment
E-13
II Assembly
WARNING • Before mounting the fluorescence attachment to
the stereoscopic microscope, read the chapter “Be
sure to always follow these guidelines” at the top of
this manual.
• Read the instruction manual supplied with the
super high pressure mercury lamp power supply for
how to mount and use the light source. The wrong
use of the mercury lamp may lead to lamp burst,
leak of inner sealed gas or loss of eyesight due to
ultraviolet rays.
Requiered tools: Supplied attachment tool × 1
Hexagonal wrench (M2) × 1 (The clamp tool of the
stereoscopic microscope can be used.)
1
Assemble the stereoscopic microscope except the binocular
eyepiece tube.
(See the instruction manual supplied with the stereoscopic microscope for
details.)
2
Mount the fluorescence
attachment on the
zooming body of the
microscope.
Match the groove on the
bottom of the attachment
with the positioning pin on
the zooming body when
mounting the attachment on
the zooming body. Tighten
the clamp screw with the
hexagonal screwdriver to fix.
E-14
Positioning pin
Clamp screw
Fluorescence attachment
II
3
Mount the binocular
eyepiece tube
Match the groove on the bottom of
the eyepiece tube with the
positioning pin on the attachment
when mounting the eyepiece tube
on the attachment. Tighten the
clamp screw with the hexagonal
screwdriver to fix.
Clamp screw
4
Positioning pin
Attach the eyepieces.
See the instruction manual supplied with the stereoscopic microscope for
details.
5
Attach the light source.
1 Attach the suitable adapter
for the light source. Align
the positioning pin on the
adapter receptacle of the
fluorescence attachment with
the positioning groove of the
adapter. And then, fix them
with the clamp screw.
2 Attach the lamphouse of the
super-high pressure mercury
lamp to the bayonet mount
on the adapter. Install the
collector lens with UV cut
filters. For detailed
information to install the
collector lens, socket, lamp,
and power supply, refer to
the instruction manual for
the super-high pressure
mercury lamp power supply.
Adapter clamp screw
1
2
3
E-15
6
Attach the filter cubes.
If your filter cube does not have any filters or dichroic mirror attached
(P-FLFC filter cube), first refer to the page E-22 and attach the filers to the
filter cube.
1 Push in the filter cube
switchover lever.
2 Remove the front cover
of the fluorescence
attachment by
loosening the clamp
screw with the
hexagonal screwdriver.
Filter cube switchover lever
3 Remove the filer cube
fixing plate by
loosening the clamp
screw with the
hexagonal screwdriver.
Filter cube fixing plate
4 Screw on the supplied
attachment tool to the
filter cube. Hold the
tool and insert the cube
into the groove on the
fluorescence
attachment. Screw off
the attachment tool.
5 Attach the excitation
plate of the filter cube
just mounted into the
rearmost pocket.
E-16
Attachment tool
Insert the excitation
plate to this pocket.
Assembly
6 Install the remaining
three filter cubes to the
fluorescence attachment
in the same way and
return the filter cube
fixing plate to its
original place. Insert
the excitation plates in
the order of installation
starting from the rear to
the front.
II
1
432
4
3
2
1
Installation order of filter cubes, and the
installation order of their excitation plates. (In
this figure, dia-filter cubes are installed at the
position 1 and 4.)
NOTE: Be sure to install four filter cubes. If filter cubes needed for
observation is less than four, use the dia-filter cube supplied
with the attachment so that the total of four filter cubes are
installed.
7 Return the front cover to its original place.
7
When performing photomicrography or TV observation:
1 Remove the cap on the fluorescence attachment port mount by
loosening the clamp screw with the hexagonal wrench.
2 Mount the fluorescence attachment port (P-FLAP or P-FLAP2) and
tighten the clamp screw.
3 Remove the cap on the
fluorescence attachment
port and mount the
photomicrographic
equipment or highsensitive TV camera (via
the appropriate adapter).
Please refer to the
instruction manuals
Fluorescence attachment port
supplied with the
(P-FLAP or P-FLAP2)
photomicrographic
(This picture shows the P-FLAP.)
equipment or the TV
camera for their assembly and usage. Ask your nearest Nikon
representative for the best combination of adapter to be used in
between.
E-17
III Usage
1
Centering the lamp
Center the lamp before using the fluorescence attachment for the first
time, or after you have exchanged the lamp. If the lamp is not centered
correctly, the image can be dark, or there might be an uneven illumination.
The procedure of lamp centering is the same as the procedure described in
the instruction manual for the super high pressure mercury lamp power
supply except for the following three points. 1: The centering tool is not
needed, 2: the vertical position adjustment of the zooming body is needed,
and 3: the position of the collector lens should be adjusted once again after
the lamp is centered. The ark image is seen in the same way, and the
centering screws work the same way as described in the manual of the
super high pressure mercury lamp power supply.
Please perform the lamp centering referring to both the procedure listed
below and the instruction manual of the super high pressure mercury lamp
power supply.
1
Turn on the lamp.
Refer to the instruction manual of the super high pressure mercury lamp
power supply for details.
2
Put the filter cube for the fluorescence microscopy in the
optical path.
Use the filter cube switchover lever to put the desired filter cube for the
fluorescence microscopy into the optical path. (Note that the lamp
centering cannot be performed with the dia-filter cube.)
3
Raise the microscope to its uppermost position.
Turn the coarse focus knob to raise the zooming body to the uppermost
position of the focusing mount.
4
Zoom out the microscope.
Turn the zooming knob so that the zooming magnification becomes
lowest.
E-18
III
5
Open the shutter.
Pull out the shutter slider to remove the shutter from the optical path.
6
Center the ark image and the mirror image of the ark.
Since the centering tool is not used, observe the ark image on the stage
plate. If the diascopic illumination stand is used, place a piece of white
paper on the stage glass to see the ark image.
See the instruction manual of the super high pressure mercury lamp for
the details.
7
Widen the illuminated area.
Turn the collector lens
focusing knob till the
illuminated area on the stage
glass becomes largest.
Tighten the screw 2 at the
root of the collector lens
focusing knob to fix the
position of the collector lens.
8
Screw ②
Collector lens
focusing screw
Put the shutter in the optical path.
Push in the shutter slider to put the shutter in the optical path.
To prevent the sample from fading, put the shutter in the optical path
whenever you remove your eyes off the eyepieces. (Make this a habit to
protect important samples.)
E-19
2
Fluorescence microscopy
Before the observation
• Check the total elapsed time of the lamp turned on. If the total
elapsed time exceeds the expected average life time of the lamp,
exchange the lamp. (And do not forget to center it before usage.)
• Use a non-fluorescent slide glass.
• Place the shutter in the optical path whenever you remove your eyes
off the eyepieces to protect your sample from fading.
1
Put the shutter in the optical path and light the mercury lamp.
2
Put the filter cube for the fluorescence observation in the
optical path.
Move the filter cube switchover lever to put an excitation filter cube in the
optical path.
3
Remove the shutter and perform diopter and interpupillary
adjustment.
See the instruction manual of the stereoscopic microscope for details.
4
Focus on the sample.
See the instruction manual of the stereoscopic microscope for details.
5
Observe with the most adequate zoom magnification.
See the instruction manual of the stereoscopic microscope for details on
zoom magnification.
Put the shutter in the optical path whenever you remove your eyes off the
eyepieces (and make it a habit).
E-20
Usage
3
III
Other microscopies
When performing
microscopies other than the
fluorescence microscopy
using the diascopic stands or
halogen illuminators, place
the shutter in the optical path
and put the dia-filter cube in
the optical path.
Move to DIA.
4
Pull out the lever.
Filter cubes
A filter block consists of
three types of optical
components: an excitation
filter (EX filter), two barrier
filters (BA filters), and a
dichroic mirror (DM).
BA filter
(for the left optical path)
BA filter
(for the right optical path)
DM (inside
the cube)
EX filter
E-21
If you have a filter cube without any filters or mirror attached (P-FLFC
filter cube), attach the filters and a mirror to the cube by the following
procedure.
Attaching filters and mirror to the filter cube
1 Remove the filter frame from the cube by loosening the fixing
screws with the hexagonal screwdriver.
2 Glue on the filters and the mirror to the filter cube.
• See the following figure for the positions to glue each parts on.
• Do not put too much glue on the filters and the mirror.
• Do not hold the filers and the mirror with bare hands. Dust,
fingerprints, or scratches will adversely affect the filter
characteristics. Use gloves to hold the filters and the mirrors.
3 Screw on the filter frame to the cube.
BA filter (for the right optical path)
Filter frame fixing screw
Filter frame
BA filter (for the left optical path)
DM
EX filter
E-22
Usage
5
III
Fluorescence photomicrography or TV
observation
To take photos or to monitor fluorescence images, attach the fluorescent
attachment port P-FLAP or P-FLAP2 onto the port mount. And then,
attach the proper adapter and a photomicrographic device or high sensitive
TV camera. (Examples follow: The direct photo tube and the PL
projection lens are required for the photomicrographic device. The Cmount direct TV adapter is required for the TV camera.) The P-IBSS
beam splitter S/S2 and P-IBSD beam splitter D/D2 cannot be used for this
purpose. Be careful.
When taking a photo or monitoring an image, move the optical path
switchover lever to the “PHOTO” position. The image passes the optical
path for the port. (Note that when the lever is set to the “PHOTO”
position, the image cannot be observed through the left eyepiece.) Please
refer to the instruction manual of the photomicrographic device or the TV
camera for details about the photomicrography or image monitoring.
For photomicrography
When using a fluorescent specimen, the florescence may fade during
exposure. To avoid this, use the high-sensitive film. Use “Tri-X
(ISO400)” for monochrome shots, and for color shots, use daylight-type
high-sensitive film, such as “Kodak Ektachrome 400 (ISO400)” or
“Fujichrome 400 (ISO400)”.
For TV observation
When monitoring a sample using a high-sensitive TV camera, it is
sometimes best to insert an infrared (IR) cut filter in front of the camera
receptor. Experiment, and use the IR cut filter when needed.
E-23
Fly UP