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静岡県第4次地震被害想定
2 巨大地震の被害想定(静岡県第 4 次地震被害想定) 静岡県では、東日本大震災の教訓を生かし、今後の地震・津波対策の基礎資料として活用するため、 12 年ぶりに被害想定を見直し、「第 4 次地震被害想定」 を策定しました。 想定対象地震 区分 駿河トラフ・南海トラフ沿い で発生する地震 相模トラフ沿いで 発生する地震 東海地震 東海・東南海地震 (※) 東海・東南海・南海地震 大正型関東地震 (マグニチュード8.0程度) 南海トラフ巨大地震 元禄型関東地震 レベル1の 地震・津波 ※国において駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生 する地震・津波のモデルである2003 年中央 防災会議モデルの見直しが進められているこ とを踏まえ、 レベル1 の地震は南海トラフ巨大 地震モデル(2012 年内閣府) の基本ケースに より、レベル1 の津波は2003 年中央防災会 (マグニチュード8.0〜8.7) レベル2の 地震・津波 (マグニチュード9程度) 議モデルにより検討した。 なお、 新モデルが発 表された場合は、 内容を確認の上、 必要に応じ (マグニチュード8.2程度) て被害想定の再計算などの対応を講じる。 【参考:第3次地震被害想定の対象地震】 東海地震(マグニチュード8) 神奈川県西部の地震(マグニチュード7) レベル 1 の地震・津波 発生頻度が比較的高く(駿河・南海トラフでは約 100 〜150 年に 1 回)、発生すれば大きな被害をもたらす地震・津波 レベル 2 の地震・津波 発生頻度は極めて低いが、発生すれば莫大な被害をもたらす、 あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波 建物等被害に係る島田市の想定結果 項 目 被害区分 全壊 半壊 全壊 半壊 全壊 半壊 全壊 半壊 消失 地震動 液状化 人口造成地 山・崖崩れ 火 災 建物棟数 建物被害総数 建物被害率 (単位:棟) 予知なし 冬・夕 約7,500 約8,800 約10 約30 約400 約1,200 約100 約300 約60 48,260 全壊及び消失 約8,800 半壊 約10,000 全壊及び消失 約18% 半壊 約21% ブロック塀等転倒数 屋外落下物が発生する建物数 約 900件 約1,600棟 人的被害に係る島田市の想定結果 項 目 被害区分 建物被害 死者数 重傷者数 軽傷者数 死者数 重傷者 軽傷者 死者数 重傷者 軽傷者 死者数 重傷者 軽傷者 死者数 重傷者 軽傷者 (うち屋内収容物移動 ・転倒、屋内落下物) 山・崖崩れ 火 災 ブロック塀の転倒、 屋外落下物 合 計 自力脱出困難者数・ 要救助者数 東海・東南海・南海地震 (レベル1)の想定震源域 東海地震 東南海地震 元禄型関東地震 相模トラフ側レベル2 南海地震 フ トラ 南海 4 南海トラフ巨大地震 (レベル2)の想定震源域 大正型関東地震 相模トラフ側レベル1 地震動 (単位:人) 予知なし 冬・深夜 約100 (約20) 約800 (約80) 約2,400 (約300) 約10 約10 約10 | | | | | | 約200 約800 約2,400 約600 ※被害が最大となるパターン 「|」 :被害わずか 注) ・端数処理のため合計値が各数値の和に一致し ない場合がある。 ・全壊:災害の被害認定統一基準による自治体 判定基準に基づく全壊 ・半壊:災害の被害認定統一基準による自治体 判定基準に基づく半壊 ・重傷者:1 ヶ月以上の治療を要する負傷者 ・軽傷者:1 ヶ月未満の治療を要する負傷者 ライフラインの機能支障・復旧想定 電力 発災直後は県内の9割程度が停電、 4日後でも1割弱程度で停電が継続。応急復旧には、 1週間程度が必要 電話 固定電話は、 発災直後は県内回線の9割程度が不通、 1日後でも8割程度が不通のまま。応急復旧には、 1~2週間程度が必要 携帯電話は、 基地局の停波や停電の影響で発災1日後には県内全域で非常につながりにくい状態。応急復旧には、 1~2週間程度が必要 上記以外に、 発災直後から通話量の急激な増大による輻輳が発生し、 電話がつながりにくい状態 上水道 発災直後は県内ほぼ全域で断水、 1週間後でも県内の給水人口の5割以上で断水が継続。応急復旧には、 4~6週間程度が必要 下水道 発災1日後、 県内の処理人口の5~7割近くが機能支障となり、 各地で排水困難な地区が発生。応急復旧には、 2~5週間 程度が必要 都市ガスは、 発災直後の県内供給停止率7~8割程度。応急復旧には、 4~6週間程度が必要 LPガスは、 発災直後に3~4割程度で機能支障が発生するが、 点検後、 早期の復旧が可能 ガス エレベーター 震度4相当以上でほぼ全てのエレベーターが停止。電力復旧、 点検後に使用が可能 ※第4次地震被害想定~駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生する地震・津波の場合 〔 〕 静岡県で予想される津波 駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生する津波 津波危険予想地域や山崖崩れの危険箇 (レベル2)による想定最大津波高 静岡県第4次地震被害想定 平成25年6月27日発表 所等については市町などに情報があります。 ※相模トラフ沿いの最大津波高は平成27年1月30日発表 島田市では、危険箇所を地図にした「ハザー 大井川をさか上って津波が島田市まで押し寄せる ドマップ」を作成し、公開しています。 可能性は極めて低い。 静岡県で予想される津波 最大津波高 18m 想定津波浸水域図 11m 最大津波高 浸水深(m) 最大津波高 最大津波高 最大津波高 最大津波高 14m 15m 14m 最大津波高 9m 最大津波高 最大津波高 13m 最大津波高 最大津波高 13m 10m 最大津波高 最大津波高 15m 16m (長い時間ゆっくりと揺れを感じたときにも) 津波警報が出たとき(津波:1m以上、大津波:3m以上) 下田市 海岸付近にいて、地震の揺れを感じたとき 南伊豆町 市区町名 駿河トラフ・南海トラフ沿いで 発生するレベル2の津波 河津町 伊豆市 市区町内の 最大津波高 ◆必ずしも第1波が最大とは限りません!! ◆津波は繰り返し何度も襲ってきます!! 地 地 震 震 だ だ 、 、 津 津 波 波 だ だ 、 、 す す ぐ ぐ 避 避 難 難 ! ! 最大津波高 西伊豆町 「津波注意」 標識 相模トラフ 沿いで発生する レベル2の津波 ただちに 高い所へ 津波注意報が出たとき 海岸にいる人は 警戒宣言が発令されたとき 避難対象地区の皆さんは (20cm以上程度) 17m 14m 松崎町 御前崎市 掛川市 袋井市 磐田市 浜松市南区 湖西市 浜松市西区 牧之原市 12m 最大津波高 東伊豆町 最大津波高 10m 最大津波高 26m 伊東市 19m 最大津波高 焼津市 最大津波高 吉田町 ※想定最大津波高は、 15m 市区町の最大となる 地点の津波高です。 静岡市駿河区 10m 東京湾平均海面(T.P.) 6m 富士市 津波の高さ (標高) (m) 沼津市 12m 静岡市清水区 最大津波高 14m 熱海市 ︵初島除く︶ 海岸線 33m 10m 最大津波高 最大津波高 熱海市 ︵初島︶ 沖合 約30m 最大津波高 最大津波高 高い所へ速やかに避難 ただちに避難 5