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6 主要事業

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6 主要事業
(1)福島県復興計画に基づく事業
6
主 要 事 業
① 国道288号
道路橋りょう整備事業
三春西バイパス(郡山市西田町大田地内)
郡山市と三春・田村方部の連携強化、高速交通網へのアクセス強化、郡山都市圏および三春町中心市
街地の交通渋滞緩和、更に双葉地域復興の基盤としての相双地域と中通り地方の連携強化を図るため国
道288号の整備を進めています。
事業の必要性と効果
事業概要
国道288号は、郡山市を起点とし双葉町に至
る地域連携道路であります。
国道288号三春西バイパスは、郡山市と三
春・田村方部の連携強化や磐越自動車道郡山東I
Cとのアクセス強化に加え、三春町中心部の渋滞
緩和を図るため事業を推進してきましたが、更に
双葉地域復興の基盤となる東西連携道路として重
要な役割を担う路線であることから、重点的に整
備を進めています。
・全体延長
・計画幅員
暫定2車線
・全体事業費
平成9年度より事業着手し、22年度に終点側
1.6kmを暫定供用し、残る1.9kmの24年度末
2車線暫定供用を目指し整備を進めています。
平成24年度の事業内容
【2期工区】
富久山バイ パス
郡山東バイ パス
L=1.7km
L=2.9km
3.5km
14.0(25.0)m
7.0(13.0)m
約92億円
三春西バイ パス
・道路改良 1.9km
・舗装工
1.9km
・三春西1号橋
L=3.5km
)
(
至
三
春
町
貝
山
)
(
自
郡
山
市
西
田
町
木
村
)
(
至
郡
山
市
富
久
山
町
北
小
泉
)
(
自
郡
山
市
富
久
山
町
福
原
位置図・平面図
標準横断図(暫定2車線)
現道混雑状況(三春町内)
工事状況(三春西バイパス)
現道状況
供用状況(三春西バイパス)
工事状況(三春西バイパス)
16
(1)福島県復興計画に基づく事業
② 国道288号(船引バイパス)
交付金事業(道路)
田村市船引町春山地内
外
国道288号を緊急輸送道路第二次確保路線に位置付けており、災害発生時に主要拠点を接続する緊急
輸送道路ネットワークの構築のためにバイパス整備を推進しています。
また、田村市船引町中心部の交通渋滞緩和を図るとともに良好な市街地環境の形成を図り、更に磐越
自動車道や田村西部工業団地へのアクセス強化を図るためバイパス整備を推進しています。
事業の必要性と効果
事業概要
国道288号は、郡山市を起点とし、双葉町に至
る延長約70kmの一般国道であり、中通りと浜通
りを繋ぐ地域連携道路です。
本事業により、災害に強い道路ネットワークの
構築及び田村市船引町市街地の渋滞緩和を図り、
安全で円滑な交通を確保します。
○船引バイパス
延長L=4,080m 幅員W=6.5(11.0)m
(1工区L=1,970m 2工区L=2,110m)
概算事業費 約80億円
・H8年度に新規着手
・H24年度に1工区改良工事、調査設計等
を予定
全体計画 L=4,080m W=6.5(11.0)m
1工区
2工区
L=1,970m
L=2,110m
平成24年度の事業内容
○船引バイパス
・1工区改良工事
・測量設計
・2工区用地調査
等
標準横断図
1000
500
11000
2500
8500
750
3250
位置図
現道状況
現道状況
至 双葉町
至 双葉町
17
3250
1250
(1)福島県復興計画に基づく事業
③
国 道 1 1 8 号 ( 松 塚 BP )
岩瀬郡鏡石町蒲之沢町地内 ~ 須賀川市大字松塚地内
市 町 村 合 併 支 援 道 路 整 備 事 業
松塚バイパスは合併した須賀川市の地域間の連携や空港へのアクセス向上を図ることを目的に、平成
20年度から整備しております。また、当該路線が県の復興計画の「県土連携軸・交流ネットワーク基
盤プロジェクト」に位置づけられたことから、県においても重点的に整備を推進していきます。
事業の必要性と効果
事業概要
松塚バイパスの整備により、合併した須賀川市
の地域間の連携強化や空港へのアクセス向上並び
に中通りと会津地方を結ぶ広域的な交通・物流の
ネットワーク構築が図られる。
○松塚バイパス
・全体延長 L=3400m
・1工区延長 L=1500m
・2工区延長 L=1900m
・幅員 W=6.5(10.5)m
平成24年度の事業内容
位置図
○1工区(鏡石町)
・1号BOX N=1式
・水位観測調査
・埋蔵文化財試掘調査
・用地補償
○2工区(須賀川市)
・改良工(繰越工事)
・改良工(現年工事)
・新幹線立体交差設計
・埋蔵文化財試掘調査
・用地補償
L=444m
L=300m
標準横断図
現道状況(国道118号)
現道状況(町道深内須賀川線)
至 須賀川インター
至 福島空港
東北新幹線
至 横山工業団地
至 町道深内須賀川線
至 会津若松
至 会津若松
18
(1)福島県復興計画に基づく事業
④ いわき石川線(石川バイパス)
交付金事業(道路)
石川郡石川町大字双里地内
外
南東北の物流拠点である重要港湾小名浜港から中通りをはじめとする県内各産業集積地への物流を支
えるとともに、震災復興のための東西連携道路として、主要地方道いわき石川線の石川バイパスを整備
しています。
事業の必要性と効果
事業概要
いわき石川線は、いわき市を起点とし、石川町
までの延長約54kmの主要地方道であり、浜通り
と中通りを繋ぐ重要な幹線道路です。
本事業により、石川市街地の渋滞緩和線及び狭
隘区間の改良を実施し、安全で円滑な交通を確保
します。
○石川バイパス
延長L=3,080m 幅員W=6.5(12.0)m
(1工区L=1,660m 2工区L=1,420m)
概算事業費 約99億円
・H16年度に新規着手
・H24年度に用地取得、調査設計等を予定
平成24年度の事業内容
○石川バイパス
・用地補償
・地質調査
・設計
標準横断図
位置図
現道状況
現道状況
至 国道118号
至 国道118号
19
(1)福島県復興計画に基づく事業
⑤ 吉間田滝根線(広瀬)
交付金事業(道路)(再生・復興)
田村市滝根町広瀬地内
吉間田滝根線は、小野富岡線とともに県復興計画の「県土連携軸・交流ネットワーク基盤強化プロ
ジェクト」に位置づけられ、浜通りと中通りをつなぐ重要な東西連携道路となっています。
広瀬工区は、矢大臣山前後の急峻で狭隘な区間や小野町中心市街地などにおいて、安全で円滑な交通
に支障を来していることから、本事業により、あぶくま高原道路小野ICから小野富岡線までのL=約1
0kmについて幹線道路としての整備を計画しています。
事業の必要性と効果
事業概要
本事業により浜通り地域及び川内村から県中都
市圏、あぶくま高原道路並びに小野総合病院への
良好なアクセスが形成され、地域間の連携・交流
の強化及び中山間地域における地域住民の医療・
福祉の確保が図られます。
○広瀬工区
延長L=約10km 幅員W=6.5(9.0)m
・H24年度 新規着手
平成24年度の事業内容
○広瀬工区
・道路概略設計
・測量調査
L=約10km W=6.5(9.0)m
標準横断図
位置図
地形状況
田村東部環境センター
矢大臣山
至
いわき市
20
(2)県土づくりプラン(地域ビジョン)に基づく事業
①
国道349号( 土鍋工区)
石川郡古殿町大字山上地内
交付金事業 (道路)(地域活性化・ 道路)
東日本大震災により通行丌能となった浜通り軸の代替機能を確保し、広域的な縦軸として国道349
号の土鍋工区を整備しています。
事業の必要性と効果
事業概要
国道349号は、茨城県水戸市を起点とし本県
を縦貫して宮城県に至る重要な幹線道路です。
本事業により、県道いわき石川線と国道49号
とのあいだで最も狭隘な区間を拡幅し、安全で円
滑な交通を確保します。
○土鍋工区
延長L=1,253m 幅員W=6(8)m
(1工区L=720m 2工区L=533m)
概算事業費 約9.6億円
・H23年度に新規事業化
・H24年度に用地取得、改良工予定
平成24年度の事業内容
L=1253m
○土鍋工区
・用地補償
・道路改良工
W=6(8)m
1工区
2工区
L=720m
L=533m
標準横断図
位置図
現道状況
現道状況
至 国道49号
至 いわき石川線
21
(2)県土づくりプラン(地域ビジョン)に基づく事業
② 国 道 3 4 9 号 ( 楢 坂 工 区
石川郡古殿町大字山上地内及び平田村大字北方地内
)
交
付
金
事
業
(
道
路
)
東日本大震災により通行丌能となった浜通り軸の代替機能を確保し、広域的な縦軸として国道349
号の楢坂工区を整備しています。
事業の必要性と効果
事業概要
国道349号は、茨城県水戸市を起点とし本県
を縦貫して宮城県に至る重要な幹線道路です。
本事業により、特に急勾配で冬期間の路面凍結
が著しい区間について、勾配を緩くするとともに、
日陰区間を解消し、安全で円滑な交通を確保しま
す。
○楢坂工区
延長L=2,150m 幅員W=6(8)m
概算事業費 約12億円
・H23年度 新規事業化
・H24年度 道路詳細設計
平成24年度の事業内容
L=2150m
○楢坂工区
・道路詳細設計
W=6(8)m
標準横断図
位置図
現道状況(峠部)
現道状況
至 いわき石川線
22
(2)県土づくりプラン(地域ビジョン)に基づく事業
③ 主要地方道郡山湖南線
交付金事業
三森Ⅰ工区(郡山市逢瀬町多田野地内)
地方特定道路整備事業
三森Ⅳ工区(郡山市湖南町舟津地内)
主要地方道郡山湖南線は、福島県郡山市の国道4号を起点とし、郡山市湖南町、国道294号を経て会津若松
市に至る県中地区の横軸を担う重要な幹線道路である。
湖南地区は、雇用・医療・福祉面において、郡山市街地部へ依存度が非常に高いが、幅員狭小かつ線形不良
であるため、大型車輌のすれ違いが困難となっている。また、本箇所は積雪地域であり、冬期間は特に危険性が
増すため、当該箇所を整備し、地域間の連携および交流を支え、地域力を高める道づくりを行います。
事業の必要性と効果
平成24年度の事業内容
本事業により、滑幅員狭小および線形不良区間の
解消を行い、冬期間においても大型車両の円滑なす
れ違いを可能とし、道路利用者に安心・安全を提供し
ます。
【三森Ⅰ工区】
・三森1号橋
L= 61m
・2号トンネル L=149m
【三森Ⅳ工区】
・神代下橋
L=14.6m
・改良舗装工 L=400m
事業概要
・全体延長 L=6,622m
・三森Ⅰ工区(2期施工) L=1,270m
・三森Ⅳ工区
L=1,092m
・計画幅員
6.0(8.0)m
位置図・平面図
標準横断図
現堲状況(三森Ⅰ工区)
現道状況
三森2号橋
三森1号橋 L=78.0m
L=396.0m
至 湖南
至 湖南
三森2号トンネル
L=149.0m
三森1号橋
L=61.0m
至 郡山市街
至 郡山市街
23
(2)県土づくりプラン(地域ビジョン)に基づく事業
④ 桜川
河川事業(住宅関連)
三春町・郡山市
三春町市街地の浸水被害の軽減を図るとともに、三春町の歴史的景観に配慮し、まちづくりと一体となった河川整
備を進めています。
事業の必要性と効果
事業概要
桜川は、三春町の市街地を貫流し八島川を合流してJR磐
越東線と国道288号の間を流下する河川です。
上流部の三春町市街地は家屋や道路が河川に近接しており、
河川断面が小さく流下能力が著しく丌足しています。また、
八島川合流地点より下流では、取水堰やJR橋等、地形上か
ら河川断面が小さく流下能力が丌足しています。このため、
昭和61年以降においても平成5年9月、平成10年8月、平成
12年8月の集中豪雨や平成14年7月の台風6号、平成23年9
月の台風15号でも浸水被害が発生しています。
本事業により河道を広げることで流下能力を高め、三春町
市街地の浸水被害の軽減を図るとともに、歴史的景観に配慮
しまちづくりと一体となった整備により、市街地活性化など
の効果が期待されます。
・全体計画 L=11.43km
桜川 全体計画
L=11,430m
下流工区 L=7,700m
・上流工区(三春町) L=3.73km
(うち、重点整備区間 L=2.76km)
・下流工区(郡山市) L=7.70km
平成11年度より事業に着手し、平成20年度より重点整備区
間を整備しています。
平成22年度までに重点整備区間L=1.1kmが完成し、平成23
年度に0.4kmが発注されています。
重点整備区間は、平成25年度完成を目標に、調査設計、事業
用地の取得及び工事を進めています。
平成24年度の事業内容
上流工区 L=3,730m
平成24年度は、事業用地取得を促進するとともに、開削護
岸工及び橋梁架替工事を継続して実施。
・用地補償
・開削護岸工 L=650m
・現堲打函渠工 N=2箇所
重点整備区間 L=2,760m
位置図
標準横断図
現況 2500~4000
出水状況(三春町内)
改修済状況
改修前状況
24
(2)県土づくりプラン(地域ビジョン)に基づく事業
⑤ 二級河川
右支夏井川
交付金事業(河川)
田村郡小野町大字小野新町
地内
右支夏井川の小野新町地内においては、JR橋や小野橋などの狭窄箇所で流下能力が低いことから、昭
和61年8月の台風10号などの大雨時には越水し、人家等の浸水被害が発生しておりました。
事業の必要性と効果
県では河川越水による人家等の浸水被害を防止するため、平成8年度から河川改修事業に着手し、特に
流下能力の低い重点整備区間から、開削築堤工などの工事を実施しております。この河川改修により、地
域住民の安全で安心な生活の確保を図ってまいります。
事業概要
平成24年度の事業内容
広域河川改修全体計画 L=5,365m
重点改修区間
① 小治郞橋~平舘橋
延長L=1000m
・掘削護岸工 L=1000m
・橋梁工
N=3橋
・町道工
N=1式
事業費
約25億円
平成25年度完成予定
② 稲荷橋~役堲裏
延長L=1000m
・掘削護岸工 L=1000m
・橋梁工 N=4橋 ・町道工 N=1式
① 小治郞橋~平舘橋 C=188百万円
・開削築堤工
・排水樋管工
・旧川処理
・町道工
L=560m
N=4基
N=1式
N=1式
② 稲荷橋~役堲裏 C=52.6百万円
・測量調査業務
・設計業務
平面図
①
②
全体計画 L=5,365m
①
平舘橋下流
② 小野橋下流
25
N=1式
N=1式
(2)県土づくりプラン(地域ビジョン)に基づく事業
⑥ 千五沢ダム再開発事業
石川町大字母畑地内
千五沢ダム再開発事業は、石川郡石川町に昭和50年に完成したかんがい専用の千五沢ダムに治水等の機能を付加
するための改築を行う事業です。
完成後のダム容量配分図
ダムの目的
洪水調節
戦後最大の被害を与えた洪水(S41.9)に対して安全
となるよう、ダムに水を貯め、洪水の調節を行います。
かんがい用水の供給(現在の機能)
母畑地区の1,985haの農地に対して、かんがい用水
として最大3.088m3/sの取水を可能にします。
河川流量の維持・既得取水の安定化
北須川の水辺環境への影響を尐なくするために、
一定の河川流量を維持して河川環境を保全すると
ともにに、沿川の既得取水の安定化を図るため安定
した水の補給を行います。
ダムの効果
平成24年度の事業内容
・ダム管理設備製作据付け
・管理棟建設
・工事施工計画細部設計
・水位低下設備実施設計
改築平面図
平成62年5月渇水状況
洪水被害の軽減
渇水被害の解消
洪水吐き改築
(ラビリンス型洪水吐き)
平成10年8月出水状況
将来計画
現況
26
(3)公物管理
【安全・安心の確保】
1. 道路・河川の維持管理
道路・河川パトロール
適正な道路・河川の維持管理を図るパトロール範囲
県中建設事務所 :郡山市
三春土木事務所 :田村市、三春町、小野町
須賀川土木事務所:須賀川市、鏡石町、天栄村
石川土木事務所 :石川町、玉川村、浅川町、平田村、古殿町
あぶくま高原道路管理事務所:あぶくま高原道路(福島空港IC~小野IC)
道路パトロール
現状の状況確認
(パトロール)
・道路の穴(ポットホール)
・ガードレール等の破損
・道路に近接する樹木の
支障状況等
道路区域、
道路施設等の
安全確認
河川パトロール
現状の状況確認
(パトロール)
・丌法占用
・ゴミの投棄・焼却
・油の流出
・護岸、階段等の点検等
河川区域、
河川管理施設
等の安全確認
パトロールカーによる
現堲処理
・道路の小さな穴埋や
落下物の撤去等一時
的な処理
異常
発見
パトロールカーに
よる現堲処理が
できないとき
13県
管土中
理木建
報告 事 事 設
務務事
所所務
所
県
中
建
設
報告
・
3
土
事務所内の
木
指示 道路補修員による 報告 事
務
現堲処理
所
・
1
委託業者
管
報告 理
指示
による
現堲処理
事
務
所
道路パトロールの広報活動
「道路ふれあい月間」 (平成24年8月1日(水)~8月31日(金))の
広報活動の一環として、 8月10日(金)に民間一日道路パトロール
を実施しました。
民間道路パトロール員
(学校法人今泉学園 今泉女子専門学校の生徒さん 2名)
民間一日道路パトロール状況
2. 異常気象・地震時の体制
異常気象・地震時の事務所体制
震度4以上
の地震
福
島
地
方
気
象
台
大雨・洪水
警報等
警報発令
警報解除
異常出水
災害発生
県中建設・3土木事務所・1管理事務所
水防体制
●災害情報連絡
水防、被害情報の収集、報告、連絡、広報
●巡視
道路、河川、緊急応対箇所の巡視
●水防活動
応急対策
●建築物管理
県営住宅の管理
情
報
地域住民
市町村等
状
況
確
認
依応
頼急
工
事
関係市町村
建設業協会
各支部
27
現況報告
企画技術総室
河川港湾総室
被害報告
道路総室
(3)公物管理
【安全・安心の確保】
異常気象時の緊急対応
近年、冬期間にまとまった積雪が多いことから、異常気象時の緊急対応として通行車両や住民の安全確保のため、
人家連坦区域の除雪(排雪)を実施しております。
除雪(排雪)前状況
除雪(排雪)中状況
除雪(排雪)後状況
情報の提供
福島県の
河川雨量水位情報
雨量
河川の水位
道路規制
状況
峠の映像
県中建設事務所のホームページアドレスhttp://www.pref.fukushima.jp/kenchu/kensetsu/
3. 地域住民との協働による道路・河川の維持
うつくしまの道・サポート制度
道路の清掃・美化活動・植栽の管理等を住民と協働で行っていきます。
うつくしまの川・サポート制度
河川の清掃・美化活動を住民と協働で行っていきます。
「うつくしまの道(川)・サポート制度は、地域の方々と市町村、道路(河川)管理者の三者が協同して、
道路(河川)の清掃、美化活動を行うものであり、道路(河川)への愛着心を育てながら、地域にふさわ
しい道(川)づくりを進めるものです。
道路(河川)管理者と市町村は、道路(河川)の清掃、美化活動を行う地域住民グループに対して、
清掃具の貸与、保険の加入、ゴミの回収などを支援しています。
平成23年6月現在、県中管内において、うつくしまの道サポート制度に20団体、うつくしまの川サポート
制度に5団体の合計25団体が協定を締結し、道路や河川の清掃・美化活動を行っています。
須賀川駅並木町線
中野須賀川線
28
(3)公物管理
【安全・安心の確保】
実施団体
地域住民、NPO
企業社員グループなど
・歩道の清掃活動
・植樹帯の維持管理活動
・その他道路美化活動
サポート
地元自治体
市 町 村
・収集ゴミの回収・処理
・実施団体と維持管理者
の連絡調査
・その他清掃活動等への支援
合 意
サポート
道路管理者
福島県・市町村
・活動をPRする看板の設置
・清掃用具等の貸与
・保険の加入
・その他清掃活動等への支援
協 力
◆地域の方々やNPO法人などの実施団体、道路(河川)管理者と地元自治体とのパートナーシップ
の形成を図ることにより以下の効果が期待されます。
1
2
3
4
5
ボランティア活動の活性化
良好な道路(河川)環境の創出
地域の方々や道路(河川)利用者の満足度の向上
道路(河川)への愛着心と美化意欲の向上
道路(河川)利用者のマナーの向上
道路愛護思想の普及啓発の推進
地域の方々による道路愛護活動(清掃・美化・植栽等)の普及啓発活動。
道路愛護団体等に対する表彰
道路の愛護等に関し著しい功績のあった団体及び個人に対し、例年、福島県道路愛護会長
(県知事)表彰を行なっておりますが、平成24年度は、県中建設事務所管内から2団体を表彰
しました。
1
「おおぎの会」 代表者 水野 浩子 様 (古殿町)
2
「株式会社 須賀川東部運送」 代表者 吉田 孝二 様 (須賀川市)
29
(4)地域づくり
【地域づくりや市街地活性化の支援】
ともに育む、風土が息づく美しい県土づくりを実践します。
「自然と都市が調和した広域交流圏」の実現に向け、地域づくりや市街地活性化を支援します。
県中建設事務所では、地域住民が主役となり地域の歴史や文化などの地域資源を活用し、持続的成長が可能な
個性と魅力ある美しい地域づくりや、交流人口の拡大に結びつく様々な取り組みを支援しております。市町村や各種
団体と協働で取り組んだ事例を以下に紹介します。
①道の駅支援
道の駅の整備や利便性向上を支援します。
【目 的】
「休憩機能」「情報発信機能」「地域の連携機能」
の3つの機能を併せ持つ、道路休憩施設「道の
駅」を整備し、地域活性化を図ります。
【状 況】
県中建設事務所管内の道の駅5施設
・道の駅「羽鳥湖高原」 (H19.3.1登録)
・道の駅「たまかわ」 (H18.8.10登録)
・道の駅「ひらた」 (H21.6.12登録)
・道の駅「ふるどの」(H22.3.1登録)
・道の駅「季の里天栄」(H23.3.3登録)
が登録になっています。
道の駅「季の里天栄」
道の駅「ふるどの」
②市街地活性化支援
まちなかの沿道景観形成と賑わいづくりについて県民の皆さんとともに考えます。
【目 的】
中心市街地のハード整備が進む一方、中心市
街地から事業所や商店などが郊外に流出するな
ど、まちなかの活力や賑わいが失われつつありま
す。
このため、「人の輪」を拡げる観点から、ソフト事
業も含めた社会資本を整備していきます。
【平成23年度実施内容】
郡山駅前地区では、ふるさと雇用特別再生基金
事業を活用した「沿道景観形成にぎわいづくり事
業」を実施し、まちなかの賑わいづくりや将来像に
ついて考える取り組みを行いました。
③地域づくり支援
H23.11.18
「まちなかの安全と自転車」をテーマに
点検を実施
H24.2.19
「まざっせアーケット」でキャラクターが大集合
(テーマ:地域資源の活用と連携)
【目 的】
各市町村と連携し、あぶくま地域にある多くの名所を紹
介し、観光振興などを図るための取組を行っています。
【HPでの紹介】
・「桜回廊あぶくま」
・・・桜の名木・名所の紹介
・「ふるさと回廊あぶくま」 ・・・美しい風景の紹介
・「歴史回廊あぶくま」
・・・神社仏閣の紹介
【平成23年度実施内容】
あぶくま高原道路を利用して、あぶくま地域の道の駅
や観光資源を周遊する、「あぶくま地域お宝周遊スタン
プラリー」を開催し、地域間連携交流の促進や観光を支
援しました。
スタンプラリーでの広報状況
HP「歴史回廊あぶくま」より
ホームページアドレス:http://www.pref.fukushima.jp/kenchu/kensetsu/
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(4)地域づくり
【地域づくりや市街地活性化の支援】
元気ふくしま、地域づくり・交流促進事業」
本事業は、「地域資源を活用したまちづくり」をテーマに、美しい自然やまち並みなどを活かしながら地域住民と
行政が一体となって地域づくりの取組みをハード・ソフトの両面から支援するものです。
主な取組み内容、整備事例を以下に紹介します。
郡山市田母神地区(田母神地域づくり勉強会)
【概 要】
郡山市田母神地区は、郡山市の中心部からおよそ25kmの遠隔にあ
り、人口減尐、耕作放棄地の増加などの課題を抱えています。
【実施内容】
・平成21年度・・・田母神地域村おこしマップ委員会を設立
地域の歴史、伝統、史跡、景勝地など地域の宝を再認識。
地域に対する想いや、今後の課題などを意見交換。
手書き絵図のガイドマップを作成し、情報発信。
・平成22年度・・・ガイドマップの更新
史跡などの追加。地元木材を利用しての案内板設置。
地域課題の検討
安全・安心を確保するための道路整備の必要性
・平成23年度・・・道路整備に関する各種調査など
ガイドマップ
今後も、地域一丸となった取組が進められていく予定です。
古殿町越代地区(桜と渓谷を巡る回廊づくり)
【概 要】
古殿町越代地区は、県内有数の桜の名所「越代の桜」があり、毎年、
開花時期には地区住民が組織する保存会等が、まつりや環境整備を実
施し、多くの観光客で賑わいを見せています。
【実施内容】
・平成16年度・・・県と地区住民で対話を開始
・平成18年度・・・桜観光のための遊歩道設置
・平成20年度・・・大型バスの通行に支障となっている、県道三株下市萱
~
小川線の狭隘区間の改良工事を実施中
今後は、地区住民が地域のブランド化について取り組みを実践し、
一層の広域交流の拡大を図ることとしています。
整備された遊歩道と住民が手入れする花壇
地域イベントを支援する取組
有志職員が参加し、管内の地域イベントを支援する活動を行っています。
H23.9.18(日)
~柳橋歌舞伎(郡山市)~
H23.11.12(土)
~松明あかし(須賀川市)~
運営スタッフとして、会場設
営、駐車場誘導などの活動
を行いました。
大松明の担ぎ手が不足して
いるとの声を受け、平成20年
度から担ぎ手として、参加して
います。
平成24年度は、
①文化や伝統、歴史的街並み等の資源を活用して創る魅力ある地域づくり
②観光資源の活用や広域的連携によって交流人口拡大を図る地域づくり
③自然との共生や環境の保全、良好な景観の形成等をテーマに、
うつくしい ふくしまを後世に継承する地域づくり
④地域単位において、各主体の連携や協働により実現される個性と魅力ある地域づくり
をテーマに、
郡山市湖南町地区、須賀川市長沼地区、田村市周辺地区、古殿町越代地区等で地域づくりを支援する
活動を実施する予定です。
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(5)郡山都市圏総合都市交通計画(マスタープラン)
【地域づくりや市街地活性化の支援】
1.調査の背景と目的
2.調査経過
第1回郡山都市圏総合都市交通計画調査(昭和63
年)から約20年が経過し、
①市街地の拡大や中心市街地の空洞化などによる都市
構造の変化
②通勤圏域の拡大による自動車利用の増大および公共
交通利用の低下などによる交通行動の変化
③高速道路や福島空港の整備などによる広域交流の進
展
④市町村合併や地方分権による地方生活圏の自立・連
帯の必要性の高まり
などの都市圏を取り巻く環境の変化があったことから、郡
山都市圏の都市交通計画の見直しとして、新たな総合都
市交通マスター
プラン及び実現化方策を策定するものです。
第1回郡山市都市圏総合都市交通計画
・昭和61年 第1回パーソントリップ調査
・昭和63年 郡山都市圏総合都市計画策定
20
年
経
過
交通基盤整備の推進
尐子・高齢化が進行
自動車交通への依存
公共交通利用者の減尐
第2回郡山市都市圏総合都市交通計画
・平成18年度 第2回パーソントリップ調査
実態調査、都市圏の理念、将来像
・平成19年度~ 調査の集計・分析
・平成21年度 将来交通需要予測
郡山都市圏総合都市交通計画策定
3.交通実態調査結果(一部)
【平成22年~】
●実現化方策(モビリティマネジメント、自転車etc)
郡山市総合都市交通戦略(郡山市:H23~H29)
交通手段からみた人の動き
4.都市交通の目標
●常に円滑に安心して移動できるまち
●環境にやさしく誰もが移動しやすいまち
●日常生活で移動が尐なく暮らせるまち
●まちなかに賑わいのあるまち
●圏域内外と広域に交流しやすいまち
2030年に目指すべき都市構造
地域ブロックの確立
自然環境の保全
大玉
市街地の集約化
本宮
拠点での居住密度向上
地域の拠点性強化
●第1回調査に比べて自動車利用
が約24ポイント増加しています。
三春
都市機能の拠点集約
田村
5.都市交通マスタープランの策定
郡山
2030年に目指すべき都市構造の骨格を形成する
交通体系を基に、将来交通計画を策定します。
一極集中の緩和
須賀川
都市交通マスタープラン
公共交通
マスタープラン
自転車・歩行者
マスタープラン
小野
天栄
道路
マスタープラン
玉川
鏡石
田園地域コミュニティの維持
地区拠点の生活支援機能強化
【県中建設事務所で実施中の主な整備箇所・・・道路マスタープラン】
実現化方策
・国道118号 松塚バイパス
・国道288号 富久山バイパス、三春西バイパス、船引バイパス
・国道294号 江花バイパス、福良バイパス
・東部幹線(国道4号~うねめ通り)
など
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(6)平成23年度竣工箇所
施工前
施工後
市町村合併支援道路整備事業
(主)船引大越小野線
田村市船引町今泉 地内(市町村合併支援道路整備工事(舗装)
至 R349(小野・川俣)
至 R288(三春・常葉)
踏切→
至 大越
至 大越
平成23年度優良工事 地域活力基盤創造事業 (一)本宮常葉線
田村市常葉町西向地内(地域活力基盤創造工事)
至 本宮
至 本宮
地方特定道路整備事業
(主)浪江三春線
田村市船引町上移地内(道路橋りょう整備(地特)工事(改良舗装))
至 浪江
至 三春
交付金事業(河川)
右支夏井川
田村郡小野町大字谷津作地内 (河川(交付)工事(護岸工))
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(6)平成23年度竣工箇所
施工前
砂防施設整備事業
田村郡小野町大字上羽出庭地内
施工後
辻ノ内
砂防施設整備工事
広域河川改修事業 桜川筋
田村郡三春町字八幡町地内 広域河川改修工事】
平成23年度優良工事
道路維持補修事業 (一)郡山(停)線
郡山市大町一丁目地内
舗装補修工事
至 郡山駅
至 郡山駅
災害復旧事業
郡山市熱海町地内
磐梯熱海(停)線
道路災害復旧工事
至 磐梯熱海駅
至 磐梯熱海駅
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(6)平成23年度竣工箇所
施工前
施工後
地方特定道路整備事業 あぶくま高原自動車道
平田村大字上蓬田地内 (地方特定道路整備工事(除雪車庫建築))
地方特定道路整備事業 (一)石川鴇子線
平田村大字北方地内
(道路橋りょう整備(地特)工事(歩道整備))
至 石川
至 石川
災害防除事業(県単)
田村市滝根町菅谷地内
(一)あぶくま洞都路線
(道路橋りょう維持(災防)工事(落石防護網工))
至 あぶくま洞
至 あぶくま洞
道路橋りょう維持事業
一般国道118号
岩瀬郡天栄村大字牧之内地内(道路橋りょう維持(災防)工事(落石防護))
至 会津若松
至 会津若松
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