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北海道観光のくにづくり行動計画 進捗状況 (平成20年度)

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北海道観光のくにづくり行動計画 進捗状況 (平成20年度)
北海道観光のくにづくり行動計画
1
進捗状況
(平成20年度)
目標数値の達成状況
■観光入込客数(実人数)
H18年度
4,909万人
うち道内客 4,250万人
うち道外客
659万人
H20年度
4,707万人
4,079万人
628万人
H24年度
6,500万人
5,600万人
900万人
観光客の実人数は、計画策定の基礎となった平成 18 年度の4,909万人から、平
成 20 年度は4,707万人となり、目標数値である6,500万人の達成に向けては、
計画初年度から大変厳しい結果となった。
減少の主な要因としては、ガソリン高騰によるドライブ観光の出控え、世界的な景気
後退や急激な円高が道外客や外国人の来道に大きく影響したほか、航空路線の減少や機
材の縮小が考えられる。
今年度も、景気の低迷に加え、新型インフルエンザの影響などにより本道観光は大変
厳しい状況に置かれているが、目標数値の達成に向け、効果的なプロモーションの実施や
観光圏整備による滞在型観光の推進などにより、観光客の誘致を促進していく。
観光入込客数
万人
6,500
7,000
6,000
5,000
4,909
659
4,958 4,707
649
4,000
900
628
道外客
道内客
3,000
2,000
5,600
4,250 4,309 4,079
1,000
0
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
年度
(北海道観光入込客数調査)
1
■外国人の来道者数(実人数)
H18年度
59万人
H20年度
69万人
H24年度
110万人
外国人の来道者数は、計画策定の基礎となった平成18年度の59万人から平成20年
度は69万人となった。世界的な不況と急激な円高の影響から韓国、台湾を中心に来道
者が大きく減少し、前年度に比較するとマイナスとなったものの、目標数値には着実に
近づいている。
今後は、好調な国内経済を背景に海外旅行需要の拡大が続いている中国や、北海道の
知名度が定着し世界的な景気後退局面の中でも安定的に増加している香港、シンガポー
ルなどを中心として外国人観光客の誘致活動を促進するとともに、地域限定通訳案内士
制度の普及など受入環境の整備を進め、目標数値の達成に向けた取組を進めていく。
万人
外国人の来道者数
110
120
100
80
60
71
69
59
40
20
0
年度
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
(北海道観光入込客数調査)
■観光消費額
道内客 1 世帯当たり
道外客 1 人当たり
H17年度
8,849円
60,677円
H24年度
9,200円
68,000円
観光消費額については、平成 21 年7月から平成 22 年6月にかけて実施する「第 5
回北海道観光産業経済効果調査」において、調査・分析を行うこととしている。
2
■満足度
□道外観光客が道内観光に際し食事において満足したとする割合
H17年度
71.7%
H24年度
80.0%
□道外観光客が道内観光に際し受けたサービスに対し満足したとする割合
H17年度
54.5%
H24年度
80.0%
観光客の満足度については、平成 21 年7月から平成 22 年6月にかけて実施する
「第 5 回北海道観光産業経済効果調査」において、調査・分析を行うこととしている。
■体験型観光を目的として訪れる道外観光客の割合
H14年度
4.5%
H24年度
8.0%
観光客の旅行目的については、平成 22 年 4 月から導入する予定の「全国共通基準」
に基づくパラメータ調査などを活用して、平成 23 年度に調査・分析を行うこととして
いる。
3
2
道の主な施策の取組状況
(1)自然環境と共生する観光地づくり
■優れた自然環境の保全
○自然公園などの優れた自然の保全
◆自然環境に関する調査や自然公園等の管理など自然環境の計画的な保全
・自然環境の現状把握に関する調査(風蓮湖周辺調査の実施)
・環境緑地保護地区等の保全対策の実施
(環境緑地保護地区 115 地区を含む 180 地区)
・自然公園における清掃活動の支援
(道内主要 18 地域において清掃活動を行う 4 団体への助成)
・自然保護監視員等の配置
(自然保護監視員 162 名、鳥獣保護員 307 名、希少野生動植物保護監視員 52 名)
・自然公園計画の点検(斜里岳道立自然公園計画の見直し等)
・高山植物保護のための監視パトロールの実施(大雪山地区など 4 主要地域)
○知床世界自然遺産の厳格な保全
◆国や地元自治体等との連携・協力による知床地域の自然環境の保全・管理
・海域管理計画の推進管理
・モニタリング調査(海棲ほ乳類生息状況調査、サケ科魚類遡上状況調査)
・普及啓発用資材の作成、活用(携帯トイレの利用促進)
・地元や行政機関による地域連絡会議への参加
○自然公園施設の整備
◆国立・国定公園及び道立自然公園における優れた風景地の保護と適正な公園利用
の促進
・自然公園施設の補修・改良(18 施設)
■自然を生かした体験型観光などの促進
○体験型観光の推進
◆魅力ある体験型観光の商品づくりに向けた地域連携の強化と旅行商品化の促進
・地域連携シンポジウムの開催(標津町 参加者 70 名)
・体験型観光商談会の開催(札幌市 体験事業者 57 団体、旅行関係社 31 社)
・体験型観光見本市の開催(札幌市 来場者 9,000 人)
・旅行形態、旅行者ニーズに対応した体験型観光プログラムの作成
(モデル地域:洞爺湖町周辺、七飯町周辺、美瑛町周辺、鹿追町周辺)
・地域の企画によるモニターツアーの実施(鹿追町周辺、美瑛町周辺)
○エコツーリズムの推進
◆知床及び周辺地域における広域的なエコツーリズムの推進
・Web 版エコツアーセルフプランマップ「eco旅ナビ」の運用
(平成 20 年 3 月∼)
4
・エコツアーガイドスキルアップ研修会の充実
(滝上町、網走市、釧路市、中標津町 計 54 人参加)
○自然環境を生かした健康・保養メニューの充実促進
◆ホームページによるウォーキングルート情報の提供
○アウトドア資格制度によるアウトドアガイドやアウトドア事業者の育成
◆アウトドア資格制度の安定的・効率的な運営に係る支援
・北海道アウトドア協会に対し、アウトドアガイド資格の認定などの資格制度運営に
要する経費について助成
・道が定めるカリキュラムに基づいたアウトドアガイドの教育プログラムを実施する
教育機関等を人材育成機関として登録(13 機関)
◆資格制度のPR、エージェント等に対する資格取得者の優先活用の働きかけ等
○北海道の冬を楽しむ機会の拡充
◆地域政策総合補助金による冬を楽しむイベントの開催に対する支援(7 件)
◆冬季の大規模イベントに対する支援(札幌雪まつり)
○自然とふれあうための環境整備
◆海水浴場など海浜レクリェーション機能の整備(4 箇所)
◆道有林の原生林等における散策路の整備(21 箇所)
◆「道立の森」の維持・運営(羊蹄青少年の森ほか 4 箇所)
◆自然を体験する機会の提供や施設の維持・管理など
・自然公園マップの作成、活用(網走国定公園)
・野幌森林公園ふれあい交流館の管理・運営(利用者 5 万 2 千名)
◆農業・農村の役割や多面的機能についての理解促進のため、農業者や消費者団体
等が行う農作業体験などに対して補助(5 団体)
◆道立広域公園の整備(噴火湾パノラマパーク、オホーツク流氷公園)
◆北海道立青年の家及び少年自然の家の管理・運営(洞爺、常呂など 7 館)
■環境にやさしい観光地づくり
○環境に関する意識やマナーの啓発・普及
◆空き缶等の散乱防止対策を推進するための普及啓発や巡回指導等
・啓発資材の作成・配布(ポケットティッシュの制作・配布)
・散乱防止に関するポスター・標語の募集(1 回)
・環境美化促進地区重点巡回指導の実施(4 回)
○観光地の環境保全活動の促進
◆観光地合同美化キャンペーンの実施(支笏湖畔、知床)
・清掃活動や啓発資材の配布など
◆観光地における植栽や美化活動等に対する支援
・地域の観光団対等が行う美化活動等に係る経費の補助
(6 箇所:ニセコ、留寿都、登別、富良野、下川、音更)
5
○観光地の下水道の整備促進
◆観光地の自然環境を保全するため、市町村が行う公共下水道の整備に対する補助を
実施(斜里町)
■北海道らしい美しい景観の形成
○地域の特色を生かした景観の形成促進
◆良好な景観の形成と、公衆に対する危害の防止を目的とした屋外広告物等に係る規
制
◆フラワーマスター認定講習会の開催(北見市、札幌市)
◆道立公園(10 箇所)における花会議の開催(ふるさと雇用再生特別対策事業)
◆景観法に基づく行為の規制等(羊蹄山麓広域景観形成推進地域)
◆地域の広域景観づくり推進協議会等の活動に対する支援(東オホーツク広域景観形
成推進協議会)
◆地域政策総合補助金による地域の景観づくりに関する取組への支援
(メニュー:地域景観形成事業 9 件)
○電線類の地中化や街路の整備による都市環境の向上
◆防災性や都市景観の向上、円滑な都市交通の確保、良好な都市環境の形成を図るた
め都市計画街路の整備を推進(61 箇所)
(2)地域の個性を生かした魅力ある観光地づくり
■新たな観光資源の発掘・活用
○花観光の促進
◆花による地域の景観づくりの推進
・空港や空港へのアクセス道路、高速道路インター線、シーニックバイウェイルート
での地域住民と協働による花植え(緊急雇用創出推進事業 10 箇所)
・「花のじゅうたん」の実施(千歳インター線など 14 路線 5 空港)
・空港周辺や沿道への花の植栽(サミット関連地域 14 市町村 76 地区)
・花の地上絵プロジェクト(千歳市)
◆「花観光」に関する宣伝資材の作成・活用や民間の取組に対する支援
・民間との連携によるパンフレット(花植えガイド)の作成
・花に関連するイベント開催に対する助成
(ガーデンアイランド北海道、フラワーツーリズム全国大会)
・花フェスタin赤レンガ開催に対する協力
・花観光資源の資料収集、DVD作成(ふるさと雇用再生特別対策推進事業)
◆花の情報の収集・発信
・「花観光」に関連する情報の収集
・ポータルサイト「花大陸 Hokkaido」の運用
6
○農業体験などグリーンツーリズムの推進
◆「北海道グリーンツーリズム推進指針」及び「北海道グリーンツーリズム推進計画」
に基づく受入体制の整備
・ファーム・イン開設研修の開催
(恵庭市、浦幌町、壮瞥町、津別町、豊富町、札幌市)
・都市住民の受入体制整備等に関する取組への支援(津別町)
○健康や産業などをテーマとした新しいツーリズムの促進
◆ホームページによるウォーキングルート情報の提供
◆産業観光の振興に向けた取組の推進
・産業観光人材育成セミナーの開催(苫小牧市)
・産業観光モニターツアーの実施(十勝・釧路)
・ホームページによる産業観光施設の情報発信
○文化・歴史的遺産などの観光資源としての活用促進
◆地域政策総合補助金による伝統的建造物の保存や遺跡発掘調査等の支援
(メニュー:教育文化振興事業 16 件)
◆国際デジタル絵本学会との連携による「『伝えたい北海道の物語』デジタル絵本館」
の普及・充実
◆道内の縄文遺跡群などの世界遺産登録へ向けた取組の推進
・「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」
3 県(青森県、岩手県、秋田県)及び函館市等の関係 12 市町と共同提案
→ユネスコ世界遺産センター暫定一覧表に記載
・「北海道東部の窪みで残る大規模竪穴住居跡群」
北見市及び標津町と共同提案→暫定一覧表への記載は見送り
◆「洞爺湖有珠山地域」の世界ジオパーク登録への支援
・地質研究所による情報提供、情報発信
・支庁独自事業によるガイドの育成
・地域再生チャレンジ交付金による地域団体への援助など
○北海道遺産構想の推進
◆北海道遺産構想推進協議会と連携した取組の推進
・北海道を紹介するイベントにおけるパネル展、ブース展開等
・各地域の北海道遺産を活用した取組を支援
・地域の宝物を発掘し情報発信などを行う「ほっかいどうムラの宝物さがしプロジェ
クト」の展開
○道立施設の観光資源としての活用
◆施設展示の解説や外国人観光客の受入体制の整備など、観光資源としての活用促進
【赤レンガ庁舎】
・観光情報コーナーの設置
・観光ボランテイアガイドの配置
(平日 4 名、土日祝日 10 名体制で庁舎内を案内 約 2 万 8 千組をガイド)
・前庭における各種イベントの開催(花フェスタ、愛食フェアなど 35 件)
【オホーツク流氷科学センター】
・解説員やボランティアなどによる施設展示の解説
・外国語表記のパンレットの発行
7
【開拓の村】
・解説員やボランティアなどによる施設展示の解説
・外国語表記のパンレットの発行
・英語ボランティアによる対応
【開拓記念館】
・解説員やボランティアなどによる施設展示の解説
・外国語表記のパンレットの発行
・外国語解説機による対応
【道立美術館等】
・5 美術館(近代、旭川、函館、帯広、三岸)、釧路芸術館、北海道立北方民族博
物館の管理・運営
【埋蔵文化財センター】
・テーマ展示、講演会、親子考古学教室、体験ひろばの開催等
○ロケーションの誘致と観光資源としての活用
◆北海道ロケーション連絡室の運営による映画、テレビドラマ、CM などのロケーシ
ョン撮影の誘致及びロケ支援(撮影相談 73 件 うち撮影済み 40 件)
・ホームページ等によるロケ情報の発信、PR
・制作者等への支援や市町村との連絡調整
・全国ロケ地フェアへの参加
・全国FC連絡協議会への参加
・TIFFCOMセミナーへの参加
○体験型観光の推進(再掲)
○エコツーリズムの推進(再掲)
○地域の特色を生かした景観の形成促進(再掲)
■様々な連携による観光地づくり
○地域が取り組む観光の魅力づくりの促進
◆地域政策総合補助金による地域の観光地づくりに関する取組への支援
(メニュー:商工観光業の振興に関する事業 73 件)
◆新たな観光ルートや観光メニューの開発に資する事業への支援
・地域観光振興事業(機構実施事業)による助成(9 件)
◆有名観光地以外の北海道観光の魅力や価値の向上による北海道観光のブランド力
強化
・フォトラリーの実施(ラリーポイント 95 箇所設定、応募数 365 点)
◆地域の滞在型観光の推進に向けた取組の支援
・エージェントとのタイアップによるリーフレットの作成
(新たなゆとり旅5ルートを旅行商品化)
○市町村などによる観光施設の整備促進
◆地域政策総合補助金による観光施設の整備などに対する支援
(メニュー:観光レクレーション振興事業 4 件)
8
○個性を生かした各種イベントの促進
◆地域政策総合補助金等による各種のイベント開催に対する支援
・さっぽろオータムフェスト、パシフィックミュージックフェスティバル、くしろ霧
フェスティバルなど
◆各種スポーツ大会の後援等
○魅力ある観光土産品の開発促進
◆(社)北海道観光土産品協会が行う観光土産品の品質向上や改善を図に向けた取組
への支援
○地域観光戦略会議など地域観光の広域的な連携の促進
◆道内 4 地域に設置した「地域観光戦略会議」における、支庁を越えた広域的な取組
等についての検討・協議
・道央:戦略会議 2 回、セミナーの開催
・道南:戦略会議 2 回、合同PR事業の実施
・道北:戦略会議 2 回、合同プロモーションの実施
・道東:戦略会議 1 回(その他、部会等 4 回開催)、観光体験ビジネス交流会の合同
開催、航空路線縮小・休止に伴う合同要請活動など
(3)食の魅力を生かした観光地づくり
■食を生かした観光地づくり
○地場産品を活用した料理・特産品の開発や提供など、農林水産業や食料品製造業などとの
連携促進
◆宿泊施設、JA、漁協、じゃらん、市町村、道による、食事のメニュー開発や満足
度の向上に向けた検討(ウトロ温泉)
◆関係団体等との連携によるエゾシカ肉やエゾシカ製品のPR
○安全・安心な食の魅力づくり
◆食の安全・安心に配慮した生産者の取組への支援と消費者との結びつきの強化
・生産者料理コンテストの実施(1 回 受賞者 4 名)
・生産者と流通関係者等との意見交換会の開催(1 回 参加者 130 名)
◆「北海道HACCP自主衛生管理認証制度」のPRによるHACCP導入の促進と
対象施設の拡大(給食施設などの大量調理施設を追加)
○道産品のブランド化など高付加価値化の促進
◆農産物の付加価値向上に向けた取組の推進
・北海道名誉フードアドバイザーなどによる農産物付加価値向上セミナーの開催
(5 回)
・地域における農産物の付加価値向上プロジェクトに対する支援
(加工品づくりへの助成)
・新たな道産加工食品づくりに対する支援(検討会による現地指導 4 回)
9
◆有機農業の取組の普及・拡大
・有機農業技術開発課題(6 課題)
・地域生産者のネットワークづくり(6 箇所)
・モデル地域(5 地域)における有機農業セミナーの開催(3 回)
◆クリーン農業の取組の普及・拡大
・クリーン農業技術開発研究(16 課題)
・クリーン農業セミナー(1 回)
・YES!clean 産地拡大や消費者等への認知度向上に向けたPR
(道内外流通企業向け YES!clean 表示制度説明会 1 回、地域イベントへの支援 17
箇所)
◆道産品独自認証制度の推進
・認証品目の拡大(生中華麵(生ラーメン)・熟成塩蔵からふとますの 2 品を追加)
・パンフレットやオフィシャルブック等を活用した制度の普及・啓発
(10,000 部作成)
◆道産加工食品の付加価値向上の促進
・産学官が一体となった高付加価値化検討会議の開催(5 回)
・新製品の企画開発から販路拡大までの一体的支援
(専門家のアドバイス 29 社、試食評価会 22 社、展示商談会 7 社の出展支援)
・高付加価値化セミナーの開催(1 回)
・食品加工研究センター及び地域食品加工技術センターによる現地技術指導の実施な
ど
○食の魅力あふれるイベントの充実促進
◆さっぽろオータムフェスト 2008 など食に関するイベントの開催促進
・実行団体への参画、地域政策総合補助金による支援など
◆農畜産物販売(愛食フェア)の実施等に対する支援
・全道 11 会場、延べ 46 回 75 日間 来場者数 338,000 人
○農業体験などグリーン・ツーリズムの推進(再掲)
(4)安心・快適な受入環境づくり
■観光ホスピタリティの向上
○観光ホスピタリティ運動の推進
◆観光ホスピタリティ運動の推進に関する観光振興機構の取組を支援
・普及啓発用資材(ポスター・ステッカー)の作成・配付
・観光従事者等の資質向上のためのホスピタリティ研修会等の開催(1 回)
○観光ホスピタリティ実践者などを対象とした表彰の実施
◆観光ホスピタリティ等の向上に功績のあった個人及び団体に対する知事感謝状の
贈呈(3 件)
10
○観光ボランティアガイドの組織化と研修の促進
◆北海道観光ボランティア連絡協議会の活動に対する支援
・ホスピタリティ全道大会の開催(芦別市)
○地域限定通訳案内士試験の実施
◆第 1 回「北海道地域限定通訳案内士試験」の実施
・最終合格者数:36 名(英語 26、中国語 6、韓国語 4)
○通訳ガイドの育成や観光産業従事者への接遇研修の促進
◆地域限定通訳案内士試験合格者及び通訳案内士を対象とした研修会の実施
(札幌市・小樽市)
◆観光振興機構による外国人観光客受入研修会の開催(札幌市)
○外国人観光客への対応マニュアルや会話ツールの活用促進
◆研修会の開催やホームページへの掲載による「外国人観光客受入研修テキスト」及
び「3 カ国語指さし会話集」の普及促進
○国際観光通訳ボランティアの育成
◆北海道国際観光テーマ地区推進協議会による研修会の開催(7 地域 8 回)
■誰にもやさしい観光地づくり
○誰もが利用しやすい公共施設や公共交通機関などの整備
◆都市計画道路のユニバーサルデザイン化の推進(59 箇所)
・歩道の段差、傾斜、勾配の解消
・広幅員の歩道や自転車歩行車道の確保
◆道立広域公園をはじめとする都市公園におけるバリアフリー化やユニバーサルデ
ザインを取り入れた施設整備(2 箇所)
◆公共的施設の整備、福祉人材の養成や相談体制の整備、福祉教育の推進などに関す
る指導・助言(アドバイザーの派遣 6 件)
○産業振興資金の活用促進
◆中小企業総合振興資金による観光施設の新増設を行う事業者に対する支援
(産業振興資金 観光振興貸付 9 件 678 百万円)
○バリアフリー化のための融資制度の活用促進
◆公共的施設のバリアフリー整備を行う民間事業者に対する低利融資
(融資限度額:1 億円、償還期間:15 年、うち据置期間 2 年以内) 22 件
○宿泊滞在施設の充実や人材の育成など、外国人観光客に配慮した環境整備の促進
◆観光振興機構による外国人観光客受入研修会の開催や外国語放送用機材のあっせ
ん
11
■情報案内機能の充実
○「食と観光の情報館」など観光情報案内機能の充実
◆「北海道さっぽろ『食と観光』情報館」における北海道の「食」と「観光」に関す
る情報の総合的発信
H20 年度利用者数:1,555,272 人(累計:3,079,100 人)
◆「北海道どさんこプラザ」(東京)における道産品のPRや観光情報の提供
○インターネットなどによる誰もが利用しやすい観光情報の提供
◆観光振興機構ホームページ「北海道ぐるり旅」のリニューアルによる総合窓口機能
の強化促進
◆地図情報表示機能及び旅行シミュレーション機能、外国語HPを備えた「北海道観
光総合データファイル」の運用
○ドライブ観光などを目的とした個人旅行者に対するパンフレット等の情報提供ツールの充
実
◆観光振興機構による宣伝印刷物の発行に対する支援
・パンフレット 8 万部、リーフレット 30 万部
・外国語パンフレット(英語 15000 部)
・外国語マップ(英語 1 万部、繁体字 2 万部)
○観光地などにおける案内標識や休憩施設等の整備
◆地域の観光資源を広く紹介する案内板等の設置に対する支援
(6 箇所:大沼、八雲、江差、三笠、池田、標茶)
○「ビジット・ジャパン案内所」など外国人観光客に対応できる観光案内拠点の整備促進
◆北海道国際観光テーマ地区推進協議会における情報提供などビジット・ジャパン案
内所の整備促進
・ビジット・ジャパン案内所 10 市町 15 箇所
・その他の外国語対応案内所 12 市町 17 箇所
○宿泊施設への外国語放送の導入促進
◆北海道国際観光テーマ地区推進協議会における導入についての普及啓発
◆観光振興機構による外国語放送用機材のあっせん
○関係機関との協力による外国語表記やピクトグラムを使用した統一的な観光案内標識等の
整備促進
◆道道以上の道路が交差する主要な交差点における道路案内標識の英語併記と路線
番号表示(案内標識:摩周湖中標津線など 32 基)
◆多言語表記を取り入れた歩行者用案内標識の設置
(立待岬函館停車場線 1 基)
◆「観光情報案内機能の整備に係るガイドライン」(H16 策定)の普及啓発
12
■旅行しやすい交通ネットワークの形成
○道内外航空路線網の拡充
◆空港所在市町や就航相手先都府県等と連携による道外航空路線の利用促進や航
空会社への要請活動の実施
・「北海道航空路線維持・確保に関する要望」の実施(11/28、国土交通省)
◆北海道地域航空推進協議会や関係市町、経済団体等と連携による道内航空路線の
利用促進
・新聞広告やフリーペーパー、ホームページを通じた広報宣伝など
◆航空路線の運航費欠損に対する支援
(国との「協調補助」及び町との「欠損補助」)
・函館∼奥尻(HAC)、新千歳∼利尻(ANA)に対する補助
◆国際定期航空路の開設・拡充に向けた国内外の航空会社に対するPR、国際旅客
チャーター便の運航要請
・航空会社への訪問(国内:10 社 11 回、海外:5 社 5 回)
○北海道新幹線の整備促進
◆北海道新幹線(新青森・新函館間)の早期開業と札幌延伸の早期実現に向けた取
組の促進
・新幹線フォーラムの開催(1600 名出席)
・新幹線体験ツアーin 仙台(小学校 5・6 年生対象)の実施など
・中央への要請活動(札幌延伸緊急総決起大会(東京)など)
・市町村との情報交換や意見調整
○冬期間の安全で円滑な交通を確保する道路交通環境の整備
◆雪崩・地吹雪の要対策箇所の解消(士別滝の上線など 70 箇所)
◆積雪や凍上により車両の走行に支障をきたしている箇所における堆雪幅の確保
や路盤改良など(岩内洞爺線など 39 箇所)
◆歩道の設置や事故発生箇所の対策など交通安全施設の整備
(釧路鶴居弟子屈線など 137 箇所)
○高規格幹線道路及びアクセス道路の整備促進
◆(仮称)新千歳空港インターチェンジの設置に向けた取組の推進
・インターチェンジ概略設計、費用便益比算出
・国土交通省、東日本高速道路(株)等との協議、調整
◆高速道路ネットワークの早期形成に向けた国や関係機関などへの要請活動の実
施(国交省、国会議員、高速道路会社 6 回)
○交通機関の接続の円滑化など旅行者に配慮した取組の促進
◆新千歳空港利用促進協議会ユニバーサルデザイン推進部会における利便性向上
等の検討
13
(5)国内外からの誘客促進
■優位性を生かした効果的な宣伝誘致活動の促進
○全国主要都市における宣伝誘致キャンペーン活動などの充実
◆知事によるトップセールスなど、大都市圏での宣伝キャンペーンの実施
(5 月 東京、10 月 東京、大阪)
◆各種宣伝誘致事業の実施
・パンフ、ポスター等の作成、新聞広告等の実施
○修学旅行及び訪日教育旅行の誘致促進
◆修学旅行の誘致に向けた取組の推進
・教員の招へい(6 月 神奈川県公立中学校等)
・修学旅行ガイドの製作(3 月)
◆訪日教育旅行を受け入れる教育機関に対する支援
・通訳派遣・翻訳、資料作成経費などの支援
○メディアなどを活用した全国的なPR活動の展開
◆新聞・雑誌への広告掲載や大都市圏JR駅や車内でのポスター掲出など
○冬季観光の推進など通年化に向けた宣伝誘致活動の展開
◆地域との連携による本道の冬の魅力のPR
・スノーリゾートフェア 2009 への出展
・冬観光をテーマとしたキャンペーンの実施(12 月∼3 月)
・ポスター、パンフ等の作成
◆海外でのスキー旅行博覧会等へ出展
・オーストラリア(5 月)、イギリス(10 月)
◆北海道スキープロモーション協議会と連携した海外からのスキー客の誘致
・韓国スキーファムトリップ(10 月 札幌)
・北京プロモーション(11 月)
・イギリスメディアの招へい(12 月 ニセコ・富良野ほか)
○地域が行う宣伝誘致への支援
◆地域特性を生かした独自企画によるプロモーション事業の支援(道内 4 地域)
◆地域政策総合補助金による地域が行う宣伝誘致活動の支援(8 件)
○旅行エージェントや海外のマスコミなどの招へい事業の推進
◆海外のマスコミ等招へい事業の実施(中国、香港、台湾)
◆北海道国際観光テーマ地区推進協議会による観光ルートの作成及び海外マスコ
ミ等の招へいの支援(台湾、シンガポール、香港)
○東アジア地域やオーストラリアを中心とした宣伝誘致活動の展開
◆国際旅行博等への出展
(韓国、台湾、香港、シンガポール、中国、オーストラリア、ロンドン)
◆観光ミッションの派遣(中国、タイ、シンガポール)
◆サミット開催を契機とした北海道観光のPR
・海外でのTV放送(中国、台湾、韓国)、国際線機内誌広告など
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○ドライブ観光などを目的とした個人旅行者に対する宣伝誘致活動の展開
◆ドライブ観光に関するプロモーションの実施(国際旅行博等への出展や海外マス
コミ等の招へい)
◆外国人ドライブ観光推進方策検討調査(北海道開発局)への参画
・ドライブ観光の現況調査、ルートの実地調査
・手引き書の作成
○東アジア地域などにおける観光情報提供機能の整備
◆北東北三県・北海道ソウル事務所を拠点とした観光客誘致活動の展開
・ホームページ活用事業(旅行商品提案モニター招待事業)
・商談会(ソウル市、第 1 回 韓国 62 社、日本 39 社・団体;第 2 回 韓国 63 社、
日本側 26 社・団体)
○国際会議等(MICE)の誘致促進
◆国の「各省庁連絡会議」及び庁内の「国際化推進会議国際会議等誘致推進部会」
などを通じた国際会議に関する情報の収集や分析
◆「北海道国際会議等誘致推進会議」を通じた官民一体の誘致活動の展開
・「第5回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議」など4国際会議の誘致実現
◆コンベンションの誘致に向けたプロモーションの実施
・国際ミーティングエキスポへの出展(12 月・東京)
・道外のコンベンション主催者等に対するプロモーション(11 月・東京)
◆大規模なコンベンションの道内開催に対する助成(2 件)
◆スポーツ合宿の誘致促進
・道内における実施状況等の調査
H19 年度 スポーツ合宿実施市町村 102 市町村
延べ 2,472 件 92,832 人
・ホームページ等による情報提供
■海外とのアクセスの充実
○[新千歳空港]世界に開かれた国際的な拠点空港としての機能の拡充
◆滑走路延長事業の早期着工や新たな国際線旅客ターミナルビルの整備促進、CI
Q(税関、出入国管理、検疫)体制の拡充に関する関係機関への要請
(H20.7 国土交通省ほかCIQ関係府省)
○[他の道内空港]国際化の推進
◆CIQ体制の充実に向けた空港所在自治体との合同要望
(H20.6 CIQ関係府省など)
■新たな観光商品の開発促進
○ゆとりツーリズムなど滞在時間の延長や長期滞在に向けた新たな観光商品の開発促進
◆新しい旅のスタイル「ゆとりツーリズム」の推進
・ゆとりツーリズム商品の造成(商品素材調査、地域素材の磨き上げ、モニターツ
アーの実施、ガイドブック等の作成)
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・宣伝キャンペーンの実施(5 月 東京、10 月 東京・大阪)
◆シーズンステイ・長期滞在・移住等、多様な形での交流促進
・首都圏等へのプロモーション
・道内の受入体制の整備
○海外の旅行エージェントとの連携によるツアーの開発促進
◆北海道向けの旅行商品の造成に向けた海外旅行エージェントの招へいなど
・旅行エージェントの招へい(6 件)
・観光商談会の開催(タイ、シンガポール、中国)
◆北海道国際観光テーマ地区推進協議会による観光ルートの作成及び海外マスコ
ミ等の招へいに対する支援(台湾、シンガポール、香港)
○地域が取り組む観光の魅力づくりの促進(再掲)
(6)観光振興のための基盤づくり
■観光を支える人材育成の充実
○観光産業を支える人材育成の促進
◆知事の認定を受けて中小企業事業主や団体等が実施する職業訓練に対する支援
(観光関連:2 コース、11 名)
◆道立高等技術専門学院による能力開発セミナーの開催
(観光関連:4 コース、83 名)
◆観光従事者等に対するホスピタリティ研修会の開催等に対する支援(15 件)
○地域観光マネージャーの育成
◆地域観光をマネジメントできる人材の育成
・地域観光マネジメント人材育成研究会の開催(4 回)
人材育成セミナーの実施体制・時間割・テキストの検討等
・人材育成セミナー「北の観光リーダー養成セミナー」の開催
全 8 講(観光知識、宿泊研修、ケースメソッドほか)
その他特別研修 1 回、補講 1 回
受講生 34 名(うち修了 25 名)
○通訳ガイドの育成や観光産業従事者への接遇研修の促進(再掲)
○地域限定通訳案内士試験の実施(再掲)
○アウトドア資格制度によるアウトドアガイドやアウトドア事業者の育成(再掲)
■幅広い産業の連携
○地域における幅広い産業の連携や交流の促進
◆道内 4 地域に設置した「地域観光戦略会議」における、様々な産業にわたる関係
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者が連携した取組等についての検討・協議
・道央:戦略会議2回、セミナーの開催
・道南:戦略会議2回、合同PR事業の実施
・道北:戦略会議2回、合同プロモーションの実施
・道東:戦略会議1回(その他、部会等 4 回開催)、観光体験ビジネス交流会の合
同開催、航空路線縮小・休止に伴う合同要請活動など
○地場産品を活用した料理・特産品の開発や提供など、農林水産業や食料品製造業などとの
連携促進(再掲)
○魅力ある観光土産品の開発促進(再掲)
■観光に関する意識醸成
○観光の重要性や観光振興に関する道民の役割などの啓発
◆観光のくにづくり行動計画の普及・啓発を通した観光意識の醸成
・計画書及び概要版の作成、配付
・ホームページを通じた計画に関する情報の提供
・機構との連携による地域での説明会の実施(4 回)
○観光振興に尽力した人や団体などを対象とした表彰の実施
◆北海道産業貢献賞(観光事業功労者)の贈呈(2 団体、5 個人)
○観光ホスピタリティ実践者などを対象とした表彰の実施(再掲)
■観光を学ぶ機会の充実
○研修会やセミナーなど、観光に関する学習機会の確保
◆道や国の支援制度の紹介や観光カリスマの派遣など、地域観光の活性化を進める
上で必要な情報やノウハウを得る機会の提供
・観光振興機構による地域活性化セミナーの開催(6 回)
◆道民カレッジやほっかいどう学検定の実施など地域を学ぶ機会の充実
・道民カレッジの実施
主催講座 「ほっかいどう学」大学放送講座
8 回 レポート数 1,022 本
「ほっかいどう学」出前講座
12 回 参加者 767 名
連携講座 785 団体 2,117 講座
道民カレッジ受講者数 48,365 名
(称号取得者 学士 319 名、修士 202 名、博士 146 名、学長奨励賞 25 名)
・ほっかいどう学検定推進機構によるほっかいどう学検定実施への支援
受検者 1,547 名 合格者 1,343 名
◆道立高等学校を対象とした高校生インターンシップ推進事業の実施(225 校)
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■観光統計の効果的な実施
○観光客の動態や関連産業の実態などの把握
◆観光入込客数の定期的・継続的な把握
・北海道観光入込客数調査の実施(半期毎に取りまとめ・公表)
・訪日外国人来道者数調査の実施(半期毎に取りまとめ・公表)
・来道者輸送実績の公表(毎月)
・訪日外国人貸切バス利用状況調査(半期毎に取りまとめ・公表)
◆観光振興機構によるマーケティング調査の実施
・大都市圏マーケティング調査
・修学旅行入込状況調査
○外国人観光客誘致のための市場の実態などの把握
◆日本政府観光局(JNTO)を通じた市場動向等に関する情報収集
◆北東北三県・北海道ソウル事務所を拠点としたマーケティング活動の展開
・観光動向調査
・観光発展(情報交換)会議(ソウル市、韓国側 13 社、日本側 8 団体)
・釜山観光エージェントからの情報収集(13 社)
○観光客の総合的な満足度や観光消費の実態などの把握
◆第 5 回観光産業経済効果調査の実施(H21∼H22)に向けた検討
・他県調査に関する情報収集など
○観光統計の整備・充実に向けた検討
◆国のガイドラインに基づく観光入込客数及び観光消費額調査の実施に向けた検
討
・課題の整理、観光地点名簿の作成等
◆観光審議会における今後の観光統計の整備・充実についての検討
・観光統計部会の開催(2 回)
・観光統計をテーマとした観光セミナーの開催(8 月)
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