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養老改元1300年祭

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養老改元1300年祭
養老改元1300年祭
基本計画
養老改元1300年祭実行委員会
目 次
開催概要
……………………………………………………………………… 01
計画の背景
…………………………………………………………………… 02
事業の構造
…………………………………………………………………… 03
1 基本コンセプト
1-1 基本理念 …………………………………………………………… 07
1-2 基本方針(目的・趣旨)……………………………………………… 08
1-3 テーマ ……………………………………………………………… 09
1-4 シンボルロゴ、
キャラクター ………………………………………… 10
1-5 基本構成 …………………………………………………………… 11
1-6 基本展開 …………………………………………………………… 12
1-7 事業間の連携 ……………………………………………………… 13
1-8 広域連携 …………………………………………………………… 14
2 事業計画
2-1 プレイベント2015年 ………………………………………………… 17
2-2 プレイベント2016年 ………………………………………………… 18
2-3 本祭2017年 事業の全体構成 …………………………………… 19
2-4 本祭2017年 春:養老自然回廊
「花と緑の舞」…………………… 20
2-5 本祭2017年 夏:養老夢幻回廊
「夏の夜の夢」…………………… 21
2-6 本祭2017年 秋:養老歴史回廊
「千三百年歴史絵巻」…………… 22
2-7 広報計画 …………………………………………………………… 24
3 事業の評価と継承
3-1 事業の評価と改善…………………………………………………… 27
3-2 事業の継続と引き継ぎ ……………………………………………… 28
開催スケジュール ……………………………………………………………… 31
目 次
開催概要
1 事 業 名
養老改元1300年祭
2 主
養老改元1300年祭実行委員会
催
3 後援(予定)
岐阜県、
関係市町 ほか
4 開催期間
プレイベント
2015年(平成27年)3月21日
(土・祝)
~2017年(平成29年)3月19日
(日)
本 祭
2017年(平成29年)3月20日
(月・祝)
~2017年(平成29年)12月23日
(土・祝)
5 主 会 場
岐阜県養老公園一帯 及び 養老町内全域
6 全体テーマ 「人と歴史が響きあい 若さあふれる 四季のまち 養老」
7 1300年祭事業テーマ
元正天皇行幸と養老改元から1300年
「時を超えて息づく親孝行と若返りのふるさと」
8 シンボルロゴ、キャラクター
【シンボルロゴ】
【キャラクター】
開催概要
01
計画の背景
◆基本的な視点(実行委員会の意見の集約)
①資源を活かして、養老ブランドを発掘・発展させる機会の提供
「養老改元1300年」
という節目を契機に、養老町が有する資源を発掘し、将来を見据え
「養老ブラ
ンド」
として発展させる実験・試行の機会を提供します。
②1300年祭をシンボライズし、次世代へ継承する事業の創出
養老改元1300年祭を単なる一過性のイベントとして終わらせず、
ポスト1300年や次の1400年
に継承されるような「テーマ」
と
「持続性」
を持ったシンボリックな事業を創出します。
また、次世代へ
夢を提供すると同時に、人材発掘・育成にもつながる事業を創出します。
③協働推進体制を強化し、効果的な事業の展開
養老改元1300年祭を2017年だけの単独事業として組み立てるのではなく、町民、各種団体、行
政等が協働で、積極的に効果的な事業を計画し、
実施できる体制を構築します。
また、既存のイベントなどを活用した広報活動や戦略的なイベントを展開し、2017年への機運を
醸成します。
※協働:協働とは、町民の自主性を尊重しながら目的を共有し、互いに役割と責任を明確にして取り
組むことが基本となります。単に
「一緒にやる」、
「 協力してやる」だけではなく、双方の出会いに
よって生まれる新しい相乗効果、創造性を期待する意味も含めて解釈します。
◆計画策定のポイント
養老町の資源の発掘と再認識
養老町の資源を発掘、再認識し、磨き上
げることで、50年後、100年後にも
「養老
ブランド」
として未来へ継承していくため
の事業を推進します。
養老町が持続的に発展していく
ための人材発掘と人材育成
交流人口の拡大
養老町の資源を活用した幅広いプログラ
養老町の持続的発展を支えていける人
ムに、体験・参加していただくことで、交流
材を発掘し、
積極的に育成します。
人口を拡大し、養老町に新たなにぎわい
を創出します。
02
計画の背景
事業の構造
◆事業名称
2015年と2016年に実施する
「養老改元1300年祭プレイベント
(事前展開事業)」
( 2012年から
2014年までは「養老改元1300年祭」の周知を目的に試行的に実施)
と、2017年に実施する
「養老改
元1300年祭」の展開、
さらにその成果を継承する
「養老改元1300年継承事業」の3段階で推進するも
のとします。
養老改元1300年祭プレイベント
(事前展開事業)
養老改元1300年祭プレイベントでは、
「養老改元1300年祭」の周知に留まらず、
「養老改元1300年祭」
の事業化準備を戦略的に推進するとともに、
「養老改元1300年祭」
の成果を継承していく環境づくりを目的
とした
「養老改元1300年継承事業」
を段階的に実施していきます。町民、各種団体、行政等が一体となり、町
全体で機運を醸成します。
養老改元1300年祭(本祭)
2017年は年間を通じて、
「養老改元1300年祭(本祭)」
を展開します。既存イベントも重要構成イベントと
してバージョンアップして展開すると同時に、養老公園一帯を
「メイン会場」
に、養老町内各地を
「サテライト
(まちなか)
会場」
として設定し、
それぞれの会場を舞台に多様で多彩な事業を積極的に展開します。
また、
全国から来町される多くの方々を、
この町ならではのおもてなしができる体制を整え、
お迎えします。
養老改元1300年継承事業
養老改元1300年継承事業とは、養老改元1300年祭の成果を2017年以降も継承し、養老町の持続的発
展を支えていく事業のことです。
この事業は、2017年以降に改めて推進するものではなく、
プレイベントの段階から順次検討・準備を進
め、2017年以降も継続して活動できる環境づくりに町民、各種団体、行政だけでなく周辺地域も一体となっ
て2017年までに取り組みます。
◆養老改元1300年祭事業展開図
【2017年3月~2017年12月】
プレイベント
資 源 発 掘と再 認 識
情報発信機能の強化
人 材 の 育 成
協 働 の 体 制 づ くり
広域連携の推進
本 祭
養 老 ブ ランド の 確 立
協 働 事 業 の 展 開
広域連携事業の展開
交 流 人 口 の 拡 大
継承事業
養老ブランドの展開
協働事業の拡充
広域連携の深化
養 老 改 元 一四 〇 〇 年 祭 へ
【2015年3月~2017年3月】
事業の構造
03
1 基本コンセプト
1-1 基本理念 ………………………………………………………………… 07
1-2 基本方針(目的・趣旨)…………………………………………………… 08
1-3 テーマ …………………………………………………………………… 09
1-4 シンボルロゴ、
キャラクター …………………………………………… 10
1-5 基本構成 ………………………………………………………………… 11
1-6 基本展開 ………………………………………………………………… 12
1-7 事業間の連携 …………………………………………………………… 13
1-8 広域連携 ………………………………………………………………… 14
1-1
基本理念
今を遡ること約1300年前、奈良時代の女帝・元正(げんしょう)天皇は、西暦717年に養老の地へ行幸
され、当地の美泉をご覧になった後、元号を「霊亀(れいき)」から
「養老」に改元されました。
この出来事
は、奈良時代の基本史料である
「続日本紀(しょくにほんぎ)」にも記されています。
また、岐阜県養老町に
は、古くから
「滝の水がお酒になった」
という
「十訓抄(じっきんしょう)」等から広まった親孝行の孝子(こう
し)物語が今に語り継がれており、
この物語の由来となったのが、元正天皇による
「養老改元」
と言われて
います。
これらのことは、現在の養老町の成り立ちに強い影響を与えており、私たちは、
これまで孝子物語に基づ
く親孝行の精神を大切にし、誇りとしてきました。今後は、
この貴重な歴史や文化を再認識し、次世代に継
承するとともに、元号を町名に取り入れている数少ない地方自治体の一つとして、全国に向け、更なる情
報を発信し続けていくことが求められます。
こうした中、本町では2017年(平成29年)に、養老改元から1300年という記念の年を迎えます。町では、
この養老改元1300年という節目を、養老町がさらに発展、飛躍する契機ととらえ、地域住民や各種団体、
事業者等との協働による
「養老改元1300年祭」
を開催し、岐阜県内外からの交流人口の拡大や地域活性
化を図っていきます。
そして、
この
「養老改元1300年祭」が単なる記念イベントで終わることなく、2017年
以降も地域力に下支えされたイベントとして継続・発展していくように取り組みます。
また、
「養老改元1300年祭」
の各事業においては、岐阜県はもとより、近隣市町、元正天皇ゆかりの地な
どと広域に連携を図りながら進めていきます。
1-1 開催概要
07
1-2
基本方針(目的・趣旨)
2017年(平成29年)に養老改元1300年祭を開催するにあたり、下記の方針に沿って、町民や各種団
体、
事業所等との協働によって、養老町の活性化を目指します。
①祝祭
元正天皇の養老行幸と
「養老改元」の歴史的意義を、町民が学ぶことができる環境を整え、町全体
の機運を醸成するとともに、町民が一体となった祝祭感を創出し、2017年の養老改元1300年祭を
祝います。
※祝祭:祝祭とは、本来、儀礼的行為である祭礼・祭式を意味しますが、観光行事などの「イベント
(祭り)」
も含めて広義に解釈します。
②歴史・文化の再認識、新たな魅力の創出
養老改元から1300年の歴史と伝統に培われた「養老」ならではの文化等を再認識し、次世代に継
承するとともに、町民等の発意や協働による
「新しい養老の文化・魅力」
を創造する契機とします。
これまで養老町で育まれた資源を改めて見つめ直す機会を提供し、先人らにより受け継がれてき
た貴重な財産について認識を深め、養老町に対する誇りと愛着を高めます。
③交流連携
養老町の情報を全国に発信し、魅力と活力を広く伝えることにより、町内外の人が集い、交流が生
まれ、
にぎわいあふれるイベントを開催します。
また、長年の歴史の中で築いてきた関わりを基に、町内での交流のみならず、元正天皇ゆかりの
地や名瀑・清流の地等との連携や交流を深め、広域的な取り組みを進めます。
08
1-2 基本方針(目的・趣旨)
1-3
テーマ
◆1300年祭事業テーマ
元正天皇行幸と養老改元から1300年
「時を超えて息づく親孝行と若返りのふるさと」
養老改元1300年祭では…
■
「滝の水がお酒になった」
孝子伝説が伝わる 絆 のまち 養老
■元正天皇や聖武天皇も行幸された 歴史 のまち 養老
■養老改元の契機となった美泉に恵まれた 自然 豊かなまち 養老
■1300年の昔から、
心と体の 健康 を支えてきたまち 養老
という養老町の特色から4つのキーワードを設定し、
本町だけが有する絆・歴史・自然に関わる様々な魅力
を、
にぎわいを創出するイベントを通して全国に発信し、
健康に暮らせるまちとしての事業を展開します。
自然
歴史
養老改元
元正天皇
聖武天皇
奈良時代
食
四季
養老の滝
菊水泉
養老公園
養老山系
若さ
長寿
健康
スポーツ
ウォーキング
温泉
町民
(人)
絆
孝子伝説
家族の絆愛の詩
親孝行
新生養老まちづくり構想について
キャッチフレーズ
『人と歴史が響きあい 若さあふれる 四季のまち 養老』
養老町では、町のシンボルである養老公園を中心とする養老山麓周辺の再整備や養老改元1300年祭の開催、親孝行の
心を育むまちづくりなど、民間活用や町民との協働を通して地域活性化につながるソフト・ハードの事業を総合的に展開し、
町の産業振興や交流人口の拡大などを目的に、
2013年3月に
「新生養老まちづくり構想」
を策定しました。
1-3 テーマ
09
1-4
シンボルロゴ、
キャラクター
シンボルロゴ
シンボルマークを兼ねた視認性の高いロゴタイプを制作し、各種媒体に活用します。
繊細な字体を使い、
「1300」
の文字の中に
「水の流れ」
「時の流れ」
をイメージするブルーを組み入れました。
キャラクター
タキミさん
ゲンちゃん
イズミちゃん
タカダくん
イズミちゃんの姉。采女(うね
め)
として天皇の側に仕えてい
る。働き者で有能。
ゲンちゃんが
ひそかにあこがれている。優し
くてきれいなお姉さん。
養老の山や自然をこよなく愛す
るやさしい男の子。山の動物や
樹 木 のことにめっぽう詳しい。
みんなにやさしいが、特に幼な
じみのイズミちゃんには弱い。
大きくなったら都に上ることを
夢見る元気な女の子。おしゃれ
が大好きで、はたおりや染物が
得意。都から運ばれてくる最先
端のファッションに目がない。
ゲンちゃんの先輩で、
よき理解
者。物知りでまじめな常識人。い
つもゲンちゃんの突飛な行動に
度肝を抜かれている。
養老改元1300年祭のPRキャラクターとして、4人のキャラクターを設定します。
養老改元1300年祭の各事業に登場するほか、各種広報媒体や広報キャンペーンにも積極的に活用して
いきます。
10
1-4 シンボルロゴ、キャラクター
1-5
基本構成
養老改元1300年祭の一環として企画実施する各事業を、実施主体並びに性格等をふまえ、実行委員
会主催事業(シンボル事業)、町民主催事業、協賛事業、
そして広域連携事業の4つに区分します。
◆事業の区分
概 要
実行委員会主催事業
(シンボル事業)
町 民 主 催 事 業
協 賛 事 業
実行委員会(町を含む)が
町民・各種団体等が養老改
町民・各種団体等が養老改
新たに企画し、
主催する事業
元1300年祭の趣旨に基づ
元1300年祭に協賛して開
き新たに開催する事業で、
催する事業、及び既存事業
内容により町が支援するソ
に冠をつけて開催する事業
フト事業
町民・各種団体 等
実行委員会・町
事業主体
全体事業
歴史
事 業 例
絆
町民・各種団体等の協力を
町民・各種団体等と実行委
得ながら実行委員会が主
員 会のそれぞ れ が 主 体と
なって実行委員会の協力に
体となって行う。
なって協力して行う。
よって行う。
・オープニングイベント ・メインイベント ・クロージングイベント
・養老改元1300年記念碑建立
・古代劇
「養老改元
・養老改元1300年シンポジウム
1300年物語」
・郷土芸能大会
・養老薪能
・
「家族の絆 愛の詩」記念大会
・元正天皇行幸行列
・養老大盆踊り
大会
・養老改元1300年コンサート
・養老大茶会
自然
・ウォーキング大会
・養老公園
ライトアップ
健康
広域連携
事 業
町民・各種団体等が主体と
・岐阜県文楽 ・能大会
・養老の宝物
体験型博覧会
・全日本愛瓢会総会
・日本の森・滝・渚
全国協議会総会
・東海自然歩道連絡協会総会
・西濃歴史街道マップ制作
・歴史交流ウォーキング
・元正天皇ゆかりの地バスツアー
1-5 基本構成
11
1-6
基本展開(3カ年のステップ)
事業間につながりが生まれ、効果が拡大し、2017年の本祭において大きな効果を得るため、1年目で
ある2015年に養老町の魅力を再認識できる機会を提供することで1300年祭の方針を広く周知します。
2年目の2016年には、養老町の魅力を実際に体験できる機会を提供することで1300年祭事業を協働で
一緒に盛り上げていく町民や各種団体の掘り起こしを行います。3年目には、2年間の過程で得られた成
果を集約し、町民や各種団体、事業者との協働による
「養老改元1300年祭」
を開催します。
◆年度テーマ
歴史
2015年
2016年
2017年
知ろう!
行こう!
創ろう!
養老町の魅力を
体験
養老町の魅力を
協力して発信
養老町の魅力を
再発見
絆
自然
健康
【事業展開例】
①歴史観光ボランティア養成(歴史)
2015年
2016年
2017年
養老町の歴史や観光スポッ
トにつ いて 学 べる歴 史 講
座・シンポジウムの開催
養老町の歴史や観光スポッ
トを実際に訪れて体験でき
るウォーキングの開催
受講者がガイドとなった養
老公園おもてなしツアーの
開催
②「家族の絆 愛の詩」記念大会の開催(絆)
2015年
2016年
2017年
町民を対象とした詩の基本
講座の開催
「家族の絆 愛の詩」応募を
踏まえたワークショップの
開催
後援各種団体による特別賞
の設置及び「家族の絆 愛の
詩」記念大会の開催
③養老公園ライトアップ事業(自然)
2015年
2016年
2017年
ひょうたん栽培講座の開催
ひょうたんイルミネーション
制作体験講座の開催
ひょうたんイルミネーション
を活用した養老公園ライト
アップ実施
④健康プログラム推進事業(健康)
2015年
健康プログラムの策定
12
1-6 基本展開(3カ年のステップ)
2016年
2017年
健康プログラム体験講座の
開催
プログラム実践者の拡大に
よる健康増進と指導者育成
1-7
事業間の連携
養老改元1300年祭の各事業を展開するにあたり、情報の共有やノウハウの習得、
さらには複数の事業
の相乗効果を高めるために、
シンボル事業、町民主催事業、協賛事業などの区分を越えて、事業間の連携
を積極的に進めていきます。
養老改元1300年祭実行委員会がこれらの事業間をつなぐ役割を担い、事業参加者の拡大や、事業者
間の情報共有環境の形成、人的資源のネットワーク化などを促進させ、新たな事業モデルの創出をサ
ポートします。
◆事業間の連携と期待される効果例
シンポジウム
定期的な
情報発信
+
+
特別展示
事業説明会
ワークショップ
=
参加者の拡大
=
情報共有環境の形成
作品発表会
+
全国大会総会
=
ブランドの創出
体験講座
+
ワークショップ
=
人的資源のネットワーク化
1-7 事業間の連携
13
1-8
広域連携
養老改元1300年祭では、長い歴史の中で築いてきた関わりを基に、元正天皇ゆかりの地や行幸ルート
上の自治体等との連携や交流を深め、ゆかりの地バスツアーや広域ウォーキングマップの作成により交
流人口の拡大を図ります。
また、広域的な取組みを進めることで、広く情報を共有し、
自治体を超えて、効
率的かつ連続性のある事業を展開します。
◆広域連携事業のイメージ
〔バスツアー〕
元正天皇ゆかりの地
養老
孝子伝説ゆかりの地
〔広域マップ〕
米原
関ケ原
垂井
大垣
岐阜
中山道
養老
伊勢街道
京都
大阪
奈良
海津
亀山
四日市
東海道
津
松阪
14
1-8 広域連携
伊勢
桑名
美濃路
津島
稲沢
名古屋
2 事業計画
2-1 プレイベント2015年 …………………………………………………… 17
2-2 プレイベント2016年 …………………………………………………… 18
2-3 本祭2017年 事業の全体構成 ………………………………………… 19
2-4 本祭2017年 春:養老自然回廊
「花と緑の舞」………………………… 20
2-5 本祭2017年 夏:養老夢幻回廊
「夏の夜の夢」 ……………………… 21
2-6 本祭2017年 秋:養老歴史回廊
「千三百年歴史絵巻」 ……………… 22
2-7 広報計画 ………………………………………………………………… 24
2-1
プレイベント2015年
2017年(平成29年)の本祭開催に向けて、養老改元や元正天皇の歴史的評価、孝子伝説、ふるさとの
魅力などを再発見できる機会を提供し、養老改元1300年祭の開催意義やイベント内容を広く周知してい
きます。
また、体験講座の開催や健康プログラムの策定など、2016年の事業を円滑に実施するための準
備を併せて行い、本祭開催への機運を高めます。
◆主な事業とその概要
【実行委員会主催事業】
①親孝行のふるさとフェスタ
プレイベントの中心的な事業として、
「 養老改
元1300年祭」本祭の周知を図るとともに、本祭に
向けて伝統芸能や文化団体等を掘り起こしネッ
トワークづくりをする場として開催します。
元正天皇行幸行列や奈良時代の体験イベン
ト、養老の魅力や特産品を活かしたイベントなど
を盛り込みます。
②広報大使委嘱
養老町と養老改元1300年祭を広くPRするため、養老町にゆかりがあり、全国で幅広く活躍している人
や養老町のマスコットキャラクターの「スマイルげんちゃん」などを広報大使として委嘱し、
イベントへの参
加や町外でのPR活動などを行っていきます。
③西濃歴史街道マップ制作
養老町に残された古道を中心として、中山道や東海道など広域に連携できるガイドマップを制作し、次
年度以降の広域観光やウォーキングイベントなどに活用します。
④養老改元1300年古代歴史シンポジウム
(町)
町民を主な対象とし、養老改元1300年祭開催の機運を高めるとともに、元正天皇とその時代、養老改元
についての共通理解を深める場として、
シンポジウムを開催します。
⑤「養老の日」推進大会(町)
元号を
「養老」に改元されたという史実を踏まえ、ふるさとを愛する心を育み、
より豊かで魅力あふれる
町とする趣旨にふさわしい行事を開催します。
【町民主催事業】
⑥養老の宝物体験講座
町民、各種団体、事業所等が、養老の宝物(魅力)
を体験できる講座を開催し、
自らが「案内人」
となり、
そ
の魅力を発信します。
【協賛事業】
⑦「家族の絆 愛の詩」発表会
長年続いている
「家族の絆 愛の詩」
コンテストを、親孝行や絆を大切にする養老改元1300年祭の協賛
事業として継続開催します。
2-1 プレイベント2015年
17
2-2
プレイベント2016年
前年(2015年)に再発見された養老町の魅力を体験する機会を提供し、養老改元1300年祭を一緒に
盛り上げていく町民や団体のネットワークを構築します。
また、1300年祭季刊ガイドブックの制作や新たな広報媒体の掘り起こし、県内外からの交流人口の拡
大を目的としたキャンペーン活動やキャラバンの開催など、積極的な広報活動を展開し、翌年の本祭を効
果的に実施するための準備をします。
◆主な事業とその概要
【実行委員会主催事業】
①親孝行のふるさとフェスタ
前年に引き続き、
「養老改元1300年祭」の周知と
本祭に向けたネットワークづくりを行う場として
開催します。元正天皇行幸行列、奈良時代体験イ
ベント、
ひょうたんフェスなど。
②歴史交流ウォーキング
西濃をはじめ伊勢、近江地方など自治体と連携し、歴史街道マップを活用したウォーキングイベントを
開催します。
③養老改元1300年観光キャラバン
東京で養老改元1300年祭のPRイベントを実施するほか、名古屋・大阪・県内各地、
さらには元正天皇
ゆかりの地などを訪問し、
養老改元1300年祭をPRします。
また、本祭への参加協力も併せて行います。
④養老改元1300年祭季刊ガイドブック発行
養老改元1300年祭関連情報をはじめ、
イベントや名物など、季節ごとの養老町の魅力を満載したガイド
ブックを制作し、町内各所のほか、町外の道の駅や高速道路のサービスエリアなどに設置します。年3回
(春号・夏号・秋号)
発行します。
⑤「養老の日」推進大会(町)
【町民主催事業】
⑥養老の宝物体験型博覧会
町民、各種団体、事業所等が、
自らが「案内人」
となり、養老の宝物(魅力)
を体験できるプログラムを策定
します。
それらのプログラムを集め、体験型博覧会を開催し、町内外から多くの参加者を集めて、養老の宝
物を全国に発信します。
【協賛事業】
⑦岐阜県文楽・能大会
中津川市・瑞浪市・恵那市・本巣市・養老町の5つの市町と9つの文楽・能保存団体が協力して、各地の
文楽・能を上演します。
⑧ご当地グルメフェスタ
養老町内のご当地グルメを集めたイベントを開催します。
18
2-2 プレイベント2016年
2-3
本祭2017年事業の全体構成
養老改元1300年祭(本祭)の開催期間である3~12月の10ヵ月間を春季・夏季・秋季の3つに区分
し、
それぞれの季節に合わせた事業を配置し、各期間に特徴を持たせます。
また、各期間ごとに実行委員
会主催事業(シンボル事業)
・町民主催事業・協賛事業をバランスよく配置することで、1年を通してにぎ
わいのある事業展開を目指します。
春季イベント:養老自然回廊
「花と緑の舞」
養老に春の訪れ「立春」
を告げる菊水泉の若水取りの時期にあわせて、養老改元1300年祭の開幕を宣
言します。花と緑にあふれ、気候も穏やかなこの時季に、養老公園芝生広場で、町内の伝統芸能を披露
するなど、町民主体の“養老らしい”おもてなしで来場者を出迎えます。
3月
4月
オープニングイベント
5月
ウェ ル カ ム イ ベ ント
養 老自然 探 訪ウォーキング
養
老
大
茶
会
●若水取り
●ご当地グルメフェスタ
夏季イベント:養老夢幻回廊
「夏の夜の夢」
夏には、養老の宝物(魅力)
を体験できるプログラムを集めた体験型博覧会を開催し、養老の宝物を全
国に発信します。
また、夜の養老公園を、ひょうたんランプのイルミネーションで飾り、薪能や盆踊りな
どのイベントを実施することで、星空と夜景の下、豪華な演出で来園者をもてなします。
さらに、秋篠宮
殿下もお成りになる全日本愛瓢会総会をはじめ、
3つの全国大会を開催します。
6月
●全日本愛瓢会総会
7月
養老の宝物体験型博覧会
養老公園ライトアップ
8月
養 老 の 滝 前 ライブ
養
老
薪
能
養 老 大 盆 踊り大 会
●東海自然歩道連絡協会総会
●日本の森・滝・渚全国
協議会総会
秋季イベント:養老歴史回廊
「千三百年歴史絵巻」
9月
10 月
11 月
12 月
秋には、養老改元1300年祭を締めくくる、
これまでの集大成となるイベントを開催します。
メインイベ
ントとして、行幸を再現した行列、歴史仮装ウォーキングを実施し、養老公園に一堂に会します。
また、
元正天皇改元の詔を再現するセレモニーを中心とする
「養老改元1300年記念祝典」
を実施します。
元正天皇行幸行列
奈 良 時 代 体 験 博
養老改元1300年コンサート
歴史仮装ウォーキング
養 老 町 民ステージ
養老改元広場(バザール)
養 老 改 元 セレ モ ニ ー
古代劇「養老改元1300年物語」
●
「家族の絆 愛の詩」
記念大会
養老改元1300年シンポジウム
クロージングイベント
※凡例
実行委員会主催事業
町民主催事業
●協賛事業
2-3本祭2017年事業の全体構成
19
2-4
本祭2017年 春:養老自然回廊「花と緑の舞」
◆主な事業とその概要
【実行委員会主催事業】
①オープニングイベント 3/20
養老の観光シーズンの幕開けとなる菊水泉の
若水取りに時期をあわせてオープニングイベン
トを実施します。オープニングセレモニーはアト
ラクションなども交えて開催し、養老改元1300年
祭の開幕を大々的に宣言します。
②ウェルカムイベント
町内各地区や各種団体等が主体的にステージに出演し、郷土芸能や伝統芸能などの披露を行います。
また、西濃圏域の近隣市町、元正天皇ゆかりの地などが参加し、太鼓演奏、伝統芸能披露、物産販売、観
光PRなどを行います。
【町民主催事業】
③養老自然探訪ウォーキング
制作した「西濃歴史街道マップ」
を使用して、養老公園内の歴史文化施設等をめぐるウォーキングイベ
ントを開催します。
④養老大茶会
養老公園の広大な芝生広場で、
大規模な野点(茶会)
を実施します。
【協賛事業】
⑤ご当地グルメフェスタ
養老町内のご当地グルメだけでなく、近隣市町や元正天皇ゆかりの地からの出店も呼びかけ拡大開催
します。
20
2-4 本祭2017年 春:養老自然回廊「花と緑の舞」
2-5
本祭2017年 夏:養老夢幻回廊「夏の夜の夢」
◆主な事業とその概要
【実行委員会主催事業】
①養老薪能
養老公園芝生広場に特設能舞台を設置し、能「養
老」などを演じます。満天の星空の下、濃尾平野に無数
にきらめく街の灯を借景にした開放的な空間の中で、
養老にちなんだ古典能の世界を存分に味わっていた
だきます。
【町民主催事業】
②養老の宝物体験型博覧会
町民や各種団体、事業所等が、
自らが「案内人」
とな
り、養老の宝物(魅力)
を体験できるプログラムを策定
します。
それらのプログラムを集め、体験型博覧会を開
催し、町内外から多くの参加者を集めて、養老の宝物
を全国に発信します。
③養老公園ライトアップ~ひょうたんイルミネーション~
“期間限定”で養老公園内の園路や養老の滝のライトアップ、“人数限定”で夜間特別観覧を行います。
こ
れまで夜間は立ち入ることができなかった養老公園で、安全面には十分に配慮し、来場者を魅了する空間
を演出します。
④養老の滝前ライブ
養老の滝を背景にした幻想的な空間の中で演奏などを披露する
「滝前ライブ」
を開催します。
(演目例)
シンセサイザー、
筝曲、
三味線、バイオリン、
オカリナ など
⑤養老大盆踊り大会
養老公園芝生広場周辺を夜間開放し、濃尾平野の夜景を望む最高の空間の中で、大盆踊り大会を開催
します。
楽市楽座・養老などの飲食屋台も開店し、
にぎやかに交流する場とします。
【協賛事業】
⑥全日本愛瓢会総会 6/8・9
養老町の特産品であり、
日本書紀にも登場するひょうたんの栽培方法や加工技術の向上、鑑賞機会の
提供などを行うひょうたんの愛好家が集う全日本愛瓢会の総会を、名誉総裁である秋篠宮文仁親王殿下
のご臨席を仰ぎ、
開催します。
⑦東海自然歩道連絡協会総会 7月
東海自然歩道が通っている自治体等関係団体が、
それぞれの個性や魅力を紹介し、情報交換や観光振
興を話し合う東海自然歩道連絡協会の総会を開催します。
⑧日本の森・滝・渚全国協議会総会 8月
「森林浴の森日本100選」
「日本の滝100選」
「日本の渚百選」に選定された森、滝、渚のある地域が参加
し、
自然環境保護や地域活性化に取り組む日本の森・滝・渚全国協議会の総会を開催します。
2-5 本祭2017年 夏:養老夢幻回廊「夏の夜の夢」
21
2-6
本祭2017年 秋:養老歴史回廊「千三百年歴史絵巻」
プレイベントや各事業で得られた成果を活かし、集大成となるイベントとして、養老改元1300年祭の中
核となるメインイベントを、養老公園一帯で開催します。
町民・各種団体・事業所、
さらには近隣市町や元正天皇ゆかりの地なども幅広く参加し、
「元正天皇行幸
行列」
「奈良時代体験博」
「養老改元1300年コンサート」
「古代劇」
「養老改元広場(バザール)」など、
さま
ざまなイベントを展開します。
また、
「家族の絆 愛の詩」
記念大会、
「養老改元1300年シンポジウム」
などを養老町民会館で開催します。
◆主な事業とその概要
養老改元1300年祭(メインイベント)
【実行委員会主催事業】
①元正天皇行幸行列
元正天皇の養老行幸行列を再現するイベントです。元正天皇をはじめ、女官・武官・文官らに扮した一
般公募の参加者が、
元正天皇行幸遺跡や芝生広場を行列します。
②奈良時代体験博
奈良時代の衣食住をテーマにしたイベントとして
「奈良時代の衣装体験」
「奈良時代の食事体験」
「奈良
時代の仕事体験
(木簡づくり)
「蹴鞠などの伝統芸能披露」
」
などを行います。
③養老改元1300年コンサート
養老改元1300年を記念し、養老の歴史と自然、親子の絆、
そして1300年間の悠久なる時の流れを体感
するコンサートを開催します。養老公園の芝生広場で、著名なアーティストが出演し、音楽と語りを交えて
内容を構成します。
④養老町民ステージ
芝生広場にステージを設置し、町内の保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校、各種団体、事業所等が参
加し、
歌や芸能の披露、
楽器演奏などを行います。
【町民主催事業】
⑤歴史仮装ウォーキング
時代衣装や祭事の装束、
チームのユニフォームなどに身を包んだ参加者が、
ウォーキングルートを町内
各地から養老公園を目指し歩きます。
⑥古代劇「養老改元1300年物語」
孝子物語や養老改元、元正天皇と養老改元
を題材とした劇を町民が参加し上演します。
※記念祝典でも上演します。
22
2-6 本祭2017年 秋:養老歴史回廊「千三百年歴史絵巻」
⑦養老改元広場(バザール)
養老町内の各種団体や事業所等が飲食物や物産を販売する一大バザールです。近隣市町や元正天皇
ゆかりの地などにも広く参加を呼びかけ、物産販売や観光PRをします。
⑧タイムカプセル埋蔵・記念石碑除幕式、
ギネス世界記録に挑戦
養老公園での今季最後のイベントとして、100年後の養老町に向けてのメッセージをタイムカプセルに
収めて埋めます。
その上に記念石碑を設置し、除幕式を行います。併せて、
「記憶だけでなく、記録に残るイ
ベント」
となるようにギネス世界記録に挑戦します。
《ギネス記録案》
手つなぎ○○人
(絆)
、
焼肉○○キロ
(養老ブランド)
「1300」
、
に関わる記録を検討中
養老改元1300年記念祝典
【実行委員会主催事業】
①養老改元セレモニー
関係者・参加者がステージ上に一堂に会し、主催者・来賓のあいさつの後、元正天皇役の女性が登壇し、
養老改元の詔を読み上げます。以後、養老町では向こう10年の間、
「平成」
と
「養老」の元号を併用すること
とします。
②養老改元1300年シンポジウム
(町)
町長や1300年祭イベント関係者などをパネリストとして、養老改元1300年祭を振り返るとともに、今後
の養老町のまちづくりについて語り合うシンポジウムを開催します。
③「養老の日」推進大会(町)
元号を
「養老」に改元されたという史実を踏まえ、ふるさとを愛する心を育み、
より豊かで魅力あふれる
町とする趣旨にふさわしい行事を開催します。
【協賛事業】
④「家族の絆 愛の詩」記念大会
長年続いている
「家族の絆 愛の詩」
コンテストを、
養老改元1300年祭記念大会として盛大に開催します。
クロージング 12/23
【実行委員会主催事業】
①クロージングイベント 12/23
町民・関係者が参加し、養老改元1300年祭を映像と関係者のコメントで振り返ると同時に、1400年祭に
向けてのメッセージ(町民や1300年祭来場者からメッセージを集めておく)の一部を読み上げ、今後に向
けての決意表明と、
閉幕宣言で養老改元1300年祭の幕を閉じます。
2-6 本祭2017年 秋:養老歴史回廊「千三百年歴史絵巻」
23
2-7
広報計画
養老改元1300年祭は、地域住民や各種団体、事業者等との協働による開催を目指し、県内外からの交流人口
の拡大や地域活性化を目的としていることから、事業の意義やイベントの内容などを広く周知することが求められ
ます。
このため、養老改元1300年事業の情報を定期的に発信し、本祭開催への機運を高めていきます。
また、新たな
広報媒体の掘り起こしを進めるとともに、各種広報媒体の特性を活かしながら、積極的かつ効果的な広報活動を
推進します。
◆具体的な手法
①本祭への機運を高めるための事業の定期的な情報発信
【媒体】広報養老、
マスメディア、
ポスター、
チラシ、
ホームページ、
フェイスブック、
地元ケーブルテレビ等
②PRポスター・グッズの制作
養老改元1300年祭をPRするため、
ポスターやリーフレットなどの基本媒体を制作する。
また、
シンボルロゴやキャラクターなどを使用したPRグッズも併せて制作する。
③町民や各種団体、事業所等との連携を図り協力を得るための、
事業説明会やワークショップの開催
【対象】観光協会、
商工会、
体験博講師、区長会、文化財保護協会、
校長会、
国際交流協会等
④県内外からの交流人口の拡大を目的としたキャンペーン活動やキャラバン開催
【対象】元正天皇ゆかりの地や、広域歴史街道マップ作成に伴う大垣市・関ヶ原町・垂井町・桑名市等の周
辺自治体及び中山道・東海道沿線自治体
⑤新たな広報媒体の掘り起こしと活用
企業ホームページや高速道路SA・PAの活用、
1300年祭季刊ガイドブックの作成
⑥親しみやすい広報活動の展開
ゆるキャラ・PR広報大使・PRグッズの作成
⑦養老改元1300年シンポジウムの開催
協働のまちづくりを掲げる養老町において、養老改元1300年
祭がどのような役割を果たすべきかを議論し、養老町全体で養
老改元1300年祭の持つ意義を共有し、事業の実現や継続に向
けての課題を整理します。
◆重点広報事項
①養老改元1300年祭の意義
②養老改元及び元正天皇の顕彰
③親孝行の啓発
④イベント情報
⑤協働・ボランティア情報
⑥ふるさとの魅力
24
2-7 広報計画
3 事業の評価と継承
3-1 事業の評価と改善 ……………………………………………………… 27
3-2 事業の継続と引き継ぎ ………………………………………………… 28
3-1
事業の評価と改善
協働による養老町の活性化を目指す中で、各事業の成果や課題を明らかにするための評価を行い、
そ
の評価に基づき、必要に応じて、事業の改善・見直しを行います。事業を効率的かつ効果的に評価できる
環境づくりを進め、事業に関わる関係者間で課題が共有し、解決できるよう、連携・協力できる体制を構築
していきます。
評価の判断材料として、来場者や事業実施者からアンケート調査を実施するほか、来場者数や経済効
果などを測定する統計調査も実施し、評価に反映させ、
公表していきます。
2015年
調査方法について
Plan
Do
事業計画策定
事業実施
養老改元1300年祭事業として開催され
るイベント等で、
来場者や関係者等へのア
Action
ンケート調査を行い、継続的かつ効果的
Check
事業改善・
見直し
アンケート調査
統計調査
事業評価
な活動を実施していくための課題を洗い
出し、
事業が持続可能な組織・体制を構築
します。
2016年
また、
イベント会場及び周辺で、来場者
Plan
及び関係者等への統計調査を行い、消費
Do
額及び投資額を算定し、
イベント開催によ
る消費や出店などに伴う支出がもたらす
Action
Check
経済波及効果を推計します。
調査
2017年
P
A
D
C
2018年~
Step
調査
持続的な改善による
事業の実施
養老改元1300年
継承事業
なお、本計画の総合的な評価は、本計画の上位計画となる
「新生養老まちづくり構想」
の第三者委員会
において、
客観的かつ総合的な評価を行うこととします。
新生養老まちづくり構想の進捗管理体制
Action
事業改善・見直し
Plan
Check
第三者委員会に
よる総合評価
Do
事業計画策定
事業実施
※第三者委員会
「新生養老まちづくり構想」の推進に係る第三者委員会は、構想に基づく事業の進捗状況や改善案・見直
し案について、客観的かつ総合的な評価や協議を行うことを目的に設置されました。
3-1事業の評価と改善
27
3-2
事業の継続と引き継ぎ
養老改元1300年祭を単なる一過性のイベントとして終わらせることなく、
そこで発掘した
「養老ブラン
ド」や体験プログラム、
さらに、育成された人材ネットワークや組織を2017年以降(実行委員会解散後)
も
継承します。
そのため、
プレイベントの段階から継続して活動できる組織・体制を町民、各種団体、行政だけでなく周
辺地域も一体となって検討・準備を進め、構築します。
なお、2017年以降は、既存の組織や団体の枠を超えた体制で、
その組織・団体の特性を活かしながら、
養老町の持続的発展を目指します。
【継承事業例】
①親孝行のふるさとフェスタ
養老改元1300年祭の周知を目的に、
これまで単独で開催してきた
「親孝行のふるさと養老秋まつ
り」
と
「産業フェスティバル」
を併せて
「親孝行のふるさとフェスタ」
と称し、養老公園一帯で開催して
います。
2017年の養老改元1300年祭では、養老公園一帯を
「メイン会場」
に、養老町内各地を
「サテライ
ト
(まちなか)会場」
として設定し、
そこを舞台に多様で多彩な事業を積極的に展開し、2017年以降
も町民、各種団体等の特性を活かし、各イベントを継承していく体制を構築します。
そのために、
プレイベントの段階から町民、各種団体(特に、町商工会及び町観光協会)等と検討・
準備を進めていきます。
2015~2016年
2017年以降の開催に
向けた準備期間
イベントのあり方について
の検討時期
2017年
2018年~
町民、
各種団体等が、
それぞれの特性を活かしてイベントを開催
養老公園一帯を「メイン会場」
に、養老町内各地を「サテライト
(まちなか)会場」
として設定し、
そこを舞台に多様で多彩なイベ
養老公園一帯で親孝行のふるさ
ントを開催
とフェスタを開催
〔事業の主体〕
養老改元1300年祭の成果の継承
養老改元1300年祭実行委員会
28
3-2 事業の継続と引き継ぎ
町民、各種団体(町商工会、町観光協会等)
②養老の宝物体験型博覧会
これまで育まれた養老町の資源を、
その土地で生活している地域住民が、
自ら参加し、改めて地域
に眠る
「宝物」
を発掘、再認識する場を創出し、地域住民の視点や立場からその資源を活かすために
どのようなことができるのか、
自分たちのできることを考える機会を提供します。
まずは、
きっかけづくりとして、
「地域(養老町)活性化」
についての地域住民参加型のワークショッ
プを開催し、意見や提案をまとめ、
そこから発掘・派生した養老町の宝物(魅力)
を体験できるプログ
ラムを創り上げます。併せて、
そのプログラムを運営するための人材を育成するとともに、
ネットワー
クを構築し、
その中で協力者や団体がプログラムの
「案内人」
となり、主体となって運営します。
「養老の宝物体験型博覧会」
では、
それらの体験プログラムをまとめ、町内外から多くの参加者を
集めるために、広く情報発信していきます。
そこでの体験を通じて、個々の宝物(資源)
と人とが触れ
合うことで、養老町全体の活性化を推進します。
なお、体験博の事務局は、養老改元1300年祭実行委員会が担いますが、2017年以降も体験博
を継承していく体制を構築するため、NPO法人等と連携して検討・準備を進めていきます。
2015~2016年
2017年
体験型博覧会の試行・開催
2018年~
体験型博覧会の継続・拡充
ワークショップ等を定期的に開催
し、協力者を募りながら、体験講
座を実施し、
最終的には体験プロ
グラムを策定。体験プログラムを
まとめ、
体験型博覧会を開催。
〔事務局の主体〕
養老改元1300年祭の成果の継承
養老改元1300年祭実行委員会
NPO法人や各種団体、事業所等
3-2 事業の継続と引き継ぎ
29
養老改元1300年祭基本計画
【発行日】平成27年3月1日
【発行者】養老改元1300年祭実行委員会
【事務局/お問い合わせ先】
養老町役場企画政策課養老改元1300推進室
〒503-1392 岐阜県養老郡養老町高田798 TEL.0584-32-5089
HP:http://www.town.yoro.gifu.jp FB:http://www.facebook.com/yorokaigen1300
無断複製(コピー)
を禁じます。複製(コピー)
を希望する場合は事務局までお問い合わせください。
この計画の内容は、平成27年1月時点のものであり、今後の検討・協議によって内容等が変更になる場合があります。
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