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会報『STRETTA』107号(PDF)
都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 フーガにおける追拍部(緊張感)のこと。 音楽教育を緊張感と意気込みをもって 切り拓いていこうという願いを込めて。 2 月 27 日、町田市立忠生中学校 小島邦昭主幹教諭による合唱指導研修会が 行われました。生徒による自主的な活動の 様子や、小島先生による楽曲指導からミニ コンサート、そして、小島先生の合唱指導のポイントなど お話いただき、あっという間の時間でした。明るく素直な生徒の歌声と、小島先生の朗らかなお 人柄が伺えるお話に、参観者も自然に笑顔になってしまう研修会でした。 Contents P2 P3 ~P8 会長あいさつ ・・・・・・・・菊本 今さら聞けない! 「ワークシート」の作り方・・和田 P9~P12 各部 年間報告 ・授業研究部より ・・・・・・清水 ・専門研修部より ・・・・・・・高道 ・合唱部より ・・・・・・山田 ・吹奏楽部より ・・・・・・秦 ・創作コンクール部より ・・・・・吉原 ・教員演奏会部より ・・・・・・蒔田 1 和仁 発 崇 行 東京都中学校音楽教育研究会 宏美 有美子 泰子 明彦 ちより 陽子 墨田区堤通2―19―1 墨田区立桜堤中学校内 会 長 菊 本 和 仁 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 会 長 挨 拶 会 長 菊 本 和 仁 (墨田区立桜堤中学校長) 今 年 度 、 11 月 6 日 ・ 7 日 に 府 中 の 森 芸 術 劇 場 で開 催 し まし た平 成 26 年 度 全 日 本 音 楽 教 育 研 究 大 会 東 京 大 会( 小・中 学 校 部 会 大 会 )に 、 北は北海道から南は九州・沖縄まで全国各地 から千数百名の方々にお越しいただき、大き な成果をあげて無事終了することができまし た。 今回は、東京都小学校音楽教育研究会と東 京都中学校音楽教育研究会が互いに手を取り 合い、大会主題『つなげよう 深めよう 思 いをこめて』のもと、小・中合同の授業研究 会を発足させて、小・中の連携・連接を視野 に 入 れ 、数 多 く の 研 究・研 修 を 実 施 し ま し た 。 この間 、たくさんの 先 生 方 にご参 加 いただき、 様々な意見を出し合うとともに各分野ごと講 師 の先 生 からのご助 言 をいただくことができ、 研 究・研 修 をさらに深 めることができました。 また、当日の運営にも小・中学校のたくさん の先生方にもご協力いただき、2 日間の大会 を成功させることができました。様々な課題 を克服しながら、長期間にわたり、準備と運 営にご尽力くださいました多くの皆様に心か ら感謝申し上げます。 さて、本大会では、これまでの研究の成果 や課題を踏まえて、 「音楽的な感受を中核に位 置付け、小学校ら中学校への連続性・系統性 を考えた授業づくり」 「基礎的な学力を育てる 題材構成の工夫」 「指導と評価の工夫」 「 児 童・ 生徒が主体的に学び、思いや意図、表現を伝 え合い、協同し合う学習活動」の 4 つの研究 の 視 点 を も っ て 、各 ホ ー ル ご と に 分 か れ 、 「歌 唱 」「 音 楽 づ く り ・ 創 作 」「 鑑 賞 」 の 小 ・ 中 の 連携した研究授業をご覧いただき、研究協議 会では活発な意見交換ができました。また、 シンポジウムでは、テーマを「生涯にわたっ て音楽を愛好する児童・生徒の育成を目指し て」として、研究協議会で見えた成果や課題 等を報告するとともに助言者の先生方からも お話をしていただきました。 2 日 目 の 研 究 演 奏 で は 、「 小 ・ 中 一 貫 校 に よ る和楽器の合唱奏」 「小学校での学びの積み重 ねをまとめた器楽合奏」 「 小・中 学 校 連 携 に よ る 歌 唱・合 唱 」 「中学校から高等学校への接続 を意識した混声三部・四部合唱」そしてフィ ナーレへと、児童・生徒の演奏を通して学び の連携・連接の大切さを伝えることができま した。 今回の大会冊子にも掲載してありますが、 「 歌 唱 」「 創 作 」「 鑑 賞 」 3 つ の 分 野 の 研 究 授 業で使用した指導案やワークシートなど、各 地区の小・中学校で実践していただき、さら に改善を加えながらご活用いただければと思 います。 また、小・中授業研究部で多くの時間をか けて作成した「発達段階をふまえてデザイン し た 授 業 カ リ ュ ラ ム の 系 統 表 」、評 価 に 関 す る 「 A C S W 表 」、小・中 学 校 の「 年 間 指 導 計 画 」 や「年間指導モデル」等もご活用いただき、 ご意見ご感想をいただければと思います。 現行の学習指導要領が、小学校で4年目・ 中学校で 3 年目を迎えた今、大会に参加され た皆様には、明日の授業を行う上で参考にな ることをお持ち帰りいただけたのではないで しょうか。さらには、次期学習指導要領の改 訂に向けても発信できるものがあったのでは ないかと思います。今後は、本大会の研究の 成果と課題を明らかにして、さらなる小・中 の連携を深めていく所存です。 結びに、本大会の開催にあたり、ご講評い ただきました文部科学省初等中等教育局教育 課 程 科 調 査 官 の 津 田 正 之 先 生 、臼 井 学 先 生 、 各領域ごとの助言者ならびにシンポジウムに ご参加いただきました工藤豊太先生、伊野義 博先生、坪能由紀子先生、オブザーバーの石 上則子先生、長期間にわたり大変お世話にな りました。大会役員を代表して心より感謝申 し上げます。また、各校の校長先生をはじめ 引率された先生方、府中市をはじめとする各 地区の教育委員会、全日本音楽教育研究会に 深く感謝の意を表するとともに、これからも たくさんの会員の皆様のご参加と、本研究会 の先輩諸氏、賛助会員の方々の一層のご指導 とご支援をお願い申し上げ、ご挨拶といたし ます。 2 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 今さら聞けない!「ワークシート」のつくり方 副会長・授業研究部統括部長 和 田 崇 (江戸川区立瑞江第二中学校) 早いもので平成 26 年度も残りわずかになりまし た。今年度は何といっても「全国大会『東京大会』」 が実施されたこともあって大変忙しい1年間でした。 足かけ 3 年に及ぶ小中連携での研究成果を全国に発 信できたことは、これからの東京の音楽教育におい て大変意義のあることだと感じています。この研究 が今後若い世代の先生方に引き継がれていくことを 強く望んでいます。 都中音研授業研究部は、 新年度を迎えるにあたり、 組織編制を見直し、新たな体制で研究に望んでいき たいと考えています。全国大会が終わったばかりで すが、4年後の平成 31 年度に再び「全国大会 東 京大会」を迎えるわけです。次回の全国大会に向け て新たに部員を募集します。是非、この機会に若い 先生方に参加してほしいと思います。「わからない から教わりたい」で結構です。元気とやる気と根気 が全てです。待ってます! さて、今回のテーマは「今さら聞けない『ワーク シート』のつくり方」としてありますが、もっと広 く、授業の準備に必要なことは何かにも視点を当て て皆さんで考えていきたいと思います。 今回も、名コンビの登場です。この 2 人も新年度 で 15 年目を迎えます。若手から中堅になり、それ ぞれの立場にも変化がみられるといいのですが。米 島先生は研修主任としての仕事をこなしているので しょうか・・・・。 米:「道徳の教科化について」を来年の研修テーマ にしてくれって校長から言われた。 東:そう、うちの学校でもそのことが話題になって いるわよ。今、全国の学校で言われていること でしょ。 米:そうなの?みんな知ってることなの?でも「道 徳」ってそもそも教科じゃないの?。 東:そこから・・・・。 米:えっ、違うの? 東:道徳は教科じゃないのよ。 米:時間割の中にちゃんと「道徳」ってあるじゃな い。これって教科ということじゃないの。 東:じゃ、学活って教科? 米:・・・い・いや。教科じゃない。 学活は・・・何? 東:学活は特別活動!時間割中に組み込まれてる時 間が全て教科であるわけじゃないでしょ。「総 合的な学習の時間」 だって教科じゃないでしょ。 中学校で教科といわれているのは国語・社会・ 数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭・ 外国語の教科のこと。それ以外は教科じゃない の。 米:そうなのか・・。あれ、チョットまてチョット まてお姉さん・・・。なぜ英語じゃなくて外国 語なの。しかも一番最後だし。前から気になっ ていたんだ。 東:えーっ、また、長くなるからヤダ。 米:わかったよ。今度教えてね。道徳が教科じゃな のは理解した。では道徳が教科になると何が変 わるわけ。 東:うーん。ハッキリいえるのは、検定教科書が発 行されることかしら。今、文科省からは「心の ノート」や「私たちの道徳」、東京都から「心 みつめて」が配られているわよね。市区町村に よっては、民間の出版社が発行した資料集を別 に使ってるところもあるわよね。これらはあく まで資料という呼び方で、教科書とは呼ばない のよ。 米:教科じゃないから。 東:そう。道徳が教科になったら、これらは「教科 書」と呼ばれるようになるわね。そうなると、 東京子先生 米島勉先生 北東京市第二中学校の音楽教 東東京市第三中学校の音楽教 師。 大学での専攻はコントラバス、 師。大学では音楽教育を専攻。成 本人はプロになりたかったが断 績優秀で現役で採用試験合格。同 念。その後教師になる。只今教師 じく教師 14年目。昨年から主任 14年目。昨年から主任教諭に。 教諭に。 東:研修主任としての仕事はどうだったの? 米:うーん。ま、とりあえずは順調かな・・・。 東:そう、よかったじゃないの。 米:と・と・ところが更なる問題が発生した! 東:何? 3 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 当然、文科省の検定が入ることになる。各社自 由にというわけにはいかないわね。 米:内容が厳しく検定されるわけか。 東:他にも、評価のことがあるわよね。道徳って、 年間 35 時間も行っているのに「評価・評定」っ てしていないでしょ。教科になったら「評価」 はしっかりと出すことになるわね。きっと。 米:ひぇー!ホントかよ。「道徳の評定1」とかっ て付いちゃうわけ!!まいったな。親の心境と してはたまらんな。 東:道徳の評価って今だってきちんと評価しなくて はいけないのよ。ただし、数値では出すべきで はないって書いてあるけどね。まだまだ課題は いっぱいあるみたい。とにかく、現在「道徳」 の授業がきちんと行われていないというか、本 来の目的が達成できていないという現状から、 教科化に踏み切ったみたいね。名称は「特別な 教科道徳」 ってなるみたい。 教科書に関しては、 検定教科書が出るまでは、現在使っている「私 たちの道徳」を引き続き使うことになるらしい わよ。 米:ふーん。そうなんだ。 東:米島先生ってワークシート使ってる? 米:うーん、鑑賞の授業では「批評文」を書かせな くてはならないからつくってるけど、その他の 活動では使ってない・・というよりつくってい ないな。 東:えーっ、そうなの。それで大丈夫? 私は題材 ごとにつくってるわよ。 米:大変じゃない。 東:別に・・、何年も前からつくっているから大き く変わらない限り同じものを繰り返し使ってい るわよ。もちろん、教材が変わったり、新しい 題材を構成したりしたら全部新しくつくるけど、 教科書が変わらなければ何年でも使えるもの。 米:一からつくるのが大変なんだよな。パソコンも あまり得意じゃないし。 東:別に手書きでいいじゃない。味があってかえっ ていいわよ。 米:いや、そういうことじゃなくて、何をつくって いいか・・というか何を載せるべきなのかが良 くわからないんだよな。 東:指導すべき内容が明確になっていないからでしょ。 米:ハイ・・・その通りです。 東:そうならないためにも指導内容を整理して、き ちんとしたワークシートをつくるべきじゃない の。 文部科学省のホームページを検索してみると「道 徳教育の充実に関する懇談会」での内容や、意見を まとめたものなどが多数あります。 最新の情報を知っ ておくということは必要ではないでしょうか。今年 度中にいくつかが決定するようです。今後の動きに 注目しましょう。 さて、今までこのシリーズでは「今さら聞けない」 と題し、「道徳教育と音楽」「年間指導計画」「テ ストのつくり方」「評価について」などを扱ってき ました。今回は「ワークシートのつくり方」としま すが、先述したように、実際に授業を行う上でワー クシートだけでなく、他にも準備しておかなくては ならないことが多くあると思います。それらも含め て考えていきたいと思います。 ワークシートは、「学習カード」とも呼ばれるこ とがあります。都中音研でも、かつては「学習カー ド」とその呼び方を統一していた時期がありました が、 現在ではワークシートと呼ぶようにしています。 名称は異なりますが、同じものだと解釈してくださ い。このワークシートですか、つくるのが結構面倒 でついついスルーしがちなのですが、一度つくって おけばあとでいくらでも使いやすいように直すこと が出来るので頑張ってつくりましょう。 私くらいの年齢の先生方は手書きの時代が懐かし いのではないでしょうか。 ワープロが普及し始めて、 もらったばかりの給料袋(当時は現金支給でした) をもって秋葉原にワープロを買いに行ったものです。 その後パソコンに切り替えたのですが、扱い方が良 くわからず手書きの何倍も時間がかかってしまった ことをつい昨日のように覚えています。 話が関係のないところにいってしまいました。 【ワークシートを用いるメリット】 どのようなワークシートを用いるかによっても異 なりますが、メリットはたくさんあります。 題材の目標が明確になる ワークシートの書式に大きく影響されます。タイ トルが「ワークシート『花』」では題材を生徒に伝 えることはできませんが、「情景を想像して『花』 を歌おう」とか「声部の役割を理解して『花』を合 唱しよう」 といタイトルが付いていれば、 生徒は 「あー そうなんだ」と、この授業で行う内容を容易に理解 4 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 することが出来ます。題材名を設定するためには指 東:授業の流れをしっかりと計画しておくことが、 導内容の整理が当然必要になってきます。 ワークシートをつくるということ以前に必要な 『花』という教材から、作者のこと、時代背景、 ことよね。 日本語の響き、女声合唱、リズム、強弱、全体の構 米:でも指導案って研究授業以外作ったことないか 成、音符や休符、記号などたくさんのことが指導で らな。 きますが、これらをすべて教えることは時間的にも 東:だからこそ授業計画が必要なんでしょう。簡単 不可能です。そこで指導内容の整理が必要になって なメモ程度でもいいのよ。指導の手順を明確に くるのです。扱う教材がもっている独自の教材性を することが一番大切なことよ。 十分理解する必要があります。 米:・・・・ハイ。 また、考え方を発展させると、一つの題材に教材 曲が一つである必要はないという考え方が生まれて 【各活動での内容例】 きます。具体的には「拍子の違いを感じ取ろう」と ◇歌唱・合唱 いう題材を設定したとします。そこでは2拍子の曲 ・歌詞の内容から思い浮かぶ情景を絵や文字で表し と3拍子の2曲を同時に扱ってその違いを感じ取ら てみよう。 せるという授業になると思います。教材が先にある ・○○の部分のアルトの役割は何だと思いますか。 のではなく、指導内容(題材)が先にあるという大 ・この部分はどのように歌い方を工夫すると良いで 原則を理解しましょう。題材名が絞り込めたら、そ すか。 の題材の目標を短時間で達成させることができる教 ・作曲者はどうして○○の部分を mp に設定したと 材を選曲するという流れになります。 思いますか。自分の考えを書きましょう。 ◇器楽 指導の手順が明確になる ・○○の部分を上のパートと合わせて演奏する時ど ワークシートの内容ですが、「ワーク」という名 のようなことに注意すれば良いですか。 称から、教材曲の作者や調号、拍子、楽語、など幾 ・良い音で演奏するためにはどのような工夫をした つかの質問をまとめたようなものを想像する方もい ら良いと思いますか。 ると思いますが、もちろんそのような知識として必 ・この音の指使いを書こう。 要なものもあって良いのですが、今日「ワークシー ・この楽器の正しい構え方をまとめよう。 ト」と呼ぶ場合、それだけでは不十分です。 ◇創作 基本的には、学習の流れに沿って、その場面の活 ・この曲のタイトルにはどのような思いが込められ 動についての自分の考えや工夫したこと、学んだこ ていますか。 となどを記入していくようなスタイルが適切である ・この曲をつくる過程で苦労したところや、工夫し と思います。 たところはどこですか。 ここで大事なことは、授業の流れを事前にしっか ・自分が気に入っている部分はどこですが、またそ りと計画していないと「ワークシート」は作れない の理由は何ですか。 ということです。逆に言うと、ワークシートを作る ◇鑑賞 ことで授業の流れや手順が明確になるということで ・聞こえてきた楽器の名前を書こう。 す。まさに指導案の中にある指導計画を作成する手 ・映像から、気がついたことなどをまとめよう。 順と同じこととなり、とても重要です。特に創作活 ・○○の部分はどのような気分がしましたか。また 動におけるワークシートは大変重要で、活動1から その理由はなぜですか。 順に行うことで次第に曲らしくなっていくプロセス ・この音色の特徴は何だと思いますか。 を生徒自身が目からも理解出来るようなものにする ・この曲の良さを伝えることができる批評文を書こ 必要があります。ですから、副教材のいわゆる「ワー う。 ク」とは質的に異なるものなのです。 5 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 【歌唱】 【器楽】 6 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 【創作】 【鑑賞】 米:こんな内容にするのか、結構大変だな。 東:当然よ。しかも、生徒がどのように書いてくる かも予測する必要がある・・・というか、生徒 にこう書いてほしいという思いで設問するもの よ。難しすぎる質問じゃ、取り組み意欲を無く してしまう生徒が出てくるでしょ。 米:すげー。わかる。 東:生徒の実態をしっかりと把握してその学校に適 したワークシートをつくらなくてはだめよ。 米:なるほど。人のつくったものをコピーして使っ ても効果が無いということだな。 【ワークシートと併用するとよいもの】 ワークシートと併用するというよりも、授業を効 率よくしかも、わかりやすく展開させるために必要 な準備と考えください。ベテランの先生方は当然行っ ていると思います。 資料 資料と言っても様々なものがあげられます。たと えば、教材曲にゆかりのある写真や映像。教科書に は掲載されていない教材曲の楽譜、作者についての 7 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 詳細な情報など。副教材で資料集のようなものを購 入している学校はそれで十分だと思います。 また、写真や楽譜など資料をワークシートに載せ るということも考えられます。この場合、あれもこ れも載せたばかりに、大変見にくいものになるとい う恐れがあるので、適量で抑える勇気が必要です。 過度な情報提供は生徒にとって負担になるものです。 板書 「板書を制する者は、授業を制する」という言葉 があったがどうか確かではありませんが、板書の準 備をしておくことは、授業を効率よく展開させるた めに必要な指導技術だと思います。音楽科の場合、 それほど黒板に書くということはないと思いますが、 これだけは押さえておきたいという内容をタイミン グ良く板書することで、学習の定着が期待できます。 私は、チョークを使って字を書くことが苦手なので あらかじめシートをつくってそれを黒板に貼るよう にしています。何回でも使えるので便利ですよ。 ICTの活用 黒板を使わずに電子黒板やテレビのモニターにパ ワーポイントなどで作成したものを映して授業を行 うというケースが年々増えていることと思います。 これらは板書とは違った効果を得ることが出来るの で上手に活用するといいですね。ワークシートの内 容が映し出されることになり、板書を写すことが苦 手な生徒の負担を軽くすることもできます。 ただし、 現在、学校にある電子黒板やテレビのモニターがあ まり大きくないので後ろの生徒が見にくいという欠 点があります。 ではないでしょうか。ワークシートの量は少なくて もクラス数が多いと当然点検に時間が必要になりま すよね。 米:そうだよな。 書かせるだけではダメなんだよな。 見なきゃダメなんだよな。出したかどうかだけ チェックじゃダメだよね。 東:当然よ。しっかり点検してその内容を記録しな くてはだめよ。これが大変なのよ。テストの採 点と同じくらい神経使うわよ。学年が2クラス の学校と6クラスの学校では点検に必要な時間 が3倍も違うことになるのよ。 米:そうだよね。 評価の貴重な資料となる 観点別評価を行うときに困るのが、関心・意欲・ 態度と表現の工夫ではないでしょうか。鑑賞の能力 は「批評文」を書かせることが定着しているので、 誰でも行っていると思いますが、表現活動の際に、 資料として残せるものを用意しておかないと、実技 テストの結果だけで他の観点を評価しなくてはなら なくなります。これは不可能ですね。そこで、評価 の貴重な資料となるのがこのワークシートなのです。 上の「内容例」を見ると分かるように、「知覚・感 受」に関する部分の記述内容が評価の際の重要な判 断材料となります。「このようなことが記述されて いたらB」とか「ここまで書いてあればA」という ように予め評価規準を設定しておくことは当然です。 米:そうか、このことは重要なことだな。鑑賞の時 間はワークシートに書いたもので評価している けど、器楽や歌唱の場合、実技テストだけじゃ 評価できない観点があるもんね。 東:今頃何言ってるの!今までどうしていたの? 米:イヤー、多くの場合想像で・・・・。 東:それってほとんど犯罪行為というか詐欺行為に 匹敵するわね。この実態が保護者にわかったら どうなると思うの! 米:スミマセン。これからはちゃんとワークシート つくって授業します。 東:あと10年位したら黒板が全面薄型液晶パネル なるのかしら。 米:生徒がタブレットを持つというのはもう始まっ ているんでしょう。 東:そうみたいね。本当にペーパーレスの時代が来 るのかしら・・・・・。 米:パソコンで全て完了するんだな。 目が疲れそう。 東:そっち?! 【どのくらいの量が適当か】 ワークシートは必ず回収し、点検・記録して速や かに生徒に返却しなくてはその機能を十分に果たす ことはできません。そのことを考えると、どのくら いの量が適当か自然と見えてくると思います。 私は、原則、題材1つにB4のワークシート1枚 と考えていますが、場合にとってはその半分のB5 が1枚の場合もあります(実際のワークシートを参 考にしてください。)。 あまりにも量が多いと生徒にとっても負担になり、 またワークシートに書き込むための時間も多く必要 になります。お互いの負担を最小にすることが最適 本当に反省だけはする米島先生ですが、今回だけ は有言無実にならないでほしいものです。 さて、何回かに渡り、少しでも実際の授業などに 役立たせることができたらという思いから、「今さ ら聞けない」シリーズを書いてきましたが、皆さん 如何でしたか。少しは役に立ちましたか。 来 年 度 からは新 企 画を予 定 していますが、 どうなることやら。 8 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 ◎各部年間事業報告 授業研究部年間活動報告 定し、「協同ワークボード」などを用いて、協同す る学習活動を展開することができました。 ◇研究演奏として 研究演奏では、公開授業では見せることのできな かった、小中一貫校の【表現:器楽】和楽器を取り 入れた合唱奏や小中連携の【表現:合唱】や高等学 校との接続を考えた【表現:合唱】を、各校の特色 を生かした形で発表することができました。 ◇研究組織として この4年間、前文部科学省調査官の大熊信彦先生、 現文部科学省調査官の臼井学先生のご指導や伊野 義博先生、坪能由紀子先生、工藤豊太先生はじめ諸 先生方のご助言やいただいた資料などは、私たちに とって賜物です。 また、私たち「授業研究部」のチームとして取り 組んできた中で作成してきた指導案、生徒のワーク シート、教材研究資料、持ち寄った様々な資料、運 営会議資料などは、大きな財産になりました。 これらが基礎研究となり、個々の音楽科教師の資 質力や研究組織としての研究力の向上につながった と思います。 研究部員たちが、4年間努力して研究してきた成 果が、 「平成 24 年度 創立 60 周年記念 第 32 回研究 大会誌」 「平成 25 年度 中間発表誌」 「平成 26 年度 全 国大会 東京大会誌」にまとまっています。この 3 冊の研究冊子をぜひお手元に置いて頂き、一校に独 りではない、都中音研でつながっている音楽科教師 であることを実感して、お互いに、頑張っていけた ら、幸いです。 4 年間にわたる「授業研究部」の研究発表 (全国大会:小中合同東京大会)を終えて 授業研究部長 清 水 宏 美 (品川区立小中一貫校伊藤学園) 去る 11 月 6・7 日(木・金) 、府中の森芸術劇場 において、 「平成 26 年度 全日本音楽教育研究会 全 国大会 小中部会大会 東京大会」が行われました。 「授業研究部」となり、研究部長を務め、4年間に わたる研究の発表会を、チームみんなの力を結集し たことによって無事終えられ、今はほっと胸をなで おろしています。 1.4 年間の研究の成果 今回の全国大会は、小中合同の初めての研究大会 であり、児童・生徒が義務教育9年間の音楽科の学 習を通して、どのような姿に育ち、教師はどのよう な授業を展開すべきなのか、教科としての在り方を 求められている研究であったと思います。 この研究を通しての成果は、以下の通りです。 ◇公開授業として (1)音楽的な感受を中核に位置付け、小学校から中 学校への連続性・系統性を考えた授業づくり 小中が互いの授業展開を意識しながらの授業づく りができ、「発達段階を踏まえたカリキュラムの系 統表」により、義務教育 9 年間でどのような題材で 系統的に連続して学んでいくのかが見えてきました。 (2)基礎的な学力を育てる題材構成の工夫 指導案に「学習過程」を設定することで、児童生 徒がどのような思考過程を踏んで学びを深めていく のかが分かり、 「年間指導計画」では、各学年の題 材構成や本題材の学年での位置付け、各学年の題材 配列や題材の関連性も明確になりました。 (3)指導と評価の工夫 身に付けるべき能力、評価規準、評価方法、評価 場面を多角的に示した「ACSW表」を作成し、指 導案に、「本時の評価の進め方」という項目を設け ました。また、授業で生徒が記述したワークシート なども例示し、具体的な評価規準を示すことにより、 指導と評価の一体化が図られ、とても有効でした。 (4)主体的な学び、思いや意図・表現の伝え合い、 協同し合う学習活動 生徒の「学習形態を工夫」することで、思いや意 図を伝え合い、音楽表現を通して交流し合う場を設 2.今年の課題は? 小・中合同で行った本研究は、はじめの一歩に過 ぎません。児童・生徒の音楽を愛好する心情がより 育てられるように、今後も、都中音研の会員の皆様 とともに、ヴァリエーションのある研究・実践に取 り組んでいきたいと思っています。 大きな大会が終わりました、と同時に新しい幕開 けでもあります。再来年度は教科書も替り、数年後 には新しい学習指導要領になるでしょう。 その前に、ゆっくりしたペースで、今の自分の授業 を振り返り、情報交換の場をもちませんか? 都中音研の会員みなさん、是非、授業研究 部に参加し共に研究しましょう! 新「授業研究部員」募集中!! 授業研究部長:清水(伊藤学園 03-3771-3374)まで 9 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 専門研修部年間活動報告 専門研修部 高 道 合唱部年間活動報告 有 美 子 合唱部長 山 田 泰 子 (品川区立鈴ヶ森中学校) (品川区立八潮学園) 今年度はコンクールや、各研修会に加え、全国大 会の準備や指導、当日の運営補助もあり、多くの先 生方と共に活動した一年でした。 コンクールでは、町田市立鶴川第二中学校がNH K学校音楽コンクールの全国大会で金賞を受賞した り、府中市立府中第四中学校が合唱連盟の全国大会 で金賞を受賞したりするなど、全国大会の中でも、 東京都の中学校の活躍が目立ちました。 (1)第 1 回:平成 26 年 5 月 20 日 「合唱における音楽表現の創意工夫」 講師:山崎朋子(調布市立第七中学校) 【研修内容】 ・発声練習 ・歌詞の内容や曲想に関心をもたせる指導 《花(滝廉太郎作曲) 》 ・混声合唱の技術指導 《決意(鈴木憲夫作曲) 》 ・合唱コンクールへ向けて ■研修会 1 パートリーダー講習会 ~NHK学校音楽コンクールに向けて~ 実施日:平成 26 年 6 月 18 日(日) 会 場:府中の森芸術劇場 平成の間 講 師:樋本英一先生(指揮者) 参加校数:41 校 2 第 14 回箱根合唱セミナー 実施日:平成 26 年 8 月 18 日(月)~20 日(水) 会 場:ザ プリンス箱根 武蔵の間 他 講 師:橋本祥路 大田桜子 松井孝夫 山崎朋子 貫輪久美子 前田美子 渡瀬昌治 真鍋淳一 横田純子 塚田真夫 丸山久代 参加者数:85名 3 合唱教育研修会 実施日:平成 27 年 2 月 27 日(金) 会場:町田市立忠生中学校 講師:小島邦昭 山崎先生の学級で、普段の授業の様子を見せてい ただきました。突然の指名にも関わらず、堂々と熱 唱する生徒が続出し、驚きと感動の1時間でした。 その後、参加された先生方に向け、山崎先生の合唱 指導が行われましたが、先生方も生徒と同じように 勉強できました。 (2)第 2 回:平成 26 年 8 月 22 日 「誰にでもできる音楽づくり」 講師:坪能 由紀子先生(日本女子大学教授) 【研修内容】 ・様々な楽器を使った即興演奏 ・教会旋法を使った音楽づくり ・ジャズのコードを使った旋律づくり ・J-POP風の旋律づくり ■コンクール結果 ◇NHK全国学校音楽コンクール 都本選 8/6(水) 金賞:町田・鶴川第二〔全国大会 金賞〕 銀賞:府中・府中第四 国分寺・第三 府中・第一&第二 銅賞:日野・日野三 小金井・緑 ※予選参加校数:100 校 11 月に行われた全国大会に向けての研修でした。 今回は日本女子大学の教室を会場に、いつも通り笑 顔あふれる3時間となりました。初めてお会いする 先生方とも即興演奏を通してすぐ打ち解けられ、音 楽のもつ力を改めて実感しました。 ◇東京都合唱コンクール 9/7(日)参加校数 21 校 金賞:府中・府中第四(教育委員会賞) 町田・鶴川第二 銀賞:国分寺・第三 品川・鈴ヶ森 杉並・和泉 昭島・清泉 昭島・拝島 府中・第一&第二 銅賞:狛江・第四 昭島・瑞雲 町田・南 青梅・第三 八王子・鑓水 今年も多くの先生方にご参加いただき、ありがと うございました。また、参加できなかった先生方、 来年度も首を長くしてお待ちしております。授業研 究と専門研修の内容について、ぜひ先生方に多くの ご意見をいただき、一層の充実を図りたいと考えて おります。アンケートのご協力もよろしくお願いい たします。 ◇全日本合唱コンクール 10/26(日) in 盛岡 金賞:府中市立第四中学校 ◇春のコーラスコンテスト(春こん。)[合唱連盟] 同声1位 府中・府中第一&第二(東京都教育委員会賞) 混声2位 府中・府中第四(1位なし) 10 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 吹奏楽部年間活動報告 吹奏楽部長 秦 創作コンクール部年間活動報告 明 彦 創作コンクール部長 吉 原 ち よ り (豊島区立西巣鴨中学校) (練馬区立光が丘第一中学校) 今年度も地区や地域の行事、そして連盟行事への 参加と、吹奏楽の発表の場が多かったのではないで しょうか。吹奏楽の活動を通して生徒たちの健全な 育成を図るとともに、日々の生徒の活動にご尽力頂 いている先生方に感謝申し上げます。 今年度、吹奏楽コンクールとアンサンブルコンテ ストともに大会参加に関して大きな変更がありまし た。これからも様々な課題解決に向けて努力してい く所存です。来年度もよろしくお願いいたします。 本年度も創作活動のご指導、コンクール応募にご 協力いただき、有り難うございました。 今回の課題詩は、いつもお世話になっている山本 瓔子先生、しまなぎさ先生、そして俳優の小倉一郎 さんが書いてくださいました。 応募作品は 157 曲あり、課題詩による旋律創作 115 曲、自由詩創作 13 曲、器楽曲 29 曲でした。その中 で、課題詩の創作に多くの作品があったこと、1 年 生の作品が 44 曲もあったこと、また器楽曲に、ヴァ 【マーチング講習会】 5 月 3 日(土)墨田区桜堤中で実施しました。(796 名) 【指導者講習会】 6 月 8 日(日)府中の森芸術劇場にて 「現場のテクニッ クⅥ~精華女子高校吹奏楽部のサウンドの秘密~」 と題して、顧問の藤重佳久先生にご指導していただ きました。(約 350 名) 【吹奏楽コンクール】 7 月 30 日(水)・31 日(木)練馬文化センター、8 月 4 日(月)~9 日(土)府中の森芸術劇場で開催し、497 校が参加しました。 内訳はA組 103 校、 B組 334 校、 東日本部門 60 校でした。 【アンサンブルコンテスト】 1 月 24 日(土)・25 日(日)に府中の森芸術劇場で実施 し、A 組 312 校(チーム)、B 組 109 校(チーム)が参加しま した。 【ドラムセット講習会】 2 月 1 日(日)桐ヶ丘中にて「ドラムの基礎的な奏法 を学ぼう♪」と題して、打楽器奏者の白石啓太先生 にご指導していただきました。(88 名) イオリンやグロッケン、オルゴールなど多様な楽器 が使われていることが印象的でした。ひとつひとつ の作品から生徒さんの一生懸命な気持ちが伝わって きました。 審査の結果、13 曲が優秀賞に選ばれました。これ らの作品は、作曲家の先生により伴奏編曲をしてい ただき、作品発表会にて演奏披露します。また、応 募作品全てに対して、賞状と審査員の先生方からの 講評をお渡ししています。 作品集は、来年度の募集要項と共に各中学校に送 ります。 今後も多くの先生方、生徒さんたちに関わっ ていただきたいと願っています。 《部会・諸会議》 於)西巣鴨中学校 5 月 16 日(金) ・新年度部会組織編成 ・課題詩選定 6 月 14 日(土) ・実施要項、第44回作品集 発送 12 月 23 日(火) <平成 27 年度当初の予定> ◎連盟総会 :4 月 11 日(土)南大塚ホール ◎コンクール:8/2(日)・3(月)練馬文化センター 8/4(火)~9(日)府中の森芸術劇場 打合せ会・抽選会:6 月 7 日(日) 府中の森芸術劇場 ※吹奏楽に関する詳しい情報については、随時更新 していますので、東京都中学校吹奏楽連盟のホーム ページをご覧下さい。 http://tokyo-chusuiren.org/ ・コンクール応募作品の整理、審査依頼 1 月 12 日(月) ・最終審査会議 ・発表会実施要項検討 ・編曲者、演奏者依頼 3 月 8 日(日)於)南大沢文化会館交流ホール 第 45 回東京都中学校音楽創作コンクール 「作品発表会ならびに授賞式」開催 11 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 第 60 回教員演奏会を終えて インフォメーション・編集後記 教員演奏会部長 蒔 田 陽 子 (調布市立第四中学校) 2 月 8 日(日)ルミエール府中で演奏会を終えるこ とができました。今回もクラッシック、ジャズ、三線、 三味線と幅広く音楽を楽しませていただきました。出 演者の方々の日頃のご努力に感謝いたします。 日程 会場 内容 講師 プログラム 1.ピアノ独奏 『ソナタ 12 番 1、2、4 楽章』 藤田 猛(元羽村市立第三中学校) 2.ソプラノ独唱 オペラ「トゥーランドット」より 『氷のような姫君の心も』 オペラ「ラ・ボエーム」より 『私の名はミミ』 『私が街を歩くと』 泉崎 和恵(足立区立第十三中学校) 伴奏 牛崎 美左子 3.ピアノ独奏 パルティータ 2 番より『シンフォニア』 『エチュード作品 10-4』 『作品 25-11』 藤本 若菜(都立田園調布特別支援学校) 4.ピアノ独奏 『小フーガ ト短調』 『エチュード 作品 25-3』 『熊蜂の飛行』 濱野 千佳子(都立墨東特別支援学校) 5.ピアノ独奏 『ミスティー』 松尾 渉(元昭島市立瑞雲中学校) 6.ヴォーカル 『イパネマの娘』 『Someone To Light Up My Life』 『ワン・ノート・サンバ』 吉田 治子(大田区立志茂田中学校) 伴奏ギター 長澤 紀仁 7.三線弾き語り 『遊び庭』 『はいさいおじさん』 髙道 有美子(品川区立八潮学園) 8.三味線弾き唄い 『藤娘』『かっぽれ』 一ノ瀬真理子(元小平市立小平第四中学校) 加藤 ふくみ(葛飾区立双葉中学校) 新藤 緑 (元新宿区立牛込第一中学校) 坪井 順子 (元新宿区立西新宿中学校) 古川 洋子 (小平市立第三中学校) 9.全員合唱『大地讃頌』 指揮 佐藤 隆弘 (江東区立辰巳中学校) 伴奏 砂子 美由紀(港区立青山中学校) 5 月 15 日(金) 墨田区立桜堤中学校 総会 合唱指導法 塚田真夫 先生 ♪合唱指導法から合唱指揮法まで分かりやすくご 指導いただく予定です。4月になりましたら、詳 細をお知らせいたしますので、奮ってご参加くだ さい。 ストレッタと同封されたアンケートにご協力く ださい。 専門研修として取り上げてほしい内容、日頃の 授業で困っていることなど、ご記入いただき、お 送りください。 次年度の専門研修・授業研究の参考にさせてい ただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。 平成 26 年度も慌ただしく終わろうとしてい ます。忙しい毎日でしたが、都中音研の活動 はとても充実していました。授業研究部とし て活動しながら、様々なことを勉強・研究す ることができました。一緒に研究してくださ る方、また、このストレッタの編集に携わっ てくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、 下記までご連絡くださいませ。 今後とも都中音研の活動にご協力をお願い たします。 Stretta へのご意見・ お問い合わせは下記まで 世田谷区立尾山台中学校 杉浦 雅美 Tel 03-3701-1171 Fax 03-3701-1195 12 都中音研会報 第 107 号 平成 27 年 3 月 10 日 13