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学生紹介 - 中央大学
CHUO UNIVERSITY 2017 法律学科 学生紹介 小椋さんの一日 07:00 アルバイト 法律学科 4年 小椋 智子 群馬県立前橋女子高校出身 2015 年 司法試験予備試験合格 ロースクール合格 Interview 学内のベーカリーショップ「フラット」にてアルバイト 09:00 文献探し P.23 参照 法学部棟内の図書館で文献探し P! PICK U 棟「炎 生研究 多摩学 「炎の塔」で仲間とともに学び、 司法試験予 備 試 験 に 合格できま し た 。 14 の搭」 11:00 授業 12:30 昼食 13:20 授業 15:00 ノートテイク実施 試験合格 関の国家 」では難 勉強に励 々 日 が 「炎の搭 学生たち P.20 ） に向け、 （「炎の搭」→ す。 んでいま 大学入学前から法曹になりたいという目標 多摩学生研究棟「炎の塔」です。ここに所属 があったので、伝統があり、司法試験受験や して専用の学修スペースを確保できたこと、 法科大学院進学へのサポートが手厚い法学部 棟内の資料も自由に利用できることで、受験 法律学科に入学を決めました。 勉強に集中でき、在学中に司法試験予備試験 3 年次からの専門演習の野村修也先生は、 に合格できました。現在は将来を見据えて弁 中央官庁やさまざまな審議会、委員会などの 護士事務所を訪問しながら、司法試験合格に 公職に加え、コメンテーターとしてテレビ番 向けて勉強を続けています。 組にも出演するなど、第一線で活躍されてい 受験勉強が第一となるとどうしても視野が ます。先生の現実社会に直結した指導は学び 狭くなりがちですが、中央大学はアルバイト のうえで大変刺激になりました。また、 「企 やボランティア活動の機会もキャンパス内に 業犯罪と法」という授業では企業が絡む犯罪 揃っており、勉強以外の活動にも参加して人 （ホワイトカラー犯罪や銀行関係の特殊詐欺 間として成長することができました。熱心に など）について学びましたが、刑法や会社法、 指導してくださる先生方、目標を持って学ぶ 民法、憲法にも配慮が必要で、法学部での学 学生たちとともに切磋琢磨できる環境は、法 修を総動員する興味深い内容でした。 曹界をめざす私には最適だったと、心から感 法曹をめざすうえで最も助けになったのは 謝しています。 聴覚に障がいを持つ学生に授業の内容を伝える ボランティア 16:40 自習・夕食 「炎の搭」の定席で自習 18:30 講座受講（法職講座） 21:20 終了～帰宅 Faculty of Law | 法 学 部 国際企業関係法学科 川俣さんの一日 国際企業関係法学科 4年 09:20 授業 私立花咲徳栄高校（埼玉県）出身 11:00 昼 食 、 図 書館で自習 12:00 川俣 涼 大手テーマパーク運営会社内定 G スクエア Interview 学内の国際交流の拠点「G Square」 の写真展へ 13:00 トレーニング P! PICK U OGとの B・ 歴代 O 本ゼミ 強い橋 繋がりの 学内のトレーニングルームで汗を流す 15:00 授業 16:40 ゼミ 、 公務員 民間、 の 毎年「 路 は 進 ミ に幅広い 橋本ゼ 代の いうよう す。 歴 法曹」と ていま し 出 輩 、自分自 を じ 通 生 を 学 流 ための G との交 報収集の OB・O 決定や情 路 。 進 す の ま 身 い になって よい機会 少数精鋭の授業とゼミで思考力と行動力が しっかりと身につきました。 橋本ゼミでディスカッション 18:20 サークル活動 白門祭（文化祭） のパンフレット作成 国際企業関係法学科は少人数で密度の濃い きました。 授業が特色です。また、法律のほかに経済学 毎日の授業には予習復習が欠かせませんが、 なども学べ、幅広い知識を身につけられるこ 時間に追われるなかでも学内のトレーニング とも魅力です。 ジムで身体を鍛えるなど、メリハリのある学 語学も重視されており、特に、第二外国語の 生生活を送っています。 代わりに英語を集中的に学ぶ「 選択英語」の 就職は国内大手のテーマパーク運営会社に 授業では、速読と精読の使い分けなど効果的 内定をいただきました。3 年次のインターン に読む力を伸ばすことができ、ビジネスシーン シップで通信や金融など、多くの業界を見た も想定したプレゼンテーション資料の作成な なかで、サービス業の企画に魅力を感じるよ ど、実践的な知識とスキルも獲得できました。 うになったためです。白門祭（文化祭）実行委 3 年次からの専門演習は橋本基弘先生の憲 員をした経験も助けになりました。 法学を選び、今まさに社会で議論されている 国際企業関係法学科には個性的で行動的な 集団的自衛権や外国人参政権などについて学 学生が多く、 友人や先生方から多くの「気付き」 びました。ゼミ論文では集団的自衛権をテー を得ることができました。将来の夢がすでに マとし、文献調査だけでなく、発表とディス ある人もこれから探すという人も、必ず進む カッションを繰り返すことで内容を深めてい べき道が見つかる学科だと思います。 15 CHUO UNIVERSITY 2017 政治学科 学生紹介 藤田さんの一日 政治学科 4年 藤田 あかね 08:00 登校 青森県立青森高校出身 文部科学省総合職内定 Interview C スクエアで授業の予習 09:20 授業 12:00 昼食 P! PICK U を ー問題 ジェンダ 廣岡ゼミ る げ 下 掘り 昼食後、友人と学内で情報交換 る｣ て考え につい 大 ら社会 の華僑 国 中 ｢現場か 夏に とし、 には日中 秋 、 を理念 い 合宿を行 をテー 学で国外 生の意識比較 公開ゼ 子学 て 女 え の 迎 韓 者を 般参加 一 に マ ました。 ミを行い 13:20 授業 16:40 ゼミ 廣岡ゼミでディスカッション 18:20 充実した 4 年 間 の 学 生 生 活 は 熱意ある先 生 方 と の 出 会 い の お か げ で す 。 16 資料検索 法学部棟の情報処理教室で資料検索 20:00 22:00 中央図書館で公務員試験勉強 終了～帰宅 高校時代から日本に横たわる構造的なジェ 廣岡先生は 20 年以上前からジェンダーに関 ンダーの諸問題や状況に違和感を感じていた する諸問題に関わり、現場での対応にも取り ため、 「ジェンダー政治論」という授業があり、 組んできた方です。国立女性教育会館の監事 でも学内の学修環境が整っていたので辛いと 政治や政策についても多角的に学ぶことがで も務めるなど実社会の現状に詳しく、授業で 思ったことはありません。あっという間の4 きる政治学科を選びました。 もゲスト・スピーカーのお話も含めてさまざ 年間、熱意ある先生方のおかげで興味のある 性別や年齢、貧富の差などの本人の意志で まな人たちの取り組みの紹介がありました。 学問分野を掘り下げられて、楽しく充実した はコントロールが困難な、さまざまな問題に 毎回白熱するゼミでの議論のたびに、もやも 日々を過ごすことができました。希望通り国 より自己実現を阻まれる苦悩について考えて やしていたものがすっきりしていくような新 家公務員試験にも合格し、文部科学省から内 いたのですが、多様な講義を通じて多面的に たな発見の連続でした。 定をいただきました。社会に出てからも大学 問題を掘り下げることができました。３年次 私は国家公務員総合職をめざしていたた での経験を十分に生かし、一人でも多くの人 からの専門演習でもさらに広く深く学びたい め、3 年次からは毎日朝８時から夜10 時まで たちが可能性を存分に生かせるよう、力にな と思い、廣岡守穂先生のゼミを選びました。 キャンパス内で勉強を続けていました。それ りたいと考えています。 Faculty of Law | 法 学 部 留学体験 留学中のエピソード Episode 法律学科 4年 齋藤 直哉 私立成城高校（東京都）出身 三菱商事株式会社内定 Interview フランス企業の 労働組合の実態を取材 労働法について勉強することが目的だっ たので、留学前に知り合いを通じてアポイ ントメントを取り、アレバ社の労働組合にお P.23 参照 留学支援の制度が充実している法学部を、 世界をめざす人におすすめします。 勤めの方にお会いして、労働者の権利保護 海外へ留学したいという強い気持ちを持っ ブド襲撃事件に遭遇したことでフランスが抱 の実態などを聴くことができました。また官 て入学し、１年次の夏に「やる気応援奨学金」 える移民問題にも関心を抱き、留学後半は国 民共同の「トビタテ！ 留学JAPAN」の支援 （P.20 ）を受給してフィリピンに語学留学。そ 際政治の講義も受講。長期留学ならではの幅 を受けていた関係から、アンバサダーとして こで専門分野の知識やスキルの重要性を痛感 広い学びの機会を柔軟に生かすことができま 日本を紹介するパーティを開催するなど、講 しました。帰国後は法律科目を猛勉強し、3 した。法学部の留学支援制度は私の入学時の 義を受けるだけでなくさまざまな活動、体験 年次の夏から再び「やる気応援奨学金」を得 期待を大きく上回る充実したものでした。学 をすることができました。 て、今度は労働法を学ぶために１年間フラン 生時代に海外経験を積みたい人に最適の大学 スに留学しました。留学中にシャルリー・エ だと、自信を持っておすすめします。 留学中のエピソード Episode 政治学科 4 年 のぞむ 川島 希望 私立敦賀気比高校（福井県）出身 株式会社 NTT ファシリティーズ内定 Interview ベルギーからアフリカを 訪問し、衝撃を受ける 在学中に 4 度の留学、20カ 国を訪れ、 人生観や職業観が大きく変わりました。 第三世界論の講義で関心を持った1994 年のルワンダ虐殺について研究するために、 当時の宗主国であったベルギーへ長期留学。 現地の教授にルワンダ大学の教授を紹介し ていただき、カガメ大統領との面会、国防大 １年次の夏に全学のプログラムでアメリカ これだけ留学を重ねても経済的な不安なく勉 へ語学留学。その後ドイツでの短期語学研修、 学に集中でき、就職活動もスムーズでした。 国際インターンシップでのインド訪問を経て、 入学時はマスコミ志望でしたが、2 年次の講 4 年次に１年間ベルギーに留学しました。旅行 義で国際紛争や貧困問題の根深さを知り、ま も含めると在学中に訪れた国は20カ国にのぼ た実際にアフリカを訪れて、より直接的に国 ります。留学の際はリソースセンター（P.21） 際社会に貢献できる仕事に興味が向きました。 です。そのためにも、 まずは海外で仕事ができ でサポートを受け、 「やる気応援奨学金」 （P.20） 法学部での学修と世界各国での経験をあわせ る企業で少しでも貢献したいと就職活動をし、 も短期長期併せて３回受給しました。おかげで て今後の人生の貴重な糧としていきます。 結果、建築系の企業への就職を決めました。 臣（防衛大臣） や最高裁判所長官へのインタ ビューと関連施設の見学が実現できました。 いつかは世界中のさまざまな地域で紛争に巻 き込まれて苦しんでいる人の救済にあたりた いという思いが芽生えたのも、この体験から 17