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会社概要/投資家情報
kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 2 K O B A Y A S H I P H A R M A C E U T I C A L C O., L t d. kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 3 プロフィール 当社は、雑貨・化粧品・洋酒販売の店「小林盛大堂」 として1886年に創業、 1919年に「株式会社小林大薬房」 として創立しました。 以来、経営ポリシーである「創造と革新」の実践に努め、事業領域を拡大してまいりました。 現在では、薬局・薬店向けに家庭用医薬品などを卸売りする卸事業、 家庭用医薬品・芳香消臭剤・衛生雑貨品・口腔衛生品などを製造販売する製造販売事業、 そして最先端医療器具を輸入販売する医療関連事業の 3つの事業を基盤とした複合事業体へと発展するとともに、 2000年8月には東京証券取引所市場第1部への上場も果たし、順調に成長しています。 2002年3月期において、小林製薬の売上高は204,647百万円、 当期純利益は6,595百万円となり、連結決算を導入して以来、 4期連続で増収・増益を記録しています。 これからも「創造と革新」の精神を発揮し、 ドッグイヤーといわれる昨今の時代の変化を先取りし、さらなる成長を目指します。 目次 連結財務ハイライト................................................................... 1 セグメント別売上高 2002年3月期(単位:百万円) 社長メッセージ.......................................................................... 2 製造販売事業 84,005 特集/新たなる成長へ向けて ................................................... 6 製造販売事業 ....................................................................... 7 卸事業 117,218 卸事業 ................................................................................ 10 医療関連事業 医療関連事業 ..................................................................... 12 19,931 取締役、監査役および執行役員 ............................................. 14 その他事業 12,631 財務セクション ........................................................................ 15 会社概要/投資家情報 .......................................................... 41 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 免責条項 本アニュアル・レポートに記載されている将来の業績に関する計画、戦略などは過去の事実ではなく、経営者が現在入手可能な情報から判断した仮定や 確信に基づく見通しであり、リスクや不確実性を含んでおります。 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 4 連結財務ハイライト 百万円 2 0 0 1 2 0 0 2 増減率(%) 185,001 204,647 10.6% 営業利益 13,807 13,629 △ 1.3 経常利益 12,758 12,103 △ 5.1 6,019 6,595 9.6 212.34 232.64 1,355.78 1,567.12 15.6 106,391 120,855 13.6% 38,436 44,427 5.7 5.8 17.1 15.9 3月31日に終了した会計年度 会計年度: 売上高 当期純利益 1株当たり情報: 当期純利益(円) 株主資本(円) 9.6% 会計年度末: 総資産 株主資本 15.6 財務指標(%) : 総資産当期純利益率 ( ROA) 株主資本当期純利益率 ( ROE) 0.1% △ 1.2 売上高(百万円) 当期純利益(百万円) 総資産(百万円) 250,000 7,000 120,000 6,000 100,000 200,000 5,000 80,000 150,000 4,000 60,000 3,000 100,000 40,000 2,000 50,000 20,000 1,000 0 1998 1999 2000 2001 2002 0 0 1998 1999 2000 2001 2002 1998 1999 2000 2001 2002 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 1 Something New, Something Different kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 5 2 社長メッセージ 厳しい経済環境の中、 増収・増益を達成しました。 長引く不況の影響による企業倒産、それに伴う雇用環 境悪化による個人消費の低迷と物価の下落の同時進行。 2002年3月期の日本経済はデフレスパイラルに陥った 感のある厳しい状況で推移しました。こうした事業環境 下、当社では基盤事業の収益確保を図るべく、各事業の 競争力強化に努めてまいりました。同時に、中長期的 な持続的成長を目標においた企業買収や 営業権譲受けなど各事業の拡大戦略を 積極的に実行に移し、一方では関係会 社の将来性を見極めて清算や事業の 見直しを決定するなど、グループ経営 上大きな変革の年となりました。 代表取締役社長 小林 一雅 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 6 芳香消臭剤シェアの推移(%) 2000/4 ∼ 2001/3 営業の概況 当社 48.3% 2002年3月期において、当社は売上高204,647百万円(前期比10.6%増) 、 A社 25.2% 当期純利益6,595百万円(前期比9.6%増) と過去最高の業績を記録する ことができました。しかしながら、内容については満足できる結果とはなり ませんでした。 それは、売上高においては、2002年3月期中に製造販売事業と卸事業に おいてそれぞれ子会社とした桐灰化学及び健翔の売上高増加分の寄与 2001/4 ∼ 2002/3 するところが大きく、また、当期純利益の伸長については、法人税等の負担 率引下げが影響しているためです。 前期比市場規模(金額)96.3% こうした業績結果は、主力である製造販売事業の売上高及び利益面での 伸長鈍化がそのまま表れたものです。 当社 2002年3月期、国内において消費は依然として低迷し、市場の成長も滞った 46.0% A社 ほか、競合他社との各カテゴリー間の競争は激しいままに推移しました。 28.8% 特に、最大カテゴリーである芳香消臭剤市場では前年から激化している価 格競争による製品単価の下落が著しかった上、他社の販売攻勢によりシェ アが下落しました。この対策として、新製品の開発はもちろん、大型既存 品のリニューアルやアイテム追加、また営業面では店頭における販売促進 活動を徹底して行い徐々にシェアは回復してきましたが、増収を確保する 価格下落の底打ち ―トイレの消臭元の場合(円) までには至りませんでした。 290 製造販売事業は、当社の利益の大半を占めている関係上、このような製 285 284 品単価とシェアの下落は利益率の低下を招きました。この結果、営業利 280 益は13,629百万円(前期比1.3%減) 、税引前当期純利益10,923百万円 275 (前期比4.7%減) となりました。 282 270 260 269 268 265 2000/4 2001/3 2002/2 6 小林製薬の栄養補助食品 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 3 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 7 今後の成長戦略 2002年3月期に経験した事業環境が、今後早い時期に大幅改善すること 海外に市場展開している製品 は望み難い状況です。こうしたなかで当社が持続的な利益成長を果たして 上右:中国版サワデー“爽花蕾” 上左:英国版熱さまシート いくためには、各事業が参入領域でNo.1となる競争力をさらに強化していく “KOOL'n' SOOTHE” 下右:米国版熱さまシート “BE KOOOL” ことが欠かせません。そのためには、収益の基盤となる既存事業や既存ブ ランドをより強固にするための戦略と、より業容を拡大し、成長を促すための 戦略を同時に遂行していく必要があります。 売上高 30億円以上のブランドの状況 経営の最重要課題は、これまで当社の高成長を牽引してきた製造販売事 業における成長性を回復することです。 「ニッチマーケッター」として“隙 01/3期 単体出荷ベース 02/3期 (単位:百万円) ブルーレット 間市場”へ革新的な製品を投入しヒット製品に育てることによって市場を 拡大させ、その中でNo.1になるという戦略の基本的な考え方は変わりあ 100.0% りません。ただ、この戦略を引き続き実効性の高いものとするには、当 サラサーティ 101.0% 社が強みとする新製品開発と既存品の改良開発を一段と強化し、絶対的 サワデー 81.7% ブレスケア な競争優位性を確立することが重要です。この開発強化の施策の一つと して、昨年より開発体制に新たな手法を取り入れました。これまでは製 132.9% 品カテゴリー別に開発が行われていましたが、開発専門部隊を設置し、 熱さまシート 114.4% アイボン カテゴリーにとらわれない、新市場を創出する製品を生み出す開発体制 を整えました。また、取引先とのアライアンスによる製品開発プロジェクト 109.2% にも着手しております。 トイレの 消臭元 101.5% 一方、芳香消臭剤、アイボン、熱さまシートなど既存有力製品のシェアアップ 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 を図り、競合他社に付け入る隙を与えないブランド育成を推進してまい ります。また、競争力の強化という面では、徹底した製造原価のコスト削 減を実行し利益率の向上に努める他、 ドラッグストア、スーパーなどの店頭 における販売促進活動にも一層力を注いでいきます。 こうした事業基盤の強化によって収益の回復を図りますが、より高い成長 性を求めていくためには新たな市場の拡大が必要です。このために、引き続 きM&Aや業務提携により品揃えを強化し、同時に広く海外に市場を求め て展開地域の拡大を図ります。海外では現在英国及び米国で展開してい る熱さまシートの販売、中国における芳香剤の販売事業について引き続き 市場の拡大に努めるとともに、今後は新たにカイロ事業の海外展開を視 野に入れています。 医療関連事業においても、顧客ニーズを満たす品揃えを強化し、また展開 地域を広げることによって業容を拡大していくという基本戦略は同じです。 芳香消臭剤 2002年春の新商品 左から “和風香” 、 “サワデー香りのウォーター” 、 “トイレの消臭元スーパースプレー” 、 “Kessトイレ用” 4 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 医療機器の輸入販売事業では、今後も国内市場の拡大が期待できること から、商品ラインアップの充実を図るため、2002年3月期中に取引メーカー kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 8 を21社に拡大したほか、中外製薬株式会社から営業権を譲り受けました。 その一方で、海外事業においては製品開発の遅れていた米国アクエリア ス社を清算、またメドトロニックソファモアダネック社との合弁解消を決 桐灰化学株式会社製品 上: “きりばい・はる” 左: “はる肩用” 下: “かかとちゃん” 定しました。不採算事業は迅速に切り離し、成長分野に注力していくこと で、今後も大きな発展が見込めると考えています。 広域展開力・商品ラインアップの充実・経営効率化といった課題に対応す るため、2001年に分社した卸事業では、ますます激しくなる業界再編のな か現状のままでは持続的に成長することは難しく、他卸とのM&A、業務提 携を今後も積極的に行うことにより品揃え及び商圏両面での拡大を図り、早 期に3,000億円の売上高を有する企業となることを目指しています。2002年 3月期中に中国地区に展開する医薬品卸会社健翔を完全子会社化したほ か、四国地区で営業する医薬品卸3社と業務提携を行い、卸事業に求めら れる課題への対応を着実に実現しています。 株主の皆様へ 2002年3月期は、やや成長が鈍化しましたものの、結果的には経営努力に よって増収・増益を確保することができました。また、当期に実行したM&A、 ブランド買収、関係会社の整理、海外展開などの政策は、今後の成長に 必ず寄与するものと信じています。 引き続き当社の強みである「独自の新製品開発力」に一層磨きをかける ことによって企業価値を増大させ、株主の皆様をはじめ全ステークホルダー の満足度を高めていきたいと考えております。また、今期より投下資本の効 率を意識した経営指標KOVA※を導入しました。各カンパニー、各グループ 企業が継続的なKOVAの増加に努め、株主価値の最大化を目指してまい ります。 中外製薬株式会社からの 営業権譲受製品 上:複合セラミックの人工骨補填材 “セラタイト” 右:合成吸収性骨片接合材料 “ネオフィックス” 株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご指導・ご鞭撻を賜りま すようお願い申し上げます。 2002年6月 代表取締役社長 ※ KOVAとは、税引後事業利益から資本コストを引いた当社独自の算出方法で求めた経営指標です。 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 5 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 9 特集 「新たなる成長へ向けて」 長引く不況、雇用不安から生じる消費者の購入意欲は減退をし続 けており、消費財市場の成長は停滞しています。また、限られたパ イ(市場)の奪い合いは、当社を含めた消費財メーカー間の競争 を激化させ続けています。このような環境の下、当社では2002 年3月期において、増収・増益を達成しましたが、これまでのような 成長路線に陰りがみえてきたことは否めません。 当社では、 ドラスティックに状況が改善しないことを前提に、業績を 再び成長路線へ回帰させるべく、将来に向けた戦略を主要3事業 において策定しました。 製造販売事業 「独自の新製品開発力」 「ブランド力強化」 を推進し、 業界をリードしてまいります。 卸事業 3,000億円の大衆薬卸実現へ向けて、 M&A、業務提携を積極的に実施します。 医療関連事業 黒字化基調は確立。 今後は堅実な成長路線を目指します。 6 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 10 製 造 販 売 事 業 「独自の新製品開発力」 「ブランド力強化」を推進し、 業界をリードしてまいります。 家庭用品製造販売事業では、長引く不況の影響による消費者の購買意欲の低下、そして製品 価格の下落という厳しい環境に直面しています。また、停滞する製品市場の限られたパイの 奪い合いから、家庭用品製造各社は厳しい競争を繰り広げています。 当社はこれまで、今まで何もなかった、もしくは極めて小さかった市場を見出し、その“隙間 市場”へ革新的な製品を投入し、製品のヒットとともに市場自体を拡大するという戦略で成長 し続けてきました。 「小さく入って大きく育てる(小さい池の大きな魚) 」 という考え方で、これは 当社の経営戦略であり、絶対的な思想となっています。 当社はこの戦略により多くのNO.1製品を生み出してきましたが、このところの経済環境や 厳しい企業間競争の影響を受け、これまで順調に成長してきた各種製品の売上が伸びにくい 状況になってきています。 そこで当社では、さらなる成長路線への道筋となるよう、製造販売事業における経営方針を 新たに打ち出し実行に移しました。 製造販売事業の経営方針 ■「小さい池の大きな魚」 を狙う新製品開発 ・ 年間30∼35品目だった新製品を20品目へ絞り込むことにより、 効率的な宣伝・販促活動へつなげます。 ・ 取引先などの他企業とのアライアンスプロジェクトにより、自社だけの価値観にとらわれない 製品開発を目指します。 ・ 既存カテゴリーの枠を超えた新製品開発組織 (創造開発グループ) を発足し、 より独自性の高い製品開発を実現します。 ■ 競合に勝ちシェアアップを図る ・芳香消臭剤 ・アイボン ・熱さまシート ■ 徹底した製造原価のコスト削減の実施 ■ ブランドの整理 2002年 春の新製品 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 7 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 11 重点施策 1 新しい新製品開発手法の採用 開発プロジェクトチームとして、他企業とのアライアンスを実施します。 当社の製品開発部門の人員を中心に、広告代理店、香料会社、デザイン会社、容器会社など取引先から成る 開発プロジェクトチームを編成して新製品の開発を行います。 2002年春の新製品「和風香」は、このプロジェクトにより開発された第一弾の製品であり、香り、デザイン、素材 など「和」にこだわった芳香消臭剤で、画期的な製品となりました。 他企業とのアライアンス ● 広告代理店 + ● マーケティング部 ● 研究開発部 ● 香料会社 ● デザイン会社 ● 容器会社 など ● 技術開発部 和風香 重点施策 2 ブランドの育成 当社製品の中には市場シェアNo.1、No.2の製品が多くありますが、それらは市場を創造し、成長してきたものが ほとんどです。市場の拡大過程においては競合製品の出現で成長が鈍化する段階がありますが、 リニューアル品 や、付加価値を高めた新製品を発売することで、新たな成長路線を開いてきました。おりもの専用シート 「サラ サーティ」 、口中清涼剤「ブレスケア」などは、このような育成方法により主要ブランドとなり、現在も成長を持続 しています。今後も主力製品のシェアアップを果たすため、お客様の新たな需要の喚起につながる製品開発 を継続的に実施していきます。 ブランドの育成 ― おりもの専用シート (百万円) 12,000 他社 10,000 サラサーティ 8,000 6,000 4,000 2,000 0 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002予 ブランドの育成 ― 口中清涼剤(粒タイプ) (百万円) 10,000 他社 8,000 ブレスケア 6,000 4,000 2,000 0 8 1996 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 1997 1998 1999 2000 2001 2002予 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 12 重点施策 3 個店重視の営業 ドラッグストア、スーパーなど、当社製品の販売を行っている店舗への営業フォローアップを強化し、各店舗 に対して当社製品の面取り作戦を実施します。当社製造販売事業の約50%の売上を有する全国8,300店舗を 対象に実施することで、売上高・シェアの向上を図ります。 重点施策 4 海外ビジネスの育成 製造販売事業における海外ビジネスでは、英国及び米国で熱さまシートを現在販売しています。英国では順調 に展開しているため、今後は発売アイテムの追加を計画していますが、苦戦している米国については、広告戦略 の効率化が課題となっており、今後より一層の研究が必要だと認識しています。また、中国では、芳香消臭剤を 販売しており、当初は順調でしたが、現在では競合他社と激しい競争を行っています。当社では、国内同様の リニューアルによるブランド力維持と、新製品を投入することにより参入市場の拡大と活性化を目指していま す。そして新規の市場創造として、カイロの販売を開始していきます。 海外に市場展開している製品 米国版熱さまシート “BE KOOOL” 英国版熱さまシート “KOOL'n' SOOTHE” 中国版サワデー“爽花蕾” 中国版トイレその後に“在方便之后” KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 9 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 13 3,000億円の大衆薬卸実現へ向けて、 M&A、業務提携を積極的に実施します。 大衆薬や日用雑貨、栄養補助食品などを取り扱う卸事業は現在業界再編の時代を迎えており、 規模の拡大による事業効率の追求が避けられない状況にあります。当社では、こうした時代の 事業強化策として2001年に卸事業を分社し株式会社コバショウとして独立させ、他社卸との 提携・合併によるスケールメリットの追及に取り組んでいます。 一方、最大の顧客であるドラッグストアは全国展開を進めており、この展開力に追随できない 卸業者はビジネスパートナーに選ばれにくい状況にあります。また、コスト削減を目的として ドラッグストア自ら物流センターを持つなど、卸業者を取り巻く環境はますます厳しくなって います。 コバショウでは、さらに先行するための政策をスピードアップして実行することにより、3,000億 卸 事 業 円の売上高を有する卸業者となり、業界における勝ち組みとなるべく日々変革を続けています。 卸事業の経営方針 ■ 子会社化と業務提携による商圏拡大 ・ 効率的な経営ができるよう3,000億円の卸になるため、商圏の拡大に努めます。 物流センター内部 プラノグラムによる棚割提案 売場企画提案会 10 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:18 PM ページ 14 卸事業の商圏の拡大と地域別OTC卸内シェア (2002年3月期) 全国シェア 16.0% コバショウ 14.7% 健翔 1.3% (株)健翔の子会社化 出資比率を25%から51%へ 関東シェア 25.3% 四国地方に進出 医薬品卸3社(アスティス・ ダイワ薬品・弘和薬品)と 業務提携 中国シェア 近畿シェア 26.3% 27.0% 卸事業 売上高の推移 (百万円) 117,218 120,000 107,616 107,485 100,000 80,000 神奈川物流センター 関東物流センター 近畿物流センター 東京物流センター 60,000 40,000 20,000 0 2000/3 2001/3 2002/3 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 11 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:18 PM ページ 15 黒字化基調は確立。 今後は堅実な成長路線を目指します。 高齢化社会の到来や健康志向の高まりに伴い、医療技術の発達には大きな期待が寄せられてい ます。当社では、以前より医療関連ビジネスの将来性に着目し、米国をはじめとする医療先進国 より多くの優れた商品を日本国内に輸入販売してきました。 当初は商品の発掘や営業マンの教育や自社製品の開発などに大きな先行投資が求められた こともあり、収益は低迷していましたが、ここ数年においては黒字化基調が固まりつつあります。 医療関連ビジネス市場の将来性は大変有望です。当社では今後、さらなる優良商品の発掘、 自社製品の開発を積極的に推進し、堅実な成長路線を築いてまいります。 現在では特に整形外科関連製品の開拓に力を注いでいますが、この分野は、技術革新のスピー ドが速いため、ビジネスの観点からすると大きな可能性を秘めた領域だと考えられます。 2002年3月期において小林ソファモアダネック社との合弁解消、米国アクエリアス社を清算す ることを決定しておりますが、新たな製品開拓・自社製品開発へ向けた展開を図ります。 医療関連事業の経営方針 ■ 新規取引メーカーの発掘 ■ 取扱商品の販売強化 ・ 整形外科関連へ最注力します。 ・ 整形外科関連以外では、手術室関連、耳鼻科関連、脳神経外科関連に特化して商品開拓を進めます。 ■ 自社製品の開発へ向けた政策の推進 ・ 医療機器メーカーとなるため、M&A、業務提携などを積極的に行います。 医 療 関 連 事 業 深部静脈血栓症予防空気加圧装置“A-V インパルスシステム” (英国オーソフィクス社) 上腕骨近位端骨折固定用髄内釘“ポララス” (米国アキュメッド社) 12 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:18 PM ページ 16 医療関連事業における製品・商品の開発と供給体制 海外 医療機関 在宅患者 製造販売 販売 2003年3月期中に清算 アクエリアス社 出資 シールド ヘルスケアセンター 出資 小林エンタープライジス インコーポレーテッド 医療機器会社 18社 ブルーバード社 米国BARD社 出資 小林ファーマスーティカル オブ アメリカ インコーポレーテッド 製品供給 販売契約 出資/製品供給 合弁会社 (株)メディコン 医療機器会社 3社 製品供給 情報提供 販売契約 出資 小林製薬 小林メディカル事業部 販売 販売 販売 医療機器代理店 連結子会社 医療機関 持分法適用会社 日本 医療関連事業 売上高の推移 小林メディカル事業部 部門別の売上推移 (百万円) (百万円) 20,000 7,000 15,000 耳鼻咽喉科関連 整形外科関連 脳神経外科関連 6,000 10,000 5,000 0 手術室関連 5,000 1999/3 2000/3 2001/3 2002/3 2003/3予 4,000 医療関連事業 営業利益の推移 (百万円) 3,000 1,000 500 2,000 0 1,000 -500 -1,000 1999/3 2000/3 2001/3 2002/3 2003/3予 電気メス (米国コンメド社) シェーバー&ドリルシステム (英国ジャイラス社) 0 1998/3 1999/3 2000/3 上腕骨近位端骨折固定用髄内釘 ポララス (米国アキュメッド社) 2001/3 2002/3 2003/3予 頭蓋骨穿孔用ドリル (米国アクラカット社) KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 13 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:18 PM ページ 17 取締役、監査役および執行役員 左から、田中 正昭(取締役) 、堀口 彰(専務取締役) 、小林 一雅(代表取締役社長) 、 小林 豊(代表取締役副社長) 、島谷 尚温(専務取締役) 、渡辺 晃一(専務取締役) 【取締役】 代表取締役社長 代表取締役副社長 専務取締役 【監査役】 【執行役員】 小林 一雅 森井 敏之 辻野 隆志 執行役員 最高執行責任者 常勤 研究開発カンパニープレジデント 小林 仲田 哲雄 三木 譲治 常勤 製品営業カンパニープレジデント 執行役員 国内事業担当 佐古田 保 小林 章浩 島谷 尚温 畑 郁夫 豊 製造カンパニープレジデント 執行役員 製品営業統括担当 堀口 彰 執行役員 グローバルヘルスケアカンパニープレジデント 渡辺 晃一 (株) コバショウ代表取締役社長 取締役 田中 正昭 執行役員 本社統括本部長 14 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 (2002年6月27日現在) kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:18 PM ページ 18 財務セクション 目次 経営陣による財務分析 ……………………………………… 16 連結財務諸表 ………………………………………………… 22 5年間の要約連結財務データ………………………………… 40 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 15 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:19 PM ページ 19 財務セクション 経営陣による財務分析 セグメント別売上高 (2002年3月期) セグメント別営業利益 (2002年3月期) (百万円) (百万円) 120,000 15,000 100,000 2,500 2,000 80,000 1,500 60,000 1,000 40,000 500 20,000 0 0 -500 製造販売 事業 卸 事業 医療関連 事業 その他 事業 製造販売 事業 卸 事業 医療関連 事業 その他 事業 小林製薬グループ セグメント別主要会社 小 林 製 薬 株 式 会 社 家庭用品製造販売事業 製品営業カンパニー 国 内 子 会 社 国 内 関 連 会 社 海 外 子 会 社 16 家庭用品卸事業 製造カンパニー 医療関連事業 その他 小林メディカル事業部 富山小林製薬株式会社 株式会社コバショウ 青い鳥物流株式会社 仙台小林製薬株式会社 株式会社健翔 株式会社アーチャー新社 株式会社エンゼル エスピー・プランニング株式会社 チバ コバヤシ インク 小林製薬プラックス株式会社 桐灰化学株式会社 すえひろ産業株式会社 小林コーム株式会社 株式会社メディコン 小林ソファモアダネック株式会社 Kobayashi Healthcare Inc. Aquarius Medical Corporation Kobayashi Healthcare Europe, Ltd Shield Healthcare Centers Bluebird Development, L.L.C. KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 2002年3月期中に 合弁解消 2003年3月期中に 清算 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:19 PM ページ 20 連結及び持分法適用の範囲 売上総利益 & 売上高総利益率 (百万円) (%) 80,000 40 60,000 30 40,000 20 20,000 10 当社の連結子会社数は21社 (国内12社、海外9社) 、持分法適用関連会社数は国内に3社です。事業内 容は、家庭用品製造販売事業 (連結子会社7社、持分方適用関連会社1社) 、家庭用品卸事業 (連結子会 、医療関連事業 (連結子会社5社、持分法適用関連会社2社) 、その他事業 (連結子会社7社) です。 社2社) 連結業績概況 当事業年度(2001年4月1日∼2002年3月31日) における日本経済は、世界同時不況や国内製造業の 空洞化により設備投資、輸出や生産の減少が続きました。そして、企業倒産による雇用環境の悪化か ら個人消費の低迷と、不況と価格下落が同時に発生するという厳しい状況で推移しました。 0 1998 1999 2000 2001 2002 0 そうした状況の中で、当社グループは経営ポリシーである 「創造と革新」の精神をフルに発揮し、新市 場を創造する製品やサービスの提供により顧客の潜在ニーズを開拓し、また既存の参入市場に対して 新たな付加価値を付けた製品やサービスの提供により市場の活性化に努めました。それと同時に 販売費及び一般管理費 & 売上高販管費率 (百万円) (%) 80,000 40 60,000 30 40,000 20 20,000 10 M&A、営業権譲受、海外展開を積極的に推進した結果、当期の連結売上高は204,647百万円(前期比 10.6%増) 、連結当期純利益は6,595百万円 (前期比9.6%増) となりました。 損益計算書分析 当期の連結売上高は204,647百万円となり、前期に比べて10.6%の増収となりました。これは、当期 中に連結子会社となった桐灰化学株式会社と株式会社健翔の売上高11,970百万円の貢献が大きく、 当期の増収分である19,646百万円の約60%を占めています。 返品調整引当金を計上した売上原価は、139,404百万円となり、前期に比べて16,262百万円(13.2%) 0 増加しました。これは、製造販売事業における競合との価格競争の激化や、原価率の高い卸事業の売 1998 1999 2000 2001 2002 0 上高構成比が高まったことから、売上高原価率は前期の66.6%から68.1%へ上昇しました。この結 果、差引売上高総利益は65,242百万円となり前期に比べて5.5%増加しました。 営業利益 & 売上高営業利益率 (百万円) 販売費及び一般管理費は、51,613百万円となり、前期に比べて7.4%増加しました。これは広告宣伝 (%) 20,000 8 15,000 6 10,000 4 5,000 2 費の1,328百万円減少があったものの、卸事業にかかるセンターフィーの負担増や、連結子会社の増 加に伴う人件費などの増加が要因です。一方で売上高販管費率は逆に0.8ポイント減少しており、当 社の進めている効率経営の効果が表れています。 これらの結果、連結営業利益は13,629百万円(前期比1.3%減) となりました。売上高営業利益率は 6.7%となり、前期に比べて1.3ポイント低下しました。これらはやはり原価率の高い卸事業の売上高 増加が影響しています。 連結経常利益は、営業利益が減少した他、営業外収益の項目で前期に計上されていた有価証券売却 益及び為替差益が減少したことなどを要因とした営業外収益の407百万円の減少を受け、12,103百 万円(前期比5.1%減) となりました。 0 1998 1999 2000 2001 2002 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 0 17 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:19 PM ページ 21 財務セクション 経営陣による財務分析 特別利益・損失項目では、棚卸評価廃棄損の増加と、平成14年7月の米国子会社の清算に伴う762百 1株当たり当期純利益 (円) 300 万円の営業権評価損等により、総額で2,661百万円に上る特別損失が発生しました。一方で小林ソ ファモアダネックの当社持株一部と、日進印刷株式の売却により1,472百万円の関係会社株式売却益 が発生しました。その結果、連結税引前当期純利益は、前期に比べて4.7%減の10,923百万円とな りました。 200 一方、連結当期純利益は、前期に比べて9.6%増の6,595百万円となりました。これは、これまでは同族 会社にかかる留保金課税の対象となっていましたが、創業者一族の財団設立による株式拠出により、留 100 保金課税の対象外となり、法人税等の負担率が引下がったことが影響しています。この結果、売上高当期 純利益率は3.2%となり前期に比べて0.1ポイント低下しました。 1株当たり当期純利益は、232.6円となり前期の212.3円から20.3円(前期比9.6%増)増加しました。 0 1998 1999 2000 2001 2002 セグメント情報 当社の事業セグメントは、家庭用品製造販売事業、家庭用品卸事業、医療関連事業、その他事業の4つ に分けられます。所在地別セグメントについては、日本国内の連結売上高が全セグメントの90%を超 えているため、記載を省略しています。 また、セグメント売上高にはセグメント間の内部売上高及び振替高を含んでおり、前期においては合 計27,561百万円、当期においては29,141百万円となっています。 セグメント別売上高 (百万円) 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0 1998 1999 2000 2001 製造販売事業 18 2002 1998 1999 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 2000 2001 卸事業 2002 1998 1999 2000 2001 医療関連事業 2002 1998 1999 2000 2001 その他事業 2002 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:19 PM ページ 22 家庭用品製造販売事業 カテゴリー別売上高 ■ 2001 ■ 2002 (百万円) 家庭用品製造販売事業は当社連結売上高の31.8%、連結営業利益の98.3%を占める主力事業です。 国内においては、消費全般の低迷は依然として続いており、競合他社との各カテゴリーでの競争は 30,000 25,000 激しいまま推移しました。特に、芳香消臭剤市場では前期から激化している価格競争により製品単 価が下落し、さらに競合他社の販売攻勢によりシェアが下落しました。各種施策を実施した結果、 20,000 徐々にシェアは回復してきましたが、売上高は前期と比べて7.3%減少しました。その他、衛生雑貨 15,000 品、家庭雑貨品なども減収となりましたが、医薬品、口腔衛生品、栄養補助食品については順調に売 10,000 上を伸ばしました。また当期より連結子会社となりました桐灰化学(株)のカイロが当事業の業績に 5,000 大きく貢献しました。 海外においては、米国での「熱さまシート(BE KOOOL)」と2001年8月より販売を開始した英国で 0 医 薬 品 」については、認知度向上のための積極的な広告投資を行い の「熱さまシート(KOOL'n' SOOTHE) ました。 口 腔 衛 生 品 衛 生 雑 貨 品 その結果、売上高は84,005百万円(前期比9.2%増) となり、営業利益は13,397百万円(前期比5.0% 芳 香 ・ 消 臭 剤 家 庭 雑 貨 品 栄 養 補 助 食 品 カ イ ロ 増) となりました。 家庭用品卸事業 家庭用卸事業は当社連結売上高の57.3%を占めています。 個人消費の低迷と単価下落が続く中、主要顧客であるドラッグストアの新店効果、健康志向・セルフ メディケーションの高まりにより当事業は伸長しました。また、当期下期より連結子会社となった (株) 健翔が売上に寄与しました。 主要ブランドの市場シェア 2001/4∼2002/3 アイボン ブレスケア 熱さまシート 35.8% 当社 C社 当社 53.3% 13.5% 53.2% B社 14.7% 10.2% D社 23.3% ブルーレットおくだけ G社 E社 A社 サラサーティ 18.9% H社 当社 当社 53.8% 44.9% F社 18.4% 当社 70.1% 33.9% KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 19 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:19 PM ページ 23 財務セクション 経営陣による財務分析 しかし、 ドラッグストア間の連合・提携が進むことで値下げ圧力が強まったことや、各社から請求さ れるセンターフィー(ドラッグストアの物流センター使用に対する課金)の負担が増加しました。 その結果、売上高は117,218百万円(前期比9.1%増)となりましたが、営業損失は58百万円となり ました。 なお、株式会社コバショウは商圏と取扱商品の拡大を目的として、2002年2月27日に株式会社アスティ ス、ダイワ薬品株式会社、弘和薬品株式会社3社の大衆薬卸部門と業務提携しました。 医療関連事業 医療関連事業は当社連結売上高の9.7%を占めています。 国内において、小林メディカル事業部は整形外科分野の英国オーソフィクス社製品や前期に導入した米 国アキュメッド社製品など、売上拡大に大きく寄与する商品ラインが充実してきており、順調に推移 しています。また、2002年1月より中外製薬株式会社から営業権譲受した人工骨関連製品を販売し ています。 海外においては、シールドヘルスケアセンター3社が顧客リストの買収や、保険会社とのタイアップに よる顧客囲い込みに成功したことから、大幅に業績を伸長させました。一方、深部体温回復装置の製 品化に向けて開発をしていたアクエリアス社ですが、製品化の見込みがつかないため2002年7月に清 算することといたしました。 この結果、売上高は19,931百万円(前期比28.7%増) となり、営業利益は440百万円(前期比69.9% 増) となりました。 その他事業 上記3事業をサポートする目的で設立・運営している当事業では、各社が独立採算で経営しているも のの、主要3事業への利益貢献もその目的としており、資材やサービス提供についてその振替価格の 見直しを適宜行いました。 その結果、売上高は12,631百万円(前期比0.2%減) となり、営業損失は14百万円となりました。 総資産 財務状況の分析 (百万円) 140,000 120,000 2002年3月末の総資産は、前期末に比べて14,464百万円増加し、120,855百万円(13.6%増)となり ました。この大幅な増加は、主に桐灰化学及び健翔が当期中に連結子会社となったことに関連した 100,000 流動資産、固定資産の増加が要因です。 80,000 流動資産は、前期末に比べて7,909百万円増加し、72,758百万円 (12.2%増) となりました。この増加 は、2社の新規連結子会社化に伴い、受取手形及び売掛金と棚卸資産が増加したことによるものです。 60,000 となりました。これ 有形固定資産は、前期末に比べて2,302百万円増加し、28,301百万円(8.9%増) 40,000 は主に2社の新規連結子会社化に伴い、建物及び土地が増加したことによるものです。 となりました。これ 無形固定資産は、前期末に比べて5,383百万円増加し、7,907百万円(213.3%増) 20,000 は主に2社の新規連結子会社化に伴い、連結調整勘定が増加したことによります。 0 20 1998 1999 2000 2001 2002 投資その他資産は、前期末に比べて1,131百万円減少し、11,887百万円(8.7%減) となりました。これは主 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:19 PM ページ 24 に投資有価証券の減少によるものです。 株主資本 & 株主資本比率 (百万円) 2002年3月末の負債合計は、前期末に比べて7,924百万円増加し、75,863百万円(11.7%増) となり ました。これは主に、桐灰化学及び健翔が当期中に連結子会社となったことに伴い流動負債、固定負 (%) 40 60,000 50,000 債の増加が要因です。 (8.2%増) となりました。これは主に、 流動負債は、前期末に比べて4,773百万円増加し、62,644百万円 40,000 2社の新規連結子会社化に伴い、支払手形及び買掛金と短期借入金が増加したことによるものです。 固定負債は、前期末に比べて3,151百万円増加し、13,218百万円 (31.3%増) となりました。これは主 30,000 20 に、2社の新規連結子会社化に伴い、長期借入金が増加したことによるものです。 20,000 2002年3月末の少数株主持分は、前期末に比べて548百万円増加し、564百万円となりました。これ は、卸事業の分社化に伴い、 (株) コバショウへ移籍した社員の当社株式の持株分が表れたものです。 10,000 2002年3月末の株主資本は、前期末に比べて5,991百万円増加し、44,427百万円(15.6%増)となり 0 ました。これは主に、連結当期純利益の増加に伴い剰余金が増加したことによるものです。 この結果、株主資本比率は、前期末の36.1%から0.7ポイント向上し、36.8%となりました。また、株 1998 1999 2000 2001 2002 2001 2002 0 株主資本当期純利益率 (%) 主資本当期純利益率は、株主資本の増加の影響を受け、前期末の 17.1%から 1.2ポイント低下し、 20 15.9%となりました。一方、1株当たりの株主資本は、前期末の1,355.78円から211.34円向上し、 1,567.12円となりました。 15 キャッシュ・フロー分析 10 2002年3月期における営業活動から得られたキャッシュ・フローは、前期比77百万円増の4,038百万 円(1.9%増) となりました。税金等調整前当期純利益が前期より減少したものの、減価償却費および 5 連結調整勘定償却額の増加や売上債権などの運転資金の減少により営業活動から得られたキャッシ ュ・フローは増加しました。 0 1998 投資活動で使用したキャッシュ・フローは、前期比2,153百万円増の6,931百万円 (45.1%増) となりま した。これは、製品開発等において恒常的に発生する設備投資に加え、桐灰化学の買収による子会社 キャッシュ・フロー (百万円) 株式の取得が要因です。 1999 2000 ■ 2001 ■ 2002 8,000 この結果、当期のフリーキャッシュ・フロー※は、前期比2,076百万円減のマイナス2,893百万円とな 6,000 りました。 財務活動から得られたキャッシュ・フローは、前期比8,833百万円増の3,438百万円となりました。こ 4,000 れは、桐灰化学の買収に際して、7,000百万円を借り入れたことによるものです。 2,000 この結果、当期末におけるキャッシュ・フロー残高は、前期比599百万円増の8,787百万円(7.3%増) 0 となりました。 -2,000 ※フリーキャッシュ・フローは以下の計算式を使っております。 フリーキャッシュ・フロー = 「営業活動によるキャッシュ・フロー」−「投資活動によるキャッシュ・フロー」 -4,000 -6,000 -8,000 営業活動による 投資活動による キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 財務活動による キャッシュ・フロー KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 21 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:19 PM ページ 25 財務セクション 連結貸借対照表 区分 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成13年3月31日現在) (平成14年3月31日現在) 注記番号 金額 (百万円) *4 *4,6 4,632 39,468 4,093 11,579 1,171 4,219 △315 64,849 構成比 (%) 金額(百万円) 構成比 (%) 61.0 8,821 43,893 — 13,543 2,232 4,571 △304 72,758 60.2 24.4 13,704 1,358 11,999 9 1,229 28,301 23.4 2.4 805 1,236 5,358 506 7,907 6.5 12.2 39.0 5,772 136 2,462 4,003 △486 11,887 48,096 9.8 39.8 0.0 100.0 — — 120,855 — 100.0 (資産の部) Ⅰ 流動資産 1. 現金及び預金 2. 受取手形及び売掛金 3. 有価証券 4. 棚卸資産 5. 繰延税金資産 6. その他 貸倒引当金 流動資産合計 Ⅱ 固定資産 1. 有形固定資産 (1)建物及び構築物 *1 *4 (2)機械装置及び運搬具 (3)土地 *4 (4)建設仮勘定 (5)その他 有形固定資産合計 11,730 1,122 10,884 806 1,456 25,999 2. 無形固定資産 1,237 525 641 119 2,524 (1)営業権 (2) ソフトウェア (3)連結調整勘定 (4)その他 無形固定資産合計 3. 投資その他の資産 (1)投資有価証券 *2,4 (2)長期貸付金 (3)繰延税金資産 (4)その他 *2 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 6,904 144 2,377 3,723 △131 13,018 41,542 Ⅲ 繰延資産 創立費 繰延資産合計 資産合計 22 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 0 0 106,391 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:19 PM ページ 26 区分 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成13年3月31日現在) (平成14年3月31日現在) 注記番号 金額 (百万円) 構成比 (%) 金額 (百万円) *4,6 36,747 42,693 *4 2,288 4,561 10,633 9,506 4. 未払法人税等 3,503 1,574 5. 未払消費税等 581 357 6. 返品調整引当金 156 346 — 1,518 3,960 2,086 構成比 (%) (負債の部) Ⅰ 流動負債 1. 支払手形及び買掛金 2. 短期借入金 3. 未払金 7. 賞与引当金 8. その他 57,871 流動負債合計 54.4 62,644 51.8 Ⅱ 固定負債 *4 1,173 4,633 2. 退職給付引当金 7,230 6,869 3. 役員退職慰労引当金 1,063 999 600 714 1. 長期借入金 4. その他 固定負債合計 10,067 9.5 13,218 10.9 負債合計 67,939 63.9 75,863 62.7 16 0.0 564 0.5 Ⅰ 資本金 3,450 3.2 3,450 2.9 Ⅱ 資本準備金 4,183 3.9 4,183 3.5 Ⅲ 連結剰余金 30,060 28.3 36,117 29.9 1,374 1.3 1,146 0.9 △632 △0.6 △470 △0.4 △0 △0.0 △0 △0.0 38,436 36.1 44,427 36.8 106,391 100.0 120,855 100.0 (少数株主持分) 少数株主持分 (資本の部) Ⅳ その他有価証券評価差額金 Ⅴ 為替換算調整勘定 Ⅵ 自己株式 資本合計 負債、少数株主持分及び資本合計 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 23 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:19 PM ページ 27 財務セクション 連結損益計算書 区分 注記番号 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 金額 (百万円) 185,001 123,157 61,843 156 173 61,860 Ⅰ 売上高 Ⅱ 売上原価 売上総利益 1. 返品調整引当金繰入額 2. 返品調整引当金取崩額 差引売上総利益 百分比 (%) 金額(百万円) 100.0 66.6 33.4 0.1 0.1 33.4 百分比 (%) 204,647 139,220 65,426 346 162 65,242 100.0 68.0 32.0 0.2 0.1 31.9 51,613 13,629 25.2 6.7 2,006 1.0 3,531 12,103 1.7 5.9 Ⅲ 販売費及び一般管理費 1. 販売促進費 2. 運賃保管料 3. 広告宣伝費 4. 貸倒引当金繰入額 5. 給料諸手当賞与 6. 退職給付費用 7. 役員退職慰労引当金繰入額 8. 租税公課 9. 減価償却費 10. 賃借料 11. 支払手数料 12. 研究開発費 *2 13. 連結調整勘定償却額 14. その他 3,301 6,488 13,478 133 9,737 549 87 315 543 2,559 2,569 1,774 67 6,447 営業利益 48,053 13,807 26.0 7.4 3,563 7,780 12,150 299 10,712 546 91 333 769 2,359 3,244 1,778 628 7,354 Ⅳ 営業外収益 1. 受取利息 2. 受取配当金 3. 有価証券売却益 4. 持分法による投資利益 5. 不動産賃貸料 6. その他賃貸料 7. 為替差益 8. その他 122 36 257 809 260 5 284 636 2,413 1.3 204 27 0 792 250 2 45 683 Ⅴ 営業外費用 1. 支払利息 2. 売上割引 3. 投資有価証券評価損 4. 棚卸評価廃棄損 5. 不動産賃貸原価 6. その他賃貸原価 7. その他 経常利益 24 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 110 1,203 — 1,705 126 3 313 3,462 12,758 1.9 6.9 207 920 53 1,946 109 14 280 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 28 区分 注記番号 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 金額 (百万円) 百分比 (%) 金額 (百万円) 百分比 (%) Ⅵ 特別利益 24 — — 1. 固定資産売却益 2. 関係会社持分売却益 3. その他 24 0.0 0 1,472 8 1,481 0.7 2,661 10,923 1.3 5.3 4,348 △19 6,595 2.1 △0.0 3.2 Ⅶ 特別損失 1. 固定資産処分損 *1 2. 棚卸評価廃棄損 3. 土地評価損 4. 営業譲渡損失 5. 営業権評価損 6. 特別退職金 7. 持分変動差損 8. その他 190 271 396 350 — — — 121 税金等調整前当期純利益 6,114 △682 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 少数株主損失 当期純利益 1,330 11,452 0.7 6.2 5,432 — 6,019 2.9 — 3.3 214 1,017 — — 762 209 174 282 5,588 △1,240 連結剰余金計算書 区分 注記番号 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 金額 (百万円) 金額 (百万円) 24,509 Ⅰ 連結剰余金期首残高 30,060 Ⅱ 連結剰余金減少高 1. 配当金 2. 役員賞与 (うち監査役賞与) Ⅲ 当期純利益 Ⅳ 連結剰余金期末残高 425 44 (5) 469 496 41 (3) 537 6,019 6,595 30,060 36,117 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 25 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 29 財務セクション 連結キャッシュ・フロー計算書 区分 注記番号 Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益 減価償却費 連結調整勘定償却額 貸倒引当金の増減額 退職給与引当金の増減額 退職給付引当金の増減額 受取利息及び受取配当金 支払利息 為替差損益 持分法による投資利益 棚卸評価廃棄損 持分変動差損 関係会社持分売却益 有形固定資産除却損 営業権評価損 売上債権の増減額 棚卸資産の増減額 仕入債務の増減額 未払消費税等の増減額 役員賞与の支払額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー 定期預金の純増減額 有価証券の取得による支出 有価証券の売却による収入 有形固定資産の取得による支出 有形固定資産の売却による収入 無形固定資産の取得による支出 投資有価証券の取得による支出 投資その他の資産の取得による支出 投資その他の資産の売却による収入 短期貸付金の純増減額 長期貸付けによる支出 長期貸付金の回収による収入 連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得に関する支出 関係会社持分の売却による収入 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー 短期借入金の純増減額 長期借入れによる収入 長期借入金の返済による支出 少数株主からの払い込みによる収入 自己株式の売却による収入 自己株式の取得による支出 配当金の支払額 財務活動によるキャッシュ・フロー Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額 Ⅴ 現金及び現金同等物の増減額 Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高 Ⅶ 現金及び現金同等物の期末残高 26 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 金額 (百万円) 金額 (百万円) 11,452 2,157 67 △529 △6,951 7,061 △158 110 △330 △809 1,977 — — 190 — △1,055 △2,430 △7,319 202 △44 5,894 9,484 183 △110 △5,596 3,961 10,923 2,598 628 191 — △429 △232 207 △88 △792 2,964 174 △1,472 214 762 △310 △3,486 380 △222 △41 △310 11,658 411 △202 △7,827 4,038 11 △539 91 △3,814 48 △399 △551 △340 391 336 △15 50 — — △47 △4,778 46 — 457 △2,766 105 △835 △179 △222 183 △93 — 15 △6,058 2,645 △227 △6,931 △2,001 536 △3,504 — 54 △55 △425 △5,395 38 △6,174 14,363 8,188 △1,242 7,000 △2,208 385 — 0 △496 3,438 53 598 8,188 8,787 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 30 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 1. 連結の範囲に関する事項 (1)連結子会社の数 18社 主要な連結子会社の名称 (1)連結子会社の数 21社 主要な連結子会社の名称 富山小林製薬㈱、仙台小林製薬㈱、㈱コバショウ、㈱エンゼル、小林製薬プ 富山小林製薬㈱、仙台小林製薬㈱、㈱コバショウ、㈱エンゼル、小林製薬プ ラックス㈱、青い鳥物流㈱、すえひろ産業㈱、㈱アーチャー新社、エスピー ラックス㈱、青い鳥物流㈱、すえひろ産業㈱、㈱アーチャー新社、エスピー プランニング㈱、日進印刷紙器㈱、小林エンタープライジス インコーポレー プランニング㈱、桐灰化学㈱、㈱健翔、小林エンタープライジス インコー ティッド、シールド カリフォルニア ヘルスケア センター インコーポレー ポレーティッド、シールド カリフォルニア ヘルスケア センター インコーポ ティッド、シールド デンバー ヘルスケア センター インコーポレーティッド、 レーティッド、シールド デンバー ヘルスケア センター インコーポレーティッ メール オーダー メディカル サプライズ インコーポレーティッド、ブルーバー ド、メール オーダー メディカル サプライズ インコーポレーティッド、ブルー ド ディベロプメント エルエルシー、アクエリアス メディカル コーポレー バード ディベロプメント エルエルシー、アクエリアス メディカル コーポレー ション、小林ヘルスケア インコーポレーティッド、ホワイトホール ジャパン ション、小林ヘルスケア インコーポレーティッド、チバコバヤシ インク、小 コーポレーション 林へルスケア ヨーロッパ リミティッド、小林ファーマスーティカル オブ アメ リカ インコーポレーティッド (2)主要な非連結子会社名 小林製薬大阪セールスプロモーション㈱、小林製薬東京セールスプロモー (2)主要な非連結子会社名 同左 ション㈱、小林製薬ライフサービス㈱、㈱魚雅、ピーティー小林イグリン、㈱ キックス、㈲ケー・エム・エス、上海小林友誼日化有限公司、㈱創快ドラッグ 連結の範囲から除いた理由 連結の範囲から除いた理由 非連結子会社9社は、いずれも小規模会社であり、合計の総資産、売上高、 同左 当期純損益(持分に見合う額)及び剰余金(持分に見合う額)は、いずれも 連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためであります。 2. 持分法の適用に関する事項 (1)持分法適用の関連会社数 3社 主要な会社等の名称 ㈱メディコン、小林コーム㈱、小林ソファモアダネック㈱ (2)持分法非適用の非連結子会社及び関連会社のうち主要な会社等の名称 (1)持分法適用の関連会社数 3社 主要な会社等の名称 同左 (2)持分法非適用の非連結子会社及び関連会社のうち主要な会社等の名称 ㈲アルク、㈱健翔、ピーティー小林イグリン、㈱キックス、㈱ザ・ファン ㈲アルク、ピーティー小林イグリン、㈱キックス、㈱ザ・ファン 持分法を適用していない理由 持分法を適用していない理由 持分法非適用会社は、それぞれ連結純損益及び連結剰余金に及ぼす影響 同左 が軽微であり、かつ全体としても重要性がないため、持分法の適用から除 外しております。 (3)持分法適用会社のうち、決算日が連結決算日と異なる会社については、 各社の事業年度にかかる財務諸表を使用しております。 (3) 同左 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 27 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 31 財務セクション 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 3. 連結子会社の事業年度等に関する事項 連結子会社のうち、小林エンタープライジス インコーポレーティッド、シールド 連結子会社のうち、小林エンタープライジス インコーポレーティッド、シールド カリフォルニア ヘルスケア センター インコーポレーティッド、シールド デンバー カリフォルニア ヘルスケア センター インコーポレーティッド、シールド デンバー ヘルスケア センター インコーポレーティッド、メール オーダー メディカル サプ ヘルスケア センター インコーポレーティッド、メール オーダー メディカル サプ ライズ インコーポレーティッド、ブルーバード ディベロプメント エルエルシー、 ライズ インコーポレーティッド、ブルーバード ディベロプメント エルエルシー、 アクエリアス メディカル コーポレーション、小林ヘルスケア インコーポレー アクエリアス メディカル コーポレーション、小林ヘルスケア インコーポレー ティッドの決算日は12月31日であります。連結財務諸表の作成にあたっては同 ティッド、小林ヘルスケア ヨーロッパ リミティッド、小林ファーマスーティカル オ 日現在の財務諸表を使用し、連結決算日との間に生じた重要な取引について ブ アメリカ インコーポレーティッドの決算日は12月31日であります。連結財務諸 は、連結上必要な調整を行っております。 表の作成にあたっては同日現在の財務諸表を使用し、連結決算日との間に生じ また連結子会社のうち㈱コバショウの決算日は9月30日、ホワイトホール ジャ た重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。 パン コーポレーションの決算日は11月30日であります。 また連結子会社のうちチバ コバヤシ インクの決算日は11月30日、桐灰化学 これらの会社については、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸 ㈱の決算日は5月31日であります。 表を使用しております。 これらの会社については、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表 を使用しております。 4. 会計処理基準に関する事項 (1)重要な資産の評価基準及び評価方法 ① 有価証券 (1)重要な資産の評価基準及び評価方法 ① 有価証券 その他有価証券 その他有価証券 時価のあるもの…連結決算日の市場価格等に基づく時価法 時価のあるもの…同左 (評価差額は全部資本直入法により処理し、売却原価は主として移動平 均法により算定) 時価のないもの…主として総平均法による原価法 時価のないもの…同左 ② デリバティブ…時価法 ② デリバティブ…同左 ③ 棚卸資産 ③ 棚卸資産 棚卸資産は主として次の方法により評価しております。 棚卸資産は主として次の方法により評価しております。 商品、原材料/移動平均法による原価法 商品、原材料/同左 製品、仕掛品、貯蔵品/総平均法による原価法 製品、仕掛品、貯蔵品/同左 (2)重要な減価償却資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産 親会社及び国内連結子会社は定率法在外連結子会社は定額法によって (2)重要な減価償却資産の減価償却の方法 ① 有形固定資産 同左 おります。 ただし、親会社及び国内連結子会社の一部は平成10年4月1日以降の取 得に係る建物 (建物附属設備を除く。 ) については定額法によっております。 ② 無形固定資産 定額法によっております。 ② 無形固定資産 同左 なお自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間 (5年) に基づく定額法を採用しております。 ③ 長期前払費用 均等償却しております。 28 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 ③ 長期前払費用 同左 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 32 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) (3)重要な繰延資産の処理方法 創立費 (3)重要な繰延資産の処理方法 ―――――― 5年間にわたり均等償却しております。 (4)重要な引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 親会社及び国内連結子会社は、売上債権等の貸倒れによる損失に備え (4)重要な引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 同左 るため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の 債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上し ております。在外連結子会社は、債権の実態に応じて回収不能見積額を 計上しております。 ② 賞与引当金 ―――――― ② 賞与引当金 当社及び国内連結子会社は従業員に対して支給する賞与の支出に充て るため、支給見込額に基づき計上しております。 ③ 返品調整引当金 ③ 返品調整引当金 親会社が、返品損失に備えるため引当てたもので、返品損失見積額を計 親会社及び国内連結子会社のうち1社は、返品損失に備えるため、返品 上しております。 損失見積額を計上しております。 ④ 退職給付引当金 ④ 退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、親会社は当連結会計年度末における 従業員の退職給付に備えるため、親会社は当連結会計年度末における 退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上しております。 退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上しております。 国内連結子会社は期末要支給額の100%を計上しております。 国内連結子会社は期末要支給額の100%を計上しております。 また、在外連結子会社の一部は確定拠出型年金制度を採用しております。 また、在外連結子会社の一部は確定拠出型年金制度を採用しております。 数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均 残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額 を、それぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。 ⑤ 役員退職慰労引当金 親会社及び国内連結子会社のうち1社は、役員の退職慰労金の支給に備 ⑤ 役員退職慰労引当金 同左 えるため、内規に基づく期末要支給額を計上しております。 (5)重要なリース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイ (5)重要なリース取引の処理方法 同左 ナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた 会計処理によっております。 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 29 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 33 財務セクション 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) (6)重要なヘッジ会計の方法 (6)重要なヘッジ会計の方法 ① ヘッジ会計の方法 ① ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理を採用しております。なお、為替予約について振当処理 繰延ヘッジ処理を採用しております。なお、為替予約について振当処理 の要件を充たしている場合は振当処理を採用しております。 の要件を充たしている場合は振当処理を金利スワップについて特例処 理の条件を充たしている場合には特例処理を採用しております。 ② ヘッジ手段とヘッジ対象 ② ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段…為替予約 ヘッジ手段…為替予約、金利スワップ ヘッジ対象…外貨建債務及び外貨建予定取引 ヘッジ対象…外貨建債務及び外貨建予定取引、借入金 ③ ヘッジ方針 ③ ヘッジ方針 外貨建予定取引に関して、為替予約を付し為替変動リスクをヘッジする 外貨建予定取引に関して、為替予約を付し為替変動リスクをヘッジす 方針であります。また、金利スワップ取引は金利リスクの低減のため、対 る方針であります。 象債務の範囲内でヘッジする方針であります。 ④ ヘッジ有効性の評価の方法 ④ ヘッジ有効性の評価の方法 通貨関連の取引につきましては、ヘッジ対象の時価変動額とヘッジ手段 通貨関連の取引につきましては、ヘッジ対象の時価変動額とヘッジ手段 の時価変動額を比較し、両者の変動額等を基礎にして判断しております。 の時価変動額を比較し、両者の変動額等を基礎にして判断しております。 金利スワップについては、有効性の評価を省略しております。 (7)その他連結財務諸表作成のための重要な事項 (7)その他連結財務諸表作成のための重要な事項 消費税等の会計処理方法 消費税等の会計処理方法 税抜方式によっております。 同左 5. 連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項 全面時価評価法を採用しております。 同左 6. 連結調整勘定の償却に関する事項 連結調整勘定は、5年間で均等償却しております。 桐灰化学㈱ その他 7. 利益処分項目等の取扱いに関する事項 連結剰余金計算書は、連結会社の利益処分について連結会計年度中に確定し 同左 た利益処分に基づいて作成しております。 8. 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 手許現金、要求払預金及び取得日から3ヶ月以内に満期日の到来する流動性の 高い、容易に換金可能であり、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わ ない短期的な投資からなっております。 30 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 同左 10年均等償却 5年均等償却 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 34 追加情報 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) (退職給付会計) ────── 当連結会計年度から退職給付に係る会計基( 「退職給付に係る会計基準の設定 に関する意見書」 (企業会計審議会 平成10年6月16日) ) を適用しております。 これに伴う、財務諸表に与える影響は軽微であります。 (金融商品会計) ────── 当連結会計年度から金融商品に係る会計基準( 「金融商品に係る会計基準の設 定に関する意見書」 (企業会計審議会 平成11年1月22日))を適用し、有価証 券の評価基準及び評価方法、ヘッジ会計の方法について変更しております。 その結果、従来と同一の方法によった場合に比べ、損益への影響は軽微であり ます。 また、期首時点で保有する有価証券の保有目的を検討し、その他有価証券に含 まれている債券のうち1年内に満期の到来するものは有価証券として、それら 以外は投資有価証券として表示しております。 これに伴い、流動資産の有価証券は1,637百万円減少し、投資有価証券は1,637 百万円増加しております。 (外貨建取引等会計基準) ────── 当連結会計年度から改訂後の外貨建取引等会計処理基準( 「外貨建取引等会計 処理基準の改訂に関する意見書」 (企業会計審議会 平成11年10月22日) ) を適 用しております。 これに伴い、従来と同一の方法によった場合に比べ、経常利益及び税金等調整 前当期純利益はそれぞれ313百万円減少しております。 また、前連結会計年度において「資産の部」 に計上しておりました為替換算調整 勘定は、連結財務諸表規則の改正により、 「資本の部」ならびに 「少数株主持分」 に含めて計上しております。 ────── (賞与引当金) 従来、従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額を「その 他」 として表示しておりましたが、リサーチ・センター審理情報 [No.15] 「未払従 業員賞与の財務諸表における表示科目について」 (平成13年2月14日 日本公 認会計士協会) が公表されたことにより、当連結会計期間より賞与引当金1,518 百万円として表示することに変更いたしました。 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 31 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 35 財務セクション 注記事項 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 連結貸借対照表関係 ※1 有形固定資産の減価償却累計額は13,040百万円であります。 ※2 非連結子会社及び関連会社に対する主な資産及び負債は次のとおりであ ります。 投資有価証券 (株式) 3,194百万円 投資その他の資産(その他) (出資金) 101百万円 3 保証債務 ① 連結会社以外の会社の金融機関等からの借入に対し、債務保証を行って おります。 上海小林友諠日化有限公司 ㈱健翔 計 57百万円 57百万円 ② ────── 327百万円 327百万円 ※4 担保に供している資産は次のとおりであります。 現金及び預金 建物及び構築物 土地 投資有価証券 計 上海小林有諠日化有限公司 計 78百万円 503百万円 582百万円 ② 連結会社以外の会社の取引先からの仕入債務に対し、債務保証を行って おります。 ㈱健翔 計 ※1 有形固定資産の減価償却累計額は17,435百万円であります。 ※2 非連結子会社及び関連会社に対する主な資産及び負債は次のとおりであ ります。 投資有価証券(株式) 2,446百万円 投資その他の資産(その他) (出資金) 246百万円 3 保証債務 ① 連結会社以外の会社の金融機関等からの借入に対し、債務保証を行って おります。 60百万円 39百万円 277百万円 588百万円 965百万円 (上記に対応する債務) 支払手形及び買掛金 4,504百万円 短期借入金 250百万円 長期借入金 206百万円 (1年以内に返済予定を含む) 計 4,960百万円 5 受取手形割引高 51百万円 ※6 連結会計年度末日満期手形の会計処理については、当会計期間の末日は 金融機関の休日でしたが、満期日に決済が行われたものとして処理して おります。 受取手形 2,454百万円 支払手形 2,661百万円 ※4 担保に供している資産は次のとおりであります。 現金及び預金 建物及び構築物 受取手形 土地 投資有価証券 計 10百万円 581百万円 211百万円 2,539百万円 531百万円 3,874百万円 (上記に対応する債務) 支払手形及び買掛金 8,860百万円 短期借入金 1,280百万円 長期借入金 770百万円 (1年以内に返済予定を含む) 計 10,911百万円 5 受取手形割引高 —百万円 ※6 連結会計年度末日満期手形の会計処理については、当会計期間の末日は 金融機関の休日でしたが、満期日に決済が行われたものとして処理して おります。 受取手形 3,307百万円 支払手形 2,027百万円 連結損益計算書関係 32 ※1 特別損失のうち、固定資産処分損の内訳は次のとおりであります。 建物及び構築物 134百万円 機械装置及び運搬具 21百万円 その他 34百万円 計 190百万円 固定資産除却損 190百万円 計 190百万円 ※1 特別損失のうち、固定資産処分損の内訳は次のとおりであります。 建物及び構築物 49百万円 機械装置及び運搬具 37百万円 その他 127百万円 計 214百万円 固定資産除却損 214百万円 計 214百万円 ※2 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費 1,774百万円 ※2 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費 1,778百万円 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 36 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 連結キャッシュ・フロー計算書関係 1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の 金額との関係 (平成13年3月31日現在) 現金及び預金勘定 4,632百万円 預入期間が3か月を超える 定期預金 △80百万円 取得日から3か月以内に償還期限 の到来する短期投資(有価証券) 3,636百万円 現金及び現金同等物 8,188百万円 2 株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳 株式の取得により新たに連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の 主な内訳は次のとおりであります。 1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の 金額との関係 (平成14年3月31日現在) 現金及び預金勘定 8,821百万円 預入期間が3か月を超える 定期預金 △34百万円 取得日から3か月以内に償還期限 の到来する短期投資(有価証券) —百万円 現金及び現金同等物 8,787百万円 2 株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳 株式の取得により新たに連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債 の主な内訳は次のとおりであります。 ホワイトホールジャパンコーポレーション (平成13年1月31日現在) (1)桐灰化学㈱ (平成13年5月31日現在) 流動資産 固定資産 資産合計 流動負債 固定負債 負債合計 流動資産 固定資産 資産合計 流動負債 固定負債 負債合計 382百万円 839百万円 1,221百万円 111百万円 168百万円 280百万円 5,072百万円 2,739百万円 7,812百万円 2,836百万円 546百万円 3,383百万円 (2)㈱健翔 (平成13年9月30日現在) 流動資産 固定資産 資産合計 流動負債 固定負債 負債合計 4,394百万円 1,092百万円 5,486百万円 4,755百万円 685百万円 5,440百万円 リース取引関係 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・ リース取引 1 借主側 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・ リース取引 1 借主側 (1)リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額及び 期末残高相当額 取得価額 減価償却累計額 期末残高 相当額 相当額 相当額 (百万円) (百万円) (百万円) 機械装置及び運搬具 8,290 3,378 4,912 工具器具及び備品 1,604 1,115 489 その他 2,436 432 2,003 合計 12,332 4,927 7,405 (1)リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額及び 期末残高相当額 取得価額 減価償却累計額 期末残高 相当額 相当額 相当額 (百万円) (百万円) (百万円) 機械装置及び運搬具 9,050 4,089 4,961 工具器具及び備品 1,098 721 377 その他 2,449 805 1,643 合計 12,598 5,616 6,982 (2)未経過リース料期末残高相当額 1年内 1,960百万円 1年超 5,580百万円 合計 7,540百万円 (2)未経過リース料期末残高相当額 1年内 2,091百万円 1年超 5,025百万円 合計 7,116百万円 (3)支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額 支払リース料 1,996百万円 減価償却費相当額 1,827百万円 支払利息相当額 154百万円 (3)支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額 支払リース料 2,169百万円 減価償却費相当額 2,032百万円 支払利息相当額 155百万円 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 33 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 37 財務セクション 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) (4)減価償却費相当額の算定方法 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によってお ります。 (4)減価償却費相当額の算定方法 同左 (5)利息相当額の算定方法 リース料総額とリース物件の取得価額相当額との差額を利息相当額 とし、各期への配分方法については、利息法によっております。 (5)利息相当額の算定方法 同左 2 貸主側 2 貸主側 (1)リース物件の取得価額、減価償却累計額及び期末残高 取得価額 減価償却累計額 (百万円) (百万円) 工具器具及び備品 44 40 その他 24 22 合計 69 63 期末残高 (百万円) 3 1 5 (1)リース物件の取得価額、減価償却累計額及び期末残高 ────── (2)未経過リース料期末残高相当額 1年内 0百万円 1年超 —百万円 合計 0百万円 (2)未経過リース料期末残高相当額 1年内 0百万円 1年超 —百万円 合計 0百万円 (注) 未経過リース料期末残高相当額は、未経過リース料期末残高及び見積残存価額の残高 (注) 同左 の合計額が、営業債権の期末残高等に占める割合が低いため、受取利子込み法により 算定しております。 (3)受取リース料及び減価償却費 受取リース料 3百万円 減価償却費 1百万円 (3)受取リース料及び減価償却費 受取リース料 0百万円 減価償却費 0百万円 有価証券関係 1 その他有価証券で時価のあるもの(平成14年3月31日) 1 その他有価証券で時価のあるもの(平成13年3月31日) 種類 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成13年3月31日) (平成14年3月31日) 取得原価 (百万円) 334 (1) 株式 連結貸借対照表計上 (2) 債券 額が取得原価を超え ①国債・地方債等 — るもの ②社債 — ③その他 — (3) その他 450 小計 784 340 連結貸借対照表計上 (1)株式 債券 額が取得原価を超え (2) ①国債・地方債等 — ないもの ②社債 — ③その他 5 (3)その他 — 小計 345 合計 1,129 連結貸借対照表 差額 計上額(百万円) (百万円) 2,740 2,406 — — — 457 3,197 257 — — — 7 2,413 △82 — — 5 — 262 3,460 — — — — △82 2,330 (注)当連結会計年度において、有価証券について56百万円 (その他有価証券で時価のある株式56 百万円)減損処理を行っております。 種類 取得原価 (百万円) 906 (1) 株式 連結貸借対照表計上 (2) 債券 額が取得原価を超え ①国債・地方債等 — るもの ②社債 — ③その他 — (3) その他 — 小計 906 549 連結貸借対照表計上 (1)株式 債券 額が取得原価を超え (2) ①国債・地方債等 — ないもの ②社債 — ③その他 5 (3)その他 — 小計 554 合計 1,460 連結貸借対照表 差額 計上額(百万円) (百万円) 2,977 2,071 — — — — 2,977 397 — — — — 2,071 △151 — — 4 — 402 3,380 — — 0 — △151 1,919 (注) 同左 なお、減損処理にあたっては、期末における時価が取得原価に比べ、50%以上下落した場合 には全て減損処理を行い、30∼50%程度下落した場合には、当該金額の重要性、回復可能性 等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。 2 前連結会計年度及び当連結会計年度中に売却したその他有価証券 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) 売却額(百万円) 1,480 34 売却益の合計額(百万円) 売却損の合計額(百万円) 257 5 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 2 前連結会計年度及び当連結会計年度中に売却したその他有価証券 (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 売却額(百万円) 461 売却益の合計額(百万円) 売却損の合計額(百万円) 0 0 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 38 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 3 時価のない主な有価証券の内容(平成13年3月31日) 連結貸借対照表計上額 (百万円) その他有価証券 非上場株式(店頭売買株式を除く) 73 マネー・マネジメント・ファンド 3,335 公社債投資信託 300 3 時価のない主な有価証券の内容(平成14年3月31日) 連結貸借対照表計上額 (百万円) その他有価証券 非上場株式(店頭売買株式を除く) 110 マネー・マネジメント・ファンド — 公社債投資信託 — 4 その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の 今後の償還予定額(平成13年3月31日) 1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 1.債券 (1)国債・地方債等 — — — — (2)社債 — — — — (3)その他 — 5 — — 2.その他 — — — — 合計 — 5 — — 4 その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の 今後の償還予定額(平成14年3月31日) 1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 1.債券 (1)国債・地方債等 — — — — (2)社債 — — — — (3)その他 — 5 — — 2.その他 — — — — 合計 — 5 — — デリバティブ取引関係 1 取引の状況に関する事項 1. 取引の内容 当社の利用しているデリバティブ取引は、為替予約取引と通貨オプション 取引であります。 2. 取引に対する取組方針 当社のデリバティブ取引は、将来の為替相場の変動によるリスク回避の 目的及び資金の効率的な運用を行う目的で取り組む方針であります。 3. 取引の利用目的 当社のデリバティブ取引は、外貨建金銭債権債務の為替変動リスクを 回避し、期間中の運用利回りを確保する目的で利用しております。 なお、デリバティブ取引を利用してヘッジ会計を行っております。 ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理を採用しております。なお、為替予約について振当処理の 要件を満たしている場合は振当処理を採用しております。 ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段…為替予約 ヘッジ対象…外貨建債務及び外貨建予定取引 ヘッジ方針 外貨建予定取引に関して、為替予約を付し為替変動リスクをヘッジする 方針であります。 ヘッジ有効性の評価の方法 通貨関連の取引につきましては、ヘッジ対象の時価変動額とヘッジ手段 の時価変動額を比較し、両者の変動額等を基礎にして判断しております。 4. 取引に係るリスクの内容 為替予約取引・通貨オプション取引とも為替相場の変動によるリスクを 有しております。 なお当社のデリバティブ取引の契約先は、いずれも信用度の高い国内の 銀行であるため、相手方の契約不履行によるリスクは殆どないと認識 しております。 5. 取引に係るリスク管理体制 当社のデリバティブ取引の開始にあたっては財務担当役員が決裁し、 実行及び管理は経理部が行っております。 2 取引の時価等に関する事項 デリバティブ取引の契約額等、時価及び評価損益 通貨関連 区分 市場取引 以外の取引 種類 為替予約取引 買建 米ドル 合計 前連結会計年度(平成13年3月31日現在) 契約額等の 契約額等 うち1年超 時価 評価損益 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) — — — — — — 1 取引の状況に関する事項 1. 取引の内容 当社の利用しているデリバティブ取引は、為替予約取引と通貨オプション 取引及び金利スワップ取引であります。 2. 取引に対する取組方針 当社のデリバティブ取引は、将来の為替相場又は金利の変動によるリス ク回避の目的及び資金の効率的な運用を行う目的で取り組む方針であ ります。 3. 取引の利用目的 当社のデリバティブ取引は、外貨建金銭債権債務の為替変動リスクの回 避と借入金に係る将来の金利変動によるリスクの軽減を目的として利 用しております。 なお、デリバティブ取引を利用してヘッジ会計を行っております。 ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理を採用しております。なお、為替予約について振当処理 の要件を満たしている場合は振当処理を採用しております。 ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段…為替予約、金利スワップ ヘッジ対象…外貨建債務及び外貨建予定取引、借入金 ヘッジ方針 外貨建予定取引に関して、為替予約を付し為替変動リスクをヘッジする 方針であります。 また金利スワップ取引は、金利リスクの低減のため対象債務の範囲内で ヘッジする方針であります。 ヘッジ有効性の評価の方法 通貨関連の取引につきましては、ヘッジ対象の時価変動額とヘッジ手段 の時価変動額を比較し、両者の変動額等を基礎にして判断しております。 金利スワップについては、有効性の評価を省略しております。 4. 取引に係るリスクの内容 為替予約取引・通貨オプション取引は為替相場の変動によるリスクを 有しております。 なお当社のデリバティブ取引の契約先は、いずれも信用度の高い国内の 銀行であるため、相手方の契約不履行によるリスクは殆どないと認識 しております。 5. 取引に係るリスク管理体制 当社のデリバティブ取引の開始にあたっては財務担当役員が決裁し、 実行及び管理は財務経理部が行っております。 2 取引の時価等に関する事項 デリバティブ取引の契約額等、時価及び評価損益 該当事項はありません。 — — (注) ヘッジ会計を適用しているものについては開示の対象から除いております。 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 35 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 39 財務セクション 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 退職給付関係 1 採用している退職給付制度の概要 当社は、確定給付型の制度として、適格退職年金制度及び退職一時金制度 を設けております。 また、当社及び国内連結子会社の一部は総合設立型の厚生年金基金に加 入しております。 国内連結子会社は確定給付型の制度として、退職一時金制度を設けてお ります。 さらに、在外連結子会社の一部は確定拠出型年金制度を採用しております。 1 採用している退職給付制度の概要 同左 2 退職給付債務に関する事項 2 退職給付債務に関する事項 3 前連結会計年度 (平成13年3月31日現在) (1)退職給付債務 (百万円) △7,424 (2)年金資産 (百万円) 224 (3)未積立退職給付債務 (百万円)(1)+(2) △7,199 (4)会計基準変更時差異の未処理額 (百万円) — (5)未認識数理計算上の差異 (百万円) △31 (6)未認識過去勤務債務 (百万円) — (7)連結貸借対照表計上額純額 (百万円)(3)+(4)+(5)+(6) △7,230 (8)前払年金費用 (百万円) — (9)退職給付引当金 (百万円)(7)-(8) △7,230 当連結会計年度 (平成14年3月31日現在) (1)退職給付債務 (百万円) △8,749 (2)年金資産 (百万円) 1,024 (3)未積立退職給付債務 (百万円)(1)+(2) △7,725 (4)会計基準変更時差異の未処理額(百万円) — (5)未認識数理計算上の差異(百万円) 856 (6)未認識過去勤務債務 (百万円) — (7)連結貸借対照表計上額純額 (百万円)(3)+(4)+(5)+(6) △6,869 (8)前払年金費用 (百万円) — (9)退職給付引当金 (百万円)(7)-(8) △6,869 (注)国内連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり簡便法を採用しております。 (注)同左 退職給付費用の内訳 3 前連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) 退職給付費用 (百万円) 1,243 (1)勤務費用 (百万円) 600 (2)利息費用 (百万円) 216 (3)期待運用収益 (減算) (百万円) 7 (4)過去勤務債務の費用処理額 (百万円) — (5)数理計算上の差異の費用処理額 (百万円) — (6)会計処理基準変更時差異の費用処理額 (百万円) — (7)臨時に支払った割増退職金 (百万円) 433 4 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項 (1)割引率 (%) (2)期待運用収益率 (%) (3)退職給付見込額の期間配分方法 (4)過去勤務債務の処理年数 (5)数理計算上の差異の処理年数 (年) (6)会計基準変更時差異の処理年数 5 当連結会計年度 (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 退職給付費用 (百万円) 957 (1)勤務費用 (百万円) 546 (2)利息費用 (百万円) 215 (3)期待運用収益 (減算) (百万円) 10 (4)過去勤務債務の費用処理額 (百万円) — (5)数理計算上の差異の費用処理額(百万円) △3 (6)会計処理基準変更時差異の費用処理額(百万円) — (7)臨時に支払った割増退職金 (百万円) 209 4 前連結会計年度 (平成13年3月31日現在) 3 3 期間定額基準 — 10 — 複数事業主制度に関する事項 退職給付費用の内訳 退職給付債務等の計算の基礎に関する事項 (1)割引率 (%) (2)期待運用収益率 (%) (3)退職給付見込額の期間配分方法 (4)過去勤務債務の処理年数 (5)数理計算上の差異の処理年数 (年) (6)会計基準変更時差異の処理年数 5 前連結会計年度 (平成13年3月31日現在) 当社及び国内連結子会社の一部は、大阪薬業厚生年金基金 (総合設立型) に加入しております。 年金資産の額 (制度の給与総額で按分) (百万円) 6,953 当連結会計年度 (平成14年3月31日現在) 2.5 3 期間定額基準 — 10 — 複数事業主制度に関する事項 当連結会計年度 (平成14年3月31日現在) 当社及び国内連結子会社の一部は、大阪薬業厚生年金基金 (総合設立型) に加入しております。 年金資産の額 (制度の給与総額で按分) (百万円) 7,088 税効果会計関係 1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳 1 退職給付引当金損金算入限度超過額 36 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳 (繰延税金資産) (繰延税金資産) 2,403 百万円 退職給付引当金損金算入限度超過額 2,359 百万円 役員退職慰労引当金損金算入限度超過額 450 海外投資損失 713 未払経費否認 302 賞与引当金損金算入限度超過額 513 賞与引当金損金算入限度超過額 300 役員退職慰労引当金損金算入限度超過額 467 未払事業税否認 223 未払経費否認 399 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 40 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 未実現利益 224 未実現利益 73 未払事業税否認 207 ソフトウェア 58 返品調整引当金損金算入限度超過額 88 ゴルフ会員権評価損否認 43 欠損金 88 有価証券 (みなし配当) 25 ソフトウェア 87 貸倒引当金損金算入限度超過額 22 貸倒引当金損金算入限度超過額 84 減価償却超過額 21 ゴルフ会員権評価損否認 74 未払賞与 134 その他 減価償却超過額 425 繰延税金資産合計 23 その他 4,484 (繰延税金負債) △53 繰延税金資産合計 その他有価証券評価差額 固定資産評価差額 94 その他有価証券評価差額 分社譲渡損益 65 繰延税金負債合計 その他 26 繰延税金資産の純額 繰延税金負債合計 586 586 4,694 935 繰延税金資産の純額 2 5,281 (繰延税金負債) 749 3,549 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因と 2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因と なった主な項目別の内訳 なった主な項目別の内訳 法定実効税率 41.99% 法定実効税率 関係会社損失 10.61% 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △4.78% 海外投資損失 △7.19% 持分法による投資損益 △6.10% 留保金課税 欠損金 4.41% 子会社株式評価損 1.49% 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 住民税均等割 △0.67% △1.17% 税効果会計適用後の法人税等の負担率 △3.05% 交際費等永久に損金に算入されない項目 1.55% 住民税均等割 0.55% その他 0.43% その他 9.53% 持分法による投資損益 △3.53% 交際費等永久に損金に算入されない項目 41.99% 1.21% 税効果会計適用後の法人税等の負担率 39.81% 47.44% セグメント情報 事業の種類別セグメント情報 最近2連結会計年度の事業の種類別セグメント情報は次のとおりであります。 前連結会計年度(平成12年4月1日∼平成13年3月31日) 家庭用品 製造販売事業 (百万円) Ⅰ 売上高及び営業損益 売上高 (1) 外部顧客に対する売上高 (2) セグメント間の内部売上高 又は振替高 計 営業費用 営業利益 Ⅱ 資産、減価償却費及び 資本的支出 資産 減価償却費 資本的支出 家庭用品 卸事業 (百万円) 医療関連 事業 (百万円) その他事業 (百万円) 計 (百万円) 消去又は 全社 (百万円) 連結 (百万円) 59,696 17,237 107,485 — 15,490 — 2,330 10,323 185,001 27,561 — (27,561) 185,001 — 76,934 64,169 12,764 107,485 106,985 499 15,490 15,230 259 12,653 12,571 82 212,563 198,957 13,605 (27,561) (27,763) 201 185,001 171,194 13,807 41,051 1,573 3,871 46,396 76 447 9,908 218 401 8,735 169 191 106,091 2,037 4,911 299 119 14 106,391 2,157 4,926 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 37 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 41 財務セクション 当連結会計年度(平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 家庭用品 製造販売事業 (百万円) Ⅰ 売上高及び営業損益 売上高 (1) 外部顧客に対する売上高 (2) セグメント間の内部売上高 又は振替高 計 営業費用 営業利益又は営業損失 (△) Ⅱ 資産、減価償却費及び 資本的支出 資産 減価償却費 資本的支出 家庭用品 卸事業 (百万円) 医療関連 事業 (百万円) その他事業 (百万円) 消去又は 全社 (百万円) 計 (百万円) 連結 (百万円) 64,977 19,028 117,214 4 19,931 — 2,523 10,108 204,647 29,141 — (29,141) 204,647 — 84,005 70,608 13,397 117,218 117,277 △58 19,931 19,491 440 12,631 12,646 △14 233,788 220,023 13,764 (29,141) (29,006) △134 204,647 191,017 13,629 57,108 1,963 2,934 41,700 217 420 11,874 136 647 7,282 177 226 117,966 2,495 4,228 2,888 103 101 120,855 2,598 4,329 (注)1.事業区分の方法 事業は、製品の系列及び市場の類似性を考慮して区分しております。 2.各事業の主な製品 (1)家庭用品製造販売事業 ......................... 家庭用医薬品、口腔衛生品、芳香・消臭剤、雑貨品 (2)家庭用品卸事業 ..................................... 家庭用医薬品、雑貨及び食品 (3)医療関連事業 ........................................ 医療用具、医療機器 (4)その他事業 ............................................ 運送業、合成樹脂容器の製造販売、印刷業、広告企画制作 3.資産のうち、消去又は全社の項目に含めた全社資産の金額は、前連結会計年度19,055百万円、当連結会計年度18,323百万円であり、その主なものは、親会社での余資運用資金 (現金及び有価証券) 、 長期投資資金 (投資有価証券) 及び管理部門に係わる資産等であります。 4.減価償却費及び資本的支出には、長期前払費用と同費用に係る償却額が含まれております。 所在地別セグメント情報 前連結会計年度(平成12年4月1日∼平成13年3月31日) 本邦の売上高及び資産の金額は、全セグメントの売上高の合計及び全セグメント資産の 金額の合計額に占める割合がいずれも90%超であるため、記載を省略しております。 当連結会計年度 (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 本邦の売上高及び資産の金額は、全セグメントの売上高の合計及び全セグメント資産の 金額の合計額に占める割合がいずれも90%超であるため、記載を省略しております。 海外売上高 前連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) 海外売上高は連結売上高の10%未満のため、記載を省略しております。 当連結会計年度 (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 海外売上高は連結売上高の10%未満のため、記載を省略しております。 関係当事者との取引 (1)役員及び個人主要株主等 前連結会計年度(平成12年4月1日∼平成13年3月31日) 属性 会社等の 名称 役員 宮田宏章 東京都千代田区 島谷尚温 千葉県船橋市 堀口 彰 兵庫県宝塚市 住所 資本金又は 事業の内容 議決権等の所有 出資金(百万円) 又は職業 (被所有)割合 − − − 取締役副会長 (被所有)0.34% 常務取締役 (被所有)0.11% 常務取締役 (被所有)0.05% 関係内容 役員の 事実上の 兼任等 関係 − − − − − − 取引の 内容 取引金額 (百万円) 科目 期末残高 (百万円) 社宅賃貸 社宅賃貸 住宅資金貸付 4 1 − − − 長期貸付金 − − 3 取引の 内容 取引金額 (百万円) 科目 期末残高 (百万円) 社宅賃貸 社宅賃貸 住宅資金貸付 0 1 − − − 長期貸付金 − − 2 取引の 内容 取引金額 (百万円) 科目 期末残高 (百万円) 営業取引 商品の購入 5,506 買掛金 1,380 (注)上記取引金額に消費税等は含まれておりません。 当連結会計年度(平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 属性 会社等の 名称 役員 宮田宏章 東京都千代田区 島谷尚温 千葉県船橋市 堀口 彰 兵庫県宝塚市 住所 資本金又は 事業の内容 議決権等の所有 出資金(百万円) 又は職業 (被所有)割合 − − − 取締役副会長 (被所有)0.34% 常務取締役 (被所有)0.11% 常務取締役 (被所有)0.05% 関係内容 役員の 事実上の 兼任等 関係 − − − − − − (注)上記取引金額に消費税等は含まれておりません。 (2)子会社等 前連結会計年度(平成12年4月1日∼平成13年3月31日) 属性 会社等の 名称 住所 関連 会社 小林ソファモア ダネック㈱ 大阪市 福島区 資本金又は 事業の内容 議決権等の所有 出資金(百万円) 又は職業 (被所有)割合 90 医療用具の 輸入販売 直接 間接 50% 0% 関係内容 役員の 事実上の 兼任等 関係 兼任 当社商品の 3名 購入 (注)1. 取引条件ないし取引条件の決定方針等 商品の購入について、取引条件は当社と米国ソファモアダネック社との合弁契約及びその付随契約に基づき決定しております。 2. 上記取引金額に消費税等は含まれておらず、期末残高 (買掛金) には消費税等が含まれております。 38 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 42 当連結会計年度(平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 属性 会社等の 名称 住所 関連 会社 小林ソファモア ダネック㈱ 大阪市 福島区 資本金又は 事業の内容 議決権等の所有 出資金(百万円) 又は職業 (被所有)割合 90 医療用具の 輸入販売 直接 間接 37.33% 0% 関係内容 取引の 取引金額 期末残高 科目 役員の 事実上の 内容 (百万円) (百万円) 兼任等 関係 兼任 当社商品の 営業取引商品の購入 6,370 買掛金 1,688 3名 購入 合併事業の解消 1,089 関係会社持分売却益 – (注)1. 取引条件ないし取引条件の決定方針等 商品の購入について、取引条件は当社と米国ソファモアダネック社との合弁契約及びその付随契約に基づき決定しております。なお平成14年3月27日に持分法適用関連会社である小林ソファモ アダネック(株)の合弁を解消することを決定しております。 2. 上記取引金額に消費税等は含まれておらず、期末残高 (買掛金) には消費税等が含まれております。 前連結会計年度 当連結会計年度 (平成12年4月1日∼平成13年3月31日) (平成13年4月1日∼平成14年3月31日) 1株当たり情報 1株当たり純資産額 1,355円78銭 1株当たり当期純利益 212円34銭 なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株引受権付 社債及び転換社債の発行がないため記載しておりません。 1株当たり純資産額 1,567円12銭 1株当たり当期純利益 232円64銭 なお、1株当たり情報の計算においては、当期より自己株式数を控除して算出し ております。 重要な後発事象 桐灰化学株式会社の株式譲受および同社の子会社化 当社は、平成13年5月23日の取締役会において、家庭用品製造販売事業のさら なる事業拡大を目指すため、桐灰化学株式会社の株式313,350株(同社の発行 済株式数の63.3%) を、同社株主21名から譲り受けることにより、同社を子会社 化することに決定いたしました。 なお、同社は発行済株式総数の残株式数181,650株について、平成13年7月の 定時株主総会の決議をもって利益による株式消却を行う予定であり、それによ り、当社が同社の全株式を保有することになる予定であります。 株式譲受の概要 (1)会社名 桐灰化学株式会社 (本店所在地 大阪市淀川区) (主な事業内容 カイロ等の製造販売) (2)同社の発行済株式数 495,000株 (3)当社が取得する株式数 313,350株 (4)取得価格の総額 5,711百万円 (5)株式の取得時期 平成13年6月20日 桐灰化学株式会社の自己株式消却の概要 (1)方式 利益による自己株式の消却 (2)消却株式数 181,650株 (3)対象株主数 1名 (4)消却総額 3,311百万円 (5)消却の時期 平成13年7月開催予定の同社定時株主総会後 小林ソファモアダネック株式会社の合弁解消 当社は、持分法適用関連会社である小林ソファモアダネック株式会社について、平成 14年3月27日に共同出資元である米国メドトロニック ソファモアダネック社と間で合 弁関係を解消する旨の基本合意にいたりました。この合意に基づき、当社の残余持分 株式536株 (同社の発行済株式数の37.3%) の売却が平成14年4月に行われ、営業権 譲渡対価を平成15年3月期より7年間に分割して受領し、収益計上する予定です。 株式売却の概要 (1)会社名 小林ソファモアダネック株式会社 (2)当社が保有する株式数 536株 (3)当社が売却する株式数 536株 (4)売却価額 26,794千米ドル (5)株式の売却時期 平成14年4月23日 営業権譲渡契約の概要 (1)譲渡する営業権 医療用具の販売 (2)営業権譲渡日 平成14年4月1日 (3)譲渡価格およびその受領方法 58,000千米ドルを平成15年3月期より 7年間で分割受領 (4)第1回譲渡代金受領日および金額 平成14年4月17日 3,000 千米ドル (5)第2回以降の譲渡代金受領予定日および金額 平成15年4月 3日 6,000 千米ドル 平成16年4月 5日 7,000 千米ドル 平成17年4月 4日 10,000 千米ドル 平成18年4月 3日 10,000 千米ドル 平成19年4月 3日 11,000 千米ドル 平成20年4月 3日 11,000 千米ドル 連結附属明細表 社債明細表 該当事項はありません。 借入金等明細表 区分 短期借入金 1年以内に返済予定の長期借入金 長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。) その他の有利子負債 預り保証金 合計 前期末残高(百万円) 2,219 68 1,173 当期末残高 (百万円) 2,021 2,540 4,633 平均利率 (%) 0.46 1.10 1.10 返済期限 − − 平成21年9月 263 312 2.65 3,725 9,506 − 取引終了時 − 3年超4年以内 (百万円) 104 − 4年超5年以内 104 − (注)長期借入金及びその他の有利子負債 (1年以内に返済予定のものを除く。 )の連結決算日後5年内における1年ごとの返済予定額の総額 区分 長期借入金 その他の有利子負債 1年超2年以内 (百万円) 2,552 − 2年超3年以内 (百万円) 1,154 − その他 該当事項はありません。 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 39 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:45 PM ページ 43 財務セクション 5年間の要約連結財務データ 百万円 3月31日に終了した会計年度 1 9 9 8 1 9 9 9 2 0 0 0 2 0 0 1 2 0 0 2 会計年度: 売上高 156,062 166,585 180,731 185,001 204,647 売上原価 110,061 115,993 121,739 123,140 139,404 売上総利益 46,000 50,591 58,992 61,860 65,242 販売費及び一般管理費 39,541 41,137 46,121 48,053 51,613 営業利益 6,458 9,453 12,870 13,807 13,629 営業外収益 1,026 1,755 2,224 2,413 2,006 営業外費用 2,577 3,016 4,289 3,462 3,531 経常利益 4,908 8,192 10,805 12,758 12,103 特別利益 415 43 10 24 1,481 特別損失 789 235 1,425 1,330 2,661 税引前当期純利益 4,534 8,001 9,389 11,452 10,923 法人税、住民税及び事業税 2,959 5,096 4,567 5,432 4,348 当期純利益 1,695 2,904 4,822 6,019 6,595 1株当たり当期純利益(円) 97.41 166.91 170.80 212.34 232.64 総資産 81,214 87,485 104,331 106,391 120,855 流動資産 53,983 57,656 69,248 64,849 72,758 固定資産 26,998 29,624 34,463 41,542 48,096 流動負債 57,732 57,857 62,977 57,871 62,644 固定負債 7,982 11,623 9,197 10,067 13,218 – 13 14 16 564 15,377 17,990 32,142 38,436 44,427 株主資本当期純利益率 (%) – 17.4 19.2 17.1 15.9 総資産当期純利益率(%) – 3.4 5.0 5.7 5.8 18.9 20.6 30.8 36.1 36.8 会計年度末: 少数株主持分 株主資本 財務指標: 株主資本比率 (%) 40 KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:19 PM ページ 44 会社概要/投資家情報 会社概要 (2002年3月31日現在) ●会 社 名 小林製薬株式会社 ●創 業 1919年(大正8年)8月22日 ●本社所在地 大阪市中央区道修町4丁目3番6号 ●代 表 者 代表取締役社長 小林一雅 ●従 業 員 数 953人 ●連結子会社 21社 ●非連結子会社 9社 ●関 連 会 社 5社 投資家情報 (2002年3月31日現在) ●資 本 金 34億5千万円 ●株 式 総 数 113,400,000株 ●発行済株式総数 28,350,000株 ●株 主 数 5,340人 ●上 場 市 場 東京証券取引所第一部、大阪証券取引所第一部 ●名義書換代理人 東京都千代田区丸の内1丁目4番3号 UFJ信託銀行株式会社 ●定時株主総会 6月中 ●問い合わせ先 小林製薬株式会社 経営企画部 TEL.06-6222-0210 FAX.06-6222-4261 E-mail: [email protected] URL=http://www.kobayashi.co.jp/ KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. ANNUAL REPORT 2002 41 kobayashi2002AR(J-PDF用) 02.8.28 3:17 PM ページ 1 KOB 本 社 〒541-8507 大阪市中央区道修町4-3-6 TEL.06-6222-0897 東京支店 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2-3-4 TEL.03-3241-3151 URL=http://www.kobayashi.co.jp/ 環境に配慮して、再生紙を使用しております。