Comments
Description
Transcript
ヤクルト本社の概要
目 次 1．ヤクルトの歴史 .......................................................................................................................................................... 1 2．ヤクルト本社の概要 ................................................................................................................................................ 4 3．業 績 ..................................................................................................................................................................... 11 4．株式の状況 ..................................................................................................................................................................... 12 5．ヤクルトグループの概要 .................................................................................................................................... 13 6．食品の概要 ..................................................................................................................................................................... 19 7．化粧品の概要 ............................................................................................................................................................... 30 8．医薬品の概要 ............................................................................................................................................................... 31 9．中央研究所の概要 .................................................................................................................................................... 35 10．社会活動 ........................................................................................................................................................................... 38 11．環境保全活動 ............................................................................................................................................................... 41 12．お客さま相談センター .......................................................................................................................................... 42 ◎この資料でとくにことわりのないものは 平成26年６月末日現在のものです。 （シロタ）マークの由来 社章のシロタマークは、乳酸菌 シロタ株（L. カゼイ YIT 9029）の発見者 医学博士 シロタ ミノル 代田 稔にちなみ、四つの口と田（シロタ）から考案したものです。 ヤクルトの語源 ヤクルトは、エスペラント語でヨーグルトを意味するヤフルト（Jahurto）をもとにした 造語です。乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト」は当社の登録商標で乳酸菌飲料の一般名称では ありません。 エスペラント語は19世紀の末に、ザメンホフというポーランド人が世界共通語として 作った言葉です。 1．ヤクルトの歴史 （1）ヤクルトのおいたち ヤクルトの歴史は、創始者である医学博士代田 稔（1899〜1982）が、京都帝国大学医 学部で微生物の研究中に強化・培養することに成功した乳酸菌 シロタ株（L. カゼイ YIT 9029）を、昭和10年に「ヤクルト」の商標で飲料として、福岡市で発売したことに始ま ります。 「ヤクルト」は、腸内で有用な働きをする乳酸菌 シロタ株を毎日飲むことにより、 人々のおなかの健康に役立ててもらうことを願って世に出されました。 戦後、 「ヤクルト」を販売する販売会社組織は全国に拡大し、昭和30年にこれらの組織 を統括する機関として、ヤクルト本社が設立されました。 昭和42年、国立市に中央研究所が設立され、研究開発体制の強化を図るとともに、はっ 酵乳「ジョア」 、ジュースといった商品の多様化と併せて、化粧品、医薬品事業へと経営 の多角化を図ってきました。 海外への展開も積極的に行われ、現在27の事業所を中心に32の国と地域で販売されて います（テスト導入含む） 。 （2）会社の動き 年 昭和 5年（1930） 会 社 の 動 き かん ○故・代田 稔（当社元会長）が、京都帝国大学医学部微生物学教室において、乳酸桿菌の強化・ 培養に成功（※現在の乳酸菌 シロタ株） 〃 10年（1935） ○福岡市において、 「代田保護菌研究所」のもとに「ヤクルト」の製造・販売を開始 〃 13年（1938） ○ 「ヤクルト」の商標を登録 〃 15年（1940） ○販売専門の「代田保護菌普及会」が各地に誕生 〃 30年（1955） ○株式会社ヤクルト本社設立、東京で業務を開始 ○京都に代田研究所設立（昭和42年に東京都国立市に移転） 〃 36年（1961） ○全国を11地区に分け、それぞれの販売会社、瓶詰会社を組合員として、協同組合を設立 〃 38年（1963） ○婦人販売店システムの導入を開始（ヤクルトレディによるお届け） 〃 39年（1964） ○台湾ヤクルト㈱が営業開始（初の海外進出） 〃 42年（1967） ○研究拠点を東京・国立市に移転（のちの中央研究所） 〃 43年（1968） ○プラスチック容器を導入 ○ブラジルヤクルト商工㈱が営業開始 ○ 「サンケイアトムズ」 （現㈱ヤクルト球団）の経営承継 〃 44年（1969） ○ヤクルト本社機構改革、全国の協同組合を解散、９支店を設置 ○香港ヤクルト㈱が営業開始 〃 45年（1970） ○ 「ジョア」を発売 〃 46年（1971） ○化粧品分野に本格参入 ○タイヤクルト㈱、韓国ヤクルト㈱が営業開始 〃 47年（1972） ○東京都港区東新橋に本社社屋完成（ヤクルトホール併設） ○ヤクルトレディによる「愛の訪問活動」を開始 〃 50年（1975） ○医薬品分野に本格参入 ○ 「ソフール」を発売 1 年 会 社 の 動 き 昭和53年（1978） ○ 「ミルミル」を発売 ○フィリピンヤクルト㈱が営業開始 ○ヤクルトスワローズが初のリーグ制覇・初の日本一 〃 54年（1979） ○一般用医薬品「ヤクルト整腸薬」を発売 ○シンガポールヤクルト㈱が営業開始 〃 55年（1980） ○東京証券取引所市場第二部へ株式上場 ○ 「タフマン」を発売 〃 56年（1981） ○東京証券取引所市場第一部へ株式上場 ○メキシコヤクルト㈱が営業開始 〃 59年（1984） ○第１回無担保転換社債を発行 〃 61年（1986） ○富士裾野工場完成 〃 62年（1987） ○富士裾野医薬品工場完成 平成元年（1989） ○基礎化粧品「リベシィS. E. 」シリーズを発売 平成 2年（1990） ○各支店に「お客さま相談センター」を開設（フリーダイヤル導入） 〃 3年（1991） ○インドネシアヤクルト㈱が営業開始 ○ 「愛の訪問活動」で財団法人経済広報センター （現一般財団法人）から「第７回優秀企業広報 特別賞」を受賞 〃 4年（1992） ○財団法人ヤクルト・バイオサイエンス研究財団（現公益財団法人）を設立 〃 6年（1994） ○オーストラリアヤクルト㈱、オランダヤクルト㈱が営業開始 ○化学療法抗がん剤「カンプト注」を発売（平成20年７月に「カンプト点滴静注」に名称変更） ○ 「愛の訪問活動」に対し、ボランティア功労者として「厚生大臣表彰」を受賞 〃 7年（1995） ○抗がん剤CPT−11（ 「カンプト点滴静注」 ）がフランスで進行・再発の難治性大腸がんに対する 治療剤として承認される ○高級基礎化粧品「パラビオ」シリーズ（医薬部外品）を発売 ○ベルギーヤクルト販売㈱が営業開始 ○ 「ヤクルトBL整腸薬」を発売 〃 8年（1996） ○ヨーロッパヤクルト㈱（オランダ）を設立 ○イギリスヤクルト販売㈱、ドイツヤクルト販売㈱が営業開始 ○抗がん剤CPT−11（ 「カンプト点滴静注」 ）がアメリカで進行・再発の難治性大腸がんに対する 治療剤として承認される 〃 9年（1997） ○ 「食品産業優良企業表彰・消費者対応部門」で「農林水産大臣賞」を受賞 〃 10年（1998） ○ 「ヤクルト」に特定保健用食品の表示（許可を取得） ○ 「蕃爽麗茶」を発売（平成12年に特定保健用食品の表示） 〃 11年（1999） ○ 「ヤクルト400」を発売（平成13年に特定保健用食品の表示） ○ 「第58回日本癌学会総会」で乳酸菌 シロタ株（L. カゼイ YIT 9029）のがん予防効果が発表さ れる ○ヤクルトインターナショナル（U.S.A.） （アメリカヤクルトの前身）が営業開始 〃 12年（2000） ○ 「ヤクルトカレンダー」発行部数世界一でギネスブック入り ○アメリカがん学会で「ヤクルトの習慣的摂取による癌予防効果」が発表される ○アメリカで「ビフィズス菌はっ酵乳飲用による潰瘍性大腸炎の治療効果」が発表される 〃 13年（2001） ○ 「21世紀の食と健康フォーラム」 （第1回）に協賛 ○ヤクルトスワローズが６度目のリーグ制覇・５度目の日本一 〃 14年（2002） ○広州ヤクルト㈱が営業開始 ○乳酸菌 シロタ株およびB. ブレーベ・ヤクルト株ゲノムの全塩基配列を解読 〃 15年（2003） ○ 「カンプト点滴静注」が「発明協会会長賞」を受賞 ○キリンビバレッジ㈱と自動販売機業務で提携 平成16年（2004） ○マレーシアヤクルト㈱が営業開始 ○グループダノンと戦略提携契約を締結 ○ 「プレティオ」を発売 2 年 会 社 の 動 き 〃 17年（2005） ○ベルギーにヤクルト本社ヨーロッパ研究所を設置 ○上海に中国ヤクルト㈱を設立 ○抗悪性腫瘍剤「エルプラット注射用100mg」を発売 ○１単元の株式数を1,000株から100株に変更 ○上海ヤクルト㈱が営業開始 ○キリングループと事業提携について合意 ○国際水泳連盟（FINA）オフィシャルパートナーとして世界水泳選手権大会に協賛 ○オーストリアヤクルト販売㈱が営業開始 〃 18年（2006） ○ 「プレティオ」の研究開発が「γ−アミノ酪酸含有乳製品乳酸菌飲料の開発」として日本農芸化 学会の「農芸化学技術賞」を受賞 ○ヤクルト化粧品の事業ブランド名称を「Yakult Cosmetics」から「Yakult Beautiens」に変更 ○北京ヤクルト販売㈱が営業開始 〃 19年（2007） ○イタリアヤクルト販売㈱が営業開始 ○最新鋭の腸内フローラ解析システム「YIF−SCAN®」を開発 ○アメリカヤクルト㈱がカリフォルニア州で本格販売を開始 ○ベトナムヤクルト㈱が営業開始 〃 20年（2008） ○インドヤクルト・ダノン㈱が営業開始 ○ 「BF−１」を発売 ○ 「ヤクルト400LT」を発売 ○ 「ヤクルト」が「2008年グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」 （Gマーク）を受賞 〃 21年（2009） ○ヤクルトヘルスフーズ㈱が営業開始 ○ 「ヤクルトカロリーハーフ」を発売 ○美白基礎化粧品「リベシィホワイト」シリーズ（医薬部外品）を発売 ○中央研究所（国立市）に食品研究棟を新設（旧本館は撤去） ○ 「ジョア」容器が日本パッケージングコンテストの最高賞「ジャパンスター賞」を受賞 ○抗悪性腫瘍剤「エルプラット」が結腸がんにおける術後補助化学療法に関する効能・効果、剤 型（水溶性製剤）追加、用量用法（XELOX療法）に関する承認を取得 ○ 「アヤムラサキ」の研究開発が「肝機能改善効果を有する紫サツマイモジュースの開発」とし て(社)農林水産技術情報協会理事長賞を受賞 〃 22年（2010） ○ 「ミルミル」をリニューアル発売 ○世界乳製品販売本数１日平均“30,000,000本”を突破（2010年６月度：3,022万本／日） ○ 「ジョア」容器が日本に続いてアジア、世界で「アジアスター賞」 「ワールドスター賞」を受賞 ○ 「ミルミルS」を発売 〃 23年（2011） ○ヤクルト容器の形状を立体商標登録 ○基礎化粧品「ラクトデュウS. E. 」シリーズを発売 ○執行役員制度を導入 ○天津工場（中国）で「ヤクルト」の生産を開始 〃 24年（2012） ○女性向け食品ブランド「三つ星Factory」が誕生 第１弾商品「CHOBI」を発売 ○宇宙を舞台にした活動に着手 ○「ジョア（食べるタイプ） 」を発売 ○「パラビオ AC クリーム サイ」を発売 ○兵庫三木工場が全面稼動 ○ 「乳酸菌 シロタ株」が米国・食品医薬品局（FDA）よりGRAS認証を取得 〃 25年（2013） ○ 「ヤクルトAce」を発売 ○ダノンとの戦略提携契約を終了 ○ 「乳酸菌ソイα」を発売 ○ 「Newヤクルト」 「Newヤクルトカロリーハーフ」を発売 ○ 「2013日本パッケージングコンテスト」において「パラビオ AC クリーム サイ」が「パッケー ジデザイン賞」を、 「乳酸菌ソイα」が「飲料包装部門賞」を受賞 〃 26年（2014） ○中国で無錫ヤクルト㈱を設立 ○ 「ヤクルトゴールド」を発売 3 2．ヤクルト本社の概要 （1）設 立 昭和30年４月９日 （2）名 称 株式会社ヤクルト本社 （3）本 店 所 在 地 〒105-8660 東京都港区東新橋１丁目１番19号 ヤクルト ☎ 0 3（ 3 5 7 4 ）8 9 6 0 〈大代表〉 （4）資 本 金 31,117,654,815円 （5）代表取締役会長 CEO 堀 澄也 （6）代表取締役社長 COO 根岸 孝成 （7）事 業 内 容 食品、化粧品、医薬品などの製造・販売、その他 （8）事 業 所 研究所（１） 、支店（５） 、工場（７） 、医薬支店（10） 、 物流センター（13） 研究所名 所 長 所 在 地 中 央 研 究 所 石 川 文 保 支 店 名 支 店 長 〒186-8650 東京都国立市泉５－11 電話番号 042（577）8960 所 在 地 電話番号 〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西６－10－10 大通公園ビル６階 011（231）8960 〒100-0011 東京都千代田区内幸町１－１－７ NBF日比谷ビル１階 03（5962）8960 仙台営業所 〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央１－６－35 東京建物仙台ビル６階 022（713）8960 首 都 圏 支 店 相 彦 〒104-0061 東京都中央区銀座６－18－２ 銀座ＭＴＲビル10階 03（5148）8960 中 日 本 支 店 小 野 塚 惇 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原３－３－31 上村ニッセイビル７階 06（6392）8960 安 〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通２－１－82 電気ビル北館４階 092（711）8960 北 海 道 支 店 米 澤 民 生 東 日 本 支 店 星 西 日 本 支 店 野 馬 哲 武 楽 也 紘 4 ◎ 本 社 工 場 取得時期 工 場 名 工 場 長 所在地・電話番号 生 産 品 目 HACCP ISO 9001 ISO 14001 Newヤクルト原料液 Newヤクルトカロリーハーフ原料液 〒960-8520 ○ ○ ヤクルト400原料液 ○ 福島工場 村㟢 昌秀 福島県福島市黒岩字遠沖10-１ H10.1 H23.10 H14.5 ミルミル 024（546）8690 ミルミルS ソフール Newヤクルト原料液 〒306-0314 ヤクルトAce原料液 ○ ○ ○ 茨城工場 中村 貞二 茨城県猿島郡五霞町大字川妻1232-２ ヤクルト400LT原料液 H10.1 H23.10 H14.8 0280（84）2121 ヤクルトフルーティ原料液 BF-1 〒251-0021 湘南化粧品 栁澤 敏哉 神奈川県藤沢市鵠沼神明２-５-10 化粧品 工 場 0466（25）8960 ヤクルト400原料液 ヤクルト400LT原料液 〒410-1105 富士裾野 ジョア 栗原 勝 静岡県裾野市下和田字十三郎653－１ ジョア（食べるタイプ） 工 場 055（997）3311 ソフール プレティオ ○ H14.7 ○ H10.1 ○ ○ H9.3 H12.10 〒410-1105 富士裾野 医薬部外品 田島 正好 静岡県裾野市下和田字十三郎653－１ 医療用医薬品・原薬 医薬品工場 055（997）4417 ○ H15.1 Newヤクルト原料液 ヤクルト400原料液 〒673-0514 ヤクルト400LT原料液 兵庫三木 友松 直樹 兵庫県三木市志染町戸田字中尾1838－266 ヤクルトゴールド原料液 工 場 0794（89）8960 ソフール ミルミル ミルミルS ○ ○ H25.12 H25.11 Newヤクルト原料液 ヤクルト400原料液 〒842-0002 ヤクルト400LT原料液 佐賀工場 田篭 恵 佐賀県神埼市神埼町田道ケ里2300 ジョア 0952（52）8960 プレティオ ミルミルS ○ ○ ○ H10.1 H23.10 H13.12 5 ◎ ボトリング会社 社 名 代表取締役 社 長 取得時期 所在地・電話番号 生 産 品 目 HACCP ISO 9001 ISO 14001 Newヤクルト ヤクルト400 〒024-0051 ㈱岩手ヤクルト ヤクルト400LT ○ ○ ○ 有川 敏治 岩手県北上市相去町大松沢１-45 Newヤクルトカロリーハーフ H20.3 H24.9 H16.9 工場 0197（71）2828 ヤクルトフルーティ ヤクルトAce 〒284-0035 ㈱千葉ヤクルト Newヤクルト 蝦名 秀昭 千葉県四街道市和田166 ヤクルト400LT 工場 043（432）8960 ○ ○ ○ H10.6 H24.9 H15.7 〒470-0112 Newヤクルト ㈱愛知ヤクルト 藤ノ木正仁 愛知県日進市藤枝町前田５ ヤクルトゴールド 工場 0561（73）8960 ヤクルト400LT ○ ○ ○ H21.6 H24.9 H16.3 〒572-0039 ㈱大阪ヤクルト 福山 好弘 大阪府寝屋川市池田３－１－26 Newヤクルト 工場※1 072（826）8960 ○ ○ H10.6 H24.9 〒651-2111 ㈱神戸ヤクルト ヤクルト400 三好 弘祐 兵庫県神戸市西区池上３－５－３ ヤクルト400LT 工場※2 078（974）8960 ○ ○ H10.1 H24.9 〒818-0067 Newヤクルト ㈱福岡ヤクルト 野口 次男 福岡県筑紫野市大字俗明院１－１ ヤクルト400 工場 092（925）8960 ヤクルト400LT ○ ○ ○ H10.6 H24.9 H16.3 現在、建設中の㈱岡山和気ヤクルト工場は、平成26年11月に一部稼動開始する予定です。 ※１ 平成27年１月生産終了予定 ※２ 平成26年12月生産終了予定 [国内・海外の取得認証マーク] ＨＡＣＣＰ：Hazard Analysis Critical Control Point：危害分析・重要管理点 ・生産工程ごとに有害微生物や異物混入等の危害を特定・分析し、その防止に必要な管理項目を設定し、監視・記 録する。 ・従来の最終製品の検査に重点をおいた衛生管理と異なり、製造工程全体の衛生管理を徹底することで品質を保証 することが特徴。 ・５本社工場、６ボトリング会社と13海外事業所（香港、タイ、韓国、シンガポール、オーストラリア、マレーシア、 ベトナム、インド、広州、上海、ブラジル、メキシコ、ヨーロッパ）で取得。 ＩＳＯ： 「国際標準化機構」International Organization for Standardization ・1947年に設立された世界共通の規格・基準などを制定する国際機関。 ＩＳＯ 9001（品質マネジメントシステムの国際規格） ・全業務の仕組み・手順を品質規格に適合するよう文書化し、それに基づいた結果を確実に記録していくシステム。 ・５本社工場、６ボトリング会社と８海外事業所（香港、シンガポール、オーストラリア、インド、広州、上海、ヨー ロッパ、イギリス） 、３関連子会社、21販売会社で取得。 ＩＳＯ 14001（環境マネジメントシステムの国際規格） ・企業等が自主的に“環境にやさしい行動”を進めるための方針や目標を設定して、その達成と継続的改善に向け て取り組んでいくシステム。 ・６本社工場、 ４ボトリング会社と中央研究所分析センター（分析第三研究室）、４海外事業所（ベトナム、広州、ヨー ロッパ、イギリス） 、４関連子会社、20販売会社で取得。 ＩＳＯ 22000（食品安全マネジメントシステムの国際規格） ・ＨＡＣＣＰの衛生管理手法をもとに、食品の製造・加工・調理などの過程における食品の安全性を確実なものに し、その保証を可能にするシステム。 ・３海外事業所（香港、ベトナム、インドネシア）、１関連子会社、１販売会社で取得。 6 ◎ 医 薬 支 店 支 店 名 医薬札幌支店 医薬仙台支店 医薬東京第一支店 医薬東京第二支店 医薬横浜支店 医薬名古屋支店 医薬京都支店 医薬大阪支店 医薬広島支店 医薬福岡支店 所 在 地 〒062-0020 北海道札幌市豊平区月寒中央通７－６－20 （ＪＡ 月寒中央ビル６階） 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町２－16－10 （ＮＢＦ仙台本町ビル４階） 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町１－18－12 （日土地人形町ビル２階） 〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町１－10－２ （GINZA YAMATO3 ５階） 〒220-6210 神奈川県横浜市西区みなとみらい２－３－５ （クイーンズタワーＣ10階） 〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内３－17－６ （ナカトウ丸の内ビル５階） 〒600-8023 京都府京都市下京区河原町通松原上ル２丁目富永町338 （京都四条河原町ビル８階） 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場１－16－10 （大阪岡本ビル７階） 〒732-0827 広島県広島市南区稲荷町２－14 （和光稲荷町ビル９階） 〒815-0033 福岡県福岡市南区大橋２－１－１ （大橋花村ビル２階） 電 話 番 号 011（856）8815 022（268）8960 03（3664）8960 048（650）2181 045（640）6330 052（950）3801 075（353）5077 06（6264）2100 082（568）1161 092（541）4407 ◎ 物流センター セ ン タ ー 名 所 在 地 電 話 番 号 札幌物流センター 岩手物流センター 福島物流センター 館林物流センター 千葉物流センター 東京物流センター 化粧品物流センター 裾野物流センター 愛知物流センター 大阪物流センター 岡山物流センター 山口物流センター 福岡物流センター 〒003-0030 北海道札幌市白石区流通センター７－５－１ 〒024-0051 岩手県北上市相去町大松沢１－45 〒960-8520 福島県福島市黒岩字遠沖10－１ 〒370-0502 群馬県邑楽郡千代田町大字鍋谷35－１ 〒275-0023 千葉県習志野市芝園２－６－６ 〒192-0032 東京都八王子市石川町2969－３ 〒257-0015 神奈川県秦野市平沢397－１ 〒410-1105 静岡県裾野市下和田字十三郎653－１ 〒485-0053 愛知県小牧市多気南町257 〒567-0062 大阪府茨木市東福井４－23－１ 〒704-8126 岡山県岡山市東区西大寺浜460 〒753-0212 山口県山口市下小鯖内山992－21 〒811-2104 福岡県糟屋郡宇美町大字井野433－１ 011（801）8960 0197（81）5333 024（546）8907 0276（55）2600 047（408）2061 042（648）8960 0463（85）0335 055（997）1456 0568（74）6421 072（643）6700 086（942）8961 083（927）0147 092（933）8960 （平成26年７月末現在） （9）主 要 取 引 銀 行 み ず ほ 銀 行 、り そ な 銀 行 、三 菱 東 京 Ｕ Ｆ Ｊ 銀 行 （10）従 業 員 の 状 況 区 分 男 性 女 性 計 従業員数 2,342名 654名 2,996名 平均年齢 42歳４か月 37歳１か月 41歳２か月 平均勤続年数 18年９か月 13年２か月 17年７か月 ※上記従業員数には、出向者310人、嘱託162人を含みます。 （平成26年３月31日現在） 7 （11）取締役および監査役一覧表 役 職 名 （平成26年６月25日現在） 氏 名 代表取締役会長 堀 Ｃ Ｅ Ｏ 他の主な法人等の代表状況等 澄 也 代表取締役社長 根 岸 孝 成 Ｃ Ｏ Ｏ 取 締 役 川 端 美 博 〃 根 岸 正 広 〃 成 田 裕 〃 椎 野 健 一 〃 伊 藤 正 徳 〃 リチャード ホール （ダノン ウォーターズ オブ ジャパン㈱取締役） 取締役（非常勤） 安 田 隆 二 ［社外取締役］ （一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授） 〃 福 岡 政 行 ［社外取締役］ （白鷗大学法学部教授） 〃 クリスチャン ノイ ［社外取締役］ （ダノン エス・エー 戦略アドバイザー） 〃 ベルトランド オースレイ ［社外取締役］ （ダノン エス・エー 法務担当責任者兼商品コンプライ アンス統括本部長） 〃 大 関 康 男 （水戸ヤクルト販売 ㈱取締役会長） 〃 山 本 公 総 （山口県東部ヤクルト販売 ㈱代表取締役社長） 〃 松 園 直 史 （札幌ヤクルト販売 ㈱代表取締役社長） 常勤監査役 阿 部 晃 範 〃 監 相 査 山 上 博 資 役 奥 平 哲 彦 ［社外監査役］ （弁護士） 〃 角 屋 良 平 ［社外監査役］ （公認会計士） 〃 谷 川 清 十 郎 ［社外監査役］ （神戸ヤクルト販売 ㈱代表取締役社長） 〃 小 林 節 子 ［社外監査役］ （上越ヤクルト販売 ㈱代表取締役社長） 〃 吉 田 宏 一 （石巻ヤクルト販売 ㈱代表取締役会長） 談 役 中 村 輝 夫 （東静岡ヤクルト販売 ㈱取締役相談役、かぞヤクルト販売 ㈱ 取締役相談役） 堀 田 平 作 （富山ヤクルト販売 ㈱代表取締役会長） 坪 井 俊 郎 （岡山ヤクルト販売 ㈱代表取締役会長） 顧 問 中 村 徳 次 （中央静岡ヤクルト販売 ㈱代表取締役会長） 田 中 友 治 （京滋ヤクルト販売㈱取締役会長） 山 口 馨 （鹿児島東部ヤクルト販売㈱取締役会長） 8 （12）執行役員 管掌業務表 役 職 名 （平成26年６月25日現在） 氏 名 管 掌 会長執行役員 堀 澄 也 社長執行役員 根 岸 孝 成 副社長執行役員 川 端 美 博 管理本部長（秘書室・総務部・人事部・人材開発センター・ 経理部・情報システム部） 国際事業本部長（提携推進室・国際部） 専務執行役員 根 岸 正 広 食品事業本部長（販売会社近代化推進室・業務部・宅配営業部・ 直販営業部・物流統括部） 化粧品事業本部長（化粧品部・湘南化粧品工場） 常務執行役員 成 田 裕 経営サポート本部長（食品品質保証室・企画室・広報室・広告部・ 法務室） 国際部・提携推進室 〃 椎 野 健 一 研究開発本部長（開発部・中央研究所・ヨーロッパ研究所） 生産本部長（生産管理部・調達部） 〃 田 中 良 明 総務部・人事部・人材開発センター 〃 菊 池 清 隆 直販営業部・物流統括部 〃 若 林 宏 企画室・経理部・情報システム部 〃 石 川 文 保 中央研究所長、ヨーロッパ研究所・広報室（学術担当） 〃 田 中 正 喜 販売会社近代化推進室・業務部 〃 伊 藤 正 徳 医薬品事業本部長（医薬業務部・医薬営業部・医薬学術部・ 医薬開発部・医薬安全性情報部・ 医薬事業統括部・医薬信頼性保証室・ 富士裾野医薬品工場） 執 行 役 員 平 野 晋 国際部（中国ヤクルト㈱董事兼総経理） 〃 土 井 明 文 生産管理部 〃 林 田 哲 哉 化粧品部・湘南化粧品工場 〃 角 邦 男 医薬営業部・医薬学術部・医薬開発部 〃 平 野 宏 一 開発部 〃 南 野 昌 信 中央研究所長代理 〃 リチャード ホール 提携推進室 〃 今 田 正 男 広報室・広告部 〃 梛 良 昌 利 宅配営業部 〃 星 子 秀 章 法務室 9 （13）組 織 平成26年4月1日現在 10 3．業 績 （1）業績の推移 決算年月（連結） 平成24年３月期 平成25年３月期 平成26年３月期 決算年月（単体） 平成24年３月期 平成25年３月期 平成26年３月期 売 上 高 （百万円） 312,552 319,193 350,322 経常利益 （百万円） 27,984 29,424 39,535 当期純利益 （百万円） 13,291 16,379 22,543 １株当たり当期純利益 （円） 77.32 95.03 134.44 売 上 高 （百万円） 175,220 174,888 181,826 経常利益 （百万円） 12,649 14,753 12,889 当期純利益 （百万円） 5,037 10,634 9,859 １株当たり当期純利益 （円） 29.19 61.62 58.76 （2）品目別販売金額・比率 乳 製 品 ジ ュース・ 清 涼 飲 料 等 化 粧 品 医 薬 品 そ の 他 合 計 金 額 76,746 37,176 6,452 39,373 15,472 175,220 （単位：百万円） 平成24年３月期 構成比 （%） 前年比 （%） 43.8 97.6 21.2 100.1 3.7 102.2 22.5 101.3 8.8 102.1 100 99.5 金 額 79,074 35,686 6,393 37,072 16,661 174,888 平成25年３月期 構成比 （%） 前年比 （%） 45.2 103.0 20.4 96.0 3.7 99.1 21.2 94.2 9.5 107.7 100 99.8 金 額 79,891 34,790 6,557 35,324 25,261 181,826 平成26年３月期 構成比 （%） 前年比 （%） 43.9 101.0 19.1 97.5 3.6 102.6 19.4 95.3 14.0 151.6 100 104.0 （3）乳製品売上数量内訳（１日当たり本数） 乳 製 品 Newヤクルト※1 Newヤクルトカロリーハーフ※2※3 ヤクルト300Ｖ※2 ＊ ※4 ヤクルトAce ヤクルトSHEs※2 ＊ ※5 ヤクルトフルーティ ヤクルト400類 計 ヤクルト400 ヤクルト400LT ヤクルト類 計 ジョア ピュアラ＊ ※6 ジョア （食べるタイプ） ミルミル類 ソフール類※7 はっ酵乳 計 その他※8 合 計 1株当たり配当金 （円） 22.00 23.00 24.00 平成24年３月期 数 量 前年比 （%） 3,186 102.5 105 78.7 （単位：千本/日） 平成25年３月期 数 量 前年比 （%） 3,113 97.7 174 165.3 平成26年３月期 数 量 前年比 （%） 3,093 99.4 226 129.9 76 55.7 111 145.0 125 113.1 28 48.1 36 126.1 36 99.8 3,113 1,184 1,929 6,508 723 103.3 91.2 112.4 100.7 102.4 3,196 1,078 2,117 6,629 806 102.7 91.1 109.8 101.9 111.5 3,315 1,019 2,297 6,795 841 103.8 94.5 108.5 102.5 104.3 178 116.3 171 96.1 142 82.9 556 457 1,914 256 8,678 101.9 89.6 93.5 99.6 99.0 481 516 1,974 274 8,877 86.5 113.0 103.1 107.0 102.3 422 521 1,926 239 8,960 87.8 101.0 97.6 87.1 100.9 ※１：ヤクルト：平成25年11月よりNewヤクルトとして販売開始 ※２：東日本大震災により、平成23年６月下旬までに生産休止だった商品 ※３：ヤクルトカロリーハーフ：平成25年11月よりNewヤクルトカロリーハーフとして販売開始 ※４：ヤクルト300V：平成25年３月販売終了、ヤクルトAce：平成25年３月販売開始 ※５：ヤクルトSHEs：平成25年９月販売終了、ヤクルトフルーティ：平成25年９月販売開始 ※６：ピュアラ：平成24年９月販売終了、ジョア（食べるタイプ） ：平成24年10月販売開始 ※７：ソフール類にソフール元気ヨーグルトを含む ※８：BF-１、プレティオ、乳酸菌ソイα、Yakult Dolceを合算 ※９：ヤクルトゴールド：平成26年６月より発売開始 ＊ 終売になった商品 （4）ジュース・清涼飲料 主要品目売上数量内訳 健康機能性飲料 ソフト飲料 蕃 爽 麗 タ フ マ ン 黒 酢 ド リ ン 豆 レ モ リ ミ ル ー ジ ジ ュ ー ス き に な る 野 珈 琲 午 後 の 紅 茶 類 ク 乳 ア ュ 類 菜 類 茶 平成24年３月期 数 量 前年比 （%） 33,964 86.4 67,082 114.9 46,677 89.4 43,816 112.3 8,095 68.5 36,126 131.2 66,406 104.4 59,738 102.4 111,938 100.7 32,924 104.1 平成25年３月期 数 量 前年比 （%） 29,237 86.1 58,564 87.3 40,567 86.9 46,847 106.9 6,948 85.8 36,756 101.7 62,182 93.6 55,575 93.0 102,529 91.6 31,087 94.4 11 （単位：千本） 平成26年３月期 数 量 前年比 （%） 27,171 92.9 56,218 96.0 35,756 88.1 46,479 99.2 6,022 86.7 37,437 101.9 57,859 93.0 51,940 93.5 104,411 101.8 25,219 81.1 4．株式の状況（平成26年３月31日現在） （1）発行済株式総数 175,910,218株 （2）上場証券取引所 東京証券取引所市場第一部 （3）株 主 数 19,630名 （4）株 式 所 有 状 況 自己株式 10,546千株 5.99％ 金融機関 29,409千株 16.71％ 個人その他 29,999千株 17.05％ 証券会社 741千株 0.42％ その他の国内法人 51,979千株 29.54％ 外国法人等 53,233千株 30.26％ （5）大 株 主 所有株式数 （千株） 氏名または名称 バークレイズバンクピーエルシー シンガポール ノミニー ダノン プロバイオティクス プライベート リミテッド 発行済株式総数に対する 所有株式数の割合（％） 35,212 20.02 株式会社フジ・メディア・ホールディングス 6,492 3.69 みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託みずほ銀行口 4,957 2.82 松尚株式会社 4,917 2.80 共進会 4,453 2.53 日本マスタートラスト信託銀行株式会社（信託口） 2,667 1.52 キリンビバレッジ株式会社 2,458 1.40 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社（信託口） 2,199 1.25 株式会社みずほ銀行 2,186 1.24 中村輝夫 2,031 1.15 67,575 38.41 計 ※上記のほか、当社所有の自己株式10,546千株（5.99％）があります。 12 5．ヤクルトグループの概要 ヤクルト本社を中心としたヤクルトグループは、日本国内においては、ヤクルト商品 の販売を行う販売会社104社、ヤクルトの原料液をヤクルトとしてボトリングする子会社 工場６社、その他の関係会社等を含め139社、海外は27社で国内外合計166社により構成 されています。 また、ヤクルトをはじめとする乳製品は、国内・海外あわせて毎日約3,000万本以上が 販売されています。 （1）販売会社数および従事者数 国内販売会社104社の社員およびヤクルトレディ （YL） 、ヤクルトビューティ （YB） の人数は次のとおりで、約58,950人になります。 従事者数※ エ リ ア 販売会社数 販売会社 社 員 ヤクルトレディ （YL） ヤクルトビューティ （YB） 北 海 道 9 499 2,165 1,230 東 日 本 29 3,111 9,535 832 首 都 圏 17 3,779 8,294 881 中 日 本 19 3,635 9,706 1,327 西 日 本 30 2,799 9,199 1,958 104 13,823 38,899 6,228 計 ※：従事者数は平成26年３月末日現在 （2）自販機台数 （単位：台） 平成25年３月期 自販機期末台数 平成26年３月期 数 量 前年比（％） 数 量 前年比（％） 55,974 （13,874） 99.1 54,658 （16,001） 97.6 ※（ ）内はヤクルト機以外の自販機への納入台数 13 （3）商品の流通 ◇ヤクルトレディ （YL） また、ヤクルトレディの労働環境整備として、 ヤクルト400類を中心として「ジョア」 「ミルミ 全国で1,200か所（平成26年３月末現在）の企業内 ルS」 「プレティオ」などの食品および化粧品をお 保育所が各販売会社によって運営されています。 客さまへお届けしています。ヤクルトレディは昭 ◇ルート担当者 和38年から採用したヤクルト独自の宅配システム 小売店、自動販売機などにルートセールスに で、ほとんどが家庭の主婦であり、その多くが独 よって販売しています。 立した事業主です。食品衛生や商品の基礎知識に ◇ヤクルトビューティ （YB） ついて十分な研修を受け、お届け・販売をしてい ヤクルトの化粧品の訪問販売のほか、ホームエ ます。 ステなどを行っています。通称YBと呼ばれ、美 センターは、商品のストックヤード、ヤクルト 容、化粧品の専門知識を身につけた女性です。 レディの情報共有の場として設けられた販売会社 拠点は、商品のストックヤード、YBの情報共 の出先機関です。地域における「ヤクルトの顔」 有の場として設けられた販売会社の化粧品営業所 として、お客さまとの重要な接点となっており、 です。エステティックサロンが併設されていると 全国で2,515か所（平成26年３月末現在）あります。 ころもあります。 14 （4）主要関連会社および団体等 連 結 子 会 社 関 連 会 社 （平成26年３月末日現在） 数 主 要 会 社 名 78 東京ヤクルト販売㈱、㈱神戸ヤクルト工場、ヤクル ト商事㈱、㈱ヤクルトマテリアル、ヤクルトヘルス フーズ㈱、㈱ヤクルト球団、メキシコヤクルト㈱ 21（うち持分法適用会社数４社） 韓国ヤクルト㈱ （平成26年６月末日現在） 資本金 （百万円） 設 立 所在地 剛 495 昭和 25.５ 43.12 経営継承 東京都 港 区 プロ野球の興行 山 次 多 門 30 昭和 39.11 東京都 港 区 ヤクルト等の販売用資 機材の販売 ㈱ヤクルト・マネジメント・ 大 原 信 夫 サ ー ビ ス 30 昭和 60.４ 東京都 中央区 ビ ル 管 理 業 等（建 物 総 合管理、レストラン経営） ㈱ヤクルトマテリアル 大 坪 勝 巳 50 昭和 35.７ 東京都 中央区 香料等の製造･販売 ヤクルト食品工業㈱ 丸 野 忠 幸 90 昭和 47.10 佐賀県 神埼市 めん類の製造・販売 ヤクルトイースト・ ロジスティクス㈱ 佐久間俊明 10 昭和 44.10 東京都 八王子市 ヤクルト等の輸送 ヤクルトウエスト・ ロジスティクス㈱ 中 融 33 昭和 47.９ 広島県 広島市 ヤクルト等の輸送 ヤクルト薬品工業㈱ 阪 本 重 善 50 昭和 61.７ 東京都 国立市 医 薬 品・ 酵 素・ 試 薬 等 の販売 ㈱ヤクルトライフサービス 清 水 善 一 30 昭和 47.７ 東京都 渋谷区 保険代理店、その他 ヤクルトヘルスフーズ㈱ 筒 井 博 之 99 平成 18.８ 大分県 豊後高田市 保健機能食品、健康補 助食品等の製造・販売 社 名 代表取締役 社 長 ㈱ ヤ ク ル ト 球 団 衣 （東京ヤクルトスワローズ） ヤ ク ル ト 商 事 ㈱ 笠 村 事 業 内 容 団 体 等 理 事 長 設 立 所在地 事 業 内 容 ヤ ク ル ト 健 康 保 険 組 合 田 中 良 明 昭和 45.11 東京都 中央区 国の行う健康保険事業 の代行 ヤ ク ル ト 企 業 年 金 基 金 田 中 良 明 昭和 50.５ 東京都 港 区 企業年金 公 益 財 団 法 人 ヤ ク ル ト・ バ イ オ サ イ エ ン ス 研 究 財 団 澤 田 治 司 平成 ４.２ 東京都 中央区 腸内フローラを主体と したバイオサイエンス に関する研究・助成等 15 (5)海外事業所 ヤクルトの海外進出は、昭和39年３月の台湾ヤクルト㈱を皮切りに、現在27の事 業所および一つの研究所を中心に、テスト販売を含め、32の国と地域で主として乳 製品乳酸菌飲料「ヤクルト」の製造・販売を行っています。平成25年12月末でのヤ クルトレディ （ＹＬ）数は42,347人、取引店舗数は421,612店、社員数は16,537人（出 向者は含まず。）となっています。また、平成25年（１～12月）の乳製品１日平均販 売本数は、約2,341万本になっています。 地 域 ※２ ＹＬ数 １日平均 販売本数 取引店舗数 （万本） 社員数 ※２ 社 名 ※１ 代 表 者 ※１ 資 本 金 営業開始 所在地 1,560 1億9,200万 台 湾 ヤ ク ル ト ㈱ 松 園 明 洋 ニュー台湾ドル 1964年３月 台 （養樂多股份有限公司） （約649百万円） （昭和39年） 北 800万 香 港 ヤ ク ル ト ㈱ 1969年６月 香 川 端 美 博 香港ドル （昭和44年） （香港益力多乳品有限公司） （約106百万円） 港 89.2 329 0 58.1 3,280 ア ジ ア ・ オ セ ア ニ ア 203.5 1,308 428.6 フィリピンヤクルト㈱ 18億 1978年10月 マ ニ ラ （YAKULT アルバート・ディスン フィリピンペソ （昭和53年） PHILIPPINES, INC.） （約4,158百万円） 159.4 シンガポールヤクルト㈱ 1,200万 （YAKULT 植 草 俊 一 シンガポールドル 1979年７月 シ ン ガ （SINGAPORE）PTE.,LTD.） （約983百万円） （昭和54年） ポ ー ル 0 1,091 2,625 112,557 893 336 22.4 4,236 154 5,111 インドネシアヤクルト㈱ 1,101億 1991年１月 ジャカルタ （P.T.YAKULT 上 野 早 苗 インドネシアルピア （平成３年） INDONESIA PERSADA） （約1,002百万円） 317.5 オーストラリアヤクルト㈱ 1,500万 （YAKULT 大 野 謙 二 オーストラリアドル 1994年２月 ダンデノン AUSTRALIA PTY.LTD.） （約1,428百万円） （平成６年） 20.0 102,455 3,538 0 4,814 96 474 マレーシアヤクルト㈱ １億800万 （YAKULT 原 本 俊 彦 マレーシアリンギッド 2004年２月 シ ャ ー （MALAYSIA）SDN.BHD.） （約3,410百万円） （平成16年） ア ラ ム 23.8 5,155億 ベトナムヤクルト㈱ 2007年９月 ホーチミン 根 本 篤 ベトナムドン （YAKULT VIETNAM CO.,LTD.） （平成19年） （約2,526百万円） 15.0 インドヤクルト・ダノン㈱ ２億6,400万 2008年１月 ニューデリー （YAKULT DANONE INDIA 嶌 田 実 インドルピー PTE,LTD.） （約454百万円） （平成20年） 10.2 16 0 12,408 500億 韓 国 ヤ ク ル ト ㈱ 1971年８月 ソ ウ ル 金 赫 秀 ウォン （KOREA YAKULT CO.,LTD.） （約4,830百万円） （昭和46年） 12億836万 2007年４月 元 （平成19年） 上 （約20,168百万円） 9,092 184 3,500万 タ イ ヤ ク ル ト ㈱ 1971年６月 バンコク プラパン・ヘータクン バーツ （YAKULT（THAILAND）CO.,LTD.） （約111百万円） （昭和46年） 中 国 ヤ ク ル ト ㈱ 川 端 美 博 （養楽多（中国）投資有限公司） 33,999 10,759 238 282 6,697 294 233 3,962 144 41 海 146.9 24,269 1,084 事 業 内 容 ヤクルト、ヤクルト 300、ヤクルト300 ライト、はっ酵 乳 等の製造・販売 ヤクルト、ヤクルト ＬＴの製造・販売 ヤクルトの製 造・ 販売 ヤクルト、ヤクルト エ ース、ヤクルト 400等の製造・販売 ヤクルト、ヤクルト ライトの製 造・販 売 ヤクルトの製 造・ 販売、ヤクルトエー スライトの販売 ヤクルトの製 造・ 販売 ヤクルト、ヤクルト ライトの製 造・販 売 ヤクルトエ ース、 ヤクルトエースラ イトの製造・販売 ヤクルトの製 造・ 販売 ヤクルトの製 造・ 販売 中国各社の統括管理 ヤクルトの販売 地 域 ※２ ＹＬ数 １日平均 販売本数 取引店舗数 （万本） 社員数 ※２ 社 名 ※１ 代 表 者 ※１ 資 本 金 営業開始 所在地 1,553 ３億9,560万 2002年６月 広 元 （平成14年） （約6,603百万円） 上 海 ヤ ク ル ト ㈱ 川 端 美 博 （上海益力多乳品有限公司） ３億8,976万 2005年５月 上 元 （平成17年） （約6,505百万円） 北京ヤクルト販売㈱ 平 野 晋 （北京雅可乳特貿易有限公司） 1,603万 2006年６月 北 元 （平成18年） （約268百万円） 京 2011年８月 ６億613万 天 津 ヤ ク ル ト ㈱ （平成23年） 天 川 端 美 博 元 （天津養楽多乳品有限公司） （約10,116百万円）（生産開始） 津 ア ジ ア ・ オ セ ア ニ ア 広 州 ヤ ク ル ト ㈱ 川 端 美 博 （広州益力多乳品有限公司） 無 錫 ヤ ク ル ト ㈱ 川 端 美 博 （無錫養楽多乳品有限公司） ― （ ） 2015年 無 生産開始予定 州 157.2 700 377 海 49.7 9,956 363 ヤクルトの製 造・ 販売 ヤクルトの製 造・ 販売 155 26.3 4,505 ヤクルトの販売 194 ― ― ― ヤクルトの製造 165 ― 錫 ― 5,348 196.0 メキシコヤクルト㈱ 小 川 透 （YAKULT S.A.DE.C.V.） 6万 1981年10月 メキシコ ヌエボペソ （昭和56年） シ テ ィ （約0.5百万円） 335.9 米 ２億 1968年10月 レアル サンパウロ （昭和43年） （約9,098百万円） 州 １億2,460万 1999年10月 ファウンテン アメリカヤクルト㈱ 清水 実千男 ＵＳドル （平成11年） バ レ ー （YAKULT U.S.A.INC.） （約12,824百万円） ― ヤクルトの製造 ― ブラジルヤクルト商工㈱ 島 田 永 眞 （YAKULT S/A IND.E COM.） 20,988 2,476 8,564 18,034 3,012 0 18.2 6,927 64 0 3,028万 1996年３月 ア ル メ ア ユーロ （平成８年） （オランダ） （約4,287百万円） オランダヤクルト販売㈱ ピート・デッカース （YAKULT NEDERLAND B.V.） 36万 1994年４月 アムステル ユーロ （平成６年） フ ェ ー ン （約51百万円） ベルギーヤクルト販売㈱ バート・デゲースト （YAKULT BELGIUM S.A. /N.V.） 66万 1995年４月 ユーロ ブラッセル （平成７年） （約93百万円） 6.4 145万 1996年４月 イギリスヤクルト販売㈱ ロンドン 松 原 弘 泰 イギリスポンド （平成８年） （YAKULT UK LTD.） （約248百万円） 19.4 欧 州 ヨーロッパヤクルト㈱ 鈴 木 啓 之 （YAKULT EUROPE B.V.） ― 0 120 0 18.8 3,929 17 0 3,221 8 0 4,493 22 0 ドイツヤクルト販 売 ㈱ 166万 1996年４月 ノ イ ス ユーロ （YAKULT ピート・デッカース （平成８年） （約235百万円） DEUTSCHLAND GMBH） 8.3 オーストリアヤクルト販売㈱ 25万 2005年12月 ウィーン （YAKULT 鈴 木 啓 之 ユーロ （平成17年） （約35百万円） OESTERREICH GMBH） 1.5 12万 2007年２月 ミ ラ ノ ユーロ （平成19年） （約17百万円） 8.2 イタリアヤクルト販売㈱ 鈴 木 啓 之 （YAKULT ITALIA S.R.L.） 18,464 事 業 内 容 10,003 26 0 3,932 4 0 4,320 13 ヤクルト、ヤクルト 400、ソフール等の 製造・販売 ヤクルト、ヤクルト400 ＬＴ、ソフールＬＴ、 ソフール（ドリンクタ イプ）の製造・販売 ヤクルトの製 造・ 販 売、ヤクルトラ イトの販売 ヨーロッパ各社の統 括管理及びヤクル ト、ヤクルトライト、ヤ クルトプラスの製造 ヤクルト、ヤクルト ライト、ヤクルトプ ラスの販売 ヤクルト、ヤクルト ライト、ヤクルトプ ラスの販売 ヤクルト、ヤクルト ライトの販売 ヤクルト、ヤクルト ライト、ヤクルトプ ラスの販売 ヤクルト、ヤクルト ライト、ヤクルトプ ラスの販売 ヤクルト、ヤクルト ライトの販売 ※円換算：平成26年３月末レートです。 ※１：代表者は、平成26年５月末現在、資本金は平成26年３月末現在。 ※２：ヤクルトレディ（ＹＬ）数、取引店舗数、社員数は平成25年12月末現在、１日平均販売本数は平成25年 （１～12月）の年間平均本数です。 17 〈海外事業所分布〉 〈27の事業所〉 ①台湾ヤクルト㈱、②香港ヤクルト㈱、③タイヤクルト㈱、④韓国ヤクルト㈱、⑤フィリピンヤクルト㈱、⑥シンガポールヤ クルト㈱、⑦インドネシアヤクルト㈱、⑧オーストラリアヤクルト㈱、⑨マレーシアヤクルト㈱、⑩ベトナムヤクルト㈱、⑪ インドヤクルト・ダノン㈱、⑫中国ヤクルト㈱、⑬広州ヤクルト㈱、⑭上海ヤクルト㈱、⑮北京ヤクルト販売㈱、⑯天津ヤク ルト㈱、⑰無錫ヤクルト㈱、⑱ブラジルヤクルト商工㈱、⑲メキシコヤクルト㈱、⑳アメリカヤクルト㈱、ヨーロッパヤク ルト㈱、オランダヤクルト販売㈱、ベルギーヤクルト販売㈱、イギリスヤクルト販売㈱、ドイツヤクルト販売㈱、オー ストリアヤクルト販売㈱、イタリアヤクルト販売㈱ ※⑰無錫ヤクルト㈱は2015年に生産開始予定 〈32の国と地域〉 台湾、香港、タイ、韓国、フィリピン、シンガポール、ブルネイ、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、 ベトナム、インド、中国、ブラジル、ウルグアイ、メキシコ、ベリーズ、アメリカ、カナダ、フランス、スペイン、オランダ、 ベルギー、ルクセンブルク、イギリス、アイルランド、ドイツ、オーストリア、イタリア、マルタ、スイス なお、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、イギリス、アイルランド、ドイツ、オーストリア、イタリア、フランス、スペイン、 マルタ、スイスはヨーロッパヤクルトから、ウルグアイはブラジルヤクルトから、ブルネイはシンガポールヤクルトから、ニュー ジーランドはオーストラリアヤクルトから、カナダはアメリカヤクルトから、ベリーズはメキシコヤクルトからそれぞれ製品 供給を受け、販売しています。 18 6．食品の概要 ＜プロバイオティクスの考え方＞ 近年、ヨーロッパを中心に、予防医学の重要性の認識と抗生物質療法の限界を背景として、人間が 本来持っている抵抗力（特に腸内フローラをコントロールして健康に寄与させること）を見直そうと いう考えから、「プロバイオティクス」という言葉が使われるようになりました。 このプロバイオティクスの考え方は、人の腸でよい働きをする乳酸菌やビフィズス菌のパワーを健 康維持・増進のために役立てようとするもので、ヤクルトの創始者・代田 稔博士が80年以上も前から 提唱していた「予防医学」と「健腸長寿」の考え方そのものです。 【プロバイオティクスの定義】 プロバイオティクス（probiotics）は、抗生物質（アンチバイオティクス （antibiotics） ）に対比 される言葉で、生物間の共生関係（probiosis）を意味する生態学的用語を起源としています。 その後、何人かの学者によりプロバイオティクスの定義が提唱されました。 1989年にフラーの提唱した「腸内フローラのバランスを改善することにより、宿主（人など） に有益な作用をもたらす生きた微生物」という考え方がプロバイオティクスの定義として広く受け 入れられています。 【プロバイオティクスの望ましい条件】 乳酸菌は最も代表的なプロバイオティクスの候補ですが、乳酸菌であれば何でもよいわけでは ありません。以下のような条件を満たした、選び抜かれた乳酸菌こそ「プロバイオティクス」と いえます。 １．食経験を含めて安全性が十分に保証されていること ２．胃液、胆汁などに耐えて生きたまま腸内に到達できること ３．下部消化管（小腸下部、大腸）で増殖可能なこと ４．宿主に対して明らかな有用効果を発揮しうること ５．食品などの形態で有効な菌数が維持できること ６．安価かつ容易に取り扱えること 当社の乳製品で使用している「乳酸菌 シロタ株（Ｌ. カゼイ YIT 9029） 」と「Ｂ. ブレーベ・ ヤクルト株」などは、プロバイオティクスを代表する菌株です。 ＜乳酸菌 シロタ株（Ｌ. カゼイ YIT 9029） ・ ビフィズス菌（Ｂ. ブレーベ・ヤクルト株）の働き＞ １．腸の運動を高めて便性を改善します。 ２．有害菌の腸内増殖を防ぎます。 ３．有害物質の生成を抑え、腸内腐敗を防ぎます。 ＜Ｂ. ビフィダム Ｙ株の働き＞ １．ピロリ菌（ヘリコバクター・ピロリ）の活性を抑制します。 ２．胃粘膜を保護します。 ３．胃の不快感を改善します。 （1）乳 製 品 当社は「予防医学」の立場から、健康を追究するという独自の道を歩み、有用微生物利用に関する研 究および開発を続けてきました。ヤクルトの主力商品である乳製品乳酸菌飲料（Newヤクルト・ヤクル ト400・プレティオ・ＢＦ－1等）やはっ酵乳（ジョア・ミルミル・ソフール等）は、このような背景と日々 の研究成果から生れたもので、生きたまま腸内に到達するように改良強化された乳酸菌 シロタ株（Ｌ. カゼイ YIT 9029）とＢ. ブレーベ・ヤクルト株、Ｂ. ビフィダム Ｙ株などの有用微生物の力を利用した ものです。 19 分類 （平成26年７月現在） 特定保健用 食品表示 商 品 名 特 長 容器・容量 発 売 生きたまま腸内に到達して働く、乳酸菌 シロタ株の H25. 8 摂取ができる。１本に200億個の乳酸菌 シロタ株を H25. 11 許可取得 含む。 ＊「ヤクルト」は昭和10年に販売を開始しました。 ア ル ミ キ ャップ 付 生きたまま腸内に到達する乳酸菌 シロタ株が１本 ポ リ ス チ レ ン 容 器 65ml に200億個含まれる。「Newヤクルト」に比べカロ Newヤクルトカロリーハーフ － リーを50％カットし、甘さ控えめですっきりとし Ｈ25. 11 た風味。＊「ヤクルトカロリーハーフ」は平成21年 に販売を開始しました。 Newヤ ク ル ト 乳 製 品 乳 生きたまま腸内に到達する乳酸菌 シロタ株が１本 に300億個含まれ、カルシウム、ビタミンＣの補給 Ｈ25. 9 ができる。女性にとって魅力度の高い果実である ア ル ミ キ ャップ 付 カシスの爽やかな新しい風味。 ポリスチレン容器 80ml 生きたまま腸内に到達して働く、乳酸菌 シロタ株 H25. 8 ヤ ク ル ト Ace が１本に300億個含まれ、鉄、カルシウム、ビタミ Ｈ25. 3 許可取得 ンＣ・Ｄ、ガラクトオリゴ糖が補給できる。 ヤクルトフルーティ － ヤ ク ル ト ゴ ール ド － 酸 生きたまま腸内に到達して働く、乳酸菌 シロタ株 ア ル ミ キ ャップ 付 が１本に200億個含まれ、グルコサミン、カルシウ ポ リ ス チ レ ン 容 器 Ｈ26. 6 ム、ローヤルゼリーなどが補給できる。酸味と甘 65ml みを抑えたマイルドな風味。 生きたまま腸内に到達して働く、乳酸菌 シロタ株 Ｈ11. 1 H11. 6 の摂取ができる。１本に400億個の乳酸菌 シロタ Ｈ17. 4 ７本マルチ 許可取得 株を含む。 発売 ア ル ミ キ ャップ 付 生きたまま腸内に到達して働く、乳酸菌 シロタ株 ポ リ ス チ レ ン 容 器 80ml H19. 12 の摂取ができる。ヤクルト400に比べ甘さ控えめ、 Ｈ20. 9 ヤ ク ル ト 400LT 許可取得 カロリー30％カット。１本に400億個の乳酸菌 シ ロタ株を含む。 ヤ ク ル ト 400 菌 飲 乳酸菌 シロタ株とラクトコッカス ラクチスを混 合培養することにより産生されるＧＡＢＡ（γ－ H16. 9 プ レ テ ィ オ 紙容器 許可取得 アミノ酪酸）10mg以上を１本に含む。血圧が高め の方に。 Ｈ16.11 100ml Ｈ18. 9 ７本パック発売 プレーン ストロベリー ブルーベリー 白ぶどう H10.11 許可取得 H11.11 ブルーベリー 許可取得 Ｓ45.11 のむタイプのヨーグルト。生きたまま腸内に到達 ポリスチレンキャップ付 Ｈ12.11 ブルーベリー して働く、乳酸菌 シロタ株と１日所要量の約1/3 ポリスチレン容器 発売 のカルシウムと約1/2のビタミンＤの摂取ができ 125ml Ｈ20.10 白ぶどう る。１本に12.5億個以上の乳酸菌 シロタ株を含む。 発売 アロエ （食べるタイプ） ブルーベリー （食べるタイプ） － 料 － 紙 製 銅 部（定 型） とポリエチレン製 Ｈ20. 6 地域限定 ビフィズス菌を使用。１本に当社独自のビフィズ リ ッド 部（容 器 上 発売 ス菌Ｂ. ビフィダム Ｙ株を10億個以上含む。 部） を 組 み 合 わ せ Ｈ22. 4 全国発売 た複合容器 100ml Ｂ Ｆ － １ は ジ ョ ア っ 酵 ミ ル － 乳 ミ ル ミ ル Ｓ － ル ミ ソフトタイプの食べるヨーグルト。生きたまま腸 ポリプロピレンキャップ付 内に到達して働く、乳酸菌 シロタ株の摂取ができ ポリプロピレン容器 Ｈ24.10 90g る。１個に９億個以上の乳酸菌 シロタ株を含む。 のむタイプのビフィズスヨーグルト。生きたまま 腸内にとどいて働くビフィズス菌を１本に100億個 以上含む。砂糖不使用、虫歯の原因にならないパ Ｈ22. 3 ラチノースを使用。にんじんジュースを配合し、 紙 容 器（紙 と ア ル 酸味を抑えた飲みやすいミルク風味。 ミ箔の５層構造） のむタイプのビフィズスヨーグルト。生きたまま 100ml 腸内にとどいて働くビフィズス菌を１本に100億個 以上、ガラクトオリゴ糖を１g含むほか、食物繊維、 Ｈ22.10 鉄、葉酸、ビタミンＢ6・Ｂ12・Ｅ、コラーゲンを 含む。ミルミルに比べて低カロリータイプ。 20 分類 特定保健用 食品表示 商 品 名 特 長 容器・容量 は 酵 ソ フ ー ル っ １個に10億 ハードタイプの食べるヨーグルト。 H11. 6 個以上の乳 生きたまま腸内に到達して働く乳酸 許可取得 酸菌 シロタ 菌 シロタ株の摂取ができる。 株を含む。 プレーン ストロベリー LT 元 気ヨーグルト 乳 その他 乳 酸 菌 ソ イ α 100ml １個に９億 個以上の乳 アルミキャップ付 酸菌 シロタ 紙カップ ハードタイプの食べるヨーグルト。 株を含む。 低脂肪でさっぱりとしたミルク風味 １個に６億 で鉄、カルシウムを含む。 個以上の乳 酸菌 シロタ 株を含む。 － 発 売 Ｓ50. 8 ストロベリー発売 Ｓ55. 9プレーン発売 100g Ｈ13. 2 LT 発売 Ｈ24. 6 元気ヨーグルト発売 70g Ｈ25. 5 無菌包装紙容器 乳酸菌 シロタ株とイソフラボンが１本で手軽に摂 地域限定発売 （ノンアルミタイプ） れる新機能性飲料。脂肪ゼロ。 Ｈ26. 6 100ml 全国発売 － 〈参考：発酵乳、乳酸菌飲料の成分規格〉厚生労働省「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」 種 成 無 類 別 分 脂 乳 固 形 分 8.0 乳 酸 菌 数 又 は 酵 母 数（1ml当 た り） １ 大 陰 腸 菌 群 乳 酸 菌 飲 料 発 酵 乳 ％ 千 以 万 以 乳製品乳酸菌飲料 上 3.0 上 １ 性 陰 21 ％ 千 以 万 以 乳酸菌飲料 上 3.0 上 百 性 陰 ％ 万 未 満 以 上 性 （2）清涼飲料水 商品タイプ（分類） 商 品 名 特 長 容 器・ 容 量 発 売 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｓ49. 6 うんしゅうみかんとオレンジをブレンドした 125ml Ｈ24. 7 みかん・オレンジジュース 100％ジュース。 125ml紙容器 発売 ア ッ プ ル ジ ュ ー ス 混濁タイプのりんご100％天然果汁。 100％ジュース パ イ ナ ッ プ ル ジ ュ ー ス 良質なパイナップルを使用した100％天然果汁。 厳選したグレープフルーツを使用したさわやかな グレープフルーツジュース 風味の100％天然果汁。 完 きになる野菜 100％果実・野菜 ミックスジュース きになる野菜 野菜入り 低果汁飲料 熟 Ｓ52. 6 Ｈ 2. 7 無菌包装スリムタイプ紙容器 200ml Ｈ11. 3 青りんごの代表品種「王林」のストレート果汁を 林 使用したプレミアムタイプの100％りんごジュー ス。 王 Ｈ23.11 期間限定発売 パイナップル果汁30％にキャロット20％をうまく パ イ ン キ ャ ロ ッ ト ハーモニーさせた、野菜嫌いの人にも飲みやすい 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｓ62. 5 風味の果汁入り飲料。 200ml ホワイトグレープ果汁30％にキャベツ10％をうま 無菌包装スリムタイプ紙容器 125ml×３ Ｈ22.10 ホワイトグレープキャベツ くハーモニーさせた、野菜嫌いの人にも飲みやす い風味の果汁入り飲料。 紫 野 菜 ミ ッ ク ス 紫さつまいもをはじめとした紫野菜が手軽に摂れ る100％の果実・野菜ミックスジュース。 緑黄色野菜ミックス にんじんをはじめとした緑黄色野菜が手軽に摂れ 無菌包装スリムタイプ紙容器 200ml る100％の果実・野菜ミックスジュース。 30種類の野菜の野菜汁を 100％使用し青臭さ等を 100％野菜ジュース 100 手 軽 に 野 菜 １ 日 分 抑えて飲みやすくした野菜ジュース。 さ っ ぱ り り ん ご 爽 野 や 菜 ュ Ｈ20. 6 280ml 「紀州南高梅」の果汁（１％）を使用した、さっぱ 梅 り飲みやすい風味の清涼飲料（ガラクトオリゴ糖 を2.5ｇ含む）。 か ジ Ｈ18. 4 生果のような澄んだ甘い香り立ちとすっきりとし た後口が特長の果汁入り清涼飲料（果汁５％）。 低果汁 （10％未満） さ っ ぱ り ピ ー チ 程良い甘さと酸味がおいしいさっぱりとしたピー チ果汁入り清涼飲料（果汁３％）。 PET容器 清涼飲料 ー ス Ｈ22.10 Ｈ25. 3 Ｈ26. 4 トマトを主体にセロリ、にんじん等９種類の野 菜、レモン果汁をミックスした野菜ジュース。 Ｓ51. 5 無菌包装スリムタイプ紙容器 トマトを主体に、セロリ、にんじん等９種類の野 200ml 菜 ジ ュ ー ス 菜をミックスし、食塩無添加で野菜本来の旨みを Ｈ12. 4 （ 食 塩 無 添 加 ） 生かした野菜ジュース。 野 菜 ジ ュ ー ス 野 トマトジュース もぎたての新鮮な旬のトマトをそのまま搾ってす 旬 の 味 わ い ぐに缶に充填（シーズンパック）したトマトジュー スチール缶 ト マ ト ジ ュ ー ス ス。 メ ン タ ル リラックス飲 料 レ （低果汁（10％未満） 清 涼 飲 料 ） モ リ 発汗により失われたミネラル（ナトリウム、カリ 低カロリーのスポーツドリンク。 栄養ドリンク タ フ フ マ マ ン Ｈ11. 9 期間限定発売 リラックス効果の期待できるテアニン（緑茶など に含まれるアミノ酸の一種）を含み、レモン果汁 無菌包装プリズマタイプ紙容器 ア と鎮静効果のあるリーフ系ハーブを中心とした７ 250ml Ｈ13. 6 種のハーブエキスが程よく調和した心と体を癒す PET容器 500ml リラックス飲料。 スポーツドリンク ミ ネ ラ ル チ ャ ー ジ ウム、カルシウム、マグネシウム）を補給できる PET容器 タ 190g 高麗人参エキスを中心にビタミンB2・B6等を配合 ン した健康飲料。 栄養機能食品。 （29ページ参照） 高麗人参エキス、ローヤルゼリー、アルギニン、 Ｖ ビタミンＢ群等を配合した健康飲料。 ガラスびん 栄養機能食品。 （29ページ参照） 高麗人参を 1000mg、ローヤルゼリーを 100mg配 タ フ マ ン ス ー パ ー 合し、機能性強化の健康飲料。栄養機能食品。 （29ページ参照） タ フ マ ン Ｄ Ｒ Ｙ 高麗人参エキス、ローヤルゼリー、ビタミン類を ガラスびん 配合したおいしく飲みやすい炭酸飲料。 22 500ml Ｈ26. 4 Ｓ55.11 110ml Ｈ16. 3 Ｈ23.10 120ml Ｈ25.10 商品タイプ（分類） 商 ア 品 ヤ ム 名 ラ サ 特 長 容 器・ 容 量 発 売 Ｈ15. 9 地域限定発売 濃い紫色をしたさつまいも（アヤムラサキ）の搾 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ20. 4 キ 汁を100％使用し、多様な機能性があるアントシ 125ml 全国発売 アニンを含む健康飲料。 Ｈ23. 3 表示追加 紀州南高梅果汁を使用し爽やかな酸味でさっぱり とした風味。おなかの調子を整える働きのあるガ 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ23. 9 オリゴ 糖 入り梅ド リンク 200ml ラクトオリゴ糖を2.5g含む。特定保健用食品（規 格基準型） （28ページ参照） 機 能 性 飲 料 ぎ 「 ゅ っ と 健 カ シ ス 康 カシスポリフェノールを１個に140mg含んだ健康 」 機能性飲料。 Ｈ21.10 ぎ 「 ゅ 康 赤シソ葉から抽出した赤シソエキスを１個に 」 400mg含んだ健康機能性飲料。 Ｈ22. 1 期間限定発売 っ 紫 と 健 蘇 ぎ ゅ っ と 健 康 グルコサミンを１個に1,500mg、コンドロイチン 無菌包装紙容器 「 グ ル コ サ ミ ン 」 10mgを含んだ健康機能性飲料。りんご果汁30%。 アスタキサンチン3mg、ビタミンＣ100mg、ハト ぎ ゅ っ と 健 康 ムギエキス100mgを含んだアセロラ風味の健康機 「アスタキサンチン」 能性飲料。 Ｃ Ｈ Ｏ Ｂ Ｉ 65ml Ｈ22. 6 Ｈ26. 8（予定） コラーゲン1000mg配合に加え、コラーゲンの生 成を助けるパフィア50mg（パフィアエキスとし て）、ビタミンＣ100mgを配合したオレンジ味の 美容飲料。 Ｈ24. 5 地域限定発売 Ｈ25. 6 全国発売 ヤクルトの乳性飲料 ミ ル ー ジ ュ ヤクルトのような香味ですっきりとした褐色系乳 PET容器 500ml ヤ ク ル ト の 乳 性 飲 料 飲料。おなかの調子を整える働きのあるガラクト 280ml Ｈ26. 5 ミ ル ー ジ ュ 2 8 0 オリゴ糖を2.5g含む。特定保健用食品（規格基準 無菌包装スリムタイプ紙容器 200ml 型） （28ページ参照） ヤクルトの乳性飲料 ミ ル ー ジ ュ 2 0 0 ヤ ク ル ト の 乳 性 飲 料 カルシウムとビタミンＤを配合したヤクルト風味 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ26. 5 ミ ル ー ジ ュ の褐色系の乳性飲料。飲み切りやすい小容量タイ 125ml×３ C a 1 2 5 プ。（給食チャネルでの販売が中心） 乳 性 飲 料 ガラクトオリゴ糖、カルシウム、ビタミンＤを配 合したジョアの原料はっ酵乳を使用したヨーグル ヤクルトの乳性飲料 ト風味の白色系乳性飲料。おなかの調子を整える PET容器 ホワイトミルージュ 働きのあるガラクトオリゴ糖を2.5g含む。特定保 健用食品。（規格基準型） （28ページ参照） 500ml Ｈ26. 5 ヤ ク ル ト の 乳 性 飲 料 ビタミンＤを配合し、ヨーグルトの風味と炭酸の ホ ワ イ ト ミ ル ー ジ ュ 刺激がマッチしたさわやかな炭酸入り乳性飲料。 ボトル缶 ソーダ 栄養機能食品。 （29ページ参照） 300ml Ｈ26. 5 ヤ ク ル ト の 乳 性 飲 料 カルシウムとビタミンＤを含むフルーツタイプの フ ル ー ツ ミ ル ー ジ ュ 乳性飲料。果汁（マンゴー、オレンジ、パインアッ チルドカップ容器200ml Ｈ26. 5 ト ロ ピ カ ル ミ ッ ク ス プル）のとろりとした食感が楽しめる。 （ 調製 豆乳 ） （ 豆乳 飲料 ） ラックミー 豆乳類 調製豆乳 国産大豆使用 国産大豆を100％使用した、コレステロールが気 になる方向けの調製豆乳。大豆たんぱく質7.0g含 むほか、カルシウム、ビタミンＥも含有。特定保 健用食品。 （28ページ参照） Ｈ20. 6 調 製 豆 乳 青臭みがなく、すっきり飲みやすい調製豆乳。 コ ー ヒ ー 青臭みがなく、すっきり飲みやすいミルクコー ヒー風味の豆乳飲料。 Ｓ57. 5 ナ 青臭みがなく、すっきり飲みやすいバナナミルク 風味の豆乳飲料。 Ｈ11. 2 バ ナ 23 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｓ57. 5 200ml 商品タイプ（分類） 珈琲たいむ コ ー ヒ ー 商 品 名 特 長 容 器・ 容 量 発 売 ミ デ ィ ア スチール缶 160g 厳選した上質なアラビカ種を100％使用。コーヒー 〃 185g ム Ｈ18. 4 感を若干強調したスタンダードタイプのコーヒー。 無菌包装スリムタイプ紙容器 200ml カ フ ェ ラ 厳選した上質なアラビカ種を100％使用。牛乳を スチール缶 185g テ 25％使用した本格的で贅沢なカフェオレタイプの 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ18. 4 200ml コーヒー。 ブ ラ ッ 厳選した上質なアラビカ種を100％使用。砂糖、 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ23. 4 ク ミルクなどを一切使用していない、ブラック無糖 200ml タイプのコーヒー。 PET容器 〃 緑 茶 お 茶 蕃 健 康 茶 飲 料 爽 国産茶葉の豊かな香りと味を活かした緑茶。 500ml 280ml （ホット対応） 〃 280ml Ｈ12. 3 （コールド用） 無菌包装スリムタイプ紙容器 200ml グァバ葉を原料とした無糖茶飲料。グァバ葉ポリ 無菌包装スリムタイプ紙容器 フェノールには食後の血糖値の急激な上昇を抑え 200ml 茶 Ｈ10. 6 る働きがある。 PET容器 500ml 特定保健用食品。 （28ページ参照） 〃 2,000ml 麗 グァバ葉を原料とした無糖茶飲料。グァバ葉ポリ フェノールには食後の血糖値の急激な上昇を抑え 無菌包装スリムタイプ紙容器 200ml Ｈ22.10 蕃 爽 麗 茶 香 ば し 風 味 る働きがある。独特の渋みや苦味を抑え、香ばし PET容器 500ml くすっきりとした風味。 特定保健用食品。 （28ページ参照） 爽 黒 涼 酢 大麦、はぶ茶、はと麦を中心に 11種類の茶原料を 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ23.10 茶 ブレンドし、オキナワモズクから抽出したフコイ 200ml ダンを80mg配合した混合茶飲料。 健 ド リ ビ ネ ガ ー ド リ ン ク ン 純米熟成黒酢に、紀州南高梅果汁を組み合わせ 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ14. 9 た、おいしく飲みやすいビネガードリンク。おな 125ml 地域限定発売 ク かの調子を整える働きのあるガラクトオリゴ糖を 無 菌 包 装スクエアタイプ Ｈ16. 3 2.5ｇ含む。 紙容器 1000ml 全国発売 特定保健用食品（規格基準型） （28ページ参照） 紫 の お い し い お 酢 紫芋（アヤムラサキ）搾汁から醸造した紫芋酢を １個に10ml配合。ポリフェノールが豊富な紫芋酢 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ20. 6 125ml とぶどう果汁を使用した、飲みやすい風味の健康 嗜好飲料。 こくのある生乳等のまろやかな味わいと厳選した 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ17. 7 マ イ ル ド カ フ ェ・ オ・ レ コーヒーのおいしさがバランス良くマッチした 250ml コーヒー入り乳飲料。 乳 飲 こくのある生乳等のまろやかな味わいと厳選した 料 マ イ ル ド い ち ご・ オ・ レ いちご果汁のおいしさがバランス良くマッチした いちご果汁入り乳飲料。 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ23.10 250ml 生乳等のまろやかな味わいと厳選した抹茶のおい 無菌包装スリムタイプ紙容器 Ｈ25. 9 マ イ ル ド 抹 茶・ オ・ レ しさがバランス良くマッチした甘みを抑えた抹茶 250ml 入り乳飲料。 ア ココアとミルクをたっぷり使った本格的ココアド スチール缶 リンク。 190g Ｓ57. 9 コ ー ン ポ タ ー ジ ュ シャキシャキした粒コーンがたっぷり入った濃厚 スチール缶 でとろみのある本格的なスープ飲料。 190g Ｈ21.10 コ HOT専用飲料 コ ホ ッ ト ゆ ず ＆ 日 向 夏 ゆずと日向夏の果汁をミックスした清涼飲料。 PET容器 280ml Ｈ22.10 ヤクルト風味の酸味と程良い甘さがマッチした ヤクルトの乳性飲料 ホットタイプの乳性飲料。カルシウムとビタミン PET容器 ミ ル ー ジ ュ H O T Ｄを配合。 280ml Ｈ25. 9 24 （3）麺 類 即席中華めん ラーメン 即 席 焼 そ ば 焼そば 商品タイプ（分類） 干 し う ど ん 商 品 名 特 長 容 器・ 容 量 フィルム包装 麵 許 皆 伝 ［めん］めんは良質の小麦粉を使用し、コシの強 しょうゆ味 （ し ょ う ゆ 味・ み そ さが特長。国産大麦若葉を原料とした粉末青汁を みそ味 味 ・ し お 味 ） 練り込みめんを緑色に仕上げ、大麦若葉の独特の しお味 風味を和らげるためにガラクトオリゴ糖を配合。 カルシウムを強化している。 麵 許 皆 伝 フィルム包装 ソ ー ス 焼 そ ば ［スープ・ソース］ビタミンB1・B2を強化している。 発 売 94g Ｈ11.10 97g 96g 102g Ｈ13. 9 うどん 乾 麺 物 語 う ど ん 鰹でとったダシの風味がきいた和風のカレーとそ スープ カ レ ー う ど ん れにマッチした平麺があう本格的なうどん。 80g 20g ５食、３食入 コシの強さと歯ごたえのある麺と、旨みたっぷり めん 乾 麺 物 語 ら ー め ん のとんこつを特製醤油で仕上げた白湯スープラー スープ とんこつしょうゆ味 メン。 80g 30g ５食・３食入 Ｈ25.12 中 華 め ん 乾 汁 な 麺 し 物 坦 々 豆板醤のピリッとした辛みに甜麺醤でコクをつけ めん 語 た甘辛さが麺とよく絡み、冷たくしても温かくし スープ 麺 ても食べられる担々麺。 80g 50g Ｈ26. 5 ５食・３食入 神 埼 そ う め ん 佐賀県神埼の清らかな水と厳選した小麦粉を使用 神 埼 ひ や む ぎ し、めん本来の風味と独特の食感が味わえる乾麺。 乾 麺 Ｓ49. 4 神 埼 中 め ん 佐賀県神埼の清らかな水と良質の小麦粉から生れ フィルム包装 神 埼 う ど ん たふっくらとしたなめらかな舌ざわりの麺。 神 埼 そ ば 200g Ｓ62.10 佐賀県神埼の清らかな水と、厳選した小麦粉とそ ば粉を使用し、風味豊かに仕上げたそば。 Ｈ10.10 佐賀県神埼で熟成を重ね、糸状に練り延ばされ、 紙 箱 神 埼 手 延 そ う め ん ゆであがりが早く、さらりとした涼味豊かな舌ざ 木 箱 わり手作りそうめん。 24束・36束 48束・60束 Ｓ49. 4 50g／束 （4）健康食品 （ヤクルトレディがお届けするヤクルトヘルスフーズ㈱の商品） 商 マ イ 品 タ 名 イ 特 ム 長 容 器 ・ 容 量 ビタミンＥとγ－リノレン酸等をゼラチンで包み、これをビタ プラスチックボトル＋ ミンＣとグレープフルーツ果汁、ハトムギエキス、核酸（ＤＮ プラスチックキャップ Ａ）等でコーティングした、２層からなるビタミンＥ・Ｃ含有 食品。グレープフルーツのさわやかで甘酸っぱい風味。 １日１袋で600mg（生換算）のローヤルゼリーが補える、コラー ロ ー ヤ ル ゼ リ ー ゲン、ビタミンＥを配合した健康補助食品。フルーツ風味の食 べやすい顆粒タイプ。 発 売 42g Ｈ19. 2 プラ・アルミ包装フィルム Ｈ19. 3 36g 毎 日 う れ し い 誰にでも手軽に野菜の栄養を摂取できる、さらりと飲みやすい プラ・アルミ包装フィルム 青汁。良質なケールを使用し、おなかにやさしいガラクトオリ Ｈ24. 2 100g（５g×20袋） ケ ー ル の 青 汁 ゴ糖を配合。 大麦若葉を使用、青汁特有の青臭さを抑え飲みやすさを重視し ごくごく飲める大麦若葉 た青汁。１日目安量３袋でレタス約１個分の食物繊維が摂取で きる。 サ フ プ コ サ プ リ イ ズ ダ リ ズ Ｐ Ｓ プラ・アルミ包装フィルム Ｈ24. 2 74g（3.7g×20袋） プラスチックボトル＋ ム 沖縄モズクから抽出したフコイダン100％使用。１日目安量３ プラスチックキャップ ン 粒でフコイダン80mgを摂取。 48g（800mg×60粒） ム １日目安量３粒に大豆由来のＰＳ（ホスファチジルセリン）を プラスチックボトル＋ Ｈ20.10 プラスチックキャップ 26.4g（440mg×60粒） 100mg配合。ソフトカプセルタイプ。 サ プ リ ズ ム １日目安量９粒で12種のビタミンと10種のミネラルが手軽に補 ファスナー付アルミパウチ Ｈ25. 4 75.6g（280mg×270粒） マルチビタミン＆ミネラル 給できる小粒タブレットタイプ。 サ プ リ ズ ム １日９粒で、グルコサミン1,500mgを摂取できる他、コンドロ ファスナー付アルミパウチ Ｈ24. 9 67.5g（250mg×270粒） グ ル コ サ ミ ン イチン、低分子ヒアルロン酸を配合している。 25 商 サ コ プ ラ 品 リ ー 名 ズ ゲ 特 長 容 器 ・ 容 量 発 売 女性にお勧めの美容成分を美味しく補助できる健康補助食品。 ム １日の目安量１包5.2gで5,000mg、セラミド600㎍、エラスチン フラットボトムパウチ Ｈ21.10 5.2g×30包 ン 10mgを摂取できる。（粉末タイプで料理や飲み物に合わせやす く飲みやすい。） サ プ リ ズ ム 北欧産野生種ビルベリーエキス250mgとルテイン６mgを中心 アルミパウチ にアイブライトエキス、５種のビタミンを１日目安量２粒に配 Ｈ23.10 27g（450mg×60粒） ブルーベリー＆ルテイン 合。 （5）保健機能食品制度 保健機能食品制度とは、健康食品のうち、国が安全性や有効性等について一定の条件を満たした 食品を「保健機能食品」として表示して販売することを認める制度で、食品の目的や機能等の違い により図のように「特定保健用食品」と「栄養機能食品」の二つのジャンルに分けられます。 （名称及び分類） ①特定保健用食品 「特定保健用食品」は、消費者庁が商品別にその保健効果や安全性等 について審査し、承認したものでその効果を容器に表示することが許可 された食品です。容器に表示された特保マークが目印です。 食品の機能と「特定保健用食品」 食品には、私たちが生きていくうえで必要な栄 養分を供給する働き（一次機能）と、味覚や嗜好 を満足させる働き（二次機能）があります。さら に、生体防御、疾病の予防、疾病の回復、体調リ ズムの調節、老化防止などの体調を調節する働き （三次機能）のあることがわかってきました。 26 ②当社の「特定保健用食品」表示商品 【Newヤクルト・ヤクルト400・ヤクルト400LT・ヤクルトAce・ジョア（期間限定・食べるタイプは 除く）・ソフール（期間限定・元気ヨーグルトは除く） 】 （許可表示） 生きたまま腸内に到達する乳酸菌 シロタ株（Ｌ. カゼイ YIT 9029）の働きで、良い菌を増やし悪 い菌を減らして、腸内の環境を改善し、おなかの調子を整えます。 〈参考：データで示す乳酸菌 シロタ株（Ｌ. カゼイ YIT 9029）の働き〉 【プレティオ】 （許可表示） 本品はγ－アミノ酪酸（ＧＡＢＡ）を含んでおり、血圧が高めの方に適した飲料です。 収縮期血圧の推移 拡張期血圧の推移 ※プラセボ：ある成分の効果を正確に判定するために、その成分を除いて作ったサンプル。 27 【蕃爽麗茶】（H12.３ 表示許可を取得） 【蕃爽麗茶 香ばし風味】 （H22.８ 表示許可を取得） （許可表示） グァバ葉ポリフェノールの働きで、糖の吸収をおだやかにするので、 食後の血糖値が気になる方に適した飲料です。 １日当たりの摂取目安量：お食事ごとに200ml （出口ら、日本農芸化学会誌、第72巻8号、1998） 【調製豆乳 国産大豆使用】 （H20.４ 表示許可を取得） （許可表示） 本品は豆乳を原料とし、血清コレステロールを低下させる働きがある大豆たんぱく質を摂取しや すいように工夫されているので、コレステロールが気になる方の食生活の改善に役立ちます。 【オリゴ糖入り梅ドリンク】 （H22.４ 表示許可を取得） 【黒酢ドリンク】 （H25.８ 表示許可を取得） 【ヤクルトの乳性飲料 ミルージュ】 （H25.12 表示許可を取得） 【ヤクルトの乳性飲料 ミルージュ200】 （H25.12 表示許可を取得） 【ヤクルトの乳性飲料 ミルージュ280】 （H25.12 表示許可を取得） 【ヤクルトの乳性飲料 ホワイトミルージュ】 （H25.12 表示許可を取得） （許可表示） ガラクトオリゴ糖が含まれており、ビフィズス菌を増やして腸内の環境を良好に保つのでおなか の調子を整えます。 糞便１グラム中のビフィズス菌数 （松本ら、腸内細菌学雑誌、第18巻1号、2004） 28 ③栄養機能食品 「栄養機能食品」は消費者庁長官が定めた栄養成分量の規格基準に適合していれば、個別の許可申 請や届出等を行うことなく、その栄養成分の機能を容器に表示することができる食品です。 「栄養機能食品」として栄養成分の機能を表示できる食品は、次のミネラル類５種類とビタミン類 12種類のいずれかについて、 「栄養機能食品」の規格基準に適合したものです。 ミネラル類 亜鉛、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム ビタミン類 ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンＡ、ビタミンB1、ビタミンB2、 ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンＣ、ビタミンＤ、ビタミンＥ、葉酸 ④当社の「栄養機能食品」表示商品 【タフマン・タフマンＶ・タフマンスーパー】 （栄養機能表示） ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 【ヤクルトの乳性飲料 ホワイトミルージュソーダ】 （栄養機能表示） ビタミンＤは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。 29 ７． 化粧品の概要 体の内外美容の考え方に基づき健康な素肌美をテーマとするヤクルトの化粧品は、昭和36年から 製造を開始し、 46年より本格的な販売を行っています。ヤクルトの乳酸菌発酵技術により開発された 乳酸菌はっ酵エキス※１、 ビフィズス菌はっ酵エキス※２と高分子ヒアルロン酸、そして皮フのメカニズ ムの追究から生まれたラメラ粒子※３などの当社オリジナル保湿成分を配合した基礎化粧品を中心に、 仕上化粧品から頭髪、ボディに至るまで、総合的な商品の開発を行い、全国のヤクルトビューティ やヤクルトレディを通じてお客さまにお届けしています。 商品数としては、370アイテムとなっています。 （平成26年５月末） ※１ 乳酸菌はっ酵エキス：乳酸菌研究開発からつくりだされたスキンケアのためのオリジナル保湿 成分です。 ※２ ビフィズス菌はっ酵エキス：良質な大豆（豆乳）をビフィズス菌で発酵させ、イソフラボンを 活性型にしたオリジナル保湿成分です。 ※３ ラメラ粒子：お肌のラメラ構造に着目して開発されたオリジナル保湿成分です。 基 礎 化 粧 品 発 売 仕 上 化 粧 品 発 売 ピーゾーン シリーズ H10.2 パラビオ進化型 シリーズ（ベースメイク３品） H20.3 深進化型パラビオ シリーズ H22.5 グランティア ＥＸシリーズ H23.4 ikitel シリーズ（インターネット専売） H22.9 新保湿・リベシィ シリーズ H22.11 ヤクルトビューティエンス ブリリアント ～ザ クリーム～ H22.12 新うるおう シリーズ H23.1 ラクトデュウ Ｓ．Ｅ．ローション H23.2 透白・リベシィホワイト シリーズ H23.4 エジティックス モイストリペア エッセンス H23.11 ラクトデュウ Ｓ．Ｅ．ヒアルロンジェル H24.1 生活香彩 ボディパウダー H13.5 パラビオ ＡＣクリーム サイ H24.12 ポッシュママ シリーズ H15.１ ビサイクル リフトリペア エッセンス H25.11 ヤクルト 薬用アパコートＳ．Ｅ． 〈ナノテクノロジー〉 H21.７ ベルフェ モイスチュア エッセンス H26.4 ヤクルト サンスクリーン®Ｓ．Ｅ．シリーズ H26.4 頭 髪 化 粧 品 発 薬用ニューレカミエ H９.3 ナビアン シリーズ H10.５ ラミーヌ トリートメントエッセンス H11.７ ダンシャル（ヘアケア２品） H22.5 ボ デ ィ 化 粧 品 30 売 発 売 ８．医薬品の概要 ヤクルトの医薬品事業は、昭和36年に食品用や医薬品原料用酵素を中心とした製品を 製造・販売したことに始まります。その後、昭和42年に医療用医薬品の販売を開始し、 現在では、一般用医薬品、医薬部外品、医療機器、試薬等にもその分野を広げています。 ＜一般用医薬品＞ 一般用医薬品の始まりは昭和54年発売の乳酸菌製剤「ヤクルト整腸薬」（現在は発売中 止）までさかのぼることができます。その後、乳酸菌製剤「ヤクルトBL整腸薬」（平成 ７年、平成16年７月から医薬部外品）や便秘薬「アロエ便秘薬」（平成24年）を販売して います。 ＜医薬部外品＞ 「ヤクルトBL整腸薬」は平成16年から医薬部外品へと分類が変更され、ドラッグスト アの他コンビニエンスストア等でも販売されています。また、口の中で溶かして服用す るチュアブル錠として「ヤクルトBL整腸薬Ｓ錠」（平成18年）も販売しています。これ らは業務提携により佐藤製薬株式会社から「テスミンBL錠」としても発売されています。 ＜医療用医薬品＞ 医療用酵素製剤などから始まったヤクルトの医療用医薬品は、昭和50年に発売された乳 酸菌製剤「ビオラクチスカプセル」 （発売中止、現在は平成２年に発売された「ビオラクチ ス散」 ）を初めとしてヤクルトオリジナルの薬剤の他、ジェネリック医薬品も多く手がけて きました。その後、がんとその周辺領域に特化する施策により、抗がん剤の販売が主となっ ています。その中でも、 「カンプト」と「エルプラット」はヤクルト医薬品売上高の大きな 割合を占め、医薬品事業を支える柱と言えます。 抗がん剤では、 「カンプト」と「エルプラット」の他に『シスプラチン点滴静注「マルコ」 』 （平成６年） 、 「オペプリム」 （平成14年） 、 『フルタミド錠125「KN」 』 （平成15年） 、 『ゲムシ タビン点滴静注用「ヤクルト」 』 （平成22年） 、 『イマチニブ錠「ヤクルト」 』 （平成25年）や、 抗がん剤の作用を増強する活性型葉酸製剤『レボホリナート点滴静注用「ヤクルト」 』 （平 成19年）を、またがん周辺領域の薬剤としては５─ HT3受容体拮抗型制吐剤「シンセロン錠 ８mg」 （平成16年） 、遺伝子組換えヒトG─ CSF誘導体「ノイアップ注」 （平成22年）および 骨吸収抑制剤『ゾレドロン酸「ヤクルト」 』 （平成26年）を販売しています。 その他、乳糖分解酵素製剤「オリザチーム顆粒」 （昭和56年）や高カロリー輸液用微量元 素製剤「ボルビックス注」 （平成11年）と「ボルビサール注」 （平成14年）も販売しています。 ＜「カンプト」と「エルプラット」＞ 「カンプト」 （一般名：イリノテカン塩酸塩水和物）は、昭和58年に中央研究所で合成さ れたヤクルト最初の抗がん剤で、平成６年１月に小細胞肺がん、非小細胞肺がん、子宮頸 がん、卵巣がんの適応で製造承認を受け、同年４月に発売されました。また、平成７年９ 月には胃がん、結腸・直腸がん（大腸がん） 、乳がん、皮膚有棘細胞がん、悪性リンパ腫、 平成25年３月に小児悪性固形腫瘍、平成25年12月には、 「エルプラット」など他剤との併用 による膵がんへの効能が追加されました。 一方、 「エルプラット」 （一般名：オキサリプラチン）は海外から導入された白金錯体系 の抗がん剤で、DNAに結合し、腫瘍細胞の増殖を抑制する働きを持っています。平成17年 3月に「エルプラット注射用100mg」として進行・再発大腸がんの効能で輸入承認を受け、 同年4月に発売し、その後50mg製剤を追加（平成21年）しました（現在、凍結乾燥剤は発 売中止） 。また、新しい剤型の「エルプラット点滴静注液」50mg・100mg（平成22年） ・ 200mg（平成24年）を追加するとともに、大腸がんの術後補助化学療法（アジュバント療法） 31 としての効能についても承認を受けています（平成21年） 。平成25年12月には、 「カンプト」 など他剤との併用による膵がんへの効能が追加されました。 「カンプト」の場合、5−フルオロウラシル（5−FU；抗がん剤）に効かなくなった大腸が ん患者に対する「カンプト」の有用性が海外で証明され（平成10年） 、平成12年には同様に 海外で「カンプト」に5−FUとレボホリナート（海外ではロイコボリン）を組み合わせた FOLFIRIレジメン（がんの種類や進行度合い別に薬の種類や量を予め定めた計画書）につ いて、進行・再発大腸がんの一次治療（初めて抗がん剤を投与する治療）としての有用性 が証明されました。一方、 「エルプラット」に5−FUとレボホリナートを組み合わせた FOLFOXレジメンの有用性は、進行・再発大腸がんの一次治療については平成12年に欧州 で、平成16年には米国で証明されました。これらの結果により、欧米ではFOLFIRIや FOLFOXレジメンが進行・再発大腸がんの一次治療として承認され、国内でも「カンプト」 についてはFOLFIRIレジメンの普及が進み、 「エルプラット」の進行・再発大腸がんについ てはこれらのデータに基づいてFOLFOXレジメンとして平成17年３月に承認されました。 その後、欧米ではFOLFOXレジメンについて大腸がんのアジュバント療法に関する有用 性が証明されたため、国内でも平成21年８月にFOLFOXレジメンのアジュバント療法が承 認されました。アジュバント療法は大腸がんの治癒が期待できる治療です。 「エルプラット」 は大腸がんの治癒に貢献できる中心的な薬であると言えます。 さらに、経口（飲み薬）抗がん剤カペシタビンと「エルプラット」を組み合わせた XELOXレジメンについても平成21年９月に承認され、アジュバント療法も平成23年11月に 承認されました。経口剤ですので、FOLFOXレジメンのように患者さんに投与の際の負担 （5−FUをポンプで長時間投与する）をかけることが少なくなります。 「カンプト」を含むFOLFIRIレジメン、 「エルプラット」を含むFOLFOXレジメンなら びにXELOXレジメンは、第一次・第二次治療として用いることにより、その投与順序に関 係なく治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がんに対し20カ月以上の生存期間が得られ るようになりました。現在いずれの治療も大腸がんに対する標準的治療として、世界中で 広く用いられています。 近年では、治癒切除不能な進行・再発結腸・直腸がんに対しては、FOLFIRIレジメンな らびにFOLFOXレジメンを、分子標的薬剤と併用することによって30カ月以上の生存期間 が得られるようになっています。 また平成25年には、 「カンプト」 、 「エルプラット」 「レボホリナート」等を併用する FOLFIRINOX療法（イリノテカン＋オキサリプラチン＋レボホリナート+5−FU）が、未 治療の膵がんに対する効能追加の承認を取得し、治療選択肢が少ない膵がんの患者さんに、 新たな治療選択肢を提供できるようになりました。 ＜その他＞ 日用雑貨品として、ヨウ素と有機酸および植物由来成分であるシクロデキストリンを主 成分としたウイルス・細菌除去、消臭スプレー 「Ｉ（アイ）のチカラ」を平成22年から発 売しています。 分 類 抗悪性腫瘍剤 医 療 用 医 薬 品 品 エルプラット点滴静注液 （50mg、100mg、200mg） カンプト点滴静注 （40mg、100mg） シスプラチン点滴静注 「マルコ」 （10mg、25mg、50mg） 抗悪性腫瘍剤 イマチニブ錠100mg （チロシンキナーゼインヒビター） 「ヤクルト」 代謝拮抗性抗悪性腫瘍剤 名 ゲムシタビン点滴静注用 「ヤクルト」 32 （20錠、120錠） （200mg、1g） 分 類 副腎癌化学療法剤・副腎皮質ホル モン合成阻害剤 前立腺癌治療剤 ５－HT3受容体拮抗型制吐剤 遺伝子組換えヒトG－CSF誘導体 製剤 医 療 用 医 薬 品 品 オペプリム （100カプセル） フルタミド錠125「ＫＮ」 シンセロン錠8mg （100錠） （10錠） ノイアップ注 （25、50、100、250） 活性型葉酸製剤 レボホリナート点滴静注用 「ヤクルト」 （25mg、100mg） 骨吸収抑制剤 ゾレドロン酸「ヤクルト」 乳酸菌製剤 ビオラクチス散 ボルビックス注 ボルビサール注 オリザチーム顆粒 スフェレックス カンプト アロエ便秘薬 ヤクルトBL整腸薬 ヤクルトBL整腸薬S錠 Ｉ（アイ）のチカラ 高カロリー輸液用微量元素製剤 乳糖分解酸素製剤 高 度 管 理 医 療 機 器 血管内塞栓促進用補綴材 医 療 用 医 薬 品 原 薬 抗腫瘍性植物成分 一 般 用 医 薬 品 便秘薬 指 定 医 薬 部 外 品 ビフィズス菌・乳酸菌製剤 日 用 雑 貨 名 品 除菌・消臭剤 （4mg／5mL、 4mg／100mL バッグ） （500g散剤、分包散剤1g× 600包） （２mL×50管） （２mL×10管、 ２mL×50管） （0.5g×300包、100g） （60錠、180錠） （36包） （27錠、108錠） （100mL、300mL） ＜ヤクルト薬品工業㈱取扱い商品＞ 分 類 医 薬 原 料 用 酵 素 試 薬 消 化 酵 素 剤 植物プロトプラスト調製 植 物 葉 肉 の 単 細 胞 化 動 物 細 胞 分 離 分 散 粗 飼 料 消 化 率 測 定 遺 伝 子 操 作 ビ フ ィズ ス 菌 数 測 定 用 野 菜・ 果 実・ 穀 類 加 工 野 菜・ 果 果 実 汁 加 清 工 澄 醸 造 食 品 加 工 用 酵 素 製 調 乳 ガ ラ ク ト オ リ ゴ 糖 フ コ イ ダ ン ホ ス フ ァチ ジ ル セ リ ン 菓 ・ 味 製 製 料 品 パ 製 の ン 造 加 食 品 用 飼 料 － － 用 工 品 名 パンセラーゼSS、パンプロシンSS パンクレアチン６倍品腸溶顆粒 セルラーゼ“オノズカ”R-10、RS マセロチームR-10 コラゲナーゼヤクルト セルラーゼ“オノズカ”FA 飼料分析用 pHYマーカー TOSプロピオン酸寒天培地 セルラーゼ“オノズカ”3S セルラーゼY-NC マセロチームＡ マセレイティングエンザイムＹ ペクチナーゼSS、3S、HL ユニアーゼＫ、2K、Ｓ、30、60Ｆ、BM－８ パンセラーゼBR パンチダーゼＰ リリパーゼＡ－10D ユニアーゼＬ プロテアーゼYP－SS パンチダーゼNP－２、MP アロアーゼAP－10、XA－10、NP－10 パパインＹ－20 ラクターゼＹ－AO オリゴメイト55Ｎ、55NP オリゴメイトＳ－HP（特定保健用食品） 飼料用ガラクトオリゴ糖 ヤクルトフコイダン ヤクルトPS－20Ｌ ・試薬用酵素は、日本をはじめアメリカやヨーロッパなど世界各地で、バイオテクノロジーの研究分野（プロトプラス トの調製・細胞融合・遺伝子操作など）において役立っています。 ・ 「オリゴメイト」は、ガラクトオリゴ糖を主成分とし、ビフィズス菌と乳酸桿菌の増殖能力が強く、かつ低カロリー、 難う蝕性、低甘味などの性質をかね備えた新しい食品素材です。 33 ＜医薬品の研究開発＞ 医薬品開発研究分野においては、高齢社会の進展を踏まえ抗がん剤およびその周辺領域 を中心に、研究開発を進めています。 既存医薬品の適応拡大としては「エルプラット」の未治療胃がんへの効能追加の承認取得 へ向けて、準備を進めています。また、胃がんの術後補助化学療法についても、XELOX療 法（オキサリプラチン＋カペシタビン）およびSOX療法での第Ⅱ相臨床試験を実施中です。 新薬パイプラインについては、低酸素活性型分子標的剤「PR−610」はライセンサーであ るプロアクタ社が米国・ニュージーランドで第Ⅰ相臨床試験を実施中です。また、Ｐ13Ｋ／ Akt阻害剤「ペリフォシン」は、神経芽腫の第Ⅰ相臨床試験ならびに婦人科がんの第Ⅱ相 臨床試験をそれぞれ実施中です。HDAC阻害剤「レスミノスタット」は、肝臓がんおよび 肺がんの第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験をそれぞれ実施中です。ヒト化モノクローナル抗体プログラム 「LIV−2008」は、臨床試験開始に向けて前臨床試験を実施中です。 さらに、がん領域における抗体バイオ後続品の開発についても、他社との共同により計 画を検討中です。 ＜医薬品売上高＞ （単位：百万円） 平成25年３月期 実 績 平成26年３月期 前 年 比（％） 実 績 前 年 比（％） カンプト（国内） 2,164 80.1 2,109 97.4 カンプト（海外） 658 34.7 360 54.7 カ ン プ ト 計 2,823 61.3 2,469 87.5 エ ル プ ラ ット 27,276 93.0 26,328 96.5 ゲ ム シ タ ビン 2,197 279.1 2,492 113.4 そ の 他 医 薬品 4,775 102.4 4,033 84.5 37,072 94.2 35,324 95.3 合 計 ＜ＭＲの人数＞ 人 数 平成24年３月末 185名 平成25年３月末 186名 34 平成26年３月末 183名 9．中央研究所の概要 （1）設 立 昭和30年４月 （2）所 長 石 川 文 保 （3）所 員 280名 （4）研究内容 当研究所では、予防医学的見地から人の健康の維持・増進に役立つ食品・医薬品・ 化粧品の素材開発と利用の研究を行っています。 食品分野では、生体の高次の調節機構を維持・増進させる「機能をもった素材」の 開発研究に力を入れています。 医薬品分野では、抗がん剤やその関連薬剤等の開発研究を、また、化粧品分野では 皮膚科学に基づく安全性の高い有効な素材の開発研究を行っています。 これらの素材開発に必要な基盤となる微生物学・栄養学・生理学・免疫学・生化学・ 生物工学・有機化学・発酵工学・天然物化学・薬学・分析化学等の知識・技術の導入に 積極的に取り組んでいます。 〈最近の主な研究成果〉 発 表 年 研 究 成 果 平成11年（1999） ○ビフィズス菌はっ酵乳の飲用による焼肉摂取後の変異原活性の上昇抑制効果を健康成 人で実証 ○「ヤクルト」の習慣的飲用による膀胱がんの発がんリスクの低下を実証 ○ＰＣＲ法を用いた培養をともなわない腸内フローラ解析法を開発 平成12年（2000） ○ビフィズス菌はっ酵乳の飲用による潰瘍性大腸炎患者の再発予防効果を実証 ○Ｌ．カゼイ・シロタ株、Ｂ. ブレーベ・ヤクルト株、ガラクトオリゴ糖の併用投与によ る重症小児患者の腸内フローラ、腸機能改善効果を実証 ○「ヤクルト400」の飲用による免疫機能（ＮＫ活性）の維持効果を実証 平成13年（2001） ○大腸がん自然発症モデルマウスを開発し、大腸発がんへの腸内フローラの関与を確認 ○大豆ビフィズス菌はっ酵エキスのヒアルロン酸産生亢進作用を確認 ○ＤＮＡプライマーを利用した培養をともなわない「腸内フローラ自動解析システム」 を開発 平成14年（2002） ○Ｌ．カゼイ・シロタ株の継続飲用による大腸がんの発がんリスク低減作用を臨床試験 により解明 ○Ｌ．カゼイ・シロタ株およびＢ．ブレーベ・ヤクルト株ゲノムの全塩基配列を解読 ○クローン病自然発症モデルマウスを開発し、クローン病発症への腸内フローラ関与を 確認 ○皮膚のトランスグルタミナーゼを検出するモノクローナル抗体を作製し、皮膚生理機 能の評価に応用 平成15年（2003） ○「ヤクルト400」の飲用による免疫機能（ＮＫ活性）の維持効果をＮＫ活性の低下した 喫煙者で実証 ○フコイダン含有茶の胃不定愁訴改善効果およびピロリ菌低減効果を実証 ○サルモネラ菌感染モデルマウスにてＬ．カゼイ・シロタ株の感染防御作用には生菌で ある必要性を確認 ○クルイベロマイセス属酵母菌体の血清コレステロール低減効果を健康成人で実証 平成16年（2004） ○γ－アミノ酪酸（ＧＡＢＡ）を含有する「プレティオ」の血圧改善効果を正常高値血 圧者で実証 ○オ リゴメイトＳ－ＨＰによるヒト腸内ビフィズス菌の増加作用を新規に確立したビ フィズス菌解析法（多重染色ＦＩＳＨ法）により実証 ○手術後の胆道がん患者へのシンバイオティクス療法（ＢＬ整腸薬＋オリゴメイトＨＰ） の適用による腸内環境改善効果、手術後の感染性合併症予防効果を実証 35 発 表 年 研 究 成 果 平成17年（2005） ○手術前の「ヤクルト400」、ガラクトオリゴ糖を含むビフィズス菌はっ酵乳「オリゴメイトＨＰ」 の飲用は、胆道がん患者の手術前後における免疫機能を高め、手術後のシンバイオティクス 療法の腸内環境改善効果、感染性合併症予防効果をさらに高めることを実証 ○ビフィズス菌はっ酵乳の飲用による潰瘍性大腸炎の治療効果を活動期の潰瘍性大腸炎患者で 実証 ○水質浄化に重要な硝化細菌を測定するキット「イムノラテックス スピラくん」を開発 平成18年（2006） ○アヤムラサキ搾汁100％ジュース「アヤムラサキ」の肝機能改善効果を肝機能マーカーが高め の健常人で実証 ○Ｂ．ビフィダムＢＦ－１株を用いたはっ酵乳によるピロリ菌の活性抑制効果、胃粘膜の炎症 抑制効果、および胃の不定愁訴の改善効果を健常人で実証 ○Ｂ．ビフィダム・ヤクルト株ゲノムの全塩基配列を解読 平成19年（2007） ○腸内細菌のＤＮＡだけでなくＲＮＡも解析対象とすることにより、これまでよりも格段に高 い検出感度で腸内細菌を定量できる最新鋭腸内フローラ解析システム「ＹＩＦ－ＳＣＡＮ®： Yakult Intestinal Flora Scan」を完成 ○全身性炎症反応症候群（ＳＩＲＳ）患者へのシンバイオティクス療法（ＢＬ整腸薬＋オリゴ メイトＨＰ）の適用による腸内環境改善効果、感染性合併症予防効果を実証 ○「蕃 爽 麗 茶」 の 継 続 的 飲 用 に よ る 脂 質 代 謝 改 善 効 果 を 血 中 総 コ レ ス テ ロ ール が 高 め （220mg/dL以上）の健常人で実証 平成20年（2008） ○「ヤクルト400」の飲用により、潰瘍性大腸炎の症状が改善される可能性をパイロット試験で 確認 ○Ｌ．カゼイ・シロタ株特有の細胞壁構造がマクロファージを効果的に刺激し、免疫機能 （ＮＫ活性）を高める働きのあるＩＬ－12（インターロイキン－12）産生を強く誘導するこ とを解明 ○「ＹＩＦ－ＳＣＡＮ®」を用いて、乳児のビフィズス菌フローラの形成過程を解明 ○健常人の糞便から下痢などの有害作用を有するコハク酸を除去できる菌を含む、４つの新菌 種の分離培養に成功し、国際機関に登録 平成21年（2009） ○Ｂ．ブレーベ・ヤクルト株の飲用による過敏性腸症候群患者の症状改善効果を実証 ○腸内に定着しているセグメント細菌が免疫細胞であるＴｈ17細胞の分化を誘導することをマ ウスにて実証 ○当社で開発した「ＴＯＳプロピオン酸寒天培地」に抗生物質ムピロシンを加えた培地が、ビ フィズス菌数標準測定法の公定培地に採用 ○「ＹＩＦ－ＳＣＡＮ®」を用いて、迅速かつ高感度に血液中の細菌を測定し、臨床診断に応 用できることを実証 平成22年（2010） ○「ヤクルト」の飲用による急性下痢症の発症予防効果をインド・コルカタ市の小児で実証 ○「ヤクルト」の継続飲用がスポーツ選手の上気道感染症の発症を低減することを実証 ○「ヤクルト400」の継続飲用が、ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎に伴う発熱症状を軽 減することを介護老人施設の高齢者で実証 ○ガラクトオリゴ糖を含むＢ．ブレーベ・ヤクルト株はっ酵乳の継続的飲用は季節性の肌の乾 燥を抑制し、角層細胞形態を正常化することを健常女性で実証 平成23年（2011） ○「ヤクルトライト※」の飲用による便性状改善効果をベルギーの健常成人で実証 ○前立腺がんの予防効果が期待されているエコールを作り出す腸内細菌を発見し、日本の成人 での検出率、エコール産生に関わる酵素を解明 ○新生児のビフィズス菌は、妊娠中の母親の腸内から伝播することを世界で初めて証明 ○硬変肝切除手術患者に対するシンバイオティクス投与（ＢＬ整腸薬＋オリゴメイトＳ－ＨＰ） が、肝切除後の腸管機能の低下および感染性合併症の発症抑制に有効であることを実証 平成24年（2012） ○シンバイオティクス療法（ＢＬ整腸薬＋オリゴメイトＳ－ＨＰ）が、肺炎等の院内感染を引 き起こす緑膿菌の数を減少させることを長期人工呼吸器患者で実証 ○「ＹＩＦ－ＳＣＡＮ®」による抗菌薬関連下痢症原因菌の高感度かつ高精度に定量する方法 を開発し、健常成人の腸内に同原因菌が常在することを確認 ○新生児の腸内に定着するビフィズス菌および乳酸桿菌は、母乳ではなく母親の腸内および産 道から伝播することを解明 平成25年（2013） ○Ｌ．カゼイ・シロタ株の習慣的摂取による乳がん発症リスクの低減を乳がん発症と生活習慣 に関する疫学研究で実証 ○「ヤクルト400」の飲用は、胃切除手術後の後遺症である便通異常の改善に役立つことを実証 ○「ヤクルト400」の飲用による肝機能改善効果をアルコール性肝硬変患者で実証 ※欧州地域で販売されているカロリー控えめの乳製品です 36 （5）組 織 基礎研究一部 腸内フローラと健康のかかわりを宿主機能の側面から研究し、プロバイオティクスの効果を解明 するための基礎的研究を行っています。 基礎研究二部 腸内フローラと健康のかかわりを微生物学的側面から研究し、その成果をもとにプロバイオティ クスの応用研究を行っています。 食品研究部 有用菌株の探索、はっ酵乳に関する研究、機能性食品等新素材の開発研究、各種素材の有用性検 証や栄養学的評価を行うとともに、スケールアップ等、新製品開発の過程で必要とされる技術的 研究を行っています。 医薬品研究部 天然物、微生物、化合物ライブラリー等から有用な生理活性物質を探索し、有効性、体内動態、 合成研究等の評価を通して、医薬品に利用できる候補素材の開発研究を行っています。 化粧品研究部 皮膚の基盤研究に基づき、微生物、天然物等から有用な皮膚生理活性物質を探求し、その有効性 や化粧品への配合等の評価を通して、化粧品に利用できる候補素材の開発研究を行うとともに、 新製品開発の過程で必要とされる技術的研究を行っています。 微生物資源研究部 研究開発に有用な微生物資源を収集し、保存・管理するとともに、これらの微生物の基本情報な らびに遺伝子情報を充実するための基礎的研究を行っています。 安全性研究部 食品・医薬品・化粧品の開発にかかわる安全性試験研究の実施ならびに食品・医薬品・化粧品の 開発研究にかかわるサポートとバックアップのための基礎研究を行っています。 事務部 研究所運営上の事務全般・施設管理全般、および食堂の運営管理に関する業務を行っています。 研究管理部 研究所における研究の企画・管理、国内外の学術広報および試験データの信頼性保証に関する業 務を行っています。 分析センター 研究開発の基盤となる分析技術の開発研究、食品の分析化学的側面からの安全性の確認・保証、 理化学および微生物関連技術を用いた受託分析、水処理システムの普及事業および水浄化メカニ ズムに関する研究・開発業務を行っています。 〈宇宙におけるＪＡＸＡとの共同研究〉 当社と独立行政法人宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は、国際宇宙ステーション（ＩＳＳ） を利用した共同研究を、平成26年４月から開始することに合意しました。これは、ＩＳＳに長 期滞在する宇宙飛行士を対象に、プロバイオティクス（乳酸菌 シロタ株）の継続摂取による免 疫機能および腸内環境に及ぼす効果の科学的検証を目標とするものです。この研究成果を来る べき宇宙探査時代における宇宙飛行士の健康維持や、宇宙環境におけるプロバイオティクスの 効果に関する研究の更なる発展につなげることを目指します。 〈ヤクルト本社ヨーロッパ研究所〉 （1）設 立 平成17年５月 （2）所 長 澤 田 治 司 （3）所 在 地 ベルギー王国ゲント市内サイエンスパーク内研究施設 （Technologiepark 4, 9052 Gent-Zwijnaarde, Belgium） （4）研究内容 世界トップレベルである当社の腸内フローラ研究技術を駆使し、ヨーロッパ人に対する当社 乳製品（プロバイオティクス）飲用による腸内フローラや腸管機能に対する効果について研究 を行っています。 37 10．社会活動 当社は、国内ヤクルトグループ約130社の協力を得て、次のような科学技術の促進協力 活動、地域社会活動および健康情報の提供等を通して、社会活動を行っています。 （1）科学技術の促進協力活動 名 称 内 容 腸 内 フ ロ ー ラ シ ン ポ ジ ウ ム 腸内フローラを主体としたバイオサイエンスに関する普及・啓発を目 的に開催しているシンポジウムです。（公財）ヤクルト・バイオサイエン ス研究財団が主催しています。 ヤクルト本社は第１回から運営に全面協力しています。 乳 酸 菌 研 究 会 昭和43年から56年にかけて、腸内微生物に関する研究に従事している 先生方が組織した「乳酸菌研究会」の主旨に賛同し、以後、この研究会 を全面的に支援すると共に、毎年大学をはじめとする研究機関の会員（93 名：平成25年度）へ研究協力しています。 全国８地区（北海道、東北、中部、東海、北陸、近畿、中四国、九州） の研究会の運営は、各地区の会員から互選された会長を中心に自主運営 されており、年１回、総会・研究発表会を行い交流を図っています。 （2）地域社会活動 名 称 内 容 愛 の 訪 問 活 動 ・契約自治体数 141か所 ・対象高齢者数 45,010人 ・実施販売会社数 61社 ・実施ヤクルトレディ数 3,352人 （平成26年３月末日現在） ヤクルトレディがヤクルト商品をお届けしながら独り暮らしの高齢者 の安否を確認したり、話し相手になるという活動を、昭和47年から行っ ています。これは、福島県郡山市のヤクルトレディが自分の担当する地 域の中で、独り暮しの高齢者が誰にも看取られずに亡くなった話に心を 痛め、独り暮らしの高齢者に自費でヤクルトを配るという自発的な行為 から始まりました。 この活動に販売会社および民生委員等が共鳴し、さらに自治体をも動 かして、全国に活動の輪が広がっていきました。「愛の訪問活動」は、普 段、誰ともあまり会話を交わすことのない高齢者たちを励まし、高齢者 たちにとって大きな支えとなっています。 また、この活動はボランティア関係者、行政の福祉担当者からも非常 に高い評価を受け、平成３年には、（財）経済広報センターより「優秀企 業広報特別賞」を、平成６年には、ボランティア功労者として「厚生大 臣表彰」を受賞しています。 ヤクルトレディによる 地域の見守り・防犯協力活動 ・実施販売会社数 99社 ・実施センター数 1,750か所 ・実施ヤクルトレディ数 24,764人 （平成26年３月末日現在） 担当地域に毎日商品をお届けしているヤクルトレディは、担当地域を くまなく訪問することから、各地の自治体、警察などと連携して、地域 の見守り、安全・安心へのお手伝いをしています。お届け時の高齢者の 見守りや、お届け資材に防犯ステッカー等を貼付して、各エリアを回る ヤクルトレディによるこの活動は、地元にもしっかりなじみ、地域との 深い絆を築いています。 38 名 称 内 容 健康づくり提唱のつどい 世界保健デーは、1948年（昭和23年）４月７日にＷＨＯ（世界保健機関） が創立され、憲章が発効した日を記念して設けられました。その世界保 健デーを記念して毎年４月７日に健康づくりを積極的に推進するという 主旨で、昭和55年から開催している公開講演会です。また各支店におい ても、この催しを各都道府県の栄養士会とタイアップして実施していま す。 主催：（公社）日本栄養士会 後援：厚生労働省・（公社）日本医師会等 協力：㈱ヤクルト本社 21 世 紀 の 食 と 健 康 フ ォ ー ラ ム 21世紀の健康のキーワードである「プロバイオティクス」を、健康に 関心の高い一般の方々 、保健医療関係者に直接、わかりやすく伝えるこ とを目的に開催している公開講演会です。 主催：朝日新聞社 後援：（公社）日本医師会、（公社）日本栄養士会 協賛：㈱ヤクルト本社 東京ヤクルトスワローズ野球教室 ・開催会場数 11か所 ・参加者数 1,547人 （平成25年度実績） プロ野球選手との交流を通して正しい練習法や技術の習得、運動の楽 しさ、健康のすばらしさを知ってもらおうと昭和51年から始めています。 例年10・11月の土・日曜、祝日に全国各地で中学生までの少年野球チー ムを対象に行っています。 バウンドテニスの普及に協力 および協賛 競技スポーツとしても楽しめる、生涯スポーツ「バウンドテニス」の 普及に協力しています。全日本選手権大会、シニア対象のゴールド大会、 全国９ブロックの選手権大会・親善交流大会、47の都道府県大会に協賛 しています。その他、指導者研修会の開催などにも協力しています。 工 場 見 学 ・見学受入工場数 11工場 ・見学者数 約19万人 （平成25年度実績） 工場見学を通して、ヤクルトグループの企業姿勢やヤクルト商品を 知っていただきます。 Newヤクルトやジョア、ミルミルなどの乳製品、化粧品の製造工程の 見学やビデオ上映、試飲などが楽しめます。 また、小学生の社会科見学にも活用されています。 工 場 祭 ・開催工場数 10工場 ・参加者数 約2.3万人 （平成25年度実績） 地域住民および社員の家族を招き、工場と地域社会との親睦を深める ことを目的としています。 工場見学、試飲、模擬店、映画上映等の催し物を通して、地域住民と の交流を図っています。 （3）健康情報の提供 ① 出 版 物 名 称 ヘ 内 容 ル シ ス ト 「生命科学」や「健康」をテーマとした情報誌。昭和51年創刊、平成 （ 定 期 出 版 物 ） 22年５月の201号からリニューアル発行。平成23年から年１回英語版も発 行。 隔月刊、発行部数約53,000部。 ヤ ク ル ト 健 康 シ リ ー ズ ・糖尿病発症の予防は生活習慣の改善から ・ちょっと気になる体の異常 （変形B６判、平均150ページの健康図書） ・続・ちょっと気になる体の異常 ・ちょっと気になる体の異常 ＰＡＲＴ３ ・がんで死なないために ・続・がんで死なないために ・ミクロの住人たち ・やさしい免疫のはなし ・プロバイオティクスの世界 ・「がんを知る」がん発生のメカニズムと予防の重要性 ・ストップ・ザ・メタボリックシンドローム ・健康寿命を延ばす ・「早く老いる人」の食習慣 ・菌の図鑑 ・がんから身を守る予防と検診 39 ② 視聴覚資材 名 称 内 容 ヤ ク ル ト 健 康 健康に関するビデオを各支店に常備し、地域で行われる講演会や研修会 ビ デ オ ラ イ ブ ラ リ ー の視聴覚教材として貸し出しています。 〈ヤクルト制作の主なビデオ〉 名 称 内 容 シンバイオティクス療法の試み プロバイオティクス（Ｌ．カゼイ・シロタ株とＢ．ブレーベ・ヤクルト株） にオリゴ糖を組み合わせたシンバイオティクス療法によって、胆道がん 手術後の深刻な感染症を防ぐ。その医療現場をドキュメンタリーとして 描く。18分。 （平成17年） フルＣＧ（コンピューターグラフィックス）映像による科学アニメーショ ンビデオ。「プロバイオティクス」「免疫調節」、また「予防医学」を内容 に盛り込み、当社の乳酸菌とその働きを紹介。ハイグレードな映像とと もに大人の方にも楽しんでいただける作品。18分。 （平成17年） 「Ｌ．カゼイ・シロタ株」が、食中毒菌（サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌） を駆逐する実写映像を効果的に取り入れた、サスペンスドラマ仕立ての 作品。楽しくわかりやすく「Ｌ．カゼイ・シロタ株」の働きを紹介。11分。 （平成18年） 健保連大阪中央病院・石川秀樹先生が国家プロジェクトの一環として 行った、９年におよぶ大腸がん臨床試験を通じ、そこで用いられた「Ｌ． カゼイ・シロタ株」の有効性・有用性ならびに安全性を、ドキュメンタ リーとして紹介。21分。 （平成19年） ビフィズス菌の基本的な性質（酸素を嫌う、酢酸を作る等）の解説とＢ． ブレーベ・ヤクルト株が腸管出血性大腸菌Ｏ157を、Ｂ．ビフィダム・ヤ クルト株がピロリ菌を攻撃する様子を映像化した作品。ヤクルトのビ フィズス菌の科学性について理解を深めることができます。16分。 （平成19年） ヤクルトの創始者である代田 稔博士の生誕100年を記念し、制作したビ デオを改訂。最新の情報を加え、生誕110年に合わせた内容で制作。博士 の足跡、業績を微生物学の世界的視野の中で解説。16分。（日本語版・英 語版） （平成21年） 食育やおなかの仕組みを盛り込みながら、乳酸菌の働きや微生物の世界 を 楽 し く わ か り や す く 伝 え る 科 学 ア ニ メ ビ デ オ。「ヤ ック ン」「ビ ッ フィー」がおなかの中で大活躍します。13分。 （平成21年） ビフィズス菌の有用性を様々な角度から紹介。医療現場で用いられるＢ． ブレーベ・ヤクルト株の有効性、安全性、今後の可能性等を解説。22分。 （平成22年） 第１期建て替え工事で新しくなった中央研究所の設備や研究内容など を、プロバイオティクス研究にかける研究員の思いや夢とともに紹介。 16分。（日本語版・英語版） （平成22年） 乳酸菌 シロタ株の最新の知見として、上気道感染症、小児急性下痢症に 対する有用な効果を紹介。18分。（日本語版・英語版） （平成23年） 「腸内フローラ」の神秘、そして健康との関わりについて異なる分野の ５名の専門家がそれぞれの立場から解説。併せて乳酸菌やビフィズス菌 の摂取が健康な生活を送るために大切であることを訴求します。13分。 （平成25年） ヤクルトの創始者である代田 稔博士が、乳酸菌 シロタ株を誕生させた 物語（７分）、および工場でのヤクルト製造の様子（４分）を「ヤックン」 が紹介するアニメビデオ。 （平成26年） 生 命 の パ ス ワ ー ド ドクター探偵 五代真之介の事件簿 「食 中 毒 に か か ら な か った 男」 大 腸 が ん で 死 な せ な い ─ 医 師・石 川 秀 樹 の 挑 戦 ─ ビフィズス菌の科学 ─健康を守るビフィズス菌 ヤクルト株の働き─ ライフサイエンスの夢 ─ 代 田 稔 博 士 生 誕 110 年 ─ 小 さ な ヒ ー ロ ー 生命を育むビフィズス菌 ─ 医 師 た ち の 証 言 ─ 人と地球の健康を守る ─ヤクルト本社中央研究所─ 乳酸菌 シロタ株 ─その最新の感染予防について─ 腸内フローラ ─その神秘なる世界─ • ヤックン誕生 • ヤクルトのできるまで 40 11．環境保全活動 当社では、地球環境問題に対処するため、平成３年に環境対策を担当する組織を整備し ました。そして平成９年には、地球環境の保全を「社会と共生する経営」の最重要課題の 一つに位置付けた「ヤクルト環境基本方針」を制定して、環境関連の法令の遵守はもとよ り、製品の設計から生産、流通のそれぞれの段階において廃棄物や地球温暖化ガスの排出 抑制に努め、再生資源の利用やグリーン購入の推進、ヤクルト容器をろ材として利用した 水浄化システムの普及など環境負荷の低減に多角的に取り組んでいます。 さらに、環境経営の強化を図るため、平成12年に環境対策組織をグループ企業全社に 拡大するとともに、環境マネジメントシステムの構築に取り組み、中央研究所分析センター や取得に向けて準備を進めている兵庫三木工場を除く本社全工場をはじめ、グループの生 産部門のある事業所で既にISO14001の認証取得を完了しています。平成17年度からは販 売会社における認証取得に対する支援活動を開始し、その目的・目標の実現、達成へ向け て、鋭意努力しています。 また、平成18年６月には「人も地球も健康に」をコーポレートスローガンとして掲げ、 当社の環境配慮型経営をより明確に公知しました。 平成24年には、当社の環境対策への取り組みについて、10年後の姿を明確にする長期 エコビジョン「ヤクルト サステナブル・エコロジー2020」を策定しました。これは、 ヤクルトグループ全体として、低炭素社会の実現、資源の有効活用、生物多様性の保全と 活用に取り組み、ステークホルダーとの共生を図りながら、持続可能な社会の形成を目指 していくものです。 これらを着実に実施するため、３年間を一つの期間とする「環境行動計画」を策定し、 進捗管理を図っています。 なお、自然環境の保全については、平成24年10月に「一般財団法人Ｃ.Ｗ.ニコル・アファ ンの森」とのオフィシャルスポンサー契約とともに、長野県および同県信濃町が推進する 「森林（もり）の里親契約」とを合わせて締結し、森林保護活動への支援を行うこととし ました。 41 12．お客さま相談センター 当社では、平成２年６月からお客さまや外部の方々のご質問やご相談にお答えする窓口 として「お客さま相談センター」を開設し、あわせてフリーダイヤル（料金着信払い）を 導入しています。 このセンターでは、電話や手紙で寄せられるご質問等にお答えする一方、そのご意見を社 業に反映させ、 つねに品質の良い商品と真心こめたサービスをお届けするよう努めています。 ●お客さま相談センターのフリーダイヤル番号（全国共通） イ イ ヤ ク ル ト 7０１２０－１１－８９６０ 受付時間９： 0 0～1 7 ： 3 0（土・日・祝日・年末年始を除く） ●当社（本店）の電話番号・ＦＡＸ電話・ＵＲＬ ヤ ク ル ト 大 代 表 ＴＥＬ ０３（３５７４）８９６０ 広 報 室 ＴＥＬ ０３（３５７４）８９２０ ＦＡＸ ０３（３５７５）１６３６ ホームページアドレス ＵＲＬ http://www.yakult.co.jp 42