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富山市スポーツプラン

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富山市スポーツプラン
富山市スポーツプラン
富
山
市
平 成 23年 6月
目
次
第1章 プラン策定にあたって
1 プラン策定の背景
1
2 プランの性格・位置づけ
1
3 プランの計画期間
1
第2章 プランの基本的な方向
1 基本理念
2
2 基本目標
2
3 施策の体系
2
4 プランの概要
3
第3章 主な施策
1 生涯スポーツの推進
⑴子どものスポーツライフの推進
⑵若者のスポーツライフの推進
⑶中高年・高齢者のスポーツライフの推進
4
2 競技スポーツの推進
8
⑴競技力の向上
⑵組織の充実
⑶地域が支えるスポーツ文化の形成
3 学校における体育・運動部活動等の充実
11
⑴生きる力をはぐくむ体育・スポーツの推進
⑵体育・運動部活動を行うための環境整備
⑶子どもの望ましい生活習慣づくりの推進
4 スポーツの拠点づくり
16
⑴市営スポーツ施設の充実
⑵市立小・中学校体育施設の充実
⑶民間・商業スポーツ施設との連携
5 スポーツ指導者と組織育成
18
⑴スポーツ指導者の育成
⑵組織の育成
6 スポーツ情報の提供
⑴スポーツ情報の充実
⑵システム環境の充実
22
第1章 プラン策定にあたって
1 プラン策定の背景
スポーツは、健康の保持増進、体力の維持向上、仲間づくりや生きがいづくりなど、
私たちの心身の健全な発達を促し、人生をより充実したものとするとともに、明るく豊か
で活力に満ちた社会の形成に寄与する世界共通の人類の文化の一つであります。
スポーツに親しむことは、体を動かすという人間の本源的な欲求に応えるとともに、
爽快感や達成感、楽しさ、喜び等の精神的充足をもたらします。そのため、誰もが生涯に
わたってスポーツに親しむことができる社会をつくることは、幅広い世代の人々にとって
大変意義のあるものです。
また、スポーツは、青少年の健全育成や、地域の一体感の醸成など、社会的に多様な
意義を有しており、従前にも増して、スポーツの果たす役割は大きなものとなってきてい
ます。
そこで、富山市では、今後概ね 10 年間を見据え、市民一人ひとりの興味・関心、適性等
に応じて現状よりさらに多くの人々が様々な形態でスポーツに積極的に参画できる環境を
実現することを目指すとともに、スポーツの意義や価値が広く市民に共有され、市民の誰
もが生涯にわたってスポーツに親しむことができるスポーツ社会を実現するため「富山市
スポーツプラン」を策定いたしました。
2 プランの性格・位置づけ
本プランは、
「富山市総合計画」や、国が今後のスポーツ政策の基本的な方向性を示した
「スポーツ立国戦略」との整合を図るとともに、市民の誰もが生涯にわたってスポーツに
親しむことができるスポーツ社会を実現するための施策の基本的な方向性を示すために
策定するものです。
3 プランの計画期間
計画期間は、平成 23 年度から平成 32 年度までの 10 年間とします。
ただし、進捗状況や社会情勢等の変化に応じて、計画の見直しの必要が生じた場合は、
適切に対応します。
-1-
第2章 プランの基本的な方向
1 基本理念
『健康で豊かに暮らす元気なまちづくり』
2 基本目標
①スポーツ・レクリエーション活動の充実
②スポーツ・レクリエーション拠点の整備・充実
3 施策の体系
①生涯スポーツの推進
※「生涯スポーツ」とは、
「健康づくり」「体力づくり」「生きがいづくり」を目的とし
た健康スポーツの総称。
②競技スポーツの推進
③学校における体育・運動部活動等の充実
④スポーツの拠点づくり
⑤スポーツ指導者と組織育成
⑥スポーツ情報の提供
-2-
4 プランの概要
富山市スポーツプランの概要
1 基本理念
2 基本目標
『健康で豊かに暮らす元気なまちづくり』
①スポーツ・レクリエーション活動の充実
②スポーツ・レクリエーション拠点の整備・充実
3 施策の体系(図)
生涯スポーツの推進
競技スポーツの推進
連携
○ 子どものスポーツライフの推進
○ 競技力の向上
○ 若者のスポーツライフの推進
○ 組織の充実
○ 中高年・高齢者のスポーツライフの推進
○ 地域が支えるスポーツ文化の形成
普及活動等
加盟団体の育成・支援等
(公財)富山市体育協会
スポーツクラブ
競技スポーツ志向
生涯スポーツ志向
指導者派遣等
学校における体育・運動部活動等の充実
○ 生きる力をはぐくむ体育・スポーツの推進
○ 体育・運動部活動を行うための環境整備
○ 子どもの望ましい生活習慣づくりの推進
スポーツの拠点づくり
スポーツ指導者と組織育成
スポーツ情報の提供
スポーツ・レクリエーション活動を支える基盤
-3-
第3章 主な施策
1 生涯スポーツの推進
【目標】
○成人の週 1 回以上のスポーツ実施率が 2 人に 1 人(50%)以上を目指します
健康は全ての人の願いであり、生きていく上での基本的資源です。
だれもが、健康レベル、体力レベルに応じてスポーツを楽しむことが大切です。
そのためには、発育・発達や加齢に伴う身体機能の変化や、周囲の環境に応じ、特色あ
る運動やスポーツプログラムを提供することが求められています。
富山市では、
「健康づくり」
「体力づくり」「生きがいづくり」を目的とした、健康スポー
ツの総称を「生涯スポーツ」として位置づけ、ライフステージごとの具体的な施策を推進
します。
そうすることにより、成人の週 1 回以上のスポーツ実施率が 2 人に 1 人(50%)以上に
なることを目指します。
〔具体的な施策〕
⑴子どものスポーツライフの推進
●施策のテーマ
「子どもの体力の向上」
昭和 60 年頃から長期的に低下傾向にある子どもの体力を上昇傾向に転じさせることを
目指し、子どもに運動やスポーツに取り組む習慣を身に付けさせるために、関係機関等
と連携し、運動やスポーツに親しむ機会を提供する取組を推進します。
①未就学児の運動の推進
幼児期(未就学児)においては、体を動かす楽しさを体感し、運動に取り組む習慣を
身に付けることが重要です。
このことから、幼稚園や保育所と連携し、幼児期の運動指導の適切な手法について検
討するとともに、その推進に取り組みます。
-4-
②小・中学生のスポーツ活動の推進
近年、スポーツ活動に積極的に参加する子どもと、全く参加しない子どもとの二極化
が進む中、参加しない子どもの多くがその後も運動を好きになれず、将来、父親や母親
になった時に、その子どももスポーツに親しむきっかけが得られないという悪循環が懸
念されています。
このことから、学童期にスポーツ活動に取り組む習慣を身に付けさせることが重要で
あり、学校とともに、家庭・地域の役割も大きなものとなっています。
家庭・地域における小・中学生のスポーツの機会を確保するため、スポーツ少年団、
小学校スポーツ推進連盟、中学校体育連盟等の関係団体の活動を引き続き支援するとと
もに、これらの団体活動や事業に参加しない子どもたちへの活動機会の提供に努めます。
《富山市スポーツ少年団》
富山市スポーツ少年団は、日本スポーツ少年団の理念のもと、小・中学生(主は小学
生)を対象に、野球、バレーボール、サッカー、剣道等のスポーツ活動に加え、野外活
動、レクリエーション活動、社会活動、奉仕活動等を通して青少年の“からだ”と“こ
ころ”の健全育成を行っています。
《富山市小学校スポーツ推進連盟》
富山市小学校スポーツ推進連盟は、小学校スポーツの健全な発展・充実を期するとと
もに、児童の体力向上をねらいとしています。
具体的には、三種競技記録会、連合運動会等のスポーツ交流会や陸上競技、スキー等
の指導者講習会の他、3年生以上の児童の25m・50m完泳を目指し泳力向上事業を行って
います。
《富山市中学校体育連盟》
富山市中学校体育連盟は、中学校生徒のスポーツを普及・振興し、心身の健康や体力
の増進と競技力の向上を図り、併せて親睦を図ることを目的としています。
具体的には、富山市春季総合競技大会、富山市秋季総合競技大会や各専門部主催の強
化練習会等を行っています。
⑵若者のスポーツライフの推進
●施策のテーマ
「スポーツへの参加機会の拡充」
スポーツ活動が学校体育のみに限られている高校生や、スポーツ実施率の低い世代(20
代男性、30 代女性等)が、積極的にスポーツ活動が行えるよう、スポーツ施設の充実や
-5-
若者が魅力を感じるイベントの開催等、スポーツへの参加を促進するための取組を推進
します。
①若者が集う空間の創造とイベントの開催
若者が集い、賑わうことができる空間として、若者が好むスポーツを核とした施設の
充実やイベントの開催は、地域に活力をもたらします。
このことから、若者のニーズを把握し、若者が集う拠点となるスポーツ施設の充実や
イベントの開催に努めます。
②子育て世代のスポーツの推進
子育て世代のスポーツの推進として、これまでも、子どもの一時保育や親子スポーツ
教室を一部の市営スポーツ施設で実施してきました。
今後は、複数の主要な市営スポーツでの一時保育や親子スポーツ教室、そして、多様
なスポーツイベントの開催に努めます。
⑶中高年・高齢者のスポーツライフの推進
●施策のテーマ
「身近な地域で継続的に活動できる環境の整備」
中高年者の体力の低下や肥満、そして生活習慣病を防ぐため、中高年者のスポーツ実
施率が 50%以上になることを目指し、スポーツ活動が習慣として行える環境づくりに努
めます。
また、高齢者においては、健康・体力を維持し、自立した社会生活を営みながら生き
がいのある生活を送ることが大切です。
このことから、高齢者向けの運動・スポーツプログラムの普及啓発を図るとともに、
身近な地域で気軽に活動できる環境づくりに努めます。
①歩くスポーツの推進
四季折々の自然を楽しみながら参加する「四季のウオーク」
、歴史を辿りながら歩く「旧
立山道ウオーク」など、付加価値を高めた「歩くスポーツ」を広く市民の生活に定着す
るよう引き続き啓発を行います。
また、市内全域における各地域の特色あるウオーキングコースの紹介、コース看板の
設置などに加え、これまで育成してきたウオーキングリーダーを活用して身近な地域で
気軽に活動できる「歩くスポーツ」の環境づくりに努めます。
-6-
②地区・校区単位のスポーツ教室の開催
高齢化社会を迎え、中高年・高齢者の健康に対する関心が非常に高まっており、単に
運動・スポーツをするだけの場ではなく、仲間との交流を通して、健康づくり・体力づ
くり・生きがいづくりができる環境の整備が求められています。
このことから、地区・校区単位の身近な施設で、複合的な要素を持つスポーツ教室が
開催できるよう、体育指導委員及び地域のスポーツ指導員をはじめ、福祉や保健の関係
機関と連携し、その推進に努めます。
③高齢者向けの運動・スポーツプログラムの提供
高齢者が健康で生きがいのある生活を送るためには、自分の体力の現状を把握し、日
常生活において手軽に取り組める運動・スポーツプログラムを継続的に実施することが
重要です。
このことから、元気な高齢期を迎えるための運動・スポーツプログラムとして「遊悠
元気運動」の普及啓発を図ります。
《遊悠元気運動》
遊悠元気運動は、中高齢者の皆さんが、今ある体力・身体機能を維持、向上させ、い
つまでも元気で自立した生活を送ることを目的としています。
遊悠元気運動では、呼吸、ストレッチ、筋力トレーニングを組み合わせて行い、また、
普段の生活から起きる身体のゆがみをリセットするコンディショニングや、仲間づくり
のコミュニケーションゲームを取り入れています。
④市民スポーツ・レクリエーション祭の開催
昭和 40 年から開催した「市民スポーツ祭」は、中高年者のスポーツ活動の推進に大き
な役割を果たしてきました。現在では「市民スポーツ・レクリエーション祭」として、
フレッシュテニス、グラウンド・ゴルフ、パークゴルフ、ターゲット・バードゴルフの
4種目を開催しています。
平成 22 年度には、富山県で「全国スポーツ・レクリエーション祭」が開催され、富山
市においても7種目が開催されました。このことから、市民のスポーツ・レクリエーシ
ョンへの関心はますます高まりを見せています。
今後も「市民スポーツ・レクリエーション祭」の充実を図るとともに、生涯を通して
行えるスポーツの調査・研究に努めます。
-7-
2 競技スポーツの推進
【目標】
○全国・世界で活躍できるトップアスリートの育成・強化を図るとともに、スポーツがもた
らす感動を市民全体で共有できるようスポーツ文化の定着を目指します
富山市を代表する選手や富山市出身選手の活躍がもたらす感動は、市民、特に青少年の
スポーツに対する向上意欲をかきたて、スポーツ振興全般に好ましい影響をもたらし、
社会全体の活力を増大させます。
全国・世界で活躍できるトップアスリートの育成・強化を図るとともに、国際競技大会
等を積極的に招致・開催するなど、競技力向上と競技スポーツの振興に努めます。
〔具体的な施策〕
⑴競技力の向上
●施策のテーマ
「全国・世界で活躍できるトップアスリートの育成・強化」
全国・世界で活躍できるトップアスリートの育成・強化を図るため、ジュニア期から
トップレベルに至る体系的な強化体制の構築を図るとともに、トップアスリートが競技
に専念することができる環境の整備に努めます。
①ジュニアの育成
全国・世界で活躍できるトップアスリートの育成・強化を目指して、スポーツ医・科
学サポート、外部指導者や練習施設の確保等による多方面からの高度な支援の充実を図
ります。
また、スポーツ少年団や中学校体育連盟、高等学校体育連盟等の関係団体と連携した、
各競技団体による才能あるジュニアアスリートの発掘をはじめとする競技者育成プログ
ラムを早期に確立し、一貫指導体制によるジュニア期からの中・長期的な育成・強化に
向けた取組を支援します。
②富山市の顔となるスポーツの育成・強化
富山市の顔となるスポーツの育成・強化を目指し、平成 13 年度から取り組んできたジ
ュニア特別強化事業について、過去の実績や県との繋がりを考慮し、今後 10 年間を見据
えた競技種目の再選定を行うとともに、その育成・強化に積極的に取り組む競技団体を
-8-
支援します。
③選手・指導者への活動支援
選手・指導者等のレベルアップに向けた研鑽(質の高いトレーニング・研修)に対す
る支援の充実を図るとともに、今後は、審判員や専門スタッフ等の研鑽に対する支援に
ついても検討します。
④顕彰制度の充実
これまでの顕彰制度に加え、オリンピック等の国際的スポーツ大会において、優秀な
成績を収めた選手の強化活動に多大な貢献をしている指導者や企業等に対し、社会的評
価を高めるために表彰を行うなど、顕彰制度の充実を図ります。
⑤スポーツ医・科学推進への支援
競技力の向上を一層適切に推進していくためには、スポーツ医・科学の支援が不可欠
です。
関係する機関との連携や役割を考慮し、本市のスポーツ医・科学の導入についての基
本的なあり方や方向性を明確にするとともに、選手自身が身体の特性を把握し、効果的
なトレーニングを行うために、スポーツドクター、トレーニングアドバイザー、スポー
ツ栄養アドバイザー等による専門的指導が受けられるような環境づくりを支援します。
⑵組織の充実
●施策のテーマ
「競技力向上のための競技団体組織の充実」
競技力を向上させるためには、各競技団体組織の充実が不可欠です。
競技力向上に向け、
(公財)富山市体育協会と連携し、一体となった体制づくりが図れ
るよう努めます。
また、富山市の顔となるスポーツや全国・世界で活躍が期待できる種目の競技団体に
ついては、重点的に支援します。
①(公財)富山市体育協会の充実
(公財)富山市体育協会は、市内の競技団体の統括団体として、全ての競技団体が安
定した活動が行えるよう育成・支援を行っています。
今後も、競技力向上の中心的な役割を担い、充実した活動が行えるよう支援します。
-9-
②各競技団体の充実
各競技団体が、全国・世界で活躍できる選手の輩出に向け、ジュニア期からの中・長
期的な育成・強化の実施が図れるよう一貫指導体制を確立し、競技力向上に対応した体
制づくりができるよう支援します。
⑶地域が支えるスポーツ文化の形成
●施策のテーマ
「競技スポーツの振興と地域の活性化」
国際競技大会の招致・開催や国内外のトップアスリート等の合宿の誘致への支援、ま
た、地元のプロスポーツチームの活動を支援するなど、競技スポーツの振興と地域の活
性化を図ります。
①国際競技大会の招致・開催支援
世界トップレベルのプレイを間近で観ることは、市民、特に青少年に大きな夢と感動
をもたらし、ひいては、スポーツ人口の拡大を図り競技力向上に寄与します。
このことから、関係団体と連携し、国際競技大会の招致・開催や国内外のトップアス
リート等の合宿の誘致への支援を積極的に行います。
②地域に密着したプロスポーツへの支援
地元のプロスポーツチームが活躍することは、子どもたちに夢と希望を与えるととも
に、地域全体で応援することにより一体感を生み出し、地域の活性化に繋がるものであ
ります。
このことから、地元のプロスポーツチームの活動を支援するとともに、プロ選手から
直接指導を受けられるなど、市民とプロ選手が触れ合える機会の提供に努めます。
- 10 -
3 学校における体育・運動部活動等の充実
【目標】
○健康で豊かなスポーツライフを実現する基礎となる学校体育・運動部活動等の充実
を目指します
子どもの体力が向上するには、学校での教育活動を通して、子どもたちが体を動かす楽
しさを実感し、運動を好きになり日常的に運動に取り組むようになることが重要です。ま
た、学校教育活動は、子どもたちの生活時間の中で大きな割合を占めており、限られた時
間内で効率的な運動量を確保する観点からも、子どもの体力向上において大きな意味をも
ちます。
しかし、学校においては、積極的に運動する子どもとそうでない子どもの二極化傾向が
顕著になってきており、運動をしない子どもに対する指導の一層の工夫が求められていま
す。
富山市では、子どもたちが安全に楽しく運動ができるよう体育・運動部活動等の充実に
努めるとともに、望ましい生活習慣づくりや食育の分野にも目を向け、家庭や地域と連携
した子どもの体力向上事業に取り組みます。
〔具体的な施策〕
⑴生きる力をはぐくむ体育・スポーツの推進
●施策のテーマ
「たくましい体をつくる」
子どもにとって体力は、健康な生活を営むだけでなく、学習をはじめ、様々なことに
取り組む意欲や気力といった精神面にも深く関わっており、健やかな成長・発達に極めて
重要な役割を果たしています。
しかし、ライフスタイルや子どもを取り巻く環境の変化などから、運動をする子ども
とそうでない子どもの二極化傾向や、昭和 60 年頃からの長期的な子どもの体力の低下傾
向が深刻な問題となっています。
小学校では平成 23 年度から、中学校では平成 24 年度から全面実施される学習指導要
領では、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和を重視する「生きる力」をより一層
はぐくむことを目指しています。体育・保健体育科においては健やかな体を育てるため、
生涯にわたって運動に親しみ、健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現できる
ように、一人一人に応じた体力の向上を目指しています。また、学習したことを実生活
- 11 -
や実社会に生かすことを重視し、学校段階間の接続や発達段階に応じて、指導する内容
の整理と体系化が図られ、体育の授業時数も増加しています。
富山市では、子どもの体力向上の重要性に鑑み、学校における体育・スポーツ活動の一
層の充実を図るとともに、普段から体を動かす機会が少ない子どもたちへの活動機会の
提供や保護者及び教員への啓発を行っていきます。
①数値目標を設定するなどの体力向上への取組
市内の子どもの体力・運動能力や運動習慣、泳力等の実態を継続的に把握するととも
に、引き続き富山市小学校スポーツ推進連盟や富山市中学校体育連盟のスポーツ活動や
体力向上事業を支援します。
また、各小中学校が子どもの運動習慣や体力測定結果等の実態に基づき、学校評価の
指標に体力つくりを積極的に取り上げ、数値目標化するなどの取組を促します。
②運動時間の確保と有効活用
子どもの日常生活で、体を動かすことが全体的に減少傾向にあり、スポーツや外遊び
に不可欠な、時間・空間・仲間が減少しています。
このため、学校は子どもの体力向上を図る上で、重要な役割を担っています。体育的
行事の充実を図る、校時表に体育的活動を位置付けるなど、学校の教育活動の充実に努
めます。
○グラウンドや体育館等の学校施設の有効活用
○朝の始業前や休み時間、放課後における子どもたちの体を動かして遊ぶ時間の確保
○体育の授業における一人一人の適切な運動量の確保
○運動会やなわとび大会等、体育的行事の一層の充実
③体育指導の充実
学習指導要領に沿って教育活動を円滑に実施するとともに、子ども一人一人が課題を
もって運動に取り組み、運動の楽しさや喜びを味わえる体育学習となるように、教員の
研修会を充実します。
④地域スポーツ指導者等の活用
平成 24 年度から中学校で必修となる武道・ダンスの指導の充実を図るとともに、少子
化に伴う教員数の減による運動部活動の指導者不足を補うためには、専門的な指導がで
きる地域の指導者を積極的に活用することが望まれます。
地域のスポーツ少年団や総合型スポーツクラブ、関係団体等と連携し、各学校のニー
ズに合ったスポーツ指導者の活用を推進するとともに、地域のスポーツ指導者を講師と
した教員向け指導者講習会を開催します。
- 12 -
⑤スポーツ大会への参加形態見直しの働きかけ
少子化に伴い、中学校・高等学校においては、運動部の設置数が減少しています。ま
た、部員数の減少から活動に支障が生じたり、大会への出場ができなくなったりしてい
ます。さらに、希望する部が学校にないことから、大会出場に制限のあるクラブチーム
に所属することを余儀なくされている生徒も見られます。このような現状から、生徒の
スポーツ機会を充実させるため、複数校による参加や、地域クラブチームで活動する生
徒の参加資格の緩和を大会の主催団体等に検討するよう促します。
⑥スポーツイベントへの参加
現在、市内では各種競技団体等が主催する競技会や自主参加型のスポーツ大会が数多
く開催されています。児童生徒の過重な負担となることなく、健全なスポーツ活動とな
るように、また、体育授業の発展学習の場やスポーツを通した他校との交流の場となる
ように、学校に参加を促します。さらに、教育的な見地から、複数校による参加を認め
ることなどを、主催団体にも検討を促します。
⑦保護者への啓発
体力の重要性や有効性を広く保護者に伝え、理解してもらえるよう有識者や関係機関
との連携による運動の日常化に向けた保護者の意識啓発用パンフレットを作成、配布す
るなど、家庭でも積極的に体を動かしてもらうための取組を推進します。
⑵体育・運動部活動を行うための環境整備
●施策のテーマ
「安心してスポーツ活動を行うことができる環境の確保」
学童期におけるスポーツは、心身の健やかな成長を促すばかりではなく、生涯にわた
ってスポーツに取り組む習慣を育成するためにも重要です。しかし、社会情勢の変化な
どから、近隣への迷惑や防犯上の理由から児童公園等での遊びが制限される事例も見受
けられるようになり、子どもたちが自由に運動できる場は少なくなってきています。そ
のため、多くの時間を過ごす学校施設は、子どもたちにとってスポーツ活動の中心とな
ります。子どもたちが全身を使って思いきり運動できるよう、人的環境の整備とともに、
各学校のグラウンドや体育館等を安全にスポーツができる空間となるように努めます。
①教員やスポーツ指導者への研修体制の充実
体育指導法等の既存の研修内容に加え、専門的で効果的な指導方法を学ぶ場として、
各競技団体等が開催する指導者研修会等を後援するなど、連携・協力します。
- 13 -
②医療機関等の連携
体育授業や運動部活動など、学校におけるスポーツ活動を安心して行うことができる
環境を確保するため、地域の医療機関等と連携し、事故防止に向けた安全への配慮やス
ポーツ障害の早期発見・予防に努めます。
③学校体育施設の整備
学校における安全点検を徹底し、老朽化した体育館や整備が必要になったグラウンド
等の施設や関連設備を順次整備し、誰もが安心して使用できる施設環境を維持していく
ように努めます。
⑶子どもの望ましい生活習慣づくりの推進
●施策のテーマ
「運動・食事・睡眠の調和のとれた生活」
子どもたちが健やかに成長していくためには、適度な運動、バランスがとれた食事、
十分な休養・睡眠が大切です。しかしながら、社会全体の夜型化が進み、基本的生活習
慣が定着せず、睡眠不足や運動不足に陥っている子どもが増えています。また、食生活
においても、朝食の未摂取や夜食の習慣化等による乱れ、脂肪・糖分・塩分の過剰摂取
などの栄養の偏りが見られます。こうした生活習慣の乱れが、子どもたちの学習意欲や
体力、気力の低下の要因の一つとして指摘されています。さらに、肥満や動脈硬化、糖
尿病等、生活習慣病の要因にもなっています。
このように、家庭における規則正しい食事や睡眠等、基本的生活習慣が定着していな
い状況は、個々の家庭や子どもの問題として見過ごすことなく、社会全体の問題として
地域と一丸となった取組が重要な課題となっています。
心身の健全な発達に大きく影響する子どもの基本的生活習慣の確立や生活リズムの向
上を目指します。
①食育の推進(学校給食)
学校給食を生きた教材として活用した指導の工夫を図ることで、食に対する正しい知
識と望ましい食習慣を身に付け、食を通して自らの健康を管理できることを目指します。
②保護者への啓発
家庭や地域に対して望ましい生活習慣や適切な睡眠時間の確保の大切さを啓発するた
めに小冊子等の配布や講演会等を開催します。
- 14 -
③関係機関・団体との連携
心身の健康に関する健康相談、肥満傾向や食物アレルギー等のある子どもに対する指
導を充実させ、調和の取れた生活を推進していくために、すこやか検診、すこやか教室
を開催するなど、保健所や富山市医師会等、専門的な知識や技術を備えた関係団体や指
導者との連携を図っていきます。
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4 スポーツの拠点づくり
【目標】
○地域の活動拠点としての施設整備の充実を目指します
市民が気軽にスポーツを行うことができるためには、身近な地域におけるスポーツ施設
の充実が求められています。
このことから、今後の富山市のスポーツ施設は、
①地域特性を見極め、長期的展望に立った施設整備を行う。
②総合的なスポーツサービスを行う施設とする。
③季節や天候に左右されずにスポーツを楽しむことができる、屋内スポーツ施設の整備を
促進する。
を基本原則として、拠点づくりや施設整備の充実を図ります。
〔具体的な施策〕
⑴市営スポーツ施設の充実
●施策のテーマ
「市営スポーツ施設の整備・充実」
広大な市域の中でのスポーツ活動の拠点は、旧の市町村域を単位としつつ、全市のバ
ランスを考慮しながら、施設整備の充実を図ります。
○全市的活動拠点
総合体育館・市民球場(アルペンスタジアム)
市民プール・屋内競技場(屋内グラウンド棟)
○地域的活動拠点
2000 年体育館・体育文化センター
東富山体育館・花木体育センター
勤労身体障害者体育センター・屋内競技場(アリーナ棟)
大山社会体育館・八尾スポーツアリーナ
婦中体育館・山田総合体育センター
- 16 -
⑵市立小・中学校体育施設の充実
●施策のテーマ
「身近なスポーツ活動拠点の活用促進」
地域の身近なスポーツの拠点として、各校区の学校体育施設は重要な役割を果たして
います。
日常的にスポーツが行うことができる施設として、より良好な施設環境を提供できる
よう努めます。
●学校開放事業実施施設(閉鎖校含む)
地
域
小 学
※平成 22 年度現在
校
中 学
校
富山地域
51 校
18 校
大沢野地域
4校
1校
大山地域
4校
1校
八尾地域
3校
2校
婦中地域
7校
2校
山田地域
1校
1 校(小学校と兼ねる)
細入地域
1校
1 校(小学校と兼ねる)
⑶民間・商業スポーツ施設との連携
●施策のテーマ
「民間・商業スポーツとの連携」
民間・商業スポーツ施設(クラブ)は、活動時間の自由さ、施設の多機能化、そして
専門指導員の配置等、利用者の様々なライフスタイルやニーズに応じたサービスを提供
しており、市民のスポーツ活動の場の一つとなっています。
今後も多様化する市民のスポーツニーズに対応するため、スポーツ指導員の活用や情
報提供等、民間・商業スポーツ施設(クラブ)と連携を図りながら、スポーツの推進に
努めます。
- 17 -
5 スポーツ指導者と組織育成
【目標】
○スポーツを「支える(育てる)人」の育成と組織の充実を目指します
スポーツ指導者を育成するとともに、今後のスポーツ振興の方策に沿ったスポーツ団体
組織との連携を強化します。
〔具体的な施策〕
⑴スポーツ指導者の育成
●施策のテーマ
「市民の多様化するニーズに対応できる指導者の育成と活用体制の整備」
スポーツ社会の実現を目指し、市民の多様なニーズや能力に応じたスポーツ実践能力
を高め、継続的なスポーツ実践者の増大を図るためには、資質の高い指導者の存在が不
可欠です。
指導者育成事業をこれまで以上に重視し、関係機関・団体等と連携して、指導者の資
質向上を図るとともに、国内外で活躍した競技者がさらに研鑽を積み、指導者となった
人材を受け入れる環境のあり方を、競技団体や関係機関とともに検討します。
⑵組織の育成
●施策のテーマ
「スポーツ団体の今後のあり方」
富山市の代表的なスポーツ団体として、㈶富山市体育協会、富山市スポーツ少年団、
富山市体育指導委員協議会、富山市小学校スポーツ推進連盟、富山市中学校体育連盟、
総合型スポーツクラブ等が挙げられます。
これらの団体は、トップレベルの選手の育成から地域に密着したスポーツ教室の開催
まで、それぞれの立場でスポーツを推進し、富山市のスポーツ振興に大きく貢献してい
ます。
今後、市民の多様化するスポーツニーズに対し、富山市がスポーツ振興を行っていく
上で、これらの団体と「スポーツ社会の実現」という共通の目標に向かって連携し、富
山市のスポーツ振興の方策に沿った協力体制を維持・強化します。
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また、スポーツを普及・定着させ、スポーツを人々にとって身近なものとするために
は、競技スポーツと生涯スポーツの垣根をなくし、人材の好循環を生み出すことが必要
です。
このため、スポーツ団体や学校、企業等、地域におけるスポーツに関係する全ての団
体の横断的な連携を強化し、地域が一丸となってスポーツ振興に取り組む体制を構築し
ます。
《
(公財)富山市体育協会》
(公財)富山市体育協会は、市内の競技スポーツ 45 団体、生涯スポーツ 13 団体、地
区・校区 66 体育協会、学校スポーツ 2 団体で組織されており、スポーツ少年団や体育指
導委員協議会等の関係団体と連携して全市的なスポーツの振興に努めています。
また、指定管理者制度の導入により、市内スポーツ施設等(指定管理施設のみ)の管
理運営並びに指定管理施設での総合型スポーツクラブの運営に努めています。
今後も、市民の心身の健全な発達とスポーツ振興に寄与することを目的に、体育、ス
ポーツ、スポーツ・レクリエーションの普及、併せて加盟団体の育成・支援を図るとと
もに、富山市のスポーツ振興の方策に合わせた、スポーツ事業推進について連携を強化
します。
《富山市スポーツ少年団》
スポーツ少年団とは、1962 年に㈶日本体育協会が創設した歴史あるスポーツクラブで
あり、
「一人でも多くの青少年にスポーツの喜びを!」
、
「スポーツを通じて青少年のからだ
とこころを育てる組織を地域社会の中に!」と願い、富山市においては 1964 年 4 月に設
立されました。
現在、富山市スポーツ少年団は市内 84 のスポーツ少年団で構成されており、主に小学
生を対象とし、スポーツ活動を中心とする多様な活動を体験させ、青少年の主体的なス
ポーツ活動を促すとともに、体力の向上を含めた心身の健全育成に努めています。
今後も、青少年の健全育成を目的に、スポーツ少年団活動を推進するとともに、競技
スポーツ団体や地区・校区体育協会等の関係団体との連携・協力がさらに充実するよう
支援します。
《富山市体育指導委員協議会》
体育指導委員は、スポーツ振興法で公的な指導者として位置づけられており、行政と
地域のパイプ役として、また、スポーツの実践指導を通して、地域住民のためのスポー
ツに親しむ環境づくり等、生涯スポーツ推進の役割を担っています。
また、富山市体育指導委員協議会は、体育指導委員相互の緊密な連絡調整を図り、自
らの資質向上と生涯スポーツの振興を期して、研修会や講習会等を行っています。
今後は、新たなスポーツ振興基本計画に基づき、体育指導委員の活動の見直しを図る
- 19 -
とともに、総合型スポーツクラブ、学校、地区・校区体育協会、スポーツ団体、企業等、
地域の関係団体との連携を図るコーディネーター役として、生涯スポーツ推進の中心的
な役割が果たせるよう支援します。
《富山市小学校スポーツ推進連盟》
富山市小学校スポーツ推進連盟は、小学校スポーツの健全な発展充実を期するととも
に児童の体力向上を目的とし、富山市内の全小学校の教員で組織されています。目的の
達成に向けて、児童のスポーツに対する関心を高め、基本的な運動能力の向上を図ると
ともに、仲間との交流を深める場として三種競技記録会、連合運動会等の競技会を開催
しています。また、教員の資質向上を目指し、陸上競技、スキー等の指導者講習会を実
施するとともに市内児童の泳力向上事業を進めています。その他、子どもたちの体力向
上を図るため、多くのスポーツ団体と連携し、大会開催情報の提供に努めています。
今後も、健やかでたくましい心と体を備えた児童の育成を目的に、各小学校における
体育授業や体育的活動の充実に向けた情報発信をするとともに、各種関係団体との連携
を図りながら、健全なスポーツ活動を進められるよう支援します。
《富山市中学校体育連盟》
富山市中学校体育連盟は、富山市内中学校に於ける体育の健全なる発達を図ることを
目的とし、富山市内中学校の生徒及び教職員で組織しています。目的の達成に向けて、
富山市春季総合競技大会、富山市秋季総合競技大会等の各種競技大会の開催や各種体育
団体とも連絡を密にしています。また、市内中学校運動部顧問による専門部会を組織し、
種目競技大会の企画・運営や強化練習会等を行っています。
今後も、スポーツを通した生徒の健全育成と競技力の向上を目的に、各競技団体等と
も連携・協力し、外部指導者の積極的な導入や高等学校等への接続を考慮した一貫指導
体制の確立に努めるなど、学校教育における体育・スポーツ活動の推進にとどまらず、ス
ポーツに対するより専門性を高めた組織づくりができるよう支援します。
《総合型スポーツクラブ》
総合型スポーツクラブとは、単一のスポーツ種目だけでなく、複数の種目が用意され
ており、子どもからお年寄りまで、また、初心者からトップレベルの競技者まで、誰も
が集い、それぞれが年齢、興味・関心、体力、技術・技能レベルなどに応じて活動でき
るクラブです。
また、活動拠点となるスポーツ施設があり、定期的、継続的なスポーツ活動を行うこ
とができ、質の高い指導者を配置し、個々のニーズに応じたスポーツの選択や指導が得
られるとともに、各種のイベントが開催される等、いろんな形でスポーツを楽しむこと
のできる身近な場であります。
現在、富山市には 21 の総合型スポーツクラブが設立されており、それぞれの特性のあ
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る種目や内容で運営され、市民のスポーツ振興の一翼を担っております。
今後も、多様化する市民のニーズに対応するため、学校を含む地域のスポーツ活動に、
総合型スポーツクラブが専門指導者を派遣する等、地域と連携した新たな事業展開がで
きるよう支援します。
- 21 -
6 スポーツ情報の提供
【目標】
○市民のスポーツ機会の確保・充実のための最新スポーツ情報の提供を目指します
インターネットを利用し情報収集を行う人々が増えていく中で、いつでもどこでも市民
が期待する多様なスポーツ情報を提供できるようにするとともに、だれもが利用しやすい
システム環境の充実を図ります。
〔具体的な施策〕
⑴スポーツ情報の充実
●施策のテーマ
「する人・観る人・支える(育てる)人、全ての人に対しての情報の充実」
市民の多様化するスポーツニーズに応え、スポーツを「する人」、「観る人」、「支える
人」全ての人が、スポーツ活動に参画する機会が確保しやすくなるよう、情報提供の体
制整備に努めます。
⑵システム環境の充実
●施策のテーマ
「とやまスポーツネットの拡充」
平成 11 年度に構築した施設予約システム「とやまスポーツネット」は、平成 17 年度
に携帯電話からの接続が可能となるシステムの改修や対象施設の追加等、利用環境の拡
充を図るとともに、その場で予約・入金ができる端末機を各地域の拠点施設に配置し、
利便性の向上に努めてきました。
今後、さらに利便性を向上させるために、
①使用料のオンライン決済
②開講教室案内など施設情報の充実
③開催行事の空き状況の確認や予約申し込みをできる機能
④誰もが操作しやすいインターフェイス
従来の施設予約システムに加え、「使う」「参加する」等にも対応した総合的なスポーツ
情報を提供するサイトへと拡充が図れるよう努めます。
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富山市スポーツプラン編集委員名簿
役
職
氏
名
所
孝 一
属
等
委員長
小 野 寺
委
員
飯 田
委
員
奥 村
祐 年
財団法人富山市体育協会 競技スポーツ委員長
委
員
高 島
雅 之
富山市中学校体育連盟 副会長
委
員
立
委
員
西 谷
博 信
富山市小学校スポーツ推進連盟 副会長
委
員
東 山
幸 暉
富山市レクリエーション協会 会長
恵 美 子
浪
勝
富山大学 教授
とやま女性スポーツの会 副会長
財団法人富山市体育協会 健康スポーツ委員長
(50 音順、敬称省略)
<参考文献>
スポーツ立国戦略 文部科学省 (平成 22 年 8 月)
21 世紀の国民スポーツ振興方策 財団法人 日本体育協会 (平成 20 年 3 月改定)
<関係資料>
平成 21 年度スポーツに関する意識調査 富山市 (平成 22 年 3 月)
http://www.city.toyama.toyama.jp/division/shiminseikatsu/sports/isikityousa.html
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