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平成22年度 第2回審議会 会議資料

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平成22年度 第2回審議会 会議資料
平成22
平成22年度第
22年度第2
年度第2回久留米市環境審議会
日時:平成 22 年 8 月 11 日(水)
13 時 30 分~15 時 30 分
場所:市役所本庁舎3階 303 会議室
1
開会
2
議事
(1)久留米市環境基本計画(骨子案)について
(2)第1回策定部会の報告について
(3)久留米市環境基本計画・久留米市地球温暖化対策実行計画(区域
施策編)に伴う市民・事業者アンケート調査結果について
(4)久留米市環境基本計画に基づく行動計画(平成 19~22 年度)の集
約について
(5)久留米市自然環境調査の概要について
(6)その他
6
閉会
久留米市環境審議会委員名簿
任期:平成 20 年 10 月 20 日~平成 22 年 10 月 19 日
平成 22 年 7 月 5 日現在(50 音順)
委 員 名
所
属
等
池田 博子
久留米市女性の会連絡協議会 会長
出田 秀人
田主丸町環境衛生連合会 会長
内野 孝子
社団法人 久留米三井薬剤師会 理事
大森 洋子
久留米工業大学 工学部 建築・設備工学科 教授
鬼丸 すず子
久留米市農業協同組合 総務企画部総務課 課長代理
古賀 重年
久留米商工会議所 環境エネルギー委員会 委員長
坂岡 庸子
久留米大学 名誉教授
髙橋 和子
くるめクリーンパートナー 代表
田中 和義
北野町環境衛生組合 組合長
靏
久留米信愛女学院短期大学 ビジネスキャリア学科 講師
富安 伸良
三潴町環境衛生協議会 会長
中嶌 裕之
久留米工業高等専門学校 生物応用化学科 教授
中野 武則
久留米市地区環境衛生連合会 会長
半井 都枝子
副会長
社団法人 久留米医師会
原口 弘壽
福岡県北筑後保健福祉環境事務所 環境長
久冨 正廣
久留米市校区まちづくり連絡協議会 会長
藤田 八暉
久留米大学 経済学部 文化経済学科 教授
古里 和夫
城島町環境衛生協議会 会長
松尾 和巳
国土交通省 九州地方整備局 筑後川河川事務所 所長
(20 名)
考
福岡県地球温暖化防止活動推進員
笠井 望美
真紀子
備
会長
久留米市環境基本計画の
久留米市環境基本計画の概要
計画の
計画の目的
計画の
計画の位置づけ
位置づけ
計画の
計画の期間
私たちは、九州一の大河筑後川や耳納山地等の広大で豊かな自然か
ら、おいしい「水」や、きれいな「空気」、実り多い「農地」など多
くの恵みを受けています。
しかし、私たちの便利で快適なライフスタイルが、ごみや地球温暖
化をはじめとした環境問題の原因となっており、その対策が求められ
ています。
これからも本市の豊かな自然と暮らしやすい生活環境の中で、私た
ち一人ひとりにとって、幸せを実感できる豊かな暮らしが実現される
とともに、健全な環境が地球規模にわたり保全され、将来へ引き継が
れる「持続可能な社会」を実現していくことは、世界的規模での喫緊
の課題となっています。
久留米市基本構想を踏まえ久留米市新総合計画を環境面から補完し
ながら、市の将来環境について長期的、総合的な施策と行動を策定す
る環境面での総合計画として位置づけ、久留米市環境基本計画条例第
8条に基づき策定しています。
また、環境に影響を及ぼす各種計画及び施策を立案・実施するにあ
たっては、本計画との整合を図るものとします。
2011年度(平成23年度)から2020年度(平成32年度)
の10年間とします。なお、久留米市新総合計画との整合を図るた
め、中期に内容の点検を行うとともに、社会経済の動向や環境の課題
に大きな変化が生じた場合には、必要に応じ計画の見直しを行いま
す。
環境基本法
環境基本計画(国)
久留米市環境基本条例
久留米市新総合計画
地球温暖化対策実行計画
ごみ処理基本計画
都市計画マスタープラン
景観計画
住生活基本計画
前 期
2011年度
中 期
2014年度
2015年度
一部見直し
後 期
2018年度以降
必要に応じ見直し
目標年度
2020年度
(平成32年
度)
食料・農業・農村基本計画
久留米市環境基本計画
その他の個別計画
環境分野に関連する計画
基本理念
望ましい環境像を実現するた
め3つの基本理念を掲げます。
社会の
社会の環境を
環境を取り巻く現状と
現状と課題
今日の環境問題は、これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄によ
る社会活動や生活様式によるものであり、地球の温暖化や天然資源の
枯渇など地球規模の環境問題を生じさせています。
このような状況の中で、地球温暖化の原因である温室効果ガスの排
出量を削減し、持続可能な「低炭素社会」や、3Rの推進と廃棄物の適
正処理の実施など、環境への負荷を最小にする「循環型社会」を構築
していくことは、世界的規模での喫緊の課題となっています。
次世代に
次世代に引き継ぐ
低炭素社会を
低炭素社会を実現
するまち
(低炭素社会)
低炭素社会)
分野別施策の
分野別施策の展開
望ましい環境像を実現するため、5つの基本目標を
設定し、それを踏まえて施策を展開していきます。
1.市民の
市民の環境行動力の
環境行動力の向上と
向上と協働の
協働の推進
久留米市民の環境行動力を向上させ、市民・事業所・市が協働
して環境行動を実践するまちをめざします。
2.久留米市から
久留米市から取
から取り組む地球温暖化の
地球温暖化の防止
恵み豊かな環境・資源を将来世代に継承するため、環境負荷の
少ないまちづくりの推進などを実践するまちをめざします。
3.豊かな自然環境
かな自然環境との
自然環境との共生
との共生
本市の
本市の環境行政の
環境行政のビジョン
自然と人間の共生を確保するとともに、豊かでうるおいのある
自然環境とふれあえる場の創造に取り組むまちをめざします。
政策の方向性
(1)低炭素社会の構築
地球温暖化対策の観点から、CO2をできるだけ排出しない、低炭素
社会を実現することが必要です。
このため、本市においても、緑化の推進、公共交通の利用促進による
コンパクトシティへの取組や、新エネルギーの活用等、推進していくこ
とが必要です。また、本市の地域特性を活かした対策、市民・事業者・
行政が一体となり温暖化対策を推進していく必要があります。
4.循環型ライフスタイル
循環型ライフスタイルの
ライフスタイルの確立
ごみの再利用、再生利用に取り組み、廃棄物の減量化、資源化
を進め、循環型のライフスタイルが進んだまちをめざします。
望ましい環境像
エコシティくるめ
~地球市民への道~
(具体的な取組内容)
①再生可能エネルギーの利用及び省エネ化の促進
②市民・事業者との協働による取組の推進
(2)循環型社会の構築
循環型社会の実現のため、ごみをできるだけ発生させないライフスタ
イル、資源の循環利用、ごみの適正処理を進める必要があります。
(具体的な取組内容)
①3Rの推進
②社会に配慮したごみ処理施設の整備
(3)生活・快適環境の創造
良好な生活環境を維持し、快適な都市空間の創出と、快適で質が高
く、かつ環境に配慮した暮らしを推進する必要があります。
また、人類存続の基盤である生物の多様性を将来にわたり確保する必
要があります。
(具体的な取組内容)
①自然と親しめる身近な環境の整備
②豊かな緑の保全
5.快適な
快適な生活環境の
生活環境の保全
限りある資源
りある資源を
資源を活
かし、
かし、地球にやさ
地球にやさ
しい循環型社会
しい循環型社会を
循環型社会を
目指すまち
目指すまち
(循環型社会)
循環型社会)
環境先進都市をめざして、市民や事業
者、その他すべての人々がさまざまな取
組に参加し、エコ活動により便利さや快
適さばかりではなく、心の豊かさを楽し
み、気づき、考え、行動が広がっていく
まちをめざし、望ましい環境像を「エコ
シティくるめ~地球市民への道~」とし
ます。
市民が健康に暮らせる環境、魅力ある景観を保全し、市民が快
適な生活環境の中で暮らすことのできるまちをめざします。
重点プロジェクト
重点プロジェクト
望ましい環境像実現に向け、優先的に取り組む施
策・事業について、重点プロジェクトとして位置づけ
ます。
1.緑化の
緑化の推進
豊かな緑
かな緑、すんだ
空、きれいな水
きれいな水が
あふれ自然
あふれ自然と
自然と共生
できるまち
(生活・
生活・快適環境)
快適環境)
2.地球温暖化防止のための
地球温暖化防止のための土台
のための土台づくり
土台づくり
3.廃棄物の
廃棄物の発生の
発生の抑制・
抑制・資源の
資源の循環利用の
循環利用の促進
第1回策定部会の報告について
1.部会の運営について
部会長の選任
久留米工業大学 工学部 建築・設備工学科 教授
大森
洋子委員を選任
2.久留米市環境基本計画概要について
【計画策定にあたり、今後重点的に取り組むべき施策・事業等について】
低炭素社会の構築
◆コンパクトシティへの取り組み
・公共交通の整備、利用促進
・公共交通路線の見直し
◆省エネ住宅、エコ住宅の導入促進
・助成制度等の拡充
◆自転車利用の促進
・駐輪場の整備
◆温室効果ガス排出量取引の促進
・事業者と行政の連携強化
・カーボンオフセットによる森林保全
循環型社会の構築
◆生ごみの減量
・生ごみの処理方法、手法の構築
・家庭ごみの分別の徹底
生活・快適環境
◆生物多様性の確保
・生態系の保全
・農業分野との連携
◆森林の保全
・地元木材を利用した木造住宅の推進
久留米市環境基本計画・久留米市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)に伴う
市民・事業者アンケート調査結果概要
1 市民アンケート
(1)周辺環境について
アンケート結果より、久留米市の現在の環境については満足している市民の割合は全体
的に低く、「どちらでもない」と考えている市民が多いことが分かりました。これに関連
して、環境の重要度をお聞きしたところ、全体的に重要であるとの回答が多くなりました。
現在の環境にあまり満足しておられず、久留米市の環境が将来はもっとよくなって欲し
いという気持ちの現われと考えられます。
<環境の満足度、重要度>
満足度
重要度
0%
10%
20%
30%
満足/非常に重要
やや不満/あまり重要でない
40%
50%
60%
おおむね満足/重要
不満/重要でない
70%
80%
90%
100%
どちらでもない
無回答
(2)環境問題について
各環境問題への関心については、全体的に関心が高く、
「河川、地下水などの汚染」
「地
球温暖化の問題」「ごみ問題」「大気汚染」が上位となっています。
また、環境省が全国で行った同様の質問では、「地球温暖化」「森林の減少」「オゾン層
の破壊」「大気汚染」が上位となっており、久留米市では水質の悪化やごみ問題に市民の
関心があることが特徴となっています。
<環境問題への関心>
0%
10%
河川、地下水などの汚染
地球温暖化の問題
ごみ問題
大気汚染
とても関心がある
20%
30%
40%
50%
60%
41.5
80%
90%
5.81.1 2.6
54.4
42.4
6.0 0.8
47.3
39.2
関心がない
3.6
6.4 0.5 3.4
50.5
あまり関心がない
100%
4.9 0.33.2
50.2
36.0
関心がある
70%
無回答
(3)環境に配慮した取組みについて
現在行っている環境に配慮した取組は、
「自然とのふれあい」
「省エネ・地球温暖化対策」
「生活排水対策」に関する項目が上位となりました。
環境に配慮した取組みについて、取組みを「行いたいができない」「今後も行わない」
理由としては、
「時間がない」
「経済的な負担が増える」
「機会がない」
「どのように取り組
めば良いか分からない」が上位となりました。
「どのように取り組めば良いかわからない」が上位に来ていることから、取組みに関し
ての情報提供が重要と考えられます。
<取組を行わない理由>
0
50
100
150
200
250
件数
300
224
取り組むための時間がない
218
経済的な負担が増加する(お金がかかる)
201
取り組む機会がない
195
どのように取り組めばよいかわからない
(4)行政の取組みについて
行政が推進すべきと考える取組みについては、「リサイクルを促進するための技術開発
や社会システムづくり」
「太陽光発電システムなどに対する助成」
「工場から出る排水、排
気ガス、騒音、悪臭などの規制強化」が上位となりました。
しかし全体で見ると、各項目での差は比較的少なく(飛びぬけて件数の多い項目が無い)、
行政に対して多くの取組みを期待していることが分かります。
これを環境省が行った類似の質問では、
「条例等による環境保全対策の強化」
「事業者が
行う環境保全の取組みに対する支援」「地球温暖化防止、循環型社会形成等に関する計画
の進行管理の徹底」となっています。
”取組みへの助成(支援)”、”規制の強化”の項目が上位となっている点が共通してい
ます。
<行政が重点的に推進すべき取組>
0
50
100
150
200
250
リサイクル促進のための技術開発や社会システムづくり
206
太陽光発電システムなどに対する助成
203
192
工場排水、排気ガス、騒音、悪臭などの規制強化
廃棄物の適正処理の推進
161
学校、地域、企業での環境教育の推進
159
件数
2 事業者アンケート
(1)環境保全に関する取組みについての考え方
事業者による環境保全に関する取組みについての考え方は、「環境保全の取組みは、企
業の社会的責任から不可欠である」「環境保全の取組みにより、企業のイメージアップが
期待できる」が上位となった。
多くの事業者で”取り組むべき(取り組まざるをえない)”と考えていることが分かり
ました。
(2)省エネルギー対策
事業者の省エネルギー行動の実践についてお聞きしたところ、
「不要時の消灯」
「冷暖房
温度の設定・管理」などソフト面での対策については認知・実行されていました。
その反面、施設の省エネルギー対策というハード面での対策は不十分という結果となり
ました。施設の対策にはコストがかかるため、対策が不十分であることが考えられます。
<省エネルギー行動の実践>
0%
10%
20%
30%
40%
不要時の消灯の徹底 0.0
50%
60%
70%
80%
91.3
適切な冷暖房温度の設定・管理 0.0
0.0 2.9
5.81.4 8.7
73.9
わからない・当てはまらない
実施する予定はない
100%
4.3
82.6
不使用時のOA機器の電源オフ 4.3
90%
13.0
既に実施している
条件が整えば実施したい
1.4 5.8
今後実施予定である
<施設の省エネルギー対策>
0%
省エネ型家電製品の導入
10%
14.5
18.8
24.6
建築物の断熱化
8.7
わからない・当てはまらない
実施する予定はない
30%
23.2
18.8
人感式センサー付き照明の設置
省エネ型照明機器の導入
20%
13.0
13.0
40%
50%
13.0
7.2
70%
80%
21.7
既に実施している
条件が整えば実施したい
90%
30.4
2.9
30.4
20.3
4.3
24.6
39.1
今後実施予定である
無回答
(3)環境保全対策に取り組む際の課題・障害
課題・障害については、
「環境保全の取組みはコストがかかる」
「環境保全の取組みは手
間、時間、労力がかかる」が上位となりました。
こちらも、コストの問題が最上位の課題となりました。
100%
15.9
27.5
7.2
13.0
60%
2.9
4.3
(4)国・県・市に期待する施策や対応
期待する施策・対応については、「事業者が環境保全のための機器等を購入する際、財
政的な支援を行う」
「企業の環境保全に対する取組みを支援する」が上位となりました。
いずれもコスト面での支援を求めていることが分かります。
また、
「市民・事業者・行政とのパートナーシップの推進」も上位になりました。
<国・県・市に期待する施策や対応>
0
5
10
15
20
25
24
企業の環境保全に対する取組みの支援
16
環境への負荷が低い商品の製造・販売の支援
市民・事業者・行政とのパートナーシップの推進
件数
35
28
環境保全のための機器購入等への財政的な支援
地域リサイクルシステムの構築の推進
30
15
14
(5)環境共生都市づくり協定について
久留米市で締結を呼びかけている『環境共生都市づくり協定』については、
「知らない」
との回答が半分以上を占めました。
情報提供、PR の必要があると考えられます。
<「環境共生都市づくり協定」の取組状況・今後の意志>
無回答
10.1%
「環境共生都市づくり協定」
を市と締結している
4.3%
「環境共生都市づくり協定」
を市と締結の手続き中、ま
たは、その準備中である
1.4%
環境共生都市づくり協定」を
市と締結する具体的予定は
ないが、情報収集等を行っ
ている
5.8%
「環境共生都市づくり協定」
を知らない
50.7%
関心はあるが特別な対応は
していない(締結の予定はな
い)
27.5%
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