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昭和大学附属烏山病院だより
新
第 20 号
2008.12.1 発行
あおぞら
発行責任者
院 長
加藤 進昌
編集責任者 広報委員長 高塩
理
〒157-8577 東京都世田谷区北烏山 6 丁目 11 番 11 号
電話03-3300-5231(代表)
http://www10.showa-u.ac.jp/~karasu/
夢のような一年
~烏山病院看護部教育委員長として~
A 4 病棟 神田
博
最近めっきり寒くなりました。
・・・と思っていたら、もう 12 月にな
っていました。
この一年は夢のような一年でした。「夢のよう」と言っても、夢のよう
にバラ色の一年という意味ではなく、夢のようにあっという間にすぎて
いった一年という意味であります。
近年の社会の変化は目まぐるしいものがあります。特に 21 世紀に入
ってからは社会の変化に加速度がついたように思います。
「時代の流れ」
と言ってしまえばそれまでですが、その時代の流れに沿って精神科医療
も変わってきています。その昔、精神衛生法から精神保健福祉法に変わった時に、精神科医
療が大きく変わりました。しかし 21 世紀に入ってからの(あるいはこの数年の)精神科医療
の変化は、当時よりも目まぐるしく思います。
烏山病院も今、変化しつつあります。来年度からの「スーパー救急」導入に向けての病院
全体をあげての今年度の取り組み。そしてそれは、昨年度から積み重ねてきたものの上にあ
ります。
それらの変化に対応していける看護スタッフを育成していくことが、病院にとっても社会
にとっても求められてきます。また、単に変化に対応するだけでなく、より安全な医療を提
供できるスタッフの育成が必要です。求められているのは、自分で考え、自分で学べて、自
分で成長していける自立した看護師です。学校を出て間もない看護師は、そのあたりが不得
手な者もいます。しかし少しずつの成長の果てに、大きな飛躍が待っていると思います。そ
して既に、自立できていて変化に対応していけている看護師は、現在の状態に満足すること
なく更なる成長を目指してほしいと思います。個々がそういった成長をするためには、個々
人に精神的なゆとりがなくてはなりません。
今年度、烏山病院看護部の教育研修プログラムは変わってきました。それは単なる詰め込
み型の教育ではなく、ゆとりを持った、そして自分で頭を使って考えていく研修です。
自分自身が「成長した」と実感できる機会はなかなか少ないものです。烏山病院の看護ス
タッフも一つの研修に出ただけで「成長できた」という実感は湧かないと思います。しかし、
一つ一つの積み重ねによって今年一年、個々のスタッフは成長しています。
その成長は必ずや来年以降の烏山病院の、あるいは社会に求められる精神科医療の支えとな
り、皆様のご期待にお応えし得るものとなると思います。
そして来年は・・・これをお読み頂いている皆様にとって、
「夢のようにバラ色の一年」であ
ることをお祈りします。
どうぞよいお年をお迎えください。
1
第 4 回オープンカレッジ(公開講座)開催
今年度第4回目となる烏山病院公開講座が 11 月 8 日(土)に当院リハビリ
テーションセンターで開催され、地域の多くの方が参加されました。
今回は昭和大学富士吉田校舎薬用植物園の磯田進先生を講師に迎え、
『富士山の薬用植物』を演題に行われました。
はじめに、昭和大学富士吉田校舎のある富士山周辺の湖等を紹介して
いただき、江戸時代の本草学者である小野蘭山(1729-1810)が記した
古文書から様々な薬用植物を紹介していた
富士吉田校舎薬用植物園
磯田進先生
だきました。
最近、毒草を身近な植物と間違え中毒事故が多発していることも
あり、一見見間違えしてしまうような毒草についても詳しく説明し
ていただきました。
最後に先生には参加者からの質問に丁寧に答えていただき、参加
者は満足した様子でした。
次回オープンカレッジ(公開講座)のお知らせ
◆第5回オープンカレッジ(公開講座)
平成21年 1 月 17 日(土) 13 時 30 分から
講
演
定
場
師
題
員
所
烏山病院薬局 薬局長 礒嵜 育朗
より良い生活を送るため、薬とうまくつきあいましょう
50名
烏山病院 リハビリテーションセンター
受講者には、「受講証」を交付します。
受講希望の方は、事前に電話にてお申し込み下さい。
申込・お問い合せは、烏山病院管理課(電話:3300-4183)まで。
電話受付時間 平日:午前9時から午後5時まで
土曜:午前9時から正午まで
夜間想定消防総合訓練
11 月 5 日(水)、成城消防署立ち会いのもと、夜間想定消防総合消防
訓練を行いました。
今回の訓練は夜間想定消防訓練と自衛消防考課訓練を兼ねたもので
中央棟 4 階ミーティング室より出火したと想定して消防隊到着までの
初期消火から入院患者の避難誘導まで、医師・看護師をはじめとする
様々なスタッフが火災発生からの一連の動きをしました。
今後も訓練を実施するにあたって、入院患者様にはご迷惑をかける
ことが多々ありますがご理解の程、何卒よろしくお願いします。
喫茶 CUPS オープン
当院リハビリテーションセンターでは 10 月 18 日、31 日の 2 日間限
定で就労支援の一環として模擬喫茶『CUPS』をオープンしました。
デイケアのメンバーは接客、洗い場と奮闘し、大盛況のうちに
終わりました。デイケアでは日々社会参加に向け、頑張って
います、今後も皆様のご理解をいただき、ご支援を賜ります
ようお願い申し上 げます。
2
避難指示をする看護師(中央)
アロマセラピー講座
10 月 25 日(土)、当院リハセンターにおいて看護部教育委員会
主催の「アロマセラピー講座」を行いました。
JAA(日本アロマコーディネーター協会)
・NARD(Natural
Aromatherapy Research and Development)公認の白羽玲子先生を
講師にお招きしました。
アロマセラピーの基本から丁寧にご講義していただき、研修参
加者は皆熱心にメモをとりながら聞き入っていました。
更に実践講義として参加者自身が、エアーフレッシュナーを作成
白羽玲子先生
しました。参加者は皆、「ベースのオイルを何にするか」「これと
これを混ぜ合わせて、どんな香りになるだろう??」などと大いに盛り上がっていた。会場内は
アロマの香りと参加者の熱気(活気?)に満ち溢れていた。
続いてハンドマッサージの講義をしていただきました。
先生の手本を見ながら、参加者が互いにマッサージを行う
実践が行ない、これもまたワイワイ・ガヤガヤと賑やかに
行われた。
講義終了後にも熱心に質問にいく参加者もおり、先生も
ひとつひとつ丁寧に答えて下さいました。和やかな雰囲気
なだけでなく、非常に活気のある研修となり、研修後のア
ンケートからも、参加者の満足感の高さをうかがうことが
できました。
文責 看護師 神田
日 時 12 月 13 日(土) 14 時 30 分から
演奏者 東京藝術大学器楽科 東山洸雅
定 員
場 所
和田萌子
50 名(先着順)
烏山病院外来ロビー
来場希望の方は下記連絡先までお願いいたします。
烏山病院管理課(電話:3300-4183)まで。
電話受付時間 平日:午前9時から午後5時まで
土曜:午前9時から正午まで
病院を訪れる患者さんや家族の方々、通行人の方々に,
少しでも気持ちを和めていただけるように今年も外来ロビー
にクリスマスツリーを飾りました。
12 月 25 日まで飾っております、お近くにお越しの際は
是非お立ち寄りください。
外来ロビーに飾られたクリスマスツリー
年末年始の外来診察ついて
12 月 27 日(土)、1 月 5 日(月) 外来診察受付時間 8 時 30 分~11 時 30 分
12 月 28 日(日)~1 月 4 日(日) 休診
3
精神神経科・内科・歯科外来診療担当表
診 療 科
精
神 神 経 科
午前
午後
月
火
水
平成 20 年 12 月1目現在
木
金
土
山田講師
真田助教・医局員
初診
平島准教授
稲本講師
加藤教授
高塩助教
出井助教
初診
石渡助教
太田助教
吉村助教
谷助教・青山講師
鄭助教
再診
真田助教
石渡助教
平島准教授
吉村助教
稲本講師
峯岸医師
再診
鳥谷助教
鄭助教
大坪(由)医師
太田助教
熊田助教(員外)
秋田助教(員外)
再診
真田助教
石渡助教
平島准教授
吉村助教
稲本講師
再診
鳥谷助教
鄭助教
大坪(由)医師
太田助教
熊田助教(員外)
高齢者(初診)
三村准教授
高齢者(再診)
三村准教授
出井助教
発達障害外来
加藤教授
内 科
粟井講師
礒助教
平出助教
歯 科
松浦助教
松浦助教
松浦助教
加藤教授
久保講師
山末講師
松浦助教
メディカルサポートセンター( M S C )
受診・入院のご相談は、MSCへ
受付時間
平日(月~金) 9 時~17 時
電
話
03(3300)5329
診療統計(平成 20 年 10 月分)
延患者数
10,975 人
5,301 人
入 院
外 来
診療実日数
1 日平均患者数
354 人
203 人
入院 31 日 外来 26 日
・ 外来受付時間は 8:30~11:30 です。
・ 日曜日・祝祭日・本学創立記念日(11 月 15 日)・年末年始は休診日とさせていただきます。
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