...

第 10 回 会 議 録

by user

on
Category: Documents
11

views

Report

Comments

Transcript

第 10 回 会 議 録
第
10
回
会
議
録
紀 伊 長 島 町 ・ 海 山 町 合 併 協 議 会
第
10
回
会
議
録
○開催日時
平成16年8月19日(木)午後1時30分∼
○開催場所
紀伊長島町東長島公民館
2階会議室
○会議日程
1
開
会
2
会長あいさつ
3
会議録署名委員の指名について
4
「紀北町」応募者の懸賞の抽選について
5 議 事
(1)協議事項
協議第11号
地域自治組織について(継続協議)
協議第24−12号
各種事務事業の取扱い(児童福祉事業)について
協議第24−13号
各種事務事業の取扱い(保育事業)について
協議第24−19号
各種事務事業の取扱い(商工・観光関係事業)について
協議第24−20号
各種事務事業の取扱い(建設関係事業)について
6
新町建設計画について
7
住民説明会について
8
次回協議会の開催について
日時:9月2日(木)午後1時30分から
場所:海山町町民センター
1階大会議室
協議事項
協議第24−3号
各種事務事業の取扱い(広報広聴関係事業)について
協議第24−16号
各種事務事業の取扱い(廃棄物対策事業)について
協議第24−17号
各種事務事業の取扱い(環境対策事業)について
−1−
協議第24−22号
各種事務事業の取扱い(学校教育事業)について
協議第24−23号
各種事務事業の取扱い(生涯学習事業)について
その他継続協議
9
10
その他
閉
会
−2−
○委員出席者
役 職 名
会
長
副 会 長
氏
し お たに
龍 生
おくやま
し ろ う
奥 山
始 郎
ひ ら の
ゆきのり
きたむら
北 村
はしもと
橋 本
やまなか
な か の
た け し
ひ ぐ ち
三 宅
正 人
かわばた
た つ お
は ま だ
耕 輝
なかもと
まもる
中 本
あさかわ
浅 川
うえむら
植 村
おかもと
岡 本
は ま だ
濵 田
むらかみ
村 上
むろたに
室 谷
議長
副議長
合併問題調査研究
特別委員会委員長
衛
けん
研
やすゆき
海山町
恭 行
て つ お
と も や
識見を有する者
識見を有する者
友 也
し ず こ
識見を有する者
静 子
よういち
議員
識見を有する者
哲 男
洋 一
識見を有する者
識見を有する者
こ う き
濵 田
紀伊長島町長
識見を有する者
龍 雄
三重県
−3−
備
考
海山町長
識見を有する者
や す お
ま さ と
分
識見を有する者
き み お
み や け
川 端
紀伊長島町
公 郎
泰 生
区
議員
い く
樋 口
出
市町村合併調査研究
特別委員会委員長
市町村合併調査研究
特別委員会副委員長
ゆ う ご
貞 二
選
議長
雄 固
さ だ じ
中 野
紀伊長島町
ひ ろ し
いしくら
しもふさ
海山町
博 司
剛 司
下 總
市 町 名
倖 規
山 中
石 倉
員
た つ お
塩 谷
平 野
委
名
紀北県民局長
会長職務代理者
○幹事出席者
役 職 名
氏
幹 事 長
片 原
福 男
ひがし
としかず
副幹事長
幹
事
名
かたはら
市 町 名
ふ く お
海山町
敏 一
東
お く の
奥 野
はたなか
あきみち
昇 眞
とよひこ
〃
畑 中
〃
川 端
清 司
〃
山 下
やました
やすし
〃
城本
かわばた
しろもと
豊 彦
き よ し
悌
さとし
曉
区
分
助役
紀伊長島町
総務課長
紀伊長島町
企画商工課長
海山町
総務課長
海山町
企画課長
三重県
紀北県民局
企画調整・防災室長
福祉保健部会
専門部会長
渡辺
敏次
福祉保健部会
専門部副会長
野呂
親秀
○事務局出席者
事務局長
太田哲生
次長兼調整班長
脇
総務班長
大谷眞吾
総務班
上野隆志
計画班長
宮原俊也
計画班
塩崎清人
調整班
奥村重仁
〃
長井亮介
博彦
−4−
考
収入役
紀伊長島町
○専門部会出席者
備
幹事長職務代理者
堀木幹事代理
開会:午後
◎開
1時30分
会
*事務局長
定刻になりましたので、ただいまから紀伊長島町・海山町合併協議会第10回会議を開催い
たします。
本日の会議は、細川さんが欠席しておられますが、委員19人中18人が出席していただい
ておりますので、規約第9条第1項の規定によりまして、会議が成立いたしましたことをご報
告申し上げます。
続きまして、資料の確認をお願いします。資料は、紀伊長島町・海山町合併協議会第10回
会議資料と付属資料の2点でございます。
本日の会議につきましては、会議資料の会議日程に基づき会議を進めたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。
まず最初に、会長からごあいさつをお願いいたします。
◎会長あいさつ
*塩谷会長
皆さん、こんにちは。
夏の両町の行事やイベント、あるいはお盆の行事もほぼ終わりましたが、その疲れもいやさ
れない中、最近ではオリンピックの深夜のテレビ観戦ということもあって、皆さん方の中には
寝不足の方もいらっしゃるんじゃないかというふうに思うわけでございますが、本日は第10
回、両町の合併協議会を開催させていただきましたところ、皆様方にはご出席をいただきまし
て、誠にありがとうございます。
第10回ということになりますと、約5カ月が経過するわけでございます。ここまでよく来
たということになるかと思いますが、比較的順調に来させていただいたような気もいたします
し、いろいろ山も谷もあったような気もいたします。そういう中で、きょうはまたいつものよ
うにご協議を賜りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
*事務局長
ありがとうございました。
これより議事に移らせていただきます。
会議の議長につきましては、規約第9条第2項の規定に基づきまして、会長が務めることに
なっておりますので、会長、よろしくお願いいたします。
*議
長
それでは、いつものように議長を務めさせていただきます。
早速議事に、きょうの日程に入らせていただきたいと思いますが、協議事項に入ります前に、
きょうは前回の会議で決まりました「紀北町」、この名づけ親につきまして、142人の方がい
らっしゃったわけでございますが、この中で名づけ親大賞、それから名づけ親賞というものを
抽選によって決定をさせていただきたいと思いますので、最初にその行事をさせていただきた
いと思います。
それじゃ、事務局からその方法について。
*事務局長
−5−
会議録署名委員を先に。
◎会議録署名委員の指名について
*議
長
ごめんなさい、その前に会議録署名者をいつものように私のほうから指名させていただきた
いと思います。
紀伊長島町の三宅委員さん、それから海山町の村上委員さん、このご両人によろしくお願い
申し上げます。
◎「紀北町」応援者の懸賞の抽選について
*議
長
それでは、先ほどちょっと順序を間違えましたが、「紀北町」の応募者の懸賞の抽選につきま
して、最初にとり行わせていただきたいと思います。
抽選の方法を事務局から説明いたさせます。
事務局。
*事務局長
各賞の決定方法を説明いたします。
各賞の抽選は協議会の場で会長及び副会長が行う。
1、新町の名称として決定された作品の応募者の中から、名づけ親大賞を1人決定する。抽
選は会長が行う。2、新町の名称として決定された作品の応募者で、名づけ親大賞から漏れた
者の中から、名づけ親賞5人を決定する。抽選は副会長が行う。3、名づけ親になられた方全
員に認定証を交付します。
続きまして、くじの方法です。
まず、立会人を選任いたします。続きまして、番号札を順番に並べて立会人の確認を受けま
す。応募表の確認を立会人に受けます。協議会委員の番号札を除きます。協議会の委員の方の
応募がありましたので、番号札を除きます。その次に、番号札を裏返してまぜます。番号札を
抽選箱に入れます。立会人の確認を受けます。
会長が名づけ親大賞のくじを引きます。当たりくじの番号を応募表と照合し、立会人の確認
を受けます。当選者の発表を会長が行います。
副会長が名づけ親賞のくじを引きます。当たりくじの番号を応募表と照合し、立会人の確認
を受けます。当選者の発表を副会長が行います。これで終了いたします。
以上でございます。
*議
長
抽選方法は以上のとおりでございます。
それでは、ただいまから抽選を行います。
その前に立会人をお願いしたいと思います。紀伊長島町の平野委員、それから海山町の川端
委員にお願いいたします。よろしくお願いいたします。
142枚のカードを並べて確認をいただきますので、ちょっと時間がかかりますが、お待ち
をいただきたいと思います。
(事務局で抽選準備)
−6−
*議
長
よろしいか。それじゃ、立会人ご両人、よろしくお願いします。
142枚ございますので、抜けた番号がないかどうか、ちょっと確認をいただきたい。
2枚ほど関係者が入っておりますので、除かせていただきました。
よろしいですか。両議長さん、ありがとうございました。
*事務局長
続きまして、会長に名づけ親大賞のくじを引いていただきます。
(会長がくじを引き、名づけ親大賞を決定)
*議
長
50番。紀伊長島町の脇明也さん。紀伊長島町の長島でございます。よろしいですね。
*事務局長
続きまして、副会長さんに名づけ親賞のくじを引いていただきます。
(副会長がくじを引き、名づけ親賞を決定)
*奥山副会長
それでは、発表いたします。
23番、東聡さん、紀伊長島町長島です。それから76番、東ちづゑさん、東長島の方でご
ざいます。99番、伊藤環さん、海山町相賀。116番、中村宣勝さん、島勝浦。127番、
大谷眞智子さん、引本浦です。
以上です。
*議
長
ただいま私どもで大賞、それから親賞というものを引かせていただきました。
もう一度事務局のほうから発表いたさせます。
*事務局長
名づけ親大賞の発表をさせていただきます。脇明也さん、36歳、紀伊長島町長島2054
番地の11。
続きまして、名づけ親賞の発表をさせていただきます。東聡さん、30歳、紀伊長島町長島
1523番地です。東ちづゑさん、86歳です。紀伊長島町東長島704の12です。伊藤環
さん、53歳、海山町相賀390の3です。中村宣勝さん、54歳、海山町島勝浦41の4で
す。大谷眞智子さん、19歳、海山町引本浦424番地の48です。
以上でございます。
*議
長
お聞きのように、名づけ親大賞、名づけ親賞が決定されました。受賞者には早速お知らせを
いたしたいと思います。
また、認定証につきましては、命名された方全員に交付をさせていただくことになっており
ます。
なお、名づけ親大賞、名づけ親賞の表彰は、平成17年10月11日合併の日に授与式をさ
せていただきますので、ちょっと時間が途中ありますが、このときにさせていただきたいと思
っております。
抽選は以上でございます。
−7−
◎会議次第5
*議
長
それでは、続きまして議事に入らせていただきます。
いつものように、協議事項を先にさせていただきまして、順に議題とさせていただきます。
まず最初に、協議第11号
地域自治組織についてを議題とさせていただきます。
このことにつきまして、事務局より追加説明をいたさせます。
事務局。
*事務局長
まず、会議資料の2ページをごらんください。
協議第11号
地域自治組織について。
この協議の内容としましては、住民参画及び住民の意向の反映並びに地域の特性を生かすこ
とを目的とした地域自治組織について協議するとしまして、提案させていただきます。
続きまして、付属資料の1ページをお願いいたします。
まず、1ページについては以前からやっておりますので、説明を省略させていただきます。
続きまして、2ページをお願いいたします。図面です。
上の図は、地域自治区全域に設置するバージョンです。全域設置のバージョンです。地域自
治区の設置は、協議で定める必要がありません。全域の場合は協議で定める必要がありません。
特別職の区長設置は、協議で定める必要があります。
右のほうをごらんください。地域自治区設置の期間はありませんので、地域自治区は存続い
たします。区長の期限が過ぎれば、特別職の区長はなくなります。地名は存続いたします。
下の図は、一部地域に地域自治区を設置するバージョンです。紀伊長島町または海山町に設
置するバージョンです。地域自治区の設置は協議で期間を定める必要があります。特別職の区
長設置は、協議で期間を定める必要があります。
右のほうをごらんください。一部地域の地域自治区の設置期限と区長の設置期限が切れた場
合です。パターンAをごらんください。一般制度の地域自治区を全域に設置しますと、特別職
の区長は消滅し、図のとおり一部地域の地域自治区の地名は存続いたします。
パターンBをごらんください。期間が終了し地域自治区を設けない場合です。特別職の区長
はなくなります。地名もなくなります。ただし、町字名で使用は可能でございます。
以上が、協議11号
地域自治組織についての説明でございます。よろしくお願いいたしま
す。
*議
長
この地域自治組織の問題につきましては、1カ月ほど議論を休ませていただきまして、勉強
をしていただくという期間とさせていただきました。これまで、この問題につきましては始終
説明をしてまいりまして、また資料提供をやっておりますので、きょうの説明はこの程度で省
かせていただきますが、この問題につきまして皆様方のご意見を賜りたいそのように思います
ので、どうぞよろしくお願いいたします。
どうぞご自由にご発言をお願いいたします。
どうぞ、山中委員。
*山中委員
塩谷会長のほうから、きょうの会議が始まる前の冒頭で、この合併協議会も5カ月が経過し
−8−
て、その間山もあったし谷もあったしということであいさつされたんですけども、私も平穏に
いければほんとうにしゃんしゃんでやっぱりやっていきたいというのは、考え方としては変わ
らないわけですけども、特にこの自治区の問題については約1カ月休みまして、実は私もこの
特例法の中の自治区の問題、十分理解ができていなくて、議論としては自治会の二重構造にな
るということで、一貫して反対してきたわけですけれども、この間いろいろ勉強させていただ
いて、全国の事例も見させていただいて、やっぱり直観的に感じたように問題がいっぱい山積
しているなと、このように感じたわけです。
具体的に、まず質疑という格好でお聞きしたいわけですけれども、改正合併特例法がこの5
月に公布されて、施行については6カ月を超えない範囲内で政令で定められた日に施行してい
くということで行われておるわけですけれども、まだその政令自体が未制定で、全国的な傾向
を見ても、合併特例法をそのままこの中へ移行して、特例区なりそういったものをつくってい
る自治体というのは極めて少なくて、考え方としては編入合併、例えば50万の都市に3万5,
000の町が飲み込まれるとか、それから愛知県の豊田市のように大きな50万の中に人口1
万から七、八千しかないそういう小さな町が飲み込まれる中で、その小さな地域の声が中央へ
届かないというような形でつくられるというのが非常に多いですし、三重県の事例も今みんな
持ってきておるわけですけれども、三重県内の事例を調べても、やっぱり四日市と楠のような
編入合併のところでこういったものが導入されているという傾向が非常に強いわけですよね。
今検討している地域においても、なかなかそういったものが理解されなくて、十分検討して
いく必要があるんじゃないかということと、それともう一つは、一番大きな問題としては区長、
いわゆる公選の首長をやっぱり選んで、その人が、これも一部の部分だけですけども、その人
が支所の長になるということができるという、ここらの部分についてもやっぱり各地で若干問
題になっているような傾向があるなということで調べたわけですけれども、その中で具体的に
お尋ねしたいんですけれども、特にうちの委員長のほうから、以前会長にこの特例区の設置に
ついて、どういう趣旨でつくられるんですかというような質疑をされたことがあると思うんで
すけども、いわゆる設立の目的、私の記憶では何か具体的にはちょっと欠けるようなご返事だ
ったなと感じておりますので、改めて設立の目的についてまずお尋ねしたいと思います。
それから、第2点は、ご存じのように法律に基づく自治区の設立のメニューですね。これ5
つあるわけですね。いわゆる地方自治法の部分は除いて、改正自治法における地域自治組織と
か、それから合併特例区の設置とか、とにかくメニューが5つあるわけですけれども、その5
つの中のどれを設置しようとしているのかということについてもお尋ねしたいと思います。
もし、それはこの場の中で決めていただきたいということでしたら、そのご返事でも結構で
す。
それと、きょうまた新たに地方自治法による地域自治区、これがまた提起されてきておるわ
けですね、きょうの段階になってから。そこらの部分についての説明もあわせてお願いしたい
と思います。
以上です。
*議
長
設立の目的につきましては、これは以前にも申し上げたことがあると思うんですが、いわゆ
る旧町の町民の意向、住民の皆さん方の意思というものをできるだけ新町に反映させると、ま
たそういう形で協働もしていただく、ときには諮問もさせてもらうというような形で、町政全
−9−
般にわたりましての問題をそこでいろいろと町民の意向を反映させていくということがまず第
一の目的でございます。これは専門的には地域自治の強化というようなことで表現されており
ますけれども、そういうことでございます。
そして、合併当時はなかなか両町全体のことがうまく町政に反映できない部分があるという
町民の不安解消にもこれは役立っていくということが言えるかと思います。
それから、今まで紀伊長島町では自治会等の連合会の活動というものが強く取り上げられて
おりますけれども、海山町なんかにおきましては、その部分が非常に地域の活動に限定されて
おるという部分で、町政全体にはそれは反映されていないという部分がございます。
それから、これはあくまでも行政の中の、いわゆる町長の権限の中に取り入れていく部分で
ございまして、議会と対立したり外部の団体である自治会と対立したりという部分は全くない
わけでございまして、議会活動は全くそれを侵すものではないという、議員さん方の権限を侵
すものではないということもご承知おきいただきたいと思います。要するに、たくさんござい
ますけれども。
それからもう一つ、今申し上げている自治区というのは、特例法による2つの方法ですね。
特例区というものと地域自治区というもののうちの特例区じゃなくて地域自治区でございます。
ですから、これは区長をどうしても置かなきゃいけないと思うときは置きますけれども、一般
的には行政の支所の長が兼ねるという形をとることになると思います。
そういうことで、それから政令のことを言われましたけれども、法律が今もう既に国会を通
っておりますので、内容がそれを変更されて実施されるということはまずあり得ないと。
特例法の場合もそうでしたけれども、改正の場合もそうでしたけれども、やはり言われてい
るようにそれがそのまま出てくるという形をとろうかと思います。
したがいまして、今の段階でそんなことを、ほかにご質問があったかな。
それじゃ、ちょっとその補足を事務局のほうからさせます。
事務局。
*事務局長
付属資料の1ページの資料について説明させていただきます。この資料は、地方自治法によ
る地域自治区と合併特例法による地域自治区、互いに関連がありますので、2つ並列いたしま
して資料といたしました。
以上でございます。
*議
長
それで、この問題でございますけれども、これはあくまでも地方自治法によるものは、新し
い町議会によって条例を定めていただいて、そして設けられるものでございますし、それから
中身につきましても、もしこれをやる場合は全町に設けなければいけないというような、1地
区だけに設けるというようなことはできないということでございます。
そして、ただいま我々が議論しておりますのは、あくまでも特例法による自治区でございま
して、地方自治法のほうは新町の議会に任せたほうがいいのではないかというふうに思ってお
るところでございまして、あくまでもこれは参考としてここへつけさせてもらったということ
でございまして、ほかに大きな意味合いはございません。
今のところは、あくまでも特例法の中の特例区じゃなくて地域自治区という方式をとらせて
いただいたらどうかということを申し上げているわけでございます。
−10−
はい、どうぞ。
*山中委員
お互いに議論を交わしますと、いろんな違いというのか、考え方の違いということ。これは
今の会長のご答弁を受けて、私、まさに考え方の違いだなということを実感したんですけども、
例えば会長、今おっしゃったように、町長の権限の中で取り入れていくんだから問題ないじゃ
ないかと、議会と二重構造にならないという、やっぱりこれは全国的に議会との二重構造とい
うのが非常に危惧されて、まずやっぱり議論されているというのは一つなんです。私の持って
いる情報ではですよ。
例えば、これ、手元に時事通信社の官庁速報というのがあるわけですけども、これを調べて
みますと、いわゆる合併特例区なりこういったものを設けている地域というのは、まさにとに
かく人口が5万人以上、例えば豊田市とか宮崎のように30万とか50万とかという地域です
ね。その中で特定の地域だけつくっていこうじゃないかという考え方と、特定の地域の中でだ
けつくるのではやっぱり片手落ちになるから、全体の中でつくっていこうと、そういう議論が
やっぱり今あって、まだ今全国的に見てもとにかく事例としてはごくわずかですよね。
例えば、隣の町の今度新町名が決まった大紀ですね。あそこなんかに問い合わせをしてみま
しても、全くとにかく議論のまないたにも上がらないということで、私はやっぱり基本的にこ
の自治区そのものについては反対なんですけれども、この問題はそんなに私は性急に結論を出
さなくてもいい問題だと思いますよ。
それで、今私が申し上げたように、片方のメニューだけでも5つあると、それから今度地方
自治法の問題もあると、そういった問題の中で当町としては、当町というのはこの2町ですね
……。
*議
長
ちょっと済みません。その5つというのをちょっと教えていただきたい。2つしかないはず
なんです。
*山中委員
ちょっと待ってくださいね。これは法に基づくもので、一つが改正地方自治法における地域
自治組織、地域自治区の設置ですね。それで2つ目は、改正合併特例法における地域自治組織、
地域自治区の設置。3つ目が、改正合併特例法における地域自治組織、合併特例区の設置。4
つ目が現行合併特例法における地域審議会の設置。5つ目が、条例における審議会等の設置の
5つということです。だから、考え方の基盤が違うかもわかりませんけども、探せばやっぱり
結局5つのメニューがあるわけなんですよ。だから、そういったものをやっぱり今後もっと具
体的な検討をしながらやっていく必要があるのではないかというのが私の持論なんです。
*議
長
その部分は、あくまでもこの2町合併における合併特例法の中での地方自治組織ということ
を考えているわけでございまして、それ以外の普通の自治法とか改正自治法、そういうものを
想定したものではございません。あくまでも合併特例法における自治区ということを言ってい
るわけでございます。
*山中委員
だから、先ほど私が申し上げたように、こうやって議論を交わすとお互いの考え方の違いと
いうことなんですけど、だから私が主張したいことは、こういったものも含めてもっとやっぱ
−11−
りきちんとした議論をやっていくべきではないかと、そういうことを申し上げておるわけです。
*議
長
この問題は、それをどういうふうに議論するかというのは大変難しい問題でして、たまたま
こうやって議論の場をつくっていますから議論できますけれども、これを何もなしでそれじゃ
どれをしようかというような議論はなかなか難しい問題だろうと思います。ですから、やはり
ここはこちらから議題に上げておりますように、その中でいいか悪いかをご議論いただいたら
いいのではないかと。全部をひっくるめての話は、ちょっとここでは議論しにくいのではない
かというふうに思います。
*山中委員
それは会長の考え方やと思うんですよ。だから、私はやっぱり設置そのものに疑念を持って
おるわけですから、だからこういったものを全部包括して議論をすべきじゃないかということ
なんですよ。
だから、今おっしゃったように特例法の枠の中で考えていくというのは会長のお考えなんで
すよ。私は違う主張をしておるわけですよね。だから、そこまで私の論理を否定されるという
ことは、やっぱり腑に落ちんですよ。
それと、私が申し上げたいのは、これ、全国の実例なんですけど、ほとんどが今現在この設
置を決定している事例というのは、新設合併、合併方式の新設というのは西東京市の場合があ
りますけども、それと九州の福岡県の宗像ですね。あとはほとんどこれ編入合併なんですよ。
だから、編入合併ですし、編入合併でいわゆる小さな地区の声が届きにくくなると。だから実
際問題としていろんな議論がある中で、まだ政令もできていない中で、わずか2万ちょっとの
合併の町がつくらないかんかどうかという、やっぱりそこからの議論が必要やと思うんですよ。
*議
長
その必要性という部分は、この部分は割合皆さん研究していないからだろうと私は思ってい
るんですよ。そして、私はもう最初からこういうものがないと今度の合併はできないんじゃな
いかというふうに実は思っておりまして、最初東紀州の一つの町をつくろうじゃないかと、市
をつくろうじゃないかと私が提案したときも、そういうことから始まっているんです。
なものですから、いろいろな部分でそれを研究してきました結果、やっぱりこれは当分つく
るべきだろうなと、置くべきだろうなと、私自身はそういうふうに。そうすれば、町民の不安
も解消できるし、町民の意向もくみ上げることができるし、やっぱりその部分はいわゆる行政
の参画等につきましても十分住民の不安をなくすことができるしという思いがありまして、私
自身は自分自身がそういう思いでずっとやってきたものですから、ですからこれは、ほかの皆
さんがどういうふうに考えたかわかりませんけれども、私は合併を考えたときに、我々の地方
みたいにこうやって地域が区切られていると、いわゆる市街地が一つであるような中心部をつ
くることができないというような地方においてはやっぱりこれは必要じゃないかと、そういう
ふうに思っているわけです。
はい、どうぞ。
*山中委員
会長と私だけの議論では、またほかの方の発言の機会も失われますので、とりあえず次のこ
とを申し上げて、とりあえず置きたいと思います。
やっぱり私は、今会長がおっしゃったように、東紀州市の構想を含めて、やっぱりこういっ
−12−
た制度が必要なんやと、だからそれの背景になるのは住民の不安だということはおっしゃった
んですけども、私はむしろそこらが、例えば2万の合併に果たしてそういうものが必要なのか
どうなのかという論議の中で、やっぱり必要でないというのが私の結論なんですよ。
それで、一つの考え方としては、合併後の2町の一本化というのは非常にやっぱり大切なこ
となんですよね。それで、こういうものを設置することによって2町の一本化がおくれてくん
じゃないかと。おそらく会長は、いや、そういうものを設置するために2町の一本化が促進さ
れるんだという考え方やと思いますが、私はやっぱりおくれてくんじゃないかという考え方な
んですよね。
それと、先ほど議会との権限、区分が明確でないという私のあれに対して、いや、町長権限
の部分だけだから議会との権限、区分は明確だということをおっしゃったことは、やっぱりこ
こらは私は不安も残りますし、そのためにやっぱり当然議論が必要ではないかなと考えるわけ
です。
だから、かなり会長のお考えと私の考えとは隔たりがありますので、私は私のこの主張をと
にかく申し上げて、とりあえず私の発言についてはこれでとりあえず終わりたいと思います。
*議
長
ちょっとだけ私のほうからそのことについて言わせていただきますと、私は規模の問題はあ
まり考える必要はないのではないかと思っております。そして、たまたま規模の大きいところ
がそういうような事例が多いですけれども、私は規模が小さくてもそれは何も問題はないとい
うふうに思っております。
それからもう一つは、議会との問題でございますけれども、これが例えば区長が公選をされ
るというようなことになりましたら、普通の選挙と同じですから、二重構造ができ上がると思
います。これは、国も十分にその辺を考えて町長が任命するという形をとって、そして町長の
権限の中にこの組織を入れているわけでございまして、これが公選ということになりましたら
まさに選挙です。選挙になりますと、議会も選挙です、町長も選挙です。これは町民の意思が
そこに入っていますから、だからこれをお互いに侵すことのできない部分が入ってまいります。
ですから、これは公選はとてもできない。選挙も大変金もかかりますし、そんなことはできな
い。
だからこれは……。
*山中委員
私、公選にしろなんて一言も言ってない。
*議
長
ちょっと公選の話が出ましたから。ただ、これはあくまでも町長権限の中の事務分掌を扱っ
てもらうということで、ご理解をいただきたいと思います。
それじゃ、これはこれで、山中委員とのやりとりはこれで置かせていただきます。
ほかの皆さんのご意見を賜りたいと思います。
はい、三宅委員。
*三宅委員
私も、ちょっと声がかれておるので失礼なんですが、この自治をいろいろ調べてみると、例
えば憲法の92条に団体自治と住民自治というのが出てきて、団体自治というのは、例えば議
会で、町で立件したり、それからそれを施行したり、そういうもので、住民自治というのは住
−13−
民が身近にあるものをいろいろまとめたりして執行していただくと、いうふうにこの自治が分
かれると思うんです。
それで、例えば明治の大合併で日本の昔からの自然村が全部中央集権の政治村みたいになっ
てしまったと。そして、それがちょうど昭和の合併にもさらに大きくなったけども、同じ政治
の村みたいな形になって、上からの行政の言うままになっていくと。
しかし、歴史的に見ると、我々の先祖がつくってきた自然村というのはなかなか消えていな
いので、現在は両方の自治が複合してあるように、いろいろ調べてみますと。
そうなるとどうしても住民の、地方自治は住民自治のほうの問題やというふうにとらえてお
るわけです。そういう中で、いろいろな活動をしておるわけですが、ちょっと調べてみますと、
海山も同じやと思うんですけども、例えば自治会の中では市町村との連絡、市町村に対する要
望とか陳情、集会所の維持管理、清掃美化、また踊りとかお祭り、運動会、伝統的な歴史、文
化ですね。それから文化・スポーツ活動、募金、献血、特に私のところの自治会では献血につ
いては自治会がやらんならんのかというのがあるんですけども、大変医療が高度になると、何
か400ccぐらいの献血があって、どうしても人命を救うのに要るんやないかというようなこ
とを論議して、それでは協力しようじゃないかと。それから街路灯ですね。防犯も施設はつく
ってもらいますけども、後、維持管理は各町内会でやっておると。それから防災防火、老人会、
成人式、子供会、交通安全、道路のいろんな我々にできる修理ですか、それから慶弔とか会報
を発行したり、こういうような活動を自治会でやると。そういうのは私はほんとうの住民自治
が民主的にやるし、そうしたものがある一定のただいま言われておるような官制的な組織以外
にこういう活動があるということを、現在はそうやと思うんです。
となると、一方ではある自治組織というのがあって、それに何がしかが加わり、まさに自然
に住民の中にこういう活動があっていくという、そういう二重構造のようなものやなくて、こ
れから両町がお互いにもう少し自分たちの住んでおる団体を見直して、それで理想的な方向へ
進んでいくというそういう観点でこういう問題をとらえていくということが今は大事じゃない
かというふうに考えましたので、意見をちょっと。
*議
長
今の三宅委員のお話はわかりました。
ただ、ここで議論になっております地域自治組織というのは、今の自治会とか区とかそれと
は全く違いまして、そういったこと、今おっしゃったようなことはあまり取り扱いません。ど
っちかというと旧町全体のいわゆる大きな政策とかそういったものを提言したり諮問したり、
また協働したりというような形で行なわれるものでございまして、今の自治会とか区の行って
おられる活動を阻害したり、それを分捕ったり、そんなことは一切ございませんので、全く組
織が違うということをご理解いただきたいと思います。
*三宅委員
例えば政治に関することとか地方の政策とか、そういうものについてはやっぱり町会議員さ
んとかいろいろな町に団体がありますわね。その団体から要望が出ていくので、それはその分
で別に否定していないです。ほんとうに住民が民主的にいろいろなことをやりながら、今完全
にやっておるわけじゃないので、それを広めていくと、そういうことがまず一つここで大事じ
ゃないかということを僕は言っておるんです。
別に組織が、だから例えば、フランスやイギリスでも5万とか10万というようなところに
−14−
なるとこういった組織をつくって非常にやっているというところもありますので、それは否定
していないんですけどね。
*議
長
ですから、ご理解いただいておりますように、自治会とか区とかいわゆるそれの連合会とか、
そういった活動とは全く別のところにあるということをご理解いただきたい。
それから、実はこれ、合併しますと、2町にしろ3町にしろ、幾つかの合併にしろ、その町
そのものがずばっとなくなるんですね。一つになってしまうんですよ。一つに。2町であって
も3町であっても一つの行政しかできなくなってしまいます。そうなりますと、今まで各町に
あった行政主体そのものがすぽっと抜けてしまうんですね。そこのところに要するに住民が不
安を感じる部分があり、またいろいろと住民の意向が届きにくくなったり、また諮問しにくく
なったりする部分があります。
そして、各地に置かれる支所というものは、あくまでも町民に対する直接的なサービスを主
に行うものでございまして、ここではその役所の職員というのはあまりそうした政策提言とい
うようなことはここでは役割を持ちません。ですから、一つの行政がすぽっと抜けた部分を多
少なりとも行政の中で穴埋めしていくということも考えていただけたらいいのではないかと、
そのように思います。
*三宅委員
言葉を返すようですが、現在の紀伊長島町、海山町でこういう町へ何か要求をそういう組織
で持ってくるという、そういう組織がほんとうに必要やというように思っておったんですか、
今までやってきて。
*議
長
今までのところはありません。というのは、そこには町がありますから、海山町には海山町
がありますから、そこで十分くみ上げることができると。それがなくなるわけです、その部分
が。それが一つになるわけです、合併して。それで、そこの部分が抜けるものですから、住民
が不安を感じ、それから住民の意向だとか意思が通じにくくなるという部分がありはしないか
という形なんです。
*三宅委員
それは、町長さん、これから実践せんならんところですね。だから、それが必要やというこ
とやなくて、そういうものはどうしても一つになったら要るんやという場合は、例えば一つに
なる建設計画というものができて、ある一つの部分でこういうものが必要になってくるんじゃ
ないかというところで論議すべきことじゃないんですか。
*議
長
ですから、そういうものが全く必要がないというような新しい町の体制ができ上がれば、こ
れはなくせばいいという組織なんです。そのいわゆる当初何年かわかりませんが、みんなが合
併して、それがそのままスムーズに動くということにならない場合がありますね。そんなとき
にはこれは一つの不安解消にもなりますし、またその旧町の人たちの気持ちというものをそこ
で代弁することもできると。
それを行政のほうで、いわゆる町長の執行部のほうで取り入れて、それを議会に提案すると
いう形ですから、議会は、今度はもう2町が合併したら海山町の議員ではなくなります。紀伊
長島町だけの議員ではなくなります。2町の議員。もっと大きな、何しろ新しい町のいわゆる
−15−
最高の一番高いところにある決議機関ですから、これはもっと大きな働きをするわけですね。
それでまた権限も強いです。これは選挙で選ばれますからね。
そういうものとは違うんです。
*三宅委員
それで、例えば自治組織の中に町長さんが任命したりありますね。昔は金持ちか有名な人が
なって、そしてそういうような社会がありましたわな、一定のね。ところがそうやなくて、も
う少し例えば公募をするとか、そういうような民主的な組織にしていくんじゃないかと思うん
ですけども、そういう点はどうですか。
*議
長
これは報酬を伴いませんので、その辺は大変難しいだろうと思うんです。あくまでも費用弁
償ぐらいの交通費ぐらいしか出せませんから、給料とかそういうものは一切出しませんから、
だから一種のボランティアですよね。そうしたときに、公募をしたときに非常に偏ってしまう
可能性があります。
ですから、できるだけ幅広い有識者、見識者、そういった者の中から選んでいくということ
が正しいやり方じゃないかと。おそらくこれは相当政府のほうでも第27次の調査会のほうで
も議論されたことだろうと思います、学者も含めて。その中で凝縮されて出てきたのがこのや
り方だということで、私は十分理解できてはおるんですけどね。
それじゃ。
*北村委員
ちょっと申し上げたいんですが、流れを見ていますと、これまでもそうなんですが、会長で
ある議長と委員が、委員が質問して議長が説得するという形、理解を求めるというのか、とい
うやりとりで続いていて、本来やっぱりここは自治組織の設置について賛成される委員とちょ
っとどうかなと疑問を持っている委員がお互いに議論し合ってという、論議を高めていくとい
うか深めていくのが私は……。
これではまるっきり議会における理事者と議員のやりとりのような形で進んでいますので、
私はちょっと好ましくないと思います。
*議
長
その部分は、私は一々奥山町長さんに手を挙げて申し上げるのが筋かと思うんです。私も委
員の一人として。それはできますから。
ただ、今までちょっとご質問もございましたし、いろいろとそういうやりとりもございまし
たけれども、その部分は手を挙げて発言させていただいているというふうに解釈していただけ
ればありがたい。
これからは、手を挙げて奥山町長さんに発言を求めるようなやり方をやってもよろしゅうご
ざいますが、しかしここは協議会でございますので、最初に私が申し上げましたように、議会
じゃございません。ですから協議をする場でございますので、そういうことがあってもいいの
ではないかと。
*北村委員
現に賛成派の方の意見を。
*議
長
ですから、皆さんの意見を求めているわけで。たまたまちょっと今やりとりがございました
−16−
けれども、それはもちろんやっていただくことで、私は皆さんのご意見を最初から求めたわけ
でございます。
どうぞ。
ちょっと先に、それじゃ山中委員がちょっと。
*山中委員
私も、うちの北村委員と同じような意見なんですけども、私、たしか塩谷町長に以前町長は
しかいなということを言ったと思うんですけども、ほんとうにそういう印象どおりなんですが、
といいますのは、例えば今の議論でも、塩谷会長は必要がないと認めたとき、私の質疑に対し
てですよ、必要がないと認めたときはそれをなくせばいいというのは、これは会長の論理なん
ですよね。私は、必要性を含めてそのことについての議論をもっと深めようよというのが私の
案なんですよね。
どうも私、会長のやり方を見ておりますと、まず原案ありき。もとの案がありきですね、こ
の議案へ出てきておる。それを何が何でもしゃにむに押し通そうという姿が見えてしようがな
いんですよ。
*議
長
そんなことないですよ。
*山中委員
いやいや、そうですよ。これは会長、やっぱりこれからの話し合いの中での合併の阻害にな
りますので、そこらをもっときちんとやっていただかないと困ると思います。
以上です。
*議
長
それが阻害になるのであれば、それは阻害として考えていただいたら結構でございます。そ
のこと自身は否定いたしません。それがまずいということであれば、そのようにとっていただ
いて結構です。
ですけど、そういうことをやっておるわけじゃございませんで、私も意見は申し上げさせて
いただきますが。
*山中委員
そういう開き直りが困るんですよ。
*議
長
いやいや、それは私の考え方もありますから。だからそれはそれとして、どうぞ浅川委員。
*浅川委員
先ほどから言われておる中で、ちょっと考え方が違うとかと、いろいろとあると聞いたんで
すけど、やっぱりそれは紀伊長島町さんの住民と海山町の住民とでは、それは町民性も違うと
思います。それはいろいろ考え方も違うと思います。そこらがたとえ合併して2万の新町にな
ったとしても、すぐに本来ならば新町で一体化していくのが望ましい姿でありますけれども、
やはり新しい町長さん、これはどちらかから生まれるはずですよね。そういった中で、議会の
議員さんも全体の選挙で、これは公平に半分ずつとかいう形にならないかもわからないですね。
そういった小さな町でも考え方が違うという、町民性が違うというようなところが合併する
のに、すぐに一体化ができるかという懸念があるから、私はこの地域自治区は必要だと思うん
です。そこに必要性があるんじゃないかなと。
−17−
この場合でいう地域というのは、旧海山町、旧紀伊長島町というそういう地域ですもので、
今までの行政区域が、合併してもまだ残っていけるようなというか、違和感がないような形で
もって新しい町につくっていくという、そういうことで理解しておるんです。
ですから、合併してしばらくの間は、この今の体制でもって皆さんとともに一体化できるま
では、この組織というか、これをやっていったほうがいいんじゃないかなという考え方なんで
す。
それで、先ほども言われたように、もうすんなり一つの行政区となって町となって何ら差し
支えないということがはっきりしましたら、もうそれはなくしてもいいんじゃないかなと思う
んです。
以上です。
*議
長
はい、北村委員。
*北村委員
大変よくわかるんですが、この間、前々回でしたか、議題に上がったときに、私は議会の形
骸化につながるのではないかということを申し上げたら、たしか浅川委員だったと思いますが、
議会は審議機関であって、審議機関という表現をされたような気がした。議決機関と言われた
んかな。
*浅川委員
意思決定機関。
*北村委員
意思決定機関ね。権限が重ならないと。若干私はその辺の認識が違っておりまして、私自身
もそうですし、ほかの議員でも議員立法をこれまでに幾つかやってまいりました。重要なもの
では情報公開条例とか、あるいは水道水源保護条例とか、極めて重要な条例を議員提案で実現
していると。あるいは、予算化の要望をする、あるいは提案するといったのがむしろ議決と並
んで我々は非常に重要視している。
それが、町長の町政全般にわたる一つの諮問機関として新たなこういうものがつくられると
いうことは、それが額面どおり運営されればいいんですが、どなたがなるかわかりませんけど、
新しい町長の政治手法のやり方によっては、こういう住民の審議機関から地域審議会か、名前
はそのときどうなるかわかりませんけれども、もうお認めいただいているんです、あるいは、
そこでもうこういう要望が出ているんですということで、それを盾にとって議会を押し切った
り、議論を封鎖するような、これは全くの杞憂かもわかりませんよ。杞憂かもわかりませんけ
れども、私はそういう危険性はなるべくなら排除したほうがいい。
これは、近隣のほかのところの事例で実は出ているわけです。具体的には申し上げられませ
んけれども、ある町の合併の議論の中で、住民合併検討委員会というのを常設して、議会より
も先にそこで諮る。それで議会には、住民の検討委員会でもうこれは認めていただいているん
ですと。あるいは住民のアンケートも検討委員会の名において町長がやってしまう。議会が一
切チェックできないという、これは極めて怖いやり方をしているところがある。
どなたがなるかわからんし、そのときのトップのやり方によっては盾にとられる。議会の議
論が形骸化するという危険性を、私はたとえ1万分の1でもそういう可能性はつくるべきでは
ないと。私はそういう懸念を持っております。いかがでしょう。
−18−
*議
長
今の北村委員の話は全く、私、聞いていておかしいと思うのは、それは議会がだらしないで
すよ。それで押し切られるんだったら議会じゃないですよ、議員じゃないですよ。そんな議員
は早くやめたほうがいい。それはやっぱりしっかりしてもらわなきゃ困るんです。
だから、議会というのはそんなやわなもんじゃないんですよ。だから、そういう議論をここ
で出されてこういう事例があると言われても、それは全く困りますので、そのことだけは一つ
ご理解いただきたいと思います。
海山側の委員から、今まで賛成の意見をたくさん吐いていただいておりましたので、どなた
でも結構でございます。紀伊長島町のほうからでも結構でございます。どうぞご自由に。
はい、村上委員。
*村上委員
やっぱりこれ、自治組織、自治区、これは今から未知数やと思います。全然わからない形で
今からどういう形でつくっていったらいいかなというのが、もう先にいろんな形で先を読んで
先を読んで、もう議員云々とか阻害とかという言葉じゃないと思うんですよね。
だから、私はもうほんまに単純に住民サイドから言わさせてもらいますと、やっぱり町議会
の妨げとかそんなことは一切ないと思いますし、中身は全然違うと思います。だから、やっぱ
り大きく区、旧長島町、海山町、それを大きく考えて、小さな活動、今現在やっている活動、
区とか町とかの活動の問題じゃなくて、やっぱりいろんな形でこれまでいろいろ合併協議会で
協議してきた中で、かなりいろんな形で難航していることが大変多いと思いますので、今後も
やっぱりそういう形で、たかだか2万そこそこの人口に何々じゃなくて、少なくても多くても
やっぱり難しいことは難しいこと、そういう乗り越えて一本化になるまでということで、あま
り深く入ってそういう阻害とかという言葉は出さないで、統一できるまでの間という形で単純
にそういう考え方で、私はそういう考え方でやっぱりあったほうがいいと思います。いろんな
形で難航するということがもう頭の中でいっぱい入ってますので、そういうことでよろしくお
願いします。
*議
長
ありがとうございました。
はい、下總委員。
*下總委員
地域自治会というようになりますと、難しい考え方をしてちょっとわからんところも多々あ
るんですけれども、端的に理解しているところを言わせていただきますと、やっぱり合併する
ということによって周辺部が寂れないためという思惑がものすごいあると思います。
それに対して、やはり紀伊長島町ではそれにいろいろ反発の意見が出てくるということは、
割合紀伊長島町の自治組織というのは自然発生的にこういうことが足りない、こういうことが
やらなければならないというような、いろんな具体的なものがだんだん長い年月を経て培われ
てきて、そういうものが根強く地域に残っているわけなんです。それによってすべての、さっ
き三宅先生が言われたようないろんな行事はそれにのっとってやっていくわけなんです。
そういう自然発生的なものを大事にしていくということ、これが地域自治の根源やなという
ふうに思っていたんですけれども、やはりいろんな話によってやっぱりこれを条文化していか
んならんということ。今の話はそういうことですね。いろんな自然発生的なものだけではなし
−19−
に、やっぱりいろんな条文化もしていかんならん。そういうふうなことがやっぱり出てきてお
るわけです。
それについて少し疑問を感じていますし、また、それをいろいろ審議するための地域協議会
というのができてくると、それが議会との関連なんかもいろいろできてきてややこしいんやな
いか。そういうところの疑問を感じておるわけなんです。
ですから、地域自治というのは地域の自然発生的なそういうものの要求が積み重なっていっ
た、それは素朴な形なんですが、それに対していろんな制約というのか、条文化されたものが
出てくるんやないか。そういうふうなことを考えて、ちょっといろいろ検討せなあかんなとい
うふうに考えていくわけなんです。その考え方についてよろしいですか。
*議
長
この今回の自治区とか地域自治組織というこの言葉が従来の自治会とか何かと同じなもので、
自治という言葉が同じなものですから、地方自治体という自治体もあるし、それから各地区に
ある自然発生的な自治会もあるし、区もあるしと、この言葉が非常に邪魔していると思うんで
すね、これが。実は実態は全く中身が違うんですね。それで、今回の自治区というのは、あく
までも地方自治体の中にある、いわゆる町長が長になっておる中の一部なんです。それの事務
の一部なんです。
ですから、自然発生的に出てきた自治、いわゆる今回は自治の自律とか分権とかいろいろこ
ういう言葉でずっと言われていますので、自治という言葉がたくさん使われますが、いわゆる
意味が違うということをそこのところで考えていただかないと、みんなそこの自治という言葉
で一緒にしてしまっているんですよ。だから、区と考えていただいたほうがいいのかな、小さ
いところのあれは。
ですから、町内会も自治ということも使いますし、紀伊長島町さんには100組ぐらいの自
治会があるんですかね、そういう自治。それから、この町という自治体もある。そういう中で
地域自治組織というのは、あくまでも行政に属した自治のほうでして、住民が発生的につくっ
た自治とは全く違うということを、これはぜひご理解いただきたいんです。
名前が一緒なものですから、よく混同してしまうんです、この意味を。だから、さっき三宅
委員がおっしゃったように、そういう細かい地区の仕事は一切これにはしません、この組織は。
一切かかわりません。仕事もとりません。そういうことじゃないんです。もっと大きな町政全
体についての住民の意思、意向、考え方、そういったものを出してもらったり、そしてときに
は、行政の長がこういうふうな政策をしようと思うけれどもどうだろうかという諮問をしたり、
結局は責任は町長にあるんです。町長の上に来る組織ではないんです。ですから、議会と対立
しない。町長から提案したものを、議会はすべて最高議決機関として全部これは決めますから、
だから議会を侵すものでは一切ないわけです。
だから、要するに町長の権限のもとにあります。町長のほうがずっと権限も持っています。
そこで出てきたものが、町長が幾らいろいろ言われても、それはどうかなと思う場合は、それ
はそのまま通りませんし、諮問してもそのとおりはいかない場合。あくまでも町長がそこで取
捨選択するという形をとります。議会は議会で、一番高い立場で町の議決をやっていくと。
さっき北村さんがおっしゃったような、だれかが町民からもう聞いたからこれを認めなきゃ
いかんよというような言い方をたとえしたとしても、そこで議会が負けてしまっちゃどうにも
ならんわけです。そんな議会では困るわけです。
−20−
だから、そういうこととは違うということをご理解いただかないと、この問題は自治という
名前のために非常に混乱を起こしておるというような気がいたします。
*下總委員
そうすると、自然発生的な自治というものと並列していくわけですね。
*議
長
全然並列もいたしません。全く町の中にある組織ですから。
石倉委員。
*石倉委員
ここへ座って自治組織は必要でもないんやないかという意見と、またこれからの新町を考え
て、海山では島勝とか白とか、長島でも名倉とか片上もあると。そういうことも踏まえて、役
場は2町は一つのことで考えていかないかんというようなことも、いろいろと議長の意見も聞
き、こうしてしていますけど、そやけど何にしてもまだこれからやろうとすることと、これか
らまだ必要はないんやないかという意見と、ここへ100%かけ離れておるということで、う
ちは海山とか長島とかということを考えずにして、10年後の紀北町はどういうぐあいになっ
ていくかということの考えで進んでおりますもので、これを100%反対、100%賛成とい
うようなことになって、これを短時間で縮めようといっても、いかがなものかなと思っていま
す。
そして、また、2町は合併して2年間の間、今の議員の中で討議して、必要やと思ったら即
に議会で決めてもらうというようなことも考えても、それでは遅いんですか。そんなような、
私は必要やと思ったらこれは議会でこの合併ということに対して、ちまたでもいろいろ話を聞
きますと、議員ほど力があるものはないんやと、議員が決めていったらいいんやというふうな
ことも聞きます。その中で、これ、2年の猶予がある中で、必要やと思ったら初年度から初め
てもいいし、そしていろいろ考えて、議会の中で決めてもろうたらいかがなものかなと思いま
すんやけど。
*議
長
そこのところのちょっと認識が違いますのは、それは地方自治法による自治区なんですね。
ですから、新しい町で議会の中で条例をつくって置くことができます。しかし、その場合はA
地区に置いてB地区に置かないということはできません。全町に置かなきゃいけないという条
例でございます。
ですから、今回の場合は特例法による自治組織でございますので、普通の、よく似ているん
ですけど、かなり似ているんですが、ちょっと仕組みが違うんです。ですから、その部分は特
例法の自治区から将来自治法の自治区に変えることもできます。それは条例をもってすること
ができます。だから、今議会でやってもらったらいいんじゃないかということをここで議論す
るのはなかなか難しいと。これは議員さんの集まりじゃありませんので。そういうことで、我々
としてはやっぱり法定協として皆さんも、同じ議員さんであっても、それから民間の委員さん
であっても、同じ立場でこのことを考えていただきたいというふうに思うんです。
ですから、今石倉委員がおっしゃったのは、地方自治法のほうの考え方だと思います。
*石倉委員
うちの考えとしては、100%反対、賛成になっていくと、これはまとまるものも、議事も
先へ進まんのやないかなというような気持ちがありますもので、私は長島でもない、海山でも
−21−
ないという立場からいくと、そういうことで接点を求めな仕方ないんやないかなというような
気持ちがしますもので、そういうことで発言させてもらいました。
*議
長
はい、ありがとうございました。
ほかにご意見ございませんか。
なければ、ちょっとここで休憩をとらせていただいてよろしいでしょうか。休憩をさせてい
だきます。10分ほどお願いしたいと思います。
(休
*議
憩)
長
おそろいになりましたので、休憩前に引き続いて協議を再開させていただきたいと思います。
休憩のときに少し奥山町長さんとも相談をさせていただきまして、この1時間にわたって地
域自治組織のことにつきましてご議論いただきましたけれども、もう少し理解を深めるという
ことで、きょうのところはもう一度継続協議にさせていただきたいと、そのようにご提案申し
上げたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
はい、ありがとうございます。それでは継続協議とさせていただきます。
それでは、続きまして協議第24−12号
各種事務事業の取扱いのうち、児童福祉事業に
ついてを議題とさせていただきます。事務局から説明願います。
事務局。
*事務局長
まず、3ページをごらんください。
協議第24−12号
各種事務事業の取扱い(児童福祉事業)について。
この協議の内容としましては、児童福祉事業については国、県等の制度に基づいて実施して
いる事業は、引き続き推進する。
1、母子生活支援事業については、海山町の例により統一し、新町において実施する。
続きまして、4ページをごらんください。概要につきましては、児童福祉事業については、
国等の制度に基づき実施している事業は引き続き推進し、少子化の進展から子育てをしやすい
環境づくりに配慮することが適当です。独自制度で内容に差異がある事業は水準を統一できる
よう、一部の団体で行っている事業は従来の実績を尊重し、全体の均衡が保たれ、制度の趣旨・
目的が効果的に機能するよう調整することが適当です。
関係法令につきましては、説明を省略させていただきます。
続きまして、5ページをごらんください。
母子生活支援事業でございます。目的は、母子家庭及び寡婦の福祉を増進することでありま
す。対象者は、小学校入学児童、中学校卒業児童を扶養している母親であります。この母親に
母子福祉対策として、小学校入学祝金と中学校卒業就職進学激励金を支給いたします。内容は、
小学校児童及び中学校卒業児童がいる母子家庭に各5,000円を支給します。この表は、母子
家庭における小学校入学、中学校卒業状況で、平成16年4月現在であります。小学校入学は、
対象人数12人、金額5,000円で合計6万円です。中学校卒業は、対象人員11人、金額5,
000円で合計5万5,000円です。平成14年度実績は10万円であります。
−22−
続きまして、6ページをごらんください。先進事例でございます。
いなべ市では、児童福祉事業について、国、県等の制度に基づいて実施している事業は引き
続き推進し、充実に努めるとしています。
志摩市では、児童福祉事業については、次のとおりとする。
(1)国または県が定める制度は現行の実施方法を調整し、新市で実施する。(2)各町が独
自で実施している事業については、合併後速やかに調整するとしています。
松阪市では、児童手当少子化対策給付事業については、合併時に廃止の方向で調整するとし
ています。
以上が協議第24−12号
各種事務事業の取扱い(児童福祉事業)についての説明でござ
います。よろしくお願いいたします。
*議
長
この問題につきまして、説明は以上のとおりでございますが、このことにつきまして委員の
皆様方のご意見を賜りたいと思います。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
皆さんから異議なし、意見なしというお言葉でございますので、この問題はこのように取り
扱わせていただきますことに確認いただきたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
はい、ありがとうございました。それじゃ、そのように確認をさせていただきます。
それでは、次に移らせていただきます。
協議第24−13号
各種事務事業の取扱いのうち、保育事業についてを議題とさせていた
だきます。事務局の説明を求めます。
事務局。
*事務局長
まず、7ページをごらんください。
協議第24−13号
各種事務事業の取扱い(保育事業)について。
この協議の内容としましては、保育事業については、国、県等の制度に基づいて実施してい
る事業は、引き続き推進する。
1、保育所への入所基準については、現行のとおり新町に引き継ぐ。
2、保育時間については、現行のとおり新町に引き継ぐ。
3、保育料については、現行のとおり新町に引き継ぎ、平成18年度から統一する。
続きまして、8ページをごらんください。
概要につきましては、保育事業については、国等の制度に基づき実施している事業は引き続
き推進し、地域の実情や入所希望状況を考慮した上で充実に努めることが適当です。保育料に
ついて差異がある場合は、一般的に国の徴収基準に合わせて合併後速やかに調整することが適
当です。団体間で差異が著しい場合は、調整期間を設けて激減緩和に努めることが適当です。
関係法令につきましては、説明を省略させていただきます。
9ページをごらんください。
国の保育料の基準でございます。入所児童の町民税及び所得税により、第1階層から第7階
−23−
層まで分類されております。また、3歳未満児と3歳以上児に分けています。この表の内容は
後ほどごらんください。
続きまして、10ページをごらんください。
保育所への入所基準でございます。左側が紀伊長島町の例でございます。児童の保護者のい
ずれもが次の各号のいずれかに該当することにより、当該児童を保育することができないと認
められる場合であって、かつ同居の親族その他の者が当該児童を保育できないと認められる場
合に行います。
1、居宅外で労働することを常態としていること。
2、居宅内で当該児童と離れて日常の家事以外の労働をすることを常態としていること。
3、妊娠中であるか、または出産後間がないこと。
4、疾病にかかり、もしくは負傷し、または精神もしくは身体に障害を有していること。
5、長期にわたり疾病の状態にある、または精神もしくは身体に障害を有する同居の親族を
常時介護していること。
6、震災、風水害、火災その他の災害の復旧に当たっていること。
7、町長が認める前各号に類する状態であること。
この点につきましては、海山町も全く同じであります。
保育時間につきましては、左側が紀伊長島町の例でございます。右側が海山町の例でござい
ます。この中の表についてはまた後ほどごらんください。保育時間の調整については、現行の
とおり新町に引き継ぎます。
11ページをごらんください。
保育料につきましては、左側が紀伊長島町の例でございます。
まず階層区分であります。第1階層は、生活保護世帯であります。第2階層は、市町村民税
非課税世帯であります。第3階層は、市町村民税課税世帯であります。第4階層から第7階層
は、所得税課税世帯であります。
次に、減免であります。
①同一世帯で2人入所した場合、2階層から4階層では下の子を2分の1に減額します。5
階層から7階層では上の子を2分の1に減額します。
②同一世帯で3人入所した場合、3人目以降を4分の1に減額します。ほとんどないそうで
ございます。
③第2階層において、母子・父子世帯は無料とします。
最高保育料は、3歳未満児ですと4万円、3歳以上児ですと3万4,000円であります。
右側が海山町の例でございます。階層区分は紀伊長島町と同じであります。
次に、減免であります。
①同一世帯で2人入所した場合、2階層から4階層では下の子を2分の1に減額します。5
階層から7階層では上の子を2分の1に減額します。
②同一世帯で3人入所した場合、3人目を10分の1に減額します。
③2階層において、母子父子世帯は無料とします。
最高保育料は、3歳未満児ですと3万9,800円、3歳以上児ですと3万8,000円でござ
います。
保育料の調整方針につきましては、現行のとおり新町に引き継ぎ、平成18年度から統一す
−24−
るといたしました。
続きまして、12ページをごらんください。
入所児童の町民税及び所得税により、第1階層から第7階層まで分類されております。左側
が紀伊長島町の例でございます。右側が海山町の例でございます。表の内容につきましては後
ほどごらんください。
続きまして、13ページをごらんください。
紀伊長島町には町立2カ所、私立5カ所、合計7カ所の保育所があります。定員が300人
で、入所児童数がゼロ歳児が1人、1歳児が20人、2歳児が39人、3歳児が74人、4歳
児が90人、5歳児が5人であります。合計では229人です。職員数は54人であります。
海山町には、私立3カ所の保育所があります。定員が210人です。入所児童数はゼロ歳児
が5人、1歳児が22人、2歳児が56人、3歳児が53人、4歳児が70人、5歳児が26
人であります。合計では232人です。職員数が42人であります。
続きまして、14ページをごらんください。
いなべ市では、保育事業について、国、県等の制度に基づいて実施している事業は現行のと
おりとする。保育料については、合併後に統一するとしております。
志摩市では、新市の保育料については、料金格差が著しく大きいため、不均一料金とする。
平成17年4月から3年間は大王町については現行どおりとし、大王町を除く4町については
統一保育料とする。4年目に見直しを行い、平成22年4月から統一を図るとしております。
伊賀市では、保育料、長時間保育・延長保育、一時保育、休日保育、出産祝金、放課後児童
健全育成事業については、平成17年度から制度を統一するとしております。
桑名市では、1、保育料は現行の1市2町の料金のまま不均一とし、合併年度及びこれに続
く5年度内で一元化に向けて調整する。その間はできるだけ早い時期に保育料を一元化する。
2、同一世帯から2人以上入所している場合の保育料については、長島町の例により調整する。
ただし、合併年度の残存期間については、現行のまま引き継ぐとしております。
松阪市では、保育料については平成16年度は現行のとおりとし、平成17年度から国徴収
基準額の65%を目途とした体系により算定し統一する。ただし、飯南町及び飯高町について
は、激変緩和措置としてそれぞれ平成17年度から5年間で調整するものとする。平成22年
度において統一される保育料の基準額は、国徴収基準額を参考に、近隣市との均衡等も考慮し
設定する。保育料の減額及び延長保育料については、松阪市の例によるとしております。
亀山市では、保育所保育料については現行のまま新市に引き継ぎ、合併後調整するとしてお
ります。
以上が、協議第24−13号
各種事務事業の取扱い(保育事業)についての説明でござい
ます。よろしくお願いいたします。
*議
長
ただいま事務局から説明いたしましたように、保育事業については以上のとおりでございま
す。このことにつきまして、委員の皆様のご意見をいただきたいと思います。
はい、北村委員。
*北村委員
ちょっと確認なんですが、私どものほうで議論がありましたので、私がお尋ねというか確認
させていただくんですが、保育料については階層区分が両町でずれがありますけれども、全体
−25−
として海山町の現行のほうが安い。これは言えるだろうかと思います。
それで、これは平成18年度というと、新町が発足いたしておりまして、新町の理事者ある
いは議会の決定するところになろうかと思いますが、大変この辺が住民にとっては一番、特に
お子様をお持ちのお母さん方にとっては大変最も身近な問題で、保育料はどうなるかという。
海山町の例に合わせれば、長島のお母さんにしてみれば値下げしてもらえると、こう期待感
を持つ。海山町のお母さん方にしてみれば、長島の例に合わされたら値上げされるんじゃない
かと。これは当然その辺の、これ、合併の一番住民にとったら根本的なところですので、サー
ビスは高く、負担は低くになるのかどうか、その辺の、これはあくまでも新町ですが、現在協
議会の会長、副会長はこの辺を基本的にはどうお考えになっておられるか。これは当然聞かれ
ることですので、住民から。合併したら保育料は高くなるんか安くなるんかと。これは決定は
新町であるにしても、現在どのような方針をお持ちかどうか。お答えできるのであったらお答
えいただきたいと思います。
*議
長
それも含めてご協議いただければと思うんですが、私どものほうでは一応18年度から調整
すればいいのではないかと。17年度は途中になりますので、ちょっとそれはしにくいのでは
ないかと。もう現実にその年度は動いていますので。新年度から調整した形でやるのがいいの
ではないかというふうに思っております。その段階になりますと、今度はもう新しい町ができ
て議会が動いておりますので、その辺のところで新しい町長さんも決まることでございますし、
その辺は調整をとっていただいたらどうかと我々は思っておりますが、そのことをこの協議会
の中でご協議いただければ一つの方針が出ようかと思います。
今の北村委員のご意見につきまして、何か関連のご意見がございましたらご発言をいただき
たいと思います。
それで、北村委員はどのようにお考えなんですか。
*北村委員
もちろん負担は安くというのが、これはもうサービスは高くというのは、合併の際に重要な
部分でございますので、住民もその辺大変期待をして合併に賛成したという方もあろうかと思
いますので、私は、海山町の例に沿って決定する方針を出されればなということでございます。
*議
長
このことにつきまして、ほかにご意見ございませんか。
北村さんのご意見に異議なしというご意見が多いようでございますけれども。
それでは、この問題につきましては、両町の新しい議会でそういうような形で進めていただ
いたらよろしいんじゃないかと思いますが、とりあえずこの協議会におきましてはこういう形
でお認めをいただきたいと思うんでございますが、いかがでございましょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
はい、ありがとうございました。
樋口委員。
*樋口委員
私も確認なんですが、前項目のところの協議第24−12号、もう異議なしで議決は終わっ
たんですが、この中に母子生活支援事業、これ、母子についてだと思うんですけど、この12
−26−
号と13号に関連して、というより保育料の減免措置が母子の場合はどちらもあるんですけど、
父子の場合は、保育料のほうはゼロなんですけど、ゼロというか、2号の場合ですね。でも1
2号のほうでいくと、紀伊長島にはないんですけど、海山町にはある。母子家庭における小学
校・中学校入学と卒業時の祝金ですね。これが父子家庭にはないんです。
これ、さっき言えばよかったんですが、後との関連で、向こうが、いわゆる男女共同参画で
はないんですが、平等という意味合いからいうと、父子家庭の場合はもらえないと、ここら辺
は、済みません、ちょっと議論を戻してはいけないんですが、整合性がどうかなという。ただ
単なる意見とお聞きいただいても結構ですけど。
*議
長
それじゃ、ちょっとだけ皆さんにお許しいただいて、樋口委員のご意見を伺いたいと思いま
す。
*樋口委員
ですので、父子家庭にもご援助いただければ。私は父子じゃないですけど。
それのほうが、先ほど北村委員さんがおっしゃったように、サービスというよりも、やっぱ
り合併してよかったなという評価をいただけるほうがよろしいかなと感じております。
以上です。
*議
長
この問題、どういたしましょうか。一たん皆さんからご確認をいただきました問題でござい
ますが、樋口委員からそういうたってのお話でございますので、一たんこれ、ちょっとその問
題は置かせていただきまして、先にこちらのほうを、今の議題のほうを先に終えた上でもう一
度戻させていただきたいと思いますので、よろしゅうございますか。本来ならもう終わったこ
とでございますけども、せっかくご意見がございましたので、協議会でございますので。
*樋口委員
済みません。ですので、逆に言いますと、協議を戻すのではなくて、現行でやっているのは
紀伊長島町側は両方に出していないですから、平等でございますよね。海山町さんのほうには
あるものですから、これ、いわゆる現行の行政の方の母子家庭支援に対する考え方で父子のこ
とを、いわゆる過去のことでも結構ですので、なぜ母子だけなのかというのをご返事いただけ
れば結構でございます。
*議
長
これは、長い歴史があるものですから、当時は父子のほうは、お父さんのほうは力があって
所得があるから援助しなくてもいいだろうと、そして母子のほうは、今のように皆さんあんま
り働いていない時期もございましたので、家庭にいた人たちが急に所得がなくなってしまうと
いうこともあろうかということで、海山町では長い間こういう形をとっております。
ですから、今の時代からするとちょっとそぐわないと、父子でも母子でも同じじゃないかと
いうご意見があろうかと思います。なものですから、これも新町の新議会におきまして、その
部分は調整していただいたらいいのではないかとそのように思っております。
したがいまして、一応このまま一たん引き継いでいただいて、そして新たにその議論をして
いただいたらどうかというふうに思っているわけでございます。
*樋口委員
新町のほうの議会に、議員さんに頭に残していただいて考慮いただければ結構でございます
−27−
ので、済みません。
*議
長
はい。在任特例もあることでございますので、そういうことで。
*樋口委員
よろしくお願いします。以上でございます。
*議
長
はい、ありがとうございます。
それじゃ、村上委員。
*村上委員
ちょっと保育時間のほうで、よろしいんですか。
*議
長
これは本題はまだ終わっておりませんので。
*村上委員
そうですか、それじゃ。もういいんですか、北村さんの。
それじゃ済みません、保育時間のほうでちょっと1点だけお願いします。
*議
長
保育時間のほうでね。
*村上委員
保育時間のちょっとばらつきが海山と長島かなりありますけども、これは原則としてやっぱ
り8時間、自分もちょっと保育園へ行っておった関係もありますけども、8時間原則で、あと
はもう大体延長保育とかやと思います。
最近はちょっとわからないんですけれども、やっぱりこれずっと見てますと、少子化時代の
対応策として役立つ、やっぱり安心して子供を預けて働けるし、それでまた安心して出産して
また次回も働けるという考え方をとらえたら、やっぱり延長時間というのは、もう全保育園じ
ゃなくてやっぱりその時々に応じたような形で保育してもらえればありがたいんじゃないかな
と思うお母さんが多いと思うんですよね。
それで、やっぱり今は保育園を保護者のほうで選べる時代ですから、やっぱりあそこの保育
園はこれこれで何時ぐらいまで保育してもらっておるで、うちの子がこういう形で保育してほ
しいよという感じやったらあそこへ行けるというような感じのほうも検討してもらってはどう
かなと。現行に引き継ぐんじゃなくて、新町でまたちょっと検討していただくという方法も考
えてほしいと思いますけども。
*議
長
この保育時間につきましては、紀伊長島町の公立保育所は別といたしまして、あとはみんな
民間なんです。したがいまして、これ、参考としてつけておりますが、この協議会でそういう
ことを協議して、延長してほしいとか何とかというわけにいかないんですね。それぞれの保育
所の経営方針がありますので、経営の考え方が。だから、これはこれとして、参考までにこう
いう時間で行われていることだけご理解いただけたらと。
*村上委員
ああそうですか。私もちょっと夕べ電話で教えていただいたんですけど。
*議
長
−28−
そういうことでございまして、ちょっとこの協議会ではしにくい問題でございます。
*村上委員
わかりました。ありがとうございます。
*議
長
ほかにご意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
ご意見ないというご発言がございましたので、それではご確認をさせていただきます。
原案のとおりこの保育事業につきまして確認することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
はい、ありがとうございました。それではそのように確認をさせていただきます。
それでは、次に進ませていただきます。
協議第24−19号
各種事務事業の取扱いのうち、商工・観光関係事業についてを議題と
させていただきます。事務局から説明願います。
事務局。
*事務局長
まず、15ページをごらんください。
協議第24−19号
各種事務事業の取扱い(商工・観光関係事業)について。
この協議の内容としましては、1、商工関係事業については現行のとおり新町に引き継ぐ。
2、観光関係事業については、現行のとおり新町に引き継ぐとしまして、提案させていただき
ます。
続きまして、16ページをごらんください。
まず、概要でございます。
商工・観光事業については、同一または類似の事業は、統合または再編を検討の上、引き続
き事業の推進に努め、一部の団体で行っている事業は、従来の実績を尊重し、全体の均衡が保
たれ制度の趣旨・目的が効果的に機能するよう調整することが適当です。
関係法令につきましては、説明を省略させていただきます。
17ページをごらんください。
商工関係施設設置状況であります。
ふれあい広場マンドロでございます。建物延べ面積は1,316.98平方メートルであります。
建設年月は平成3年です。施設概要としましては、芸術、文化の創造発信の基地であり、各種
の作品展、燈籠制作展示、創作活動などの利用と、町内の地域づくりの場として活用していま
す。
作品展は、特別作品展は年1回であります。企画展は年7回であります。
創作活動は、陶芸教室、毎週火曜日から土曜日までです。陶芸講座としましては、老人の部
月1回であります。初心者陶芸教室は年6回であります。
利用実績は、15年度において入館者数4万4,294人、使用件数(ホール等)812回、
利用者は1万1,536人であります。利用時間は、午前8時30分から午後9時30分であり
ます。休館日は、月曜日、12月29日から1月3日、国民の祝日であります。
−29−
職員は、平日は臨時1名、平日夜・休日は2名であります。
施設使用料は表のとおりでございます。
海山町では該当ありません。
続きまして、18ページをごらんください。
観光関係施設設置事業であります。
左側は、きいながしま古里温泉であります。建物延べ面積は164.88平方メートルと15
7.31平方メートルがありまして、合計322.19平方メートルであります。建設年月日は平
成8年度と平成12年度であります。平成8年4月26日に営業を開始しました。
施設の概要は、浴槽、洗い場、脱衣場、休憩室、温泉スタンドであります。
利用時間は午前10時から午後8時であります。休館日は水曜日であります。管理は古里区
に委託しています。
15年度利用状況については、収入は2,854万8,000円であります。利用者数は、6万
2,199人であります。利用金額は、スタンドで43万4,000円です。温泉は2,811万4,
000円であります。
支出は2,702万円で、収益は152万8,000円であります。入浴料、スタンド使用料は
表のとおりでございます。この表の中の回数券は11回分でございます。
右側が海山町森林公園オートキャンプ場(キャンプinn海山)でございます。施設面積は、
キャンプ場面積3万5,000平方メートルです。建設年月は平成10年7月です。
施設の概要は、管理棟1棟、炭火焼ハウス1棟、木工アート広場1棟、サニタリー棟2棟、
コテージ8人用2棟、6人用5棟、5人用8棟、リバーオートサイト39区画、林間サイト3
1区画であります。
利用時間は、フリーサイト、オートサイト、コテージは午後2時から翌日午前12時であり
ます。これは、午前12時と申しますのは、翌日の正午でございます。デイサイトは午前10
時から当日午後2時であります。バーベキュー棟は午前11時から午後8時であります。
休館日は、通年営業で年中無休でありますので、休館日はありません。
管理委託は、有限会社アウトドアコーディネイツに委託しています。
15年度決算は、収入3,294万2,000円で、支出2,793万1,000円、収益501万
1,000円であります。施設の使用料は表のとおりでございます。
続きまして、19ページをごらんください。
種まき権兵衛の里でございます。施設面積は3万平方メートルで、そのうち権兵衛屋敷は2
14平方メートルで、研修室と茶室でございます。建設年月は平成6年5月であります。
施設概要は、日本庭園(芝生広場など)、ズンベラ亭、権兵衛屋敷(研修室、茶室)、公衆ト
イレ、管理棟、駐車場であります。
利用時間は午前9時から午後5時までです。休館日は月曜日、祝日、1月2日、3日、12
月29日から31日であります。
管理委託は、庭園管理として海山物産株式会社に委託しています。
15年度入園者数は8,388人であります。施設使用料は表のとおりでございます。
以上が協議第24−19号
各種事務事業の取扱い(商工・観光関係事業)についての説明
でございます。よろしくお願いいたします。
*議
長
−30−
今事務局から説明申し上げましたように、商工・観光関係事業につきましては以上のとおり
でございます。このことにつきまして、皆様方のご意見を承りたいと思います。
はい、山中委員。
*山中委員
何でもないことなんですけども、19ページ、種まき権兵衛の里ですけども、これ、収入、
支出、収益が出ておりませんけども、それわかりませんか。
*議
長
はい、事務局長。
*事務局長
種まき権兵衛の里の収入ですけど、収入は79万1,000円です。それで、委託料としまし
て480万、植栽、浄化槽などが173万円で、支出は、委託料と植栽、浄化槽などでは合計
しますと653万円でございます。
*議
長
この施設につきましては、ちょっと申し上げますと全く収入にはなっておりません。
*山中委員
ここへ書いてない理由もようわかります。
*議
長
マンドロもそうではないんだろうかと思っておりまして、これはお互いそうなのかなという
ふうにご理解をいただきたいと思います。
*事務局長
議長、ちょっと訂正がありますので。
*議
長
はい、訂正。
*事務局長
ちょっと訂正がありますので、よろしくお願いします。17ページ、ふれあい広場マンドロ
のところです。職員なんですけど、平日臨時1名、平日夜・休日2名となっておりますけど、
各1名です。各1名に訂正をお願いいたします。どうも失礼いたしました。
*議
長
これも収入、支出は上げないでおりますので。
何かこのことにつきましてご意見ございませんか。
北村委員。
*北村委員
ちょっと発言。これ、マンドロの場合、全く施設の意味が違っておりまして、これ1億円創
生のときに住民から公募しまして、それを1億円をもとに建ったもので、これはもともと燈籠
祭りの燈籠制作場として建てられたものです。前のほうは何か公民館的になっていますが、基
本的には若者たちが燈籠を自由に使えるようにということで、観光施設ではございませんので、
施設の性格が若干異なるかと思いますが、その辺ご理解いただきたいと思います。
*議
長
私からも説明申し上げますと、種まき権兵衛の里も全く同じでございまして、1億創生をも
とにつくり上げたものでございます。もともと私が町長になる前は無料でございました。それ
−31−
を一応町民は無料、町外の方は有料という形でさせていただいていますけれども、収入はわず
かでございます。
このことにつきまして、何かほかにご意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
はい、ないようでございますので、ご確認をさせていただきたいと思います。
商工・観光関係事業につきまして、原案のとおりご確認いただくことにご異議ございません
か。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
はい、ありがとうございました。それではこのように確認をさせていただきます。
次に、本日最後の協議事項でございます。協議第24−20号の建設関係事業について、説
明をいたさせます。
事務局。
*事務局長
まず、20ページをごらんください。
協議第24−20号
各種事務事業の取扱い(建設関係事業)について。
この協議の内容としましては、1、現在認定されている道路・河川については、現行のとお
り新町に引き継ぐ。2、町営住宅については、町営住宅施設は現行のとおり新町に引き継ぐ。
また、入居者の資格等については、合併までに検討し再編する。3、都市計画区域については、
現行のとおり新町に引き継ぐ。4、都市公園については、現行のとおり新町に引き継ぐとしま
して、提案させていただきます。
続きまして、21ページをお願いします。
概要につきましては、道路事業については、道路交通の円滑化と生活環境の向上を図るため、
道路の整備及び適切な維持管理に努めることが適当です。住宅事業については、住宅政策の推
進、住宅供給の促進及び公営住宅等の適正な維持管理に努めることが適当です。都市計画事業
については、合併後の健全な発展と秩序ある土地利用を図るため、調整が必要です。河川事業
については、河川の適正管理、河川環境の整備が図られるよう努めることが適当です。
先進地の事例では、道路事業、河川事業、公営住宅事業、公園事業、都市計画事業、建築事
業などについて協議されています。
関係法令につきましては、説明を省略させていただきます。
続きまして、23ページをごらんください。
町道の認定です。
町道の認定としまして、幹線1級、幹線2級、その他の町道の基準を記載しています。幹線
1級は、主として主要集落(戸数50戸以上)と、これに密接な関係にある主要集落とを連絡
する道路であります。幹線2級は、主として集落(25戸以上)を相互に連絡する道路であり
ます。そのほかの町道は、1級、2級に該当しないその他道路です。
続きまして、26ページをごらんください。
まず、町道認定した道路でございます。
紀伊長島町では、1級町道は、延長8,965メートルで10本あります。2級町道は、延長
−32−
1万1,979メートルで10本あります。その他町道は、延長9万2,159メートルで427
本あります。合計いたしますと、延長11万3,103メートルで447本であります。
海山町では、1級町道は、延長1万3,499メートルで12本あります。2級町道は、延長
7,918メートルで11本あります。その他町道は、10万3,172メートルで517本であ
ります。合計いたしますと、12万4,589メートルで540本であります。
次に河川です。紀伊長島町では、準用河川は、延長2万6,492メートルで36本あります。
普通河川は、延長4万1,800メートルで57本あります。海山町では、準用河川は、延長1
万4,650メートルで28本あります。普通河川は、延長3万4,500メートルで41本あり
ます。ここで言う準用河川、普通河川は、ともに町管理の河川であります。準用河川は、河川
法の規定に基づき管理します。普通河川は、町の普通河川管理条例により管理します。
調整方針といたしましては、現在認定されている道路・河川については、現行のとおり新町
に引き継ぎます。
続きまして、27ページをお願いいたします。
町営住宅の入居の資格であります。
紀伊長島町では、町内に住所(入居時の住所を含む)または勤務場所を有し、町税を滞納し
ない者であること。②現に同居し、または同居しようとする親族(婚姻の届け出をしないが事
実上婚姻関係と同様の事情にある者、その他婚姻の予約者を含む)があることです。③過去に
おいて町営住宅に入居していた者にあっては、当該住宅の家賃を滞納していないこと。④の規
定は、入居者の収入に関する規定でございます。続きまして、⑤です。現に住宅に困窮してい
ることが明らかな者であること。
海山町におきましては、町税の滞納に関する規定はありません。あとは紀伊長島町と全く同
じであります。
続きまして、28ページをごらんください。
家賃につきましては、紀伊長島町と海山町は法律に基づいてやっておりますので、全く同じ
であります。収入に基づき毎年度公営住宅施行令第3条に規定する方法により算出しておりま
す。敷金につきましては、紀伊長島町と海山町ともに家賃の3カ月分であります。海山町では、
入居者の費用負担義務を差し引く規定があります。
家賃の減免または徴収猶予は、紀伊長島町と海山町とは、内容はほぼ同じです。
29ページの下の欄をごらんください。
紀伊長島町では、11団地で町営住宅管理戸数は106戸であります。海山町では、14団
地で町営住宅管理戸数は218戸であります。
町営住宅の調整方針としましては、町営住宅施設については現行のとおり新町に引き継ぐ。
また、入居者の資格については、合併までに検討し再編します。
続きまして、30ページをごらんください。
都市計画区域でございます。
紀伊長島町では、都市計画区域は、長島、東長島、海野、道瀬、三浦、その地先公有水面を
含んでおります。市街化区域及び市街化調整区域の指定状況は、線引きしておりません。指定
はなしでございます。用途指定区域の指定状況は、指定なしでございます。
海山町では、都市計画区域は、大白地区と近畿自動車道尾鷲勢和線道路予定地であります。
ほかは紀伊長島町と同じであります。
−33−
調整方針としましては、都市計画区域については現行のとおり新町に引き継ぎます。
紀伊長島町では、都市公園の設置状況は、街区公園といたしまして、秋葉山公園、中州児童
公園、中田児童公園、海野小池児童公園、玉児童公園、井之島児童公園、山本児童公園、中之
島児童公園、計8カ所であります。近隣公園といたしまして、長島公園1カ所です。地区公園
としまして、赤羽公園1カ所です。
海山町では、街区公園として、相賀児童公園、相賀小公園の計2カ所であります。近隣公園
は、銚子川河川敷公園1カ所であります。
調整方針としましては、都市公園については現行のとおり新町に引き継ぎます。
続きまして、31ページをごらんください。
先進地事例でございます。
いなべ市では、1、町道については現行のとおり新町に引き継ぐものとし、路線区分につい
ては新市で調整するものとする。2、公営住宅については、適正な管理・運営に努めるものと
するとしています。
志摩市では、1、町道、準用河川については現行のまま新市に引き継ぐ。2、町営住宅につ
いては、現行のまま新市に引き継ぎ、新市において住宅マスタープランを策定し、整備を進め
るとしています。
伊賀市では、①都市計画区域設定、区域区分の設定については、当分の間現行のとおりとし、
新市発足後一体的なまちづくりを進めるために速やかに調整する。②一般公営住宅使用料の算
定方法、旅館等の建築指導、開発指導、開発負担金については、新市発足後に制度を統一する。
③一般公営住宅入居資格については新市発足時に制度を統一する。ただし、現に一般公営住宅
に入居している者については、現行のままとする。
以上が、協議第24−20号
各種事務事業の取扱い(建設関係事業)についての説明でご
ざいます。よろしくお願いいたします。
*議
長
建設関係事業につきましては説明のとおりでございますが、これにつきまして何かご意見が
ございましたら、ご発言をいただきたいと思います。
北村委員。
*北村委員
都市計画区域の点なんですが、紀伊長島町の場合は昭和45年に当時の建設省が都市計画決
定して、計画変更とかいろいろあると都市計画審議会が設けられて、諮問を受けておりますが、
海山町の場合は、都市計画審議会は現在はどうなっていますか。
*議
長
ちょっと事務局から。
*事務局長
都市計画審議会はございません。長島の延長として入れてもらったようでございます。
*北村委員
近畿自動車道のときも、あれ、都市計画道路として確か工事されたと思うんですね。長島は
都市計画審議会に諮問して、答申を受けて計画決定したと。そのときは、海山町のほうの部分
については審査してないんですよね。ということは、都市計画審議会の諮問を経なくてもいい
んですかね、海山町内の場合は。ちょっとその辺がよくわからんのと、このまま新町に引き継
−34−
ぐと書いてありますけれども、新町になっても現在の海山町地区については都市計画審議会に
諮問しないということなのか、その辺はどういうふうな調整になっていますか。
*議
長
事務局。
*事務局長
海山町には都市計画審議会はないんです。それで、紀伊長島町から延長されて……。
*北村委員
その意味やなしに、実際には諮問してないということやな。新町になった場合はどうするん
ですか。やっぱりそういうふうに海山町地域内の都市計画変更については、もう都計審にかけ
ないということですか。新町にこのまま引き継ぐと書いてあると、そういうことになってしま
いますが。
*議
長
事務局。
*事務局長
紀伊長島町の延長として入っておりますもので、これは紀伊長島町と同時に審議会にかかっ
て入っていくものと思いますけど。
*議
長
だれか知っておる人はおるかな。
助役。
*東副幹事長
新しい町になったら、紀北町の都市計画審議会というのは設置しなくてはなりません。です
から、仮に海山のほうの都市計画区域であっても、紀北町の中の都市計画審議会へかけると、
そういう意味で理解しております。
*議
長
よろしいですか。ほかにご意見ございませんか、この建設関係事業につきまして。
(「なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
ないですか。ないようでございますので、ご確認をさせていただきます。
この建設関係事業につきまして、原案のとおり確認することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
はい、ありがとうございました。
それでは、そのように確認をさせていただきます。
本日の協議事項につきましては以上のとおりでございますが、ここで5分ほどちょっと休憩
をさせていただきます。
引き続いてやってもよろしいんですが、ちょっとまだあと幾つかありますので、短時間で、
今度は時間厳守でひとつよろしくお願いいたします。
(休
*議
憩)
長
それでは、おそろいいただきましたので、協議を再開させていただきたいと思います。
−35−
◎新町建設計画について
*議
長
次の議題は、⑥の新町建設計画についてでございます。事務局から説明願います。
事務局。
*事務局長
まず、新町建設計画について、8月5日の第9回協議会でご指摘のあったことなどについて
報告いたします。
付属資料の3ページをごらんください。
まず、目次がわかりやすいように、主要施策を記載しました。
例を挙げますと、第5章、新町の施策、第1節、自然と共生した安全で快適に暮らせるまち
づくり。1−1、生活安全の確保のところに、主要施策の①防災対策の充実、②消防・救急体
制の充実、③交通安全対策の充実、④生活安全対策の充実を線で囲って入れさせていただきま
した。
次に、5ページをごらんください。主要施策・事業の索引をあいうえお順で記載いたしまし
た。
以上が新町建設計画についての報告であります。よろしくお願いいたします。
*議
長
この問題は、前回に北村委員からご指摘のあったところでございまして、このような形で目
次なり索引なりをつくらせていただきたいと、このようなことでございますが、この形でよう
ございますか。
北村委員。
*北村委員
大変わかりやすくつくっていただいて、ありがとうございます。
ただちょっと私、この索引を見ておってあれっと気がついて、そのページに合わせてみたら
そっちもこういう表現になっていたんですが、7ページの右列の下から3段目、「生態系に豊か
な森林づくりの推進」という、この本刷もこうなっておるんですが、これ「生態系の豊かな」
か、「生態系豊かな」か。「生態系に豊かな」というと、ちょっとこれ、日本語の表現としては
不適切かなと思うんですが、前に素案のときに申し上げれば、気づけばよかったんやけども、
この索引になって初めて気づいたんですが。
*議
長
それはそれで結構です。
*北村委員
いいですか。ちょっとこれはどうですか。
*議
長
そうですね。
*北村委員
これ、表現がへんだと思いますが。
*議
長
「生態系の豊かな森林づくり」でしょうね。
−36−
どうでしょうかね。これ、「の」のほうが表現としては適切だし、意味が通じると思うんです
が。直させていただいてよろしゅうございますか。
*副議長
これね、北村さん、ちょっと意味が違ってくる。
*北村委員
そうおっしゃるんだったら、例えば「生態系に」と「に」を使う場合だったら、「生態系に優
しい」とか、そういうことになりますね。
*副議長
そうです。
*北村委員
だけど、これは豊かなという場合は、豊かな生態系を持つ環境ということだろうと思うので、
これ、大体事務局はこの表現を使った理由は何でした。どっちの意味でつけておるんですか、
これ。
*議
長
やっぱり「豊かな森林」でしょうね。だとすると、「の」のほうが適切だと思います。
*北村委員
生態系が豊かやということは、いろんな生態系、植物、動物いろいろありますけれども、そ
れが森林の豊かさを意味しておるので、この場合は「豊か」は「生態系」に係る言葉です。だ
から、むしろ、てにをはをつけないほうがいいかもしれん。「生態系豊かな森林づくり」。
「に」はちょっと私は合わないと思います。おかしくなる、表現として。これ、だから事務
局がこの表現をした理由をむしろ聞かせてください。
*議
長
事務局というよりも、みんなでやったやつなもので、案はつくりましたけども、皆さんが認
めてくださったので、これで直すか直さないかということを協議させていただきます。
どうでしょうか、この問題。町長さんは「に」でもいいとおっしゃる。
「に」がいいと思われる方、ちょっと挙手してください。
(賛成者挙手)
*議
長
「の」がいいと思われる方、それか「の」を取るか何かするか、どっちかをするかと。「生態
系豊かな森林」。
(「それがいいかな」と呼ぶ者あり)
*議
長
そうしましょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
*議
長
それじゃ、これ、てにをはを取りまして、「生態系豊かな森林づくり」ということで、「に」
を取らせていただきます。はい、わかりました。
それ以外はございませんか。これは報告で済まさせていただこうと実は思っておったんです
が、ご指摘のとおりでございますので、よろしゅうございますかね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
−37−
*議
長
それじゃ、これはこれでこのような形で索引をつくらせていただき、目次をつくらせていた
だくということにさせていただきますので、ご確認いただいたことにいたします。
◎住民説明会について
*議
長
それでは、次に⑦の住民説明会に入らせていただきます。事務局から説明願います。
事務局。
*事務局長
まず、付属資料の10ページをお願いいたします。まず、お手元の資料の訂正をお願いいた
します。「海山町町民センター」、これを「海山町中央公民館」に訂正をお願いいたします。
海山町では、9月8日水曜日、午後7時から海山町中央公民館で行います。紀伊長島町では、
9月10日金曜日、午後7時から東長島公民館で行います。ここです。
主催は、紀伊長島町・海山町合併協議会で行います。出席者は、会長・副会長、委員、幹事、
事務局であります。また、各課長にも出席を要請しようと考えております。
説明事項は、「合併協議内容について」と「新町建設計画について」であります。
ほかには、その他でございます。
以上が住民説明会についての報告であります。よろしくお願いいたします。
*議
長
予定しておりましたように、年2回各町でやるという住民説明会でございますが、この第1
回目を9月8日と10日に行いたいと、このような提案でございます。
出席者等につきましては以上のとおりでございますが、このことにつきましてご意見がござ
いましたら。
はい、山中委員。平野委員。どちらでも。それじゃ、順にお願いします。
山中委員、どうぞ。
*山中委員
時間の制約もございますので、質問と要望を兼ねてお願いしたいと思いますので。
私自身、合併前に異なる自治体の長が来られて、異なる自治体で住民に直接説明をするとい
うことについては基本的には反対なんですけれども、いわゆる合併協議会の主催ということで、
特に説明者については、これは事務局長、同一の人がしないと、こちらとこちらと違った説明
がなされたということでは大変でございますので、それは私はそれなりに了解したいと思いま
す。
ただ、住民からの質問があった場合、基本的には紀伊長島町は副会長、それから海山町は会
長がご答弁いただく。どうしても答弁できない場合は、これはやむを得ないと思いますけれど
も、そこらの確認をしておきたいなというのが一つでございます。
もう一つは、3の出席者ですけれども、委員が地区委員ということになっておりますけども、
これはそれぞれ自分が所属する町だけなのか、それとも両町に出席するのか、そこについても
お尋ねしたいと思います。
以上です。
*議
長
−38−
それじゃ、今のをまず。回答につきましては、それぞれの町の町長が、いわゆる会長、副会
長がそれぞれの町で行うと、基本的にはそのようにさせていただきたいと思います。ただ、出
席はさせていただきたいと、両方とも。そのように思っております。
それから、もう一つ、委員につきましては、合併協議会ということでございますので、基本
的にはこのメンバーの皆さんでご出席をいただきたいというふうには。
*山中委員
このメンバーが両方へということですか。
*議
長
はい。一応そのように思っておりますが、ご異論がございましたら、またそれはそれでご意
見をいただければ結構でございます。一応そういうふうには思っております。
はい、浅川委員。
*浅川委員
紀伊長島町・海山町合併協議会ということでしょう。ですから私はそれでいいと思うんです。
先ほど言われておりました、紀伊長島町では基本的には長島町長さん、海山町では海山町長
さんとおっしゃられましたけれども、私は別に、この両町の協議会の会長、副会長ですもので、
そんなに制限しなくてもいいんじゃないかと、基本的にと。
(「答えないといかんから」と呼ぶ者あり)
*浅川委員
いやいや、それはみんなここで私は議論するべきだと思うんです。あなたが1人で決めると
いうようなことじゃないと思う。
(「1人で決めておらんよ」と呼ぶ者あり)
*浅川委員
いやいや、議論させて。私の意見として聞く場所じゃないんですか、ここは。私は私の意見
を述べておるんです。それは言わせてもらえないんですか。
(「だから、わし1人で何も決めてないよ」と呼ぶ者あり)
*浅川委員
いや、今決めたじゃないかとかいうて、発言の途中にそういうことを言われることないじゃ
ないですか。
(「あんたが今言うてんで」と呼ぶ者あり)
*浅川委員
私は、私の意見を言ってやぶさかですか。
*議
長
いえ、いいんです。どうぞ言ってください。
*浅川委員
だから、私は私の意見を素直に今から述べようとしておるのに。いいですか。
*議
長
はい、それでいいんですよ。
*浅川委員
いいですか。言わせていただきますよ。
*議
長
−39−
はい。
*浅川委員
だから、どこまで言いましたですかね。だから別に基本的にはそれは当然それでいいと思う
んですけれども、会長の考え方というのを長島の町民の方も聞きたいと思うんですよ。海山の
町民の方も、長島の町長さんの考え方も聞きたいと思うかもわからんものですから、それは、
そのときにはやはりぜひ積極的に発言していただきたいなと、そのことを私は述べたいんです。
以上です。
*議
長
今の浅川委員の提案なんですが、基本的には一般的に質問が出た場合は、その町の町長が答
えると。ただし、名前を指名されたり何かされた場合は、その人が答えると。あえて副会長と
言っているのに会長が答えることはないと。
それと、たまたまその質問に対してどちらかがそのことに少し深く情報がないというような
ときには助け船を出すと。そのような形でやらせていただいたらいいのではないかと。ですか
ら、一般的な質問につきましては、その町の町長が答えるという形をさせていただきたい、そ
のように思っております。浅川委員、それでよろしいですか。
*浅川委員
はい。
*議
長
それはそれで、それじゃ、そのように。
それでよろしゅうございますか。
(「はい、いいです」と呼ぶ者あり)
*議
長
それじゃ、このような形で。
実は海山町が中央公民館に場所を移しましたのは、結構関係者が多いんです、我々。そして、
70人を超える人数になるんじゃないかということで、ちょっとうちの町民センターでは場所
が狭いだろうということ、ご存じのとおりです。いつも協議会をやっているところです。それ
で、中央公民館に移させていただいた。どれだけ来てくれるかわかりませんが、できるだけ皆
さんに来ていただけるように広報活動を行いたいと、そのように思っております。
どうぞ、川端委員。
*川端委員
先ほど事務局から、課長というのか、まだそれを調整というのか、やはりここで委員の方も
皆決まってどちらも出るとしたから、やはり役場というか、課長、事務局のほうもこの場で決
めていただいたほうがいいと思うんです。そこのところ、まだ調整やなしに、はっきりした答
弁ができていないのか。それができてあるなら出るというか。ちょっとはっきり。
*議
長
事務局。
*事務局長
役場の2町の課長にも出てもらいます。出てもらうようにします。
以上でございます。
*議
長
−40−
この進め方ですけれども、大体2時間ぐらいを予定して、そして最初の1時間ぐらいを説明
させていただいて、それぐらいで、もうあまり長々と説明するのもどうかと思い、1時間ぐら
い説明して、あとの1時間は町民のご意見を伺うと、やりとりをするというような形でやらせ
ていただきたいと。それが早く済むのであれば、また早く終わればいいんじゃないかとそのよ
うに思っております。
いかがでしょうか。これで、こういう形でやらせていただいてよろしゅうございますか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
*議
長
はい、ありがとうございました。
それでご確認をいただきます。
◎次回協議会の開催について
*議
長
それでは、⑧の次回協議会の開催についてを議題とさせていただきます。
事務局。
*事務局長
次回の協議会は、9月2日木曜日、午後1時30分から、海山町町民センターで開催する予
定でございます。
協議事項としましては、新規の事業としまして、協議第24−3号
(広報広聴関係事業)です。協議第24−16号
について、協議第24−17号
4−22号
各種事務事業の取扱い
各種事務事業の取扱い(廃棄物対策事業)
各種事務事業の取扱い(環境対策事業)について、協議第2
各種事務事業の取扱い(学校教育事業)について、協議第24−23号
各種事
務事業の取扱い(生涯学習事業)について、ほかに継続協議を予定しております。
なお、第11回の会議資料につきましては、後日、委員の皆様のところに送付いたしますの
で、よろしくお願いいたします。
*議
長
次回の協議会は、以上のような形で9月2日に開催をさせていただきますので、皆様方のご
出席をよろしくお願い申し上げます。
◎その他
*議
長
今回皆様方にお決めをいただく事項はすべてこれで終わりでございますが、⑨としてその他
となっておりますが、何かそれ以外に皆様方ご意見ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎閉
*議
会
長
ないようでございますので、それでは本日の協議会、これで閉会とさせていただきます。
大変長時間にわたりましてご熱心にご協議いただきまして、まことにありがとうございまし
た。
−41−
紀伊長島町・海山町合併協議会運営規程第6条第2項の規定に基づき、ここに署名する
平成16年
9月16日
署名委員
三
宅
正
人
署名委員
村
上
静
子
−42−
Fly UP