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平成21年5月 神戸運輸監理部総務企画部企画課 (平成
(平成20年度報告) 平成21年5月 神戸運輸監理部総務企画部企画課 目 次 Ⅰ.心のバリアフリーに関する取り組み・・・・・・・・・・・P.1 Ⅱ.利用者利便の向上に向けた取り組み・・・・・・・・・・・P.5 Ⅲ.出前講座や施設見学等の実施・・・・・・・・・・・・・・P.6 Ⅳ.行政相談の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.9 Ⅰ.心のバリアフリーに関する取り組み 1.交通バリアフリー教室の開催 交通バリアフリーについての理解を深め、誰もが高齢者、身体障がい者 等に対し、 「お手伝いしましょうか」とごく自然に声をかけて快くサポー トできる社会を目指し、交通バリアフリー教室を開催しています。 ■20年度の開催状況 開催日 開催場所 平成20年7月3日 神戸市 参加人数 通訳ボランティア会員、神 戸海星女子学院大学生、み なと神戸連携講座受講生、 一般、神戸港周辺観光事業 者等30名 平成21年1月31日 神戸市 神戸山手女子高等学校・中 学校教員生徒8名 開催レポート ∼人にやさしい国際観光都市みなとまち神戸を目指して∼ 平成20年7月3日神戸第2地方合同庁舎1階会議室において「みなとまち 神戸観光ホスピタリティセミナー」を開催しました。みなとまち神戸を国際競 争力あるアジアを代表する国際観光都市にすべく、中長期的視野に立った神戸 の「観光ホスピタリティ」向上のため、外国 人旅行者、ハンディキャップのある方等、す べての人が安心して神戸港での楽しいひとと きを過ごせるよう、地域ぐるみで心を配り、 あたたかくもてなす気運を高めることを目的 としています。 参加して下さったのは、通訳ボランティア 「神戸 SGG クラブ」の会員さん、神戸海星女 子学院大学生、みなと神戸連携講座の受講生、 講演中の青木教授 神戸新聞を見て応募された一般の方、神戸港 周辺観光事業者等30名。 1 セミナーは二部構成で、第一部では JTB パリ支店長等を歴任された神戸海星 女子学院大学 青木主任教授から「国際観光都市パリから学ぶ〝おもてなし〟 のこころ」と題し、パリの地域特性、魅力そして習慣を、在仏経験を踏まえ講 演していただきました。 あっという間に1時間が過ぎて、残念ながら 個人レベルでの具体的な「おもてなし」事例に 話が及ぶ前に終了してしまい、 「もっと聞きたか った」という感想も届いています。 第二部は観光ホスピタリティ・心のバリアフ リー両面から、社会福祉法人 兵庫盲導犬協会 の渡辺さんとノエル号による実演を交えた講演。 実演中 目の不自由な方を誘導する際の注意点を教わり、 方向や位置を具体的に言葉で伝える大切さにも気づかされました。 また、 「盲導犬が道を覚えているわけではない。信号は犬でなく盲導犬使用者 に教えてあげて」 「ハーネスを装着した歩行は仕事中。触ったり食物を 与えたりして盲導犬の注意を欠くと危険につながる」とも。階段を降下中、前 から来た通行人に「かわいい」と犬を抱き留められたために転落しそうになっ た人もいると聞き、どんなに犬好きでも、相手のことを思いやると、軽率に盲 導犬をなでるわけにはいかないと肝に銘じました。 これからも、地域の皆さんと共に、神戸の「観光ホスピタリティ」向上を目 指して取り組んでまいります。 (総務企画部企画課) 2 開催レポート ∼高速神戸駅及びその周辺で心のバリアフリー教室を開催∼ 平成21年1月31日午前10時から2時間、神戸高速鉄道高速神戸駅及び その周辺において、神戸高速鉄道株式会社の協力のもと、神戸山手女子高等学 校・中学校インターアクトクラブに所属する7名の生徒を対象に、心のバリア フリー教室を開催しました。 神戸高速鉄道(株)職員の方から、鉄道施設を利用しての心のバリアフリーに ついての講話、ボランティア団体やすらぎの講師による身体障がい者等に関す る基本的な知識についての講話ののち、講師の指導のもと、体験学習として、 ①車いす使用体験・使用者の介助体験、 ②視覚障がい者擬似体験・介助体験、 ③高齢者疑似体験・介助体験を実施しました。 講師からは、豊富な経験をもとに正しいやり方と失敗例を実演で比較しなが ら指導、立ち位置や周りの状況の違いに潜む危険性をわかりやすく伝えていた だきました。集中を欠くと体験者も介助役も双方ケガにつながるため、生徒達 は講師の説明にも真剣に聞き入り、落ち着いて取組んでいただき、無事体験学 習を終了することができました。 生徒達には、今回の体験をとおして気づいたこと学んだことを周りの方へ話 して、心のバリアフリーを広めてほしいと考えています。 ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。 (総務企画部企画課) 3 2.バリアフリーネットワーク会議地域連絡会議について 平成21年3月25日大阪市北区の学校法人常翔学園大阪センターにお いて、近畿地方整備局、近畿運輸局、大阪航空局と共催でバリアフリーな まちづくりを考えるつどい∼近畿におけるバリアフリー先進事例報告∼を 開催し、近畿地区の自治体関係者、交通事業者、一般等156名が出席し ました。昨年度「基本構想づくりと関係者の関わり」に焦点を当てた本会 議ですが、本年度は基調講演のほか、地方自治体、障害者団体、交通事業 者等の熱心な取り組みによりバリアフリーにかかる先進事例が多く見受け られる近畿地区の中から、いくつかの例について学び、情報共有し、更に バリアフリーなまちづくりを推進することを目的として次の概要のとおり 実施しました。 (概要) 講演 大阪大学大学院工学研究科教授 新田保次氏 「近畿地域のバリアフリーの取り組みについて−成果と課題」 先進事例報告 豊中市土木部道路建設課長 山本幸久氏 「豊中市における交通バリアフリーの取り組み」 障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議 北口幸男氏 サポート 石田義典氏 「自由な外出は自立生活への第一歩! 障害当事者を中心としたバリ アフリー・アドバイザー養成講座の取り組みとその背景」 尼崎市交通局総務課長 屋田好則氏 「ノンステップバス導入率100%達成に至るまでの取り組み」 大阪府住宅まちづくり部主任専門員 三浦冨士夫氏 「大阪府福祉のまちづくり条例の改正と主な取り組みについて」 兵庫県道路保全課課長補佐 中尾兼人氏 「兵庫県における歩道のバリアフリー化について」 4 Ⅱ.利用者利便の向上に向けた取り組み 生活交通の維持・確保 近年、走行環境の悪化や高齢化、過疎化によりバス利用者は年々減少し ており、県内の各市町村においては、高齢者の移動手段の確保や交通不便地 域の解消など住民福祉の向上を目的にコミュニティバスを導入し、住民の交 通利便の向上を図ろうとする事例が増えています。 このため、市町と連携しながら、コミュニティバス(※)の導入を促進 するとともに、本格導入を目指した実証実験運行に際しては、その経費の半 分を補助するなど積極的な支援を行っています。 ※コミュニティバスとは、高齢者や体の不自由な方にも利用しやすく分か りやすいダイヤで市町村内をくまなく周るなど住民のニーズにきめ細か に対応するバスのこと (明石市コミュニティバス(Taco バス)一日500人以上が利用しています。 5 Ⅲ.出前講座や施設見学等の実施 神戸運輸監理部では、実施している施策について地域の方々によりよく 知っていただき、今後の施策に反映させることを目的として、職員が直接 地域に出向いて説明を行なう「出前講座」を実施しており、小・中学校の 総合学習のなかでも取り上げていただくよう取り組みを行っています。 ■講座の内容から 講 座 名 概 要 担当課 神 戸 港 の 役 割 に つ 神戸港の担っている役割(観光拠 総務企画部 いて 点や物流拠点)について、施設見 企画課 学等を活用しながら、わかりやす く説明します。 自動車のはなし 今やなくてはならない自動車 兵庫陸運部 という便利なのりものの歴史と、 整備課 便利なはずの自動車が引き起こ す交通事故や公害問題への対応 策や基準について、わかりやすく 説明します。 その他、 「船ができるまで」、「ものをはこぶ・ひとをはこぶ」、 「内航海運 の役割と船員になるには」、「不正改造防止」 、「公共交通機関のバリアフリ ー化」、 「地球温暖化問題への対応」、等の講座があります。 また、日常生活を支える運輸産業の理解を深めてもらうために、兵庫県 内の関連施設を直接見学することができるよう、各見学施設の内容・コー スを紹介したパンフレットの改訂を行い、関係者に配布しました。 Institution guide (運輸関連施設見学の案内) 6 開催レポート 「トラ イやるウィー ク」体験学習 を終えて =中学 2 年生の職場体験= 兵庫県教育委員会は、従来から子供たちに体験的な学習を通して、社会生活上のルー ルの大切さや自己責任の自覚等、「心の教育」の充実を図り、地域と連携した活動を推 進してきました。 今般、神戸市立本庄中学校 2 年生 2 名の受け入れの打診を受け、当陸運部では国土交 通省を PR できるチャンスであり、また、地元のお役に立つ機会でもあり、よろこんで 受け入れを決めました。 期間は、6 月 9 日 (月) から 13 日(金) までの 5 日間。活動時間は概ね午前 9 時から午後 3 時まで。 今回は男子生徒ということもあり、 自動車検査独立行政法人兵庫事務所 の協力もいただき、登録部門・整備部 門(検査窓口)・検査コースで仕事(も ちろん若干の制限はありますが!)を 体験していただくことにしました。 9 日の初日は 9 時から開校式を行い、 その後、国土交通省地方局等の業務概要の説明を行った後、庁舎内の案内、各部門の各 首席より業務の簡単な説明を受け、午後からは検査コースの見学をしながら、検査法人 兵庫事務所長より、自動車の検査についての説明を受けた後、標板交付代行者、希望番 号予約センター・封印取り付けなどを見学し 1 日目が終了しました。 2 日目以降は、午前午後それぞれ登録業務・検査業務を交替で体験していただきまし た。登録では処理済み書類の整理・OCR シートの入力及び出力された検査証を申請書類 にセットする等の作業。検査場ではピット入りし、自動車の下回りの検査を体験しまし た。最初は緊張気味でしたが、だんだん慣れたそうです。 5 日間を終えて、生徒さんたちに感想を聞いたところ、「働くのってやっぱり大変な んだなあ。(とっても実感がこもっていました。)でも、職員の皆さんにとても親切に していただいて、大変楽しく、貴重な体験でした。」とのこと。 5 日間知らない大人に混じっての体験学習、ほんとにお疲れ様でした。 (兵庫陸運部) 7 開催レポート 姫路地区の中学2校「トライやるウィーク」で受け入れる −中学生ガンバル記− 姫路自動車検査登録事務所では、9回目となる「トライやるウィーク」の中学生受け 入れとなりました。 今年は、当事務所から一番近くにある中学の飾磨東中学校から4名、姫路市南東部に ある中学の大的中学校から4名の計8人の中学生の参加です。 たまたま、両校の実施日が違っており2週間にも及ぶロングトライやる2ウィーク となってしまいました。 最初は隣町の大的中学から4名の受け入れ(5月9日(月)∼13日(金))次の週 は、地元飾磨東中学から4名の受け入れ(5月16日(月)∼20日(金)) 。 今回も、大的中学校の生徒は山陽電車とタクシーを利用して通勤です。 とてもしっかりした生徒さんたちで、帰りは公衆電話を利用し、先生に報告し、タクシ ーを呼んで帰宅です。 どちらも初日は、職員への挨拶と庁内見学その後、国土交通省の業務概要、登録の手続 きや検査関係を説明、午後から3班に分か れてトライやる開始です。 登録業務補助に2人、継続検査窓口補助 に1人、検査場に1人、半日ローテーシ ョンで行いました。 登録では、処理済み書類の整理、自動 車検査証等の交付、OCRシートの入力 及び出力された自動車検査証と申請書の 整理等。 継続検査の窓口では、出力された自動車検査証と検査標章(ステッカー)を照合し 申請者への交付、自動車重量税納付書の整理等です。検査場では検査官と二人でピッ ト入り、自動車の下回りの検査体験です。検査官が点検ハンマーで確認した後、生徒 自身が点検ハンマーで確認しました。 彼らも「トライやるウィーク」後半になると、職場に慣れてきたのか、検査証交付の 窓口では、大きな声で申請者の名前を呼ぶようになり、常連のお客様からも声をかけら れ、仕事も要領よくこなすようになりました。生徒たちの感想を聞きましたが全員「楽 しかった。 」と大満足。我々も、年度末のアルバイトに来て欲しいと思いました。 とりあえず、事故が無くて良かったです。 (姫路自動車検査登録事務所) 8 Ⅳ.行政相談の概要 平成20年度の神戸運輸監理部における行政相談の概要は、次のとおり です。 1.行政相談件数の内訳 種別 貨物船 問い 合わせ 港湾 船舶 船員 その他 合計 来 訪 9 8 2 11 1 31 電 話 0 1 1 3 0 5 文書等 0 0 0 1 0 1 計 9 9 3 15 1 37 来 訪 0 0 0 0 0 0 要 望 電 話 0 0 0 0 0 0 意 見 文書等 0 0 0 0 0 0 計 0 0 0 0 0 0 (申請手続きに関する問い合わせを除く。) 2.よくある質問 Q:トラックを使って貨物運送事業を始めたいのですが。 A:神戸ナンバー・姫路ナンバーともに、兵庫陸運部輸送部門での手続 きが必要です。必要書類等については、直接、兵庫陸運部輸送部門 (078−453−1104)へお問い合わせ下さい。 9 行政相談(海事関係) 神戸運輸監理部 総務企画部 総務課 〒650−0042 神戸市中央区波止場町1−1 TEL 078−321−3141 FAX 078−321−3474 ホームページ http://www.kbm.mlit.go.jp 心のバリアフリー(海事関係) 神戸運輸監理部 総務企画部 企画課 〒650−0042 神戸市中央区波止場町1−1 TEL 078−321−3145 FAX 078−321−3474 行政相談(自動車関係) 神戸運輸監理部 兵庫陸運部 〒658−0024 企画調整官 神戸市東灘区魚崎浜町34−2 TEL 078−453−1106 FAX 078−431−8761