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MED - 和歌山県立医科大学
和歌山県立医科大学整形外科 吉田宗人 内視鏡下脊椎後方手術 内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術 (MED) MED 経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術 (PELD) 全身麻酔 局所麻酔 静脈麻酔 PELD 日本整形外科学会 脊椎内視鏡下手術・技術認定医 (72名) (和歌山 8名) 13名 なし なし 6名,5名 9名 6名 14名 17名 http://www.joa.or.jp/jp/public/search_doctor/vertebra.h 脊椎内視鏡下手術の現状 2009年 脊椎・脊髄手術件数:129906件(2011日整会) 12000 10000 8000 10099 7482 6239 5184 4215 6459 4611 6000 4000 2000 35 208 0 -2004* 2005 222 2006 257 2007 264 2008 252 298 施行施設数 2009 2010 * JESMISS集計(1995-2004) METRx MEDシステムの特徴 ・小皮切の筋間アプローチで円筒型 レトラクターを留置して、操作腔 を確保できる。 ・フレキシブルアームで、円筒型 レトラクターをあらゆる角度で 固定できる。 ・内視鏡は25度斜視鏡であり、 視野角中心も25度斜位となり、 直視では通常見えない円筒型 レトラクター先端側方部分を 見ることができる。 ・内視鏡は、円筒型レトラクターの 全周どこにでも自在に設置できる。 内視鏡設置部位による可視範囲 内視鏡を時計方向で 9時に設置した場合 内視鏡 (斜視鏡) 可視範囲は 円筒を超える モニター画面上には 内視鏡は映らない 円筒型レトラクター (直径16mm) 光学医療機器の発展による画質の鮮明化 2005年 1999年 disporsable endoscope 1CCD camera 3mm endoscope 3CCD camera アナログ画像 2009年 4mm short endoscope Hi-vision camera デジタル画像 4mm内視鏡の開発 METRxエンドスコープ チュブラーレトラクター 直径 16mm 直径 4mm 3mm 4mm用 3mm用 ショート レギュラー カメラの違いによる視野画像 内視鏡下椎弓切除術 3CCD Half spec HD すべて直径4mm scope Full HD 内視鏡用手術器具 髄核鉗子 吸引管 ダイレーター バイポーラー ケリソン骨鉗子 ペンフィールド ボールプローベ ダイセクター カーブキュレット 曲りケリソン 内視鏡用特殊器機の開発 上から見たところ YYケリソン骨鉗子 Midas Legend system 超音波骨メス MEDの実際 Microendoscopic Discectomy ( MED ) Foley KT, Smith MM Tehniques in Neurosurgery 3 : 301-307, 1997 cranial 4mm scope + Hi-Vision image caudal Lt. L5/S MED 29歳、男性:サッカー選手、右SLR 10度(+) 右L5/Sヘルニア MED終了後の閉創 16mm 第3回 和歌の浦 低侵襲脊椎外科セミナー The 3nd Wakanoura Seminor for the Study of Minimally Invasive Spine Surgery, 2012 6 22 23 日時:平成24年 月 日(金)、 日(土) 場所:和歌山県立医科大学付属病院 (高度医療人育成センター) 内視鏡下片側進入両側除圧術 棘突起・棘上靭帯など 後方支持組織も温存 対側のPVMは損傷しない 対側の椎間関節は温存 進入側の椎間関節 切除が最小限 Pre OP Post OP Pre-op Post-op Post-op Post-op 脊椎内視鏡下手術の現状と展望 頚椎、腰椎除圧術のすべてに対応可能 従来法 内視鏡 高齢者除圧手術における第一選択 低侵襲性の追求 – 出血,時間,創部痛,機能温存 – 超短期>長期成績 安全性の向上 術後成績の向上 医療費抑制への貢献 – 入院期間の短縮 現時点で、TLIF以外の後方固定術には限界か? 頸椎、腰椎合併 多椎間病変(3椎間、4椎間) 内側、外側病変同時手術 など 主訴: 間欠跛行(100m) JOAスコア 13/29 L1 L1/2 L2/3 L3/4 L4/5 L2 L3 L4 L5 Tandem手術 左進入 →L1/2, L2/3 右進入 →L3/4, L4/5 (各1皮切) 手術時間 2時間34分 出血量 22cc L1/2 L2/3 L3/4 L4/5 ピンポイントサージェリー 障害高位診断を適確に行い、悪い箇所だけ手術 手術は一度のみ(ラジカルな手術)という考えではなく、他部 位が悪化すればまたそこをやる 基本的には早期社会復帰 自然経過を変化させない手術 筋肉、靱帯に侵襲せず、自然にできた生体防御反応と しての骨棘を切除しない 内視鏡手術の現況と展望 光学機器の発達、手術器具の開発 3CCD, Hi-vision Navigation system 曲がり器具の開発 超音波骨メス 安全・確実な除圧が可能 Pinpointで手術を行うには適切な診断学の構築が一番大切である