資料4 店頭回収・集団回収の位置づけについて

資料４
店頭回収・集団回収の位置づけについて
１．店頭回収
（１）店頭回収の現状
・ スーパーなどの小売店の自主的取り組みとして進められている店頭回収は、
年々取り組み店舗数や回収量が増加している。特に、白色トレイや紙パック
に関しては、回収ルートの大きな割合を占めている。
・ 店頭回収で回収されるものは、白色トレイ（ＰＳＰ）や紙パックなどを中心
として、良質の資源として再生されているものが多い。
・ 店頭回収は、我が国の多様な資源回収ルートの一つとなっている。
別添 ９：店頭回収や集団回収の現状
別添１０：店頭回収や集団回収を自治体が支援している例
別添１１：平成１５年度 店頭リサイクル取組状況調査（チェーンストア協会）
別添１２：発泡スチロール製食品トレイのリサイクルについて
別添１３：西友の店頭回収の取組等に関する資料
（２）店頭回収の課題
・ 店頭回収は、容器包装を含む多様な資源の回収ルートの一つとなっているが、
容器包装リサイクル法では回収ルートとして特に規定されておらず、法律的
な位置づけが曖昧となっている。
・ 店頭回収については小売店などの負担が大きく、店頭回収に取り組む小売店
と取り組まない小売店の間での取り組みの不公平感が大きい。
２．集団回収
（１）集団回収の現状
・ 市民による資源の集団回収は、自治会や小学校などの組織で取り組まれてお
り、世界にもあまり類を見ない我が国独特の資源回収の形態である。
・ 集団回収で回収される物品は、新聞などの古紙を中心として、年々増加傾向
にある。
・ 自治体の中には、集団回収に対して支援金や用具の貸与などを通じて、集団
回収を支援するものも多い。
・ 紙パックについては、事業者が自ら販売した物品の集団回収を支援している
ような、新たな動きも見られる。
別添 ９：店頭回収や集団回収の現状
別添１０：店頭回収や集団回収を自治体が支援している例
別添１４：市民団体等による紙パックの分別収集について
（２）集団回収の課題
・ 容器包装リサイクル法の施行以降、一部で集団回収の取り組みが後退してい
るという指摘がある。
３．検討項目
○ 店頭回収を積極的に推進するべきか。推進する場合には、どのような方策が
考えられるか。
○ 市民による集団回収を積極的に推進するべきか。推進する場合には、どのよ
うな方策が考えられるか。
○ 市民、自治体、事業者が互いに連携して資源回収を一層推進するための枠組
みは考えられないか。