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クリック - 福本工業
ユーザーズガイド
Fukumoto Kougyo co.,ltd.
ご注意
1. このソフトウェアの著作権は、株式会社福本工業にあります。
2. このソフトウェアおよびマニュアルの一部または全部を無断で使用、複製、転載することはできません。
3. このソフトウェアは、コンピュータ 1 台につき 1 セット購入が原則となっております。
4. このソフトウェアおよびマニュアルは、本製品の使用許諾契約書のもとでのみ使用することができます。
5. このソフトウェアおよびマニュアルを運用した結果の影響については、一切の責任を負いかねますのでご
了承ください。
6. このソフトウェアの使用、およびマニュアルに記載されている事柄は、将来予告無しに変更することがあり
ます。
Windows98、WindwosMe、Windows2000、WindowsXP は、米国 Microsoft Corporation の米国およ
びその他の国における登録商標です。
その他、記載されている会社名、製品名は、各社の商標および登録商標です。
目
次
The 見積当番 Ver3 for Windows の世界へようこそ
第1部
第2部
はじめに………………………………………………………
1
パソコン動作環境……………………………………………
1
見積当番の特徴………………………………………………
2
マニュアルの表記規則………………………………………
6
見積当番のセットアップ
プログラム保護装置について………………………………
7
セットアップ…………………………………………………
8
操作説明
レッスン 1
The 見積当番 Ver3 for Windows の起動……………………
9
見積画面表示…………………………………………………… 10
第一階層入力…………………………………………………… 11
文字編集………………………………………………………… 14
行挿入…………………………………………………………… 19
行削除…………………………………………………………… 20
数値入力………………………………………………………… 21
単位入力………………………………………………………… 22
コピー…………………………………………………………… 24
貼り付け………………………………………………………… 25
内訳(第二階層に入る)……………………………………… 26
ファイル名入力(登録)……………………………………… 27
第三階層に入る………………………………………………… 31
単価の入力……………………………………………………… 34
電卓機能………………………………………………………… 36
元に戻る………………………………………………………… 37
再計算…………………………………………………………… 38
Y 計算…………………………………………………………… 40
記録して上階層に戻る
……………………………………… 42
小 計……………………………………………………………
45
中 計……………………………………………………………
47
消費税行 ………………………………………………………
48
印 刷……………………………………………………………
49
終 了……………………………………………………………
52
レッスン 2
登録済み見積書編集…………………………………………
53
ファイルを開く………………………………………………
53
原価入力………………………………………………………
56
画面分割………………………………………………………
56
文字検索………………………………………………………
62
参考……………………………………………………………
64
参考行コピー…………………………………………………
66
下階層複写……………………………………………………
67
参考のセル複写………………………………………………
69
文字欄連続設定………………………………………………
72
レッスン 3
表紙作成………………………………………………………
75
文字編集………………………………………………………
77
フォントサイズ………………………………………………
79
斜体……………………………………………………………
79
強調文字………………………………………………………
80
部品ロック……………………………………………………
80
部品の移動……………………………………………………
81
箱(枠線)の削除……………………………………………
82
新規文字枠入力………………………………………………
83
グリッド………………………………………………………
84
アンダーライン………………………………………………
87
線の挿入………………………………………………………
88
第3部
線種変更………………………………………………………
89
ズーム…………………………………………………………
89
絵の挿入………………………………………………………
92
物件からの取り込み…………………………………………
95
金額の取り込み………………………………………………
97
保存……………………………………………………………
99
基本表紙に保存………………………………………………
100
印刷……………………………………………………………
101
表紙作成終了…………………………………………………
102
機能説明
第1章 The 見積当番 Ver3 for Windows の基本機能……
103
第 2 章メニューの説明
ファイル(F)新規作成…………………………………………
115
ファイル(F)開く………………………………………………
117
ファイル(F)上書き保存………………………………………
118
ファイル(F)名前を変えて保存………………………………
118
ファイル(F)参考ファイル呼出………………………………
119
ファイル(F)表紙ファイル呼出……………………………… 133
ファイル(F)工事情報呼出…………………………………… 152
ファイル(F)印刷設定………………………………………… 155
編集(E)元に戻す……………………………………………… 161
編集(E)切り取り……………………………………………… 161
編集(E)コピー………………………………………………… 161
編集(E)貼り付け……………………………………………… 161
編集(E)削除…………………………………………………… 162
編集(E)行削除………………………………………………… 162
編集(E)行挿入………………………………………………… 163
編集(E)行コピー……………………………………………… 164
編集(E)行貼り付け…………………………………………… 164
計算行(C)合計表示…………………………………………… 165
計算行(C)Y計算……………………………………………… 165
計算行(C)小計行、中計行、大計行、大大計行、大大大計行
………………………………………………… 167
計算行(C)消費税行…………………………………………… 168
計算行(C)全階層再計算……………………………………… 169
挿入(I)オブジェクトの作成…………………………………
171
挿入(I)オブジェクトの貼り付け……………………………
174
挿入(I)オブジェクトの削除…………………………………
174
画面(v)印刷用紙指定…………………………………………
175
画面(v)画面切換………………………………………………
175
画面(v)フォント………………………………………………
176
画面(v)マスク設定……………………………………………
177
画面(v)階層表示設定…………………………………………
180
画面(v)ページ区切り線………………………………………
181
画面(v)単位画面………………………………………………
181
画面(v)ツールバー設定………………………………………
183
画面(v)オプション……………………………………………
184
画面(v)合計名称変更…………………………………………
187
拡張機能(T)非印刷行指定(U) ……………………………… 188
拡張機能(T)メモ行指定……………………………………… 189
拡張機能(T)特殊メモ行指定………………………………… 190
拡張機能(T)仕訳ファイル作成……………………………… 190
拡張機能(T)文字列検索……………………………………… 194
第4部 システム設定
システム設定メニュー……………………………………… 196
システム設定操作…………………………………………… 198
フィールド名称設定………………………………………… 204
属性…………………………………………………………… 205
桁数…………………………………………………………… 207
計算式………………………………………………………… 208
合計計算式…………………………………………………… 210
階層計算式…………………………………………………… 211
合計名称欄…………………………………………………… 212
数式の設定について………………………………………… 213
ユーティリティ
ユーティリティ……………………………………………… 215
エラーメッセージ一覧表
エラーメッセージ一覧表…………………………………… 224
Fukumoto Kougyo co.,ltd.
はじめに
The 見積当番 Ver 3 for Windows の世界へようこそ
はじめに
このたびは、The 見積当番 Ver 3 for Windows をお買い求めいただきまして、誠
にありがとうございます。
本製品は、全てのお客様に“使いやすさが癖になる”と、言っていただけるよ
うに、操作性をより簡単にする事に努力してまいりました。
初心者の方はもちろん、上級者の方は、使いこなすためにあらゆる機能を搭載
してありますので、奥が深いシステムでもあります。
今後も、この操作性を追求していきますので、お客様も、ご意見等ございまし
たら、喜んで承ります。よろしくお願いいたします。
The 見積当番 Ver 3 for Windows のセットアップを開始する前に、必ず本書をお
読みください。
パソコン動作環境
■対応 OS
・Microsoft ® Windows ® 98 日本語版
・Microsoft ® Windows ® Me 日本語版
・Microsoft ® Windows ® 2000 日本語版
・Microsoft ® Windows ® XP
日本語版
■対応ハードウェア
●本体
上記のOSが正常に動作するパーソナルコンピューター
●空きメモリ
32MB 以上
●ハードディスク容量
40MB 以上の空き容量が必要
1
見積当番の世界へようこそ
見積当番の特徴
The 見積当番 Ver 3 for Windows は、主に建設業の見積書及び実行予算書を作
成するシステムです。
The 見積当番 Ver 3 for Windows の特徴として、次の7つがあげられます。
1.リアルイメージ画面へダイレクト入力
手書きの見積書、実行予算書があたかも画面にそのまま貼り付いているかの
ように、リアルに表示。そのままダイレクトに項目や数量、単価を入力できま
す。
名
称
建築工事
2
摘
要
数量
単位
単価
金額
はじめに
2.基本のマスタや以前の見積書、実行予算書を目で確認しながら参照して
のコピー
煩わしいコード入力など不要。参考機能を使えば、参考ウインドウが画面に表
示し、確認しながら範囲指定でコピーができます。
3.見積書、実行予算の修正、編集が簡単
見積書、実行予算書の編集で、行を追加したり、行を削除する操作は、ツール
バー1つで間単に行え、行のコピー、行の移動、項目の編集等もマウスの右ク
リック1つで行えるよう、非常に簡単に使える設計になっています。
3
見積当番の世界へようこそ
4.画面イメージをそのまま印刷
画面に表示しているまま印刷が可能です。
また、マスク設定で、列を一時的に隠した見積書、実行予算書等も同じように
画面で確認した後印刷ができます。
5.7階層の内訳明細が作成できる構造に。また、1項目2段入力が可
能
建設業の特徴として階層的な見積書、実行予算書を要求されます。
The 見積当番 Ver 3 for Windows は、7階層の構造になっていますので細かな
内訳書も対応します。
また、名称、規格・寸法など、項目が多く入るところも、2段に分けて項目を
入力できるようになりました。
1
5
2
3
4
4
6
7 階層
はじめに
6.オブジェクトの挿入で、より提案型の見積書を表現
見積書として提出する際、部分的な図面、完成予想図等を CAD データ等から取
り込み、貼り付けることにより、見積書そのものがプレゼンテーションとして
お客様に提案することができます。
今までは、価格等の判断でしかなかった見積書も、提案型の見積書として生ま
れ変わります。
御見積書
福本邸完成予想図
7.見積書、実行予算書フォームを自社に合わせて変更できるシステム
設定
基本的な見積書、実行予算書の書式フォームを、自社用、取引先用等に変更し
たいなどや社内の管理として原価項目などを追加したいというお客様は、多い
と思います。
The 見積当番 Ver 3 for Windows では、システム設定機能を持っており、見積
書、実行予算書フォームを自由に変更することができます。
5
見積当番の世界へようこそ
マニュアルの表記規則
このマニュアルは、次の表記規則に従って記述されています。
■メニュー、コマンド、ダイアログボックスの表記
表記
説明
[ファイル]メニュー
メニュー名は、角カッコ([ ])で囲んで表記します。
[ファイル]
コマンド名は、そのコマンドが含まれているメニューの名
前を付けて、角カッコ([ ])で囲んで表記します。
<ダイアログボックス>
ダイアログボックスのタイトルバーに表示されている名
前を山カッコ(< >)で囲んで表記します。
<OK>ボタン
ダイアログボックス内のコマンドボタンやツールバーの
ボタン名は、山カッコ(< >)で囲んで表記します。
■マウス操作の表記
表記
説明
クリック
マウスのボタンを押して、すばやく離すことです。
ダブルクリック
マウスのボタンをすばやく2回クリックすることです。
ドラッグ
マウスのボタンを押したままマウスを移動し、目的の位置
でボタンを離すことです。
■キー操作の表記
表記
説明
[Enter]
キー角カッコ([ ])で囲んで表記します。
[Alt]+[F1]
プラス記号(+)は、キー操作の組み合わせを表します。例えば
[Alt]+[F1]は、[Alt]キーを押しながら[F1]キーを押すことを
示します。
[Alt]、[W]、[S]
キーが読点(、)で区切られているときは、それぞれのキーを順
に押すことを示します。この例では、[Alt]、[W]、[S]の各キー
を順に押すことを示します。
方向キー
6
[→]、[←]、[↑]、[↓]キーの総称です。
第1部
見積当番のセットアップ
ここでは、見積当番の基本的なセットアップ手順について説明します。見積当番をセット
アップするには、見積当番のセットアッププログラムを使います。CD-ROM やプログラム
ディスクに入っているファイルをそのままハードディスクにコピーして使うことはできま
せん。
注意
Windows は見積当番をセットアップする前にあらかじめセットアップしておいてくださ
い。
また、他のアプリケーションが起動している場合はセットアップが正常に動作しない場合
がありますので、セットアップの際はすべてのアプリケーションを閉じてから実行してく
ださい。
■プログラム保護装置について
見積当番では、パソコン1台に付き1つ、プログラム保護装置が必要になります。セット
アップの前、あるいは見積当番をお使いになるときは、必ずパソコン本体に接続したプリ
ンタケーブルに接続してください。
7
第 1 部 見積当番のセットアップ
■セットアップ
1.Windows を起動します。
2.見積当番の CD-ROM を CD ドライブに挿入します。
3.デスクトップ画面左上の「マイ コンピューター」を開きます。
4.その中から CD-ROM ドライブを選択し、CD-ROM ドライブを開きます。
5.「Disk1」というフォルダが表示されます。そのフォルダを開き、Setup.exe を選択し
て実行してください。
6.後は、画面の指示に従って、セットアップを完了してください。
8
レッスン 1
第2部
操作説明
この章は、見積当番を初めて使用する方を対象とし、実際に画面を操作しながら見積当番
を理解していくために最適です。レッスン 1∼レッスン3を一通り実行していくことによ
り、基本的な見積書を作成する事ができます。
レッスン1
The 見積当番 Ver 3 for Windows の起動
<スタート>で右クリックを押し、<開く>
を選択します。その中の<プログラム>をクリック
して見積当番を選択してください。
・タスクバーで起動する場合。
<スタートボタン>をクリックし、
[プログラム]サブメニューの[The 見積当番 Ver 3 ]
から[The 見積当番 Ver 3] を選択し、クリックします。
9
第 2 部 操作説明
見積画面表示
The 見積当番起動時は白紙の状態です。
既存の見積書ファイルを呼び出して編集や追加をすることもできます。
セルカーソル・カーソルとは…
セルカーソル・・セル移動時に表示される、青いカーソルを表します。
カーソル………セル内の文字編集の時に表示される、黒いカーソルを表します。
10
レッスン 1
第一階層入力
新規作成
以前に作成した、見積書を修正または、変更して作成するときは、メニューバーコマンド[フ
ァイル(F)]-[開く(O)]を選択しますが、今回は初めから入力していきます。
階層構造になっていますので、第一階層から入力していきましょう。
階層とは…
見積当番は階層構造になっています。
(階層は7階層までです。)
各行の下に内訳を持ち、最下層から金額を上階層に積み上げ計算します。
11
第 2 部 操作説明
文字入力
まず、第一階層からです。
この第一階層というのは、大項目を入力する画面と思って下さい。
セルカーソルを↓キーで3行目に移動または、マウスで3行目の名称欄をクリックし、 建
築主体工事 と入力します。
続けて入力すると、次のような画面になります。
[Enter]キーを押すと文字入力が仮確定され、さらに[Enter]キーを押すことによりセルカー
ソル位置の文字列が確定されます。
メニューバーコマンド[拡張機能(T)]-[自動改行指定]が<自動改行>の設定になっています
ので、セルカーソルは自動的に4行目に移動します。
自動改行
12
レッスン 1
次に 電気工事 と入力します。
同じように2回[Enter]キーを押します。
自動改行
文字入力後の、セルカーソルの移動先を指定します。
使いやすいモードに変更し、使用してください。
ここでは 自動改行下 にしておきます。
<自動改行右>右に移動します。
<自動改行下>下に移動します。
<自動改行無>
移動しません。
13
第 2 部 操作説明
文字編集
ここで 電気工事 を 電気設備工事 に編集してみましょう。
編集する場合は、 電気工事 にセルカーソルを合わせ、[F2]を押すか、またはダブルクリ
ックし編集モードにして下さい。
次にカーソルを 工
の左側に合わせ、 設備
と入力して下さい。
このように 工事 が消えたような状態になりますが、[Enter]キーを押すと 電気設備工
事 と入力されます。
文字の編集は、この文字編集機能を使用します。
14
レッスン 1
もう一度[Enter]キーを押すと、セルカーソルは自動改行されます。
15
第 2 部 操作説明
次に、 外構工事 と入力したいのですが
います。
外構
と入力したくても、 外交
と出てしま
このようになった場合は、[Esc]を押すと、次のように入力した状態に戻ります。
※使用中の日本語入力システムにより、変換方法及び、画面表示が多少異なります。
16
レッスン 1
ここで1文字ずつ漢字を変換していきます、[BackSpace]を2回押してください。
次のように こう が消えます。
この状態で変換すると
ます。
あとは、 工事
外
が出てきますので、確定し、続けて
こう
を入力し変換し
と入力すると、次のような画面になります。
17
第 2 部 操作説明
続いて6行目に 解体工事
18
と入力すると、次のようになります。
レッスン 1
行挿入
さて、このように入力したところで、衛生設備工事 を入力するのを忘れてしまいました。
電気設備工事 と 外構工事 の間に 衛生設備工事 を入れるため、行を挿入したい
と思います。その場合 外構工事 にセルカーソルを移動して下さい。
ここに行を挿入するため「F8」または、拡張ツールバーの<行挿入>ボタンか、メニューコ
マンドの[編集(E)]-[行挿入(N)]、ショートカットバーの<行挿入>ボタンのいずれかをクリ
ックまたは選択すると、以下の画面の様に行が挿入されます。
挿入した行に、 衛生設備工事
と入力してください。
19
第 2 部 操作説明
行削除
次に、7行目の 解体工事
7行目の 解体工事
の行が不要になった場合。
にセルカーソルを合わせてください。
ここで、 解体工事 の行を削除するため、[F7]または、拡張ツールバーの<行削除>ボタ
ンか、メニューコマンドの[編集 E]]-[行削除]、ショートカットバーの<行削除>ボタンの
いずれかをクリックか選択すると、 解体工事
20
の行が削除されます。
レッスン 1
数値入力
次に、数量を入力します。
建築主体工事 の
数量
に矢印キーでセルカーソルを移動するか、マウスで数量のセ
ルをクリックして下さい。
1
と入力し[Enter]キーを押してください。
次のように数量が入力されます。
数量はこのようにダイレクトに入力していきます。
※数量欄には全角の 1
は入力できませんので注意してください。
21
第 2 部 操作説明
次の画面のように数量を入れてください。
単位入力
単位を入力していきます。
建築主体工事 の
単位
クリックしてください。
22
にセルカーソルを矢印で移動するか、マウスで単位のセルを
レッスン 1
この状態で、メニューバーの[画面(V)]-[単位画面]または、拡張ツールバーの<単位>ボタ
ンをクリックします。
次のような単位ウィンドウが表示されます。
23
第 2 部 操作説明
単位ウィンドウのセルカーソルを 式
の所に、矢印キーで移動または、マウスでダブル
クリックすると、単位が入力されます。
コピー
次々にこの要領で 式
を入力していけますが、同じ項目の場合、コピーする方が簡単に
作業を行えますから、<コピー>コマンドを利用します。次のように、見積編集画面のセ
ルカーソルをコピーする項目に移動して、メニューバーコマンド[編集(C)]-[コピー(C)]をク
リックするか、拡張ツールバーの<コピー>ボタンをクリックまたは、ショートカットの
<コピー>のいずれかを選択して下さい。
24
レッスン 1
貼り付け
次に貼付たい範囲をマウスでドラッグし、メニューバーコマンド[編集(E)]-[貼り付け(P)]
をクリックか、拡張ツールバーの<貼り付け>ボタンをクリック、ショートカットの<貼
り付け>のいずれかを選択して下さい。
次のようにコピーされます。
これで第一階層画面の入力は全て入力しましたので、それぞれの内訳を作成します。
※単位ウィンドウの[ファイル(F)]-[終了(X)]をクリックして、単位ウィンドウを閉じてくだ
さい
25
第 2 部 操作説明
内訳(第二階層に入る)
まず、 建築主体工事 の内訳(第二階層)に入ります。
セルカーソルを 建築主体工事
に移動してください。
内訳(第二階層)に入るため、 建築主体工事
の行番号
3
をクリックします。
すると、次のようなダイアログボックスが表示されますので、<はい(Y)>ボタンをクリッ
クしてください。
26
レッスン 1
ファイル名入力(登録)
次のような<新規見積ファイル名入力>のダイアログボックスが表示されます。
フォルダリストボックスの中の Data を選択して、<ファイル名(N)>に、 お客様 と
入力してください。
<保存>ボタンまたは、[Enter]キーを押します。
27
第 2 部 操作説明
内訳の入力
新規ファイルを作成した場合、ファイル名をつけ、保存してから内訳(第二階層)の入力
になります。それでは、 建築主体工事
の内訳を入力していきましょう。
セルカーソルを3行目に移動し、 直接仮設工事
15行目まで次のように入力していきます。
28
と入力していきます。
レッスン 1
次に数量を入力していきます。
セルカーソルを 直接工事
の数量欄に移動して
1
を入力してください。
29
第 2 部 操作説明
このように連続して 1
を入力していきます。
単位欄にセルカーソルを移動し、拡張ツールバーの<単位>をクリックして単位ウィンド
ウを表示させ、 式 をダブルクリックします。次に、メニューバーコマンド[編集(E)]-[コ
ピー(C)]で
式
をコピーし、[編集(E)]-[貼り付け(P)]で、4行目から15行目の単位に貼
り付けて下さい。
式
更に
30
をコピーしたら、単位ウィンドウを閉じてください。
直接仮設工事 の内訳に入るため、セルカーソルを次のように移動させます。
レッスン 1
第三階層に入る
ここで[F9](内訳)を押すか、行番号の 3 をクリックします。すると、次のようなダ
イアログボックスが表示されますので、<はい(Y)>ボタンをクリックして下さい。
次のように、第三階層の画面に入ります。
31
第2部
操作説明
ここで明細を入力していきますので、セルカーソルを3行目に移動して下さい。
次に、<自動改行指定>を<自動右移動>にします。
ツールバーを利用
今回は、<自動右移動>になるように設定して下さい。
3行目に 遣方損料 と入力し、[Enter]キーを押して下さい。すると次のようにセルカー
ソルは自動的に右に移動します。
続いて 遣方損料 の数量を入力していきます。
32
レッスン 1
次のようにセルカーソルを 遣方損料
数量を
の数量欄に移動して下さい。
250 と入力し、[Enter]キーを押します。
250 と数量が入り、セルカーソルが単位のセルに移動しました。
33
第2部
操作説明
続いて、拡張ツールバーの<単位>ボタンをクリックし、単位ウィンドウを開き、 m2 を
ダブルクリックして下さい。
ここで単位ウィンドウを閉じて下さい。
単価の入力
続いて、単価を入力していきます。
300 と入力し、[Enter]キーを押すと、次のように単価が
入り、 金額 が自動的に計算され表示されます。
34
更に 300 にセルカーソルを合わせ、 380
を上書きすることが出来ます。
レッスン 1
と入力し[Enter]を押すと、次のように数字
それでは、次のように入力していきましょう。
35
第2部
操作説明
電卓機能
ここで、 運搬費 の単価を2割安くしたいという時、電卓機能を使います。
電卓機能は、数量や単価の項目に簡単な計算式を入力し、結果を表示させる機能です。
運搬費の単価のところを[Enter]キーまたは、ダブルクリックすると、メッセージ表示パネ
ルが黄色くなり、運搬費の単価が入ります。そこで、その数値に続いて *0.8 と入力し
ます。
このように、数字入力欄でダブルクリックすると、メッセージ表示パネルの場所が、四則
演算を行える電卓機能に変わります。四則演算結果は、選択した数字入力欄に反映します。
ただし、計算過程は保存されません。
ここで[Enter]キーを押すと、次のように計算されます。
36
レッスン1
元に戻す
直前に行った操作を元に戻します。
メニューバー[編集(E)]-[元に戻す(U)]または、拡張ツールバーの<元に戻す>ボタンを押
して下さい。
次のように、直前の計算がキャンセルされ、元に戻ります。
※直前の機能1回だけ、元に戻すことができます。
もう一度電卓機能で 運搬費
の単価を2割安くして下さい。
37
第2部
操作説明
再計算
ここで<再計算On Off>についてふれておきましょう。
メニューバーコマンド[計算行(C)]-[再計算On Off]とは、編集中見積書の計算行項目
の計算結果を即時に反映する、しないの設定項目です。
<再計算On Off>に9チェックマークがある場合は、 On の状態で、再計算を行
い、合計表示行に表示されます。
∼再計算 On の状態∼
<再計算 On>の状態では、常に合計を表示しています。
38
レッスン1
∼再計算 Off の状態∼
Off 設定の場合、計算は行いませんので、編集処理する時間を短縮することが
できます。
<再計算 Off>の状態では、合計表示は ########## になります。
39
第2部
操作説明
Y計算
次に、<再計算 On>の状態で、範囲を決めて単価をシミュレーションするY計算を行い
ましょう。
ここで、 遣方損料
から
使います。まず、 遣方損料
仮設用水
までの単価を2割安くしたいという時、Y計算を
の単価から
仮設用水
の単価までマウスでドラッグして
下さい。次に、メニューコマンド[計算行(C)]-[Y計算]をクリックして下さい。
すると、次のようなY計算ウィンドウが表示され、掛け率を設定します。
40
レッスン1
ここで、2割安くするため、 *0.8 と入力し、<OK>ボタンをクリックします。
掛け率を設定すると、次のようなウィンドウが表示され、端数の丸めを処理する事ができ
ます。ここでは、<はい(Y)>ボタンをクリックして下さい。
次に金額丸めウィンドウが表示されます。
丸める単位の指定は、円単位で行います。
今回は1円単位で丸めたいので、 1
と入力し<OK>ボタンをクリックします。
計算結果は、指定された単位での四捨五入となります。
すると次のように、範囲指定した項目全てを計算し、端数を処理してくれます。
41
第2部
操作説明
記録して上階層に戻る(クリックで戻る)
∼第二階層へ∼
それでは、この画面を記録して第2階層に戻りましょう。
拡張ツールバーの下の<2階層>をクリックして下さい。
次のようなダイアログボックスが表示されます。
ここで、<はい(Y)>ボタンをクリックして下さい。
次のように第2階層の画面に戻りました。
このように、内訳の明細の合計金額が自動的に直接仮設工事の単価に集計してきます。
内訳のある行は、行番号が赤くなります。
内訳のある行は数字が赤く表示されます。
42
レッスン 1
本来なら、次々と第3階層に入って明細を入力し、単価を集計していきますが、今回は、
この第2階層で 基礎工事 から次のように単価を入力して下さい。
※自動改行を下に設定してください。
記録して上階層に戻る([Esc]で戻る)
∼第一階層へ∼
第2階層を入力しましたら、この画面を記録して第1階層に戻りましょう。
今度は[Esc]を押して下さい。次のようなダイアログボックスが表示されます。
<はい>ボタンをクリックすると、次のようなダイアログボックスが表示されますので<
はい>ボタンをクリックして下さい。
43
第2部
操作説明
第1階層に戻ると、 建築主体工事 の内訳明細金額の集計が単価に計算されています。こ
の単価と数量を掛け合わせた結果が金額に表示されています。
本来であれば、 電気設備工事 、 衛生設備工事 、 外構工事 の内訳明細に移動し入力し
ていきますが、今回は第1階層で次のような単価を入力して下さい。
44
レッスン 1
小計
ここで、7行目に上からの小計を入力していきましょう。
あらかじめ7行目にセルカーソルを移動し、メニューバーコマンド[計算行(C)]-[小計行]を
クリックして下さい。
このように小計行が挿入されます。
この
小計 という文字は、編集できますので、 工事合計
と入力してみましょう。
45
第2部
操作説明
次は、8行目に 諸経費
続いて、 諸経費
46
と入力して下さい。
の数量、単位、単価を次のように入力して下さい。
レッスン 1
中計
9行目にセルカーソルを移動し、 諸経費 までの合計を出します。
この場合、メニューバーコマンド[計算行(C)]-[中計行]をクリックして下さい。
次のように、9行目に中計行が挿入され 中計 と入り、8行目までの合計が出ました。
この 中計 文字を 合計 文字に編集してみましょう。
47
第2部
操作説明
消費税行
次に10行目に消費税を入力します。
まず、10行目にセルカーソルを移動します。それからメニューバーコマンド[計算行
(C)]-[消費税行]をクリックして下さい。
次のように消費税行が1行追加され、セルカーソルのある行までの金額を計算し、消費税
率を掛け合わせて金額欄に表示します。
48
レッスン 1
印刷
∼印刷用紙指定∼
それでは、この画面と見積書の明細を印刷してみましょう。
まず、メニューバーコマンド[画面(V)]-[印刷用紙指定]で用紙を指定します。
今回は、A4で印刷しますので、そのままで結構です。
∼印刷設定∼
次にメニューバーコマンド[ファイル(F)]-[印刷設定(U)]をクリックします。
49
第2部
操作説明
すると、次のような印刷設定画面が表示されます。
使用するプリンタを指定し、設定して下さい。
∼印刷実行∼
ここで、メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[印刷(P)]またはツールバーの<印刷>ボタン
をクリックします。
50
レッスン 1
次のような、ダイアログボックスが表示されますので<OK>ボタンをクリックして下さ
い。
階層指定印刷
印刷指定のダイアログボックスが表示されますので、印刷タイプや範囲等を指定します。
今回は、 階層印刷指定 を選択し、全階層の印刷をしますので、 階層指定
3階層まで
をクリックして下さい。
次に印刷部数を指定します。<印刷部数>で印刷する部数を指定できます。
今回は、1部印刷します、そのまま<印刷>ボタンをクリックして下さい。
印刷が開始されます。
中止したい時は<キャンセル>ボタンをクリックして下さい。
印刷が終了すると、入力画面に戻ります。
51
第2部
操作説明
見積書が、印刷されましたか?
終了
この章は、ここで終了にします。
メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[見積当番の終了(X)]で終了させて下さい。
52
レッスン2
レッスン 2
登録済み見積書編集
この章では、第一章で作成した
ためのトレーニングです。
お客様
の見積書を利用し、より早く見積書を作成する
ファイルを開く
まず、見積当番を起動させ、メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[開く(O)]をクリックして
下さい。
53
第 2 部 操作説明
次のダイアログボックスが表示されます。
クし、<開く>ボタンをクリックします。
次のように、第一章で作成した お客様
今回読み込みたいデータ
お客様
をクリッ
が読み込まれました。
ここで、 建築主体工事 の内訳に入るため、3行目の 建築主体工事 にセルカーソルを
移動して、[F9]または行番号 3 をクリックして下さい。
54
レッスン2
次のような第二階層の画面に入ります。
今度は、3行目の 直接仮設工事 の内訳に入って下さい。
次のように、 直接仮設工事
の内訳に入りました。
55
第 2 部 操作説明
原価入力
第3階層に入りましたので、ここで原価を入力していきます。
[→]を押していくと、原価を入力する画面になります。
項目が見えないので、どのように数量を入力して良いかわかりませんね。
画面分割
そのような場合には、マウスポインタを見積当番編集ウィンドウの左端に移動させ、マウ
に変わった所で右側にドラッグして下さい。
スポインタが
画面が分割されます。
56
レッスン2
このように、名称の列が左側に固定された状態になります。
次のように、原価単価を入力して下さい。
範囲コピー
今度は、 数量 を 原価数量 の列にコピーします。数量と原価数量は、基本的には同じ
ですね。数量の列の 遣方損料 から 運搬費 までマウスでドラッグし、範囲指定をし、
メニューバーコマンド[編集(E)]-[コピー(C)]をクリックして下さい。
57
第 2 部 操作説明
範囲貼り付け
続いて、3行目の 原価数量 のセルにセルカーソルを移動して、メニューバーコマンド
[編集(E)]-[貼り付け(P)]をクリックして下さい。
数量が全て原価数量にコピーされます。
同じように単位もコピーしましょう。
それでは第3階層を記録しましょう。
[Esc]を押し記録して、第2階層に戻って下さい。
58
レッスン2
[→]矢印を押し、 原価単価
のセルにセルカーソルを移動して下さい。
このように、原価単価も第3階層の明細から集計してきます。
前述と同様に 原価数量 と 単位 をコピーしてみましょう。
次のように、画面分割すると操作がしやすくなります。
59
第 2 部 操作説明
本来であれば、内訳の明細から入力して集計していきますが、今回は次のように原価
単価を入力して下さい。
[→]を押していくと、 差額
と
利益率
が表示されます。
次に[Esc]を押し、記録して第1階層に戻って下さい。
60
レッスン2
第1階層に戻りました。
次に、[→]を押していき、次のように原価数量・単位・原価単価を入力して下さい。
61
第 2 部 操作説明
文字検索
これで、全ての入力が終了しましたが、 養生費 の 原価単価 を220円と正しく入力
したかを確認します。あらかじめ 名称欄 にセルカーソルを移動し、メニューバーコマ
ンド[拡張機能(T)]-[文字検索]をクリック、または、ツールバーの<文字検索>ボタンを押
します。
次のような<文字列検索>ウインドウが表示されます。
次に文字列検索入力ボックスにカーソルを移動し、 養生費 と入力し、<検索>ボタンを
クリックして下さい。
62
レッスン2
次のような、ダイアログボックスが表示されます。<OK>ボタンをクリックして下さい。
このように 養生費 という文字が含まれた文字列を見積書(お客様)から検索してきま
した。この表示された項目へセルカーソルを移動することができます。ここで<表示ジャ
ンプ>ボタンをクリックして下さい。
次のように 養生費
が入力されている行まで、一気にセルカーソルが移動しました。
63
第 2 部 操作説明
養生費 の 原価単価 を確認したいので、 原価単価 セルカーソルを移動します。
220円となっていますね。このように訂正したり、確認したい文字列を簡単に検索し、
ジャンプすることができます。
ここで、文字検索ウィンドウを閉じます。メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[終了(X)]
をクリックして下さい。
参考
新規に見積書を作成し、以前の物件 お客様 を参考に見積書を作成していきましょう。
メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[新規作成(N)]をクリックして下さい。
このように、新規作成画面になりました。
※画面分割を戻してください。
64
レッスン2
次に以前作成した見積書をコピーし、取り入れます。メニューバーコマンド[ファイル
(F)]-[参考ファイル呼出(R)]をクリックするか、拡張ツールバーの<参考>ボタンをクリッ
クして下さい。
参考ウィンドウが表示されます。
[ファイル(F)]-[ファイルを開く(O)]をクリックして下さい。
次のようなダイアログボックスが表示されます。
今回参考にした物件データ お客様 を選択し、<開く>ボタンをクリックして下さい。
65
第 2 部 操作説明
以前作成した物件データ お客様
が、参考ウィンドウ内に読み込まれます。
参考行コピー
まず、見積当番編集ウィンドウ内の複写したいセル位置、3行目の名称のセルにセルカー
ソルを移動して下さい。次に参考ウィンドウ内の 建築主体工事 から 消費税 までを
マウスでドラッグして範囲を指定し、[コピー(E)]-[行コピー(S)]をクリックして下さい。
下階層も複写する場合、
「はい」を選択して下さい。
66
レッスン2
下階層複写
次に、<下階層の複写>ダイアログボックスが表示されます。複写したい階層までのボタ
ンをクリックして下さい。登録されている階層まで字が黒くなっています。参考にしてい
る見積書 お客様 には、3階層までデータが入っていますが、今回は、まず2階層まで
参考行複写します。<2階層>をクリックし、<OK>ボタンを押して下さい。
次のようなダイアログボックスが表示されます。
<ファイル名(N)>に 田代邸 と入力し<保存>ボタンを押して下さい。
次のような画面になります。
見積編集画面の 建築主体工事
マウスポインタで、行番号 3
の内訳に入ります。
をクリックして下さい。
67
第 2 部 操作説明
見積編集画面が 建築主体工事
の内訳に入れました。
次に 直接仮設工事 の内訳を作成します。<見積編集画面>の 直接仮設工事 にセル
カーソルを移動し、[F9]を押すか、 3 をクリックして下さい。 直接仮設工事 の内訳
に入りましたね。
次に、<参考ウィンドウ>も 建築主体工事 の 直接仮設工事 の内訳に入って下さい。
68
レッスン2
<参考ウィンドウ>の場合階層移動する時は、[F9]や[Esc]は使えません。行番号 3 を
クリックし内訳に入って下さい。
内訳に入り、画面分割されている場合は分割画面の解除を行って下さい。
参考のセル複写
ここで、セル単位の複写をしてみましょう。
<見積編集画面>の3行目にセルカーソルを移動し、<参考ウィンドウ>の 遣方損料
のセルにセルカーソルを移動します。参考メニューバー[コピー(E)]-[セルコピー(C)]または
ダブルクリックして下さい。次のようにセル単位で、複写されました。
69
第 2 部 操作説明
削除
今回は、ここでセル複写した 遣方損料 を削除します。
見積編集画面の 遣方損料 にセルカーソルを移動して、メニューバーコマンド[編集
(E)]-[削除(L)]をクリックします。
参考の全行コピー
次は、 直接仮設工事 の内訳全てを複写してみましょう。
<参考ウィンドウ>内に、第3階層 直接仮設工事 の内訳が表示されていることを確認
して、[コピー(E)]-[全行コピー(C)]をクリックします。
70
レッスン2
このような画面になりました。
行削除
直接仮設工事 が2行ありますので、1行目を拡張ツールバーの<行削除>ボタンまた
はメニューバー[編集(E)]-[行削除(L)]を使って削除して下さい。
71
第 2 部 操作説明
これで、第3階層が全て複写されました。
このように、参考機能を使って複写し、数量・項目・単価等を修正し、見積書を完成して
いくわけです。
ここで、参考ウィンドウを閉じます。
メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[終了(X)]をクリックして下さい。
文字欄連続設定
ここで、先程作成した見積書 田代邸 の第1階層に記録して戻り、コード番号を付けて
みましょう。
3行目のコード欄に、セルカーソルを移動し、 1. と半角で入力し、3行目から 10 行目
までマウスでドラッグして下さい。
72
レッスン2
次に、メニューバーコマンド[拡張機能(T)]-[文字欄連続設定]または、拡張ツールバーの<
文字欄連続設定>をクリックして下さい。
このように、連続して数字が入力されます。
73
第 2 部 操作説明
次に、 建築主体工事 の第2階層画面を表示して下さい。ここでも同様に文字欄連続設定
をやってみましょう。
74
レッスン 3
レッスン3
表紙作成
ここでは、以前に作成した見積書 お客様 を開いて表紙を作成していきましょう。メニ
ューバーコマンド[ファイル(F)]-[表紙ファイル呼び出し(C)]をクリックして下さい。
次のような画面になり、表示データを読み込みます。
※<表紙ファイル呼び出し>を行う前に、必ず印刷を行う<プリンタ設定>を実行し、目
的プリンタを確認する事を、お奨めいたします。
(通常使うプリンタに設定されているドラ
イバにて表紙を作成しますので、プリンタを追加・変更を行って印刷すると、以前に作成
し、印刷した表紙とは多少異なる場合があります。)
75
第 2 部 操作説明
このように基本表紙のパターンが読み込まれます。見積当番では、基本となる表紙が6パ
ターン登録してありますが、今回は、このパターン1の表紙を編集して、 お客様 の表紙
を作成していきましょう。
現在作成中見積書の表紙作成が初めての場合は、基本表紙を、自動的に読み込みます。
また、基本表紙及び1本の見積書に対し6種類の表紙が、作成できますので、使う用途に
合わせ基本表紙に登録し運用する事をお奨めします。
例) パターン1 民間用
パターン2 官庁用
パターン3 実行予算書用
パターン4 発注書用
パターン5 請求書用
パターン6 予備
と上記の様な設定で、会社の外部資料・内部資料の統一を計ることもできます。
76
レッスン 3
文字編集
それでは、会社の住所をクリックして下さい。青い点線で住所が囲まれ、カーソルが点滅
していますね。この住所を[Del]キーを押して削除して下さい。
このような画面になります。
77
第 2 部 操作説明
それでは、次のように住所を入力して下さい。(ご自分の会社の住所でも結構です。)
次に会社名の場所をクリックして下さい。先程と同様に青い点線で囲まれ、カーソルが点
滅しています、会社名も同様に[Del]キーで削除して下さい。
次のような画面になります。
ここをクリック
それでは、次のように会社名を入力して下さい。
78
レッスン 3
フォントサイズ
ここで、会社名のフォントサイズを変更してみましょう。
ツールバーの<フォントサイズ>ボックスのボタンをクリックして下さい。
次のようになりますので 16 のところでクリックして下さい。
このように会社名のフォントサイズが大きくなります。
斜体
次に会社名が斜体文字になっていますので、ツールバーの<斜体>ボタンをクリックして
下さい。すると斜体文字が解除されます。
斜体にする時は、再度<斜体>ボタンをクリックして下さい。
79
第 2 部 操作説明
このように、ツールバーの<斜体>ボタンをクリックする事によって、字体を切り替える
ことができます。
強調文字
<斜体>と同じ方法で強調文字の切替もできます。
部品ロック
さて、 会社名 と 代表取締役 の間隔が近すぎてバランスがとれていませんので 代表
取締役 を下に移動しましょう。まず、メニューバーコマンド[編集(E)]-[部品のロック(L)]
をクリックし、部品のロックを解除します。
部品ロック解除状態
部品ロック状態
部品ロック状態では、文字枠・線・箱・絵などの部品の移動及び削除は、行えま
せん。
80
レッスン 3
部品の移動
次に、 代表取締役 を移動するには、マウスポインタが「+」になったところで 代表取
締役 を指定し、下方向にドラッグします。
このように、 代表取締役 が移動されました。
<部品のロック(L)>を解除すると、部品の移動が行えます。
次に、 代表取締役 の後ろにカーソルを移動し、[Del]キーで
表取締役名を入力して下さい。
札幌光一
を削除し、代
81
第 2 部 操作説明
箱(枠線)の削除
次は、枠線を削除して見ましょう。削除する枠線の上にマウスポインタを移動し、クリッ
クして下さい。枠線状に 点 が表示されます。この状態になっている枠線が、指定され
ている枠線となります。次に、メニューバーコマンド[編集(E)]-[削除(D)]をクリックして下
さい。
82
レッスン 3
同様に残りの枠線も削除して下さい。すると、次のような画面になります。
新規文字枠入力
次に、今回は表紙には、金額に消費税を含まない様にしますので、 下記の金額には、消
費税は含まれておりません。 と入力します。
メニューバーコマンドの[挿入(I)]-[文字(C)]をクリックして下さい。
次のように画面左上に<文字入力ボックス>が表示されます。
83
第 2 部 操作説明
グリッド
ここで、グリッドの間隔を設定します。
メニューバーコマンドの[画面(V)]-[グリッド(G)]をクリックして下さい。
まず、<横方向の(W)>の<グリッド間隔>ボックスのボタンをクリックして下さい。今
回は、横方向 2/12 インチのグリッド間隔で作成していくので横方向、縦方向とも 2 を
クリックして下さい。
続いて、 グリッドを表示する(G) 、 グリッドに合わせる(A) のチェックマークボック
スをクリックして、チェックマークを付けて下さい。
ここで、<OK(O)>ボタンをクリックして下さい。
∼グリッドを表示する∼
横方向
横方向に X/12 の間隔で目安となる線を表示します。
縦方向
縦方向に X/20 の間隔で目安となる線を表示します。
84
レッスン 3
∼グリッドに合わせる∼
横方向・縦方向の間隔で文字・線・枠・絵などを合わせます。
すると、画面がこのようにグリッド表示されます。
次に、フォントサイズを変更します。
今回は、 御照会賜りました件、下記の通り御見積申し上げます。 の下に続けて貼り付け
ます。
御照会賜りました件、下記の通り御見積申し上げます。 をクリックし、フォントサイ
ズを確認します。
85
第 2 部 操作説明
それでは、ここで先程挿入した、 新規の文字 をクリックし、<フォントサイズ>ボック
スのボタンをクリックして、 10.5 をクリックして下さい。
このように、フォントサイズが
それでは、 新規の文字
10.5
になりました。
をマウスでドラッグし、次のように移動してみましょう。
次のようになります。再度、 新規の文字
カーソルが点滅しています。
それでは、次のように入力して下さい。
86
をクリックして下さい。
レッスン 3
アンダーライン
次に 工事名 をクリックすると、 工事名 が青い点線に囲まれ、カーソルが点滅します
ね。 工事名 はアンダーラインが引かれている状態ですので、ツールバーの<下線>ボタ
ンをクリックして下さい。
次のようにアンダーラインが消えます。
このように、ツールバーの<下線>をクリックする事によって、文字列にアンダーライン
を引いたり、文字に引いてあるアンダーラインを消すことができます。
次に、 ○○ビル新築工事 をクリックし、先程と同様にアンダーラインを消して下さい。
次のような画面になりました。
87
第 2 部 操作説明
線の挿入
先程アンダーラインを消した 工事名 と ○○ビル新築工事 の下に線を引きましょう。
メニューバーコマンド[挿入(I)]-[下線(L)]をクリックして下さい。
次のように、画面左上に線が表示されます。
88
レッスン 3
線種変更
線種を変更する場合、ツールバー<線種>ボタンをクリックして下さい。
上のようなダイアログボックスが表示されます。ここで、お好みの線種をクリックして、
選択します。今回は、このままでいいです。
挿入された線は、両端の点を中心に方向や伸縮が自在に変更できます。
ズーム
画面のズーム倍率を上げると、より正確に線の方向や、伸縮を決定し、貼り付けることが
できます。
メニューバーコマンド[画面(V)]-[ズーム(Z)]を<120%>にして下さい。
89
第 2 部 操作説明
このように、画面が拡大します。
次に、先程の文字と同様に線をクリックすると、両端に点が表示されますので、マウスで
ドラッグし、 工事名 の下のところに移動して下さい。
90
レッスン 3
それでは、線を伸ばしてみましょう。まず、線の右端の点にマウスポインタを移動させま
す。
マウスポインタが
い点線になります。
になったところで、次の絵の位置まで右方向にドラッグすると、青
マウスの左ボタンを離すと実線になります。
工事場所 、 工事期間 、 施主
う。
も同様にアンダーラインを消し、線を引いてみましょ
※線がつかみにくい場合は、[Ctrl]+[↑]を押しますと、線が選択されます。
それでは、画面のズームを元に戻しましょう。
メニューバーコマンド[画面(V)]-[ズーム(Z)]を<85%>にして下さい。
91
第 2 部 操作説明
次のような画面になりました。
※現在使用中のディスプレイによって多少異なります。
絵の挿入
次は、表紙に絵を貼り付けてみましょう。
それでは、メニューコマンド[挿入(I)]-[絵(I)]をクリックして下さい。
次のようなダイアログボックスが表示されました。
92
レッスン 3
本来、ペイントブラシなどのソフトで加工したマークやグラフィックを貼り付けますが、
今回は Windows フォルダの中の しゃぼん玉.BMP という画像ファイルを貼り付けてみま
しょう。
※Wimdows の入ったドライブは、現在のシステムにより異なります。
ファイルの場所 ダイアログボックスの矢印ボタンをクリックし、下方向にスクロールして
Windows フォルダを再度ダブルクリックして下さい。
この状態で、スクロールバーを右に移動します。
このように<画像ファイル>ボックスに表示されます。 しゃぼん玉.BMP をクリックし、
<OK>ボタンをクリックして下さい。
次のように画面左上に絵が表示されています。
93
第 2 部 操作説明
ここで、文字や線と同様に、マウスポインタが
して下さい。
になったところでドラッグし、移動
部品の(文字や、線等)の位置が決まったところで、先程削除した<部品のロック>をか
けましょう。今度はツールバーの<部品ロック>ボタンをクリックして下さい。
次に、メニューバーコマンド[画面(V)]-[グリッド(G)]をクリックして下さい。
次のようなダイアログボックスが表示されますので。 グリッドを表示する(G)
グリッ
ドに合わせる(A) のチェックマークボックスをクリックして、チェックマークを消し、<
OK>ボタンをクリックして下さい。
グリッド表示する前の画面に戻ります。
94
レッスン 3
物件からの取り込み
見積書に記載された消費税、総合計等の金額を貼り付ける機能があります。また、見積作
成時にサブタイトル編集で登録した工事情報から、提出先、工事名等も貼り付けることが
できます。
それでは、実際にそういった情報を貼り付けてみましょう。
まず、提出先 株式会社福本建設工業 をクリックし、メニューバーコマンド[編集(E)]-[物
件からの取り込み(B)]をクリックして下さい。
次のようなダイアログボックスが表示されます。見積書提出先をクリックして、
<OK>ボタンをクリックして下さい。
95
第 2 部 操作説明
このように、見積書 お客様
の提出先
○○建設株式会社
が取り込まれました。
取り込まれた文字をスペースキーで編集します。スペースキーを2回押して下さい。
すると、後ろの 御中
96
に<文字入力ボックス>が、重なります。
レッスン 3
ここで、カーソルを<文字入力ボックス>の右端に移動し、[BackSpace]を使って調整し
て下さい。
金額の取り組み
続いて、金額のところをクリックし、メニューバーコマンド[編集(E)]-[物件からの取り込
み(B)]をクリックして下さい。
97
第 2 部 操作説明
次のようなダイアログボックスが表示されます。今回の表紙では、消費税を含みません。
合計のところをクリックし、<OK>ボタンをクリックして下さい。
次のように、合計金額が取り込まれました。
ここでは、 37,500,000 の前に
¥
を入力し、表示位置を調整して下さい。
次のように、 工事名 、 工事場所 、 工事期間 、 施主 を<物件からの取り込み>で貼
り付けて下さい。
98
レッスン 3
次に、右上の 日付 と No を 0000001 に編集して下さい。
これで、表紙の作成は、一通り終わりました。
保存
次に、作成した表紙を保存します。
メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[上書き保存(S)]をクリックして下さい。
次のようなダイアログボックスが表示されます。ここで<OK>ボタンをクリックして下
さい。
99
第 2 部 操作説明
基本表紙に保存
標準となる基本的な表紙を作成したときは、基本表紙に登録します。
今回みなさんが作成した表紙は、あくまでも操作を覚えるためのサンプル表紙ですから、
基本表紙に保存しないで下さい。
ここでは参考のため、基本表紙に保存する方法を説明しておきます。
まず、メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[基本表紙に保存(H)]をクリックします。
次のようなダイアログボックスが表示されます。<OK>ボタンをクリックして下さい。
見積当番には、基本となる表紙が6パターン登録できます。
このようなダイアログボックスが表示されます。登録するパターンを選択し<OK>ボタ
ンをクリックして下さい。
これで、基本表紙への登録は終了です。
100
レッスン 3
印刷
それでは、ここまで作成してきた表紙を印刷してみましょう。
メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[印刷(P)]をクリックして下さい。
次のような、ダイアログボックスが表示されます。
今回は、印刷部数は1部でいいのでこのまま<OK>ボタンをクリックします。
この印刷画面で、用紙の設定やプリンタの設定ができますが、詳しくは機能編をお読みくださ
い。
次のようなダイアログボックスが表示され、印刷が始まります。
※お使いになっているプリンタドライバで、左マージンや上マージンの調整がうまくいか
ない場合は、
「用紙の指定」を参照し、設定して下さい。
また、絵のデータが印刷されない場合は、プリンタドライバを最新のものに変更してお使
い下さい。
101
第 2 部 操作説明
表紙作成終了
ダイアログボックスが消えて、印刷が終了しました。
これで、表紙作成を終了します。
メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[終了(X)]をクリックして下さい。
次のようなダイアログボックスが表示されます。<はい>ボタンをクリックして下さい。
それでは、1階層に戻って、メニューバーコマンド[ファイル(F)]-[終了(X)]をクリックして
下さい。
これで、操作マニュアルは終了です。
お疲れさまでした。
102
第1章
第3部
機能説明
第 1 章 The 見積当番 Ver 3 for Windowsの基本機能
この章では、見積当番の基本的な画面の構成要素について説明します。
見積当番や、Windows を初めてお使いになる方のために、コマンドやオプションの選択方
法、見積ウィンドウの使い方について説明します。また、The 見積当番 4WD (MS-DOS
版もしくは Ver2)をすでにお使いの方のために、ツールバーやステータスバーの新機能と
変更点についても説明しています。
さらに、オンラインヘルプの使い方についても説明します。見積当番のオンラインヘルプ
は画面上に詳しい説明を常に表示しておけますから、ユーザーズガイドを見ることなく、
操作方法を確認することができます。
この章の内容
■起動と終了
■ステータスバー
■画面構成
■ツリー表示
■マウスの使い方
■画面分割
■コマンドの選択
■二段書き入力
■ダイアログボックスの使い方
■ズーム
■ツールバー
■自動改行
103
第3部
機能説明
画面構成
ここでは、メニュー、ツールバー、ステータスバーなど見積当番の主な画面の構成要素を
説明します。
■見積作成ウィンドウ
見積当番を起動すると、見積当番の画面に新規見積書を作成する画面が表示されます。次
の図は、見積当番の画面構成要素を示します。
ツールバー
セルカーソル
メニューバー
文字入力位置を選択
見積当番のコマンドを表示するには、メ
します。
ニューバーのメニューを開きます。
メニューコマンドを選択する代わりにツール
バーのボタンをクリックすることもできます。
ステータスバー
ツリー
104
見積編集画面
マウス
■マウスポインタの形
マウスポインタの形は、画面の位置や操作の内容によって変わります。たとえば、文字列
を修正するなどの場合は、I 型ポインタに変わり、メニューやツールバーの上にあるとき
は、矢印形のポインタに変わります。次の表は、一般的なマウスポインタの形を示します。
操作に対応したマウスポインタになっていない場合は、マウスを移動するか、[Esc]キーを
押して、適切なマウスポインタに戻します。
マウス
ポインタ
名前
表示される状況
操作
I
I 型ポインタ
文字入力領域にあるとき
文字列を選択または入力し
ます。
矢印型ポインタ
メニューバー、作業中でな
コマンドの選択、ボタンのク
いウィンドウ、スクロールバ
リック、またはドラッグを行い
ー、ツールバーに移動した
ます。
とき
サイズ変更ポインタ
ウィンドウ分割を行うとき、
見積作成ウィンドウの端にカ
四隅に移動したとき
ーソルをあて見積ウィンドウ
を分割します。
ペン型ポインタ
見積書を作成する場合
に、セル移動時や、参考セ
ルに移動したとき
105
第3部
機能説明
コマンドの選択
コマンドとは、見積当番に処理を行わせるための命令です。コマンドを選択するには、次
のいずれかの操作を行います。
■ツールバーのボタンをマウスでクリックする。
■メニューからコマンドを選択する。
■ショートカットキーを使う。
■ショートカットメニューを使う。
■ツールバーボタンの使い方
見積当番には、一般的な作業を行うためのツールバーが用意されています。たとえば、1
行挿入するには、ツールバーの<行挿入>ボタン
をクリックします。
■メニューコマンドからの選択
コマンドは、グループ化してメニューに収められています。コマンドの中には、ただちに
処理を実行するものと、ダイアログボックスを表示して追加オプションを選択するものが
あります。
■マウスでコマンドを選択する
マウスを使ってコマンドを選択するには、メニューバーのメニュー名をクリックし、続け
てコマンド名をクリックします。コマンドを選択せずにメニューを閉じるには、メニュー
の外側をクリックします。
■キーボードでコマンドを選択する
キーボードを使ってコマンドを選択するには、[Alt]キーまたは、[F10]キーを押してメニ
ューバーをアクティブにし、メニュー名の後ろの下線付き文字に対応するキーを押します。
106
コマンドの選択
次にコマンド名の後ろの下線付き文字または数字に対応するキーを押します。コマンドを
選択せずにメニューを閉じるには、[Esc]キーを押します。
■ショートカットメニューからのコマンド選択
見積項目欄にカーソルがあるとき、ショートカットメニューを表示することができます。
ショートカットメニューは次頁の項目が含まれ、カーソルの位置に近い場所で表示されま
す。
■文字列の編集および書式設定のためのショートカットメニュー
ショートカットメニューを表示するには、操作対象のセル位置にマウスカーソルを移動し
て、マウスの右ボタンをクリックします。ショートカットメニューが表示されたら、コマ
ンド名をクリックします。
コマンドを選択せずにショートカットを閉じるには、ショートカットメニューの外側をク
リックするか、[Esc]キーを押します。
■ショートカットキーの使い方
コマンドの中には、メニューを開いたときにコマンド名の右側に表示されるショートカッ
トキーを押して選択できるものがあります。たとえば文字列のコピーをするには、
[Ctrl]+[C]キーを押します。
■コマンドの取り消しと繰り返し
見積当番では、見積作成中に行った編集や、操作が記録されます。操作の結果として意図
しない結果になったり、操作ミスをしたときは、最後に行った直前の操作を取り消すこと
ができます。
注意
[元に戻す]コマンドでは、直前まで行っていた処理まで戻すことができますが、取り消し
できない処理もあります。
107
第3部
機能説明
ショートカットメニューを利用
操作の
ポイント
見積当番は、コマンドがたくさん用意されています。このコマンドを、メニューコマンド
をクリックしながら操作することなく、マウスの右ボタンをクリックすることで簡単に呼
び出すことができます。
左ボタンで通常の操作
右ボタンクリックでシ
ョートカットメニュー
の呼び出し。
マウスの基本的な操作方法は、Windows に付属する各マニュアルを参照してください。
108
ツールバー
ツールバー
見積当番でよく使われる機能に対応したボタンが表示されます。マウスをお使いの場合は、
ツールバーのボタンをクリックするだけでコマンドを実行することができます。最初に見
積当番を起動して見積書を開くと、[メニューバー]の下に表示されます。
[画面(V)]-[ツールバー設定(T)]でツールバーをカスタマイズすることができます。
また[画面(V)]-[拡張ツールバー]で2段目のツールバーの表示・非表示を切り替えることが
できます。
■ツールバーの移動
ツールバーは上図のように見積当番のウィンドウに固定できるほか、独自のウィンドウと
して移動させることもできます。ツールバーの<ツールバー移動>ボタンをクリックする
ことで、見積当番ウィンドウに対し固定/移動を切り替えることができます
109
第3部
機能説明
ステータスバー
見積当番のウィンドウの下部に表示されるステータスバーは、作業中の見積書や、実行す
る操作についての説明を表示します。
ステータスバーの見方
ステータスバーに表示される内容は、現在行っている操作によって異なります。
見積書作成時に発生したエラーステータスや、注意事項などの簡単な説明が表示されます。
ステータスバーには、画面に表示されている見積書のページ数や、使用している文字フォ
ントなども表示されます。
入力最終行
表示画面モード
ページ位置
セルカーソル
位置
フォント
入力最終行
入力保存された最終行または、現在編集中の行。
表示画面モード
[画面(V)]-[画面切替]で選択されている表示画面の設定名称。
ページ位置
現在カーソルのある、印刷スタイルでのページ番号。
セルカーソル位置
現在セルカーソルのある規定変数名。変数名は、A∼Z までを表
示します。数字は現在行を意味します。
ツリー表示
見積書の階層間の関係をツリー表示します。横が階層、縦が階層の行を意味します。
ツリーが表示されない場合は、ツールバー<ツリー>ボタンをクリックしてください。
110
コマンド
調整バー
上の図は、右側の見積編集画面が 1 階層目を表示しています。左側が見積書の階層間の構
造を示しています。
ツリーと見積編集画面の間にある調整バーをドラッグすることによって、ツリーと見積編
集画面の表示幅を調整することができます。調整バーをウィンドウの左端へドラッグする
ことによって、ツリーを非表示にすることもできます。
上の図では矢印が対応する行を示しています。たとえばツリー側の“○○ビル新築工事”
は右側の見積編集画面 2 行目に対応しています。ツリー側の“【B
間接工事費】”をマ
ウスでクリックするとセルカーソルがその行へ移動し、“【B 間接工事費】“が表示さ
れます。
また、ツリー側でマウスをクリックすることによって、見積編集画面に別の階層を表示す
ることができます。先の図でツリー側の“Ⅰ 建築主体工事“の「+」をクリックすると
次のようになります。
111
第3部
機能説明
下の階層が表示される
上の図のように下の階層が表示されます。この例では 2 階層目が展開されます。その中か
ら参照したい項目を選びマウスでクリックすると、見積編集画面に 2 階層目の対応する行
が表示されます。
必要に応じてツリー側の階層を選択し、目的の行を選択することによって簡単に任意の階
層、行を見積編集画面に表示することができます。
注意
ツリーを常時表示状態の場合全体に処理速度が低下します、処理や表示が遅く感じられた
場合ツリー表示をしないで作業してください。
112
コマンド
画面分割
編集画面を縦・横に分割します。編集画面から、はみ出る項目を参照する場合に便利です。
マウスポインタを見積編集画面の左あるいは上端の分割バー(濃い灰色部分)に移動させ、
マウスポインタが変わった所で右下側にドラッグして下さい。画面が分割されます。縦の
分割バーは左右に、横の分割バーは上下に見積編集画面を分割します。上下左右あわせて
最大 4 分割できます。
分割バーは、濃い灰色の部分をドラッグする。左右を分割する場合、この画面では
ツリー幅の調整バーと隣り合わせなので注意。
分割位置を再調整する場合も分割バーをドラッグします。
分割を解除するには、分割バーを上端あるいは左端までドラッグします。
113
第3部
機能説明
2段書き入力
見積当番では二段書きをサポートしています。
通常は二段書きで見積書を作成するようになっていますが、業務内容によって一段書きな
どを行う場合には、Windows の[スタート]-[The 見積当番 Ver3]-[システム設定]でシステ
ム設定を起動し、必要項目を設定してください。詳細は「第 4 部
システム設定」を参照
してください。
初期値では、名称、摘要のところで2段書き実行できます。
名
称
摘
要
床
フロアーカーペット
上段:下段に文字を入力でき、上段で改行し、下段に移りたいときは、[Ctrl]
+[Enter]を押してください。
編集は、[F2]及びダブルクリックで編集する事ができます。
ズーム
見積編集ウィンドウの表示倍率を調整します。適当な倍率にして見積書全体を見渡したり、
部分的に拡大して表示することができます。
自動改行
縦
横
無し
見積編集ウィンドウで必要な項目を入力した後で、縦、もしくは横に自動改行する機能で
す。デフォルトは縦です。
自動改行の縦、横、無しを切り替えるには、ツールバーのボタンをクリックすることで設
定できます。
114
第2章
第2章
メニュー説明
[ファイル(F)]
ファイル(F)
新規作成(N)
新規に見積を作成するときに使用します。見積当番では 1 物件で 7 階層の内訳明細を持つ
見積書を作成することが可能で、階層ごとに各項目の見積計算を行います。
新しく見積書を作成するときは、メニューバーの[ファイル]-[新規作成]コマンドか、ツー
ルバー<新規作成>ボタンを選択してクリックします。
入力する項目にセルカーソルを移動して、見積項目を入力してください。
●新規作成のファイル保存
見積書を上書きする場合や下階層に移動するときに、<The 見積当番のファイル名入力>
ダイアログボックスが表示されますから、見積ファイル名を入力して保存してください。
フォルダ作成
詳細
一覧
ファイル・フォルダボックス
<保存する場所(I)>ボックス
見積書を保存するドライブ・フォルダを選択します。このボックスにはカレントドライブ
及びフォルダが表示されます。
<ファイル・フォルダボックス>
見積書が保存されているファイルやサブフォルダが表示されます。見積書が保存されてい
るフォルダを変更してファイルを保存する場合、ファイル・フォルダボックス内のフォル
ダ名をクリックしてください。
115
第3部
機能説明
カレントフォルダ内に他の見積物件がある場合も、ファイル・フォルダボックスに表示さ
れます。
<表示形式>
表示される見積ファイル一覧の表示形式を変更することができます。選択できる表示形式
は、<詳細>、<一覧>のどちらかを選択することができます。デフォルトは<一覧>表
示に設定されています。<詳細>に切り替えると日付、ファイルのサイズが表示されます。
<並び順>
上記の「表示形式」が詳細の場合、それぞれの列のタブ部分をクリックすることによって
ファイルの並び順を変更することができます。たとえば「名前」の部分をクリックすると
ファイル名がアルファベット、五十音順に表示されます。またクリックする度に、その列
の並び順を降順、昇順に切り替えることができます。
この部分をクリックして、並び順を変える
<ファイル名>
新規、あるいは既存のデータを別のファイル名で登録する場合は、この部分にファイル名
を入力します。ファイル名は半角 256 文字/全角 128 文字まで指定でき、ファイルの拡張
子を入力の必要はありません。
使用できる文字は、*?;:.,[]+=/|¥などの特殊文字を除いて使用できます。
見積ファイル名は一般的な工事名称や物件名を使用するようにし、特殊文字や記号などの
使用は避けてください。
116
第2章
注意
0ファイル名には次のものは使用できません。
・基本TEXT
・無題
・自分参考
0作業用フォルダ Work(通常の見積当番のセットアップでは、¥MMKENTIKU¥WORK)
にはファイルを保存することはできません。
<フォルダ作成>ボタン
見積書のデータを登録するフォルダを作成します。作成できるフォルダ名は半角で 256 文
字、全角で 128 文字で作成してください。
使用できる文字は、*?;:.,[]+=/|¥などの特殊文字を除いて使用できます。
フォルダ名は一般的な名称を用いるようにし、特殊文字や記号の使用は避けてください。
なお、プログラムフォルダには見積書ファイルの保存はできません。
ファイル(F)
開く(O)
すでに作成されディスクに保存されている見積書を開き、編集可能な状態にします。この
コマンドまたは、ツールバーの<開く>ボタンを選択すると、次のダイアログボックスが
表示されます。
<ファイルの場所(I)>
見積ファイルの保存されているドライブを選択します。ファイルの場所ボックスには使用
可能なディスクドライブ、フォルダが一覧表示されています。通常、カレントドライブが
一番はじめに表示されているドライブとなります。目的のドライブ・フォルダを選択して
クリックしてください。フォルダ・ファイルボックスから開きたい物件を選択します。
117
第3部
機能説明
<ファイルの種類(T)>
通常は Ver 3 のファイルが表示されるようになっています。しかし DOS 版や Ver 2 のフ
ァイルを開く場合は、このコンボボックスから The 見積当番 Win2(*.Y1)&Dos ファイル
(*.Y1)
を選択してください。
<開く>ボタン
選択された見積書を編集可能な状態にして開きます。
その他のボタンの機能については、
●新規作成のファイル保存
の説明を参照してくだ
さい。
ファイル(F)
上書き保存(S)
現在開かれている見積書ファイルをそのまま保存します。
このときすでに登録済み見積書を編集している場合は上書き保存となり保存作業中に少し
の時間を要しますが保存終了後作業を続けて実行することができます。
新規に作成した見積書をまだ保存していない場合も、この上書き保存を使用します。
名前を変えて保存(A)
現在編集中の見積書を別のファイル名に変更して保存します。
現在編集作業を行っていた見積書は一旦保存された後、新しく別の名前の見積書として保
存されます。
一旦保存するかどうかの確認メッセージが表示されますので、保存する時は<はい>ボタ
ンをクリックしてください。<いいえ>ボタンの時は保存されずに、そのまま次のステッ
プへ進みます。処理を中止するときは<キャンセル>ボタンをクリックしてください。
118
第2章
メニューバー[ファイル(F)]-[名前を変えて保存(A)]を選択すると、<The 見積当番のファイ
ル名入力>ダイアログボックスが表示されます。
新しく登録する見積書のファイル名を入力してください。
見積書登録に関する説明は、
ファイル(F)
●新規作成のファイル保存
を参照してください。
参考ファイル呼出(R)
過去に作成した見積書を参考にしながら見積書を新規に作成する機能です。
見積書を新規に作成する場合、以前に作成した物件の見積内容に近かったり、特定の部位、
工種などが同じ場合や、材料などの単価を参照したい場合に使う機能です。
参考画面を開くと次の画面が表示されます
参考画面には、通常の編集画面の操作とほぼ同様に使用することができますが、参考画面
にもメニューコマンドが用意されています。
119
第3部
機能説明
参考画面のメニューコマンド
[ファイル(F)]
ファイルを開く(O)
呼び出す参考ファイルを選択します。メニューバー[ファイル(F) ]-[参考ファイルを開く]
コマンドを実行すると、次のダイアログボックスが表示されます。
参照したい見積書ファイルをダブルクリックするか、ファイルを選択して<開く(O)>ボタ
ンを押すと、参考画面に指定された見積書が表示されます。
ただし、呼び出すファイルと現在のシステム設定が違う場合、次のメッセージを表示しま
す。
<はい>ボタン
呼び出し元の見積データを現在のシステム設定に基づいて表示させることができます。
ただし、現在のシステム設定とあわせて表示させるため各項目(フィールド)についての
設定をしなければなりません。変換ルールについては、後述の変換ルールを参照してくだ
さい。
<いいえ>ボタン
編集中の見積データのシステム設定に基づかずに参考ファイルが持つ独自のシステム設定
(データ自身)で表示させます。ただし、このモードで表示をした場合、ウィンドウ上に
120
参考画面
表示される各項目(フィールド)はバラバラな表示となり、実際の参考データとしては使
用できません。
<キャンセル>
参考ファイルを開く動作をせずにこの処理を中止します。
ファイルダイアログの使い方は、見積当番メニューの
●新規作成のファイル保存
を参
照してください。
●変換ルール
121
第3部
機能説明
変換ルールについて
「変換ルール設定ダイアログ」は、見積編集画面のシステム設定と参考で呼ぶデータのシ
ステム設定が、一致しない場合自動的に表示されます。
①編集画面側の項目設定=現在の見積編集画面のシステム設定内容が表示さまれます。
②編集画面へ取り込む項目=見積編集画面のシステム設定に参考データの項目の位置を
あわせるため項目を追加していきます。
③参考呼び出しデータの項目設定=参考で呼ぶデータのシステム設定の内容。
①
②
③
<項目の追加>ボタン=③参考データの項目を②編集画面へ取り込む項目の行番号の位置
にセットする機能です。
<全項目追加>ボタン=③参考データの項目を②編集画面へすべてコピーする機能です。
<上へ>ボタン=②編集画面へ取り込む項目を指定し、上に移動させます。
<下へ>ボタン=②編集画面へ取り込む項目を指定し、下に移動させます。
<取消し>ボタン=②編集画面へ取り込む項目で追加した項目を削除します。
<変換ルール保存>ボタン=これらの変換ルールを保存します。
<変換ルール読み込み>ボタン=保存されている変換ルールを読み込みます。
122
参考画面
例)次の参考データの
A 名
称
を編集画面の
参考呼出データの項目設定のカーソルを A行 の
名
B
称
へ追加する場合。
にあわせます。
編集画面のカーソルを B 行にあわせます。
次に<項目の追加>ボタンをクリックします。
次のように編集画面の B に参考データの
名
称
が入ります。
123
第3部
機能説明
このまま連続して<項目の追加>ボタンをクリックします。
次のように、それぞれの位置に変換するルールが設定されました。
この状態で、[OK]をクリックすると、現在の見積編集画面のシステム設定に合わせて、
他の参考データを変換ルールに基づいて変換します。
変換ルールの保存
=変換ルールの状態を名前を付けて保存する事ができます。
変換ルールの名前を入力するダイアログボックスが表示されます。
変換ルールの読み込み=保存した変換ルールファイルを読み込みます。
変換ルール読み込みコンボボックスから変換ルールを
選択してください。
124
参考画面
[コピー(E)]
参考画面のセルカーソルのある位置のセルまたは、行、選択されている OLE オブジェク
トを、見積編集画面に複写することができます。
■セルコピー(C)
セル複写は、指定されたセルにある文字を複写元となる編集見積書にセル単位で複写する
ことができます。
[セルコピー]コマンドは、[コピー(E)]-[行コピー(S)]コマンドと違い行単位のコピーは行わ
ず、参考画面に表示されている各項目のセル内のデータだけコピーすることが可能です。
125
第3部
注意
機能説明
セルカーソルのある位置よりコピーされます。
1つのセル単位のコピーは、参考画面の指定したセルをダブルクリックするとコピー元の
指定したセルにコピーされます。
■行コピー(S)
複写できる行は参考する側の指定行数分だけ複写可能です。複数の行を複写する場合は、
範囲選択をし[コピー(E)]-[行コピー(S)]コマンドを実行すると、編集中の見積書のセルカー
ソルのある行から複数行をコピーします。またこのとき編集中の見積書の指定された行に
挿入され行を複写します。
あらかじめ、編集中の見積書の行数を指定する分だけあけておく必要はありません。
注意
126
どの行の位置に複写させるか必ず、複写先のセルカーソル位置の確認をしてください。
参考画面
複写する行の下に階層データがある場合、次のメッセージボックスが表示されます。
指定された参考項目の下階層も含めて編集見積書にコピーすることができます。
<はい>ボタンを選択すると、次の下階層の複写指定ダイアログが表示されますから、複
写したい階層までの項目を選択して<OK>ボタンを押してください。
選択された階層までのデータが複写されます。
見積作成時に必要なデータを以前の見積書から必要な分だけ参考複写し、見積書を作成し
ていくことで見積書作成の手間が省略できます。
■全行コピー(A)
[コピー(E)]-[全行コピー]コマンドを実行すると、参考画面のセルカーソル位置に関係なく、
コピー先に全ての項目をコピーします。
コピー元の下階層にデータがあった場合は、セルコピーと同じように、メッセージボック
スが表示され、下階層までコピーする事ができます。
この時コピーされる行は常に編集見積書の最下行にコピーされます。
注意
セルカーソルの移動、ドラッグ操作などの基本的なマウスの操作は、「第 2 部
第 1 章
The 見積当番 Ver3 for Windows 95/NT4.0 の基本機能」のマウスの使い方を参照してくだ
さい。
127
第3部
機能説明
■オブジェクトのコピー(O)
参考画面の OLE オブジェクトを選択し、[コピー(E)]-[オブジェクトのコピー(O)]を実行す
ると、見積編集ウィンドウにオブジェクトのコピーが挿入されます。ただし、参考画面の
選択範囲のセルはコピーされません。
以前に作成した見積書の再利用
操作の
ポイント
見積書を参考複写することで、新規に作成する見積書の追加・編集・修正が簡単に行えま
す。
以前に作成した見積書の一部分を参考にする場合や、たくさんの見積書から部分的に参考
にして作成する場合は、[コピー(E)]-[行コピー(S)]コマンドを使って作成します。ほとんど
同様な見積書を再度作成する場合は、一度全ての階層行をコピーしてから不必要な項目を
削除していきます。
また、同一物件の見積書を再度作成する場合などは、<参考>コマンドを使わずに見積書
メニューバー[ファイル(F)]-[名前を変えて保存(A)]コマンドを使って、いったん別の見積書
として保存してから作成することもできます。
<参考>コマンド、[名前を変えて保存]コマンドを使って上手に見積書を作成してくださ
い。
[画面(V)]
■ズーム
このコマンドは、参考画面内の表示形式を変更します。
[ズーム]コマンドを選択すると、次の倍率リストの中から選択することができます。
リスト中の倍率を選択してください。参考画面内の文字サイズが拡大・縮小されます。
設定値のリストにない倍率を選択したい場合には、[ズーム倍率の入力]コマンドを選択し
て、任意の倍率を入力します。
入力できる倍率は、30%から 200%までの倍率を入力することができます。
128
参考画面
[階層表示設定]
[階層表示設定]コマンドを選択すると、以下のコマンドリストが表示されます。
階層表示設定とは、参考画面を開いた状態で参考ファイルを階層移動した際に、画面上部
に現在の階層が何階層目を表示しているかを表示します。
階層表示設定のコマンドリストに9マークがあるコマンドが、現在表示されているの設定
です。
次に各コマンドを選択した場合の画面状態を説明します。
[階層(縦)表示]コマンドを選択した場合
[階層(横)表示]コマンドを選択した場合
129
第3部
機能説明
参考画面を分割表示して利用
操作の
ポイント
参考画面も見積編集ウィンドウと同様に分割表示することができます。分割表示すること
で、一度に全ての情報を表示できない場合や、名称部分をロックした状態でウィンドウ上
に一度に表示できない部分も参照することができます。
参考画面を2分割し、名称欄を表示したまま右側の一度に表示できない部分の金額欄を参
照しながら、見積書を作成します。
参考画面は、上下2分割左右 2 分割の最大4分割することができます。
■参考画面を閉じる
参考画面を閉じる場合は、ウィンドウ右上の
(F)]-[終了(X)]を選択し終了させてください。
130
ボタンをクリックするか、[ファイル
参考画面
[拡張機能(T)]
■文字検索(K)
参考画面内のセルの中から、特定の文字列を持つセルを検索します。
[文字検索]コマンドを選択すると、<参考文字列検索>ウィンドウが表示されます。<検
索欄>には1列目のフィールドに対し検索する文字を入力し、<検索>ボタンを押します。
以下の例では
名
称
列が検索対象になります。
このセルが検索対象
該当のセルが見つかった場合、<参考文字列検索>ウィンドウに検索結果が表示されます。
名称
列の中から適切な行のセルを選択し、ダブルクリックするか<表示ジャンプ>ボ
タンをクリックすると、参考画面に該当行を表示します。
131
第3部
機能説明
他の列や複合条件で検索したい場合は、[複合検索]コマンドを実行すると、次のダイアロ
グボックスが表示されます。
<検索フィールド>に検索対象の列を選択し、<検索文字>に検索する文字を入力します。
<空白含む>には、検索対象の文字列に空白があるものも対象にします。たとえば、
調
設 備
のように、
設備
空
の間に空白がある文字列も検索の対象になります。
必要な検索条件を入力し<OK>ボタンをクリックすると、検索結果が<参考文字列検索
>ウィンドウに表示されます。
検索が終わったら、<参考文字列検索>ウィンドウの左上の
をクリックするか、[ファ
イル(F)]-[終了(X)]コマンドを実行してください。
注意
132
複合検索対象は、あくまで文字列を扱う列に限ります。数字列は対象になりません。
ファイル(F)
ファイル(F)
表紙ファイル呼出(C)
表紙ファイルは、1つの見積書に 6 パターンまで保存することができます。
[表紙ファイル呼出]コマンドを実行すると、<表紙の作成>画面が表示されます。
無地
印刷不可能領域
部品
<表紙の作成>画面で緑色の部分は設定マージン領域外灰色の部分は印刷不可能領域です。
表紙の中に、見積書の金額や見積内訳を貼り付けることもできますので、表紙の作成が簡
単に行えます。
ただし、新規物件の場合は見積データを保存してから[表紙ファイル呼出]コマンドを実行
してください。
133
第3部
機能説明
■操作方法
操作はマウスで行います。<表紙の作成>画面では既にいくつかの部品(箱や文字など)
が配置されています。
部品の編集を行うときは、必ず<部品ロック>ボタンを解除の状態にしてください。詳細
は[部品ロック(L)]の説明を参照してください
■部品を選択する方法
部品を選択するには、単一選択とグループ選択の方法があります。
●単一選択
マウスを目的の部品まで移動すると、マウスカーソルが┼に変わります。その時にクリッ
クしてください。部品が選択されます。
●グループ選択
複数の部品を一度に選択する方法です。以下の手順で行います。
1.囲い始める場所にマウスカーソルを移動します。
134
ファイル(F)
2.囲い込む目的の位置まで、マウスの左ボタンを押しながらドラッグします。選択中は
青色の点線で長方形が表示されます。
矢印の方向へドラッグします
3.左ボタンを離し、選択します。
これらの線は水色の範囲に入らないため、選択されません。
選択された部品には、部品の左上に印が付いています。上の画面では 3 つの部品(「株式
会社福本建設工業」、「御中」、「御照会…」)が水色の範囲で選択されています。
注意
グループ選択・全選択の場合は、移動・削除しかできません。個々の部品の編集を行いた
い場合は、選択を解除してから部品を単一選択して編集してください。
135
第3部
機能説明
選択を解除する
選択を解除したい場合は、無地の部分をクリックしてください。
■部品を移動する方法(単一選択、グループ選択)
マウスカーソルが┼になった時点で左ボタンを押したままドラッグし、そのまま目的の場
所で左ボタンを離してください。部品が目的の場所まで移動します。
ここで左ボタンを押したままドラッグする
■全部品を移動する方法
全部品を移動する場合は、[Ctrl]+[Shift]+[M]キーを押してください。<全部品の移動>ダ
イアログボックスが表示されます。
<上下>及び<左右>のコンボボックスで、部品の移動方向を選択します。
移動距離は縦が 12 分の 1 インチずつ、横が 20 分の 1 インチ単位で入力します。
移動するときは<OK>ボタンをクリックしてください。中止するときは<キャンセル>
ボタンをクリックします。
<OK>ボタンをクリックすると、本当に移動するかどうかの確認メッセージが表示され
ます。移動するときは<OK>ボタンを、中止するときは<キャンセル>ボタンをクリッ
クします。
136
ファイル(F)
■部品のサイズを変更する方法(単一選択のみ)
部品を選択すると、次の画面のように部品の四隅、及び四辺に点(・)が表示されます。
これらの点のうちの一つにマウスカーソルを移動すると、マウスカーソルが矢印に変化し
ます。そこで左ボタンを押した状態でドラッグし、目的のサイズにしてください。希望す
るサイズになったら左ボタンを離してください。
注意
<文字>部品はサイズ変更できません。<文字>部品のサイズは文字列の長さ、フォント
のサイズに依存します。
137
第3部
138
機能説明
表紙作成画面
表紙画面メニュー説明
[ファイル(F)]
■他物件表紙の読み込み(O)
現在表示中の表紙を破棄し、他の見積データから1パターンを選択して読み込み、現在の
見積書の表紙として保存することができます。見積当番は、1つの見積書で 6 パターンの
表紙を登録することができますから、他物件の見積書表紙を読み込む際は、読み込むパタ
ーンを指定して読み込みます。
[他物件表紙の読み込み]コマンドをクリックすると、[読み込む表紙ファイルの指定]ダイア
ログボックスが表示されます。
<ファイルの種類>コンボボックスで、本バージョンの他、Ver2 のファイルを選択するこ
ともできます。
読み込みたい他物件の表紙ファイルを指定すると、次の画面が表示されます。
読み込む表紙パターンを選択し、<OK>ボタンをクリックしてください。
選択されたパターンの表紙が画面に表示されます。
139
第3部
機能説明
■基本表紙の読み込み(R)
基本表紙とは
現在使用中の見積物件別の表紙ではなく、全ての物件の基本となる表紙で新規に作成する
場合、初期値で読み込まれます。読み込まれてきた基本表紙を、編集して見積物件別の表
紙を作成していきます。
見積当番は、基本となる表紙タイプを 6 パターン登録できますから、基本登録されている
パターンから新しく作成する表紙タイプを選択してその見積書の表紙として登録すること
ができます。
[基本表紙の読み込み]コマンドをクリックすると、<基本表紙の読込>ダイアログボック
スが表示されます。読み込む基本表紙をコンボボックスから選択してください。
■上書き保存(S)
現在の見積表紙として保存します。
■別パターンに保存(A)
現在の表紙ファイルのパターンを別パターンとして保存します。保存する際に、<別パタ
ーンへ保存>ダイアログが表示されますから、パターンを指定して保存してください。
140
表紙作成画面
■基本表紙へ保存(H)
現在の表紙ファイルを基本表紙のパターンとして保存します。保存する際には基本表紙の
パターンを指定して保存します。
■用紙の設定(T)
表紙の用紙サイズ、用紙様式は以下の画面の通りです。
<サイズ>には用紙サイズ A4,B5 用紙のどちらかを選択してください。
<向き>で用紙の印刷様式を指定します。
<マージン>には印刷される用紙の上マージン、左マージンを変更します。
141
第3部
機能説明
<明細つき>
表紙に見積書の内訳明細を取り込むことができます。内訳明細を取り込みたい場合には、
明細つき項目をチェックすると、ダイアログボックスに<明細レイアウト>が表示されま
す。
明 細 つ き (U) を
チェックすると
項目表示
<開始行>リストボックス
内訳明細の開始行を設定します。表紙先頭行より何行目から開始するかを設定します。最
大値は現在の用紙設定で、内訳1明細分の印刷領域に印刷できる行数が表示されます。
また、開始行を大きな値にすると、明細数の最大行数がその分、減ります。
<明細数>リストボックス
内訳明細を何明細印字するかを指定します。明細数の最大値は、現在の開始行で印字でき
る最大明細数が表示されます。
<詳細>ボタンを押すと、<内訳明細の詳細設定>ダイアログボックスが表示され、印刷時
の罫線の太さを調整できます。
142
表紙作成画面
それぞれの線幅を決めるには何度か印刷をして、それぞれの線幅を調整してみてください。
見積明細は表紙上に罫線枠で表示されます。
■印刷(P)
現在表示している表紙を印刷します。
[印刷]コマンドを選択すると、以下の画面ダイアログボックスが表示されます。
<使用するプリンタ>リストボックスで印刷を行うプリンタを選択します。
)通常は見積編集画面で印刷するプリンタと同じものが選択されていますが、表紙のみ別
のプリンタを選択することもできます。別のプリンタを選択して表紙作成画面を終了させ
ても、見積編集画面のプリンタ設定には影響しません。
また表紙作成画面を再び開いたときは、以前の表紙印刷時のプリンタが選択されます。
143
第3部
機能説明
<印刷部数指定(C)>に印刷する部数を指定します。
[用紙の設定]ダイアログボックスで<明細つき>チェックボックスがチェックされている
ときのみ、<明細印刷設定>が有効になります。明細印刷を行いたい場合は、<用紙設定
>ボタンをクリックしてください。
用紙設定の仕方は[■用紙の設定(T)]を参照してください。
<印刷階層指定>リストボックスでどの階層を印刷するかを指定します。
<ページ印刷をする>のチェックをすると先頭のページ番号が入力できます。
この欄に0以下の数字を入力した場合、最初のページにはページ番号は印刷されません。
また文字列を入力した場合は、強制的に 1 に設定されます。
<会社名を印刷する>をチェックすると、会社名を印刷します。
<挿入されたオブジェクトを印刷する>をチェックすると、見積当番本体の見積(明細)書
に挿入されたオブジェクトも見積書と一緒に印刷されます。
注意
印刷する前に、必ずプリンタの設定を確認してください。
プリンタの設定の仕方については、Windows、もしくはプリンタに付属の説明書を参照し
てください。
■終了(X)
表紙画面を閉じ、見積編集画面に戻ります。
144
表紙作成画面
[編集(E)]
[編集(E)]コマンドには現在表示している表紙ファイルの編集作業をするためのメニュー
コマンドがあります。
[Del]
■削除(D)
現在表示している表紙の部品を削除します。
部品を削除する場合、削除したい線に┼カーソルを当てクリックし、メニューコマンド[削
除]か、キーボードの[Del]キーを押します。ただし、線・箱を削除する場合は[部品のロッ
ク]を解除してください。
マウスカーソルが変化する
文字枠の削除はクリックして「Enter」キーを押した後[Del]キーを押します。
入力された文字を削除したい場合は、テキスト文字枠をクリックして、[Del]キーを押すと、
1文字ずつ削除されます。
■全て削除
[Ctrl]+[Shift]+[C]キーを押すと、表紙上全ての部品を削除することができます。
)複数の部品が選択されている場合や、[Ctrl]+[Shift]+[C]キーを押すと、削除するかどう
かの確認メッセージが表示されます。削除するときは<OK>ボタンをクリックしてくだ
さい。
■部品ロック(L)
表紙に配置された部品(枠線、線、文字枠)などをロックして、移動や削除などの編集を不
可能にすることができます。
ロックを解除する場合、<部品ロック>ボタンまたは、メニューコマンド[部品のロック]
をクリックします。
145
第3部
機能説明
■物件からのデータ取り込み(B)
見積書から金額や工事情報の文字列を表紙へコピーすることができます。
取り込みを行いたい項目を選択して、物件の情報を貼り付けます。
ただし、取り込みするテキストボックスを事前に指定してください。
項目の挿入については、この章の[挿入]-[部品の操作]の章を参照してください。
取り込みを行う項目を選択して[物件からのデータ取り込み]コマンドをクリックするか、
項目を選択し、項目中のいずれかの文字をダブルクリック、もしくはツールバー<取り込
み>ボタンをクリックすると以下の画面が表示されます。
取り込みリストにある項目を選択して、クリックしてください。事前に選択された文字部
品に項目の情報を貼り付けます。
合計や総合計など、金額に関しては見積当番編集画面で現在表示されている階層のものが
適用されます。
合計
消費税
には<消費税行>を使用した時に消費税項目に表示されます。
総合計
には<表紙ファイル呼び出し>を行った表紙階層の合計が表示されます。
消費税
は見積編集画面の計算行で指定した消費税行を使用しますが、 合計
合計
146
は[総合計−消費税]の結果が表示されます。
は自動的にその階層の合計値を表紙プログラムが集計します。
・
総
表紙作成画面
[挿入(I) ]
表紙に部品を挿入します。挿入できる部品種類は、文字、線、箱、絵の 4 種類の中から選
択できます。
■部品の操作
文字
、
線
、
箱
をそれぞれ選択すると次のように、表紙画面の左上に挿入され
ます。
■文字
フォント
サイズ
太字
斜体
下線
文字列を入力し、入力が完了したらマウスカーソル┼が部品上に表示されていますから、
┼カーソルをあわせ部品をドラッグします。
この時、部品ロックは解除状態にしておいてください。ロック状態のままだとドラッグ操
作は行えません。
入力された文字列に┼カーソルを当てドラッグし、任意の位置に配置してください。
文字のフォント、大きさなどは、ツールバーに表示されているものを採用します。
■線
太さ
線
種類
を選択すると、
し、線の長さを調整するには両端の
が左上に表示されますから、マウスカーソル┼で移動
・
をドラッグします。
線の大きさは、通常は左上にデフォルト状態で表示されますが、直前で線が選択状態にあ
ると、選択されている線種、線幅で表示されます。
■箱
箱
も同様にマウスカーソルで移動し、
・
のところをクリックするとサイズが調整
されます。箱の大きさは、線と同様に、直前で線が選択状態にあるとそのサイズになりま
す。
147
第3部
機能説明
■絵
[挿入]-[絵]コマンドを選択すると、次の[読み込み画像ファイルの指定]のダイアログボック
スが表示されます。
すでに作成されている画像データを選択して<開く(O)>ボタンをクリックし、画像を貼り
付けてください。
注意
0ファイルダイアログボックスの操作方法、及び画像データの作成の仕方については
Windows もしくは該当アプリケーションのマニュアルを参照してください。貼り付けられ
る絵はビットマップ(BMP, RLE)に限られます。
拡張子が BMP, RLE などビットマップ以外のファイルを<ファイル名>に入力し、<開く
(O)>ボタンをクリックするとフグの絵が挿入されます。
0プリンタのドライバによっては、ビットマップを取り込んで印刷できないものもありま
す。プリンタドライバはプリンタメーカーが供給する最新のドライバを使用してください。
詳細はプリンタメーカーにお問い合わせください。
148
表紙作成画面
[パターン(P)]
表示したい表紙を6パターンの中から選択できます。
パターンリストの項目を選択すると、そのパターン登録された表紙が画面に表示されます。
またこのパターン名称も変更できますから、次回以降に呼び出すときにわかりやすい名前
をパターン名として保存してください。
■パターン名の編集(P)
登録されたパターンは、基本パターン名としてすべての見積表紙共通で使用することがで
きます。[パターン名の編集]コマンドを実行すると、以下のダイアログボックスが表示さ
れます。
<物件データ>に保持されているパターン名を入力します。
<基本表紙>に保持されているパターン名を入力します。
<全て複写(K)>ボタンは<基本表紙>から<物件データ>へ、<全て複写(B)>ボタンは
<物件データ>から<基本表紙>へ全行を複写します。
<全てクリア>ボタンで、物件データに保持するパターン名を全てクリアします。
149
第3部
機能説明
[画面(V)]
[画面(V)]コマンドメニューには、表紙編集時の画面状態を変更できるコマンドがあります。
■ズーム(Z)
編集中の表紙表示サイズを変更できます。
変更できる画面サイズは、[ズーム]コマンドで表示されるリストから選択することができ
ます。
リストにない倍率で表示させたい場合は、[ズーム倍率の入力]をクリックすると、以下の
画面が表示されますから、倍率を入力して表示を変更してください。
許容値は 25-200 まで(いずれも%単位)です。
150
表紙作成画面
■グリッド(G)
編集中の用紙作成画面にグリッドを表示させたり、グリッド幅を変更することができます。
グリッドを設定することにより、表紙作成を簡単に行うことができます。
グリッド表示を細かく設定すると、表紙を処理する時間が多くかかり、少なく設定すると
処理時間が多少早くなります。
<間隔>はグリッドの表示間隔です。横は 12 インチ単位、縦は 20 インチ単位で、いずれ
も範囲は 1∼20 です。
<グリッドを表示する>をチェック(9)して、<グリッドに合わせる>をチェックする
と、配置される部品をグリッドの単位に配置することができます。<グリッドに合わせる
>をチェックしない場合は、グリッドが表示されるだけです。
注意
実際に印刷される結果は、動作しているプリンタ及びプリンタに付属しているプリンタド
ライバによって印刷結果が異なる場合があります。
また用紙マージンを設定した場合には、選択されている表示すべてのパターンに摘要され
ます。
表紙操作をするための特殊キー
部品を全削除する場合
[Ctrl]+[Shift]+[C]
線の指定がうまくできない場合
[Ctrl]+[↑]、 [Ctrl]+[↓]
全部品の移動
[Ctrl]+[Shift]+[M]
部品の固定移動
上下
マウスをドラッグした状態[Ctrl]
左右
マウスをドラッグした状態[Shift]
151
第3部
機能説明
見積表紙に自社のロゴを入れる
操作の
ポイント
見積当番の表紙作成では、線/枠/文字以外にも絵を挿入することができます。あらかじ
め Windows に付属しているペイントブラシや、市販のドローソフトを使って自社のロゴ
を作成します。この時、見積書に貼り込むサイズを考えて作成してください。
表紙作成画面では絵のサイズ変更はできません。
表紙作成メニュー[挿入]-[絵]コマンドを実行し、先に作成しておいたロゴファイルを指定
し、絵を挿入します。ロゴマークを目的の位置まで移動させます。
注意
0絵や線、文字を移動するときはロックを解除してから行ってください。
<部品ロック>ボタンをクリックすることでON/OFFの切り替えができます。
0プリンタドライバによってはビットマップが正常に印刷できない場合があります。ドラ
イバは最新バージョンを使用するようにしてください。
ファイル(F)
工事情報呼出(K)
<工事情報>画面を開き、編集中の見積書に関係する工事情報を表示します。
各項目に必要な情報を入力したら、メニューコマンド[ファイル(F)]-[上書き保存(S)]で、デ
ータを保存します。作業が終わったら、メニューコマンド[ファイル(F)]-[終了(X)]か、ウィ
ンドウ右上の
をクリックして、<工事情報>ウィンドウを閉じます。
<工事情報>ウィンドウにもメニューがあります。
152
工事画面
工事画面メニュー説明
[ファイル(F)]
■上書き保存(S)
編集中の工事情報を保存します。
■終了(X)
<工事情報>ウィンドウを閉じます。
[編集(E)]
■切り取り(T)
単語や用語を削除します。削除できる対象は、セル単位で複数のセルの項目も切り取りす
ることができます。
切り取られた文字は一度クリップボードに保管されていますから、メニューコマンド[編集
(E)]-[貼り付け(P)]を使って他のセルへ切り取られた文字をコピーすることができます。
■コピー(C)
文字列、または他のアプリケーションからの文字データなど、見積文書中にコピーするこ
とができます。
コピーしたい項目にセルカーソルを移動して、メニューコマンドの[コピー]を実行します。
選択された項目がクリップボードにコピーされます。
コピーされた項目は、見積書のセル項目に貼り付けて利用することができます。
このコマンドは、同じ内容を繰り返し何度でも使うとき、すでに入力した文字列をクリッ
プボードに記憶させるだけで、[貼り付け]とあわせて使用します。
■貼り付け(P)
[コピー]または[切り取り]コマンドでクリップボードに複写されている文字を、セルカーソ
ルのある位置に貼り付けます。
このコマンドは、[コピー]または[切り取り]コマンドと併用して使用するため、実行前にク
リップボード内に文字列が取り込まれていなければなりません。
153
第3部
機能説明
■クリア(A)
セルカーソルのある位置の項目をクリアします。行そのものを削除するのではなく、セル
カーソルのあるセル項目の文字列をクリアします。
注意
ただし、<工事情報>ウィンドウでは、クリアしたい項目を選択して連続的に項目をクリ
アすることはできません。
■[画面(V)]
表示倍率を変更します。倍率は一覧の中から選択してください。
154
ファイル(F)
ファイル(F)
印刷設定(U)
見積書の印刷設定をします。コマンドを実行すると、<印刷設定>ダイアログボックスが
表示されます。
<プリンタ>には使用するプリンタを選択します。
<用紙タイプ>で印刷目的にあった用紙、印刷形式を選択します。
<会社名を印刷する>をチェックしている場合、<印刷位置>で指定された場所に会社名
を印刷します。
<工事名称を印刷する>をチェックしている場合、<印刷位置>で指定された場所に工事
名称を印刷します。
<項目欄下線幅>、<合計行上線幅>、<点線強調>、<外枠線幅>
それぞれの線の太さを調整します。印刷をして適当な位置に調整してください。
155
第3部
機能説明
<ページ番号書式>に書式を設定します。デフォルトは
No.&P です。&P がページ番
号になりますので、必要に応じて変更してください。
例:
&P ページ
−&P−
<詳細設定>ボタン
<用紙タイプ>で目的の印刷形式が見つからない場合このボタンをクリックし、<印刷詳
細設定>ダイアログボックスで詳細を設定します。
<印刷名称>に印刷形式を入力します。
<桁数>、<行数>をそれぞれ設定します。
<左余白>、<上余白>でそれぞれの余白を設定します。
<テスト印刷>ボタンで、テスト印刷をします。何度かテスト印刷をして、<印刷詳細設
定>ダイアログボックスのそれぞれの項目の値を調整します。
156
ファイル(F)
ファイル(F)
印刷(P)
見積書を印刷します。見積当番は画面に表示されているマスク状態から印刷することが可
能です。印刷する用紙サイズ、階層、部数を指定して見積書を印刷してください。
印刷を実行するには、ツールバー<印刷>か、メニューコマンド[印刷]を実行してくださ
い。
注意
用紙サイズ
最大桁数
最大行数
B5 横
99
16
B4 横
140
30
A4 横
114
22
B5 縦
69
17
A4 縦
80
32
A4 縮小
167
32
B4 縮小
207
40
印刷可能な範囲は、システム設定の印刷情報によって異なります。
またプリンタドライバによっては最大桁数に指定して左マージン 0(ゼロ)で印刷すると左
端の縦線が切れてしまうことがあります。
ツールバー<印刷>か、メニューコマンド[印刷]コマンドをクリックすると、画面に印刷
指定ダイアログボックスが表示されます。
157
第3部
機能説明
<印刷タイプ>
見積書を印刷するモードは、<階層指定印刷>、<ページ指定印刷>、<範囲指定印刷>
の 3 のモードから選択することができます。
<階層指定印刷>、<ページ指定印刷>、<範囲指定印刷>ボタンをクリックすると、そ
れぞれの別の印刷オプションが表示されます。
<階層指定印刷>の場合
<印刷範囲>
<階層指定(O)>を選択した場合、その中枠の<階層>の中から、どの階層までを印刷する
かを指定します。
)ただし見積書が 2 階層までしかなく、<4 階層まで>、<5 階層まで>などを指定して
も 2 階層までしか印刷されません。
<現在の階層からすべて(A)>を指定した場合は、現在の階層も含めた、それ以下の階層も
印刷します。たとえば 6 階層まで見積書があり、現在の階層が 4 階層目の場合は、4−6
階層まで印刷されます。
<ページ指定印刷>の場合
158
ファイル(F)
<開始ページ>、<終了ページ>に印刷するページの範囲指定をします。<開始ページ>、
<終了ページ>にそれぞれのページ番号を入力してください。ただし、<開始ページ>の
値は<終了ページ>以下でなければなりません。
また、<印刷様式>の<ページ番号初期値>は指定できません。
<見積編集画面>で、複数行のセルを選択して[印刷]コマンドを実行した場合にもこの画
面になります。
この印刷方法は、指定された範囲行に下階層がある場合、現在の階層も含めて<階層>枠
で指定された階層まで印刷するものです。
例:
建築主体工事の明細書を印刷
電気設備工事の明細書を印刷
衛生設備工事の明細書を印刷
上の画面は<見積当番編集画面>の 1 階層目で、5−7 行目を範囲指定しています。ここで
[ファイル]-[印刷]コマンドを実行すると、先ほどの<印刷>ダイアログボックスが表示さ
れます。これらの行には複数の下階層がありますが、<印刷>枠には<2 階層まで>を選
択しているので、現在の表示階層の見積書を印刷します。
<開始行>と<終了行>にそれぞれの値を入力し、<階層>枠から印刷する階層を選択し
ます。ただし<開始行>の値は<終了行>の値以下でなければいけません。
●その他の共通項目
<用紙タイプ>
印刷する見積書の用紙を選択してください。印刷可能な用紙は以下の 7 つの用紙を選択す
ることができます。
B5 横、B4 横、A4 縦、A4 横、B5 縦、A4 縮小、B4 縮小
<会社名>に、会社名を入力してください。
<プリンタ>コンボボックスで、プリンタを選択してください。
159
第3部
機能説明
<用紙節約>は、チェックをしていないときは階層ごとに改ページをしますが、ここをチ
ェックすると階層と階層の間を改ページしない、つまり区切らないで印刷します。たとえ
ば一つのページ内に 1 階層目の内容と 2 階層目の内容が印刷されることがあります。
この目的は、主に社内で見積書全体を見渡して確認をしたい場合に行います。
通常は、チェックをしません。
<ページ付き印刷>
印刷される見積書の最終行の下にページ番号を印刷する場合、<ページ付き印刷>をチェ
ック(9)してください。
チェックを解除すると、ページ番号は印刷されません。
<ページ番号初期値>に、ページ番号の初期値を入力します。
<印刷部数指定>に印刷する見積書の部数を指定してください。10 部まで指定できます。
<印刷>ボタンで印刷をします。新規に作成した見積書や、編集中の見積書を印刷する場
合、一度保存処理を行ってから印刷を開始します。
注意
使用プリンタについての制限
・The 見積当番 4WD(MS-DOS 版)で使用していた専用用紙を使用しての印刷はできませ
ん。
・A4,B4,B5 以外の用紙、及び連続用紙を用いての印刷はできません。
一般的に罫線がうまく印刷されなかったり、改ページ時にズレたり、印刷した結果が予想
した結果と違うなどの場合、お使いのプリンタドライバによる原因が考えられます。使用
しているプリンタのプリンタドライバが正しく設定されているかどうか確認してから使用
するようにしてください。詳しくはプリンタメーカーにお問い合わせください。
ファイル(F)
ファイル履歴表示
最近開いた見積ファイル上位5つを表示します。その中からファイルを選択し開くことが
できます。
ファイル(F)
見積当番の終了(X)
見積当番を終了します。編集中のファイルでまだ保存していない場合は、保存するかどう
かの確認をしてから終了します。
160
第2章
[編集(E)]
編集(E) 元に戻す(U)
[Ctrl]+[Z]
操作を間違ったとき、実行した操作やコマンドを取り消して元の状態に戻すことができま
す。たとえば誤って単語を削除してしまったときは、その単語を元に戻すことができます。
また、一度実行したコマンドを再度やり直すこともできます。
注意
複数の操作を元に戻したりできるのは、操作が連続して行われた場合だけです。
操作そのものが元に戻せないもの(ファイルの保存など)もありますから、注意してくださ
い。
編集(E) 切り取り(T)
[Ctrl]+[X]
単語や用語を削除します。削除できる対象は、セル単位で複数のセル項目も切り取りする
ことができます。
切り取られた文字は、一度クリップボードに保管されていますから、ツールバーの<貼り
付け>ボタンを使って他のセルへ切り取られた文字をコピーすることができます。
編集(E) コピー(C)
[Ctrl]+[C]
見積文書のセルの文字列を、見積文書中にコピーすることができます。あるいは他のアプ
リケーションへ文字列をコピーします。
コピーしたい項目にセルカーソルを移動して、ツールバーの<コピー>ボタン、またはメ
ニューコマンドの[コピー]を実行します。選択された項目がクリップボードにコピーされ
ます。
コピーされた項目は、見積書のセル項目に貼り付けて利用することができます。
このコマンドは、同じ内容を繰り返し何度でも使うとき、すでに入力した文字列をクリッ
プボードに記憶させるだけで、[貼り付け]とあわせて使用します。
編集(E) 貼り付け(P)
[Ctrl]+[V]
[切り取り]もしくは、[コピー]コマンドでクリップボードに複写されている文字を、セルカ
ーソルのある位置に貼り付けます。
このコマンドは、[切り取り]または[コピー]コマンドと併用して使用するため、実行前にク
リップボードに文字列がコピーされていなければなりません。
161
第 3 部 機能説明 − 第 2 章 メニューの説明
キーボードを使った移動とコピー
操作の
ポイント
見積当番には、文字列を移動またはコピーするためのショートカットキーが多数用意され
ています。
●キーボードを使って文字列を移動またはコピーするには
次のいずれかの操作を行います
操作する対象
キー操作
クリップボードへコピー
コピーする範囲を選択し、[Ctrl]+[C]キーを押します。
クリップボードへ移動
移動する範囲を選択し、[Ctrl]+[X]キーを押します。
クリップボードから貼り付け
コピーする場所にセルカーソルを移動し、[Ctrl]+[V]キー
を押します。
貼り付け
コピーするセル項目を選択し、[Shift]+[Home]
[Home]キーで貼り付け
編集(E) 削除(L)
[Del]
セルカーソルのある位置の項目を削除します。行そのものを削除するのではなく、セルカ
ーソルのあるセル項目の文字列を削除します。
削除したい項目を選択して、連続的に項目を削除することができます。
編集(E) 行削除
F7
セルカーソルのある行を削除します。
削除したい行にセルカーソルを移動させ、ツールバーの<行削除>ボタン、もしくはメニ
ューコマンドの[行削除]を実行します。
複数の行を指定して一度に行削除を実行することもできます。
[行削除]コマンドを実行し、指定された行の下階層にデータが記録されていた場合、メッ
セージボックスが表示されますから削除確認をして<OK>ボタンをクリックしてくださ
い。
162
第2章
注意
行削除で階層付きの行を削除した場合は、選択された全ての下階層データを削除します。
誤って削除した場合で、まだ記録していない状態の場合は、<元に戻す>コマンドを実行
すると、元の状態に戻すことができます。
行挿入
F8
編集中の見積書の指定された行に新たに行を追加します。
このコマンドを実行すると、指定された編集行に新たな行が追加されます。
セルカーソルを、新たに追加したい行位置に移動させ、ツールバー<行挿入>ボタンか、
メニューコマンド[行挿入]をクリックして実行します。
注意
見積当番では、1 画面あたりの最大行数は 500 行まで扱うことができます。
最大行を超えての行挿入操作はできません。
●キーボードを使って行挿入・行削除するには
次のいずれかの操作を行います。
操作する対象
キー操作
行削除
削除したい行にセルカーソルを移動し、[F7]キーを押します。
行挿入
挿入したい位置にセルカーソルを移動し、[F8]キーを押します。
●マウスを使って行挿入・行削除するには
次のいずれかの操作を行います。
操作する対象
キー操作
行削除
削除したい行にカーソルを移動し、マウス右ボタンをクリックして
ショートカットメニューを表示させ、<行削除>をクリックします。
またはツールバーの<行削除>をクリックします。
行挿入
挿入したい行にカーソルを移動し、マウス右ボタンをクリックして
ショートカットメニューを表示させ、<行挿入>をクリックします。
またはツールバーの<行挿入>をクリックします。
163
第 3 部 機能説明 − 第 2 章 メニューの説明
編集(E) 行コピー(G)
指定された行すべてをコピーします。
コピーされた行はクリップボードに保管され、[行貼り付け]コマンドと併用して使用しま
す。
[行コピー]コマンドは、[コピー]コマンドとは違い、指定された行をクリップボードにコピ
ーします。
貼り付けられた行はクリップボードにコピーされていますから、[行貼り付け]コマンドを
使って任意の行に貼り付けることができます。
●複数の行をコピー・貼り付けする場合は、コピーする始めの行から終わりの行までを範
囲選択してください。
●コピー範囲を指定して、マウスの右ボタンをクリックし、ショートカットメニューを表
示させて、[行コピー]をクリックしても操作することができます。
編集(E) 行貼り付け(H)
クリップボードにコピーされている行を、指定された行からコピーします。
このコマンドは[行コピー]コマンドでクリップボードにコピーされた行を貼り付けますか
ら、先に貼り付ける行を[行コピー]を使ってコピーしてから使用してください。
●コピー範囲を指定して、マウスの右ボタンをクリックし、ショートカットメニューを表
示させて、[行貼り付け]をクリックしても操作することができます。
[行コピー]、[行貼り付け]コマンドは指定されたデータの下階層にデータが記録されていた
場合でも、指定された行コピーしか行いませんので下階層のデータは、貼り付きません。
164
第2章
[計算行(C)]
計 算 行 合計表示
On/Off
編集中見積書の計算行項目の計算結果を、随時、編集画面に反映するかしないかの設定項
目です。
メニュー項目の[合計表示
On/Off]の始めにチェックマーク(9)がある場合は、合計計算は
On の状態になっています。チェックマークがない場合、合計計算は行わずに計算行項目
の表示は#######と表示されます。
再計算は、On 状態の場合は即時計算結果を反映するために、計算処理をする多少の時間
を要します。Off 設定の場合、計算は行いませんので計算処理する時間を短縮することが
できます。
大量の見積データを入力する際に有効ですから、通常は計算 On で運用し、速度的な不満
を感じたら設定を Off にして入力をしてください。
計 算 行 Y計算(Y)
数量や単価欄などの数字の入力されている項目セル範囲を指定して、掛け率の計算に使用
します。
計算を行いたいセルに移動し、計算範囲を指定します。
ツールバーの<Y 計算>か、メニューコマンドの[計算行(C)]-[Y 計算(Y)]を実行します。
実行すると以下の画面が表示されます。
<Y 計算>ダイアログボックスの入力欄(例)のように、掛け率を入力してください。
165
第3部
機能説明 −
第2章
メニュー説明
入力できる式は、掛け算を表す記号(*)と、わり算を表す記号(/)を入力し、以下に掛け率
の数字を続けて入力します。足し算や引き算、その他の式を入力することはできません。
掛け率を入力すると、丸め処理になります。
計算を実行すると<丸め処理>ダイアログボックスが表示されます。
<はい>を選択すると端数丸め処理をすることができます。
計算結果の数字の端数処理をすることで、掛け率計算された直後の計算結果の金額などの
調整をします。
丸め単位指定は円単位で行います。
■丸め処理例
処理単位
1円
10 円
100 円
計算データ
処理結果
10,352
10,350
720
700
15,350
15,000
計算結果は指定された単位での四捨五入計算となります。
166
第2章
計 算 行 小計行(S)、中計行(M)、大計行(L)、大大計行(X)、大大大計行(E)
編集中見積書の金額の計を計算して、1 行を追加します。
[Y 計算]コマンドと違い、範囲の指定はできません。
小計をとりたい行にセルカーソルを移動させて、メニューコマンド[小計行]を選択すると、
編集中の見積書の先頭からの小計を計算し、セルカーソル位置に 1 行を追加して小計行と
して表示します。
各行の計算結果を行った結果、画面表示が#####と表示される場合は、<合計計算>を On
にしてください。「小計」、「中計」、「大計」と一行表示された名称も変更することが
できますから、任意に訂正してください。
■計算行の有効範囲
行
有効範囲
小計
先頭行からの合計
小計
小計行の次の行からの合計
中計
先頭行からの合計
小計
中計行の次の行からの合計
大計
先頭行からの合計
大大計
先頭行からの合計
中計
大大計の次の行からの合計
大計
大大計の次の行からの合計
大大大計
先頭行からの合計
167
第3部
機能説明 −
第2章
メニュー説明
計 算 行 消費税行(T)
(C)
金額の消費税を計算し、一行追加して
消費税
として表示します。
設定できる消費税は、各画面に 1 行だけです。消費税行はセルカーソルにある位置までの
金額を計算し、消費税率を掛け合わせて金額欄に表示します。
●消費税を入力する位置にセルカーソルを移動し、メニューコマンド[消費税行]、あるい
はツールバー<消費税>をクリックすると、新たに一行 消費税
として追加表示されま
す。
注意
消費税率を変更するには、「第 4 部
システム設定」の動作環境を参照してください。下
階層で消費税行を追加し、上階層でも消費税を追加すると、下階層の消費税金額分も加算
され消費税を計算します。
計 算 行 経費行(K)
(C)
経費行は、前行までの合計値の計に対して、任意の掛け率で経費の計算を行う行です。
この機能は、システム設定により数式欄を設定した時のみ実行できます。
数式欄の設定の方法は、第4部 システム設定の章を参照して下さい。
数式欄を設定した画面で、経費行を実行すると、下記の様に掛け率を聞いてきます。
経費の掛け率を入力し、<OK>を押します。
数式欄に、設定した掛け率が次のように表示されます。
例)[@*0.15 (この場合は上記合計の15%という意味です。)
この掛け率をダイレクトに変更する事もできます。
丸め属性(四捨五入、切り上げなど)及び、丸め単位は、画面(V)−オプション(O)の経費
行欄の丸め属性、丸め単位を変更する事により、設定する事ができます。
詳細は、画面(V)−オプション(O)をご覧下さい。
168
第2章
計算行(C) 全階層再計算(R)
[Shift]+[F1]
システム設定で作成された計算項目をすべての階層分、再計算します。
[全階層再計算]を実行すると、以下の画面が表示され、<はい>ボタンをクリックすると、
すべての階層データを保管後、再計算を実行します。
こんなとき?
●システム設定で複雑な設定をしている場合
●下階層にデータがあるにも関わらず、上の階層で単価を訂正した場合
●システム設定で計算式を変更した場合
以上の時は、必ず全階層の再計算を実行するようにしてください。
計算結果が反映されていないなどの理由のあるときに実行してください。
システム設定の変更方法や、システム設定の仕様については、「第 4 部
システム設定」
を参照してください。
169
第3部
機能説明 −
第2章
メニュー説明
計算行を使って部位別に小計・合計
操作の
ポイント
見積当番には、小計、中計、大計、大大計、大大大計と 5 つの計算行項目があります。こ
の項目を使って各見積書の部位別に小計・合計を表示させて、値引き項目や、中間計を作
成するのに使用します。
矢印はそれぞれの、計算行の有効範囲です。
【A 直接工事費】
建築主体工事
1 式
12,345,678
12,345,678
電気設備工事
1 式
23,123,456
23,123,456
衛生設備工事
1 式
10,247,680
10,247,680
外溝工事
1 式
800,600
800,600
撤去工事
1 式
12,801,024
12,801,024
解体工事
1 式
640,480
640,480
小
計
中計
59,958,918
【B 間接工事費】
小計
共通仮設工事
1 式
640,400
共通経費
1 式
640,200
640,400
640,200
小
計
1,280,600
中
計
61,116,062
消 費 税
1,833,481
出精値引
170
小計
1 式
-123,456
-123,456
第2章
[挿入(I)]
挿入(I)
オブジェクトの作成(O)
セルカーソルのある位置に、ペイントブラシなどで絵などのオブジェクトを作成し、貼り
付けます。
[オブジェクトの作成]コマンドをクリックすると、<オブジェクトの挿入>ダイアログボ
ックスが表示されます。オブジェクトの作成には、全く新しく作成する方法と、ファイル
から作成する方法の2種類があります。
■1.新しくオブジェクトを作成する
<オブジェクトの種類>リストの中から、オブジェクトを作成するアプリケーションを選
択し、OK ボタンを押してください。選択されたアプリケーションが起動します。オブジ
ェクトの作成方法については、アプリケーションの説明を参照してください。
オブジェクトが出来上がったら、オブジェクトを作成しているアプリケーションのメニュ
ーコマンド[ファイル]-[見積当番を更新]を選択してください。
171
第 3 部 機能説明 − 第 2 章 メニューの説明
注意
一般的にオブジェクトを作成しているアプリケーションは、[ファイル]-[見積当番を更新]
というメニューコマンドが用意されています。しかし中には単に「更新」とか、あるいは
ファイルメニューがないものもあります。詳細についてはそれぞれのアプリケーションの
説明を参照してください。
■2.既存のファイルからオブジェクトを作成する
ダイアログボックスの<ファイルから>ラジオボタンを選択してください。ファイルから
選択するようになります。
<ファイル>にはオブジェクトファイルを指定してください。ファイルの一覧を表示して
選択したい場合は、<参照>ボタンをクリックしてファイルを選択し、<OK>ボタンを
クリックしてください。
<リンク>チェックボックスはリンク形式で見積当番に貼り付ける場合にチェックします。
リンクとは、元のオブジェクトファイルのデータが変更されると、見積当番にもその変更
が反映されことです。
<リンク>チェックボックスをチェックしていない場合は、元のオブジェクトファイルの
データが変更されても見積当番にその変更は反映されません。
172
第2章
注意
オブジェクトファイルからオブジェクトを作成、特にリンクする場合は、実際に目的のフ
ァイルの拡張子が特定のアプリケーションと関係があるかどうかを把握する必要がありま
す。見分ける方法は、ファイルのアイコンが特定のアプリケーションのアイコンかどうか
であり、かつ OLE サーバーアプリケーションかどうかです。OLE サーバー機能をそのア
プリケーションがサポートしているかどうかは、そのアプリケーションの説明を参照して
ください。
■オブジェクトについて
0オブジェクトを作成するためのアプリケーションの一部には、見積当番と相性の悪いも
のがあります。最悪の場合、ファイルの保存をしないまま[オブジェクトの作成]を実行し
た場合、そのアプリケーションだけでなく、見積当番が異常終了しデータを消失する恐れ
があります。見積当番とオブジェクト作成のアプリケーションの相性が確認できない場合
は、このコマンドを実行する前に必ず見積当番のファイルを保存してからコマンドを実行
するようにしてください。相性の問題がない場合は、必要に応じて見積当番のファイルを
保存するようにしてください。
また一度相性に問題がないように思えても、何度かこのコマンドを実行するうちに見積当
番、オブジェクト作成のアプリケーション双方が異常終了することもありますので注意し
てください。
一般的に見積当番とオブジェクトを作成する市販アプリケーションの相性の問題はありま
せんが、すべてを保証することはできません。
)見積当番ではインプレースアクティベーション(見積当番のウィンドウ自体でペイント
ブラシや動画ソフト、ワープロなどが動作する)をサポートしていません。オブジェクト
を作成するアプリケーションのウィンドウが別に表示されます。
173
第 3 部 機能説明 − 第 2 章 メニューの説明
挿入(I)
オブジェクトの貼り付け(P)
オブジェクトを作成しているアプリケーションから、オブジェクトを見積当番のセルカー
ソルの位置に貼り付けます。事前にオブジェクトを作成しているアプリケーションで、[編
集]-[コピー] (アプリケーションによっては複写)コマンドを実行してオブジェクトをクリ
ップボードにコピーします。その次に見積当番のメニューコマンド[挿入]-[オブジェクトの
貼り付け]を実行します。
注意
この貼り付けは埋め込み式です。オブジェクトを作成したアプリケーションで元のオブジ
ェクトのデータを変更しても、見積当番には反映されません。
挿入(I)
ファイルから作成(F)
既存のファイルからオブジェクトを作成、貼り付けます。メニューコマンド[挿入(I)]-[ファ
イルから作成(E)]を実行すると、<挿入オブジェクトを開く>ダイアログボックスが表示
されます。
見積当番に貼り付けるファイルを選択して、<開く>ボタンをクリックしてください。見
積当番のセルカーソルの位置にオブジェクトが貼り付けられます。
挿入(I)
オブジェクトの削除(D)
オブジェクトを見積当番から削除します。
削除したいオブジェクトをマウスで選択し、メニューコマンド[挿入]-[オブジェクトの削
除]を実行します。
174
第2章
[画面(V)]
印刷用紙指定(P)
画面(V)
画面の表示モードを印刷する用紙のページサイズに再調整します。
見積当番の画面ページは長い巻紙のようなもので、印刷される用紙のサイズ設定をしなく
ても、後で印刷する用紙のサイズに合わせてページサイズを変更することができます。
メニューコマンドの[印刷用紙指定]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
印刷用紙指定で設定できる用紙は、7 つのリストから選択することができます。チェック
マーク(9)がある項目が、現在の設定用紙になっています。
■全体ページ
見積当番のウィンドウの最下行に全体ページの表示があります。これは、現在のセルカー
ソル位置が用紙の何ページ目に位置しているかを表示しています。
各用紙で設定されるページ行数は、システム設定により変更することができます。
画面(V) 画面切換(G)
編集中の見積画面の状態を変更します。
メニューコマンドの[画面切替]を選択すると、6 つのリストが表示されます。
※使用環境により表示画面は異なります。
表示されているリストの中から、変更する画面を選択してクリックすると、編集中の見積
画面が選択された画面モードで表示されます。
このコマンドは、[マスク設定]コマンドと併用して利用します。
マスク設定で設定されたマスク名称で、画面切替リストの項目にも表示されますから、上
の図で表示された項目は、デフォルト設定されたリストとして参照してください。
)マスク設定については、この章の[画面]-[マスク設定]コマンドを参照してください。
175
第3部
画面(V)
機能説明−メニューの説明
フォント
現在表示されているフォントを変更します。
メニューコマンドの[フォント]を選択すると、現在使用しているフォント名と一緒に画面
に表示されます。
画面フォントを変更するときは、メニューバー[画面(V)]-[フォント]コマンドをクリックし
て<文字フォント指定>ダイアログボックスから変更します。
ダイアログボックスの<使用フォント名>コンボボックスをクリックして、使用するフォ
ントを一覧の中から選択してください。選択されたフォントで印刷されます。
<使用フォント選択>ボタンをクリックすると、使用できるフォントを調整できます。
<見積当番のフォント>にフォントを追加したい場合は、<システムのフォント>から追
加するフォントを選択し、<追加>ボタンをクリックしてください。逆に削除する場合は、
<見積当番のフォント>から削除するフォントを選択し、<削除>ボタンをクリックして
ください。
注意
0画面専用フォントでは印刷できません。
0見積編集画面で使用しているフォントは削除できません。
176
第2章
画面(V)
マスク設定(M)
見積書作成、編集において一時的に不必要な列項目を画面から非表示させて、必要な列項
目だけを画面に表示させる機能です。見積当番では、非表示させる列項目(マスク)を使用
することにより、さらに見積当番作成・編集がしやすくなります。
見積当番で設定できるマスク情報は、6 種類まで登録することができます。
設定されたマスク情報は、メニューコマンド[画面]-[画面切替]の選択リスト上に表示され
ます。
■マスクの登録
マスクリストは上から 0 番、1 番、…5 番とマスク番号があり、現在画面切替で選択され
ているマスク番号に登録されています。
メニューコマンドの[マスク設定]をクリックすると、画面にマスク設定のウィンドウが表
示されます。
マスク設定ウィンドウが表示されたら、マスク(非表示)したい項目にセルカーソルを移動
してクリックしてください。XXXXXXX と表示されるはずです。XXXXXXX 記号のある項
目が非表示項目となります。
マスクする項目を間違って設定した場合、その項目にセルカーソルを移動しクリックする
と解除されます。
177
第3部
機能説明−メニューの説明
すべての項目の入力が終了したら、マスク設定ウィンドウの<登録>ボタンをクリックし
設定したマスク情報に、次回以降呼び出すマスク名称(画面名)を付けて登録します。
マスクの登録が終了すると、登録したマスク設定を全ての階層で使用するか、現在の階層
だけで使用するかのダイアログボックスが表示されます。
<はい(Y)>を選択した場合は、登録したマスク情報を全ての階層で使用します。
<いいえ(N)>を選択した場合は、登録したマスク情報は、現在の階層でしか使用できませ
ん。
ただし、<はい(Y)>を選択した場合は、前階層の項目が同じシステム設定の状態でないと
項目のズレが発生する場合があります。
178
第2章
マスク設定で画面切り替え
操作の
ポイント
マスク設定で見積書の項目を非表示項目とすることで、通常一度に画面に表示できない項
目を表示することができます。
●マスク設定の例
「摘要」、「単位」、「単価」、「備考」をマスクして、見積金額と原価金額を表示させ、
「予実対比表」としてマスクを保存します。
見積金額と原価金額の対比をしながら見積書を編集することができます。
また、登録されているマスク状態で印刷も可能ですから、必要な資料に基づいた印刷帳票
を自由に作成することもできます。
登録されたマスク情報は次回以降メニューコマンドの[画面(V)]-[画面切替(G)]でいつでも
呼び出すことができます。
179
第3部
機能説明−メニューの説明
画面(V) 階層表示設定
見積当番の階層タイトル表示を変更します。
メニューコマンド[階層表示設定]をクリックすると、次の画面が表示されます。
チェックマークがある項目が現在の表示設定となっています。
■階層(縦)/上階層(見出し)表示
■階層(縦)/上階層(計)表示
■階層(横)表示
階層(縦)表示の時の方が、下の階層に移動するほど幾分表示できる行数が少なくなります。
180
第2章
画面(V) ページ区切り線
ページ区切りを表示するのに、どの種類の線を表示するかを設定します。
画面(V) 単位画面(U)
見積単位を入力するための単位専用ウィンドウを呼び出します。
メニューコマンドの[単位画面]をクリックすると、以下の画面が見積画面の上に表示され
ます。
単位を挿入したいセルにマウスカーソルを移動し、選択したい単位をダブルクリックする
と、上書き状態で挿入されます。
181
第3部
機能説明−メニューの説明
単位画面のメニュー
[ファイル(F)]
変更(A) ON/OFF
単位画面に新しい単位を追加したい場合、この項目を ON にしてください。通常は OFF
になっています。
追加変更の保存(S)
変更・追加した内容を保存します。
終了(X)
単位画面を閉じます。
[編集(E)]
切り取り(T)
[Ctrl]+[X]
セルカーソルにて選択された単位を切り取ります。切り取られた単位は、クリップボード
に保存されています。
コピー(C)
[Ctrl]+[C]
マウスカーソルにて選択された単位をコピーします。コピー単位は、クリップボードに保
存されています。
貼り付け(P)
[Ctrl]+[V]
クリップボードに保存されている内容を貼り付けます。
削除(D)
マウスカーソルにて選択された単位を削除します。
182
第2章
画面(V)
ツールバー設定(T)
見積当番で使用するツールバーをカスタマイズします。
コマンドを実行すると、<ツールバーの変更>ダイアログボックスが表示されます。
<利用できるボタン>
ツールバーに追加できるボタンのリストです。追加したいボタンを選択し、<追加(A)>ボ
タンをクリックします。
■ツールバーのボタン
ツールバーにすでにあるボタンのリストです。削除したいボタンがあればそれらを選択し、
<削除(R)>ボタンをクリックします。
<閉じる>ボタンでダイアログボックスを閉じます。
<リセット>ボタンで、ツールバーを出荷時の設定に戻します。
<上へ>、<下へ>ボタンで、<ツールバーのボタン>で選択されているボタンを、上か
下へ順番を入れ替えます。
183
第3部
機能説明−メニューの説明
画面(V) オプション(O)
2 階層目以降の階層に移動したときの、上階層のタイトル表示の設定などを行います。
<階層の見出し項目>
[画面]−[階層表示設定]−[階層(縦)/上階層(見出し)表示]に対する上階層の項目を、
階層見出し項目、ツリー表示項目に設定します。
設定範囲は、「システム設定」の文字属性(C 属性)の範囲のみ有効です。
<内訳作成自動複写項目>
上階層から内訳階層を作成する時の上階層項目を自動的複写する機能です。
設定範囲は、「システム設定」の文字属性(C 属性)の範囲のみ有効です。
<合計名称表示欄>
このダイアログボックスの<編集 2>の<合計名称>の入るセルを指定します。
指定は、「システム設定」の文字属性(C 属性)のみ有効です。
<階層見出し下階層へ強制書き込み>
内訳作成時の自動複写項目で指定された項目を、強制的に内訳に移動する度に項目を複写
します。
184
第2章
■小数点以下の0表示
システム設定で、小数点を使用する設定項目で小数点以下をゼロの場合でもゼロとして表
示します。
<ABリンク>
指定項目から指定項目に自動的に複写する機能です。
始まり指定項目が文字属性の時は、文字属性のみ有効です。
始まり指定項目が数値属性の時は、数値属性のみ有効です。ただし「システム設定」で SUM
項目として登録されたセルは選択できません。
<表紙連動用金額欄>に表紙の金額欄に表示する項目を選択します。
<消費税率>に消費税率を入力します。
消費税率に対する、丸め属性(切り上げ、切り捨て、四捨五入)、丸め単位(1∼10000000)
を設定することができます。
<経費行>経費行に対する、丸め属性、丸め単位を設定する事ができ、計算行の経費行で
実行されます。
185
第3部
機能説明−メニューの説明
<表示選択>オプションボタンで、マスク画面名称、合計行名称の選択を切り替えること
ができます。
<マスク画面名称>でマスク設定で使用するマスク画面名称を登録します。
<合計行名称>の各項目に名称を設定します。
186
第2章
<1階層の数量欄>
仕訳ファイルの作成時に入る数量欄を指定します。指定した項目には、仕訳ファイル作成
時に、自動的に数量
1
が入ります。
<1階層目の単位欄>
仕訳ファイルの作成時に入る単位欄を指定します。指定した項目には、仕訳ファイル作成
時に、自動的に単位
式
が入ります。
画面(V) 合計名称変更(H)
現在の階層に表示されている、合計行の名称を変更します。[合計名称変更(H)]コマンドを
実行すると、以下のウィンドウが表示されます。
<名称>欄に、「**計**」や、「原価計」を入力することにより、編集画面や印刷用
紙に出力する事が出来ます。
187
第3部
機能説明−メニューの説明
[拡張機能(T)]
拡張機能(T) 非印刷行指定(U)
印刷をするときに、不要な項目を印刷対象項目から除外し、次の行を繰り上げて印刷しま
す。
ツールバーの<非印刷行>ボタン、またはメニューの[非印刷行指定(U)]コマンドをクリック
すると、マウスカーソルのポインタが
に変わりますので、印刷をしたくない複数の項
目行の上でマウスをクリックしてください。
終わったら、もう一度[非印刷行指定]コマンドを実行してください。マウスカーソルが
に戻ります。
非印刷行
非印刷行は行番号が消えて
.
と表示され、緑色に表示されます。非印刷行を解除した
い場合は、[非印刷行指定]コマンドを再度実行し、マウスカーソルが
に変化したのを
確認してから、非印刷行の上でマウスを再度クリックしてください。非印刷行の解除が行
えます。
非印刷行は、見積編集画面で表示色が変更されますから、表示色を見て設定解除してくだ
さい。
■非印刷行の終了
非印刷行機能を終了する場合、ツールバーの<非印刷行>ボタンを押すか、又は右クリック
で終了することができます。
188
第2章
注意
非印刷行の設定をした行は計算の対象になりません。従って、見積金額の合計からも控除
されます。
又、印刷すると行が詰まって印刷されますので、画面上のページ位置を確認しながら印刷
を実行して下さい。
拡張機能(T)
メモ行指定(M)
一つのセル内だけで入力が足りない場合、金額欄も含めて1行単位で入力できます。
メモ行を設定したい項目行にセルカーソルを移動させて、メニューコマンドの[メモ行]、
もしくはツールバー<メモ行>をクリックすると、指定された行に1行メモ行を追加しま
す。追加された行は行番号の横にメ印が付きメモ行としてそのまま利用できます。
メモ行
メモ行の編集はメモ行設定をされた行にセルカーソルを移動させて、マウスでダブルクリ
ックもしくは、[F2]キーを押して編集モードに切り替えて入力をします。
注意
0メモ行を直接解除する方法はありません。、行削除によってメモ行を削除し、その後行
挿入を行ってください。
01 行のメモ行で入力できる最大文字数は 75 文字までです。
0メモ行の項目は計算の対象にはなりません。
189
第3部
拡張機能(T)
機能説明−メニューの説明
特殊メモ行指定(T)
セル単位での文字入力ができます。見積当番のセル項目は、数字属性、文字属性と大きく
2つのセル属性があります。数字属性のセルにはもちろん文字を入力することはできませ
ん。どうしても金額欄に文字を入力したい場合など、そのセルの属性を文字属性に変更し
て文字を入力できるようにします。
特殊メモ行は、行番号の横に Q 印が付きます。
特殊メモ行にする行にセルカーソルを移動し、メニューの[特殊メモ行]コマンドをクリッ
クすると、特殊メモ行が挿入され、セルカーソル位置の行すべてが文字属性のセルに変更
されます。入力は[メモ行]コマンドと違いセル単位で入力します。
)金額欄に入力された項目行は、設定後は計算の対象になりません。従って見積金額の合
計からは控除されます。
また金額欄に入る文字は右詰で表示されす。
拡 張 機 能 仕訳ファイル作成(S)
仕訳は作成した見積書から仕訳入力されたデータに基づいて、集計ファイルを作成します。
作成できる集計ファイルの種類は、ひとつの見積書から2種類の仕訳ファイルを作成でき、
作成された仕訳ファイルは通常の見積書と同様に扱うことができます。
仕訳は何によって仕訳されたかで、できる仕訳ファイルの用途をどのようにでも変えるこ
とができます。
仕訳ファイル作成をする前に、あらかじめ見積書に仕訳を入力しておかなければなりませ
ん。
●仕訳名の入力(仕訳リストの登録及び修正)
見積書の入力項目「発注先名」にセルカーソルを移動させて、マウスをダブルクリックす
ると、仕訳入力ウィンドウが画面に表示されます。
190
第2章
[ファイル]-[追加変更]を ON にして、 コード 、 名称 、 摘要 、 住所 、 F
AX
、 担当者
)ただし、
コード
等を入力します。入力すると、自動改行します。
欄では、同じコードを別の行に入力することはできません。
入力した仕訳名を保存したい場合は[ファイル]-[追加変更の保存]をクリックし保存します。
仕訳リストには登録最大 500 行まで登録することができます。
メニューバー[編集]、[画面]の各コマンドの機能は、見積当番本体のメニュー構成と同じで
す。各機能については見積当番本体のそれぞれの説明を参照してください。
注意
Ver2 では、仕訳リストの修正を中止する場合は[ファイル]-[追加変更の中止]でリストを元
に戻すことができましたが、Ver3 では元に戻せません。
●仕訳の入力
見積書の入力項目「発注先名」にセルカーソルを移動させて、マウスをダブルクリックし
ます。
仕訳入力ウィンドウが画面に表示されます。表示された仕訳リストの中から項目を選択し
てダブルクリックします。選択された項目が画面のセルカーソル位置にコードと共に複写
されます。
この作業を繰り返して実行し、必要な仕訳を見積書に入力し、見積書を保存します。
要素別仕訳ファイルを作成する際も同様の操作を行って下さい。
191
第3部
機能説明−メニューの説明
●仕訳入力された見積書から、仕訳ファイルを作成します
見積書に入力された仕訳コードから、仕訳ファイルを作成します。
仕訳はひとつの見積書に2種類の仕訳コードを入力できますから、作成したい仕訳の項目
を指定して新しく仕訳ファイルを作成します。
メニューコマンド[仕訳作成]コマンドを選択すると以下の画面が表示されます。
<ファイル名>に新しく作成する仕訳ファイル名を入力してください。
)ファイル名入力ダイアログボックスの操作は、 [新規作成]を参照してください。
仕訳ファイル名を入力し終わると、作成したい仕訳ファイル指定のための仕訳ファイル作
成ダイアログボックスが表示されます。
仕訳選択の発注先名か要素をクリックし、<OK>ボタンをクリックしてください。仕訳
ファイルの作成を開始します。
仕訳ファイル作成終了後、仕訳されたファイル名の見積画面が表示され、仕訳名ごとに内
訳が作成されます。
192
第2章
仕訳ファイルを上手に利用
操作の
ポイント
仕訳は、1つの見積書から、それぞれ別々の項目で仕訳集計することができますから、仕
訳の1番目を「発注先名」、仕訳の2番目を「要素」などのように設定して登録します。
「発注先名」で仕訳されたファイルは、発注先別に仕訳された発注リストとして利用する
ことができますし、「要素」で仕訳されたファイルは、要素別の一覧表を作成することが
できます。
見積内訳書
仕訳集計表
拡張機能(T) 簡易均等割付(W)
セル内の文字列を簡易的に均等割付します。
均等割り付けしたい項目にセルカーソルを移動し、メニューコマンド[簡易均等割付]をク
リックします。
複数のセル項目を均等割付する場合は、項目を選択してから[簡易均等割付]コマンドを実
行します。
注意
均等割付はあくまでも簡易的に行うもので、指定された文字列を整えるだけの機能です。
拡張機能(T) 文字欄連続設定(R)
編集中の見積書に連続的に同種の文字列を入力することができます。見積書のコード欄な
どに使用すると有効なコマンドです。
連続設定する位置にセルカーソルをドラッグしながら移動し、設定文字を入力します。入
力後設定したセルカーソルから設定する行までセルを選択します。
193
第3部
機能説明−メニューの説明
■文字欄連続設定できる文字種一覧
●半角文字
1
(1)
1)
A
a
ア
2
(2)
2)
B
b
イ
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
※
※
※
Z
z
モ
※は指定された範囲のMAXまでです。
全角文字
注意
A
a
あ
い
イ
I
ア
B
b
い
ろ
ロ
Ⅱ
イ
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
Z
z
も
て
テ
Ⅹ
モ
上記以外の文字欄連続設定はできません。また、文字欄連続設定で入力する場合必ず、最
初の文字は上記文字の最初の文字(四角で囲む)を指定してください。
文字欄連続設定は、右寄せに設定されます。
小計行等の計算行やメモ行に関しては、それらの行を除いて連続設定されます
拡張機能(T)
文字列検索(K)
指定された文字列を見積書の中から検索して、文字列検索ウィンドウに表示します。
表示された項目への参照ジャンプができますから、訂正したい文字列を検索しその項目に
ジャンプすることで、階層間の面倒な移動操作の必要がありません。
194
第2章
例)
あらかじめ見積画面の検索したい項目の列にセルカーソルを合わせます。検索はその項目
の列を対象にしますから、例えば、名称にセルカーソルを合わせて検索文字欄に
防水
と入力すると、リストに検索結果を表示します。
検索された項目にセルカーソルを移動すると、<表示ジャンプ>ボタン横にその項目が入力
されている階層の位置が表示されます。表示させたい項目にセルカーソルを移動し、<表
示ジャンプ>ボタンをクリックします。
クリックされた項目が存在する階層に見積編集中の画面が切り替わります。
検索される項目は、指定された列に検索文字列があるものを対象として検索を開始します。
指定された列以外の項目で検索は行いません。
195
第4部
システム設定メニュー
第4部
システム設定
システム設定の目的
The 見積当番では、見積編集画面を自由に変更することができます。
一般的に使用する書式として、すでに登録してありますが、下記のような内容で書式を変
更したい場合は、システム設定で変更してください。
例)
1.自社の見積スタイルに変更したい場合。
2.取引先の見積スタイルに合わせたい場合。
3.自社の原価、実行予算画面として管理したい場合。
4.費目(労務費、外注費、材料費)ごとに分類して管理したい場合。
この章では、システム設定を使用して、見積編集画面を設定する方法を説明します。
システム設定メニュー
<スタート>ボタンをクリックし、[プログラム]サブメニューの[The 見積当番 Ver3]
から[システム設定]を選びます。
システム設定メニュー
196
システム設定
■全階層一括設定
システム設定は、第7階層までそれぞれ設定できますが、全階層全て見積編集画面のフォ
ームが同じ場合のみ一括で設定できます。
■階層別設定
各7階層のシステム設定をそれぞれ変更する場合に使用します。
■動作環境設定
The 見積当番 Ver3 for Windows95/NT4.0 の編集作業に関する動作環境を設定します。
注意
この動作環境設定は、階層別設定では動作しない機能もあります。
必ず、全階層一括指定のときのみ使用してください。
使用する際は、マウスでオプションボタンを指定して[OK]をクリックしてください。
例)全階層一括設定
[◎全階層一括設定]の◎のところをマウスで指定し[OK]をクリックします。
197
第 4 部 システム設定
システム設定操作
システム設定各機能説明
全階層一括設定
全階層一括設定を指定するとシステム設定編集画面が出力されます。
システム設定で設定出来る項目は、以下の7つの項目が各階層で設定できます。
■フィールド名称
■フィールド属性
■フィールド長(桁数)
■計算式
■合計計算式
■階層計算式
■合計欄名称
次ページ以降にそれぞれの項目の詳しい説明を解説してあります。
198
システム設定操作
メニュー説明
[ファイル(F)]
ファイル(F)
上書き保存(S)
変更されたシステム設定を上書きして保存されます。
メニューコマンドから、[上書き保存(S)]を選択してください。
変更したシステム設定を保存する場合、<はい>ボタンをクリックしてください。変更し
た内容を設定ファイルに上書き保存しシステム設定メニュー画面に戻ります。
<いいえ>ボタンを選択した場合、変更内容を保存せずにシステム設定メニュー画面に戻
り、システム設定の内容は、以前のままの状態になります。
<キャンセル>ボタンを選択した場合は、設定の終了を中止し、システム設定の編集画面に戻
ります。
システム設定の設定項目に、誤りがあった場合は、訂正部分の詳細なメッセージが表示
されますから、メッセージに従って項目を訂正し設定を保存するようにしてください。
ファイル(F) 参考ファイル呼出(R)
各階層のシステム設定を作成する場合、参考でコピーしながら作成することもできます。
システム設定は、第 1 階層∼第 7 階層まで設定することができますが、作成した階層と
同様のシステム設定を別の階層に作成する場合に、[参考ファイル呼出]コマンドを利用
して、作成した階層の項目をコピーすることができます。
199
第 4 部 システム設定
■参考ファイル(F)
参考終了(X)
参考ウィンドウを閉じます。
■画面(V)
ズーム 参考画面の表示サイズを変更します。
■行コピー(S)
指定したセルの行をシステム設定画面のセル位置に複写します。
■セルコピー(C) 指定されたセル項目をシステム設定画面のセル位置に複写ます。
■全行コピー(A) その階層すべての項目を、システム設定画面のセル位置から全行複
写します。
■ ヘルプ(H)
ファイル(F)
参考についてのヘルプを呼び出します。
印刷(P)
システム設定の内容を印刷します。
登録したシステム設定は、各階層別に印刷することが可能です。
[ファイル(F)]-[印刷(P)]コマンドを選択すると以下のダイアログボックスが表示され
ます。
印刷では、現在編集中の階層のシステム設定を印刷する事ができます。
●用紙の種類
印刷する用紙を、用紙の種類コンボボックスの下矢印をクリックして選択して下さい。
●ページ付き印刷 ON/OFF
印刷される用紙にページを自動的に印刷します。
● 印刷部数
印刷をしたい部数を指定して下さい。入力された分のシステム設定が印刷されます。
システム設定の情報は、見積当番を利用する上で非常に大切な情報です。万一のために
システム設定の状態を印刷しておくことをお勧めいたします。
設定の終了
ファイル(F)
200
システム設定を終了します。
システム設定操作
[編集(E)]
元に戻す(U)
編集(E)
操作を間違ったとき、実行していた操作やコマンドを取り消して元の状態に戻すことが
できます。たとえば、誤って行を削除してしまった場合など、[元に戻す]コマンドを実
行するだけで元の状態に戻すことができます。
切り取り(T)
編集(E)
単語や用語を削除します。削除できる対象は、セル単位で複数のセルの項目も切り取り
することができます。
切り取りたい項目にセルカーソルを移動してメニューコマンドの[切り取り]を実行し
ます。切り取られた文字は、一度クリップボードに保管されていますから、メニューコ
マンド[貼付け]を使って他のセルへ切り取られた文字を貼り付けすることができます。
コピー(C)
編集(E)
文字列、または他のアプリケーションからの文字データなど、システム設定セル項目に
コピーすることができます。
コピーしたい項目にセルカーソルを移動して、メニューコマンドの<コピー>を実行しま
す。選択された項目がクリップボードにコピーされます。
コピーされた項目は、メニューコマンドの<貼り付け>を使って利用することができます。
同じ内容を繰り返しコピーするときは、一度メニューコマンドの<コピー>を実行した後
何度でもメニューコマンドの<貼り付け>を実行することによって可能です。
貼り付け(D)
[コピー]コマンドでクリップボードに複写されている文字を、セルカーソルのある位置
編集(E)
に貼り付けます。
貼り付けしたい場所に、セルカーソルを移動しマウスの右ボタンをクリックしてもショ
ートカットメニューを表示させて[貼り付け]をクリックしても操作することができま
す。
201
第 4 部 システム設定
このコマンドは、[コピー]コマンドと併用して使用するため、実行前にクリップボード
内に文字列が取り込まれていなければなりません。
編集(E)
削除(K)
セルカーソルのある位置の項目を削除します。行そのものを削除するのではなくセルカ
ーソルのあるセル項目の文字列を削除します。
削除したい項目をマウスでドラッグして、連続的に項目を削除することが出来ます。
削除したい項目にセルカーソルを移動し、マウスの右ボタンをクリックし、ショートカ
ットメニューを表示して[削除]をクリックしても操作することができます。
編集(E)
行削除(D)
F7
セルカーソルのある行を削除します。
削除したい行にセルカーソルを移動させ、メニューコマンドの[行削除]を実行します。
複数の行を選択して一度に行削除を実行することもできます。
[行削除]コマンドを実行するときのセルカーソル位置は、セルカーソルのある行を削除
しますから、システム設定のどの位置にあってもかまいません。
編集(E)
行挿入(N)
F8
編集中のシステム設定の指定された行に新たな行を追加します。
このコマンドを実行すると、指定された行に新たに行が挿入されます。
セルカーソルを新たに行を追加したい位置に移動させ、メニューコマンドの[行挿入]を
実行します。
編集(E)
行コピー(G)
指定された行すべてをコピーします。
コピーされた行はクリップボードに保管され、[行貼り付け]コマンドと併用して使用し
ます。
202
システム設定操作
[行コピー]コマンドは、[コピー]コマンドとは違い、指定された行にすべてをクリップ
ボードにコピーします。
コピーされた行はクリップボードにコピーされていますから、[行貼り付け]コマンドを
使って任意の行に貼り付けることができます。
●複数の行をコピー・貼り付けする場合は、コピーする始めの行から終わりの行までを
範囲指定してください。
●コピー範囲を指定して、マウスの右ボタンをクリックし、ショートカットメニューを
表示させて、[行コピー]をクリックしても操作することができます。
編集(E)
行貼り付け(H)
クリップボードにコピーされている行を、指定された行から貼り付けします。
このコマンドは[行コピー]コマンドでクリップボードにコピーされた行を貼り付けま
すから、先に貼り付ける行を<行コピー>コマンドを使ってコピーしてから使用してくだ
さい。
●貼り付ける行を指定して、マウスの右ボタンをクリックし、ショートカットメニュー
を表示させて、[行貼り付け]をクリックしても操作することができます。
203
第 4 部 システム設定
[画面(V)]
画面(V)
印刷用紙指定(P)
見積当番で通常使う用紙を選択します。以後、新規で作成される見積書は選択された用
紙で作成されます。
※画面は設定により異なる場合があります。
フィールド名称設定
見積編集画面の項目欄に対する名称の設定です。
フィールド名称は、フィールド項目行 A∼Z、a∼zまでの52行設定が可能です。
204
システム設定操作
フィールド名称を入力すると、見積編集画面の項目欄に表示されますが、そのフィール
ド名が項目に均等に入るわけではないのでフィールド名称の枠内で調整しなければな
りません。
うまく調整できない場合は、画面(V)の
フィールド名称設定
をクリックすると、下
記の画面が表示されますので、項目ごとに修正してください。
属性
フィールド名称に対する属性を設定します。
属性の種類
C
文字属性です。
W
文字属性に対する 2 段書き表示設定です。桁数には、たとえば 20
桁の2段書きの場合は 20、24 桁の場合は 24 を指定します。
数値属性とし小数点を第何位までを設定します。
0∼4
0;フィールド
フィールド番号に対し、
1
という数が入ったら
番号<>1
印刷を行う場合設定します。たとえば、数量に1式と入力される
例)
と単価と金額に同じ数字が入りますので、印刷した場合は、単価
0;C<>1
を表示しません。
S
数式の計算式の属性です。
A
数式の計算式で答えを出す属性です。
I1=SIWAKE-1
仕訳1のコードを定義する属性です。
D
仕訳1のコードに対する仕訳名が表示されます。
I2=SIWAKE-2
仕訳2のコードを定義する属性です。
D
仕訳2のコードに対する仕訳名が表示されます。
0
として
205
第 4 部 システム設定
文字属性(C)
文字を入力する場合に設定します。
桁数は、2∼40桁まで可能です。
文字の桁数によって、項目タイトルに表示される
項目を調整しなければなりません。
文字属性(W)
1行に2段項目を入力する場合の設定です。
桁数は、2∼40桁で、その桁数が上段、下段と
入りますので、実際には桁数の倍の入力が可能です。
小数点属性(0∼4)
数値属性の小数点第何位までを設定します。
数値の場合、桁数と小数点がプラスされますので、
桁数オーバーに注意してください。
印刷時数値を非表示属性(0; フィールド番号<>1)
一式工事など単価を入力しないで金額に計算結果を印刷したい場合などこの属性を使
用します。
印刷時数値を非表示を定義しない場合の印刷
名
称
数
量
水盛遣方
単位
1
単
価
金
120,000
式
額
120,000
印刷時数値を非表示を定義した場合の印刷
(
0;B<>1 )
名
称
数
水盛遣方
量
単位
1
式
単
価
金
額
120,000
数式計算式属性(S)
計算式を入力する項目です。
この数式を利用することにより、簡単な数量計算を行うことができます。
しかも、変数に数値を代入することにより、その変数を各計算式に当てはめることによ
り、その変数の代入数値を変更する事により、全ての計算式の変数に代入され、一瞬に
して計算処理を行うことができます。詳しくは、第4部システム設定−数式の設定につ
いてをお読みください。
206
システム設定操作
数式計算結果表示属性(A)
数式計算式属性(S)の計算結果を表示するフィールドです。
詳しくは、第4部システム設定−数式の設定についてをお読みください。
仕訳1、仕訳2のコード定義属性(I1=SIWAKE-1)(I2=SIWAKE-2)、仕訳名1、仕訳名 2 の
2表示属性見積明細項目を発注先ごとや要素別ごとに仕訳する機能です。
仕訳は2種類選択できます。1つ目の仕訳コードを入力するところは、(I1=SIWAKE-1)
となります。この属性による仕訳コードで仕訳名が表示されるところが、次の行の仕訳名
(D)となります。
もう一種類の仕訳コードを入力するところは、(I2=SIWAKE-2)と入力してください。
仕訳1と同じように、仕訳名は表示される所は、次の行に仕訳名(D)と同じく入れます。
桁数
フィールド項目の長さを数値で設定します。フィールド長に入力された数値分だけ見積
編集画面の幅が調整できます。
フィールド長の制限
文字フィールド長・・・・・・・・・
2∼40文字以内
2段文字フィールド長・・・・・
2∼40文字以内
数字フィールド長・・・・・・・・・
2∼15桁以内
数式のフィールド長・・・・・・・
2∼40桁以内
仕訳コードフィールド・・・・・
4桁のみ
仕訳名称フィールド長・・・・・10桁のみ
小数桁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4 桁以内
フィールド長の合計は、493 まで可能です。
フィールド桁数を入力していくと合計がステイタスバーの 桁数合計 に表示されます。
207
第 4 部 システム設定
計算式
フィールド項目に対する計算式を設定します。
計算式を設定するには、各項目のフィールド項目行を入力して計算式を設定します。
計算式の書式
四則演算
[[(フィールド項目行)+,-,*,/ [[(フィールド項目行)
構成比率
RATIO->[[フィールド項目行
四則演算
例)
行
1)フィールド名
A
名称
B
摘要
C
数量
D
単位
E
単価
F
金額
4)計算式
[[C*[[E
計算式欄[[C*[[E の意味
[[
C
横計算式の記号
数量行
*
四則演算(掛ける)
[[
横計算式の記号
E
単価行
各計算式例)
内 容
数量フィールド(C)と単価フィールド(E)の
計算式
[[C*[[E
をフィールド(F)に入力
乗数を金額フィールド(F)に代入
原価数量フィールド(H)と原価単価フィー
[[H*[[J をフィールド(K)に入力
ルド(J)の乗数を原価金額フィールド(K)
に代入
金額フィールド(F)と原価金額フィールド
[[F-[K をフィールド(L)に入力
(K)の差額を差額フィールド(L)に代入
金額フィールド(F)と原価金額フィールド
(K)の差額(L)に対しての利益率を利益率
フィールド(M)に代入
208
[[L/[[F*100 をフィールド(M)に入力
システム設定操作
構成比計算(RATIO->[[フィールド項目行]
構成比を計算する属性です。
例えば、フィールド番号(F)
金
額
の構成比を計算したい場合は、
フィールド項目行 G の計算式の所に
RATIO->[[F と入力します。
次のように構成比が計算されます。
A
名称
B
C
D
摘要
数量
単位
E
単価
F
金
G
額
構成比
仮設工事
1
式
100,000
100,000
10
土工事
1
式
200,000
200,000
20
コンクリート工事
1
式
300,000
300,000
30
型枠工事
1
式
400,000
400,000
40
209
第 4 部 システム設定
合計計算式
合計計算式とは、そのフィールドに対する縦列の計算式を設定します。
合計計算式の書式
[#(フィールド項目行) +,-,*,/ [#(フィールド項目行)
SUM・・・・・・・・・・そのフィールドの合計を表示したい場合に入力
[#・・・・・・・・・・・・・・合計計算式の記号
行
1)フィールド名
5)合計計算式
A
名称
B
摘要
C
数量
D
単位
E
単価
F
金額
G
備考
H
原価数量
I
単位
J
原価単価
K
原価金額
SUM
L
差額
[#F-[#K
M
利益率
[#L/[#F*100
SUM
計算式例
内容
金額フィールド(F)を合計表示
SUM をフィールド(F)に入力
原価金額フィールド(K)を合計表示
SUM をフィールド(K)に入力
金額フィールド(F)の合計と原価金額
[#L/[#F*100 をフィールド(M)に入力
フィールド(K)の合計の差額フィールド
(L)に対しての利益率を利益率フィー
ルド(M)に代入
210
計算式
システム設定操作
階層計算式
階層計算式というのは、そのフィールドの合計を上階層のあるフィールドに集計し、移
行する事をいいます。
階層計算式書式
->[$(上の階層のフィールド)
計算式例
第2階層
行
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
K
L
M
1)フィールド名
名称
摘要
数量
単位
単価
金額
備考
原価数量
単位
原価単価
原価金額
差額
利益率
6)階層計算式
->[$E
->[$J
第 1 階層
E
単価
J
原価単価
この場合、第二階層(F)金額フィールドの階層計算式(->[$E はこの金額の合計を第一階
層の(E)、つまり単価フィールドに集計して移行することを示します。
211
第 4 部 システム設定
合計名称欄
合計名称欄は、「**計**」や、「原価計」を入力することにより、編集画面や印刷
用紙に出力する事が出来ます。
一括処理にて合計名称を入力した場合、全階層同じ合計名称が入力されているので、 階
層別に名称を変更する場合は、一度設定を終了させ階層別設定にて合計名称を変更して
ください。
例)1 階層目…………総合計
2 階層目…………**計**
注意
合計欄名称は、合計計算式をしているフィールド、数値入力欄では入力できません。
また、出力される合計名称の文字数分のフィールド長がなければなりません。
0システム設定についての要注意事項
システム設定の値を変更する場合は、十分に注意して行ってください。システム設定の
値を変更すると、設定された内容で見積書を編集することが出来ますが、以前に作成さ
れていたデータには反映いたしません。そのため、設定内容の異なる見積データを編集
しようとした場合、見積画面の項目とデータの項目にズレが生じます。ズレたデータを
そのまま編集したり、参考データとして利用した場合の動作は保証しかねます。
システム設定を変更する場合は、前回まで作成していたデータと共に、変更以前のシス
テム設定もバックアップするようにしてから変更作業をするようにして下さい。
212
システム設定操作
数式の設定について
数式機能とは
この数式機能は、概算で数量を計算するために使用します。数式機能を使用する場合、
あらかじめシステム設定で、数量の前に数式(式を入力するところ)を作成して置く必
要があります。
尚、この数式欄を設定すると、経費行で設定した%が数式欄に表示されます。
例)数式機能が入力された一般的な計算例
名称
摘要
数式
根伐
.45*.45*21
数量
4.25
例)数式機能が入力された変数を使用した場合の計算例
名称
摘要
数式
数量
H=.45
W=.45
L=21
H*W*L
4.25
根伐
単位
m3
単位
m3
変数に定義された値を変えて再計算を行うと、各変数に基づいた数式が計算されます。
例)変数に全角文字を使用した場合
名称
摘要
数式
高さ=.45
幅=.45
長さ=21
根伐
高さ*幅*長さ
例)経費行が入った場合の例
名称
摘要
数式
経費行
[@*.15
数量
単位
4.25
m3
数量
単位
この場合は、上からの計に対して15%の経費金額が入る。
213
第 4 部 システム設定
数式設定の入力
行
フィールド名
フィールド属性
フィールド長
A
名称
C
20
B
摘要
C
20
C
数式
S2
40
D
数量
A2
10
E
単位
C
5
F
単価
0;D<>1
10
計算式
必ず求める数量の直前のフィールドに設定
数式を使用する上での注意事項
①数式欄の入力文字数は、40 文字以内に設定して下さい。
②変数を重複して使用した場合、最後の変数が有効となります。
③変数は、半角文字で4文字以内(全角2文字)に設定して下さい。
④使用できる変数の最大値は250個まで使用できます。
⑤計算式は、四則演算以外の式を使用しないでください。また、入力される演算式は必
ず半角文字で入力をして下さい。
⑥変数の値を変更する場合は、見積当番本体の再計算機能を必ず実行して下さい。正し
い値を計算しないことがあります。
⑦数式を設定する場合は、必ず数量の直前に設定して下さい。
⑧各階層での数式設定は1個所だけ設定することができます。
⑨数式機能を使用して見積当番を運用した場合、本体の処理速度が若干遅くなります。
⑩数式を入力した行には、上書きで数量を入力する事はできません。また、変数を使用
した場合も同様に入力はできません。
214
ユーティリティ
ユーティリティ
ユーティリティでは、作成した見積書データをコピー、削除、名前変更などの処理を行う
時に使用します。
注意
ユーティリティを起動する前に、見積当番を終了してください。見積当番が開いている場
合はユーティリティを起動できません。
またユーティリティを開いている間は、見積当番を起動することはできません。
画面構成
ユーティリティを起動すると、以下の画面が表示されます。
ドライブ
コンボボックス
ツールバー
ファイル
ボックス
フォルダ
ボックス
ステータスバー
■ツールバーアイコン
コピー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・見積ファイルのコピー
移動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・見積ファイルの移動
削除・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・見積ファイルの削除
名前変更・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・見積ファイル名の変更
システム設定バックアップ・・・・・・・・システム設定のバックアップ
システム設定リストア・・・・・・・・・・・・システム設定のリストア
大きいアイコン・・・・・・・・・・・・・・・・・・アイコンを大きく表示
小さいアイコン・・・・・・・・・・・・・・・・・・アイコンを小さく表示
一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一覧形式で表示
詳細・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・詳細形式で表示
全指定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すべてを選択
Ver3見積データ・・・・・・・・・・・・・・・・・Ver3形式データ
Ver2見積データ・・・・・・・・・・・・・・・・・Ver2形式データ(DOS 版データ)
215
ユーティリティ
[選択処理(S)]
コピー(C)
コピーは、作成した見積書データを他のドライブ、フォルダにデータファイルをコピーす
る作業です。
ファイルボックスの中からコピーしたいファイルを選択し、[処理選択(S)]-[コピー(C)]コマ
ンドを実行するか、ツールバー<コピー>をクリックしてコピーします。
ファイルは複数選択することもできます。複数のファイルを選択する場合は、[Ctrl]キーを
押しながらマウスを使って、目的のファイルのアイコンを一つずつクリックして選択して
ください。選択されたファイルを解除する場合は、選択されているファイルを再度クリッ
クすることで解除することができます。
複製するファイル
を選択します
コマンドを実行すると、<コピー先フォルダの指定>ダイアログボックスが表示されます。
ファイルのコピー先のドライブ、フォルダを指定し、<OK>ボタンをクリックしてくだ
さい。
216
ユーティリティ
コピー先を指定すると次の画面が表示されます。
コピー先ファイル名には<コピー元ファイル名>と同じものが表示されます。コピー先の
ファイル名を変更したい場合には、<コピー先ファイル名>を修正してください。
■<はい>ボタン
コピー先のフォルダとファイル名を確認したら、このボタンをクリックしてください。複
数のファイルを選択した場合、一つずつ確認していきます。複数のファイルを選択し、コ
ピー先のファイル名を変更しない場合、<はい>ボタンではなく、<一括処理>ボタンを
クリックしてください。
■<いいえ>ボタン
このボタンを押した場合、現在ダイアログボックスに表示されているファイルはコピーの
対象から外されます。複数のファイルを選択している場合は、同じように<はい>ボタン、
<いいえ>ボタンのどちらかのボタンをクリックして確認作業を繰り返します。
■<一括処理>
複数のファイルを選択したときのみ表示されます。選択した全てのファイルをコピーする
ときは、このボタンを押します。
注意
<はい>ボタン、<いいえ>ボタンをクリックし、全てのファイルについて確認をしたら、
コピーの対象となっているファイルをコピー先のフォルダにコピーします。ただし、コピ
ー先のフォルダにすでに同じ名前のファイルがある場合、上書きするかどうかを聞いてき
ますので、上書きするときは<はい>ボタン、しないときは<いいえ>ボタンをクリック
してください。
OLE オブジェクトのコピー
コピーする見積書ファイルに OLE オブジェクトが存在する場合、以下のダイアログボッ
クスが表示されます。
■OLE オブジェクトもコピーする
OLE オブジェクトも見積ファイルと一緒にコピーします。
217
ユーティリティ
■OLE オブジェクトはコピーしない
OLE オブジェクトを除いて見積ファイルをコピーします。
■<以降全て>ボタン
複数の見積ファイルをコピーする場合、選択されたオプション設定に従って OLE オブジ
ェクトを全てコピーする、あるいはしないようにします。
移動(M)
見積書のデータファイルを別のドライブまたは、フォルダに移動します。操作方法は[コピ
ー(C)]と同様の操作となります。操作方法については[コピー(C)]を参照してください。
削除(D)
選択されたファイルを削除します。
ファイルを選択し、[選択処理(S)]-[削除(D)]か、ツールバー<削除>ボタンをクリックして
ください。次のダイアログボックスが表示されます。
■<はい>ボタン
削除するファイル名を確認したら、このボタンをクリックしてください。複数のファイル
を選択した場合、一つずつ確認していきます。複数のファイルを選択し、全てのファイル
を削除する場合は、<はい>ボタンではなく、<一括処理>ボタンをクリックしてくださ
い。
■<いいえ>ボタン
このボタンを押した場合、現在ダイアログボックスに表示されているファイルは削除の対
象から外されます。複数のファイルを選択している場合は、同じように<はい>ボタン、
<いいえ>ボタンをクリックして確認作業を繰り返します。
■<キャンセル>ボタン
削除処理を中止します。ただしすでに削除されたファイルを元に戻すことはできません。
■<一括処理>
複数のファイルを選択したときのみ表示されます。現在ダイアログボックスに表示されて
いるファイルを含め、選択した残りのファイル全てを削除するときは、このボタンを押し
ます。
注意
218
削除されるのはファイルだけで、フォルダそのものは削除されません。
ユーティリティ
名前変更(R)
見積当番のデータファイルの名前を変更します。ファイルボックスの中からファイルを一
つ、あるいは複数選択し、[選択処理(S)]-[名前変更(R)]コマンドを実行してください。
次のダイアログボックスが表示されます。
■変更後のファイル名
変更後のファイル名を入力します。たとえば
名称を入力します。
建築用予備
のように変更したいファイル
■<はい>ボタン
ダイアログボックスに表示されているファイル名を変更する場合、このボタンをクリック
してください。
■<いいえ>ボタン
ファイル名を変更しない場合は、このボタンをクリックしてください。
■<キャンセル>ボタン
複数のファイルを選択している場合、現在ダイアログボックスに表示されているファイル
を含めて、残りのファイル名の変更を中止します。ただし、すでに変更したファイル名を
元のファイル名に戻すことはできません。
システム設定バックアップ(B)
システム設定を別のドライブまたは、フォルダにコピーしバックアップファイルを作成し
ます。
<バックアップ先フォルダの指定>ダイアログボックスが表示されます。
219
ユーティリティ
バックアップ先のドライブまたは、フォルダを選択して<OK>ボタンを押してください。
注意
システム設定を変更する前に、必ず現在のシステム設定を別のドライブまたは、フォルダ
に保存してからシステム設定を行うようにしてください。
システム設定リストア(R)
バックアップしたシステム設定ファイルを、見積当番のシステム設定として元に戻します。
これは主にシステム設定を誤り、修復できなくなった場合にこの作業を行います。システ
ム設定ファイルがバックアップ先フォルダに保存されていることが前提になります。
[選択処理]-[システム設定リストア(R)]を実行すると、<バックアップデータのフォルダ
指定>ダイアログボックスが表示されます。
システム設定の保存されているドライブまたは、フォルダを選択してください。確認メッ
セージが表示されますから、そのままリストアを実行する場合は<はい>ボタンをクリッ
クしてください。
終了(X)
ユーティリティを終了します。このユーティリティを終了してから見積当番を起動するこ
とができます。
220
ユーティリティ
[変換(C)]
データ変換
データ変換を行います。データ変換は以前のバージョンデータを Ver3データに変更する
ときや、Ver3 で作成された見積書データを Ver2 あるいは DOS 版データに変換する事が
できます。
変換作業を行う前に以下の点に十分に注意して変換作業を行ってください。
●変換データのバージョン
●変換先データのシステム設定が変換元のシステム設定と一致しているか
変換したいデータをユーティリティ画面のファイルボックスの中から選択し、[変換
(C)]-[データ変換]コマンドを実行します。
選択したデータが現在のバージョンよりも前のバージョンの場合、次の画面が表示されま
す。
<OK>ボタンをクリックすると、データ変換処理を開始し、<キャンセル>ボタンをク
リックすると実行を中止します。
変換先を変換先フォルダ以外に変更する場合は、<変換先変更(C)>ボタンをクリックして
変更するフォルダを指定してください。
■<変換先変更>ボタン
変換先フォルダを変更します。このボタンをクリックすると<変換先指定>ダイアログボ
ックスが表示されます。
変換先のドライブ、フォルダを指定して<OK>ボタンをクリックしてください。
221
ユーティリティ
現在のバージョン(Ver3)のデータを選択した場合は次の画面が表示されます。
処理を実行するオプションを選択して、<OK>ボタンをクリックします。
注意
データ変換について
変換するデータは、変換先のシステム設定(各フィールド情報)と現在使用しているシス
テム設定と一致した設定になっている必要があります。
フィールド設定が異なるデータを読み込んだ場合、それぞれのフィールド表示がズレて表
示されます。また思わぬ障害を発生する原因にもなる恐れがありますから十分に注意をし
て作業を行ってください。
また、Ver3 のデータを変換する場合以下の点に十分に注意してください。
1. 1レコードの長さが 256 バイトを超えた場合 256 バイト以上のデータは変換され
ません。
2. システム設定で W 項目として登録されているセルは、C の項目として変換されま
す。また、この時 W 項目項目の半分の長さで変換を行います。
3. 200 行以上のデータが含まれている場合変換作業を行いません。あらかじめ 200
以内のデータに変更してから変換作業を行ってください。
システム設定変換(DOS 版→Ver 3)
見積当番 DOS 版のシステム設定ファイルを、Ver 3 用に変換します。
[変換(C)]-[システム設定変換(DOS 版 -> Ver3)]コマンドを実行すると、以下のダイアログ
ボックスが表示されます。
■DOS 版のフォルダを指定してください
DOS 版のシステム設定ファイルが保存されているドライブまたは、フォルダを指定してく
ださい。右側にある<フォルダ選択>ボタンをクリックすると、<DOS 版フォルダ指定>
ダイアログボックスが表示されます。そこからドライブまたは、フォルダを選択すること
もできます。
222
ユーティリティ
ドライブまたは、フォルダを選択して<OK>ボタンをクリックしてください。
<OK>ボタンをクリックするとシステム設定変換作業を開始し、<キャンセル>ボタンをクリ
ックすると、作業を中止します。
システム設定変換(Ver2→Ver 3、DOS 版→Ver3)
見積当番 Ver2 のシステム設定ファイルを Ver3 用に変換します。
変換操作方法は、前項を参照してください。
[表示(V)]
大きいアイコン(G)、小さいアイコン(M)、一覧(L)、詳細(D)
表示するファイルの形式を変更する事ができます。
ユーティリティを起動した直後は、大きいアイコンで表示され、表示ボタンアイコンをク
リックする事により、一覧表示されるファイル形式を変更する事ができます。
YZH 選択(Z)
見積当番 Ver3 のファイルを表示します。デフォルトはこの表示形式になっています。
Y1 選択(Y)
DOS 版、Ver2 の見積当番ファイルを表示します。
最新の情報に更新(R)
現在のフォルダの中にあるファイルの一覧を、リフレッシュし最新情報を表示します。
[ヘルプ(H)]
目次(C)
ヘルプウィンドウを表示し、ヘルプの項目を表示します。
バージョン情報(A)
ユーテリティのバージョン情報を表示します。
223
エラーメッセージ一覧
-- エラーメッセージ一覧表 -プログラム保護装置が有りません!
中止します。
[解説]
起動する時、パソコン本体にプログラム保護装置が接続されていません。
[対処]
見積当番を正しく起動するためには、パソコン本体にプログラム保護装置を正しく接続してください。
システム設定が起動されているため<The 見積当番>が起動できません
[解説]
システム設定プログラム起動中に、見積当番本体を起動させようとしています。
[対処]
システム設定プログラムは、見積当番本体の設定を変更出来ますので、システム設定プログラムと見積当
番本体を同時に動かすことは出来ません。システム設定プログラムを終了させてから、見積当番を起動し
てください。
ユーティリティが起動されているため<The 見積当番>が起動できません
[解説]
ユーティリティプログラム起動中に、見積当番本体を起動させようとしています。
[対処]
ユーティリティプログラムには、システム設定のバックアップ、リストア等の機能が有るためユーティリ
ティプログラムと見積当番本体を同時に動かすことは出来ません。ユーティリティプログラムを終了させ
てから、見積当番を起動してください。
基本 TEXT がありません<The 見積当番>を起動できません!
[解説]
見積当番本体を動作させるために必要な情報が記述されているファイル 基本 TEXT.Y1 に何等かの障害が
発生したか、インストールが正しく行われていない場合。
[対処]
再度インストールを行ってください。
224
エラーメッセージ一覧
ファイル名に[ 無題 ]は使用できません
[解説]
見積データのファイル名に無題という名前を使用した場合。
[対処]
見積データのファイル名に無題以外の名前を使用して下さい。
現在編集中のファイルには、仕訳ファイルを作成できません
[解説]
作成する仕訳ファイルの名前が、現在編集中のファイルと同じ名前の場合。
[対処]
作成する仕訳ファイルの名前は、現在編集中のファイル名とは違う名前にして下さい。
仕訳ファイル2階層目のレコード件数が30000行を超える為、仕訳ファイル作成が出来ません
[解説]
仕訳する見積データのレコード件数が30000件を超える場合。
[対処]
仕訳する見積データのレコード件数を30000件以下に減らしてから仕訳ファイル作成を行って下さい。
文字欄以外は無効です。
[解説]
文字連続設定を文字欄以外の項目にて実行した場合。
[対処]
文字連続設定は文字入力用の項目で行って下さい。
特殊行から始まる範囲指定は無効です。
[解説]
文字連続設定の範囲指定開始行が、小計、中計等の行となっている場合。
[対処]
文字連続設定の範囲指定開始行は特殊行以外から開始して下さい。
225
エラーメッセージ一覧
リンク元を指定して下さい。
[解説]
オプションの編集2で設定するABリンクで、リンク元を設定せずにOKボタンクリックした場合。
[対処]
ABリンクのリンク元を指定して下さい。
リンク先を指定して下さい。
[解説]
オプションの編集2で設定するABリンクで、リンク先を設定せずにOKボタンクリックした場合。
[対処]
ABリンクのリンク先を指定して下さい。
属性が違います。
[解説]
オプションの編集2で設定するABリンクで、リンク元とリンク先の属性が違う場合。例えば、単位の項
目から単価の項目へのABリンクなどを設定した場合。
[対処]
ABリンクのリンク元とリンク先を同じ属性の項目を設定して下さい。例えば、数量から原価数量へなど。
数値を入力して下さい。
[解説]
オプションの編集2で設定する消費税率に数値以外の文字を設定した場合。
[対処]
消費税率には正しい数値を入力して下さい。
消費税の範囲を超えています。
[解説]
オプションの編集2で設定する消費税率に指定できる範囲を超えた数値を設定した場合。
[対処]
消費税率に設定できる数値は1以上100以下の数値です。
226
エラーメッセージ一覧
検索フィールドが(なし)で検索文字は入力できません。
[解説]
文字列検索で複合条件設定時、検索フィールドを設定せずに検索文字を入力しようとした場合。
[対処]
検索フィールドを指定してから検索文字を入力して下さい。
検索フィールドが(なし)で空白含むはチェックできません。
[解説]
文字列検索で複合条件設定時、検索フィールドを設定せずに空白含むチェックを行うとした場合。
[対処]
検索フィールドを指定してから、空白含むのチェックを設定して下さい。
検索文字を入力して下さい。
[解説]
文字列検索で複合条件設定時、検索文字を入力せずに検索を開始しようとした場合。
[対処]
検索文字を入力してから検索を開始して下さい。
現在使用中のため削除できません。
[解説]
使用フォント選択時、現在使用中のフォントを削除しようとした場合。
[対処]
使用フォント選択時、現在使用中のフォントは削除しないで下さい。
見積データにこれ以上 OLE Data File は作れません。
[解説]
挿入でオブジェクトの作成及び貼り付けを行って、制限を越える数のオブジェクトを挿入した場合。
[対処]
1つの見積データには、最大100内訳にオブジェクトを貼り付けることが出来ますが、それ以上は貼り
付けることが出来ません。
227
エラーメッセージ一覧
見積データの明細にこれ以上 オブジェクトを挿入することが出来ません。
[解説]
挿入でオブジェクトの作成及び貼り付けを行って、1つの内訳に制限を越える数のオブジェクトを挿入し
た場合。
[対処]
1つの内訳には、最大100個のオブジェクトを貼り付けることが出来ますが、それ以上は貼り付けるこ
とが出来ません。
基本テキストファイルは参考で開けません。
[解説]
参考呼び出しで基本テキストファイルを開こうとした場合。
[対処]
参考呼び出しでは見積データを開いて下さい。
印刷するデータがありません。
[解説]
見積データを印刷しようとした時に、見積データがない場合。
[対処]
見積データが入った状態で印刷を行ってください。
始めのページ指定の数値が正しくありません。
[解説]
印刷開始ページ番号に0以下の数値を入力した場合。
[対処]
印刷開始ページ番号には0以上の数値を指定してください。
ズーム倍率の限度を越えてます!
[解説]
ズーム倍率に30以下または200以上の数値を入力した場合。
[対処]
ズーム倍率には30以上200以下の数値を指定してください。
228
エラーメッセージ一覧
始めの文字は */+- を指定して下さい
[解説]
Y計算の掛け率入力で */+- 以外の文字から入力を行った場合。
[対処]
Y計算の掛け率入力では */+- の文字から始まる掛け率を入力してください。
例) *0.75、 /1.2
XXXXXXXX は不正な文字("X")を含んでいます。
[解説]
新規ファイル名入力で、入力したファイル名文字列の中にファイル名で使用できない文字を含んでいる場
合。
[対処]
ファイル名文字列には、"¦\.*/?,;:[ ]
="""を含まない文字列を入力してください。
処理対象のファイルを選択して下さい。
[解説]
ユーティリティでコピーや削除を実行しようとした時、対象のファイルを選択していません。
[対処]
処理対象のファイルを選択して下さい。
選択したファイルが見つかりません。パスとファイル名を確認して下さい。
[解説]
ユーティリティに表示されてるファイルでも、実際は存在していないファイルです。
[対処]
実際は存在していないファイルなので、メッセージ表示後ファイルは消えます。
バックアップ先のファイルが本体のシステムと違うのでバックアップを中止します。
[解説]
バックアップ先フォルダに既にバックアップファイルが存在していて、見積当番とは別の種類のバックア
ップファイルの時に表示されます。
[対処]
別のフォルダにバックアップして下さい。
229
エラーメッセージ一覧
リストア元のファイルが本体のシステムと違うのでリストアを中止します。
[解説]
リストア元のファイルが見積当番と別の種類のファイルの時に表示されます。
[対処]
このリストアファイルはリストアできません。
このファイル名は見積当番で使用しているので別のファイル名に変更して下さい。
[解説]
見積当番で使用しているファイル名は使用出来ません。
[対処]
ファイル名を変更して下さい。
選択されたフォルダにバックアップデータが有りません。
[解説]
バックアップ元のフォルダにデータが有りません。
[対処]
バックアップ元のフォルダを確認して下さい。
X階層の行数が変換先の最大行数(200行)を超えていますので、変換を中止します。
[解説]
見積当番Ver3のデータを見積当番Ver2かDos版にデータ変換する時に、データの行数が200
行以上ある時表示されます。
[対処]
見積当番Ver3のデータを200行以内に編集して下さい。
総レコード件数が 9800 件を超えていますので、処理を中止します。
[解説]
見積当番Ver3のデータを見積当番Ver2かDos版にデータ変換する時に、データのレコード件数
が9800件以上ある時表示されます。
[対処]
見積当番Ver3のデータレコード件数を減らして下さい。
230
エラーメッセージ一覧
指定されたフォルダに[ XXX ]が見つかりません。[ XXX ]のファイルがあるフォルダを指定し
て下さい。
[解説]
システム設定変換の時、フォルダを指定しますが、そのフォルダに必要なファイルがない時に表示されま
す。
[対処]
見積当番 Ver2 か DOS 版のフォルダを正しく指定してください。
見積当番が起動されているため、システム設定が起動できません"
[解説]
見積当番起動中に、システム設定プログラムを起動させようとしています。
[対処]
システム設定プログラムと見積当番本体を同時に動かすことは出来ません。見積当番を終了させてから、
システム設定プログラムを起動してください。
X 行目の属性文字列
XXXX
に全角文字が含まれています。
[解説]
システム設定、属性の設定文字列に全角文字が含まれている。
[対処]
システム設定、属性の設定文字列は全て半角文字で指定してください。
X 行目 属性文字列 が記述されていません
[解説]
システム設定にて属性の設定文字列が記述されていない。
[対処]
システム設定の全ての項目に属性の文字列を設定してください。
X 行目のフィールド長文字列
XXXX に全角文字が含まれています。
[解説]
システム設定のフィールド長文字列に全角文字が含まれている。
[対処]
システム設定のフィールド長文字列は全て半角文字で指定してください。
231
エラーメッセージ一覧
X 行目 フィールド長文字列 が記述されていません
[解説]
システム設定にてフィールド長文字列が記述されていない。
[対処]
システム設定の全ての項目にフィールド長文字列を設定してください。
X 行目 フィールド長文字列 XXXX に不正な文字("X")が含まれています。
[解説]
システム設定のフィールド長文字列に不正な文字("X")が含まれている。
[対処]
システム設定のフィールド長文字列には数字を設定してください。
X 行目まででフィールド長の合計が
493 を越えました。
[解説]
システム設定のフィールド長の合計が493を越えた場合。
[対処]
システム設定のフィールド長合計の Max は493なので、それ以下になるようにそれぞれのフィールド長
を設定してください。
X 行目の計算式文字列
XXXX に全角文字が含まれています。
[解説]
システム設定、計算式文字列に全角文字が含まれている。
[対処]
システム設定、計算式文字列は全て半角文字で指定してください。
X 行目 構成比率の記述に誤りがあります。
[解説]
システム設定、計算式文字列の構成比率の記述に誤りがある。
[対処]
システム設定、計算式文字列の構成比率の記述は"RATIO->"から始まる文字列を指定してください。
232
エラーメッセージ一覧
X 行目の合計計算式文字列
XXXX に全角文字が含まれています。
[解説]
システム設定、合計計算式文字列に全角文字が含まれている。
[対処]
システム設定、合計計算式文字列は全て半角文字で指定してください。
X 行目の階層計算式文字列
XXXX に全角文字が含まれています。
[解説]
システム設定、階層計算式文字列に全角文字が含まれている。
[対処]
システム設定、階層計算式文字列は全て半角文字で指定してください。
X 行目 階層計算式文字列
XXXX に誤りがあります。
[解説]
システム設定、階層計算式文字列に誤りが有る場合。
[対処]
システム設定、階層計算式文字列は"->[$"から始まる文字列を指定してください。
明細印刷に指定されているフォント「XXXX」をプリンタに設定する個所でエラーとなりました見積当
番本体で使用するフォントを変更してください
[解説]
見積当番本体で指定されているフォントがプリンタで印字できない場合、該当するフォントを表示します。
[対処]
見積当番本体で使用するフォントを変更してください。
印字できる最大行数をオーバーしています。
[解説]
システム設定以外で該当項目を編集したときに表示されます。
[対処]
「
印刷件数」か「上マージン」の値を減らしてください。
233
エラーメッセージ一覧
印字できる最大桁数をオーバーしています。
[解説]
システム設定以外で該当項目を編集したときに表示されます。
[対処]
「印刷桁数」の値を減らしてください。
用紙の設定に失敗しました。(XXXX)
[解説]
使用しているプリンタではサポートできない用紙サイズを使って印刷しようとしたときに、該当する用紙
サイズを表示します。
[対処]
使用するプリンタを変更するか、用紙サイズを変更してください。
プリンタドライバを最新のものにしてください。
用紙を XXXX に設定できませんでした。
[解説]
使用しているプリンタでは印刷できません。
[対処]
使用するプリンタを変更してください。プリンタドライバを最新のものにしてください。
このファイルは見積表紙ファイルではありません
[解説]
「他物件表紙の読込」で表紙ファイル以外のファイルを開こうとした場合に表示されるエラーメッセージ
です。
[対処]
本見積当番で作成したファイルのみを指定してください。
1∼255 までの数字を入力してください
[解説]
フォントボックスに指定範囲外の数字が入力されたか、数字以外の文字が入力されています。
[対処]
1∼255 までの数字を入力してください。
234
エラーメッセージ一覧
25から200までの数字を入力してください
[解説]
ズーム倍率入力で指定範囲外の数字が入力されたか、数字以外の文字が入力されています。
[対処]
25から200までの数字を入力してください。
マージンには、正しい数値を入力してください
[解説]
数字以外の文字が入力されています。
[対処]
正しい数値を入力してください。
数値を入力してください
[解説]
数字以外の文字が入力されています。
[対処]
正しい数値を入力してください。
XXXX の空き容量が不足しています。
[解説]
移動先(コピーや移動など)のディスク容量が少ない時に表示されます。
[対処]
不要なファイルを削除するか XXXX がフロッピーの場合はフロッピーを入れ替えてください。
ハードディスクの場合は、不要なファイルを削除して空き容量を増やしてください。フロッピーの場合は、
別のフロッピーに替えてください。
XX の空き容量が不足しています。
[解説]
移動先(コピーや移動など)のディスク容量が少ない時に表示されます。
[対処]
ハードディスクの場合は、不要なファイルを削除して空き容量を増やしてください。フロッピーの場合は、
別のフロッピーに替えてください。
235
エラーメッセージ一覧
ディスクに書き込みできません
ディスクのライトプロテクトをチェックしてください
[解説]
フロッピーにデータを書き込む時、ライトプロテクトされている時、またはフロッピーに障害がある場合
表示されます。
[対処]
フロッピーのライトプロテクトを解除してください、解除してもメッセージが表示される場合は、別のフ
ロッピーに替えてください。
ドライブの準備ができていません
[解説]
フロッピーにデータを書き込む時、フロッピードライブにフロッピーが入っていない時に表示されます。
[対処]
ディスクを挿入してやり直してください。フロッピードライブにフロッピーを入れてください。
The 見積当番が起動されているため処理できません
[解説]
ユーティリティ起動時に、見積当番が起動していると表示されます。
[対処]
見積当番を終了してから、ユーティリティを起動してください。
システム設定が起動されているため処理できません
[解説]
ユーティリティ起動時に、システム設定が起動していると表示されます。
[対処]
システム設定を終了してから、ユーティリティを起動してください。
ドライブ X の準備ができていません。
[解説]
フロッピーにデータを書き込む時、フロッピードライブ(X にドライブ番号)にフロッピーが入っていない
時に表示されます。
[対処]
フロッピードライブ(X にドライブ番号)にフロッピーを入れてください。
236
エラーメッセージ一覧
XXXXXXX しようとしているファイル[XXXXXXXX]は、すでに存在しています。上書きしますか?
[解説]
コピー、移動などの時、移動先に同じファイル名がある時表示されます。
[対処]
上書きしてもいい時は、はいを選択。それ以外の時はいいえを選択してください。
複写先の空き容量が不足しています。
[解説]
コピー先のディスク容量が少ない時に表示されます。
[対処]
複写先の不要なファイルを削除するか複写先がフロッピーの場合はフロッピーを入れ替えてください。
ハードディスクの場合は、不要なファイルを削除して空き容量を増やしてください。フロッピーの場合は、
別のフロッピーに替えてください。
複写元のディレクトリと複写先ディレクトリが同じですので、複写の際は必ずファイルの名前を変えて実行して
ください。
[解説]
コピー先のディレクトリが、コピー元と同じディレクトリ名の時に表示されます。
[対処]
実行の際、コピー先のディレクトリ名を変更してください。
.
237
The 見積当番 Ver3 for Windows
ユーザーズガイド
2003年4月 10 日
初 版 発行
発行 株式会社福本工業
北海道札幌市白石区平和通 17 丁目北 3-24
©2003 Fukumoto Kougyo co.,ltd.
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