Comments
Description
Transcript
Sicilienne - ル ブルターニュ(LE BRETAGNE)
季 節 の お す す め ガ レット Mozzarella de Hokkaido, avocat, tomates confites, roquette, jambon cru de Parme, sauce basilic Sicilienne シシリエンヌ 北海道産モッツァレッラチーズ、 アヴォカド、セミドライトマト、 ルッコラ、パルマ産生ハム、 バジルソース Juillet 2016 川崎店/名古屋店 版 太古の昔から清廉潔白の象徴だった白いエルミン(冬毛のオコジョ)の 黒い尻尾を、ブルターニュ公国最後の公女アンヌ・ ド・ブルターニュが ブルターニュの紋章にしました。 刺繍職人の祭 チャペルでアート サマータイムで日が長くなり夜は 10 時近くまで明るいこの時期は、 フェスティバルが目白押し。ポンラヴェのフェット・デ・ブロドゥーズ 「刺繍職人の祭」は、その中でも半世紀も続く祭りで、ブルターニュ伝統 の美しい刺繍を施した民族衣装を手がけた職人さんたちにオマージュを 捧げます。今年は 7 月 8 日から 13 日に開催され、毎年 3 万人の観客が ブルターニュ文化の豊かさを体験しに訪れます。 1954 年に始められたこの祭りは、フランスで現在行われている 伝統祭りの中でもとても古いもの。もともとは 1909 年に始められた 刺繍職人のコンテストに遡ります。当時ポンラヴェの町が数多く所有 していた刺繍職人の工房を総動員して行われ、お針子さんたちの中でも 腕の立つ職人さんから刺繍の女王が選ばれていました。 以降この祭りは伝統となり、 1200 もの刺繍を施された 美しい民族衣装のお披露目が音楽やダンスとともに街角や 舞台の上で繰り広げられるようになりました。 1995 年にはもっとも美しいフランス伝統祭で 3 位を受賞、 またフランス芸術の保護に貢献しているとして最優秀賞を 受賞しました。 祭りの日曜日は伝統的なブルターニュのミサから始まり ます。ミサが終わると Bagad と呼ばれる伝統音楽バンドが 奏でる音楽とともにパレードが行われます。 30 ほどのグループが頭にはコワフと呼ばれるレースの帽子 をかぶり、それぞれ色とりどりの民族衣装をまとって登場。 小さな子どもたちも民族衣装で着飾り、誇らしげに参加します。 1 日の終わりには盛大なフェストノズと呼ばれる伝統的な 夜のダンスパーティーが開催され、祭りは最高潮に達します。 これを皮切りに、いくつものスペクタクルや、コンクール、 講演会などが数日にわたって行われます。 祭りの間は刺繍や伝統衣装などがお城にて展示され、 伝統の技をじっくり堪能できます。 涌井ソムリエの おすすめシードル ル ブルターニュ神楽坂店から程近い芸者新道、緩やかな坂道に灯篭が灯 るこの趣ある 坂道の中腹に佇むのは、日本家屋をリノベーションした 「バー ア シードル レストラン」 (http://www.le-bretagne.com/j/bar/) 日本初のシードルバーとして日仏シードルの多彩なラインナップを誇ります。 そんなバー ア シードルのカウンターから、帝国ホテルで長年、エグゼク ティブ シェフ ソムリエを務めた涌井稔がお勧めのシードルをご案内します。 Le P’tit Fausset ( ル プティ フォセ ) 有機栽培されたリンゴで酸化防止剤を使用せずに造られたフルーティーな ブーケ、アフターテイストに軽く繊細なタンニンの渋味を感じられ、 甘みと酸味のタッチも絶妙、食事中にも楽しみたいブルターニュ中部の オーガニックシードルです。 フランス北西部、 ブルターニュ地方。 バカンスの季節は 夏でも爽やかな 海沿いの地方が 大人気ですが、 内陸部にもまた 違った魅力があり ます。 ポンティヴィの町 を中心に行われる アートフェスティ バル « チャペルでアート » は、夏の間に 開催される歴史と芸術のハーモニー。 近隣の 20 ほどの小さな教会にインスピレー ションを得たアーチストたちが、 その場に合わせた芸術を創造、現代アートが 展示されます。 ブルターニュの小さな村には必ずと言って いいほど小さな教会がありますが、普段は 一般に公開されておらず、訪問することも できません。展示が行われる教会はほとんどが 15 世紀から 16 世紀に建てられてもので、 このイベントがなければ知られることもなかっ たでしょう。牧歌的な美しいブラヴェの谷間 沿いに佇む、ひっそりと輝く建築の宝石で 行われる現代アートと宗教建築の対話。 今年で 25 年目を迎える « チャペルでアート » は 7 月 8 日から 9 月 18 日まで、入場無料。