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JAPANESE ,MSDS_IRH,D,RF

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JAPANESE ,MSDS_IRH,D,RF
【1/6】
製品安全データシート
作成:2007年
9月11日
改訂:2009年9月30日
社内整理番号:AP002
1.製品及び会社情報
製品名(商品名)
アクリペット
IR H10、IR H15、IR H20、IR H30、IR H50
IR H70、IR H90
IR D15、IR D30、IR D50、IR D70
RF055、RF065
会社名
:三菱麗陽高分子材料(南通)有限公司
住
所
:中国江蘇省南通経済技術開発区広州路6号
電
話
:+86-513-85928920
FAX
:+86-513-85928901
2.組成,成分情報
単一製品・混合物の区別:混合物
化学名
化学式
メタクリル酸メチルとアクリル酸メチルの
メタクリル酸アルキルとアクリル酸アルキルと
共重合体
スチレンの共重合体
(C 5 H 8 O 2・C 4 H 6 O 2)x
(C 5 H 8 O 2・C 3 H 3 O 2 R・C 8 H 8)y
R:アルキル基
含有量
CAS
NO.
5~95%
95~5%
9011-87-4
27136-15-8
3.危険有害性の要約
分類の名称:危険有害性分類基準には該当しない。
【2/6】
4.応急措置
眼に入った場合:本樹脂の微粉、ダストが目に入った場合には、こすらず、直ちに水
道水のようなきれいな水で最低15分間以上洗い流す。
(こすったりして刺激を与えると角膜を傷付ける恐れがある。)
コンタクトレンズをしている場合には、すぐ取り外して洗う。
もし異常があれば、医師の診断手当てを受ける。
皮膚に触れた場合:高温の溶融樹脂に皮膚が触れた場合には、直ちに水道水等のような
きれいな水で十分に冷やし、医師の診断手当を受ける。
又、高温の溶融樹脂から発生するガスの凝縮物が皮膚に付着した
場合には、石鹸水でよく洗い流す。
吸入した場合:高温の溶融樹脂から発生するガスを大量に吸い込んだ場合には、
被災者を直ちに空気の新鮮な場所に移動させ、安静にする。
咳、呼吸困難その他の症状が出た場合には、医師の診断手当てを
受ける。
呼吸が停止している時には、衣類をゆるめて気道を確保し、直ちに
人工呼吸などの必要な応急手当を行う。
飲み込んだ場合:万一多量に飲み込んだ場合には、十分な水を飲み、指を喉に差し込
んで吐き出させ、直ちに医師の診断手当てを受ける。
5.火災時の措置
消火剤
:水、各種消火剤(ドライケミカル)等を使用する。
消火方法及び消火活動をする者への注意事項:
水、水噴射、各種消火器等により消火する。消火作業には、防火服と呼吸器
具の着用が望ましい。
本樹脂は燃焼すると、高熱を出し、多量の黒煙を発し、二酸化炭素、一酸化
炭素、窒素酸化物等を含むガスを発生する。
消火活動は風上から行い、関係者以外は避難させる事。
6.漏洩時の措置
処理作業者に対する注意事項:
漏洩した場所の周囲にロープを張るなどして、関係者以外の立ち入りを禁止
する。
付近の着火源となるものを速やかに取り除く。
流出物の処理に対する注意:
【3/6】
本樹脂のペレットが、床や通路にこぼれた場合には、踏むと滑って転倒する
恐れがあるので、掃き集めて処分する。
こぼれた本樹脂を床洗浄水と共に廃水に流すと、環境汚染の原因になる。
7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
:本樹脂は、他の合成樹脂と同様、取扱い時に静電気を発生する。ペレット輸
送配管、貯蔵タンク等には、ボンデイング、アース等を施すことが望ましい。
1.成形加工:射出成形加工や押出成形加工時には、溶融樹脂から発生する高温ガスを吸い
込んだり、目、皮膚等が高温ガスに曝されないよう注意する。
特に、高温溶融樹脂を大量に取り扱う場合には、必ず保護手袋を着用し、保
護マスク、保護眼鏡を着用することが望ましい。
ガスを多量に吸い込んだ場合、個人差はあるが、吐き気、頭痛等を訴えるこ
とがあるので、吸入しないようにする。
作業場には、局所排気装置、全体換気装置などを設けることが望ましい。
成形加工機からの排気ダクト内に溜まった微粉、凝縮物は、長期間放置され
ると、自動酸化等により、火災を発生するおそれがあるので、堆積しないよ
う清掃に心掛ける。
2.機械加工:本樹脂の微粉、ダストを発生させるおそれのある切断、サンデイング、粉砕
などを行う場合には、防塵眼鏡、防塵マスク等の防塵保護具を着用し、作業
場には、集塵器を備えた換気装置を設けることが望ましい。
排気ダクト中に堆積した粉塵、ダストは、長期間放置されると、自動酸化又
は静電気による粉塵爆発を起こす危険があるので、堆積しないよう清掃に心
掛ける。
保
管
:本樹脂の保管は、直射日光、水濡れ、湿気を避け、火気から十分離れた場所
で行う。
8.暴露防止及び保護措置
許容濃度:日本産業衛生学会とACGIH(米国産業衛生専門家会議)は共に、本樹脂
の粉塵に関する許容濃度を定めていないが、次の値を適用するのが妥当と
考えられる。
【4/6】
時間加重平均値
吸入性粉塵
総粉塵
2 mg/m 3
8 mg/m 3
5 mg/m 3
10 mg/m 3
日本産業衛生学会勧告値(1992 年)
第三種粉塵
ACGIH勧告値(1992-1993 年)
一般粉塵[Nuisance Dust]
設備対策
:成形加工時や機械加工時には、快適な作業環境を得るため、発生するガ
ス、粉塵、ダスト等を捕集し排出させる局所排気装置等を設けることが
望ましい。
呼吸用保護具:通常の作業時には必要ないが、成形加工機の分解掃除など多量に高温ガ
スの発生を伴う作業を行う場合には、有機ガス用保護マスクを着用する。
樹脂製品の機械加工、サンディングなど微粉、ダストの発生を伴う作業
を行う場合には、粉塵マスクを着用する。
保護眼鏡
:樹脂製品の機械加工、サンディングなど微粉、ダストの発生を伴う作業
を行う場合には、保護メガネを着用する。
保護手袋
:ペレットを扱う通常の作業には特に必要ないが、高温の溶融樹脂を取り
扱う場合には、断熱性の良い保護手袋を着用する。
保護衣
:通常の作業には、通常の作業服で構わない。
高温の溶融樹脂を取り扱う場合には、長袖の作業着を着用する。
9.物理的及び化学的性質
外観等
:ペレット状の固体
臭い
:殆どなし
融点
:明確な融点は無く、広い温度範囲(130~150℃)で次第に柔らかくな
る。
比重
:1.0~1.2
溶媒に対する溶解度:水に不溶、クロロホルムなどの溶剤に可溶
10.安定性及び反応性
安定性
:一般的な貯蔵、取扱に於いては、安定である。
可燃性
:あり
発火性
:自然発火性
水との反応性
自然発火温度;465℃(ASTM
なし
D1929-77)(推定値)
【5/6】
酸化性
:通常の取扱条件ではない。
反応性
:反応性はない。
自己反応性・爆発性:常温では自己反応性なし。高温(280-400℃)になると、分解し、分
解ガスを発生。
粉塵爆発性:あり
11.有害性情報
急性毒性:知見なし
生体学的には不活性であり、生体への影響は通常ない。
12.環境影響情報
起こり得る環境影響:海洋生物、鳥類が摂取することを防止するため、海洋や水域に投
棄、放出してはならない。
13.廃棄上の注意
製品の廃棄方法
:一般に焼却または埋土処理を行う。
廃棄物の処理に関する法律、規則、条令等に則して処理する。
容器・包装の廃棄方法:紙袋,ポリエチレン内袋,フレコン(ポリプロピレン製)は,
焼却処分を行う。
アルミ製内袋は,不燃物として廃棄物の処理に関する法律、
規則、条令等に則して処理する。
14.輸送上の注意
梱包装が破れないよう、乱暴な取扱をしない。もし、破袋しペレットが漏れ出た場合に
は、滑って転倒しないように注意する。流出したものは、速やかに全量回収する。
直射日光、水濡れ、湿気、高温等を避ける。
15.その他の情報
引用文献:
1)樹脂ペレット流出防止マニュアル/日本プラスチック工業連盟
2)粉塵爆発とその防止対策/産業安全技術協会
1993年8月
1983年11月
【6/6】
注
意
事
項
この製品安全データシートに記載されている内容は、作成時点で入手出来る信頼性のある
資料、情報、データに基づいて作成しておりますが、新しい知見により改訂されることが
あります。
注意事項は、通常の取扱を対象としたものですので、特殊な取扱の場合には、予め製造者
にご相談の上、用法、用途に適した安全対策をお取り下さい。
危険性、有害性等は、記載されているものが全てではなく、作成時点では知られていない
ものもあることをご了解下さい。
このデータシートは、記載情報の提供であって、本樹脂の使用に携わる人の生命若しくは
健康に関する損害又は財産の減失若しくは毀損について責任を保証するものではありませ
ん。
本樹脂を個々の製品用途に適用する場合の最終的判断は、法規制、各種製品規格等にも配
慮して、その使用者の責任において最終的に判断して下さい。
本樹脂の製造者は、本樹脂を使用した製品の品質、性能、機能等を保証する立場にはあり
ません。
本樹脂の使用に際しては、使用者はその安全基準も考慮され、安全な取扱に十分お心掛け
下さい。
不明な点があれば、製造者にお問い合わせ下さい。
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