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統合した監視データから、エンド・ツー・エンドのシステム管理を実現

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統合した監視データから、エンド・ツー・エンドのシステム管理を実現
統合化と自動化を実現する高度なシステム管理ソリューション
統合した監視データから、
エンド・ツー・エンドのシステム管理を実現
「IBM は IT の本質的価値を
証明し、企業の知的資源の
活用をサポートできる唯一
のベンダーです」
多くの企業では、ログ・ファイルやフラット・ファイル、リレーショナル・データベースなどに
蓄積した膨大な監視データを、有効に活用していません。さまざまな監視ツールが生成する監視
データを標準化して統合し、その相関関係を分析して適切なビジネス指標を導き出すことができ
れば、監視データをビジネスに役立てることができます。しかし、こうした監視データの潜在的
なビジネス価値に気づいている企業は、ほんの一握りです。また、たとえ気づいていても、その
価値を実際の業務に役立てるためのツールを持ち合わせていないのが現状です。
Royal AHOLD 、Benny Maynard 氏
Tivoli® は、さまざまな監視ツールが生成したデータを共通フォーマットに変換して統合する
ことで、監視データを IT 投資計画やビジネスに活用することを可能にします。監視データを
統合、分析して、システム障害がビジネスに与えるインパクトをより的確に把握することで、
迅速かつ適切な対応をサポートします。
Tivoli システム管理ソリューションは、こうした監視データの統合を実現するデータ・ウェアハ
ウス機能を提供します。データ・ウェアハウスは、パフォーマンス管理ツール、クライアント管
理ツール、セキュリティー管理ツール、ストレージ管理ツールなどが生成した、さまざまな監視
データを統合管理して、有用なビジネス情報に変換します。ビジネス目標を実現する IT システ
ムを構築するには、ポイント監視ツールでシステムの一部分を管理するのではなく、異なる管理
対象をもつさまざまな監視ツールからのデータを関連付けて分析することが必要です。監視デー
タを適切に統合することによって、IT オペレーションの傾向が明らかになり、さまざまな相関
関係を解明することができます。その結果、IT 投資効率の飛躍的な改善も可能です。たとえば、
不正アクセスの検出件数とサーバーやネットワークのパフォーマンス低下との相関関係が明らか
になれば、問題の原因を迅速に特定して、適切な修正アクションを実行できます。さらに、数週
間、数ヵ月間にわたって収集した監視データを分析することで、プロセッサーの稼動状況、スト
レージの使用率、ソフトウェアの展開状況などに関する傾向を把握して、トランザクションの
ピーク時にシステム・ダウンやパフォーマンスの悪化などが発生しないように改善プランを策定
できます。
Tivoli は、データ・ウェアハウスに監視データを蓄積して、高付加価値な監視データ分析を可能
にする製品群を提供しています。この強力で高度なテクノロジーを今後すべての Tivoli 製品に
組み込むことで、システム全体の監視データを収集して、効率的に統合するプロセスをバック
アップします。
データ・ウェアハウスの
オープン性について
Tivoli Enterprise™ Data Warehouse
Tivoli Enterprise Data Warehouse は、Tivoli 管理製品をサポートするデータ・ウェアハウ
ス・テクノロジーです。柔軟性と拡張性に優れたアーキテクチャーで、オープン規格を採用し
ているため、さまざまなの監視ツールからの監視データを収集します。IBM® DB2 Universal
「オープン性とは、ユーザー
が自由にシステム監視デー
タをデータ・ウェアハウス
に保存できることを意味し
ます。Tivoli Enterprise
Database™ テクノロジーと DB2 Warehouse Manager テクノロジーによって、異機種混在環境
のデータを安全かつ効率的に管理できます。
また、Tivoli 以外のシステム管理ツールからの監視データも、簡単に Tivoli Enterprise Data
Warehouse に蓄積されます。社内のアプリケーション情報も収集/統合して、システム全体を
統合的に監視できます。
Data Warehouse は CWM
Candle
CA
NetIQ
(Common Warehouse
Metadata)規格にも準拠
Hewlett-Packard
Cisco Systems
しており、ビジネス・ソ
リューションとしてのオー
プン性が保証されていま
す」
Tivoli
Tivoli
Enterprise
NetView® Console
Tivoli
Switch
Analyzer
BMC
CICS
WebSphere®
Tivoli
Business Systems
Manager
Tivoli
Service Level
Advisor
Tivoli Enterprise Data Warehouse
DB2 データ管理ソフトウェア
Brio Technology
インテリジェントな
Cognos
分析/レポーティング・
Crystal Decisions
ツールと統合
Business Objects
Tivoli
Configuration
Manager
Tivoli
Risk
Manager
Tivoli Monitoring
for Business Integration
Nokia
Check Point
Tivoli Monitoring
for Web Infrastructure
Palm
Tivoli Monitoring
for Messaging and Collaboration
Tivoli Monitoring
for Transaction Performance
Tivoli
Access Manager
ファミリー
Windows CE
Tivoli Monitoring
for Applications
Tivoli Monitoring
for Databases
* 日本では、一部機能に制限があります。
Tivoli Enterprise Data Warehouse はさまざまな監視データを分析し、レポートを作成
Tivoli Enterprise Data Warehouse に保存された監視データは、他の Tivoli 管理製品でも利用
され、有用なビジネス情報に変換されます。たとえば、Tivoli Service Level Advisor はデー
タ・ウェアハウスに蓄積された監視データを分析し、サービスレベルに関する問題を明らかに
します。
異機種混合環境における統合の事例
ある大手企業が、Web を使った注文システムを稼動しました。この新システムは売上高の増加
を目的に導入されたもので、経営陣はそのアベイラビリティーとパフォーマンスに注目していま
す。この注文システムは非常に複雑で、複数のネットワーク・リソース(Web アプリケーショ
「当社が WebSphere と統合
可能な製品を探していたと
ころ、WebSphere と Tivoli
Access Manager for e-
ン・サーバー、MQSeries® 、Oracle サーバー上の顧客データベース、IBM OS/390® 上の IBM
DB2® ベースの注文在庫データベースなど)が採用されています。
この企業は、注文システムとその環境を管理するために、次のような数多くの監視ツールを導
入しました。
business が密接に連携す
* ネットワーク全体 -- Tivoli Enterprise Console® で監視
るという予定を IBM から
* サーバーと Oracle データベース -- BMC Patrol で監視
説明されました。現在、そ
の通りの状況が実現されて
います」
Codan 、主任 IT 技術者、 Per Foldager 氏
* MQSeries -- Candle 製品で監視
* DB2 -- IBM DB2 Performance Monitor で監視
個々の監視ツールには独自のコンソールがあるため、監視作業は複雑で、障害が発生した場合
に各アプリケーションにどのような影響が及ぶのかを予測することは困難でした。
この問題を解決するため、この企業は Tivoli を統合管理ソリューションとして採用し、Tivoli
Business Systems Manager、Tivoli Service Level Advisor、Tivoli Enterprise Data
Warehouse を導入して、複雑な IT インフラストラクチャーを単一の管理環境として統合しま
した。Tivoli Business Systems Manager は、さまざまな監視ツールが生成した監視データを
統合して、注文システム全体を見渡せるビューを提供する製品です。そして、注文システムを
構 成 す る さ ま ざ ま な コ ン ポ ー ネ ン ト に 関 す る 監 視 デ ー タ が 、 Tivoli Enterprise Data
Warehouse に送信されます。Tivoli Service Level Advisor は、この監視データを分析して
サービスレベルの悪化を事前に予測し、毎日のビジネス・プランをプロアクティブに策定する
ことを可能にする製品です。
この事例では、収集した監視データを Tivoli Enterprise Data Warehouse が集中的に統合管理
します。Tivoli Business Systems Manager や Tivoli Service Level Advisor などで、収集した
監視データを新しい観点から有効に利用します。このように、データ・ウェアハウスを他の監視
ツールと密接に統合して、監視データを分析し、その結果からビジネスプロセスなどを改善でき
ます。つまり、システム管理とビジネスを連携させることで、IT パフォーマンスの改善を通じ
て重要なビジネス目標を達成することができます。
ビジネス的観点に基づく IT リソースの評価
今日の一般的なシステム管理ツールは、ビジネス的視点から判断してトラブル対応を優先した
り、リアルタイムのオペレーションをプロアクティブに管理するときに役立つ十分な情報を提
供できません。なぜなら、管理ツールのほとんどは、管理対象のリソースを IT 中心の視点で監
視しているからです。しかし Tivoli Enterprise Data Warehouse は、IT リソースを集中的に管
理して、一般的なビジネス・インテリジェンス・ツールと統合することで、IT リソースや監視
データをビジネス的視点から評価することを可能にします。
データ・ウェアハウスのス
ケーラビリティーについて
Tivoli Enterprise Data Warehouse は次のような機能やテクノロジーで、監視データのビ
ジネス的視点からの評価をサポートします。
* 履歴レポート機能
「Tivoli Enterprise Data
Warehouse は、拡張性と
信頼性の高い DB2 Data
Warehouse テクノロジー
に基づいて設計され、ビジ
ネスの拡大に応じて柔軟に
拡張することができます」
* 先進的な DB2 データ管理テクノロジー
* 他社製品との統合を可能にするオープンなアーキテクチャー
* ODBC 準拠のデータソースから収集した管理データを照合する、汎用的なデータ・
スキーマ
* あらゆる規模でも実装可能なスケーラブルなソリューション
こうした Tivoli 独自のテクノロジーによって、従来の管理対象領域の枠組みを超える相関
関係が検出できます。前述したように、不正アクセスの発生件数と Web アプリケーショ
ン・サーバーのパフォーマンスとの相関関係や、業務アプリケーションのトランザクショ
ン・パフォーマンスの統計値とサーバーの分散状況の相関関係などを簡単に分析すること
ができます。
企業のパフォーマンス・データを集中管理することで、日々の IT オペレーション管理が
効率化されます。サービスレベルの問題をトラブル発生前に検出して、IT システムがビジ
ネスに与えるインパクトをより効率的に管理できるようになります。
今後、Tivoli Enterprise Data Warehouse は、すべての Tivoli 製品をサポートする予定です。
信頼性の高い DB2 Universal Database テクノロジー/DB2 Warehouse Manager テクノロ
ジーで設計され、レポーティング機能も提供する Tivoli Enterprise Data Warehouse は、監
視データのビジネス価値を高め、複雑化するシステム管理の統合と効率化を強力にサポー
トします。
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