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全国いか加工業協同組合 全国いか組合報 563 No. 平成 27年 5月1日発行 ケンサキイカ(ゴトウイカ型) 市場名:アカイカ。 外套長 35cm、体重 600g。細長く大成する。外套膜腹中線に肉畝があり、これは雄に 特に顕著。鰭は縦長の菱形で外套の70%に及ぶ。鰭の後縁はやや凹。他の特徴は前型と同様。特に九州 西岸、五島周辺に豊富。一番するめ(五島するめ)の材料は本種。日本の西部から東南アジア∼オーストラリ ア北部。 世界イカ類図鑑 P.104より抜粋(奥谷喬司著/全国いか加工業協同組合刊) [写真:田川 勝] 組合報第563号 目次 平成25年 平成27年 (2013年) (2015年) 3月号 5月 いかす!ニュース • イカ類の需給動向(全漁連) ………………………………………………………………………………… 1 • マイナンバー(社会保障・税番号制度)……………………………………………………………………… 3 平成27年10月からマイナンバーの通知開始、平成28年1月からマイナンバー利用開始 • 平成27年度第1回日本海海況予報 ……………………………………………………………………… 39 • 平成27年度第1回日本海スルメイカ長期漁況予報 …………………………………………………… 42 統 計 I. 2015年1月分 訂正分 全国イカ水揚集計表(全漁連) ……………………………………… 48 2015年2月分 全国イカ水揚集計表(全漁連) ………………………………………………… 49 II. いか類輸入 国別通関実績 2015年3月 ―財務省貿易統計より― (1) 冷凍いか(除くもんごう) …………………………………………………………………… 50 (2) 乾燥・塩蔵・塩水漬け ………………………………………………………………………… 51 (3) 調整品 ………………………………………………………………………………………… 52 III. 農林水産統計 1. 産地水産物流通統計 平成27年2月 (1) 月別上場水揚量・価格 …………………………………………………………………… (2) 累積上場水揚量・価格 …………………………………………………………………… (3) 漁港別水揚量・価格 ……………………………………………………………………… 2. 冷凍水産物流通統計 平成27年2月 (1) 月間入・出庫量及び月末在庫量 ………………………………………………………… 53 54 55 56 コラム • 魚食をめぐる (68) …………………………………………………………………………………… 57 - 1 - - 2 - - 3 - - 4 - - 5 - - 6 - - 7 - - 8 - 13 - 9 - - 10 - - 11 - - 12 - e Tax - 13 - - 14 - - 15 - - 16 - - 17 - - 18 - - 19 - 29 27 12 - 20 - - 21 - 28 29 18 - 22 - - 23 - - 24 - - 25 - - 26 - - 27 - - 28 - - 29 - - 30 - - 31 - - 32 - - 33 - 13 13 27 10 - 34 - - 35 - - 36 - - 37 - FAQ - 38 - プレスリリース 平成27年4月8日 国立研究開発法人 水 産 総 合 研 究 セ ン タ ー 平成27年度 第1回 日本海海況予報 - 別表の水産関係機関が検討し国立研究開発法人水産総合研究センター 日本海区水産研究所がとりまとめた結果 - 今後の見通し(平成27年4月中旬~6月)のポイント ・対馬暖流域の表面水温は、”平年並み”で経過する。 ・対馬暖流域の50m深水温は、日本海西部及び北部とも”平年並み”で経過する。 2015 年 4 月中旬~6 月の海況 ○能登半島西方の暖水域は、東へ移動して能登 半島北方に分布する。 ○隠岐諸島南東の暖水域は、北東へ移動する。 ○佐渡島西方の暖水域は、北東へ移動した後、 佐渡島東方~津軽半島の岸沿いの暖水域と合 体する。 ○佐渡島東方~津軽半島の岸沿いの暖水域は、 勢力を維持しつつ停滞する。 ○島根沖の冷水域の張り出しはやや弱め。 ○山陰・若狭沖の冷水域の張り出しは平年並み。 ○佐渡島沖の冷水域の張り出しはやや弱め。 ○入道埼沖の冷水域の張り出しは平年並み。 問い合わせ先 国立研究開発法人水産総合研究センター 日本海区水産研究所業務推進部 担当:檜山、江連 電話:025-228-0451、ファックス:025-224-0950 当資料のホームページ掲載先URL http://abchan.job.affrc.go.jp/ http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/ - 39 - 平成27年度 第1回 日本海海況予報 1. 今後の見通し(2015年4月中旬~6月) (1) 能登半島西方の暖水域は、東へ移動して能登半島北方に分布する。隠岐諸島南東の暖水域は、北東 へ移動する。佐渡島西方の暖水域は、北東へ移動した後、佐渡島東方~津軽半島の岸沿いの暖水域と 合体する。佐渡島東方~津軽半島の岸沿いの暖水域は、勢力を維持しつつ停滞する。 (2) 島根沖の冷水域の張り出しは、やや弱めで経過する。山陰・若狭沖の冷水域の張り出しは、平年並 みで経過する。佐渡島沖の冷水域の張り出しは、やや弱めで経過する。入道埼沖の冷水域の張り出し は、平年並みで経過する。 (3)対馬暖流域の表面水温は、”平年並み”で経過する。 (4)対馬暖流域の50m深水温は、日本海西部及び北部とも”平年並み”で経過する。 2. 経過(2014 年 11 月~2015 年 2 月) (1)11 月に隠岐諸島北東で見られた暖水域は 12 月にかけて定在しつつ勢力を拡大し、2015 年 2 月に能登 半島西方へ移動。11 月に佐渡島北西で見られた暖水域は、東進した後 2 月に消滅。暖水域が 12 月に 津軽半島西方で出現した後、2 月に佐渡島東方~津軽半島岸沿いに分布。 (2)島根沖の冷水域は、11 月と 12 月は、規模はやや大きく、接岸状況は平年並み、2 月はデータが少なく 不明。山陰・若狭沖の冷水域は、11 月と 12 月は、規模はかなり小さくやや離岸、2 月はデータが少な く不明。佐渡島沖の冷水域は、11 月と 12 月は、規模はやや小さくやや離岸、2 月はデータが少なく不 明。入道埼沖の冷水域は、11 月と 12 月は規模・接岸状況とも平年並み、2 月はデータが少なく不明。 (3)対馬暖流域の表面水温 11 月は、全体的に”平年並み”であったが、隠岐諸島北東では” かなり高め”~”はなはだ高め”。 12 月は、隠岐諸島東方では” かなり高め”~”はなはだ高め”であったが、能登半島北方から佐渡 島東方にかけては”やや高め”。2 月は、全体的に”平年並み”であったが、能登半島北西から能登 半島東方にかけては”やや高め”~” かなり高め”。 (4) 対馬暖流域の 50m 深水温は、11 月は日本海北部・西部ともに”平年並み”。 3. 現況(2015 年 3 月) (1)暖水域は、能登半島西方、隠岐諸島南東、佐渡島西方、佐渡島東方~津軽半島の岸沿いに分布。 (2)島根沖と山陰・若狭沖の冷水域は、規模はやや小さく接岸状況は平年並み。佐渡島沖と入道埼沖の冷 水域は、規模・接岸状況とも平年並み。 (3)対馬暖流域の表面水温は、隠岐諸島南西の沿岸域で”やや低め” ~ ”かなり低め”、佐渡島北西及 び津軽半島西方で“やや高め”~“かなり高め”以外は、概ね平年並み。 (4)対馬暖流域の 50m 深水温は、日本海西部・北部ともに”平年並み”。 (註)引用符(” ”)で囲んで表した、平年比較の水温の高低の程度は以下のとおり ”はなはだ高め(低め)” : 約 20 年以上に 1 回の出現確率である 2℃程度の高さ(低さ) ”かなり高め(低め)” : 約 10 年に 1 回の出現確率である 1.5℃程度の高さ(低さ) ”やや高め(低め)” : 約 4 年に 1 回の出現確率である 1℃程度の高さ(低さ) ”平年並み” : 約 2 年に 1 回の出現確率で、平年値±0.5℃程度の水温 - 40 - 参 画 機 関 地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 水産研究本部 中央水産試験場 地方独立行政法人 青森県産業技術センター 水産総合研究所 福井県水産試験場 京都府農林水産技術センター 海洋センター 秋田県水産振興センター 兵庫県立農林水産技術総合センター 但馬水産技術センター 山形県水産試験場 鳥取県水産試験場 新潟県水産海洋研究所 島根県水産技術センター 富山県農林水産総合技術センター 水産研究所 山口県水産研究センター 一般社団法人漁業情報サービスセンター 石川県水産総合センター (取りまとめ機関) 国立研究開発法人水産総合研究センター 日本海区水産研究所 - 41 - ( 27 5 7 45°N 40°N 35°N 30°N 5 ( 22 26 ) 125°E 025-228-0451 025-224-0850 URL http://www.fra.affrc.go.jp/ http://abchan.job.affrc.go.jp/ http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/ - 42 - 130°E 135°E 140°E 145°E 27 1 2015 5 7 (1) (2) 5 (2010 2014 ) 2014 10 2015 4 11 2015 5 2015 5 7 7 (1) 2015 4 5cm (2) 2014 10 (3) 11 4 6 50m - 43 - 1. 1) 4 15cm 2cm 10cm 4 *1 5 5cm 7 *1) 10m 12m 2015 3 1 5cm 2 3cm 107.6 1 15.5 7 36.1 5cm 51.2 8.8 2 40°N 1000 100 35°N 10 0 130°E 135°E 100 200km 140°E 1 2015 4 120 300 5cm 100 80 200 60 ( 5 10.7 30 40 100 20 0 0 2000 2005 2010 2 - 44 - 2015 2) 5 10 10 *2) *2) 11 45cm 0.33mm 150m 1 3mm 2014 2013 0.86 2009 3 1 2013 1.49 0.99 4 ( 3 2014 10 1mm) 11 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 1975 1980 4 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 1 2. *3) 2015 4 40 42 27 4 6 50m *3) http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/shindan/index.html *4) http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr27/20150408/20150408press.pdf - 45 - 1 *4) 1 3 3 4 5 2014 5 7 5 6 5 7 8 11 12 2015 2 1 3 3 2,500 oN 45 45°N 2,000 1,500 1,000 200m 2014 2015 40°N 40 500 35°N 35 0 10 11 12 4,000 30°N 30 3,000 ( 2014 2015 200m 125°E 125 2,000 1,000 0 10 11 12 11 12 11 12 4,000 3,000 2014 2015 2,000 1,000 0 10 2,500 ( 2,000 2014 2015 1,500 1,000 500 0 10 5 2014 2015 - 46 - 2015 130°E 130 135°E 135 140°E 140 145°E 150 oE - 47 - - 48 - - 49 - - 50 - - 51 - - 52 - - 53 - - 54 - - 55 - - 56 - : - 57 - 全国いか組合報第563号 (B) (非売品) 編集・発行 全国いか加工業協同組合 住 所 〒113-0034 文京区湯島3丁目47番8号 アイバビル4階 電 話 03-3834-3731 X 03-3834-3735 発 行 日 平成27年5月1日 印 第一印刷株式会社 F A 刷 作成協力 株式会社マイトベーシックサービス