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2013年9月 第14号(PDF/1.20MB)

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2013年9月 第14号(PDF/1.20MB)
鵜
JICAME 通信
JICA カメルーン事務所
2013 年 9 月号 第 14 号
9 月の予定
~
ドゥアラ港の今
【事業・事務所の動き】
★9 月 2 日~6 日:事務所長会議(本部)
~
JICA カメルーン事務所
企画調査員 桑畑 美津子
★9 月 11 日~12 日:在外調達セミナー
★9 月 27 日:FAO 養殖 M/P 実施促進報告会
ドゥアラ港は、カメルーン最大の貿易港です。当国の順調な経済発
★9 月 27 日:小学校建設引渡し式
(Lot9、Lot12)
展と貨物取扱量の増加に伴い、経済性および安全面でメリットの大き
★9 月 30 日:国民議会・地方議会選挙
いコンテナ設備の整備が進められてきましたが、コンテナ貨物取扱能
力が限界に達することが予想されたため、日本は 1987 年に円借款事
【人の動き】
★9 月 3 日:菊田専門家着任(PRODERiP)
業にて、クレーンの設置や貨物トラクターなどの調達を支援しました
★9 月 21 日:佐藤専門家離任(COMIFAC)
(完成 2001 年)。
★9 月 28 日:椎名 Jr.専門員離任(農村開発
部:PRODERiP)
★9 月 25 日:松本専門家着任(COMIFAC)
【目次】
1. ドゥアラ港の今
2. ブラジルへの道‐ワールドカップアフリ
カ最終予選へ!
3. インタビュー:本邦研修「小規模農家人
材育成?研修」の帰国研修員
4. 事務所スタッフ紹介
速報!
理事長賞受賞決定!
本機材は、大変良好に管理され
10 年以上経た今も、衰えること
なく、有効に活用されています。
港には、中国、ベトナム、カン
ボジア、それに、キューバ等と
いった世界中からの貨物船が連
なり、木材やアルミニウム等の主要輸出品が積み上げられており、経
済の躍動を感じます。同港は、カメルーンのみならず、近隣内陸諸国
(チャド、中央アフリカ)への外港としても大きな役割を果たしてい
るため、港は隙間なくコンテナ
で埋めつくされています。更
に、引続き伸び続ける中部アフ
リカの経済成長に合わせて、貿
易量は増加する一方であり、大
型クレーンを整備したインパク
トが確認できました。
カメルーン第 4 次小学校建設計画
鵜
ブラジルへの道‐ワールドカップアフリカ最終予選へ!
JICA カメルーン事務所
所長 矢部
優慈郎
「不屈のライオン」と呼ばれるサッカーカメルーン代表チーム。9 月 8 日にホームでリビア代表に勝利し、最終予選進
出を決めました。日本の協力で改修された国立スタジアムは 38,000 人の大観衆で埋め尽くされ、試合終了後はグラウン
ドで大騒ぎ。最終予選は 10~11 月にチュニジアとホーム&アウェーで競い合い、勝ち越せば 2014 年開催のブラジル大
会への出場権(アフリカ枠は5ヵ国)が得られます。
【舞台は国立アマドゥ・アヒジョー総合スタジアム】
初代大統領の名を冠したこのスタジアムは 1972 年に完成。国民スポーツの中心であるサッカー競技に使用されていま
すが、建設以降 2005 年の FIFA(国際サッカー連盟)勧告で一部が改修されたほかは未完成の部分を含めて本格的な改
修工事が行われませんでした。そこで、カメルーン政府からの要請に応えるかたちで、2006 年に日本の無償資金協力
(一般文化無償 2.9 億円)で天然芝の張り替え、屋根防水、放送設備やトイレの改修、安全面に配慮した手すりの設置
や階段・通路の修繕と芝刈り機の供与を行いました。リビア戦に先立つ 2013 年 8 月、カメルーンを訪問した阿部俊子
外務大臣政務官とともにスタジアムを視察しましたが、そのときは芝が不揃いで、ところどころ剥がれていたので、大
事な試合までに芝が整備されているかどうかを確認するために、観戦を兼ねて再度視察に臨みました。
←8 月に阿部外務大臣政務官が
視察。姉妹都市の大分県中津江村
が作った応援タオル持って激励
国旗カラーのメインスタンド→
上階は閣僚・貴賓席やプレス席
【1 対 0 でカメルーンの勝利!】
スタジアムは超満員。通路にまで人が溢れ、立ち見客も大勢。気になる芝生は芝目がくっきり刈り込まれひと安心。試
合開始後はカメルーンチームの動きが硬く守備中心でしたが、徐々に攻め込んでいくリズムが出てきました。そして前
半 40 分、コーナーキック(Enoh 選手:MF)からのヘディングシュート(Chedjou 選手:DF)で先制ゴール!この 1 点
を守り切って見事勝利し、最終予選への切符を手にしました。試合終了後は興奮した観客が次々とグラウンドになだれ
込み、走り回ったりゴールポストにぶら下がったりの大騒ぎとなりました。せっかく整備した芝生が傷んでしまうので
はと、心配になるくらいでした。維持管理が気になるので国際試合のたびに「調査」に来なければ、と思います。
鵜
Interview
ご紹介
私は、農業省の穀物種子栽培を専門とした部署で勤務し
ています。7~8 月に JICA の研修に参加し、JICA 中部、名
古屋大学、京都大学などでお世話になり、イネに関する学
びを深めました。私は、北西州 BUE という日本同様コメを
主食にする地域の出身なので、今回は、アフリカと日本の
稲作振興の比較する大変貴重な機会となりました。そのお
蔭で、カメルーンでは、特に情報管理能力が脆弱なため、
現状把握ができないことが大きな問題だと気が付きまし
た。
研修で築いた同業関係者のネットワークを、今後も有効
に活用しつつ、本研修対するフォローアップシステムがあ
ると一層効果的かと思います。
日本では、スペースマネージメントが行き届いているこ
とが印象的で、限られたスペースで、あらゆることを実現
していることに驚きました。
また、日本の先生方の熱心さと努力に敬服の思いです。
改めてこの場にて深くお礼を申し上げます。
Our Staff
私の名前はベルナデット(ベル)です。私は 2007 年か
ら秘書として働き始めました。今は、総務全般及び研修
業務を担当しています。学業では、昨年、人事マネジメ
ントについて、学位を取得しました。
JICA に入った動機は、それまで経験を積んだ公共事
業・保健・広報セクターから違う分野で活動してみたい
と思ったからです。最初は、日本の挨拶、仕事への意
欲、組織の手腕に驚かされました。今は、仕事もしくは
私生活を通じて、このような価値観に共鳴し、家族や知
人に仕事に生き甲斐を感じられるよう励ましています。
また、私は音楽が好きで、ギターやバラフォン(伝統
楽器)を少し演奏します。料理は、カメルーンのキャッサバ葉とパーム油を練ったもの
に、キャッサバを添えて食べるのが好きです。これが私の民族(Ewondo)の伝統料理で
す。
将来は、引き続き JICA に貢献しつつ、エイズ孤児の施設運営に係りたいと思っていま
す。それから、2 年前から滞っていた日本語の勉強を再開したいと思います。
編集・発行人 矢部 優慈郎
JICAME 通信へのお問い合わせは以下までお願いします。
お問い合わせ先:[email protected] カメルーン事務所ホームページ:ttp://www.jica.go.jp/cameroon/office/index.h
鵜
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