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今が底値?正規ディーラーで狙う

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今が底値?正規ディーラーで狙う
今が底値?正規ディーラーで狙う
アルファ156
159の登場で、かえって注目を集めているアルファ156。
すでに割安感の出始めた前期型、個性溢れる中期型、
そしてトレンドを作りだした後期型と、
おのおのの際立ったキャラクターはまさに今が旬といえるだろう。
156の買い時を逃すな!
Text:佐藤幹郎 Photo:松本高好
取材協力:アルファ・ロメオ田園調布アプルーブドカーセンター
Tel.03-3721-1565
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,
04
2.0 JTS MT
¥1,980,000
“ブレラ顔”の人気が上昇中
唯一無二のスタイリングと味わい深いフィール
標準的な中古車相場は、2R
(2.5R)の順に
のエンジン、そしてスポーティなハンドリングでア
前期が90∼130(120∼160)万円、中期が160
ルファ・ロメオを定番ブランドに押し上げたのが
∼220(200∼240)万円、そして後期が230∼
156。日本勢ではすっかり希少になってしまった
290(250∼300)万円程度という状況。排気量
MTをラインナップし、さらに2ペダル・セミオート
別のタマ数は2Rと2.5Rがほぼ50:50。ハンド
マチックのセレスピードを2R直4に、
トルクコンバ
ル位置は右がざっと9割を占める。トランスミッシ
ーター式ATながらMTモードを備えたQシステム
ョンはやはりセレスピードとQシステムが圧倒的
を2.5RV6に設定する多彩なバリエーションは、
多数だ。ボディカラーはアルファレッドが最も多
クルマを単なる移動の道具と思いたくない多くの
いが、かつては8割を占めていたこの色も近年は
方の心を虜にしてしまった。アルファ・ロメオは歴
黒や紺といったダーク系の人気が高まっており、
史も伝統もあるブランドであったが、それまではど
赤一辺倒ではなくなっている。とはいえダーク系
こかマニア向けというイメージが拭えなかった。
は希少色には変わりなく、そこにこだわると仕様
しかし充実した保証内容とサービスネットワーク
や年式が選びにくくなるのが現状だ。人気の高
や販売体制の拡充もあって、誰もが気軽に乗れ
かったオプションカラーのヌヴォラブルーは近年
るブランドになったといえる。つまり、アルファ・ロ
ようやく割高感がなくなってきており、今が狙い
メオの敷居を広げたのがこの156というわけだ。
目といえる。
さて、後継機種の159が発売されたことで優
また、スペシャルバージョンのGTAは前期型の
良な中古車の増加が期待される156だが、現時
MT仕様なら比較的簡単に見つかる。しかしキセ
点で流通量が多いのは02年までのモデル。156
ノンヘッドライトとなる後期型や販売期間が短い
は98年発売の前期型、バンパーなどのモールが
セレスピード仕様はほとんど流通していない状況
ボディ同色となり内装も変更を受けた中期型、
だ。価格は300万円からといったところだが、たと
そして“ブレラ顔”と称される後期型と大きく3つ
えば「セレスピードの黒」なんて限定すると、ほと
に分けられるが、やはり前期型が最も流通量が
んど新車に近い価格になってしまう。
多い。割合的には前期型が5割で中期が2割、
試乗車は2004年式2.0JTSの左ハンドルMT仕様。
走行6.1万kmと多いが、室内にもハンドリングにも
ほとんどヤレが見つけられず、これからが旬といわん
ばかりにかくしゃくとしていた。価格は198万円。
これだから中古車は面白いという代表例といえる。
車両協力=アルファ・ロメオ田園調布アプルーブド
カーセンター Tel. 03-3721-1565
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最後に整理しておくと、少しでも安くというなら
そして後期が3割といったところだ。中期が少な
前期型のシルバーあたり、MTや装備にこだわり
いのは販売期間が1年ちょっとと短いからで、オ
たいならタマ数の多い赤、と覚えてほしい。逆に
リジナルフェイス+後期型インテリアとあって人
中期や後期の黒のMTとなると割高になる。自分
気も高く、探すには時間が必要となる。ちなみに
がこだわるのは色なのか年式なのか、それとも排
02年の中期から、直4ツインスパークに代わり直
気量や変速機なのかを決めておけば、ベストの
噴式のJTSユニットが搭載されている。
156に巡り会うことができるだろう。
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2003年式の試乗車は走行3万kmで229万円。重厚
に回る2.5RV6エンジンを搭載しているだけに、充
分にバーゲンプライスといえるだろう。文中にもある
とおり人気はブレラ顔に移りつつあるだけに、前期
型は買い。アルファオーナーになるチャンスである。
車両協力=アルファ・ロメオ田園調布アプルーブド
カーセンター Tel. 03-3721-1565
セダンよりも荷室容量が40R少ないことで話題
インで選ばれる方は後期のブレラ顔を希望する
となったスポーツワゴンだが、セダンとは違った趣
例が多くなってきており、こうしたことから前期型
を持つ独自のボディラインはやはり魅力的。緩や
の買い得感はますます強まるだろう。昨年あたり
かに弧を描くルーフラインや、ヘッドライトから生ま
は7割ぐらいが前期型を探していたのに対して、
れたキャラクターラインがボディエンドまでスッと伸
今年は逆転して後期を求める方が7割という状況
びるデザインは他では得難い味わいであり、単純
だ。話しを伺ったアルファ・ロメオ田園調布アプ
に格好イイ。また、荷室が狭いといってもそれは容
ルーブドカーセンターは流行に敏感な土地にある
量だけの話であり、リアのハッチは当然セダンより
だけに、こうした傾向はやがて全国に広まるだろ
使い勝手に優れる。スタイルで選んでも後悔しな
う。もしアナタも後期型を希望するなら、一刻も
いユーティリティは確保されているだけに、まさにス
早い購入をオススメしておく。
ポーツワゴンとはぴったりの命名なのである。
また、中古車選びの醍醐味の一つに前オーナ
流通量はセダンに比べておよそ6分の1。全国
ーが装着した装備がある。純正オプションの設定
的にタマ不足が続いている。発売は2000年9月と
が始まったこともあって、後期型はカーナビやETC
セダンより約2年遅れだが、前/中/後期に分け
の装着車が非常に多いのが特徴だ。装着スペー
られるのはセダンと同様。流通台数をざっと紹介
スが1DINしかないこともあって高級モデルを備え
すると前期が6割で中期が1割、後期が3割という
た個体が目立ち、現在でも充分役に立つナビが
構成になる。標準的な中古車相場は、2R
(2.5R)
付いているケースが多い。もっとも前期型/後期
の順に前期型が160∼200(180∼220)万円、中
型の車両価格差は最新のカーナビ以上に大きい
期が180∼220(200∼240)万円、後期が240∼
ので、そのあたりは悩みどころではある。
300(250∼300)万円。流通量の少なさを反映し
いっぽう、156はアルファとしてはカスタマイズさ
て、セダンとの価格差は新車時以上という状況だ。
れた個体が少ない。スポーツワゴンでとくに顕著
とくに販売期間の短さから人気の割に流通量の少
で、マフラーやホイールを交換している個体は非常
ない中期型は非常に希少となっており、探しやす
に珍しく、フルノーマルが大多数となっている。
いのはやはり前期モデルとなっている。
なお、スポーツワゴンのGTAはセレスピードの
スポーツワゴンは、オシャレとか雰囲気を求めて
みの設定。セダンのセレスピードは待っても見つ
検討されるケースが多い。アルファならではの「走
けられない状況だが、スポーツワゴンなら探しやす
り」
を求めるセダンとは客層がまったく違うというか
いと覚えてほしい。
ら面白い。年齢的には30∼40歳代がボリュームゾ
強い個性を放つこのアルファのミディアムクラ
ーンなのだが、亭主がセダンで婦人がワゴンを欲
ス。今ならタマ数豊富で悩めるだけに、各タイプ
しがることも珍しくないとか。また、走りよりもデザ
の個性を把握してベストな156に出逢ってほしい。
セダンとは異なる客層を持つスポーツワゴン
,
03
SPORTS WAGOM
2.5 V6 Q-SYSTEM
¥2,290,000
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