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H24年度霧多布岬定点調査 NPO法人エトピリカ基金
H24年度霧多布岬定点調査 NPO法人エトピリカ基金 霧多布岬定点調査 1)目的 1)目的 霧多布岬はかつてエトピリカとケイマフリの集団繁殖地であったが、前者は 1992 年、後 者は 1980 年代に消滅し、現在も回復していない。2010 年は 4~9 月の海鳥繁殖期、2011 年はほぼ通年、霧多布岬における定点調査を実施し、海上鳥類相やその季節変化の把握に 努めてきた。それらの概要については 2 ヶ年の調査である程度明らかになり、エトピリカ 等希少海鳥の現状について沖合調査を強化する必要が感じられたため、2012 年は霧多布岬 の定点調査は前年度以前より規模を縮小し、5~8 月の繁殖期における霧多布岬や海上デコ イ周辺へのウミスズメ類の飛来状況のモニタリングを主目的に実施した。 2)調査 2)調査方法 調査方法 調査は 2012 年 5 月 26 日から 2012 年 8 月 2 日まで、合計 4 日間実施した。各月の調査 日や時間、気象条件等を表 1 に示した。 調査は、浜中町霧多布岬(北緯 43 度 04 分、東経 145 度 10 分)の先端部に 2 名以上の 調査員を配置し、双眼鏡(10 倍)と望遠鏡(25~75 倍)を用いて行なった。原則として 30 分ごと(毎時ちょうどと 30 分)にすべての海鳥と海獣の個体数を、地上、海上、空中の 位置ごとに記録し、陸鳥は種名のみ記録した。それら以外に、繁殖期にウミスズメ類がデ ィスプレイ等繁殖と結び付く行動を示した時には逐一記録した。岸から近い鳥、獣につい ては望遠レンズ(400mm)を装着したデジタル一眼レフカメラ(Canon EOS 7D)で写真撮 影を行なったが、沖合 1km 以上の遠くに出現したものについては、画像撮影は困難だった。 表1 調査日ごとの時間及び観察条件等 月 日 時間 天候 風 波 視界 5 6 7 8 26 26 28 2 9:00-15:00 8:30-16:30 9:20-16:00 9:00-16:00 霧雨 晴れ 晴れ 霧 曇り 北3 南東2 南西2 北東2 1.5m 1.5m 1.5m 2m 500m 水平線 黒岩 水平線 3)結果ならびに考察 3)結果ならびに考察 (1)出現した海鳥、海獣の科・種数 (1)出現した海鳥、海獣の科・種数 鳥類については、表 2 に示した通り 19 科 27 種と 6 つの不明カテゴリが記録された。これ らのうちキジバト、アオサギ、アマツバメ、ハシボソガラス、ショウドウツバメ、シマセ ンニュウ、ノゴマ、ノビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、オオジュリンの 12 種 は陸鳥または水辺性鳥類であり、これらを除いた 8 科 15 種が本調査において記録された海 鳥である。前年度調査の確認種数は陸鳥も含めたものが 24 科 58 種、海鳥が 9 科 32 種であ るので、それに比べると著しく少ない結果となったが、これは調査回数が少なく、また調 査期間が繁殖期に限られたことによるものである。しかし、後述するように岬周辺へのエ トピリカやケイマフリの飛来は確認できており、希少海鳥のモニタリングという面に関し ては十分目的を達することができたと考えられる。ただ、海上鳥類相の把握という点では 不十分な感は否めず、数年に一度程度は非繁殖期も含めた多回数の調査を実施し、その動 態に注目すべきであろう。 科ごとの種数では、ウミスズメ科が 4 種と最多で、沖合調査と合わせてこの科が霧多布 海域を象徴する海鳥の仲間であることが示された。次はカモメ科の 3 種、ウ科、トウゾク カモメ科、ヒタキ科の各 2 種で、それ以外の科はいずれも 1 種のみの記録であった。 海獣類は、表 3 に示した通り 4 科 4 種と 2 つの不明カテゴリが出現した。ラッコは岬定 点調査では初の確認であるが、6 月 26 日に 1 頭が出現し、周辺海域の遊泳(写真 38)にく わえ、沖の岩付近での上陸行動も観察された(写真 39-40) 。 表2 調査日ごとの海鳥類の種別確認数 No. 科名 5 26 種名/月日 1 カモ シノリガモ 2 ハト キジバト 3 アビ シロエリオオハム 4 ミズナギドリ ハイイロミズナギドリ 5 ヒメウ ウ 6 ウミウ 7 サギ アオサギ 8 アマツバメ アマツバメ 9 シギ ハイイロヒレアシシギ 10 ウミネコ カモメ 11 ワシカモメ 12 オオセグロカモメ 13 トウゾクカモメ トウゾクカモメ 14 クロトウゾクカモメ 15 ウミガラス 16 ケイマフリ ウミスズメ 17 ウトウ 18 エトピリカ 19 カラス ハシボソガラス 20 ツバメ ショウドウツバメ 21 センニュウ シマセンニュウ 22 ノゴマ ヒタキ 23 ノビタキ 24 スズメ スズメ 25 セキレイ ハクセキレイ 26 アトリ カワラヒワ 27 ホオジロ オオジュリン 28 カモ類 29 アビsp. 30 黒色ミズナギドリ類 31 ヒレアシシギsp. 32 トウゾクカモメsp. 33 ケイマフリ? 6 26 2 ● 20 108 200 1 38 科名 種名 1 マイルカ カマイルカ 2 ネズミイルカ ネズミイルカ 3 イタチ ラッコ 4 ゼニガタアザラシ アザラシ 5 ゴマフアザラシsp. 6 イルカ類 83 90 4 ● 10 10 55 130 96 ● 150 51 15 3 4 30 2 2 ● ● ● ● ● ● ● 1 1 10000 2 1 表3 調査日ごとの海獣類の種別確認数 No. 8 2 1 2 2 92 148 ● 122 7 28 8 5 6 7 26 26 28 3 1 1 1 1 1 1 8 2 100 1 6 80 1 ● 3 1 550 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 16 80 316 (2)ウミスズメ科鳥類各種の確認状況 (2)ウミスズメ科鳥類各種の確認状況 ①ウミガラス 8 月 2 日に、少なくとも 3 羽が沖の岩周辺の海上にいるのや沖合を飛翔するのが確認され た。いずれも夏羽の個体であった(写真 24-25)。本種は現在、道東での繁殖は途絶えてい るが、根室近海等でも 7 月中旬から 8 月頃にかけて個体の観察されることがよくあり、繁 殖に失敗した個体等が同時期に姿を現すのかもしれない。 ②ケイマフリ 6 月 26 日に 4 羽、7 月 28 日に 6 羽、8 月 2 日に 1 羽が観察された。以下、日ごとの確認 状況を記す。 6 月 26 日 11:08 2 羽が浜中湾内の、展望台沖合から飛び立って霧多布岬沖合を厚岸方向に飛び 去った。 11:15 2 羽が展望台付近でディスプレイのようなつるんだ飛行を行なった。上記の 2 羽とは明らかに別個体であり、これらを足した 4 羽を最大確認数とした。 7 月 28 日 9 時 20 分の調査開始時より、断続的に 1~6 羽が岬周辺ややや北側の浜中湾海上で 観察された。 10:11 2 羽がケイマフリ、エトピリカのデコイ周辺に飛来(写真 31) 。 14:10 本種誘因のための音声実験としてスピーカーを用いて声を流したところ、3 羽が通常より明らかに岸近くの海上まで遊泳して来た(写真 27)。3 羽はその後 飛び立って、アゼチの岬方向に飛び去った。 8月2日 9:00~9:30 ピリカ岩北側海上に 1 羽。 10:52 沖側から小島方向へ 1 羽が飛翔。 14:50 沖を 1 羽が飛翔。 このように本種は、降雨により観察条件の悪かった 5 月 26 日を除き毎回確認され、霧多 布岬周辺海上を定常的に利用していたが、7 月下旬から 8 月上旬の調査でもヒナへの餌運び は観察されず、繁殖はしなかったものと判断される。また、岬周辺への飛来数は 2010 年の 10 羽から 2011 年の 5 羽、本年度の 6 羽と減少していることにくわえ、前年度までは見られ た岬周辺の岩礁への出入りや海上デコイ周辺におけるディスプレイ等将来の繁殖を示唆す るような行動が本年は確認されなかった。2010 年に岬周辺に飛来し、活発な繁殖を示唆す る行動を示した鳥たちが繁殖前の若鳥であるなら、そろそろ実際に繁殖活動を開始する年 齢であると推定され、霧多布岬周辺は何らかの要因により繁殖に不適であった可能性があ る。一方で、7 月 28 日に行った音声実験では 3 羽がすぐに誘引されて岸近くまで来る等、 ケイマフリが依然としてこの場所に興味を示していることを示す証拠もある。今後は、霧 多布岬においてケイマフリの繁殖再開を妨げている要因を明らかにして、それらを軽減し てゆくと同時に音声装置や海上デコイの設置等によって繁殖地の復活を図るべきであろう。 ③ウトウ 5 月を除き毎回確認され、その数は 30~550 羽であった。8 月 2 日には沖側を厚岸方向か ら根室方向に飛翔する個体が多数観察された(写真 32) 。 ④エトピリカ 6 月 26 日に 2 羽、7 月 28 日に 1 羽、いずれも成鳥夏羽が観察された。以下に観察状況を 記す。 6 月 26 日 15:24 1 羽が沖側から飛来し、 岬の右側を通り琵琶瀬湾方向へ飛び去った(写真 33) 。 16:25 1 羽が上とほぼ同じコースを飛翔して琵琶瀬側へ飛び去った(写真 34)。上と 同一個体の可能性もあるが、上記個体の沖側への戻りが未確認であること、翌 日の海上調査でも少なくとも 2 羽の成鳥が確認されたことから、2 羽とした。 7 月 28 日 9:58 1 羽が沖の岩の沖側を厚岸方向へ飛翔した。 以上のように、4 回という限られた調査回数ながらその内の 2 回で繁殖年齢に達した羽衣 の個体が観察されたということは、繁殖が途絶えて 20 年になる現在も霧多布岬が繁殖期の 本種にとって、何らかの魅力を持った場所であると考えられる。引き続き飛来状況をモニ タリングすると同時に、定着や繁殖を阻害している要因を明らかにし、それらを極力軽減 してゆくべきである。 (3)霧多布岬での海鳥繁殖状況について (3)霧多布岬での海鳥繁殖状況について 現在、霧多布岬周辺ではウミウとオオセグロカモメの 2 種の海鳥が繁殖している。それ らの巣数やヒナ数について、以下に概要を述べる。 ①ウミウ 5 月 26 日に巣数のカウントを行なった。岬駐車場付近の北岸の断崖で 14 巣、同所と岬先 端の中間付近の北岸断崖で 9 巣、ピリカ岩で 36 巣(写真 11)の合計 59 巣が確認された。7 月 28 日ならびに 8 月 2 日の調査では、ピリカ岩で育雛中のヒナが多く観察された(写真 12) が、定点からは死角があり、またヒナが折り重なるため正確に数えることはできなかった。 7 月 28 日には少なくとも 41 羽のヒナが確認された。 ②オオセグロカモメ 5 月 26 日に周辺部も含む巣数のカウントを試み、展望台付近の崖で 2~3 巣、そこからや や岬先端よりの崩落地で 15 巣を確認したが、まだ造巣中の巣も多く、正確な数はわからな かった。7 月 28 日にはピリカ岩で 11 羽、本土側で 2 羽のヒナが観察された。8 月 2 日には ピリカ岩で 13 羽、本土側で 3 羽、沖の岩で 2 羽の計 18 羽のヒナが確認された。前年度以 前のヒナ確認数は、2010 年 10 羽、2011 年 17 羽であり、低い水準で推移しているものと思 われる。なお、現在浜中町内で最大の繁殖地は霧多布漁港の防波堤である。 (4)各調査方法による結果の比較と今後の展望 (4)各調査方法による結果の比較と今後の展望 付表 1 ならびに 2 に示したように、霧多布海域では 2010~2012 年の沖合、沿岸、岬定 点調査によって 28 科 94 種の鳥類と 6 科 10 種の海獣類が確認された。3 年間の調査によっ て霧多布の海の生物多様性とその季節性について、海鳥と海獣という視点からそれなりに 明らかにできたと考えるが、まだ情報不足な点や未記録の種もあり、今後もこれらの情報 を充実させるような調査体制を維持すると同時に、その動態や海洋環境との関わりについ ても明らかにしてゆく必要がある。 外洋性の海鳥に目を向けるとウミスズメ科(13 種)ならびにミズナギドリ目鳥類(10 種) の多様性が高いことが特徴的である。ウミスズメ科はカンムリウミスズメを除き北海道以 北で繁殖する寒流系のグループで、ミズナギドリ目は寒流系のフルマカモメ、ハイイロウ ミツバメを除くと北太平洋の低緯度海域や南半球といった南方系のグループであるが、こ れらが季節を違えて、ミズナギドリ目は夏期、ウミスズメ科は冬期に優占しながら一部の 種は並存しているのがこの海域の特徴といえる。これら 2 つのグループ以外にも、北海道 より北で繁殖するアビ類やカモメ類、南極大陸で繁殖するオオトウゾクカモメ等、世界中 の繁殖地を異にする海鳥たちがまさに交差点のようにすれ違っている状況で、霧多布は無 論、十勝沖や根室海峡でも観察されており、道東の海の重要性を強く物語っている。 これは海獣類についても当てはまり、例えばザトウクジラはカムチャツカ半島沖やベー リング海で夏の索餌期を過ごし、繁殖海域である小笠原諸島や南西諸島との移動の途中で 道東の海に現れるものと思われ、今後写真データが蓄積されてゆけばそれらの海域との個 体の移動も実際に確認できると思われる。 四季を通じてこれだけの種・個体数の海鳥や海獣が観察できるのは、国内でも限られた 一部の地域だけであると思われ、今後は地域の住民にその価値を知ってもらい、地域の宝 として将来にわたって共存してゆくための機運を高めることも必要である。また、釧路空 港や中標津空港等からのアクセスも比較的良好で、海以外にも湿原や森林等多様な環境を 有する霧多布の強みを生かしてそれらと連携したエコツーリズム的な活動にも活路を見出 せると考えられる。ただし、繁殖地近海での過度の観察や必要以上の深追いは攪乱となり、 個体群の存続に悪影響を及ぼすので、本調査のようなモニタリングを継続しながらそこで 得られた専門的な知見を活用しながら進めるのが望ましい。 付表1 2010~2012 年に霧多布沖合,沿岸,岬定点調査で確認された鳥類の月別出現状況 (その1) No. 科名 種名 学名 4 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 カモ カイツブリ ハト アビ アホウドリ ミズナギドリ ウミツバメ ウ サギ クイナ アマツバメ シギ ヒシクイ コクガン ヒドリガモ マガモ コガモ キンクロハジロ スズガモ シノリガモ ビロードキンクロ クロガモ コオリガモ ホオジロガモ カワアイサ ウミアイサ アカエリカイツブリ ミミカイツブリ ハジロカイツブリ キジバト アビ オオハム シロエリオオハム ハシジロアビ コアホウドリ クロアシアホウドリ アホウドリ フルマカモメ オオミズナギドリ ミナミオナガミズナギドリ ハイイロミズナギドリ ハシボソミズナギドリ アカアシミズナギドリ ハイイロウミツバメ ヒメウ ウミウ アオサギ クイナ アマツバメ チュウシャクシギ ホウロクシギ キアシシギ イソシギ キョウジョシギ アカエリヒレアシシギ ハイイロヒレアシシギ Anser fabalis Branta bernicla Anas penelope Anas platyrhynchos Anas crecca Aythya fuligula Aythya marila Histrionicus histrionicus Melanitta fusca Melanitta americana Clangula hyemalis Bucephala clangula Mergus merganser Mergus serrator Podiceps grisegena Podiceps auritus Podiceps nigricollis Streptopelia orientalis Gavia stellata Gavia arctica Gavia pacifica Gavia adamsii Phoebastria immutabilis Phoebastria nigripes Phoebastria albatrus Fulmarus glacialis Calonectris leucomelas Puffinus bulleri Puffinus griseus Puffinus tenuirostris Puffinus carneipes Oceanodroma furcata Phalacrocorax pelagicus Phalacrocorax capillatus Ardea cinerea Rallus aquaticus Apus pacificus Numenius phaeopus Numenius madagascariensis Heteroscelus brevipes Actitis hypoleucos Arenaria interpres Phalaropus lobatus Phalaropus fulicarius 5 6 7 8 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 月 9 10 11 12 ● ● 1 2 3 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 3月はデータなし (続く) 付表1 2010~2012 年に霧多布沖合,沿岸,岬定点調査で確認された鳥類の月別出現状況 (その2) No. 科名 種名 45 ミツユビカモメ 46 ユリカモメ 47 ウミネコ 48 カモメ 49 ワシカモメ カモメ 50 シロカモメ 51 セグロカモメ 52 オオセグロカモメ 53 コシジロアジサシ 54 アジサシ 55 オオトウゾクカモメ 56 トウゾクカモメ トウゾクカモメ 57 クロトウゾクカモメ 58 ハシブトウミガラス 59 ウミガラス 60 ウミバト 61 ケイマフリ 62 マダラウミスズメ 63 ウミスズメ ウミスズメ カンムリウミスズメ 64 65 ウミオウム 66 コウミスズメ 67 エトロフウミスズメ 68 ウトウ 69 ツノメドリ 70 エトピリカ 71 ミサゴ ミサゴ 72 トビ 73 オジロワシ タカ 74 オオワシ 75 ケアシノスリ 76 チョウゲンボウ ハヤブサ 77 ハヤブサ 78 サンショウクイ サンショウクイ 79 ハシボソガラス カラス 80 ハシブトガラス 81 ワタリガラス 82 ヒバリ ヒバリ 83 ショウドウツバメ ツバメ 84 ツバメ 85 シマセンニュウ センニュウ 86 エゾセンニュウ 87 ノゴマ ヒタキ 88 ノビタキ 89 スズメ スズメ 90 ハクセキレイ セキレイ 91 タヒバリ 92 アトリ カワラヒワ 93 アオジ ホオジロ 94 オオジュリン 3月はデータなし 学名 Rissa tridactyla Larus ridibundus Larus crassirostris Larus canus Larus glaucescens Larus hyperboreus Larus argentatus Larus schistisagus Sterna aleutica Sterna hirundo Stercorarius maccormicki Stercorarius pomarinus Stercorarius parasiticus Uria lomvia Uria aalge Cepphus columba Cepphus carbo Brachyramphus perdix Synthliboramphus antiquus Synthliboramphus wumizusume Aethia psittacula Aethia pusilla Aethia cristatella Cerorhinca monocerata Fratercula corniculata Fratercula cirrhata Pandion haliaetus Milvus migrans Haliaeetus albicilla Haliaeetus pelagicus Buteo lagopus Falco tinnunculus Falco peregrinus Pericrocotus divaricatus Corvus corone Corvus macrorhynchos Corvus corax Alauda arvensis Riparia riparia Hirundo rustica Locustella ochotensis Locustella fasciolata Luscinia callippe Saxicola torquatus Passer montanus Motacilla alba Anthus rubescens Chloris sinica Emberiza spodocephala Emberiza schieniclus 4 ● ● ● ● ● ● ● ● 月 9 10 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 5 6 7 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 8 11 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 12 ● 1 2 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 3 付表2 2010~2012 年に霧多布沖合,沿岸,岬定点調査で確認された海獣類の月別出現状況 No. 科名 種名 学名 月 7 8 9 10 11 12 1 2 3 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 4 1 ミンククジラ ナガスクジラ 2 ザトウクジラ 3 シャチ マイルカ 4 カマイルカ 5 ネズミイルカ ネズミイルカ 6 イシイルカ 7 イタチ ラッコ 8 アシカ キタオットセイ 9 ゼニガタアザラシ アザラシ 10 ゴマフアザラシ 3月はデータなし Balaenoptera acutorostrata Megaptera novaeangliae Orcinus orca Lagenorhynchus obliquidens Phocoena phocoena Phocoenoides dalli Enhydra lutris Callorhinus ursinus Phoca vitulina Phoca largha 5 6 ●