...

表紙、目次、巻頭の図解説明 - 一般財団法人日本花普及センター(JFPC)

by user

on
Category: Documents
17

views

Report

Comments

Transcript

表紙、目次、巻頭の図解説明 - 一般財団法人日本花普及センター(JFPC)
平成20年度
農林水産物貿易円滑化推進委託事業
アメリカ花き品目別市場実態調査報告書
生産局生産流通振興課
花 き 産 業 振 興 室
(委託先:財団法人日本花普及センター)
平 成 2 1 年 3 月
は
じ
め
に
世界的に見てアメリカは非常に大きな花きマーケットでありますが、日本か
らの花きの輸出はわずかに留まっています。また、日本や欧州のように花きの
流通は、市場流通を主体にせず、卸機能をもつ大規模生産者や地域ごとに存在
する卸売業者がそれぞれの企業方針で流通を担っているため、日本では現地の
正確な花き産業の動向が把握されておらず、信用できる正確な情報がない状況
にあります。
このため、主要な地域(州、特別自治区、都市)における販売・消費等の市
場実態調査、検疫制度調査等を実施し、日本からの輸出拡大の可能性を分析し、
その結果を日本産花きの輸出を目指す生産者や産地等の関係者に広く知らせる
ことが強く求められています。
当センターでは、
「平成20年度農林水産物貿易円滑化推進委託事業のうち海
外貿易制度等調査(アメリカ花き品目別市場実態調査)」の委託を受け、アメリ
カにおける花きの市場実態等を調査し、この成果を本報告書として取りまとめ
たところであります。
なお、調査対象地域は、最大の花き消費地であるニューヨーク州を中心に現
地調査を実施し、イリノイ州シカゴおよびカリフォルニア州についても現地調
査を行いました。
本報告書の実施に当たり、業界関係者をはじめ多くの方々からご協力をいた
だきましたことに対しまして厚く御礼申し上げます。
平成21年3月
財団法人日本花普及センター
会 長 佐 藤 安 弘
目
次
Ⅰ
定量的調査
1
1
アメリカの花き産業統計情報の収集
1
(1)花き販売量と金額の動向
1
(2)花き生産量の動向
6
(3) 花き輸入量の動向
9
2
小売店における主要品目の小売価格の動向
12
Ⅱ
定性的調査
15
1
主要な地域に対する輸出可能性調査
15
2
販売方法、販売促進方法
16
3
日本産品のイメージ、潜在需要
16
4
物流実態
18
(1)米国内の花き輸入における物流の実態
■植物検疫(PQ Inspection)の流れ:
18
19
(2)米国内の花き卸売業の実態
21
■ニューヨークの卸売業者
21
■シカゴの卸売業者
23
5
小売店への実地調査による販売動向調査
(a)小売店調査結果
25
25
■ニューヨークの小売店
25
■シカゴの小売店
33
■ロサンゼルスの小売店
35
(b)量販店調査結果
37
6
小売段階における差別化の状況
39
7
花きについての最終消費者の嗜好、クレーム等
39
Ⅲ
その他関連情報の調査
41
1
主要な地域における検疫制度
(1)切花輸入に関する法令(連邦規則7CFR319.74)
(a)切花輸入に関する規定
41
41
41
(b)切花に輸入に関する定義および条件
(2)鉢物輸入に関する法令
42
47
(a)栽培資材等に関する規定
47
(b)栽培資材が付着した植物に関する規定
52
(3)輸入許可、輸入制限に関する規定
57
(a)許可に関する規定
57
(b)栽培目的の植物に関する規定
60
(c)検査・許可・検疫証明書に関する規定
61
(d)特別国外検査および証明書が必要になる場合に関する規定
65
(e)搬入後検疫に関する規定
81
(f)こん包資材に関する規定
93
(4)植物輸入に関する注意事項
94
(a)植物輸入の際の注意事項に関する回状
94
(b)植物のサイズ・年齢に関する規定
101
(c)輸入禁止植物に関する規定
102
(d)ワシントン条約で保護されている植物に関する規定
124
(5)米国農務省が公開するその他植物輸入関連情報
142
(a)植物衛星許可ホームページに関する情報
142
(b)規則改正要望提出に関する条件
144
2
主要な地域による商慣行
148
3
主要な地域への輸送方法
148
4
主要な地域における関税、手数料
148
5
輸出から小売店等までの各段階における手続と各々の所要日数
148
6
FTDおよび通信販売を行う団体について
149
7
現地主要団体・企業の連絡先一覧
160
資料
現地関連企業・団体の写真集
■JFK空港(ニューヨーク)の保税倉庫
JFK空港の冷蔵保税倉庫
ANAの貨物受渡場所
倉庫内部
厳冬期の常温倉庫内には温熱ヒーターを入れる
冷蔵エリアには冷蔵装置を完備
虫が見つかった際に隔離されるPQ隔離室
■オランダ人経営の卸業者、ダッチフラワーライン(NY)の店内
良品として取引されるイタリア産スイトピー
良品として取引されるフランス産ラナンキュラス
手頃な価格で大量流通する南米産アルスロメリア
大量流通するイスラエル産トルコギキョウ
オランダのバケットを使い差別化
オランダのアジサイは主力商品のひとつ
■高級商材を専門に扱う卸業者、フィッシャー&ページ社(NY)
国産の大きな枝物も多数扱う
世界から多様な花が集まるが価格は NY で最高値
店内の風景
店内は乾式で陳列するのがNYの卸スタイル
日本から試験的に輸入している切花
日本から試験的に輸入している切花
■ 輸入花を多く扱う卸業者、G.Page社(NY)
南米からの多彩なバラがそろう店内
オランダからも花を大量に仕入れる
スイトピーの最上級品はイタリアから輸入
イタリアのスイトピー輸出箱
イスラエル産の芍薬はNYで大人気
台湾から輸入される胡蝶蘭は上質で安くて人気
■大手卸業者 Bill Doran(シカゴ)
売り場の風景
南米産のカーネーション
自社で産地を厳選した商材 Doran Direct の箱
同じ品目でも Doran Direct の花(左)は高品質
Doran Direct の花は生産者で箱を色分けする。
資材も取り扱う
■ ニューヨークのトップフローリスト、Miho Kosuda Ltd.社
上質なエクアドル産オーガニックバラを購入する
クリスマスローズはフランス産を購入している
バラは生産者に直接痛まない梱包の指示をする
日持ち試験中の日本産スイトピー
初めて買う商材は必ず日持ちを確認し、
日本産のスイトピーは日持ちがよい傾向にあり、
いきなり活けこみに使うことはしない。
来期は積極的に使いたいとのことであった。
■シカゴの高級フローリスト、A New Leaf
シックな内装の店内
球根商材が数多く並ぶ
店内の様子
70 ドルの客注アレンジ
店舗の概観
店舗隣のイベントスペース(150 人収容可能)
■ニューヨークの街頭にあるデリの花売り場
バラ、トルコ、カーネーションなど品目は少ない
最も高い価格帯のブーケ(束 20 ドル)
■ユニオンスクエアの露天(NY)
束で 6 ドル∼18 ドルの安価な花を販売
地場のユーカリ切枝は束 6 ドルで販売
切花の陳列風景
苗物は 2 ドル、鉢物は 6 ドル近辺の価格が多い
Fly UP