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対馬釜山事務所だより

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対馬釜山事務所だより
tsushima city community magazine
いぬ
オ
ス
樹ギ
ャ
犬ン
の
銅
像
今年は12干支の中で11番目の動物である戌の年です。洋の東西を問わず、
人間が一番親しく感じる動物が、犬ではないでしょうか。学者によると犬は旧
石器時代から家畜として人間と共に生活をしてきたそうです。性質が穏やかで
なつ
頭がよく、人にすぐ懐きます。嗅覚と聴覚が鋭く、飼い主への忠誠心はどの動
物より強いと思います。この性質から韓国でも犬はもっとも愛されてきたペッ
トです。
韓国ではお年寄りが孫を抱き、お尻をポンポンと叩きなら「ネ ガンアジ」
とよく言います。「ネ ガンアジ」は「私の子犬」という意味で、韓国人がど
れくらい犬を親しく感じているかが分かるでしょう。
いたずら
昔から韓国人は、犬が泥棒を防ぐことや狩猟、盲人案内、護身の役割だけでなく、鬼の悪戯や災いを追
い払い、家庭の幸せを守る能力があると信じていました。特に毛が長くてふさふさしている韓国在来種の
犬である「サプサル犬」がいる所には鬼も近づけないということわざもあり、偉い人の家では必ず飼った
そうです。犬を飼えない家では、犬の絵を掛けるだけで厄払いが出来ると信じられました。
犬と言ったら東京渋谷にある「ハチ公」が有名ですね。死んだ飼い主を待ち続けるハチ公の行動はまさ
に犬の忠誠心を見せてくれる物語でしょう。
オ ス ギャン
サ
プ
サ
ル
犬
の
モ
ニ
ュ
メ
ン
ト
韓国でも「 樹犬」という日本のハチ公と同じような犬がいました。
シラギ
チョルラプクドウ
イムシル
キム
時代は新羅。全羅北道の任実という町に犬を可愛がっていた金という男の人が
住んでいました。ある春の日、彼は市場で久しぶりに友達に会いお酒を飲み始
めました。夕方、酔っ払ってしまった彼は帰りの途中、ある丘の芝生の上で寝
込んでしまいました。その時、丘の向こうから火事が起こり、どんどん彼の所
キム
に近づいてきました。一緒にいた犬は必死で彼を起こそうとしましたが金は起
きませんでした。それで、犬は近くの小川に走り、自分の体に水をたっぷりつ
キム
け、彼の周りの芝生をぬらしました。そうすることを何百回。やっと金が目を
キム
覚ました時、犬は疲れ果てて死んでしまいました。状況を把握した金は命を救ってくれた犬の墓を作り、
印として自分の杖を墓の前に差し立てておきました。その後、杖からは葉っぱがでて、大きなケヤキにな
オ ス ギャン
オ ス
り、その木を 樹、また飼い主を救って死んだ犬を 樹犬と言い伝えています。
ヘウンデ
イムシル
今月号には年末年始の時、釜山の海雲台海水浴場に設置されたサプサル犬のモニュメントと、任実郡に
オ ス ギャン
ある
樹犬の銅像の写真を載せますので、幸せをもたらすお守りとして部屋に張っておくのはどうでしょ
うか。 ※ (ごう)=意味:人の心のよくわかる犬
キム キョンイル シン ウンギョン 対馬釜山事務所
℡
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17 広報つしま 2006. 2
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情
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書
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保
険
課
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国
保
連
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︶
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