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1.7 同種同効品一覧表

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1.7 同種同効品一覧表
MK-954H
1.7
同種同効品一覧表
(3/4 山 黄色合い紙)
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品として、本剤の配合成分であるロサルタンカリウム及びヒドロクロロチアジドの 2
品目並びに各配合成分と同系統の 9 品目を表 1.7-1~12 に示した。
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
-1-1-
表 1.7-1
一般的名称
販売名
会社名
製造承認
再審査・再評価
規制区分
化学構造式
同種同効品一覧表(その 1)
ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド
バスキュラン錠
萬有製薬株式会社
Cl
N
CH3CH2CH2CH2
N
CH2OH
CH2
N
N K+
N
N
.
剤型・含量
効能・効果
用法・用量
使用上の注意
1 錠中にロサルタンカリウムとして 50 mg、ヒドロクロロチアジドとして 12.5 mg を含有する白色円形の
フィルムコーティング錠
高血圧症
<効能・効果に関連する使用上の注意>
過度な血圧低下のおそれ等があり、本剤を高血圧治療の第一選択薬としないこと。
成人には 1 日 1 回 1 錠(ロサルタンカリウムとして 50 mg 及びヒドロクロロチアジドとして 12.5 mg)
を経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
本剤は、ロサルタンカリウム 50 mg あるいはヒドロクロロチアジド 12.5 mg 以外の薬剤との降圧効
果の比較検討は行われておらず、原則として、ロサルタンカリウム 50 mg で効果不十分な場合に本
剤の使用を検討すること。
【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
(1) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
(2) チアジド系薬剤又はその類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルフォンアミド誘導体)
に対する過敏症の既往歴のある患者
(3) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照〕
(4) 重篤な肝機能障害のある患者〔「慎重投与」の項参照〕
(5) 無尿の患者又は透析患者
(6) 急性腎不全の患者〔腎機能を更に悪化させるおそれがある。〕
(7) 体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している患者〔低ナトリウム血症、低カリウム
血症等の電解質失調を悪化させるおそれがある。〕
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(1)両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者〔「重要な基本的注意」の項参照〕
(2)腎機能障害患者〔「重要な基本的注意」の項参照〕
(3)血清カリウム値異常の患者〔「重要な基本的注意」の項参照〕
(4)肝機能障害又はその既往のある患者〔外国において、軽・中等度のアルコール性肝硬変患者にロ
サルタンカリウム 50 mg を単回経口投与すると、健康成人と比較してロサルタンの消失速度が遅
延し、ロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度がそれぞれ約 5 倍及び約 2 倍に上昇することが
報告されている。また、ヒドロクロロチアジドは肝性昏睡を誘発するおそれがある。〕
(5)脳血管障害のある患者〔過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させるおそれがある。〕
(6)体液量が減少している患者(利尿降圧剤投与中、厳重な減塩療法中、水分摂取の不十分な患者、
過度の発汗をしている患者)〔「重要な基本的注意」の項参照〕
(7)減塩療法中の患者〔低ナトリウム血症を起こすおそれがある。〕
(8)重篤な冠硬化症又は脳動脈硬化症のある患者〔急激な利尿があらわれた場合、急速な血漿量減少、
血液濃縮を来し、血栓塞栓症を誘発するおそれがある。〕
(9)本人又は両親、兄弟に痛風、糖尿病のある患者、及び高尿酸血症のある患者〔高尿酸血症、高血
糖症を来し、痛風、糖尿病の悪化や顕性化のおそれがある。〕
(10)下痢、嘔吐のある患者〔電解質失調があらわれるおそれがある。〕
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
-2-2-
表 1.7-1
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
使用上の注意
(続き)
ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド
(11)高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症のある患者〔血清カルシウムを上昇させるおそれがある。〕
(12)ジギタリス剤、副腎皮質ホルモン剤又は ACTH の投与を受けている患者〔「相互作用」の項参照〕
(13)交感神経切除後の患者〔本剤の降圧作用が増強されるおそれがある。〕
(14)高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕
(15)乳児〔「小児等への投与」の項参照〕
2.重要な基本的注意
(1)本剤はロサルタンカリウム 50 mg とヒドロクロロチアジド 12.5 mg の配合剤であり、ロサルタンカ
リウムとヒドロクロロチアジド双方の副作用が発現するおそれがあり、適切に本剤の使用を検討す
ること。〔「用法・用量に関連する使用上注意」の項参照〕
(2)本剤の投与によって、一過性の血圧低下(ショック症状、意識消失、呼吸困難等を伴う)を起こす
おそれがあるので、そのような場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。また、本剤投与中は
定期的(投与開始時:2 週間ごと、安定後:月 1 回程度)に血圧のモニタリングを実施すること。
特に次の患者では患者の状態に十分注意すること。
ア. 利尿降圧剤投与中の患者
イ. 厳重な減塩療法中の患者
ウ. 水分摂取の不十分な患者
エ. 過度の発汗をしている患者
(3)血清クレアチニン値が 2.0 mg/dL を超える腎機能障害患者においては、ヒドロクロロチアジドに
より腎血流量が低下し、ロサルタンカリウムにより腎機能障害が悪化するおそれがあるので、治療
上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
(4)血清クレアチニン値が 1.5~2.0 mg/dL の腎機能低下患者では、血清クレアチニン値上昇及び血清
尿酸値上昇のおそれがあるので、本剤投与中は定期的に血清クレアチニン値及び血清尿酸値のモニ
タリングを実施し、観察を十分に行うこと。
(5)両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球
体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断さ
れる場合を除き、使用は避けること。
(6)本剤の成分であるヒドロクロロチアジドは低カリウム血症を起こすことが知られている。本剤の国
内臨床治験において、血清カリウム値は低下傾向を示し、また低カリウム血症の発現頻度は高カリ
ウム血症よりも高かった。したがって低カリウム血症の発現がより懸念されるので、血清カリウム
値のモニタリングを定期的に実施し、観察を十分に行うこと。
(7)本剤の成分であるロサルタンカリウムは高カリウム血症の患者において、高カリウム血症を増悪
させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。また、
腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カ
リウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値のモニタリングを定期的に実施し、観察
を十分に行うこと。
(8)本剤の成分であるヒドロクロロチアジドは高尿酸血症を発現させるおそれがあるので、本剤投与中
は定期的に血清尿酸値のモニタリングを実施し、観察を十分に行うこと。
(9)本剤の成分であるヒドロクロロチアジドは血糖値上昇若しくは糖尿病顕性化のおそれがあるので、
観察を十分に行うこと。
(10)降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危
険を伴う機械を操作する際には注意させること。
(11)手術前 24 時間は投与しないことが望ましい。
(12)本剤の成分を含むアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬投与中にまれに肝炎等の重篤な肝障害があら
われたとの報告がある。肝機能検査を実施するなど、観察を十分に行い、異常が認められた場合に
は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(13)本剤の投与により利尿効果が急激にあらわれることがあるので、電解質失調、脱水に十分注意す
ること。
(14)夜間の休息が特に必要な患者には、夜間の排尿を避けるため、午前中に投与することが望まし
い。
3.相互作用
本剤の成分であるロサルタンは、主に薬物代謝酵素チトクローム P450 2C9(CYP2C9)により活性代
謝物であるカルボン酸体に代謝される。なお、本剤の成分であるヒドロクロロチアジドは、ほとんど
代謝されることなく尿中に排泄される。
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
-3-3-
表 1.7-1
一般的名称
使用上の注意
(続き)
同種同効品一覧表(その 3)
ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド
[併用注意](併用に注意すること)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
血清カリウム値が上昇する
カリウム保持性利尿剤:
スピロノラクトン
おそれがある。
トリアムテレン等
カリウム補給剤:
塩化カリウム
バルビツール酸誘導体
起立性低血圧が増強される
ことがある。
あへんアルカロイド系麻薬
アルコール
昇圧アミン:
ノルエピネフリン
エピネフリン
ツボクラリン及びその類似作
用物質:
塩化ツボクラリン
臭化パンクロニウム
降圧作用を有する他の薬剤:
昇圧アミンの作用を減弱す
ることがある。
手術前の患者に使用する場
合、本剤の一時休薬等の処
置を講ずること。
ツボクラリン及びその類似
作用物質の麻痺作用を増強
することがある。
手術前の患者に使用する場
合、本剤の一時休薬等の処
置を講ずること。
降圧作用を増強するおそれ
がある。
降圧剤の用量調節等に注意
すること。
ACE 阻害剤
β-遮断剤
ニトログリセリン等
ジギタリス剤:
ジゴキシン
ジギトキシン
ジギタリスの心臓に対する
作用を増強し、不整脈等を
起こすことがある。血清カ
リウム値に十分注意するこ
と。
乳酸ナトリウム
チアジド系薬剤による代謝
性アルカローシス、低カリ
ウム血症を増強することが
ある。
リチウム:
炭酸リチウム
リチウム中毒が報告されて
いるので、血中リチウム濃
度に注意すること。
副腎皮質ホルモン剤
ACTH
1.7
1.7
機序・危険因子
本剤の成分であるロサルタンカ
リウムとの併用によりカリウム
貯留作用が増強するおそれがあ
る。腎機能障害のある患者には特
に注意すること。
これらの薬剤の中枢抑制作用と
本剤の成分であるヒドロクロロ
チアジドの降圧作用による。
本剤の成分であるヒドロクロロ
チアジドとあへんアルカロイド
の大量投与で血圧下降があらわ
れることが報告されている。
本剤の成分であるヒドロクロロ
チアジドと血管拡張作用を有す
るアルコールとの併用により降
圧作用が増強される可能性があ
る。
本剤の成分であるヒドロクロロ
チアジドは昇圧アミンに対する
血管壁の反応性を低下させるこ
とが報告されている。
本剤の成分であるヒドロクロロ
チアジドによる血清カリウム値
の低下により、これらの薬剤の神
経・筋遮断作用を増強すると考
えられている。
作用機序の異なる降圧作用によ
り互いに協力的に作用する。
振戦、消化器愁訴等、リチ
ウム中毒を増強することが
ある。血清リチウム濃度に
注意すること。
本剤の成分であるヒドロクロロ
チアジドによる血清カリウム値
の低下により多量のジギタリス
が心筋 Na-K ATPase に結合し、心
収縮力増強と不整脈がおこる。マ
グネシウム低下も同様の作用を
示す。
本剤の成分であるヒドロクロロ
チアジドのカリウム排泄作用に
より低カリウム血症や代謝性ア
ルカローシスが引き起こされる
ことがある。アルカリ化剤である
乳酸ナトリウムの併用はこの状
態を更に増強させる。
本剤の成分であるロサルタンカ
リウムのナトリウム排泄作用に
より、リチウムの蓄積がおこると
考えられている。
本剤の成分であるヒドロクロロ
チアジドは腎におけるリチウム
の再吸収を促進し、リチウムの血
中濃度を上昇させる。
低カリウム血症が発現する
ことがある。
両薬剤ともカリウム排泄作用を
持つ。
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
-4-4-
表 1.7-1
一般的名称
使用上の注意
(続き)
同種同効品一覧表(その 4)
ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド
薬剤名等
グリチルリチン製剤
臨床症状・措置方法
血清カリウム値の低下があ
らわれやすくなる。
糖尿病用剤:
SU 剤
インスリン
糖尿病用剤の作用を著しく
減弱することがある。
コレスチラミン
チアジド系薬剤の作用が減
弱することがある。
非ステロイド性消炎鎮痛剤:
インドメタシン等
本剤の降圧作用が減弱され
るおそれがある。
チアジド系薬剤の作用が減
弱することがある。
スルフィンピラゾン
チアジド系薬剤はスルフィ
ンピラゾンの尿酸排泄作用
に拮抗することがある。
機序・危険因子
グリチルリチン製剤は低カリウ
ム血症を主徴とした偽アルドス
テロン症を引き起こすことがあ
る。したがって両剤の併用により
低カリウム血症を増強する可能
性がある。
機序は明確ではないが、本剤の成
分であるヒドロクロロチアジド
によるカリウム喪失により膵臓
の β 細胞のインスリン放出が低下
すると考えられている。
コレスチラミンの吸着作用によ
り本剤の成分であるヒドロクロ
ロチアジドの吸収が阻害される
ことがある。
機序不明。
腎機能が悪化している患者では、
さらに腎機能が悪化するおそれ
がある。
非ステロイド性消炎鎮痛剤のプ
ロスタグランジン合成酵素阻害
作用により、腎内プロスタグラン
ジンが減少し、水・ナトリウムの
体内貯留が生じて本剤の成分で
あるヒドロクロロチアジドの作
用と拮抗する。
チアジド系利尿剤は、腎での尿酸
分泌の阻害、尿酸再吸収の増大作
用を有すると考えられ、スルフィ
ンピラゾンの尿酸排泄作用に拮
抗することがある。
4.副作用
臨床試験(治験)
日本人を対象に実施された臨床試験において、ロサルタンカリウムとヒドロクロロチアジドの配合剤
が投与された患者で副作用が報告されたのは 696 例中 67 例(9.6%)、89 件であり、主な副作用はめ
まい 9 件(1.3%)、頻尿 9 件(1.3 %)、頭痛 7 件(1.0%)等であった。また、主な臨床検査値異常
は、尿酸増加 24 件(3.5%)、ALT(GPT)上昇 14 件(2.0%)、AST(GOT)上昇 12 件(1.7%)、
赤血球数減少 8 件(1.2%)等であった。
(1)重大な副作用
次のような副作用があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切
な処置を行うこと。
1)アナフィラキシー様症状(頻度不明):不快感、口内異常感、発汗、蕁麻疹、呼吸困難、全身潮
紅、浮腫等が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
2)血管浮腫(頻度不明):顔面、口唇、咽頭、舌等の腫脹が症状としてあらわれることがあるので
観察を十分に行うこと。
3)急性肝炎又は劇症肝炎(いずれも頻度不明)
4)腎不全(頻度不明):海外で急性腎不全の報告があるので観察を十分に行うこと。
5)ショック、失神、意識消失(いずれも頻度不明):ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失が
あらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、
直ちに適切な処置を行うこと。特に厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中の患者では、患者の状態
を十分に観察すること。
6)横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇
を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切
な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。
7)高カリウム血症(頻度不明):重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分
に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
8)不整脈(頻度不明):心室性期外収縮、心房細動等の不整脈があらわれることがあるので、観察
を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
-5-5-
表 1.7-1
一般的名称
使用上の注意
(続き)
同種同効品一覧表(その 5)
ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド
9)汎血球減少、白血球減少、血小板減少(いずれも頻度不明):汎血球減少、白血球減少、血小板
減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切
な処置を行うこと。
10)再生不良性貧血、溶血性貧血(いずれも頻度不明):重篤な血液障害があらわれることがある
ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
11)壊死性血管炎(頻度不明)
12)間質性肺炎、肺水腫(いずれも頻度不明)
13)全身性エリテマトーデスの悪化(頻度不明)
14)低血糖(頻度不明):低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)
ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等が
あらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(2)その他の副作用
次のような症状又は異常があらわれた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
種類/頻度
頻度不明
0.1~5%未満
精神神経系
耳鳴、不眠、知覚異常
めまい、浮遊感、眠気、頭痛
循環器系
調律障害(頻脈等)、低血圧、胸痛、動悸
起立性低血圧
消化器
口内炎、下痢、口角炎、胃不快感、胃潰瘍、 嘔吐・嘔気
腹部仙痛、膵炎、 唾液腺炎、便秘、食欲不
振、腹部不快感、 口渇
肝臓
黄疸、肝機能障害(AST(GOT)
上昇、ALT(GPT)上昇、LDH 上
昇等)
BUN 上昇、クレアチニン上昇
腎臓
皮膚
血液
その他
多形紅斑、光線過敏、紅皮症、瘙痒、顔面潮
紅、皮膚エリテマトーデス
好酸球増多
発疹、蕁麻疹
貧血、赤血球減少、赤血球増加、
ヘマトクリット低下、ヘマトクリ
ット上昇、ヘモグロビン増加、 白
血球数増加、好中球百分率増加、
リンパ球数増加、リンパ球数減少
発熱、味覚障害、しびれ感、眼症状(かすみ、 倦怠感、CK(CPK)上昇、血中尿
異和感等)、黄視症、ほてり、浮腫、筋肉痛、 酸値上昇、 低カリウム血症、高血
咳嗽、低ナトリウム血症、低マグネシウム血 糖症、頚部異和感、多汗、頻尿、CRP
症、低クロ-ル性アルカローシス、血清カル 増加、尿中蛋白陽性、 尿中ブドウ
シウム増加、インポテンス、高カルシウム血 糖陽性、尿中赤血球陽性、尿中白
症を伴う副甲状腺障害、筋痙攣、鼻閉、 紫 血球陽性
斑、呼吸困難、血清脂質増加
5. 高齢者への投与
高齢者には、次の点に注意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
(1)高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)。
(2)高齢者でのロサルタンカリウム単独投与における薬物動態 試験で、ロサルタン及びカルボン酸
体の血漿中濃度が非高齢者に比べて高くなることが認められている(非高齢者に比較してロサル
タン及びカルボン酸体の血漿中濃度がそれぞれ約 2 倍及び約 1.3 倍に上昇)。
(3)高齢者では、急激な利尿は血漿量の減少を来し、脱水、低血圧 等による立ちくらみ、めまい、
失神等を起こすことがある。
(4)特に心疾患等で浮腫のある高齢者では急激な利尿は急速な 血漿量の減少と血液濃縮を来し、脳
梗塞等の血栓塞栓症を誘発するおそれがある。
(5)高齢者では低ナトリウム血症、低カリウム血症があらわれやすい。
(6)75 歳以上の高齢者に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
-6-6-
表 1.7-1
同種同効品一覧表(その 6)
一般的名称
ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジド
使用上の注意
(続き)
6. 妊婦、産婦、授乳婦等への投与
(1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、投与中に妊娠した場合は、
直ちに投与を中止すること。[妊娠中期及び末期に本剤の成分を含むアンジオテンシンⅡ受容
体拮抗剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、
腎不全、多臓器不全、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の奇形、頭蓋顔
面の奇形、肺の発育不全等があらわれたとの報告がある。]
(2) 本剤投与中は授乳を中止させること。
(参考)
ラットの周産期及び授乳期にロサルタンカリウム 1 mg/kg/day/ヒドロクロロチアジド 0.25
mg/kg/day~ロサルタンカリウム 50 mg/kg/day/ヒドロクロロチアジド 12.5 mg/kg/day を投与した試
験において、ロサルタンカリウム 50 mg/kg/day/ヒドロクロロチアジド 12.5 mg/kg/day 群で産児体
重の減少及び腎の病理組織学的変化がみられた。また、ロサルタン、カルボン酸体及びヒドロク
ロロチアジドの乳汁移行性も確認された。本試験の産児に対する無毒性量はロサルタンカリウム
10 mg/kg/day/ヒドロクロロチアジド 2.5 mg/kg/day であった。
7. 小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
8. 臨床検査結果に及ぼす影響
甲状腺障害のない患者の血清 PBI を低下させることがあるので注意すること。
9. 適用上の注意
薬剤交付時:PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること。[PTP シー
トの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併
症を併発することが報告されている。]
添付文書作成日
備考
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬/チアジド系利尿薬(配合剤)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
-7-7-
表 1.7-2
同種同効品一覧表(その 1)
一般的名称
販売名
会社名
製造承認
再審査・再評価
規制区分
化学構造式
ロサルタンカリウム
ニューロタン錠 25、ニューロタン錠 50
萬有製薬株式会社
1998 年 7 月 3 日
2004 年 7 月 2 日再審査期間満了
指定医薬品、処方せん医薬品
Cl
N
CH3CH2CH2CH2
N
CH2OH
CH2
N
N K+
N
N
.
剤型・含量
効能・効果
ロサルタンカリウムとして 25 mg 又は 50 mg を含有する白色円形のフィルムコーティング錠
1. 高血圧症
2. 高血圧及び蛋白尿を伴う 2 型糖尿病における糖尿病性腎症
<効能・効果に関連する使用上の注意>
高血圧及び蛋白尿を伴う 2 型糖尿病における糖尿病性腎症の場合
高血圧及び蛋白尿(尿中アルブミン/クレアチニン比 300 mg/g 以上)を合併しない患者における
本剤の有効性及び安全性は確認されていない。
用法・用量
1.
高血圧症:
通常、成人にはロサルタンカリウムとして 25~50 mg を 1 日 1 回経口投与する。なお、年齢、症状に
より適宜増減するが、1 日 100 mg まで増量できる。
2. 高血圧及び蛋白尿を伴う 2 型糖尿病における糖尿病性腎症:
通常、成人にはロサルタンカリウムとして 50 mg を 1 日 1 回経口投与する。なお、血圧値をみなが
ら 1 日 100 mg まで増量できる。ただし、過度の血圧低下を起こすおそれのある患者等では 25 mg か
ら投与を開始する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
高血圧及び蛋白尿を伴う 2 型糖尿病における糖尿病性腎症に対して、本剤を投与後、血清クレアチ
ニン値が前回の検査値と比較して 30%(あるいは 1 mg/dL)以上増加した場合、及び糸球体ろ過
値、1/血清クレアチニン値の勾配等で評価した腎機能障害の進展速度が加速された場合は、減量
あるいは投与中止を考慮すること。
使用上の注意
【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
(1)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
(2)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
(3)重篤な肝障害のある患者[「慎重投与」の項参照]
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(1) 両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者[「重要な基本的注意」の項参
照]
(2) 高カリウム血症の患者[「重要な基本的注意」の項参照]
(3) 重篤な腎機能障害のある患者[高カリウム血症があらわれやすい。また、腎機能の悪化が起き
るおそれがあるので、血清クレアチニンが 2.5 mg/dL 以上の場合には、投与量を減らすなど慎
重に投与すること。(「重要な基本的注意」の項参照)]
(4) 肝機能障害又はその既往のある患者[外国において、健康成人と比較して軽・中等度のアルコール
性肝硬変患者ではロサルタンの消失速度が遅延し、ロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度がそれ
ぞれ約 5 倍及び約 2 倍に上昇することが報告されている。]
(5) 脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させるおそれがある。]
(6) 体液量が減少している患者(利尿降圧剤投与中、厳重な減塩療法中、血液透析中)
[「重要な基本的注意」の項参照]
(7) 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
-8-8-
表 1.7-2
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
使用上の注意
(続き)
ロサルタンカリウム
2.重要な基本的注意
(1) 両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や
糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ない
と判断される場合を除き、使用は避けること。
(2) 高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上や
むを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。また、腎機能障害、コントロール不
良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するお
それがあるので、血清カリウム値に注意すること。
(3) 本剤の投与によって、一過性の血圧低下(ショック症状、意識消失、呼吸困難等を伴う)を起
こすおそれがあるので、そのような場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。また、本剤投
与中は定期的(投与開始時:2 週間ごと、安定後:月 1 回程度)に血圧のモニタリングを実施す
ること。特に次の患者では投与は少量より開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しな
がら徐々に行うこと。
ア.利尿降圧剤投与中の患者
イ.厳重な減塩療法中の患者
ウ.血液透析中の患者
(4) 降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等
危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
(5) 手術前 24 時間は投与しないことが望ましい。
(6) 本剤を含むアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬投与中にまれに肝炎等の重篤な肝障害があらわ
れたとの報告がある。肝機能検査を実施するなど、観察を十分に行い、異常が認められた場合
には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(7)
2 型糖尿病における糖尿病性腎症の患者では貧血があらわれやすいので、本剤投与中は定期的
(投与開始時:2 週間ごと、安定後:月 1 回程度)に血液検査を実施するなど観察を十分に行
い、異常が認められた場合には貧血の原因を考慮し、適切な処置を行うこと。
(8) 2 型糖尿病における糖尿病性腎症の患者では血清カリウム上昇及び血清クレアチニン上昇が
あらわれやすいので、本剤投与中は定期的(投与開始時:2 週間ごと、安定後:月 1 回程度)に
血清カリウム値及び血清クレアチニン値のモニタリングを実施し、観察を十分に行うこと。血
清カリウム値及び血清クレアチニン値に異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
3.相互作用
[併用注意](併用に注意すること)
薬剤名等
カリウム保持性利尿剤:
スピロノラクトン
トリアムテレン等
カリウム補給剤:
塩化カリウム
アンジオテンシン変換酵素阻
害剤
臨床症状・措置方法
血清カリウム上昇、高カリ
ウム血症を起こすおそれが
ある。
非ステロイド性消炎鎮痛剤:
インドメタシン等
本剤の降圧作用が減弱され
るおそれがある。
リチウム:
炭酸リチウム
リチウム中毒が報告されて
いるので、血中リチウム濃
度に注意すること。
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
-9-9-
機序・危険因子
併用によりカリウム貯留作用が
増強するおそれがある。
腎機能障害のある患者には特に
注意すること。
また、本剤とアンジオテンシン変
換酵素阻害剤及びカリウム保持
性利尿剤の 3 剤併用の場合には
特に注意すること。
機序不明
腎機能が悪化している患者では、
さらに腎機能が悪化するおそれ
がある。
本剤のナトリウム排泄作用によ
り、リチウムの蓄積がおこると考
えられている。
表 1.7-2
同種同効品一覧表(その 3)
一般的名称
ロサルタンカリウム
使用上の注意
(続き)
4.副作用
臨床試験(治験)
1. 高血圧症
国内で実施された臨床試験で副作用が報告されたのは総症例 709 例中 71 例(10.0%)であり、主な副
作用は頭痛 13 件(1.8%)、めまい 9 件(1.3%)、嘔吐・嘔気 6 件(0.8%)、ほてり 5 件(0.7%)で
あった。また、主な臨床検査値異常は、ALT(GPT)上昇 19 件(2.7%)、AST(GOT)上昇 15 件(2.1%)、
CK(CPK)上昇 15 件(2.7%)、総コレステロール上昇 11 件(1.6%)、LDH 上昇 10 件(1.4%)、赤
血球減少 10 件(1.4%)であった。
なお、65 歳以上の高齢者における副作用発現率は 9.6%(156 例中 15 例)で、65 歳未満の非高齢者群
(553 例中 56 例、10.1%)と同様であり、主な副作用はめまい 4 件(2.6%)及び頭痛 2 件(1.3%)で
あった。
2. 高血圧及び蛋白尿を伴う 2 型糖尿病における糖尿病性腎症
国際共同試験(国内症例含む)で総症例 751 例中、副作用は 129 例(17.2%)に認められ、主なもの
はめまい 34 例(4.5%)、高カリウム血症 28 例(3.7%)、低血圧 19 例(2.5%)、無力症/疲労 12
例(1.6%)であった。また、臨床検査値の異常変動は、111 例(14.8%)に認められ、主なものは血
清カリウム上昇 89 例(11.9%)、クレアチニン上昇 30 例(4.0%)、BUN 上昇 10 例(1.3%)であっ
た。
(1)重大な副作用
次のような副作用があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切
な処置を行うこと。
1)アナフィラキシー様症状(頻度不明):不快感、口内異常感、発汗、蕁麻疹、呼吸困難、全身
潮紅、浮腫等が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
2)血管浮腫(頻度不明):顔面、口唇、咽頭、舌等の腫脹が症状としてあらわれることがあるの
で観察を十分に行うこと。
3)急性肝炎又は劇症肝炎(いずれも頻度不明)
4)腎不全(頻度不明)
5)ショック、失神・意識消失(いずれも頻度不明):ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失
があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合
には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中
の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に
行うこと。
6)横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上
昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、
適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。
7)高カリウム血症(頻度不明):重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十
分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
8)不整脈(頻度不明):心室性期外収縮、心房細動等の不整脈があらわれることがあるので、観
察を十分に行い、異常が認めれらた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
9)汎血球減少、白血球減少、血小板減少(いずれも頻度不明):汎血球減少、白血球減少、血小
板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに
適切な処置を行うこと。
10)低血糖(頻度不明):低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)
ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等
があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(2)その他の副作用
次のような症状又は異常があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
種類/頻度
0.1~5%未満
頻度不明
精神神経系
耳鳴、眠気
頭痛、めまい、不眠、浮遊感
循環器系
調律障害(頻脈等)
低血圧、起立性低血圧、胸痛、動悸
消化器
口内炎、下痢
口角炎、嘔吐・嘔気、胃不快感、胃潰瘍
肝臓
黄疸
腎臓
皮膚
血液
その他
肝機能障害(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、
LDH 上昇等)
BUN 上昇、クレアチニン上昇
多形紅斑、光線過激、紅皮症 発疹、瘙痒、蕁麻疹
貧血
赤血球減少、ヘマトクリット低下、好酸球増多
発熱、味覚障害、しびれ感、 ほてり、倦怠感、無力症/疲労、浮腫、筋肉痛、
眼症状(かすみ、異和感等)、 総コレステロール上昇、CK(CPK)上昇、血中尿
筋痙攣
酸値上昇、咳嗽
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 10 - 10 -
表 1.7-2
同種同効品一覧表(その 4)
一般的名称
使用上の注意
(続き)
ロサルタンカリウム
5.高齢者への投与
(1)高齢者では一般に生理機能が低下しているので、患者の状態に注意すること。
(2)高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)の
で、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
(3)高齢者での体内薬物動態試験で、ロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度が非高齢者に比べて
高くなることが認められている(非高齢者に比較してロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度が
それぞれ約 2 倍及び約 1.3 倍に上昇)。
(4)高齢者と非高齢者との間で降圧効果及び副作用の発現に関する差異は認められていない。
6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
(1)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、投与中に妊娠した場合は、
直ちに投与を中止すること。[妊娠中期及び末期に本剤を含むアンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤
を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、多
臓器不全、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の奇形、頭蓋顔面の奇形、肺
の発育不全等があらわれたとの報告がある。]
(2)本剤投与中は授乳を中止させること。[動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告され
ている。]
(参考)
ラットの周産期及び授乳期に 10~100 mg/kg/日投与した試験において、100 mg/kg/日で産児死亡の
軽度の増加が認められた。また、各投与群で産児の低体重が認められ、本試験の無毒性量は追加
試験の成績から 5 mg/kg/日であった。
7.小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
添付文書作成日
備考
8.適用上の注意
薬剤交付時:PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること。[PTP シートの誤飲
により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発すること
が報告されている。]
2006 年 4 月改訂(第 14 版)
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 11 - 11 -
表 1.7-3
同種同効品一覧表(その 1)
一般的名称
販売名
会社名
製造承認
再審査・再評価
規制区分
化学構造式
剤型・含量
効能・効果
用法・用量
使用上の注意
ヒドロクロロチアジド
ダイクロトライド錠 25 mg
萬有製薬株式会社
1959 年 6 月 11 日
1998 年 3 月 12 日(再評価結果通知日)
処方せん医薬品
ヒドロクロロチアジドとして 1 錠中に 25 mg を含有する桃色円形の裸錠
高血圧症(本態性、腎性等)、悪性高血圧
心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、月経前緊張症、薬剤(副腎皮質ホルモン、フェニ
ルブタゾン等)による浮腫
通常、成人にはヒドロクロロチアジドとして 1 回 25~100 mg を 1 日 1~2 回経口投与する。なお、年齢、
症状により適宜増減する。
ただし、高血圧症に用いる場合には少量から投与を開始して徐々に増量すること。
また、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
(1) 無尿の患者〔本剤の効果が期待できない。〕
(2) 急性腎不全の患者〔腎機能を更に悪化させるおそれがある。〕
(3) 体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している患者〔低ナトリウム血症、低カリウ
ム血症等の電解質失調を悪化させるおそれがある。〕
(4) チアジド系薬剤又はその類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルフォンアミド誘導体)
に対する過敏症の既往歴のある患者
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(1) 進行した肝硬変症のある患者[肝性昏睡を誘発することがある。]
(2) 重篤な冠硬化症又は脳動脈硬化症のある患者[急激な利尿があらわれた場合、急速な血漿量減
少、血液濃縮を来し、血栓塞栓症を誘発するおそれがある。]
(3) 重篤な腎障害のある患者[腎機能を更に悪化させるおそれがある。]
(4) 肝疾患・肝機能障害のある患者[肝性昏睡を起こすおそれがある。]
(5) 本人又は両親、兄弟に痛風、糖尿病のある患者[高尿酸血症、高血糖症を来し、痛風、糖尿病
の悪化や顕性化のおそれがある。]
(6) 下痢、嘔吐のある患者[電解質失調があらわれることがある。]
(7) 高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症のある患者[血清カルシウムを上昇させるおそれが
ある。]
(8) ジギタリス剤、糖質副腎皮質ホルモン剤又は ACTH の投与を受けている患者[「相互作用」の
項参照]
(9) 減塩療法時の患者[低ナトリウム血症を起こすおそれがある。]
(10) 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
(11) 乳児[「小児等への投与」の項参照]
(12) 交感神経切除後の患者[本剤の降圧作用が増強される。]
[(3)~(11)項は副作用の項の代謝異常参照]
2.重要な基本的注意
(1) 本剤の利尿効果は急激にあらわれることがあるので、電解質失調、脱水に十分注意し、少量か
ら投与を開始して、徐々に増量すること。
(2) 連用する場合、電解質失調があらわれることがあるので定期的に検査を行うこと。
(3) 夜間の休息が特に必要な患者には、夜間の排尿を避けるため、午前中に投与することが望まし
い。
(4) 降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等
危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
3.相互作用
併用注意(併用に注意すること)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 12 - 12 -
表 1.7-3
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
使用上の注意
(続き)
ヒドロクロロチアジド
薬剤名等
バルビツール酸誘導体
臨床症状・措置方法
起立性低血圧が増強される
ことがある。
あへんアルカロイド系
麻薬
アルコール
昇圧アミン:
ノルエピネフリン
エピネフリン
ツボクラリン及びその類
似作用物質:
塩化ツボクラリン
臭化パンクロニウム
降圧作用を有する他の薬
剤:
ACE 阻害剤
β-遮断剤
ニトログリセリン等
ジギタリス剤:
ジゴキシン
ジギトキシン
乳酸ナトリウム
炭酸リチウム
糖質副腎皮質ホルモン剤
ACTH
グリチルリチン製剤
昇圧アミンの作用を減弱す
ることがある。
手術前の患者に使用する場
合、本剤の一時休薬等の処
置を講ずること。
ツボクラリン及びその類似
作用物質の麻痺作用を増強
することがある。
手術前の患者に使用する場
合、本剤の一時休薬等の処
置を講ずること。
降圧作用を増強するおそれ
がある。
降圧剤の用量調節等に注意
すること。
ジギタリスの心臓に対する
作用を増強し、不整脈等を
起こすことがある。血清カ
リウム値に十分注意するこ
と。
チアジド系薬剤による代謝
性アルカローシス、低カリ
ウム血症を増強することが
ある。
振戦、消化器愁訴等、リチウ
ム中毒を増強することがあ
る。血清リチウム濃度に注意
すること。
低カリウム血症が発現する
ことがある。
血清カリウム値の低下があ
らわれやすくなる。
糖尿病用剤の作用を著しく
減弱することがある。
糖尿病用剤:
SU 剤
インスリン
コレスチラミン
チアジド系薬剤の作用が減
弱することがある。
非ステロイド性消炎鎮痛
剤:
インドメタシン
スルフィンピラゾン
チアジド系薬剤はスルフィ
ンピラゾンの尿酸排泄作用
に拮抗することがある。
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 13 - 13 -
機序・危険因子
これらの薬剤の中枢抑制作用と利尿剤の
降圧作用による。
あへんアルカロイドの大量投与で血圧下
降があらわれることが報告されている。
血管拡張作用を有するアルコールとの併
用により降圧作用が増強される可能性が
ある。
チアジド系利尿剤は昇圧アミンに対する
血管壁の反応性を低下させることが報告
されている。
本剤による血清カリウム値の低下によ
り、これらの薬剤の神経・筋遮断作用を
増強すると考えられている。
作用機序の異なる降圧作用により互いに
協力的に作用する。
本剤による血清カリウム値の低下により
多量のジギタリスが心筋 Na-K ATPase に
結合し、心収縮力増強と不整脈がおこる。
マグネシウム低下も同様の作用を示す。
本剤によるカリウム排泄作用により低カ
リウム血症や代謝性アルカローシスが引
き起こされることがある。アルカリ化剤
である乳酸ナトリウムの併用はこの状態
をさらに増強させる。
本剤は腎におけるリチウムの再吸収を促
進し、リチウムの血中濃度を上昇させる。
両薬剤ともカリウム排泄作用を持つ。
グリチルリチン製剤は低カリウム血症を
主徴とした偽アルドステロン症を引き起
こすことがある。従って両剤の併用によ
り低カリウム血症を増強する可能性があ
る。
機序は明確ではないが、本剤によるカリ
ウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリ
ン放出が低下すると考えられている。
コレスチラミンの吸着作用によりチアジド
系薬剤の吸収が阻害されることがある。
非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグ
ランジン合成酵素阻害作用により、腎内
プロスタグランジンが減少し、水・ナト
リウムの体内貯留が生じて本剤の作用と
拮抗する。
チアジド系利尿剤は、腎での尿酸分泌の
阻害、尿酸再吸収の増大作用を有すると
考えられ、スルフィンピラゾンの尿酸排
泄作用に拮抗することがある。
表 1.7-3
同種同効品一覧表(その 3)
一般的名称
ヒドロクロロチアジド
使用上の注意
(続き)
4.副作用
再評価結果
総症例 364 例を集計した結果、副作用発現数は 333 例中 35 例(10.5%)であった。主な副作用として
食欲不振(3%)、悪心・嘔吐(2.5%)、腹部不快感(1.9%)、脱力感(1.6%)、低カリウム血症(1.6%)
等がみられた。
(1) 重大な副作用
次のような副作用があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切
な処置を行うこと。
1) 再生不良性貧血、溶血性貧血(いずれも頻度不明):重篤な血液障害があらわれることがあるの
で、定期的に検査を実施するなど観察を十分に行うこと。
2) 壊死性血管炎(頻度不明)
3) 間質性肺炎、肺水腫(いずれも頻度不明)
4) 全身性紅斑性狼瘡の悪化(頻度不明)
5) アナフィラキシー様反応(頻度不明)
(2) その他の副作用
次のような症状又は異常があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
種類/頻度
頻度不明
1~5%未満
1%未満
過敏症
呼吸困難、発疹、蕁麻疹、顔面潮紅、光線
過敏症
血液
白血球減少、血小板減少、紫斑
肝臓
黄疸
代謝異常
低ナトリウム血症、低カリウム血症、低マ
グネシウム血症、低クロール性アルカロー
シス、血清カルシウムの上昇等の電解質失
調、血清脂質増加、高尿酸血症、高血糖症
消化器
腹部の仙痛、膵炎、唾液腺炎、便秘
食欲不振、悪心・ 下痢、口渇
嘔吐、腹部不快感
精神神経系
知覚異常
眩暈
頭痛
眼
視力異常(霧視等)、黄視症
循環器
不整脈
起立性低血圧
皮膚
皮膚エリテマトーデス
その他
インポテンス、高カルシウム血症を伴う副 倦怠感
鼻閉
甲状腺障害、筋痙攣
5.高齢者への投与
高齢者には、次の点に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与す
ること。
(1) 高齢者では、急激な利尿は血漿量の減少を来し、脱水、低血圧等による立ちくらみ、めまい、
失神等を起こすことがある。
(2) 特に心疾患等で浮腫のある高齢者では急激な利尿は急速な血漿量の減少と血液濃縮を来し、脳
梗塞等の血栓塞栓症を誘発するおそれがある。
(3) 高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている。
[脳梗塞等が起こるおそれがある。]
(4) 高齢者では低ナトリウム血症、低カリウム血症があらわれやすい。
6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
(1) 妊娠後期には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[チア
ジド系薬剤では新生児又は乳児に高ビリルビン血症、血小板減少症等を起こすことがある。ま
た、利尿効果に基づく血漿量減少、血液濃縮、子宮・胎盤血流量減少があらわれることがある。]
(2) 本剤投与中は授乳を中止させること。[母乳中に薬剤が移行することが報告されている。]
7.小児等への投与
乳児は電解質バランスがくずれやすいため、慎重に投与すること。
8.臨床検査結果に及ぼす影響
甲状腺障害のない患者の血清 PBI を低下させることがあるので注意すること。
添付文書作成日
備考
9.適用上の注意
薬剤交付時:PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること。[PTP シート
の誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重
篤な合併症を併発することが報告されている。]
2006 年 8 月改訂(第 7 版)
チアジド系利尿薬
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 14 - 14 -
表 1.7-4
同種同効品一覧表(その 1)
一般的名称
カンデサルタン シレキセチル
販売名
会社名
製造承認
再審査・再評価
規制区分
化学構造式
剤型・含量
効能・効果、
用法・用量
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 15 - 15 -
表 1.7-4
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
カンデサルタン シレキセチル
使用上の注意
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 16 - 16 -
表 1.7-4
同種同効品一覧表(その 3)
一般的名称
カンデサルタン シレキセチル
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 17 - 17 -
表 1.7-4
同種同効品一覧表(その 4)
一般的名称
カンデサルタン シレキセチル
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 18 - 18 -
表 1.7-4
同種同効品一覧表(その 5)
一般的名称
カンデサルタン シレキセチル
使用上の注意
(続き)
添付文書作成日
備考
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 19 - 19 -
表 1.7-5
同種同効品一覧表(その 1)
一般的名称
バルサルタン
販売名
会社名
製造承認
再審査・再評価
規制区分
化学構造式
剤型・含量
効能・効果
用法・用量
使用上の注意
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 20 - 20 -
表 1.7-5
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
バルサルタン
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 21 - 21 -
表 1.7-5
同種同効品一覧表(その 3)
一般的名称
バルサルタン
使用上の注意
(続き)
添付文書作成日
備考
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 22 - 22 -
表 1.7-6
同種同効品一覧表(その 1)
一般的名称
テルミサルタン
販売名
会社名
製造承認
再審査・再評価
規制区分
化学構造式
剤型・含量
効能・効果
用法・用量
使用上の注意
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 23 - 23 -
表 1.7-6
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
テルミサルタン
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 24 - 24 -
表 1.7-6
同種同効品一覧表(その 3)
一般的名称
テルミサルタン
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 25 - 25 -
表 1.7-6
同種同効品一覧表(その 4)
一般的名称
テルミサルタン
使用上の注意
(続き)
添付文書作成日
備考
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 26 - 26 -
表 1.7-7
同種同効品一覧表(その 1)
一般的名称
トリクロルメチアジド
販売名
会社名
製造承認
再審査・再評価
規制区分
化学構造式
剤型・含量
効能・効果
用法・用量
使用上の注意
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 27 - 27 -
表 1.7-7
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
トリクロルメチアジド
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 28 - 28 -
表 1.7-7
同種同効品一覧表(その 3)
一般的名称
トリクロルメチアジド
使用上の注意
(続き)
添付文書作成日
備考
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 29 - 29 -
表 1.7-8
同種同効品一覧表(その 1)
一般的名称
販売名
会社名
製造承認
再審査・再評価
規制区分
化学構造式
剤型・含量
効能・効果
用法・用量
使用上の注意
マレイン酸エナラプリル
レニベース錠 2.5、レニベース錠 5、レニベース錠 10
萬有製薬株式会社
1986 年 4 月 30 日
1993 年 9 月 8 日 -高血圧- /1998 年 3 月 12 日 -慢性心不全-(再審査結果通知日)
指定医薬品、処方せん医薬品
マレイン酸エナラプリルとして 2.5、5、又は 10 mg を含むうすい桃色の円形裸錠
1. 本態性高血圧症、腎性高血圧症、腎血管性高血圧症、悪性高血圧
2. 下記の状態で、ジギタリス製剤、利尿剤等の基礎治療剤を投与しても十分な効果が認められない場合
慢性心不全(軽症~中等症)
1. 高血圧症:
通常、成人に対しマレイン酸エナラプリルとして 5~10 mg を 1 日 1 回経口投与する。なお、年齢、
症状により適宜増減する。但し、腎性・腎血管性高血圧症又は悪性高血圧の患者では 2.5 mg から投
与を開始することが望ましい。
2. 慢性心不全(軽症~中等症):
本剤はジギタリス製剤、利尿剤等と併用すること。
通常、成人に対しマレイン酸エナラプリルとして 5~10 mg を 1 日 1 回経口投与する。なお、年齢、
症状により適宜増減する。ただし、腎障害を伴う患者又は利尿剤投与中の患者では 2.5 mg(初回量)
から投与を開始することが望ましい。
【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
(1) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
(2) 血管浮腫の既往歴のある患者(アンジオテンシン変換酵素阻害剤等の薬剤による血管浮腫、
遺伝性血管浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫等)〔高度の呼吸困難を伴う血管浮腫
を発現することがある。〕
(3) デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポ
リエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスを施行中の患者〔「相互
作用」の項参照〕
(4) アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69®)を用いた血液透析施行中の
患者〔「相互作用」の項参照〕
(5) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照〕
<用法・用量に関連する使用上の注意>
重篤な腎機能障害のある患者〔本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し、過度の血圧低下、腎機
能の悪化が起きるおそれがあるので、クレアチニンクリアランスが 30 mL/分以下、又は血清ク
レアチニンが 3 mg/dL 以上の場合には、投与量を減らすか、もしくは投与間隔をのばすなど慎
重に投与すること。〕
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
(1)両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者[「重要な基本的注意」の項参照]
(2)高カリウム血症の患者[「重要な基本的注意」の項参照]
(3)重篤な腎機能障害のある患者[〈用法・用量に関連する使用上の注意〉の項参照]
(4)脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させることがある。]
(5)高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
2.重要な基本的注意
(1)両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸
球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判
断される場合を除き、使用は避けること。
(2)高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむ
を得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。また、腎機能障害、コントロール不良の
糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれが
あるので、血清カリウム値に注意すること。
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 30 - 30 -
表 1.7-8
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
マレイン酸エナラプリル
使用上の注意
(続き)
(3)高血圧症の場合
本剤の投与によって特に次の患者では、初回投与後、一過性の急激な血圧低下を起こす場合がある
ので、投与は少量より開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
ア.重症の高血圧症患者
イ.血液透析中の患者
ウ.利尿降圧剤投与中の患者(特に最近利尿降圧剤投与を開始した患者)
エ.厳重な減塩療法中の患者
(4)慢性心不全(軽症~中等症)の場合
○ジギタリス製剤、利尿剤等の基礎治療剤で十分な効果が認められない症例にのみ、本剤を追加投
与すること。なお、本剤の単独投与での有用性は確立されていない。
○重症の慢性心不全に対する本剤の有用性は確立されていない(使用経験が少ない)。
○初回投与後、一過性の急激な血圧低下を起こす場合があるので、血圧等の観察を十分に行うこと。
特に次の患者では、投与は少量より開始し、血圧が安定するまで観察を十分に行うこと。
ア.腎障害のある患者
イ.利尿剤投与中の患者
ウ.厳重な減塩療法中の患者
(5)手術前 24 時間は投与しないことが望ましい。
(6)降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危
険を伴う機械を操作する際には注意させること。
3.相互作用
[併用禁忌](併用しないこと)
薬剤名等
デキストラン硫酸固定化セ
ルロース、トリプトファン
固定化ポリビニルアルコー
ル又はポリエチレンテレフ
タレートを用いた吸着器に
よるアフェレーシスの施
行:リポソーバー®
イムソーバ TR®
セルソーバ® 等
アクリロニトリルメタリル
スルホン酸ナトリウム膜を
用いた透析:
AN69®
臨床症状・措置方法
血圧低下、潮紅、嘔気、嘔
吐、腹痛、しびれ、熱感、
呼吸困難、頻脈等のショッ
ク症状を起こすことがあ
る。
アナフィラキシー様症状
を発現することがある。
機序・危険因子
陰性に荷電したデキストラン硫酸固
定化セルロース、トリプトファン固
定化ポリビニルアルコール又はポリ
エチレンテレフタレートにより血中
キニン系の代謝が亢進し、ブラジキ
ニン産生が増大する。更に ACE 阻害
薬はブラジキニンの代謝を阻害する
ため,ブラジキニンの蓄積が起こる
との考えが報告されている。
多価イオン体である AN69®により血
中キニン系の代謝が亢進し、本剤に
よりブラジキニンの代謝が妨げられ
蓄積すると考えられている。
[併用注意](併用に注意すること)
薬剤名等
カリウム保持性利尿剤:
スピロノラクトン
トリアムテレン
カリウム補給剤:
塩化カリウム
利尿降圧剤、利尿剤:
ヒドロクロロチアジド
臨床症状・措置方法
血清カリウム値が上昇す
ることがある。
リチウム:
炭酸リチウム
リチウム中毒が報告され
ているので、血中リチウム
濃度に注意すること。
降圧作用が増強されるこ
とがある。
アドレナリン作働性ニュー
ロン遮断薬:
硫酸グアネチジン
1.7
1.7
初回投与後、一過性の急激
な血圧低下を起こすこと
がある。(「重要な基本的
注意」の項参照)
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 31 - 31 -
機序・危険因子
本剤はアルドステロン分泌抑制に基
づく尿中へのカリウム排泄抑制作用
を有するため、併用によりカリウム
貯留作用が増強する。腎機能障害の
ある患者には特に注意すること。
利尿降圧剤服用中の患者では、ナト
リウム利尿により血中レニン活性が
上昇し、本剤の降圧効果が増強する
ことがある。
本剤より先に利尿降圧剤を投与中の
患者(特に最近投与を開始した患者)
には特に注意すること。
本剤のナトリウム排泄作用により、
リチウムの蓄積がおこると考えられ
ている。
機序不明
表 1.7-8
同種同効品一覧表(その 3)
一般的名称
使用上の注意
(続き)
マレイン酸エナラプリル
薬剤名等
ニトログリセリン
非ステロイド性消炎鎮痛剤:
インドメタシン等
リファンピシン
カリジノゲナーゼ製剤
臨床症状・措置方法
降圧作用が増強されること
がある。
降圧作用が減弱されること
がある。
降圧作用が減弱されること
がある。
本剤との併用により過度の
血圧低下が引き起こされる
可能性がある。
機序・危険因子
機序不明
インドメタシンは血管拡張作用を
有するプロスタグランジン E2、I2 の
生成を抑制するため、本剤のプロス
タグランジン生成促進作用による
降圧作用を減弱させる可能性があ
ると考えられている。
機序不明
本剤のキニン分解抑制作用とカリ
ジノゲナーゼ製剤のキニン産生作
用により、血中キニン濃度が増大し
血管平滑筋の弛緩が増強される可
能性がある。
4.副作用
臨床試験(治験)
高血圧症及び慢性心不全における臨床試験の総症例 1,106 例中、副作用が報告されたのは 116 例
(10.48%)であり、主な副作用はめまい 20 件(1.81%)、咳嗽 11 件(0.99%)であった。また、主な
臨床検査値異常は血清カリウム上昇 9 件(0.81%)、血清クレアチニン上昇 3 件(0.33%)であった。
使用成績調査(再審査結果)
高血圧症及び慢性心不全における使用成績調査の総症例 10,616 例中、副作用が報告されたのは 456 例
(4.30%)であり、主なものは咳嗽 226 件(2.13%)、めまい 32 件(0.30%)、BUN 上昇 25 件(0.24%)、
血清クレアチニン上昇 22 件(0.21%)、血清カリウム上昇 17 件(0.16%)であった。
(1) 重大な副作用
1)血管浮腫(頻度不明):呼吸困難を伴う顔面、舌、声門、喉頭の腫脹を症状とする血管浮腫が
あらわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止し、エピネフリン注射、気
道確保等適切な処置を行うこと。また、腹痛、嘔気、嘔吐、下痢等を伴う腸管の血管浮腫があ
らわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2)ショック(頻度不明):ショックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認
められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
3)心筋梗塞、狭心症(いずれも頻度不明):心筋梗塞、狭心症があらわれることがあるので、観
察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
4)急性腎不全(0.1%未満):定期的に検査を実施するなど、観察を十分に行うこと。
5)汎血球減少症、無顆粒球症(いずれも頻度不明)、血小板減少(0.1%未満):重篤な血液障害
があらわれることがあるので、定期的に検査を実施するなど、観察を十分に行い、異常が認め
られた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
6)膵炎(頻度不明):血中のアミラーゼ、リパーゼの上昇等があらわれることがあるので、観察
を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
7)間質性肺炎(頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部 X 線異常等を伴う間質性肺炎があらわ
れることがあるので、このような症状があらわれた場合には、本剤の投与を直ちに中止し適切
な処置を行うこと。
8)剥脱性皮膚炎、中毒性表皮壊死症(Lyell 症候群)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候
群)、天疱瘡(いずれも頻度不明):剥脱性皮膚炎、中毒性表皮壊死症(Lyell 症候群)、皮膚
粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)、天疱瘡があらわれることがあるので、観察を十分に
行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
9)錯乱(頻度不明):錯乱があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた
場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
10)肝機能障害、肝不全(いずれも頻度不明):肝機能障害、肝不全があらわれることがあるので、
観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
11)高カリウム血症(0.22%):重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に
行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 32 - 32 -
表 1.7-8
同種同効品一覧表(その 4)
一般的名称
使用上の注意
(続き)
マレイン酸エナラプリル
(2) その他の副作用
次のような症状又は異常があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
種類/頻度
腎臓
頻度不明
血液
皮膚
精神神経系
光線過敏症、多汗、脱毛
抑うつ
循環器
消化器
低血圧
舌炎、便秘
腹痛
耳鳴、筋肉痛、低血糖
AST(GOT)上昇、ALT
(GPT)上昇
咳嗽、咽(喉)頭炎
倦怠感
肝臓
呼吸器
その他
0.1~5%未満
BUN 上昇、クレアチニン
上昇
ヘモグロビン低下、ヘマ
トクリット低下、貧血
発疹
めまい
0.1%未満
白血球減少、好酸球増多
瘙痒、蕁麻疹
頭痛、眠気、いらいら感、不
眠
動悸、起立性低血圧、胸痛、
調律障害(頻脈、徐脈)
食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢、
消化不良、口内炎
黄疸
喘息、嗄声
ほてり、発熱、潮紅、口渇、
味覚異常、疲労、脱力感、し
びれ、インポテンス、血清ナ
トリウム値低下
5.高齢者への投与
高齢者では低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[一般に
過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)。]
6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
(1)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[妊娠中期及び末期にアンジオテン
シン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低
血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、
頭蓋顔面の変形等があらわれたとの報告がある。また、海外で実施されたレトロスペクティブな疫
学調査で、妊娠初期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された患者群において、胎児奇形の
相対リスクは降圧剤が投与されていない患者群に比べ高かったとの報告がある。]
(2)本剤投与中は授乳を中止させること。[ヒト母乳中へ移行することが報告されている。]
7.小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない。
8.過量投与
過量投与時にみられる主な症状は過度の低血圧である。これに対しては生理食塩液の静脈注射等適切
な処置を行うこと。本剤の活性代謝物は血液透析により血中から除去できる。ただし、アクリロニト
リルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69®)を用いた血液透析を行わないこと。[「禁忌」及び
「相互作用」の項参照]
9.適用上の注意
薬剤交付時:PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること。[PTP シート
の誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重
篤な合併症を併発することが報告されている。]
添付文書作成日
備考
10.その他の注意
(1)インスリン又は経口血糖降下剤の投与中にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することによ
り、低血糖が起こりやすいとの報告がある。
(2)外国において、本剤服用中の患者が膜翅目毒(ハチ毒)による脱感作中にアナフィラキシー様症状
を発現したとの報告がある。
2006 年 7 月改訂(第 10 版)
アンジオテンシン変換酵素阻害薬
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 33 - 33 -
表 1.7-9
同種同効品一覧表(その 1)
一般的名称
ベシル酸アムロジピン
販売名
会社名
製造承認
再審査・再評価
規制区分
化学構造式
剤型・含量
効能・効果
用法・用量
使用上の注意
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 34 - 34 -
表 1.7-9
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
ベシル酸アムロジピン
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 35 - 35 -
表 1.7-9
同種同効品一覧表(その 3)
一般的名称
ベシル酸アムロジピン
使用上の注意
(続き)
添付文書作成日
備考
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 36 - 36 -
表 1.7-10
同種同効品一覧表(その 1)
一般的名称
アテノロール
販売名
会社名
製造承認
再審査・再評価
規制区分
化学構造式
剤型・含量
効能・効果
用法・用量
使用上の注意
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 37 - 37 -
表 1.7-10
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
アテノロール
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 38 - 38 -
表 1.7-10
同種同効品一覧表(その 3)
一般的名称
アテノロール
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 39 - 39 -
表 1.7-10
同種同効品一覧表(その 4)
一般的名称
アテノロール
使用上の注意
(続き)
添付文書作成日
備考
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 40 - 40 -
表 1.7-11
同種同効品一覧表(その 1)
一般的名称
メシル酸ドキサゾシン
販売名
会社名
承認年月日
再審査・再評価日
規制区分
化学構造式
剤型・含量
効能・効果
用法・用量
使用上の注意
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 41 - 41 -
表 1.7-11
同種同効品一覧表(その 2)
一般的名称
メシル酸ドキサゾシン
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 42 - 42 -
表 1.7-11
同種同効品一覧表(その 3)
一般的名称
メシル酸ドキサゾシン
使用上の注意
(続き)
添付文書作成日
備考
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 43 - 43 -
表 1.7-12
一般的名称
同種同効品一覧表(その 1)
レセルピン・塩酸ヒドララジン・ヒドロクロロチアジド配合
販売名
会社名
薬価収載
再審査・再評価日
規制区分
化学構造式
剤型・含量
効能・効果
用法・用量
使用上の注意
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 44 - 44 -
表 1.7-12
一般的名称
同種同効品一覧表(その 2)
レセルピン・塩酸ヒドララジン・ヒドロクロロチアジド配合
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 45 - 45 -
表 1.7-12
一般的名称
同種同効品一覧表(その 3)
レセルピン・塩酸ヒドララジン・ヒドロクロロチアジド配合
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 46 - 46 -
表 1.7-12
一般的名称
同種同効品一覧表(その 4)
レセルピン・塩酸ヒドララジン・ヒドロクロロチアジド配合
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 47 - 47 -
表 1.7-12
一般的名称
同種同効品一覧表(その 5)
レセルピン・塩酸ヒドララジン・ヒドロクロロチアジド配合
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 48 - 48 -
表 1.7-12
一般的名称
同種同効品一覧表(その 6)
レセルピン・塩酸ヒドララジン・ヒドロクロロチアジド配合
使用上の注意
(続き)
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 49 - 49 -
表 1.7-12
一般的名称
同種同効品一覧表(その 7)
レセルピン・塩酸ヒドララジン・ヒドロクロロチアジド配合剤
使用上の注意
(続き)
添付文書作成日
備考
1.7
1.7
同種同効品一覧表
同種同効品一覧表
- 50 - 50 -
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