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(仮称)地域運営協議会の法的設置根拠と委員報酬等の考え方(事務局案)
資料5 第9回(仮称)地域運営協議会設置等検討委員会 H23/ 7/15(金) (仮称)地域運営協議会の法的設置根拠と委員報酬等の考え方(事務局案) 1 (仮称)地域運営協議会の組織の性格 検討委員会中間報告書では、地域運営協議会はその地域で暮らす人々(住民、通勤・ 通学者など)を構成員として、地域住民が主体となってまちづくりを考えることがで きる住民自治組織を目指すこととしている。 2 設置根拠の考え方 中間報告書では、地域運営協議会を設置するに当たっての法的根拠について、全市 域において設置が可能となった場合には“条例”が適切だとしている。 しかし、 “条例設置”を行うには、一般的な市の附属機関とするか地域自治区とする ことが考えられるが、附属機関や地域自治区に置かれる地域協議会は市長の諮問機関 となることから、地域運営協議会の設置趣旨と照合した場合、その組織的性格は一致 しない。 よって、条例整備を行うにあたっては、池田市のように「市民は~協議会を設ける ことができる」という規定にするか、規則や基準等で組織の基本的な事項を定め、そ れに則って設立された組織の責務等を条例等で謳うという手法(例:松阪市、藤沢市) が考えられる。 3 委員報酬について 地方自治法第202条の3第2項には、附属機関の委員等は「非常勤」であり、第 203条には「報酬を支給しなければならない」としており、無報酬とすることはで きない。また、地方自治法第202条の5第5項には地域自治区の地域協議会の構成 員には「報酬を支給しないこととすることができる」としており、無報酬にすること が可能である。 しかし、地域運営協議会が、市の附属機関や地域自治区の地域協議会ではなく、あ くまでも住民主体の自治組織であるとした場合、地域運営協議会の設置趣旨などを踏 まえ、事務局としては原則として無報酬であることが望ましいと考える。 また、交通費等の支払いについては各協議会の実情(活動場所や委員の参加状況な ど)に合わせて各協議会で協議し、その可否を定めるべき事項であると考える。 4 上記の件については、今後、市役所庁内関係各課とさらに検討を行い、検討委員会へ その考え方を示すこととする。