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intra-mart 文書管理システム ISO 業務書類統制版 ver7.2 リリース・ノート
intra-mart 文書管理システム ISO 業務書類統制版 ver7.2 リリース・ノート 第2版 1. バージョンアップ内容 以下にこのバージョンで変更になった点を列挙します。 なお、各機能の詳細に関してはマニュアルを参照してください。 また、各機能の設定方法に関しては、マニュアルまたはインストールガイド等を参照してください。 IM-Workflow ver7.2 への対応 IM-Workflow ver7.2 より提供された新たなワークフローの機能を利用し、 文書管理システムの申請・承認が行えるようになりました。 以降に記載の内容は、文書管理システム ISO 業務書類統制版 ver7.0 における変更点です。 ISO 文書管理機能の強化 ISO 文書を下記機能に分けて管理できるようになりました。 ・ 規程管理機能 権限者による承認が必要な文書、最新版管理が必要な文書を管理することができます。 ・ 業務書類管理機能 ISO の記録類などをはじめとした、業務上で発生する書類を管理することができます。 規程管理機能で定義した様式から書類を作成します。 規程管理機能の強化 規程の配布・受領機能を追加しました。 ワークフローを以下の 2 タイプから選択して利用できるようにしました。 ・ intra-mart 標準ワークフロー intra-mart WebPlatform が提供するワークフローで申請・承認を行います。 ・ 文書管理独自ワークフロー 文書管理システム ISO 版 ver5.0 のワークフローで申請・承認を行います。 2012/03/05 ユーザインターフェースの強化 以下画面のユーザインターフェースを改善しました。 ・ 文書種別画面 ツリー構造の画面から文書種別をメンテナンスできるようになりました。 ・ ツリー表示画面 文書種別のツリー表示部と文書リスト一覧部を分離し、規程をソートして表示できるようになりました。 また、この画面より規程の制定・改訂・廃止を実施できるようになりました。 ・ 制定・改訂・廃止画面 画面遷移をしないで規程を作成できるようになりました。 (文書情報、改訂履歴情報、関連文書情報はポップアップ画面より登録します。) また、IM 標準ワークフローを利用する場合、この画面より即座に申請ができるようになりました。 文書ファイルのセキュリティ強化 アップロードする電子ファイルを PDF に自動変換する機能を追加しました。 印刷禁止、文書本文のコピー禁止、ファイルへのパスワード付与などを設定することができます。 ※別途 IM-PDF オートコンバータが必要となります。 2. システム要件 (1) intra-mart 製品の動作要件 動作検証済みの intra-mart WebPlatform intra-mart WebPlatform ver7.2 ※intra-mart WebPlatform ver7.1 およびそれ以前のバージョンには対応しておりません。 (2) intra-mart WebPlatform 製品種別を選択する際の注意事項 規程管理機能を intra-mart 標準ワークフローで利用する場合、および業務書類管理機能を利用する場合、 intra-mart WebPlatform の製品種別はアドバンスト版もしくはエンタープライズ版を選択してください。 intra-mart WebPlatform 製品種別 スタンダード版 アドバンスト版 エンタープライズ版 (3) 規程管理機能 業務書類管理機能 intra-mart 標準ワークフロー 文書管理独自ワークフロー 利用不可 利用可 利用不可 利用可 利用可 利用可 その他要件 文書管理システム ISO 業務書類統制版 ver7.2 では、intra-mart WebPlatform ver7.2(パッチ 2 以上)に加え、 IM-Workflow ver7.2(パッチ 2 以上)、および IM-共通マスタが必要となります。 intra-mart WebPlatform ver7.1 以前のワークフローには対応していません。 ファイルアップロード時に PDF 変換機能を利用する場合、別途 IM-PDF オートコンバータが必要になります。 IM-PDF オートコンバータは Storage Service と同じサーバ内に構築してください。 また、この場合のサーバ OS は Windows で構築してください。 (詳細は IM-PDF オートコンバータのリリースノートを参照ください。) サーバ要件 ・Java-VM Java-VM Java Platform, Standard Edition 6 Development Kit (JDK 6)および、同等の機能を有する Java-VM ・サーバ OS OS Windows Server 2003 R2 Windows Server 2008 Windows Server 2008 R2 Red Hat Enterprise Linux 5 Solaris 10 ・Application Runtime(アプリケーションプログラムの実行エンジン) サーバ製品 WebPlatform OS Windows Server 2003 R2 Windows Server 2008 Windows Server 2008 R2 Red Hat Enterprise Linux 5 Solaris 10 Resin 3.1 ・データベース RDBMS 製品 Oracle Database 11g Release 2 Microsoft SQL Server 2008 ・Web サーバ および バージョン OS Windows Server 2003 R2 Windows Server 2008 Windows Server 2008 R2 Red Hat Enterprise Linux 5 Solaris 10 Web サーバ製品 intra-mart HTTP Server IIS6.0 Apache2.2.x (DSO サポート版) intra-mart HTTP Server IIS7.0 Apache2.2.x (DSO サポート版) intra-mart HTTP Server IIS7. 5 Apache2.2.x (DSO サポート版) intra-mart HTTP Server Apache2.2.x (DSO サポート版) intra-mart HTTP Server Apache2.2.x (DSO サポート版) ※intra-mart WebPlatform のリリースノートに記述されている intra-mart WebPlatform 本体のシステム要件とは異なっております ので、ご注意願います。 ・ ハードディスク領域については、intra-mart WebPlatform のリリースノートを参照願います。 文書管理システムについては、5MB 程度の空き容量が必要。 ※注意 実行するシステムの規模や登録データ量により運用時に必要なハードディスク容量は変化します。 また、Storage Service および Application Runtime は、管理するデータ量に比例してハードディスク容量を必要とします。 ログ機能の利用や長期間の運用も考慮し、十分な空き容量を確保してください。 ・ 実装する RAM については、intra-mart WebPlatform のリリースノートを参照願います。 ※注意 作成されるアプリケーションで多くのメモリを必要とする処理を想定されている場合や、想定ユーザ数等が多い場合は、 より多くのメモリを必要とします。この点を考慮いただき必要となるメモリ容量を算出してください。 クライアント要件 ブラウザ OS Microsoft Internet Explorer 6.0(SP3) Microsoft Internet Explorer 7.0 Microsoft Internet Explorer 8.0 Firefox 3.5 Windows XP SP3 Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows XP SP3 Vista SP2 XP SP3 Vista SP2 7 XP SP3 Vista SP2 7 検証済み環境 以下に動作検証済みのサーバ環境、およびクライアント環境を記載します。 (1) サーバ環境 項番 Java ランタイム 1 2 3 Java Platform, Standard Edition 6 Development Kit (JDK 6) 4 サーバ OS Windows Server 2003 R2 Windows Server 2003 R2 Windows Server 2008 R2 Red Hat Enterprise Linux 5 Web サーバ および バージョン intra-mart HTTP Server IIS6.0 IIS7.5 Apache2.2.x (DSO サポート版) (※)文書管理独自ワークフローでの処理に関しての検証を行っています。 (2) クライアント環境 項番 ブラウザ OS 1 Microsoft Internet Explorer 7.0 Windows XP SP3 2 Microsoft Internet Explorer 8.0 Windows 7 3 Firefox 3.5 Windows XP SP3 Windows 7 データベース Oracle Database 10g Release 2 (※) Oracle Database 10g Release 2 (※) Microsoft SQL Server 2008 Oracle Database 11g Release 2 3. 制限事項 以下に intra-mart 文書管理システム ISO 業務書類統制版の制限事項および注意事項を記載します。 (1) 動作環境等に関する事項 文字コードは Windows-31J、Shift_JIS、EUC-JP、UTF-8 の対応を前提とします。 ファイル、フォルダの保存に関しては OS のファイルシステムに依存します。 ファイルアップロード時の PDF 変換機能の挙動については、IM-PDF オートコンバータの制限事項に準拠します。 ファイルアップロード時の PDF 変換機能を利用する場合、設定ファイル webdoc.ini の対応項目を設定する必要が あります。 文書管理システムを安定稼動させるためのデータ上限値は、下記を目安としてください。 同時アクセス ・ ◎ 同時アクセス数:30 文書管理システム全体を操作する上でのデータ ・ 最新版文書数:5000 ・ 総案件数:30000 件 「ツリー表示機能」を使用する際のデータ上限値 ・ 文書種別:300 件、1文書種別に付与するアクセス権:10 件 ・ 文書種別下に配置する文書数:1種別につき 1000 件 ・ 業務種別:1000 件、1業務種別に付与するアクセス権:10 件 ・ 業務種別下に配置する案件数:1種別につき 1000 件 上記の上限値は『intra-mart システム構築パターン~500 ユーザ』程度のサーバ構成を想定しています。 サーバ構成が上記と異なる場合、上限値も異なってきますのでご注意ください。 また、上記の数値を超えて文書管理システムを運用する場合は、別途ご相談ください。 ◎ 上記の数値はあくまでも目安として考えてください。 (ネットワークのトラフィック状況や、その他の条件によっては、上記条件が当てはまらないケースもあります。) ◎ 可能な限り、文書種別(業務種別)数、及び種別毎のアクセス権設定数が少なくなるようにデータを作成して ください。 ◎ 電子ファイルの上限サイズなど、ファイルアップロード処理に関する制限事項は intra-mart WebPlatform の内 容に準拠します。 膨大なサイズのファイルアップロード処理は、サーバのメモリを大量に占拠するため、システムに悪影響を与 えます。電子ファイルを PDF ファイルへ変換することや画像の貼付形式を変更することでファイルサイズを抑 えることができます。 ファイルダウンロード時の挙動は、ブラウザに依存します。現在以下のような現象が発生することが確認されていま す。 ファイルダウンロード機能において「開く」を選択した場合にファイルの中身が表示されない場合がありま す。この場合はファイル名のリンクを「右クリック→保存」にてダウンロードすることができます。 また、NoCacheFilter を無効に設定する事で回避可能ですが、NoCacheFilter を無効に設定すると 以下の操作が可能になってしまいます。 例:ブラウザの戻るボタンが有効になる。 NoCacheFilter の使用に関しましては、「iwp_iaf_service_platform_config_guide_v72.pdf」の「4.3.2.21 ブ ラウザにページをキャッシュさせないためのフィルタ」を参照ください。 ファイルダウンロード機能において IE6.0 で Excel ファイル(*.xls)等を直接開いた場合に、ブラウザで JavaScript 実行時エラーが発生する場合があります。この場合はファイル名のリンクを「右クリック→保 存」にてダウンロードすることができます。 ファイルダウンロード機能において、ブラウザで JavaScript 実行時エラーが表示される場合がありますが 動作上問題ありません。 ファイルダウンロード機能において、「0(ゼロ)byte」のファイルをダウンロードするとブラウザで JavaScript 実行時エラーが発生します。 ファイルダウンロード機能において、ファイル名に「2byte」文字を含むファイルをダウンロードするとブラ ウザによってはファイル名の欄に任意の英数字が表示されます。 ファイルダウンロード機能において、拡張子のないファイルを開くとエラーが発生します。 ファイル名を指定してダウンロードした時、ファイル名が切れて完全な名称でダウンロードできない場合 があります。これは、Internet Explorer にダウンロードファイル名の長さの制限があるためです。 ファイルダウンロード機能において IE7 で PowerPoint ファイル(*.ppt/*.pptx)を直接開いた場合に、 PowerPoint の内容が正しく表示されない(警告マークが表示される)場合があります。この場合はファイル 名のリンクを「右クリック→保存」にてダウンロードすることで、ファイルを参照してください。 IE7 で Microsoft office2007 以降の PowerPoint ファイル (*.pptx)を拡張子付きで登録すると、表示が正 しくできない場合があります。拡張子なしで登録してください。 Windows XP で IE7 を使用した場合、ファイルをダウンロードできないことがあります。 Windows XP で IE7 を使用した場合、エクスプローラのフォルダオプションの設定によりファイル(*.xls/ *.xlsx/*.ppt/*.pptx)が正しく表示できない場合があります。この場合はファイル名のリンクを「右クリッ ク→保存」にてダウンロードすることで、ファイルを参照してください。 文書管理システムから登録した文字情報の画面表示は、ブラウザに依存します。現在以下のような現象が発生す ることが確認されています。 Firefox での文字情報の画面表示は、改行を含まない半角文字列の場合、折り返されず表示されてしま うため画面レイアウトが崩れる場合があります。 (2) 文書管理システムの機能および仕様に関する事項 文書管理システムの前バージョンからのデータ移行ツールは提供しておりません。 ver7.0 から ver7.2 への移行は可能ですが、テーブルのデータ移行および電子ファイル、設定ファイルの移行がご ざいます。 データ移行を希望される場合は弊社営業宛てにお問い合わせください。 ワークフローの利用タイプ(intra-mart 標準ワークフロー/文書管理独自ワークフロー)は、インストール後変更で きません。 文書管理システムに関係するユーザ全てにアプリケーションロールを付与する必要があります。 グローバルポータルに文書管理システムのポートレットを使用することはできません。 同一ポータル内に、同一のポートレットを複数設定することはできません。 アプリケーションロールを持たないユーザが文書管理システムのポートレットを使用するとポートレットに「URL が不 正です」と表示されます。 「グループ管理者」が行った変更は、ログイン操作中のユーザには、その内容が直ちに反映されません(ユーザの 再ログイン時に反映されます)。例えば、任意のユーザでログインをした後、別ブラウザにて 「グループ管理者」で ログインをして、任意のユーザの有効期限を無効の日付に変更しても、任意のユーザは、メニューからページに 遷移して、各処理を行うことができます。 ワークフローの利用タイプにより、ルートの設定方法が異なります。 intra-mart 標準ワークフローでは、文書種別ごとにルート設定を行います。 文書管理独自ワークフローでは、文書ごとにルート設定を行います。 ユーザ、組織、役職、パブリックグループの各マスタは IM-共通マスタより登録を行ってください。 (上記の各マスタについて、IM-共通マスタから登録が行われなかった場合、アプリケーション共通マスタとの同期 がとれないため、文書管理システムが正しく動作しない恐れがあります。) 文書管理システムを利用するユーザには主所属を必ず設定してください。 (文書管理システムの一部機能では、主所属が未設定のユーザによる操作、および該当ユーザの選択を制限し ているため、文書管理システムを利用するユーザには主所属を登録する必要があります。) intra-mart 標準ワークフローで利用する場合、以下の規程情報は[ワークフロー]-[処理済]-[完了案件タブ]の「詳 細」から確認することはできません。 発行処理が完了となった規程 否認、もしくは取り止めとなった規程 intra-mart 標準ワークフローを利用する場合、フロー定義作成時に「完了した案件の確認」は「無効」のままとし、 変更しないでください。 以下の文字はデータを登録する際に使用することができません。 ‘ シングルクォーテーション “ ダブルクォーテーション \ 円マーク , カンマ ~ チルダ | パイプ # シャープ (3) その他 intra-mart WebPlatform ver7.2、IM-Workflow ver7.2、および IM-共通マスタの制限事項に準拠します。 以上