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市民が行う青少年育成活動 に対する支援について
∼協働により青少年プランを推進するために∼ 市民が行う青少年育成活動 に対する支援について ≪青少年育成事業検討委員会報告≫ 平成 18 年3月 青少年育成事業検討委員会 は じ め に 平成 16 年7月に本市で初めて青少年育成の基本計画となる「横浜市青少年プ ラン」が策定されました。 その推進のため、第 25 期横浜市青少年問題協議会において、既存事業も含め た効果的な青少年育成事業の展開を検討する「青少年育成事業検討委員会」 (以 下『委員会』という。)が、学識経験者・青少年育成団体役員等を専門委員に加 え、平成 16 年 10 月 19 日に設置されました。 「横浜市青少年プラン」でも指摘していますが、時代の変化に応じて、多様 化、複雑化した青少年問題に対応するためには、行政のみが対応するのではな く、 「協働」の視点をもつことで、ニーズに応える効果的な青少年育成が行える ものと考えられます。 そこで当委員会では、「横浜市青少年プラン」を推進するため、「市民が行う 青少年育成活動に対する支援」を主な議題とし、6回の会議を開催しました。 前半では、「資金の支援」について検討してきました。その中から、「青少年 育成活動補助金」の制度が誕生し、すでに平成 17 年度から実施されています。 後半では、次の課題を「資金以外の支援」として、 「情報」をテーマに検討し てきました。 この報告書は、6回の委員会で出された意見に、委員会終了後に各委員から いただいた「ふりかえりのコメント」を合わせ、まとめたものです。 今後、本報告書に基づき、 「資金の支援」及び「資金以外の支援」が効果的に 事業実施され、地域を中心とした青少年育成の取組が活発化することを望みま す。 青少年育成事業検討委員会 ≪目 1 次≫ 「資金の支援」についての検討(第2回∼第4回) (資料) 青少年育成活動補助金の概要 (資料) 平成17年度青少年育成活動補助金結果 ・・・・・・・・1 ・・・・・・・・・・・・・・4 ・・・・・・・・・6 2 「資金の支援」について(第5回・第6回) 3 「資金以外の支援」についての考察(第4回∼第6回) 4 青少年育成の方向性について (資料) ・・・・・・・・・・・7 ・・・・・・8 ・・・・・・・・・・・・・・・・・10 青少年プラン概要版(リーフレット)抜粋・・・・・・・・12 5 資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 (1)委員会構成(名簿) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 (2)委員会開催状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 (3)青少年育成活動補助金交付要綱 ・・・・・・・・・・・・・・・15 (4)平成17年度第1回青少年育成活動補助金募集要項 ・・・・・・27 (5)平成17年度青少年育成活動補助金対象事業 ・・・・・・・・・33 (6)横浜コード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 (7)各回会議録(全6回) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 各委員の ふりかえりのコメント 掲載ページ 松本 委員長 11ページ 内海 副委員長 入江 11ページ 委員 9ページ 岩崎 委員 7ページ 落合 委員 10ページ 鈴木 委員 9ページ 中西 委員 3ページ 上野 委員 11ページ 工藤 委員 10ページ 新岡 委員 10ページ 村田 委員 7ページ 八木沢委員 9ページ 1 「資金の支援」についての検討(第2回∼第4回) 主に第2回から第4回の委員会においては、市民が行う青少年育成活動を促 進するための「資金の支援」について検討しました。 青少年育成に大切なものは何か、というところから、事業化するにあたって の具体的な意見まで、市民の熱意やアイデアを生かすため、活発な意見交換が 行われました。その中で出された特徴的な意見を、テーマごとに分類・整理し ました。 (1)支援の枠組みについて ① 事業の支援か団体の支援か ・団体には、目に見えなくてもいろいろなノウハウの蓄積がある。システム ができていれば、人が代わっても続けていける。そういう視点で考えると、 継続団体であれ、新規団体であれ、団体への支援は必要だと思う。 ・既存の団体は会員の親から団費をとって賄っているのが現状で、大きな行 事をやる時は助成がないと困るが、日常の訓練は、交通費と弁当を持って くればできる。 ・一つ一つは単発なものでも、その中で子どもたちがいろいろな経験をし、 大事なものに目を向けることができるようにするということもある。 ・団体支援というのは一つの基準では見えにくい。測定しにくい。そのため に活動支援ということになっていくのかな、と思う。 ・新規団体を立ち上げるのは事業だと思います。団体を作る事業。それらが 期限を切って、きちんと形成された時に、初めて団体の仲間入りをする。 いわゆるシステムづくりをねらった事業もあってもいいのではないか。 ② 新規の活動か継続的な活動か ・団体としては新規事業とは言えなくても、子どもたちにとっては1年から 6年までやることは違っているので、新規の事業と言えるものもある。 ・青少年育成事業は、むしろそんなに変わらない方がいい。子どもにとって は、自分もだんだんそうなるのだなと思えることが大事。 ・既成の団体は、これからのモデルになるでしょう。 ・既得権益にしてしまわないような仕組みにしておくことが大事だと思う。 ・繰り返すことがいいものもあるし、新しく変化するものもあるのではない か。 ・青少年育成事業における継続活動の価値を確認し、それにプラスして新し いところを入れていくためには何が必要なのかとか、どういうシステムに したら市民の新しい企画に答えられるかとか、を考えることが大事。 1 (2)参加の青少年の範囲について ・団体の会員には声がかかるが、一般市民の子どもたちには声がかからない ということが心配。 ・ただ組織化した中で青少年をとらえていくだけではなく、日常のちょっと した事柄で支えてあげましょうという支援もあるのではないでしょうか。 ・きっかけをどう提供するかということもりっぱな育成活動ではないか。 (3)補助金の割合について ・補助金に頼ると、補助金がなくなったとたん、困ってしまうことがある。 ある程度、皆で苦労して作り上げていく。そのためのよりどころとなる情 報や最小限の場所、ノウハウなどを得て、立ち上がっていく姿というもの が大事だと思う。 (4)補助金交付の期限について ・ある一定期間やってみてダメなら、それが無駄にならないようにする。そ こでのノウハウなどは失敗を生かして、別の活動に引継げるようにしてお く。既得権益にしてしまわないような仕組みにしておくことが大事だと思 います。 ・補助金交付の限度を3年として、事業の自立性を求めることは大事だが、 一方で、継続していくことも大事だと思う。中には、とてもすばらしい事 業であって、毎年、拡大していくような事業もあるかもしれない。初年度 の支援内容はこれでいいと思うが、3年を経過してからは、一定の評価を クリアしたものは、3年を過ぎても支援していくという特別要項みたいな ものがほしい。 (5)審査について ・事業規模とか種別とか枠組みを示す。そこに応募なり、推薦なりをしても らう。出されたからといって、すべてが通るわけではない。事業内容によ って評価していかなければいけないのではないでしょうか。 ・最初からこうでなければダメということではなく、オープンにした方がい いでしょう。公開を原則として審査をして、誰が考えても妥当だというも のに支援していく。 2 ・2∼3年は、どうしたら協働に近づけるかとか、活動をどうするかなどを 公開の場でやりとりしていき、できるだけ多くの皆さんに協働の考え方を 知ってもらうことが大事だと思う。プレゼンテーションも提案者だけでは なく、そこに多くの団体や市民の方々も参加できるような仕掛けの方が支 援事業の趣旨が伝わっていくような気がする。 (6)事業評価について ・事業の目的に照らして、どういう役割をしたのかをきちんと評価できるか どうかが大事だと思う。 ・青少年育成事業が青少年に与える成果は、何年後に表れるかわからないも ので、すぐに分かるものではない。評価の中味としては、カリキュラムが 上手くいったかどうかだと思う。 ・事業の質を考えた場合、団体自体がその質をどう評価しているか。自分た ちで質の評価がきちんとできているかどうかが大切だと思う。 ・発表して、みんなに聞いてもらう。公金を使う以上、使った結果をきちん と報告をして返さなければいけない。 中西委員 ふりかえりのコメント 青少年育成事業の新しいすがたを考える 上で、事業評価を外面的、量的なモノサシにとどめず、質をしっかりとらえられ るものとすべき。このためには、さまざまな現場で活動する団体などの広い協力 を得る必要がある。 (8)その他意見 *意見は、「3資金以外の支援についての考察(8ページ)」に引き継がれました。 ・行政にお願いしたいのは、大きな事業をやる際の場所の提供。 ・パソコン、会議室などを安価に提供してあげる。できるだけ実際の活動に お金が使えるように、お金が固定化しないようにする。固定化する部分は 公共の安い仕組みで提供する。 ・ 地域ポータルサイトとか、共通に利用できるものを使い、お金があまりか からないようにして、内容的な意味での支援をしてはどうでしょう。 3 資料 青少年育成活動補助金の概要 ∼補助金制度の創設∼ 第4回委員会までの検討の成果として、平成17年度に青少年育成活動補助金の制度 が新設されました。特に補助区分や補助金の割合等については、検討委員会での意見を 参考に、組み立てられています。 (1)事業目的 青少年プランに基づき、協働による青少年育成事業を推進するため、市民による自 主的な青少年活動に対して、活動経費の一部を補助する制度を新設する。 実施にあたっては、青少年プランの計画期間である 2010 年までをひとつの区切りと する。 また、各区において類似の補助制度を実施(18 区中の 13 区)していることから、 各区と調整を図りながら、各区における補助制度をバックアップする役割も担ってい く。 (2)補助対象となる事業 広く横浜の青少年を対象としている事業で、次の要件などを満たす事業。 ・横浜市青少年プランの基本的視点に沿った事業であること ・市民の参加が開かれている事業であること ・市内全域、又は複数の区域、若しくは区の全域の青少年を対象とした事業であること (3) ア イ ウ 支援内容 補助対象経費の2分の1以内の金額を3つの区分で補助(ただし、上限あり) 事業支援Ⅰ類(上限20万円) イベント型事業 事業支援Ⅱ類(上限20万円) イベント型事業で、次の分類に沿った事業 ①海外派遣事業 ②横浜で開催する他都市団体との交流事業 ③団体の周年(概ね10年周期)を記念した事業 テーマ立ち上げ支援(上限20万円) 定められたテーマに沿い、繰り返し行われる活動の立ち上げを支援 ①有害図書の販売防止対策 ②深夜はいかい少年のケアシステムの構築 ③居場所づくり ④子どもの遊びサポート ⑤万引き防止対策 (4)選考方法 公募し、申請のあった事業に対し、外部有識者で構成する委員会での審査を経て支 援を決定し、原則、事業実施前に補助金を交付。 (5)受付方法 市民局青少年課で申請を受付。 なお、単独区の区民を対象とする場合は、各区を経由して申請を受付。 4 (6)平成17年度スケジュール 募集回 第1回 対象事業期間 夏休み(7月21日)∼17年度末 申請受付期間 5月∼6月 第2回 11月∼17年度末 9月 (7)平成17年度青少年育成活動補助金予算 11,000千円 (参考)平成16年度事業との関連 (平成 16 年度) 少年団体活動費補助 青少年関連事業補助 青少年団体特別事業補助 転換・統合 (平成 17 年度) 国際交流事業補助 青少年育成活動支援事業 青少年の居場所づくりモデル事業 子どもの遊びサポート事業 万引き防止モデル地区設置事業 5 資料 平成17年度青少年育成活動補助金結果 (1)募集 第1回受付期間 第2回受付期間 *平成 17 年度補助対象全事業一覧は 27 ページ 5月23日(月)∼6月10日(金) 9月16日(金)∼9月30日(金) (2)申請事業(団体) 第1回申請 46事業(40団体) 第2回申請 8事業(8団体) (3)補助決定事業 事業数(団体数) 補 助 金 額 事業対象者数 第1回対象 30 事業(29 団体) ¥3,573,000 9,102 人 第2回対象 5 事業(5 団体) 合計 35 事業(34 団体) ¥ 532,000 370 人 ¥4,105,000 9,472 人 Ⅰ類 Ⅱ類 テーマ 26 事業 3 事業 1 事業 ¥2,994,000 ¥406,000 ¥173,000 3 事業 1 事業 1 事業 ¥240,000 ¥200,000 ¥92,000 29 事業 4 事業 2 事業 ¥3,234,000 ¥606,000 ¥265,000 (4)補助区分別対象事業 第1回対象 第2回対象 合計 (5)青少年プランの推進(基本的視点と目標に沿った事業) 1 事業 合計 7 事業 30 事業 6 事業 6 − 3 事業 − 1 事業 2 事業 18 事業 青少年リーダーや 5 事業 16 事業 3−2 青少年指導者の養成 2 事業 1 事業 青少年を理解し、見守る 第2回対象 3 事業 2−3 地域の形成 5 事業 ﹁まち﹂とともに歩む 25 事業 2−2 学校づくりの推進 5 事業 家族がふれあう 第1回対象 2−1 家庭づくりを支援 1−3 社会参加への支援 さまざまな と目標の番号 1−2 交流や体験の機会の充実 の基本的視点 安 心 して 気楽 にく つろ げる 青少年プラン 1−1 居場所の提供 → 6 事業 − 6 事業 2 「資金の支援」について(第5回・第6回) 第5回・第6回のテーマは、 「資金以外の支援について」でしたが、青少年育成活 動補助金の制度の初年度がほぼ終わった時期に開催され、青少年育成活動補助金に 関連する意見も多数出ました。青少年育成活動の支援として、補助金の制度をより 有効に機能させていくヒントとして、意見をまとめました。 (1)青少年育成活動補助金の初年度募集を終えて ・青少年育成活動補助金のページから、過去の対象事業が見られるのは大事。どの ような活動に補助があるか分かると、団体にとっては分かりやすい。 ・今の補助金は、難しい。初心者はすぐに面倒と感じてしまう。 ・会員さえ集まらないのに、一般に開いてイベントを行うのは、大変難しい。 ・開かれた形で実施している団体もある。今後どういった展開をみせるか、注目す べき。 ・青少年育成活動補助金への申請は少なかった分野もあったのではないか。情報が 伝わっていかないといけない。 ・テーマ立ち上げ支援のテーマのうち、居場所づくり以外の申請はなかった。テー マを変えていくことも必要ではないか。 ・数年たつと、継続事業だけで枠が埋まってしまう。後発の事業との整理が必要。 岩崎委員 ふりかえりのコメント 6回にわたり、事業検討委員会にて、補助金制度に ついて意見の交換をして参り、これに参画させていただいた中で、委員の皆様の熱心な発 言に良い勉強をさせていただきました。団体の事業参画の方法・行政の役割・補助金の申 請の手順等々につき、理解を致しましたが、特に申請手順等につきましては、簡素化と相 談窓口を設置してほしいと思います。 村田委員 ふりかえりのコメント 活動する団体の指導者は運営することで精一杯。市 補助金は公金であることから手続きシステムの簡略化は難しいかもしれない。そのシステ ムを理解して協力してくれる人や組織が育ち本物の市民(青少年育成)のための補助金にな ってもらいたい。 7 3 「資金以外の支援」についての考察(第4回∼第6回) 第4回から第6回の委員会では、 「資金の支援」についての検討の中でも重要であ ると意見のあった、 「資金以外の支援」として、 「情報」 「ノウハウ」をキーワードに 検討を行いました。 (1)情報データベースについて ・インターネットは、横に広がる点で有利な媒体。情報検索は3段階までが限界。 3回くらいまでで、必要な情報にたどり着けるように。 ・青少年が興味を持つ分野は、自然保護から街づくりまで幅広い。青少年がアプロ ーチすることを考えたら、分野は縦割りではいけない。 ・人材やノウハウについては、 「青少年」という分類にすると深まると思う。場所や 機材は、トータルでいいと思う。青少年育成活動を行う際に、判断に役立つ材料 を加え、リンクする程度でよいのではないか。すべて独自で用意する必要はない のではないか。 ・リンクで済むので、新たにデータベースを作成する必要はない。 現在の行政のサイトは押しつけ。苦情はメール受付なので情報の共有ができない。 双方向のやりとり、青少年の広場のようなものができれば、と思う。例えば、機 械の使い方を聞くと誰かが教えてくれる、というような仕組み。ただ管理は大変。 ・知っている人は、今の状態でも十分に情報を集め判断できるのかもしれない。そ うでない人は、難しい。 ・中身も大事だが、技術的なシステムの構築が大事。また、情報そのものよりも情 報を生かす仕組みが必要。 ・データベースで調べるだけでは、実際には判断できない。そのためにコーディネ ータが必要。 (2)その他ノウハウについて ・助成した団体の人たちが実際どうマネジメントしたか、一連のケースとしてまと めたら役に立つのではないか。ぶつぎれでなく、ケーススタディとして。 ・補助金事業の報告とからめるといいのでは。 ・成果には2種類ある。1つは、子どもたちにどのような影響を与えたか、2つ目 は、イベントをどのように実施することができたか。特に2つ目について、情報 が開示されるとよい。 8 ・成果・効果・必要性を共有、実感することが大事。そうでないと、活動はなかな か続いていかない。情報には、 「生きる力がついた」等の プラスα の情報が合 わさるべきだと思う。 ・「情報」という言葉は字面をイメージさせるが、FACE TO FACE の交流の場は大事。 データベースは、交流につながるものであるとよい。 ・場所を1か所でも確保する。そこを中心にして、つながれるといい。窓口だけで なく、もう少し広い場所がほしい。 ・歴史ある団体のノウハウをちょっと教えてもらって、新しい団体が活動しやすく なるとよい。 ・歴史ある団体が、カリキュラムをもって活動していること自体、実はとても大変 で重要なこと。 ・新しく活動を始める人が、壁を感じずに、気軽に青少年育成に取り組めるように したい。 入江委員 ふりかえりのコメント 地域における青少年育成活動にとっては、継続性の 価値が大きい。子どもが継続的に活動する中で、年上の子どもの姿に自分が近づいていく 喜びを経験できるような環境が、子どもを成長させるからである。こうした継続性の評価 と活動の支援のためには、市民が自ら活動をふり返り、成果を表現することが求められる。 鈴木委員 ふりかえりのコメント 今後、行政と民間との協動を推進する際の行政の役 割としては、民間の活動をどう有機的に結び付けていくかというところにあると考えま す。報告にもある通り、欲しい情報を得やすくするためのデータ・ベースの整備、互いの 情報交換をする為の拠点づくりなど、是非、実現していただきたいと思います。 八木沢委員 ふりかえりのコメント 横浜市内の青少年育成団体と交流を希望する海 外の青少年団体の情報をメーリングリストなどで提供し、青少年たちが参加できる国際交 流の機会を増やす仕組みを工夫する。 9 4 青少年育成の方向性について 委員会の中で、これからの青少年育成事業を考えるヒントとなる意見がありましたの で、報告の最後にまとめます。 (1)青少年育成のあり方 ・子どもたち、青少年をお客様扱いするのではなく、方向性を与えたら後は子どもたち、 青少年がやるという方向が望ましいと考える。 ・いろいろな組織、いろいろな団体があり、日々活動しているが、自分の団体、組織の ことを主張するのではなく、355 万人のうち約 70 万人いる市民としての子どもたちに 目を向けて、子どもの視点に立って足りないところなどいろいろ議論をして政策など を考えていかないといけない。 ・さまざまな育成活動の中で、できるだけ多くの活動をあげて、自分たちの団体だけで なく、広い目で地域の子どもたちを見てもらいたい。既存団体、新規団体、NPOな ども視野に入れながら、よりよい討論をしていきたいと思う。 ・横浜市も緑の多い地域、観光地など様々であり、地域によって、活動している地域と そうでない地域がある。観光地にいる子どもたちは居場所がなくなっている。 落合委員 ふりかえりのコメント 青少年育成にあたっては、悪の芽を摘むのではなく、彼ら の素晴らしいところに目を向け、自分自身で育つ力をより一層高めることを大切にしたいと思い ます。 新岡委員 ふりかえりのコメント 青少年育成検討委員会の委員を引き受け青少年問題を話 し合ってきましたが、私たち大人が子供の立場を捕らえとて多く話し合いをして欲しいと思いま した。限られた時間の中で討議をするのは大変でしたが私にとっては、勉強になり、これからの 活動に役立てて生きたいと思います。 工藤委員 ふりかえりのコメント 「横浜市青少年プラン」で指摘しているように「協働」の 観点から、市民の青少年育成活動に対する支援活動をテーマに「①資金の支援」「②資金以外の 支援」について検討してきました。 「青少年問題協議会委員」 「専門委員」それぞれの立場での意 見交換ができ非常に有意義な時間をもつことができ御礼も申し上げます。 育成団体として、「資金支援」及び「資金以外の支援」が効果的に実施され、青少年育成活動 がより活発になるよう展開して行きます。 10 上野委員 ふりかえりのコメント 横浜市における青少年育成領域で、今日ほど広く市民によ る知識、アイディア、組織力、ネットワークを動員した活動が必要になっている時期はない。学 校教育の場だけでなく、市民社会においても人口少子化、核家族化、近隣コミュニティの崩壊な ど、青少年育成環境の激変は、青少年を孤立化させている。次世代を担う青少年を健全に育てい くためには、時代を先取りした市民コミュニティ活動の中に青少年を多く取り込んで育成して行 くことが肝要である。幸い、横浜においては文化・芸術、スポーツなどの質の高いノウハウが市 民の中に蓄積しており、ボランティア活動の意識、コミュニティ参加意欲も高まっている。新し いニーズに対応した青少年育成のための市民活動を数多く立ちあげ、それら活動を育てていくこ とがより時代に合った健全な青少年を育成していく方策である。同時に、それら青少年育成活動 を通して、市民は 21 世紀に相応しい地域コミュニティを生み出すことが出来る。すなわち、青 少年育成と地域コミュニティ再生が相互に相乗効果をもって図られことでもある。市が行う支援 策は「市民が行う青少年育成活動に対する孵卵器(インキュベーター)」の機能と役割であり、 活動立ち上げに必要な資金の支援ばかりでなく、今後、場の提供、組織運営情報・ノウハウの提 供などに関しても支援の充実を図っていくことが一層重要となる。 内海副委員長 ふりかえりのコメント 現代の青少年育成活動は、グループ活動からNPO 法人の活動まで、地域活動から区域・市域の活動まで、さらに文化・芸術活動から子育て・高 齢者の支援、里山保全、国際協力まで、非常に多岐に渡っています。したがって、まず第一に、 こども青少年局にとどまらず市民活力推進局、健康福祉局、環境創造局、区役所など幅広いセ クションの施策との連携を推し進めること、第二に、青少年育成課や青少年育成協会のコーデ ィネート力を高めること、特に第三として、様々な施策とリンクさせて地域レベルで青少年の 居場所を生み出していくこと に力点を置いて取り組んでいってほしいと思います。 青少年育成の方向性について(委員会ふりかえり) 委員の皆様の協力を得ながら、市民が行う青少年育成活動に対する支援を議題に検討 を進めてきました。 当委員会の1つの成果として、青少年育成活動補助金の制度が創設されましたが、そ の申請状況を見ると、非常に多くの、また、さまざまな、青少年育成活動が地域で行わ れていると改めて感じます。青少年プランを推進する主体として、市民活動団体、NPO、 地域組織などは重要な役割を担っています。そして、これらの主体(民)と行政との協 働により青少年育成は図られていくものと思います。 今後、市民による地域での活動がさらに広がっていくよう、資金面においても、それ 以外の面においても、市民の熱意を生かす、効果的な支援が必要だと思います。そして、 市民の活動に対し、きめ細かい支援をするためには、地域の行政機関である区役所の役 割がますます重要になると思います。 青少年育成事業検討委員会委員長 11 松本 保夫 資 料 委員会構成 役 職 等 区 分 氏 名 青少年問題 協議会委員 入江 直子 神奈川大学教授 岩崎 昭吾 横浜市健民少年団団長 落合 優 横浜国立大学教授 木島 京子 横浜エフエム放送(株)アナウンサー 委嘱期間(第1回∼第4回) H16.10.19∼H17.7.10 鈴木 加代子 横浜エフエム放送(株)営業促進部長 委嘱期間(第5回∼第6回) H18.7.11∼H18.3.31 中西 新太郎 横浜市立大学教授 松本 保夫 市青少年指導員連絡協議会会長 内海 宏 (株)地域計画研究所代表取締役 上野 嘉夫 (株)上野アソシエイツ代表取締役 工藤 春冶 横浜市子ども会連絡協議会副会長 新岡 信子 横浜海洋少年団事務局長 村田 一志 (財)横浜市青少年育成協会事業課長 八木沢 直治 (財)横浜市国際交流協会活動支援課長 専門委員 備 考 13 委員会開催状況 日 程 内 容 第 1 回 委員会 ① 委員長・副委員長選出について 10 月 19 日(火) ② 委員会の目的について ③ 横浜市青少年プランについて 14:00∼15:45 ④ 現行の青少年育成事業について 第 2 回 委員会 ① 協働推進の基本指針について 11 月 18 日(木) ② 青少年育成活動の支援のあり方について 15:00∼17:30 第3回 委員会 ① 青少年育成活動の支援のあり方について 1 月 17 日(月) 15:00∼17:30 第4回 委員会 ① 青少年育成活動支援事業について 3 月 24 日(木) ② 資金的な支援以外の支援について① 10:00∼12:00 第5回 委員会 ① 平成 17 年度青少年育成活動補助金の結果報告について 1 月 17 日(火) ② 平成 18 年度青少年育成活動補助金について 14:00∼16:00 ③ 資金的な支援以外の支援について② (青少年育成活動情報システムの構築について) 第6回 委員会 ① 資金的な支援以外の支援について③ 3 月 20 日(月) ② 青少年育成事業検討委員会報告書について 14:00∼16:00 14 横浜市青少年育成活動補助金交付要綱 制 定 平成17年4月28日市青第 12 号(副市長決裁) (目的) 第1条 この要綱は、協働により市内の青少年育成活動の振興を図るため、市民が自主 的に行う青少年育成活動の経費の一部を補助することについて、横浜市市民活動推進 条例(平成12年3月27日横浜市条例第26号、以下「条例」という。)が定める 要件に基づき、必要な事項を定める。 (定義) 第2条 この要綱において「青少年」とは、横浜市青少年プランで対象とする概ね6歳 から24歳までのすべての者とする。 (補助対象となる事業要件) 第3条 補助の対象となる事業は、青少年育成を主たる目的とし、かつ次に掲げる要件 をすべて満たすものとする。 (1) 横浜市青少年プランの基本的視点に沿った事業であること。 (2) 自主的に行う事業であること。 (3) 市民の参加の機会が開かれている事業であること。 (4) 原則として、市内全域、又は複数の区域、若しくは区の全域の青少年を対象と した事業であること。 2 (5) 確実に実施される事業であること。 (6) この補助金の他に横浜市(区)の補助金等を受けていないこと。 (7) 政治活動及び宗教活動を目的としていないこと。 (8) 営利を目的としないこと。 (9) 公序良俗に反しないこと。 事業の対象者は、市内在住・在学・在勤の青少年であること。ただし、青少年を指 導するために必要な研修等の事業を行う場合は、対象を青少年に限らない。 3 第1項及び前項に規定する事業の実施主体となる団体は、次に掲げる要件をすべて 満たすものでなければならない。 (1) 構成員がおおむね5人以上いること。 (2) 構成員の半数以上が市内在住・在学・在勤であること。 (3) 単独の営利企業ではないこと。 15 (補助金の種類等) 第4条 補助金の種類は、次のとおりとする。 (1) 事業支援Ⅰ類 前条の要件をすべて満たしているイベント型事業 (2) 事業支援Ⅱ類 前条の要件をすべて満たしているイベント型事業のうち、次の分類の一に沿っ た事業 (ア) 海外派遣事業 (イ) 横浜で開催する他都市団体との交流事業 (ウ) 団体の周年(おおむね10年周期)を記念して行う事業 (3) テーマ立ち上げ支援 前条の要件をすべて満たしている事業のうち、繰り返し行われ、横浜市が年度 ごとに定めるいくつかのテーマの趣旨に沿った事業 (申請できる事業数) 第5条 団体は、複数の事業を申請することができるものとする。ただし、その場合は 優先順位をつけることとする。 (補助を受けられる事業数) 第6条 団体が補助を受けられる事業数は、原則1事業とする。 (補助対象経費) 第7条 補助対象となる経費は、補助対象となる事業に直接必要な経費とし、おおむね 次のとおりとする。 2 (1) 消耗品費 (2) 会場及び物品の利用料 (3) 講師や指導者への謝礼 (4) コピー・写真・チラシ・ポスター・報告書等の印刷費 (5) 郵送代等通信費 (6) 交通費 (7) 保険料 (8) その他市長が認める経費 市長は、前項1号から7号に規定する費目であっても、補助対象経費から除くこと ができる。 16 (補助金交付金額) 第8条 補助金額は、補助対象経費から事業参加者負担額を除いた金額の2分の1以内 とし、上限は20万円とする。ただし、事業支援Ⅰ類及び事業支援Ⅱ類については、 参加者数を基礎として得られる別表1の金額を上回ることはできない。 2 海外への派遣事業に限り、最低参加者数を10人とする。 (補助金交付申請) 第9条 団体代表者は補助金の交付申請をするときには、次の書類を市長の定める日ま でに提出しなければならない。 2 (1) 横浜市青少年育成活動補助金交付申請書(第1号様式) (2) 交付対象事業計画書(第2号様式) (3) 交付対象事業収支予算書(第3号様式) (4) 今年度の活動計画書(第4号様式) (5) 今年度の活動収支予算書(第5号様式) (6) 前年度の活動報告書(第6号様式) (7) 前年度の活動収支決算書(第7号様式) (8) 規約、定款その他これらに類する書類 (9) 役員名簿 ただし、当該年度に結成された新規団体については、前項第6号及び第7号の提出 は不要とする。 3 市長は、必要があると認められるときは、第1項に規定する書類の他、必要な書類 の提出を求めることができる。 (補助金交付の決定) 第 10 条 補助金交付申請事業の審査を行うため、青少年育成活動補助金審査委員会(以 下「委員会」という)を設置する。前条の規定による申請書を受理した市長は、委員 会の意見を求めるものとする。市長はその意見を参考に適当と認める場合は補助金の 交付を決定し、交付決定通知書(第8号様式)により申請者に通知する。 2 審査の要領については別に定める。 (補助金の請求及び交付) 第 11 条 前条に規定する交付決定通知書を受理した団体代表者は、補助金請求書(第 9号様式)を市長に提出しなければならない。 17 (事業完了報告等) 第 12 条 団体代表者は事業終了後1か月以内に次の書類を市長あてに提出するものと する。 (1) 交付対象事業報告書(第10号様式) (2) 交付対象事業収支決算書(第11号様式) (3) 事業資料(印刷物、撮影写真等) (書類の閲覧) 第 13 条 補助金交付団体及び市長は、横浜市市民活動推進条例第12条第4項の規定 に基づき、個人情報に該当する部分を除いて、次の各号に定める書類又はその写しを 一般の閲覧に供しなければならない。 (1) 第9条第1項に規定する書類 (2) 交付決定通知書 (3) 第10条に規定する書類 2 前項に規定する書類のうち、役員名簿については、閲覧を要さない。 3 前項の規定による閲覧は、次の表に定めるところにより行うものとする。 補助金交付団体 閲覧場所 市長 補助金交付団体の事務所又は補助 金交付団体が指定する場所 市民局青少年課 月曜日から金曜日までの午前8時 45 分 から午後5時 15 分まで。ただし、横浜 閲覧時間 補助金交付団体が指定する時間 市の休日を定める条例(平成3年 12 月 横浜市条例第 54 号)で規定する休日を 除く。 第9条第1項に規定する書類及び交付決定通知書にあっては補助金の交付 閲覧期間 を受けた日から、第12条第1号及び第2号に規定する書類にあっては当該 書類を市長に提出した日からそれぞれ2年間とする。 4 閲覧の申出は、閲覧に供する者に閲覧票(第12号様式)を提出することにより行 う。 (指示及び報告) 第14条 市長は、補助金の交付目的を達成するため必要があると認めたときは、補助 金の交付の決定、又は交付を受けた団体に対して、必要な指示を行い、報告を求める ことができる。 18 (補助金交付の取り消し、返還) 第15条 市長は、補助金の交付を受けた団体が次の各号の一に該当するときには、補 助金の一部又は全部を取り消し、補助金の返還を求めることができる。 (1) 虚偽の申請、その他不正な手続きによって補助金を受けたとき。 (2) 補助金交付の条件に違反したとき。 (3) 事業を中止、または変更したとき。 (4) 補助金の交付金額が精算額の2分の1以上であったとき。 (5) その他、この要綱に違反したとき。 (その他) 第16条 附 この要綱に定めるもののほか必要な事項は、市民局長が定めるものとする。 則 この要綱は、平成17年4月28日から施行する。 19 別表1(横浜市青少年育成活動補助金交付要綱第8条) 参加者数 20 人∼99人 100人∼ 支援金額上限 10 万円 20万円 ※海外派遣事業に限り、参加者数は10人以上とする 20 青少年育成活動支援事業 「未来の横浜を担う青少年の育成に取り組みたい!」という 市民活動を支援する制度ができました。 市民による自主的な青少年育成活動に対して活動経費の一部を補助します。 平成 17 年7月 21 日∼平成 18 年 3 月末までに行われる活動について、 第1回募集 5月 23 日(月)∼6月 10 日(金)必着 ※第2回募集については、広報よこはま等で別途お知らせいたします。 <補助対象となる青少年育成活動の例> 広く横浜の青少年を対象としている次のような活動に補助します。 ① キャンプ等野外活動 ② 異年齢交流 ③ ボランティア活動 ④ 子ども向け講座 ⑤ 居場所づくり ⑥ 有害環境パトロール ⑦ 万引き防止対策 ⑧ その他 ※これはあくまで例示です。これ以外でも補助対象になる活動があります。 申請にあたっては、次ページ以降を参照ください。 ★説明会のご案内★ この補助金への申請を考えている方向けに、申請の方法等の説明会を開催 します。ぜひご参加ください。 <日時・場所>(内容は各回同一です。) ① 5月 18 日(水)19 時∼ 青少年育成センター(関内ホール地下) ② 5月 22 日(日)14 時∼ 県立青少年センター第2分館(桜木町駅下車・紅葉坂上) <申込> それぞれの回の5日前までに青少年課まで電話(671−2353、3718) ・FAX(681-8379)・Email([email protected]) でご連絡ください。 横浜市市民局青少年課 21 1 補助にあたっての要件 補助の対象となる事業は、以下のすべての要件を満たす事業です。 (1) 実施主体となる団体の要件 ① 構成員がおおむね 5 人以上のグループ、民間団体、NPO 法人等。 ② 構成員の半数以上が市内在住・在学・在勤であること。 ③ 単独の営利企業でないこと。 (2) 事業の対象者の要件 事業の対象者は、市内在住・在学・在勤の青少年であること。ただし、青少年を指導 するために必要な研修等の事業を行う場合は、対象を青少年に限らない。 ここでいう青少年とは、概ね6歳から 24 歳を指す。 (3) 事業内容の要件 次の各号のすべてに該当し、青少年の育成を目的とした事業であること。 ① 横浜市青少年プランの基本的視点(ア∼ウ)のいずれかに沿った事業であること。 ア 「青少年の自立と成長を促す機会づくり」 イ 「青少年が安心して心豊かに暮らせる環境づくり」 ウ 「青少年の活動を支援するための仕組みづくり」 ② 自主的に行う事業であること。 ③ 市民の参加の機会が開かれている事業であること。 (団体の構成員以外の市民も対象とする事業であること。 ) ④ 原則として、市内全域、又は複数の区域、若しくは区の全域の青少年を対象とし た事業であること。 2 ⑤ 確実に実施される事業であること。 ⑥ この補助金の他に横浜市(区)の補助金等を受けていないこと。 ⑦ 政治活動及び宗教活動を目的としていないこと。 ⑧ 営利を目的としないこと。 ⑨ 公序良俗に反しないこと。 支援内容(補助金交付金額) 市民による自主的な青少年育成活動で、多くの横浜の青少年に開かれた事業に支援を行 います。 団体は、優先順位をつけて複数の事業を申請することができます。 ただし、補助を受けられる事業数は、原則1事業です。 支援には、青少年育成活動の種類によって、 「事業支援Ⅰ類」 ・ 「事業支援Ⅱ類」 ・ 「テーマ 立ち上げ支援」の3区分があります。 それぞれの区分には、補助対象事業数を設定してあります。ただし、予算の範囲内で補 助対象事業数を増減することがあります。 22 (1) 事業支援Ⅰ類(上限 20 万円、対象事業数30事業) 【種類】市民の参加が開かれているイベント型青少年育成事業に対する支援です。 【金額決定方法】 以下の計算式をもとに算出し、下表の上限金額以内で決定します。 補助金額≦{[経費(A)]−[参加者負担額(B)] }×1/2 *経費(A)は、事業に直接必要な経費。 <表> 参加者数 20人∼99人 100人∼ 支援金額上限 10 万円 20万円 (2) 事業支援Ⅱ類(上限 20 万円、対象事業数5事業) 【種類】市民の参加が開かれているイベント型青少年育成事業で、以下の分類に沿った 事業に対する支援です。 分類① 海外派遣事業 分類② 横浜で開催する他都市団体との交流事業 分類③ 団体の周年(おおむね10年周期)を記念した事業 【金額決定方法】 以下の計算式をもとに算出し、下表の上限金額以内で決定します。 補助金額≦{[経費(A)]−[参加者負担額(B)] }×1/2 *経費(A)は、事業に直接必要な経費。 <表> 参加者数 20人∼99人 100人∼ 支援金額上限 10 万円 20万円 なお、海外派遣事業のみ、参加者数の最低人数を10人とします。 (3) テーマ立ち上げ支援 (上限 20 万円、対象事業数10事業) 【種類】 年度ごとにあらかじめ定められたテーマに沿い、繰り返し行われる青少年育成 事業の立ち上げに対する支援です。 【平成 17 年度のテーマ】 ① 有害図書の青少年への販売防止対策 ② 青少年の深夜はいかいの防止対策 ③ 居場所づくり ④ プレイパークの運営 ⑤ 万引き防止対策 【金額決定方法】 以下の計算式をもとに算出した金額以内で決定します。 補助金額≦{[経費(A)]−[参加者負担額(B)] }×1/2 *経費(A)は、事業に直接必要な経費。 23 3 補助対象経費 補助対象経費は、補助対象となる事業に直接必要な経費とし、おおむね次のとおりとし ます。 ① 消耗品費 ② 会場及び物品の利用料 ③ 講師や指導者への謝礼 ④ コピー・写真・チラシ・報告書等の印刷費 ⑤ 郵送代等通信費 ⑥ 交通費 ⑦ 保険料 ⑧ その他市長が認める経費 ※上記費目(⑧以外)であっても、補助対象経費として認められない場合があります。 4 申請の手続き (1) 申請者 申請者は、補助対象となる事業を実施する団体とします。 (2) 補助金を申請する際には、次の書類を提出してください。 (1) 横浜市青少年育成活動補助金交付申請書(第1号様式) (2) 交付対象事業計画書及び収支予算書(第2号、第3号様式) (3) 今年度の活動計画書及び収支予算書(第4号、第5号様式) (4) 前年度の活動報告書及び収支決算書(第6号、第7号様式) (5) 規約、定款その他これらに類する書類 (6) 役員名簿 ただし、今年度結成された新規団体は「(4) 前年度の活動報告書及び収支決算書」の 提出は不要です。 なお、実行委員会形式の活動などで、 「(2) 交付対象事業計画書及び収支予算書」と「(3) 今年度の活動報告書及び収支決算書」が同一の場合がありますが、その場合でも両方を 提出してください。 5 申請の提出先及び〆切 提出は、市民局青少年課へ6月 10 日までに郵送又は持参してください。 ただし、単独区の区民を対象とする事業は、当該区役所地域振興課へ6月 10 日までに郵 送又は持参してください。 6 補助対象事業の決定方法・支出方法 応募のあった事業に対し、選考を経て支援を決定し、補助金は前金払いとします。 (1) 委員会について 外部有識者と本市職員で構成する委員会で審査し、補助金交付対象とする事業を決定 します。 (2) 選考のポイント 選考のポイントは、 ①青少年プランを推進する事業か ③市民ニーズ反映度 ②対象者の範囲(事業規模) ④事業の先進性・将来性 ⑤事業実施の確実性 などです。 24 7 事業の周知 事業の周知については、補助金交付団体自ら行っていただきます。 なお、市民局青少年課ホームページ (http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/seishonen/index.html) 上でも、周知します。 ホームページには、問い合わせ先・申込先も掲載しますので、対応をお願いします。 8 補助金事業完了後の報告手続き 補助事業終了後は、次の書類を提出してください。 (1) 交付対象事業報告書及び決算書(第10号、第11号様式) (2) 事業資料(印刷物、撮影写真等) 提出は、市民局青少年課へ、事業終了後1か月以内に郵送又は持参してください。 ただし、単独区の区民を対象とする事業は、当該区役所地域振興課へ事業終了後1か月 以内に郵送又は持参してください。 9 補助金交付の取り消し、返還 補助事業が以下いずれかに当てはまるときは、補助金の一部又は全部を取り消し、補助 金の返還を求めることがあります。 (1) 虚偽の申請、その他不正な手続きによって補助金を受けたとき。 (2) 補助金交付の条件に違反したとき。 (3) 事業を中止、または変更したとき。 (4) 補助金の交付金額が精算額の2分の1以上であったとき。 (5) その他、要綱に違反したとき。 10 関係書類の閲覧 補助金の交付が決定した団体については、横浜市市民活動推進条例第12条に基づき、 個人情報部分を除き、青少年課及び団体の所在地で一般の閲覧に供します。 補助金交付団体 閲覧 補助金交付団体の事務所又は補助金 場所 交付団体が指定する場所 市長 市民局青少年課 月曜日から金曜日までの午前8時 45 分 閲覧 時間 補助金交付団体が指定する時間 から午後5時 15 分まで。ただし、横浜市 の休日を定める条例(平成3年 12 月横浜 市条例第 54 号)で規定する休日を除く。 閲覧 期間 11 第9条第1項に規定する書類及び交付決定通知書にあっては補助金の交付を受 けた日から、第12条第1号及び第2号に規定する書類にあっては当該書類を市 長に提出した日からそれぞれ2年間とする。 情報交換会 補助事業終了後、補助金交付団体による情報交換会を行いますので、参加してください。 25 12 申請から補助金交付決定、事業完了までの流れ(参考) 17 年度第1回募集(7 月 21 日∼18 年 3 月 31 日事業分)応募団体スケジュール 5 月 18 日(水)・22 日(日) 説明会参加 申込は各5日前までに青少年課へ(詳細は表紙) 全2回 ↓ 申請書類(第1号∼第7号様式等)を提出してください。 応募 申請状況により、ヒアリングを行うことがあります。 5 月 23 日∼6 月 10 日 ↓ 決定 決定通知及び請求書様式をお送りします。 6 月末 ↓ 原則、事業実施3週間前までに市民局青少年課あて 請求書提出 提出してください。 事業実施3週間前まで ↓ 補助金交付 ↓ 事業実施 7 月 21 日∼18 年 3 月末 ↓ 報告書類(第 10 号、第 11 号様式、写真等事業資料)を 事業報告 提出してください。 事業終了 1 か月以内 ↓ 補助金交付団体が集まる情報交換会に参加してください。 情報交換会 平成 18 年4月以降 ★お問い合わせ先★ この青少年育成活動補助金について、分からないところがあれば、下記まで お問い合わせください。 [横浜市市民局青少年課] 〒231−0017 横浜市中区港町1−1 [電話] 671-2353、3718 [FAX] 681-8379 [Email] [email protected] 26 平成17年度青少年育成活動補助金対象事業 《第1回交付対象事業》 【補助区分】 Ⅰ 事業支援Ⅰ類 イベント型 Ⅱ 事業支援Ⅱ類 イベント型のうち海外派遣・他都市交流・周 年 テ テーマ立ち上げ支援 継続的な活動の立ち上げ(有害図書・深夜 はいかい・居場所・プレイパーク・万引き) 【青少年プラン上の分類】 1−1安心して気軽にくつろげる居場所の提供 1−2様々な交流や体験の機会の充実 1−3社会参加への支援 2−1家族がふれあう家庭づくりを支援 2−2「まち」とともに歩む学校づくりの推進 2−3青少年を理解し、見守る社会の構築 3−2青少年リーダーや青少年指導者の養成 補 助 期待される効果 区 (青少年プランでの分類) 分 事業名 内容 団体名 事業 対象 補助 金額 者 (千円) (人) 2005鶴見区民ミュージカル「鶴と 亀との米まんじゅう」 1 キャスト・サポーター(裏方)を公募。 同年代や異年代と交流することで、 プロのスタッフの指導を受け練習す 人間性や社会性を育む。また、ミュー Ⅰ る中で、仲間づくり、異年齢交流、ま ジカルを通して、自己表現力を高め 鶴見区民ミュージカル実行委員 ちへの愛着づくりを行う。 る体験の場となる(1−2、2−3) 会 50 100 2 2005港北区民ミュージカル「さくら キャスト・サポーター(裏方)を公募。 同年代や異年代と交流することで、 SAKURA弥生の空は」 プロのスタッフの指導を受け練習す 人間性や社会性を育む。また、ミュー Ⅰ る中で、仲間づくり、異年齢交流、ま ジカルを通して、自己表現力を高め 港北区民ミュージカル実行委員 ちへの愛着づくりを行う。 る体験の場となる(1−2、2−3) 会 60 100 26 100 自己表現力を高める体験の場とな 子どもたちが演劇を発表したり、環 る。地元への誇りにつながる。また、 境学習の成果を発表する。体験乗 Ⅰ イベントの開催を通じて子どもの成 NPO法人ヨコハマ未来地図づ 船をする。 長を見守る地域の構築に寄与する くり100人委員会 (2−3、1−2) 800 200 異年齢との交流のなかで、野外炊事 を体験し、協調性や自立性、積極性 ジュニアリーダーとともに、合宿を行 Ⅰ を育てる。また、リーダーにとっても 保土ヶ谷区子ども会育成連絡協 い、野外炊事を体験する。 貴重な経験の場となる(1−2、3− 議会 2) 50 100 様々な人との関わり、日常とは異な 小・中学校個別支援学級に通う生徒 る体験により、たくましい自己形成の を公募し、料理やウォークラリーをす Ⅰ 一助となる。また、ボランティア等社 る。また、サポート役に青年ボラン 野島クリスマスキャンプ実行委 会参加のきっかけとなる(1−2、1− ティアを公募する。 員会 3) 160 200 各区の書道展の優秀作品を展示、 子どもの優れた資質を引き出し、自 表彰する。当事者以外の子どもの Ⅰ 己表現力を高める体験の場となる(1 意欲にもつながるよう、手遊びなど −2) も会場で行う。 650 174 8 50周年の子ども会の活動が今後と 横浜市子ども会連絡協議会結成 も活発に展開されることで、青少年を 50周年事業 竹とんぼ等の伝承遊びや古代米の Ⅱ 理解し見守る地域の形成が図られ おにぎりづくり等を行う。 る。当事業は、さまざまな人との交流 横浜市子ども会連絡協議会 の機会となる(2−3、1−2) 250 146 9 はまっこの遊び文化「あそびの天 才大集合!」 「ホンチとババ」等横浜のむかし遊 びを、当時の少年少女が伝える。 特定非営利法人woodcraft 屋外での遊びの楽しさを学ぶ。世代 間交流により、地域の連帯、郷土愛 Ⅰ の形成に寄与する。イベント型だが、 居場所づくりにつながる(1−2、2− 3、1−1) 600 200 異年齢の子どもと大人が、共に遊 商店街の協力を得、忍者の仮装をし び、様々なコミュニケーションの仕掛 た子どもたちが地域を舞台に任務に Ⅰ けにより交流できる。また、常に青少 チャレンジする。 年を見守る地域づくりに寄与する(1 −2、2−3) 100 35 SAKURAロックソーラン福祉公 演 3 様々な人との交流から、人間性や社 港北区内の小中学校へ募集を図 会性を育み、社会参加のきっかけと り、10月の福祉公演、11月のカー Ⅰ なる。また、踊りを通して、自己表現 ボン山感謝祭での発表に向けて活 港北SAKURAロックソーラ 力を高める体験の場となる(1−2、1 動を行う。 ン舞踏団 −3、2−3) 第6回ヨコハマみなとカーニバル 2005−海の上でこんにちは 4 第1回子ども体験学習 5 第10回野島クリスマスキャンプ 2005 6 第16回子ども会書道展 7 横浜市子ども会連絡協議会 忍者街を走る 六の巻 10 横浜きた・おやこ劇場 27 補 助 期待される効果 区 (青少年プランでの分類) 分 事業名 内容 団体名 事業 対象 補助 金額 者 (千円) (人) 紙ヒコーキ大会 型紙から紙ヒコーキを作り、競争を 子どもたちの創造性を育む機会とな する。空き時間には、スポーツをす Ⅰ る。イベント型だが、居場所づくりに 青葉区子ども会育成連絡協議会 る。 つながる(1−2、1−1) 100 92 レクレーションや研修を通じて、情報 小学生を対象にボランティア活動を 交換し、リーダーとして技術・意欲が している中・高・大学生が研修・情報 Ⅰ 向上する。リーダーの養成は、青少 横浜市ジュニアリーダースクラ 交換をし、子どもに接する技術向上 年を理解し、見守る地域の形成につ ブ を図る。 ながる(3−2、2−3) 60 50 スタッフの指導のもと、鶴見川という 小学生親子を対象に、初心者用競 自然の中で、息を合わせて行うボー Ⅰ 技艇を使用し、ボート教室を行う。 ト競技を通じて、親子のふれあいの 機会となる(2−1、1−2) 25 30 集団生活や野外活動及び国際交流 外国籍児童と日本人児童がキャン を含む内容であり、居場所づくりの入 プを行う。高校生がサブリーダーとし Ⅰ 口となる。たくましい自己形成・他者 て同行する。 への思いやり・社会への関心を育む (1−2、3−2、1−1、1−3) 42 100 未就学児・小学生の為のワクワク ガールスカウト活動を広げることは、 どきどき体験『魔法の国へようこ 仮装コンテスト・魔法をテーマにした 青少年を理解し、見守る地域の形成 そ』 ゲーム・工作・ダンスの体験コー Ⅰ につながる。当事業では、遊びを通 ガールスカウト横浜市連絡協議 ナーを実施する。 じて創造力を養う(1−2、2−3) 会 350 200 40 80 特別支援教育を必要とする児童とボ ランティアの青少年の居場所となり、 交流・体験の場となる。また、家族が ふれあう家庭づくりにもつながる(1 −1、1−2、1−3、2−1) 33 173 ボーイスカウト活動が活性化すること 公園周辺の清掃、もちつき、ベーゴ は、青少年を理解し、見守る地域の マ等のむかし遊びを地域の人ととも Ⅰ 形成につながる。当事業は、異年齢 に行う。 交流を含む地域とのふれあいの機 会となる(1−2、2−3) 140 55 19 日本丸メモリアルパークを小・中学 リーダーが救急・安全に関する技術 ヨット・カヤック インストラクター養 生の居場所としていくため、高・大生 を習得することで、今後広く青少年が 成講習会 にヨット・カヤックの技術・救急・安全 Ⅰ 海に触れる際に中心的役割を期待 講習を行い、若手リーダーを養成す でき、居場所づくりにつながる(3− 特定非営利法人 海洋塾 る。 2、1−1) 30 100 20 飛び出せはまっ子遊びの広場(世 界スカウト運動創始100周年記念 事業) ボーイスカウト神奈川連盟 横浜みなと地区 ボーイスカウト指導者が持つ知識を 自然や様々な人とふれあう機会とな 生かした、野外活動・ゲーム・工作 る。ボーイスカウト活動が活性化する Ⅰ 等を一般参加者とスカウトが一緒に ことは、青少年を理解し、見守る地域 取り組む。 の形成につながる(1−2、2−3) 700 200 桜台小・岩崎中・桜ヶ丘高の吹奏楽 桜台小、岩崎中、桜ヶ丘高の合同に 部が中心となって合同コンサートを よるコンサートを通じて、青少年と地 行うなかで、地域との交流を図るた Ⅰ 域住民との交流や楽器演奏を体験 め、全員での合奏や楽器講習も併 する場を提供する(2−2、2−3、1 せて行う。 −2) 500 115 11 青少年リーダー交流会 12 親子ふれあいボート教室 13 横浜市ボート協会 夏のキャンプ 14 ユッカの会 15 楽しい野外料理研究会 16 野外料理の技能等、ボーイスカウト 青少年指導者として必要な知識・技 活動が活性化することは、青少年を 能を修得するため、野外料理の講 Ⅰ 日本ボーイスカウト神奈川連盟 理解し、見守る地域の形成につなが 習会を行う。 横浜地区協議会 る(3−2、2−3) ハッピースイーツ 17 ハッピースイーツ 新年旗揚げ式餅つき大会 18 ボーイスカウト横浜第103団 学園通り「サマーコンサート」 21 学園通りクラブ 特別支援教育を必要とする児童が 月1回、青少年のボランティアととも にお菓子づくりを行う。また、保護 者・ボランティア向けに学習会を開 催する。 テ ・ 居 場 所 補 助 期待される効果 区 (青少年プランでの分類) 分 事業名 内容 団体名 28 事業 対象 補助 金額 者 (千円) (人) 22 ネグロスに学ぶ 若者に生きる力 フィリピン・ネグロス島からのファシリ を テータとともに、ゲーム・絵・踊り・劇 Ⅰ 等からだを使っての自己表現を参加 NPO法人「地球の木」 者が協力して行う。 宿泊を伴う様々な活動により、自己 表現力を高める体験の場となる。ま た文化交流を図ることができる(1− 2) 20 32 親子が木材加工体験を通じて、ふれ 地元の大工職人の指導のもと、親 あえる。このような活動が継続的に 子の共同作業で、木材加工の楽しさ Ⅰ 広範に展開されることは、青少年を 3,000 神奈川土建一般労働組合横浜市 や木へのぬくもりを実感し、1つの作 理解し、見守る地域の形成につなが 協議会 品を作り上げる教室を行う。 る(1−2、2−1、2−3) 200 夏休み親と子の工作教室 23 横浜バンコク青年交流2005 24 タイ国バンコク市より青年代表団20 タイ青年との交流の機会により、社 名を招聘し、横浜の青少年と文化交 会性や人間性を育む。また、ボラン Ⅰ 流・セミナー等を通し、今後の両国 ティア活動など社会参加のきっかけ の親善に寄与する活動を行う。 となる(1−2、1−3) 50 61 25 講演会「青少年へのケア」講師岡 講演の内容:更生の必要な青少年 更生の必要な青少年と共に生活をし 宏氏 と共に生活しながら、社会復帰への た経験をもとにした講演であり、青少 Ⅰ 支援を行った内容。 年を理解し、見守る地域の形成につ 特定非営利法人 くじらぐも 岡氏経歴:カトリック教会の司祭者 ながる(2−3) 200 200 26 平成17年度ボーイスカウト横浜市 青少年が海外派遣を通して、現地 現地海外の青少年と様々な交流に 連合会海外派遣 の青少年や多くの人との交流を通じ Ⅱ より、青少年のたくましい自己形成と て国際理解と友情を深める活動を 国際理解を促進できる(1−2) ボーイスカウト横浜市連合会 行う。 11 60 世界で採用している青少年育成活 動、幼児期から青年期までの育成 指導者の資質向上により、青少年を 理念及びキャンプファイヤー、ハイ Ⅰ 理解し、見守る地域の形成につなが キング等について、宿泊形式で講習 る(3−2、2−3) 会を行う。 25 45 700 165 29 鶴見区内の中学生を中心にバドミン 子どもの優れた資質を引き出し、自 トン大会を開催するとともに、当競技 Ⅰ 己表現力を高める体験の場となる(1 に興味を持ってもらうために、併せ 鶴見区ジュニアバドミントン選 −2) て講習会を行う。 手権大会実行委員会 70 60 30 設立10周年記念サッカースクール 当団体の設立10周年を記念して、 子どもの優れた資質を引き出し、自 &大会 泉区内の青少年を対象にしたサッ Ⅱ 己表現力を高める体験の場となる(1 カースクールやフットサル大会及び −2) 泉区サッカー連盟 講演会を開催する。 260 200 横浜市青年団体連絡協議会 ボーイスカウト指導者講習会 27 ボーイスカウト横浜南央地区 鶴見区子ども会書道展 28 鶴見区内の小学生を対象に書道を 子どもの優れた資質を引き出し、自 募集し、約700点の作品を展示し、 Ⅰ 己表現力を高める体験の場となる(1 鶴見区子ども育成会連絡協議会 優秀作品等を表彰する。 −2) 鶴見区ジュニアバドミントン選手 権大会 29 《第2回交付対象事業》 【補助区分】 Ⅰ 事業支援Ⅰ類 イベント型 Ⅱ 事業支援Ⅱ類 イベント型のうち海外派遣・他都市交流・周 年 テ テーマ立ち上げ支援 継続的な活動の立ち上げ(有害図書・深夜 はいかい・居場所・プレイパーク・万引き) 補 助 期待される効果 区 (青少年プランでの分類) 分 事業名 内容 団体名 1 【青少年プラン上の分類】 1−1安心して気軽にくつろげる居場所の提供 1−2様々な交流や体験の機会の充実 1−3社会参加への支援 2−1家族がふれあう家庭づくりを支援 2−2「まち」とともに歩む学校づくりの推進 2−3青少年を理解し、見守る社会の構築 3−2青少年リーダーや青少年指導者の養成 事業 対象 者 (人) 補助 金額 (千円) 2005青葉区小中高生ミュージカル 1つの目標に向け、皆で努力するこ 「森の記憶・いのちの伝言」 小中高生が中心になり、地域の大 とで達成感・自信をつけることができ 人や保護者と共にミュージカルを作 Ⅰ る。また、地域のなかで異年齢交流 青葉区小中高生ミュージカル実 り上げていき、公演する。 が図れる(1−2、2−3、1−1) 行委員会 55 100 他都市青少年との交流により、社会 帆船日本丸・海づくり大会海洋少年 性や人間性を育む。海に親しむこと 団ブース・はまどり等で、他都市の で、環境保全意識が高まるとともに、 Ⅱ 子どもと交流しながら、横浜のシン 住んでいる「まち」の魅力を知る(1− ボルである海に親しむ。 2) 100 200 テ 居 場 所 小学生が地域で安心して気軽にくつ ろげる居場所となる。学区や学年を 超えた交流により、社会性や人間性 が育まれる(1−1、1−2) 50 92 ①身近にある野山の散策と自然観 様々な人と交流しながら、生活や自 察 ②冬の星座観察 ③農業体験 ④ 然について身をもって経験する機会 野外炊事体験 ⑤宿泊プログラムづ Ⅰ であり、社会性や人間性が育まれる くり を全9回にわたっておこなう連 (1−2) 続プログラム 25 80 140 60 体験交流事業 2 横浜海洋少年団 寺子屋まんま 3 親子のひろば「まんま」 学び場「Yokohama ちゃれん じゃーず」 4 特定非営利活動法人 港南区レクリエーション協会 小学生が放課後に地域で、くつろい だり、宿題などを勉強したり、悩みを 相談したりできる居場所を保護者と の連携も取りながらつくっていく。 地域の人が指導者となるため、社会 陶芸作品展、昔遊びコーナー、竹と 性・人間性を育むことができ、社会参 んぼ造りコーナー、工作教室、生花 Ⅰ 加のきっかけになる。また、自己表現 城郷地区子ども会育成連絡協議 教室により、青少年に様々な体験の 力を高める体験の場になる(1−2、 会 機会を提供する。 1−3、2−3) 城子連フェスティバル 5 30 第1回 青少年育成事業検討委員会会議録 日 時 平成 16 年 10 月 19 日(火)午後2時から3時 45 分まで 場 所 市庁舎5階特別会議室 【委 員】9人 岩崎 昭吾、落合 優、木島 京子、松本 保夫、内海 宏、上野 嘉夫、 工藤 春治、新岡 信子、村田 一志 出 席 者 【主管局長】田中市民局長 (敬称略) 【事務局】 5人 安部共同参画社会推進部長、青山青少年課長、池田担当課長、杉山担当係長、 保木係員 欠 席 者 【委 員】 3人 (敬称略) 入江 直子、中西 新太郎、八木沢 直治 開催形態 決定事項 議 公開(傍聴者なし) 1 委員長を松本委員、副委員長を内海委員とする。 2 次回は、協働の観点から、具体的なテーマを設定して検討を行う。 1 委員長・副委員長の選出について 委員の互選により、委員長に松本保夫委員、副委員長に内海宏委員が選出された。 2 「横浜市青少年プラン」及び「横浜市青少年プラン(素案)に対する市民意見」に ついて 事務局からの説明の後、質疑応答を行った。 事 3 現行の青少年育成事業について 事務局からの説明の後、質疑応答を行った。 4 今後の進め方について 事務局からの説明の後、意見交換を行った。 【主な意見】別紙のとおり 資 1 2 3 4 5 料 6 7 8 9 10 特記事項 青少年育成事業検討委員会委員名簿 青少年プランに基づく事業推進のための各種検討委員会 青少年育成事業検討委員会の検討内容について 青少年育成事業検討委員会運営要領 横浜市青少年プラン 横浜市青少年プラン概要版 横浜市青少年プラン(素案)に対する市民意見について 平成16年度青少年課予算概要 青少年関係事業の現況について 青少年育成事業検討委員会のスケジュール(平成16年度分) 次回は、11 月 18 日(木)午後3時開催予定。場所は未定。 35 【主な意見】 ・青少年事業と言っても、小学生、中学生、ローティーン、18歳以上の人たち、フリーターなど様々 であり、学校教育、社会教育の問題もあり、ターゲットをどこに置くのかが難しい。 ・育成事業と言った時に、いったいどこに戦略的なシナリオ、育成の主眼というものがあるのか。青 少年プランを見ても育成のシナリオが見えてこないという素朴な疑問を覚えた。 ・青少年プランの対象である6歳から24歳というのは非常に長いスパンであり、事業の中には当面 手を付けなければならないものと、将来を見据えて布石を打っておくものとがある。それぞれの事 業についてそのウエイトを明らかにすればある程度は整理できるのではないか。 ・プレイパーク化した公園を管理する行政や市民も、スタンスを変化させることが必要。ともすると、 子どもたちも安全に行政も安全にとなるが、東京の「羽根木プレイパーク」のように少々のけがを しても知りませんよというようにスタンスを変えていかないと定着させることができない。いずれ にしても子どもたち、青少年をお客様扱いするのではなく、方向性を与えたら後は子どもたち、青 少年がやるという方向が望ましいと考える。 ・地域福祉計画でも地域での青少年の居場所づくりや見守り活動をどうするかということを、地域ベ ースでいろいろな人が真剣に提案をしているところである。 ・いくつかの区では活動助成の制度を持っていて、そこに青少年関係の団体・グループが申請をして くるが、それはボランタリーな活動で、団体に所属しない自発性の高いものであるが、それと団体 としての青少年活動がなかなか今の状況では連携がとれていないという問題が現場レベルではあ る。 ・この検討委員会でやる部分については、全体の枠組みの中で、こういうことにテーマあるいは重点 を絞っていこうという形でうまく議論の仕方ができるといいと思う。テーマが広いので誰を相手に どういうことをしたらいいのかという見極めをするには、議論自体は幅広くやらないといけないと 思う。 ・横浜市も緑の多い地域、観光地など様々であり、地域によって、活動している地域とそうでない地 域がある。観光地にいる子どもたちは居場所がなくなっている。 ・団体活動を継続するのが難しい状況になってきている中でいかに子どもたちを指導していくか悩ん でいる。本当に青少年のことを考えて本音で話し合うことが必要。表向きの議論ではなく、中身の ある議論をしたい。 ・いろいろな組織、いろいろな団体があり、日々活動しているが、自分の団体、組織のことを主張す るのではなく、355 万人のうち約 70 万人いる市民としての子どもたちに目を向けて、子どもの視 点に立って足りないところなどいろいろ議論をして政策などを考えていかないといけない。 36 第2回 青少年育成事業検討委員会会議録 日 時 平成 16 年 11 月 18 日(木)午後3時から5時 30 分まで 場 所 市庁舎2階応接室 【委 員】7人 岩崎 昭吾、落合 優、松本 保夫、上野 嘉夫、内海 宏、工藤 春治、 村田 一志 出 席 者 【事務局】 6人 (敬称略) 安部共同参画社会推進部長、荒川市民協働推進事業本部協働推進課長、 青山青少年課長、池田担当課長、杉山担当係長、保木係員 欠 席 者 【委 員】 5人 (敬称略) 入江 直子、木島 京子、中西 新太郎、新岡 信子、八木沢 直治 開催形態 決定事項 議 公開(傍聴者なし) 1 次回の検討委員会では、青少年育成活動の支援のあり方について、引き続き検討を 行う。 1 協働推進の基本指針について 事務局からの説明の後、質疑応答を行った。 2 青少年育成活動の支援のあり方について 事 事務局からの説明の後、質疑応答を行った。 【主な意見】別紙のとおり 資 1 2 3 4 5 料 6 7 8 9 特記事項 青少年育成事業検討委員会委員名簿 「協働推進の基本指針」(冊子) 市民による青少年育成活動への支援について 協働事業提案制度モデル事業(市民協働推進事業本部) 横浜市環境保全活動助成制度(環境保全局) 保土ヶ谷区地域福祉保健サービス支援事業(保土ヶ谷区役所) 栄区青少年健全育成活動支援事業(栄区役所) パンフレット「横浜市青少年プラン」 青少年育成事業検討委員会のスケジュール(平成16年度分) 次回は、平成17 年1月 17 日(月)午後3時開催予定。場所は未定。 37 【主な意見】 ◇支援対象となる青少年育成活動について ・今後、協働という意識で出てくる育成の種(シーズ)を上手く吸い上げることが必要で、同時にそ れが組織として運営できなくてはいけない。青少年育成活動に関するインキュベーターの機能を果 たすことがねらいになる。いいアイデアはあるが、お金も人も場所もないという時には、拠点や仕 組みみたいなものが必要になる。 ・現在、活動をしている諸団体の青少年育成に対する貢献度は考えなければならないが、地域で何か をやりたくてもやれない人たちがかなりいる。行政はノウハウを持っているので、こんなことをや りたいというアイデア、発案をもらって、協力しながら立ち上げていく中で、底辺の広がりが出て くる。ある限られたものを強化するというだけでは、なかなか裾野は広がっていかない。 ・育成活動の組織化、事業化をしていく上では、いかにノウハウだとか、マネジメントのシステムが 機能するような組織化を考えることが大切。アイデアは持っているが、ステップアップが必要な人 にはソフトのシステムをサポートする仕組みを提供しなければいけないとか、大きな組織になって、 参加したいという意志を持った子どもたちがいても参加できないというような状況はできるだけ なくすようなレスキューをするとか。その場合には参加できる仕組みに対して助成する。 ・これだけメニューにバラエティがあり、団体の大きさもバラエティに富んでいて、全部にきめ細か く対応することはできないのだから、市はここまでやるということを明確にすればいいのでは。 ・日頃、日常のことでちょっと気がついたらやってみようと思っても伝える手段がわからない人たち を新規活動支援で支えてあげる。その人たちがそこそこがんばったら継続活動支援として支援を続 けてもいいし、ダメなら支援を打ち切ってもいい。そんなふうに考えてはどうか。 ・最初からこうでなければダメということではなく、オープンにした方がいい。公開を原則として審 査をして、誰が考えても妥当だというものに支援していく。 ・間口はできるだけ広くして、ステップアップしたい人にはきちんとフォローができる仕組みを用意 しておいた方がいい。入口からしぼると今までのように入ってこないし、制度を作っても、乗って こない。 ◇青少年育成の実施主体について ・個人レベルで動機を持った志を同じくする人たちが、グループとして活動に参入したいというニー ズはかなりあるのではないか。個人の思いをどうやったら集団的な動きにできるか。上手くステッ プアップできない層をどうやって引き上げるかも大事だ。 ・いわゆる青少年活動という枠に入って来れなくて、個人レベルで埋没してしまっているようなレベ ルの人たちを上手くグループ化したり、施策につなげていくことができると、今までにない新しい 視点になる。 ◇団体活動への支援について ・事業と団体活動の区別について、事業自体を支援するのはあたりまえのこと。そうではなくて、あ る事業と特定しなくても、ねばり強く、長期に渡って活動するような、そのあり方を支援するかと いうように区別すればいい。 ・既存団体は企業と同じようにだんだん多角化していく。組織として生き残るとすれば、ニーズが変 わるわけだから、活動の範疇も変わっていくのは当然のことである。目的にあったものであるなら ば、どんどん発展しても衰退するものではない。ただし、一方では、そうした団体が新規参入の障 壁になる可能性もある。既存の組織の場合は、退室障壁と言うが、そのサービスから出て行く時が 難しい。その組織の維持に使われる部分が大きくて、本当にお金が行くべきところのシェアは少な くなっている。これが通常の組織化した場合の問題である。 ・ボランティア活動を中心にしたものは、あくまでも、多くの資源は持ち寄りなので、その原則をき ちんと守って継続ができるような仕組みにしなくてはいけない。 ・既成の団体は会員の親から団費をとって賄っているのが現状で、大きな行事をやる時は助成がない と困るが、日常の訓練は、交通費と弁当を持ってくればいくらでもできる。あとは場所の提供であ る。優先的に貸してもらえるとありがたい。 38 ・育成ということを考えるならば、何が育成団体としてふさわしいのか判断することが大切。毎年、 団体は増えていくから、ある一定の評価の基準で審査をしていかなければならない。 ・団体の会員には声がかかるが、一般の子どもたちには声がかからないということが心配。今までの 団体はそういうところが多かった。そうなると会員中心の育成活動になってしまう。団体が場所を 取ってやるのだから、それがあたりまえだと言われればそうだが、市レベルで動くとなると、団体 に入っていない地域の子どもたちには声がかからない、参加できないというのはどうなのか。 ◇事業の継続性について ・次年度の活動計画を立てる時には、必ずその評価結果を踏まえた事業提案を求められる。3ヶ年や ると、前年度と何が違うのかを問われる。去年やったから今年もやる、ということだけでは公金は なかなか出しづらくなっている。 ・逆に同じことを長年続けるのもりっぱなことだと思う。去年と何が違うと言われても、違う点を探 すのは大変。 ・前年度と同じだから評価しないというのはいけない。すばらしいものができてしまった場合、それ 以上どうしようもないわけだから、一概に新しくないとダメというのはおかしい。 ・「育成」ということを考えると、新規に参入する子どもたち、やがて卒業していく子どもたちがい る。卒業というプロセスで育っていくわけで、青少年にとっては継続することによって得られる満 足も重要な事柄である。 ・世代によって変わってくるものもある。たとえば野球からサッカーへと変わってくる。繰り返すこ とがいいものもあるし、新しく変化するものもあるのではないか。 ・「継続は力なり」という言葉もある。継続していくことに意義がある。 ・同じことを繰り返すことが力であるとは限らない。繰り返しによって得られる本質、人に与える動 機づけみたいなものによって違うのではないか。 ・子どもは成長していくから次から次へと来る。既成の少年団体みたいなものと、1つの事業をやっ ていくものでは違うので難しい。 ・少年団では、中学生になって残るものは班長になり、下の者の面倒を見る。それを繰り返し、年上 の者が下の者をいいことも悪いことも教えていくことに意義を見出している。 ・この問題はその時々の予算によっても変わってくるので、お金のことよりシステムを考えなくては いけない。システムを考えて、何が育成団体としてふさわしいのかという定義づけをすることが先 である。 ◇支援の方法等について ・インキュベーションセンターのような安い場所の提供をし、そこにパソコン、会議室などを安価に 提供してあげるなど、当面、立ち上げることが有効と思われるところにお金を使える仕組みづくり をしなければならない。 ・期限を定めることが必要で、ある一定期間やってみてダメなら、それが無駄にならないようにする。 そこでのノウハウなどは失敗を活かして、別の活動に引継げるようにしておく。既得権益にしてし まわないような仕組みにしておくことが大事である。 ・グループはあってもリーダーがいなくなって解散というものがたくさんある。「育成」という言葉 から考えると継続性がないものはだめだと思う。自分たちで組んだグループだけで終わり。それは 育成ではない。 ・社会的使命が終われば、何も継続ということにこだわる必要はなく、次のステップに入るという考 え方もあるのではないか。団体を保持することが問題ではなくて、社会的役割を果たすことが大切。 ・ある一時期、グループを組んで活動して、もしそのグループがなくなってしまっても、また後に違 うグループが出てきて活動するということもある。 ・たとえば「指針」にもあるように地域ポータルサイトとか、共通に利用できるものを使い、お金が あまりかからないようにして、内容的な意味での支援をしてはどうか。 ・ある程度、皆で苦労して作り上げていく。そのためのよりどころとなる情報や最小限の場所、ノウ ハウなどを得て、立ち上がっていく姿というものが大事である。 39 第3回 青少年育成事業検討委員会会議録 日 時 平成 17 年 1 月 17 日(月)午後3時から5時 30 分まで 場 所 関内駅前第二ビル5階5F会議室 【委 員】10人 岩崎 昭吾、入江 直子、落合 優、中西 新太郎、松本 保夫、上野 嘉夫、 内海 宏、工藤 春治、新岡 信子、村田 一志 出 席 者 【事務局】 6人 (敬称略) 安部共同参画社会推進部長、青山青少年課長、池田担当課長、杉山担当係長、 保木係員、壽美係員 欠 席 者 【委 員】 2人 (敬称略) 木島 京子、八木沢 直治 開催形態 公開(傍聴者なし) 決定事項 1 次回の検討委員会では、青少年育成活動の支援のあり方についてのまとめを行う。 議 事 1 青少年育成活動の支援のあり方について 事務局からの説明の後、意見交換を行った。 【主な意見】別紙のとおり 資 料 1 市民による青少年育成活動への支援について 特記事項 次回は、平成17 年3月下旬に開催。日時・場所は未定。 40 【主な意見】 ◇支援金額について ・支援という考え方からすると、横浜市の支援制度は自己資金の 50%以内というのが常識になって いる。生涯学習の助成制度で、たとえば 100 人以上を集める講座や講演会などには、ある程度の 上限をしぼることもある。だいたい資金の2分の1は自己負担で、その範囲内で支援をするとい う考え方が一般的である。 ・支援金はたくさんあればあるほどいい。 私たちは海洋少年団の活動をしているが、一団体、少人数で、市の支援金はとても有意義に使わ せてもらっているので、それを活動内容に対して支援すると言われると困ってしまう。船を出す のにも、船を保管するのにもけっこうお金がかかる。 ・18区の話を聞くと、今後どうするかという議論の前に、各区ではどんどん助成金がカットされ ている。昨年と同じ活動内容、同じ事業ではダメだとして、極端なところでは0とか、昨年の半 分程度になっているところもある。 ・組織運営を維持するための助成はいらないが、事業や行事に対する助成はいただきたい。 ・新しい団体を作ろうとすると、横浜市の場合は小さな地域から出てこないと具合が悪い。どこの 地域の子どもたちでも入ってくるので、区で何人かと言われると困る。育成団体は市レベルでき ちんと認定してやるべきではないか。 ・限られた予算をどう配分するか。新規のニーズがあるとしたら、それにどの程度配分するかを明 確にしないと取り合いになってしまう。まず一つ目は、協働ということを前提にして、新規の支 援にどれくらいのファンドを予算化するのかを明確にすること。二つ目は、支援は3年という期 限を設けること。離陸してやっていけるようなプロジェクトになるような支援をする。逆に言え ば、手を上げる人には、どのくらいの費用でどのくらいの事業にしていくかという、きちんとし た計画が求められる。その計画がリーズナブルなものかどうかを判断する基準をきちんと持って 事前の評価をし、予算化していく。エントリーする側も、市にどのくらいの予算があるのかが見 えていることが大事である。そこで初めて事業計画が明確になり、それに対する実施度も明確に なる。 継続しているものに対しては、どのような支援をするか。まさに事業として成り立っているわけ である。計画や資金はすでに明確化されているから、限られた予算の中で、順番を決めていくし かないのではないか。 ・たとえば新しい「協働事業提案制度」に関わるものに対しては支援する、とか、これまでの継続 運営への支援の枠もある、とか、いくつかの考え方の枠組みは示しておいた方がいい。 ・磯子区で審査に関わっているが、新規事業に限定している。ただ既存の活動団体が新規に事業を 起す場合も入る。ヒアリングをして事業内容を審査して、支援する事業を決定するという手順を とるのが一般的である。もうひとつは県民サポートセンターのような、場所の提供がある。これ は特定の団体ではなく、磯子区で継続している活動に対して場所の提供をする。いずれにしても 上限と比率は設定しておく必要がある。 ・事業支援と団体支援を分けて考えているが、そこのところはすごくあいまいな部分。既存団体で も事業を起せば新規としてカウントする。また新規団体を立ち上げるのは事業だと思う。団体を 作る事業。それらが期限を切って、きちんと形成された時に、初めて団体の仲間入りをする。こ れから新規に団体を作るのに団体支援というのは、ちょっと異様な感じがする。団体を作る事業 というように考えれば、それらの団体がきちんとできなかった場合は、団体支援の対象からはは ずれていく。そのような形で、いくつかの観点で分けていく必要があるのではないか。 事業についても、事業規模とか種別とか枠組みを示す。そこに応募なり、推薦なりをしてもらう。 出されたからといって、すべてが通るわけではない。事業内容によって評価していかなければい けないのではないか。いずれにしても事業支援と団体支援はきちんと分けて考えなければ、わけ がわからなくなってしまう。 41 ◇支援回(年)数及び支援事業数について ・少年団は年間のカリキュラムによって活動しているので、キャンプやスキーははずせない。それ をマンネリ化しているととらえるのか、行く場所が違えば新規事業ととらえるのか。既成の団体 はそんなに事業は変えられない。 ・新規事業をするには親ごさんたちを納得させられるだけの下見や努力を重ねなければならない。 継続ならば、同じ場所で中味を変えながらやっていける。 ・既成団体に対して、新しいものを作るからそこに入れと言われても、我々にはもうそんな力はな い。今の団体活動を維持していくだけで精一杯である。 ・青少年育成事業ということに関して言えば、子どもが育つというのは、毎年変わるものではない と思う。その積み重ねと、その上の世代がどんなふうに育ち、どんなふうに生きていくかという ことが「子どもが育つ」という基本だと思うので、そんなに変わるものではない。 ・青少年育成事業は、そういう意味でむしろそんなに変わらない方がいい。子どもにとっては、自 分もだんだんそうなるのだなと思えることが大事。まわりを見て、自分の将来が見えるような市 域が作られることが、育っていく環境づくりとして重要なことなのではないか。何もめまぐるし く新しいものが与えられることが青少年育成ではないというのが私の基本的な考えである。 今まではこういう事業が市の事業として行われていたのだと思うが、それが市行政の大きな流れ の中で、協働という形で、市民がどれだけ関わっていくかを今考えるべきなのかなと思う。協働 の中で、今まで市がやっていたものの中でも、実際は市民がボランティア的に力を発揮してやっ てきたものもある。その部分で、市民の活動として今まで蓄積されたものの中からいいところを 継続し、支援していく。それを基本にして、今まで活動されてきた方々の継続という意味を確認 する必要があると思う。それにプラスして新しいところを入れていくためには何が必要なのかと か、どういうシステムにしたら市民の新しい企画に答えられるかとか、を考えることが大事。そ こにNPOの新しい力の可能性を見ることができるのではないか。そういう意味で、新規活動支 援、継続活動支援、新規発足支援、継続運営支援という言葉が出されているのだと思うが、団体 支援というのは一つの基準では見えにくい。測定しにくい。そのために活動支援ということにな っていくのかな、と思う。ただその時に、新しいものでなくてはならないというのは意味のない ことで、ばかげていると思う。特に青少年育成事業の市民活動にとっては、独自のものがあって いいと思う ・保土ヶ谷区の場合は既存の団体助成をやめて、それをプールして支援制度を作った。団体も支援 を求める場合は、事業計画を組立てて、こういうところにチャレンジしていきたいということが 審査する側に伝わってこないと、事業の内容の審査ができない。昔からやってきたことだけでは 審査しにくい。 ・基本的には受益者負担でしょうがない。困るのは指導者が使うお金がないことである。 ・何かシステムを作っても、どう評価するかが問題。その時に、数や大きさではなく、どういう育 ちが見えているかという視点が大事ではないかと思う。 ・そのためには事業に参加した青少年たちにも有意義だと思うが、事業報告をきちんと出されるこ とが大事である。 ・それを発表して、みんなに聞いてもらう。そんなことでお金をもらえるのかと思う人も中にはい るかもしれないが、そういうことが大事なことだと思う。 ・事業によってはアウトプットではない事業もあり、それだけで評価をされては、実際に活動され ている方は困るだろう。事業の目的に照らして、どういう役割をしたのかをきちんと評価できる かどうかが大事だと思う。そういう評価の仕方でないと団体に対しても失礼。そこは新規でも既 存でも同じ。たとえば毎年キャンプをやっているから新規ではないと評価するのは無意味である。 評価はなんらかの活動に対して評価をする。なるほどそういう役割をしたのか、という目に見え る評価をしなくてはいけない。 ・人数だけで評価をしてはいけない。評価にはきめ細かさが必要。 42 ・新規事業をやる時には、行政はオリエンテーションや説明会を開き、皆さんに理解してもらうよ うに進めていき、その後、応募、審査、評価するという手順になると思う。その際、青少年育成 事業に携わる人たちは、実績はあっても、行政に理解してもらえるような書類を作るのに慣れて いないので、その思いを上手く伝えられない。申しわけない言い方だが、実際にそういう相談を 受けることも多い。行政が考えているものと、実際に実施するものがずれてしまうことも多々あ るのではないかと思う。支援事業の中の一部に、行政としてはどんな思いで、どのように評価し て、どのようなねらいでやるのかを理解してもらうような勉強会を開き、申請できるようにした い。活動の高まりを作るようなところも位置づけて実施できたらいいのではないかと思っている。 それぞれの支援センターなど、その活動を担っているところもあるが、この事業の中で予算化し、 評価基準などをみんなが理解し、活動を高めて実施していければと思う。 ◇支援対象(実施主体)の選び方について ・新規団体を作る場合、指導者は特定されるが、子どもたちは登録されているのかどうか、それと も不特定多数の子どもたちを集めてくればできるのかどうか。そのへんもきちんと決めておかな いとまずいのではないか。 ・これからの支援活動には、団体の活動だけではなく、フリーの青少年たちが参加したいと思うよ うなプログラムを持った活動も必要ではないか。団体に入らなければ、その事業に出られないと かではなく、もっともっとオールマイティに参加者を募る。それが選考の基準に入ってくるのも いいことだと思う。 ・青少年育成を目的としたサービスの中味はたくさん出ているし、今までもやられてきた。むしろ それがうまく機能するかどうかというマネジメントのシステム、運営のシステム、財務のシステ ムを持った育成者への支援が必要。メニューやアイデアはたくさんあるが、そのアイデアを事業 化していくシステムづくりが難しい。それはお金という支援か、人的な支援か、場所の支援か。 私はもっと組織化や協働の部分に支援をするべきではないかと思う。そしてそれを評価する上で 重点とするべきでないかと思う。 ・お金があるので何かやってみようかなという市民の動きに、運営にむすびついていくような評価 の視点を合わせて、初めて全体の支援になるのかなと。たしかにお金だけ出していたら、何をし ているのかわからない。結局は市民一人一人が活動できる力をつけていくということに対する支 援もあるのかなと、と思うのだが。 ・先ほど申し上げた新規発足支援は事業だというのは、子どもをどうするかを考える時に、いわゆ るシステムづくりをねらった事業もあってもいいのではないか、ということ。 もう一点は、事業支援だけでいいのか、ということ。私は団体というのは大事だと思う。団体に は、目に見えなくてもいろいろなノウハウの蓄積がある。システムができていれば、人が代わっ ても続けていける。そういう視点で考えると、継続団体であれ、新規団体であれ、団体への支援 は必要だと思う。ノウハウの蓄積がないところからいきなりやれと言われても大変である。 ・いきなり継続性を求められてもできるものではない。団体は子どもたちが登録されていて、きち んと段階を踏んで社会人になっていく育成のカリキュラムがあることが大事なのではないか。 ・子どもたちには学校や家庭など、ある種の枠組みが必要かもしれないが、その枠組みの中だけで 生きていくものではない。いろんなところでいろんな経験をしながら、一つ一つ積み上げていき、 育っていくものだと思う。必ずしもあるところに登録して、長い間、そこに所属していなければ ならないということはないと思う。そういうシステムも必要だけれど、そればかりではなく、一 つ一つは単発なものでも、その中で子どもたちがいろいろな経験をし、大事なものに目を向ける ことができるようにするということも、今回の発想の一つではないか。だからといって、もちろ ん既成の団体を否定するものではない。 ・段階を踏んで3年間という期限があるので、3年のうちに、その事業が根付くか根付かないかを 判定するしかない。やはり最初にやることは、面倒を見る指導者の養成だろう。 ・新しい事業をやりたいと思っているが、場所の提供が全然ない。横浜は海ということで、海に親 43 しむ子どもたちも育ってきて、いい状態になってきてはいるが、活動場所がない。お金よりも活 動できる場所の提供が必要。もちろん事業をするにはお金も必要だが。私たちは今、世代交代の 時期を迎えているので、新しいことをしたいと思っているが、やはり場所とお金が必要になる。 ・育成事業というと、地域での文化活動、スポーツ活動など、さまざまなものがある。そういうも のも含めて考える必要がある。 ・最近の地域の子どもたちはスポーツや趣味を生かした活動をしている。 さまざまな育成活動の中で、できるだけ多くの活動をあげて、自分たちの団体だけでなく、広い 目で地域の子どもたちを見てもらいたい。既存団体、新規団体、NPOなども視野に入れながら、 よりよい討論をしていきたいと思う。 ◇どのように決定するのかについて ・完成された書類を提出していただき審査するという前に、説明だけでなく、審査の具体的な書類 づくりの勉強会をしていかないと、とくに新規の場合は大変だろう。各区で行っている生涯学習 講座の後で、参加された方から相談されることもずいぶんある。NPOの人たちは法律にも強く、 書類づくりも上手い人たちが多い。申請者が、なるべく趣旨を生かした形でよりよい提案ができ るようなサポートが必要だと思う。限られた予算の中では、杓子定規な選考をせざるを得ないの で、そこに至るプロセスをサポートする必要がある。 ・提案者によるプレゼンテーションについては、公開でやる方がよい。協働事業では、長く活動し ている団体はお金をもらえればいい、行政の後ろ盾がほしいというだけで、あまり協働というこ とを真剣に考えていないきらいがある。新規の団体の方が協働ということを真摯に考えている。 環境保全局の審査でも協働事業提案制度の審査でも、そういう実態がかなりある。2∼3年は、 どうしたら協働に近づけるかとか、活動をどうするかなどを公開の場でやりとりしていき、でき るだけ多くの皆さんに協働の考え方を知ってもらうことが大事だと思う。プレゼンテーションも 提案者だけではなく、そこに多くの団体や市民の方々も参加できるような仕掛けの方が支援事業 の趣旨が伝わっていくような気がする。 ・たとえば公開のプレゼンテーションで、参加した市民も質問ができ、市民の意見も取り入れられ るようなプロセスを考えるとか。 ◇支援のスケジュールについて ・青少年育成活動というと、一番のメインは夏休みだと思うが、そこをはずすと上手く動かせない のではないか。 ・指導者はサラリーマンが多いので、ほとんどの活動が夏休み。 ・前期、後期と分けると、後期は冬に入るので、ほとんどが前期に集中する。 ・団体、事業によっては、そういう時期的なこともあると思う。 ◇情報の公開、事業の評価について ・青少年育成という視点で行く時に、そのプロセスで得たものは評価をしようとしても評価できな いものだと思う。評価の中味としては、サービスを受けた人たちがどうなったかを評価するので はなく、カリキュラムが上手くいったかどうかだと思う。 ・当初の目的やねらいが達成できたかどうかだろう。あとは公益的な成果がどこにあらわれるかで ある。そういういくつかの評価の軸を作ることが必要である。 ・事業の質を考えた場合、団体自体がその質をどう評価しているか。自分たちで質の評価がきちん とできているかどうかが大切だと思う。 新規の場合は難しい点があると思うが、行政からの支援を考える際には、団体自身が自分たちの やってきたことを質的につかまえられているかどうかが大事。 ◇その他 ・当初の予定では、16 年度の検討委員会の開催は3回となっていたが、青少年育成活動への支援に ついて議論していただいた中で、いろいろな視点や考え方が出てきて、この検討委員会として、 44 もう少し議論を深めた方がいいのではという項目もあるので、これまでの議論を踏まえて、年度 内にもう1回委員会を開催し、青少年育成活動への支援についてまとめていくことにしたい。 45 第4回 青少年育成事業検討委員会会議録 日 時 平成 17 年3月 24 日(木)午前 10 時から 12 時まで 場 所 横浜市技能文化会館 7階 701、702 会議室 【委 員】8人 岩崎 昭吾、落合 優、松本 保夫、上野 嘉夫、内海 宏、工藤 春治、 出 席 者 村田 一志、八木沢 直治 (敬称略) 【事務局】 5人 安部共同参画社会推進部長、青山青少年課長、杉山担当係長、保木係員、壽美係員 【その他】コンサル会社研究所員 欠 席 者 【委 員】4人 (敬称略) 入江 直子、木島 京子、中西 新太郎、新岡 信子、 開催形態 公開(傍聴者なし) 1 資金的な支援については、平成 17 年度第1回青少年育成活動補助金募集要項(案) により実施するということを基本として、途中でチェックを入れていく。応募の受付 後、資料を提供し、それをもとに意見交換を行い、よりよい制度にしていく。 決定事項 2 資金的な支援以外の支援については、事務局で整理をし、論点が見える形にして次 回議論する。 議 1 青少年育成活動支援事業について 事務局からの説明の後、意見交換を行った。 2 資金的な支援以外の支援について 事務局からの説明の後、意見交換を行った。 事 3 その他 特になし 【主な意見】別紙のとおり 資 1 青少年育成事業検討委員会委員名簿 料 2 平成 17 年度第1回青少年育成活動補助金募集要項(案) 3 資金的な支援以外の支援について 特記事項 次回開催時期は未定。日時・場所は委員長、副委員長と事務局で調整する。 46 【主な意見】 ◇青少年育成活動補助金について ・ 「補助対象となる青少年育成活動の例」として 10 項目あげられているが、市レベルで考えるべき ものなのか、区レベルで考えるべきものなのかの判別が難しい。この中で、ほとんどの項目は区 でも行われている。市レベルとして青少年育成活動支援をするのであれば、もう少し市と区の違 いを明確にした方がいいのではないか。市レベルで物事を考えていくのか、あるいはもっと区レ ベルに落としていいものなのか。区レベルに落とすと、区行政の地域振興や地域福祉関係と重複 してきてしまうのではないかと思う。 ・ある種の団体は区から補助金が出ているので、どういう判別をしながら事業計画を立てればいい のかが難しくなるような気がする。 ・一般支援について、参加者数 20 人∼、50 人∼、100 人∼、という事業を想定されているが、こ のような事業は区レベルでも行われているのではないか。市は、特にいろいろな区が集まって行 われる事業に支援をした方がいいのではないか。支援することはとてもいいことだが、これでは 区と相当重複してしまうと思う。 「見守り」や「居場所づくり」などは、今、着々と各区で先生 や体育指導員と連携を取りながら事業化されている。 ・例えば、区特定のものはまず区に申請してくださいとする。その後、区の判断によって、区を経 由して市へ申請する。そのようにルートをはっきり明記した方がいいと思う。そのへんは市と区 で連携をよくしていただきたい。 ・区に申請しても予算の限界で無理だという場合、市に申請書類を送ってもらえるようにすると、 ある部分では流れがよくなる。 ・どうしたらいいかと迷わず、まず区に申請するということにすると安心できる。 ・区でも、その窓口がどこにあるかによって、青少年団体の人に情報が行き着かない。行政の縦割 りを言われるが、そこが持っている事業だと情報は流れるけれど、そうでないと情報が流れない ことがある。例えば、区政推進課の事業だと、青少年団体の方には情報がスムーズに流れていか ないという問題も一方ではある。全体の枠の中で判断ができるような情報の出し方をしていかな いといけない。 ・区づくりの中で、区の自主性でやっているもので、その活動助成に頼って活動していた団体に対 し、助成をやめる直前に通告のように連絡してくるのは、問題だと思う。議会との関係もあるの かもしれないが、せめてやめることになるかもしれない、くらいの情報は事前に入れてあげるべ きである。そうでないと、団体としては困る。これからますます協働作業という側面を強めるの であれば、作る時も相談しながら作り、やめる時も相談しながら辞めるようなルールを原則にし ないといけない。 ・区づくりも3年を経過すると、ほぼやめることになる。神奈川区でも、活動助成としてはわりと 早い段階の平成9年度に、キャッチアップ事業を立ち上げたが、突然、やめてしまった。だれも やめることには合意していないのに。今でも、何でやめたのかという声をよく聞く。そういう事 業はかなりあると思う。 ・一方では、来年もあるかどうかわからないという、非常に不安定な状況もある。やめるにしても、 区役所の内部で判断してしまうのではなくて、それを利用している人たちのニーズや意見も取り 入れて最終判断をするというプロセスを踏まえていればいいと思う。そのプロセスがまだ協働に なっていなくて、行政の中の作業になってしまっているので、市民からはよく見えないのが問題 だと思う。 ・同時進行でもかまわないので、市民と行政がすり合わせをした上で、決定をしてほしい。 ・補助金交付の限度を 3 年として、事業の自立性を求めることは大事だが、一方で、継続していく ことも大事だと思う。中には、とてもすばらしい事業であって、毎年、拡大していくような事業 もあるかもしれない。初年度の支援内容はこれでいいと思うが、3 年を経過してからは、一定の 評価をクリアしたものは、3年を過ぎても支援していくという特別要項みたいなものがほしいと 思う。そうすると励みにもなるのではないか。 ・立ち上げ支援では、いったい何をイメージしていけばいいのかがよくわからない。そのへんをも う一度、明確にしておかないといけない。 47 ・本来、立ち上げをしてしまって、うまくいっている、自立をして継続してやっている組織は、そ れだけニーズがあるということ。ニーズがある事業は、すでに自分で回り始めていると考えるの か。とすれば、3 年以降には、これに対しては別のしかけでやるのか、あるいは自主的に資金を 集めてやるのか。内容的にいいものは継続する必然性がどこかにあると思う。中身の立ち上げの 重要性を意図しているのか、事業の継続性を意図しているのかを明確にしておかないと混乱して しまうと思う。 ・事業を行なう場合、有意義な事業なので、民間の寄付を受け、不足する部分に対して公的な支援 を考えようということは、比較的よく行なわれる。行政としては意図していないかもしれないが、 民間の支援があるものについては門戸の外というような解釈が成り立つとすれば、非常に変だと 思う。 ・すべてがそうなってくるのはどうかと思うが、最低、一定の評価に基づいて、予算をつけるとい うことはどこでも行なわれている。そういったことが明確でないと、きちんとしたサポートがで きないと思う。 ・毎年 5 月か 6 月の初めにやる少年 5 団体のつどいは、各団体が集まってやらないとできない事業 で、それらの予算編成は各団体から委員が出てきて決めるので、もう少し遅れる。だいたい 6 月 までの行事については、まず前年度の予算でできると思う。予算書を出せと言われると、総会が 終わらないと出せない。 ・子ども会は町内会、自治会の中での動きなので、4 月 1 日から 3 月 31 日までが一般的な事業年度 である。早いところは総会を 3 月中にやるが、一般的には 4 月に総会で、それに向けて年明けか ら計画を立てる。 ・役員、スタッフの入れ替えは 12 月くらいから動く。 ・次年度の事業を組立てるためには、年末くらいには情報がほしい。 ・特に野外活動などを計画する場合は、相手があることなので、事前に予約を入れたり、調査が必 要になる。どうしても 3∼4ヶ月前にはゴーサインが出ていないと下見にも行けず、予約も入れ られない。だから少なくとも 12 月には情報を入れてほしい。 ・期待できるのかどうかというフレームだけでも情報がほしい。 ・野外活動などは、12 月までに情報を入れてもらわないと、次の年度の行事に差し支えるが、たと えば居場所づくりやいろんな支援事業などは日にちで切ってもできるのではないかと思う。でき る部分とできない部分があるのではないか。 ・半期ごとにするのだったら、秋の行事は後期でも間に合うくらいにした方がいい。 ・資料では「7月 21 日∼12 月末までに行なわれる活動」とあるが、申請は2つに分かれているけ れど、1 月にやる行事を前期に申請してもいいのではないか。周知徹底が図られていないという 点においては、募集を2回かけるのは必要なことだと思うが。 ・ある程度、フレキシビリティを持たせようという意図があるわけだから、会計監査は行政のしく みとしてはあるけれど、融通を効かせてはどうか。しかもプロポーザルで出すわけだから、その ことについての問題はあまり生じないのでないか。自由度はむしろ増えるのではないか。自由度 はふくらませておいて、ただし、後でお金を返してもらうことも会計に認めてもらうようにする とか。 ・今後はフィジカルに人が動くという活動よりも、ネットワーク上で行なう活動がもっと広がって いくだろう。そのことは念頭に置いておいた方がよい。 ・たまたま 17 年度はこれを重点にしたいというから、このような形になっているのであって、最 初からあまり細かい枠は設けない方がよい。一般支援もテーマ特別支援も同じようにしておいた 方がよいと思う。 ・その意味では、一般支援の「種類」の書き方を工夫した方がよい。 「単なるイベントのための支 援に終わらない」というようなニュアンスを盛り込んでおいた方がよいと思う。たとえば「日常 活動に結びつくようなイベント、行事等の事業」とか。行事、イベントであればいいというよう な考え方でないものを盛り込んでおく必要があるのではないか。 ・これを公表する時には、ぜひQ&A方式で示していただきたい。申請書類のヒナ型を用意してい 48 ただいて、全然わからない人でも書けるようにしてほしい。 ・平成 17 年度のテーマとして5項目挙げられているが、一般市民の方々はイメージがつかめない のではないかと感じる。これらの項目は、行政でもすでに取組んでいることだと思うので、行政 がどのように取組んでいて、どこの部分が弱いので市民の方々に協力してほしいということを、 もう少しはっきり示した方がよいと思う。そうすることによって、活動のイメージがはっきりす るし、お金を出す意味にもつながっていくのではないかと思う。どのように情報の提供をわかり やすくできるかが、この目的の課題につながっていくのではないかと思う。また、その活動の意 義が、重要度みたいな形で理解されるような情報提供がされれば、活動が明確化されるのではな いかと考えている。 ◇資金的な支援以外の支援について ・各団体には、こういう活動が必要だから、自分たちで団体を作ったというところがあると思う。 行政からお金をもらうために、新たに団体を作ろうということはあまりないと思う。今、自分た ちがしている活動と近いから、自分たちの活動が認められるいいチャンスだから、一緒にやろう という活動に結び付けられることはよくある。そのために、どういう活動が必要なのか、どうい う活動が認められるのかがもっと見えていくことが、それぞれの団体にとって、次のステップに つながるのではないかと思う。それぞれの団体は資金も得たいし、活動も継続していきたいと思 っている。けれど今のままでは次のステップにはいけない。この活動をすることによって、こう いうステップに行けるという意欲がわくようなイメージが示されれば、事業の活性化につながる と思う。 ・区版の支援センターも、都筑区と神奈川区で立ち上がった。平成 17 年度にはこの他に南区や青 葉区など、5区で立ち上がることになっている。おそらくこれから3∼4年のうちには、ほぼ 18 区で区版の支援センターが立ち上がると思う。区レベルの青少年活動グループは、当然、そこに 団体登録し、そこが活動拠点となるだろうと思う。コピー機などもあるので。区版支援センター が単独で立ち上がるというよりは、生涯学習支援センターとセットで立ち上がるケースがほとん どである。そういう意味では、活動場所や機材の支援は、区レベルではクリアできるのではない かと思う。 ・団体の事務所に関連して、富士銀行の中にあった共同オフィスの場所が芸大の事務局になったた めに、共同オフィスはクリーンセンターの7階に移転して、新たなスタートを切ることになって いる。市民活動支援センターはクリーンセンターの4、5階を使っているので、今まで以上にい ろいろな相乗効果が表れるのではないかと期待している。市民活動団体のオフィスニーズはかな り高い。ワールドポーターズの中にも民設の共同オフィスがある。南区にある大和ビルの中にも、 かなりNPO団体が入っている。共同オフィスに入っていた団体が1年で外に出て、4団体くら いが共同で入っているビルがこの近くにもある。単独団体ではなかなかオフィスを持ちにくいの で、いくつかの団体が共同でオフィスを確保という流れが出てきている。支援センターは、そう いう共同オフィスとも連携を取りながら事業をしていこうと考えている。区レベルでも区版の支 援センターが中心になっていくし、桜木町の支援センターでも青少年活動団体もかなりの数(180 団体くらい)が登録されているので、「活動場所」については近いうちにかなり充実してくると 思う。 ・今までは相談・コーディネート機能を重要視してやってきたが、区版の支援センターができると、 区版の相談窓口の方がメインになってくるのではないかという議論をしている。その代わり、桜 木町の支援センターの方は、区版支援センターを支援する機能だとか、複数の区版支援センター が共同でやる事業に対する支援だとか、それを支えるスタッフ研修などもやることが予定されて いる。 ・また、桜木町の支援センターの中には、横浜ライセンス制度や人材バンク制度の機能が入る予定 になっている。支援センターが呼びかけて、各区版支援センターの人材バンクの共有化ができな いかと考えている。4月から施行される個人情報保護法との関連もあるので、1年くらいかけて、 問題が起きないような形で、人材をできるだけ活用できる環境を作っていこうと検討中である。 49 ・桜木町の支援センターがこれから力を入れていきたいと思っている機能は、個別団体のネットワ ーク化だと思う。横浜市はネットワーク組織がかなりでき上がっているのが特色で、それらは中 間組織とか中間支援組織と言われているが、今回の運営委員の中にもそのメンバーが複数入って いる。支援センターが直接、個別団体との連携プレイを図ると言うよりも、中間支援組織との連 携を強めることによって、一緒に協働事業をやったり、個別団体の情報もそこを通して伝達でき ればと考えている。何千何万の団体と直接的な関係を持ち続けることは難しいので、中間支援組 織との関係強化を図りながら、その中で、いろいろなコーディネートや支援事業も展開できない かと議論している最中である。プレイパークも6団体くらいがネットワークを組み、プレイリー ダーの安定雇用などを検討している。各分野ごとに、そうした中間支援組織が立ち上がってきて いる。そこが今までになかった新しいところだと思う。 ・資金以外の支援で、4 月 1 日から充実した組織づくりができてくるわけなので、そのへんの支援 がしやすくなるのかなと思う。 ・市国際交流協会では、昨年6月に産貿センターの9階にあった事務所がパシフィコ横浜の国際協 力センターに移転した。国際機関との連携強化のための移転ということがあったので、それに伴 い、産貿センターにあった市民の活動の拠点であった国際交流ラウンジはなくなった。今も、相 談窓口としての情報コーナーは残っているが、活動の拠点としての場はないという状況である。 今、地域に自分たちが出て行こうということで、地域における事業展開をしている。平成 17 年 度からは助成金もなくなり、活動の拠点もなくなり、予算も7割カットという厳しい状況である。 わずかな予算の中で、事業をしていかなければならない。自己財源の確保もしなければならない ので、事業費の半分くらいは独自の財源を調達して事業を行なっていかなければならない。 ・市国際交流協会も女性協会のフォーラムもなくなるので、支援センターへのニーズはますます高 まると思っている。 ・市の方で整理してもらった方がいいと思うことがある。ここでは青少年育成活動に対する支援を するが、一方で、生涯学習支援センターなどの一般の非資金的な支援も動いている。支援には、 場所の提供などのハードウエアの部分と、ソフトウエアの部分、つまり事業そのものの中身に対 する支援、組織づくり・組織運営に対する支援、経営ノウハウなどの支援がある。青少年育成活 動の支援を考えた時に、平成 17 年度の主要テーマの中で、どういうものが起こりうるのかとい うニーズの想定をして、それはハードウエアとソフトウエアのどこに関わるサポートをすればよ いのかという整理がある程度なされないといけない。いろんなケースは出てくるだろうけれども、 実態として、その青少年育成活動にとっては、どのセンターがよりよく機能するのかが明確にな らないといけない。もし議論するとすれば、そのへんをもう少し整理をして提供してもらうとよ いと思う。 50 第5回 青少年育成事業検討委員会会議録 日 時 平成 18 年1月 17 日(火)午後2時から4時まで 場 所 横浜市青少年育成センター研修室1 【委 出 席 者 (敬称略) 員】10人 松本 保夫、内海 宏、入江 直子、落合 上野 嘉夫、工藤 春治、新岡 優、鈴木 信子、村田 加代子 一志、八木沢 直治 【事務局】 7人 安部共同参画社会推進部長、青山青少年課長、杉山担当係長 池田担当課長、原口担当係長、楠本係員、壽美係員 欠 席 者 【委 員】 2人 (敬称略) 岩崎 開催形態 公開(傍聴者なし) 決定事項 1 新太郎 最終回となる検討委員会を年度内に開催し、青少年育成活動に関する情報シス テム構築など、委員会の意見を最終的にまとめていく。 1 報 昭吾、中西 告 青少年育成活動補助金の結果報告及び次年度の補助区分について 事務局からの説明の後、意見交換を行った。 【主な意見】別紙のとおり 1 議 事 青少年育成活動情報システムの構築について 事務局からの説明の後、意見交換を行った。 【主な意見】別紙のとおり 資 ・ 第4回青少年育成事業検討委員会会議録 1 平成 17 年度青少年育成事業補助金の補助対象事業一覧 2 平成 17 年度青少年育成事業補助金結果まとめ 料 3 平成 18 年度補助区分(案) 4 平成 18 年度補助区分(案)と平成 17 年度補助区分との比較表 5 青少年育成活動情報システムの構築について 6 青少年育成活動情報システムの構築について(2)−情報項目例− 7 青少年育成事業検討委員会のスケジュール 青少年問題協議会の委員交代に伴い、当検討委員会においても、木島委員から鈴 特 記 事 項 木委員に委員交代。 次回は、平成18年3月に開催。 51 【主な意見】 ◇青少年育成活動補助金について ・テーマ立ち上げ支援のテーマのうち、居場所づくり以外の申請はなかった。テーマを変えていく ことも必要ではないか。 ・青少年の関係では、「健全育成」と「非行防止」の2つがある。「健全育成」ならやっても、「非 行防止」は、市民がやるものとしては、魅力がない。そういう意味で、政策であるのは分かるが、 この事業で全面に出すものではないと思う。申請がないのは、市民はそのように考えている、と いうことではないかと思う。 ・数年たつと、継続事業だけで枠が埋まってしまう。後発の事業との整理が必要。 ◇青少年育成活動情報システムについて ・育成協会が検討しているであろうこととどう協働していくかが問題。 ・支援Cの機能の一部のような活動なのか、青少年に特化した情報データベースを作ろうとしてい るのか、議論をはっきりさせてほしい。 ・実際に活動している方のニーズを把握することが必要。 ・育成活動をどう支援し、活性化させるかがこの事業の命題だった。そうすると、既存団体の意見 も大事だが、これから立ち上げしようとする人たちの意見が大切。 ・今は、情報はあってもたどりつけない。今回の補助金もそうだが、たとえばホームページでも非 常に階層が深くアプローチしづらい。 ・青少年に限定するというのは、情報の「縦割り化」のように感じる。 ・青少年が興味を持つ分野は、自然保護から街づくりまで幅広い。青少年がアプローチすることを 考えたら、分野は縦割りではいけない。 ・人材やノウハウについては、「青少年」という分類にすると深まると思う。場所や機材は、トー タルでいいと思う。青少年育成活動を行う際に、判断に役立つ材料を加え、リンクする程度でよ いのではないか。すべて独自で用意する必要はないのではないか。 ・リンクで済むので、新たにデータベースを作成する必要はない。 現在の行政のサイトは押しつけ。苦情はメール受付なので情報の共有ができない。双方向のやり とり、青少年の広場のようなものができれば、と思う。例えば、機械の使い方を聞くと誰かが教 えてくれる、というような仕組み。ただ管理は大変。 ・知っている人は、今の状態でも十分に情報を集め判断できるのかもしれない。そうでない人は、 難しい。 ・データベースで調べるだけでは、実際には判断できない。そのためにコーディネータが必要。 ・インターネットは、横に広がる点で有利な媒体。情報検索は3段階までが限界。3回くらいまで で、必要な情報にたどり着けるように。 ・中身も大事だが、技術的なシステムの構築が大事。また、情報そのものよりも情報を生かす仕組 みが必要。 52 ・助成した団体の人たちが実際どうマネジメントしたか、一連のケースとしてまとめたら役に立つ のではないか。ぶつぎれでなく、ケーススタディとして。 ・補助金事業の報告とからめるといいのでは。 ・成果・効果・必要性を共有、実感することが大事。そうでないと、活動はなかなか続いていかな い。情報には、「生きる力がついた」等の プラスα 53 の情報が合わさるべきだと思う。 第6回 青少年育成事業検討委員会会議録 日 時 平成 18 年 3 月 20 日(月)午後2時から4時まで 場 所 横浜市青少年育成センター研修室1 【委 員】 8人 出 席 者 (敬称略) 内海 宏、岩崎 上野 嘉夫、工藤 昭吾、落合 優、鈴木 春治、八木沢 加代子 直治 (村田委員代理として)平野嘉昭氏((財)横浜市青少年育成協会企画課長) 【事務局】 7人 安部共同参画社会推進部長、青山青少年課長、杉山担当係長 池田担当課長、原口担当係長、楠本係員、壽美係員 欠 席 者 【委 員】 4人 (敬称略) 松本 開催形態 公開(傍聴者なし) 1 決定事項 保夫、入江 直子、中西 新太郎、新岡 報告書の作成にあたり、各委員から「青少年育成事業について一言」を事務局 に送付する。 2 事務局で報告書(案)をとりまとめ、各委員へ送付する。 3 正・副委員長と事務局で相談し最終的に報告書として確定させる。 1 資金以外の支援策について 事務局からの説明の後、意見交換を行った。 議 事 【主な意見】別紙のとおり 2 青少年育成事業検討委員会報告書について 事務局からの説明の後、意見交換を行った。 【主な意見】別紙のとおり 資 料 特記事項 信子 1 青少年育成事業検討委員会報告書(案) 2 こども青少年局の組織と主な業務内容 最終回 54 【主な意見】 ◇資金以外の支援策について ・活動助成は、その団体だけでなく、その効果が波及するといい。 ・青少年育成活動補助金のページから、過去の対象事業が見られるのは大事。どのような活動に補 助があるか分かると、団体にとっては分かりやすい。 ・ノウハウをいかに情報化するかが重要。 ・成果には2種類ある。1つは、子どもたちにどのような影響を与えたか、2つ目は、イベントを どのように実施することができたか。特に2つ目について、情報が開示されるとよい。 ・団体が資金管理など自立できるような支援も必要。苦手だから、は通用しない。必要なことが簡 単にできるような仕組みを作ってあげることも重要な支援だと思う。 ・歴史ある団体が、カリキュラムをもって活動していること自体、実はとても大変で重要なこと。 ・新しく活動を始める人が、壁を感じずに、気軽に青少年育成に取り組めるようにしたい。 ・今の青少年育成活動補助金は、難しい。初心者はすぐに面倒と感じてしまう。 ・補助金申請の書き方で講座ができるくらい。今は、改良の余地が大きい。 ・長い歴史のある団体にとって、会員とそれ以外の融合は難しい問題かもしれない。 ・どこの団体も、会員が減っている。人材の確保は重要な課題。 ・会員さえ集まらないのに、一般に開いてイベントを行うのは、大変難しい。 ・開かれた形で実施している団体もある。それがどういった展開をみせるか、注目していくべき。 ・ただホームページに情報を載せてもうまくいかない。字面ではなく、コーディネータが必要。 ・歴史ある団体のノウハウをちょっと教えてもらって、新しい団体が活動しやすくなるとよい。 ・「情報」という言葉は字面をイメージさせるが、FACE TO FACE の交流の場は大事。データベ ースは、交流につながるものであるとよい。 ・道で出会っての情報交換も交流の1つ。そのようなつながりがあるといい。 ・場所を1か所でも確保する。そこを中心にして、つながれるといい。窓口だけでなく、もう少し 広い場所がほしい。 ・今は、さまざまな団体が増えてきている。いかに皆がうまく使っていけるようなものとするか。 ・区・地域の範囲での場の用意が見えてきていない。 ・市民活動支援センターでは、「環境」等の交流会を行っていた。青少年にのみ特化した団体より も、「環境」等のジャンルのなかで、青少年にも活動を広げていこうとしている団体が多い。 ・国際交流を行っている団体からの青少年育成活動補助金への申請は少なかったのではないか。情 報が伝わっていかないといけない。 ◇青少年育成事業検討委員会報告書について ・「補助金の実施結果」は、検討の中身ではないので、別項目にして掲載としてはどうか。 ・ 「補助金の実施結果」は、後の議論に影響を与えているので、 (案)の位置にしておき、表題を変 える対応としてはどうか。 ・「委員名簿」「会議開催状況」は、添付資料にまわしてはどうか。 ・「委員からの一言」は、特にページ立てせず、コラムのようにテーマごとに分けて散りばめて掲 載してはどうか。 55