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地産地消の仕事人 「医農連携」を提唱し独自の地産地消を展開 宮崎県JA食品開発研究所 理事・技術顧問 杉田 浩一 氏 (宮崎県宮崎市) 杉田さんは民間食品関連会社の研究開発をはじめ製造、営業を 経て宮崎県JA食品開発研究所の初代所長に就任し、宮崎県の地 域特産品の需要拡大、高付加価値化を図るため、各種加工品の 開発および情報の発信に長年取り組んできました。 また、健康志向に対応した食品の研究に取り組む「医農連携」の 提唱、地域商工業の活性化を図る「農商工連携」の実践的指導、 地域加工グループ等に対する加工技術から品質管理、販売に至 る指導・普及に努め、地産地消を提唱する上で重要な役割を果た しています。 <杉田 浩一さんからの最近の活動報告です> 「地域特産を生かした加工品を全国に展開」 全国展開事業(全国商工会連合会)による企画から物流に至る開発支援 (県内7商工会) 地域の特産品を生かした斬新で健康・安全志向にマッチした物 づくりや、企画から流通販売までの指導を実施しています。知恵 と創意を結集したものづくり、完成された開発品(情報) を全国に 向けて発信することによって地域は大いに活性化しています。 (写真左:プロジェクト会議、下:全国展示会で) 全国展示会にてグランプリ受賞品[H19] (高城商工会) コラーゲン(豚足)肉まん (高城商工会) ゴーヤ羊羹 (受賞品/えびの市商工会) 「地域のリーダー研修と特産品づくり」 食の宝庫からの「健康、安全、宮崎」の発信 宮崎県は一次産業を基幹とする農業県です。女性パワーを生かした特産品づくりに携わり30年を経過しまし た。時代ニーズに対応した数えきれないほどの創意が今゛おしいい宮崎゛となって市場に溢れています。県内 各地での研修会は数切れないほどあり、女性が微笑み、元気が出れば地域は活性化します。 携わった県内の産地づくりマップ 誇り高き農から食産業へ 「市民、消費者に対する食農啓発」 食品の安全・安心研修会 「おいもで町おこし」 おいもサミット おいもご飯コンテスト おいもサミット(串間市にて2007) おいもの価値が再認識されており、かつての救荒作物 も現在では機能性食品としての価値が見いだされ、宮崎 の畑には、おいもがたくさん作付けされています。 「これからの食農開発、医農連携の提唱 「農業の将来に向けて」 農業リーダー(県・JA)講演会 市民講座 (2009:宮崎農政事務所主催) 健康長寿を目標とした食事のとり方、食 品の安全性と自給率、地産地消の意義 などを研修しました。21世紀は食農の新 時代です。 農のリーダー、大学・高校生を対象に」 「高校生の食農サミット」の1コマ これからの地域ブランド開発 高校生にも食育を (九州婦人大会で) 仕事人のプロフィール ○農学博士 ○宮崎県JA食品開発研究所・理事・技術顧問、宮崎大学客員教授、南九州 大学非常勤講師、全国商工会、商工会連合会エキスパート(開発支援アドバ イザー)、宮崎県農試評価委員、ISO審査員 ○紫サツマイモの加工開発によって各賞受賞 平成23年4月作成