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報告書 - 目黒区

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報告書 - 目黒区
平成23年度
目黒区教育委員会の権限に
属する事務の管理及び執行の状況の点検及
び評価(平成22年度分)報告書
平成23年8月
目黒区教育委員会
目
第1
次
教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価につい
て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・
第2
1
目黒区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価
の実施方針について
・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・
1
第3
平成22年度目黒区教育委員会の活動の概要について
・・・・・・・・・・
2
第4
平成22年度教育行政運営方針重点課題 の点検及び評価について・・・・・・
4
点検(達成状況)の評価基準、点検(達成状況)総括表・・・・・・・・・
4
重点課題1 子どもの「生きる力」をはぐくむ学校教育の推進・・・・・・
5
重点課題2 健康課題の改善、体力の向上と子どもの個々の課題に応じた支
援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
重点課題3 地域特性を生かした文化の香り高いまちづくり・・・・・・・ 33
重点課題4 行財政資源の重点配分化と課題に対応した体制整備・・・・・ 44
第5
点検・評価に関する学識経験者からの意見について・・・・・・・・・・・・
46
藤井穂高(東京学芸大学教職大学院教授 )
・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
倉持伸江(東京学芸大学教育学部講師 )・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
参考
教育行政運営方針 に基づく実施策の前年度との比較
・・・・・・・・・・・
48
資料
平成22年度教育行政運営方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
別紙
平成22年度教育行政運営方針実施策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・
56
第1 教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について
地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第27条の
規定により実施する。
(1)教育委員会は、毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検
及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するととも
に、公表しなければならないこと。
(2)教育委員会は、この点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を有
する者の知見の活用を図るものとすること。
第2 目黒区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の
実施方針について
平成20年11月27日
1
目黒区教育委員会決定
目的
地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第27条
の規定に基づき、目黒区教育委員会(以下「委員会」という。)が自らの権限に属する
事務の管理及び執行の状況の点検及び評価を実施することにより、効果的な教育行政
の一層の推進を図るとともに、区民への説明責任を果たし、区民に信頼される教育行
政を推進する。
2
点検及び評価の定義
点検及び評価は、以下の内容をもって定義づける。
(1)点検
個々の施策及び事業のこれまでの取組み状況や成果について、とりまとめ
ることをいう。
(2)評価
個々の施策及び事業についての点検を踏まえ、課題を検討するとともに、
今後の取組みの方向性を示すことをいう。
3
点検及び評価の対象
点検及び評価の対象は、毎年度策定する「教育行政運営方針に基づく重点課題」と
する。
4
点検及び評価の実施
(1)点検及び評価は、前年度の「教育行政運営方針に基づく重点課題」の進捗状況を
総括するとともに、課題や今後の取組みの方向性を示すものとし、毎年1回実施す
る。
(2)点検及び評価にあたっては、教育に関し学識経験を有する者の知見を活用する。
(3)委員会において点検及び評価を行った後、その結果を取りまとめた報告書を作成
する。
5
議会への報告
1
目黒区議会第三回定例会 までに区議会議長あて報告書を提出する。
6
区民への公表
区民への公表は、区議会報告後、区報、ホームページその他の方法により行う。
7
その他
その他、本制度の実施に関し必要な事項は、教育長が定める。
第3 平成22年度目黒区教育委員会の活動の概要について
1 目黒区教育委員会基本方針 の改訂
平成 23 年度の芸術文化・スポーツ行政の区長部局への移行に伴い、①人権を尊重す
る教育の推進、②教育における重要な理念の一つである生涯にわたる学習への支援、
③次代を担う子どもを主体とする学校教育の推進、④家庭や地域の教育力の強化の4
点を柱として構成することとし、教育委員会の基本方針を改訂した。
2
自然宿泊体験教室に向けた施設の整備
平成 21 年 3 月に閉園した目黒区興津健康学園の施設を改修し、その豊かな自然環境
を生かして、目黒区立学校の児童・生徒の体験活動の充実、健康増進、学習意欲の向
上等を図るための施設として、平成 22 年 8 月に興津自然学園を開園した。主に区立小
学校 4 年生、6 年生の自然宿泊体験教室に活用する。また、北軽井沢林間学園の廃止に
伴い、八ヶ岳林間学園の暖房設備工事を行って、児童・生徒の利用期間を拡大した。
3
区立幼稚園の見直し
区立幼稚園の在園児数が減少する一方で、区内保育所の待機児童数は増加するなど
の子育て環境の変化に対応するため、適正配置の観点から区立幼稚園 5 園のあり方を
見直した。みどりがおか幼稚園・げっこうはら幼稚園・ひがしやま幼稚園は、幼保一
体化施設である認定こども園へ移行し、からすもり幼稚園・ふどう幼稚園は、平成 26
年 3 月をもって閉園のうえ、保育園へ転用することとした。
4
中学校の放課後における学習指導員の活用
生徒一人ひとりの学力や学習意欲に応じた学習の機会を拡大するために、平成 22 年
度から中学校に、放課後における学習支援のための学習指導員を配置した。
5
小・中連携子ども育成プランの作成
小学校と中学校の連携・交流を強化するために、中学校区を基本として「小・中連
携子ども育成プラン」を作成した。連続性のある指導、児童・生徒の交流、教員の相
互理解などを具体的に進め、知・徳・体の調和のとれた 9 年間の教育を進める。
2
6
目黒区立目黒中央中学校の統合評価の実施
統合の効果等を検証し、成果や課題を明らかにするため 、目黒中央中学校統合評価
委員会を設置し、同委員会において、統合評価を行った。今後、区立中学校の適正規
模・適正配置に向けて新たな統合方針を策定するうえでの参考とする。
7
学校における食育指針の策定
平成 22 年 6 月に「学校における食育指針」を策定した。本指針は、新学習指導要領
の完全実施を視野に入れながら、各学校において今後 5 年間を目途に取り組んでいく
内容を示している。各学校では指針に基づいて食育の推進を図っていく。
以上
3
第4
1
平成 22 年度教育行政運営方針重点課題の点検及び評価について
点検(達成状況)
点検(達成状況)の評価基準は次のとおりとする。
A:目標を達成している
B:目標を一部達成できていないものがある
C:目標を達成していない
2
点検(達成状況)総括表
重点課題名
番号
中項目
1 子どもの「生きる力」をはぐくむ学
校教育の推進
1−1
言語活動など
1−2
習熟の程度に応じた指導など
1−3
自然宿泊体験教室事業
1−4
日本の伝統と文化を理解
1−5
ICT活用技術の向上
1−6
環境教育を推進
1−7
国際理解教育の推進
1−8
部活動の支援や学校独自の宿
泊事業の支援
1−9
小学校・中学校間の連携・交流
1−10
中学校の規模の適正化
1−11
学校環境の改善と整備
1−12
地域に信頼される学校づくり
1−13
「認定こども園」制度の導入
2 健康課題の改善、体力の向上と子ども
の個々の課題に応じた支援
2−1
運動指導や健康相談、健康教室
食育の推進
2−2
子どもの体力向上
2−3
特別支援教育
2−4
不登校、いじめの解決
3 地域特性を生かした文化の香り高い
まちづくり
3−1
大学・企業などと連携・協力し
た講座
3−2
家庭教育講座、社会教育講座
3−3
子どもの安全の確保
3−4
図書館サービスの充実
3−5
指定管理者制度導入に向けた
検討
3−6
芸術文化振興プラン評価
3−7
目黒の歴史に関する理解
3−8
スポーツ・レクリエーション普
及による生きがい・健康づくり
4 行財政資源の重点配分化と課題に対
応した体制整備
4−1
組織体制
4−2
人員・財源の重点配分
4−3
指定管理者
総
計
A ・・・目 標 を達 成
している
B ・・・目 標を一 部
達成していないも
のがある
C ・・・目 標 を 達 成
していない
36
12
2
8
4
2
2
2
2
3
3
4
計
50
12
4
4
2
4
2
4
3
2
2
1
1
1
1
1
1
9
3
1
6
2
1
2
1
8
13
3
24
3
3
1
7
5
5
1
1
2
9
6
2
3
12
4
16
1
1
2
1
2
2
2
1
3
4
1
2
1
2
1
1
―
―
―
―
56
29
5
90
4
2
2
1
重点課題 1 子どもの「生きる力」をはぐくむ学校教育の推進
● 新学習指導要領 に対応して、言語活動や外国語活動・英語教育について指導の充実を図るとと
もに、理数教科や道徳など、学習内容の充実を図る。
●
習熟の程度に応じた指導など、少人数指導を進める。また、中学校については放課後を活用し
て学力向上が進められるよう、組織的な方策を講じる。
●
心豊かな子どもの育成に向け、自然宿泊体験教室事業 について全小・中学校での本格実施を図
る。また、興津自然学園を開設する。
●
子どもが日本の伝統と文化を理解し、親しむために、伝統芸能保持者 の学校への派遣や地域に
おける伝統文化子ども教室を実施する。
●
児童・生徒の情報モラルを含めた情報活用能力を身に付けさせる情報教育のさらなる推進を図
るため、教員のICT研修において、ICT活用技術の向上と合わせてセキュリティ意識等の高揚
を図るとともに、学校のICT環境を整備する。
●
CO 2の削減など社会全体の重要な課題となっている地球温暖化対策 に関し、子どもが問題意
識を持ち、自ら取り組む主体となるよう、環境教育を推進する。併せて、「学校版めぐろグリーン
アクションプログラム 」の推進や、身近な校舎のエコスクールの推進など、総合的な施策の展開を
図る。
●
国際理解教育の推進に資するため、学校が実施する外国の学校との交流事業の支援を行うなど、
国際交流活動の推進を図る。
●
部活動の支援や学校独自の宿泊事業の支援など、特色ある教育活動を促進し、中学校の魅力づ
くりを進める。
●
小学校・中学校間の連携・交流の強化を図る。
●
中学校の規模の適正化に向けた取り組みを進める。
●
子どもたちが充実した学校生活を送るための学校環境の改善と整備を進める。
●
地域に信頼される学校づくりを実現する。
●
教育・保育を一体的に提供し、地域における子育て支援事業を行うなど、子どもの育成環境に
関する多様なニーズに対応する「認定こども園」制度の導入を進める。
重点課題 1 の点検(達成状況)
重点課題名
子どもの「生きる力」をはぐくむ学校教
育の推進
1−1
言語活動など
1−2
習熟の程度に応じた指導など
1−3
自然宿泊体験教室事業
1−4
日本の伝統と文化を理解
1−5
ICT活用技術の向上
1−6
環境教育を推進
A ・・・目 標 を達 成
している
B ・・・目 標を一 部
達成していないも
のがある
C ・・・目 標 を 達 成
していない
36
12
2
8
4
2
2
2
2
4
5
2
2
計
50
12
4
4
2
4
2
1−7
1−8
1−9
1−10
1−11
1−12
1−13
国際理解教育の推進
部活動・学校独自宿泊支援
小学校・中学校間の連携・交流
中学校の規模の適正化
学校環境の改善と整備
地域に信頼される学校づくり
「認定こども園」制度の導入
3
3
1
1
6
2
1
2
1
1
1
4
3
1
1
9
3
1
重点課題1 子どもの「生きる力」をはぐくむ学校教育の推進
番号
1−1
中項目
中項目に対する評価
新学習指導要領に対応して、言語活動や外国語活動・英語教育
新学習指導要領 に対応した取り組みと
について指導の充実を図るとともに、理数教科や道徳など、学習
して、言語活動指導計画書及び資料の作成
内容の充実を図る。
を行った。また、引き続き全区立小・中学
校での ALT の活用、
理科教育への取り組み、
道徳授業の公開、学力調査を実施して、学
力の定着・向上に取り組んだ。なお、区独
自教員の任用については、今後さらに検討
していくこととした。
点検(達成
番号
1-1-1
実施策
言語活動指導資料及び指導
計画の作成
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
状況)
評価:A
評価(今後の方向性)
小学校を中心とした言語
言語活動指導資料作成委員会を
目標を達
活動指導計画と言語活動指
国語科を中心に、区独自
3回開催し、小学校 1∼6 年生用言
成してい
導資料「言葉の学習」を作
の「言語活動指導資料」及
語活動指導資料「言葉の学習」を
る
成・配付し、23 年度から先行
び「言語活動指導計画」を
作成し、先行実施校である小学校 6
実施校の小学校で「言葉の学
作成し、言語活動の指導の
校の全学年に配付した。
習」を使った学習を実施でき
充実を図る。
言語活動指導計画書を作成し、
るように準備を進めた。
各小学校の各学年に配付するとと
もに、中学校へも配付した。
1-1-2
外国語指導員(ALT)派
遣
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
全区立小・中学校へ外国語
小学校の英語活動・外国語活動
目標を達
指導員(ALT)を派遣し、授
小学校の英語活動・外国
の授業や、中学校の英語科の授業
成してい
業の充実を図った。
語活動の授業や、中学校の
を中心に充実を図るため、外国語
る
英語科の授業を中心に外国
指導員(ALT)を全区立小・中学校
語指導員(ALT)を教員
に派遣した。
の助手として派遣する。
6
1-1-3
興津自然学園の英語教室の
【前年度からの継続
検討
英語教室(E-Camp)の準備作
あり・なし】
評価:B
英語教室の実施内容につ
目標を一
いては、夏季休業中の実施を
業として、23 年度実施案を検討し、 部 達 成 で
前提に中学 2 年生 40 名ほど
した宿泊を伴った英語教室
経費見積もりまで行ったものの、
きていな
を対象とした 3 泊 4 日程度の
の実施内容を検討する。
具体的な実施体制の構築までには
いものが
宿泊教室とすることで検討
至らなかった。
ある
を進めたが、同行する人員な
中学生の希望者を対象と
ど具体的な実施体制の構築
ができなかった。
実施にあたって、学校教員
の協力など、実施体制につい
て、さらに検討する。
1-1-4
理数教科の指導計画改定
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
教育開発指定校の研究成
系統性を踏まえた学習が
不動小学校の教育開発指定校研
目標を一
果をもとに理数教科の指導
展開されるよう、各小・中
究(2年間の1年目)を実施し、
部達成で
法の充実を図ることとして
学校 の指導計画 を改定 す
理科の指導計画・指導方法に関し
きていな
いるものの、現在、まだ研究
る。
て研究・検討を進めた。
いものが
を進めている段階にある。
ある
今後は、碑小学校(23∼24
年度教育開発指定校)の算数
の研究内容なども踏まえ、理
数教育の指導計画をさらに
検討していく。
1-1-5
理科講演会の開催
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
講演を聞いた生徒の感想
中学校1年生を対象に、
生徒の科学に対する知的好奇心
目標を達
などから、科学への興味や自
ノーベル賞受賞者による講
を高め、科学好き、理科好きな生
成してい
らの将来の生き方について
演会を開催する。
徒を育成するとともに、生徒が自
る
考えさせることができた。
らの将来の生き方について考える
機会とするため、中学校1年生を
対象に、ノーベル化学賞受賞者筑
波大学名誉教授白川英樹先生によ
る講演会を実施した。
1-1-6
理科支援員の設置
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
支援員の配置により理科
理科支援員を配置し、小
理科授業の充実・活性化を図る
目標を一
授業における体験的な学習
学校 5・6 年生の理科授業に
とともに、観察・実験等体験的な
部達成で
の充実が図られたものの、配
おける観察・実験等の体験
学習に関する教員の資質の向上を
きていな
置校が 12 校と全体の約半数
的な学習の充実を図る。
図るため、配置申請のあった 12 校
いものが
にとどまった。
で、延べ 4,287 時間配置した。
ある
人材の確保等に課題があ
り、国の補助金が段階的廃止
7
となる中で、今後の配置のあ
り方を検討していく。
1-1-7
理数教育事業の充実
緑 が丘文化会館 にお い
【前年度からの継続
あり・なし】
目黒ユネスコ協会に委託し、理
評価:A
観察・実験等の体験的な学
目標を達
習を通して、日頃の学習から
て、理数教育体験学習等の
数教室を実施した。
成してい
は得られない発見の機会を
講座を実施する。
○第1回 6 月 12 日 「シャボン
る
提供できた。
玉のふしぎ」
(参加人数 40 人)
○第2回 11 月 13 日 「光るスラ
イム」
(参加人数 105 人)
○第3回 1 月 22 日 「親子で作ろ
う!飛び出す万華鏡」
(参加人数 60
人)
1-1-8
青少年プラザ科学教室運営
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
アンケートなどでは、ほと
青少年プラザにおいて、
実験を中心に行い、理科・科学
目標を達
んどの参加者が満足したと
小・中学生を対象とした科
に関心を深める内容として実施し
成してい
の感想であり、有意義な学習
学クラブを実施する。
た。
る
機会を提供できた。
○児童理科クラブ(小学校5年生
対象)
・前期
6 回
参加人数 48 人
延参加人数 210 人
・後期 6 回 参加人数 41 人延
参加人数 191 人
○科学でエンジョイ!実験クラブ
(中学生対象)
・シーズン1
花より団子より
実験!編 4 回 参加人数 12 人
延参加人数 32 人
・シーズン2
夏は飛ばして・
掘って・天体!編
4回
参加
人数 19 人 延参加人数 44 人
・シーズン3
秋は生き物の秘
密に迫る!編
4 回
参加人数
10 人 延参加人数 31 人
・シーズン4
冬はガラスと星
空でキラリ、キラリ!編
4 回
参加人数 13 人 延参加人数 34 人
8
1-1-9
道徳授業地区公開講座の開
催
1-1-10
1-1-12
あり・なし】
評価:A
道徳授業地区公開講座を
保護者・地域の方々とともに、
目標を達
区内全小・中学校の全学級で
道徳授業地区公開講座を
豊かな心をはぐくむ教育について
成してい
公開の上、保護者や地域の
実施し、保護者・地域とと
語り合う機会を設けるために、
る
方々に参観していただく形
もに豊かな心をはぐくむ教
小・中学校全学級公開による道徳
育について語り合う機会を
授業地区公開講座を各小・中学校
設ける。
ごとに開催した。
授業スペシャリストの表彰
【前年度からの継続
及び活用
1-1-11
【前年度からの継続
あり・なし】
で開催できた。
評価:A
授業スペシャリストを講
授業スペシャリストのもつ指導
目標を達
師に、計 11 回の教員研修会
授業力の高い教員の表彰
技術を継承し、高い授業力を持つ
成してい
を実施した。受講者のアンケ
及び活用をし、その指導技
区内教員を育成するために授業ス
る
ート結果も好評で、スペシャ
術を若手教員等へ継承し高
ペシャリストを教員研修会で活用
リストの活用を図ることに
い授業力を持つ教員を養成
した。また、5 名のスペシャリスト
成果をあげた。
する。
を選考し、表彰を行った。
学力調査の実施
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
学校帳票、個票が改善さ
小学校 2 年生から 6 年生
4 月第 2 週に小学校 2 年生から 6
目標を達
れ、児童・生徒一人ひとりの
まで及び中学生を対象に学
年生まで及び中学生を対象に学力
成してい
結果分析がしやすくなった。
力調査を実施し、その学習
調査を実施し、7 月までにその学習
る
加えて、調査・分析を授業内
状況を組織的・継続的に調
状況を組織的・継続的に調査・分
査・分析するとともに、各
析を行った。この調査・分析を踏
校の指導法やカリキュラム
まえ、各校の指導法やカリキュラ
の改善・充実を図り、学力
ムの改善・充実を図り、学力の定
の定着・向上を目指す。
着・向上に活用した。
区独自教員の任用制度の構
【前年度からの継続
築
あり・なし】
容の改善に活用できた。
評価:B
平成 23 年度採用選考実施
すでに実施している杉並区と品
目標を一
に向け必要な準備を進めた
外国語教育など特色ある
川区を視察して、募集方法、選考
部達成で
が、実施案の策定までには至
めぐろの教育の一層の充実
方法、処遇などの説明を受けると
きていな
らず、スケジュールを見直し
に向け、常勤の教員の任用
ともに、実施についての課題など
いものが
た。
に向けた制度構築に取り組
を確認した。また、11 月と 2 月の
ある
む。
めぐろ学校教育プラン推進委員会
によるスケジュールの見直
に区独自教員採用に向けての考え
し等はあるが、中学校の魅力
方を提示した。
づくりのため、引き続き採用
区を取り巻く状況の変化
に向けた検討を進める。
9
番号
1−2
中項目
中項目に対する評価
習熟の程度に応じた指導など、少人数指導を進める。また、中
少人数指導、ティーム・ティーチングを
学校については放課後を活用して学力向上が進められるよう、組
中心とした学習指導のために学習指導講
織的な方策を講じる。
師を配置した。また、全中学校で、放課後
学習の実施など学力向上へ積極的に施策
を展開した。今後も、学習指導講師の安定
的な人材確保をさらに工夫していく。
点検(達成
番号
1-2-1
実施策
学習指導講師の配置
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
状況)
評価:A
全小学校に学習指導講師
少人数指導、ティーム・ティー
目標を達
を配置し、個に応じた指導
チングを中心とした学習指導を行
成してい
の充実を図る。
い学力の向上を図るため、また、
る
評価(今後の方向性)
小学校 22 校全校への配置
を完了した。
特別活動や1日を通じての児童の
生活指導、クラブ活動や委員会活
動への参加、教材準備等幅広く児
童指導を行うために、全小学校に
1名の学習指導講師を配置した。
1-2-2
1-2-3
学習指導員の配置
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
学習指導員の配置と、指導
小・中学校に、区独自の
学力の一層の向上に向けて、テ
目標を達
法の工夫により、きめの細か
学習指導員を配置し、ティ
ィーム・ティーチングや少人数指
成してい
い指導が実施できた。
ーム・ティーチングや少人
導による授業を行うため、小学校
る
数授業による授業の充実を
では、延べ 14,590 時間、中学校で
進め、基礎・基本の定着、
は延べ 7,565 時間学習指導員を配
学力の向上を図る。
置した。
小 1 学級補助教員の配置
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
生活面・学習面の両面を支
小学校 1 年生の学級に対
小学校入学直後の児童一人ひと
目標を達
援する人材を配置し、小学校
して、申請に基づき小 1 学
りが学校生活に適応できるよう、
成してい
入学直後の児童が早期に学
級補助教員を配置し、一人
配置申請のあった 14 校 25 学級で
る
校生活に適応できるように
ひとりの児童が入学直後の
延べ 8,625 時間にわたって、小1
学校生活に適応できるよう
学級補助教員を配置した。
した。
取り組む。
1-2-4
学力向上のための放課後学
習の実施
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
参加生徒数の多い学校で
一人ひとりの学力や学習意欲に
目標を達
は、当初予定していた教室数
放課後における学習支援
応じた学習の機会拡充により、学
成してい
を増やして対応した。また、
のための学習指導員を配置
力の定着と更なる向上を図るた
る
大規模校からの指導員の追
10
し、中学校における学力定
め、全中学校で放課後学習を実施
着・向上を図る。また、小
した。具体的には、国語・数学・
学校への配置を検討する。
英語の3教科を中心に、週1∼2
加配置要請にも対応できた。
回、1∼2時間程度を組み合わせ
て実施した。補充的な学習のほか、
漢検、数検、英検等に向けた学習
を行った。大規模校で参加人数の
多い学校には追加配置の措置をと
った。
番号
1−3
中項目
中項目に対する評価
心豊かな子どもの育成に向け、自然宿泊体験教室事業について
八ヶ岳林間学園、興津自然学園や、角田
全小・中学校での本格実施を図る。また、興津自然学園を開設す
市や気仙沼市での自然宿泊体験教室を実
る。
施して、豊かな体験活動を行った。なお、
長期休業中に、興津自然学園の立地を活用
したマリンスポーツについては、実施体制
の構築をするために、さらに検討してい
く。
点検(達成
番号
1-3-1
実施策
自然宿泊体験教室事業の実
施
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
状況)
評価:A
評価(今後の方向性)
小学校のほぼ半数で興
小学校での興津及び八ヶ岳自然
目標を達
津・八ヶ岳自然宿泊体験教室
自然宿泊体験教室事業を
宿泊体験教室の先行実施、小学校
成してい
の先行実施を行い、モデルコ
実施し、小学校 4 年から中
3校による角田自然宿泊体験教室
る
ースや現地の気象の状況な
学校 1 年までの発達段階に
の実施、中学校9校での、1年に
どを確認し、全面実施に向け
応じた豊かな体験活動の充
よる八ヶ岳自然宿泊体験教室の実
ての情報収集ができた。
実を図る。
施、東山中学校1年による気仙沼
日程、標準プログラムの内
自然宿泊体験教室をそれぞれ実施
容を固め、指導員の確保の方
した。
法 や 宿泊施設 の運営 の 整
備・改善を図るなど、23 年度
の全面実施に向けて準備を
進めた。
11
1-3-2
興津自然学園整備
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
予定の工事を完了し、8 月
興津 自然 学園の整備 工
平成 21 年 3 月に閉園となった興
目標を達
初めに開園した後は、計画ど
事、準備を行い、平成 22 年
津健康学園の跡施設を、21 年 10 月
成してい
おりめぐろ学校サポートセ
7 月(予定)に開設する。
から 22 年 7 月までの 2 ヵ年度にわ
る
ンターによる興津サマーキ
たる工期で大規模改修した。
ャンプ、区立小学校4年生1
1校・6年生9校、特別支援
学級合同による興津自然宿
泊体験教室を実施した。
なお、竣工後の点検で判明
した不具合について、年度内
に手直し工事を行った。
1-3-3
八ヶ岳自然宿泊体験教室事
業等環境整備
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
学園は、本館、新館の 2 棟
北軽井沢林間学園の廃止に伴
目標を一
に分かれているが、本館のみ
八ヶ岳林間学園を利用し
い、自然宿泊体験教室事業が春
部達成で
の工事となり、新館を含めた
た自然宿泊体験教室事業の
季・秋季のやや寒い期間でも、児
きていな
全館暖房が実現していない。
実施のため、暖房器具の新
童生徒の利用が可能となるよう、
いものが
できるだけ早い時期に新
規設置 及 び入れ替えを 行
八ヶ岳林間学園の本館にエアコン
ある
う。
暖房設備を設置して、利用期間の
れるものの、当面は、実施校
拡大を図った。
の日程を調整し、春・秋の寒
館の暖房設備の更新が望ま
い時期は本館のみを利用す
るなどの工夫を行っていく。
1-3-4
マリンスポーツ体験教室事
業の検討
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
計画から、経費見積りの段
平成 23 年度から、学校が長期休
目標を一
階まで準備を進めたものの、
興津自然学園を活用した
業期間を利用して、興津自然学園
部達成で
現地に同行する人員など、具
中学生の宿泊を伴うマリン
でのマリンスポーツ体験教室を実
きていな
体的な実施体制の構築がで
スポーツ体験教室事業の内
施するための準備を進めたもの
いものが
きなかった。
容を検討する。
の、実施体制の構築までには至ら
ある
なかった。
実施にあたって、学校教員
の協力など、実施体制の内容
について、さらに検討する。
番号
1−4
中項目
中項目に対する評価
子どもが日本の伝統と文化を理解し、親しむために、伝統芸能
教科書の内容を発展させ、生徒の興味を
保持者の学校への派遣や地域における伝統文化子ども教室事業
喚起しながら、伝統文化を学ぶ機会を提供
の実施を進める。
する事により、日本の伝統文化への理解を
深め、親しむことができる貴重な体験をさ
せることができた。今後も、事前の準備を
十分に行い、計画的な実施に努めることと
12
する。
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
1-4-1
伝統芸能保持者の学校派遣
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
区内在住の狂言師を小学
伝統芸能保持者を小・中
区立小学校2校に狂言師を派遣
目標を達
校に派遣したことにより、6
学校に派遣し、子どもが我
し、児童が狂言師と一緒に実演体
成してい
年の国語科の教科書に載っ
が国や地域の伝統と文化へ
験を行った。
る
ている狂言について、児童の
の理解を深め、愛着をもち、
11 月 26 日宮前小学校(6年生)
理解を一層深めることがで
よき伝統の継承や文化の創
12 月 17 日八雲小学校(6年生)
きた。
造ができる能力を育む。
1-4-2
伝統文化子ども教室の実施
地域において伝統的な文
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
各社会教育館、緑が丘文化会館、 目 標 を 達
各社会教育館、緑が丘文化
会館、青少年プラザ、地域学
化を子どもたちに体験・習
青少年プラザ、地域学習課で 1 講
成してい
習課で 1 講座ずつ伝統文化子
得する 機会 を提供する た
座ずつ伝統文化子ども教室を実施
る
ども教室を実施し、多くの参
め、将棋、囲碁、華道、茶
した。
の湯等の教室を開催する。
○東山社会教育館
加者を得ることができた。
子ども空手ス
クール(全 5 回 延参加人数 126
人)
○目黒区民センター社会教育館
夏休み子ども囲碁教室∼入門(全 3
回×2期 延参加人数 1 期目 71
人、2 期目 84 人)
○中央町社会教育館
子どもいけ
花スクール(全 8 回
延参加人数
214 人)
○目黒本町社会教育館
子ども茶
の湯スクール(全 8 回 延参加人
数 237 人)
○緑が丘文化会館
めざせ、将棋
の達人!!小学生将棋教室(全 5
回 延参加人数 126 人)
○青少年プラザ
小学生落語教室
(全 5 回 延参加人数 96 人)
○地域学習課
青少年マナー教室
(全 10 回×2グループ、全 9 回×
2グループ 延参加人数 911 人)
13
平成 23 年度からは区長部
局において事業を進める。
番号
1-5
中項目
中項目に対する評価
児童・生徒の情報モラルを含めた情報活用能力を身に付けさせ
ICT機器を安全に活用するためには、
る情報教育のさらなる推進を図るため、教員のICT研修におい
児童・生徒ならびに教職員への教育が不可
て、ICT活用技術の向上と合わせてセキュリティ意識等の高揚
欠である。また、学校現場でのICT環境
を図るとともに、学校のICT環境を整備する。
の整備を進めることで、教育活動の向上に
つなげていった。e−ラーニングについて
は、さらに調査・研究を続けていく。
点検(達成
番号
1-5-1
実施策
ICT支援
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
状況)
評価:B
教員が日常的・効果的に I
ICT支援員を小・中学
小学校には、3 名の ICT 支援員
目標を一
CT 機器を教科で活用できる
校に派遣し、コンピュータ
(区非常勤職員)を派遣し、中学
部達成で
までには至っていない。
ーや情報通信ネットワーク
校には業者委託により、ICT を適
きていな
総合的な学習の時間以外
などを適切に活用できる力
切に活用できる力を育む教育、情
いものが
の教科でも ICT 機器を効果
を育む教育、情報モラルの
報モラルの指導の強化・充実、情
ある
的に活用すること、また、情
指導の強化・充実、情報教
報教育の推進に必要な教員の資質
報モラル教育の充実が進め
育の推進に必要な教員の更
向上に関する支援を行った。
られるよう、さらに支援を行
なる資質向上を図る。
1-5-2
評価(今後の方向性)
ICT活用指導力向上研修
の実施
う。
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
研修の充実により、教員の
ICT を活用した教育を推進する
目標を一
ICT 活用能力の向上を図っ
ICTを活用した教育を
ため、教員に対する指導力向上研
部達成で
た。
推進するため、教員の研修
修を実施した。また、デジタルコ
きていな
を行う。
ンテンツの活用調査と e-ラーニン
いものが
グの研究開発に向けた調査を行っ
ある
た。
1-5-3
学校情報セキュリティの推
進
1-5-4
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
ほぼ毎日学校を巡回し、ウ
学校情報セキュリティ推進員1
目標を達
ィルス対策やデータの保存
学校情報セキュリティ推
名(非常勤)を配置し、延べ 335
成してい
等について、具体的な個別対
進員を配置し、学校の情報
回(年 202 日間)
、小・中学校を巡
る
応を行い、各校のセキュリテ
セキュリティに対する相談
回し、学校の情報セキュリティに
等に対応する。
対する相談等に対応した。
学校のICT環境整備
【前年度からの継続
あり・なし】
ィ推進を図った。
評価:A
既存環境の維持を中心と
全小・中学校の教育用コ
コンピューター教室等の ICT 機
目標を達
して、機器借上げ、保守対応
ンピューターの借上げやパ
器の借り上げ・保守、学習用ソフ
成してい
について予定通り実施した。
ソコン ソフト の整備 を行
トウェアの整備、インターネット
る
う。
接続環境の維持管理を行った。
14
番号
1−6
中項目
中項目に対する評価
CO2の削減など社会全体の重要な課題となっている地球温
生活に密着した環境問題に関心を向け
暖化対策に関し、子どもが問題意識を持ち、自ら取り組む主体と
る取り組みは有意義であった。教育委員会
なるよう、環境教育を推進する。併せて、「学校版めぐろグリー
のみならず、他の所管とも連携して、環境
ンアクションプログラム」の推進や、身近な校舎のエコスクール
行事に参加するなど環境教育へつなげて
の推進など、総合的な施策の展開を図る。
いく。
点検(達成
番号
1-6-1
実施策
学校版めぐろグリーンアク
ションプログラムの推進
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
状況)
評価:A
評価(今後の方向性)
学校版めぐろグリーンア
区立小・中学校全校で、各教科
目標を達
クションプログラムへの取
学校版めぐろグリーンア
や総合的な学習の時間等で取り組
成してい
り組みが、各区立小・中学校
クションプログラムを推進
む環境学習や児童・生徒・教職員
る
の学校生活の中に浸透した。
し、優良校を表彰するとと
が一体となって取り組む省エネ・
もに、プログラム運用支援
省資源活動を継続的に推進した。
業務を委託する。
また、取り組みが特に優秀な学
校及び特徴的な活動を行った学校
を表彰した。
1-6-2
屋上緑化及び壁面緑化
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
環境教育の一環として、壁
環境教育及び温暖化対策
空調負荷の低減及び環境教育の
目標を達
面緑化等のために苗木が必
として、屋上緑化維持、壁
素材として活用できるように、苗
成してい
要な学校へ、購入経費を配付
面緑化 の 苗木購入等 を行
木の購入経費を小学校12校(菅
る
した。
う。
刈、碑、油面、大岡山、烏森、向
原、五本木、田道、月光原、原町、
東根、東山)中学校3校(第七、
第八、第九)に配付した。
番号
1−7
中項目
中項目に対する評価
国際理解教育の推進に資するため、学校が実施する外国の学校
訪問した外国の学校との交流を行った
との交流事業の支援を行うなど、国際交流活動の推進を図る。
り、外国籍の方を招いて、話を伺うなど、
国際理解教育を推進してきた。
目黒区は外国籍の方も多く、外国の文化
に接する環境を備えている。こうした条件
を教育に生かす取り組みをさらに続けて
いく。
点検(達成
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
15
状況)
評価(今後の方向性)
1-7-1
学校国際交流事業の支援
各学校が主体的に行う国
際交流事業を支援する。
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
各小学校がそれぞれの形
○碑小学校にシンガポールの小学
目標を達
で外国の小学生との交流を
校の児童 36 人が訪問した交流活
成してい
行い、国際理解教育の推進に
動に対して、経費面から支援を
る
寄与できた。
行った。
○五本木小学校に韓国の初等学校
の児童 13 人が訪問した交流活動
に対して、経費面から支援を行
った。
○宮前小学校がシンガポールの小
学校と行った図工作品の交換交
流に対して、経費面から支援を
行った。
1-7-2
北京市崇文区及びジョージ
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
書画賀状の交換・絵画作品
ア州チェロキー郡との交流
目黒区立小学校6校の生徒 200
目標を達
の交流を通して、外国の学校
北京市崇文区と相互に書
名と北京市東城区(旧崇文区)の
成してい
および文化に対する児童・生
画賀状の交換及びジョージ
光明小学校の生徒 200 名が賀状交
る
徒の関心を高めることがで
ア州チェロキー郡との絵画
換を実施した。また、絵画作品を
きた。さらに、交流を通じて、
作品交流を行う。
東城区から 71 点、ジョージア州チ
文化や言語の違いを経験す
ェロキー郡から 59 点受け入れ、連
ることで、児童の国際理解教
合展覧会で展示した。目黒区から
育にもつなげることができ
は小学生の作品 30 点をチェロキー
た。
郡あて送付した。
1-7-3
国際理解教育支援員の配置
英語と日本語に関する国
【前年度からの継続
あり・なし】
英語と日本語に関する国際理解
評価:A
国際理解教育のための ALT
目標を達
との連絡調整、また、帰国
際理解 教育支援員 を 配 置
教育支援員を配置した。
成してい
子女等に行う日本語教育の
し、国際理解教育に関する
○ALT 派遣事業における学校及び
る
ための連絡調整などの支援
指導の充実を図る。
派遣会社との連絡調整を行うと
ともに、ALT 及び学校への助言や
相談受付等を行った。
○帰国・外国籍児童・生徒への日
本語教育支援の連絡調整を行う
とともに、学校及び日本語指導
員との連絡調整や助言、相談受
付を行った。
16
を行った。
1-7-4
地域人材活用による小学生
国際理解教育事業の実施
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
小学校 9 校 21 クラスで、地域の
目標を一
概ね良好だったが、実施する
地域団体と協働して、外
外国籍の方を小学校の総合的な学
部達成で
上で授業のねらいをしぼり
国籍の地域人材と児童との
習の時間等に招き、外国の物品や
きていな
きれないこともあった。
交流を通じた様々な国の文
ことば、絵本の読み聞かせなどを
いものが
化や言語を紹介する活動を
通じた文化紹介、外国人との交流
ある
行い、小学生の国際理解教
を通じて異文化理解を進めた。
番号
実施にあたっては授業の
ねらいを明確にし、協働団体
との事前の準備を十分行う
育を促進する。
1−8
実施後の学校側の評価も
こととする。
中項目
中項目に対する評価
部活動の支援や学校独自の宿泊事業の支援など、特色ある教育
部活動支援や学校独自宿泊事業への支
活動を促進し、中学校の魅力づくりを進める。
援を行い、魅力ある学校づくりにつなげ
た。一方で、教育課程外の活動は全ての学
校、全ての児童・生徒に対する支援ではな
いことから、支援対象のバランスにも配慮
して、学校の特色づくりのための支援を検
討する。
点検(達成
番号
1-8-1
実施策
中学校部活動支援の充実
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
状況)
評価:A
評価(今後の方向性)
部活動合同合宿では、予定
部活動を充実するため、
中学校部活支援のため、3 校(一
目標を達
した 3 校に支援を行うととも
部活動合宿及び部活動外部
中・四中・十一中)で実施した部
成してい
に、大学との連携による指導
指導者の活用を支援する。
活動合同合宿に対し、費用の一部
る
員の安定的な確保など、制度
また、その地域人材の活用
を支援した。また、外部指導員等
と大学との連携について検
の配置回数を拡大した。さらに、
討し、実施する。
日本体育大学と連携し、指導員の
面での工夫を行った。
安定的な確保を図った。
1-8-2
学校独自の宿泊事業の支援
中学校が独自に行う宿泊
事業を支援する。
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
新規事業として、計画に沿
中学校が独自に行う宿泊事業を
目標を達
った事業が執行できた。希望
支援することとし、第九中学校(参
成してい
する生徒が参加する宿泊事
加率 85%)と第十一中学校(86%) る
業であるが、多くの生徒が参
の宿泊事業において、体験学習
加した。
費・運行バス代・宿泊代を一部補
助した。また、事業の安全を確保
するため、教員補助員や看護師を
区費で配置した。
17
1-8-3
学校案内パンフレット及び
中学校案内の作成
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
作成の狙いである各小学
各小学校の基本情報(児童数、
目標を達
校の基本情報(児童数、案内
各小学校の特色を紹介す
案内図など)や特色(教育目標や
成してい
図など)の提供や特色(教育
る小学校案内パンフレット
主な活動など)を紹介するため、
る
目標や主な活動など)を紹介
及び各中学校の魅力等を紹
パンフレットを作成し、説明会等
することができた。なお、中
介する中学校案内を作成す
で保護者へ配付した。
学校を紹介する冊子につい
る。
区立中学校 10 校の魅力を紹介す
て、保護者へのアンケートの
るため、各校の教育方針や特色あ
結果は、
「参考になる」とい
る活動内容のほか、隣接中学校希
う意見が 9 割以上であった。
望入学制度の案内などを掲載した
冊子を作成し、区立小学校の4∼
6学年の児童全員へ配付した。
番号
中項目
1−9
点検(達成
番号
1-9-1
実施策
「小・中連携子ども育成プ
ラン」
(仮称)の作成
「小・中連携子ども育成
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
番号
1−10
評価:A
評価(今後の方向性)
平成 22 年度の先行実施に
平成 23 年度の実施に向けて、先
目標を達
より、平成 23 年度の本格実
行中学校区(一中、九中、十中)
成してい
施に向けて、今後作成する各
る
中学 校区 への 参考 とな る
プラン」
(仮称)を作成し、 で、小・中連携子ども育成プラン
学校間が共同で知・徳・体
状況)
を作成した。
「小・中連携子ども育成プラ
の調和の取れた 9 年間の教
ン」を作成することができ
育を進める。
た。
中項目
中学校の規模の適正化に向けた取り組みを進める。
点検(達成
番号
1-10-1
実施策
新たな統合実施方針作成
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
状況)
評価:C
評価(今後の方向性)
学校規模の適正化に向け
新たな統合実施方針を作
新たな統合実施方針作成の前段
目標を達
て、中学校の統合を進める際
成し、学校規模の適正化に
として、区内で初めての統合校で
成してい
の参考とするため、目黒中央
取り組む。
ある目黒中央中学校について、目
ない
中学校の統合評価を行った
指した学校づくりが達成されてい
が、新たな統合実施方針を作
るのか、統合のプロセスを含めて
成するまでには至らなかっ
検証するため、統合評価委員会を
た。
設置し、同委員会において統合評
18
23 年度中には、統合の具体
価を行った。
的な道筋を示した新たな統
合方針を策定する。
番号
1−11
中項目
中項目に対する評価
子どもたちが充実した学校生活を送るための学校環境の改善
教育現場である学校施設の整備を計画
と整備を進める。
的に行うとともに、補助金を活用するな
ど、より良い環境を目指した。また、武道
場の環境整備として柔道畳を購入して、学
習指導要領に対応した。なお、学校図書の
電子データ化については、将来に向けて、
さらに研究を行う。
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
1-11-1
校庭整備
月光原小学校の校庭整備
を行う。
1-11-2
小学校校舎の改築・大規模
改修
東山小学校校舎改築等の
【前年度からの継続
あり・なし】
月光原小学校の校庭について、
目標を達
人工芝を中心に、一部天然芝での
成してい
整備を行った。
る
【前年度からの継続
あり・なし】
東山小学校校舎改築等の実施設
計を行った。
小学校水飲栓直結給水化工
事
目標を達
完了した。
当初予定していた実施設
計が完了した。
る
【前年度からの継続
あり・なし】
小学校3校(油面、向原、緑ヶ
小学校の水飲栓を現在の
評価:A
当初予定していた整備が
成してい
実施設計を行う。
1-11-3
評価:A
丘)の直結給水化工事を行った。
貯水槽経由方式から水道管
評価:A
当初予定していた3校の
目標を達
水飲栓直結給水化工事が完
成してい
了した。
る
直結方式へ改修する。
1-11-4
小学校施設工事
小学校の校舎の雨漏り改
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
菅刈小学校、烏森小学校 2 ヶ所
目標を達
修工事、給食室床改修工事、 の雨漏改修、中目黒小学校、上目
成してい
体育館床改修工事、投光器
黒小学校の給食室の床、鷹番小学
る
増設工事を行う。
校体育館床改修、月光原小学校・
当初予定していた工事が
完了した。
不動小学校の投光器の増設工事を
行った。
1-11-5
小・中学校地上デジタル受
信設備工事
平成 23 年からの地上デ
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
当初予定していた地上デ
平成 23 年7月の地上デジタルテ
目標を達
ジタル放送設備の整備が全
レビ放送への移行にあたり、小・
成してい
て完了した。
19
ジタルテレビ放送への移行
中学校の地上デジタル受信設備を
に当たり、小・中学校の地
整備した。
る
上デジタル受信設備を整備
する。
1-11-6
武道のための環境整備
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
次年度以降は、柔道畳の計
中学校で必修化された武
中学校学習指導要領の改訂によ
目標を一
画的な買い替えを行い、武道
道実施に向け、各学校の実
る、24 年度からの武道必修化に対
部達成で
場の設置要望については、今
情に合わせた施設・設備等
応するため、各学校が実施予定と
きていな
後の課題とする。
の整備内容を検討する。
している授業や必要備品の調査を
いものが
行い、実情に合わせた施設・設備
ある
等の整備内容を検討した。なお、
24 年度から全中学校で柔道を実施
することとなった。
1-11-7
学校図書館ボランティアリ
ーダーの充実
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
学校図書館ボランティア
学校図書館ボランティアリーダ
目標を一
リーダー(23 年度より、学校
ーの派遣時間を拡大し、活動の充
部達成で
図書館支援員に改称)の活用
リーダーの学校への派遣時
実を図った。
きていな
による、図書館機能の充実を
間を拡大する。特に中学校
<派遣時間 21 年度→22 年度>
いものが
目指したが、学校図書担当教
ある
員等との連携は、必ずしも十
学校図書館ボランティア
については、学校図書館ボ
小学校 60 時間→70 時間
ランティアリーダーの活用
中学校 60 時間→280 時間
分ではなかった。
を図る体制作りを進め、図
今後は、学校図書館担当教
書館機能の充実を図る。
員と学校図書館ボランティ
アリーダーが連携を密にし、
さらに保護者ボランティア
を積極的に募るなど、利用し
やすい図書館機能の充実を
図り、読書活動の推進につな
げる工夫・改善を進める。
1-11-8
学校図書館図書購入
学校図書館の充実を図る
ため、図書を整備する。
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
各学校の要望を考慮して、
学校図書館の図書を充実するた
目標を達
学校の状況に沿った学校図
め、児童・生徒数に応じた図書購
成してい
書費の配分を行った。
入費を基本に、各学校の読書活動
る
の状況を加味して、図書予算の措
置を行った。なお、学校図書の利
用状況調査は隔年で実施してお
り、
次回は 23 年度に予定している。
20
1-11-9
学校図書館蔵書の電子デー
タ化の検討・計画作成
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:C
めぐろ学校教育プランで
学校図書館蔵書の電子データ化
目標を達
は、22 年度に検討・計画作成
学校図書館蔵書の電子デ
を目指し、整備に向けた計画を作
成してい
を行い、23 年度にモデル校で
ータ化に向けた検討をし、
成するため検討したが、具体的な
ない
の実施・活用という年次別目
計画を作成し、活用しやす
計画を作成することができなかっ
標となっているが、22 年度は
い環境の整備を行う。
た。
具体的な計画を作成するこ
とができなかった。
学校の ICT 環境は基盤整
備が十分でなく、単純に蔵書
管理用のパソコンとアプリ
ケーションの導入だけで実
施できる状況にない。今後の
学校用コンピューターの整
備方針を改定する中で、学校
図書館用システムの整備に
ついても研究していく。
番号
1−12
中項目
中項目に対する評価
地域に信頼される学校づくりを実現する。
学校運営協議会や、学校評議委員会の運
営、また、学校評価の実施など地域に信頼
される学校づくりに寄与した。
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
1-12-1
学校運営協議会の設置・運
営
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
学校運営協議会への情報
平成 20 年度に学校運営協議会を
目標を一
提供が十分でなかった。ま
保護者や地域住民の意見
設置した 2 校(鷹番小、田道小)
部達成で
た、学校運営方針への意見の
を反映し特色ある学校運営
に対して、継続して学校運営協議
きていな
反映や、学校運営協議会から
を行うため学校運営協議会
会設置校に指定し、保護者や地域
いものが
の情報発信が十分でなかっ
を引き続き設置する。
に信頼される学校づくりを推進し
ある
た。今後は、保護者・住民へ
た。
の情報・連絡体制の見直し、
学校運営協議会と学校教職
員とのコミュニケーション
の強化、保護者・地域住民の
参画のあり方など、さらに改
善に努めていく。
21
1-12-2
学校評議員の設置
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
学校評議員に学校の諸行
各幼稚園、小・中学校に
学校運営協議会設置校(小学校 2
目標を達
事や授業の参観をしてもら
学校評議員を置き、その意
校)を除く各小・中学校、幼稚園
成してい
うとともに、学校運営に対す
見を学校運営に適切に反映
に、5 名程度で構成する学校評議員
る
る意見を提出してもらうこ
し、地域社会との連携を更
を設置した。委員は、地域の福祉
に深める。
関係者や町会・住区関係者、地元
とができた。
PTA の関係者、学識経験者など多様
な人材から委嘱し、学校評議委員
会を開催した。
1-12-3
学校評価の実施等
保護者、児童・生徒、地
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
各学校・幼稚園で保護者、児童・ 目 標 を 達
学校評価のあり方として、
第三者評価を検討し、実施方
域、教職員による学校評価
生徒、地域、教職員の評価委員 4
成してい
法を定めた。平成 23 年度か
を実施し、区全体で統一的
者による学校評価アンケートを実
る
ら第九中学校区で先行実施
な評価を行う。第三者によ
施して、その結果を次年度の教育
する見通しを立てることが
る評価制度について、構築
課程編成に生かすこととした。ま
できた。
に向けて検討する。
た、新たに第三者による学校評価
の仕組みを平成 23 年度より先行実
施するため、国等の動向を探るな
ど情報収集に努め、実施案を作成
した。
番号
1−13
中項目
教育・保育を一体的に提供し、地域における子育て支援事業を行うなど、子どもの育成環境に関する多様な
ニーズに対応するため「認定こども園」制度の導入を進める。
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
1-13-1
区立幼稚園の認定こども園
への移行
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
子育て環境の変化に対応
保育園の待機児童の急増など、
目標を達
し、適正配置の観点から、ひ
みどりがおか幼稚園及び
区民の子育て支援ニーズの変化を
成してい
がしやま幼稚園を含む3園
げっこうはら幼稚園の認定
受け、区立幼稚園のあり方を検討
る
の認定こども園への移行、か
こども園への移行に向け、
し、平成 22 年 6 月、ひがしやま幼
らすもり幼稚園、ふどう幼稚
準備を進める。また、その
稚園(将来的な改築を見据え移行
園の廃園と保育園への転用
他の区立幼稚園についても
予定)を加えた区立幼稚園 3 園の
を決定した。
方向性について検討する。
認定こども園への移行方針を決定
した。また、平成 23 年 3 月にげっ
こうはら幼稚園の耐震診断を実施
した。
22
重点課題2 健康課題の改善、体力の向上と子どもの個々の課題に応じた支援
●
個々の健康課題の改善のため、学校健康トレーナーによる運動指導や健康相談など、きめ細か
い対応を図るとともに、健康教室を実施する。また、生活習慣改善プログラムの継続した実施や食
育の推進を図る。
●
子どもの体力向上のため、学校における体育科の授業の充実を図るとともに、
「めぐろ子どもス
ポーツ健康手帳」の一層の活用を図る。また、幼稚園、小学校、中学校の発達段階に応じた体力向
上策を進める。
●
特別支援教育 に関し、学校の教職員・保護者・関係機関の理解が深まるように、より積極的に
啓発活動を行う。また、きめ細かい就学相談、教育相談を進めるとともに、就学前施設との連携・
協力を図る。
●
不登校の子どもの学校への復帰、いじめの解決、子どもの問題行動への対応など、子どもと保
護者を様々な面からサポートするスクールソーシャルワーカー を配置し、学校や関係機関と連携し
た取り組みを進める。
重点課題2の点検(達成状況)
重点課題名
A・・・目標 を達 成
している
B ・・・目標 を一 部
達成していないも
のがある
C ・・・目標 を達 成
していない
8
13
3
24
3
3
1
7
5
5
1
1
2
9
6
健康課題の改善、体力の向上と子どもの
個々の課題に応じた支援
2−1
運動指導や健康相談、健康教
室食育の推進
2−2
子どもの体力向上
2−3
特別支援教育
2−4
不登校、いじめの解決
2
3
計
重点課題2 健康課題の改善、体力の向上と子どもの個々の課題に応じた支援
番号
2−1
中項目
中項目に対する評価
個々の健康課題の改善のため、学校健康トレーナーによる運動
児童・生徒の健康の保持、増進のため、
指導や健康相談など、きめ細かい対応を図るとともに、健康教室
学校健康トレーナーの学校訪問や、生活習
を実施する。また、生活習慣改善プログラムの継続した実施や食
慣改善プログラムの実施、また、食育の推
育の推進を図る。
進など、施策を組み合わせて、効果的な展
開を図った。健康相談事業などではさらに
工夫して、相談者が参加しやすい環境をつ
くっていく。
23
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
2-1-1
健康教育支援
【前年度からの継続
○学校訪問 学校健康トレ
○健康教育支援として、学校健康
目標を一
対して健康相談・個別改善プ
ーナーが全小学校を定期的
トレーナーが全小学校を定期的に
部達成で
ログラムを実施できた件数
に訪問し、健康課題の改善
訪問し、健康課題の改善に向けて
きていな
は約四分の一にとどまった。
に向けて運動指導や健康相
運動指導や健康相談を行った。ま
いものが
学校現場での取り出し指
談を行う。
た、健康上の課題について来室・
ある
○健康 教育 に関する 相 談
電話相談に応じた。その他、食育
今後は、めぐろ学校サポート
学校健康トレーナーが、健
推進指導員が電話相談に応じた。
センターでの教室型指導を
あり・なし】
評価:B
健康課題のある児童数に
導に一定の限界がある中で、
康上の課題について来室・
○めぐろ学校サポートセンター体
中心とするなど、事業内容を
電話相談に応じる。また、
育館にて、運動による健康づくり、
一層工夫して取り組み件数
食育推進指導員が電話相談
肥満の予防や解消等に関心のある
を増やしていく。
に応じる。
小学生と保護者を対象に健康教室
○健康教室 めぐろ学校サ
を行った。
ポート センター 体育館 に
て、運動による健康づくり、
肥満の予防や解消等に関心
のある小学生と保護者を対
象に健康教室を行う。
2-1-2
健康教室事業の拡充(興津
キャンプ)
興津自然学園において、
【前年度からの継続
あり・なし】
興津自然学園を活用し親子健康
教室を、2 泊 3 日で実施した。
小学生の親子を対象とする
評価:C
30 名の募集定員に対して、
目標を達
参加児童数は 1 割強にとどま
成してい
る結果となってしまった。
ない
健康教室を実施する。
参加児童については学校
健康トレーナーが観察等の
取り組みを継続する。
2-1-3
生活習慣改善プログラムの
実施
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
実施時期や実施方法の見
生活習慣改善プログラムについ
目標を一
直しを行ったが、健康課題
全小学校の希望する 4 年
ては、実施時期を夏季休業後から
部達成で
(特に肥満傾向)のある児童
生を対象とし、アンケート
夏季休業前に早めるとともに、申
きていな
の申込は少なかった。これま
調査や定期健康診断の結果
込時に申込理由を確認することと
いものが
での参加者の健康課題改善
をもとに、将来起こり得る
して、区立の全小学校の 4 年生
ある
に向けたフォローを継続的
生活習慣病の危険因子を有
(1,405 人)を対象に実施した。
に行うことや、児童と保護者
する可能性のある児童に対
申込児童 19 人に対してケース会
の事業への理解をさらに深
し、小児生活習慣病の専門
議を 1 回実施した。その結果 17 人
めることに努め、申込者の増
医たちが面談を実施し、生
に対して小児生活習慣病の専門医
加を図っていく。
24
活習慣病の危険性を本人や
等による面談を 2 回実施し、面談
保護者に認識してもらい、
を受けた 11 人全員が問題なしと判
運動や食事など日常生活で
定された。
(6 人は辞退や日程の都
の問題点を改善していくよ
合により面談を受けなかった。
)
う指導する。
2-1-4
「学校における食育指針」
【前年度からの継続
の策定
あり・なし】
評価:A
各学校では既に学校栄養
平成 22 年 6 月に「学校における
目標を達
職員が中心となって学校給
「 学 校にお け る食 育指
食育指針」を策定した。策定した
成してい
食を通した食育の取り組み
針」を策定し、食育を推進
指針は、区立小・中学校、幼稚園
る
を進めているが、指針策定後
する。
の教職員に配付したほか、関係所
は、学校内での食育の推進体
管等にも配付した。また、各学校
制などを改めて見直す機会
では、これまでの食育の取り組み
となり、さらに充実した取り
を改めて見直し、指針に基づいた
組みが期待できる。
取り組みを進めた。
2-1-5
食育研究指定地区としての
【前年度からの継続
研究
あり・なし】
評価:A
研究課題の一つである地
東京都教育委員会の「食育研究
目標を達
場産物の活用については、目
区が平成22年度食育研
指定地区設置要綱」に定めた研究
成してい
黒区及び世田谷区産の野菜
究指定地区として指定され
課題について、実践的な研究を行
る
を学校給食の食材として使
たことに伴い、栄養教諭を
うため、目黒区食育研究指定地区
用するなど、新たな供給ルー
配置し、学校の食育の推進
事業検討委員会を設置した。
トを開拓し、7校で導入を開
に向けて実践的な研究を行
う。
研究課題として、①地場産物の
始した。また、「食育推進リ
供給ルートの開拓、②地場産物を
ーフレット」を配布すること
活用した学校給食メニューの作
で、目黒区の学校における食
成、③地場産物を活用した「食に
育の取り組みをPRした。
関する指導の全体計画」の作成、
④生産体験学習など、地域に密着
した食育の実践を掲げて、研究を
行った。
2-1-6
食育推進講演会の開催
【前年度からの継続
「食育」の推進について
講演会を開催する。
あり・なし】
評価:B
開催日が平日の午後 3 時か
「食育」を推進するため、主に
目標を一
らであったため、保護者の参
保護者を対象とした講演会を開催
部達成で
加が少なかった。また、年度
した。
きていな
末の開催で教職員の参加も
日 時 平成 23 年 3 月 8 日(火)
いものが
少なかった。
午後 3 時∼5 時、テーマ 『家族で
ある
できるだけ多くの方が参
味の発見∼「味覚の授業」とは∼』
加できるよう、開催時期、周
講
知方法を工夫していく。
師
日本味覚教育協会
内坂芳美氏(参加者 26 人)
25
会長
2-1-7
特別給食の実施
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
各学校で特別給食を実施
日本の食文化や行事の食
区立小・中学校で実施する学校
目標を達
することで、食文化に親し
事を取り入れた特別給食を
給食を通じて、児童・生徒が伝統
成してい
み、継承することの大切さを
各小・中学校で実施する。
文化を継承することの大切さを理
る
考える機会を得ることがで
解し親しむため、日本の行事にち
きた。
なんだ行事食や各地の郷土料理、
国際理解を深めるための世界の料
理などを特別給食として実施し
た。
番号
2−2
中項目
中項目に対する評価
子どもの体力向上のため、学校における体育授業の充実を図る
子どもの体力向上の施策として、体力テ
とともに、「めぐろ子どもスポーツ健康手帳」の一層の活用を図
ストの結果をもとに、スポーツ健康手帳や
る。また、幼稚園、小学校、中学校の発達段階に応じた体力向上
リーフレットを活用して、体力づくりへの
策を進める。
啓発につなげた。
点検(達成
番号
2-2-1
実施策
めぐろ子どもスポーツ健康
手帳の活用
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
状況)
評価:A
評価(今後の方向性)
めぐろ子どもスポーツ健
小学校では、毎月、児童一人ひ
目標を達
康手帳、中学生向けリーフレ
めぐろ子どもスポーツ健
とりが目標を設定し、体力向上や
成してい
ットを作成・配付した。また、
康手帳 を 全小学生に 配 布
よりよい生活習慣を身につけるた
る
小学校では健康手帳を活用
し、学校と家庭で活用する。 め、区立小学校全児童にめぐろ子
した生活改善の取り組みが
どもスポーツ健康手帳を配付し
実施された。
た。中学校では、健康の保持・増
進、体力向上のために、リーフレ
ットを作成・配付した。
2-2-2
小・中学校の体力テストの
実施
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
体力テストで全国平均を
小・中学生の運動能力等を測る
目標を達
下回る複数の種目について、
小・中学生の運動能力等
ため、体力テストを実施した。ま
成してい
体育授業等の指導の工夫・改
を測るため、体力テストを
た、その結果を、児童・生徒の指
る
善を図って体力テストの結
実施する。
導に役立てるとともに、学校全体
の体育指導の充実を図るための資
料として活用した。
26
果を活用した。
番号
2−3
中項目
中項目に対する評価
特別支援教育に関し、学校の教職員・保護者・関係機関の理解
特別支援教育に対する区民への理解促
が深まるように、より積極的に啓発活動を行う。また、きめ細か
進から、児童・生徒への個々の対応、また、
い就学相談、教育相談を進めるとともに、就学前施設との連携・ 教職員の資質の向上など、特別支援教育の
協力を図る。
多面的な展開を実施した。
個人への対応は高い専門性が要求され
ることから、今後も教職員への研修など資
質の向上を図るとともに、様々な方策を組
み合わせた支援教育に取り組んでいく。
点検(達成
番号
2-3-1
実施策
特別支援教育に関する保護
者への理解促進
2-3-2
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
状況)
評価:A
評価(今後の方向性)
啓発用のリーフレットを
目黒区が推進する特別支援教育
目標を達
作成・配布し、特別支援教育
区内就学前施設、小・中
について、区民への理解促進のた
成してい
への理解を図った。
学校において、保護者を対
め啓発用リーフレットを作成し、
る
象に特別支援教育について
区立小・中学校、区立及び私立の
周知を図り、障害のある児
幼稚園・保育園並びに各地区サー
童・生徒等への理解を促進
ビス事務所、各児童館ほかに配布
する。
した。
特別支援教育に関する区民
【前年度からの継続
への理解促進
特別支援教育に関する講
演会等を開催する。
あり・なし】
評価:B
参加対象者を一般区民ま
特別支援教育講演会・就学相談
目標を一
で広げて実施したが、十分な
説明会として一般区民まで対象を
部達成で
参加が得られなかった。
広げて年2回実施した。
きていな
特別な支援が必要な子ど
実施日:7 月 3 日(土)参加者
いものが
もたちへの適切な支援を行
29 人、9 日(金)参加者 28 人。
ある
っていくために、特別支援教
区報に掲載し、講演会チラシを
育に関する区民への理解促
1,100 枚、関係機関に配布し参加
進をより一層図るため、講演
を呼びかけた。
会の周知の方法、講演内容の
充実を図っていく。
2-3-3
特別支援学級の増設
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
目黒区特別支援教育推進
中根小学校に情緒障害学
中根小学校に情緒障害等通級指
目標を達
計画に定めたとおり、22 年 4
級を増設する。また、平成
導学級(さくら学級)を開設し、
成してい
月に中根小学校(西部地区)
24 年度に第七中学校に設置
事業運営を行った。また、平成 24
る
に、情緒障害等通級指導学級
する情緒障害等通級指導学
年度開設予定の第七中学校情緒障
を開設した。また、中学校情
級における指導のあり方と
害等通級指導学級について、校内
緒障害等通級指導学級につ
今後の方向性について検討
設置場所、入級基準、指導のあり
いて、平成 24 年度開設に向
27
2-3-4
する。
方等の検討を行った。
特別支援教育支援員の配置
【前年度からの継続
あり・なし】
け検討を行った。
評価:A
配慮が必要な児童・生徒が
通常学級に在籍し、生活
通常学級に在籍し生活面及び学
目標を達
増加している中で、支援員の
面及び学習面での指導に配
習面での指導に特別な配慮を要す
成してい
配置を拡充して通常学級に
慮を要する児童・生徒に対
る児童・生徒に対し、小・中学校
る
おける支援の充実を図るこ
し、特別支援教育支援員を
全校に 97 名の特別支援教育支援員
とができた。
配置し、支援の充実を図る。 を配置(延べ 32,331 時間)し、支
援の充実を図った。
2-3-5
就学前から卒業後までの生
活を結ぶ個別の支援計画等
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
特別な支援を必要とする
特別支援学級の全ての児童・生
目標を一
児童・生徒について、各校に
徒、全小・中学校の通常の学級に
部達成で
おいて個別指導計画及び個
幼稚園に対する専門家チ
おける特別な支援を必要とする児
きていな
別の教育支援計画を作成し、
ームの派遣、定期的な巡回
童・生徒について、保護者の同意
いものが
個に応じたきめ細やかな指
教育相談、幼稚園教員を対
を得ながら、個別指導計画及び個
ある
導・支援を行った。一方、幼
象とした研修を実施し、個
別の教育支援計画を作成した。ま
稚園への専門家チームの派
別の支援計画作成及び指導
た、幼稚園に対する専門家チーム
遣は試行実施にとどまった。
の充実を進めるよう検討す
の派遣、定期的な巡回教育相談、
個別指導計画及び個別の
る。
幼稚園教員を対象とした研修を実
教育支援計画の内容を充実
施した。
させるとともに、計画をもと
の策定の推進の検討
に家庭や関係諸機関と連携
をさらに強めていく。また、
幼稚園への専門家チームの
定期的な派遣の実施に向け
て、職員体制の確立を検討す
る。
2-3-6
巡回指導の検討
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
通級の特別支援学級の教
巡回 指導 の実施に 関し
通級の特別支援学級の教員が、
目標を一
員による巡回指導は実施し
て、教員の配置など東京都
各学校を巡回し、通級する児童の
部達成で
たが、通常の学級の教員の資
の方針を踏まえつつ、今後
在籍学級の様子を観察し、在籍学
きていな
質・能力の向上には時間を要
のあり 方 について検討 す
級の教員への指導・助言を行った。 い も の が
る。
ある
するのが実状である。
まずは、特別支援学級教員
の専門性を高めるために、研
修の充実や特別支援教育に
関する情報収集を進めてい
く。
28
2-3-7
スクールカウンセラー等の
派遣の充実(困難事例への
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
要請派遣によるスクール
困難事例が発生した学校に対し
目標を一
カウンセラーの配置回数増、
て、要請派遣の形でスクールカウ
部達成し
及びスクールソーシャルワ
配慮を必要とする児童が
ンセラーを一定期間配置増とする
ていない
ーカーの新規1名配置を実
多い学校について、スクー
体制を取った。また、10 月から新
ものがあ
現した。また、23 年度に向け
ルカウ ンセラー の複数 配
規にスクールソーシャルワーカー
る
てカウンセラー3名を増員
置、派遣回数増などの対応
1名を配置したことで、困難事例
できたが、区全体を見ると相
を検討する。また、長期的
へ対応できる体制が整った。
(スク
談件数増によるカウンセラ
に家庭への支援も含めた支
ールカウンセラー相談件数 小学
ーの負担増が懸念される学
援を行うスクールソーシャ
校 12,734 件、中学校 4,208 件)
。
校も残っている。
ルワーカーの配置について
なお、23 年度に向けて都費カウン
今後は、人員増の取り組み
検討する。
セラー3名を増員することができ
と並行して、ワーカーの一層
た。
の有効活用や、カウンセラー
学校派遣)の検討
の一層の資質向上に取り組
んでいく。
2-3-8
居住地域の小・中学校との
交流及び共同学習の実施・
促進の検討
特別支援学校と連携を図
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
都立特別支援学校との連
地域交流事業による通級者の連
目標を一
携を図ることができたが、区
合行事への参加について、通級先
部達成し
内特別支援学級と通常学級
の学校と連携しながら行った。
ていない
との地域交流事業について
ものがあ
は、検討中である。
り、学校・学級だよりの送
都立特別支援学校から区内特別
付や学校行事への参加等に
支援学級への巡回を行うととも
ついて検討する。
に、都立特別支援学校からの研修
学級との地域交流事業につ
会等の講師を依頼した。
いて、実施の可否も含めて引
る
区内特別支援学級と通常
き続き検討していく。
2-3-9
大学等との連携の検討
障害のある児童・生徒の
【前年度からの継続
あり・なし】
障害のある児童・生徒の、教育
評価:C
目標を達
情報収集は行ったものの、
連携や連絡体制の検討まで
教育に関する指導・助言を
に関する指導・助言を得るために、 成 し て い
得るほか、インターンシッ
大学との連携を検討する。また、
プなど大学等との連絡体制
インターンシップや学生の研究の
等との連携を進めているケ
の確立 を 図るよう検討 す
場、情報提供など大学との連絡体
ースが多いが、目黒区内には
る。
制について検討するため、大学と
連携可能な大学等が少ない
連携している特別支援学級の情報
状況にある。独自に大学と連
収集を行った。
携をしている特別支援学級
ない
には至らなかった。
他区では区内にある大学
からの情報を収集し、さらに
検討を重ねていく。
29
番号
2−4
中項目
中項目に対する評価
不登校の子どもの学校への復帰、いじめの解決、子どもの問題
スクールソーシャルワーカー、スクール
行動への対応など、子どもと保護者を様々な面からサポートする
カウンセラー、メンタルフレンドなど多様
スクールソーシャルワーカーを配置し、学校や関係機関と連携し
な人材を活用して不登校、いじめ問題に対
た取り組みを進める。
応したが、人材や実施策ごとの連携など、
課題を残している。
それぞれの人材と実施策がさらに連携
して、より高い効果が発揮でるよう、検討
する。
点検(達成
番号
2-4-1
実施策
スクールソーシャルワーカ
ーの配置
平成22年度の取り組み状況
【前年度からの継続
あり・なし】
状況)
評価:B
評価(今後の方向性)
スクールソーシャルワー
10 月からスクールソーシャル
目標を一
カー1 名を新規に配置し、不
スクールソーシャルワー
ワーカー1 名を新規に配置し、不
部達成し
登校等の解決に向け一定の
カーを配置し、児童・生徒
登校の困難事例を中心に、取り組
ていない
役割を果たせたが、年度途中
の長期欠席等の課題がある
みの拡充を行った。
ものがあ
からのスタートのため対応
る
件数には限りがあった。
学校に福祉的専門的領域の
ノウハ ウ を提供するな ど
不登校などの困難事例を
し、関係機関との連携によ
スクールソーシャルワーカ
り課題を解決するよう取り
ー一人で抱えることはでき
組む。
ないため、今後は、対応件数
の増加を想定し、関係機関等
との連携を一層深めること、
学校現場の課題対応能力を
さらに強化していくこと等
に取り組んでいく。
2-4-2
めぐろエミール運営
長期間登校することがで
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
めぐろエミール(学習支援教室) 目 標 を 一
エミール通級生について
前年度より増やすことがで
きない小・中学生を対象に、 を開設し、長期間登校することが
部達成し
きたが、全体の1/3 が前年度
児童・生徒一人ひとりの状
できない小・中学生を対象に、児
ていない
からの継続通級生という現
態に応じた指導・助言を行
童・生徒一人ひとりの状態に応じ
ものがあ
状があり、全員の学校復帰ま
い、自立の力をつけ、集団
た指導・助言を行い、自立の力を
る
では至っていない。
生活への適応を図るととも
つけ、集団生活への適応を図り、
に、学校復帰を目指す。
学校復帰を目指す。
校復帰率の向上を目指し、学
・通級生 31 名 ・指導体制 (都
校や保護者とより連携して、
費指導員 4 名、区費指導員 5 名)
運営方法のさらなる工夫に
30
今後は、通級生の増加や学
取り組んでいく。
2-4-3
メンタルフレンドの活用
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
派遣実績のうち学校復帰
長期欠席児童・生徒の自
メンタルフレンドを、保護者の
目標を一
率は 4 割強である。また、引
宅・学校へメンタルフレン
要望のあった児童・生徒計 7 名の
部達成し
きこもり状態の子どもの安
ドを派遣し、話し相手や相
自宅へ派遣し、うち 3 名が学校復
ていない
否確認ができた事例もある。
談相手になり、ふれあいを
帰した。
ものがあ
しかし、自宅における保護
通して自分自身を見つめさ
る
せ、人や社会との関わり方
者立会いの都合がつきにく
く、件数は伸び悩んでいる。
を身に付けさせる。
今後は、例えばめぐろエミ
ールにおいて不登校児と関
わる取り組みの試行など、さ
らなる活用法を検討する。
2-4-4
デジタルコンテンツの活用
による学習支援
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:C
新たな在宅学習支援事業
デジタルコンテンツに関し、ど
目標を達
に向けて、個別のシステムを
不登校児童・生徒を対象
のようなシステム開発ができるか
成してい
想定した設計までを行った。
とするeラーニングなどの
複数の業者(10 社)から提案を受
ない
デジタルコンテンツを活用
けるなど研究を進めた。
今後は、インターネットを
活用する方式などについて
した新しい学習支援につい
研究を進めていく。
て研究を進める。
2-4-5
教育相談の実施
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
相談件数を前年度より増
教育上の諸問題について
教育相談員 6 名を配置し、月曜か
目標を一
やすことができたが、現体制
の相談に応じるとともに、
ら土曜日の来室相談(4,499 件)
、
部達成し
では、さらなる件数増への対
学校内での教育相談活動を
及び月曜から金曜日の電話相談
ていない
応は難しい。そのため 23 年
援助する。教育相談員を配
(88 件)を行った。
ものがあ
度から統括職(心理職)1名
る
を課内で新たに発令し、個別
置し、来室教育相談や電話
教育相談を実施する。新た
指導や業務管理を職務とし
に、情報機能を活用した相
て担わせて相談員の資質向
談機能として e カウンセリ
上を図る。さらに、育成研修
ングの研究を行う。
の充実と関係機関との連携
強化に取り組んでいく。
e カウンセリングについて
は研究を継続する。
2-4-6
スクールカウンセラー派遣
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
前年度から継続して、大規
スクールカウンセラーを
大規模校の東山小・東根小に対
目標を一
模小学校 2 校にスクールカウ
派遣 し、 学校における 児
して、都のスクールカウンセラー
部達成し
ンセラーを複数配置した。ま
童・生徒に関わる不登校、
と区のスクールカウンセラーを配
ていない
た、23 年度に向けてカウンセ
31
いじめ、集団不適応等の問
置することができた。
題解決 及 び発達障害 の援
スクールカウンセラー相談件数
助・支援、保護者、教職員
小学校 12,734 件、中学校 4,208
への相談活動を行う。
件)
ものがあ
ラーを 3 名増員し、複数配置
る
校を 3 校増やした。
相談件数や派遣要請がさ
らに増加する中で、今後は、
教育相談員、スクールソーシ
ャルワーカー、メンタルフレ
ンド等との一層の連携を図
りながら、学校における相談
活動を充実させていく。
32
重点課題3 地域特性を生かした文化の香り高いまちづくり
●
区民の生涯学習の幅広いニーズに応えるため、区内の大学・企業などと連携・協力した講座の
実施など、様々なプログラムの展開を図る。
●
家庭教育講座 の充実、家庭への適切な情報の提供を行うとともに、青少年への社会教育講座 の
実施など地域と連携した取り組みを進める。
●
子どもの安全の確保に努める。
●
区民サービスの向上と生涯学習や子ども読書活動の推進を図るため、休館日の縮減等、図書館
サービスの一層の充実に向けた検討を進める。
●
区民サービスの向上と経費の効率的活用を目指し、社会教育館の指定管理者制度導入 に向けた
検討を進める。文化ホール、美術館、社会教育館、体育施設、図書館の運営能力の向上を図るため、
運営状況について評価を行うとともに、その結果に基づき運営の改善を図るよう必要な措置を講ず
る。
●
目黒のまちの魅力を高め、コミュニティに資する文化縁のさらなる具現化を図るため、めぐろ
アートウィークの定着を図るとともに、芸術文化行政の区長部局への移行にあたり、現行の芸術文
化振興プランを評価し、今後の考え方をまとめる。
●
目黒の歴史に関する理解を深め、区民の生涯学習の振興に寄与するとともに 、広く教育、学術
の向上と地域文化の発展に資する。
●
区民が地域の身近な場所で気軽に行えるスポーツ・レクリエーション 活動の普及を通じて、区
民の生きがいや健康づくり、相互交流の促進を図る。
重点課題3の点検(達成状況)
重点課題名
地域特性を生かした文化の香り高いま
ちづくり
3−1
大学・企業などと連携・協力
3−2
家庭教育講座、社会教育講座
3−3
子どもの安全の確保
3−4
図書館サービスの充実
3−5
指定管理者制度導入に向けた
検討
3−6
芸術文化振興プラン評価
3−7
目黒の歴史に関する理解
3−8
スポーツ・レクリエーション普
及による生きがい・健康づくり
A・・・目 標 を達 成
している
B ・・・目 標を一 部
達成していないも
のがある
12
4
16
1
2
1
2
1
3
4
1
2
1
2
2
1
2
1
1
C ・・・目 標 を 達 成
していない
計
2
2
1
重点課題3 地域特性を生かした文化の香り高いまちづくり
番号
3−1
中項目
区民の生涯学習の幅広いニーズに応えるため、区内の大学・企業などと連携・協力した講座の実施など、様々
なプログラムの展開を図る。
33
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
3-1-1
区内教育機関等との協働講
【前年度からの継続
座の実施
あり・なし】
評価:A
筑波大学付属駒場中・高等
東京工業大学及び筑波大学付属
目標を達
学校との連携講座を継続実
駒場中・高等学校との連携講座を
成してい
施したほか、新たに東京工業
の連携による学習講座及び
実施した。
る
大学との共催講座を実施し
教育機関連携生涯学習講座
○
や地域との連携に関するシ
講座(平成 23 年 3 月 5 日)
区内の大学等教育機関と
ンポジウムを開催する。
東京工業大学百年記念館連携
た。
普段の生活から、
“科学”を身近
に体験することを目的に講座「も
っと身近にサイエンス!」を実施。
参加人数 17 人
○
筑波大学附属駒場中・高等学
校連携講座(平成 23 年 1 月 15 日)
上司と部下等、コミュニケーショ
ン能力の向上を目的に講座「異文
化コミュニケーションを高める」
を実施。参加人数 18 人
番号
3−2
中項目
中項目に対する評価
家庭教育講座の充実、家庭への適切な情報の提供を行うととも
小学校家庭教育学級・中学校家庭教育講
に、青少年への社会教育講座の実施など地域と連携した取り組み
座の実施や、青少年を対象とした社会教育
を進める。
講座などを実施して、多くの参加者を得
た。区民のニーズに応えられる企画を継続
していく。
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
3-2-1
家庭教育学級・講座の開催
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
家庭教育学級・講座のほ
小学校家庭教育学級・中
小学校家庭教育学級・中学校家
目標を達
か、各社会教育館及び緑が丘
学校家庭教育講座を各小・
庭教育講座を各小・中学校のPT
成してい
文化会館で家庭教育の講座
中学校のPTAに委託して
Aに委託して実施するとともに、
る
を 2 講座ずつ実施した。自主
実施するとともに、社会教
社会教育館で家庭教育の講座を開
グループの設立に発展した
育館で家庭教育の講座を開
催した。
講座もあった。
催する。
○委託家庭教育学級 全 54 回 延
参加者人数 2,553 人
○委託家庭教育講座 全 11 回 延
参加者人数 334 人
34
○東山社会教育館
・
「わが子にピッタリの子育て講
座」 全 3 回 延参加人数 33 人
・
「笑顔でむかえる思春期∼親子
がともに生きる力を育むコーチン
グ∼」 全 4 回 延参加人数 80 人
○区民センター社会教育館
・
「ヨソの子と遊ぶ ウチの子も
育つ∼ふれあいを広げてのばす幼
児の社会性∼」 全 4 回 延参加
組数 37 組
・
「親子でチャレンジ!DIY…
家族のきずなを育てよう」
全 4
回 延参加組数 49 組
○中央町社会教育館
・
「タッチケアとベビーサインを
学ぶ」 全 5 回 延参加人数 80 人
・
「見えない学力を家事で育てる
∼パパとママのHAPPY子育て
プロジェクト」
全 3 回 延参加
人数 68 人
○目黒本町社会教育館
・
「めぐろパパスクール イクメ
ン講座∼デキるパパは子育て上手
∼」 全 3 回 延参加人数 61 人
・
「子どもの能力を開花させる子
育て術」 全 4 回 延参加人数 143
人
○緑が丘文化会館
・
「心豊かな親になるために∼心
と言葉の育て方∼」 全 3 回 延
参加人数 61 人
・
「Happy!子育て」 全 3 回 延
参加人数 65 人
○青少年プラザ
「子どもたちの
『ウザい』を理解する」
参加人数 16 人
35
全1回
3-2-2
青少年対象社会教育講座の
【前年度からの継続
実施
あり・なし】
青少年を対象とした社会教育講
青少年の自主的な社会教
育活動を通して、青少年の
健全な育成を図るため、社
会教育講座を実施する。
評価:A
全社会教育館等で青少年
目標を達
を対象とした社会教育講座
座を実施した。
成してい
を実施し、多くの参加者を得
○東山社会教育館
る
た。
・
「豆腐作りに挑戦!和食を見直
そう!」 全 2 回 延参加人数 30
人
○区民センター社会教育館
・
「インドアエアプレーンを作ろ
う!」 全4回 延参加人数 31 人
○中央町社会教育館
・「ゲームにかくれた数のふし
ぎ」 全 1 回 参加人数 31 人
○目黒本町社会教育館
・
「歴女・歴男のための戦国武将
講座」 全 4 回 延参加人数 85 人
○緑が丘文化会館
・
「トライ!2010!」 全 3 シリ
ーズ各 3 回 延参加人数 143 人
○青少年プラザ
・
「チャレンジ夏祭り 2010 やっ
とさー!阿波おどり!」 全 8 回
延参加人数 131 人
・「中学生の自然体験ツアー」
全 1 回 参加人数 14 人
その他 14 講座
番号
3−3
番号
中項目
子どもの安全の確保に努める。
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
3-3-1
めぐろ子ども見守りメール
(学校緊急情報連絡システ
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
東日本大震災発生時には、
子どもの安全に関わる緊急情報
目標を達
多くの学校で本システムに
及び各学校の下校時刻や行事時間
成してい
よる情報配信が行われるな
緊急情報や震災時におけ
の変更などの緊急連絡事項につい
る
ど、緊急時の連絡方法の一つ
る災害情報を幼稚園、小・
て、保護者あてにメールで配信し
ム)の運用
36
として広く活用され、登録率
中学校等の保護者の携帯電
た。
話やパソコンにメール配信
○登録者数(登録率)
:23 年 3 月末
する。
も伸びている。
現在
小学校 6,771 人(79.4%)
中学校 1,397 人(50.9%)
幼稚園
152 人(53.7%)
計 8,320 人(72.0%)
○配信件数
・教育委員会からの配信 58 件
・学校からの配信
小学校(18
校)230 件、中学校(4 校)129
件
・幼稚園(1 園)1 件
計 360 件
番号
3−4
中項目
中項目に対する評価
区民サービスの向上と生涯学習や子ども読書活動の推進を図
休館日の縮減を図り、また読み聞かせボ
るため、休館日の縮減等、図書館サービスの一層の充実に向けた
ランティアの育成にも取り組んだが、点訳
検討を進める。
者講習会は調整の結果実施に至らなかっ
た。育成したボランティアの活用や、障害
者サービスを含め、より利用しやすい図書
館を目指して、さらに工夫を行う。
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
3-4-1
図書館の休館日縮減の検討
図書館の休館日の縮減に
向けた検討を進める。
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
検討の結果、八雲中央図書
蔵書点検 による休館日につい
目標を達
館等において、休館日の縮減
て、八雲中央図書館・区民センタ
成してい
を行った。
ー図書館・緑が丘図書館では 4 日
る
を3日に、中目黒駅前図書館では 2
日を 1.5 日(16 時開館)にした。
なお、守屋図書館では工事があり
縮減できなかった。
3-4-2
読み聞かせボランティアの
【前年度からの継続
育成
○基礎講座(1 回)募集人員 80 人、 目 標 を 達
ワー クショップ を 開 催
し、読み聞かせボランティ
アを育成する。
あり・なし】
応募者 136 人、受講者 110 名
○ワークショップ
・初心者向け(2 回)募集人員
37
評価:A
21 年度までは、ワークシ
ョップを初心者向け、経験者
成してい
向けと隔年で実施したが、22
る
年度は双方を実施した。その
結果、初心者の発掘と経験者
20 人、応募者 90 人、受講者延
の技術の向上を単年度で図
べ 38 人
ることができた。
・経験者向け(2 回)募集人員
20 人 、応募者 21 人、受講者
延べ 36 人
3-4-3
図書館の障害者サービスの
実施
【前年度からの継続
評価:B
あり・なし】
点訳講習会については、障
図書館の障害者向けサービスと
目標を一
害者サービス協力員と調整
して、以下のような活動を実施し
部達成し
を行ったものの、条件が整わ
方々を対象として、障害者
た。
ていない
ず、実施に至らなかった。
サービスを実施する。
1 対面朗読 利用者 3 人 延べ
ものがあ
図書館利用に障害のある
185 回実施(1回2時間)
る
いわゆる「障害者」に限ら
ず、図書館を利用者するにあ
2 録音図書作成・校正 37 タイ
たって、様々な形で図書館の
トル
利用に不便を抱く方のニー
3 点訳 932 枚
ズを汲み取って対応する必
4 デイジー図書作成 50 タイト
要があり、そのための調査・
ル
5
講習会
研究を進めていく。
音訳者及び布の絵本
作成者講習会
12 回
参加
者延べ 235 人
6
障害者サービス資料購入
市
販録音図書(CD)・市販デイ
ジー図書及び雑誌・大活字本・
布の絵本及びおもちゃ・点字雑
誌など
番号
3−5
中項目
中項目に対する評価
区民サービスの向上と経費の効率的活用を目指し、社会教育館
文化ホール・美術館や体育施設は既に指
の指定管理者制度導入に向けた検討を進める。社会教育館、図書
定管理者制度が導入されており、高い運営
館、文化ホール、美術館、体育施設の運営能力の向上を図るため、 評価となった。社会教育館の指定管理者制
運営状況について評価を行うとともに、その結果に基づき運営の
度の検討や、図書館では運営評価に取り組
改善を図るよう必要な措置を講ずる。
んだ。図書館で行ったアンケートについて
は、今後、結果の分析と評価等を進めてい
く。
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
状況)
38
評価(今後の方向性)
3-5-1
社会教育館への指定管理者
制度導入検討
【前年度からの継続
あり・なし】
検討会として、実施方針の
目標を一
たたき台をまとめたが、案と
部達成し
してのまとめには至らなか
社会教育館への指定管理者
ていない
った。
制度の導入に向けて、社会
ものがあ
教育館の課題や運営状況の
る
平成 24 年度にすべての
課内の検討会で検討を進めた
評価:B
(11 回開催)
。
評価を踏まえながら、効果
的運営について検討する。
3-5-2
図書館運営状況の評価
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
アンケートの実施が予定
図書館の運営状況につい
図書館の利用評価基準を作成し
目標を一
の 6 割にとどまった。また、
て評価を行い、利用者満足
た。また、サービス内容について
部達成し
アンケート結果の評価・公表
度の向上に取り組む。
利用者の満足度を把握するため、
ていない
に至らなかった。
アンケートを実施したが、東日本
ものがあ
大震災と重なり、配布枚数が 1,255
る
枚、回収は 1,125 枚と予定の 6 割
アンケートの集計・分析や
公表の手順を策定し、公表へ
つなげていく。
にとどまった。
3-5-3
文化ホール及び美術館の指
定管理者評価
3-5-4
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
区の指定管理者制度の活
学識経験者、経営に関する有識
目標を達
用方針に則り、平成 22 年度
指定管理者が行った文化
者、区民で構成する評価委員会を
成してい
の評価から、学識経験者など
ホール及び美術館の管理運
設置し、指定管理者の管理運営を
る
の第三者による評価を実施
営業務について、サービス
評価した。結果、文化ホールは「優
し、評価をまとめることがで
の実施、経営能力、管理運
れた管理運営ができている(105
きた。
営の効率化の観点から評価
点満点中 86 点)
、美術館は「適正
なお、平成 23 年度は、担
する。
な管理運営ができている(105 点満
当所管が区長部局へ移行す
点中 78 点)
」の評価を受けた。
る。
体育施設の指定管理者評価
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
運営評価委員会による評
指定管理者が行った体育
○月次、四半期、年次の業務報告
目標を達
価及び利用者満足度調査の
施設の管理運営業務につい
の提出、逐次業務の監督・指導
成してい
継続実施により、サービス向
て、サービスの実施、経営
を行った。
る
上の取り組みが積み上げら
能力、管理運営の効率化の
観点から評価する。
○6 月に運営評価委員会(2 回)を
れ、利用者が区直営時(19
開催し、平成 21 年度の指定管理
年度)の延 39 万人に対して、
者の運営状況を評価し、指摘事
21 年度は延 60 万人に増加し
項については 22 年度中の改善を
た。
求めた。
企業会計など、特別な知識
○8 月に運営評価委員会(1 回)を
が必要とされる評価項目に
開催し、全施設の指定管理者に
ついては、専門的な知識を持
よる管理状況を視察した。
つ運営評価委員により適切
39
○8 月中旬から 9 月中旬にかけて、
に評価することができた。
全区立体育施設にて利用者満足
利用者数の増加、満足度調
度調査(アンケート)を実施し、
査の結果及び運営評価委員
指定管理者の業務の改善に役立
会による評価(5 段階評価)
てた。
が各指定管理者の目標意識
○12 月に運営評価委員会(2 回)
を高め、サービスの向上、経
を開催し、各指定管理者から提
営能力の向上、施設の管理運
出された平成 23 年度業務計画
営能力の向上に結びついて
(案)を評価し、指摘事項につ
いる。
いては改善策の提出を求めた。
評価の継続実施により、区
と指定管理者が課題を共通
認識し、協力して課題解決に
取り組むことができた。
なお、平成 23 年度は、担
当所管が区長部局へ移行す
る。
番号
3−6
中項目
中項目に対する評価
目黒のまちの魅力を高め、コミュニティに資する文化縁のさら
目黒区の芸術文化の魅力を体験できる
なる具現化を図るため、めぐろアートウィークの定着を図るとと
めぐろアートウィークは好評であったが、
もに、芸術文化行政の区長部局への移行にあたり、現行の芸術文
一方で芸術文化振興プランの改定を見送
化振興プランを評価し、今後の考え方をまとめる。
ることとなった。なお、平成 23 年度は、
担当所管が区長部局へ移行する。
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
3-6-1
めぐろアートウィークの開
催
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
鑑賞事業だけでなく、参加
①聴く・観る・知る、②創造す
目標を達
型事業や、音楽と美術の融合
目黒区の芸術文化の魅力
る、③応援する、の三つの視点か
成してい
的企画を実施することがで
を多くの方に体感してもら
ら芸術文化に接する機会を提供
る
きた。
うために、区に関係のある
し、地域全体で区の芸術文化の魅
なお、平成 23 年度は、担
様々な芸術文化団体等との
力を高めるため、めぐろアートウ
当所管が区長部局へ移行す
連携により多様な芸術文化
ィークを開催した。
る。
事業を実施する。
・開催期間
平成 23 年 2 月 20 日∼3 月 11 日
(当初予定の 3 月 12 日∼20 日のイ
ベントは、震災により中止)
総動員数 1,583 人
40
・実施内容
①鍵盤と弦でめぐる音楽世界旅
行∼ピアノとヴィオラのコンサ
ート∼山口研生×松実健太∼、
②バックステージツアー(区ゆ
かりの芸術家公演同時開催事
業)
、③長泉院附属現代彫刻美術
館ギャラリートーク、④目黒建
築めぐり塾Ⅳ
3-6-2
芸術文化振興プランの改定
に向けた準備
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:B
改定作業は見送る判断を
芸術文化行政の移行について、
目標を一
したが、平成 23 年度に区長
芸術文化行政の区長部局
当初は事業内容が変更することな
部達成し
部局の新たな所管において
への移行に当たり、芸術文
く区長部局へ移行する予定であっ
ていない
プランの改定を行うべく、円
化振興 プラン の評価 を行
たが、移行作業が進む中で、区長
ものがあ
滑な事業移行を図った。
い、改定に着手できるよう
部局の関連事業との整合性を図る
る
準備を進める。
など、事業内容の見直しが見込ま
れるところから、芸術文化振興プ
ランの改定は、今後の事業を担う
区長部局の新たな体制の下で策定
することが望ましいとの判断によ
り、教育委員会での改定作業を見
送った。
番号
3−7
中項目
中項目に対する評価
目黒の歴史に関する理解を深め、区民の生涯学習の振興に寄与
歴史資料館としての機能提供を行った。
するとともに、広く教育、学術の向上と地域文化の発展に資する。 今後は、所蔵資料のデジタル化などによる
機能向上と利用者のさらなる拡大を図っ
ていく。
番号
実施策
平成22年度の取り組み状況
点検(達成
評価(今後の方向性)
状況)
3-7-1
めぐろ歴史資料館運営
【前年度からの継続
あり・なし】
資料の収集、整理・保管・ <企画展>
評価:A
目標を達
調査研究をし、常設展示や
○「
戦後 65 年 目黒の空襲と銃後の
成してい
企画展示で紹介するととも
生活」
展(4 月 13 日∼6 月 20日 60
る
に、画像閲覧や学習相談、
日間 延来館者数 1,486 人)
講習会・講座等、各種普及
○「魅せます!歴史資料館―資料
啓発事業を行う。
からのメッセージ―」展(7 月 13
日∼9 月 12 日 延来館者数 1,640
41
企画展等を実施し、年間利
用者数も増加した。
人)
○「内藤コレクション展Ⅱ−『木
曽伐木運材図』と近代化−」展(10
月1日∼11 月 14 日 延来館者数
数 992 人)
○「なつかしの昭和・昔のくらし」
展
11 月 30 日∼3 月 21 日 延来
館者数 3,299 人)
<企画展関連事業・各種教育普及
事業>
○企画展関連イベント・展示解説
延 14 回 延参加人数 169 人
○ワークショップ 延 10 回 延参
加人数 176 人
○館だより「つどい」2 号・3 号発
行
○館外貸出 3 件、教材貸出 4 件、
出前授業 2 校
3-7-2
戦史(平和)資料の収集・
保存・展示
【前年度からの継続
あり・なし】
評価:A
目黒空襲 65 周年にちなん
「戦後 65 年 目黒の空襲と銃後
目標を達
で、目黒の地域資料を基に展
目黒空襲から 65 年目に
の生活」として、空襲の過酷さを
成してい
示を構成し、目黒の空襲の実
当たるため、めぐろ歴史資
伝える当時の日記、写真、戦中・
る
態を知ってもらう機会とす
料館において企画展「戦後
戦後のさまざまな生活道具等を展
65 年 目黒の空襲と銃後の
示した。また、
「魅せます!歴史資
空襲中に区民が綴った日
生活」を開催する。
料館∼資料からのメッセージ」と
記など空襲の実態を明らか
して、子どもに関わりの深い資料
にする資料を収集すること
を展示し、平和教育への視点を提
ができた。
ることができた。
示するとともに戦史(平和)資料
戦争を風化させることな
の掘りおこしを行った。さらに、
く、平和教育の視点で戦史
鉄サビが顕著で展示や保存に支障
(平和)資料(実物資料や体
のある焼夷弾 1 点と馬蹄 3 点を保
験談等)を次世代の子どもた
存処理した。
ちに語り継いでいくことが
必要であり、毎年行われてい
る区の平和祈念事業への資
料・情報の提供・展示協力な
どを継続して行う。
42
番号
3−8
中項目
区民が地域の身近な場所で気軽に行えるスポーツ・レクリエーション活動の普及を通じて、区民の生きがい
や健康づくり、相互交流の促進を図る。
点検(達成
番号
3-8-1
実施策
平成22年度の取り組み状況
スポーツ・レクリエーショ
【前年度からの継続
ン活動の充実
○
あり・なし】
状況)
評価:A
評価(今後の方向性)
指定管理者の専門性やノ
指定管理者制度導入の実施方
目標を達
ウハウを生かした事業の充
各体育施設の一般公開や
針等の「区民ニーズに対応した
成してい
実については、制度を導入し
教室、講習会等について、
多彩な事業の実施」及び「健康
る
た 20 年度から現在までの間
指定管理者の専門性やノウ
づくり、高齢者・障害者のスポ
に、その専門性や事業ノウハ
ハウを生かし、事業の充実
ーツ振興、青少年の健全育成、
ウが発揮され、事業数及び参
を図る。併せて、各種の大
子どもの居場所づくりなどの地
加者数が格段に増加してい
会等の実施を通じて、相互
域課題の解決に向けた積極的な
ること、また、体育祭等のス
交流・相互理解の促進を図
貢献」に基づいて、各種事業の
ポーツ大会の参加者数は、例
る。
充実・拡大を図った。
年通り多くの区民の参加者
○
NPO法人目黒体育協会等の
数を維持していることに加
各種スポーツ団体と協力し各種
え、めぐろスポーツまつりや
スポーツ大会、教室を実施した。
柔道教室等において参加者
が増加した。
なお、平成 23 年度は、担
当所管が区長部局へ移行す
る。
43
重点課題4 行財政資源の重点配分化と課題に対応した体制整備
●
教育委員会が所管している芸術文化・スポーツ行政のうち、区長部局が所管することでより大き
な効果が期待できるものについては 、区長部局の事務事業として位置付け、まちづくり事業等との
連携を強化することなどにより 、事業実施効果を高められるよう、区長部局と連携して移行の準備
を進める。併せて、今後の教育委員会事務局組織 のあり方について、教育委員会、関係組織ととも
に議論し、将来を見据えた組織体制の検討を進める。
●
新たな事業の構築を図る際には、他事業との類似重複については調整を行うとともに、時代状況
の変化により必要性の薄くなった事業については見直しを行い、人員・財源の重点配分を進める。
●
区民サービスの向上と経費の効率的活用を目指し、社会教育館の指定管理者制度導入 に向けた検
討を進める。
(重点課題3再掲)
重点課題4 行財政資源の重点配分化と課題に対応した体制整備
番号
4−1
実施策
平成22年度の取り組み状況
評価(今後の方向性)
教育委員会が所管して
教育委員会では、芸術文化・ス
平成 22 年度当初から関係所管が連携し
いる芸術文化・スポーツ行
ポーツ行政検討委員会での検討内
て、区長部局への事務事業の移管及び、教
政のうち、区長部局が所管
容を踏まえ、関係する企画調整課
育委員会の組織再編成を実施した。
することでより大きな効
(当時)を中心に、関係各課が連
新しい組織において、より一層の事務の
果が期待できるものにつ
携して事務事業の移行作業を行っ
効率化を目指すとともに、学校教育及び生
いては、区長部局の事務事
た。また、区長部局との間では、
涯学習の施策のさらなる充実を図り、地域
業として位置付け、まちづ
政策企画課、産業経済課、観光・
のニーズや社会の変化に対応した施策を
くり事業等との連携を強
雇用課との協議を進める中で、移
展開するため、社会情勢の動向を見極め、
化することなどにより、事
行作業を実施した。さらに、教育
施策へ反映していく。また、教育施策説明
業実施効果を高められる
委員会の組織再編では、平成 22 年
会、きょういく広報、ホームページなどを
よう、区長部局と連携して
8 月にワーキングチームを発足さ
通じて、積極的に情報発信を行い、地域と
移行の検討・準備を進め
せ、組織改正による事務分掌、例
の連携をさらに深めていく。
る。併せて、今後の教育委
規、事務所のレイアウト、文書・
員会事務局組織のあり方
財務システムの修正等の具体的な
について、教育委員会、関
作業を行った。
係組織とともに議論し、将
来を見据えた組織体制の
検討を進める。
44
4−2
4−3
新たな事業の構築を図る際
8月に、組織改正に向けたワー
平成 22 年度末までに事務事業の見直し
には、他事業との類似重複
キングチームを発足し、組織改正
については調整を行うとと
後の事務分掌、例規、事務室のレ
事務事業の一層の精査・見直しを行い、
もに、時代状況の変化によ
イアウト、文書・財務システムの
財政の健全化を図っていく中で、学校教育
り必要性の薄くなった事業
修正など具体的な作業を行った。
の充実を図るとともに、生涯学習施策の推
と組織再編を終えた。
については見直しを行い、
進を目指していく。そのために、限られた
人員・財源の重点配分を進
人員・財源の重点配分をさらに進めてい
める。
く。
区民サービスの向上と経費
3−5−1に同じ
の効率的活用を目指し、社
会教育館の指定管理者制度
導入 に向 けた検討を 進め
る。
(重点課題3再掲)
45
第5 点検・評価に関する学識経験者からの意見について
藤井穂高(東京学芸大学教職大学院教授 )
教育委員会が、その権限に属する事務の実施状況につき、点検・評価を行い、かつ、それを公表する
ことは、信頼される教育行政を推進する上で重要な意義を有する。目黒区においてもこの点検・評価が
4年目を迎え、仕組みとして定着してきたといえる。
目黒区の22年度教育行政運営方針 のうち、学校教育に関する施策の内容についてみると 、「重点課
題1
子どもの「生きる力」をはぐくむ学校教育の推進」では、近年の教育課題に適切に対応した柱立
てになっている 。また、
「重点課題2
健康課題の改善、体力の向上と子どもの個々の課題に応じた支援」
では、目黒区の教育施策の独自性が表れている。
まず、
「重点課題1」については、目黒区の場合、多くの施策を通して、学校教育を支援する人材に
多くの予算をかけている。たとえば、区独自の学習指導員の配置、理科支援員の設置、放課後学習のた
めの学習指導員の配置、ICT 支援員の派遣、部活動外部指導者の活用や特別支援教育支援員 の配置など
がそれである 。学校支援のボランティアももちろん大切ではあるが、教育委員会がきちんと予算的裏づ
けをもって人材の配置に当たる姿勢は高く評価されるべきである。同時に、予算をかけている分、子ど
もの具体的な姿や教員の声に表れた成果を積極的に示していく必要もある。また、新学習指導要領に対
応した独自の指導資料の開発、小学校2年生から中学校3年生までを対象とした学力調査の実施などの
取り組みも評価できる。
次に、
「重点課題2」については、生きる力の育成と並んで健康教育を重点課題にしていること 自体
が目黒区の特徴であるといえる。学校健康トレーナーによる運動指導、「目黒子どもスポーツ健康手帳」
の一層の活用、子どもと保護者をサポートするスクールソーシャルワーカー の配置など、個々の必要に
応じた丁寧な施策が並んでいる点は評価できる。その一方で、各課の自己評価を見ると、この課題に位
置づけられる24の具体策のうち、
「B」評価が13、
「C」評価が3で、半数以上が「目標を達成してい
る」とは言えない状況にある。個々の事業の実施のあり方について見直すとともに、関連する事業につ
いては相互の連携をさらに強めるなど、より効果的・効率的な事務執行を図っていくべきである 。
点検・評価は定着しつつあるが、それでも毎年のようにその仕組みについては改善が図られている。
私たち「学識経験者」による各課長へのヒアリング、
「重点課題の点検・評価票」の評価基準の改定、
「中
項目に対する評価」の新設などがそれである。それにより、各課の自己評価の具体が見え、評価基準が
明確になり、具体的施策とより大きな目標の関係の整理などの成果を得ている。その一方で、重点課題
の「中項目」が羅列されているとの印象が残る。重点課題に対してそれぞれの中項目の施策はどのよう
な意義があるのか、それぞれの中項目はどのような関係にあるのかなど、重点課題の中でのそれぞれの
取組みの意義づけと体系化が図られるならば、目黒区としての教育施策の方向性がより明確に示せるの
ではと思われる。
46
倉持伸江(東京学芸大学教育学部講師 )
点検・評価も4年目を迎え、一定程度定着してきたといえる 。昨年度までの点検・評価の課題である
「時系列での点検・評価」
「横断的な点検・評価」に対する改善も見られた。「時系列での点検・評価」
に対しては、22年度の事業に関しては継続して評価対象となるものについて 、前年度・今年度の2年
を通しての評価を行うこととし、評価シートで各事業の前年度からの継続の「あり・なし」を明示した。
また「横断的な点検・評価」に対しては、中項目ごとの評価を文章で示すことにした。これまでは単年
度・事業ごと・担当部署ごとに分断化されており短期的・限定的で、形式的な評価・点検である感が否
めなかったが 、やや長いタイムスパンで、一定の課題ごとに事業をまたいで評価・点検することで、質
的な点検・評価に近づいたように思う。
平成 22 年度の教育行政運営方針のうち、生涯学習に関する施策ついては、「重点課題3
地域特性を
生かした文化の香り高いまちづくり」では、区民の多様な学習ニーズに対応した事業、青少年をめぐる
諸課題に対応する事業、家庭教育を支援する事業などに取り組まれている。区内の大学・学校などの教
育機関との協働講座の実施、家庭教育学級・講座の開催、青少年対象社会教育講座 の実施、子どもの安
全確保のための学校緊急情報連絡 システム「めぐろ子ども見守りメール」の運用、図書館の休館日縮減
の検討や読み聞かせボランティアの育成・障害者サービスの実施といった図書館サービスの充実、めぐ
ろアートウィーク の開催、めぐろ歴史資料館での平和資料の収集・保存・展示を含む様々な教育事業の
実施など、多様な事業が行われており、その評価もおおむね「A」であり、目標を達成しているものが
多い。
一方、多様な学習ニーズに対応することを目指す体制のあり方についての吟味と検討が進められてい
る。社会教育館への指定管理者制度導入の検討、文化ホール・美術館・体育施設の指定管理者評価、図
書館運営に対するアンケートの実施、芸術文化振興プランの改定に向けた準備などがそれに当たる。こ
れは、
「重点課題4
行財政資源の重点配分化と課題に対応した体制整備」とも関連し、芸術文化・スポ
ーツ行政の区長部局移管、事務事業の見直しと人員・財源の配分の検討が行われている。
限られた行財政資源の中でいかに区民サービスを向上するのかについてはどの 自治体でも大きな課題
となっているが 、施設や事業の現代的な使命と地域に果たしている役割を十分に吟味し、実情に合わせ
て個別に精査することが必要である。目黒区においては、体育施設への指定管理者導入によって事業が
質・数ともに充実し、利用者満足度調査を活用することで区民のニーズに対応したサービスが向上した
ことは評価できる。しかし一方で、この評価がそのまますべての 施設に適用できるわけではない 。財政
的な効率性の指標のみを追求するのではなく、区民ニーズへのきめ細やかな配慮が求められる。
今後、事業ごとに年度当初の計画通りに実施したかどうかを点検・評価していく中で、さらに点検・
評価の結果を踏まえた改善策の策定と次年度の計画への反映を意識していく必要があるだろう。
47
参考
教育行政運営方針に基づく実施策の前年度との比較
平成 22 年度教育行政方針に掲げた 3 つの重点課題に対応して、実施した各実施策を中項
目単位で比較しております。表の中の項目数は、中項目単位の中で実施した具体的な実施
策の数を示したものです。
重点課題1 子どもの「生きる力」をはぐくむ学校教育の推進
平成21年度【24項目】
平成22年度【50項目】
■時代の変化に対応できる人間性豊かな子ど
■言語活動など(12項目)
もの育成(6 項目)
■習熟の程度に応じた指導など(4 項目)
■区立中学校の新たな魅力づくり(4 項目)
■自然宿泊体験教室事業(4項目)
■学校施設の改善と環境教育の充実(6 項目)
■日本の伝統と文化を理解(2 項目)
■幼児教育振興に向けた基盤づくり(2 項目)
■ICT活用技術の向上(4 項目)
■地域人材等を活かした学校の教育活動や子
■環境教育の推進(2 項目)
どもの育ちの支援(6 項目)
■国際理解教育の推進(4 項目)
■部活動の支援や学校独自の宿泊事業の支援(3項
目)
■小学校・中学校間の連携・交流(1 項目)
■中学校の規模の適正化(1 項目)
■学校環境の改善と整備(9 項目)
■地域に信頼される学校づくり(3 項目)
■「認定こども園」制度の導入(1 項目)
48
重点課題2 健康課題の改善、体力の向上と子どもの個々の課題に応じた支援
平成21年度【10項目】
平成22年度【24項目】
■健康増進への取組み(6 項目)
■運動指導や健康相談、健康教室食育の推
■特別支援教育の推進(4 項目)
(7項目)
■子どもの体力向上(2 項目)
■特別支援教育(9 項目)
■不登校、いじめの解決(6項目)
重点課題3
地域特性を生かした文化の香り高いまちづくり
平成21年度【18項目】
平成22年度【16項目】
■多様な文化交流を通じて国際社会の中で生
■大学・企業などと連携・協力した講座(1 項
きる力をはぐくむ(2 項目)
目)
■生涯学習における基盤整備(4 項目)
■家庭教育講座、社会教育講座(2項目)
■子どもの安全対策に加え、教職員、保護者を
■子どもの安全の確保(1 項目)
含めた安全対策の充実(2 項目)
■図書館サービスの充実(3 項目)
■芸術文化活動による文化の香りの高い地域
■指定管理者制度導入に向けた検討(4 項
づくりの推進(4 項目)
目)
■生涯を通じた生きがいづくり、健康づくりの促
■芸術文化振興プラン評価(2 項目)
進(2 項目)
■目黒の歴史に関する理解(2 項目)
■家庭教育への支援(1項目)
■スポーツ・レクリエーション普及による生き
■子ども読書活動の推進(3 項目)
がい・健康づくり(1 項目)
49
資
料
(平成22年3月30日付け目教企第7453号教育長決定)
平成 22 年度 教育行政運営方針
本方針は、目黒区教育委員会基本目標及 び基本方針を踏まえ、区をめぐる社会状況の変
化に的確に対応し、教育委員会における平成 22 年度事業の着実な推進を図るため、重点課
題と施策の方向性を示すものとして策定する。策定に当たっては、めぐろ学校教育プラン
をはじめとした教育委員会で定める各種計画に掲げる事業を推進することを 主眼としなが
ら、国・都の動向を踏まえ的確かつ柔軟な対応に努めるものとする。併せて、区の実施計
画及び平成 22 年度行財政運営基本方針 と整合を図るものとする。
◇1 教育をめぐる今日的状況
(1)本区の人口の状況や区立学校の児童・生徒数の状況
●
本区の人口構造の推移については、全体が微増を続ける中で出生数の増などにより
年少人口も微増し、平成 20 年の合計特殊出生率が 0.80 人(推計値)となるなど少子
化の傾向はやや鈍化する一方、高齢人口が増加している。また、今後の中長期的な予
測では、平成 27・28 年をピークに総人口及び年少人口は減少に転じるが、高齢者の
割合は平成 32 年には 20.4%に達すると見込まれている。
●
区立学校の児童数・生徒数をみると、小学校では平成 12 年度の児童数 7,984 人を
底に増加傾向にあり、平成 21 年度には 8,530 人となっている。また、中学校では減
少傾向が続いており、平成 11 年度に 3,483 人、在籍率 66.5%であったのが平成 21
年度は 2,765 人、在籍率 55.4%という状況となっている。
●
特別支援学級に在籍する児童・生徒は平成 12 年度 144 人であったのに対し、平成
20 年度からの学級数の増設も関連し、平成 21 年度には 224 人となっている。また、
通常の学級において、LD、ADHD などの発達障害等があり特別な教育的支援を要す
る児童・生徒は小中学校合わせて平成 18 年度 220 人(全体数の 2.1%)であったの
が、平成 20 年度は 335 人(2.9%)となっている。
(児童・生徒数は各年 5 月 1 日現在)
(2)芸術文化・スポーツ行政の区長部局への移行
「区長と教育委員会の職務権限の変更及び平成 22 年度以降の組織編成の考え方
(案)
」がまとめられた 。これにより、教育委員会 が所管している芸術文化・スポー
ツ行政のうち、区長部局が所管することでより大きな効果が期待できるものについて
は、区長部局の事務事業として位置付け、まちづくり事業等との連携を強化すること
などにより、事業実施効果を高めることとし、平成 23 年 4 月 1 日から区長部局へ移
行することを検討している。併せて、就学前児童対策・青少年健全育成を担当する組
織についても見直すことを検討している。
50
◇2 教育行政に求められる課題
こうした状況を認識しつつ、学校教育においては、新学習指導要領への対応、各種調査結
果から得られる子どもの学力や体力の課題、携帯電話等の普及による生活面への影響など
多岐にわたる諸課題への対応が求められている 。生涯学習の推進にあたっても、区民の学
習ニーズに対応した事業の実施に加え、施設の安全性の確保などから施設改修等の必要が
生じている 。さらに、芸術文化・スポーツ行政の権限移行と併せて、教育委員会の将来を
見据えた組織体制の検討を進める必要がある。そこで、平成 22 年度の教育行政運営にあた
り、様々な課題へ積極的かつ迅速に対応する必要がある。以下、その課題を具体的に示す。
(1)新学習指導要領の完全実施に向けた対応
平成 20 年 3 月に改訂された学習指導要領の完全実施(小学校は平成 23 年度から、
中学校は平成 24 年度から)に向け、○ 言語活動の充実、○ 理数教育の充実、○ 伝統
や文化に関する教育の充実、○ 道徳教育の充実、○ 体験活動の充実、など教育内容の
改善が求められている。
(2)基礎的・基本的な学力の定着と向上に向けた対応
区の学力調査等の結果から、区内の児童・生徒の学力については、全体として知識・
技能及びそれらを活用する能力とも満足できる状況にあるといえる。しかし、学力の定
着には個々に差があり、今後さらに児童・生徒に基礎的・基本的な内容を定着させる取
組を推進する必要がある。また、学習意欲を向上させ、主体的に取り組む態度を養うと
ともに、家庭との連携を図りながら、学習習慣を確立し、粘り強く学習に取り組む態度
を育成する必要がある。
(3)携帯電話やインターネットなどの利用による子どもを取り巻く環境の変化への対
応
子どもが携帯電話やインターネット などを介した様々なトラブルに巻き込まれない
ようにするため、教育委員会で策定した「目黒区児童・生徒に係る携帯電話使用等に関
する指針」に基づき、子どもの情報モラル等の情報活用能力の向上や使用のルールの徹
底への継続した取組みが求められている。
(4)健康課題や体力低下への対応
肥満、ぜん息などの健康課題のある子どもが依然として多く、生活習慣の改善と併せ
て課題への対応が求められている。また、体力・運動能力に関しては、「全国体力・運
動能力、運動習慣等調査結果」では、全国の平均と比して、敏捷性、全身持久力、投力
について課題がみられ、運動時間との相関関係を考慮すると、日常的に運動する習慣を
つけ、運動時間を確保することが必要となっている。
(5)不登校・いじめ等へのさらなる対応
小・中学校における不登校については、全体的に増加の傾向にあり、子どものおかれ
ている状況に応じて学校・家庭・めぐろ学校サポートセンター等が連携して対応する必
要がある。また、いじめについては、その態様が多様化する傾向にある。このため、学
51
校・教育委員会が努力することはもとより、加えて個々の事例解決に向けて人権尊重教
育の推進や学校と保護者の共同した取組など、組織的に解決を図る必要がある。さらに、
子どもの問題行動などについては要因が様々であり、福祉も含めた関係機関と連携し解
決することが求められている。
(6)区民の多様な学習ニーズへの対応
すでに団塊の世代が定年を迎えた現在、地域社会にその経験や力を生かしながら自己
実現を図ることが期待されている。また、多様化する青少年をめぐる諸課題、家庭にお
ける教育機能の向上などの多様な学習ニーズや課題に応じた生涯学習施策の推進を図
る必要がある。
(7)施設機能の維持・向上、安全確保のための対応
校舎や体育施設などの老朽化対策、学校のトイレ改修、校庭整備など、施設機能を維
持、向上させることや安全確保のための改築・改修が求められている。
◇3 教育行政運営に当たっての考え方
(1)時宜をとらえた施策の推進
平成 22 年度は、改定を予定するめぐろ学校教育プラン、特別支援教育推進計画、さ
らに、目黒区実施計画の初年度に当たることから、これらに掲げる平成 22 年度の推進
事業については年度当初から計画的な実施となるよう準備を進め、より積極的に進めて
いくものとする。
(2)学校、保護者、区民への説明責任
事業の実施にあたっては、学校、保護者、区民に機会をとらえて適切に情報提供や説
明を行い、説明責任を果たすものとする。
(3)家庭・地域との連携・協力の強化
子どもの学力向上、健康増進、体力の向上、携帯電話の使用ルールの徹底など、学
校・教育委員会と家庭、さらに地域がこれまで以上に協力し、連携を深める。
(4)国等の動向をとらえた的確な対応
国等における教育行政の推進施策の動向をとらえ、年度途中であっても的確かつ柔
軟な対応を図るものとする。
(5)実施策の策定
重点課題に対応した事業を着実に推進するために、平成 22 年度当初予算との整合を
図りつつ、本方針に基づく実施策を別紙のとおり掲げ推進する。
◇4 重点課題と施策の方向性
教育に求められる課題を踏まえ、平成 22 年度に積極的に推進する重点課題を設定し、そ
れぞれの施策の方向を示すものとする。
52
重点課題1
子どもの「生きる力」をはぐくむ学校教育の推進
● 新学習指導要領に対応して、言語活動や外国語活動・英語教育について指導の充実を
図るとともに、理数教科や道徳など、学習内容の充実を図る。
●
習熟の程度に応じた指導など、少人数指導を進める。また、中学校については放課
後を活用して学力向上が進められるよう、組織的な方策を講じる。
●
心豊かな子どもの育成に向け、自然宿泊体験教室事業 について全小・中学校での本
格実施を図る。また、興津自然学園(仮称)を開設する。
●
子どもが日本の伝統と文化を理解し、親しむために、伝統芸能保持者の学校への派
遣や地域における伝統文化子ども教室を実施する。
●
児童・生徒の情報モラルを含めた情報活用能力を身に付けさせる情報教育のさらな
る推進を図るため、教員のICT研修において、ICT活用技術の向上と合わせてセキ
ュリティ意識等の高揚を図るとともに、学校のICT環境を整備する。
●
CO2の削減など社会全体の重要な課題となっている地球温暖化対策に関し、子ども
が問題意識を持ち、自ら取り組む主体となるよう、環境教育を推進する。併せて、「学
校版めぐろグリーンアクションプログラム 」の推進や、身近な校舎のエコスクールの推
進など、総合的な施策の展開を図る。
●
国際理解教育の推進に資するため、学校が実施する外国の学校との交流事業の支援
を行うなど、国際交流活動の推進を図る。
●
部活動の支援や学校独自の宿泊事業の支援など、特色ある教育活動を促進し、中学
校の魅力づくりを進める。
●
小学校・中学校間の連携・交流の強化を図る。
●
中学校の規模の適正化に向けた取組みを進める。
●
子どもたちが充実した学校生活を送るための学校環境の改善と整備を進める。
●
地域に信頼される学校づくりを実現する。
●
教育・保育を一体的に提供し、地域における子育て支援事業を行うなど、子どもの
育成環境に関する多様なニーズに対応する「認定こども園」制度の導入を進める。
重点課題2
●
健康課題の改善、体力の向上と子どもの個々の課題に応じた支援
個々の健康課題の改善のため、学校健康トレーナーによる運動指導や健康相談など、
きめ細かい対応を図るとともに、健康教室を実施する。また、生活習慣改善プログラム
の継続した実施や食育の推進を図る。
●
子どもの体力向上のため、学校における体育科の授業の充実を図るとともに、「めぐ
ろ子どもスポーツ健康手帳」の一層の活用を図る。また、幼稚園、小学校、中学校の発
達段階に応じた体力向上策を進める。
●
特別支援教育に関し、学校の教職員・保護者・関係機関の理解が深まるように、よ
53
り積極的に啓発活動を行う。また、きめ細かい就学相談、教育相談を進めるとともに 、
就学前施設との連携・協力を図る。
●
不登校の子どもの学校への復帰、いじめの解決、子どもの問題行動への対応など、
子どもと保護者を様々な面からサポートするスクールソーシャルワーカー を配置し、学
校や関係機関と連携した取組みを進める。
重点課題3
●
地域特性を生かした文化の香り高いまちづくり
区民の生涯学習の幅広いニーズに応えるため、区内の大学・企業などと連携・協力
した講座の実施など、様々なプログラムの展開を図る。
●
家庭教育講座の充実、家庭への適切な情報の提供を行うとともに、青少年への社会
教育講座の実施など地域と連携した取組みを進める。
●
子どもの安全の確保に努める。
●
区民サービスの向上と生涯学習や子ども読書活動の推進を図るため、休館日の縮減
等、図書館サービスの一層の充実に向けた検討を進める。
●
区民サービスの向上と経費の効率的活用を目指し、社会教育館の指定管理者制度導
入に向けた検討を進める。文化ホール、美術館、社会教育館、体育施設、図書館の運営
能力の向上を図るため、運営状況について評価を行うとともに、その結果に基づき運営
の改善を図るよう必要な措置を講ずる。
●
目黒のまちの魅力を高め、コミュニティ に資する文化縁のさらなる具現化を図るた
め、めぐろアートウィークの定着を図るとともに、芸術文化行政の区長部局への移行に
あたり、現行の芸術文化振興プランを評価し、今後の考え方をまとめる。
●
目黒の歴史に関する理解を深め、区民の生涯学習の振興に寄与するとともに、広く
教育、学術の向上と地域文化の発展に資する。
●
区民が地域の身近な場所で気軽に行えるスポーツ・レクリエーション活動の普及を
通じて、区民の生きがいや健康づくり、相互交流の促進を図る。
重点課題4
●
行財政資源の重点配分化と課題に対応した体制整備
教育委員会が所管している芸術文化・スポーツ行政のうち、区長部局が所管するこ
とでより大きな効果が期待できるものについては、区長部局の事務事業として位置付け、
まちづくり事業等との連携を強化することなどにより、事業実施効果を高められるよう、
区長部局と連携して移行の準備を進める。併せて、今後の教育委員会事務局組織のあり
方について、教育委員会、関係組織とともに議論し、将来を見据えた組織体制の検討を
進める。
●
新たな事業の構築を図る際には、他事業との類似重複については調整を行うととも
に、時代状況の変化により必要性の薄くなった事業については見直しを行い、人員・財
54
源の重点配分を進める。
●
区民サービスの向上と経費の効率的活用を目指し、社会教育館の指定管理者制度導
入に向けた検討を進める。
(重点課題3再掲)
55
別紙
平成22年度教育行政運営方針実施策
∼子どもの生きる力を育み支えるとともに、将来の教育課題に
対応した体制づくりを進める∼
重点課題1
子どもの「生きる力」をはぐくむ学校教育の推進
番号
項
目
所管課
1-1 新学習指導要領に対応して、言語活動や外国語活動・英語教育について指導の充実を図
るとともに、理数教科や道徳など、学習内容の充実を図る。
1-1-1
言語活動指導資料及 び指導計画の作成
指導課
国語科を中心に、区独自の「言語活動指導資料」及び「言語活動指導
計画」を作成し、言語活動の指導の充実を図る。
1-1-2
外国語指導員(ALT)派遣
指導課
小学校の英語活動・外国語活動の授業や、中学校の英語科の授業を中
心に外国語指導員(ALT)を教員の助手として派遣する。
1-1-3
興津自然学園(仮称)の英語教室の検討
中学生の希望者を対象とした宿泊を伴った英語教室の実施内容を検
企画調整
課
討する。
1-1-4
理数教科の指導計画改定
指導課
系統性を踏まえた学習が展開されるよう、各小・中学校の指導計画を
改定する。
1-1-5
理科講演会の開催
指導課
中学校1年生を対象に、ノーベル賞受賞者による講演会を開催する。
1-1-6
理科支援員の設置
指導課
理科支援員を配置し、小学校 5・6 年生の理科授業における観察・実
験等の体験的な学習の充実を図る。
1-1-7
理数教育事業の充実
地域学習
緑が丘文化会館において、理数教育体験学習等の講座を実施する。
1-1-8
青少年プラザ科学教室運営
課
地域学習
青少年プラザにおいて、小・中学生を対象とした科学クラブを実施す
課
る。
1-1-9
道徳授業地区公開講座 の開催
指導課
道徳授業地区公開講座を実施し、保護者・地域とともに豊かな心をは
ぐくむ教育について語り合う機会を設ける。
56
1-1-10
授業スペシャリストの表彰及び活用
授業力の高い教員の表彰及び活用をし、その指導技術を若手教員等へ
継承し高い授業力を持つ教員を養成する。
指導課、め
ぐろ学校
サポート
センター
1-1-11
学力調査の実施
指導課
小学校 2 年生から 6 年生まで及び中学生を対象に学力調査を実施し、
その学習状況を組織的・継続的に調査・分析するとともに、各校の指導
法やカリキュラムの改善・充実を図り、学力の定着・向上を目指す。
1-1-12
区独自教員の任用制度の構築
教育改革
外国語教育など特色あるめぐろの教育の一層の充実に向け、常勤の教
員の任用に向けた制度構築に取り組む。
推進課、指
導課
1-2 習熟の程度に応じた指導など、少人数指導を進める。また、中学校については放課後を
活用して学力向上が進められるよう、組織的な方策を講じる。
1-2-1
学習指導講師の配置
指導課
全小学校に学習指導講師を配置し、個に応じた指導の充実を図る。
1-2-2
学習指導員の配置
指導課
小・中学校に、区独自の学習指導員を配置し、ティーム・ティーチン
グや少人数授業による授業の充実を進め、基礎・基本の定着、学力の向
上を図る。
1-2-3
小 1 学級補助教員の配置
指導課
小学校 1 年生の必要な学級に小 1 学級補助教員を配置し、一人ひと
りの児童が入学直後の学校生活に適応できるよう取り組む。
1-2-4
学力向上のための放課後学習の実施
指導課
放課後における学習支援のための学習指導員を配置し、中学校におけ
る学力定着・向上を図る。また、小学校への配置を検討する。
1-3 心豊かな子どもの育成に向け、自然宿泊体験教室事業について全小・中学校での本格実
施を図る。また、興津自然学園(仮称)を開設する。
1-3-1
自然宿泊体験教室事業 の実施
指導課
自然宿泊体験教室事業を実施し、小学校 4 年から中学校 1 年までの
発達段階に応じた豊かな体験活動の充実を図る。
1-3-2
興津自然学園(仮称)整備
企画調整
興津自然学園(仮称)の整備工事、準備を行い、平成 22 年 7 月(予
課
定)に開設する。
1-3-3
八ヶ岳自然宿泊体験教室事業等環境整備
八ヶ岳林間学園を利用した自然宿泊体験教室事業の実施のため、暖房
器具の新規設置及び入れ替えを行う。
57
企画調整
課
1-3-4
マリンスポーツ体験教室事業の検討
興津自然学園(仮称)を活用した中学生の宿泊を伴うマリンスポーツ
企画調整
課
体験教室事業の内容を検討する。
1-1-3
(再掲)
興津自然学園(仮称)の英語教室の検討
中学生の希望者を対象とした宿泊を伴った英語教室の実施内容を検
企画調整
課
討する。
1-4 子どもが日本の伝統と文化を理解し、親しむために、伝統芸能保持者の学校への派遣や
地域における伝統文化子ども教室事業の実施を進める。
1-4-1
伝統芸能保持者の学校派遣
企画調整
伝統芸能保持者を小・中学校に派遣し、子どもが我が国や地域の伝統
課
と文化への理解を深め、愛着をもち、よき伝統の継承や文化の創造がで
きる能力を育む。
1-4-2
伝統文化子ども教室の実施
地域学習
地域において伝統的な文化を子どもたちに体験・習得する機会を提供
課
するため、将棋、囲碁、華道、茶の湯等の教室を開催する。
1-5 児童・生徒の情報モラルを含めた情報活用能力を身に付けさせる情報教育のさらなる推
進を図るため、教員のICT研修において、ICT活用技術の向上と合わせてセキュリテ
ィ意識等の高揚を図るとともに、学校のICT環境を整備する。
1-5-1
ICT支援
指導課
ICT支援員を小・中学校に派遣し、コンピューターや情報通信ネッ
トワークなどを適切に活用できる力を育む教育、情報モラルの指導の強
化・充実、情報教育の推進に必要な教員の更なる資質向上を図る。
1-5-2
ICT活用指導力向上研修 の実施
めぐろ学
ICTを活用した教育を推進するため、教員の研修を行う。
校サポー
トセンタ
ー
1-5-3
学校情報セキュリティの推進
教育改革
学校情報セキュリティ推進員を配置し、学校の情報セキュリティに対
推進課
する相談等に対応する。
1-5-4
学校のICT環境整備
教育改革
全小・中学校の教育用コンピューターの借上げやパソコンソフトの整
推進課
備を行う。
1-6 CO 2 の削減など社会全体の重要な課題となっている地球温暖化対策 に関し、子どもが
問題意識を持ち、自ら取り組む主体となるよう、環境教育を推進する。併せて、「学校版め
ぐろグリーンアクションプログラム 」の推進や、身近な校舎のエコスクールの推進など、
総合的な施策の展開を図る。
58
1-6-1
学校版めぐろグリーンアクションプログラム の推進
学務課
学校版めぐろグリーンアクションプログラム を推進し、優良校を表彰
するとともに、プログラム運用支援業務を委託する。
1-6-2
屋上緑化及び壁面緑化
学校施設
環境教育及び温暖化対策として、屋上緑化維持、壁面緑化の苗木購入
計画課
等を行う。
1-7 国際理解教育の推進に資するため、学校が実施する外国の学校との交流事業の支援を行
うなど、国際交流活動の推進を図る。
1-7-1
学校国際交流事業 の支援
企画調整
各学校が主体的に行う国際交流事業を支援する。
1-7-2
北京市崇文区及びジョージア州チェロキー郡との交流
課
指導課
北京市崇文区と相互に書画賀状の交換及びジョージア州チェロキー
郡との絵画作品交流を行う。
1-7-3
国際理解教育支援員 の配置
指導課
英語と日本語に関する国際理解教育支援員 を配置し、国際理解教育に
関する指導の充実を図る。
1-7-4
地域人材活用による小学生国際理解教育事業 の実施
指導課
地域団体と協働して、外国籍の地域人材と児童との交流を通じた様々
な国の文化や言語を紹介する活動を行い、小学生の国際理解教育を促進
する。
1-8 部活動の支援や学校独自の宿泊事業の支援など、特色ある教育活動を促進し、中学校の
魅力づくりを進める。
1-8-1
中学校部活動支援 の充実
地 域 学
部活動を充実するため、部活動合宿及び部活動外部指導者の活用を支
習課
援する。また、その地域人材の活用と大学との連携について検討し、実
施する。
1-8-2
学校独自の宿泊事業の支援
企画調整
中学校が独自に行う宿泊事業を支援する。
1-8-3
学校案内パンフレット及び中学校案内の作成
課
学務課
各小学校の特色を紹介する小学校案内パンフレット及び各中学校の
魅力等を紹介する中学校案内を作成する。
1-3-4
(再掲)
マリンスポーツ体験教室事業の検討
興津自然学園(仮称)を活用した中学生の宿泊を伴うマリンスポーツ
企画調整
課
体験教室事業の内容を検討する。
1-9 小学校・中学校間の連携・交流の強化を図る。
1-9-1
「小・中連携子ども育成プラン」(仮称)の作成
59
指導課
「小・中連携子ども育成プラン」(仮称)を作成し、学校間が共同で
知・徳・体の調和の取れた 9 年間の教育を進める。
1-10
1-10-1
中学校の規模の適正化に向けた取組みを進める。
新たな統合実施方針作成
教育改革
新たな統合実施方針を作成し、学校規模の適正化に取り組む。
1-11
1-11-1
子どもたちが充実した学校生活を送るための学校環境の改善と整備を進める。
校庭整備
学校施設
月光原小学校の校庭整備を行う。
1-11-2
小学校校舎の改築・大規模改修
計画課
学校施設
東山小学校校舎改築等の実施設計を行う。
1-11-3
推進課
小学校水飲栓直結給水化工事
計画課
学校施設
小学校の水飲栓を現在の貯水槽経由方式から水道管直結方式へ改修
計画課
する。
1-11-4
小学校施設工事
学校施設
小学校の校舎の雨漏り改修工事、給食室床改修工事、体育館床改修工
計画課
事、投光器増設工事を行う。
1-11-5
小中学校地上デジタル受信設備工事
平成 23 年からの地上デジタルテレビ放送への移行に当たり、小・中
学校施設
計画課
学校の地上デジタル受信設備を整備する。
1-11-6
武道のための環境整備
指導課、学
中学校で必修化された武道実施に向け、各学校の実情に合わせた施
設・設備等の整備内容を検討する。
務課、学校
施設計画
課
1-11-7
学校図書館ボランティアリーダーの充実
指導課
学校図書館ボランティアリーダー の学校への派遣時間を拡大する。特
に中学校については、学校図書館ボランティリーダーの活用を図る体制
作りを進め、図書館機能の充実を図る。
1-11-8
学校図書館図書購入
学務課
学校図書館の充実を図るため、図書を整備する。
1-11-9
学校図書館蔵書の電子データ化の検討・計画作成
学校図書館蔵書の電子データ化に向けた検討をし、計画を作成し、活
教育改革
推進課
用しやすい環境の整備を行う。
1-12
1-12-1
地域に信頼される学校づくりを実現する。
学校運営協議会の設置・運営
教育改革
保護者や地域住民の意見を反映し特色ある学校運営を行うため学校
推進課
運営協議会を引き続き設置する。
1-12-2
学校評議員の設置
指導課
60
各幼稚園、小・中学校に学校評議員を置き、その意見を学校運営に適
切に反映し、地域社会との連携を更に深める。
1-12-3
学校評価の実施等
指導課、教
保護者、児童・生徒、地域、教職員による学校評価を実施し、区 育 改 革 推
全体で統一的な評価を行う。第三者による評価制度について、構築 進課
に向けて検討する。
1−13
教育・保育を一体的に提供し、地域における子育て支援事業を行うなど、子どもの育
成環境に関する多様なニーズに対応するため「認定こども園」制度の導入を進める。
1-13-1
区立幼稚園の認定こども園への移行
教育改革
みどりがおか幼稚園及びげっこうはら幼稚園の認定こども園への移
推進課
行に向け、準備を進める。また、その他の区立幼稚園についても方向性
について検討する。
重点課題2
健康課題の改善、体力の向上と子どもの個々の課題に応じた支援
番号
項
目
所管課
2-1 個々の健康課題の改善のため、学校健康トレーナーによる運動指導や健康相談など、き
め細かい対応を図るとともに、健康教室を実施する。また、生活習慣改善プログラムの継
続した実施や食育の推進を図る。
2-1-1
健康教育支援
○
学校訪問
めぐろ学
学校健康トレーナーが全小学校を定期的に訪問し、
健康課題の改善に向けて運動指導や健康相談を行う。
○
健康教育に関する相談
学校健康トレーナーが、健康上の課題
校サポー
トセンタ
ー
について来室・電話相談に応じる。また、食育推進指導員が電話相談
に応じる。
○
健康教室
めぐろ学校サポートセンター体育館にて、運動による健
康づくり、肥満の予防や解消等に関心のある小学生と保護者を対象に
健康教室を行う。
2-1-2
健康教室事業の拡充(興津キャンプ)
興津自然学園(仮称)において、小学生の親子を対象とする健康教室
を実施する。
めぐろ学
校サポー
トセンタ
ー
2-1-3
生活習慣改善プログラムの実施
学務課
全小学校の希望する 4 年生を対象とし、アンケート調査や定期健康
診断の結果をもとに、将来起こり得る生活習慣病の危険因子を有する可
能性のある児童に対し、小児生活習慣病の専門医たちが面談を実施し、
61
生活習慣病の危険性を本人や保護者に認識してもらい、運動や食事など
日常生活での問題点を改善していくよう指導する。
2-1-4
「学校における食育指針」の策定
学務課
「学校における食育指針」を策定し、食育を推進する。
2-1-5
食育研究指定地区 としての研究
学務課、指
区が平成22年度食育研究指定地区 として指定されたことに伴い、栄
導課
養教諭を配置し、学校の食育の推進に向けて実践的な研究を行う。
2-1-6
食育推進講演会の開催
学務課
「食育」の推進について講演会を開催する。
2-1-7
特別給食の実施
学務課
日本の食文化や行事の食事を取り入れた特別給食を各小・中学校で実
施する。
2-2 子どもの体力向上のため、学校における体育授業の充実を図るとともに、
「めぐろ子ども
スポーツ健康手帳」の一層の活用を図る。また、幼稚園、小学校、中学校の発達段階に応じ
た体力向上策を進める。
2-2-1
めぐろ子どもスポーツ健康手帳の活用
指導課
めぐろ子どもスポーツ健康手帳を全小学生に配布し、学校と家庭で活
用する。
2-2-2
小・中学校の体力テストの実施
指導課
小・中学生の運動能力等を測るため、体力テストを実施する。
2-3 特別支援教育に関し、学校の教職員・保護者・関係機関の理解が深まるように、より積
極的に啓発活動を行う。また、きめ細かい就学相談、教育相談を進めるとともに、就学前
施設との連携・協力を図る。
2-3-1
特別支援教育に関する保護者への理解促進
学務課
区内就学前施設、小・中学校において、保護者を対象に特別支援教育
について周知を図り、障害のある児童・生徒等への理解を促進する。
2-3-2
特別支援教育に関する区民への理解促進
学務課
特別支援教育に関する講演会等を開催する。
2-3-3
特別支援学級の増設
学務課、指
中根小学校に情緒障害学級を増設する。また、平成 24 年度に第七中
導課
学校に設置する情緒障害等通級指導学級における指導のあり方と今後
の方向性について検討する。
2-3-4
特別支援教育支援員 の配置
めぐろ学
通常学級に在籍し、生活面及び学習面での指導に配慮を要する児童・ 校 サ ポ ー
生徒に対し、特別支援教育支援員を配置し、支援の充実を図る。
トセンタ
ー
2-3-5
就学前から卒業後までの生活を結ぶ個別の支援計画等の策定の推進の
62
指導課、め
検討
ぐろ学校
幼稚園に対する専門家チームの派遣、定期的な巡回教育相談、幼稚園
教員を対象とした研修を実施し、個別の支援計画作成及び指導の充実を
サポート
センター
進めるよう検討する。
2-3-6
巡回指導の検討
指導課
巡回指導の実施に関して、教員の配置など東京都の方針を踏まえつ
つ、今後のあり方について検討する。
2-3-7
スクールカウンセラー 等の派遣の充実(困難事例への学校派遣)の検討
めぐろ学
配慮を必要とする児童が多い学校について、スクールカウンセラーの
校サポー
複数配置、派遣回数増などの対応を検討する。また、長期的に家庭への
トセンタ
支援も含めた支援を行うスクールソーシャルワーカー の配置について
ー、指導課
検討する。
2-3-8
居住地域の小・中学校との交流及び共同学習の実施・促進の検討
特別支援学校と連携を図り、学校・学級だよりの送付や学校行事への
学務課、指
導課
参加等について検討する。
2-3-9
大学等との連携の検討
学務課、指
障害のある児童・生徒の教育に関する指導・助言を得るほか、インタ
導課
ーンシップなど大学等との連絡体制の確立を図るよう検討する。
2-4 不登校の子どもの学校への復帰、いじめの解決、子どもの問題行動への対応など、子ど
もと保護者を様々な面からサポートするスクールソーシャルワーカー を配置し、学校や関
係機関と連携した取組みを進める。
2-4-1
2-4-2
2-4-3
2-4-4
スクールソーシャルワーカー の配置
めぐろ学
スクールソーシャルワーカー を配置し、児童・生徒の長期欠席等の課
校サポー
題がある学校に福祉的専門的領域のノウハウを提供するなどし、関係機
トセンタ
関との連携により課題を解決するよう取り組む。
ー
めぐろエミール運営
めぐろ学
長期間登校することができない小・中学生を対象に、児童・生徒一人
校サポー
ひとりの状態に応じた指導・助言を行い、自立の力をつけ、集団生活へ
トセンタ
の適応を図るとともに、学校復帰を目指す。
ー
メンタルフレンド の活用
めぐろ学
長期欠席児童・生徒の自宅・学校へメンタルフレンドを派遣し、話し
校サポー
相手や相談相手になり、ふれあいを通して自分自身を見つめさせ、人や
トセンタ
社会との関わり方を身に付けさせる。
ー
デジタルコンテンツの活用による学習支援
めぐろ学
不登校児童・生徒を対象とするeラーニングなどのデジタルコンテン
ツを活用した新しい学習支援について研究を進める。
校サポー
トセンタ
ー
63
2-4-5
教育相談の実施
めぐろ学
教育上の諸問題についての相談に応じるとともに、学校内での教育相
校サポー
談活動を援助する。教育相談員を配置し、来室教育相談や電話教育相談
トセンタ
を実施する。新たに、情報機能を活用した相談機能として e カウンセリ
ー
ングの研究を行う。
2-4-6
2-3-7
(再掲)
スクールカウンセラー 派遣
めぐろ学
スクールカウンセラーを派遣し、学校における児童・生徒に関わる不
校サポー
登校、いじめ、集団不適応等の問題解決及び発達障害の援助・支援、保
トセンタ
護者、教職員への相談活動を行う。
ー
スクールカウンセラー 等の派遣の充実(困難事例への学校派遣)の検討
めぐろ学
配慮を必要とする児童が多い学校について、スクールカウンセラーの
校サポー
複数配置、派遣回数増などの対応を検討する。また、長期的に家庭への
トセンタ
支援も含めた支援を行うスクールソーシャルワーカー の配置について
ー、指導課
検討する。
重点課題3
地域特性を生かした文化の香り高いまちづくり
番号
項
目
所管課
3-1 区民の生涯学習の幅広いニーズに応えるため、区内の大学・企業などと連携・協力した
講座の実施など、様々なプログラムの展開を図る。
3-1-1
区内教育機関等との協働講座の実施
区内の大学等教育機関との連携による学習講座及び教育機関連携生
企画調整
課
涯学習講座や地域との連携に関するシンポジウムを開催する。
3-2 家庭教育講座の充実、家庭への適切な情報の提供を行うとともに、青少年への社会教育
講座の実施など地域と連携した取組みを進める。
3-2-1
家庭教育学級・講座の開催
地域学習
小学校家庭教育学級・中学校家庭教育講座 を各小・中学校のPTAに
課
委託して実施するとともに、社会教育館で家庭教育の講座を開催する。
3-2-2
青少年対象社会教育講座 の実施
地域学習
青少年の自主的な社会教育活動を通して、青少年の健全な育成を図る
課
ため、社会教育講座を実施する。
1-1-7
(再掲)
1-1-8
(再掲)
理数教育事業の充実
地域学習
緑が丘文化会館において、理数教育体験学習等の講座を実施する。
青少年プラザ科学教室運営
課
地域学習
青少年プラザにおいて、中学生を対象とした中学科学クラブ及び小学
生を対象とした児童科学クラブを実施する。
64
課
3-3 子どもの安全の確保に努める。
3-3-1
めぐろ子ども見守りメール(学校緊急情報連絡システム)の運用
緊急情報や震災時における災害情報を幼稚園、小・中学校等の保護者
企画調整
課
の携帯電話やパソコンにメール配信する。
3-4 区民サービスの向上と生涯学習や子ども読書活動の推進を図るため、休館日の縮減等、
図書館サービスの一層の充実に向けた検討を進める。
3-4-1
図書館の休館日縮減の検討
八雲中央
図書館の休館日の縮減に向けた検討を進める。
3-4-2
読み聞かせボランティアの育成
八雲中央
ワークショップを開催し、読み聞かせボランティアを育成する。
3-4-3
図書館
図書館の障害者サービスの実施
図書館
八雲中央
通常の方法では図書館利用に障害のある方々を対象として、障害者サ
図書館
ービスを実施する。
3-5 区民サービスの向上と経費の効率的活用を目指し、社会教育館の指定管理者制度導入に
向けた検討を進める。社会教育館、図書館、文化ホール、美術館、体育施設の運営能力の
向上を図るため、運営状況について評価を行うとともに、その結果に基づき運営の改善を
図るよう必要な措置を講ずる。
3-5-1
社会教育館への指定管理者制度導入検討
平成 24 年度にすべての社会教育館への指定管理者制度の導入に向け
地域学習
課
て、社会教育館の課題や運営状況の評価を踏まえながら、効果的運営に
ついて検討する。
3-5-2
図書館運営状況の評価
八雲中央
図書館の運営状況について評価を行い、利用者満足度の向上に取り組
図書館
む。
3-5-3
文化ホール及び美術館の指定管理者評価
企画調整
指定管理者が行った文化ホール及び美術館の管理運営業務について、 課
サービスの実施、経営能力、管理運営の効率化の観点から評価する。
3-5-4
体育施設の指定管理者評価
スポーツ
指定管理者が行った体育施設の管理運営業務について、サービスの実
振興課
施、経営能力、管理運営の効率化の観点から評価する。
3-6 目黒のまちの魅力を高め、コミュニティに資する文化縁のさらなる具現化を図るため、
めぐろアートウィークの定着を図るとともに、芸術文化行政の区長部局への移行にあたり、
現行の芸術文化振興プランを評価し、今後の考え方をまとめる。
3-6-1
めぐろアートウィークの開催
企画調整
目黒区の芸術文化の魅力を多くの方に体感してもらうために、区に関
係のある様々な芸術文化団体等 との連携により多様な芸術文化事業を
実施する。
65
課
3-6-2
芸術文化振興プランの改定に向けた準備
芸術文化行政の区長部局への移行に当たり、芸術文化振興プランの評
企画調整
課
価を行い、改定に着手できるよう準備を進める。
3-7 目黒の歴史に関する理解を深め、区民の生涯学習の振興に寄与するとともに、広く教育、
学術の向上と地域文化の発展に資する。
3-7-1
めぐろ歴史資料館運営
地域学習
資料の収集、整理・保管・調査研究をし、常設展示や企画展示で紹介
課
するとともに、画像閲覧や学習相談、講習会・講座等、各種普及啓発事
業を行う。
3-7-2
戦史(平和)資料の収集・保存・展示
目黒空襲から 65 年目に当たるため、めぐろ歴史資料館において企画
展「戦後 65 年
地域学習
課
目黒の空襲と銃後の生活」を開催する。
3-8 区民が地域の身近な場所で気軽に行えるスポーツ・レクリエーション活動の普及を通じ
て、区民の生きがいや健康づくり、相互交流の促進を図る。
3-8-1
スポーツ・レクリエーション活動の充実
各体育施設の一般公開や教室、講習会等について、指定管理者の専門
スポーツ
振興課
性やノウハウを生かし、事業の充実を図る。併せて、各種の大会等の実
施を通じて、相互交流・相互理解の促進を図る。
重点課題4
行財政資源の重点配分化と課題に対応した体制整備
4-1 教育委員会が所管している芸術文化・スポーツ行政のうち、区長部局が所管することで
より大きな効果が期待できるものについては、区長部局の事務事業として位置付け、まち
づくり事業等との連携を強化することなどにより 、事業実施効果を高められるよう、区長
部局と連携して移行の検討・準備を進める。併せて、今後の教育委員会事務局組織 のあり
方について、教育委員会、関係組織とともに議論し、将来を見据えた組織体制の検討を進
める。
4-2 新たな事業の構築を図る際には、他事業との類似重複については調整を行うとともに、
時代状況の変化により必要性の薄くなった事業については見直しを行い、人員・財源の重
点配分を進める。
4-3 区民サービスの向上と経費の効率的活用を目指し、社会教育館の指定管理者制度導入に
向けた検討を進める。
(重点課題3再掲)
66
平成23年度 目黒区教育委員会の権限に
属する事務の管理及び執行の状況の点検及
び評価(平成22年度分)報告書
平成23年8月
目黒区教育委員会
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