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2008年捕鯨に関する生活者意識調査 報告書
特定非営利活動法人 グリーンピース・ジャパン 御中 (委託元) 2008年捕鯨に関する生活者意識調査 (インターネット調査) 報告書 2008年2月14日 受託機関 (株)日本リサーチセンター Nippon Research Center, Ltd. Member of Gallup International Association 目次 I. II. III. 調査概要----------------------------------------------------------------対象者プロフィール --------------------------------------------------調査結果 ---------------------------------------------------------------まとめ -------------------------------------------------------------------1. 捕鯨および鯨肉についての意識 -------------------------------2. 調査捕鯨についての意識 ---------------------------------------3. 日本の捕鯨についての意見 ------------------------------------- 2 3 6 7 9 14 23 (付) クロス集計表 調査票 1 I. 調査概要 1. 調査目的 捕鯨について人々の意見を調査する 2. 調査方法 インターネット調査 3. 調査地域 全国 4. 調査対象者 15∼59歳の男女 5. サンプリング方法 (株)日本リサーチセンター登録インターネットパネル(Cyber Panel)からの無作為抽出 *サンプルはインターネットパネルからの抽出であり、必ずしも日本の全人口の意見を代表するもの ではない点にご注意ください。 6. 有効回収サンプル数 1,051 サンプル 性 別 年齢 サンプル数 男性 15 -29 歳 148 男性 30 -39 歳 133 男性 40 -49 歳 111 男性 50 -59 歳 130 女性 15 -29 歳 150 女性 30 -39 歳 127 女性 40 - 49 歳 115 女性 50 -59 歳 137 7. 調査期間 8. 調査実施機関 ※全国15∼59歳の人口構成を反映するように、 性・年齢別に回収数を割り当てた(2006年調査同様)。 2008年1月18日(金)∼23日(水) (株)日本リサーチセンター グリーンピース・ジャパンの企画により日本リサーチセンターが実施しました。 2 II. 対象者プロフィール 基本属性 性別、年齢、職業、未既婚については下表のとおりである。 対象者のうち、29%は事務・技術職、20%が専業主婦であった。 F1 性別 F3 職業 男性 49.7 % 農林漁業 0.4 % 女性 50.3 自営・商工業 6.0 自由業 2.9 管理職 8.2 F2 年齢 事務・技術職 28.6 労務・技能職 9.4 15∼19才 2.1 % パート・アルバイト 10.7 20∼24才 8.3 主婦専業 19.8 25∼29才 18.0 学生 9.6 30∼34才 12.3 無職 4.4 35∼39才 12.5 40∼44才 10.4 45∼49才 50∼54才 55∼59才 11.1 14.8 10.6 F4 未既婚 未婚 既婚 その他 38.7 % 59.7 1.6 [N=1,051] 3 II. 対象者プロフィール 商業捕鯨再開に対する意見 捕鯨についての人々の意見を分析するため、性・年齢に加えて問18「商業捕鯨再開についての賛否」 に対する回答を分析軸 としたクロス集計を行なった。 商業捕鯨再開に1)賛成、2)反対、および3)どちらともいえない、と回答した人を、「賛成派」「反対派」「どちらともいえない派」の3 グループに分類した。各グループのサンプル特性については5ページに示すとおりである。 以下に見られるように、全体では、44%が「どちらともいえない派」、31%が「賛成派」、25%が「反対派」となっている。 性・年代別には、男女とも年齢が高くなるにつれて「賛成派」の割合が大きくなっており、男性50代では最も「賛成派」が多い。 比較的、若者の層では「賛成派」よりも「反対派」が多い傾向である。 Q18 あなたは、国際的に一時中断されている商業捕鯨を再開することに、賛成ですか、反対ですか? 1) 賛成 2) 反対 3) どちらともいえない (%) 23.8 44.2 「どちらともいえない派」 「反対派」 48.0 40.6 37.8 46.7 19.5 25.1 30.6 24.3 全体 (N=1,051) 39.8 42.7 30.7 男性 30-39才 (N=133) 48.2 10.7 15.0 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) 21.7 26.3 43.2 27.7 男性 15-29才 (N=148) 53.9 18.9 63.1 「賛成派」 54.3 13.1 男性 40-49才 (N=111) 男性 50-59才 (N=130) 賛成 反対 24.3 25.5 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) どちらともいえない 4 II. 対象者プロフィール 「賛成派」 「反対派」 「どちらともいえない派」 の特性 下表は、「賛成派」、「反対派」、「どちらともいえない派」の性別、年齢、職業、未既婚、および性・年齢別の構成を示したものである。 商業捕鯨再開「賛成派」のうち、70%が男性、30%が女性であった。「反対派」では、62%が女性、38%が男性であった。 性・年齢別の構成をみると、「賛成派」は男性50代が最も多く、「反対派」では年齢の若い女性(15∼29才)が多い。 F1 性別 賛成 男性 女性 69.6 30.4 反対 37.9 62.1 42.6 % 57.4 F2 年齢 賛成 15∼19才 20∼24才 25∼29才 30∼34才 35∼39才 40∼44才 45∼49才 50∼54才 55∼59才 性・年齢別 F3 職業 どちらとも いえない 1.6 5.3 10.9 12.7 9.6 9.0 14.6 18.9 17.4 反対 3.0 10.6 24.2 12.1 12.5 10.2 7.2 12.9 7.2 どちらとも いえない 1.9 % 9.0 19.4 12.0 14.4 11.4 11.0 13.1 7.7 賛成 反対 どちらとも いえない 農林漁業 0.6 0.4 0.2 % 自営・商工業 9.3 3.0 5.4 自由業 2.8 4.2 2.4 管理職 15.2 4.5 5.4 事務・技術職 30.1 27.7 28.2 労務・技能職 12.1 6.4 9.2 6.2 11.7 13.1 13.0 23.9 22.2 学生 6.8 13.3 9.5 無職 3.7 4.9 4.5 パート・アルバイト 主婦専業 賛成 男性 15∼29才 男性 30∼39才 男性 40∼49才 男性 50∼59才 女性 15∼29才 女性 30∼39才 女性 40∼49才 女性 50∼59才 12.7 16.5 14.9 25.5 5.0 5.9 8.7 10.9 反対 どちらとも いえない 13.6 9.8 8.0 6.4 24.2 14.8 9.5 13.6 15.3 % 11.6 9.0 6.7 15.1 14.8 13.3 14.2 賛成派 N=322 反対派 N=264 どちらともいえない派 N=465 F4 未既婚 賛成 未婚 既婚 その他 33.5 64.9 1.6 反対 43.2 55.3 1.5 どちらとも いえない 39.8 % 58.5 1.7 5 III. 調査結果 まとめ 商業捕鯨再開についての賛否 一時中止されている商業捕鯨について、その再開への賛否を尋ねたところ、「どちらともいえない」と回答した人が44%で最も多く、「賛成」は 31%、「反対」は25%であった。(なお、本レポートでは、商業捕鯨再開への回答から「賛成派」「反対派」「どちらでもない派」として分類している。) 商業捕鯨再開「賛成派」のうち7割は男性、「反対派」のうち6割強は女性となっている。性・年代別には、男女とも年齢が高いほど「賛成派」の 割合が大きく、男性50代では6割以上に達している。若年層では「賛成派」よりも「反対派」が多い傾向で、特に女性で顕著である。 「捕鯨」についての意識 一般的な「捕鯨」、「日本の領海内における沿岸捕鯨」、「公海における遠洋捕鯨」それぞれについて、日本の伝統文化と思うか尋ねたところ、 「捕鯨」および「日本沿岸における沿岸捕鯨」については、全体の6割弱の人が日本の伝統文化だと思うと肯定し(「そう思う」+「ややそう思う」)、 否定した人(「あまりそう思わない」+「そう思わない」)は2割強であった。一方、「公海における遠洋捕鯨」については、日本の伝統文化とは思わ ないと否定した人が全体の4割弱で、肯定した人をやや上回った。 商業捕鯨再開の賛否別には、「賛成派」のほとんどが「捕鯨」「沿岸捕鯨」が日本の伝統文化であると肯定し、公海における捕鯨についても6割 以上が肯定した。「反対派」の肯定度合いはいずれの捕鯨についても「賛成派」「どちらともいえない派」より低めであるが、「捕鯨」「沿岸捕鯨」に ついては3割近くの人が日本の伝統文化であると肯定した。 「捕鯨」についての認知 日本政府の行なっている捕鯨について認知しているかどうか尋ねたところ、「「生態系調査」として「調査捕鯨」を行っていること」については全 体の約8割の人が認知していた。これ以外に、「日本の海域だけでなく公海で捕鯨をしていること」、「調査捕鯨で捕獲されたクジラの肉が日本国 内で販売されていること」、「国際捕鯨委員会(IWC)が「殺す調査をやめるように」と非難決議していること」については、半数以上の人が認知し ていた。 一方で、「日本政府が「調査捕鯨」に年間約5億円の補助金を出していること」、 「日本政府が南極海のクジラ保護区内で絶滅危惧種50種を含 む900頭以上のクジラを捕殺していること」、 「南極海のクジラ保護区内で日本政府が行っている調査捕鯨についての報告内容」、「昨年末日本 政府がザトウクジラの捕殺をやめると発表したこと」、また、 「南極海が国際的に「クジラ保護区」に指定されていること」についての認知はいず れも全体では2割に満たなかった。 商業捕鯨再開の賛否別では、「賛成派」の認知度合いがいずれの内容においても「反対派」「どちらともいえない派」と比較して圧倒的に上回っ ている。 7 まとめ 今後の捕鯨についての意見 今後捕鯨をどうすべきかについての意見は、全体では「日本沿岸では行なうべきだが公海での捕鯨はやめるべき」との回答が多数派である。 商業捕鯨再開の賛否別にみると、「賛成派」では日本沿岸と公海両方での捕鯨を支持する人が5割強であるが、「日本沿岸で行い公海ではやめ るべき」とする意見も4割近い。「反対派」においては、日本沿岸、公海両方で捕鯨はやめるべきとする意見が6割強で多数となっており、「日本沿 岸では行い公海ではやめるべき」という人は3割弱であった。 「公海での捕鯨はやめるべき」(「日本沿岸では行い公海ではやめるべき」+「日本沿岸でも公海でもやめるべき」)という意見でみると、「反対 派」では8割、「どちらともいえない派」では9割強に達する。商業捕鯨再開「賛成派」でも4割近くが公海での捕鯨はやめるべきとの意見であった。 商業捕鯨再開「反対派」は、捕鯨をめぐるどの内容についても認知度合いが「賛成派」と比較して非常に低く、「日本が「生態系調査」という名目 で「調査捕鯨」を行っていること」、「調査捕鯨で捕獲されたクジラの肉が日本国内で販売されていること」については、態度を決めかねている「ど ちらともいえない派」よりも認知の度合いが低かった。このようなことからも、「反対派」の商業捕鯨再開についての態度、また、「反対派」の「今後、 日本沿岸や公海いずれにおいても捕鯨はするべきでない」とする傾向は、必ずしも捕鯨に関する知識に基づくものではないといえよう。 8 1.捕鯨および鯨肉についての意識 まずはじめに、「クジラ」と聞いてどんなことが思い浮かぶか尋ねた。 全体でみると、74%が「ホエールウォッチング」と回答し、続いて「クジラの料理」 (65%)、「調査捕鯨」(56%)、「海岸に乗り上げたク ジラ」(40%)の順に多い。これら4項目に加え、「国際摩擦」は39%となっている。 商業捕鯨再開「賛成派」と「反対派」とを比較すると、「賛成派」では、「クジラの料理」「調査捕鯨」「商業捕鯨」の項目で、「反対派」よ り20ポイント以上高い割合となっている。一方、「反対派」では、「野性生物の保護」を連想する人の割合が「賛成派」より15ポイントほ ど高めとなっている。 Q1 あなたは「クジラ」と聞いてどんなことが思い浮かびますか?(MA) 9 (%) 1.捕鯨および鯨肉についての意識 Q2では、どのくらいの頻度で鯨肉を食べるか尋ねた。 全体の56% の人が、「かなり前に食べたきり」と答えた一方で、23%の人は「時々」あるいは「ごくまれに」食べると答えた。 「食べたことがない」人は22%であった。男女とも、「食べたことがない」と回答する比率は若い年齢層で高い。 商業捕鯨再開への賛否別にみると、「かなり前に食べたきり」と答えた人の比率に大きな差はみられない(それぞれ54%、55%、 58%)ものの、「食べたことがない」と答えた人の比率は「反対派」で高めである。また、「賛成派」の4割近くが「時々」あるいは「ごくま れに」クジラの肉を食べると回答した一方、「反対派」ではその割合は1割強にとどまっている。 Q2 あなたは、クジラの肉をどのくらい食べますか? (%) 3.6 2.3 10.4 7.8 8.8 20.3 21.5 24.3 29.9 36.5 33.3 50.7 60.4 56.9 53.7 65.2 53.4 56.0 80.3 43.9 58.1 58.3 26.9 55.3 35.3 26.4 27.0 17.6 20.3 20.0 17.6 4.9 2.0 6.0 9.0 13.8 全体 (N=1,051) 男性 15-29才 (N=148) 男性 30-39才 (N=133) 男性 40-49才 (N=111) 男性 50-59才 (N=130) 時々食べる 12.7 1.3 女性 15-29才 (N=150) ごくまれに食べる 10.2 1.6 女性 30-39才 (N=127) 4.3 8.8 2.2 12.1 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) 賛成派 (N=322) かなり前に食べたきり 11.0 0.4 反対派 (N=264) 15.3 2.4 どちらとも いえない派 (N=465) 食べない・食べたことがない 10 1.捕鯨および鯨肉についての意識 捕鯨が日本の伝統文化だと思うかどうか尋ねた。 58%の人が捕鯨を日本の伝統文化だと思うと肯定(「そう思う」+「ややそう思う」)し、24%の人はそう思わないと否定 (「そう思わない」+「あまりそう思わない」)した。男女とも、捕鯨を日本の伝統文化であると肯定する人の割合は年齢が高まるにつ れ増加する傾向、否定する人の割合は男女とも年齢が高まるにつれ減少する傾向がみられた。一方、若年層における意見は分か れる。 商業捕鯨の再開を支持する「賛成派」の9割以上は、捕鯨を日本の伝統文化であると肯定している。否定する人は3%にすぎ ない。商業捕鯨再開の賛否について「どちらともいえない」としている人でも、肯定する人が多数(52%)を占め、否定する人は24% であった。一方、商業捕鯨再開「反対派」のほぼ半数(48%)は捕鯨を日本の伝統文化だとは思わないと否定している。ただし、この 「反対派」の中にも肯定する人が3割近くいる。 Q3 あなたは、捕鯨は日本の伝統文化だと思いますか? (SA) (%) 5.4 5.3 6.1 17.6 8.1 8.1 10.5 16.9 7.7 5.4 9.3 22.3 6.3 14.8 9.0 21.1 18.6 3.5 1.5 8.0 13.6 11.7 29.9 37.3 0.6 2.5 5.9 5.6 18.3 27.0 20.0 16.8 34.8 24.5 24.3 37.8 24.4 29.3 29.4 27.8 34.3 25.3 34.5 23.9 35.7 64.0 63.1 29.9 39.6 33.8 28.3 20.7 16.2 全体 (N=1,051) 男性 15-29才 (N=148) 男性 30-39才 (N=133) そう思う 男性 40-49才 (N=111) 男性 50-59才 (N=130) ややそう思う 33.9 7.3 9.4 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) どちらともいえない 21.2 29.2 15.9 6.4 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) あまりそう思わない 賛成派 (N=322) 反対派 (N=264) どちらとも いえない派 (N=465) そう思わない 11 1.捕鯨および鯨肉についての意識 日本の領海内の「沿岸捕鯨」が日本の伝統文化だと思うかどうか対象者に尋ねた。 全体の56%は「沿岸捕鯨」が日本の伝統文化であると思うと肯定(「そう思う」+「ややそう思う」)し、23%の人がそう思わないと否 定(「そう思わない」+「あまりそう思わない」)した。「沿岸捕鯨」に関しても同様に、男女とも年齢が高くなるにつれて肯定する人の割 合は増加し、否定する人の割合は減少する傾向である。「沿岸捕鯨」が日本の伝統文化だと思うかどうかについても、若年層におけ る意見は分かれている。 商業捕鯨再開「賛成派」では、9割近くの人が「沿岸捕鯨」が日本の伝統文化であると肯定する傾向であるが、否定する人は4%に とどまった。商業捕鯨再開「反対派」では、48%が否定しているものの、29%は日本の領域内の「沿岸捕鯨」が日本の伝統文化であ ると肯定している。 Q4 では、あなたは、日本の領海内の「沿岸捕鯨」は日本の伝統文化だと思いますか? (SA) (%) 5.3 6.5 16.9 6.3 6.8 14.9 12.8 9.0 14.4 21.1 20.6 1.5 5.4 7.7 21.5 6.1 7.3 10.0 13.9 12.4 22.6 19.0 26.0 37.3 23.6 1.6 2.8 7.1 7.9 4.9 15.2 17.8 22.0 32.6 28.6 23.4 30.7 27.1 26.5 27.0 24.7 32.4 32.1 63.8 46.8 29.4 全体 (N=1,051) 27.6 20.7 33.8 30.4 22.3 男性 15-29才 (N=148) 男性 30-39才 (N=133) 男性 40-49才 (N=111) そう思う 男性 50-59才 (N=130) ややそう思う 23.1 66.5 7.3 7.9 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) どちらともいえない 31.8 22.7 29.2 16.8 6.4 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) あまりそう思わない 賛成派 (N=322) 反対派 (N=264) どちらとも いえない派 (N=465) そう思わない 12 1.捕鯨および鯨肉についての意識 また、南極海などの公海で行なわれる「遠洋捕鯨」が日本の伝統文化だと思うかどうかについても尋ねた。 一般的な捕鯨と沿岸捕鯨について尋ねた際は、全体では、肯定(「そう思う」+「ややそう思う」)の割合が否定(「そう思わない」+ 「あまりそう思わない」)の割合を大きく超えていたが、遠洋捕鯨については異なる結果がみられた。「遠洋捕鯨」が日本の伝統文化 だと思うかについて、否定する人の割合(38%)が肯定する人の割合(30%)を若干上回わるという結果であった。 しかしながら、商業捕鯨再開に対する「賛成派」と「反対派」についてみると、公海で行われる「遠洋捕鯨」が日本の伝統文化である と思うと肯定する人は「賛成派」で64%である一方、「反対派」では8%にすぎない。さらに、「反対派」で否定する人は70%である一 方で、「賛成派」では13%にとどまった。 Q5 では、あなたは南極海などの公海で行なわれる「遠洋捕鯨」は日本の伝統文化だと思いますか? (SA) (%) 2.5 11.8 13.5 11.7 10.5 5.4 13.8 20.4 23.5 20.0 33.8 12.2 8.8 10.2 28.4 18.9 25.6 26.5 13.4 16.7 10.2 29.2 23.6 33.1 39.3 28.8 32.1 31.3 26.2 36.1 31.8 37.8 23.4 15.0 全体 (N=1,051) 4.1 男性 15-29才 (N=148) 35.3 24.1 19.1 34.6 16.9 12.3 41.7 42.8 31.8 17.6 29.2 12.8 17.1 男性 30-39才 (N=133) 男性 40-49才 (N=111) そう思う 12.6 6.0 2.7 男性 50-59才 (N=130) ややそう思う 女性 15-29才 (N=150) 3.1 女性 30-39才 (N=127) どちらともいえない 34.5 22.3 賛成派 (N=322) 6.8 0.8 反対派 (N=264) 15.7 13.9 13.1 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) あまりそう思わない 3.4 どちらとも いえない派 (N=465) そう思わない 13 2.調査捕鯨についての意識 日本が「生態系調査」という名目で調査捕鯨を行なっていることを知っているかどうか尋ねた。 8割近くの人が「知っている」と回答し、約2割の人が「知らない」と回答した。 性・年齢別にみると、年齢が高くなるにしたがって認知の度合いが比較的高くなる傾向がみられた。女性では、15∼29才、30∼39 才のグループで「知らない」とする割合が高めとなっている。 商業捕鯨再開「賛成派」においては、92%が認知している。しかしながら、「反対派」での認知度は71%と「賛成派」より20ポイント 低い割合となっている。 Q6 あなたは、日本が「生態系調査」という名目で「調査捕鯨」を行なっていることを知っていますか? (SA) (%) 21.0 19.6 15.8 10.8 5.4 16.5 39.3 79.0 全体 (N=1,051) 80.4 男性 15-29才 (N=148) 84.2 男性 30-39才 (N=133) 89.2 男性 40-49才 (N=111) 8.1 19.7 37.0 94.6 83.5 男性 50-59才 (N=130) 60.7 63.0 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) 知っている 女性 40-49才 (N=115) 28.8 25.6 71.2 74.4 反対派 (N=264) どちらとも いえない派 (N=465) 91.9 80.3 女性 50-59才 (N=137) 賛成派 (N=322) 知らない 14 2.調査捕鯨についての意識 日本政府が「調査捕鯨」に年間約5億円の補助金を出していることを知っているかどうか尋ねた。 その結果、全体の87%の人が「知らない」と回答し、知っている人は14%にとどまった。 性・年齢別では、50代の男性で認知度が最も高く、この層の4人に1人は、日本政府が捕鯨に対し補助金を投入していること認して いると回答した。 商業捕鯨再開の賛否別には、「賛成派」の24%が認知しているとした一方で、「反対派」では10%にとどまった。 〔 Q6で調査捕鯨が生態系調査という名目で行われていることを知っていると回答した人に(Q6−1)〕 Q7あなたは、日本政府が「調査捕鯨」に年間約5億円の補助金を出していることを知っていますか? (SA) (%) 86.5 90.8 85.7 83.8 13.5 9.2 14.3 16.2 全体 (N=830) 男性 15-29才 (N=119) 男性 30-39才 (N=112) 男性 40-49才 (N=99) 75.6 83.3 87.9 95.0 24.4 16.7 12.1 男性 50-59才 (N=123) 女性 15-29才 (N=91) 5.0 女性 30-39才 (N=80) 知っている 女性 40-49才 (N=96) 76.4 92.7 89.9 93.4 10.1 6.6 反対派 (N=188) どちらとも いえない派 (N=346) 23.6 7.3 女性 50-59才 (N=110) 賛成派 (N=296) 知らない 15 2.調査捕鯨についての意識 日本政府が日本の海域だけでなく、公海で捕鯨をしていることを知っているかどうか尋ねた。 その結果、55%の人が「知っている」と回答し、45%の人が「知らない」 と回答した。 性・年齢別では、年齢が高い人ほど「知っている」と回答する人が多い傾向がみられた。すべての年代において、男性の回答者 は女性に比べて「知っている」割合が高い傾向である。特に50代の男性では、認知度は8割を超える。 商業捕鯨再開の賛否別にみると、76%の「賛成派」が「知っている」と回答している一方で、「反対派」および「どちらともいえない派」 の認知度は46%であった。 Q8 あなたは、日本政府が日本の海域だけでなく、公海で捕鯨をしていることを知っていますか? (SA) (%) 27.0 45.1 41.2 19.2 24.2 42.9 46.1 70.0 73.0 54.9 全体 (N=1,051) 58.8 男性 15-29才 (N=148) 男性 40-49才 (N=111) 80.8 男性 50-59才 (N=130) 54.5 54.2 45.5 45.8 反対派 (N=264) どちらとも いえない派 (N=465) 65.4 75.8 57.1 男性 30-39才 (N=133) 43.8 30.0 34.6 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) 知っている 53.9 56.2 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) 賛成派 (N=322) 知らない 16 2.調査捕鯨についての意識 南極海が国際的に「クジラの保護区」に指定されていることを知っているかどうか尋ねた。 全体の75%の人が「知らない」と回答し、「知っている」と回答したのは25%であった。 年齢が高くなるにつれて国際的「クジラの保護区」について知っている人の割合は増加する傾向がみられた。 商業捕鯨再開「賛成派」は、「反対派」「どちらでもない派」に比べて認知度が高い。 Q9 あなたは、南極海は国際的に「クジラの保護区」に指定されていることを知っていますか? (SA) (%) 59.2 74.8 69.9 69.3 70.3 83.1 82.7 83.5 17.3 16.5 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) 40.8 25.2 全体 (N=1,051) 30.1 29.7 16.9 男性 15-29才 (N=148) 男性 30-39才 (N=133) 男性 40-49才 (N=111) 男性 50-59才 (N=130) 知っている 64.6 74.6 78.3 21.7 女性 40-49才 (N=115) 30.7 女性 50-59才 (N=137) 81.9 35.4 25.4 賛成派 (N=322) 反対派 (N=264) 18.1 どちらとも いえない派 (N=465) 知らない 17 2.調査捕鯨についての意識 南極海のクジラ保護区内で、日本政府が絶滅危惧種50頭を含む900頭のクジラを捕獲していることを知っているかどうか 尋ねた。 全体の85%の人が「知らない」と回答し、「知っている」と回答した人は15%であった。 男性は女性よりも認知の割合が高めとなっており、50代男性の認知度は31%で最も高い。 商業捕鯨再開についての賛否別にみると、「知っている」と回答した人は「賛成派」で3割に近いが、「反対派」では12%にとどまっ ている。 Q10 あなたは、南極海のクジラ保護区内で、日本政府が絶滅危惧種50頭を含む900頭以上のクジラを捕獲していることを知っていますか? (SA) (%) 84.7 15.3 全体 (N=1,051) 83.1 16.9 男性 15-29才 (N=148) 74.8 69.2 87.2 92.7 25.2 男性 40-49才 (N=111) 87.6 14.8 12.4 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) 95.3 30.8 12.8 男性 30-39才 (N=133) 71.1 85.2 男性 50-59才 (N=130) 88.3 92.0 28.9 7.3 4.7 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) 知っている 11.7 賛成派 (N=322) 反対派 (N=264) 8.0 どちらとも いえない派 (N=465) 知らない 18 2.調査捕鯨についての意識 南極海のクジラの保護区内で日本政府が行なっている調査捕鯨について、その調査報告の内容を知っているかどうか尋ねた。 全体の94%が「知らない」と回答し、「知っている」と回答したのはわずかに6%であった。 この割合は、認知の割合が10%を上回る40代・50代男性と40代女性をのぞく、性・年齢別のすべてのグループにおいてほぼ同様 の傾向となっている。 商業捕鯨再開「賛成派」においては、認知度が「反対派」「どちらともいえない派」よりも10ポイント以上高めとなっている。 Q11 あなたは、南極海のクジラ保護区内で日本政府が行なっている調査捕鯨について、その調査報告の内容を知っていますか? (SA) (%) 93.7 91.9 6.3 8.1 全体 (N=1,051) 男性 15-29才 (N=148) 96.2 3.8 男性 30-39才 (N=133) 90.1 86.9 9.9 男性 40-49才 (N=111) 89.6 97.3 98.4 13.1 2.7 1.6 男性 50-59才 (N=130) 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) 85.4 97.8 97.3 97.4 10.4 2.2 14.6 2.7 2.6 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) 賛成派 (N=322) 反対派 (N=264) どちらとも いえない派 (N=465) 知っている 知らない 19 2.調査捕鯨についての意識 調査捕鯨で捕獲されたクジラの肉が日本国内で販売されていることを知っているかどうか尋ねた。 全体の6割以上が「知っている」、約4割が「知らない」と回答した。 性・年齢別でみると、男性の方が、調査捕鯨で捕獲されたクジラの肉が国内で販売されていることを認知している様子がみられる。 男女とも、年齢が高まるにつれ、認知の度合いが比較的高まる傾向である。 商業捕鯨再開「賛成派」では、8割以上の人が認知している。しかしながら、「反対派」では、認知している人は5割に満たない。 Q12 あなたは、「調査」として捕獲されたクジラの肉が日本国内で販売されていることを知っていますか? (SA) (%) 10.0 18.9 23.4 39.0 40.5 33.1 41.7 61.3 42.3 90.0 59.5 66.9 58.3 38.7 全体 (N=1,051) 男性 15-29才 (N=148) 男性 30-39才 (N=133) 男性 40-49才 (N=111) 男性 50-59才 (N=130) 46.0 81.1 76.6 61.0 51.1 54.3 女性 15-29才 (N=150) 57.7 48.9 45.7 女性 30-39才 (N=127) 知っている 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) 賛成派 (N=322) 反対派 (N=264) 54.0 どちらとも いえない派 (N=465) 知らない 20 2.調査捕鯨についての意識 日本政府はクジラの捕殺調査を実施しているが、日本も加盟している国際捕鯨委員会は「殺す調査をやめるように」と非難決議し ている。これを知っているかどうか尋ねた。 全体では、55%の人が「知っている」と回答したが、45%の人は「知らない」と回答した。 性・年齢別には、男性が女性よりも認知している傾向がみられ、男性ではすべての年代で認知している人が多数を占めた。比較的 年齢が高まるにつれ、知っている人の割合が増加する傾向である。 商業捕鯨再開「賛成派」「反対派」「どちらでもない派」別では、「賛成派」の多数(77%)が認知していると回答した一方で、「反対派」 および「どちらでもない派」の多数(それぞれ53%、56%)が認知していなかった。 Q14 日本政府はクジラの捕殺調査を行っていますが、一方、日本も加盟している国際的な機関(国際捕鯨委員会)は「殺す調査を やめるように」 と非難決議しています。あなたは、このことを知っていますか? (SA) (%) 33.1 44.8 36.9 23.0 28.5 41.6 49.3 55.9 59.3 66.9 55.2 全体 (N=1,051) 63.1 男性 30-39才 (N=133) 男性 40-49才 (N=111) 52.7 55.5 47.3 44.5 反対派 (N=264) どちらとも いえない派 (N=465) 77.0 71.5 58.4 50.7 男性 15-29才 (N=148) 51.3 男性 50-59才 (N=130) 40.7 44.1 48.7 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) 女性 40-49才 (N=115) 知っている 女性 50-59才 (N=137) 賛成派 (N=322) 知らない 21 2.調査捕鯨についての意識 昨年末、日本政府が南極海でのザトウクジラの捕殺をやめると発表したことについて、知っているかどうか尋ねた。 全体では、8割以上の人が「知らない」と回答し、「知っている」と回答した人は2割に満たなかった。 男性の50代では36%が「知っている」と回答しているが、認知の割合はどの性・年代の層でも比較的低くなっている。 商業捕鯨再開に賛成している人の31%が「知っている」と回答した一方で、「反対派」「どちらともいえない派」の両方で、認知して いる割合が15%に満たなかった。 Q15 昨年末に日本政府が南極海でのザトウクジラの捕殺をやめると発表しましたが、あなたは、このことを知っていますか?(1つだけ) (%) 63.8 80.7 81.8 78.9 68.9 76.6 88.0 80.9 81.8 19.1 18.2 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) 92.1 36.2 19.3 全体 (N=1,051) 18.2 男性 15-29才 (N=148) 21.1 男性 30-39才 (N=133) 男性 50-59才 (N=130) 86.2 14.8 13.8 反対派 (N=264) どちらとも いえない派 (N=465) 31.1 23.4 男性 40-49才 (N=111) 85.2 12.0 7.9 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) 知っている 賛成派 (N=322) 知らない 22 3.日本の捕鯨についての意見 クジラの肉の日本国内での需要が今後増えると思うかどうか尋ねた。 全体では、46%の人が減少する( 「徐々に減少する」 + 「急激に減少する」 )と回答した。性別でみると、女性の方が需要が減少 すると回答する割合が高い傾向である。一方、男性では「変わらない」と回答する割合が高めの傾向がみられる。 「賛成派」グループでは、「変わらない」 (49%)と回答した人が最も多いが、26%の人が増加する(「急激に増加する」+「徐々に増 加する」)、25%の人が減少すると回答した。一方、「反対派」グループの7割近くが需要は減少すると回答している。 Q13 あなたは、クジラの肉の日本国内での需要は今後増えると思いますか? (SA) (%) 2.0 2.3 1.7 3.7 3.8 5.4 6.6 9.8 23.3 27.7 33.1 40.6 41.8 1.5 1.9 3.1 4.7 37.8 44.5 46.1 50.4 49.3 48.9 59.5 48.8 50.8 54.7 44.1 48.1 43.6 40.0 37.8 38.0 49.7 34.3 26.5 25.5 10.6 0.4 全体 (N=1,051) 10.1 男性 15-29才 (N=148) 0.0 9.0 10.8 0.0 男性 30-39才 (N=133) 急激に増加する 17.7 1.8 男性 40-49才 (N=111) 0.0 男性 50-59才 (N=130) 徐々に増加する 7.3 女性 15-29才 (N=150) 0.7 8.7 0.0 女性 30-39才 (N=127) 変わらない 11.3 0.9 女性 40-49才 (N=115) 10.2 女性 50-59才 (N=137) 徐々に減少する 0.6 0.0 賛成派 (N=322) 3.8 反対派 (N=264) 0.4 4.1 0.2 どちらとも いえない派 (N=465) 急激に減少する 23 3.日本の捕鯨についての意見 日本の調査捕鯨に対して最も批判的な国はどこだと思うか尋ねた。 その結果、全体では、「オーストラリア」と回答した人が最も多く(51%)、次いで「米国」(32%)、「イギリス」(10%)の順に多かった。 性・年代別には、女性の15∼29才を除いてすべての層で、この順位となっている。 Q16 日本の調査捕鯨に対して最も批判的な国はどこだと思いますか?(1つだけ) (%) 1.2 1.8 4.5 1.4 0.0 10.1 0.0 4.5 0.0 8.3 10.1 1.80.0 2.7 0.8 0.8 9.9 12.3 0.0 9.5 3.3 3.3 6.7 0.9 1.6 2.4 3.9 6.1 0.9 6.1 8.7 49.2 60.2 57.7 36.0 52.2 52.0 36.9 31.6 23.6 27.1 27.9 男性 15-29才 (N=148) 男性 30-39才 (N=133) 男性 40-49才 (N=111) 米国 オーストラリア 男性 50-59才 (N=130) 1.1 3.0 6.1 11.4 56.8 47.7 46.7 55.4 全体 (N=1,051) 0.9 1.2 1.9 7.8 17.5 8.0 50.8 1.5 1.5 4.4 1.5 1.5 5.4 11.0 48.4 42.7 女性 15-29才 (N=150) イギリス 31.5 33.9 女性 30-39才 (N=127) 女性 40-49才 (N=115) 中国 28.5 31.4 30.7 32.3 女性 50-59才 (N=137) 賛成派 (N=322) 反対派 (N=264) どちらとも いえない派 (N=465) アルゼンチン その他 24 3.日本の捕鯨についての意見 日本の捕鯨について、今後どうしていくべきかについて尋ねた。 全体でみると、「日本沿岸での捕鯨は行うべきだが、公海での捕鯨はやめるべき」との回答が45%を占め、多数派であった。 性・年齢別にみると、男性50∼59才および女性15∼29才を除くすべての層で、「日本沿岸では捕鯨を行うべきだが、公海での捕 鯨はやめるべき」と回答する人が多数派であった。男性50∼59才は日本沿岸と公海両方での捕鯨を支持する人が52%で多数派、 女性15∼29才では、日本沿岸、公海両方で捕鯨をやめるべきとする回答が半数で多数派となっている。 商業捕鯨再開の賛否別に最も多い回答に着目すると、「賛成派」では「日本沿岸および公海両方で捕鯨を行なうべき」とする回答 が55%で多い。「反対派」では、「日本沿岸でも公海でも捕鯨もやめるべき」(66%)、「どちらともいえない派」では、「日本沿岸では 行うべきだが、公海ではやめるべき」(59%)の回答が多数派である。 総合すると、「公海での捕鯨はやめるべき」(「日本沿岸での捕鯨は行うべきだが、公海での捕鯨はやめるべき」+「日本沿岸での 捕鯨も、公海での捕鯨もやめるべき」)とする人は、「反対派」では9割以上、「どちらともいえない派」では8割にのぼり、「賛成派」で も4割に近い。 Q17 あなたは、今後、日本は捕鯨をどうしていくべきだと思いますか? 次の中からあなたのお考えに最も近いものをお選びください。 (SA) (%) 5.2 4.1 5.3 3.6 14.4 25.8 23.6 21.1 2.7 1.5 2.3 9.2 4.6 4.7 6.0 1.8 2.6 36.2 32.3 50.0 8.7 7.3 21.7 24.8 1.9 0.0 3.1 2.5 8.6 20.6 39.4 2.6 0.7 53.9 54.0 66.3 3.4 0.8 52.3 45.0 48.0 45.9 5.3 59.4 48.0 51.5 21.4 全体 (N=1,051) 21.6 男性 15-29才 (N=148) 26.3 男性 30-39才 (N=133) 日本沿岸でだけでなく、公海でも捕鯨 1.1 55.0 29.3 26.5 27.9 男性 40-49才 (N=111) 男性 50-59才 (N=130) 9.3 10.2 13.0 13.1 女性 15-29才 (N=150) 女性 30-39才 (N=127) 女性 40-49才 (N=115) 女性 50-59才 (N=137) 日本沿岸では行ない、公海ではやめる 日本沿岸ではやめ、公海では行なう 賛成派 (N=322) 4.2 8.0 反対派 (N=264) どちらとも いえない派 (N=465) 日本沿岸でも、公海でも捕鯨はやめる その他 男 性 1 「日本沿岸での捕鯨だけでなく、公海でも捕鯨を行うべき」 2 「日本沿岸での捕鯨は行うべきだが、公海での捕鯨はやめるべき」 3 「日本沿岸での捕鯨はやめるべきだが、公海での捕鯨は行なうべき」 4 「日本沿岸での捕鯨も、公海での捕鯨もやめるべき」 5 その他 全 体 日 本 日本沿岸で行なう計(1+2) 捕 沿 鯨 岸 日本沿岸でやめる計(3+4) の 公 海 の 捕 鯨 女 性 賛 否 15−29才 30−39才 40−49才 50−59才 15−29才 30−39才 40−49才 50−59才 賛成 派 反対 派 どちらともい えない派 66.4 69.6 72.2 80.2 83.8 38.7 58.3 67.0 67.2 94.4 30.7 67.3 28.4 26.4 22.6 16.2 13.8 55.3 37.0 24.3 25.5 2.5 67.4 24.1 公海で行なう計(1+3) 24.0 24.3 27.8 29.7 56.2 14.7 11.0 15.7 13.9 57.5 5.3 11.4 公海でやめる計(2+4) 70.8 71.6 66.9 66.7 41.5 79.3 84.3 75.7 78.8 39.4 92.8 80.0 (%) 25 クロス集計表 調査票 【捕鯨に関するアンケート】 【全員に】 Q1:あなたは、「クジラ」と聞いて、どんなことが思い浮かびますか?次の中からお知らせください。(いくつでも) 1) ホエールウォッチング(クジラの遊泳見物) 2) 海岸に乗り上げたクジラ 3) クジラの料理 4) 野生生物の保護 5) 国際摩擦 6) 商業捕鯨 7) 調査捕鯨 8) 捕鯨船団 9) その他( ) 10) 特に何も思い浮かばない ▼改ページ 【全員に】 Q2:あなたは、クジラの肉をどのくらい食べますか?(1つだけ) 1) 時々食べる 2) ごくまれに食べる 3) かなり前に食べたきり 4) 食べない・食べたことがない ▼改ページ 【全員に】 Q3:あなたは、捕鯨は日本の伝統文化だと思いますか?(1つだけ) 1) そう思う 2) ややそう思う 3) どちらともいえない 4) あまりそう思わない 5) そう思わない ▼改ページ 【全員に】 Q4:では、あなたは、日本の領海内の「沿岸捕鯨」は日本の伝統文化だと思いますか?(1つだけ) 1) そう思う 2) ややそう思う 3) どちらともいえない 4) あまりそう思わない 5) そう思わない ▼改ページ 【全員に】 Q5:では、あなたは、南極海などの公海で行われる「遠洋捕鯨」は日本の伝統文化だと思いますか? 1) そう思う 2) ややそう思う 3) どちらともいえない 4) あまりそう思わない 5) そう思わない ▼改ページ 【全員に】 Q6:あなたは、日本が「生態系調査」という名目で「調査捕鯨」を行なっていることを知っていますか?(1つだけ) 1) 知っている 2) 知らない ▼ 改ページ 【Q6(1)知っている方に】 Q7:あなたは、日本政府が「調査捕鯨」に年間約5億円の補助金を出していることを知っていますか?(1つだけ) 1) 知っている 2) 知らない ▼改ページ 【全員に】 Q8:あなたは、日本政府が日本の海域だけでなく、公海で捕鯨をしていることを知っていますか?(1つだけ) 1) 知っている 2) 知らない ▼改ページ 【全員に】 Q9:あなたは、南極海は国際的に「クジラ保護区」に指定されていることを知っていますか?(1つだけ) 1) 知っている 2) 知らない ▼改ページ 【全員に】 Q10:あなたは、南極海のクジラ保護区内で、日本政府が絶滅危惧種50頭を含む900頭以上のクジラを捕獲していることを知っていますか?(1つだけ) 1) 知っている 2) 知らない ▼改ページ 【全員に】 Q11:あなたは、南極海のクジラ保護区内で日本政府が行なっている調査捕鯨について、その調査報告の内容を知っていますか?(1つだけ) 1) 知っている 2) 知らない ▼ 改ページ 【全員に】 Q12:あなたは、「調査」として捕獲されたクジラの肉が日本国内で販売されていることを知っていますか?(1つだけ) 1) 知っている 2) 知らない ▼改ページ 【全員に】 Q13:あなたは、クジラの肉の日本国内での需要は今後増えると思いますか、それとも減ると思いますか?(1つだけ) 1) 急激に増加する 2) 徐々に増加する 3) 変わらない 4) 徐々に減少する 5) 急激に減少する ▼改ページ 【全員に】 Q14:日本政府はクジラの捕殺調査を行っていますが、一方、日本も加盟している国際的な機関(国際捕鯨委員会) は「殺す調査をやめるように」と非難決議しています。あなたは、このことを知っていますか?(1つだけ) 1) 知っている 2) 知らない ▼改ページ 【全員に】 Q15:昨年末に日本政府が南極海でのザトウクジラの捕殺をやめると発表しましたが、あなたは、このことを知っていますか?(1つだけ) 1) 知っている 2) 知らない ▼改ページ 【全員に】 Q16:日本の調査捕鯨に対して最も批判的な国はどこだと思いますか?(1つだけ) 1) 米国 2) オーストラリア 3) イギリス 4) 中国 5) アルゼンチン 6) その他( ) ▼改ページ 【全員に】 Q17:あなたは、今後、日本は捕鯨をどうしていくべきだと思いますか?次の中からあなたのお考えに最も近いものをお選びください。(1つだけ) 1) 日本沿岸での捕鯨だけでなく、公海でも捕鯨を行なうべき 2) 日本沿岸での捕鯨は行なうべきだが、公海での捕鯨はやめるべき 3) 日本沿岸での捕鯨はやめるべきだが、公海での捕鯨は行なうべき 4) 日本沿岸での捕鯨も、公海での捕鯨もやめるべき 5) その他( ) ▼ 改ページ 【全員に】 Q18:あなたは、国際的に一時中断されている商業捕鯨を再開することに、賛成ですか、反対ですか?(1つだけ) 1) 賛成 2) 反対 3) どちらともいえない ▼改ページ 最後に、あなたご自身についてお伺いします。お差し支えの無い範囲でお知らせください。 【全員に】 F1. あなたの性別をお知らせください。(1つだけ) 1 男 性 2 女 性 F2. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 あなたの年齢をお知らせください。(1つだけ) 15∼19才 20∼24才 25∼29才 30∼34才 35∼39才 40∼44才 45∼49才 50∼54才 55∼59才 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 あなたの職業をお知らせください。(1つだけ) 農林漁業 自営・商工業 自由業 管理職 事務・技術職 労務・技能職 パート・アルバイト 主婦専業 学生 無職 F3. F4. あなたは結婚なさっていますか。(1つだけ) 1 未 婚 2 既 婚 3 その他