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提案内容(1.68MBytes)
若者センター 木島平村役場・村民会館設計プロポーザル 体育館 100年を超えて村を支え、発信の拠点となる 村民の日常に寄り添いつつ、世界の中の際立った場所となるヴィレッジセンターです。 新しいヴィレッジセンターのシンボルは活動です。提案する建築は、 村役場と村民会館を一体で計画することの可能性を最大化します。提案は次の 4 つの理念で実現されます。 駐車場 01 際立つ姿 ー塚のある田園風景と山並みに応答ー 駐車場 俯瞰イメージ 風景になじみながらも 村のシンボルとしての力強い存在感を示す姿 遠くからでも見える安心感 塚と山並みがつくり出す風景とともにある 1.際立つ姿 高さのあるホールから四周の役場・図書館などの部分にむけて反りのある屋根をかけることで、豪雪にも対応した特徴的な姿が生まれます。 地域の特徴である緩勾配の斜面と塚の景観の中で、周囲に馴染みつつ際立った姿です。 エントランスに続く緑の小道 広場と既存建物を緩やかに繋ぐ動線 02 新自然的な配置計画 ①ホールと一体になる室内広場 石の庭園 ホール 通用口 待合いスペース 体育館 ②「村のラウンジ」に開かれた行政カウンター、議場 役場 入口 ② ワンストップカウンター ワンストップ カウンター 搬入口 リハーサル室 執務スペース ① 駐車場 ホール/室内広場 車椅子用 会議室 ③村民のアクティビティと賑わいを繋ぐ「村のラウンジ」 既存ケヤキの保存 交流 スペース ④ 村民会館事務室 ホール 車寄せ 既存ケヤキ、 サクラの保存 多目的 スペース 図書館 村のラウンジ ③ カフェ・ショップ カフェ 村のラウンジ 受付カウンター ④にぎわい広場を眺めながら読書 入口 管理 事務 にぎわい広場 緑の小道 ヤマザクラ、コブシなどによって 場所に彩りを与えます。 ■既存建物の活動を最大化する配置計画 雪室を設置し、 雪冷房、農産物の保存に 活用します。 車庫 除雪が容易にできるよう、 なだらかなスロープ状の 駐車場とします。 用 バス ) クロ マイ 場(4台 駐車 車庫 駐車場 緑の小道 村役場 西庁舎 車庫 駐車場 車庫 事務室 滞雪 スペース 雪室 タンク 滞雪 スペース 車庫 車寄せ 常緑針葉樹 ・ウラジロモミ ・オオシラビソ ・カヤ 公衆 便所 木島平村 除雪センター 駐車場 既存樹木を保存 にぎわい広場 入口 廻りに車椅子用 駐車場を設置 トップライト 落葉広葉樹 ケヤキ、ミズナラなど 通用口 既存樹木を保存 若者 センター 体育館 N 村民祭や農産物の即売会などイベント広場にもなり、 災害時には、防災広場にもなります。 木島平 保健センター ■自由に利用可能な利用に対応した管理、セキュリティ <すべて開館時> 配置図 1/1300 <閉庁、図書館閉館後> 管理シャッター <災害時> 炊き出し 防災広場 スペース 避難所 <休日、イベント時> イベントスペース 物資受け入れ等 のスペース 災害対 策本部 外部支援 組織滞在所 管理シャッター 回転扉により「村のラウンジ」とつながる 03使い方が変化するホール/室内広場 木漏れ陽のようなさわやかな光に満ちた空間 2.使い方が変化するホール 建築の中央にホールを配置します。ホールの内部は高窓や天窓からの光に満ちた空間です。 ホール四周の 2 重の扉・パーティションの開閉によって、日常の展示や即売会のような イベントの時には周囲と一体になった開放的な室内広場として、遮音の必要な和太鼓やコ ンサートの時には閉じた空間として利用できます。豪雪地帯にあって季節を問わず村民が 立ち寄れる広場が生まれます。 ホール 室内広場 ホールを使用しないときには、 室内広場のようになったり使い 方が変化する設えとし、様々な 活動に対応します。 また和太鼓などの音、振動に配 慮し、二重壁で遮音します。 ホールと一体的に使うことで、 いろいろな活動が生まれます。 ホール(木島太鼓発表会)内観パース 和太鼓等 ピアノ 即売会 ギャラリー 室内広場 04 木の可能性の最大化 全て地域産集成材を用いた木造とします。(ホール、役場のみ耐火集成材) 耐火構造部分以外の木造部分については、軸組の接合に木造本来の特性である「めりこみによって強度を確保する」とういう方法を採用し、 部材は、流通品を使用したり、規格化することで材料費、加工費のコストを押さえます。また、ホールなどの木製ルーバーにも地域産木材を 使用し、一部内装材には内山和紙の建材利用を検討します。 05 LCCに配慮し、自然エネルギーを活かした長生きする建物。 ■雪をエネルギー資源として利用(雪冷房) ■バイオマスを利用した 床輻射暖房 ■自然エネルギーの利用 ・バイオマスエネルギー ・雪冷房 ・雨水利用 ・自然通風、自然採光 ・太陽発電 機 械室 械室 機械室 ■夏期、中間期の自然換気システム 換気システム ■太陽熱を利用した暖房方式 ■太 陽熱を Summer Winter 太陽熱集熱面 (南側) ■ライフラインのバックアップの確保 受水槽・雨水槽で非常時の飲料水・生活用水など の貯水量を確保します。 蓄電池、再生可能エネルギーを利用したボイラー を災害時にも継続的に利用できるようにします。 マンホールトイレを設置します。 雪は屋根に耐雪とします。 ホール利用時の夜間は、屋根上部の ハイサイドから光が漏れて アクティビティを村へ発信します。 木製ルーバーによって少ない開口でも 光を全体に拡散させます。 ルーバーには、木島平産の杉を用います。 庇による日射の調整 最高高さ 13m以下 軒高さ 9m以下 にぎわい広場 フリーアクセスフロア 屋根形状による空気の流動促進 東西断面図 1/500