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地域医療連携室だより - 兵庫県立姫路循環器病センター
第 61 号 兵庫県立姫路循環器病 センター 地域医療連携室だより 平成24年 5 月発行 発行/地域医療連携室 (新館 1 階) 〒670−0981 姫路市西庄甲520番地 TEL:079-295-8162 FAX:079-295-8166 http://www.hbhc.jp 新緑の候、貴院ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 平素は格別のご配慮を賜り、ありがとうございます。 ᅦᅍҔၲႻᛩܴƕૼƠƘƳǓLJƠƨ (上)患者さん・ご家族のプライバシーに 配慮して相談をお受けしています (左)相談員が本を探したり、インター ネット検索のお手伝いをしています 今年度より福祉医療相談室に患者さん・ご家族のための資料 室をオープンいたしました。当センターで治療・ケアを受けてい ただくにあたり、十分な保健医療情報の提供に貢献できるよう、 治療や療養生活に関する図書やパンフレットを揃えております。 また、患者さん・ご家族のための「患者教室」を開催してい ます。外来待ち時間にも利用できるよう30分程度のプログラム としており、毎回多くの方に参加していただいています。 福祉医療相談室では、外来・入院患者さんとそのご家族を 対象に、療養生活に関わるさまざまな相談をお受けしています。 病気に関することや経済的な問題だけでなく、不安な気持ちや こころのつらさなど、専任の相談員(医療ソーシャルワーカー : MSW、精神看護専門看護師、老人看護専門看護師、医事企 画課)が対応しています。それぞれの専門分野を生かし、連携 して患者さん・ご家族をサポートしています。(看護部 竹原歩) 患者教室は多職種が講師となり月∼金午後に開催しています。 スケジュールはホームページをご覧ください。 地域医療連携室だより 第61号 平成24年 5 月 地域医療連携室の今年度の取り組み 昨年度は30周年を迎え、記念講演会・地域連携懇談会に多数の方々にご参加していただき、 またいろいろな連携の機会にご意見をいただき有り難うございました。 昨年、地域医療支援病院・認知症疾患医療センターとしての活動をスタートし、地域医療連携 室の役割は拡大しています。また今年度の診療報酬改定・介護報酬改定においても、地域包括ケ アを目指して治療とケアの切れ目のない連携が評価され、救急搬送患者紹介加算・受け入れ加算、 訪問看護ステーションの退院時共同指導料など、地域連携の促進、在宅での療養支援の充実に向 けての加算が加わりました。これらの機会を追い風として、一層地域における連携、患者さんへ の支援が強化できるよう取り組みたいと考えています。 今年度も「顔の見える連携」をめざし、医療機関の先生方や職員の方々に訪問させていただき ご意見を伺う計画をしておりますのでよろしくお願いいたします。 1.地域医療支援病院としての広報の充実、病病連携・病診連携の促進 患者さんのかかりつけ医選択を支援し、かかりつけ医の先生方との連携を促進 ・かかりつけ医カードの玄関への掲示 ・姫路市医療機関 MAP、医療機関情報ファイルの活用 ・地域医療支援病院の機能や連携について広報 ・高額医療機器利用・専門的な検査についての広報 ・ホームページでの紹介内容の充実 ・多職種による医療機関訪問を行い、情報交換、顔の見え る連携 ▲かかりつけ医カード 学術研修会・公開講座、図書室・スキルラボ室の利用を広報 2.退院支援の効果的な実施 ・入院予約、入院時より医療チームで検討し進める退院支援の促進 *外来・病棟看護師が中心に計画的に取り組む ・在宅療養支援の充実をはかるため、訪問看護ステーション・地域包括支援センター・ ケアマネージャーとの連携、交流をさらに強化 3.認知症疾患医療センターの活動の促進 ・研修会、連携会議を実施し、認知症疾患、介護についての理解を深める ・相談機能を充実し、地域包括支援センター、地域ネットワークと連携を進める 4.病院機能評価受審に向けて地域連携の院内外のネットワークの見える化、効率的な連携 ルールの作成 ・ホームページや電子カルテを活用し、情報の共有をはかる 5.福祉医療相談室のリニューアルに伴い、患者支援の情報を整備し、相談機能を充実 ・患者さん用図書、外来患者教室の充実 ・相談内容に応じ専門職員の応対、連携をはかる 6.医療秘書と協働し、紹介状・返書管理の改善をはかる ・紹介状への返書がタイムリーに確実に連絡できるよう改善をはかる 地域医療連携室だより 平成24年 5 月 第61号 平成23年度公開講座参加者が1299名に達しました 平成23年度 疾患 急変対応 当センターは専門病院として、地域医療 参加数 機関と相互支援し、地域とのネットワーク 参加地域・施設の区分 施設 人 施設 人 (人) 姫路 20 513 10 79 592 づくりをねらいに公開講座を開始して4年 中播磨 福崎 2 2 0 2 が経過しました。(下表参照) 相生 1 24 2 46 70 昨年「地域医療支援病院」の承認を得て、 赤穂 2 73 2 27 100 内容を医療・看護の専門性や特徴をふまえ 西播磨 たつの 2 18 1 4 22 た地域医療や在宅へつなぐ「疾患」「急変 宍粟 1 14 1 9 23 対応」に再構成し、呼吸管理も追加し好評 東播磨 高砂 1 3 3 のうちに終了しました。 加古川 1 6 6 参加者の背景は(右表参照)。疾患シリー 県立病院 4 51 3 34 89 ズでは3圏域55施設のべ910人、急変対応 訪問看護 14 154 2 8 162 在宅介護 では25施設のべ389人の参加で、年間参加 介護・救命士 7 52 4 14 66 登録以外の参加者数 168 168 人数1299人に達しました。ここ数年は地 合計 55 910 25 389 1299 域の皆様に公開講座を活用いただき定着し つつあると実感しています。 今年は、急変対応に製鉄記念広畑病院 救急看護認定看護師 宮永恵子先生を講師に迎え、当方の 看護師との合同研修として企画しました。事例検討・シミュレーション学習・実践報告を組み合わ せ、チームでの早期対処やより円滑な連携につなげたいと考えています。また、専門領域での実務 研修や、認定・専門看護師を実地指導者として派遣することも可能です。是非ご活用下さい。(お 問い合わせ先:地域医療連携室大川・看護部大下) 平成20年度 企画 運営 内容 回数 平成21年度 平成22年度 看護部・地域医療連携室 看護部看護長補佐会 看護部・地域医医療連携室 1. 災害看護 2. ストレス ・ マネジメント 3. 感染管理 4. 呼吸循環の フィジカルアセスメント 平成23年度 1. 心不全の治療 1. せん妄と看護 2. 心不全の看護 2. フィジカル ・ アセスメント 3. フィジカル ・ アセスメント 呼吸循環(3回) 呼吸循環(2回) 3. 感染管理 4. ストレスマネジメント (2回) 4. 心臓疾患の手術 手術室看護師 5. 心臓リハビリ 看護管理 6. 心不全 (2回) *認知症疾患センターとして 今年度は別途研修会を計画中です □疾患シリーズ : 合計20回 1. 認知症関連 (3回 ) 2. 末梢血管疾患他 (2回 ) 3. 胸痛関連 (4回 ) 4. 不整脈 (3回 ) 5. 心不全 (3回 ) 6. 脳神経治療 (2回 ) 7. 呼吸管理 (2回 ) □急変対応シリーズ : 合計6回 フィジカル ・ アセスメントとシミュレーション 対象 看護師 看護師 医師・看護師他 全職種 講師 専門・認定看護師 医師・看護師 医師・看護師・PT 医師・看護師・心理士・PT 放射線技師・薬剤師 参加 者数 4回 のべ278人 (平均69.5人 / 回) 6回 のべ380人 (平均63.3人 / 回) 9回 のべ539人 (平均67.3人 / 回) 20回 のべ910人(平均45.5人) 6回 のべ389人(平均64.8人) 合計 のべ参加者1299人 地域医療連携室だより 第61号 平成24年 5 月 県立姫路循環器病センター 専門外来診療担当表 平成24年 5 月20日現在 診療科 診察室 番号 内科・循環器内科 10 内科・循環器内科 月 火 水 木 金 星野 裕子 觀田 学 寺西 仁 三好 直貴 (内科) (循環器・不整脈) (循環器) (循環器) 11 矢坂 義則 (循環器) 星野 裕子 (内科) 阿部 廣己 (糖尿病・内分泌) 鳥羽 敬義 (循環器) 阿部 廣己 (糖尿病・内分泌) 循環器内科 12 岡嶋 克則 (不整脈) 山田 愼一郎 横井 公宣 林 孝俊 福沢 公二 ( 不整脈 ) 循環器内科 13 大石 醒悟 小林 征一 高谷 具史 月城 泰栄 谷口 泰代 循環器内科・外科 15 嶋根 章 中本 光春 神 経 内 科 ( 新 患 ) 16 喜多 也寸志 神 経 内 科 ( 再 来 ) 17 心臓血管外科 脳外・心外・放科 中本 光春 安積 靖友 大澤 正人 (消化器外科) (消化器外科) (消化器外科) 清水 洋孝 寺澤 英夫 辻 香 千葉 義幸 担当医 (デバイス外来) 寺澤 英夫 喜多 也寸志 清水 洋孝 多々野 誠 18 村上 博久 向原 伸彦 本多 祐 19 本岡 康彦 川﨑 竜太 中村 貢 (脳外) (放科) (脳外・脳血管内治療) (放科) (放科) (第1.3.5週) 吉田 正人 溝部 敬 蘆田 典明 森本 直人 宮本 直和 (心外) (脳外) (脳外) (心外) 大川 愼吾 嶋田 兼一 嶋田 兼一 (第1,3,5週) 寺島 明 (第2,4週) (循環器・不整脈) (消化器外科) 川﨑 竜太 脳外・心外・放科 20 (放科) (第2.4週) 本多 祐 (午前) 中桐 啓太郎 志田 力 宮本 直和 (心外)(最終週) 城戸 佐知子 (循内) (第2週) 高齢者脳機能 治 療 室 ( 新 患・再 来 ) 21 嶋田 兼一 高齢者脳機能 治療室(再来) 22 小田 陽彦 寺島 明 山根 有美子 寺島 明 小田 陽彦 高齢者脳機能 治療室(新患) 23 寺島 明 小田 陽彦 嶋田 兼一 小田 陽彦 (第1.3.5. 週) 長谷川 典子 (新患・再来) 寺島 明 嶋田 兼一 (第2.4週) FAX 予約のお知らせ FAX:079-295-8166 ☆初診受付時間は午前 9 時00分∼午前11時30分までとなります。 ☆脳卒中専門外来(担当:清水洋孝医師)は、水曜日と金曜日に行っています。FAX 初診予約票でお申し込み下さい。 ☆土曜日の外来診療は休診となっています。なお、救急医療につきましては従来どおり業務を行います。 *FAX予約での受診の際は、診療情報提供書(紹介状)の持参をお願い致します 医師の異動はありません。 * 外来診療担当表は、当センターのホームページ http://www.hbhc.jp/ でも紹介しております。 *心臓血管外科の相談メールを開設しております。 [email protected] * 循環器内科の相談メールを開設しております。 [email protected] 一年のなかで緑が映える季節です。最近ハーブを植え付けまし た。水をやり、少しの手間をかけることで育っていく様子を見て、 喜びを貰っています。いろんな個性の花を組み合わせて寄せ植 えにするとまた発見があり、とても嬉しくなります。