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2016年10月期第2四半期決算説明資料
2016年10月期 第2四半期決算説明資料 2016年6月14日(火) 株式会社オハラ(証券コード:5218) ◆ 本資料は情報の提供を目的としており、本資料による何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料(計画を含む)は、現時点で入手可能な信 頼できる情報に基づいて当社が作成したものでありますが、リスクや不確実性を含んでおり、当社はその正確性・完全性に関する責任を負いません。 ◆ ご利用に際しては、ご自身の判断にてお願いします。本資料に記載されている見通しや目標数値等に全面的に依存して投資判断を下すことによって 生じ得るいかなる損失に関しても、当社は責任を負いません。 ◆ この資料の著作権は株式会社オハラに帰属します。いかなる理由によっても、当社に許可無く資料を複製・配布することを禁じます。 目 次 ◆ 2016年10月期 上期決算の概況 P03~09 ◆ 2016年10月期 通期業績見通し P10~18 ◆ 耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス ナノセラムTM のご紹介 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 2 P19~27 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 2016年10月期 上期決算の概況 業績のポイント <事業環境> デジタルカメラ市場は、コンパクト、 ◆ レンズ交換式ともに需要減少 露光装置市場は、半導体は弱含みの一方、 ◆ FPD向けは好調 <当社業績> 光事業は、光学機器用レンズ材の需要が低調に推移。 ◆ 生産性向上で収益性改善も営業赤字 エレクトロニクス事業は、売上高横ばいも、 ◆ 石英ガラスのミックス改善で損益良化 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 4 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 業績サマリー (単位:百万円、%) 15/10期 上期 売上高 営業利益 [営業利益率] 11,481 16/10期 上期 10,687 △59 85 △0.5% 0.8% <売上高四半期推移> 光学プレス品 光学ブロック品 特殊ガラス 石英ガラス (単位:百万円) 増減 8,000 5,880 5,600 5,811 5,527 △793 6,000 △6.9% 4,000 3,742 3,264 3,594 3,251 2,000 504 903 729 598 990 746 585 828 804 565 1,037 673 495 836 654 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 144 0 - 5,176 3,189 15/10期 経常利益 [経常利益率] 純利益 (親会社株主に帰属) [純利益率] 為替レート 円/1USD 円/1EUR 385 3.4% △158 △1.5% △544 853 2Q 600 401 △351 △677 400 2.8% △3.3% - 200 0 期中平均 116.71 128.34 325 ᇞ54 ᇞ4 67 90 ᇞ122 ᇞ95 1Q 2Q 196 75 127 ᇞ26 151 ᇞ40 ᇞ8 ᇞ18 ᇞ200 5 111 69 3Q 15/10期 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 571 1,025 光事業 エレクトロニクス事業 合計 (単位:百万円) 325 期中平均 118.84 137.10 3,060 16/10期 <営業利益四半期推移> - 5,511 4Q 1Q 2Q 16/10期 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 光事業 <上期対比> (単位:百万円) <四半期推移> 光学プレス品売上高 光学ブロック品売上高 営業利益 (単位:百万円) 12,000 6,000 10,000 5,000 8,109 8,000 4,246 7,317 7,007 6,250 3,816 3,684 3,632 3,742 2,000 3,264 3,594 3,251 3,189 3,060 565 495 571 69 ᇞ18 ᇞ40 4Q 1Q 2Q 1,000 2,000 0 3,862 4,000 4,179 3,000 6,000 4,000 光学プレス品売上高 光学ブロック品売上高 営業利益 1,102 ᇞ27 1,066 504 0 ᇞ58 585 598 325 67 ᇞ95 1Q 2Q ᇞ1,000 ᇞ2,000 15/10期 上期 16/10期 上期 3Q 15/10期 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 6 16/10期 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 エレクトロニクス事業 <上期対比> (単位:百万円) <四半期推移> 特殊ガラス売上高 (単位:百万円) 石英ガラス売上高 石英ガラス売上高 営業利益 営業利益 5,000 2,500 4,000 2,000 3,371 特殊ガラス売上高 3,370 3,000 1,633 1,737 1,878 1,632 1,710 1,491 1,500 1,894 1,862 2,000 1,000 1,000 500 1,476 1,508 0 903 729 746 804 673 90 75 127 2Q 3Q 4Q 0 ᇞ31 143 ᇞ1,000 1,025 990 828 1,037 ᇞ122 836 853 654 151 ᇞ8 ᇞ500 15/10期 上期 1Q 16/10期 上期 15/10期 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 7 1Q 2Q 16/10期 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 営業損益増減要因 (単位:百万円) 15/10期 上期営業損益 数量・単価 影響 原料等 調達改善 歩留り、生産性 向上 その他 16/10期 上期営業損益 △11 △58 光 △27 △200 150 30 エ レ ク ト ロ ニ ク ス 15/10期 上期営業損益 特殊ガラス 償却負担増 石英ガラス 収益性改善 その他 (HD撤退) 16/10期 上期営業損益 24 △31 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 160 143 △10 8 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 キャッシュ・フロー (単位:百万円) 期首 残高 11,336 営業 CF 投資 CF 892 △887 財務 その他 CF 386 △416 (単位:百万円) 営業CF増減主要因 税金等調整前純利益 上期末 残高 11,311 現金残高24百万円減 <有利子負債> (単位:百万円) 有利子負債 総資産有利子負債比率 12,000 9,000 3,000 (単位:%) 14.5% 6,000 7,643 6,881 0 15/10期末 753 為替差損益 273 固定資産の取得 △1,086 固定資産の売却 307 15.0% 財務CF増減主要因 10.0% 借入金の返済 △316 5.0% 配当金 △363 0.0% リースバックによる収入 1,113 16/10上期末 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 減価償却費 投資CF増減主要因 20.0% 12.5% △158 9 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 2016年10月期 通期業績見通し 通期見通しサマリー (単位:百万円、%) 15/10期 通期実績 売上高 22,820 16/10期 通期予想 21,800 <通期売上高内訳> (単位:百万円) 増減 30,000 △1,020 [営業利益率] 経常利益 538 440 2.0% △18.3% 1,316 340 △976 21,800 13,852 12,800 2,252 3,759 2,954 2,100 4,000 2,900 通期実績 通期予想 15/10期 16/10期 10,000 △98 2.4% 22,820 20,000 △4.5% 営業利益 0 <通期営業利益内訳> (単位:百万円) [経常利益率] 5.8% 1.6% 光事業 エレクトロニクス事業 合計 △74.2% 1,000 純利益 (親会社株主に帰属) 545 50 △495 800 600 [純利益率] 2.4% 0.2% 為替レート 円/1USD 円/1EUR 期中平均 120.42 136.59 期中平均 110.00 125.00 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 光学プレス品 光学ブロック品 特殊ガラス 石英ガラス △90.8% 400 200 538 440 171 140 366 300 通期実績 通期予想 15/10期 16/10期 0 11 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 光事業見通しのポイント <事業環境> デジタルカメラ市場は、コンパクトは市場縮小が続き、 ◆ レンズ交換式も需要の回復時期が見込みづらい状況 ◆ 監視カメラ、車載カメラは高精細化が進展する見込み <当社状況> デジタルカメラ用レンズ材は、底打ち時期ずれ込み、 ◆ 生産性の改善を推進 中大口径ガラスモールドレンズなど高付加価値製品や ◆ 高精度化ニーズへの対応を進め、利益率向上を図る Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 12 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 光事業見通し <通期対比> (単位:百万円) <半期対比> (単位:百万円) 光学プレス品売上高 光学ブロック品売上高 営業利益 光学ブロック品売上高 営業利益 10,000 20,000 16,105 16,000 8,109 14,900 7,317 7,582 6,250 6,549 6,000 13,852 12,800 7,007 6,845 1,102 1,150 394 1,066 1,033 ᇞ58 198 下期実績 上期実績 下期予想 4,000 2,000 4,000 0 7,996 8,000 12,000 8,000 光学プレス品売上高 2,252 2,100 366 140 通期実績 通期予想 15/10期 16/10期 0 ᇞ27 ᇞ4,000 ᇞ2,000 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 上期実績 15/10期 13 16/10期 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 エレクトロニクス事業見通しのポイント <事業環境> 露光装置市場は、半導体は弱含みの一方、 ◆ FPD向けは有機EL向け需要の増加もあり好調 ◆ 大型天体望遠鏡など、宇宙・天文関連の需要は拡大 <当社状況> 極低膨張ガラスセラミックスは、設備増設により ◆ 需要増に対応し、積極的な営業活動を推進 機能性ガラスの開発及び拡販を加速、 ◆ スマホ用カバーガラスなどへ展開 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 14 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 エレクトロニクス事業見通し <通期対比> (単位:百万円) <半期対比> (単位:百万円) 特殊ガラス売上高 特殊ガラス売上高 石英ガラス売上高 石英ガラス売上高 営業利益 営業利益 10,000 5,000 8,000 6,714 6,900 6,000 4,000 3,371 3,342 3,370 3,529 1,894 1,865 1,862 2,137 1,476 1,477 1,508 1,391 ᇞ31 203 143 156 下期実績 上期実績 下期予想 3,000 3,759 4,000 4,000 2,000 2,000 1,000 2,954 2,900 0 0 171 300 通期実績 通期予想 15/10期 16/10期 ᇞ2,000 ᇞ1,000 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 上期実績 15/10期 15 16/10期 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 見通し数値まとめ 売上高 (単位:百万円) 営業利益 (単位:百万円) 光事業 光事業 エレクトロニクス事業 エレクトロニクス事業 15,000 1,000 11,481 11,339 10,687 800 11,112 10,000 597 600 8,109 7,996 394 400 7,582 7,317 5,000 354 198 200 0 3,371 3,342 3,370 3,529 上期実績 下期実績 上期実績 下期予想 ᇞ200 0 15/10期 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 203 ᇞ31 156 ᇞ27 下期実績 15/10期 16 143 ᇞ58 ᇞ59 上期実績 16/10期 85 上期実績 下期予想 16/10期 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 設備投資、減価償却費、研究開発費 設備投資、減価償却費 研究開発費 研究開発費 設備投資 対売上比率 減価償却費 (単位:百万円) 3,000 (単位:百万円) 1,000 (単位:%) 7.0% 6.0% 2,500 800 5.0% 2,000 600 3.1% 1,500 2,432 400 1,000 1,718 1,373 500 3.6% 4.0% 2.8% 200 383 0 実績 実績 14/10期 15/10期 上期実績 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 通期予定 16/10期 17 2.0% 1.0% 677 753 0 3.0% 756 600 1,700 1,300 1,439 771 3.3% 0.0% 実績 実績 14/10期 15/10期 上期実績 通期予定 16/10期 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 事業構造改革の方向性 事業構造の転換 新成長ドライバーの構築 規模の最適化に向けた資源シフト 先進材料+α の価値の追求 収益性の向上 高機能・高付加価値化(川下化) 素材 研磨完成品等 後工程製品 効率性の向上 エレクトロニクス 製品の熔解 資源シフト(生産設備) 国内光学熔解 海外光学熔解 Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 18 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス ナノセラムTM のご紹介 エレクトロニクス事業開発の方向性 耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス ナノセラムTM リチウムイオン伝導性ガラスセラミックス LICGCTM (モバイル、オートモーティブ) (次世代電池向け) 金属リチウム空気電池及び全固体電池向け固体電解質 固体電解質 基板 (厚み20um) 積層型 全固体電池 (試作デモ品) 大口径高屈折率薄板ガラス 光触媒ガラスセラミックス (ウエアラブル(VR)用途) (耐アンモニア脱臭用途) 空気清浄機 光触媒フィルター 耐放射線ガラス (原発、宇宙用途) 5種の光学定数を ラインナップ Nd:1.51~1.62 Vd:36~64 Φ200、Φ150×0.3mmt substrate オハラ製 耐放射線ガラス Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. Nd: 1.80 Nd: 1.75 一般光学ガラス 20 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 ナノセラムTMのターゲット市場 サファイヤガラス代替 高級品市場 オートモーティブ市場 モバイル・ウエアラブル セキュリティ市場 市場からの強い需要 が求める耐衝撃性 市場のキーパーツ ナノセラムTM Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 21 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 ナノセラムTMの市場価値 サファイヤガラスの価格と加工性に満足できない市場、化学強化ガラスの強度不安定に 満足できない市場に対し、オハラが提案する耐衝撃性・高硬度・加工性に優れる夢の新素材 ナノセラムTM 顧客評価及び量産加工メーカー評価状況(4社平均) 耐衝撃性 • ナノセラムTM 静圧強度 • ナノセラムTM 耐スクラッチ性 • サファイヤガラス 研磨加工性 • ナノセラムTM 落球試験評価 サファイヤガラスの 2.8 倍、化学強化ガラスの 2.6 倍 >>> 化学強化ガラス > サファイヤガラス 4点曲げ強度 サファイヤガラスの 3.7 倍、化学強化ガラスの 2.8 倍 >>> 化学強化ガラス > サファイヤガラス サンドペーパー試験 > サファイヤガラス同等、化学強化ガラスの 3.0 倍 ナノセラムTM > >> 化学強化ガラス 研削・研磨・強化・ 3D熱加工 (時間、収率、破損) >>> 化学強化ガラス >> サファイヤガラス Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 22 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 ナノセラムTMのターゲット市場と評価状況① モバイル市場(スマートフォン・タブレット) 次世代技術の低迷と市場の頭打ち打開に向け、今までに無い高耐衝撃性素材が求められる。 →主力スマホメーカー6社が限定モデルやタフモデルでの基礎評価完了、 量産工程による認定評価中 ①有機EL → パネル薄型化により、カバーガラスも薄く強く ②カバーガラス → 筐体での3D化 ③第5世代移動通信(5G) → 電波の反射が少なく、割れないガラス筐体が必要 ナノセラムTMカバー3D Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. ナノセラムTM筐体3D 23 カメラプロテクター 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 ナノセラムTMのターゲット市場と評価状況② ウエアラブル・腕時計市場 スマートウオッチ市場の拡大に、腕時計メーカーも追従を始めた。 サファイヤガラスを上回る素材の需要はナノセラムTMが実現。 →主力7社がナノセラムTM評価を開始 ①3Dの複雑な形状への対応 → サファイヤガラスは加工が難しい 3D加工品 ②薄く強いカバーガラスが必要 → タッチパネルの感度向上のため 薄板カバーガラス Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 24 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 ナノセラムTMのターゲット市場と評価状況③ オートモーティブ市場 タッチパネル化、内装の高級志向、車内外カメラの複数装備等、 自動車の安全基準をクリアする割れないガラスの要望が急増。 →主力3社がナノセラムTM評価を開始 ①インパネ、内装、タッチパネル ②HUD(ヘッドアップディスプレイ)コンバイナー スマートキー ③スマートキー(画像表示機能付) ④ADAS(先進運転支援システム)用カメラカバーガラス HUD Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 25 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 ナノセラムTMのターゲット市場と評価状況④ セキュリティ関連市場 過酷な環境での使用、テロ対策(打撃、火災)等、 セキュリティ用カメラカバーガラスの需要が急増。サファイヤガラス置換え需要 →主力5社がナノセラムTM評価を開始。 ①監視カメラカバーガラス(耐候性・防犯性等) ②電車乗降確認カメラ、ホームドア用センサーカバー ③天文・宇宙・航空用窓、カバーガラス等 ④FA等設備監視用カメラ、センサ用カバーガラス 電車用乗降センサーカバー Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 26 2016年10月期 第2四半期決算説明資料 ナノセラムTMの今後について デジタルカメラの交換レンズ用プロテクター向けの生産は開始 市場拡大に向け、国内・外での販売を推進中 モバイル、ウエアラブル、スマートウオッチ、オートモーティブ、 セキュリティ市場による基本評価が完了し、量産・工程認定へ 光事業の資源をシフトさせ、 量産対応に向け始動 本事業では、今後3年間で量産熔解設備を増設し本事業を強化する 材料ベースの売上規模は3年後に 30億円/年を見込む Copyright© 2016 OHARA INC. All Rights Reserved. 27 2016年10月期 第2四半期決算説明資料