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平成22年度 宇宙産業実態調査 ユーザー産業群規模及び日米欧宇宙

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平成22年度 宇宙産業実態調査 ユーザー産業群規模及び日米欧宇宙
平成 22 年度
宇宙産業実態調査
ユーザー産業群規模及び日米欧宇宙産業比較 調査報告書
(平成21年度 調査結果)
平成 23 年 3 月
社団法人 日本航空宇宙工業会
目
次
¾ はじめに
¾ 第1編
平成 22 年度ユーザー産業群規模調査
¾ 第2編
平成 22 年度日米欧宇宙産業比較調査
i
はじめに
平成 22 年度宇宙産業実態調査として、我が国及び海外の宇宙産業の規模、動向等を把握することを
目的に、下記事項を実施した。
(1) 平成 22 年度ユーザー産業群規模調査 (平成 21 年度調査結果)
宇宙開発の成果を利用し、宇宙産業の波及効果となるユーザー産業群の規模調査。
(2) 平成 22 年度日米欧宇宙産業比較調査 (平成 21 年度調査結果)
日米欧における産業比較として、宇宙機器産業の民需・官需・軍需別売上げ、及び輸出・輸入額等、
宇宙産業の比較調査。
以下、本報告書では、第 1 編として「平成 22 年度ユーザー産業群規模調査(平成 21 年度調査結果)」
についてまとめ、 第 2 編として「平成 22 年度日米欧宇宙産業比較調査(平成 21 年度調査結果)」とし
てまとめている。
ii
第1編
平成 22 年度ユーザー産業群規模調査
(平成21年度 調査結果)
目
次
1. 市場規模推定結果 ............................................................................................................. 1
1.1 市場分野別市場規模概観 ............................................................................................. 2
1.2 市場規模推定結果 ....................................................................................................... 3
2. ユーザー産業群の概況....................................................................................................... 4
2.1 産業別市場概況 ........................................................................................................... 4
2.2 推計方法 ...................................................................................................................... 8
図表一覧
図 1-1 ユーザー産業群の市場規模 .................................................................................................. 1
表 1-1 ユーザー産業群の市場規模推定結果 ................................................................................... 3
表 2-1 ユーザー産業群の主な市場とその概況 ................................................................................. 4
表 2-2 市場規模推計方法 .................................................................................................................. 8
i
ユーザー産業群データ集
1. 市場規模推定結果
宇宙産業ユーザー産業群とは、「宇宙利用サービス産業群から各種サービスを、宇宙関連民生機器
から民生機器を購入し利用することによって、自らの事業の効率化及び差別化を図り事業を行っている
産業」を指し、本編ではこのユーザー産業群の市場規模の推定を行った。
平成21年(2009年)度における宇宙産業ユーザー産業群の市場規模推定結果は、3兆1,696億円と
なり、分野別内訳は、 図 1-1 に示す通り、通信・放送分野が2兆108億円(63%)、リモセン分野が
3,862億円(12%)、測位分野が7,727億円(24%)となった。
また、提供するサービスの内訳については、表 1-1に示すように、「サービス売上高」(*)の合計が
1兆4,030億円、「売り上げ全体中の当該サービス寄与分」(*)の合計が1兆7,667億円となった。
(*): 「サービス売上高」、「売り上げ全体中の当該サービス寄与分」の市場規模推定の考え方
については2.2項に示している。
45,000
40,000
(34,196)
35,000
(26,785)
億円
30,000
25,000
(21,782)
20,000
3,675
2,009
15,000
10,000
16,098
(28,670)
3,647
2,072
4,840
2,289
21,066
21,542
(31,172)
5,040
2,856
4,656
2,523
(38,341)
(39,600)
5,580
3,239
6,282
(31,696)
3,576
7,727
測位
リモセン
3,862
23,993
26,301
29,522
通信・放送
29,742
20,108
5,000
0
(注)金額は四捨五入のため合計が一致しない場合がある。(以下同様)
図 1-1 ユーザー産業群の市場規模
1
ユーザー産業群データ集
1.1
市場分野別市場規模概観
平成20年(2008年)度に比較して、平成21年(2009年)度のユーザー産業群の市場規模は、全体で
7,904億円の減少(前年度比20%減)となった。分野別状況は以下の通りである。
(1)
通信・放送分野
通信・放送分野では、前年度比32%減となった。
全般的に地上インフラ(回線)に置き換わっている状態にあり、特に通信・放送分野における企業
内利用の市場規模が前年度から大幅減少したことが影響している。これは、企業内利用において衛
星を利用する企業が大きく減少していることにある。
(2)
リモセン分野
リモセン分野では、前年度比8%増となった。また、商用高解像度衛星画像の利用による売上高
が公開されていないため表中の市場規模には含まれていないが、この分野は今後さらに拡大するこ
とが見込まれている。
(3)
測位分野
GPS機能を活用したシステムの多様化が見られ、新規システムや従来システムの規模の増加が
見られる。この結果、測位分野では、GPS携帯地図情報サービスの増加や、車両盗難探知サービ
ス・徘徊者探索サービスの増加や、農業分野での農業用位置情報システム、建設分野では建機用
GPSシステム、運輸分野では鉄道運転士支援システム等の分野へ利用が拡大しており、測位分野
として前年度比23%増となった。
2
ユーザー産業群データ集
1.2
市場規模推定結果
表1-1に、市場推定結果の一覧を示す。
表 1-1 ユーザー産業群の市場規模推定結果
市場規模[百万円]
利用分野
産業分類
サービス・製品
全産業
共通
売り上げ全体中の当
該サービス寄与分
554,186
1,456,598
企業内利用
(イントラネット・社内テレビ等)
中古車販売情報提供システム
商業
新聞(国際衛星版)
航空通信システム
運輸
船舶航行衛星通信システム
実況中継サービス(公営競技場利用)
通信・放送
サービス売上高
通信・放送
映画デジタル配信
衛星放送コンテンツ提供
公務
地域衛星通信システム
教育・研究
学校インターネット
サービス
衛星授業(予備校等)
医療
遠隔地医療サービス
2,010,784
小計
地理情報システム(GIS)
リモセン
気象予報情報
サービス
386,211
-
不動産、エンターテイメント、農林水産業、環境
【注1】
386,211
小計
船舶用 GPS システム(漁船)
農林水産
業
農業用位置情報システム
測量システム
建設
建機用GPSシステム
配車管理システム
測位
運輸
MTSAT 用衛星航法補強システム【注1】
462,538
310,113
鉄道運転士支援システム
公共
廃棄物確認システム【注1】
サービス
車両盗難探知サービス
徘徊者探索サービス
GPS 携帯地図情報サービス
772,651
小計
合
(サービス売上高)
(売り上げ全体中の当該
サービス寄与分)
1,402,935
1,766,711
計
3,169,646
総合計
【注1】 将来的な市場の伸びが想定されるため、項目としては抽出したが、現段階で市場規模の特定
が困難であることを示す。
3
ユーザー産業群データ集
2. ユーザー産業群の概況
2.1
産業別市場概況
ユーザー産業群として抽出した各市場の概況を表 2-1に示す。
表 2-1 ユーザー産業群の主な市場とその概況(1/4)
利用
分野
産業
分類
全産業
共通
通信・
放送
商業
サービス・製品
概況
企業内利用
(イントラネット・
社内テレビ等)
全国のあらゆるところへ放送番組を配信する分野、ニュースソー
スを通信するなど広域性、同報性が求められるような分野では衛
星が利用されている。近年、企業内利用においては、地上系通信
システムへのシフトが進んでおり、利用企業が減少傾向にあり、
今後も広域性、同報性が求められる分野以外では、地上回線へ
のシフトが進むものと考えられる。
中古車販売
情報提供システム
大容量・高速性・同報性の特長を活かした衛星回線利用の典型
事例であったが、地上系通信システムへのシフトが進み現在利用
している企業は 1 社となった。ただし、衛星利用とそれ以外の取引
比率が不明のため、全取引を記載した。
コンビニ店頭端末による
情報提供システム
コンビニ店頭端末については、衛星通信利用から地上系通信シ
ステム利用へとシフトしている。(表1-1の項目には含めていな
い)
新聞
(国際衛星版)
衛星を利用した新聞社の国際サービスとしては、「国際版」「衛星
版」等の名前で利用されてきているが、地上系通信システムへの
シフトが進みつつあり、「衛星版」の需要は縮小傾向にあるが、衛
星系通信と地上系通信の区分するデータが無いため、全量を引
用した。
航空通信システム
音声通信あるいはデータ通信の際にインマルサット、MTSATが
利用されている。航空機のMTSATの利用が減少したのを受け、
航空通信システムの市場が減少した。
船舶航行
衛星通信システム
航行衛星通信システムは、ほぼ100%の海運事業者で利用され
ている。今後も一定の需要が見込まれるが、今年度は運賃収入
の減少により寄与分も減少した。
運輸
4
ユーザー産業群データ集
表 2-1 ユーザー産業群の主な市場とその概況(2/4)
利用
分野
産業
分類
サービス・製品
概況
実況中継サービス
(公営競技場利用)
衛星回線の大容量、同報性を活かした好例ではあったが、全て
の公営競技において、衛星回線から地上回線への利用へとシフ
トしており、現在衛星を利用している競輪でも地上回線への移行
を予定している。
映画デジタル配信
劇映画市場は、ほぼ横ばいで推移しているが、デジタルシネマ市
場は、拡大傾向である。ただし、デジタルシネマ配信は、通信衛
星を用いたものと光ファイバーを用いたものとがあり、競合する可
能性が高い。
衛星放送コンテンツ提供
BS・CSデジタル放送の多チャンネル時代として、需要が安定し
ている。
公務
地域衛星通信システム
各自治体の同システムへの予算額に大きな変動はないと予想さ
れる。先行的に 2009 年度は 284 市町村に導入、2010 年度から
は、補助などによって本格的にJ−ALERTが全市町村に設置さ
れる予定である。
教育・
研究
学校インターネット
学校における衛星の利用は、縮小の一途をたどっている。東工大
において高大連携で利用されている他は、衛星回線の利用は海
外のインターネット未整備の国との利用に限定される。
サービス
衛星授業(予備校等)
予備校の授業では、継続して利用されている。
医療
遠隔地医療サービス
特定の遠隔地では需要が高まるが、それ以外は地上回線に比べ
コスト高となるため、衛星回線の利用は、特定の地域に限られる
見込み。
通信・
放送
通信・
放送
(続き)
5
ユーザー産業群データ集
表 2-1 ユーザー産業群の主な市場とその概況(3/4)
利用
分野
リモ
セン
産業
分類
サービス・製品
概況
地理情報システム
(GIS)
現状、電子地図を作成するためのデータソースとしては、衛星画
像データの利用率が約 10%、航空写真の利用率が約 90%とい
われている。GoogleMapにより、衛星画像利用の低コスト化が
進み、衛星データ利用が広がり、市場も拡大している。
気象予報情報
気象予報事業は日本気象協会とウェザーニュースの2社寡占状
態である。
不動産、エンターテイメン
ト、農林水産業、環境
商用高解像度衛星画像の販売が行われており、不動産、エンタ
ーテイメント、農林水産業、環境関係の利用が行われている。現
在だいち(ALOS)をはじめとする衛星画像の利用が各分野にて広
がっているが、GIS(地理情報システム)等に組み込まれている場
合やユーザー個別に画像処理され販売されているため、市場規
模が特定できない。
サービス
6
ユーザー産業群データ集
表 2-1 ユーザー産業群の主な市場とその概況(4/4)
利用
分野
産業
分類
サービス・製品
概況
農業用位置情報システム
トラクタ向けGPSガイダンスシステム等を含む農業用位置情報
システムが、トプコンなどから販売されているが、農業用位置情
報システムの中に様々な位置情報サービスが含まれており
区分が出来ない。また、今後機器として、ガイダンスシステムの
投入を予定しているメーカもある。
船舶用GPSシステム
(漁船)
船舶用GPS機器の市場は、漁船とプレジャーボートが中心であ
る。国内船舶市場は、年々縮小傾向にある上、すでに船舶のGP
S搭載率は98%にも達しており、アフターマーケットに期待する
のは難しい。
測量システム
GPS測量機器の導入割合は増大するが、公共測量の需要は減
少傾向である。
農林
水産業
建設
建機用GPSシステム
コマツ製作所などが建機にGPSシステムを導入している。
配車管理システム
(宅配便/バス/タクシー)
宅配便配車管理システム:宅配便の売上は毎年上昇してきてお
り、今後も安定した市場であると考えられる。
バス配車管理システム:公共交通機関の機能高度化を狙って、
インフラの整備が進められている。
タクシー配車管理システム:タクシー事業者において、業務効率
改善に向け、導入が進むと予想される。
しかし、バス、タクシーの売り上げが減少しているため、市場とし
てはあまり成長が見込めない。
移動体の位置情報(GPS)を利用したサービス・製品は、今後新
たな市場として拡大すると予測されるが、現時点でこれらの市場
規模の特定は困難である。
MTSAT用
衛星航法補強システム
MTSATによる通信、GPS補強信号放送、GPSを用いた監視等
を行うシステムは、アジア太平洋を中心とした航空交通需要の増
大、MTSATの新規利用により、航空航行分野での利用が見込
まれたが、市場規模としての特定が困難。
鉄道運転士支援システム
近畿日本鉄道が 2008 年 3 月 17 日から GPS Train Navi を導入。
西日本旅客鉄道、日本貨物鉄道(JR 貨物)でも同様のシステム
を導入している。
廃棄物確認システム
現在は、環境省や自治体による試験運用レベルであり市場規模
の特定が困難であるが、将来的には、廃棄物処理の需要増加と
ともに、GPSを利用したシステム需要も拡大する見込み。
車両盗難探知サービス
徘徊者探知サービス
GPSと携帯電話による位置検索技術の登場によって、潜在的需
要が喚起された好例。安全保障、危機管理における活用は今後
も増加が見込まれる。子どもの安全確認のために利用が拡大し
ている。
GPS 地図情報サービス
各携帯電話会社ともにGPSの導入が進んでおり、その比率が 6
割程度となった。スマートフォン市場全体も立ち上がり、今後の
需要増加が見込まれる。
測位
運輸
公共
サービス
7
ユーザー産業群データ集
2.2
推計方法
ユーザー産業群の現状の市場規模を、1)通信・放送、2)リモセン、3)測位分野の分類ごとに推計した。
市場規模は、提供するサービスにより「サービス売上高」及び設備投資額から類推される「売り上げ全体
中の当該サービス寄与分」を用いて示した。
「サービス売上高」とは、顧客に対してサービス・製品を提供し、その対価を得ている企業に計上された
売上高である。
「売り上げ全体中の当該サービス寄与分」とは、衛星回線の社内利用等のように、明示的な顧客が存
在しないようなサービス・製品に対する推定方法である。これは、「全設備投資額」に占める「当該サービ
スを提供するために必要となる設備投資額」の割合を「当該サービス寄与率」と想定し、当該産業の市場
規模をこの「当該サービス寄与率」で按分した値をその市場規模とした。なお、各自治体で利用されてい
る地域衛星通信システムや学校インターネット等のように、当該サービス利用事業者が営利を得ていない
場合には、「当該サービスを提供するために必要となる設備投資額」を市場規模とした。
表 2-2 市場規模推計方法
指標
サービス売上高
売り上げ全体中の
当該サービス寄与分
内容
事業者が顧客にサービスを提供することによって得られるサービスの売上高
(例:予備校の衛星授業料収入など)
産業全体の市場規模に「当該サービス寄与率」を乗じた値。
「当該サービス寄与率」は「当該サービスを提供するために必要となる設備投資
額」が「全設備投資額」に占める割合。
(例:一般企業の衛星通信回線利用など)
8
第2編
平成 22 年度日米欧宇宙産業比較調査
(平成21年度 調査結果)
目 次
1. 米欧指標データ................................................................................................................................ 1-1
1.1 米国 ............................................................................................................................................ 1-1
1.1.1 宇宙機器産業売上 ........................................................................................................... 1-1
1.1.2 宇宙機システム及び推進装置の売上 .............................................................................. 1-2
1.1.3 航空宇宙分野の国内需要先別売上高............................................................................ 1-4
1.1.4 輸出高 ............................................................................................................................... 1-5
1.1.5 輸入高 ............................................................................................................................... 1-6
1.1.6 宇宙分野研究開発費 ....................................................................................................... 1-7
1.1.7 宇宙分野設備投資額 ....................................................................................................... 1-9
1.1.8 宇宙産業人員数 ............................................................................................................ 1-10
1.1.9 宇宙機器産業と他産業の売上高比較 .......................................................................... 1-12
1.1.10 宇宙機器産業売上高対GDP比率 ............................................................................. 1-13
1.2 欧州 ......................................................................................................................................... 1-14
1.2.1 宇宙機器産業売上高 .................................................................................................... 1-14
1.2.2 欧州各国の宇宙機器産業売上高................................................................................. 1-15
1.2.3 分野別宇宙機器産業売上高 ........................................................................................ 1-17
1.2.4 産業分野別宇宙機器産業売上高 ................................................................................ 1-18
1.2.5 輸出高 ............................................................................................................................ 1-21
1.2.6 需要先別売上高 ............................................................................................................ 1-22
1.2.7 各国の宇宙機器産業人員数 ........................................................................................ 1-24
1.2.8 分野別宇宙機器産業人員数 ........................................................................................ 1-27
1.2.9 宇宙機器産業売上高対GDP比率 ............................................................................... 1-28
2. 日米欧の指標データ比較 ................................................................................................................ 2-1
2.1 宇宙機器産業売上高比較 ........................................................................................................ 2-1
2.2 輸出高比較 ................................................................................................................................ 2-3
2.3 輸入高比較 ................................................................................................................................ 2-4
2.4 産業人員数比較 ........................................................................................................................ 2-5
2.5 宇宙機器産業売上高対GDP比率 ........................................................................................... 2-6
3. 各国予算データ................................................................................................................................ 3-1
3.1 日本 ............................................................................................................................................ 3-1
3.1.1 日本の宇宙関連予算 ....................................................................................................... 3-1
3.1.2 旧NASDA/JAXA予算変遷 ......................................................................................... 3-2
3.2 米国 ............................................................................................................................................ 3-4
3.2.1 NASA予算....................................................................................................................... 3-4
3.2.2 米政府機関別宇宙関連予算 ........................................................................................... 3-7
3.2.3 ESA宇宙予算(ESA加盟国からの拠出金額) ............................................................ 3-10
3.2.4 各国宇宙予算 ................................................................................................................ 3-12
3.2.5 2010年度各国ESA拠出金と国内予算の比較 ........................................................... 3-14
i
3.2.6 欧州宇宙予算 ................................................................................................................ 3-14
4. 宇宙予算国際比較 ........................................................................................................................... 4-1
4.1 主な宇宙開発国の宇宙予算推移 ............................................................................................. 4-1
4.2 宇宙予算対GDP比率 ............................................................................................................... 4-4
5. 需要動向........................................................................................................................................... 5-1
5.1 世界の宇宙産業の動向 ............................................................................................................. 5-1
5.1.1 分野別売上動向 ............................................................................................................... 5-1
5.1.2 衛星サービス分野別売上動向 ......................................................................................... 5-2
5.2 商業打上げ予測 ........................................................................................................................ 5-3
5.2.1 軌道別商業打上げ回数予測 ........................................................................................... 5-3
5.2.2 商用静止衛星/非静止衛星打上げ予測 .......................................................................... 5-4
5.2.3 商用静止衛星の重量別分布の実績と予想 ..................................................................... 5-5
6. 衛星とロケットの打上げ実績 ............................................................................................................ 6-1
6.1 商用静止通信衛星の現状......................................................................................................... 6-1
6.2 商用静止衛星企業別シェア ...................................................................................................... 6-2
6.2.1 商用静止衛星企業別受注数推移 ................................................................................... 6-2
6.2.2 商用静止衛星企業別受注残数推移 ............................................................................... 6-3
6.2.3 2008年商用静止衛星企業別受注残数シェア ............................................................... 6-4
6.2.4 国別商業打上げサービス受注数 ..................................................................................... 6-4
6.2.5 国別打上げサービス受注残数 ......................................................................................... 6-5
6.3 世界のロケット打上げ実績(2001~2010年) ......................................................................... 6-7
6.4 ロケット打上げ実績 .................................................................................................................... 6-9
6.4.2 国別衛星打上げ機数 .................................................................................................... 6-13
7. 企業別売上高 ................................................................................................................................... 7-1
7.1 売上上位50社リストと売上額(機器製造)................................................................................. 7-1
7.2 売上上位25社リストと売上額(固定衛星通信事業者) ............................................................. 7-3
8. 宇宙競争力指標 ............................................................................................................................... 8-1
8.1 概要 ............................................................................................................................................ 8-1
8.1 主要指標の分析 ........................................................................................................................ 8-2
8.1.1 政府の政策 ....................................................................................................................... 8-2
8.1.2 人的資源 ........................................................................................................................... 8-3
8.1.3 産業力 ............................................................................................................................... 8-3
ii
図一覧
図 1-1 米国宇宙機器産業売上額の推移 ................................................................................... 1-1
図 1-2 宇宙機システム、ミサイル及び宇宙機用推進装置の売上 .............................................. 1-3
図 1-3 軍事及び非軍事別売上推移 ........................................................................................... 1-3
図 1-4 国内需要先別売上高(航空宇宙分野) ........................................................................... 1-4
図 1-5 米国輸出高 ....................................................................................................................... 1-5
図 1-6 米国輸入高 ....................................................................................................................... 1-6
図 1-7 米国宇宙分野研究開発費 ............................................................................................... 1-8
図 1-8 米国宇宙分野設備投資額 ............................................................................................... 1-9
図 1-9 米国宇宙機器産業における全従業員の推移 .............................................................. 1-11
図 1-10 米国宇宙機器産業における全従業員の分野別人員比率(2007年) ...................... 1-11
図 1-11 宇宙機器産業と他産業売上高比較 ........................................................................... 1-12
図 1-12 宇宙機器産業売上高対GDP比率............................................................................. 1-13
図 1-13 欧州宇宙機器産業売上高(欧州全体) ...................................................................... 1-14
図 1-14 2008年と2009年の欧州主要国宇宙機器産業売上高比較 ................................... 1-15
図 1-15 欧州主要国宇宙機器産業売上高推移 ...................................................................... 1-16
図 1-16 欧州の分野別宇宙機器産業売上高 .......................................................................... 1-17
図 1-17 欧州の産業分野別宇宙機器産業売上高 .................................................................. 1-18
図 1-18 欧州の分野別宇宙機器産業売上高 .......................................................................... 1-19
図 1-19 欧州の分野別宇宙機器産業売上高比率(2009年) ................................................ 1-20
図 1-20 欧州の輸出割合 .......................................................................................................... 1-21
図 1-21 欧州の需要先別売上高の推移 .................................................................................. 1-22
図 1-22 欧州の内需需要先別売上高(2009年) .................................................................... 1-23
図 1-23 欧州の内需需要先別売上比率(2009年) ................................................................ 1-23
図 1-24 欧州宇宙機器産業人員合計の推移 .......................................................................... 1-24
図 1-25 欧州各国の宇宙機器産業人員数の推移 .................................................................. 1-25
図 1-26 欧州宇宙機器産業人員数.......................................................................................... 1-26
図 1-27 欧州宇宙機器産業人員割合(2009年) .................................................................... 1-26
図 1-28 欧州宇宙機器産業人員数(分野別) .......................................................................... 1-27
図 1-29 欧州各国の宇宙機器産業売上高対GDP比率 .......................................................... 1-29
図 2-1 宇宙機器産業売上高比較 ............................................................................................... 2-2
図 2-2 日米欧輸出高比較 ........................................................................................................... 2-3
図 2-3 日米輸入高比較 ............................................................................................................... 2-4
図 2-4 日米欧産業人員数比較 ................................................................................................... 2-5
図 3-1 日本の宇宙関連予算 ....................................................................................................... 3-1
図 3-2 旧NASDA/JAXAの予算と職員数 ................................................................................... 3-3
図 3-3 NASA予算の推移 ........................................................................................................... 3-5
図 3-4 全体予算内訳 ................................................................................................................... 3-6
図 3-5 米政府機関別宇宙関連予算 ........................................................................................... 3-8
iii
図 3-6 ESA主要加盟国からの拠出金額推移 ......................................................................... 3-11
図 3-7 ESA主要加盟国からの拠出金額割合推移 ................................................................. 3-11
図 3-8 各国宇宙予算推移 ........................................................................................................ 3-13
図 3-9 欧州各国宇宙予算(2010年度) .................................................................................. 3-13
図 3-10 欧州各国ESA拠出金と国内予算の比較(2010年度) ............................................ 3-14
図 3-11 ESA予算と国内宇宙予算の比率 .............................................................................. 3-15
図 3-12 民事及び防衛関連予算.............................................................................................. 3-16
図 4-1 主な宇宙開発国の宇宙予算推移 .................................................................................... 4-2
図 4-2 世界宇宙予算比較の推移 ............................................................................................... 4-3
図 4-3 日米欧の宇宙予算推移 ................................................................................................... 4-3
図 5-1 世界の宇宙産業の動向(分野別売上動向) ..................................................................... 5-1
図 5-2 衛星サービス分野別売上動向......................................................................................... 5-2
図 5-3 軌道別商業打上げ回数予測 ........................................................................................... 5-3
図 5-4 商用静止衛星/非静止衛星打上げ予測 .......................................................................... 5-4
図 5-5 商用静止衛星の重量別分布の実績と予想の推移 ......................................................... 5-6
図 6-1 運用中の商用静止衛星(東半球) ................................................................................... 6-1
図 6-2 運用中の商用静止衛星(西半球) ................................................................................... 6-1
図 6-3 商用静止衛星企業別受注数推移 ................................................................................... 6-2
図 6-4 商用静止衛星企業別受注残数推移 ............................................................................... 6-3
図 6-5 商用静止衛星企業別受注残数シェア(2008年) ........................................................... 6-4
図 6-6 国別商業打上げ受注数 ................................................................................................... 6-5
図 6-7 国別打上げサービス受注残数 ......................................................................................... 6-6
図 6-8 国別打上げサービス受注残数比率(2008年) ............................................................... 6-6
図 6-9 世界のロケット打上げ実績 ............................................................................................... 6-7
図 6-10 世界のロケット打上げ実績割合(2001~2010年) ..................................................... 6-8
図 6-11 世界のロケット打上げ実績(2006~2010年) ............................................................. 6-8
図 6-12 国別衛星打上げ機数(2001年~2010年) .............................................................. 6-14
図 6-13 各国の軍事、民事、商用衛星の比率(2001年~2010年) ..................................... 6-14
図 6-14 世界の衛星打上げ実績(2006~2010年) .............................................................. 6-15
図 7-1 売上上位50社の2009年と2008年の売上額(機器製造) ............................................ 7-2
図 7-2 売上上位25社の2009年と2008年の売上額(固定衛星通信事業者) ........................ 7-4
図 8-1 各国の宇宙競争力の比較 ............................................................................................... 8-2
図 8-2 政府の政策指標の各国比較............................................................................................ 8-2
図 8-3 人的資源指標の各国比較 ............................................................................................... 8-3
図 8-4 産業力指標の各国比較 ................................................................................................... 8-3
iv
表一覧
表 1-1 米国における宇宙機器産業売上..................................................................................... 1-1
表 1-2 宇宙機システム及び推進装置の売上 ............................................................................. 1-2
表 1-3 国内需要先別売上高(航空宇宙分野) ........................................................................... 1-4
表 1-4 米国輸出高 ....................................................................................................................... 1-5
表 1-5 米国輸入高 ....................................................................................................................... 1-6
表 1-6 NASA及び軍事部門プログラム別研究開発費 .............................................................. 1-7
表 1-7 米国宇宙分野設備投資額 ............................................................................................... 1-9
表 1-8 米国宇宙機器産業人員数 ............................................................................................ 1-10
表 1-9 宇宙機器産業と他産業の売上高比較.......................................................................... 1-12
表 1-10 宇宙機器産業売上高対GDP比率............................................................................. 1-13
表 1-11 欧州宇宙機器産業売上高(欧州全体) ...................................................................... 1-14
表 1-12 欧州各国の宇宙機器産業売上高 .............................................................................. 1-15
表 1-13 欧州の分野別宇宙機器産業売上高 .......................................................................... 1-17
表 1-14 欧州の産業分野別宇宙機器産業売上高 .................................................................. 1-18
表 1-15 欧州の分野別宇宙機器産業売上高(2009年) ........................................................ 1-19
表 1-16 欧州の輸出額(2009年) ............................................................................................ 1-21
表 1-17 欧州の需要先別売上高 .............................................................................................. 1-22
表 1-18 欧州宇宙機器産業人員数.......................................................................................... 1-24
表 1-19 欧州宇宙機器産業人員数(分野別) .......................................................................... 1-27
表 1-20 欧州各国の宇宙機器産業売上高対GDP比率(2009年) ....................................... 1-28
表 2-1 宇宙機器産業売上高比較 ............................................................................................... 2-1
表 2-2 日米欧輸出高比較 ........................................................................................................... 2-3
表 2-3 日米輸入高比較 ............................................................................................................... 2-4
表 2-4 日米欧産業人員数比較 ................................................................................................... 2-5
表 2-5 各国の宇宙機器産業売上高対GDP比率(2009年) .................................................... 2-6
表 3-1 日本の宇宙関連予算 ....................................................................................................... 3-1
表 3-2 旧NASDA/JAXAの宇宙予算 .......................................................................................... 3-2
表 3-3 NASA予算の推移 ............................................................................................................ 3-4
表 3-4 2012年度NASA予算:大統領要求額 ........................................................................... 3-5
表 3-5 米政府機関別宇宙関連予算推移 ................................................................................... 3-7
表 3-6 国防総省の主な宇宙予算 ................................................................................................ 3-9
表 3-7 ESA宇宙予算(ESA加盟国からの拠出金額) ............................................................ 3-10
表 3-8 欧州各国宇宙予算 ........................................................................................................ 3-12
表 3-9 欧州宇宙予算 ................................................................................................................ 3-14
表 4-1 主な宇宙開発国の宇宙予算推移 .................................................................................... 4-1
表 4-2 宇宙予算対GDP比率(2009年) .................................................................................... 4-4
表 5-1 世界宇宙産業分野別売上動向 ....................................................................................... 5-1
表 5-2 衛星サービス分野別売上動向......................................................................................... 5-2
v
表 5-3 軌道別商業打上げ回数予測 ........................................................................................... 5-3
表 5-4 商用静止衛星/非静止衛星打上げ予測 .......................................................................... 5-4
表 5-5 商用静止衛星/非静止衛星打上げ実績・予測(重量別分布) .......................................... 5-5
表 5-6 商用静止衛星の重量別分布の予想の推移算出根拠(2010年~2012年) ................ 5-6
表 6-1 商用静止衛星企業別受注数推移 ................................................................................... 6-2
表 6-2 商用静止衛星企業別受注残数推移 ............................................................................... 6-3
表 6-3 国別商業打上げ受注数 ................................................................................................... 6-4
表 6-4 国別打上げサービス受注残数 ......................................................................................... 6-5
表 6-5 世界のロケット打上げ実績 ............................................................................................... 6-7
表 6-6 国別ロケット打上げ実績(2001~2010) ....................................................................... 6-9
表 6-7 商業打上げ実績(2001~2010) ................................................................................ 6-10
表 6-8 民事打上げ実績(2001~2010) ................................................................................ 6-11
表 6-9 軍事打上げ実績(2001~2010) ................................................................................ 6-12
表 6-10 国別衛星打上げ機数(2001~2010) ...................................................................... 6-13
表 6-11 国別衛星打上げ割合(2001~2010) ...................................................................... 6-14
表 7-1 2009年宇宙関連売上高上位50社(単位:$M) .............................................................. 7-1
表 7-2 固定衛星通信事業者上位25社の売上額 ...................................................................... 7-3
vi
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1. 米欧指標データ
1.1 米国
1.1.1 宇宙機器産業売上
宇宙機器産業の売上額は、2002年以降増加したが、2011年は減少する見込みである。米国の宇宙
機器産業の売り上げは2009年に$45B の規模に達している。
表 1-1 米国における宇宙機器産業売上
年
宇宙機器産業売上
(単位:Current $B)
年
宇宙機器産業売上
(単位:Current $B)
1991
29.2
2001
29.5
1992
29.8
2002
34.6
1993
28.4
2003
35.9
1994
26.9
2004
35.9
1995
27.4
2005
36.7
1996
29.0
2006
37.6
1997
30.8
2007
39.9
1998
31.6
2008
43.4
1999
30.5
2009
45.5
2000
29.7
2010p
45.5
2011e
45.1
p=見込値、e=予想値
注 :元データは、企業報告、「米国国家予算:The Budget of the United States
Government 」、NASA・商務省・国防総省からのデータ、AIA 推定値等から、
AIA が独自に作成したものである。研究、開発、試験、評価が含まれている。
出典:AIA http://www.aia-aerospace.org/assets/Table1.pdf
( 単位:Current $B)
50
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
29.2 29.8 28.4
26.9 27.4
29.0
30.8 31.6 30.5 29.7 29.5
36.7
34.6 35.9 35.9
図 1-1 米国宇宙機器産業売上額の推移
1-1
37.6
39.9
43.4
45.5 45.5 45.1
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.1.2
宇宙機システム及び推進装置の売上
宇宙機システム及び推進装置の売上の推移を示す。ここで「宇宙機システム」とは、人工衛星等の地
球大気を越えた宇宙空間で運用される人工物を意味する。分離可能なエンジンと推進装置はこの範疇
から除いているが、ロケット本体は含まれる。
「ミサイル及び宇宙機用推進装置」とは、ミサイルと宇宙機システム用のエンジン及び推進装置である。
この数値の元データにはミサイルと宇宙機システムが含まれている。
2005年以降、米国勢調査局がデータを公表していない。
表 1-2 宇宙機システム及び推進装置の売上
(単位:Current $M)
年
ミサイル及び宇宙機用推進装置
(Engine & Propulsion Units
for Missiles and Space Vehicles)
宇宙機システム
(Space Vehicle Systems)
軍用
非軍用
計
軍用
非軍用
合計
計
1991
6,770
3,745
10,515
1,869
1,938
3,807
14,322
1992
5,887
3,379
9,266
1,577
1,494
3,071
12,337
1993
4,175
3,142
7,317
1,619
2,970
4,589
11,906
1994
5,707
4,887
10,594
1,123
1,395
2,518
13,112
1995
4,782
6,532
11,314
1,035
1,329
2,364
13,678
1996
5,613
6,085
11,698
635
1,381
2,016
13,714
1997
4,919
9,724
14,643
558
2,129
2,687
17,330
1998
4,227
5,264
9,491
496
1,716
2,212
11,703
1999
5,107
3,915
9,022
526
1,593
2,119
11,141
2000
3,723
4,441
8,164
683
1,189
1,872
10,036
2001b
4,413
4,619
9,032
239
-
239
9,271
2002b
3,824
4,121
7,946
472
-
472
8,417
2003b
3,784
3,542
7,325
525
-
525
7,851
2004b
3,846
3,475
7,321
533
-
533
7,854
996
-
996
2005b
S
S
2006b
D
D
2007b
D
D
2008b
D
D
S
6,759
S
D
D
D
6,759
D
D
D
D
D
D
D
D
D
D
b : 2001 以降の非軍用ミサイル及び宇宙機用推進装置は、分離が困難なことからすべて宇宙機システムに含ま
れている。
D : 米国勢調査局がデータの公表を避けたため。 S : 米国勢調査局とのデータと差異があるため公表せず
「宇宙機システム」にはロケット本体が含まれる。
「ミサイル及び宇宙機用推進装置」とは、ミサイルと宇宙機システム用のエンジン及び推進装置である。この数値
の元データにはミサイルと宇宙機システムが含まれている。
出典:「Facts & Figure 2009」AIA, p62, 63
1-2
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
( 単位:Current $M)
20,000
合計
17,330
18,000
2,129
16,000
14,322
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
558
13,67813,714
13,112
1,938 12,337
1,329 1,381
11,906 1,395
11,703
11,141
1,035 635
1,869 1,494
1,123
1,716
10,036
2,970
1,593
1,577
9,271
9,724 496
526 1,189 239 8,417
6,085
3,745
7,851 7,854
683
472
1,619 4,887 6,532
525 533
3,379
5,264 3,915
4,619
4,441
4,121
3,142
3,542 3,475
非軍用ミサイル及
び宇宙機用推進
装置
6,770
軍用宇宙機シス
テム
5,887
5,707
4,175
2,000
4,782
5,613
4,919
4,227
5,107
4,413 3,824 3,784 3,846
3,723
軍用ミサイル及び
宇宙機用推進装
置
非軍用宇宙機シ
ステム
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
0
図 1-2 宇宙機システム、ミサイル及び宇宙機用推進装置の売上
(単位: Current $M)
20,000
18,000
16,000
14,000
12,000
5,683
10,000
11,853
非軍事
6,282 7,861 7,466
4,873
6,112
6,980 5,508
8,000
軍事
5,630 4,619
6,000
4,000
8,639
7,464
5,794
6,830
2,000
4,121 3,542 3,475
5,817 6,248 5,477
5,633
4,723
4,406 4,652 4,296 4,309 4,379
図 1-3 軍事及び非軍事別売上推移
1-3
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
0
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.1.3
航空宇宙分野の国内需要先別売上高
国防総省向けの売上でかなりの部分は宇宙分野以外が含まれると見られる。参考までに国防総省の
宇宙関連予算を示す。NASA及び他の政府機関向けの売上では、大部分が宇宙予算と考えられる。
「他の政府機関」とは、エネルギー省、商務省等であるが、その割合はNASAと比較して僅かである。
表 1-3 国内需要先別売上高(航空宇宙分野)
(単位:Current $B)
年
国防総省
向け売上
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009p
2010e
55.9
52.2
47.0
43.8
42.4
42.5
43.7
42.9
45.7
47.5
50.1
57.7
64.0
72.0
75.6
77.6
80.7
84.9
95.4
102.1
国防総省
宇宙関連予算
14.2
15.0
14.1
13.2
10.6
11.5
11.7
12.4
13.2
12.9
14.3
15.7
19.4
19.1
19.7
22.1
22.5
24.8
25.6
26.5
NASA及び
他の政府機関向け売上
11.7
12.4
12.3
11.9
11.4
12.4
12.8
13.3
13.4
13.4
14.5
16.4
15.5
17.2
17.3
17.2
18.7
21.3
22.5
22.1
NASA及び
他の政府機関予算
13.8
14.0
13.8
13.7
13.3
13.4
13.2
13.2
13.4
13.6
14.4
15.1
15.7
15.8
16.8
17.4
17.2
18.2
19.2
21.6
e:予想値 p:見込値 r:修正
出典:国防総省向け、及び NASA 及び他の政府機関向けの売上 AIA ホームページ
http://www.aia-aerospace.org/assets/Table2.pdf
国防総省宇宙関連予算、NASA 及び他の政府関連予算は表3-5を参照
( 単位:Current $B)
120
100
国防総省向け売上
80
60
NASA及び
他の政府機関向け売上
40
国防総省
宇宙関連予算
20
0
図 1-4 国内需要先別売上高(航空宇宙分野)
1-4
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.1.4
輸出高
米国の輸出は軍事用と非軍事用に分けられ、軍事用ではロケット及び関連部品が多く、非軍事用で
は逆に宇宙機、衛星、及び関連部品が多い。輸出は2006年、2007年と増加しているが、非軍事用の
落込みで2008年は減少した。2009年から非軍事のデータは公表されていないが、軍事用の輸出は20
08年より増加している。
表 1-4 米国輸出高
(単位:Current $M)
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009 2010p
非軍事用宇宙機、衛星、及び関連部品
Spacecraft, Satellites, & Parts
501
645
453
578
811
535
a
a
非軍事用ロケット及び関連部品
Missiles, Rockets, & Parts
50
20
21
28
13
25
a
a
軍事用宇宙機、衛星、及び関連部品
Spacecraft, Satellites, & Parts
26
117
146
139
114
139
189
129
軍事用ロケット及び関連部品
Missiles, Rockets, & Parts
884
998 1,084 1,452 1,359 1,425 1,509 1,862
1,461 1,780 1,704 2,197 2,297 2,124 1,698 1,991
合計
a:2009 年第一四半期より国勢調査局は統計をとっていない p:見込値
:
・「宇宙機」とは Spacecraft の訳で、シャトル、有人カプセル等を含む。
・「衛星」とは Satellite の訳で、太陽、地球、月等を周回する人工物体
・「ロケット及び関連部品」は、ミサイルを含む
出典:AIA http://www.aia-aerospace.org/assets/Table8.pdf
データは、商務省のデータと AIA のデータを調整したもの。
注
(単位: Current $M)
2,500 28
2,000 20
1,500 50
645
501
1,000 500 117
578
13
25
811
21
453
139
114
129
535
139
189
146
1,862
26
884
998
1,084
2003
2004
2005
1,452
1,359
1,425
1,509
2006
2007
2008
2009
0 図 1-5 米国輸出高
1-5
2010p
非軍事用ロケット及び関連
部品
非軍事用宇宙機、衛星、
及び関連部品
軍事用宇宙機、衛星、及び
関連部品
軍事用ロケット及び関連部
品
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.1.5
輸入高
宇宙関係の輸入高は2005年から2007年まで増加したが、2008年から減少に転じ 2009 年は大幅に
減少した。2010年は過去最高の値となる見込みである。
表 1-5 米国輸入高
(単位:Current $M)
衛星、ミサイル、
ロケット及び関連部品
Spacecraft, Missiles,
Rockets, and Parts
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010p
701
691
779
884
905
896
698
1,023
p:見込値
注
:
・商務省及び AIA 予測によるデータから AIA 算出
・これまで米国から輸出され、逆輸入された金額も含む
・この値にはミサイルが含まれる
出典:http://www.aia-aerospace.org/assets/Table7.pdf
(単位: Current $M)
1,200
1,023
1,000
800
884
905
896
779
701
691
2003
2004
698
600
400
200
0
2005
2006
2007
図 1-6 米国輸入高
1-6
2008
2009
2010p
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.1.6
宇宙分野研究開発費
NASAの研究開発費は、2009年をピークに減少すると予測されている。国防機関は2009年度より
減少すると予想されている。国防機関の2010年度の予算のうち、最も大きなものは GPS であり、次いで
次世代早期警戒衛星 SBIRS-High の予算である。2009年度まで多額の予算が割当てられていた次期軍
事通信衛星の TSAT はキャンセルされたため2010年度の予算は計上されていない。
表 1-6 NASA及び軍事部門プログラム別研究開発費
(単位:$M)
プログラム
NASA
AIR FORCE
Advanced EHF
Defense Space Recon Program
Defense Support Program
DMSP
EELV
Global Positioning System
Medium Launch Vehicles
MILSATCOM (DISA)
NPOESS
NUDET Detection System
Satellite Control Network
SBIRS-High
Space Test Program (STP)
Space Radar (SR) System
Spacelift Range System
Titan Launch Vehicles
TSAT
Wideband Gapfiller Satellite
小計
ARMY
NAVSTER GPS
NAVY
MUOS
Satellite Communications
軍事部門合計
2008
11,795
2009e
12,815
2010e
12,348
612
7
707
363
331
38
24
583
50
(b)
25
777
21
3,538
386
34
916
334
288
41
17
542
48
(b)
12
791
52
3,431
464
27
1,005
258
397
84
21
513
47
(b)
10
71
2,897
-
-
-
593
715
4,846
515
651
4,597
388
474
3,759
EHF=超高周波数:Extremely High Frequency
DMSP =防衛気象衛星 : Defense Meteorological Satellite Program
EELV =次世代使い捨て型ロケット: Evolved Expendable Launch Vehicle
NPOESS = 国家極軌道上作動環境衛星システム: National Polar-orbiting Operational
Environmental Satellite System
GPS=衛星ナビゲーションシステム: Global Positioning System
SBIRS=宇宙赤外線システム : Space-Based InfraRed System
TSAT=Transformation Satellite Communications
MUOS=移動加入者対象衛星システム: Mobile User Objective Satellite System
e:予想値
注 :NASA については Exploration, Science, & Aeronautics の値。
軍事部門プログラムは研究開発、試験、評価を含む
出典:AIA「Aerospace Facts and Figures 2009」, p72, 73
1-7
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
(単位:Current $M)
14,000
12,815
11,795
12,348
12,000
10,000
NAVY
8,000
Air Force
NASA
6,000
4,846
4,597
4,000
1,308
1,166
2,000
3,538
3,431
2,897
2008
2009e
2010e
3,759
862
0
図 1-7 米国宇宙分野研究開発費
1-8
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.1.7
宇宙分野設備投資額
2004年から2006年の誘導ミサイル及び宇宙機、誘導ミサイル及び宇宙機部品の設備投資額は個別
に統計がとられていない。宇宙機推進装置及び関連部品に関しては2000年以降減少したが、2004年
を底に2005年以降増加している。
表 1-7 米国宇宙分野設備投資額
(単位:Current $M)
年
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
誘導ミサイル及び
宇宙機
Guided missile and
space vehicle
manufacturing
384
439
484
216
173
291
297
229
宇宙機推進装置及び
関連部品
Space vehicle propulsion
units & parts manufacturing
誘導ミサイル及び宇宙機部品
Other guided missile and space
vehicle parts manufacturing
合計
67
104
125
80
76
76
66
49
51
58
74
24
33
13
8
17
13
11
29
475
576
622
304
266
380
374
49
51
58
332
注
:機械設備投資のみ。データには誘導ミサイルが含まれている。
宇宙機にはロケットが含まれる。
出典:米国勢調査局データベース http://factfinder.census.gov/より抽出。2008年以降のデータは未公表。
( 単位:Current$M)
700 13 600 33 500 誘導ミサイル及び宇宙
機部品
24 400 13 484 8 439 300 11 29 17 384 291 200 216 297 229 173 宇宙機推進装置及び
関連部品
100 0 67 1997
104 125 1998
1999
誘導ミサイル及び
宇宙機
80 76 76 66 49 51 58 74 2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
図 1-8 米国宇宙分野設備投資額
1-9
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.1.8
宇宙産業人員数
宇宙機器産業の従業員数は2003年まで減少したが、2004年に増加に転じている。
表 1-8 米国宇宙機器産業人員数
(単位:人)
誘導ミサイル及び
宇宙機
部門
製造部門
非製造部門
全従業員
年
Guided missile and
space vehicle
manufacturing
宇宙機推進装置
及び関連部品
誘導ミサイル及び
宇宙機部品
Space vehicle
propulsion units &
parts manufacturing
Other guided missile
and space vehicle
parts manufacturing
合計
1998
15,735
5,463
2,002
23,200
1999
14,478
5,320
1,802
21,600
2000
13,363
5,120
2,117
20,600
2001
11,922
4,985
1,793
18,700
2002
10,220
3,836
1,644
15,700
2003
10,590
3,187
1,323
15,100
2004
8,726
2,866
1,309
12,900
2005
12,857
4,010
4,033
20,900
2006
27,129
8,515
3,656
39,300
2007
33,068
9,652
4,480
47,200
1998
40,965
14,222
5,213
60,400
1999
38,609
14,186
4,806
57,600
2000
37,496
14,365
5,939
57,800
2001
36,850
15,408
5,542
57,800
2002
37,689
14,147
6,065
57,900
2003
38,644
11,628
4,827
55,100
2004
39,706
13,040
5,955
58,700
2005
33,342
10,399
10,459
54,200
2006
24,989
7,844
3,367
36,200
2007
19,827
5,787
2,686
28,300
1998
56,700
19,685
7,215
83,600
1999
53,087
19,505
6,608
79,200
2000
50,859
19,485
8,056
78,400
2001
48,772
20,393
7,335
76,500
2002
47,908
17,983
7,709
73,600
2003
2004
2005
2006
2007
49,235
48,432
46,199
52,118
52,895
14,815
15,905
14,409
16,359
15,439
6,150
7,263
14,492
7,023
7,166
70,200
71,600
75,100
75,500
75,500
注 :データには誘導ミサイル製造が含まれている。
出典:製造部門、非製造部門、全従業員の総数は
AIA http://www.aia-aerospace.org/assets/Table9_YE09_Employment.pdf
宇宙機、宇宙機推進装置及び関連部品、誘導ミサイル及び宇宙機部品の割合は米国勢調査局データベース
http://factfinder.census.gov/ より抽出。宇宙機、誘導ミサイル及び宇宙機部品にはミサイルが含まれる。
宇宙機にはロケットが含まれる。
1-10
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
■全従業員数の推移図
85,000 83,600 79,200 80,000 78,400 76,500 75,000 75,100 75,500 75,500 2005
2006
2007
73,600 71,600 70,200 70,000 65,000 60,000 1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
図 1-9 米国宇宙機器産業における全従業員の推移
■2007年度全従業員の分野別人員比率
誘導ミサイル及び
宇宙機部品
Other guided missile and space vehicle parts manufacturing
10%
宇宙機推進装置及び
関連部品
Space vehicle propulsion unit and propulsion unit parts mfg
20%
誘導ミサイル及び
宇宙機
Guided missile and space vehicle manufacturing
70%
図 1-10 米国宇宙機器産業における全従業員の分野別人員比率(2007年)
1-11
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.1.9
宇宙機器産業と他産業の売上高比較
米国の産業は金融・保険・不動産、公務、教育・医療を中心に成長を続けているが、製造業は2008年
より減少している。宇宙機器産業は微増の傾向である。
表 1-9 宇宙機器産業と他産業の売上高比較
(単位:$B)
2000
GDP
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
9,951 10,286 10,642 11,142 11,868 12,638 13,399 14,078 14,441 14,266
金融・保険・不動産
1,998
2,155
2,222
2,316
2,410
2,606
2,778
2,891
2,975
3,040
公務
1,215
1,275
1,353
1,435
1,508
1,586
1,668
1,760
1,855
1,923
製造業
1,416
1,344
1,356
1,374
1,483
1,568
1,651
1,699
1,648
1,585
専門サービス
1,117
1,171
1,198
1,259
1,347
1,462
1,571
1,701
1,769
1,701
教育・医療
678
729
790
847
906
953
1,015
1,078
1,149
1,213
小売業
618
613
615
638
684
725
770
813
823
781
卸売業
686
704
731
769
795
839
875
886
840
820
建築
467
491
494
516
554
612
651
657
623
537
情報
418
451
500
509
564
593
593
633
653
639
芸術・娯楽
382
391
411
427
457
482
511
545
535
513
運輸・倉庫
301
303
302
320
347
370
395
405
419
389
その他サービス
278
264
285
290
303
318
332
345
341
335
公益事業
174
178
181
192
208
206
236
249
263
268
鉱業
109
119
109
135
159
192
229
254
317
241
農林水産業
96
99
94
116
143
127
122
145
160
133
宇宙機器産業
30
29
35
36
36
37
38
40
43
45
出典:
・GDP は International Monetary Fund, World Economic Outlook Database, October 2010 より
・全産業部分は http://www.bea.gov/industry/xls/GDPbyInd_VA_NAICS_1998-2009.xls
・宇宙機器産業部分は表 1-1 を参照
($B)
金融・保険・不動産
3,500
公務
製造業
3,000
専門サービス
教育・医療
2,500
小売業
卸売業
2,000
建築
情報
1,500
芸術・娯楽
運輸・倉庫
1,000
その他サービス
公益事業
500
鉱業
農林水産業
0
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
図 1-11 宇宙機器産業と他産業売上高比較
1-12
2009
宇宙機器産業
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.1.10
宇宙機器産業売上高対GDP比率
米国のGDP(国内総生産)は、2009年は前年より減少したものの、堅実な成長を続けているが、宇宙
機器産業の売上げは微増である。これは、宇宙機器産業が一般の市場経済の動向とリンクしておらず、公
共事業的政府予算による売上げが大部分であることを示している。
米国では、一般市場に参入可能な宇宙機器産業として、宇宙旅行や商業ロケット打上げに期待してお
り、米国議会では、これらの宇宙機器産業を支援するための規制緩和や関連法を整えている。
宇宙機器産業売上高の対 GDP 比率は近年減少をたどっており、2005年に0.3%を割ったが2008
年以降は0.3%台に回復している。
尚GDPとは、国内で 1 年間に新しく生みだされた生産物やサービスの金額の総和である。
表 1-10 宇宙機器産業売上高対GDP比率
(単位:Current $B)
年
GDP (A)
宇宙機器産業
売上合計(B)
1991
5,992
29.2
0.49%
1992
6,342
29.8
0.47%
1993
6,667
28.4
0.43%
1994
7,085
26.9
0.38%
1995
7,415
27.4
0.37%
1996
7,838
29.0
0.37%
1997
8,332
30.8
0.37%
1998
8,793
31.6
0.36%
1999
9,354
30.5
0.33%
2000
9,951
29.7
0.30%
2001
10,286
29.5
0.29%
2002
10,642
34.6
0.33%
2003
11,142
35.9
0.32%
2004
11,868
35.9
0.30%
2005
12,638
36.7
0.29%
2006
13,399
37.6
0.28%
2007
14,078
39.9
0.28%
2008
14,441
43.4
0.30%
2009
14,266
45.5
0.32%
2010p
14,704
45.5
0.31%
(B)/(A)%
注 :宇宙機器産業売上合計は表1-1から転記。 p=見込値
出典:GDP は International Monetary Fund, World Economic Outlook Database, October 2010 より
( 単位:Current $B)
16,000
0.80%
0.70%
0.60%
0.50%
0.40%
0.30%
0.20%
0.10%
0.00%
12,000
8,000
4,000
2009
2010p
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
0
図 1-12 宇宙機器産業売上高対GDP比率
1-13
GDP
%
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.2 欧州
1.2.1 宇宙機器産業売上高
欧州宇宙機器産業は2006年以降増加していたが、2009年は前年より€211M 減少した。これは衛星
応用分野、及び打上げ分野ともに減少したことによる。
表 1-11 欧州宇宙機器産業売上高(欧州全体)
(単位:€M)
年
連結売上
1996
4,555
1997
5,146
1998
5,321
1999
5,481
2000
5,561
2001
5,258
2002
4,726
2003
4,157
2004
4,693
2005
4,275
2006
4,671
2007
5,058
2008
5,667
2009
5,456
注:数字は Eurospace facts & figures, 2009 issues, Public data set(2009.8) 2009 年は 2009 details MS 2003.xls より
(http://eurospace.pagesperso-orange.fr/F&F2009/Europe%20long%20series%20MS%202003.xls)
( 単位:€M)
6,000
5,146
5,000
5,321
5,481
5,667
5,561
5,258
4,726
4,555
5,456
5,058
4,693
4,671
4,275
4,157
4,000
3,000
2,000
1,000
0
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
図 1-13 欧州宇宙機器産業売上高(欧州全体)
1-14
2007
2008
2009
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.2.2
欧州各国の宇宙機器産業売上高
欧州宇宙機器産業売上高は、フランスが突出しており、2008年は2番目のドイツの約3倍であったが、
2009年はドイツが伸び、その差は縮まっている。フランス、ドイツ、イタリア、イギリスの宇宙機器産業売上
高は、2003年まで減少していたが、2004年には増加に転じ、2005年、2006年に落込みのある国もあ
るが、2007年以降には増加していた。2009年はドイツ以外は落ち込んでいる。特にイギリス、イタリアの
下落幅は大きい。
表 1-12 欧州各国の宇宙機器産業売上高
(単位:€M)
国名
2000
2,702
906
860
381
135
196
104
107
50
24
41
30
19
2
5
0
5,561
フランス
ドイツ
イタリア
イギリス
スペイン
ベルギー
スイス
スウェーデン
オランダ
オーストリア
ノルウェイ
デンマーク
フィンランド
ポルトガル
アイルランド
ルクセンブルグ
計
2001
2,369
890
876
385
144
183
103
115
63
26
39
42
15
2
5
0
5,258
2002
2,069
840
746
369
137
184
95
100
52
31
35
45
14
3
6
0
4,726
2003
1,846
619
684
308
212
123
85
102
75
31
24
30
12
2
5
0
4,157
2004
2,170
691
701
376
219
131
104
99
72
36
54
17
13
6
5
0
4,693
2005
1,890
616
741
394
184
119
67
86
69
34
38
17
10
4
7
0
4,275
2006
2,053
792
714
444
205
134
79
83
65
33
33
16
10
5
5
0
4,671
2007
2,386
810
773
409
193
153
89
87
57
37
22
17
12
3
4
4
5,058
2008
2,690
943
799
472
243
175
90
68
68
39
36
20
12
5
4
4
5,667
注:数字は Eurospace の Europe long series MS 2003.xls より
(http://eurospace.pagesperso-orange.fr/F&F2009/Europe%20long%20series%20MS%202003.xls)
( €M)
3,000
2,658
2,500
2,000
1,500
1,000
500
1,150
665
212 211 180 105
81
78
37
32
23
13
4
4
0
2008
2009
図 1-14 2008年と2009年の欧州主要国宇宙機器産業売上高比較
1-15
3
2009
2,658
1,150
665
212
211
180
105
78
81
37
32
23
13
4
4
3
5,456
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
( 単位:€M)
3,000
2,702
2,690
2,658
2,500
2,413
2,386
2,369
2,170
フランス
2,069
2,063
2,053
ドイツ
2,000
イタリア
1,925
1,890
1,846
イギリス
スペイン
ベルギー
スイス
スウェーデン
1,500
オランダ
オーストリア
ノルウェイ
デンマーク
1,150
1,000
975
913
932
922
879
906
860
アイルランド
943
890
876
ルクセンブルグ
840
792
746
684
619
701
691
741
810
773
799
714
665
616
553
500
490
469
444
381
385
376
369
394
472
409
308
212
0
1997
1998
フィンランド
ポルトガル
1,027
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
図 1-15 欧州主要国宇宙機器産業売上高推移
1-16
2009
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.2.3
分野別宇宙機器産業売上高
主要な宇宙機器産業は、衛星通信、ロケット開発及び製造、そして地球観測となっているが、近年地
球観測の売上高は衛星通信の半分以下になっている。最も成功している分野は衛星通信分野である。2
001年から衛星打上げ数の低下の影響でロケット開発製造が減少していたが、2004年より増加に転じ、
2008年まで増加したが、2009年に再び減少した。尚、データは、以下の条件で収集作成されている。
z
衛星、ロケットシステム、地球大気外部に向けた機器(ステーション、サウンディング気球等)等の
開発製造企業
専門的地球局開発、製造、運用(TT&C、EO データ、メテオ PDUS、SDUS 等の開発と運用)企業
ロケット打上げ運用(アリアンスペース、スターセム)企業(ユーロコットは対象外)
衛星オペレータ(SES、Eutelsat、Eumetsat 或いは inmarsat。放送やコンテンツ提供のサービスプ
ロバイダ等)は含まない
エンドユーザ向け地上装置企業(GPS 携帯端末、DTHアンテナ等)
z
z
z
z
表 1-13 欧州の分野別宇宙機器産業売上高
(単位:€M)
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
宇宙応用分野
衛星通信(静止衛星及び地上施設等)
1,706 1,762 1,536 1,264 1,577 1,412 1,625 1,973 2,208 2,112
ロケット開発及び製造
1,630 1,358 1,152
945 1,033 1,054 1,144 1,144 1,258 1,069
地球観測
998
838
908
678
842
814
852
820
867
938
宇宙インフラストラクチャ及び
有人プログラム
409
454
408
362
357
238
275
227
316
342
科学
425
439
276
476
444
348
383
387
415
443
支援及び試験
182
119
190
148
102
75
63
102
84
141
68
118
123
89
88
88
65
97
74
103
ナビゲーション/測位
85
109
80
164
213
213
230
272
406
278
微小重力
57
60
52
29
37
33
34
37
39
36
科学研究分野
その他
その他
合計
5,561 5,258 4,726 4,157 4,693 4,275 4,672 5,058 5,666 5,463
注:数字は Eurospace の Europe long series MS 2003.xls より
(http://eurospace.pagesperso-orange.fr/F&F2009/Europe%20long%20series%20MS%202003.xls)
2009 年の合計が表 1-12 と合わないが、Eurospace 発表の数字に基づく。
(単位: €M)
衛星通信(静止衛星及び地上施設等)
2,500
ロケット開発及び製造
2,000
地球観測
宇宙インフラストラクチャ及び有人プログラム
1,500
科学
1,000
支援及び試験
その他
500
ナビゲーション/測位
0
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
図 1-16 欧州の分野別宇宙機器産業売上高
1-17
微小重力
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.2.4
産業分野別宇宙機器産業売上高
欧州の宇宙機器産業は衛星アプリケーションが50%以上を占めており、近年その割合は増加している。
2009年では61%を占めており、二番目の打上げシステム関連は20%であった。
尚、衛星アプリケーションは表 1−13 の衛星通信、地球観測、ナビゲーション/測位の合計、宇宙科学
関連は宇宙インフラストラクチャ及び有人プログラム、科学、微小重力の合計が対応する。
表 1-14 欧州の産業分野別宇宙機器産業売上高
(単位:€M)
産業分類
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
衛星アプリケーション
2,106
2,632
2,439
2,707
3,065
3,481
3,327
打上げシステム関連
945
1,033
1,054
1,144
1,144
1,258
1,069
宇宙科学関連
868
838
619
693
650
770
822
支援・試験関連
148
102
75
63
102
84
141
その他
89
88
88
65
97
74
103
4,157
4,693
4,275
4,672
5,058
5,666
5,463
合計
注:数字は Eurospace の Europe long series MS 2003.xls より
(http://eurospace.pagesperso-orange.fr/F&F2009/Europe%20long%20series%20MS%202003.xls)
2009 年の合計が表 1-12 と合わないが、Eurospace 発表の数字に基づく。
( 単位:€M)
4000
3500
3000
2500
2000
1500
1000
500
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
図 1-17 欧州の産業分野別宇宙機器産業売上高
1-18
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
2009年の分野別宇宙機器産業売上高の第1位は衛星通信分野で全体の38.7%を占め、通信衛星
の製造が含まれている。2位はロケット開発及び製造の19.6%である。3位は地球観測の17.2%であ
る。
表 1-15 欧州の分野別宇宙機器産業売上高(2009年)
(単位:€M)
分野
売上額
宇宙応用分野合計
%
4,461
81.7%
衛星通信(静止衛星及び地上施設等)
2,112
38.7%
ロケット開発及び製造
1,069
19.6%
地球観測
938
17.2%
宇宙インフラストラクチャ及び有人プログラム
342
6.3%
687
12.6%
科学
443
8.1%
支援及び試験
141
2.6%
その他
103
1.9%
314
5.7%
278
5.1%
36
0.7%
5,463
100.0%
科学研究分野合計
その他
ナビゲーション/測位
微小重力
合計
注:数字は Eurospace の Europe long series MS 2003.xls より
(http://eurospace.pagesperso-orange.fr/F&F2009/Europe%20long%20series%20MS%202003.xls)
2009 年の合計が表 1-12 と合わないが、Eurospace 発表の数字に基づく。
( 単位:€M)
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
図 1-18 欧州の分野別宇宙機器産業売上高
1-19
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
図 1-19 欧州の分野別宇宙機器産業売上高比率(2009年)
1-20
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.2.5
輸出高
2009年の産業分野別の欧州域外の輸出額は€1,246M であり、宇宙産業の22.8%となっている。
表 1-16 欧州の輸出額(2009年)
(単位:€M)
欧州内
欧州外への輸出
合計
衛星アプリケーション
1,948
1,133
3,081
打上げシステム関連
1,047
22
1,069
地上システム関連
348
38
386
宇宙科学関連
768
53
821
その他
100
100
合計
4,211
1,246
割合
77.2%
22.8%
5,457
注:数字は Eurospace の Europe long series MS 2003.xls より
(http://eurospace.pagesperso-orange.fr/F&F2009/Europe%20long%20series%20MS%202003.xls)
また、各国の輸出割合では、フランス、イギリスが高い。
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
欧州平均
フランス
イギリス
スウェーデン
ノルウェイ
ドイツ
スイス
イタリア
スペイン
デンマーク
オーストリア
ベルギー
フィンランド
オランダ
アイルランド
ルクセンブルグ
ポルトガル
欧州内
欧州外
図 1-20 欧州の輸出割合
注:数字は Eurospace facts and figures, 2010 issue, July 2010 より
1-21
80%
90%
100%
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.2.6
需要先別売上高
欧州の最大の需要先はESAであり、2001年、2005年と落込む年もあるが2006年以降増加している。
またESAに次ぐ需要先である商用静止衛星向けは2003年に大きく落込んだが2006年より増加してい
る。2008年は第3位の欧州軍事プログラムであったが、2009年は大きく落ち込み、第3位はアリアンス
ペース契約となった。
表 1-17 欧州の需要先別売上高
(単位:€M)
需要先
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
ESA
1,530
1,342
1,492 1,545
1,527
1,338
1,434
1,449
1,502
1,831
欧州委員会
58
24
27
15
18
13
12
14
41
24
Eutelsat
0
0
78
74
110
91
65
28
33
58
654
707
577
524
594
524
428
512
505
516
0
0
77
48
56
75
87
92
143
na
欧州軍事プログラム
406
358
471
560
662
606
759
887
922
349
商用静止衛星売上
1,804
1,772 1,114
652
823
734
824
934
1,209
1,266
他の商用衛星売上
0
0
89
69
104
74
87
192
226
467
1,062
947
748
569
638
645
808
773
917
779
他の打上げサービス提供
0
0
2
17
38
64
35
39
46
17
その他
49
107
52
85
122
113
132
138
122
150
5,561
5,258
4,726 4,157
4,693
4,275
4,672
5,058
5,666
5,457
国内民事プログラム
民事多国間/デュアル・ユース
プログラム
アリアンスペース契約
合計
注:数字は Eurospace の Europe long series MS 2003.xls より
(http://eurospace.pagesperso-orange.fr/F&F2009/Europe%20long%20series%20MS%202003.xls)
( 単位:€M)
2,000 1,800 ESA
欧州委員会
1,600 Eutelsat
1,400 国内民事プログラム
1,200 民事多国間/デュアル・ユースプログラム
欧州軍事プログラム
1,000 商用静止衛星売上
800 他の商用衛星売上
600 アリアンスペース契約
400 他の打ち上げサービス提供
200 その他
0 2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
図 1-21 欧州の需要先別売上高の推移
1-22
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
2009年の欧州の主な需要先は、ESA(34%)、商用静止衛星売上(23%)、商用打上げ市場(アリア
ンスペース契約+その他打上げサービス提供)(15%)が中心となっている。商業向け需要の相手先とし
ては欧州、アジア、中東、米国等の官民衛星オペレータである。アリアンスペースの需要先は大部分が
商業向けとなっている。
(単位: €M)
1,831 2,000 1,800 1,600 1,400 1,266 1,200 1,000 779 800 516 600 467 349 400 200 24 58 150 17 0 0 図 1-22 欧州の内需需要先別売上高(2009年)
図 1-23 欧州の内需需要先別売上比率(2009年)
1-23
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.2.7
各国の宇宙機器産業人員数
2000年に産業の統廃合が積極的に行われ、2001年は人員が増加したがその後合理化が行われ、2
002年以降の減少となったと推測される。2006年以降は増加に転じている。
表 1-18 欧州宇宙機器産業人員数
(単位:人)
国名
2000
フランス
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
13,522 14,677 13,965 13,017 12,699 11,157 11,145 11,453 11,641 11,225
ドイツ
5,786
5,760
5,465
5,065
4,630
4,415
4,481
4,812
4,962
5,270
イタリア
5,770
5,618
5,413
5,100
4,770
3,814
3,738
3,963
3,985
4,490
イギリス
2,732
3,139
3,137
3,186
3,239
3,287
3,576
3,242
3,437
3,429
スペイン
1,340
1,469
1,449
1,971
2,022
1,896
1,901
1,915
2,095
2,231
ベルギー
1,351
1,305
1,223
1,123
1,193
1,189
1,187
1,288
1,284
1,523
スウェーデン
462
476
455
705
683
670
671
707
743
783
スイス
710
724
668
693
679
699
686
689
641
664
オランダ
412
402
361
511
543
505
559
491
460
610
ノルウェー
189
195
197
263
289
294
279
290
301
318
オーストリア
305
397
360
155
312
247
223
205
254
276
デンマーク
321
319
300
233
153
175
180
200
167
216
フィンランド
240
162
171
141
136
136
131
129
153
172
ポルトガル
22
37
39
24
80
55
73
53
109
101
アイルランド
45
47
51
48
48
45
42
42
42
30
27
27
31
ルクセンブルグ
合計
na
na
na
na
na
na
na
33,207 34,727 33,254 32,235 31,476 28,584 28,872 29,506 30,301 31,369
注:数字は Eurospace の Europe long series MS 2003.xls より
(http://eurospace.pagesperso-orange.fr/F&F2009/Europe%20long%20series%20MS%202003.xls)
(単位: 人)
37000
34,727
35000
33,254
33,207
33000
32,235
31,369
31,476
31000
30,301
29,506
28,584
29000
28,872
27000
25000
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
図 1-24 欧州宇宙機器産業人員合計の推移
1-24
2007
2008
2009
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
フランスの宇宙機器産業従事者数は、2002年から減少し2006年で減少は止まっている。フランスの
宇宙機器産業売上高は、2003年以降ほぼ減少が止まったようにみうけられるが、産業人員は2006年ま
で減少した。その後増加に転じたが、2009年は再び減少している。イギリスは2000年を底に斬増してい
る。ドイツとイタリアも2000年以降減少を続けたが、2005年から2006年にかけて底を打ったようである。
( 単位:人)
16,000
14,000
12,000
フランス
ドイツ
イタリア
イギリス
10,000
スペイン
ベルギー
スイス
スウェーデン
8,000
オランダ
オーストリア
ノルウェイ
デンマーク
6,000
フィンランド
ポルトガル
アイルランド
ルクセンブルグ
4,000
2,000
0
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
図 1-25 欧州各国の宇宙機器産業人員数の推移
1-25
2009
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
2009年の宇宙機器産業人員数は、全欧州宇宙機器産業人員に対して、フランスは35.8%、ドイツ1
6.8%、イタリア14.3%となっており、この三カ国で67%程度を占めている。
(単位: 人)
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
ス
ペ
イ
ン
ベ
ル
ギ
ス
イ
ス
ス
ウ
ェ
デ
ン
2008
オ
ラ
ン
ダ
オ
ス
ト
リ
ア
2009
ノ
ル
ウ
ェ
イ
デ
ン
マ
ー
イ
ギ
リ
ス
ー
イ
タ
リ
ア
ー
ド
イ
ツ
ー
フ
ラ
ン
ス
ク
フ
ィ
ン
ラ
ン
ド
ポ
ル
ト
ガ
ル
図 1-26 欧州宇宙機器産業人員数
オーストリア
1.0%
オランダ
スウェーデン
1.9%
2%
スイス
2.5%
ベルギー
4.9%
デンマーク
0.7%
ノルウェイ
0.9%
フィンランド
0.5%
ポルトガル
0.3%
アイルランド
0.1%
ルクセンブルグ
0.1%
フランス
35.8%
スペイン
7.1%
イギリス
10.9%
イタリア
14.3%
ドイツ
16.8%
図 1-27 欧州宇宙機器産業人員割合(2009年)
1-26
ア
イ
ル
ラ
ン
ド
ル
ク
セ
ン
ブ
ル
グ
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.2.8
分野別宇宙機器産業人員数
宇宙機器産業人員数は2005年まで減少していたが、2006年より増加している。主な増加分野は人
工衛星分野と地上設備であり、打上げシステムは逆に減少している。尚、このデータは更新されておらず
2008年が最新である。
表 1-19 欧州宇宙機器産業人員数(分野別)
(単位:人)
2003
2004
2005
2006
2007
2008
人工衛星分野
19,704 19,682
18,788
19,310
19,838 20,561 打上げシステム
8,913 7,878
6,716
6,436
6,412 6,336 地上設備
3,618 3,916
3,080
3,126
3,256 3,404 合計
32,235 31,476
28,584
28,872
29,506 30,301 注:数字は Eurospace facts and figures, 2009 issue, August 2009, Public data sets より
( 単位:人)
25,000 2003
2004
2005
2006
2007
20,000 15,000 10,000 5,000 0 人工衛星分野
打上げシステム
図 1-28 欧州宇宙機器産業人員数(分野別)
1-27
地上設備
2008
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
1.2.9
宇宙機器産業売上高対GDP比率
欧州の宇宙機器産業の売上高はGDPに対して平均0.05%であるが、フランスは突出しており、約 3
倍の0.14%である。
表 1-20 欧州各国の宇宙機器産業売上高対GDP比率(2009年)
国名
2009年のGDP 宇宙機器産業売上高
($B)
($M)
対GDP比率
フランス
2,656
3,699
0.14%
ドイツ
3,339
1,601
0.05%
イタリア
2,118
925
0.04%
イギリス
2,179
295
0.01%
スペイン
1,468
293
0.02%
ベルギー
472
250
0.05%
スウェーデン
492
147
0.03%
スイス
406
108
0.03%
オランダ
797
112
0.01%
ノルウェー
382
52
0.01%
オーストリア
379
45
0.01%
デンマーク
310
33
0.01%
フィンランド
239
18
0.01%
アイルランド
233
6
0.00%
ポルトガル
222
5
0.00%
15,692
7,593
0.05%
合計
為替レートは€1=$1.39147 で算出した。
各国の GDP は International Monetary Fund, World Economic Outlook Database, October 2009
http//www.imf.org/external/data.htm より
宇宙機器産業売上高は表1-12を参照
1-28
日米欧宇宙産業比較データ集
1.米欧指標データ
0.20%
0.18%
0.16%
フランス
0.14%
ドイツ
イタリア
イギリス
0.12%
スペイン
ベルギー
スイス
0.10%
スウェーデン
オランダ
オーストリア
ノルウェイ
0.08%
デンマーク
フィンランド
ポルトガル
0.06%
アイルランド
欧州合計
0.04%
0.02%
0.00%
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
図 1-29 欧州各国の宇宙機器産業売上高対 GDP 比率
1-29
2009
日米欧宇宙産業比較データ集
2.日米欧の指標データ比較
2. 日米欧の指標データ比較
2.1 宇宙機器産業売上高比較
日本の売上高は2001年までは米国の約10%で推移していたが、2003年以降は米国の約6%に低
下している。一方欧州に対しては、2002年までは60%以上を有していたが、2004年以降30%台に低
下し、2007年では26%まで落ちたが、2009年は30%台に戻った。
表 2-1 宇宙機器産業売上高比較
年
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010p
2011e
日本($M) 米国($M) 欧州($M) 合計($M)
3,102
29,040
32,142
3,109
30,811
33,920
2,888
31,646
34,534
3,060
30,533
5,809
39,403
3,414
29,708
5,120
38,242
2,962
29,499
4,685
37,146
2,699
34,624
4,488
41,811
2,083
35,857
4,743
42,683
2,031
35,933
5,856
44,013
2,020
33,600
5,301
41,115
2,021
34,900
5,914
43,083
1,925
36,300
6,978
45,458
2,504
43,370
8,350
54,546
2,882
45,470
7,593
55,945
2,897
45,520
48,417
3,102
45,140
48,242
\/$
109.183
121.756
131.185
113.219
108.340
122.148
124.547
115.576
107.739
110.753
116.197
117.599
103.450
93.570
87.810
87.810
$/€
1.0599
0.9207
0.8909
0.9495
1.1411
1.2478
1.2400
1.2661
1.3797
1.4736
1.3915
1.3255
1.3255
注 :p=見込値 e=予想値
出典:
・米国は表1-1、欧州は表1-11を参照
・日本は日本航空宇宙工業会「平成 22 年度宇宙産業データブック」
・2007年までの為替レートは日本銀行時系列データ 外国為替相場を用い、1 年間の平均値
をその年の為替レートとして用いた。2008年からは日本銀行が情報を公開していないため、
三菱 UFJ リサーチ&コンサルティングの年間平均為替の値を使った。2011年は2010年の為
替レートを適用している。
世界の宇宙機器売上高は、増減はあるものの安定しており、宇宙機器産業が政府発注にほとんど頼
っている「公共事業」であることを示している。欧米とも、宇宙機器産業促進のため、開発した宇宙技術を
民間企業に技術移転するための技術移転メカニズムの構築、異分野との交流、産学連携などによって、
宇宙機器産業の経済発展貢献のシナリオを検討している。
2-1
日米欧宇宙産業比較データ集
2.日米欧の指標データ比較
(単位: $M)
50,000
43,370
45,000
45,470 45,520 45,140
39,900
40,000
34,624
35,000
37,600
35,857 35,933 36,660
30,811 31,646 30,533
29,708 29,499
29,040
30,000
25,000
米国
20,000
欧州
日本
15,000
10,000
5,856 5,301 5,914
5,809 5,120
4,685 4,488 4,743
6,978
8,350 7,592
5,000
0
3,102 3,102 3,109 2,888 3,060 3,414 2,962 2,699 2,083 2,031 2,020 2,021 1,925 2,504 2,882 2,897 図 2-1 宇宙機器産業売上高比較
2-2
日米欧宇宙産業比較データ集
2.日米欧の指標データ比較
2.2
輸出高比較
米国の輸出高は2006年、2007年と増加し、2008年、2009年は減少した。日本の輸出高は、逆に2
005年から2007年まで減少し、2008年より増加している。欧州の輸出規模はほぼ米国と同じである。
表 2-2 日米欧輸出高比較
(単位:$M)
年
日本
米国
欧州
\/$
$/€
2003
107
1,461
-
115.576
1.1411
2004
113
1,780
-
107.739
1.2478
2005
80
1,704
-
110.753
1.2400
2006
93
2,197
-
116.197
1.2661
2007
74
2,297
-
117.599
1.3797
2008
155
2,124
-
103.450
1.4736
2009
214
1,698
1,734
93.570
1.3915
・米国の数値は表1-4を参照。この値にはミサイル関係が含まれる。
・日本の数値は日本航空宇宙工業会「平成22年度宇宙産業データブ
ック」より算出。
・欧州は表 1-16より。2008 年までのデータはない。
( 単位:$M)
2,500
2,297
2,197
2,000
1,500
1,780
2,124
1,734
1,698
1,704
1,461
1,000
500
107
113
93
80
74
155
214
0
2003
2004
2005
日本
2006
米国
2007
欧州
図 2-2 日米欧輸出高比較
2-3
2008
2009
日米欧宇宙産業比較データ集
2.日米欧の指標データ比較
2.3
輸入高比較
米国の輸入高は2004年以降増加の傾向にあったが、2008年は若干減少し、2009年は大幅に減少
した。一方日本の輸入高は2005年まで減少していたが2006年は増加に転じ、2008年は大幅に増加
したが2009年は若干減少した。
表 2-3 日米輸入高比較
(単位:$M)
年
日本
米国
\/$
2003
350
701
115.576
2004
165
691
107.739
2005
158
779
110.753
2006
191
884
116.197
2007
192
905
117.599
2008
365
896
103.450
2009
296
698
93.570
・米国は表1-5を参照。この値にはミサイル関係が含まれる。
・日本の数値は日本航空宇宙工業会「平成 22 年度宇宙産業データ
ブック」より算出。
( 単位:$M)
1,000
905
884
900
896
779
800
701
698
691
700
600
500
400
365
350
296
300
165
200
191
158
192
100
0
2003
2004
2005
2006
日本
米国
図 2-3 日米輸入高比較
2-4
2007
2008
2009
日米欧宇宙産業比較データ集
2.日米欧の指標データ比較
2.4
産業人員数比較
日本の宇宙機器産業人員数の10年間の平均は、米国の約9%、欧州の約22%であるがその割合は
減少している。各国とも減少傾向にあったが、米国は2004年以降、欧州は2006年以降増加に転じた。
尚、米国はミサイル関連の人員を含んでいる。
表 2-4 日米欧産業人員数比較
(単位:人)
年
日本
米国
欧州
合計
1997
8,918
83,000
35,391
127,309
1998
8,346
83,600
34,882
126,828
1999
7,994
79,200
33,608
120,802
2000
7,148
78,400
33,207
118,755
2001
6,871
76,500
34,727
118,098
2002
6,733
73,600
33,254
113,587
2003
5,840
70,200
32,235
108,275
2004
6,378
71,600
31,476
109,454
2005
6,740
75,100
28,584
110,424
2006
6,593
75,500
28,872
110,965
2007
6,248
75,500
29,506
111,254
2008
5,188
77,600
30,301
113,089
2009
6,341
78,300
31,369
116,010
出典:日本:日本航空宇宙工業会「平成 22 年度宇宙産業データブック」
米国:http://www.aia-aerospace.org/assets/Table9.pdf。ミサイル関連を含む。
欧州:表 1-18を参照
( 単位:千人)
90 84 83 79 80 78 77 76 75 74 78 78 76 72 70 70 60 50 40 35 35 34 35 33 33 32 31 31 30 30 29 29 30 20 10 8.9 8.3 8.0 7.1 6.9 6.7 6.4 5.8 6.7 6.6 6.2 5.2 6.3 0 1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
日本
米国
2004
2005
欧州
図 2-4 日米欧産業人員数比較
2-5
2006
2007
2008
2009
日米欧宇宙産業比較データ集
2.日米欧の指標データ比較
2.5
宇宙機器産業売上高対GDP比率
2009年の各国の宇宙機器産業売上高対GDP比率を比較すると米国、フランスが突出しており、その
後続いて日本、ベルギー、ドイツの順である。日本と欧州平均はほぼ等しい。
表 2-5 各国の宇宙機器産業売上高対GDP比率(2009年)
2009年のGDP
($B)
国名
対GDP比率
14,266
45,470
0.32%
フランス
2,656
3,699
0.14%
ドイツ
3,339
1,601
0.05%
イタリア
2,118
925
0.04%
イギリス
2,179
295
0.01%
スペイン
1,468
293
0.02%
ベルギー
472
250
0.05%
スウェーデン
492
147
0.03%
スイス
406
108
0.03%
オランダ
797
112
0.01%
ノルウェイ
382
52
0.01%
オーストリア
379
45
0.01%
デンマーク
310
33
0.01%
フィンランド
239
18
0.01%
アイルランド
233
6
0.00%
ポルトガル
222
5
0.00%
15,692
7,593
0.05%
5,069
2,882
0.06%
米国
欧州
宇宙機器産業売上高
($M)
合計
日本
出典:米国は表1-1、欧州は表 1-20、日本は表2-1を参照
日本の GDP は International Monetary Fund, World Economic Outlook Database, October 2010
http//www.imf.org/external/data.htm より
2-6
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
3. 各国予算データ
3.1 日本
3.1.1 日本の宇宙関連予算
2000年度以降、内閣官房予算が多いが、情報収集衛星関連である。国土交通省は運輸多目的衛星
調達であり、2006年2月に MTSAT-2 を打上げ、その後の予算は減少していたが、2010年度より静止気
象衛星関連の予算が増加しているが、2011年度は減少する見込みである。日本全体としては2007年
度以降増加している。尚、2009年度予算からは宇宙開発戦略本部事務局公表のデータであり、内閣府、
警察庁、外務省、防衛省の宇宙関係予算が示されている。
表 3-1 日本の宇宙関連予算
(単位:億円)
経済
内閣
文部
国交省 環境省 外務省 防衛省 合計
警察庁 総務省 農水省
内閣府
産業省
官房
科学
1,904
9
26
120
109
6
2,175
1,984
7
21
0
128
138
8
2,285
2,004
7
31
0
110
153
8
2,312
2,027
7
57
1
116
223
9
2,439
2,050
0
7
53
1
98
255
10
2,474
2,067
14
7
63
1
132
226
11
2,520
1,919
506
8
53
1
115
168
12
2,781
1,791
773
7
31
1
121
174
7
2,905
1,640
677
36
5
119
196
3
2,675
1,861
644
35
2
115
184
3
2,845
1,802
632
32
2
113
230
3
2,813
1,767
624
56
2
96
144
6
2,693
1,803
612
43
1
88
40
6
2,593
1,840
603
39
0
75
38
6
2,601
1,877
637
43
0
69
38
10
2,673
年度
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009 1,966
2010 1,854
2011 1,770
注
2
8
5
643
636
672
7
8
8
46
44
39
25
11
9
91
91
67
115
110
99
11
17
15
2
2
2
580 3,488
609 3,390
413 3,099
:数値は内示ベースの値
2001 年に中央省庁再編が行われたため、表では郵政省と自治省は総務省、文部省と科学技術庁は文部科学省、
運輸省と建設省は国土交通省に加算して示している。
( 単位:億円)
4,000
文部科学
3,500
内閣府
内閣官房
3,000
警察庁
2,500
総務省
農水省
2,000
経済産業省
1,500
国交省
環境省
1,000
外務省
防衛省
500
合計
0
1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 図 3-1 日本の宇宙関連予算
3-1
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
3.1.2
旧NASDA/JAXA予算変遷
1969年度以来、予算はほぼ毎年増加してきたが、2001年度、2002年度、2003年度と減少し、3機
関統合後の2004年度に増加し、以降微増となっている。一方、職員数は2003年度の3機関統合まで
増加していたが、2005年度より微減している。職員数一人当たりの予算額は2002年度まで年々増加し
ていたが、3機関統合により大きく減少したが、その後増加する傾向にある。
表 3-2 旧 NASDA/JAXA の宇宙予算
年度
億円
職員数(B)
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
31
103
106
187
296
480
624
738
798
799
860
912
991
1,109
1,102
1,115
1,124
1,073
1,149
1,137
1,260
1,360
1,428
1,471
1,588
1,721
1,760
1,768
1,803
1,851
1,909
2,166
2,082
2,066
2,046
923
928
933
938
943
949
955
961
967
979
1,019
1,038
1,057
1,079
1,088
1,090
1,090
1,718
(A)/(B)
(億円/人)
年度
億円
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2,240
2,253
2,272
2,276
2,399
2,410
職員数(B)
1.163
1.239
1.219
1.343
1.442
1.504
1.541
1.653
1.780
1.798
1.735
1.737
1.751
1.770
1.840
1.910
1.872
1.183
注 :予算は決算報告書の収入の予算額
出典:http://www.jaxa.jp/about/iso/report/2010/2010pdf/p28-29.pdf
http://www.jaxa.jp/about/finance/index_j.html
3-2
1,782
1,645
1,633
1,635
1,621
1,571
(A)/(B)
(億円/人)
1.257
1.368
1,391
1.392
1.480
1.534
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
1965
1970
1975
1980
1985
予算(億円)
1990
1995
職員数(人)
図 3-2 旧 NASDA/JAXA の予算と職員数
3-3
2000
2005
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
3.2 米国
3.2.1 NASA予算
(1) NASA予算の推移
NASAの予算は政治に大きく左右されている。冷戦終結とともに、旧ソ連との宇宙競争が終結し、クリ
ントン政権の宇宙政策を受けて1996年から予算が削減傾向に転じた。2000年からはブッシュ前大統領
の宇宙政策によって宇宙予算の削減傾向が(安定)増加傾向に転じた。ブッシュ前大統領の新宇宙計画、
その後「コンステレーション・プログラム」と呼ばれる計画のもとで、有人宇宙探査に向けて、月と火星ミッ
ションの積極化により、予算増加が予想されたが、2010年オバマ政権によりコンステレーション・プログラ
ムは打切られた。一方で、軍事部門との関係が強化され、民事と軍事の境界が曖昧になりつつある。
1993年辺りから NASA は合理化を推進し、職員の削減を実施した。その結果、職員一人当たりの予
算額は1993~2005年の間で約60%増加した。
表 3-3 NASA 予算の推移
年度
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
予算($M)
1,257
2,552
4,171
5,092
5,933
5,425
4,722
4,251
3,752
3,382
3,423
3,312
3,255
3,269
3,552
3,876
4,244
4,743
5,350
5,634
6,200
7,065
7,458
7,573
7,807
10,923
9,062
10,969
年度
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011*
2012*
2013*
2014*
2015*
2016*
予算($M)(A)
12,324
14,016
14,317
14,310
14,570
13,854
13,886
13,711
13,649
13,655
13,602
14,257
14,893
15,391
15,397
16,245
16,623
16,285
17,402
18,784
18,725
18,724
18,724
18,724
18,724
18,724
18,724
正規職員数(B)
(A)/(B)($M/人)
23,695
22,403
20,856
20,279
18,973
17,899
17,939
18,049
18,143
18,095
18,130
18,061
16,644
-
0.604
0.650
0.664
0.685
0.723
0.763
0.761
0.754
0.786
0.823
0.849
0.852
0.966
出典: http://www.nasa.gov/pdf/516674main_FY12Budget_Estimate_Overview.pdf
注:e:予想値 2006年度以降の正規職員数のデータは公開されていない。
3-4
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
( 単位:$M)
20,000 18,000 18,725 18,724 2010
2015
16,245
16,000 14,000 13,854
13,602
1995
2000
12,324
12,000 10,000 7,573
8,000 6,000 5,350
5,092
3,752
4,000 3,269
2,000 0 1960
1965
1970
1975
1980
1985
1990
2005
図 3-3 NASA予算の推移
(2) 2012年度NASA予算:大統領要求額
2012年度の大統領要求NASA予算では、スペースシャトルの引退を受け、運用予算が2012年度ま
で減少している。一方宇宙技術は 2012 年度まで増額している。2012 年度以降の予算は一定となってい
る。
表 3-4 2012年度NASA予算:大統領要求額
(単位:$M)
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
宇宙科学
4,497.6
4,469.0
5,016.8
5,016.8
5,016.8
5,016.8
5,016.8
航空技術
497.0
501.0
569.4
569.4
569.4
569.4
569.4
宇宙技術
275.2
327.2
1,024.2
1,024.2
1,024.2
1,024.2
1,024.2
宇宙探査
3,625.8
3,594.3
3,948.7
3,948.7
3,948.7
3,948.7
3,948.7
運用(STS, ISS, SFS)
6,141.8
6,146.8
4,346.9
4,346.9
4,346.9
4,346.9
4,346.9
180.1
182.5
138.4
138.4
138.4
138.4
138.4
3,017.8
3,018.8
3,192.0
3,192.0
3,192.0
3,192.0
3,192.0
452.8
448.3
450.4
450.4
450.4
450.4
450.4
36.4
36.4
37.5
37.5
37.5
37.5
37.5
教育
他省庁支援
建設、環境保全、等
会計監査
合計
18,724.5 18,724.3 18,724.3 18,724.3 18,724.3 18,724.3 18,724.3
注
: 2010 年度まで実績、2011 年以降予測
2011 年度は暫定予算の値
出典: http://www.nasa.gov/pdf/516674main_FY12Budget_Estimate_Overview.pdf
3-5
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
(3) 全体予算内訳
宇宙科学、宇宙技術、宇宙探査、運用、他省庁支援の割合が多く、全体予算の約94%を占めている。
運用は国際宇宙ステーション、スペースシャトルプログラム、宇宙航空支援であるが、シャトルの2011年
退役により2012年度より減少し、その分が宇宙技術を中心に振り向けられる見込みである。
( 単位:$M)
20,000
18,000
16,000
14,000
会計監査
建設、環境保全、等
12,000
他省庁支援
教育
10,000
運用(STS, ISS, SFS)
宇宙探査
8,000
宇宙技術
航空技術
6,000
宇宙科学
4,000
2,000
0
2010
2011
2012
2013
2014
2015
図 3-4 全体予算内訳
3-6
2016
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
3.2.2
米政府機関別宇宙関連予算
(1) 米政府機関別宇宙関連予算の推移
表 3-5 米政府機関別宇宙関連予算推移
(単位:$M)
年
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
合計
5,433
6,828
6,953
6,968
6,707
6,526
6,005
5,366
4,775
4,611
4,863
4,683
4,965
5,376
6,046
6,587
7,314
8,759
10,054
12,520
15,674
17,448
20,277
21,768
26,562
26,742
28,563
27,582
27,999
29,020
27,901
26,820
23,946
24,911
24,973
25,519
26,644
26,518
NASA(a)
3,626
5,016
5,138
5,065
4,830
4,430
3,822
3,547
3,101
3,071
3,093
2,759
2,915
3,225
3,440
3,623
4,030
4,680
4,992
5,528
6,328
6,858
6,925
7,165
9,809
8,322
10,097
11,460
13,046
13,199
13,064
13,022
12,543
12,569
12,457
12,321
12,459
12,521
国防総省
1,550
1,599
1,574
1,689
1,664
1,922
2,013
1,678
1,512
1,407
1,623
1,766
1,892
1,983
2,412
2,738
3,036
3,848
4,828
6,679
9,019
10,195
12,768
14,126
16,287
17,679
17,906
15,616
14,181
15,023
14,106
13,166
10,644
11,514
11,727
12,359
13,203
12,941
商務省
43
3
12
27
29
28
20
8
27
31
40
60
64
72
91
103
98
93
87
145
178
236
423
309
278
352
301
243
251
327
324
312
352
472
448
435
575
575
エネルギー省
214
210
229
187
184
145
118
103
95
55
54
42
30
23
22
34
59
40
41
61
39
34
34
35
48
241
97
79
251
223
1 65
74
60
46
35
103
105
164
その他(b)
1
32
30
40
47
53
56
64
73
81
89
91
98
106
107
110
125
127
133
140
148
162
184
270
248
242
246
347
310
306
301
302
317
(次ページに続く)
3-7
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
表 3-5 米政府機関別宇宙関連予算推移(続き)
年
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009E
2009RA
2010E
合計
28,692
30,807
35,053
34,901
36,475
39,526
39,735
42,995
44,810
18,564
29,540
NASA(a)
国防総省
13,304
13,871
14,360
14,322
15,234
15,765
15,568
16,502
17,282
18,179
852
商務省
14,326
15,740
19,388
19,115
19,690
22,114
22,487
24,795
25,595
0
26,463
577
644
649
745
807
860
912
862
1,074
74
1,350
エネルギー省
145
169
191
209
229
245
200
195
191
5
234
その他(b)
340
383
465
510
515
542
568
641
668
306
641
注 : E=予想値 RA:Recovery Act(日本の補正予算に相当。翌年以降の使用も可能)
(a)航空輸送は除く (b)内務省、運輸省、農務省、国立科学財団、環境保護局
出典:AIA “AEROSPACE FACTS AND FIGURES 2009”p68
50000
45000
40000
35000
30000
25000
20000
15000
10000
5000
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009E
2009RA
2010E
0
合計
NASA
国防総省
商務省
図 3-5 米政府機関別宇宙関連予算
3-8
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
(2) 国防総省の主な宇宙予算
国防総省の主な宇宙予算のうち、調達で顕著なのは Advanced EHF と EELV である。
表 3-6 国防総省の主な宇宙予算
(単位:$M)
プログラム
AIR FORCE
Advanced EHF
Defense Space Recon Program
Defense Support Program
DMSP
EELV
Global Positioning System
Medium Launch Vehicles
MILSATCOM (DISA)
NPOESS
NUDET Detection System
Satellite Control Network
SBIRS-High
Space Test Program (STP)
Space Radar (SR) System
Spacelift Range System
Titan Launch Vehicles
TSAT
Wideband Gapfiller Satellite
小計
ARMY
NAVSTER GPS
NAVY
MUOS
Satellite Communications
合計
調達
2008
RDT&E
150
183
116
1,092
252
117
114
16
48
399
(b)
131
0
312
2,930
136
214
63
3,343
調達
612
-
2009e
RDT&E
166
159
-
7
707
363
331
38
24
583
50
(b)
25
777
21
3,538
593
715
4,846
8,189
98
1,350
135
6
106
28
65
1,763
(b)
101
22
3,999
112
343
118
4,572
386
34
916
334
288
41
17
542
48
(b)
12
761
52
3,431
調達
1,844
105
98
1,295
60
111
4
15
59
501
(b)
100
264
4,456
515
651
4,597
9,169
137
516
50
5,159
RDT&E=研究、開発、試験及び評価:Research, Development, Test and Evalution
EHF=超高周波数:Extremely High Frequency
DMSP =防衛気象衛星 : Defense Meteorological Satellite Program
EELV =次世代使い切り型ロケット: Evolved Expendable Launch Vehicle
NPOESS = 国家極軌道上作動環境衛星システム: National Polar-orbiting Operational
Environmental Satellite System
GPS=衛星ナビゲーションシステム: Global Positioning System
SBIRS=宇宙赤外線システム : Space-Based InfraRed System
TSAT=Transformation Satellite Communications
MUOS=移動加入者対象衛星システム: Mobile User Objective Satellite System
e:予想値
注 :NASA については Exploration, Science & Aeronautics の値。
NASA 以外は研究開発、試験、評価を含む
出典:AIA「Aerospace Facts and Figures 2009」, p72-73
3-9
2010e
RDT&E
464
27
1,005
258
397
84
21
513
47
(b)
10
71
2,897
388
474
3,759
8,918
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
3.2.3
ESA宇宙予算(ESA加盟国からの拠出金額)
ESAの予算は、2002年と2003年の間に約€300M の減少があったが、2003年に出された白書で予
算増加の方針が出され、また欧州の経済環境の改善を受けて、2004年以降2006年まで増加した。20
07年には再度減少したが2008年以降増加している。
表 3-7 ESA宇宙予算(ESA加盟国からの拠出金額)
(単位:€M)
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
フランス
615
680
680
680
685
685
753
556
716
681
ドイツ
535
680
603
653
631
555
578
533
648
626
イタリア
287
444
370
280
363
344
370
343
370
370
イギリス
141
128
150
230
241
203
243
265
269
255
ベルギー
113
140
148
181
190
150
145
138
161
160
スペイン
92
117
120
131
137
128
141
153
184
195
スイス
61
58
65
86
88
89
93
87
94
91
オランダ
59
70
76
70
72
64
75
98
99
95
スウェーデン
48
60
59
57
68
51
52
55
56
53
オーストリア
30
28
29
33
31
34
33
33
43
51
ノルウェー
21
26
29
26
39
29
43
44
45
60
デンマーク
24
28
22
28
29
25
26
24
28
31
カナダ
12
18
17
17
18
22
22
22
22
21
フィンランド
11
14
13
21
22
17
17
16
20
19
ポルトガル
3
6
6
11
12
12
13
17
16
19
アイルランド
7
8
11
12
12
12
12
13
13
15
2
4
4
4
5
9
11
13
11
1
7
8
10
11
11
15
16
0
1
1
1
1
1
7
10
1
1
1
1
1
2
2
ルクセンブルク
ギリシャ
チェコスロバキア
0
0
ポーランド
その他
789
486
273
263
275
762
335
605
771
966
合計(A)
2,847
2,993
2,677
2,792
2,926
3,197
2,975
3,028
3,592
3,745
職員数(B)
1,797
1,915
(A)/(B)
1.584
1.563
注 :
・ESA の年間会計上、受領した金額を示す
・その他:第三者機関からの拠出金等、主に EU より
・数字は Eurospace 「European Space Directory 2010」 25th Edition p136 より
3-10
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
(単位: €M)
800
753
716
680
700
615
680
680
680
653
600
603
500 535
685
287
363
344
フランス
200
141 128
ドイツ
533
370
イギリス
ベルギー
269
265
イタリア
370
370
343
243
241
626
578
280
230
648
556
555
370
681
631
444
400
300
685
255
スペイン
203
150
100
0
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
図 3-6 ESA主要加盟国からの拠出金額推移
100%
90%
80%
26.8%
50%
22.8%
23.2%
3.2%
4.0%
5.0%
3.9%
4.7%
4.3%
14.8%
4.5%
5.5%
5.6%
13.8%
4.7%
6.5%
4.7%
6.5%
8.2%
8.2%
10.0%
12.4%
10.1%
18.8%
34.3%
34.6%
8.2%
5.0%
4.6%
5.1%
4.5%
12.4%
8.7%
7.5%
11.3%
10.3%
22.7%
22.5%
23.4%
17.6%
18.0%
18.4%
19.9%
18.2%
2008
2009
2010
38.9%
4.7%
4.9%
4.0%
4.7%
6.3%
10.8%
40%
30%
25.0%
35.4%
37.4%
70%
60%
22.6%
その他
5.2%
4.3%
6.8%
9.9%
19.4%
21.6%
17.4%
21.6%
22.7%
25.4%
24.4%
23.4%
21.4%
2001
2002
2003
2004
2005
2006
25.3%
0%
2007
図 3-7 ESA主要加盟国からの拠出金額割合推移
3-11
ベルギー
イギリス
イタリア
ドイツ
16.7%
20%
10%
スペイン
フランス
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
3.2.4
各国宇宙予算
2007年以降フランス、ドイツ、イタリア、スペインの4カ国で、全体の約90%を占めている。2002年以
降フランスは減少傾向にあったが2006年より微増の傾向にある。イタリアは2002年に大幅な増加があ
ったがその後余り変化はない。ドイツは2003年以降増加していたが、2009年以降前年度と同額となっ
ている。
表 3-8 欧州各国宇宙予算
(単位:€M)
国名
2001
フランス
2002
2003
1,800.0 1,083.0 1,040.0
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
690.1
681.5
691.6
713.2
856.6
703.5
720.0
ドイツ
158.0
100.0
270.0
340.0
415.0
416.0
458.0
460.0
460.0
460.0
イタリア
180.0
481.0
400.0
436.0
421.1
420.0
430.0
400.0
430.0
430.0
スペイン
30.0
9.0
10.1
14.5
226.0
311.0
300.0
300.0
300.0
300.0
イギリス
153.0
98.7
63.8
99.4
99.0
100.0
79.9
80.0
80.0
80.0
フィンランド
9.0
20.0
26.0
27.4
26.4
27.0
27.0
27.0
27.0
27.0
オランダ
40.0
35.0
30.0
24.0
23.7
24.0
25.0
25.0
25.0
25.0
ベルギー
30.0
20.0
20.0
20.0
20.0
20.0
25.0
25.0
25.0
25.0
オーストリア
5.2
29.0
30.0
23.2
18.8
16.6
17.0
18.0
18.0
20.0
スウェーデン
16.3
16.1
16.0
17.0
16.0
16.0
16.0
16.0
16.0
16.0
ノルウェー
7.6
3.8
5.5
6.8
6.2
6.2
8.0
8.0
8.0
8.0
デンマーク
4.0
4.0
3.0
3.3
5.0
5.0
5.0
5.0
5.0
5.0
スイス
2.2
2.1
2.0
2.0
2.0
2.0
2.0
2.0
2.0
2.0
ポルトガル
0.5
0.5
0.5
0.5
0.5
0.5
0.5
0.5
0.5
0.0
2,436
1,902
1,917
1,704
1,961
2,056
2,107
2,223
2,100
2,118
アイルランド
合計
注
:ESA 拠出金分は除く
数字は Eurospace 「European Space Directory 2010」 25th Edition p136 より
3-12
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
( 単位:€M)
2,000
1,800
1,800
1,716
フランス
ドイツ
1,600
イタリア
1,400
スペイン
イギリス
1,200
1,083
フィンランド
1,040
オランダ
1,000
857
800
690
682
692
713
ベルギー
704
720
オーストリア
スウェーデン
600
481
400
436
421
400
180
415
180
458
460
460
460
416
430
400
430
430
ノルウェー
デンマーク
スイス
340
200
0
420
ポルトガル
270
138
158
2000
2001
100
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
8
5
図 3-8 各国宇宙予算推移
■2010年度各国宇宙予算
( 単位:€M)
800
720
700
600
500
460
430
400
300
300
200
100
80
27
25
25
20
16
0
図 3-9 欧州各国宇宙予算(2010年度)
3-13
2
0
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
3.2.5
2010年度各国ESA拠出金と国内予算の比較
フランスは、従来ESAへの拠出よりもCNESを中心に自国の宇宙プログラムに多額の資金を投入して
きた。しかしながらCNESのESAとの協力強化表明を受けて、表3-7及び表3-8に示すように、2006
年度はほぼ半々になり、2007年度はESA拠出金のほうが多くなった。2010年度は再び自国宇宙予算
の方が多くなっている。ドイツ、イタリアにおけるESA拠出金と自国宇宙予算との割合は、ドイツがESA
拠出金、イタリアが自国宇宙予算が若干多くなっている。イギリスは約1対3でESA拠出金が多くなって
いる。その他はESAへの拠出金が多くの割合を占めている。
(単位:€M)
1,600
1,401
1,400
1,200
1,086
720
1,000
460
800
各国宇宙予算
ESA拠出金
800
606
600
430
495
96
335
400
681
300
626
200
80
370
195
255
スペイン
イギリス
510
0
フランス
ドイツ
イタリア
その他
図 3-10 欧州各国ESA拠出金と国内予算の比較(2010年度)
3.2.6
欧州宇宙予算
表 3-9 欧州宇宙予算
(単位:€M)
年
総国内予算
ESA予算
民事予算合計
国防関連
総合計
2000
2,277
2,708
4,985
700
5,685
2001
2,436
2,847
5,283
550
5,833
2002
1,902
2,993
4,895
650
5,545
2003
1,917
2,677
4,594
700
5,294
2004
1,704
2,792
4,496
700
5,196
2005
1,961
2,926
4,887
1,045
5,932
2006
2,056
3,197
5,253
1,050
6,303
2007
2,107
2,975
5,082
1,050
6,132
2008
2,223
3,028
5,251
1,050
6,301
2009
2,100
3,592
5,692
1,100
6,792
注:数字は Eurospace 「European Space Directory 2010」 25th Edition p136 より
3-14
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
(1) ESA予算と国内宇宙予算
ESA予算と国内宇宙予算の比率は各国では差異があるものの、ESA加盟国全体で見ると2001年頃
まではESA予算が55%未満であったが、2002年以降ESA予算の割合が約60%となった。2007年か
ら国内予算の割合が若干増加する傾向にあったが2009年はESA予算が増加した。
100%
90%
80%
70%
54.3%
53.9%
61.1%
58.3%
62.1%
59.9%
60.9%
58.5%
57.7%
63.1%
60%
50%
ESA予算
総国内予算
40%
30%
20%
45.7%
46.1%
38.9%
41.7%
2002
2003
37.9%
40.1%
39.1%
41.5%
42.3%
2004
2005
2006
2007
2008
36.9%
10%
0%
2000
2001
2009
図 3-11 ESA予算と国内宇宙予算の比率
(2) 民事及び防衛関連予算
米国の宇宙関連予算では、民事が国防より3割程度低くなっているが、欧州の場合は、民事が国防の
5倍程度で推移している。米国の宇宙利用軍事化を促進する中、欧州もこれに追随する動きをしている。
欧州の国防関連予算は2005年に大幅に増加したが、その後微増傾向にある。近年、民事と軍事との境
界が曖昧になってきているため、軍事と民事を明確に分類することの意味が不透明になってくると思われ
る。例として GMES やガリレオ衛星ナビゲーションプロジェクトである。
3-15
日米欧宇宙産業比較データ集
3.各国予算データ
(単位: €M)
6,792
7,000
6,303
6,000
5,685
700 5,932
5,833
5,545
550 1,050 5,294
5,196
700 700 650 5,000
1,045 6,132
1,050 6,301
1,100 1,050 4,000
国防関連
民事予算合計
3,000
4,985 5,283 4,895 4,594 4,496 2003
2004
2,000
4,887 5,253 5,082 5,251 2006
2007
2008
5,692 1,000
0
2000
2001
2002
2005
図 3-12 民事及び防衛関連予算
3-16
2009
日米欧宇宙産業比較データ集
4.宇宙予算国際比較
4. 宇宙予算国際比較
4.1 主な宇宙開発国の宇宙予算推移
本データは、予算金額を単一通貨に置き換えて表したものであり、軍事予算を含んだものである。米
国のドル通貨を基準に為替換算した各国予算推移をまとめており、対米国予算比を見ることができる。従
って、各地域の通貨による予算額が増加しても、対ドル為替価格が低下した場合は、金額が減少するこ
とになる。全体の比率で見ると、米国は75%から79%で推移していたが、2007年は72%に下がったが
2009年は78%に増加している。欧州は13~16%で推移している。日本は2000年に7.3%あったが、
以降漸減し、2006年に4%台まで低下している。ロシアは、2003年までは2%以下であったが、2004
年より約5%に急拡大し、日本と肩を並べ、2007年に更に7.5%に拡大し日本を追い越している。対米
比率は欧州が20%程度、日本が2000年の約10%から2009年の約5.6%に漸減している。
表 4-1 主な宇宙開発国の宇宙予算推移
(単位:Current $M)
年
米国
欧州
日本
ロシア
カナダ
合計
\/$
$/€
2000
26,518
5,234
2,567
598
223
35,141
108.340
0.9207
2001
28,692
5,197
2,379
668
216
37,151
122.148
0.8909
2002
30,807
5,265
2,148
712
230
39,162
124.547
0.9495
2003
35,053
6,041
2,461
856
239
44,650
115.576
1.1411
2004
34,901
6,483
2,611
2,496
250
46,741
107.739
1.2478
2005
36,475
7,356
2,432
2,480
265
49,008
110.753
1.2400
2006
39,526
7,981
2,232
2,532
261
52,532
116.197
1.2661
2007
39,735
8,460
2,212
4,139
307
54,853
117.599
1.3797
2008
42,995
9,286
2,584
4,421
312
59,597
103.450
1.4736
44,810
9,450
3,728
4,174
278
80,856
93.570
1.3915
2009
注
:可能な限り軍事宇宙関連予算も含んでいる。ロシア部分は予想値である。
日本は表3-1、米国は表3-5、欧州は表 3-9。
その他の数字は Eurospace 「European Space Directory 2010, 25th Edition p177。
4-1
日米欧宇宙産業比較データ集
4.宇宙予算国際比較
50,000
44,810
45,000
42,995
39,526
40,000
39,735
36,475
35,053
34,901
35,000
30,807
30,000
28,692
26,518
米国
25,000
欧州
日本
ロシア
カナダ
20,000
15,000
10,000
7,356
6,041
5,234
5,197
7,981
598
0
2000
2,148
712
668
223
216
2001
4,421
4,174
6,483
4,139
2,379
9,450
5,265
5,000
2,567
9,286
8,460
2,461
2002
239
2003
2,432
265
250
2004
2,532
3,728
2,496
856
230
2,480
2,611
2005
2,232
2,212
307
261
2,584
2006
2008
2007
図 4-1 主な宇宙開発国の宇宙予算推移
4-2
312
278
2009
日米欧宇宙産業比較データ集
4.宇宙予算国際比較
100%
90%
80%
0.6%
1.7%
7.3%
14.9%
0.6%
1.8%
6.4%
0.6%
1.8%
5.5%
0.5%
1.9%
5.5%
13.4%
14.0%
13.5%
0.5%
0.5%
5.3%
5.6%
5.1%
5.0%
0.5%
4.8%
4.2%
15.0%
15.2%
13.9%
0.6%
0.5%
0.4%
7.5%
4.0%
7.4%
6.7%
4.3%
6.0%
15.4%
15.6%
15.1%
70%
カナダ
60%
ロシア
50%
日本
欧州
40%
75.5%
77.2%
78.7%
78.5%
74.7%
74.4%
75.2%
72.4%
72.1%
71.8%
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
米国
30%
20%
10%
0%
図 4-2 世界宇宙予算比較の推移
44,810
42,995
39,735
39,526
35,053
45,000
40,000
35,000
30,807
28,692
26,518
36,475
34,901
30,000
日本
25,000
欧州
20,000
米国
15,000
10,000
5,000
5,234
2,567
5,197
2,379
5,265
2,148
6,041
2,461
6,483
2,611
7,356
2,432
7,981
2,232
8,460
2,212
9,286
2,584
9,450
3,728
0
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
図 4-3 日米欧の宇宙予算推移
4-3
2008
2009
米国
欧州
日本
日米欧宇宙産業比較データ集
4.宇宙予算国際比較
4.2
宇宙予算対GDP比率
表 4-2 宇宙予算対GDP比率(2009年)
国名
GDP($B)
宇宙予算($M)
比率(%)
米国
14,266
44,810
0.31%
欧州
15,692
9,450
0.06%
日本
5,069
3,728
0.07%
ロシア
1,232
4,174
0.34%
カナダ
1,336
278
0.02%
注 :€1=$1.39147
出典:日本は表3-1、米国は表3-5、欧州は表3-8
その他の数字は Eurospace 「European Space Directory 2010」 25th Edition p177
GDP は International Monetary Fund, World Economic Outlook Database, Oct., 2010
http://www.imf.org/external/data.htm
4-4
日米欧宇宙産業比較データ集
5.需要動向
5. 需要動向
5.1 世界の宇宙産業の動向
5.1.1 分野別売上動向
Futron 社によると、世界の宇宙産業の中で、衛星サービスは2008年から2009年は約11%の成長を
示しており、宇宙産業のけん引役であるとしている。このことは International Space Business Council(以下
ISBC と略す)も衛星サービスが最も増加すると予想しており、毎年10%程度の増加を見込んでいる。また、
地上設備は、2004年~2009年の年率約17%で着実に成長している。
表 5-1及び図 5-1では、2004年から2009年に関しては、Futron社のState of the Satellite Industry
Report, June 2010 を基にFutron社がまとめた宇宙産業の売上実績と、ISBCが2005年に発行したState
of The Space Industryに示されている2004年から2010年の予測値を示している。尚ISBC発行のState of
The Space Industryは2005年以降データの更新が行われていない。
表 5-1 世界宇宙産業分野別売上動向
(単位:$B)
産業分野
2004
2005
2006
2007
2008
2009
地上設備
22.8
25.2
28.8
34.3
46.00
49.90
打上げ産業
2.8
3.0
2.7
3.2
3.90
4.50
衛星製造
10.2
7.8
12.0
11.6
10.50
13.50
衛星サービス
46.9
52.8
62.0
72.6
84.00
93.00
合計
82.7
88.8
105.5
121.7
144.4
160.9
ISBCの予測
103.5
114.9
125.2
134.4
142.7
150.5
2010
158.9
出典: State of the Satellite Industry Report 2010, SIA/Futron
State of The Space Industry, ISBC
尚、Futron 社の打上げ産業には Shuttle や ISS ミッションの売上は含まれていない。
(単位: $B)
180 160.9 160 144.4 142.7 140 125.2 120 100 158.9 150.5 114.9 103.5 82.7 134.4 121.7 衛星サービス
105.5 衛星製造
88.8 打上げ産業
80 地上設備
60 ISBCの予想
40 20 0 2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
図 5-1 世界の宇宙産業の動向(分野別売上動向)
5-1
日米欧宇宙産業比較データ集
5.需要動向
5.1.2
衛星サービス分野別売上動向
売上で急成長が予想されている分野が DirecTV を代表とする直接衛星放送で、ISBC では米国外が
年率 6~16%、米国内では 6~12%程度で成長すると予想している。Futron 社によると2004年~2010
年の衛星放送は年率平均15%の成長を示しており、2010年以降もこの成長は維持されると予想される。
また、最も成長が期待されている分野は、ISBC が衛星ラジオとしている一方、Futron 社は衛星ラジオの
成長は鈍くなったとしている。
表 5-2 衛星サービス分野別売上動向
(単位:$B)
サービス分野
実
績
予
測
注
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
衛星放送(DBS/DTH)
35.3
40.2
46.9
55.4
64.9
71.8
固定衛星通信
8.9
9.3
10.7
12.2
13.0
14.4
DARSラジオ
0.3
0.8
1.6
2.1
2.5
2.5
衛星ブロードバンド通信
0.2
0.3
0.3
0.4
0.8
1.0
衛星画像
0.4
0.5
0.4
0.4
0.7
1.0
移動衛星通信
1.8
1.7
2.0
2.1
2.2
2.2
合計
46.9
52.8
61.9
72.6
84.1
92.9
衛星放送(DBS/DTH)
36.9
42.1
47.4
52.4
55.5
59.8
64.2
固定衛星通信
7.2
7.6
8.0
8.4
8.8
9.3
9.7
DARSラジオ
0.3
0.8
1.6
2.4
3.2
4.1
5.0
衛星ブロードバンド通信
0.0
0.1
0.2
0.4
0.6
1.1
1.3
衛星画像
0.6
0.7
0.7
0.8
0.9
1.0
1.0
移動衛星通信
0.7
0.7
0.8
0.8
0.9
0.9
0.9
合計
45.8
52.0
58.7
65.1
69.8
76.1
82.3
:実績は State of the Satellite Industry Report 2010, SIA/Futron による。
予測は ISBC の State of The Space Industry による。
DBS: Direct Broadcast Satellite
DTH: Direct-to-Home
(単位:$B)
100
92.9
90
84.1
80
70
衛星画像
65.1
衛星ブロードバンド通信
58.7
52.8
46.9
移動衛星通信
76.1
69.8
61.9
60
50
82.3
72.6
DARSラジオ
52.0
固定衛星通信
45.8
40
衛星放送(DBS/DTH)
30
ISBC予測
20
10
0
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
図 5-2 衛星サービス分野別売上動向
5-2
日米欧宇宙産業比較データ集
5.需要動向
5.2 商業打上げ予測
5.2.1 軌道別商業打上げ回数予測
この情報はCOMSTAC 1 が作成しているデータである。
商業打上げ需要は、平均約6割が静止軌道への通信・放送衛星の打上げである。2012年以降は打
上げ数が減少すると予想している。
静止軌道への打上げ需要は年平均で15.6 回である。非静止軌道への打上げ需要は中型-大型打
上げロケットで年平均9.1回、小型ロケットで年平均2.8回となり、非静止軌道合計では11.9回である。
表 5-3 軌道別商業打上げ回数予測
(単位:回)
年
静止軌道
(中型-大型ロケット)
非静止軌道
(中型-大型ロケット)
非静止軌道
(小型ロケット)
打上げ合計
2010
15
11
3
29
2011
20
8
4
32
2012
18
9
4
31
2013
16
11
4
31
2014
16
12
2
30
2015
14
11
2
27
2016
15
9
2
26
2017
14
8
3
25
2018
14
6
2
22
2019
14
6
2
22
合計
156
91
28
275
出典:FAA/AST/COMSTAC「2010 Commercial Space Transportation Forecasts」 May, 2010 p2
注:静止軌道(中型-大型ロケット)の 2010~2019 年の合計は 156 であるが、原典では 157 となっている。
(単位: 回)
40
35
30
32
29
4
3
25
20
31
31
4
4
30
2
27
2
8
9
11
11
26
2
12
11
9
打上げ合計
25
3
8
22
22
2
2
6
6
15
10
20
15
18
16
16
2013 2014 非静止軌道
(小型ロケット)
非静止軌道
(中型‐大型ロケット)
静止軌道
(中型‐大型ロケット)
14
15
14
14
14
2015 2016 2017 2018 2019 5
0
2010 2011 2012 図 5-3 軌道別商業打上げ回数予測
1
the Commercial Space Transportation Advisory Committee。1984年に設立された商業宇宙輸送諮問委員会。
運輸省の中のFAA局長に米国商業宇宙輸送産業に関連する情報提供、助言、提言を行っている。
5-3
日米欧宇宙産業比較データ集
5.需要動向
5.2.2
商用静止衛星/非静止衛星打上げ予測
今後10年間の予測では合計で206機の商用静止衛星、262機の非静止衛星が打上げられる予測と
なっている。商用静止衛星の場合、平均すると年20.6機で、最大が25機、最小が19機となっている。
非静止衛星の年平均は26.2機である。最大は2015年の44機、最低が2019年の11機となっている。
商用静止軌道衛星の全てが通信・放送サービス向けで、非静止衛星は通信衛星、科学衛星、リモートセ
ンシング衛星などである。
静止商業通信衛星の需要は2011年をピークとし2013年は減少しその後ほぼ一定となる。
一方で非静止軌道衛星の需要は2011年と2014~2015年がピークとなって、2016年以降減少す
る。
表 5-4 商用静止衛星/非静止衛星打上げ予測
(単位:機)
年
商用静止軌道衛星
(COMSTAC予想値)
非静止軌道衛星
(FAA予想値)
衛星合計
2010
20
24
44
2011
25
35
60
2012
23
26
49
2013
21
25
46
2014
21
41
62
2015
19
44
63
2016
20
30
50
2017
19
14
33
2018
19
12
31
2019
19
11
30
合計
206
262
468
出典:FAA/AST/COMSTAC「2010 Commercial Space Transportation Forecasts」 May, 2010 p2
注:商用静止軌道衛星の 2010~2019 年の合計は 206 であるが、原典では 207 となっている。
( 単位:機)
70
62
60
63
60
49
50
44
35
40
30
41
26
24
50
46
44
30
25
33
31
14
12
11
20
10
20
30
25
23
21
21
19
20
19
19
19
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
0
2010
図 5-4 商用静止衛星/非静止衛星打上げ予測
5-4
非静止軌道衛星
(FAA予想値)
商用静止軌道衛星
(COMSTAC予想値)
日米欧宇宙産業比較データ集
5.需要動向
5.2.3
商用静止衛星の重量別分布の実績と予想
表5-5の2009年までは実績、2010年以降は予想である。2000年までは2,500kg~4,200kgクラ
スが主要な衛星であったが、1999年より4,200kg~5,400kgクラスが、2004年より5,400kg以上クラス
が出現し、4つのクラスに分散している。2010年~2019年の10年間において、衛星毎の平均需要が最
も高いのが2,500kg~4,200kgクラスの衛星で、次いで、5,400kg以上クラスの衛星、4,200kg~5,40
0kgクラスと続き、最も低いのが2,500kg以下の衛星である。
表 5-5 商用静止衛星/非静止衛星打上げ実績・予測(重量別分布)
年
2500kg以下
2500~4200kg 4200~5400kg
5400kg以上
合計
1993
4
6
0
0
10
1994
9
9
0
0
18
1995
4
14
0
0
18
1996
11
14
0
0
25
1997
7
21
0
0
28
1998
9
14
0
0
23
1999
1
16
2
0
19
2000
6
14
4
0
24
2001
3
6
5
0
14
2002
2
11
9
0
22
2003
4
6
5
0
15
2004
2
4
4
3
13
2005
3
3
4
6
16
2006
2
6
9
2
19
2007
4
5
6
3
18
2008
3
7
11
6
27
2009
3
9
2
8
22
2010
3
7
3
7
20
2011
1
4
7
13
25
2012
0
11
3
9
23
2013
2
7
6
6
21
2014
2
7
6
6
21
2015
2
6
6
5
19
2016
2
7
6
5
20
2017
2
6
6
5
19
2018
1
7
6
5
19
2019
2
6
6
5
19
2010-2019 合計
17
68
55
66
209
2010-2019 平均
1.7
6.8
5.5
6.6
20.9
出典:FAA/AST/COMSTAC「2010 Commercial Space Transportation Forecasts」 May, 2010 p13
注:2500~4200kg の 2010~2019 年の合計は 68 であるが、原典では 69 となっている。
5-5
日米欧宇宙産業比較データ集
5.需要動向
( 単位:機)
28 27 25 24 4 2 4 2003
1998
1997
1996
1995
1994
3 1 2002
4 4 2 6 3 7 9 2 4 6 6 6 5 6 5 5 5 6 6 6 4200‐5400kg
2500‐4200kg
7 7 6 3 2 3 3 4 5 4 6 0 1993
11 6 9 2000
4 7 2001
11 9 1999
5 6 9 5 2500kg以下
11 7 7 6 7 6 7 6 2 2 2 2 2 1 2 2019
16 6 6 3 6 2018
10 5 5 11 2017
14 14 6 7 5400kg以上
19 19 19 2016
9 10 13 9 8 3 20 2015
14 18 19 2014
15 16 2 4 3 2008
14 15 0 13 21 21 20 2007
9 2006
2 14 21 2005
18 18 19 3 2009
19 2004
20 23 6 22 22 2013
23 3 1 0 2012
25 2011
25 2010
30 図 5-5 商用静止衛星の重量別分布の実績と予想の推移
表 5-6 商用静止衛星の重量別分布の予想の推移算出根拠(2010年~2012年)
出典:FAA/AST/COMSTAC「2010 Commercial Space Transportation Forecasts」 May, 2010 p12
5-6
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
6. 衛星とロケットの打上げ実績
6.1 商用静止通信衛星の現状
現在運用中の商業静止通信衛星の軌道位置の状況は、東経20~30度、100~110度、西経100~
110度と非常に込み入った軌道位置や、逆に西経150~160度のように1機も存在しない軌道位置もあ
る。
東半球
16
14
12
機数
10
8
6
4
2
0
経度(東経)
図 6-1 運用中の商用静止衛星(東半球)
出典:平成22年度版衛星通信年報、2010 年 10 月現在。
西半球
18
16
14
12
機数
10
8
6
4
2
0
経度(西経)
図 6-2 運用中の商用静止衛星(西半球)
出典:平成22年度版衛星通信年報、2010 年 10 月現在。
6-1
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
6.2 商用静止衛星企業別シェア
6.2.1 商用静止衛星企業別受注数推移
2004年は商業衛星メーカにとって低迷の年となった。2005年、2006年は増加したが、2007年以降
再び減少している。
表 6-1 商用静止衛星企業別受注数推移
企業
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
Thales Alenia Space(旧Alcatel
Alenia Space)
2
2
2
2
3
5
2
3
6
3
Boeing Satellite Systems
5
1
2
3
1
4
5
Chinese Academey of Space
Technology
3
2
EADS Astrium
2
Israel Aircraft Industries
1
Lockheed Martin Commercial
Space Systems
5
2
2
4
1
2
1
7
7
1
2
5
1
4
MELCO
Orbital Sciences
4
1
RSC Energia
2
7
3
2
1
1
3
3
4
3
1
1
1
1
NPO PM/Khrunichev
2
1
2
1
3
2
4
1
5
3
2
ISS Reshetnev
Space Systems Loral
6
合計
25
推定価格($M)
10
4
1
5
6
5
6
7
5
23
8
23
26
21
19
32
25
2,380 1,010 2,190 1,346 2,578 4,425 2,585 3,631
-
-
注
:
・受注キャンセル、発注保留分は含まない。
・推定価格は最適な入手可能公開情報による AIA の推定値
出典:2001 年~2008年は AIA「Facts & Figures 2009」p74(ただし元データは Futron 社)。2009 年は Space News, Jan
4, 2010。2010 年は Space News, Jan 10, 2011。
35
32
30
Space Systems Loral
26
25
25
23
25
ISS Reshetnev
RSC Energia
23
Orbital Sciences
21
NPO PM/Khrunichev
19
20
MELCO
Lockheed Martin Commercail Space Systems
15
Israel Aircraft Industries
EADS Astrium
10
10
Chinese Academey of Space Technology
8
Boeing Satellite Systems
Thales Alenia Space(旧Alcatel Alenia Space)
5
0
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
図 6-3 商用静止衛星企業別受注数推移
6-2
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
6.2.2
商用静止衛星企業別受注残数推移
表 6-2 商用静止衛星企業別受注残数推移
企業
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
Thales Alenia Space(旧Alcatel Alenia
Space)
14
13
14
16
19
22
20
8
Boeing Satellite Systems
19
16
14
15
12
13
10
4
2
2
2
3
2
1
1
13
11
10
14
20
11
1
1
8
3
Chinese Academey of Space
Technology
EADS Astrium
8
10
Israel Aircraft Industries
1
1
Lockheed Martin Commercail Space
Systems
10
11
1
15
12
16
MELCO
12
1
1
NPO PM/Khrunichev
3
3
4
2
1
4
4
3
Orbital Sciences
6
5
5
5
6
6
10
11
3
3
3
3
Reshetnev Company
RSC Energia
2
2
2
2
2
Space Systems Loral
23
21
22
19
19
21
21
20
合計
86
84
91
84
93
97
98
68
9,375
9,176
9,818
10,670 10,890
13,102
推定価格($M)
9,240 10,120
2
注
:
・受注キャンセル、発注保留分は含まない。
・受注済みの機数は含む。
・推定価格は最適な入手可能公開情報による AIA 推定値
・各年に発注された衛星と打上げられた衛星も含む
出典:AIA「Facts & Figures 2009」p74(ただし元データは Futron 社)
120
100
93
91
86
84
97
Space Systems Loral
98
RSC Energia
84
Reshetnev Company
Orbital Sciences
80
68
NPO PM/Khrunichev
MELCO
60
Lockheed Martin Commercail Space Systems
Israel Aircraft Industries
40
EADS Astrium
Chinese Academey of Space Technology
Boeing Satellite Systems
20
Thales Alenia Space(旧Alcatel Alenia Space)
0
2001
2002
2003r
2004
2005
2006
2007
2008
図 6-4 商用静止衛星企業別受注残数推移
6-3
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
6.2.3
2008年商用静止衛星企業別受注残数シェア
世界市場では米国が38機で56%のシェア、欧州は19機で28%のシェアを確保している。
図 6-5 商用静止衛星企業別受注残数シェア(2008年)
出典:AIA「Facts & Figures 2009」p74(ただし元データは Futron 社)
6.2.4
国別商業打上げサービス受注数
欧州はアリアンロケット打上げを手堅く受注している。米国は衛星を含む高度技術の海外輸出規制の
影響で衛星及び関連部品の海外輸出が減少し、欧州と立場が入れ替わったようである。
表 6-3 国別商業打上げ受注数
国名
1998
1999
中国
2
1
2000
2001
2002
インド
2003
1
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
3
3
1
1
1
2
2
1
2
1
1
日本
ロシア
2
9
米国
2
6
欧州
14
12
多国籍
合計
20
28
5
5
5
2
7
4
17
4
17
15
5
7
10
6
9
6
31
16
13
10
5
9
11
12
21
13
7
9
5
2
1
4
2
5
9
2
6
12
5
38
35
21
22
27
32
35
48
57
22
19
3
出典:1998 年~2008 年は AIA「Facts & Figures 2009」p75(ただし元データは Futron 社)。2009 年は Space News, Jan 4,
2010。2010 年は Space News, Jan 10, 2011。
注:この数字には政府ミッションの商用打上げも含まれる。
6-4
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
60
57
48
50
多国籍
38
40
35
35
欧州
32
28
30
米国
ロシア
27
21
20
22
日本
22
インド
19
20
中国
10
0
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
図 6-6 国別商業打上げ受注数
6.2.5
国別打上げサービス受注残数
打上げサービス受注残(受注済み機数を含む)は、2002年まで欧州と米国がほぼ同数であったが、2
004年以降は米国が欧州の倍程度に急増している。また、ロシアは毎年数を増加させており、中国も20
04年以降は一定数を維持している。インドは2007年より大幅に増加している。
表 6-4 国別打上げサービス受注残数
国名
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
中国
6
7
7
7
7
3
8
11
9
10
5
1
2
2
1
12
8
4
11
インド
日本
8
8
ロシア
4
13
13
18
15
20
31
33
28
22
20
米国
58
55
47
68
60
46
93
95
92
78
99
欧州
46
40
46
53
55
27
46
45
43
43
42
多国籍
18
18
16
17
18
14
15
16
20
20
6
合計
140
141
129
163
155
111
195
202
193
189
191
出典:AIA「Facts & Figures 2009」p75(ただし元データは Futron 社)
注:この数字には政府ミッションの商用打上げも含まれる。
6-5
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
250
195
200
163
150
140
202
193
189
191
多国籍
155
欧州
141
米国
129
ロシア
111
日本
100
インド
中国
50
0
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
図 6-7 国別打上げサービス受注残数
多国籍, 6機, 3%
中国, 5機, 3%
インド, 8機, 4%
日本, 11機, 6%
ロシア, 20機, 10%
米国, 99機, 52%
欧州, 42機, 22%
図 6-8 国別打上げサービス受注残数比率(2008年)
6-6
2008
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
6.3
世界のロケット打上げ実績(2001~2010年)
2001年から2010年にかけて世界中でロケットが打上げられた回数は622回である。2001年から200
2年にかけ全体に増加したが、2004 年に減少し、2006 年からまた増加に転じた。2010 年は民事打上げ
は変わらないものの、商業打上げ、軍事打上げが減少した。
表 6-5 世界のロケット打上げ実績
2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
合計
商業打上げ
16
23
19
17
19
21
24
28
25
23
215
軍事打上げ
12
10
17
14
7
12
15
10
17
14
128
民事打上げ
29
28
25
22
26
29
26
28
33
33
279
合計
57
61
61
53
52
62
65
66
75
70
622
Commercial Space Transportation, FAA より作成
注 :回数計算は以下の条件による。
・打上げに成功した場合のみを対象とした。部分的に成功した場合も成功とする。
・商業打上げは、FAA が商業打上げとして分類したもの、またはペイロードに商業、又はそれに類する
ものが含まれる場合。
・軍事打上げは、FAA が Military, Intelligence, Classified に分類したもの、及び航法衛星、通信衛星で
軍関係機関が運用者となっているもの。ただし、実証実験衛星に関しては軍関係機関が打上げた場
合でも民事とした。
・民事打上げは上記商業打上げ、軍事打上げに分類されないものとした。
80
75
70
70
65
61
60
62
61
57
33
53
28
10
25
29
33
28
29
22
民事打上げ
26
15
30
20
52
26
50
40
66
10
17
23
16
軍事打上げ
17
14
12
14
12
10
7
19
17
19
21
2003
2004
2005
2006
24
28
25
23
2009
2010
0
2001
2002
2007
2008
図 6-9 世界のロケット打上げ実績
6-7
商業打上げ
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
2001~2010年の総打上げ機数の商業、民事、軍事の割合は、それぞれ34%(215機)、45%(279
機)、21%(128機)となっている。
商業打上げ, 215機, 34%
民事打上げ, 279機, 45%
軍事打上げ, 128機, 21%
図 6-10 世界のロケット打上げ実績割合(2001~2010年)
日本, 14機
その他, 19機
欧州, 30機
ロシア・ウクライナ, 141機
中国, 48機
米国, 103機
図 6-11 世界のロケット打上げ実績(2006~2010年)
6-8
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
6.4
ロケット打上げ実績
2001年から2010年にいたるまでに打上げられたロケット(失敗も含む)を以下に示す。
表 6-6 国別ロケット打上げ実績(2001~2010)
国
ROCKET
Athena 1
Athena 2
Atlas 1
Atlas 2
Atlas 3
Atlas 5
Delta 2
Delta 3
Delta 4
Falcon 1
米国
Falcon 9
Minotaur
Minotaur IV
Pegasus
Pegasus XL
Shuttle
Titan 2
Titan 4
Taurus
Zenit 3SL
C(K)osmos
C(K)osmos 3M
Cyclone 2
Cyclone 3
Dnepr
Dnepr M
Molniya
Proton
Proton M
ロシア・ウクライナ
Proton K
Rockot
Soyuz
Shtil
START 1
Strela
Volna
Zenit-3SLB
Zenit-2
Ariane 4
欧州
Ariane 5
Kaituozhe 1
LM 2C
LM 2D
LM 2F
LM 3
中国
LM3A
LM3B
LM3C
LM 4
LM 4B
LM 4C
H2
H2A
日本
H2B
M5
PSLV
インド
GSLV
GSLV MkII
ブラジル
VLS
イスラエル
Shavit
北朝鮮
Taepo Dong-1
イラン
Safir
韓国
KSLV
年
合計
1
2001
59
1
2002
65
2003
63
2004
54
2005
55
2006
66
2007
68
2008
69
2009
78
2010
74
12
5
19
54
4
3
1
1
3
1
2
2
7
4
1
1
7
1
2
3
2
6
4
8
2
5
5
8
4
1
1
2
1
3
1
1
1
3
1
3
2
2
1
7
11
5
2
6
2
1
2
10
28
3
9
3
25
5
16
3
4
11
11
5
35
28
11
86
1
2
1
1
4
3
15
41
2
11
8
6
6
3
1
2
1
1
5
1
1
4
1
2
2
1
4
3
3
1
2
1
2
5
1
9
2
2
1
8
2
7
5
2
8
1
3
2
4
5
4
5
1
5
1
1
2
2
1
1
1
3
1
1
3
3
1
1
2
3
2
1
1
1
1
1
1
1
4
4
4
3
2
11
4
2
1
11
1
1
5
2
7
3
1
9
9
1
3
13
1
3
7
3
11
1
3
1
12
2
12
1
1
1
6
2
1
1
8
4
1
2
1
3
1
1
1
1
2
8
3
3
1
2
1
1
1
3
1
3
1
10
9
2
16
1
4
11
5
1
1
2
1
3
5
5
6
6
7
6
4
1
1
2
1
1
1
1
1
2
1
2
1
3
2
1
4
2
1
2
1
1
1
3
1
6
2
1
1
2
1
1
2
1
2
1
2
2
1
3
2
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
3
2
1
4
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
6-9
1
1
1
2
1
1
1
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
(1) 商業打上げ実績
商業打上げの実績を以下に示す。尚、打上げ失敗は含まれていない。
表 6-7 商業打上げ実績(2001~2010)
国
ROCKET
Athena 1
Athena 2
Atlas 1
Atlas 2
Atlas 3
Atlas 5
Delta 2
Delta 3
Delta 4
Falcon 1
米国
Falcon 9
Minotaur
Minotaur IV
Pegasus
Pegasus XL
Shuttle
Titan 2
Titan 4
Taurus
Zenit 3SL
C(K)osmos
C(K)osmos 3M
Cyclone 2
Cyclone 3
Dnepr
Dnepr M
Molniya
Proton
Proton M
ロシア・ウクライナ
Proton K
Rockot
Soyuz
Shtil
START 1
Strela
Volna
Zenit-3SLB
Zenit-2
Ariane 4
欧州
Ariane 5
Kaituozhe 1
LM 2C
LM 2D
LM 2F
LM 3
中国
LM3A
LM3B
LM3C
LM 4
LM 4B
LM 4C
H2
H2A
日本
H2B
M5
PSLV
インド
GSLV
GSLV MkII
ブラジル
VLS
イスラエル
Shavit
北朝鮮
Taepo Dong-1
イラン
Safir
韓国
KSLV
年
合計
5
4
8
8
2001
16
2002
23
2003
19
2004
17
2005
19
2006
21
1
1
1
1
1
2
2
3
1
1
1
1
1
3
2
1
2007
24
2008
28
2009
25
2010
23
3
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
1
24
1
2
1
9
1
9
3
1
1
3
1
4
5
5
2
1
2
3
1
3
2
1
1
1
1
1
3
2
30
10
7
7
2
1
2
1
1
4
2
3
1
2
4
2
4
1
1
3
3
1
1
3
6
1
8
8
1
2
1
1
1
3
5
5
1
4
14
33
6
7
2
1
4
1
1
1
3
1
5
5
6
1
1
1
1
1
1
6-10
1
6
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
(2) 民事打上げ実績
民事打上げの実績を以下に示す。尚、打上げ失敗は含まれていない。
表 6-8 民事打上げ実績(2001~2010)
国
ROCKET
Athena 1
Athena 2
Atlas 1
Atlas 2
Atlas 3
Atlas 5
Delta 2
Delta 3
Delta 4
Falcon 1
米国
Falcon 9
Minotaur
Minotaur IV
Pegasus
Pegasus XL
Shuttle
Titan 2
Titan 4
Taurus
Zenit 3SL
C(K)osmos
C(K)osmos 3M
Cyclone 2
Cyclone 3
Dnepr
Dnepr M
Molniya
Proton
Proton M
ロシア・ウクライナ
Proton K
Rockot
Soyuz
Shtil
START 1
Strela
Volna
Zenit-3SLB
Zenit-2
Ariane 4
欧州
Ariane 5
Kaituozhe 1
LM 2C
LM 2D
LM 2F
LM 3
中国
LM3A
LM3B
LM3C
LM 4
LM 4B
LM 4C
H2
H2A
日本
H2B
M5
PSLV
インド
GSLV
GSLV MkII
ブラジル
VLS
イスラエル
Shavit
北朝鮮
Taepo Dong-1
イラン
Safir
韓国
KSLV
年
合計
1
2001
29
1
2002
28
3
1
2
5
29
5
2
2003
25
2004
22
2005
26
2006
29
2007
26
2008
28
2009
33
2010
33
4
1
2
1
3
1
3
2
2
4
2
4
1
1
1
1
6
2
2
1
1
1
8
28
2
6
1
1
2
2
11
8
6
1
3
1
3
1
4
5
3
1
1
1
8
5
1
5
6
1
1
9
1
6
1
7
1
9
7
10
1
1
1
1
1
2
1
2
1
2
3
1
1
1
1
2
1
1
2
1
1
1
1
1
2
1
2
2
1
1
1
1
1
1
2
9
4
1
8
3
11
1
4
9
3
1
1
1
1
1
1
4
3
1
1
1
3
1
3
2
63
1
1
5
1
2
1
3
1
1
1
1
1
1
1
1
4
1
2
1
2
1
2
1
1
1
1
1
1
1
3
1
1
2
2
1
6
2
1
1
1
6-11
3
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
(3) 軍事打上げ実績
軍事打上げの実績を以下に示す。尚、打上げ失敗は含まれていない。
表 6-9 軍事打上げ実績(2001~2010)
国
ROCKET
Athena 1
Athena 2
Atlas 1
Atlas 2
Atlas 3
Atlas 5
Delta 2
Delta 3
Delta 4
Falcon 1
米国
Falcon 9
Minotaur
Minotaur IV
Pegasus
Pegasus XL
Shuttle
Titan 2
Titan 4
Taurus
Zenit 3SL
C(K)osmos
C(K)osmos 3M
Cyclone 2
Cyclone 3
Dnepr
Dnepr M
Molniya
Proton
Proton M
ロシア・ウクライナ
Proton K
Rockot
Soyuz
Shtil
START 1
Strela
Volna
Zenit-3SLB
Zenit-2
Ariane 4
欧州
Ariane 5
Kaituozhe 1
LM 2C
LM 2D
LM 2F
LM 3
中国
LM3A
LM3B
LM3C
LM 4
LM 4B
LM 4C
H2
H2A
日本
H2B
M5
PSLV
インド
GSLV
GSLV MkII
ブラジル
VLS
イスラエル
Shavit
北朝鮮
Taepo Dong-1
イラン
Safir
韓国
KSLV
年
合計
4
1
6
17
2001
12
2002
10
2003
17
2004
14
1
1
2
2005
7
2006
12
2007
15
2008
10
2009
17
2010
14
3
2
1
1
2
3
2
3
2
1
2
2
1
1
3
7
3
1
2
1
1
9
4
7
3
8
3
2
14
1
14
3
1
1
3
1
2
2
1
1
2
2
1
1
2
2
1
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
3
1
3
1
2
1
3
1
2
1
2
1
1
1
1
3
3
2
1
1
1
1
1
1
1
4
1
1
1
2
1
1
1
1
6-12
1
1
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
6.4.2
国別衛星打上げ機数
各国の累積衛星打上げ数は、米国が全体の32%を占めている。ロシア・ウクライナは22%、欧州は1
6%である。国別の商用・民事・軍事の比率は、米国は28%が商用、53%が民事で19%が軍事、欧州
は35%が商用、47%が民事で18%が軍事、ロシア・ウクライナは10%が商用、43%が民事で47%が
軍事となっており、各国の宇宙開発の取り組みに顕著な特徴を示している。
米国
ロシア・
ウクライナ
欧州
中国
日本
多国籍企業
その他
合計
合計
区分
商用
軍事
民事
商用
軍事
民事
商用
軍事
民事
商用
軍事
民事
商用
軍事
民事
商用
軍事
民事
商用
軍事
民事
商用
軍事
民事
表 6-10 国別衛星打上げ機数(2001~2010)
2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
8
6
7
8
4
12
13
9
13
1
9
5
4
4
7
2
7
12
16
12
5
8
24
27
13
21
7
1
3
2
3
1
5
2
8
9
11
6
7
11
10
11
11
6
8
7
9
7
6
7
12
10
9
2
2
1
5
3
10
7
8
5
1
2
5
4
5
2
9
7
7
11
2
3
7
13
5
1
2
1
1
1
1
1
5
7
10
5
6
6
12
5
14
1
2
1
2
2
1
1
1
1
2
1
2
1
1
9
4
1
5
9
5
4
3
7
3
4
1
1
3
1
3
3
2
2
2001
5
6
24
4
11
14
4
2
4
3
17
19
47
83
2
1
4
26
10
49
85
6
3
8
19
20
46
85
6
17
21
36
74
4
1
2
20
12
40
72
7
7
20
14
55
89
7
1
14
28
28
61
117
7
1
8
40
17
51
108
4
8
26
25
62
113
1
6
1
2
30
27
46
103
合計
85
57 299
157
21
95 202
86
51
26 145
68
5
4 80
71
12
6 66
48
23
24
1
46
5 113
62
243
193 929
493
929
Commercial Space Transportation, FAA より作成
注 :回数計算は以下の条件による。
・ミッションに成功した場合のみを対象とした。
・商用は FAA がペイロードを商用、又はそれに類するものと識別した場合。
・軍事は、FAA が Military, Intelligence, Classified に分類したもの、及び航法衛星、通信衛星で軍関係機関が
運用者となっているもの。ただし、実証実験衛星に関しては軍関係機関が打上げた場合でも民事とした。
・民事は上記商用、軍事に分類されないものとした。
・国別は衛星の保有国によって分類。欧州には ESA、イタリア、英国、オランダ、ギリシャ、スウェーデン、スペイ
ン、デンマーク、トルコ、ドイツ、ノルウェー、フランス、ルクセンブルクを含む。多国籍企業とはインテルサット
等を指す。その他には、イスラエル、韓国、インド、ブラジル等を含む。
6-13
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
表 6-11 国別衛星打上げ割合(2001~2010)
ロシア・
ウクライナ
米国
欧州
中国
日本
多国籍
企業
その他
計
商用
28%
10%
35%
6%
18%
96%
41%
26%
民事
53%
43%
47%
89%
73%
4%
55%
53%
軍事
19%
47%
18%
5%
9%
0%
4%
21%
350
299
300
57
250
202
200
157
150
95
145
100
50
86
85
21
0
68
51
80
4
71
5
軍事
113
5
26
66
6
48
12
民事
商業
62
24
0
1
23
46
図 6-12 国別衛星打上げ機数(2001年~2010年)
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
18%
19%
5%
0%
9%
4%
4%
47%
55%
47%
53%
89%
73%
96%
軍事
43%
41%
35%
28%
10%
6%
18%
図 6-13 各国の軍事、民事、商用衛星の比率(2001年~2010年)
6-14
民事
商業
日米欧宇宙産業比較データ集
6.衛星とロケットの打上げ実績
その他, 85機
日本, 38機
米国, 175機
中国, 51機
ロ シア・ウクラ イナ, 100機
欧州, 81機
図 6-14 世界の衛星打上げ実績(2006~2010年)
6-15
日米欧宇宙産業比較データ集
7.企業別売上高
7. 企業別売上高
7.1 売上上位50社リストと売上額(機器製造)
表 7-1 2009年宇宙関連売上高上位50社(単位:$M)
Rank
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
Company
Lockheed Martin Corp.
Boeing Co.
EADS
Northrop Grumman Corp.
Raytheon Co.
Garmin Ltd.
Thales Alenia Space
CSC
United Space Alliance
L-3 Communications
General Dynamics
ATK
Arianespace
EchoStar Corp.
Orbital Sciences Corp.
Honeywell International
ITT Corp.
Loral Space & Communications
Hughes Communications Inc.
SAIC
BAE Systems
Jacobs Technology Inc.
Mitsubishi Electric Corp.
Ball Aerospace & Technologies Corp.
Mitsubishi Heavy Industries Ltd.
Stratos Global
Telespazio SpA
ViaSat Inc.
OHB Technology
Avio Group
MacDonald, Dettwiler and Associates
CapRock Communications
Artel Inc.
Tesat-Spacecom
Israel Aerospace Industries
Com Dev International
Aerojet
Gilat Satellite Networks
RUAG Aerospace
QinetiQ
Goodrich Corp.
Globecomm Systems Inc.
iDirect
Integral Systems Inc.
MEI Technologies Inc.
Swedish Space Corp.
ND Satcom GmbH
GMV
RR Sat
Barrios Technology Ltd.
Carlo Gavazzi Space SpA
2009
Space Sales
10,900
7,310
6,878
6,010
4,609
2,946
2,902
2,300
1,817
1,700
1,669
1,600
1,475
1,175
1,125
1,080
1,030
1,009
1,007
1,000
798
788
770
626
553
553
532
496
416
416
410
312
252
251
250
229
229
228
218
215
181
170
161
160
142
138
130
100
94
83
78
2008
Space Sales
10,700
7,130
6,147
5,805
4,405
3,494
2,890
1,900
1,777
1,500
1,446
1,808
1,370
1,492
1,168
1,100
1,000
881
1,060
1,235
795
739
814
654
434
534
619
414
335
436
388
267
183
317
320
200
209
267
158
197
113
150
146
160
110
93
186
96
79
73
59
2009
Total Sales
45,189
68,281
61,373
33,755
24,881
2,946
2,902
16,100
1,817
15,600
32,000
4,808
1,475
1,904
1,125
30,908
10,900
1,701
1,010
10,800
34,200
2,066
36,354
689
31,873
644
532
688
461
2,439
954
359
275
251
2,900
229
787
228
1,653
2,588
6,700
170
161
160
142
138
130
143
94
83
78
2008
Total Sales
42,731
60,909
62,008
32,315
23,174
3,494
2,890
16,740
1,777
14,901
29,300
4,583
1,370
2,151
1,168
36,556
11,700
1,566
1,060
10,100
34,400
1,772
39,735
747
36,589
639
619
628
373
2,370
1,114
291
198
317
3,585
200
720
267
1,512
2,575
7,100
150
146
160
118
93
186
130
79
73
59
出典:Space News August 2, 2010
7-1
日米欧宇宙産業比較データ集
7.企業別売上高
0 Lockheed Martin Corp. Boeing Co. EADS Northrop Grumman Corp. Raytheon Co. Garmin Ltd. Thales Alenia Space CSC United Space Alliance L‐3 Communications General Dynamics ATK Arianespace EchoStar Corp. Orbital Sciences Corp. Honeywell International
ITT Corp. Loral Space & Communications Hughes Communications Inc. SAIC BAE Systems Jacobs Technology Inc.
Mitsubishi Electric Corp. Ball Aerospace & Technologies Corp. Mitsubishi Heavy Industries Ltd. Stratos Global Telespazio SpA ViaSat Inc. OHB Technology Avio Group
MacDonald, Dettwiler and Associates CapRock Communications Artel Inc. Tesat‐Spacecom
Israel Aerospace Industries Com Dev International Aerojet Gilat Satellite Networks RUAG Aerospace
QinetiQ Goodrich Corp. Globecomm Systems Inc. iDirect Integral Systems Inc. MEI Technologies Inc. Swedish Space Corp. ND Satcom GmbH GMV RR Sat Barrios Technology Ltd. Carlo Gavazzi Space SpA 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 (単位: $M)
12,000 10,900 7,310 6,878 6,010 4,609 2,946 2,902 2,300 1,817 1,700 1,669 1,600 1,475 1,175 1,125 1,080 1,030 1,009 1,007 1,000 798 788 770 626 553 553 532 496 416 416 410 312 252 251 250 229 229 228 218 215 181 170 161 160 142 138 130 100 94 83 78 2009年宇宙関連売上
2008年宇宙関連売上
図 7-1 売上上位50社の2009年と2008年の売上額(機器製造)
7-2
日米欧宇宙産業比較データ集
7.企業別売上高
7.2
売上上位25社リストと売上額(固定衛星通信事業者)
2008年IntelsatがSESを抜いて1位となったが2009年の順位は変わっていない。売上高は全体的
に前年よりも増加している。
表 7-2 固定衛星通信事業者上位25社の売上額
(単位:$M)
2009
売上高
2008 Satellites Satellites
売上高 on Orbit on Order
順位
企業名
場所
1
lntelsat
Luxembourg
2,500
2,360
52
8
2
SES
Luxembourg
2,440
2,300
44
11
3
Eutelsat
Paris
1,410
1,280
26
6
4
Telesat
Canada
750
582
12
3
5
SkyPerfect JSat Corp.
Japan
363
399
13
2
6
SingTel Optus
Singapore /
Australia
237
172
5
0
7
Hispasat
Spain
216
194
4
3
8
Russian Satellite Communications Co.
Russia
200
228
11
4
9
Star One
Brazil
193
178
7
1
10
Arabsat
Saudi arabia
189
158
4
3
11
Telenor Satellite Broadcasting
Norway
177
125
5
0
12
AsiaSat
HongKong
150
133
4
1
13
lndian Space Research
Organisation/Antrix
India
141
131
10
10
14
Nilesat
Egypt
119
105
3
1
15
Thaicom
Thailand
105
90
3
0
16
Satmex
Mexico
102
93
3
1
17
Kt Corp.
South Korea
92
86
1
1
18
APT Satellite Holdings
Hong Kong
76
52
3
2
19
Gazprom Space Systems
Russia
72
84
3
3
20
Amos-Spacecom
Israel
70
71
3
2
21
Broadcasting Satellite System
Japan
68
99
3
2
22
Measat Global
Malaysia
68
59
4
1
23
Intersputnik
Russia
58
52
0
0
24
EchoStar Corp.
United States
53
44
6
2
25
PT Telkom
Indonesia
50
35
2
1
出典:Space News July 5, 2010
7-3
日米欧宇宙産業比較データ集
7.企業別売上高
(単位: $M)
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
2,500
lntelsat
2,440
SES
1,410
Eutelsat 750
Telesat 363
SkyPerfect JSat Corp.
237
SingTel Optus 216
Hispasat 200
Russian Satellite Communications Co. 193
Star One 189
Arabsat 177
Telenor Satellite Broadcasting
150
AsiaSat 2009年売上
lndian Space Research Organisation/Antrix Nilesat Thaicom Satmex Kt Corp.
APT Satellite Holdings Gazprom Space Systems Amos‐Spacecom Broadcasting Satellite System
Measat Global Intersputnik
EchoStar Corp.
PT Telkom
141
2008年売上
119
105
102
92
76
72
70
68
68
58
53
50
図 7-2 売上上位25社の2009年と2008年の売上額(固定衛星通信事業者)
7-4
3,000
日米欧宇宙産業比較データ集
8.宇宙競争力指標
8. 宇宙競争力指標
8.1
概要
Futron 社の宇宙競争力指標(Space Competitiveness Index)は、宇宙機器産業における国際競争力を
定義、定量化および順位付けする解析フレームワークである。この手法は、ある国が宇宙事業を担う能力
を評価するように作られており、国際競争市場での相対的な能力を評価する。その戦略的な焦点により、
単なる経済予測をしのぎ、調査対象10カ国の宇宙関連の相対的な、強み、弱点、等を示している。調査
対象国は、ブラジル、カナダ、中国、欧州(全体)、インド、イスラエル、日本、ロシア、韓国および米国で
ある。
Futron 社では、国家宇宙競争に対する3つの主要な指標として、政府の政策(Government)、人的資
源(Human capital)、産業力(Industry)を使っている。国際市場動向などの外部要因に関しては、その重要
性、影響度は認めるものの、固有の国家宇宙競争力と外部要因との融合を防ぐため、調査対象国固有
の宇宙および宇宙関連部門にのみ関係する指標で宇宙競争力を評価している。
主要な指標のうち「政府の政策」は、政府の宇宙政策、研究開発支援、宇宙予算に関するものであり、
民事宇宙プログラム予算、軍事宇宙指令体系、リモートセンシング政策・法整備、国際協調、民事・軍事
宇宙予算等からなる12項目の指標が設定されている。「人的資源」は、宇宙開発、利用に係る人的能力
に関するものであり、大学の関連プログラム数、関連研究所数、過去20年間の衛星製造数、現在運用中
の衛星数、エンドユーザ数等からなる12項目の指標が設定されている。「産業力」は、宇宙製品・サービ
スの提供能力、資金力に関するものであり、年間の衛星製造数、受注残数、利用できる射場数、年間打
上げ数、世界75位企業までの宇宙売上高、民間の投資額等からなる17項目の指標が設定されている。
これらの指標について、各国毎に点数付けを行い、更に重み付けを行って集計している。重み付けは、
政府の政策に40%、人的資源に20%、産業力に40%が割りふられている。
以上のアプローチにより求められた各国の宇宙競争力の指標を図 8-1に示す。図から分るように米国
が 3 つの主要指標いずれにおいても他国を引き離している。また我が国は米国、欧州、ロシアに次いで
第4位である。この順位は2008年から変更はない。
8-1
日米欧宇宙産業比較データ集
8.宇宙競争力指標
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 米国
欧州
ロシア
日本
中国
カナダ
インド
韓国
イスラエル
ブラジル
政府の政策
人的資源
産業力
図 8-1 各国の宇宙競争力の比較
出典:Futron’s 2010 Space Competitiveness Index
8.1
主要指標の分析
宇宙競争力指標を構成する、政府の政策(Government)、人的資源(Human capital)、産業力(Industry)
の各指標の各国比較を以下に示す。
8.1.1
政府の政策
政府の政策における各国の比較を図 8-2に示す。
45 米国
40 欧州
35 ロシア
30 日本
25 中国
20 カナダ
15 インド
10 韓国
5 イスラエル
0 2008
2009
2010
図 8-2 政府の政策指標の各国比較
出典:Futron’s 2010 Space Competitiveness Index
8-2
ブラジル
日米欧宇宙産業比較データ集
8.宇宙競争力指標
8.1.2
人的資源
人的資源における各国の比較を図 8-3に示す。
16
米国
14
欧州
12
ロシア
10
日本
8
中国
6
カナダ
4
インド
韓国
2
イスラエル
0
2008
2009
2010
ブラジル
図 8-3 人的資源指標の各国比較
出典:Futron’s 2010 Space Competitiveness Index
8.1.3
産業力
産業力における各国の比較を図 8-4に示す。
45
米国
40
欧州
35
ロシア
30
日本
25
中国
20
カナダ
15
インド
10
韓国
5
イスラエル
0
2008
2009
2010
図 8-4 産業力指標の各国比較
出典:Futron’s 2010 Space Competitiveness Index
8-3
ブラジル
- 禁無断転載 -
平成 22 年度
ユーザー産業群規模調査 報告書
(平成 21 年度 調査結果)
平成 23 年 3 月
作成 社団法人 日本航空宇宙工業会
東京都港区赤坂 1丁目1番 14 号
TEL 03-3585-1481
この事業は、競輪の補助金を受けて実施したものです。
http://ringring-keirin.jp
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