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「」の結果概要について

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「」の結果概要について
「児童生徒のインターネット等の利用状況及び学校における
情報モラルの指導の状況等に関する調査」の結果概要について
1 調査の概要
(1) 調査目的
今日,児童生徒を取り巻くIT環境が大きく変化し,また,インターネット等を背景とした
児童生徒に係る凶悪な事件が発生するなどしていることから,児童生徒のインターネット等の
活用の状況及び各学校における情報モラルの指導の実態を把握し,今後の指導行政の推進に資
するとともに,各学校における指導の充実を図る。
(2) 調査対象
ア 児童生徒対象
県内の小学校6年生及び中学校2年生を対象に,県内のすべての学校の該当学年から1ク
ラスを抽出する。
小学校6年生 9,680人/18,947人(16年度学校基本調査の人数):抽出率50.7%
中学校2年生 6,079人/19,590人(16年度学校基本調査の人数):抽出率31.0%
イ 学校対象
県内の全ての公立小・中学校(小学校594校,中学校270校)
(3) 調査時期
平成16年12月20日(月)∼平成17年1月14日(金)
(4) 調査の内容
ア 子どもたちが,インターネット等をどのように利用しているか。
イ 情報モラルについて,各学校ではどのような取組がなされているか。
2 結果の概要
(1) 児童生徒の現状について
ア 児童生徒の9割がパソコンを使った学習を楽しいと感じており,興味を持って取り組んで
いる様子がうかがえる。
イ 家庭へのパソコンの普及は浸透しており,約7割の子どもたちが,家庭に使えるパソコン
があり(68.1%,67.1%),その中の約7割の児童生徒(68.2%,71.7%(全体の46.3%,
48.1%))がインターネットを利用している。
ウ インターネットの活用としては,検索,情報収集,ゲーム等が多く,電子メール,チャッ
ト,掲示板の利用は全体としては少ない。
(※)「わからないことの調査」(全体の26.7%,26.0%)
「オンラインゲーム」(全体の18.9%,14.6%)
「ホームページの閲覧」(全体の15.9%,20.9%)
(※)「電子メール」(全体の4.4%,10.0%),「チャット」(全体の2.3%,3.8%)
「掲示板」(全体の2.5%,3.8%)
エ
オ
自分のホームページを開設している児童生徒は約3%(全体の2.2%,3.1%)。
携帯電話やパソコンのインターネット等を通していやな思いや経験をしたことがある児童
生徒は,全体の1割程度(4.6%,11.0%)であるが,その内容は多岐にわたっている。
(※)「知らない人から何度もメールが届いた」(全体の1.9%,4.4%)
「チェーンメールが届いた」(全体の1.2%,7.1%)
「デマメールが届いた」(全体の0.4%,1.9%)
「利用の覚えのないインターネット利用料金の請求が届いた」(全体の0.6%,1.7%)
「自分の悪口や傷つくような内容のメールが届いた」(全体の0.6%,1.3%)
「自分のホームページが荒らされた」(全体の0.4%,0.8%)
「自分の出したメールが勝手に掲示板に掲載されていた」(全体の0.2%,0.4%)
(2) 学校の現状について
ア 多くの学校(82.8%,83.0%)で,情報モラルの指導に取り組んでいるが,まだ2割弱の
学校で取組がなされていない。また,指導内容については,インターネット利用に関するル
ールやマナーに関すること,誹謗中傷などプライバシーの侵害に関すること等が中心となっ
ている。
イ 指導に当たっては,一部の学校では各種の資料を活用して状況に応じた指導がなされてい
るが,多くの学校では限られた資料の活用に終わっており,学校間の格差が見られる。
ウ 多くの学校(93.3%,85.8%)は,自校における情報モラルに関する指導を十分とは認識
していない。
エ 家庭でのインターネット利用状況を見れば,情報モラル教育は,学校のみならず家庭と連
携して行う必要があるが,保護者に対する情報提供等を行っている学校は半数程度(45.6%,
53.3%)となっている。
3 今後の取組
情報環境の進展及び変化に伴い,児童生徒がインターネット等を活用する機会は今後増えてく
ることが予想される。さらに,情報の送受信者として様々な手段を利用する機会も増えるととも
に,その中で影の部分を経験することも多くなることも考えられる。
このような児童生徒の現状に対して,各学校では情報モラルについての指導を推進しているが,
指導の方法や指導資料等の活用など十分とは言えない状況である。
このため,今後県教委としては,①調査結果を各市町村教委や各学校へ還元するとともに,②
全教員が最低限おさえておくべき点について,リーフレットを作成し,全小・中学校に配布し,
また,③総合教育センターの情報モラルに関するWebページの改善・充実を図ることにより,
各学校における情報モラルの指導の一層の充実を図る予定。
○
児童生徒のインターネット利用状況
6 インターネット活用内容(主なもの三つ回答)
5 自宅でのインターネット利用状況(一つ選択)
イ
ウ
エ
オ
カ
小学校6年
小学校6年
24.0%
24.5%
9.5%
4.9%
5.4%
ア
8.7%
31.8%
キ
ク
1.3%
1.2%
ケ
11.1%
12.6%
コ
ア
イ
中学校2年
24.9%
23.5%
28.3%
キ
ク
10.6%
0%
10%
ア ほぼ毎日
エ それ以下
○
20%
8.8%
40%
50%
60%
イ 週に3∼4回
オ 利用していない
70%
80%
コ
90% 100%
43.4%
0%
10%
20%
ア 電子メール
エ ホームページ閲覧
キ ダウンロード
コ その他
ウ 週に1∼2回
54.1%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
イ チャット
ウ 掲示板
オ 調べもの
カ オンラインゲーム
ク インターネットショッピング
ケ メールマガジン
100%
児童生徒のインターネットを通してのいやな思い等
12 いやな思いや経験の内容(すべて選択)
11 いやな思いや経験の有無(一つ選択)
9.0%
3.6%
14.0%
ア
4.6%
イ
ウ
小学校6年
小学校6年
95.4%
9.7%
12.2%
21.4%
ク
7.2%
3.4%
11.5%
ア
イ
ウ
中学校2年
中学校2年
89.0%
オ
64.0%
16.9%
15.2%
12.2%
カ
ク
0%
10%
10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100
%
ア ある
40.0%
エ
キ
0%
26.8%
オ
カ
11.0%
41.7%
エ
キ
○
30.4%
28.8%
16.4%
2.1%
1.1%
ケ
30%
57.7%
40.8%
20.7%
8.0%
7.8%
ウ
エ
オ
カ
中学校2年
34.2%
19.9%
20%
30%
40%
50%
ア ホームページ荒らし
ウ いやなメール
オ チェーンメール
キ 料金請求
イ ない
60%
70%
80%
90%
100%
イ 掲示板掲載
エ 知らない人からのメール
カ デマメール
ク その他
学校における情報モラルの指導の状況等
7−(2) 児童生徒の指導の内容(複数回答)
80.1%
ア
93.3%
ウ
小学校 エ
18.2%
20.9%
1.0%
90.0%
84.8%
95.9%
ア
イ
ウ
中学校 エ
61.9%
54.1%
オ
0%
75.1%
小学校 36.5%
オ
カ
6.7%
66.2%
イ
カ
9 情報モラルの指導の状況(一つ選択)
14.8%
中学校 69.6%
15.6%
1.5%
10%
20% 30%
40%
50%
ア 誹謗中傷等
ウ ルールやマナー
オ セキュリティ
60% 70%
80%
90% 100
%
イ 著作権保護等
エ 有害情報
カ その他
0%
10%
20%
ア 十分である
30%
40%
50%
60%
イ やや不十分である
70%
80%
90% 100%
ウ 不十分である
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