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電子商取引 利用率は1割未満 〜国家統計局
BTMU(China)経済週報 2014 年 1 月 22 日 第 189 期 「電子商取引 利用率は 1 割未満」 ~国家統計局、国内企業の E コマース利用状況の調査結果~ トランザクションバンキング部 中国調査室 メイントピックス...................................................................................................................... 2 電子商取引 利用率は 1 割未満 ~国家統計局、国内企業のEコマース利用状況の調査結果~ ....................2 全国情報 ............................................................................................................................. 6 【マクロ経済】 .............................................................................................................................................................6 国土部、東部地域の建設用地規模を抑制する方針..........................................................................................6 26 地域、2013 年の最低賃金の平均上昇幅は+18%.........................................................................................6 2013 年の社会電力使用量は前年比+7.5%と加速 ............................................................................................6 【産業】.......................................................................................................................................................................6 【石炭】2013 年の石炭消費量は前年比+2.6%と鈍化 ........................................................................................6 【インターネット】2013 年末時点のネットユーザー数は 6.18 億人......................................................................6 【鉄道】今年の鉄道投資額は 6,300 億元、中西部地域に重点..........................................................................7 【インターネット】2013 年のサーチエンジン企業の売上高は 393 億元..............................................................7 地方情報 ............................................................................................................................. 8 【北京】2014 年の経済成長目標は 7.5%に設定 ................................................................................................8 【上海】上海金取引所、年内に人民元建て金国際ボードを設置.......................................................................8 【深セン】前海、金融革新と深セン・香港協力が今年の重点項目......................................................................8 【広東】仏山市 13 年末時点、自動車保有台数は 135 万 5,000 台 ...................................................................8 【青島】2013 年 1 億元超の新規プロジェクトは 535 件.......................................................................................8 【四川】シュナイダー・エレクトリック、西南地域で初の子会社を成都に .............................................................8 BTMUの中国調査レポート(2014 年 1 月) ............................................................................... 9 1 BTMU(China)経済週報 2014 年 1 月 22 日 第 189 期 メイントピックス 電子商取引 利用率は 1 割未満 ~国家統計局、国内企業のEコマース利用状況の調査結果~ 国家統計局は 7 日、国内企業の電子商取引(e コマース、以下「EC」と略称))の利用状況に関する調査結果 を発表した。その結果によると、電子商取引を行っている企業は対象企業の 1 割弱に止まっていることが判明。 これに対して同局は「国内の電子商取引は足許急速に発展しているものの、業界間・地域間に格差があり、 EC の利用企業自体もまだ少ない。しかし今後の発展余地は大きいだろう。」とコメントしている。 *以下の全ての図表は国家統計局の公表を基に当行作成。 Ⅰ. 調査結果の主要内容 【調査対象】 年商 2,000 万元且つ従業員 300 人以上の工業企業、建築企業、年商 4 億元且つ従業員 200 人以上の卸売り企業及び年商 2 億元且つ従業員 300 人以上の小売企業、不動産開発経営法人、年商 1,000 万元以上或いは期末従業員 50 人以上のサービス業企業、合計 30 万 8,000 社。 【実施時期】 2012 年度 【調査結果の概要】 1. EC 取引総額は 2 兆 8,825 億元、利用企業数は 1 割未満 9 2012 年、対象企業のEC取引総額 1 は前年同期比+17.6%の 2 兆 8,825 億元。その内訳をみると、① ECによる販売額が同+20.1%の 3 兆 4,656 億元。うち、B2B(企業対企業)は 2 兆 9,886 億元と全体 の 86.2%を占めており、B2C(企業対個人)は 4,539 億元と全体の 13.1%、②ECによる仕入額が同 +14.1%の 2 兆 2,994 億元。 9 一方、対象企業 30 万 8000 社の中、「EC を利用している」企業数は 2 万 2,573 社と、全体の 7.3% 弱に止まっている。内訳では、③「EC による販売も EC による仕入も行なっている」企業数が 9,577 社、④「EC による販売のみ行なっている」企業数が 5,331 社、⑤「EC による仕入のみ行なっている」 企業数が 7,665 社。 図表 1: 国内企業の EC 利用状況 企業数(社) 対全体比率 (%) 22,573 100.0 EC企業全体 ①ECによる販売額 B2B B2C ②ECによる仕入額 ③ECによる販売も仕 入も行なっている ④ECによる販売のみ行なっている ⑤ECによる仕入のみ行なっている 1 ECによる販売額とECによる仕入額の平均値。 2 金額(億元) 28,825 14,908 12,770 8,772 17,242 66.0 56.6 38.9 76.4 34,656 29,886 4,539 22,994 9,577 5,331 7,665 42.4 23.6 34.0 22,501 7,285 5,364 BTMU(China)経済週報 2014 年 1 月 22 日 第 189 期 2. EC 企業は東部地域に集中、特に広東省や江蘇省 9 地域別の EC 企業数をみると、東部は 1 万 5,118 社と全体の 67.0%を占めており、中部と西部はそ れぞれ 4,496 社と 2,959 社で、同割合が 19.9%と 13.1%。又、地域別の EC 総額では、東部が前年 比+19.5%の 2 兆 1,342 億元と全体の 74.0%を占めており、中部と西部がそれぞれ同+9.9%の 4,654 億元と+17.6%の 2,830 億元で、同割合は 16.1%と 9.8%。 図表2:地域別のEC企業数 図表3:地域別のEC総額 西部 13.1% (2,959社) 中部 19.9% (4,496社) 9 3. 中部 16.1% (+9.9%) 東部 67.0% (1万5,118 社) 西部 9.8% (+17.6%) 東部 74.0% (+19.5%) 省・市別の EC 取引額では、広東省が 4,922 億元とトップ、2 位は江蘇省の 3,410 億元で 3 位は北京 市の 3,375 億元。次いで山東省の 2,570 億元、上海市の 2,224 億元、浙江省の 2,102 億元との順位。 これら 6 省・市の EC 総額は計 1 兆 8,603 億元と、全体の 64.5%を占めている。 コンピューター・通信の設備製造業が最多 9 業種別の EC 取引総額をみると、コンピューター・通信及びその他電子設備製造業が 5,082 億元と 最多、2 位と 3 位は卸売り業(4,919 億元)と自動車製造業(2,930 億元)。一方、前年比の伸び率で は、電力・ガス・水道水の生産と供給(+73.9%)や、卸売り・小売業(+34.3%)、宿泊・飲食業 (+32.4%)などのセクターが大きく伸びた。 図表4:業種別でのEC総額のトップ10 0 1,000 2,000 3,000 4,000 ①コンピューター・通信及び その他電子設備製造業 ②卸売り業 4,919 2,930 ④煙草製品 2,861 1,572 ⑤鉄鋼精錬・圧延加工業 1,219 ⑥電気機械及び器材製造業 1,015 ⑦電力・ガスの生産と供給 ⑨化学原料・化学製品製造業 ⑩小売業 (億元) 6,000 5,082 ③自動車製造業 ⑧非鉄金属精錬・圧延加工業 5,000 931 890 757 3 BTMU(China)経済週報 2014 年 1 月 22 日 第 189 期 9 EC 取引総額が同期売上高に占める割合をみると、卸売り・小売業(37.2%)や、教育(27.8%)、交通 運輸・倉庫保管と郵政業(27.5%)、製造業(24.5%)などが高かった。 図表5:EC総額が同期売上高に占める割合の比較(業種別) 0 5 卸売り・小売業 教育 交通運輸・倉庫備蓄及び郵政業 製造業 電力・ガス・水道水の生産と供給業 ソフトウェア及び情報技術サービス業 住民サービス、メンテナンスとその他サービス 文化、体育及び娯楽業 リース・ビジネスサービス業 不動産業 水利、環境及びインフラ管理業 採鉱業 衛生・社会事業 科学研究と技術サービス業 宿泊・飲食業 建築業 4. 5. 10 15 20 25 30 27.8 27.5 24.5 35 (%) 40 37.2 16.2 13.9 12.5 12.4 11.9 9.1 8.5 7.8 7.8 7.3 4.2 4.2 EC 企業の上位 100 社が製造業や卸売り・小売業に集中し、富泰華工業(深セン)有限公司がトップ 9 EC 額上位 100 社を業種別にみると、製造業(69 社)、卸売り・小売業(27 社)に集中している。上位 100 社の EC 取引総額は 1 兆 8,322 億元に上り、電子商取引総額全体の 63.6%を占めている。 9 企業別の EC 総額をみると、製造業のトップ 3 社はそれぞれ富泰華工業(深セン)有限公司(1,746 億元)、国家電網公司(844 億元)、中興通訊股フン有限公司(763 億元)。卸売り・小売業のトップ 3 社は自動車大手の BMW(中国)汽車貿易有限公司(752 億元)、上海医薬分銷控股有限公司(123 億元)、北京京東世紀信息技術有限公司(113 億元)。サービス業のトップ 3 社は中国南方航空股フ ン有限公司(213 億元)、浙江天猫技術有限公司(59 億元)、淘宝(中国)軟件有限公司(58 億元)。 外資企業の EC 取引額の伸びが高かった 9 「EC を利用している」企業(2 万 2,573 社)のうち、国内企業が 1 万 8,653 社、香港・マカオ・台湾企業 が 1,964 社、外資系企業が 1,956 社と外資系企業の占める割合は 12.7%。 9 EC 取引総額が同期の売上高に占める割合について、外資系企業が 42.2%と最も高く、香港・マカ オ・台湾企業が 33.2%、国内企業が 20.4%。又、EC 取引額の前年比伸び率では、外資系企業が +26.4%と最も高く、国内企業は+16.3%、香港・マカオ・台湾企業は+5.5%。 図表 6: 外資企業の EC 利用状況 対 象企業数 合計 国 内企業 香 港・マカオ・ 台 湾企業 外 資企業 ECによる販 売 額(億元) 対売上高比率(%) EC総額 (億元) EC企業数 割合(%) 307,746 22,573 7.3 34,656 24.5 28,825 17.6 277,383 18,653 6.7 22,318 20.4 18,859 16.3 14,971 1,964 13.1 3,874 33.2 2,972 5.5 15,392 1,956 12.7 8,464 42.2 6,994 26.4 4 前年比(%) BTMU(China)経済週報 2014 年 1 月 22 日 第 189 期 Ⅱ. コメント 中国では、インターネット、移動通信の普及及びネットショッピングの利用拡大に伴い、電子商取引市場が急 速に発達してきた。国内ネットリサーチ大手の艾瑞諮詢集団(iResearch)の統計データによると、2013 年の電 子商取引市場は前年比+21.3%の 9 兆 9,000 億元に達する見通し。更に、同規模は 2014 年に 12 兆 7,000 億元に増加し、2017 年には 20 兆元を突破する規模に膨らむと見込まれている。 一方、政府は電子商取引市場の急拡大に対して支援するスタンスを鮮明化しており、2012 年 3 月に工業情 報化部が「電子商取引発展の第 12 次 5 ヵ年計画」を公表。その後、商務部が 2013 年 11 月に、「電子商取引 の発展を促進する意見」を公表し、国内の EC 取引総額を 2015 年までに約 18 兆元、EC による貿易額を貿 易額全体の 10%、小売売上高総額の 10%以上に拡大させるとの目標を掲げる他、政策面、資金面で EC 企 業の発展を後押しする 10 大措置を打ち出した。 第 18 期中央委員会第 3 回全体会議(三中全会)では、習・李指導部の改革・開放に向けた青写真となる「党 中央の全面的な改革深化に向けての若干の重大問題に関する決定」(以下は「決定」)が採決された。決定 の内容には、外資による投資に対して、電子商取引等のサービス業における外資進出規制を緩和する方針 が示されている。ちなみに、商務部外国投資管理司の仇光玲副司長によると、現在同部は、経営類電子商 取引業務 2 の外資持株比率を更に引き上げる方案を検討しており、今後電子商取引分野は外資に対して全 面的に開放される可能性を示唆した。これらの関連政策の実施に伴い、日系を始めとする外資企業の商機 拡大が見込まれる。 三菱東京 UFJ 銀行(中国)トランザクションバンキング部 中国調査室 胡柳 2 中国では、経営類電子商取引の外資持ち株比率は50%と規定されている(上海自由貿易区では55%以内に)。 5 BTMU(China)経済週報 2014 年 1 月 22 日 第 189 期 全国情報 【マクロ経済】 国土部、東部地域の建設用地規模を抑制する方針 国土資源部の徐徳明副部長は 10 日、2014 年全国国土資源工作会議を開催し、今年の重点事業を耕地確 保や都市化に置く方針を明らかにした。具体的には、東部の長江デルタや、珠江デルタ、北京・天津・河北地 域の建設用地規模を抑制し、常住人口 500 万人以上の大都市には原則として、生活用地を除き建設用地を 増やさないこととする。又、年内に全国で統一した不動産登録制度の導入に向けて「不動産登録条例」を公 表する予定という。 (1 月 13 日付「中国証券報」) 26 地域、2013 年の最低賃金の平均上昇幅は+18% 15 日付の経済参考報によると、2013 年末までに、国内計 26 の地域が最低賃金の引き上げを実施し、平均上 昇幅は+18%となった。同上昇幅は 2012 年比横ばいとなったが、2011 年(+22%)比では大幅に鈍化した。26 地域の最低賃金(月額ベース)では上海市が 1,620 元と最も高く、平均時給が最も高い地域は北京市と新疆 ウイグル自治区の 15.2 元。 (1 月 15 日付「経済参考報」) 2013 年の社会電力使用量は前年比+7.5%と加速 国家エネルギー局は 14 日、2013 年通年の社会電力使用量は前年比+7.5%の 5 兆 3,223kW 時となり、伸び 率は 2012 年より 2 ポイント加速したと公表した。同伸び率は 2011 年の+14.6%から 2012 年の+5.5%と大幅鈍 化していたが、2013 年には持ち直した形。産業別の電力使用量伸び率をみると、第 1 次産業と第 2 次産業は いずれも上昇したが、第 3 次産業と住民用セクターはやや鈍化している。2014 年の社会電力使用量は前年 比+7%の 5 兆 7,200 kW 時になると、同局は予測している。 (1 月 15 日付「経済参考報」) 【産業】 【石炭】2013 年の石炭消費量は前年比+2.6%と鈍化 15 日、中国石炭工業協会の発表によると、2013 年の石炭生産量は 37 億トン前後となり、前年比 5,000 万トン 近く増加しているが、年間増加量でみると初めて 2 億トンから 5,000 万トンに減少した。石炭消費量は前年比 +2.6%の 36.1 億トンに微増。2013 年 12 月末時点の在庫は 8,400 万トンと、前年より 70 万トンの増加。又、2013 年の石炭のネット輸出量は 3.2 億トンとなり、2012 年より 4,000 万トン前後の増加。一方、2013 年 1-11 月の石 炭大手の利益は前年比▲38.8%となったが、売掛金は同+10.4%の 3,334 億元の増加。同協会は、2013 年の 石炭市場は生産過剰が続いており業界の利益が大幅に低下、赤字企業数が増加したとコメントした。又、 2014 年の石炭需要量は前年比+7%前後の伸びが維持されるという見通しも示されている。 (1 月 16 日 中国経済網) 【インターネット】2013 年末時点のネットユーザー数は 6.18 億人 中国インターネット情報センターは 16 日に「中国インターネット発展状況の統計報告」を公表し、2013 年末時 点のネットユーザー数は 6.18 億人となり、前年比 5,358 万人増加した。インターネットの普及率も 12 年末時点 6 BTMU(China)経済週報 2014 年 1 月 22 日 第 189 期 より 3.7 ポイント上昇の 45.8%となった。うち、移動通信インターネットのユーザー数が最多で、全体に占める割 合は 12 年末時点の 74.5%から 81.0%に上昇。又、ネットワークゲームのユーザー数は前年末より 234 万人増 の 3.38 億人で、うち、移動通信ネットワークゲームのユーザー数は同+54.5%の 2.15 億人と大幅に増加した。 (1 月 17 日付「北京青年報」) 【鉄道】今年の鉄道投資額は 6,300 億元、中西部地域に重点 中国鉄路総公司の盛光祖総経理はこのほど開催された全国鉄路工作会議で、今年の鉄道建設向けの投資 額は 6,300 億元を計画していることを明らかにした。新規建設距離は 6,600 キロメートル、中西部に重点を置く としている。昨年と比べて、投資計画額は 338 億元減少するが、新規建設距離は 1,014 キロメートルの増加と なった。6,300 億元の投資額は市場予想を下回っているが、投資額が調整される可能性もあると業界関係者 は説明している。 (1 月 13 日付「南方日報」) 【インターネット】2013 年のサーチエンジン企業の売上高は 393 億元 インターネット研究機構の艾瑞諮詢集団が発表したデータによると、2013 年のサーチエンジン企業の売上高 は 393 億元と、前年同期比+40.1%。同社によると、2013 年は移動通信サーチ業務の増加が顕著であったが、 今後も引き続き拡大する基調にあり、2017 年に市場規模は 963 億 3,000 万元に達する見込み。一方、2014 年のサーチエンジン市場シェアは「百度」、「360 捜索」、「捜狗」などの大手企業に一層集約される見通し。 (1 月 12 日 新華網) 7 BTMU(China)経済週報 2014 年 1 月 22 日 第 189 期 地方情報 【北京】2014 年の経済成長目標は 7.5%に設定 【上海】上海金取引所、年内に人民元建て金国 際ボードを設置 市発展改革委は 16 日に北京市経済・社会発展報 告を発表し、2013 年同市の GDP 伸び率は+7.6% 以上と予測した。14 年の GDP 伸び率の目標値は +7.5%前後に設定。又、都市部住民1人当たり可処 分所得は+7.1%前後、農村住民1人当たり純収入 は+7.5%以上となる見通し。これに対して、財政部 財政科学研究所国有経済研究室の文宗諭主任 は、「1人当たり所得の伸びは依然として低い水準 にある」と指摘した上、所得分配改革の加速などを 提言した。 2013 年 11 月に原油先物国際プラットフォームは 上海自貿区に設立済。今後、2013 年上半期に は上海金取引所も上海自貿区に金国際ボード を設置し、且つ人民元建て決済を行う予定。コ モディティの中でも原油と金は重要な取引商品 であり、人民元建て決済を実施することで、人民 元国際化の推進効果が期待されている。 (1 月 17 日付「北京晨報」) (1 月 14 日付「第一財経日報」) 【深セン】前海、金融革新と深セン・香港協力が今年 の重点項目 【広東】仏山市 13 年末時点、自動車保有台数は 135 万 5,000 台 深セン市の市委書記・王栄氏は 16 日の政府活動 報告記者会見で、今年度の前海での重点事業を金 融革新及び深セン・香港協力の 2 項目とする計画を 発表。金融革新については人民元国際化の推進、 エクイティ・ファイナンス、金融商品のクロスボーダー 取引などの「先行先試」が主要任務。一方、深セン・ 香港の協力促進について、「前海深セン・香港協力 総体方案」を打ち出し、年内に香港企業向け建築 面積が約 30 万㎡の土地を譲渡する計画を示した。 広東省仏山市自動車協会の情報によると、2013 年末時点、同市の自動車保有台数は前年比 +12.7%の 135 万 5,000 台で、12 年末時点の 119 万 6,000 台より 15 万 9,000 台の増加となった。 年間ベースの自動車保有台数では、2010 年が 91 万 1,000 台、2011 年が 104 万 8,000 台、2012 年が 119 万 6,000 台、2013 年が 135 万 5,000 台。この増加ペースでいけば、4 年後には同市 の自動車保有台数は 200 万台に達する見通し。 (1 月 17 日付「深セン商報」) (1 月 14 日付「広州日報」) 【青島】2013 年 1 億元超の新規プロジェクトは 535 件 【四川】シュナイダー・エレクトリック、西南地域で 初の子会社を成都に 2013 年、青島市における 1 億元超の新規プロジェ クトは合計 535 件、投資総額は 2138.7 億元となり、 又、1 億元超の竣工プロジェクトは合計 290 件、投 資総額は 764.4 億元となった。新規プロジェクトを産 業別で見ると、農業が 23.2 億元(13 件)、工業が 1215.7 億元(392 件)、サービス業は 764.4 億元(290 件)となった。地域別の件数では、城陽(86 件)、胶 州(80 件)、即墨と黄島(いずれも 68 件)、などが多 い。 成都高新区からの情報によると、このほどシュナ イダー・エレクトリック(Schneider Electric)は中 国西南地域で初の子会社を成都高新区に設立 した。シュナイダーはフランス系の大手電機メー カーで、2012 年の年間売上高は 310 億ドルと、 フォーチューン世界上位 500 社の 353 位にラン クインしている。同社関係者によると、成都高新 区における子会社設立により、2014 年末までに 四川省、重慶市及びチベットまで販売、管理、 サービス業務を拡大することを目標としている。 (1 月 16 日付「青島日報」) (1 月 13 日付「四川日報」) 8 BTMU(China)経済週報 2014 年 1 月 22 日 第 189 期 BTMU の中国調査レポート(2014 年 1 月) 海外経済フラッシュ 中国:2013 年 10-12 月期 GDP は前年比+7.7%へ小幅減速 https://reports.btmuc.com/fileroot_bj/FILE/jpreport_chinese/140121_01.pdf 経済調査室 産業トピックス 「中国ステンレス業界」(2014 年 1 月号) https://reports.btmuc.com/fileroot_bj/FILE/jpreport_chinese/140114_01.pdf 企業調査部(香港) BTMU 中国月報 第 95 号 http://www.bk.mufg.jp/report/chi200401/113120101.pdf 国際業務部 海外駐在情報 China Economic TOPICS No. 52 「2020 年に向けた中国の改革深化に関する政策方針 ~共産党第18期三中全会での「決定」について~」 https://reports.btmuc.com/fileroot_bj/FILE/jpreport_chinese/131203_01.pdf 経済調査室(香港) 経済レポート 経済見通し(2013 年 11 月号) http://www.bk.mufg.jp/report/ecolook2013/index.htm 経済調査室 経済レビュー 経済マンスリー(2013 年 12 月) http://www.bk.mufg.jp/report/ecomon2013/index.htm 経済調査室 以上 当資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、何らかの行動を勧誘するものではありません。ご利用に関しては全てお客様御自身でご 判断くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。当資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当店はその正確性を保証す るものではありません。内容は予告なしに変更することがありますので、予めご了承下さい。また当資料は著作物であり、著作権法により保護されてお ります。全文または一部を転載する場合は出所を明記してください。 三菱東京 UFJ 銀行(中国)有限公司トランザクションバンキング部 中国調査室 北京市朝陽区東三環北路 5 号北京発展大厦 4 階 照会先:石洪 TEL 010-6590-8888ext. 214 9