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Agilent Technologies 8920B RF コミュニケーション・テスト

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Agilent Technologies 8920B RF コミュニケーション・テスト
Agilent Technologies 8920B RF
コミュニケーション・テスト・セット
TDMAテスト用
8920B オプション500
PHS/PDCテスト用
8920DT ディジタル移動体通信テスト・
システム
Product Overview
テスト時間を短縮!
ご注意
2002 年 6 月 13 日より、製品のオプション構
成が変更されています。
カタログの記載と異なりますので、ご発注の
前にご確認をお願いします。
Agilent Technologies
8920B RFコミュニケーション・
テスト・セット
Agilent Technologiels 8920B RFコミュニケーショ
ン・テスト・セットは、無線機の製造試験時間
並びにトラブルシューティング時間を大幅に短
縮。小型・軽量ながら1台に22種類もの測定器
が搭載されたのと同じぐらい多種多様な通信シ
ステムの製造および保守に必要な機能を提供し
ます。8920Bのフル機能セットは、必要とされ
る機能だけを1台に満載することによって、測
定作業をより正確で迅速化し、生産性と品質の
向上を実現することができます。
8920Bの主な標準機能:
●
●
●
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●
●
●
●
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●
●
●
●
●
●
●
●
●
シンセサイズドAM/FM信号発生器
AM/FMモジュレーション・アナラ
イザ
デュープレックス・オフセット・ジェ
ネレータ
SSB 復調器
RFパワー・メータ
RF周波数カウンタ/周波数エラー・
メータ
オーディオ周波数カウンタ
AFパワー・メータ
ac/dc電圧計
dc電流計
多周波数ひずみ計
SINAD計
2つの可変オーディオ信号源
ディジタル・オシロスコープ
内蔵IBASICコンピュータ
低残留FM
IEEE 488.2/RS-232インタフェース・
バス
セントロニクス・ポート
ファンクション・ジェネレータ
928Kバイトのユーザ・メモリ
8920Bオプションの主な
オプション機能:
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
スペクトラム・アナライザ
トラッキング・ジェネレータ
隣接チャンネル漏洩電力測定
シグナリング・エンコーダ/デコー
ダ
セルラ電話テスト機能
TDMAデュアル・モードセルラ電話
テスト機能
トランクド・ラジオ試験
無線機コントロール・インタフェー
ス
無線機テスト・プログラム
コードレス電話用の小電力測定
5つのオーディオ・フィルタ
高安定基準発振器
2
TDMAデュアル・モード・セルラ・テスト用の
8920B構成
8920Bは、IS-55に代わるTIA/EIA628規格に準拠したアナログ・セル
ラ電話とTDMAデュアル・モード・セルラ電話の両方をテストでき
るように構成することができます。この場合には、以下のオプショ
ンが必要になります。
83201Bオプション003 TDMAセルラ・アダプタを8920Bに追加する
ためのオプション500。最高の周波数確度を実現するための高安定
発振器であるオプション001。AMPS/TDMA信号に必要なトーンや
ディジタル・シグナリングを追加するためのオプション004。2台
の機器を接続するための裏面パネル・コネクタから成るオプション
051。これらの必須のオプション以外にも、オプション013 C-メッ
セージ評価雑音フィルタを追加することをお勧めします。
83201Bオプション003 TDMAセルラ・アダプタを8920Bと併用する
ことによって、完全なπ/4 DQPSK信号発生器、π/4 DQPSKモジュ
レーション・アナライザ、データ・ソース、TDMAディジタル測定
用のBERアナライザが提供されます。
8920Bオプション500を用いることによって、TDMA試験にさまざま
なソフトウェア・テスト・プログラムを使用することができます。
11807E無線機テスト・ソフトウェア・ファミリでは、TDMAデュア
ル・モード・セルラ電話の試験を行うためのオプションが2種類提
供されています。1つは、オプション008 TDMAデュアル・モー
ド・セルラ電話ソフトウェアで、テスト・インタフェース・アダプ
タ(TIA)を用いた、フルRFパラメータおよびコール・プロセッシ
ングをテストできます。もう1つは、オプション009
AMPS/EAMPS/NAMPS/TDMAデュアル・モード・セルラ・テスト・
ソフトウェアで、アナログ・テストおよびTDMAデュアル・モー
ド・テストをTIAを用いないで行うことができます。
8920Bの主なTDMA構成機能:
(8920Bにオプション001、004、051および500が必要です)
●
●
●
●
●
●
●
8920Bにオプション003 TDMAセルラ・アダプタ(オプション500)
π/4 DQPSK信号発生器
π/4 DQPSKモジュレーション・アナライザ
● エラー・ベクトル・マグニチュード
● 周波数エラー
● バースト振幅ドループ
● パルスRFパワー測定
● I/Qオリジン・オフセット
ビット誤り率測定
低残留FM
高安定タイムベース(オプション001)
トーン/ディジタル・エンコーダ/デコーダ(オプション004)
3
キー操作1つで、自動同調による
送信機、受信機およびデュープ
レックス無線機のテストを実行
送信機テスト用の大電力入力
全測定および設定のCRT上へ
の表示
8920Bに外部プリンタを
接続している場合、全測定
を自動プリント
2μV無線信号モニタリング感度
セーブ/リコール・レジスタは、
機器のセットアップ内容をすべて
セーブ
ノブ/カーソルによる迅速かつ簡
単な測定器制御
8920Bフロントパネル
4
8920Bの裏面パネルの諸機能
8920Bには、GPIB/RS-232
およびパラレル(セントロニク
ス)インタフェースが標準装備
8920Bオプション500裏面パネルの諸機能
IBASICプログラムのロード、ファ
ームウェアのアップグレードおよ
びデータのセーブ用のPCMCIA
メモリ・カード・スロット
5
8920Bの使用により、試験時間を短縮
試験時間の実行比較*
代表的な試験
8920Bを以下と比較
時間の短縮率:
外部GPIBコントローラを使用したスタンド・アロン型測定器
内蔵IBASICプログラムを実行する8920A
メモリ・カードからロードされる8920Aプログラム
15%
30%
90%
*この比較は、レジストレーション、チャンネル・ハンドオフなど、セルラ自動車電話 の代表的な最終試験結果表を用いて行ったものです。
8920Bが、製造段階のスルー
プットを向上
秒単位での試験用プログラムの
ロード
8920Bを使用することによって、製造
段階における生産性の向上を図ること
ができます。スタンド・アロン型の測
定器が持つ確度を備え、新しい機能、
拡張されたユーザ・メモリ、および新
しい高速プロセッサにより、製造段階
での品質およびスループットの新たな
基準を生み出します。
8920B内蔵のIBASICコントローラで試
験を行えば、8920Aに比べプログラム
のロードおよび実行に要する時間を削
減することができます。試験用プログ
ラムは、15秒もかからずにPCMCIAメ
モリ・カードからロードすることがで
きます。無線機と選択した試験内容に
よっては、プログラムの実行時間が
30%ほど短縮されます。
高速プロセッサとフラッシュ・
メモリ
高速プロセッサと浮動小数点コプロセ
ッサの搭載により、試験時間を大幅に
短縮。さらに、32ビット・データ・バ
スを介してDCUと通信するフラッシュ
ROM上の記憶容量も増しています。
これらの機能により、8920Aでの初期
の送信機測定やGPIBコマンドに比較
して、コンピューティング・スピード
が2倍以上にも向上しています。
自動試験の高速化
処理速度の向上により、ラックアンド
スタック・システムに比べて約15%も
セルラ無線機の自動試験時間を短縮。
8920Bとセルラ無線機の機能試験を行
うスタンド・アロン型測定器の試験時
間の比較については、上記の表を参照
してください。この表からは、1回の
試験当たりのコストが削減され、生産
ラインの処理能力が向上することが分
かります。
PCMCIAカードによるファーム
ウェアのアップグレード
測定器を開けてメモリ・チップを変更
しなくても、前面パネルに1枚の
PCMCIAフラッシュ・メモリ・カード
を搭載するだけで、ファームウェアを
アップグレードすることができます。
ファームウェアをアップグレード用
カード(8920BオプションR58)を挿
入し、テスト・セットをオンにするだ
けで、2分もかからずにアップグレー
ドは完了です! アップグレード用
カードは、他のテスト・セットに再利
用することもできるので、ファームウ
ェアを同一の改定版にし、ダウン・タ
イムを最小限に抑え、生産ラインを現
行のままに維持しながらも、より最適
なプロセス管理を行うことができま
す。
FMテスト用の高速ディテクタ
8920Bでは、2通りの方法で送信機の
パワーが測定できます。AM信号に関
しては、ピーク・パワー・ディテクタ
が提供されています。また、CWまた
はFM信号に関しては、サンプリン
グ・ディテクタがピーク・ディテクタ
の半分の時間でパワーを測定します。
これによって、多数のパワー・レベル
を測定する場合には、1回の無線機テ
ストで数秒短縮することができます。
パワー・メータ・ゼロ関数により、両
ディテクタの測定確度は5%に維持さ
れます。
ディスプレイのリモート・ロック
アウト
CRTディスプレイは、リモート・コン
トロールでオフにすることができるの
で、自動化された環境下での試験時間
が短縮され、各無線機テストの無駄な
時間を省くことができます。
6
狭いスペースで高い処理能力…そして、より高い信頼性!
8920B







多機能
RF/AF信号発生器
RF/AF周波数カウンタ
スペクトラム・アナライザ
モジュレーション・アナライザ
パワー・メータ
オシロスコープ
IBASICコントローラ
シグナリング・エンコーダ/デ
コーダ
AC/DC電圧計
SINAD/SNR/ACPメータ
高安定基準器
小型ながらも、多数の測定機能を
満載
ひずみの測定または隣接チャンネル・
パワーの確認を行うために新しい試験
を追加する場合、従来であればテス
ト・システムに別の測定器を追加しな
ければならなかったかも知れません
が、この多機能の8920Bを用いれば、
前面パネルのボタンを押したり、新し
いコマンドを試験用プログラムに追加
するのと同じように、簡単にパフォー
マンス・パラメータを確認することが
できます。実際、8920Bは、小型で場
所を取らない1つのパッケージ内に統
合された多数の測定機能から構成され
ています。このテスト・セットは、非
常に柔軟性が高いので、ラック・スペー
スや資本設備予算を増やさなくても、
新しいニーズに適合することができま
す。
8920B性能確度
パワー測定:±5%
SINAD:±1dB
シグナル・ジェネレータ・レベル:±1dB
残留FM:<7Hz
E.V.M.測定:<1%
詳細については、仕様を参照してください。
スタンド・アロン型測定器と同様
の高い確度
8920Bは、スピードの向上に加え、
デュープレックス・ポートで±1dBの
シグナル・ジェネレータ・レベルの確
度を、またRF入出力ポートで1mWか
ら60Wの全レベル範囲で±5%の測定
確度を備えています。
やり直しを最小限に抑える
小型サイズ
試験用機器が正確さにも再現性にも欠
けている場合には、再処理、すなわち
再試験をしなければならない機器の数
が増え、貴重な時間とスペースが無駄
になってしまいます。しかし、8920B
を用いれば、合否結果の不確実さを大
幅に解消することができます。本テス
ト・セットは、正確で再現性も非常に
高いものとなっています。問題のある
機器を合格にしたり、問題のない機器
を不合格にすることなく、試験結果の
開きを最小限に抑えることができま
す。8920Bは、0∼55℃の広い温度範囲
で長時間にわたって使用しても、高い
確度を維持し続けます。ダウン・タイ
ムや故障を最小限に抑えるためにも、
2年ごとに校正を行うことをお勧めし
ます。
無線機を効率的に生産することは、試
験時間を削減すること以上に大切で
す。工場のスペースを効率的に使用す
るには、試験用機器の大きさを小さく
する必要があります。8920Bは、いく
つかのスタンド・アロン型測定器の持
つ機能を1つの小型パッケージに統合
したものです。従来のフルラック最終
テスト・ステーションは8m3以上のス
ペースを必要としていましたが、
8920Bなら1m 3 の半分にも満たないス
ペースに収めることができます。同じ
ラックに2台以上の8920Bを取り付け
て、並行して試験を行うことができる
ので、1m3により多くの被測定デバイ
スを設置することができます。
その結果、8920Bを使用すれば、良質
の無線機がより多く生産試験に合格
し、仕様に満たない無線機は確実に見
つけ出されるようになります。
7
自動測定機能内蔵のIBASIC
コントローラ
内蔵コントローラ
8920Bには、パワフルな自動機能を提
供するインスツゥルメントBASICコン
トローラが内蔵されています。このコ
ントローラは、インスツゥルメント
BASIC(IBASIC)プログラミング言語
で動作します。IBASICは、シリーズ
200/300コントローラが測定器の制御に
用いるBASICのサブセットです。
IBASICプログラミング言語は、意思決
定、分岐およびI/O機能を提供します。
8920Bが測定を自動
的に行えるように、カ
スタム・プログラムを
開発することができま
す。
外部測定器の制御
内蔵のコントローラは、8920Bを1つ
の組込みの自動テスト・ステーション
として構成するすべての測定器機能を
制御する場合に使用することができま
す。8920Bは、外部測定器を制御する
こともできます。IBASICプログラミン
グ言語には、GPIBまたはシリアル・バ
スを介してコマンドを他の測定器に出
力して、測定結果を問い合わせる機能
があるので、電源もしくは2次信号発
生器をご使用のテスト・システムに追
加して、8920Bをシステム・コントロー
ラとして使用することもできます。こ
のため、別のシステム・コントローラ
を追加するためのスペースも費用も要
りません。
プログラミング・マニュアル(部品番
号08920-90172)およびプロダクト・
ノート8920-1(カタログ番号5963-0046)
IBASICプログラムの開発には、何通り
もご利用いただけますので、独自の
かの方法があります。
IBASICプログラムを作成する場合には
お役立てください。書き上げたプログ
1) ASCII端末のキーボードをRS-232バ
スを介して入力装置として使用して、 ラムは、メモリ・カードに格納する
ことができます。ユーザ・プログラ
8920B上でプログラムを開発する。
ムをすべて格納できるように、64Kバ
イト(83230A)と1MバイトのSRAM
2) コントローラ上でIBASICニーモニ
(83231A)の2種類のPCMCIAメモ
ックを使用してプログラムを作成
リ・カードを用意しています。
し、オプションのGPIBバスを介し
て8920Bにダウンロードする。
カスタムIBASICプログラムの
開発
3) IBASICニーモニックを使用してPC
上でプログラムを作成し、ASCIIファ
イルとしてセーブする。次に、セー
ブしたASCIIファイルをRS-232バス
を介して8920Bにロードする。
8920Bは、GPIBを介し
て、外部測定器を制御する
ことができます。
11807Eソフトウェアは、
ユーザ指定の合否リミット
で、完全なパラメトリッ
ク・テストを実行します。
8
オプションの無線機インタ
フェース・カードを使用す
ることによって、モジュー
ルやトランシーバをリモー
ト・コントロールで制御す
ることができます。
無線機インタフェース・カード
8920Bオプション020は、モジュールお
よび無線機の試験を自動化するための
組込み式の無線機インタフェース・カ
ードです。このカードを使用すれば、
システム・オペレータが送信機をロッ
クしたり、モジュールまたは無線機の
動作を手動で制御したりする必要はな
くなります。
無線機インタフェース・カードは、16
のパラレル・データ回線、2つの割込
みから成り、前面パネルにある
MIC/ACCコネクタからオーディオ入出
力回線とリレー・クロージャに接続さ
れます。これらはすべて、8920Bイン
スツゥルメントBASICコントローラ、
外部GPIBコントローラ、もしくは手
動によって制御することができます。
すべてのデータ回線がTTLレベルの出
力を提供し、TTLレベルの入力を必要
とします。
16のパラレル・データ回線は、入力回
線と出力回線のいずれとしても構成す
ることができるので、最高16ビットの
パラレル・データをご使用の被測定デ
バイス(DUT=Device Under Test)に送
信したり、最高16ビットのデータを
DUTからリード・バックしたり、ある
いは入出力回線を任意に組み合わせて
16回線を構成することができます。
無線機インタフェースを使用すること
によって、リモート・コントロールに
よるモジュールの試験およびトランシー
バの試験の自動化を図ることができる
ので、生産性が高まる上に、外部ハー
ドウェアを使用してご使用のDUTを制
御する必要もなくなります。
リレー・クロージャを用いることによっ
て、ご使用の送信機を自動的に送信状
態および送信解除することができま
す。また、2つの割込みは、アーミン
グして、DUT上での回線の監視に使用
することができます。割込みは、トリッ
プされたら、DUTが所定の状態にセッ
トアップされているか、試験を続行で
きるかを識別する場合に使用すること
ができます。
9
各種無線機用アプリケーションの試験
トランクド・ラジオ試験
低レベルRFパワー測定
トランクド・ラジオやリピータの手動
および自動試験用ソフトウェアには、
LTRとEDACS(EDACS=Enhanced
Digital Access Communications System)
の2種類のフォーマットがあります。
手動モードで、機能チェックを素早く
行い、システムのプログラミングを確
認します。特性試験を完璧に行うため
には、複数のチャンネルで試験を一通
り実行してください。無線機の試験結
果をプリント・アウトして、無線機の
性能やプログラミング情報を確認する
ことができます。
8920Bのオプション007により、RFパ
ワー測定の入力範囲を小電力の特性試
験に適したレベルに変えることができ
ます。十分に保証された確度を持つ
RFパワーは、40μWまでの低レベル
信号でも測定することができます。こ
のオプションは、コードレス電話、
データ端末、短距離トランシーバなど
の小電力RF製品のために正確な測定
を提供します。また、オプション007
は、8920Aの最大入力電力を60Wから
2.4Wに引き下げます。このオプショ
ンは、大電力送信機と併用することは
できません。
8920Bの大電力オプション
(最高100W)
オプションH08は、8920Bのスペシャ
ル・オプションで、大電力送信機測定
用アプリケーションをサポートしま
す。
たとえば、送信機のRF入出力コネク
タ周波数およびパワー測定機能では、
連続的に使用した場合で最高100W, 10
秒/分のデューティ・サイクルで断続
的に使用した場合で最高150Wまで測
定することができます。また、AM測
定およびFM測定は、−16∼+50dBm
の範囲で行うことができます。
セルラ無線機テスト
8920Bオプション500をセルラ・テスト
用のソフトウェアである11807Eと組み
合わせて用いれば、セルラ電話を自動
的に試験することができます。サポー
トしているセルラ・フォーマットとし
ては、AMPS/EAMPS/NAMPS、
TACS/ETACS、JTACS/NTACS、TDMA
デュアル・モードなどがあります。
11807Eテスト・ソフトウェアを使用
すれば、セルラ・テストのセットアッ
プが簡単になるだけでなく、良/不良
試験、フル・パラメトリック・テスト、
電話のトラブルシューティングなど、
多種多様な試験を行うことができま
す。8920セルラ無線機テスト機能の詳
細については、8920A/Dセルラ・テス
ト・ブローシャ(カタログ番号50917627)および11807A/E無線機テスト・
ソフトウェア・データ・シート(カタ
ログ番号5963-5246)を参照してくださ
い。
可変周波数ノッチ・フィルタ
8920Bには、300Hz∼10kHzの周波数範
囲の測定が可能な可変周波数ノッチ・
フィルタが標準装備されています。こ
のフィルタは、広範囲に及ぶオーディ
オやSATトーンのひずみ測定および
SINAD測定に有効です。300Hz∼
1500Hzで1dB、10kHzまでは1.5dBの確
度を持ちます。また、2種類のモード
があり、AF Gen 1に結合されるモード
と、結合されないモードがあります。
電源投入時のデフォルト設定は1kHz
です。
10
11807E無線機テスト・ソフトウェ
ア を 使 用した 迅 速 な 無 線 機 試 験
8920Bを使用する数多くの無線機テス
ト用アプリケーションに関しては、
11807E無線機テスト・ソフトウェアを
提供しています。このPCMCIAメモ
リ・カードの各種オプション・ソフト
ウェアと一緒に用いることによって、
AM、FM、φM無線機、LTRおよび
EDACSトランクド・ラジオ、並びに
セルラ電話(AMPS、EAMPS、
NAMPS、TACS、ETACS、JTACS、
NTACS)の試験を行うことができま
す。このソフトウェアは、IBASICで
書かれており、無線機の試験を行える
ように8920B並びに外部電源を制御し
ます。
11807E無線機テス
ト・ソフトウェアは、各
種アプリケーション用ソ
フトウェアがPCMCIA
カード上にインストール
されています。
パラメトリック・テスト
各試験ごとの合否の表示
11807E無線機テスト・ソフトウェアを
使用すれば、プログラミングに関する
知識がまったくなくても、無線機のパ
ラメトリック・テストを行うことがで
きます。11807Eソフトウェアをセット
アップするには、まず、ご使用の無線
機のパラメータを画面上の簡単なワー
クシートに入力します(周波数、合否
リミットなど)。次に、実行したい試
験を選択します。入力したパラメータ
はすべて、データ・ファイルとしてセー
ブして、ご使用の無線機のモデル番号、
型、もしくは何か他の簡単に識別でき
る名前に対応するファイル名を付ける
ことができます。ファイルは、別のタ
イプの無線機にも適応するように迅速
に修正変更することができます。
試験が実施されるたびに、合否インジ
ケータが試験結果の隣りに表示される
ので、被無線機がすべての試験に合格
したかどうかを素早く判断することが
できます。プリンタを接続すれば、す
べての試験結果のハード・コピーをとっ
て、無線機と一緒に送ることができる
ので、ユーザは無線機の性能を容易に
確認することができます。
11807Eソフトウェアは、無線機の試験
を自動的に行うためのソリューション
を提供するので、ソフトウェアの開発
に費用をかけずに済みます。このよう
な自動化により、ユーザ・トレーニン
グも必要でなくなり、無線機の一貫し
た試験が行えるようになり、所定のテ
スト・ステーションの処理能力も向上
するので、より安い試験コストで、よ
り質の高い無線機を生産することがで
きます。詳細については、11807A/E無
線機テスト・ソフトウェア製品概要
(カタログ番号5963-5246)を参照して
ください。
モジュール設計
8920Bは、信頼性と簡単な修理を実現
するため、モジュール設計を採用して
います。また、問題点をすぐに見つけ
出せるように、内蔵の試験、診断、並
びにアセンブリ・レベルの修理マニュ
アルを提供しています。
障害が発生した場合には、交換用モ
ジュールが世界中どこででも手に入る
ので、お求めの上適所に設置してくだ
さい。数分で設置が可能です。
11
フレキシブルなスペクトラム・アナライザとオシロスコープの諸機能
スペクトラム・アナライザ
オプションのスペクトラム・アナライ
ザは、5kHz∼1GHz(フルスパン)の
スパンで400kHz∼1GHzまでの信号を
測定することができます。また、ディ
スプレイの分解能も、1dB/div、
2dB/div、10dB/divの中から選択するこ
とができます。調整可能なマーカ機能
が搭載されているので、周波数や振幅、
あるいは基準値に対する相対周波数や
相対振幅の自動読出しが可能です。こ
の他にも、通常はスタンド・アロン型
のスペクトラム・アナライザにしかな
いマーカ機能として、ピーク・ホール
ド、次のピークに対するマーカ、中心
周波数に対するマーカなどがありま
す。これらすべてのマーカ機能により、
信号の探索および測定のスピードアッ
プと簡略化が図られています。
トラッキング・ジェネレータ
ディジタル・オシロスコープ
示されますが、これらは前面パネルの
ノブを使用して簡単に変更することが
できます。トリガ遅延機能の搭載によ
り、20μ秒から3.2秒までの遅延の選
択が可能です。
スペクトラム・アナライザ・オプショ
ンに内蔵されるトラッキング・ジェネ
レータの機能により、フィルタ、デュ
ープレクサ、結合器、並びにRFからIF
への変換の迅速かつ正確な特性試験が
可能になります。広帯域RFデバイスは、
最大1GHzまでの単掃引で特性づける
ことができます。トラッキング・ジェ
ネレータにはまた、設定可能な振幅お
よび周波数オフセット、さらには応答
ポイントの周波数や振幅の自動読出し
を可能にする調整可能なマーカを内蔵
しています。
隣接チャンネル漏洩電力測定
オプション102には、送信機の隣接
チャンネルパワー(ACP)の試験機能
が搭載されています。この試験では、
隣接チャンネルに入り込んで妨害を引
き起こす信号の測定が行われます。
ACP試験は、チャンネル・オフセット、
チャンネル帯域幅、分解能の3種類の
パラメータを変更することによって行
うことができます。ACPのダイナミッ
ク・レンジは、通常、−65dBcから−
70dBcで、ほとんどの無線機標準に適
応します。
標準内蔵の50kHzのディジタル・オシ
ロスコープは、複数のトリガ・フォー
マット(内部、外部、エンコーダ)、
シグナリング解析の単発およびプリ・
トリガ表示、並びに自動レベルおよび
時間読出しが可能なフル・マーカ機能
を提供します。画面上には、時間/div、
ボルト/divおよび垂直オフセットが表
12
ディジタル移動体通信対応
8920DTディジタル移動体通信テスト・システム
数々の優れた機能/特長
●
●
●
●
●
PDC/PHP+各種アナログ試験に対応
ディジタル信号処理技術による高確度/高速測定(変
調精度測定1秒以下)
内蔵コントローラ/専用ソフトウェアによる自動測定
拡張に優れたシステム構成
8920Bからアップグレード可能
8920DT基本構成:83201B/8920B/83215A/B
から構成されます。
PDC/PHP+各種アナログ対応
テスト・システム
ディジタル信号処理による
高速測定
8920DTは、日本のディジタル方式自
動車/携帯電話(PDC)、簡易型携帯
電話(PHP)のディジタル・システム
に加え、J/NTACSなど従来のアナログ
方式の試験にも対応した移動体通信テ
スト・システムです。
8920DTは、最新のディジタル信号処
理(DSP)を駆使し、従来測定に時間
を要した変調精度、バースト信号に対
する隣接チャンネル漏洩電力測定など
を高速に測定できる機能を備えていま
す。例えば、変調精度は1秒以下で測
定が行えます。また、その測定確度
も±0.3%(6%の測定値に対して、代
表値)と高確度を実現しています。こ
のように、ディジタル信号処理技術を
駆使し、製造での測定スループット向
上に大きく貢献します。
8920DT/11807Fでは、イン・チャンネ
ルでの試験の他に、妨害試験で必要に
なる妨害用の信号発生器やスペクトラ
ム・アナライザの制御もGPIBを介し
てできます。また、83215A/B RFイン
タフェースは、スペクトラム・アナラ
イザ/妨害用信号発生器を接続するた
めのコネクタ端子を備え、測定に応じ
て測定系の自動切り替えが可能です。
従って、妨害試験等を含めた試験シス
テムへの拡張が簡単に行え、簡易QA
システムとしてシステム構築が簡単に
行えます。
11807Fによる自動測定
8920Bからアップグレード可能
8920DTは、I-BASICコントローラを内
蔵しており、11807F移動体通信テス
ト・ソフトウェアをロードすることで
PDC/PHP標準規格であるRCR-27C/28
に準拠した自動試験が外部コントロー
ラなしで行えます。試験項目の選択な
らびに試験に必要な測定条件/合否判
定等のパラメータ/周波数を、ユーザ
が任意に設定できます。また、自動試
験に必要な被測定無線機(UUT)のコ
ントロールも、RS-232シリアル・イン
タフェースを介して行うことが可能で
す。これにより、8920DT1台でUUT
の制御も含め、自動試験が行えます。
もちろん、アナログ・セルラー等の自
動試験も、他の11807シリーズ・ソフ
トウェアを使用することで行えます。
8920Bにオプション051デュアル・モー
ド・リア・パネル・コネクタを装着す
ることにより、ディジタルへの対応が
可能です。これによりアナログの資産
を無駄にすることなく、ディジタルへ
の対応が可能です。
8920DTは、8920B RFコミュニケーショ
ン・テスト・セット、83201B TDMAセ
ルラー・アダプタ、83215A/B RFインタ
フェースおよび11807F移動体通信テス
ト・ソフトウェアから構成されます。
PDC/PHPなどの製造ライン向けのシス
テムとして、従来の測定システムと比
べて各測定の高速化、省スペース、軽
量ならびに低価格化を図ったシステム
です。
ディジタル/アナログの自動車・携
帯/コードレス電話試験に、1台でフ
レキシブルに対応します。
優れたシステムの拡張性
注)8920DTに関する詳細は、8920DTデータ・
シートを参照下さい。
13
8920B仕様
デュープレックス出力コネクタ
仕様は、本測定器の保証性能を示したものであり、特に明
記されていない限り、全動作/環境範囲に有効です。
レベル確度:±1dB
補足特性は、代表値で、保証されていない性能パラメータ
を示すことによって、本測定器の適用に有用な追加情報を
提供することを意図しています。これらの特性は、 斜体 で
示されているか、もしくは「代表値」、「適用可能」、または
「公称値」と記されています。
逆電力:最大200mW
レベル・レンジ:−127 ∼+7dBm(50Ω)
SWR
RF入出力:<1.5:1
デュープレックス出力:<2.0:1(レベル<−4dBm)
補足特性
分解能:0.1dB
信号発生器仕様
RF周波数
範囲:250kHz∼1GHz
確度/安定度:基準発振器と同じ±0.015Hz
信号純度
スプリアス信号(デュープレックス出力で出力レベル≦1
dBm 、RF入出力で出力レベル≦−25dBm )
高調波:<−30dBc
非高調波スプリアス:<−60dBc (キャリアから>5kHz)
基準発振器仕様
TCXO
(8920B標準)
温度:1ppm
(0∼+55℃)
エージング:<2ppm/年
予熱時間:<30s(最終周波数の±2ppm以内)。高安定基準
発振器については、17ページのオプション001を参照。
補足特性
スイッチング速度:<150ms(キャリア周波数の100Hz以内)
分解能:1Hz
出力
RF入出力コネクタ
レベル確度:±1.2dB(レベル≧−127dBm)
RFアナライザを接続している場合は、さらに±0.1dB
(代表値は全レベル±1.0dB)
標準:
レベル・レンジ:−137∼−19dBm(50Ω)
逆電力:60W連続、100W(10秒/分)
オプション007:
レベル・レンジ:−137∼−5dBm(50Ω)
逆電力:2.4W連続、4.0W(10秒/分)
オプションH08:
レベル・レンジ:−137∼−21dBm (50Ω)
残留FM(rms、CCITT)
:
250kHz ≦キャリア周波数 <249MHz <7Hz
249MHz ≦キャリア周波数 <501MHz <4Hz
501MHz ≦キャリア周波数 ≦1000MHz <7Hz
補足特性
SSB位相雑音:
(1GHzで>20kHzオフセットの場合)<−116dB/H
FM
最大FM偏移(レート>25Hzの場合)
100kHz (0.25∼<249MHzのキャリア周波数)
、
50kHz (249 ∼<501MHzのキャリア周波数)
、
100kHz (501∼1000MHz のキャリア周波数)
[(キャリア周波数−FMdev.) <250kHz の場合は除く
FM変調レート(1 kHz 基準器)
内部変調:DC∼25kHz (1dB の帯域幅)
外部変調:
AC結合:20Hz∼75kHz (3dB の帯域幅)
、
DC結合:DC∼75kHz (3dB の帯域幅)
FM確度(1kHzレート)
≦10kHz 偏移:設定の±3.5 %±50Hz
>10kHz 偏移:設定の±3.5 %±500Hz
FMひずみ
(THD+雑音、0.3∼3kHzの帯域幅)
:≧3kHz Dev.、1kHzのレ
ートで<0.5 %
DC FM モードにおける中心周波数確度
(外部ソース・インピーダンス<1kΩ)
:±500Hz(DC FMゼロ
後)、代表値±50Hz
逆電力:100W連続、150W(10秒/分)
補足特性
外部変調入力インピーダンス:600 Ω(公称値)
分解能:50Hz
(<10kHz偏移)
、500Hz(>10kHz偏移)
14
AM
出力レベル
周波数レンジ:1.5 ∼1000MHz(250kHzまで適用可能)
レンジ:0.1mV∼4Vrms
AM変調度:デュープレックス出力レベル≦+1dBmの場合、
あるいはRF入出力レベル≦−25dBmの場合0∼90%(99%ま
で適用可能)、8920Bオプション051 TDMA試験用の裏面パネ
ル・コネクタを装着した場合0∼70%(90%まで適用可能)
最大出力電流:20mAピーク
AM変調レート:20Hz∼25kHz(3dBの帯域幅)
AM確度:(1 kHzレート)
≦10%AM:設定の±5%、±1.0%AM
>10%AM:設定の±5%、±1.5%AM
AMひずみ
(THD+ノイズ、0.3∼3kHzの帯域幅)
:
1kHzレートで<2%、<30%AM
1kHzレートで<3%、≦90%AM
出力インピーダンス:<1Ω(1kHz)
確度:設定の±2%+分解能
残留ひずみ:0.125%
(THD+ノイズ、振幅>200mVrmsの場合)、80kHzの帯域幅
で測定された20Hz∼25Hzのトーンの場合
補足特性
補足特性
分解能:レベル≦0.01V:±50μV
レベル≦0.1V: ±0.5mV
レベル≦1V: ±5mV
レベル≦10V:±50mV
外部変調入力インピーダンス:600Ω(公称値)
DC結合モードにおけるオフセット:<50mV
残留AM:50Hz∼15kHzの帯域幅で<0.1%
分解能:0.05%AM(0∼10%AM)、0.5%AM(10∼100%AM)
TDMA信号発生器仕様
TDMA試験に関する注意:TDMAデュアル・モード・セル
ラ・テストを行うには、8920Bに次のオプションが必要です。
オプション001高安定タイム・ベース、オプション004トー
ン/ディジタル・シグナリング、オプション051裏面パネ
ル・コネクタ、およびオプション500(83201Bオプション003
TDAセルラ・アダプタ)。オプション013 C-メッセージ・フ
ィルタの使用をお勧めします。この構成の場合は、以下の
仕様が当てはまります。
周波数レンジ:824MHz∼894MHz
出力レベル・レンジ:
RF入出力:−22dBm ∼−127dBm
デュープレックス出力:+4dBm ∼127dBm
残留エラー・ベクトル・マグニチュード:<3.0 %
残留位相誤差:<2.6 °
RFアナライザ仕様
RF周波数測定
測定レンジ:400kHz∼1 GHz
レベル・レンジ:
RF入出力:
標準:1mW∼60W連続、100W
(10秒/分)
オプション007:40μW∼2.4W連続、4W
(10秒/分)
(10秒/分)
オプションH08:1.6mV∼100W連続、150W
アンテナ入力:自動同調モードの場合で−36dBm∼+20dBm
確度:±1Hz +基準発振器確度
補足特性
周波数分解能:1Hz
残留振幅誤差:<2.6%
IQオリジン・オフセット:<−30dBc(最終校正の15°以内)
RFパワー測定
周波数誤差:±4Hz+基準誤差
周波数レンジ:400kHz∼1GHz
SWR:RF入出力ポート<1.5:1
RF入出力測定レンジ:
(15ページの注記を参照)
オーディオ信号源仕様
(2系統内部信号源)
標準:1mW∼60W連続または100W
(10秒/分)
確度:読みの±5%±0.01mW
(温度範囲25±10℃)、
確度:読みの±10%(動作温度範囲)
周波数
レンジ:dc∼25kHz
確度:設定の0.025%
補足特性
分解能:0.1Hz
オプション007:40μW∼2.4W連続、4.0W(10秒/分)
確度:読みの±5%±400nW
(温度範囲25±10℃)、
確度:読みの±10%(動作温度範囲)
オプションH08:1.6mW∼100W連続、150W
(10秒/分)
確度:読みの±5%±0.01mW
(温度範囲25±10℃)、
確度:読みの±10%(動作温度範囲)
15
補足特性
SSB測定
分解能:P>10W:10mW、P<10W:1mW; P<100mW:0.1mW、
P<10mW:0.01mW
周波数レンジ:400kHz∼1GHz
注記:RF入出力ポートでパワーを測定する場合に所定の確
度を達成するには、内部信号発生器レベルが測定パワーよ
り60dB下回るか、デュープレックス・ポートで−20dBm未
満でなければなりません。
帯域幅(3dB):20Hz∼70Hz
ひずみおよび雑音:<3%(0.3∼3kHzの帯域幅で1kHzのレー
トの場合)
TDMAアナライザ仕様
FM測定
周波数レンジ:5MHz∼1GHz(400kHzまで適用可能)
偏移:20Hz∼75kHz
感度:2μV(15kHz IFの帯域幅、高感度モード、0.3∼3kHzの帯
域幅)代表値:<1μV(12 SINAD)、キャリア周波数>10MHz)
確度:読みの±4%+残留FMおよび雑音(20Hz ∼25kHzの
レート、偏移≦25kHz )
帯域幅(3dB):2Hz∼70kHz
(DC FM測定も可能)
TDMA試験に関する注意:TDMAデュアル・モード・セル
ラ・テストを行うには、8920Bに次のオプションが必要です。
オプション001高安定タイム・ベース、オプション004トー
ン/ディジタル・シグナリング、オプション051裏面パネ
ル・コネクタ、およびオプション500(83201Bオプション003
TDAセルラ・アダプタ)。オプション013 C-メッセージ・フ
ィルタの使用をお勧めします。この構成の場合は、以下の
仕様が当てはまります。
周波数レンジ:824MHz∼894MHz
THD+雑音:<1%rms(偏移≧5kHzおよび0.3∼3kHzの帯域
幅で1kHzのレートの場合)
入力レベル・レンジ:
RF入出力:1mW∼60W(0∼+47.8dBm)
アンテナ入力:−36∼+17dBm
保証確度の入力レベル・レンジ:
入力周波数設定誤差:1kHz
標準:
RF入出力で−18∼+50dBm(0.016 mW∼100W)
アンテナ入力で−50∼+14dBm
RX DSPレベル設定レンジ:−23∼0dB
(フルスケール値)
オプション007:
RF入出力で−32∼36dBm(0.63μW∼4.0W)
残留FMおよび雑音:<7Hz(0.3∼3kHz 、rms)
補足特性
分解能:1Hz、f<10kHz;10Hz、f≧10kHz
残留エラー・ベクトル・マグニチュード:<1.3%
エラー・ベクトル・マグニチュード測定確度:±0.4%+読みの2%
残留位相誤差:<1.0°
残留振幅誤差:<0.9%
I/Qオリジン・オフセット確度:±0.5dB
(−40dBcまで)
周波数エラー確度:±2.5Hz+基準発振器確度
AM測定
周波数レンジ:10MHz ∼1 GHz(400kHzまで適用可能)
変調度:0∼95%
確度:読みの±5%±1.5AM(50Hz∼10kHzのレート、変調
度≦80%)
THD+雑音:<2%rms 、変調度≦80%(0.3∼3kHzの帯域幅
で1kHzのレートの場合)
保証確度の入力レベル・レンジ(PEPのレベル)
:
標準:
RF入出力で−18∼+50dBm(0.016mW∼100W)
アンテナ入力で−50∼+14dBm
AFアナライザ仕様
周波数測定
測定範囲:20Hz∼400kHz
確度:±0.02%+分解能+基準発振器確度
外部入力:20mV∼30Vrms
補足特性
分解能:0.01Hz、f<10kHz;0.1Hz、f<100kHz; f≧100kHz
の場合1Hz
オプション007:
RF入出力で−32∼36dBm(0.63μW∼4.0W)
残留AM:0.3∼3kHzの帯域幅で<0.2 %
補足特性
分解能:0.1%
16
AC電圧測定
測定レンジ:0∼30Vrms
確度:読みの±3%(20Hz∼15kHz、入力≧1mV)
残留THD+雑音:15kHz LPFで測定された300∼1500Hzの
トーンの場合−60dBまたは150μV
(どちらか大きい方)
>99kHz LPFで測定された300Hz∼10kHzのトーンの場合−
57dBまたは450μV
(どちらか大きい方)
残留雑音:150μV
(15kHzの帯域幅)
補足特性
補足特性
分解能:0.01dB
3dB帯域幅:代表値は2Hz ∼100kHz
公称入力インピーダンス:1MΩ(95pFと並行)と600Ω(フ
ローティング)の切換え可能
分解能:4、入力≧100 mV; 3ディジット、入力<100mV
DC電圧測定
電圧レンジ:100 mV∼42V
確度:読みの±1.0 %+DCオフセット
DCオフセット:±45mV
補足特性
オーディオ・フィルタ
標準:<20Hz HPF、50Hz HPF、300Hz HPF、300Hz LPF、
3kHz LPF、15kHz LPF、>99kHz LPF、750μs ディエンファシス
オプション:C-メッセージ、CCITT、400Hz HPF、4kHz BPF、
6kHz BPF(オプション参照)
可変周波数ノッチ・フィルタ
周波数レンジ:300Hz∼10kHz
ノッチの深さ:>60dB
ノッチの幅:代表値で±5%
分解能:1mV
オーディオ検波器
ひずみ測定
周波数レンジ:300Hz ∼10kHz±5%
入力レベル・レンジ:30mV∼30Vrms
表示レンジ:0.1%∼100%
確度:15kHz LPFで測定された300∼1500Hzのトーンの場
合±1dB
(0.5∼100%のひずみ)
>99kHz LPFで測定された300∼10kHzのトーンの場合±1.5dB
(1.5∼100%のひずみ)
残留THD+雑音:15kHz LPFで測定された300∼1500Hzのト
ーンの場合−60dBまたは150μV
(どちらか大きい方)
>99kHz LPFで測定された300Hz∼10kHzのトーンの場合−57dB
または450μV(どちらか大きい方)
補足特性
分解能:0.1%ひずみ
SINAD測定
周波数レンジ:300Hz ∼10kHz±5%
RMS、Pk+、Pk−、Pk+ホールド、Pk−ホールド、Pk±/2、
Pk±/2ホールド、Pk±max、Pk±maxホールド
オシロスコープ仕様
周波数レンジ:2Hz∼50kHz(3dBの帯域幅)
スケール/Div:10mV∼10V
振幅確度:読みの±1.5%±0.1div.(20Hz∼10kHz)
時間/Div:10μs ∼100ms
トリガ遅延レンジ:20μs ∼3.2s
補足特性
3dBの帯域幅:代表値>100kHz
内部DCオフセット:≦0.1 div(≧50μV/divの感度)
標準ユーザ・メモリ(RAM)
設定値の不揮発性セーブ/リコールに、約928Kバイトの
RAMを使用することができます。この代表値では、セーブ
する情報のタイプに依存しますが、500セット以上の機器設
定をセーブすることができます。
入力レベル・レンジ:30mV∼30Vrms
表示レンジ:0∼60dB
標準裏面パネル・インタフェース
確度:15kHz LPFで測定された300∼1500Hzのトーンの場
合±1dB
(0∼46dB SINAD)
電流計およびI/O:GPIB/RS-232/パラレル(セントロニクス)
>99kHz LPFで測定された300Hz∼10kHzのトーンの場合
±1.5dB
(0∼36dB SINAD)
17
DC電流計
オプション004 トーン/ディジタル・シグナリング
測定レンジ:0∼10A(20Aまで適用可能)
以下のフォーマットの発生および解析機能:CDCSS、DTMF、
1-TONE、2-TONE、5/6TONEシーケンシャル、RPC1(POCSAG)、
EIA、CCITT、CCIR、ZVEI、DZVEI、GOLAY、EEA、
NMT-450、NMT-900、LTR、AMPS/EAMPS/NAMPS、
TACS/ETACS、JTACS/NTACS、EDACS、MPT1327および
TDMAデュアル・モード
確度:ゼロ調整後の読みの±10%以上または30mA(レベ
ル>100mA)の大きい方
リモート・プログラミング
GPIB:IEEE規格488.2
機能:SHI、AH1、T6、L4、SR1、RL1、LE0、TE0、
PP0、DC1、DT1、C4、C11、E2
RS-232:シリアル・データの入出力用のRJ-11コネクタを
介した2つのシリアル・ポート
ボーレート:150、300、600、1200、2400、4800、9600、
19200Hz
メモリ・カード仕様
カードの互換性:PCMCIAスロットには、タイプⅠまたはタ
イプⅡ SRAM およびROMメモリ・カードの使用が可能。
記憶機能:IBASICプログラム・パラメータおよび結果デー
タの保管並びに検索、新規校正データの入力、並びにスト
ア/リコール情報の長期保管が可能。
ファームウェアのアップグレード:前面パネルからホスト
CPUの新しいファームウェアの自動ロードを可能にする
PCMCIAフラッシュ・メモリ・カード(4Mバイト)の使用が
可能。アップグレード時間は約2分。
汎用ファンクション・ジェネレータ:正弦、方形、三角、
ランプ、DC、ガウス白色ノイズ、ユニフォーム白色ノイズ
周波数レンジ/レベル:オーディオ信号源と同様
オプション007 低レベルRFパワー測定
オプション007は、RF入出力ポートの14dBアッテネータを除
去し、低レベルのより感度の高い測定を可能にします。こ
のオプションの使用により、8920Bの最大連続入力電力が
60Wから2.4Wに減少します。オプション007の仕様は、信号
発振器出力、RFアナライザ、周波数およびパワー測定レン
ジ、FMおよびAM測定入力レベル・レンジに適応する部分
が含まれています。
オプション010 400Hzハイパス・フィルタ
オプション011 CCITT評価雑音フィルタ
オプション012 4kHzバンドパス・フィルタ
オプション013 C-メッセージ評価雑音フィルタ
オプション014 6kHzバンドパス・フィルタ
オプション020 無線機インタフェース・カード
オプション仕様
オプション001 高安定タイム・ベース
8920Bのオプション020は、モジュールおよび無線機の試験
を自動化するための組込み式の無線機インタフェース・カード
です。このカードは、16のパラレル・データ回線、2つの
割込みから成り、前面パネルにあるMIC/ACCコネクタから
オーディオ入出力回線とリレー閉鎖に接続されます。これ
らはすべて、8920B IBASIC言語によって制御されます。
OCXO:(オーブン制御型水晶発振器)
温度:0.05ppm
(0∼+55℃)
オプション031 ハンドルおよびカバーの削除
エージング:<0.5ppm/年
(初年度<1ppm)
オプション031は、測定器からハンドルと保護用のフロント・カ
バーを削除します。
予熱時間:<15分(最終周波数の±0.1ppm以内)
。
補足特性
裏面パネルBNCコネクタ:
入力周波数:1、2、5および10MHz
入力レベル:>0.15Vrms
出力周波数:10MHz
出力レベル:>0.5Vrms
18
オプション051 TDMA測定用の裏面パネル・コネクタ
隣接チャンネル漏洩電力(オプション102に搭載)
このオプションは、83201Bオプション003 TDMAセルラ・ア
ダプタ(8920Bオプション500)を用いた場合に必要な裏面パ
ネル・アダプタです。
相対測定:
TDMA試験に関する注意:TDMAデュアル・モード・セル
ラ・テストを行うには、8920Bに次のオプションが必要です。
オプション001高安定タイム・ベース、オプション004トー
ン/ディジタル・シグナリング、オプション051裏面パネ
ル・コネクタ、およびオプション500(83201Bオプション003
TDAセルラ・アダプタ)。オプション013 C-メッセージ・フ
ィルタの使用をお勧めします。
オプション102 トラッキング・ジェネレータおよび
ACP機能付きスペクトラム・アナライザ
周波数レンジ:400kHz∼1GHz
周波数スパン/分解能帯域幅:(結合)
スパン
帯域幅
<50kHz
300Hz
<200kHz
1kHz
<1.5HMHz
3kHz
<18MHz
30kHz
≧18MHz
300kHz 、+フル・スパン機能
表示:1dB/div、2dB/div、10dB/divのログ
表示レンジ:80dB
基準レベル・レンジ:+50∼−50dBm
残留レスポンス:<−70dBm(入力信号なし、0dBアッテ
ネータ)
イメージ除去:>50dBm
補足特性
非高調波スプリアス・レスポンス:>70dB(入力信号≦−
30dBm )
レベル確度:±2.5dB
表示平均雑音レベル:<−114dBm(<50kHz スパン)
ログ・スケール・リニアリティ:±2dB(入力レベル≦−
30dBmまたは60dBレンジ、あるいはその両方)
トラッキング・ジェネレータ
(オプション102に搭載)
周波数レンジ:400kHz∼1GHz
周波数オフセット:周波数スパン終点±周波数オフセット
は、<400kHzまたは≧1GHzであってはならない。
出力レベル・レンジ:信号発振器と同様
掃引モード:ノーマルおよび逆掃引
レベル・レンジ:
アンテナ入力:−40dBm ∼+20dBm
RF入出力:0.16mW(−8dBm)∼60W(47.8dBm)連続; ま
たは10秒/分の場合で最高100W
(50dBm)
ダイナミック・レンジ:以下チャンネル・オフセットの場
合の代表値
チャンネル・ 残留帯域幅 ダイナミック・
オフセット レンジ
12.5kHz
8.5kHz
−65dBc
20kHz
14kHz
−68dBc
25kHz
16kHz
−68dBc
30kHz
16kHz
−68dBc
60kHz
30kHz
−65dBc
相対確度:±2.0dB
絶対レベル測定:
レベル:ワットまたはdBm単位の絶対パワーの結果は、SA
からのACPレシオを入力部のRFパワー・ディテクタのキャ
リア・パワーと計算することによって求められます。
レベル・レンジ:
アンテナ入力:N/A
RF入出力:1mW(0dBm)∼60W(47.8dBm)連続; 10秒/分の
場合で最高100W
(50dBm)
ダイナミック・レンジ:以下チャンネル・オフセットの場
合の代表値
チャンネル・ 残留帯域幅 ダイナミック・
オフセット レンジ
12.5kHz
8.5kHz
−65dBc
20kHz
14kHz
−68dBc
25kHz
16kHz
−68dBc
30kHz
16kHz
−68dBc
60kHz
30kHz
−65dBc
絶対確度:RFアナライザ部のRFパワー測定確度と±2.0dB
のACP相対確度の合計に等しい。
オプション500デュアル・モードTDMAセルラ・アダプタ
8920Bオプション500には、8920Bコミュニケーション・テス
ト・セットに付属の、試験および校正済みの83201Bオプ
ション003 TDMAセルラ・アダプタが含まれています。オプ
ション500の仕様については、前述の信号発生器並びにAFア
ナライザのTDMAの箇所をご覧ください。
TDMA試験に関する注意:TDMAデュアル・モード・セル
ラ・テストを行うには、8920Bに次のオプションが必要です。
オプション001 高安定タイム・ベース、オプション004 トー
ン/ディジタル・シグナリング、オプション051 裏面パネ
ル・コネクタ、およびオプション500(83201Bオプション
003 TDAセルラ・アダプタ)。オプション013 C-メッセー
ジ・フィルタの使用をお勧めします。
19
一般仕様
外形寸法:高さ×幅×奥行(mm)
8920B:188(高さ)×330(幅)×456(奥行)
8920Bオプション500(83201Bオプション003 付き)
:
250(高さ)×330(幅)×456(奥行)
質量(全オプション搭載時)
8920B:16.8kg
出荷質量:27.7kg
8920Bオプション500付き(83201Bオプション003付き)
:
22.7kg
出荷質量:36.3kg
電源
8920B:
AC:100V∼240V±10%、48∼440Hz、公称値80ワット
DC:11V∼28V、公称値120ワット
8920Bオプション500付き:
AC:100V∼240V±10%、48∼440Hz、公称値100ワット
CRT サイズ:7×10㎝
動作温度:0∼+55℃
保管温度:−55∼+75℃
校正期間:2年
補足特性
リーケージ:信号発振器の出力周波数およびレベル<−
40dBmでは、
裏面パネルを除くその他の面から1インチ
(約2.54cm)
離れた共振ダイポール・アンテナに誘導されるリーケージの
代表値は<0.5μV。スプリアス・リーケージ・レベルは、共
振ダイポール・アンテナで<1μV(代表値)。
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○
○
002
自動AM無線機テスト
○
自動コードレス電話テスト
○
003
○
×
○
周波数スキャン
電界強度測定
ソフトウェア
○
アダプタ
○
ジェネレータ
自動φM無線機テスト
(オプション)
11807E無線機テスト・
83201B/オプション
003TDMAセルラ・
構正データ
001
トラッキング・
○
フィルタ
○
フィルタ
○
フィルタ
○
フィルタ
自動FM無線機テスト
小電力測定
アプリケーション
×
ケーブル・フォルト・ロケーション 3
100
4
×
相互変調
トランクド・ラジオ
5001
102
スペクトラム・アナライザ/
パネル・コネクタ
0511
デュアル・モード・リア・
014
6kHzバンドパス・
0131
C-メッセージ評価雑音
012
4kHzバンドパス・
011
CCITT評価雑音フィルタ
400 Hzハイパス・
010
シグナリング
0011 004 1 007 2
○推奨するオプション
高安定基準発振器
測定機能
8920Bオプション
×必要なオプション
LTRトランクド・ラジオ・
テスト(FM無線機テスト
○
×
×
○
010
○
×
○
○
011
×
×
○
○
×2
×
0085
×
×
○
○
×2
×
0096
AMPS/EAMPS/NAMPS
○
×
○
○
004
TACS/ETACS
○
×
○
○
005
JTACS/NTACS
○
×
○
を含む)
EDACSトランクド・ラジ
オ・テスト(FM無線機テ
ストを含む)
TDMAデュアル・モード
セルラ電話テスト
(テスト・インタフェース・
アダプタを使用)5
AMPS/EAMPS/NAMPS
TDMAデュアル・モード 6
1
お手持ちの8920BでTDMA試験を行うには、オプション001、004、051および500が
2
オプション007を使用することによって、8920Bの最大入力電力が60ワットから2.4ワッ
3
測定を行うには、外部パワー・デバイダと50Ω負荷が必要です。
4
データ保管用のRAMメモリが必要です。
5
8920Bオプション500が必要です。11807Eオプション008ソフトウェアは、電話と
6
8920Bオプション500が必要です。11807Eオプション009ソフトウェアには、11807E
007
必要です。オプション013のご使用をお勧めします。
トに減少します。
8920B/オプション500との間にテスト・インタフェース・アダプタを必要とします。
オプション004試験機能が含まれています。
また、電話のアンテナと8920Bを接続するだけで、TDMAデュアル・モード電話を試験する
ことができます。
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January 30, 2001
5963-5200J
0000-00H
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