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デイトレードの実トレード記録とシナリオの描き方

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デイトレードの実トレード記録とシナリオの描き方
デイトレードの実トレード記録とシナリオの描き方
短期トレードを成功させる4つのポイント
http://www.1advantage.info/
成功するスイングトレード
http://www.1advantage.info/cd.html
27種類のデイトレード手法
http://www.1advantage.info/dt/daytrade.html
日本株短期売買研究会
はじめに
『あなたは株や日経 225 先物でのデイトレードに興味がありますか?』
本紙は、この問いに「はい」と応えたあなたに読んで頂きたいレポートです。
相場であなたが戦う相手はプロのディーラーや経験の豊富なセミプロです。あらためて説明をするまでもなく、デイトレードの初心者
が定石的なエントリーポイントやロスカットポイントも知らずに、勘や感情、思いつきでデイトレードを行なっても、プロのディーラーや
経験の豊富なセミプロに勝てるはずがない世界です。
また、スイングトレードやポジショントレードでは場が引けた後にチャートのチェックや株価水準、テクニカル指標の数値等を調査した
うえで、翌日のエントリーポイントやトレードシナリオをじっくりと計画することができますが、デイトレードでは寄付き前の気配、寄付き
位置からその日のトレードのシナリオを何パターンか想定し、さらに『目の前で激しく動くリアルタイムチャート』を見ながら売買タイミ
ングの判断を瞬時に下す必要があります。
相場ではあなたがデイトレードの初心者でも入門段階のデイトレーダーでも相場ではハンデはありません。
そのためあなたが安全にデイトレードをしようと思うなら次の2つのことが最低限度必要となります。
(1)
)
(2)
)
何種類かのデイトレード用の手法が頭に入っていること
実トレードや経験を経てトレード
実トレードや経験を経てトレードシナリオの描き方をマスターすること
経験を経てトレードシナリオの描き方をマスターすること
本紙はこのうちの(2)をあなたがマスターするためのサポート教材です。
Copyright© 日本株短期売買研究会 2007~2011 All Rights Reserved.
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実はトレードのシナリオを描く能力を高める方法には「実トレードを行なう」以外にも一つの方法があります。
それは「他人の売買譜を読む」
「他人の売買譜を読む」ということです。
「他人の売買譜を読む」
他の人の日々のトレードのシナリオの描き方、手法の選択の仕方、あるいは場中での判断の仕方、場中での考え方を知り、あたか
も「他人のトレード記録を自分のトレード経験のように経験する」ことです。
この「他人の売買譜を読む」とか「他人のトレード記録をなぞる」という練習方法は経験の少ない初心者がトレードに熟達するための
有効な方法です。これはゴルフや水泳や野球等のレベルを向上させるために他者のフォームや試合中の様子を何度も見たり、真似
したり、試合中の考え方を聞きながら自分のプレーの参考にするのと同じです。
しかし、デイトレードの世界では「手法」や「システム」を公開しても、「自分の売買譜」や「トレードの記録」を公開する人は稀です。
世界的なトレーダーの売買譜も当会の知る限り下記のような書籍があるのみです。
オズの実践トレード日誌
1000%の男
(パンローリング刊)
(パンローリング刊)
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これらの書籍で掲載されている売買譜は当会でもページが擦り切れるほど読み返していますが、自身のトレードにとても役立ってい
ます。ただし、これらの書籍は海外市場や商品先物のトレード事例が中心であり、なかなか日本市場でのトレードイメージがつかみ
にくいのが難点です。
そのため、当会では日々のトレードのシナリオの描き方、手法の選択の仕方、あるいは場中での判断の仕方を理解したい人向けに、
日本市場(日経225先物)での実トレードの事例をまとめて、本紙を作成しました。
デイトレード用の定石的な手法についてはあなたも勉強していると思いますので本紙では触れません。
本紙ではトレードのシナリオの描き方、実際のトレード中の判断の仕方を学んでください。
是非、あなたも本紙を何度も何度も読み返してください。繰り返し読み返すことによって、あなたは日々のデイトレードでのシナリオの
描き方、手法の選択の仕方、判断の仕方、考え方をあたかも自分のトレードのように疑似体験することができ、実際にご自身でデイ
トレードを通して積み重ねる経験値と同様な「知識と経験」を身に付けることができるはずです。
本紙を熟読後には、ご自身の実トレード体験も積み重ね、徐々にあなたの好みや性格に合った独自のデイトレードスタイルを確立し
てください。
あなたがご自身のトレードスタイルを手に入れ、マーケットで縦横無尽に活躍されますことを祈念申し上げます。
日本株短期売買研究会
代表 酒井利夫
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注意事項
※ 本紙に掲載の事例は日経225先物でのデイトレードです。
※ 原則として各ページの左上にある小さな画像は日足チャートです。その下に掲載している横長の画像は当日の日中足チャート
(5分足)です。
※解説文中の「ロング」は「買い」、「ショート」は「売り」から入っているトレードです。
※本紙で掲載している事例は全て大証 J-GATE 施行以前のデータです。
※文中でNYやNYダウと記載されている場合、それは前夜のニューヨーク・ダウに関する情報です。
※文中でSGXと記載されている場合、それは当日のシンガポール取引所の日経平均先物の寄付き値に関する情報です。
※ 本紙内では基本的なデイトレード用語、チャートパターン、デイトレード手法等の基本的事項は解説していません。真剣にデイト
レードを行なうつもりであればこれらの事項はご自身で学習してください。
成功するスイングトレード
http://www.1advantage.info/cd.html
27種類のデイトレード手法
http://www.1advantage.info/dt/daytrade.html
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■ 本編 実践デイトレード日誌
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■2008年11月21日
左図は前日(11月20日)までの日足。
下図は当日(11月21日)の5分足。
大きくギャップダウンして寄り付きました。大きく下げた時に「下げすぎだ」と判断して買いに入ること
を「突っ込み買い」と言いますが、デイトレード初心者は大きく下げた後にすぐにエントリーするので
はなく、大きく下げた後に下げ渋り、その後の反転を確認してからロングで入る、または寄付いた後
の30分や1時間高値を上抜いた時点でロングで入るというルールを採用した方がリスクが少なく安
全です。
今日は前場の高値を上抜き、さらに前日
の安値を上抜いたところでロングでエント
リーしています。(赤矢印)
この赤線の上抜きは
「ウップス」と「80_20s」
のセットアップ
この赤線の上抜きは
前日の安値の上抜き。
そのため「ウップス」と「80
_20s」のセットアップ
赤い点線の水準を上抜くとデイトレード手
法の「ウップス」と「80_20s」のセットアッ
プになるからです。
この場合のロスカットポイントは当日安値
となります。
大引け成り行きで手仕舞いし、利益確定。
(青矢印)
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■2008年12月03日
左図は前日(12/02)までの日足。
前日の日足の上ヒゲが長いのが分かります。
前日は高値から売られたため日足で上ヒゲとなっているわけですから、もし、今日この高値を上抜
いて上昇すると前日の売り方の買戻しが入る可能性があります。
そのため、寄付き前には前日の高値を上抜くならロングでエントリーする
と計画をしていました。
この日は結局、前日の高値を1呼値しか上抜かったのでロングでのエン
トリーはできませんでした。
左下図は今日の日中足です。
上の赤線は前日の高値です。下の赤線は前日の安値です。前場は下げ
ているように見えますが、前日の安値を下抜いてはいません。
ANTIのロングの
ポイント
もし、日中の細かな動きを取るデイトレーダーなら、この日トレードに入る
としたら左図下段のようにデイトレード手法の「ANTI」が考えられます。
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この3日間の
終値は+-+
の順で推移。
■2008年12月8日(月)
左図は前日(12月5日)までの日足。
NYダウは259ドル高。
SGXは85円高の7,975円で寄付き。
日経225は70円高の7,970円で寄付き。
当会ではデイトレードでのエントリーに際して「バイアス」を利用することがあります。「バイアス」とは
特定の条件が揃った時に値動きに「偏り(かたより)」が生じることです。
例えば、日足での終値推移が「+-+」
で推移したとします。
前日の高値
前日終値比で高い終値、安い終値、高
い終値の順序で引けるということです。
左上の日足を見ると、前日までの3日間
はこのパターンになっていることが分か
ります。
当日の寄付き
そして、その翌日の寄付きが前日の終
値よりも高く寄り付いたならば、その日は
陰線になる確率が高まります。
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当会のここ20年のデータでは57%の確率で陰線になります。もし、安寄りしたならば58%の確率で当日は陰線になります。
だから、今日はショートのタイミングを探す日です。
しかし、反対に上昇して前日高値を上抜くようなら、前日の売り方が買い戻しに入る可能性があるのでロングも視野にいれて推移を
見守ります。
前場は下げて引けたので、寄付きからの30分安値を下抜いたらショートしようと考えていました。
前場中は前日高値の8,030円で何度も叩かれていたので下げると思っていたが、前場引けにかけて上げてきて、
前場引け間際の10時45分に前日高値を抜いてきたのでロングエントリー。
(赤矢印)
後場は寄付きから大きくギャップアップ。
今日は大引けまで楽にホールドして手仕舞い、利益確定。
(青矢印)
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■2008年12月15日
左図は前日(12月12日)までの日足。
NYダウは64ドル高。
SGXは270円高の8,530円で寄付き。
日経225は210円高の8,500円で寄付き。
前日はWR7。だから、積極的に行くなら寄付き直後からロングしても良い日。
そして、もし今日、前日高値を上抜けばデイトレード手法「S・D・R」になります。そのため前日の高
値上抜きでロングで入っても良い日です。
寄付きから上げてきて前場中は
前日高値付近で叩かれてなかな
か上抜けませんでしたが、前日
高値の8,630円を上抜きで設
定しておいた逆指値が10時11
前日高値
8,630円
当日の寄付き
分に約定。(赤矢印)
ロスカットは寄付き直後の安値の
下に設定。後場にギャップアップ
しましたが8,700円水準を強く
上抜けずに推移。前々日の高値
を越えることができないようです。
3時間際に上げる気配が無いの
で2時57分に手仕舞いし、小額
前日の日中足
利益確定。(青矢印)
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■2008年12月17日
左図は前日(12月16日)までの日足。
NYダウは359ドル高。
SGXは315円高の8,880円で寄付き。
日経225は190円高の8,750円で寄付き。
この4営業日前の高値
は過去20日間の高値
今日の寄付きは大きくギャップアップし、4営業日前の高値よりも高く寄付きました。
寄付き値は8,800円です。
過去20日間の高値
4営業日前の高値が8,740円です。今日はその高値よりも60円
も高く寄付いたわけです。そして、この4営業日前の高値は過去2
0日間の最高値でした。
さて、今日の寄付きから、どんなセットアップが考えられるか分か
りますか?
1段落ち
これは「タートル・スープ」のセットアップになっています。もし、今
日は寄付きから下げてきて、4営業日前の高値を下抜くなら、これ
はショートでエントリーすることになります。
2段落ち
3段落ち
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十字線
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今日の寄付きは左図で分かるように過去20日間の最高値よりも高く寄付いたわけですか
ら、タートル・スープのショートの場合のトレードルールに合致したことになります。
そのため、寄付きから値を下げてきて、過去20日間の最高値)よりも下げてくれば、ショー
トすることになります。
ショートでエントリーする水準は「タートル・スープ」の開発者ローレンス・A・コナーズによれ
ば「過去20日間の高値から下に5~10呼値下の水準」です。(5~10呼値の間で各トレー
ダーが判断しなさい、ということです。)
そのため、今日は寄付き値8,800円から下げてきて、過去20日間の最高値8,740円(=4営業日前の高値)より6呼値下がった
時点でショートしました。(前々ページの日中足の赤矢印部分)
日中足を見ると前場の下げを1段落ち、後場の13時までを2段落ちと認識した場合、14時前の下落は3段落ちだと考えられました。
その後、日中足で長い下ヒゲの十字線が現れています。
ここまでに3段落ちしていること、そして今日の高値から十字線の安値まで400円近く下落したこと、を考えると、落ち過ぎも考えられ
ます。
そのため、十字線の2呼値上までトレイリングを下げました。
しばらくしてこの長い下ヒゲの十字線の高値を上抜いてきたので手仕舞いをして、利益確定です。
(青矢印部分)
結果的にこのトレイリングはほぼ完璧なものとなりました。年に何回かはこのような完璧なトレイリングができる時があります。
「速習デイトレード手法完全マスター」には「3段落ち後のV字反転」という手法を解説していますが、今日は、この「3段落ち後のV字
反転」のルールに従い、14時30分過ぎからロングでエントリーしても良い日です。
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■2008年12月24日
左図は前日(12月22日)までの日足。
NYダウは100ドル安。
SGXは265円安の8,440円で寄付き。
日経225は160円安の8,580円で寄付き。
前日(12月22日。23日は休場)は高値引けの陽線。
NYダウもSGXも下げているので値幅内で寄付いて、前日の安値を下抜いたらショートを計画
していました。
22日
の安値水準
寄付き前の気配ではギャップダウンしそうな感
じだったのですが、結局、前日の値幅の下部で
寄付き。
30分ほど見ていると値を下げ始めたので前日
安値より2呼値下でショートの逆指値を設定し、
9時55分に約定。(赤矢印部分)
前場は8,500円前後で下げ渋ったまま引けま
した。
後場は前日の買い方の強い投げもなさそうで
あり、大引け間際になっても下げそうも無いの
で1呼値の利益で手仕舞い。
(青矢印部分)
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■2008年12月25日
左図は前日(12月24日)までの日足。
NYダウは48ドル高。
SGXは40円安の8,510円で寄付き。
日経225は10円安の8,540円で寄付き。
前場中に前日終値を上抜いてから、そのまま前日終値を割らずに推移していたのでこの水準でサ
ポートされていると判断しました。上昇して前日の高値を上抜いたらロングで入ろうと思っていまし
た。しかし、大引け間際までレンジ幅わずか40円幅で推移。左図
のようにブロック状で上下上下と5分足が狭いレンジで推移をす
る時は相場参加者が極めて少ない時。ただし、こういった狭いレ
ンジでずっと推移している場合、もし上にブレイクすると買い戻し
前日高値
で上げ、下にブレイクすると投げによって下がる可能性がありま
す。特にある時間帯でのブレイクは「速習デイトレード手法完全マ
スター」でも解説しているように短時間で伸びる場合があります。
今日は15時を過ぎて再び上げてきたのでロングでエントリー。
(赤矢印)
前日終値
大引け成り行きで手仕舞いし(青矢印)、5分足1本で60円幅ほ
ど取れました。こういう場合、ロスカットはエントリーした価格のす
ぐ下に設定します。伸びなければあきらめることです。今日1日の
値幅の2/3が引け際の5分で形成されたことになります。やはり、
日経225先物は15時以降も注意が必要です。
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■2009年01月07日
左図は前日(01月06日)までの日足。
NYダウは62ドル高。
SGXは65円高の9,165円で寄付き。
日経225は100円高の9,170円で寄付き。
前々日の高値は9,240円、前日の高値は9,220円。
両日とも陰線の安値引け。
前夜のNYが上げたので、もし、今日の寄付き後に、前々日や前
日の高値の水準(9,220円~9,240円水準)を上抜くようなら
面白い、と考えていました。
LC
前々日高値
寄付きは前日の値幅内の上部で寄付き、その後上げてきました。
予定通り、9時30分過ぎに前々日の高値を上抜いたのでロング
でエントリー(赤矢印)
順調に上昇し、このまま踏み上げると思ったのですが、前場引け
にかけて下落。前場にダブルトップが形成されているので、今日
はこの前場引けで一旦手仕舞いをしてもよかったかもしれませ
ん。
後場も方向間なく上下動。
結局、大引けまで持って、少額のロスカット。(LC 部分)
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■2009年01月08日
左図は前日(01月07日)までの日足。
NYダウは245ドル安。
SGXは245円安の8,955円で寄付き。
日経225は220円安の9,020円で寄付き。
前日は上昇後、売り込まれて長い上ヒゲをつけた形で引けました。前夜のNYダウも大きく下げたので、今
日の日経225も大きく下げて寄付くと思われました。もし、前日の安値付近で寄付いて売られれば、前日
安値の下抜きでショート。もっと、安く寄付けば様子見と計画
していました。
日経225は前日終値から大きくギャップダウンしましたが、
寄付いてから9,000円を強く下抜く動きもありません。その
前日終値
ロスカットは寄付き後の高値のこの水準
今日の寄付きからの
30分レンジの安値で、
9,000円割れの水準。
しかも、3営業日前の
安値水準。
ため今日は売買チャンスは無いかもしれないと思っていまし
たが、9時25分から下げ始めて、9,000円の下値を試し始
めました。この水準は寄付き後の30分安値であるとともに、
9,000円という価格、さらに3営業日前の安値9,010円水
準でもあります。こういったいくつかの重要な水準のブレイク
は売買のポイントになります。寄付きから30分の安値8,99
0円を下抜いたところでショートでエントリー。(赤矢印)
ロスカットは寄付き後の高値の上に設定しました。
後場に大引けにかけて続落し、大引けで手仕舞い、利益確
定。(青矢印)
9,000円台をキープできずにブレイクして、下げた形になり
ました。
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■2009年01月19日
左図は前日(01月16日)までの日足。
NYダウは68ドル高。
SGXは80円高の8,320円で寄付き。
日経225は90円高の8,330円で寄付き。
前日(先週の金曜日1月16日)はWR7。
そのため今日は前日とは反対方向に動く確率が高いと考え、ショートのタイミングを探すことを考えてい
ました。
前日高値水準
寄付きはギャップアップして前日の高値よりも高い位
置で寄付きました。こうなると30分や1時間のレンジ
で下抜くか、前日高値を下抜いてデイトレード手法
「ウップス」のセットアップになればショートで入ること
になります。
9時40分過ぎに前日高値を2呼値下抜いたところで
ショートでエントリー。(赤矢印)
後場の寄付きからも下げましたが、それ以上は下押
当日の日中足
前日(1/16)の日中足
す動きにはならず、終始狭いレンジで上下動を繰り
返す動きになり、大引け間近で手仕舞い、利益確
定。
(青矢印)
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18
■2009年01月23日
左図は前日(01月22日)までの日足。
NYダウは105ドル安。
SGXは150円安の7,870円で寄付き。
日経225は100円安の7,930円で寄付き。
前日は長い下ヒゲをつけて値を戻した陽線でしたが、今日の寄付き前の気配では安く寄付
きそうでした。
前日までの終値の対前日終値推
移は「-+-」と推移しています。
当日の寄付き
A
前日の日中足
このパターンで終値が推移した翌
日の寄付きが前日の終値よりも安
く寄付くとその日は陰線の確率が
高くなります。
そのため、前日の安値近くで寄付
けば前日の安値を下抜いた時点
でショートです。そうでなければ寄
付きからの様子次第でショートの
タイミングを探しても良い日です。
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寄り付きは7,930円と中途半端な位置で寄付きました。
ちょうど前日の日足の真ん中水準で寄付いた格好になっています。前日の安値まではまだ幅がずいぶんとあります。
このように前日の値幅の中心水準で寄付く日はみなが迷っている時です。
30分ほど待とうかと思ったのですが前日の後場の動きに比べてやはり今日の寄付き位置が弱いように思えました。
また、今日の寄付き水準で空売りした場合のロスカットは前日の高値上になりますが、もしそこでロスカットになったとしてもそれほど
大きなロスカットにはならずに済みます。
そのため9時3分に成り行きのショートでエントリーしました。(赤矢印)
これは特定の手法でエントリーしたわけではなく、前日大引け間際の強い上昇に比べて、今日の寄付きがあまりにも弱く感じたため
です。初心者の方にはこのようなエントリーは勧めません。
エントリー後にすぐに急落。これは単なるラッキーです。
9時30分に一旦戻したのですが、再度下げ始めます。
昼から外出し、後場は1時過ぎまで場を見ることができなかったのですが、もし場を見ていたら「A」付近で手仕舞いしていたかもしれ
ません。1時過ぎにパソコンの前に戻って日中足を確認してAの上にトレイリングを設定しました。
金曜は行って来いのパターンが多いのでこのトレイリングにかかる可能性もありましたが、今日は大引けまで下げ続けました。
3時過ぎてすぐに成り行き手仕舞いして利益確定。(青矢印)
今日は、慎重なトレーダーなら前日の長い下ヒゲの安値を下抜いた時点でショートでエントリーして、小額の利益を確保しても正解で
す。
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20
■2009年02月04日(水)
左図は前日(02月03日)までの日足。
NYダウは141ドル高。
SGXは130円高の7,915円で寄付き。
日経225は120円高の7,890円で寄付き。
寄付き前には前日は日足で長い上ヒゲをつけていることと、NYダウが上げていたので前日の高値
(8,100円)を上抜くと面白い(上昇する)と考えていました。
さらに前日はWR7の陰線なので前日の日足の上ヒゲを上抜か
なくても今日はロングのタイミングを探す日です。
寄り付きは前日終値比で120円高い7,890円で寄付き、前日
の高値8,100円まではずいぶんと遠いので、寄付き後の動きを
見てロングのタイミングを探すことにしました。
寄付き後少し上げますが9時15分から急落。
しかし、次の足ですぐに値を戻してきました。
そこで上げてきて、寄付き値を越えた時点で成り行きで、ロングで
エントリーしました。(赤矢印)
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今日はイニシャルレンジのブレイクアウトでのロングでも良いでしょう。
ちなみに前日は日足でアウトサイドデイ(包み足)になっていますが、個別銘柄と異なり日経225先物の場合にはアウトサイドデイの
翌日は反対方向に動きやすいという特徴があります。
ロスカット水準は前日の安値の下に設定。
前場中は順調にあげ、後場も寄付き後にすぐ上げだしたのでトレイリングを前場の安値の下に引き上げました。
2時に前日高値水準を試し始めたが上抜けません。前日は上ヒゲの長い陰線なので前日の高値を上抜くともう一段の上昇も期待で
きます。
3時間際に再び前日の高値を目指して上昇。
3時間際や3時過ぎてから前日の高値を上抜くとさらに上昇する可能性があります。
その上昇を期待していましたが、3時を過ぎても前日の高値を越える気配がないため間近の安値を下抜いた時点で成り行き手仕舞
いし、利益確定。(青矢印)
今日の日経225先物は大引けの間際に上げて、なんとか8,000円台での引けとなりました。
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22
■2009年02月20日(金)
左図は前日(02月19日)までの日足。
NYダウは89ドル安。
SGXは40円安の7,525円で寄付き。
日経225は20円安の7,550円で寄付き。
日足を見て分かるとおり先週の末からずっと「行って来い」の動きが多く、上げたと思えば
前日の日中足
今日の寄付き
下げ、下げたと思えば上げる、の
毎日で上ヒゲと下ヒゲの日足が
多くなっています。そのためロス
カットが続いていました。
しかも2営業日前には年初来安
値を更新しており、出来高も少な
く、相場参加者も少ないようで
す。
前日の安値
こういう時は値動きが激しくなり
やすい傾向があります。
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今日は前日の陰線の高値を上抜けばロング、2営業日前の陽線の安値7,460円を下抜くならショートを予定していました。
前日の安値を下抜いた時点でもショートという判断もありますが、より安全なのは陽線の日の安値の下抜きでショートでしょう。
寄付きからすぐに前日の安値を下抜いてきたのですが、ここではショートせずに静観。
次に入るとしたら寄付きから30分安値の下抜きになりますが、ここでショートするとすぐに2営業日前の安値7,460円が近くにあり、
そこが支持線になり反転する可能性もあります。出来高も少なく値も飛びやすく、ここ1週間は「行って来い」の動きが多かったのでこ
こも静観。
前場引け間際にやっと2営業日前の安値7,460円を下抜いてきたのでショート。(赤矢印部分)
ロスカットを今日の高値上に設定。
後場は寄付きからギャプダウンし、年初来安値を更新しました。弱い動きです。
しかし、今日は金曜なので値を戻す可能性もあります。注意が必要です。
戻すなら14時や14時30分頃に戻してくるはずなのですが、今日はあまり戻りません。
そのため大引けまでホールドして成り行き手仕舞いで、利益確定。(青矢印)
今日、TOPIXは12.06ポイント安の739.53ポイントで取引を終えています。これはバブル後安値の746.46を下回ったことにな
ります。米国をはじめとする国際的な景気悪化、麻生政権の迷走と打つ手なしの状態で、相場は下げ続けています。市場はいつ、ど
こで底を打つのでしょう。
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24
■2009年03月04日(水)
左図は前日(03月03日)までの日足。
NYダウは37ドル安。
SGXは120円安の7,080円で寄付き。
日経225は90円安の7,120円で寄付き。
もし、今日、前日高値を上抜くなら日足で見て短期売買の定石手法である「specialist のワナ」とし
てロングで入れますが、寄付き前の気配では前日安値付近で寄付きそうでした。そのため、今日の
売買チャンスは無いのではないかと考えていました。
前日の高値
LC
寄付きは前日終値比で120円安く、前
日の安値よりも40円高く始まりました。
前場中は前日安値も下抜かず、かとい
って上昇もせず上下動していたので、ト
レードに入れるタイミングが無い動きに
なっていました。
後場に入り大きくギャップアップし2時
過ぎには前日の高値を上抜いてきたの
で、「specialist のワナ」と認識して、ロ
当日の寄付き
ングでエントリー。(赤矢印)
しかし、その後、下げてきて、大引け成
り行きでロスカット。(LC 部分)
今日は寄付きからギャップダウンして
「ウップス」のロングで入れたらベストな
日ですが、仕方ないところです。
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■2009年03月12日(木)
左図は前日(03月11日)までの日足。
NYダウは3ドル高。
SGXは5円高の7,370円で寄付き。
日経225は40円安の7,350円で寄付き。
今日は寄付き前の8時30分から外出予定があったので、午前8時過ぎに前日のNYダウ
の値動きを確認し、8時30分の時点での日経225先物の気配を確認していました。
NYダウはそれほど上げておらず、8時30分時点で
の日経225先物の気配も前日の終値(7,390円)付
近でした。
日足で見ると前日は大きく上げているので、もし安値
(7,280円)を下抜くならショートしてもよい日です。
但し、前日の終値付近で寄付けばそこまで下げない
可能性もあります。
その場合には、今日は終日外出予定で携帯電話でし
か売買できないので見送ろうと考えていました。
外出先から9時の寄付きをチェックすると前日終値よ
26
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り40円安の7,350円で寄付いていました。
この寄付きは前日の安値よりは上ですから、とりあえず前日安値下に逆指値でショートのオーダーを入れておきました。
12時31分に携帯のメールを受信。
(約定すると携帯とPCにメールが送信されるようにカブドットコム証券のサイトで設定してあります。)
後場寄付き直後に前日安値を下抜いたようです。ここでショートのオーダーが約定。(赤矢印)
そこで、携帯から前日の高値上にロスカット用の逆指値を入れておきました。
携帯では日経225先物のリアルタイム日中足を見ることができません。20分遅れの日経平均の日中足は見ることができます。
それをチェックすると寄付きから一旦上げて前場中に下げていたことが分かりました。
外出先で頻繁に値のチェックができないのでロスカットに引っかからない限りは大引けまで持ちます。
15時にセットしていた携帯のアラームが鳴ったので現値をチェックすると若干の含み益が出ていたので、ロスカット用のオーダーを
キャンセルし、返済買い戻しのオーダーを後場引け成り行きで入れておきました。
大引けで約定し、利益確定。(青矢印)
結果的に15時以降にさらに一段の下げがあり、利が伸びた形です。
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■2009年03月30日(月)
左図は前日(03月27日)までの日足。
NYダウは148ドル安。
SGXは25円安の8,600円で寄付き。
日経225は10円高の8,640円で寄付き。
3月も終盤。今月は外出予定が多く、トレードできない日が多かった月でした。
今日は先週が上げすぎの感があった後の月曜日です。前夜のNYが下げていたので、もし安く寄付いてそ
の後も下げるようならショートのタイミングを探すことを計画してい
ました。
前日安値
寄付きからの30分安値
寄付き後すぐに下げて前日の安値(先週金曜の安値8,610円)
を下抜いてきました。ここで入っても良かったかもしれませんが、
イニシャルレンジを観察することにしました。
その後一旦上げるが再度下げ始めて、イニシャルレンジの安値を
割ってきたところでショートでエントリー。(赤矢印)
その後はずっと下げ続けました。先週まで上げ調子だったのでこ
ういう弱い動きになると手仕舞い売りが次々に出て、さらに下げる
一方となります。
今日は順次、トレイリングを引き下げましたが、全く引っかかる様
子もなく下げ続けました。
大引け成り行きで手仕舞いし、利益確定。(青矢印)
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3/27
高値8,860円
■2009年04月03日(金)
左図は前日(04月02日)までの日足。
NYダウは216ドル高。
SGXは205円高の8,905円で寄付き。
日経225は210円高の8,900円で寄付き。
寄付き直前の気配では3月27日の高値8,860円よりも高く寄付くのは確実
でした。
3/27高値8,860円
ブレイクアウトトレーダーなら、27日の高値を上抜いた時点で、上
方へのブレイクアウトと見ます。
でも、スイングトレードを学んだ人なら、これはタートル・スープの
ショートのセットアップになる可能性があることが分かります。
実際に寄付きはギャップアップして、27日の高値8,860円より
高い8,900円で寄付き。
寄付き後、しばらく方向性の無い動きを続けましたが、9時30分
前に27日の高値を下抜いてきました。
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27日の高値を下抜いた時点ではすぐにショートせず様子を見ていました。
その後、しばし戻す動きがありましたが、再び下げてきたので、寄付きからの30分安値を下抜くようならショートしようと計画し、逆指
値でオーダーを入れておきました。
9時54分にオーダーが約定し、ショートでエントリー。(赤矢印)
10時過ぎから終日外出予定だったのでロスカットを寄付きからの高値より2呼値上に入れてから外出しました。
昼と後場寄付きに携帯で値動きをチェックしましたが、ロスカットにはなっていなかったのでそのままホールド。
15時少し前に値動きを再度チェックし、含み益が出ていたので、ロスカットの逆指値を取り消して、大引け成り行きで手仕舞いするた
めのオーダーを入れました。
大引けで利益確定。(青矢印)
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■2009年04月09日(木)
左図は前日(04月08日)までの日足。
NYダウは47ドル高。
SGXは115円高の8,695円で寄付き。
日経225は100円高の8,680円で寄付き。
前日までで陰線が4本続いています。前日は実体部分の長い陰線で引けていますが、今日の寄り付き前の
気配では前日の実体部分の上部で寄付きそうでした。
もし、今日、前日の値幅内で寄付き、その後前日の高値を上抜く
ならデイトレードや短期売買の定石手法である「S・D・R」のセット
アップになることを予測できます。
寄付きから5分足で3本陽線が立ちました。つまり3CORです。
前日の高値と、さらに寄付きからの30分高値を上抜いた時点で
ロングでエントリーしました。(赤矢印)
ロスカットは前日の終値に置きました。
前場は順調に上昇。後場寄付きは低い位置で寄付いたのですが、
ぐんぐんと値を上げて、そのまま14時まで上昇。この時点でトレイ
A
前日高値水準
リングをAの水準まで引き上げています。
14時過ぎから14時30分までやや値を下げましたが、再上昇して
きたのでそのままホールドして、大引けで成り行き手仕舞い、利益
確定です。(青矢印)
今日は「S・D・R」がきれいに決まり、安心してホールド出来た一
日です。
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■2009年05月11日(木)
左図は前日(05月08日)までの日足。
NYダウは164ドル高。
SGXは25円高の9,485円で寄付き。
日経225は10円高の9,470円で寄付き。
ゴールデンウィーク以降久しぶりのトレード。寄付き前の気配で
は前日の高値付近で寄付きそうでした。
LC
これは前日のNYの上げ幅が164ドルもあるのに比べて弱い感
じです。そのためショートのタイミングがあれば入ることを計画。
B
前日の高値と同値で寄付き後、9時20分までは上昇しましたが、
A
その後下降を始めました。寄付きからの30分安値と前日の終値
を下抜いた時点でショートでエントリー。
(赤矢印部分)
ロスカットは今日の寄付き後の高値上に設定しました。
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前場中は下降を続けたので安心してホールド。
後場に入り前日の安値も下抜いたので更に下げるかと思ったのですが、そこから反転上昇。
大引け成り行きで手仕舞い、少額のロスカットとなってしまいました。(LC 部分)
こまめに利を取るタイプならトレイリングを下げるか、下降トレンドラインを上抜いたA点や、間近の高値を上抜いたB点で手仕舞いし
ても正解だったと思います。
当会ではなるべく大引け間際まで持つことを優先することが多いので、このような負けトレードを経験することも多くなります。
トレイリングをつけながらこまめに利を取るか、大引けまで持つかは各トレーダーの性格や
考え方によります。
今日の大引け後の日足は左図の通りとなりました。
3営業日前に空けた大きなギャップを未だ埋めない日足になっています。
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■2009年05月20日(水)
左図は前日(05月19日)までの日足。
NYダウは29ドル安。
SGXは5円安の9,340円で寄付き。
日経225は80円高の9,380円で寄付き。
日足チャートでも分かるようにここ1週間ほど寄付きからのギャップアップやギャップダウンが多く、し
かも、日中の動きが上下動し上ヒゲや下ヒゲの出来る日が多くなっています。こういう時期はトレー
ドルールを守るタイプのトレーダーはトレードに入るタイ
ミングがあまりありません。
今日は寄付き後にいったん上昇したものの、すぐに下げ
寄付き
てきたので、前日の高値を下抜いた時点でウップスのシ
ョートでエントリーしました。(赤矢印)
LC
し かし 、そ の後は、狭
い値幅内で推移し、結
局、大引け成り行きで
手仕舞い、ロスカット。
(LC部分)
今日の大引け 後の日
前日高値
足は右図の通りです。
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■2009年06月02日(火)
左図は前日(06月01日)までの日足。
NYダウは221ドル高。
SGXは100円高の9,805円で寄付き。
日経225は100円高の9,790円で寄付き。
寄付き前には前日までの日足を見てショートのタイミングを探すことを計画していました。
あなたにはなぜ今日はショートのタイミングを探す日なのか分かりますか。
日足の長さを見ると一目瞭然ですね。
寄付きから一旦上げたのですが9,810円で叩かれて最初の5分
足で陰線となりました。この陰線の安値を下抜いた時点でショート
でエントリー。(赤矢印)
ロスカットは寄付き後の高値上に設定しました。
エントリーから値を戻し、寄付き後の高値付近まで上げてきたので
ロスカットを覚悟しましたが、
その後は上下動を続け、
結局、大引け手仕舞いで
利益確定。(青矢印)
今日の大引け後の日足は
右下図の通りです。
今日は30分安値の下抜き
で入っても正解です。
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■2009年06月29日(月)
左図は前日(06月26日)までの日足。
NYダウは34ドル安。
SGXは25円安の9,885円で寄付き。
日経225は10円安の9,890円で寄付き。
寄付き前の気配では前日の終値よりも若干下げて寄付きそうでした。もし、月曜の寄付きが
前日の終値よりも安い場合、日経225先物はその日下げる確率が高くなります。そのため
前日の終値より下げて寄付き、弱い動きになるか、ショートのタイミングが揃えばショートで入
ろうと計画していました。寄付きは前日終値よりも10円
安く寄付きました。前場中は強い動きでショートできるタ
イミングはありませんでしたが、後場に入り13時過ぎか
ら弱い動きになり、前日の終値を下抜き、さらにその後、
前日終値
前場の安値を下抜いた時点でショートでエントリーしまし
た。(赤矢印)
大引けで成り行き手仕舞いし、利益確定。(青矢印)
大引け後の日足は右下図の通りです。
当日の寄付き
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■2009年07月10日(金)
左図は前日(07月09日)までの日足。
NYダウは4ドル高。
SGXは10円高の9,345円で寄付き。
日経225は40円高の9,350円で寄付き。
結論から言うと今日はノートレードです。
前日もノートレード。下記は「当日」「前日」「2営業日前」の3日間の日中足です。
2営業日前
の日足
前日の日足
2営業日前の
日中足
当日の日中足
前日の日中足
①
②
③
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前日と今日とトレードのエントリータイミングとして狙っていたのは次のとおりです。
前日は前ページの日中足で示した①の水準を上抜くならロングを計画していました。
このセットアップは「specialist のワナ」です。
また、前日は寄付きが安かったのでギャップダウン後に②の安値を上抜いた時点でのロングも計画していました。
このセットアップは「ウップス」です。
今日は日経225先物が寄付き後上昇し上昇基調で、前ページの日中足で示した③の水準を上抜くならロングを計画していました。
そのセットアップは「速習デイトレード手法完全マスター」でも解説している手法です。
しかし、どれもそのとおりのセットアップとはならずノートレードでした。
自分で決めているセットアップが現れない日が続きザラバを見ていると「ついトレードしたくなる」ものですが、大抵の場合、自分の得
意な手法のセットアップではない時にトレードしても結果はあまり良くはなりません。
「自分の得意パターン」が出るまで待つこともデイトレードでは大切です。
大引け後の日足は右下図の通りです。
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■2009年08月06日(木)
左図は前日(08月05日)までの日足。
NYダウは39ドル安。
SGXは20円高の10,270円で寄付き。
日経225は20円高の10,270円で寄付き。
7月中旬以降日経平均は上昇基調ですが売買代金は伸び悩んでいます。東証1部の売買代金の
活況の目途となる2兆円を超えた日は1日もない状態が今日まで続いています。
前日は大陰線なので、今日はロングのタイミングを探す日と
なります。分かりやすいセットアップの日足です。
前日の日中足
できればギャップダウンして寄付き、その後に上げてきて前
日の安値を上抜くような動きになるとエントリーしやすいと考
えていました。そのような動きだとウップスのセットアップでロ
トレイリング
当日の寄付き
ングには入れるからです。しかし、寄付き前の気配では前日
の安値より少し上で寄付きそうでした。
寄付きは前日の安値よりも30円高くなりました。
積極的なトレーダーなら前日の日足は大陰線であること、そ
して寄付きは前日の安値や終値よりも高く寄付いたことを確
認して、すぐにロングで入り、ロスカットを前日の安値の下に
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設定しても良いところです。
ただし、慎重にトレードするために30分は様子を見ることにしました。
寄付き後には下げる動きはなく寄付きから30分の間には寄付き値よりも下がりません。
そのため30分の高値を上抜いた時点でロングでエントリーしました。
(赤矢印)
ロスカットは前日の安値の下に設定。
前場引けにかけて若干下げましたが、後場は寄付いた後ですぐに前場の高値を越え、そのまま大引け間際までは上昇をつづけた
ので比較的安心して場を見ていることができました。
大引け間際に下げてきたのでトレイリング水準を引き上げました。
(前ページ日中足の「トレイリング」と書かれている水準)
しかし、このトレイリングにはかからなかったので大引けで成り行き手仕舞いし、利益確定。
(青矢印)
大引け後の日足は右図の通りです。
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■2009年08月13日(木)
左図は前日(08月12日)までの日足。
NYダウは120ドル高。
SGXは85円高の10,515円で寄付き。
日経225は80円高の10,520円で寄付き。
前日は陰線引けで、前夜のNYが上げ基調でした。しかも、寄付き前の気配では前日の値幅の高
値水準で寄付きそうでした。
とい うこと はも
し、寄付きから
上げて 前日の
前日の日中足
LC
当日の寄付き
高値を上抜い
てくると前日の
売り方の買戻
しも入ることが
確率的には考
えられます。手
法としては「前
日高値のブレ
イクアウト」とな
ります。
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実際の寄付きは前日の高値10,530円よりも10円安い10,520円で寄付き。
前場の引け際までのレンジはわずか30円幅。
今日の前場中に現れている下図のような日中足のパターンは参加者が少なく、方向性が無い時に現れやすいパターンです。
個別銘柄では大型株の銘柄の日中足でよく見られます。
前場中に一旦下に抜けましたが、後場に入って前場の上限と前日の高値を上抜いてきました。
そのため予定通りロングでエントリー。(赤矢印)
しかし、前日の高値をブレイク後も方向性がなく、13時から大引け間際までのレンジはわずか30円幅。
結局、大引けにかけて若干下げて引け、大引け成り行き手仕舞いで小額のロスカット。
大引け後の日足は右下図の通りです。
日足では同時線となりました。このような日は買っても売っても利を取るのは難しい日です。
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■2009年08月20日(木)
左図は前日(08月19日)までの日足。
NYダウは61ドル高。
SGXは80円高の10,265円で寄付き。
日経225は30円高の10,240円で寄付き。
日足で見ると前日はインサイドデイです。
短期売買では「速習デイトレード手法完全マスター」で解説した「はらみ足のブレイクアウト」のよ
うにインサイドデイの日の高値、安値に注
目する場合と、インサイドデイの日は前日
の値幅内でうろうろしていただけなのでそ
の日の値動きは無視して、その前日の高
前日の安値水準で
値、安値を重視するという2通りの意見が
あります。
ダブルボトムを形成
当会では日経225先物のデイトレードで
はインサイドデイの前日の高値や安値に
注目することが多くなっています。
個別銘柄では「はらみ足のブレイクアウト」
のようにはらみ足の高値や安値のブレイク
アウトでトレードに入ることも有効ですが、
経験則的には日経225先物ではインサイ
前々日の
日中足
前日の
今日の
ドデイの前日の高値や安値に注目した方
がトレード結果が良いようです。
日中足
日中足
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そのため今日は前々日の高値や安値をブレイクするかどうかに注目していました。
寄付き直後から下げたので前々日の安値の下に逆指値のショートのオーダーを入れました。
しかし、前日の安値水準で下げ渋り、日中足でダブルボトムを形成しました。
その後、寄付きからの1時間レンジを上抜いて上昇を開始したので、前場中にショートのオーダーが約定することはありませんでし
た。
後場も寄付きからその勢いを継続して上昇を続け、13時17分に前々日の高値を上抜いてきたので、ここでロングでエントリー。
(赤矢印)
この時点で前場中に入れていた前々日の安値の下に設定した逆指値のショートのオーダーは取り消しました。
ロスカットは前々日の安値の下に設定。
そのまま上昇しましたが10400円で叩かれ、値を下げてきてしまいました。
大引けで成り行き手仕舞いし、利益確定。(青矢印)
積極的に攻めるタイプのデイトレーダーや細かく利を取るタイプのデイトレーダーなら寄付
きから30分や1時間のレンジの上抜きでロングで入る、あるいは寄り付き後に日中足でダ
ブルボトムが形成された時点で入った方が利幅が大きかった日です。
しかし、これはトレーダー各自の好み、スタイル、採用している手法によって異なります。
大引け後の日足は下図の通り。
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■ エピローグ デイトレードとは自分の得意パターンで勝負することなり。
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『何よりも必要となるのは、
メシのタネとなる1つのパターンだ。』
(「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ/ローレンス・A・コナーズ著 より)
デイトレードを始めたばかりの初心者はデイトレードというと一日中PCの前に座り、ずっとモニター画面を注視し、細かな利を取るた
めに、1日に何度も何度も頻繁に売買を繰り返すトレードスタイルをとることだと思っている人が多くいます。
また、どんな相場環境でもどんな値動きでも毎日トレードすることがデイトレードだと勘違いしている人も大勢います。
「メシのタネとなる1つのパターン(デイトレード
しかし、デイトレードの初心者にとって最も大切なことは「メシのタネとなる1つのパターン(
「メシのタネとなる1つのパターン(デイトレード手法)」を身につけ、「そのパタ
デイトレード手法)」を身につけ、「そのパタ
ーン(デイトレード
デイトレード手法のセットアップ)が出るまで待つ」
手法のセットアップ)が出るまで待つ」ことです。
ーン(
デイトレード
手法のセットアップ)が出るまで待つ」
頻繁に売買を行ない、トレード回数を増やさないと資金が増えないと思っている人も大勢いますが、得意な手法もなく単に売買回数
を増やしても、それは単に「早く資金を失う」だけです。
デイトレードの初心者はどんな状況でもトレードを行なう、あるいは毎日トレードをするというよりも、まずは「1つの手法」
「1つの手法」を理解し、身
「1つの手法」
につけ、実践でその感覚を養い、さらに次の「手法」を理解し、身につけ、実践でその感覚を養い・・・ということを着実に繰り返しなが
ら得意な手法を増やしていくこと、そして前日までの日足や当日の寄付き後の値動きから今日はどんな手法のセットアップのパター
ンになる可能性があるのかを読み取る力を高めることが大切です。
これらの力を身に付けるためには実トレードを通して試行錯誤することが必要になりますが、実トレードだけでは何年もの時間やコス
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トがかかってしまいます。そこで、プロのトレーダー達は「他者の売買譜」を読み取るという行為を通してトレードシナリオの描き方、セ
ットアップの認識方法、エントリーのタイミングを学び、他者のトレード経験を「自分のトレード経験」として擬似的に体得します。
「他者の売買譜」は、自分のトレード体験と他者のトレード体験を合わせて効率的に自身のトレード能力を高めるための最も有効な
手段の一つです。このことを理解しているプロには「他者の売買譜」を高い金額を提示して買取り、徹底的に読み込む人もいます。
(反対にトレード技術の低い人ほど他者の売買から学ぶことの重要性が理解できずに、自分の経験だけで技術の向上を図ろうとして
資金を失う人が多いのは興味深い現象です。)
そのため、あなたがデイトレードの初心者であったとしても本紙のような売買譜を何度も熟読することは、デイトレードの「手法」を理
解し、身につけ、実践での感覚を養うためにはとても有効な方法です。
どんな分野でも最初は誰でも初心者です。
その初心者は知識を身につけ、他者に学び、自身の経験値の積み重ねによって「自分のスタイル」を築いていきます。
デイトレードの世界も同じです。
あなたがこれからご自身のデイトレードスタイルを作りあげ、マーケットで縦横無尽に活躍されますことを心より願っています。
日本株短期売買研究会
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― 補足・注意事項 -
本紙はテクニカル分析の基礎やデイトレード手法を学習済みの方むけです。
本紙で解説されているデイトレード手法、トレードルールについては市販書籍や当会のトレードマニュアルを参照してください。
=> 成功するスイングトレード
=> 27種類のデイトレード手法
http://www.1advantage.info/cd.html
http://www.1advantage.info/dt/daytrade.html
●個別銘柄でのデイトレードについて
本紙は日経225先物のトレードを解説しています。
そのため日経225採用銘柄でのデイトレードや日経平均との連動性が高い個別銘柄でのデイトレードを行なう場合にも、手法、考え
方、セットアップの認識の仕方、シナリオの描き方、エントリーポイント、ロスカットポイントの設定等は応用できるものと思われます。
ただし、個別銘柄は企業業績や商品開発に関わるいわゆる「材料」により値動きに大きな変化が生じます。
個別銘柄のデイトレードを行う際にはご自身で十分に過去の値動きを検証されることをお薦めします。
●本紙について
本紙は投資活動における教育と一般的な情報提供を目的としています。教材の内容は一般的情報であり、投資アドバイスには該当
しません。当社ならびに当団体は投資顧問業社ではありませんので、個別銘柄、現在保有の銘柄に関するご質問、ご相談にお答え
することはできません。
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また、個人情報、個人的資産情報、団体としての資産情報や売買記録等に関する情報の公開、ならびに他社(者)の投資手法やシ
ステムに関する批評にはお答えできませんことをご了承ください。
株式、為替、先物、オプションの取引にはリスクが伴います。当社ならびに当団体は本紙の情報を使った者の利益や損失の補填を
保証することはできません。株式、先物、為替、オプションなどの取引には相当のリスクが伴います。取引を行う際には投資家ご自
身の判断で自己責任のもとに行ってください。
●本紙で使用しているチャートソフトについて
本紙に掲載のデイトレードを実施する際に使用したチャートソフトは下記です。
kabuマシーン
詳細はカブドットコム証券のサイトでご確認下さい。
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本紙の読者は、株式、先物、為替、オプションなどの取引による損失を含むすべての危険を、自己の責任として負うものとしま
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本紙内でご紹介している銘柄は、「推奨銘柄」ではありません。あくまでも、トレード技術を習得するための「材料・教材用の銘柄」
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