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インドネシア:政府、鉱業部門へ中国から多くの投資を期待
インドネシア:政府、鉱業部門へ中国から多くの投資を期待 2013 年 5 月 3 日付地元紙によると、Hatta Radjasa 経済担当調整大臣は、経済成長を加速させ、多 くの雇用を創出するために、鉱業部門に中国からの投資を誘致したいと述べた。 5 月 2 日の中国外務省 Wang Yi 大臣との会談の後に開かれた記者会見で、Hatta Radjasa 大臣は、中 国が今後数年間で世界中に 5 兆 US$に昇る投資計画があるといい、特に鉱業部門にその計画されたグロ ーバルな投資の一部を誘致したいと述べた。 世界第 2 位の経済大国の中国は、エネルギー商品や鉱物資源の国内供給を確保するための努力の一環 として、鉱業資産の取得に非常に積極的である。また、インドネシアでは輸出するために原料鉱物の処 理を必要とする新しい政策が投資家の間でいくつかの不確実性を生じさせてはいるが、インドネシアの 鉱業ポテンシャルは無視できないほど巨大である。 一方、在インドネシア中国大使館 Liu Jianchao 大使は、インドネシアの鉱業部門における中国側の 関心を認め、鉱業部門が最も重要な分野であるとの認識を会議後に地元メデイアに語った。Hatta Radjasa 大臣は、中国が鉱石の輸出禁止に関する政府の方針を理解し、中国の投資家が、それらを輸出 する前に、原料鉱物を処理するために、インドネシアに製錬施設を建設する計画の可能性があるという。 (石炭開発部 佐藤昇) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。 正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基 づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。な お、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくだ さいますようお願い申し上げます。