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三郷町まちづくり総合戦略(PDF:1556KB)

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三郷町まちづくり総合戦略(PDF:1556KB)
三 郷 町
まちづくり総合戦略
輝きと安らぎのあるまちづくり
平成 28 年 3 月
三
郷
町
は
じ
め
に
我が国では、急速な少子高齢化が進む中、人口減少に歯止めをか
けるとともに、それぞれの地域で住みよい環境を確保し、将来にわ
たって活力ある日本社会を維持していくことが喫緊の課題となって
います。
こうした社会情勢を背景に、国においては、人口減少社会からの脱
却と地域経済の再生を柱とする地方創生を推進するために、平成26年
11月、
「まち・ひと・しごと創生法」を制定し、
「まち・ひと・しごと創生
総合戦略」を策定しました。また、私ども地方公共団体においても、地域の実情に応じ、
「まち・
ひと・しごと創生法」にもとづいた目標や実施する施策の基本的方向、具体的な施策を定めた
「地方版総合戦略」の策定が求められています。
そのような中、本町は、昭和41年の町制施行で「三郷町」となり、本年で50年という大
きな節目を迎えることとなりました。これを契機に更に飛躍するために、
「三郷町第4次総合計
画(計画期間:平成19年度∼平成28年度)
」の基本理念や目標を継承しつつ、地域で安定し
た雇用を創出し、新しい人の流れをつくるとともに、若い世代の希望に応じた結婚、出産、子
育てをすることができる地域社会の実現に向け、新たな「まちづくり計画」として、
「三郷町ま
ちづくり総合戦略」を策定いたしました。
本総合戦略では、
「再生可能エネルギーの導入による雇用の創出」
、
「温泉施設に対する支援」
、
「家庭や身近な場所で仕事ができる生活環境の提案(テレワークの推進)
」
、
「生涯活躍のまちを
進める日本版CCRC構想の推進」
、
「商業施設の誘致」を重要施策として位置づけ、それらの
取り組みを積極的に展開し、
「輝きと安らぎのあるまちづくり」を推進したいと考えております。
最後に、本総合戦略の策定にあたりご尽力いただきました「三郷町まちづくり総合戦略策定
有識者会議」の委員をはじめ、関係各位に厚くお礼申し上げます。
平成28年3月
三郷町長
森
宏 範
目
次
1.総合戦略について ...................................................... 1
1.1.まち・ひと・しごと創生法の制定と国による「長期ビジョン」及び「総合戦略」の策定 . 1
1.2.三郷町まちづくり総合戦略の位置づけ .................................... 2
1.2.1
まち・ひと・しごと創生法や国の総合戦略との関係 .................. 2
1.2.2
三郷町第4次総合計画等との関係 .................................. 3
1.2.3
取り組み期間 .................................................... 3
1.2.4
推進体制 ........................................................ 4
2.三郷町まちづくり総合戦略 .............................................. 6
2.1.計画期間 .............................................................. 6
2.2.基本目標 .............................................................. 6
2.3.講ずべき施策に関する基本的方向 ........................................ 8
2.4.具体的施策 ........................................................... 13
2.4.1
三郷町まちづくり総合戦略の施策体系 ............................. 13
2.4.2
具体的施策の内容と重要業績評価指標(KPI) ................... 16
基本目標1 社会や地域の課題に対応した新たな産業振興を図り、安定した雇用を創出する ........... 16
基本目標2 地域特性や地域資源を最大限に活用し、三郷町への新しい人の流れをつくる ............. 20
基本目標3 若い世代が住みやすく、結婚・出産・子育ての場として選ばれる生活環境をつくる ....... 26
基本目標4 時代に合った、健康で安心して住み続ける・働き続けることができる地域づくりを進める.. 35
3.資料 ................................................................. 48
3.1.三郷町人口ビジョン及びまちづくり総合戦略策定委員会 ................... 48
3.2.三郷町まちづくり総合戦略策定有識者会議 ............................... 49
1.総合戦略について
1.1.まち・ひと・しごと創生法の制定と国による「長期ビジョン」及び「総合戦略」の策定
我が国における急速な少子高齢化の進展に対応するため、人口の減少に歯止めをかけるととも
に、首都圏への過度な人口の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来に
わたって活力ある日本社会を維持していくことが喫緊の課題となっています。
このため、まち・ひと・しごと創生法が平成26年11月に制定され、国は「国民一人ひとり
が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる地域社会を形成すること」
、
「地域社会を担う個性豊かで多様な人材について確保を図ること」及び「地域における魅力ある
多様な就業機会を創出すること」の一体的な推進を図ることとしています。
また、国では、平成26年12月に人口の現状と将来の姿を示し、今後目指すべき将来の方向
を提示する「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」と今後5か年の目標や施策の基本的方向、
具体的な施策をまとめた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を定めました。
図
まち・ひと・しごと創生「長期ビジョン」と「総合戦略」の全体像
- 1 -
1.2.三郷町まちづくり総合戦略の位置づけ
1.2.1
まち・ひと・しごと創生法や国の総合戦略との関係
三郷町まちづくり総合戦略は、まち・ひと・しごと創生法第10条にもとづく「市町村まち・
ひと・しごと創生総合戦略(地方版総合戦略)」です。
国の長期ビジョン及び総合戦略を勘案しつつ、地方公共団体における人口の現状と将来の展望
を提示する「地方人口ビジョン」を策定し、これを踏まえて、今後5か年の目標や施策の基本的
方向、具体的な施策をまとめた「地方版総合戦略」を策定するものです。
そのため、三郷町まちづくり総合戦略は、国の総合戦略で定められた基本的な考え方や政策5
原則、政策の基本目標をもとに、三郷町人口ビジョンと一体的に策定しました。
■国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」
1)基本的な考え方
①人口減少と地域経済縮小の克服
②まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立
2)政策5原則
①自立性 :構造的な問題に対処し、地方公共団体、民
間事業者、個人等の自立につなげる。
②将来性 :地方が自主的かつ主体的に、夢を持って前
向きに取り組むことを支援する。
③地域性
:各地域の実態に合った施策を支援する。
国は支援の受け手側の視点に立って支援
図 総合戦略の基本的な考え方
する。
④直接性
:最大限の成果をあげるため、直接的に支援する施策を集中的に実施する。
⑤結果重視:PDCA メカニズムの下、具体的な数値目標を設定し、効果検証と改善を実施する。
3)政策の基本目標
①地方における安定した雇用を創出する。
②地方への新しいひとの流れをつくる。
③若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる。
④時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する。
- 2 -
1.2.2
三郷町第4次総合計画等との関係
三郷町では、平成19年4月に「三郷町第4次総合計画(計画期間:平成19年度∼平成28
年度)
」を策定し、まちの将来イメージ「共に
いきいき
やさしさとぬくもりが広がるまち
三
郷」の実現に向け、まちづくりを進めています。
三郷町人口ビジョン及び三郷町まちづくり総合戦略は、三郷町第4次総合計画の基本理念や目
標を継承しつつ、国・県の関連計画との整合を図りながら、少子高齢化への対応や雇用促進等の
ための取り組みを迅速かつ強力に進め、
「輝きと安らぎのあるまちづくり」を推進するための新た
な「まちづくりの指針」として位置づけられます。
国
:「長期ビジョン」及び「総合戦略」
奈良県:奈良県版「人口ビジョン」及び「総合戦略」
整合・調整・協力
整合・継承・反映
三郷町
三郷町
総合計画、その他計画
人口ビジョン・まちづくり総合戦略
図 関連する計画等との関係
1.2.3
取り組み期間
三郷町人口ビジョン及び三郷町まちづくり総合戦略の取り組みは、国の長期ビジョン及び総合
戦略との整合を図り、以下の期間とします。
・三郷町人口ビジョン
:2060年まで
・三郷町まちづくり総合戦略:平成27年度から平成31年度までの5年間
- 3 -
1.2.4
推進体制
三郷町人口ビジョン及び三郷町まちづくり総合戦略の策定にあたっては、町長を委員長とする
「三郷町人口ビジョン及びまちづくり総合戦略策定委員会」を設置して検討するほか、産官学金
労言等の外部委員で構成する「三郷町まちづくり総合戦略策定有識者会議」の助言や、関係団体・
企業等の協力を得つつ策定しました。
前述したように、三郷町人口ビジョン及び三郷町まちづくり総合戦略は、次期総合計画として
位置づけられます。長期にわたる計画期間において確実な成果を達成するためには、関係する全
ての主体がそれぞれの役割を発揮しながら取り組みを進めていく必要があります。
そこで、
「三郷町人口ビジョン及びまちづくり総合戦略策定委員会」の委員で構成する「三郷町
まちづくり総合戦略推進委員会」を設置し、総合戦略において設定する数値目標「KPI(重要
業績評価指標)」の進捗状況を検証し、またPDCAサイクルによる継続的な実行と改善を推進し
ます。
■三郷町人口ビジョン及びまちづくり
■三郷町まちづくり総合戦略策定
総合戦略策定委員会
有識者会議
〇委員長
〇産:産業界
・町長
・奈良交通株式会社
〇策定委員
・三郷町観光協会
・副町長
・三郷町商工会
・教育長
〇官:行政機関
・総務部長
・総務省近畿総合通信局
・健康福祉部長
・奈良県医療政策部地域医療連携課
・環境整備部長
・奈良県郡山保健所
・水道部長
〇学:大学
・教育部長
・奈良学園大学
〇金:金融機関
・株式会社南都銀行
■三郷町まちづくり総合戦略推進委員会
〇労:労働関係機関
〇委員長
・大和郡山公共職業安定所
・町長
〇言:メディア
〇推進委員
・株式会社奈良新聞社
・副町長
〇住民:
・教育長
・三郷町自治連合協議会
・総務部長
〇議会:
・健康福祉部長
・三郷町議会
・環境整備部長
〇その他:
・水道部長
・三郷町社会福祉協議会
・教育部長
・総務省 ICT 地域マネージャー
- 4 -
計画の検討・策定
三郷町人口ビジョン及び
まちづくり総合戦略策定委員会
三郷町まちづくり総合戦略
策定有識者会議
助言等
三郷町まちづくり総合戦略
必要に応じて
助言、協力、連携
推進
(進捗管理・計画見直し)
三郷町まちづくり総合戦略
推進委員会
資料提示等
進捗把握、調整
事務局
(まちづくり推進課)
ヒアリング
進捗報告・提案
施策の実行
施策の実行
協力・連携
各担当課
関係団体・企業・住民等
庁 内 体 制
図
推進体制イメージ
PLAN(計画)
DO(実行)
・まちづくり総合戦略の策定
・目標指標としてKPIの設定
・各担当課による施策の実行
・関係団体・企業・住民等との
協力・連携による施策の実行
ACTION(改善)
CHECK(評価)
・進捗状況の把握
・定期的にKPIの達成度を評価
・施策の内容やKPIの見直し
・新たな施策の追加
図 PDCA サイクルイメージ
- 5 -
2.三郷町まちづくり総合戦略
2.1.計画期間
平成27年度から平成31年度までの5年間とします。
2.2.基本目標
国が策定した総合戦略の基本的な考え方等をもとに、
「三郷町第4次総合計画」の基本理念や目
標、さらには雇用確保や産業振興、子育て・生活環境の向上といった地域課題や三郷町人口ビジ
ョンで示された人口の現状や動向等も踏まえ、以下に示す4つの基本目標を設定しました。
また、基本目標をもとに、講ずべき5つの重点施策を設定しました。
1)社会や地域の課題に対応した新たな産業振興を図り、安定した雇用を創出する
(国の基本目標①:地方における安定した雇用を創出する)
【数値目標】
指標名
基準値
町内事業所就業者数
5,068 人(H26)
目標値
5,320 人(H31)
【重点施策】
◆ 再生可能エネルギーの導入(P.18 参照)
2)地域特性や地域資源を最大限に活用し、三郷町への新しい人の流れをつくる
(国の基本目標②:地方への新しい人の流れをつくる)
【数値目標】
指標名
基準値
観光入込客数
700,528 人(H26)
【重点施策】
◆ 温泉施設に対する支援(P.20 参照)
- 6 -
目標値
900,000 人(H31)
3)若い世代が住みやすく、結婚・出産・子育ての場として選ばれる生活環境をつくる
(国の基本目標③:若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる)
【数値目標】
指標名
基準値
目標値
出生数
166 人(H26)
175 人(H31)
子育て層(20∼39 歳)の人口割合
22.2%(H26)
23.0%(H31)
【重点施策】
◆ 家庭や身近な場所で仕事ができる生活環境の提案(P.27 参照)
4)時代に合った、健康で安心して住み続ける・働き続けることができる地域づくりを進める
(国の基本目標④:時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する)
【数値目標】
指標名
基準値
転入者の増加
1,077 人(H26)
【重点施策】
◆ 日本版CCRC構想の推進(P.35 参照)
◆ 商業施設の誘致(P.42 参照)
- 7 -
目標値
1,130 人(H31)
2.3.講ずべき施策に関する基本的方向
基本目標1
社会や地域の課題に対応した新たな産業振興を図り、安定した雇用を創出する
【基本的方向】
①企業誘致
地域での雇用創出に向けて、社会や地域のニーズに沿った企業・商業施設の誘致や、町外
企業によるサテライトオフィス※の誘致を図ります。
※サテライトオフィス:勤務地以外の出先機関等、他の施設でパソコン等を活用して
業務を遂行する形態のこと。
②産業振興
地域の産業構造や自然環境等の特性を活かし、一
黒豆
次産業の活性化と雇用機会の創出につながる付加
価値の高い特産品を取り扱う産業育成を図ります。
また、再生可能エネルギーの導入等、社会や地域
の課題に対応した取り組みに伴う新たな雇用創出
を検討します。
こんにゃく
いも
三郷町の特産品(一例)
③起業支援
若い世代や元気なシニア世代(Uターン等も含む)等による町内での「起業」を支援し
ます。
起業に向けた公開講座
- 8 -
基本目標2
地域特性や地域資源を最大限に活用し、三郷町への新しい人の流れをつくる
【基本的方向】
①地域資源の活用
龍田大社・信貴山周辺において、さらなる魅力を
高めるための施策や、町内に点在する国・県・町指
定文化財や古社寺等の歴史・文化を活かした施策を
推進し、町外からの観光客の誘致及び滞在時間の延
長を図るとともに、町民の来訪を促進し、人的交流
に努めます。
信貴山朝護孫子寺
②インバウンド観光
外国人観光客を意識した「インバウンド※観光施
策」や「おもてなしの環境づくり」を町内・町外の
観光施設をはじめ、周辺自治体・関係行政機関と連
携して推進します。
※インバウンド:訪日外国人旅行のこと。
龍田大社
③情報発信
三郷町の魅力や情報をより多くの方々に発信することで町全体をPRし、新しい人の流
れを生むことを目指します。
三郷町イメージキャラクター
たつたひめ
まちの様子
- 9 -
基本目標3
若い世代が住みやすく、結婚・出産・子育ての場として選ばれる生活環境をつくる
【基本的方向】
①若い世代の定住
「若者や子育て世帯が移り住みたいまち」、
「若者
が希望を持って結婚し子育てしやすいまち」を目指
し、定住促進等のための支援や男女ともに仕事との
両立をしやすい子育て環境の構築を推進します。
男女共同参画セミナー
②子育て環境
妊娠・出産・子育てと切れ目のない継続的な支援
を行い、
「子育てしやすい環境づくり」を推進します。
例えば、不妊治療に対する町独自の助成、保護者
の育児疲れや子育てに対する不安の解消、急病・入
院・勤務形態等の理由で緊急・一時的に保育が必要
な子どもへの対応等の支援の充実を図ります。
子育て支援センター
「ちぃすてっぷ」
③充実した教育
町全体で子どもたちの成長を応援するため、学校
での教育プログラムの充実、地域の自然や歴史を活
かした特色のある教育、食育、孤立する子どもをつ
くらないための取り組み等を学校、家庭と地域の連
携を深めながら進めます。
学校給食センター
- 10 -
基本目標4
時代に合った、健康で安心して住み続ける・働き続けることができる地域づくりを進める
【基本的方向】
①生涯活躍のまちづくりの推進
首都圏等の高齢者が移り住み、多世代と交流しながら健康で活動的な生活を送り、必要
に応じて医療・介護を受けることができるような地域づくりを推進します。
②健康づくり・介護サービス
高齢者が、いつまでも元気に地域で活躍する暮らしやすい地域づくりを目指します。そ
のため、積極的な健康づくりや心身の状態の維持・改善を行い、「健康寿命※」を延ばすこ
とを目標に多様な介護予防を推進します。
また、介護が必要になっても十分な介護サービスが受けられるように、介護サービスの
充実と質の向上を図るとともに、高齢者が住み慣れた地域や家庭で安心して生活できるよ
う、地域の保健・福祉・医療等の連携によるネットワークの構築を推進します。
※健康寿命:日常的に介護を必要とせず、自立した生活ができる期間。
スッキリ教室
③障がい者への支援
障がい者が自立した日常生活や社会生活を営むにあたって、社会への参加が妨げられず、
住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、必要な支援が身近な地域で提供され
る体制整備を進めます。
- 11 -
④人権・生涯学習
人権尊重の視点に立ったまちづくりを推進する
とともに、生涯にわたり「学び」の姿勢と心豊かな
ふれあいを通じて、子どもから高齢者まですべての
人が、いきいきと生きがいをもって暮らすことがで
きる活力ある地域づくりを進めます。
町立図書館
⑤インフラ※整備・便利な生活
地域や施設間のネットワーク強化のための「道路網
の整備」
、衛生的な日常生活に不可欠な「上・下水道の
整備」をはじめとするインフラ整備を推進します。
また、便利で快適な公共交通の確保や充実を交通
事業者等と連携し推進するとともに、日常的な買い
物ができる商業施設の誘致に努めます。
※インフラ:インフラストラクチャーの略。道路、
三郷町予約制乗合タクシー
橋りょう、上下水道等の社会基盤。
⑥防犯・防災・安全
安全・安心の確保に向けた「犯罪を未然に防ぐまちづくり」や「防災体制が整ったまち
づくり」を目指し、地域住民等と連携した取り組みを推進します。
⑦環境保全
自然環境や生活環境に配慮した「快適で環境にや
さしいまちづくり」、
「限られた資源を有効活用する
循環型社会の構築」を推進します。
大和川クリーンキャンペーン
⑧行財政改革
地方創生に向けた取り組みを確実かつ強力に推進していくためには、一定の財政支出が
不可欠になります。
近年の国・地方における厳しい財政状況の中、町行政においても効果的で効率的な行政
運営が求められており、そのための取り組みを進めます。
- 12 -
2.4.具体的施策
2.4.1
三郷町まちづくり総合戦略の施策体系
基本目標
1. 社 会 や 地 域 の 課 題
基本的方向
→
具体的施策
1-1 企業誘致
に対応した新たな産
業振興を図り、安定
→
1-2 産業振興
→
1-1-1 企業誘致の促進
→
1-1-2 サテライトオフィスの誘致
→
1-2-1 特産品等を活用した新たな商品の
した雇用を創出する
開発
→
基本目標
2.地域特性や地域資源
1-3 起業支援
→
1-2-2 再生可能エネルギーの導入
→
1-3-1 コミュニティビジネス等の起業支援
基本的方向
→
具体的施策
2-1 地域資源の活用
を最大限に活用し、
→
2-1-1 温泉施設に対する支援
→
2-1-2 龍田古道・信貴山周辺の環境整備
三郷町への新しいひ
やそれらを活用したイベント開催
との流れをつくる
→
2-2 インバウンド観光
→
2-1-3 観光案内アプリの導入
→
2-1-4 文化財に関わる人材の育成・確保
→
2-1-5 教育機関との連携
→
2-2-1 Free Wi-Fi 基盤整備、Webコンテン
ツ作成
→
2-3 情報発信
→
2-2-2 外国人向けの広域観光ルートの開発
→
2-2-3 外国人向けの観光マップの作成
→
2-3-1 三郷町制施行50周年記念事業の実施
→
2-3-2 全国に向けたPR活動の実施
→
2-3-3 ふるさと納税「ガンバレ三郷!応援
寄附金」の推進
- 13 -
基本目標
3. 若い世代が住みやす
基本的方向
→
具体的施策
3-1 若い世代の定住
→
く、結婚・出産・子育て
3-1-1 定住化促進のための空き家活用
支援及び家賃助成
の場として選ばれる
→
3-1-2 婚活支援
生活環境をつくる
→
3-1-3 家庭や身近な場所で仕事ができる
生活環境の提案
→
3-2 子育て環境
→
3-1-4 男女共同参画の推進
→
3-2-1 不妊治療に対する助成
→
3-2-2 「保育園待機児童ゼロ」の推進及び
「一時預かり事業」の充実
→
3-2-3 子育て支援事業の充実
→
3-2-4 切れ目のない一貫した子育て支援の
ための保育園・学校間の連携
→
3-2-5 地域子育て支援拠点の運用
→
3-2-6 子ども医療費助成及びひとり親家庭
等医療費助成の所得制限撤廃
→
3-3 充実した教育
→
3-3-1 三郷中学校の建て替え
→
3-3-2 学校ICT教育の推進
→
3-3-3 いじめ・不登校対策の推進
→
3-3-4 放課後児童クラブの充実
→
3-3-5 学校給食体制の整備
→
3-3-6 食育・地産地消の推進
→
3-3-7 開かれた幼稚園づくり(子育て支援)
- 14 -
基本目標
4. 時 代 に 合 っ た 、 健
基本的方向
→
康で安心して住み
続ける・働き続ける
具体的施策
4-1 生涯活躍のまち
→
4-1-1 日本版CCRC構想の推進
→
4-2-1 特定健康診査の受診率向上
→
4-2-2 健康づくりや介護予防と組み合わせた
づくりの推進
→
ことができる地域づ
4-2 健康づくり・介護
サービス
くりを進める
スポーツイベント(軽スポーツ等)の開催
→
4-2-3 地域包括ケアシステムの構築
→
4-2-4 地域密着型サービスを提供する事業
所の増設
→
→
→
4-3 障がい者への支援
4-4 人権・生涯学習
4-5 インフラ整備・便
利な生活
→
4-2-5 認知症予防・早期発見の推進
→
4-2-6 見守り・捜索システムの構築・運用
→
4-3-1 高齢者・障がい者向け公営住宅の供給
→
4-3-2 就労移行支援・就労継続支援
→
4-3-3 障がい者(児)の相談支援
→
4-4-1 人権啓発の推進
→
4-4-2 図書館における多様なサービスの提供
→
4-5-1 都市計画道路の整備
→
4-5-2 生活道路のバリアフリー化
→
4-5-3 バスや予約制乗合タクシーの利用促進
→
4-5-4 商業施設の誘致
→
4-5-5 水道事業基本計画の推進並びに
有収率の向上
→
4-6 防犯・防災・安全
→
4-5-6 公共下水道の整備及び水洗化率の向上
→
4-6-1 犯罪件数の削減
→
4-6-2 子ども見守り隊や子ども情報ネット
さんごうの拡大
→
4-7 環境保全
→
4-6-3 自主防災組織の育成と支援
→
4-6-4 交通安全の確保
→
4-7-1 大和川清掃活動の実施
→
4-7-2 公共施設や公有地における再生可
能エネルギーの活用
→
4-8 行財政改革
→
4-7-3 ごみ資源化の推進
→
4-8-1 経常収支比率の抑制
- 15 -
2.4.2
具体的施策の内容と重要業績評価指標(KPI)
基本目標1
社会や地域の課題に対応した新たな産業振興を図り、安定した雇用を創出する
1−1
企業誘致
1−1−1
企業誘致の促進
地域経済の活性化と雇用の促進を図るため、企業・商業施設の誘致を図ります。誘致する企業
等は、今後の中長期にわたる継続的な経済発展等の観点から、社会や地域の課題に対応した分野
の企業で、かつ自然環境や生活環境への影響が少ない三郷町に見合った施設を誘致していくこと
を想定しています。
なお、誘致する場所は三郷町が所有する未利用地等とし、誘致企業等へのインセンティブ(土
地の低価格貸付等)について検討します。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
企業や商業施設等の誘致件数
1−1−2
0 件(H26)
目標値
1 件(H31)
サテライトオフィスの誘致
大都市圏や地方都市の企業が、大阪近郊という立地条件を活かし、大阪や奈良における企業活
動の新たな拠点として機能できるサテライトオフィスの誘致を図ります。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
サテライトオフィスの誘致件数
―
- 16 -
目標値
1 件(H31)
1−2
産業振興
1−2−1
特産品等を活用した新たな商品の開発
農業分野の収益性向上を図るため、新たな商品開発や
黒豆
販路拡大を支援します。
具体的には、農業委員会や地元農家が町内で栽培した
特産品(黒豆・こんにゃくいも等)を用いた商品の開発
こんにゃく
いも
と販売を検討します(6次産業の推進)
。
なお、商品開発にあたっては、産官学地域活性化連絡
協議会※とも連携し、地元スーパー、信貴山のどか村、ふ
れあい朝市での販売に加え、新たな販路拡大を検討しま
す。
※産官学地域活性化連絡協議会:
三郷町を住みやすいまちにするために活動しており、産(三郷
町商工会)・官(三郷町)・学(奈良学園大学・西和清陵高校)
から構成されている。
特産品(一例)と販売風景
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
特産品を活用した商品数
1 品(H26)
- 17 -
目標値
2 品(H31)
1−2−2
再生可能エネルギーの導入
地球温暖化防止に関する先駆的な取り組みの一つとして、再生可能エネルギーによる「エネル
ギーの地産地消」を目指します。
再生可能エネルギーの導入については、平成28年度より導入可能性調査を実施し、奈良県や
奈良学園大学・民間企業と連携して、三郷町版エネルギービジョンの作成を検討します。
再生可能エネルギーの導入は、施設見学による新たな観光資源としての活用が期待でき、また
家庭向け電力小売り自由化に伴い、民間企業と連携し、自治体PPS※についての検討を行う等、
これらの取り組みから雇用創出に重点をおいて導入を検討します。
※PPS:既存の大手電力会社である一般電気事業者(関西電力等)とは別の特定規模電気事業者(PPS:Power
Producer and Supplier)のことで、自家発電をしたり余剰電力を活用したりして、電気を安価に供給
する電力業界への新規参入事業者。
山
(木・竹)
風
バイオマス発電
風力発電
新たな観光資源
として活用
(ランドマーク化や
施設見学等)
雇用創出
(発電施設の
維持管理等)
環境負荷の低減
(CO2 削減等)
電気の地産地消
(公共施設での
活用等)
川(水)
太陽
水力発電
太陽光発電
図
再生可能エネルギーの導入イメージ
- 18 -
1−3
起業支援
1−3−1
コミュニティビジネス等の起業支援
前述した企業誘致に加え、若い世代や元気なシニア世代(Uターン等も含む)等による小人数
あるいは個人での「起業」を産官学地域活性化連絡協議会と連携して支援します。
平成27年度は、町内から希望者を募り、外部から講師を招いた講座(全6回)を開催し、平
成28年度は、さらに専門的な知識を身に付けるための講座等を開催する予定です。
これらの取り組みをきっかけとして、セミナー・講座参加者等によるNPO法人の立ち上げや
コミュニティビジネスの起業を支援します。
※コミュニティビジネス:地域の課題を地域住民が主体的にビジネスの手法を用いて解決する取り組み。
産官学地域活性化連絡協議会による起業支援セミナー
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
NPO法人の立ち上げや
0 件(H26)
コミュニティビジネスの起業数
講座の参加者数(H27 実施分)
―
- 19 -
目標値
1 件(H31)
120 人(H27)
基本目標2
地域特性や地域資源を最大限に活用し、三郷町への新しい人の流れをつくる
2−1
地域資源の活用
2−1−1
温泉施設に対する支援
信貴山のどか村では、信貴山周辺をさらに魅力的な観
光地とするため、温泉施設の整備が行われる予定です。
温泉施設は、信貴山周辺での周遊観光客の疲れを癒
し、若い世代から高齢者まで楽しめる施設として、観光
客数の増加や滞在時間の延長、雇用の創出、また温泉熱
を活用した新たな産業の創出にもつながることが期待
されます。
なお、三郷町としては、町民の健康増進や観光客数の
増加につながる支援に取り組むとともに、入湯税・法人
税の税収の向上が図れるだけではなく、三郷町の行政情
報や観光情報等の発信の場、特産品の販売等、多様な役
割・機能を有する施設となるよう積極的に支援します。
信貴山のどか村
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
誘致施設数
―
- 20 -
目標値
1 件(H31)
2−1−2
龍田古道・信貴山周辺の環境整備やそれらを活用したイベント開催
<龍田大社・龍田古道・亀の瀬>
「龍田大社」は、古代よりつづく、歴代の朝廷からも深
く信仰された由緒ある神社です。この「龍田大社」を通り、
大和と河内を結ぶ重要な交通路として栄えた我が国最初
の官道が「龍田古道」です。また、度重なる地滑りが起き
た難所「亀の瀬」付近にもこの「龍田古道」が通っていま
す。今後は新たな歴史的街道として注目される観光振興を
図るべく、隣接する柏原市及び関係機関と連携・協力して
龍田大社
整備を進めます。
具体的には、万葉歌を通して、人々に三郷町の歴史について知ってもらうことを目的として、
「龍田古道」沿いにその地で詠まれた万葉歌碑を設置し、また旧石器時代から近代までの三郷町
の歴史を紐解き、それぞれの時代の中で人や物資の流通に重要な役割を果たした大和川(旧龍田
川)や「龍田古道」にスポットを当てた講演会等を開催します。また併せて、
「龍田古道」にある
三室山展望台の眺望を良くするため、展望台周辺の整備を行い、柏原市にある御座峰(龍田大社
の風の神が山の峰に降臨した場所)までの道や道標を柏原市と連携・協力して整備することを検
討します。
<信貴山・大門ダム>
信貴山周辺は、豊かな緑や有形登録文化財「開運橋」
等の歴史的建造物、またアースダム※を改修した大門ダ
ムの観光資源があります。大門ダムを資源として活用す
るため、ダム区域及びその周辺について、奈良県や平群
町と連携し環境の整備を図ります。具体的には、花壇の
整備(四季を通じて定植)
、多言語(英語、中国語、韓国
語併記)による観光案内サインの整備、旧信貴山参道の
道路改修(景観舗装)等を予定しています。
大門ダム
さらに、
「開運橋」にスポットを当て、関西で唯一とな
る橋からの「バンジージャンプ」を平成27年度より実
施し、また今後はライトアップも検討しており、その貴
重な歴史遺産を活かして地域の活性化につなげます。こ
れらの取り組みにより、開運橋はもちろんのこと、信貴
山、ひいては三郷町が注目されることとなり、町全体が
活気付く呼び水になることが期待されます。
なお、信貴山周辺においては、隣接する平群町の「信
貴山城址」等、話題になっているスポットもあり、観光
開運橋からのバンジージャンプ
振興につながる取り組みについて検討します。
※アースダム:最も古典的な形式で、土を台形に盛り上げて造ったダム。
- 21 -
2−1−3
観光案内アプリ※の導入
紙媒体である三郷町観光パンフレットに加え、平成27年度に町内観光施設で自由にアクセス
できる Free Wi-Fi※基盤の整備に伴い、スマートフォンやタブレット端末等の携帯機器に対応し
た観光案内アプリケーションの導入を検討します。
三郷町内の観光施設等の紹介とともに、Web コンテンツとして観光客が手軽に楽しく町内を散策
できるよう「音声ガイド」
、
「外国語訳」等の機能を付加することを検討します。
※アプリ:アプリケーションの略。スマートフォンやタブレット端末等にインストールして利用するソフト
ウェア全般のこと。
※Free Wi-Fi:通信料が無料の公衆無線 LAN(構内情報通信網)のこと。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
ダウンロード数
2−1−4
―
目標値
500 件(H31)
文化財に関わる人材の育成・確保
三郷町の歴史や文化・産業等について、訪れた方により深く知ってもらい、観光面においても
満足度を向上させるため、文化財ボランティアガイドの育成を図ります。
現在、ガイド派遣等の依頼があった場合、
「史学さんごう」と「みさと万葉プロジェクト」に対
応を依頼していますが、今後は町の歴史や文化財をより一層観光に活用するため、
「観光ボランテ
ィア」の育成を図ります。
また、文化財に関わる専門的な知識や技術を持った職員(学芸員)の確保を図るとともに、文
化財の保護を推進し、外部への情報発信等を図りつつ、観光部門との連携を図ります。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
文化財ボランティアガイド登録者数
専門的な知識や技術をもった職員(学芸員)数
2−1−5
目標値
17 人(H26)
25 人(H31)
0 人(H26)
1 人(H31)
教育機関との連携
三郷町内にある教育機関を重要な地域資源と捉え、奈良学園大学や西和清陵高等学校と連携
し、地域の課題解決に向けて取り組んでいきます。
特に、奈良学園大学は人間教育学部を有することから、子ども達の学力向上に向けた取り組み
を中心に、町全体の活性化に向けて連携します。
- 22 -
2−2
インバウンド観光
2−2−1
Free Wi-Fi 基盤整備、Web コンテンツ作成
外国人や若い世代の観光客等が、スマートフォンやタブレット端末等の携帯機器を使った周遊
観光ができるよう、Free Wi-Fi 基盤の整備や Web コンテンツ(多言語化)の作成を観光協会や町
内観光施設、関係機関と連携して推進します。
なお、Free Wi-Fi 基盤整備は、平成27年度に三郷町の代表的な観光資源である信貴山周辺から
取り組みを開始し、今後、利用状況や利用者ニーズ等を踏まえて、他地域での導入について検討し
ます。
2−2−2
外国人向けの広域観光ルートの開発
外国人観光客にも人気の法隆寺を中心に、信貴山、龍
田大社をはじめ、町内の寺社や近隣町の主な文化財をコ
ースに盛り込み、宿泊先として町内の宿泊施設や信貴山
の宿坊を利用。また、信貴山のどか村において味覚狩り
の体験等、外国人観光客向けの広域観光ルートづくりを
考案・検討します。
開運橋
2−2−3
外国人向けの観光マップの作成
近年の外国人観光客の増加を踏まえ、外国人にも分かりやすい観光マップ(多言語化)の作成
を検討します。
対応言語は英語・中国語・韓国語を想定しており、内容は、三郷町観光パンフレットの内容を
もとに「寺社紹介マップ」や「観光等に役立つ日本語訳」等の機能を付加し、外国人観光客の利
便性やニーズを意識した分かりやすく興味を引くものを作成する予定です。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
観光マップ配布数
―
- 23 -
目標値
10,000 部(H31)
2−3
情報発信
2−3−1
三郷町制施行50周年記念事業の実施
町制施行50周年を迎える平成28年度に、三郷町にある歴史・文化等多くの魅力を活かした
事業を展開します。
具体的には、記念式典(オープニング、フィナーレ)
をはじめ、音楽祭やフォトロゲイニング※等を予定して
います。
町内だけでなく町外の方も参加できる事業とするこ
とで、三郷町の良さを広くPRし、50周年事業を皮切
りに今後の定住化・人口増加につなげ、次の60周年・
70周年への土台づくりとします。
※フォトロゲイニング:
町制45周年時のイベント風景
地図をもとに、時間内にチェックポイントを回り、得点を集
めるアウトドアナビゲーションスポーツ。
2−3−2
全国に向けたPR活動の実施
三郷町の全国的な知名度アップと地域の魅力や特性
をPRし、企業誘致や定住促進につなげるためイベント
等を通じたプロモーション活動を推進します。
そのため、以下のような取り組みを想定しています。
・東京にある「奈良まほろば館」の活用
・各種イベント等への参加(近隣自治体や友好都市[長
野県安曇野市、埼玉県三郷市])
友好都市・埼玉県三郷市での
イベント
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
イベント等参加件数
5 件(H26)
- 24 -
目標値
10 件(H31)
2−3−3
ふるさと納税「ガンバレ三郷!応援寄附金」の推進
三郷町では、ふるさと納税「ガンバレ三郷!応援寄附
たつたひめエコバック
金」制度を平成26年度より開始し、いただいた寄附金
は、社会福祉、文化振興、教育振興、観光振興等に活用
させていただいております。
また、寄附をいただいたお礼として、たつたひめエコ
バッグや信貴山のどか村入園券等をお送りし、さらに町
外の方であれば寄附金額に応じて三郷町の特産品を選
ぶことができることとなっています。
特産品詰め合わせ
引き続き町外の方からの寄附をいただけるよう特産
品の充実を図るとともに、町内の方にも友好都市の特産
品のお礼を検討します。また、今後もより一層、一人で
も多くの方に三郷町への関心を寄せていただくため、あ
らゆる機会を通じて、全国にPRし、ふるさと納税の推
進に努めます。
寄附へのお礼の品(一例)
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
寄附件数
- 25 -
基準値
目標値
137 件(H26)
300 件(H31)
基本目標3
若い世代が住みやすく、結婚・出産・子育ての場として選ばれる生活環境をつくる
3−1
若い世代の定住
3−1−1
定住化促進のための空き家活用支援及び家賃助成
町内に所在する空き家を有効活用するため、三郷町ホームページ等を活用した「空き家バンク」
により、賃貸または売買が可能な町内の空き家情報を積極的に発信し、三郷町への移住・定住を
希望される方と空き家の売却等を希望される所有者等とのマッチングを行うことにより、定住促
進による活性化を図ります。
また、空き家を購入された方が改修工事をされる場合に、その費用の一部を補助(定住化促進
空き家活用補助)し、入居時の経済的負担を軽減します。
さらに、
「若者が希望を持って結婚し子どもを産み育てやすいまち」を目指し、定住や結婚を支
援するための取り組みとして、平成26年度から取り組んでいる「三郷町家賃助成事業」を当面
継続し、若年世帯の転入者の増加を図ります。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
空き家活用補助金交付件数
家賃助成世帯の定住化率
3−1−2
目標値
1 件(H26)
10 件(H31)
92.8%(H26)
50%を維持(H31)
婚活支援
近年、少子化の要因となっている未婚や晩婚化問題が深刻となっています。そのため、少子化
対策の一環として、結婚を望む男女のために出会いの場を提供する事業(婚活支援)を行う団体
に対し補助金を交付します。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
婚活支援事業補助金交付件数
[H27 新規事業]
- 26 -
目標値
5 件(H31)
3−1−3
家庭や身近な場所で仕事ができる生活環境の提案
若者や子育て世代、定年退職後の高齢者をはじめ幅広い年齢層の就労と産業の担い手を確保す
るとともに、多様な雇用を創出するため、ICT※技術・機器を活用した「場所や時間にとらわれ
ない柔軟な働き方である『テレワーク』
」の取り組みを推進します。
そのため、
「テレワーク拠点づくり」や「テレワークの実現に向けた環境整備(情報ネットワー
ク環境、機器の調達、啓発活動)
」を行うとともに、テレワークに賛同する企業の協力を得つつ「仕
事と人材のマッチング」等について検討します。
なお、これらの事業実施にあたっては、関係機関・民間企業とも連携して取り組んでいきます。
※ICT(Information and Communication Technology)
:
情報処理および情報通信のこと。コンピュータやネットワークに関連する諸分野
における技術・産業・設備・サービスの総称。IT(情報技術)のほぼ同義語。
在宅のため
両立も可能
保育園・幼稚園
長時間の電車通勤は
必要な場合のみ
自宅
お迎え
就労機会の創出
お迎え
スマート
に生活!
ワークライフバランスの実現
子育てや介護との両立
サテライト
オフィス
徒歩・車
通勤
ひと
(町民)
サテライト
オフィス
勤務
テレワークの効果
・家族を大切に
三郷町外の企業
・自分らしく生きる
(大阪等)
しごと
・まちの活性化
オフィスコスト削減
まち
(三郷町)
(企業)
雇用創出
生産性向上
事業継続性確保(BCP)
税収増
定住化促進(人口増)
労働力確保
三郷町が積極的に応援
・賛同企業の誘致、協力要請
・拠点づくり(場の確保等)
・環境整備支援(情報ネットワーク、機器等)
・仕事と人材のマッチング支援 等
図 テレワークの効果とイメージ
- 27 -
3−1−4
男女共同参画の推進
男女ともに「仕事」と「子育て・介護・自己啓発や地域活動等」を両立しやすい環境を構築して
いくためには、
「男女共同参画」や「ワーク・ライフ・バランス※」への十分な理解が基本となりま
す。
「ワーク・ライフ・バランスの実現」に向け、住民に
対してもセミナー等を開催することにより、男女共同参
画について理解していただけるよう啓発に努めます。
また、これらを行政が率先して指導できるように職員
の意識の向上を図るとともに、育休・介護休暇取得等に
対する職場での理解や協力できる体制づくりを推進し
ます。
男女共同参画セミナー
※ワーク・ライフ・バランス:
仕事、家庭生活、地域生活、個人の自己啓発等、様々な活動
について、自らが希望するバランスで展開できる状態。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
目標値
57 人(H26)
350 人(H31)
7,153 時間(H26)
4,796 時間(H31)
セミナー等参加者数
職員の時間外勤務時間(合計)
- 28 -
3−2
子育て環境
3−2−1
不妊治療に対する助成
不妊治療には、大きく分けて一般不妊治療と特定不妊治療があります。奈良県では、特定不妊
治療を受けられた方を対象に治療費の一部を助成する事業を実施しています。
さらに、三郷町では平成27年度より治療費にかかる経済的負担の軽減を図るため、一般不妊
治療費の一部助成(自己負担額のうち一年度あたり5万円を限度に一般不妊治療を受けた日の属
する年度から5年間助成)を実施しています。
3−2−2
「保育園待機児童ゼロ」の推進及び「一時預かり事業」の充実
全国的に保育園の待機児童が問題となる中、三郷町においては私立・公立保育園が4か所あり、
待機児童がいない状況です。これからも「待機児童ゼロ」が続くよう努めます。
また、保護者が病気等で一時的に保育が必要になった時、未就学の児童を保育所で預かる事業
(一時預かり事業)を継続して実施します。現在3園で実施している事業を、将来的に4園すべ
てで実施できるよう支援します。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
一時預かり実施保育園数
3−2−3
目標値
3 園(H26)
4 園(H31)
子育て支援事業の充実
現在、西部保育園では通常保育に加え延長保育、一時保育、乳児保育、障がい児保育、地域活
動、家庭支援推進保育士の配置等を行い、保育サービスの充実に努めています。
それに加え、子育ての不安感を緩和し子どもの健やかな成長を支援することを目的に、地域の
未就学の児童や保護者を対象に子育て支援事業として「保育参加」、「施設開放」、「子育て相談」、
「出前保育」を行っていますが、子育て中の保護者の悩みはつきません。
今後は、これらの事業を子育ての悩みを安心して話せる空間にするため、保育士の対応や企画
を工夫し、この事業を支えるボランティアとの連携のあり方についても検討します。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
目標値
保護者の「保育参加」人数(延べ人数)
700 人(平均)
750 人(H31)
「施設開放」への来園人数(延べ人数)
200 人(平均)
250 人(H31)
※基準値は、平成 24 年∼26 年の平均値
- 29 -
3−2−4
切れ目のない一貫した子育て支援のための保育園・学校間の連携
三郷町は、保育園、幼稚園から大学まですべての保育・教育機関がそろっています。この特徴
を活かし、西部保育園では、各学校の教員との連携を深め、子どもたちにきめ細かな指導・支援
を行える体制づくりに努めます。また、各学校と様々な交流を行うことで、発達や知育の変化か
ら起きる課題についての情報を共有し、子どもたちの育成に適した対応ができるよう努めます。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
交流回数
3−2−5
目標値
13 回(H26)
20 回(H31)
地域子育て支援拠点の運用
子育て中の保護者の孤独感や不安感を解消するため、
乳幼児のいる子育て中の親子が交流する場所を提供し、
併せて育児相談、情報提供等を実施します。
また、実施している施設(子育て支援センターぴよぴ
よ[西部保育園]・ちぃすてっぷ)の維持・向上を行い、
気軽に来ていただける場所となるよう努めます。
子育て支援センター
「ちぃすてっぷ」
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
支援拠点の年間利用人数(延べ人数)
5,200 人(平均)
目標値
6,000 人(H31)
※基準値は、平成 24 年∼26 年の平均値
3−2−6
子ども医療費助成及びひとり親家庭等医療費助成の所得制限撤廃
小児医療は、安心して子どもを生み育てるための基盤として欠かせないものであることから、
医療費の助成を行い、自己負担の軽減を図ります。
また、子ども医療費助成及びひとり親家庭等医療費助成への所得制限を平成28年4月から撤
廃します。
- 30 -
妊娠前
妊娠
出産・産後
子育て
●不妊治療に対する助成
●妊娠判定受診料の補助
●母子健康手帳の交付
●妊婦健康診査補助券の交付
●マタニティキーホルダーの配布
●妊産婦の相談・訪問
●母親教室
●保健師による家庭訪問
●子どもの健診
●乳幼児相談・教室
●保育園待機児童ゼロの推進
●一時預かり事業
●子育て支援事業
保護者の保育参加
施設開放
子育て相談
出前保育
●地域子育て支援拠点
●子ども医療費の助成
(所得制限の撤廃)
図
妊娠前から出産・子育てに至るまで一貫した支援のイメージ
- 31 -
3−3
充実した教育
3−3−1
三郷中学校の建て替え
三郷中学校は、昭和22年4月に三郷村立三郷中学校として開校し、昭和41年の町制施行を経
て、町内唯一の中学校として多くの卒業生を輩出してきました。現在の校舎は、昭和48年に建設
され、生徒数の変遷等に応じ増改築を繰り返し、今日に至っています。
現在の校舎は、老朽化が進むとともに度重なる増改築により極めて複雑な構造の校舎となって
おり、バリアフリーの観点からも多くの問題を抱えています。また、生徒数の変遷から、現状は
必ずしも適切な教室構成となっておらず、多様な教育カリキュラムに対応できていません。
こうした背景から、平成27年5月に学校関係者、地元代表者、学識経験者等からなる「三郷
中学校建替検討委員会」を立ち上げ、子どもたちがのびのびと快適に学べる学習の場として、ま
た地域コミュニティ活動や防災拠点も併設した複合施設として、三郷中学校の建て替えを進めま
す。
3−3−2
学校ICT教育の推進
学校教育(小・中学校)の場において、ICTを活用した教育を推進し、児童生徒の主体的な
学習活動への参加や学習意欲、思考力、判断力の向上につなげるための環境整備(端末や電子黒
板等)を行います。
具体的には、コンピュータ(パソコン・タブレット)を操作することにより、コンピュータや
情報通信ネットワークの情報手段に慣れ親しみ、コンピュータで文字を入力する等の基本的な操
作や情報モラルを身に付けるとともに、電子黒板等の教育機器を用いた授業により視覚的により
分かりやすく具体的な説明を実現することで、より的確な理解を促すことが期待されます。
また、学校におけるICT環境の整備の1つとして、町内小・中学校の学校図書と町立図書館
にある図書を一元管理し、より広い図書検索・貸出を実現し、学校図書の充実を図ります。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
教育用端末タブレットの台数
目標値
0 台(H26)
600 台(H31)
学校図書の貸出数(三郷中学校)
239 件(H26)
400 件(H31)
(三郷小学校)
9,200 件(H26)
13,000 件(H31)
10,000 件(H26)
13,000 件(H31)
(三郷北小学校)
- 32 -
3−3−3
いじめ・不登校対策の推進
小中学生を対象とした専門機関によるメンタルヘルス相談や、中学校への「心の相談員」の配
置によるいじめや不登校児童生徒の早期発見、早期指導を継続して行います。
なお、取り組みにあたっては、学校と保護者、教育委員会が随時連携し、連絡・相談体制の充
実を図るとともに、ボランティアや地域の協力も得ながら、いじめ・不登校対策を進めます。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
不登校児童生徒数
3−3−4
33 人(H26)
目標値
20 人(H31)
放課後児童クラブの充実
保護者が就労等により、放課後や昼間に家庭で保育できない児童に対し、適切な遊びや生活の
場を与え、子どもたちの健全な育成を図ることを目的に、放課後児童クラブを運営しています。
三郷町では小学4年生までを対象に放課後児童クラブを実施しており、希望者すべてが受け入
れ可能な状況となるよう努めます。また、今後の課題として小学校6年生までの受け入れについ
て、教室の問題も含め検討します。
3−3−5
学校給食体制の整備
昭和53年に開設した旧給食センターの老朽化に伴い、平成26年度に建て替えを行いました。
新しい給食センターは、平成27年9月から学校給食の提供を開始し、また、食物アレルギー
を持つ子どもたちに対応するための対応食の提供を行っています。学校給食の「衛生管理基準」
に則り、安全安心でおいしい学校給食の提供を行います。
学校給食センター
- 33 -
3−3−6
食育・地産地消の推進
安全安心な学校給食を提供するために、町内食材の使用を推進します。また、子どもたちの食
育のために、教育ファーム※実践事業として、農業委員会の指導及び協力を得ながらタマネギの苗
付けから収穫までを子どもたち自身が体験する取り組みを行います。
この取り組みを通して、子どもたちの「食」についての意識を高め、自然の恩恵や「食」に関わ
る人々への感謝の気持ちや理解を深めてもらうとともに、収穫したタマネギを給食食材として使
用し、地産地消につなげます。
また、学校給食センターの施設を活用し、保護者や児童生徒、地域住民を対象に食育講習会の実
施を予定しています。
※教育ファーム:自然の恩恵や食に関わる人々の様々な活動への理解を深めること等を目的として、市町村、
生産者(農林漁業者)
、学校等が一連の農作業等の体験の機会を提供する取り組み。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
給食食材における町内食材地産地消率
3−3−7
目標値
1.06%(H26)
5%(H31)
開かれた幼稚園づくり(子育て支援)
南畑幼稚園では、保育時間や日数、預かり保育について配慮し、保護者のニーズに応えられる
よう努めるとともに保育内容の充実につながる職員研修の実施や関係機関との連携を深めていま
す。
また、職員と保護者の連携を深めることを目的に実施
している園庭開放「にこにこランド」の日程や内容をさ
らに充実させるとともに、保護者間の交流もできる環境
づくりを積極的に取り組みます。
さらに、地域に信頼される開かれた幼児教育の推進に
向け、未就園児がいる家庭に対して幼稚園の教育内容や
園内環境を知っていただく機会として体験入園のあり
方を工夫します。
園庭開放「にこにこランド」
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
園庭開放「にこにこランド」参加率
53%(H26)
- 34 -
目標値
65%(H31)
基本目標4
時代に合った、健康で安心して住み続ける・働き続けることができる地域づくりを進める
4−1
生涯活躍のまちづくりの推進
4−1−1
日本版CCRC構想の推進
国では、近年首都圏への人口集中が進む中、地方への新しい人の流れをつくることが重要であ
ると考え、日本版CCRC構想※は、そうした流れに変化をもたらす1つとして期待されています。
三郷町においても、この国の施策を進めるべく、退職した高齢者等の移住希望者を募り、町内
で積極的に就労や社会活動に参画していただくことを検討します。
具体的には、移住にあたり重要となる就労について、基本目標2に記載している「温泉施設に
対する支援」や基本目標3に記載している「家庭や身近な場所で仕事ができる生活環境の提案(テ
レワーク)
」を進めるにあたり、就労の場の確保を目指します。
※日本版 CCRC 構想:CCRC とは、Continuing Care Retirement Community の略で、健康時から介護時まで継続
的ケアを提供する高齢者コミュニティ。日本版 CCRC 構想とは、
「東京圏をはじめとする高
齢者が、自らの希望に応じて地方に移り住み、地域社会において健康でアクティブな生活
を送るとともに、医療介護が必要な時には継続的なケアを受けることができるような地域
づくり」を目指すものである。
図 日本版CCRC構想イメージ(出典:内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局資料)
- 35 -
4−2
健康づくり・介護サービス
4−2−1
特定健康診査の受診率向上
心身の健康状態の維持・改善を行い「健康寿命」を延ばすためには、健康状態の把握が不可欠
です。このことから特定健康診査等実施計画にもとづき実施している「特定健康診査」の受診率
の向上を図ります。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
特定健康診査受診率
4−2−2
目標値
32.8%(H26)
60%(H31)
健康づくりや介護予防と組み合わせたスポーツイベント(軽スポーツ等)の開催
健康を意識したスポーツへの関心が高まっているこ
とから、
「健康づくり」や「介護予防」の視点からスポー
ツ大会等のイベントを企画します。
具体的には、住民の方々に、スポーツの持つ面白さを
感じていただくとともに、地域の仲間づくり、また健康
づくりや介護予防の重要性を認識していただくため、関
係機関と連携し、とりわけ65歳以上の高齢者の方に多
く参加いただけるよう取り組みます。
スポーツをする様子
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
イベント等参加者数
650 人(H26)
- 36 -
目標値
1,200 人(H31)
4−2−3
地域包括ケアシステムの構築
団塊の世代が75歳以上となる平成37年以降には、単身高齢者世帯や高齢者夫婦のみ世帯、
認知症高齢者の増加が予想されます。介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らし続け
ることができるよう、三郷町が中心となって介護だけでなく医療や予防、生活支援、住まいを一
体的に提供する「地域包括ケアシステム」を構築します。
図
4−2−4
地域包括ケアシステムイメージ(出典:厚生労働省資料)
地域密着型サービスを提供する事業所の増設
高齢者が要介護状態になっても、可能な限り住み慣れた家庭や地域で生活を継続できるよう、
身近な市町村で提供されるのが地域密着型サービス(訪問看護、デイサービス、グループホーム
等)です。
今後、地域密着型サービスを提供する事業所を町内に増やすよう努めます。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
事業所数
7 事業所(H26)
- 37 -
目標値
10 事業所(H31)
4−2−5
認知症予防・早期発見の推進
認知症予防のできるまち・認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指し、町内各地
において高齢者で要介護認定を受けておられない方等を対象に、物忘れ相談プログラムを実施し、
認知症の予防・早期発見につなげています。
物忘れ相談において、教室(スッキリ教室)に参加の必要な方や自ら認知症の予防を希望され
る方に、読み・書き・計算・脳トレと運動を行うことで、脳を活性化させ認知症の予防を行いま
す。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
スッキリ教室開催数
8 教室(H26)
目標値
10 教室(H31)
スッキリ教室
4−2−6
見守り・捜索システムの構築・運用
在宅のひとり暮らし高齢者等に対して、高齢者あんしん見守りシステム機器を貸与し、急病や
災害等の緊急時に、あらかじめ決められた協力員が通報にもとづき迅速かつ適切な対応を行って
います。
また、認知症等のある高齢者が行方不明になった際に、迅速に対応し、早期に発見できるよう
メール配信システム(行方不明高齢者捜索ネットワークシステム)を活用し、高齢者の安全確保
とその家族の支援を図ります。平成27年度にシステムを構築し、今後は登録者・協力者の増加
を図り、より効果的な運用を目指します。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
高齢者あんしん見守りシステム機器の貸与数
行方不明高齢者捜索ネットワークシステム
登録者数
- 38 -
基準値
目標値
202 件(H26)
250 件(H31)
[H27 新規事業]
30 人(H31)
4−3
障がい者への支援
4−3−1
高齢者・障がい者向け公営住宅の供給
高齢者や障がい者の自立と安定した居住の確保を目的に、介護が必要な状態になっても住み慣
れた地域で生活を続けていただくことができるよう、高齢者や障がい者向け公営住宅の供給(バ
リアフリー化の整備等も含む)を推進します。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
公営住宅に占める高齢者・障がい者向け住宅
の割合
4−3−2
1.59%(H26)
目標値
3.00%(H31)
就労移行支援・就労継続支援
一般企業等への就労を希望する方に、就労に必要な知識及び能力の向上のための訓練を行う「就
労移行支援」を行います。
また、一般企業での就労が困難な障がい者を雇用し、その知識・能力の向上のために必要な訓
練を行う「就労継続支援(A型)」、雇用には至らないが、雇用に向けたより実践的な訓練を必要
とする方、再度雇用の場に戻ることを希望する方に対し就労機会を提供するとともに、その知識・
能力の向上のために必要な訓練を行う「就労継続支援(B型)」を行います。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
支援実施施設数(町内)
4−3−3
基準値
目標値
0 施設(H26)
2 施設(H31)
障がい者(児)の相談支援
障がい者や保護者等からの相談に応じ、必要な情報の提供や助言を行うとともに、障がい者(児)
の権利擁護のために必要な援助を行います。
具体的には、相談支援専門員が、総合的な援助方針や解決すべき課題を踏まえ、最も適切なサ
ービスの組み合わせ等について検討し、通所サービスの利用計画を作成します。また、個々の障
がい者(児)に必要期間ごとに、サービス等の利用状況の検証を行い、計画の見直しを行います。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
相談支援事業の委託事業所数
1 事業所(H26)
- 39 -
目標値
2 事業所(H31)
4−4
人権・生涯学習
4−4−1
人権啓発の推進
人権尊重の視点にもとづき、人権フェスタ等のイベントや町民集会、人権問題学習セミナー、
地区別懇談会等を関係機関と連携して開催するとともに、参加者の増加を図り人権意識の高揚に
努めます。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
イベント・セミナーの入場者(参加者)数
4−4−2
目標値
1,953 人(H26)
2,200 人(H31)
図書館における多様なサービスの提供
図書館では「幼少時から常に本に触れることができる
環境づくり」を目標に、年齢層にあわせた絵本の読み聞
かせ、図書館見学会やおはなし会、移動図書館等に取り
組んでいます。
今後はこれらの事業を継続・拡大することで子どもた
ちが読書をより一層好きになり、生涯にわたり読書に興
町立図書館
味をもつことで図書館利用の機会増大を図り、貸出冊数
や来館者の増加につなげます。
また、
「図書館上映会」や「コンサート」、
「町内サーク
ルへの作品展示場所の提供」等により、本来読書に関心
のない方も来館していただける「憩いの場」とするとと
もに、平成28年度より祝日開館を行うことにより、入
館者の増加につなげます。
図書館でのイベント
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
目標値
貸出冊数
251,674 冊(H26)
291,500 冊(H31)
図書館入館者数
190,750 人(H26)
210,000 人(H31)
- 40 -
4−5
インフラ整備・便利な生活
4−5−1
都市計画道路の整備
未整備区間の都市計画道路については、都市計画決定当時に比べ、社会情勢が変化しているこ
とから、未整備区間の検討に取り組みます。
具体的には、防災面においては緊急避難路としての機
能、環境面においては低炭素型社会実現のための自転車・
歩行者の通行機能、バリアフリーといった多様な観点か
ら見直しを行います。また、費用対効果等、事業の実現性
についても検討し、効果的な都市計画道路整備の実現を
目指すとともに、安心・安全なまちづくり、快適な都市空
間の整備を検討します。
町道信貴山麓
4−5−2
生活道路のバリアフリー化
誰もが安心して移動できる環境づくりのため、生活道路(歩道)において、可能な限り段差を無
くす等の「バリアフリー化」を国の補助金を活用しながら取り組みます。
具体的には、歩道の植樹帯を改良し有効幅員を確保すると同時に、歩道の危険な横断勾配の要
因となっているマウンドアップ型※の形状をセミフラット型※へ改良します。
※マウンドアップ型・セミフラット型:
マウンドアップ型とは、
歩道が車道より 15cm 程度高くなっている形式のことをいい、
セミフラット型とは、
歩道が車道より 5cm 程度高くなっている形式のことをいう。セミフラット型は、マウンドアップ型よりも
高低差が少なく、高齢者等が歩きやすい形状であり、車道との境界も明確に区分されている形式である。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
歩道整備総延長
5,739m(H26)
- 41 -
目標値
8,739m(H31)
4−5−3
バスや予約制乗合タクシーの利用促進
路線バスにおいて、通勤・通学、買い物等の日常生活のための
移動を支援するため、便利で快適な地域公共交通の確保や充実
をバス事業者等と連携し推進します。平成27年度には三郷線
の再編を行いましたが、今後も住民ニーズに合った路線の充実
を検討します。
また、路線バスの見直しに加え、現在運行している「予約制乗
合タクシー」の利便性の向上に努め、利用促進を図ります。
予約制乗合タクシー
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
目標値
バス年間利用者数(三郷線)
57,625 人(H26)
93,000 人(H31)
バス年間利用者数(信貴山線)
83,888 人(H26)
93,000 人(H31)
69.9 人(H26)
80 人(H31)
予約制乗合タクシー1 日あたりの利用者数
4−5−4
商業施設の誘致
日常生活における買い物等の利便性を向上させるため、商業施設の誘致に努めます。なお、誘
致する場所は町が所有する未利用地等を活用し、住民ニーズに合った施設(スーパーマーケット)
の誘致を周辺の生活環境への影響も踏まえ進めます。
また、将来的には商業施設事業者と協力し、交通手段のない方(買物弱者)等に対する配送サ
ービスや、子ども・子育て世代等の地域住民が集う場所としての機能を有するコミュニティカフ
ェの設置も検討します。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
誘致件数
0 件(H26)
- 42 -
目標値
1 件(H31)
4−5−5
水道事業基本計画の推進並びに有収率の向上
健康で安心して住み続ける地域づくりには、ライフラインの一つである水道は必要不可欠なも
のです。そのため、老朽化した配水管の更新をはじめとした漏水対策を進め、貴重な水資源を最
大限に活用できるよう有収率※の向上に努めます。
また、平成26年3月に策定した水道事業基本計画(「安全な水道」
「強靭な水道」
「水道サービ
ス持続」を柱とした中長期的な運営指針を示した計画)を推進し、施設の耐震化や更新、災害対
策、水質向上のための施設の整備に取り組みます。
※有収率:給水する水量と料金として収入のあった水量との比率
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
有収率
4−5−6
87.45%(H26)
目標値
92%(H31)
公共下水道の整備及び水洗化率の向上
衛生的な生活環境に不可欠な公共下水道の整備を進めるとともに、老朽化した下水道施設の改
築・更新等に取り組みます。
そのため、
「国の補助金による公共下水道の整備」、
「長寿命化計画による下水道施設の維持管理・
改築・更新」、「公共下水道接続率向上のための啓発活動」等を行い、公共下水道の整備を推進す
るとともに、水洗化率(公共下水道接続率)の向上を目指します。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
水洗化率
94.9%(H26)
- 43 -
目標値
96%(H31)
4−6
防犯・防災・安全
4−6−1
犯罪件数の削減
これまで、西和警察署および三郷町、町内の自主防犯団体等が相互に協力し合い、防犯パトロ
ールや子どもたちの見守り等の防犯活動を推進してきました。
今後は、こうした活動に加え、近鉄信貴山下駅および勢野北口駅の駅前や主要幹線道路に防犯
カメラを設置します。また、地域で防犯カメラを設置する自治会に対して補助金を交付する等、
自治会や自主防犯団体が行う地域での防犯活動に対して積極的に支援を行うことで、
「犯罪を未然
に防ぐまちづくり」を一層強化し、犯罪件数の削減につなげます。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
刑法犯認知件数(年間)
4−6−2
110 件(H26)
目標値
95 件(H31)
子ども見守り隊や子ども情報ネットさんごうの拡大
学校と地域の連携を深め、
「子ども見守り隊」をはじめとした地域ぐるみの見守り活動の展開を
支援し、安全なまちづくりを進めます。
また、通学路への防犯カメラの設置や不審者情報を携帯メールで一斉送信する「子ども情報ネ
ットさんごう」の充実等、万が一の際にも迅速に対応できる体制の整備を図ります。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
子ども情報ネットさんごう登録人数
- 44 -
基準値
目標値
777 人(H26)
900 人(H31)
4−6−3
自主防災組織の育成と支援
近い将来に発生が懸念されている南海トラフ大地震や生駒断層帯に起因した地震、水害や土砂
災害等の大規模な災害に備えて、
「災害に強いまち」を進めるためには、住民自らが自身と周辺地
域の人々の命や生活を守ることができるよう、平常時から災害対応力を高めておく必要がありま
す。
このことから、地域で率先して防災活動を実践する人
材を育成する「地域防災リーダー育成研修」への参加を
推進します。また、自発的な防災活動を行っている自主
防災組織に対し、
「自主防災組織育成事業補助金」を交付
します。
既に、多くの自主防災組織が訓練の実施やテント・防
災倉庫等の購入に要する経費に対して補助金を活用さ
れていますが、より一層多くの自主防災組織に活用いた
防災訓練
だき、さらなる自主防災活動を促進します。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
自主防災組織育成事業補助件数(年間)
4−6−4
目標値
15 件(H26)
25 件(H31)
交通安全の確保
交通安全施設の整備や街頭指導、交通安全教室の実施等、人命を大切にする交通安全対策の充
実を図るとともに、駅前の美観や交通安全上の弊害となる放置自転車対策を推進します。また、
西和警察署との連携のもと生活道路を「ゾーン 30※」に指定する検討等、安全で快適な交通環境
の確保に努めていくことにより、交通事故のない安全なまちづくりを進めます。
※ゾーン 30:生活道路における歩行者等の安全な通行を確保すること目的として、区域を定めて最高速度 30k
m毎時の速度規制を実施するとともに、その他安全対策を必要に応じて組み合わせ、区域内にお
ける速度抑制や区域内を抜け道として通行する行為の抑制等を図る生活道路対策で、東信貴ヶ丘
地区において指定済み。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
交通事故発生件数(年間)
53 件(H26)
- 45 -
目標値
45 件(H31)
4−7
環境保全
4−7−1
大和川清掃活動の実施
大和川水環境協議会や大和川沿いの市町村、住民等に
よる広域的な取り組みにより、大和川の水質は大きく改
善されてきました。今後も大和川の水質・水環境を守り、
流域住民の憩いの場として活用できるよう、大和川がご
みのない美しい川となることを目指し、住民等と力を合
わせて大和川清掃活動を実施します。
大和川クリーンキャンペーン
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
目標値
大和川クリーンキャンペーン参加者数
500 人(H26)
600 人(H31)
大和川一斉清掃参加者数
350 人(H26)
500 人(H31)
4−7−2
公共施設や公有地における再生可能エネルギーの活用
自然環境に配慮した「限られた資源を有効活用する循環型社会の構築」を目指し、再生可能エネ
ルギー(太陽光、水力、風力等)による発電を行い、町内で消費するための仕組みを検討します。
現在、三郷町では、福祉保健センターと学校給食センターにおいて、太陽光パネルによる発電
(出力:各20KW)を実施しています。特に学校給食センターは、災害時の防災拠点として第
二次災害対策本部、福祉・一般の両避難所等の機能を有しており、停電時でも太陽光パネルで発
電した電気を活用することで施設の維持に努めています。また、平成28年以降に避難所に位置
づけてあります三郷小学校と三郷北小学校においても、太陽光パネルによる発電設備(出力:各
10KW)の整備を予定しています。
なお、発電事業の実施にあたっては、公共施設の敷地や建物の一部等を有効に活用することを
想定しています。また、これらの取り組みにあたっては、基本目標1にも記載している「再生可
能エネルギーの導入」と一体化した事業として進めることを予定しています。
4−7−3
ごみ資源化の推進
一般廃棄物(ごみ)処理基本計画にもとづき、ごみ処理に関する基本的施策として、ごみの減
量化・資源化を図るため、平成27年度より廃プラスチック類、古紙・古布類の分別回収を実施
し、平成27年10月より新たに信貴山地域において生ごみの分別回収にも取り組んでいます。
今後は、更なる分別回収を進めて資源化率の向上に努めます。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
ごみ資源化率
20.45%(H26)
- 46 -
目標値
25.60%(H31)
4−8
行財政改革
4−8−1
経常収支比率の抑制
簡素で効率的な行財政の執行体制と費用対効果の高い行財政運営が求められており、健全な財
政運営を進める必要があります。
健全な財政運営の指標の一つとして、人件費・公債費・扶助費の義務的経費に、町税・普通交
付税等の経常的な一般財源がどの程度充当されているかを示す「経常収支比率」という指標があ
り、財政の硬直化を防止するため、その抑制に努めます。
また、歳出の経常的経費の抑制だけでなく、町税・交付税等の歳入の確保が重要となります。
また、将来に向けて健全財政を維持するためにも、町債の発行には十分配慮し、将来負担も考慮
しつつ事業展開を進めます。
【重要業績評価指標(KPI)】
指標名
基準値
経常収支比率
87.2%(H26)
- 47 -
目標値
85%(H31)
3.資料
3.1.三郷町人口ビジョン及びまちづくり総合戦略策定委員会
■委員会名簿
区
分
所属・役職
委 員 長
町
策定委員
副
教
氏
名
長
森
宏範
町
長
梶井
博之
育
長
山野
一明
長
池田
朝博
健康福祉部長
大西
孝浩
環境整備部長
西村
敦司
水
道
部
長
酒田
昌和
教
育
部
長
窪
順司
総
務
部
■経緯
回
第1回
開催日
議
平成27年7月1日(水)
題
1.まち・ひと・しごと創生概要
2.人口ビジョン・まちづくり総合戦略
策定方針及びスケジュール
3.住民アンケート調査の実施
4.その他
第2回
平成27年10月2日(金)
1.住民アンケート・庁内ヒアリングの
結果報告について
2.人口ビジョン案について
3.総合戦略骨子案について
4.その他
第3回
平成28年2月9日(火)
1.人口ビジョン案について
2.まちづくり総合戦略案について
3.その他
- 48 -
3.2.三郷町まちづくり総合戦略策定有識者会議
■有識者名簿
構成
団体名
奈良交通株式会社
産業界
行政機関
大学
金融機関
職名
自動車事業本部乗合事業部
氏名
課長
橋本
倫尚
三郷町観光協会
会長
奥田
哲生
三郷町商工会
経営指導員
谷口
昌義
総務省近畿総合通信局
情報通信部情報通信振興課
課長
松山
和馬
奈良県医療政策部
地域医療連携課
課長
河合
圭藏
奈良県郡山保健所
所長
根津
智子
奈良学園大学
統括副学長
西辻
正副
奈良学園大学
教授
杵崎
のり子
奈良学園大学
准教授
阪元
勇輝
奈良学園大学
准教授
土谷
長子
株式会社南都銀行
三郷支店
支店長
倉田
智賀子
ハローワーク大和郡山
大和郡山公共職業安定所
所長
玉置
達夫
株式会社奈良新聞社
取締役
武智
功
住民
三郷町自治連合協議会
会長
岡田
哲夫
議会
三郷町議会
議長
伊藤
勇二
三郷町社会福祉協議会
事務局長
安井
稔昌
代表取締役
田澤
由利
労働関係機関
メディア
その他
株式会社ワイズスタッフ
(総務省ICT地域マネージャー)
(順不同・敬省略)
■経緯
回
開催日
議
第1回
平成27年10月28日(水)
題
1.まち・ひと・しごと創生の概要
2.人口ビジョン案
(全体会議)
3.総合戦略骨子案
4.意見聴取及び今後のスケジュールに
ついて
個別意見聴取
平成27年11月
1.人口ビジョン案及び総合戦略骨子案
について
2.総合戦略の具体的施策等についての
意見・提案・アドバイス等
第2回
平成28年1月26日(火)
1.人口ビジョン案について
2.まちづくり総合戦略案について
(全体会議)
- 49 -
三郷町まちづくり総合戦略
発行年月:平成28年3月
発
行:奈良県三郷町
企画編集:総務部まちづくり推進課
〒636-8535
奈良県生駒郡三郷町勢野西 1 丁目 1 番 1 号
TEL:0745-73-2101(代表)
FAX:0745-73-6334
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