...

有価証券報告書

by user

on
Category: Documents
2

views

Report

Comments

Transcript

有価証券報告書
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
有価証券報告書
(金融商品取引法第24条第1項に基づく報告書)
事業年度
(第69期)
自
至
平成20年4月1日
平成21年3月31日
(E 0 2 3 6 7)
08498032_有価証券報告書_20090622233635
目
第69期 有価証券報告書 表 紙
第一部 企業情報
第1 企業の概況
2009/06/22 23:38:28
次
頁
1
主要な経営指標等の推移 ……………………………………………………………………………………
2
2
沿革 ……………………………………………………………………………………………………………
3
3
事業の内容 ……………………………………………………………………………………………………
4
4
関係会社の状況 ………………………………………………………………………………………………
6
5
第2
8
従業員の状況 …………………………………………………………………………………………………
事業の状況
業績等の概要 …………………………………………………………………………………………………
9
2
生産、受注及び販売の状況 …………………………………………………………………………………
11
3
対処すべき課題 ………………………………………………………………………………………………
12
4
事業等のリスク ………………………………………………………………………………………………
13
5
経営上の重要な契約等 ………………………………………………………………………………………
15
6
研究開発活動 …………………………………………………………………………………………………
16
1
7
第3
財政状態及び経営成績の分析 ……………………………………………………………………………… 17
設備の状況
1
設備投資等の概要 ……………………………………………………………………………………………
19
2
主要な設備の状況 ……………………………………………………………………………………………
19
3
第4
設備の新設、除却等の計画 ………………………………………………………………………………… 20
提出会社の状況
1
株式等の状況 …………………………………………………………………………………………………
21
2
自己株式の取得等の状況 ……………………………………………………………………………………
24
3
配当政策 ………………………………………………………………………………………………………
25
4
株価の推移 ……………………………………………………………………………………………………
25
5
役員の状況 ……………………………………………………………………………………………………
26
6
コーポレート・ガバナンスの状況等 ………………………………………………………………………
28
第5
1
経理の状況 ……………………………………………………………………………………………………… 33
連結財務諸表等
(1) 連結財務諸表 ………………………………………………………………………………………………
34
(2) その他 ……………………………………………………………………………………………………… 60
2 財務諸表等
(1) 財務諸表 ……………………………………………………………………………………………………
61
(2) 主な資産及び負債の内容 …………………………………………………………………………………
80
(3) その他 ………………………………………………………………………………………………………
83
第6
提出会社の株式事務の概要 ……………………………………………………………………………………
84
第7
提出会社の参考情報
1
提出会社の親会社等の情報 …………………………………………………………………………………
85
2
その他の参考情報 ……………………………………………………………………………………………
85
提出会社の保証会社等の情報 ………………………………………………………………………………… 86
[監査報告書]
内部統制報告書
第二部
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
【表紙】
【提出書類】
有価証券報告書
【根拠条文】
金融商品取引法第24条第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成21年6月29日
【事業年度】
第69期(自
【会社名】
任天堂株式会社
【英訳名】
Nintendo Co., Ltd.
【代表者の役職氏名】
取締役社長
【本店の所在の場所】
京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1
【電話番号】
075-662-9600(代表)
【事務連絡者氏名】
専務取締役
【最寄りの連絡場所】
東京都台東区浅草橋5丁目21番5号
平成20年4月1日
岩田
至
平成21年3月31日)
聡
経営統括本部長
森
仁洋
任天堂株式会社東京支店
【電話番号】
03-5820-2251(代表)
【事務連絡者氏名】
取締役
【縦覧に供する場所】
任天堂株式会社東京支店
営業本部東京支店長
河原
(東京都台東区浅草橋5丁目21番5号)
和雄
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
株式会社大阪証券取引所
(大阪市中央区北浜1丁目8番16号)
- 1 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
回次
第65期
第66期
第67期
第68期
第69期
決算年月
平成17年3月
平成18年3月
平成19年3月
平成20年3月
平成21年3月
(1)連結経営指標等
売上高
(百万円)
515,292
509,249
966,534
1,672,423
1,838,622
経常利益
(百万円)
145,292
160,759
288,839
440,807
448,695
当期純利益
(百万円)
87,416
98,378
174,290
257,342
279,089
純資産額
(百万円)
921,466
974,091
1,102,018
1,229,973
1,253,931
総資産額
(百万円)
1,132,492
1,160,703
1,575,597
1,802,490
1,810,767
1株当たり純資産額
(円)
7,082.68
7,613.79
8,614.97
9,616.69
9,804.97
1株当たり当期純利益
(円)
662.96
762.28
1,362.61
2,012.13
2,182.32
(円)
―
―
―
―
―
自己資本比率
(%)
81.37
83.92
69.93
68.23
69.25
自己資本利益率
(%)
9.65
10.38
16.79
22.07
22.47
株価収益率
(倍)
17.65
23.09
25.14
25.55
13.04
(百万円)
116,571
46,382
274,634
332,378
287,800
(百万円)
△11,716
△208,807
△174,603
233,206
△174,363
(百万円)
△61,447
△60,166
△50,137
△97,844
△227,654
(百万円)
792,727
617,139
688,737
1,103,542
894,129
3,013
3,150
3,373
3,768
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
営業活動による
キャッシュ・フロー
投資活動による
キャッシュ・フロー
財務活動による
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の期末残高
従業員数
[外、平均臨時従業員数]
(2)提出会社の経営指標等
(人)
[690]
[991]
[931]
4,130
[1,136]
売上高
(百万円)
443,044
411,770
898,639
1,435,517
1,672,546
経常利益
(百万円)
134,123
149,439
263,403
339,916
377,428
当期純利益
(百万円)
80,005
91,585
142,743
193,598
226,264
資本金
(百万円)
10,065
10,065
10,065
10,065
10,065
(千株)
141,669
141,669
141,669
141,669
141,669
純資産額
(百万円)
821,749
856,501
947,076
1,039,256
1,035,317
総資産額
(百万円)
998,208
1,003,005
1,366,267
1,528,107
1,524,793
(円)
6,316.08
6,694.51
7,404.64
8,126.20
8,095.71
270.00
390.00
690.00
1,260.00
1,440.00
(70.00)
(70.00)
(70.00)
(円)
606.65
709.55
1,115.98
1,513.72
1,769.26
(円)
―
―
―
―
―
自己資本比率
(%)
82.32
85.39
69.32
68.01
67.90
自己資本利益率
(%)
9.85
10.91
15.83
19.49
21.81
株価収益率
(倍)
19.29
24.80
30.69
33.96
16.08
配当性向
(%)
44.51
54.96
61.83
83.24
81.39
1,277
1,348
1,403
1,465
1,545
発行済株式総数
1株当たり純資産額
1株当たり配当額
(内、1株当たり中間配当額)
1株当たり当期純利益
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
従業員数
[外、平均臨時従業員数]
(注)1
2
[634]
(円)
(人)
[310]
[313]
[367]
(140.00)
[385]
(660.00)
[409]
売上高には、消費税等を含みません。
連結経営指標等及び提出会社の経営指標等における「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、潜在株式が存在しないた
め記載していません。
- 2 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
2【沿革】
昭和22年11月
かるた・トランプ類の製造・販売会社として京都市東山区今熊野東瓦町に、株式会社丸福として
発足。
昭和24年9月
丸福かるた販売株式会社に社名変更。
昭和25年3月
任天堂かるた株式会社に社名変更するとともに、合名会社山内任天堂(現
統領印等のかるたの製造業務を継承。
株式会社山内)より大
昭和26年7月
任天堂骨牌株式会社に社名変更。
昭和27年10月
京都市内に分散していた製造場を、京都市東山区福稲上高松町にまとめ、工場(現
チセンター)を設置。
昭和34年9月
本社を京都市東山区福稲上高松町60番地に移転。
昭和36年9月
東京都に東京支店を設置。
昭和37年1月
大阪証券取引所市場第二部及び京都証券取引所に株式を上場。
昭和38年10月
任天堂株式会社(現商号)に社名変更。
昭和39年4月
大阪市に大阪営業所(現
昭和43年6月
京都府宇治市に宇治工場(現
昭和45年7月
大阪証券取引所市場第一部に指定。
昭和55年4月
アメリカ、ニューヨーク州に現地法人Nintendo of America Inc.を設立。
昭和57年2月
京都リサー
大阪支店)を設置。
任天堂サービスセンター)を設置。
アメリカ、ワシントン州に新たに現地法人Nintendo of America Inc.(現
連結子会社)を設立
し、既存のニューヨーク州法人を吸収合併。
昭和58年7月
東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
昭和58年11月
京都府宇治市に新工場(現
平成2年2月
ドイツに現地法人Nintendo of Europe GmbH(現
平成5年2月
フランスに現地法人Nintendo France S.A.R.L.(現
平成5年11月
京都府宇治市に新工場(現
平成6年8月
製造本部(宇治工場他)が品質保証システムの国際規格ISO9002認証取得(平成15年にISO9001:
宇治工場)を設置。
連結子会社)を設立。
連結子会社)を設立。
宇治大久保工場)を設置。
2000年版の認証取得)。
平成12年11月
本社を京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1(現在地)に移転。
平成18年7月
韓国に現地法人韓国任天堂株式会社(現
- 3 -
連結子会社)を設立。
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
3【事業の内容】
当社及び当社の関係会社(当社、子会社25社及び関連会社5社[平成21年3月31日現在]により構成)においては、
「レジャー機器」部門を中心に事業を展開しています。各部門における当社及び関係会社の位置付け等は次のとおり
です。
[レジャー機器]
コンピュータエンターテインメントの分野で主としてコンピュータを利用した娯楽機器に関連する事業部門であ
り、携帯型ゲーム機や据置型ゲーム機のハードウェア及びソフトウェア等の開発・製造・販売を行っています。
主要製品は、当社及び関係会社が開発し、主として当社において製造し、国内では主に当社が、海外では主に関
係会社が販売しています。
なお、ハードウェア及びソフトウェアの販売ルート及び販売市場は、全く同一であるため分類した記載をしてい
ません。
〔主な関係会社〕
(開発)
Nintendo Technology Development Inc.、Nintendo Software Technology Corporation、Retro Studios, Inc.、Silicon Knights Inc.、エヌディーキューブ株式会社、株式会社ブラウニー・ブラウン、株式会社モノリ
スソフト、株式会社プロジェクトソラ
(販売)
Nintendo of America Inc.、Nintendo of Canada Ltd.、Nintendo of Europe GmbH、Nintendo France S.A.R.L.、Nintendo Benelux B.V.、Nintendo Iberica, S.A.※、Nintendo Australia Pty. Ltd.、任 天 堂 溥 天
股分有限公司、韓国任天堂株式会社、神游科技有限公司、株式会社ポケモン
※Nintendo Iberica, S.A.はNintendo Espana, S.A.より社名変更しました。
[その他]
当社においては、トランプ・かるた等の製造・販売を行っています。また、関係会社において、ポケモングッズ
の販売、知的財産権の管理、家庭用機器の電子登録サービス等の事業を行っています。
〔主な関係会社〕
(販売)
株式会社ポケモン
(知的財産権の管理他)
SiRAS.com Inc.、株式会社ワープスター、Wiiの間株式会社
- 4 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
[事業系統図]
前述の事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。
- 5 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
4【関係会社の状況】
(1)連結子会社
関係内容
名称
住所
資本金又
は出資金
Nintendo of America Inc.
※1,2
アメリカ
110,000
千US$
NES Merchandising, Inc.
アメリカ
50
千US$
NHR Inc.
アメリカ
HFI Inc.
アメリカ
Nintendo of Canada Ltd.
カナダ
Nintendo of Europe GmbH
※1,2
主要な事業の内容
議決権の 役員の兼任等
所有割合
(%)
当社
当社
役員 従業員
(人)
(人)
レジャー機器の
販売等
資金
援助
営業上の取引
設備の
賃貸借
100
1
―
―
当社製品の購入
―
レジャー機器の
市場調査及び販売
促進等
100
(100)
1
―
―
Nintendo of America Inc.から
当社製品の購入
―
50
千US$
HFI Inc.への出資
100
(100)
1
―
―
―
―
50
千US$
不動産の管理
100
(100)
1
―
―
―
―
4,000
千Can$
レジャー機器の
販売
100
(100)
1
―
―
Nintendo of America Inc.から
当社製品の購入
―
ドイツ
30,000
千EUR
レジャー機器の
販売 100
―
1
―
当社製品の購入
―
フランス
10,000
千EUR
レジャー機器の
販売
100
―
1
―
Nintendo of Europe GmbHから
当社製品の購入
―
Nintendo Benelux B.V.
オランダ
6,800
千EUR
レジャー機器の
販売
100
―
1
―
Nintendo of Europe GmbHから
当社製品の購入
―
Nintendo Iberica, S.A.
※3
スペイン
3,000
千EUR
レジャー機器の
販売
100
(100)
―
1
―
Nintendo of Europe GmbHから
当社製品の購入
―
Nintendo Australia Pty. Ltd.
オースト
ラリア
8,500
千AS$
レジャー機器の
販売
100
―
―
―
当社製品の購入
―
任天堂溥天股分有限公司
台湾
5,000
千NT$
レジャー機器の
販売
100
―
4
―
当社製品の購入
―
韓国
25,000
百万KRW
レジャー機器の
販売
100
―
6
―
当社製品の購入
―
100
1
1
―
―
―
当社パーツの購入
及び生産と販売の
ライセンスの受託
―
Nintendo France S.A.R.L.
※1
韓国任天堂㈱
※1
iQue Ltd.
ケイマン
諸島
20
千US$
神游科技有限公司
への出資
神游科技有限公司
中国
6,000
千US$
レジャー機器の
製造及び販売
100
(100)
―
1
―
Nintendo Technology Development Inc.
アメリカ
1
US$
ハードウェアの
OS等の開発
100
3
―
―
Nintendo Software Technology Corporation
アメリカ
20
千US$
ソフトウェアの
開発
100
1
1
―
SiRAS.com Inc.
アメリカ
900
千US$
家庭用機器の電子
登録サービス
100
(100)
1
―
―
Nintendo of America Inc.が販
売した当社製品の
電子登録管理
―
Retro Studios, Inc.
※1
アメリカ
10,001
千US$
ソフトウェアの
開発
100
1
1
―
ソフトウェアの受
託開発
―
任天堂(香港)有限公司
中国
資材調達代行
サービス
100
―
1
―
当社製品生産用部
材調達代行の受託
―
エヌディーキューブ㈱
東京都
中央区
480
百万円
ソフトウェアの企
画・設計・開発・
制作及び販売
98
2
―
―
ソフトウェアの
受託開発
―
㈱ブラウニー・ブラウン
東京都
武蔵野市
200
百万円
ソフトウェアの企
画・設計・開発・
制作及び販売
100
1
1
―
ソフトウェアの
受託開発
―
㈱モノリスソフト
東京都
目黒区
75
百万円
ソフトウェアの企
画・設計・開発・
制作及び販売
80
1
1
―
ソフトウェアの
受託開発
―
4,300
千HK$
- 6 -
ハードウェアの
OS等の受託開発
ソフトウェアの
受託開発
―
―
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
関係内容
名称
住所
㈱プロジェクトソラ
東京都
千代田区
東京都
港区
Wiiの間㈱
(注)1
※1
2
資本金又
は出資金
主要な事業の内容
200
百万円
ソフトウェアの
企画及び制作
360
百万円
家庭用ビデオゲー
ム機を利用した情
報及び各種コンテ
ンツの制作及び配
信
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
資金
援助
営業上の取引
設備の
賃貸借
2
―
―
―
3
―
―
―
当社
役員
(人)
当社
従業員
(人)
72
1
100
―
特定子会社に該当しています。
※2 連結売上高に占める当該連結子会社の売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の割合が100分の10
を超えていますが、所在地別セグメントの売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメント間の内部
売上高又は振替高を含む)の割合が100分の90を超えているため、主要な損益情報等の記載を省略していま
す。
3
4
※3 Nintendo Iberica, S.A.はNintendo Espana, S.A.より社名変更しました。 議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内書きで記載しています。
(2)持分法適用関連会社
関係内容
名称
住所
東京都
資本金又
は出資金
港区
365
百万円
㈱ワープスター
東京都
千代田区
10
百万円
他
㈱ポケモン
2社
主要な事業の内容
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
資金
援助
当社
役員
(人)
当社
従業員
(人)
32
―
1
―
50
―
3
―
ポケモン関連商品
の販売及びライセ
ンス
アニメーション制
作及び知的財産権
の管理
- 7 -
設備の
賃貸借
営業上の取引
当社製品の購入及
―
び製品の製造委託
商品化権管理の
受託
当社所有の
建物を賃借
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
当社グループ(当社及び連結子会社)においては、「レジャー機器」部門を中心に事業を展開しており、「その
他」部門においても大部分が「レジャー機器」部門と同一の販売ルート及び販売市場です。従業員についてもほ
とんどが共通して従事しているため、事業の種類別セグメントに関連付けての記載は行っていません。
平成21年3月31日現在
4,130
[1,136]
従業員数(人)
(注)1
従業員数は就業人員数であり、当社グループからグループ外部への出向者を除き、グループ外部から当社グル
ープへの出向者を含みます。また、常用パートタイマーを含みます。
2 臨時従業員数は[ ]内に年間の平均雇用人員を外書きで記載しており、雇用期間の定めのある社員及びパー
トタイマー等を含み、派遣社員を除いています。
(2)提出会社の状況
平成21年3月31日現在
従業員数(人)
平均年齢(歳)
1,545
[409]
(注)1
2
36.3
平均勤続年数(年)
平均年間給与(円)
12.7
9,508,951
従業員数は就業人員数であり、当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含みます。
臨時従業員数は[ ]内に年間の平均雇用人員を外書きで記載しており、雇用期間の定めのある社員及びパー
トタイマー等を含み、派遣社員を除いています。
平均年間給与は平成21年3月度の税込支給額で、基準外賃金及び賞与を含んでいます。
3
(3)労働組合の状況
労働組合は結成されていません。 - 8 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
当連結会計年度の世界経済は、期初の原油・原材料などの価格の高騰や、その後の米国発のサブプライムローン
問題に端を発した信用収縮、更に、9月以降の世界的な金融危機の影響を受け、急激かつ大幅に悪化しました。現
在、各国の政策当局により金融安定化策や景気対策が行われていますが、景気の先行きは依然として大きな不透明
感が残り、厳しい状況が続いています。
しかしながら、これまであまり景気に左右されなかったゲーム市場は、不況による全般的な消費の縮小にもかか
わらず、比較的堅調に推移しました。
このような状況の中で当社グループは、当期においても継続的な「ゲーム人口の拡大」を基本戦略とし、従来の
ゲームの定義を広げることなどで、その実現に取り組み、自社ソフトウェアのみならず、他社ソフトウェアのライ
ンアップの一層の充実により、ゲーム初心者からゲーム熟練者まで楽しめる多彩なソフトウェアが揃い、「ニンテ
ンドーDS」「Wii」の普及が更に進みました。その結果、売上高は1兆8,386億円(前年同期比9.9%増、うち、海外
売上高1兆6,096億円、海外売上高比率87.5%)、営業利益は5,552億円(前年同期比14.0%増)、円高の影響で為替
差損を1,339億円計上したにもかかわらず、経常利益は4,486億円(前年同期比1.8%増)、当期純利益は2,790億円
(前年同期比8.5%増)となり、全ての数値が過去最高になりました。
売上を事業の種類別に見ますと、レジャー機器部門において、携帯型ゲーム機関連では、「ニンテンドーDS
Lite」の売れ行きが海外で引き続き堅調に推移し、また、国内では平成20年11月1日に「ニンテンドーDSi」を発
売したことにより、「ニンテンドーDS」シリーズの当期の全世界販売台数は3,118万台、累計販売台数は1億178万
台となり、ゲーム機としては史上最短の期間で1億台を超えました。対応ソフトウェアでは、当期に発売された
「ポケットモンスター
プラチナ」「星のカービィ ウルトラスーパーデラックス」は、ともに欧州未発売なが
ら、それぞれ、375万本、236万本を販売しました。また、当期に国内で発売された「リズム天国ゴールド」「わが
ままファッション ガールズモード」が好調であったほか、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」及び「もっと脳
を鍛える大人のDSトレーニング」の2作合わせた当期の全世界販売本数が731万本、累計販売本数が3,112万本とな
ったことを始めとして、定番ソフトウェアも安定して売れました。これらの結果、累計ミリオンセラータイトル数
(受託製造分を含む)は前期末の57タイトルから91タイトルになりました。
据置型ゲーム機関連では、「Wii」が海外で好調に売上を伸ばし、全世界で2,595万台、累計では5,039万台とな
り、最も速く累計販売台数が5,000万台に達したゲーム機になりました。対応ソフトウェアにおいても、「Wiiハン
ドル」を使うことでより実際の運転のような感覚で遊べる「マリオカートWii」を1,540万本、「Wiiスピーク」を
使うことで遠く離れた人と会話のできる「街へいこうよ どうぶつの森」を338万本、「Wiiリモコン」や「ヌンチ
ャク」を振ったりするだけで誰でも簡単に楽器の演奏を楽しめる「Wii Music」を265万本、全世界で販売しまし
た。また、前期に国内で発売した「Wii Fit」を当期に海外でも発売し大ヒットとなり、全世界販売本数が1,637万
本、累計販売本数が1,822万本となりました。これらの結果、累計ミリオンセラータイトル数(受託製造分を含む)
は前期末の26タイトルから54タイトルになりました。
上記により、レジャー機器部門の売上高は1兆8,353億円(前年同期比10.0%増)となり、また、その他(トラン
プ・かるた他)部門の売上高は32億円(前年同期比9.7%減)となりました。
- 9 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
所在地別セグメント状況を見ますと、日本では売上高が1兆6,728億円(前年同期比16.5%増、セグメント間の内
部売上高1兆4,351億円を含む)、営業利益が5,097億円(前年同期比30.5%増)、南北アメリカでは売上高が7,957億
円(前年同期比20.2%増、セグメント間の内部売上高21億円を含む)、営業利益が402億円(前年同期比4.2%減)、欧
州では売上高が7,263億円(前年同期比17.1%増、セグメント間の内部売上高36百万円を含む)、営業利益が339億円
(前年同期比36.4%減)、その他の地域では売上高が813億円(前年同期比47.6%増、セグメント間の内部売上高3億
円を含む)、営業利益が23億円(前年同期比62.9%減)となりました。
なお、上記金額は消費税抜で記載しています。
(2)キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、期首残高から2,094億円の減少(前連結会計年度は4,148億円の増
加)となり、8,941億円となりました。各キャッシュ・フローの増減状況とその要因は次のとおりです。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動による資金は、税金等調整前当期純利益が4,481億円となりましたが、法人税等の支払やたな卸資産が
増加したことなどによって資金が減少し、2,878億円の増加(前連結会計年度は3,323億円の増加)となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動による資金は、定期預金の預入による支出が、定期預金の払戻による収入を上回ったこと、有価証券の
取得による支出が、有価証券の売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、1,743億円の減少(前連結会計
年度は2,332億円の増加)となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動による資金は、主に配当金の支払により、2,276億円の減少(前連結会計年度は978億円の減少)となりま
した。
- 10 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
当連結会計年度における生産実績は、次のとおりです。
事業の種類別
セグメント
金額
(百万円)
主要製品
ハードウェア
前年同期比
(%)
携帯型ゲーム機本体
446,968
△2.4
据置型ゲーム機本体
650,501
+16.7
その他
115,428
△4.4
1,212,898
+6.7
携帯型ゲーム機用ソフトウェア
263,801
△21.1
据置型ゲーム機用ソフトウェア
421,385
+59.5
ソフトウェア計
685,186
+14.5
レジャー機器計
1,898,085
+9.4
1,724
△21.2
1,899,810
+9.4
ハードウェア計
レジャー機器
ソフトウェア
その他
トランプ・かるた他
合計
(注) 上記金額は、販売価格により算出し、消費税等を含みません。
(2)受注状況
当社グループ(当社及び連結子会社)は原則として見込生産ですが、レジャー機器部門のうち主にソフトウェアに
おいて、一部受注生産を行っています。当連結会計年度における受注状況は、次のとおりです。
事業の種類別
セグメント
主要製品
受注高
(百万円)
前年同期比
(%)
受注残高
(百万円)
前年同期比
(%)
携帯型ゲーム機
118,289
+4.1
4,249
△13.4
据置型ゲーム機
85,545
+46.0
3,769
+92.5
203,835
+18.4
8,019
+16.8
レジャー機器
合計
(注) 上記金額には、消費税等を含みません。
- 11 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績は、次のとおりです。
事業の種類別
セグメント
金額
(百万円)
主要製品
前年同期比
(%)
ハードウェア
携帯型ゲーム機本体
426,151
△8.8
据置型ゲーム機本体
617,326
+23.6
その他
116,270
+5.6
1,159,748
+7.7
携帯型ゲーム機用ソフトウェア
260,288
△21.8
据置型ゲーム機用ソフトウェア
400,398
+61.6
14,909
+29.4
ソフトウェア計
675,596
+14.1
レジャー機器計
1,835,344
+10.0
3,277
△9.7
1,838,622
+9.9
ハードウェア計
レジャー機器
ソフトウェア
ロイヤリティ収入・コンテンツ収入他
その他
トランプ・かるた他
合計
(注)1
上記金額には、消費税等を含みません。
2
相手先別の販売実績が総販売実績の10%以上となる主要な販売先はありません。
3【対処すべき課題】
(1)事業等について
当社グループは、年齢・性別・ゲーム経験の有無を問わず、誰もが楽しめるような新しい娯楽を提案することで
多くの人々を笑顔にしたいとの考えのもと、継続的な「ゲーム人口拡大」の実現に取り組んでいます。
携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」シリーズでは、「所有者の生活を豊かにするマシン」となることで、「一家
に一台」から「一人に一台」という目標に向かって、さらに普及を推し進めていきます。
据置型ゲーム機「Wii」では、「Wiiのある新しい生活」を提案し、リビングルームにおけるコミュニケーション
を促進することで、「取り巻く人々を笑顔にするマシン」となることを目指します。
更に、従来のパッケージソフトウェア販売に加えて、インターネットを利用するサービスとして、「ニンテンド
ーDSiショップ」や「Wiiショッピングチャンネル」からダウンロード専用ソフトをお求めいただけるサービスを拡
大するほか、「ニンテンドーDS」ではパブリックスペースで情報提供サービスを行い、「Wii」でも「Wiiチャンネ
ル」から情報提供サービスを行うなど、様々なサービスを展開していきます。
常に新しい驚きを提供しなければ飽きられる厳しい業界で、強力なソフト開発陣を社内に持つプラットフォーム
ホルダーとしての強みを活かすことで、今後の業容の拡大及び収益の増大に努めます。
- 12 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(2)株式会社の支配に関する基本方針について
当社の取締役会は、当社が公開会社としてその株式の自由な売買が認められている以上、当社株式の大量取得を
目的とする買付けや買収提案が行われた場合にそれに応じるか否かは、最終的には株主の判断に委ねられるべきも
のと考えています。しかしながら、株式の買付けや買収提案の中には、その目的等から見て対象企業の企業価値・
株主共同の利益を損なうおそれのあるものの存在も否定できないところであり、そのような買付けや買収提案は不
適切なものであると考えています。
現在のところ、当社においては、株式の買付けや買収提案が行われた場合の具体的な取組みはあらかじめ定めて
いませんが、このような場合に備えた体制については既に整備しています。また、株主に対して善管注意義務を負
う経営者の当然の責務として、株式の買付けや買収提案に際しては、慎重に当社の企業価値・株主共同の利益への
影響を判断し、適切と考えられる措置を講じます。
具体的には、社外の専門家も起用して株式の買付けや買収提案の評価及び買付者や買収提案者との交渉を行うほ
か、当社の企業価値・株主共同の利益を損なうと判断される株式の買付けや買収提案に対しては、具体的な対抗措
置の要否及び内容を決定し、実行する体制を整えます。
なお、いわゆる「買収防衛策」の導入につきましては、買収行為に係る法制度や判例、関係当局の見解等を踏ま
え、今後も検討を継続します。
4【事業等のリスク】
当社グループ(当社及び連結子会社)の経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下
のようなものがあります。ただし、全てのリスクを網羅したものではなく記載した事項以外の予見し難いリスクも存
在します。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したもので
す。
(1)経済環境に関するリスク
為替レートの変動
当社グループは、全世界で製品を販売し海外での売上割合は80%を超えています。そのほとんどを現地通貨で
取引し、また、提出会社は多額の外貨建資産(未予約の現預金等)も保有しています。そのため、円建資産に転換
する場合だけでなく財務諸表作成のための換算においても為替レート変動の影響を強く受け、米ドルやユーロな
どの為替レートが円高に推移した場合は、業績に悪影響を及ぼします。
(2)事業活動に関するリスク
市場環境の変化や他社との競争
当社グループの事業は、幅広い娯楽の中の一分野であり、他の様々な娯楽の趨勢による影響を受けます。他の
娯楽へのユーザーの志向が強くなると、ゲーム市場が縮小する可能性があります。また、技術の進歩や革新で新
たな競争相手が出現し、大きな影響を受ける可能性があります。
ゲーム業界においては、より多くの研究開発費や広告宣伝費等が必要とされる一方で、巨大な同業他社や他の
エンターテインメント業種・業者との競合等の可能性もあり、これまで以上に利益を確保し難い状況になる可能
性があります。当社グループは、競争の結果、市場シェアを拡大もしくは維持し、収益性を保つことが出来なく
なる可能性があります。
- 13 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
新製品開発
当社グループは、継続して斬新で魅力ある新製品を開発していますが、コンピュータエンターテインメントの
分野において、新製品の開発プロセスは複雑かつ不確実なものであり、以下のような様々なリスクが含まれま
す。
①
ソフトウェアの開発にはかなりの時間と費用を必要とするものもある一方で、ユーザーの嗜好は常に変化し
ており、全ての新製品がユーザーから受け入れられる保証はなく、開発を中断または中止することがありま
す。
②
ハードウェアの開発には長い期間を必要とする一方で、技術は絶えず進歩しており、娯楽にふさわしい必要
な技術を装備出来ない可能性があります。さらに、発売が遅れた場合、市場シェアの確保が難しくなる可能性
があります。
③
当社製品は、その特性から予定の期間内で開発することや計画通り販売することが困難で、業績予想から大
きく乖離する可能性があります。
製品の評価、適正在庫の確保
ゲーム業界における製品は、ライフサイクルが比較的短く、また、クリスマス需要の割合が非常に大きいな
ど、嗜好性や季節性の強いものです。その需要に見合った供給を確保するために見込生産を行いますが、正確な
販売予測は困難であるため、過剰な在庫を抱える危険性があります。また、保有するたな卸資産が陳腐化するこ
とにより、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性もあります。
海外進出及び国際的活動
当社グループの事業は、日本以外に、米国、欧州、豪州並びにアジア等でも行っています。これらの海外市場
への事業進出には、①予期しない法律や規制の施行または変更、②不利な政治または経済要因の発生、③多国間
税制度における不統一性及び税法解釈の相違における不利な取扱、④人材の採用と確保の困難、⑤テロ、戦争、
その他の要因による社会的混乱等のリスクが存在します。
外部企業への製造依存
当社グループは、主要な部品の製造や製品への組立てを複数のグループ外企業に委託しています。グループ外
企業の倒産等により重要部品の調達及び製造に支障が生じる可能性があります。また、部品の製造業者が当社グ
ループの必要とする数量を予定通りに供給出来ない可能性もあります。重要部品が不足すると、部品の価格高騰
による利益率の低下に止まらず、製品の供給不足や品質管理等で問題が発生し、顧客との関係悪化をも引き起こ
す可能性があります。
また、製造委託先の生産拠点が海外に多く、現地で暴動や災害等が起こり生産が妨げられれば、業績に悪影響
を及ぼします。
業績の季節的変動
当社製品の需要は、かなりの部分がクリスマスや正月時期に集中するため、季節的に変動します。この時期に
魅力的な新製品を投入出来なかった場合や、製品の供給が間に合わなかった場合等においては、業績に影響が及
ぶ可能性があります。
- 14 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(3)法的規制・訴訟に関するリスク
製造物責任
当社グループの製品は、世界各地域で認められている品質管理基準に従って製造していますが、欠陥等が見つ
かり、将来大規模な返品要求が発生する可能性があります。また、製造物責任賠償につながるような製品の欠陥
は、追加のコストの発生や当社グループの評価に影響を与え、将来の業績及び財務状況に悪影響が及ぶ可能性が
あります。
知的財産保護の限界
当社グループは、他社製品と差別化出来る様々な知的財産を蓄積してきましたが、地域によっては、既にコピ
ー商品が流通し当社グループの知的財産権の一部を侵害しています。今後においても知的財産権の保護が十分に
出来ない可能性があります。
個人情報の漏洩や秘密情報の流出
当社グループは、「クラブニンテンドー」の会員情報をはじめとして、当社製品のユーザーに関する個人情報
を保有しています。万一これらの個人情報が漏洩した場合や、当社グループの開発や営業機密が流出し第三者に
不正使用された場合等は、将来の経営成績、株価及び財務状況等に悪影響が及ぶ可能性があります。
会計制度・税制等の変更
当社グループが予期しない会計基準や税制の新たな導入・変更等により、業績や財務状況等に影響が及ぶ可能
性があります。また、税務申告における税務当局との見解の相違により、追加の税負担が生じる可能性がありま
す。
訴訟等
当社グループは、国内及び海外における事業活動等に関し、訴訟、紛争またはその他の法的手続等の対象とな
ることがあります。その場合、業績に悪影響を受ける可能性があります。
(4)その他
上記のほか、売上債権の回収不能、金融機関の破綻、環境に関する規制等により業績や財務状況に悪影響が及
ぶ可能性があります。
5【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。
- 15 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
6【研究開発活動】
当社グループ(当社及び連結子会社)は、誰もが楽しめるような新しい驚きや楽しさを持った娯楽を提案すること
で、世界中の一人でも多くの人々を笑顔にしたいとの考えのもと、様々な企業・団体等の協力も得て、主に「レジャ
ー機器」部門の携帯型と据置型のハードウェア及びソフトウェアの研究開発活動を行っています。
ハードウェアの研究開発においては、半導体メモリ等の記憶媒体、液晶等の表示装置、電子部品等の研究開発活動
及びインターフェイス技術、無線通信並びにネットワーク技術、セキュリティ技術等、様々な技術のホームエンター
テインメント分野への応用可能性について研究開発活動を行っています。また、末永く安心して楽しんでいただくた
めの耐久性、安全性、品質・性能の向上、多様な周辺機器の設計や開発、コストダウン設計、省エネルギー設計等の
重要なテーマにも引き続き取り組んでいます。
また、ソフトウェアの研究開発においては、ソフトウェアを効率よく開発するための開発環境をはじめとして、ハ
ードウェアの機能を十分に活かした商品企画、映像・音響・シナリオ等のゲームデザイン、プログラム開発等の分野
に注力しています。
さらに、「Wiiショッピングチャンネル」、「ニンテンドーDSiショップ」等、インターネットを利用するサービス
の拡大に伴い、安心で安全なインターネット環境の整備、改良、研究開発も行っています。
部品調達・製造工程においては、生産協力会社との連携、協力のもと、新しい試験方法や新技術を使った部品の量
産化に加え、グリーン調達や関連法規に適応するための研究やノウハウの蓄積も行っています。
当連結会計年度におけるグループの研究開発費は、422億円であり、主な研究開発活動の成果につきましては、以
下のとおりです。
据置型ゲーム機では、Wii対応ソフトウェアとして、インターネットを利用することで、最大で世界中の12人のプ
レイヤーが同時にゲームを楽しむことができる「マリオカートWii」や、マイク機能をもった周辺機器「Wiiスピー
ク」を使うことで遠く離れた人と会話ができる「街へいこうよ どうぶつの森」、「Wiiリモコン」や拡張コントロー
ラ「ヌンチャク」を振るだけで誰でも簡単に楽器の演奏を楽しめる「Wii Music」等の計16タイトルの新作ソフトウ
ェアを発売しました。
一方、携帯型ゲーム機では、本体に内蔵されたカメラを使って写真アルバムを作ったり、様々なソフトをダウンロ
ードして、自分だけの「マイDS」として楽しむことができる新しい携帯型ゲーム機「ニンテンドーDSi」を発売しま
した。また、ニンテンドーDS対応ソフトウェアとして、友達と合奏したり、手軽に作曲したり、身近な音楽をより一
層楽しむことができるハンディ楽器ソフト「大合奏!バンドブラザーズDX」、ソフトに付属の「生活リズム計」が1
分ごとの歩数を記録することで、楽しく歩いて健康管理ができる「歩いてわかる 生活リズムDS」等の計14タイトル
の新作ソフトウェアを発売しました。また、「ニンテンドーDSi」を使ってインターネットから専用ソフト「DSiウェ
ア」をダウンロード購入できるサービスを日本で開始しました。
- 16 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
7【財政状態及び経営成績の分析】
ここに記載している全ての財務情報は、当有価証券報告書において開示している連結財務諸表に基づいています。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループ(当社及び連結子会社)の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計
の基準に準拠して作成しています。その作成においては、経営者による会計方針の選択と適用を前提とし、資
産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の
実績や将来における発生の可能性等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性
があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針
は、「第5
経理の状況
1
連結財務諸表等
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載して
います。
(2)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、主としてコンピュータエンターテインメントの分野で事業を展開しており、ヒット商品の有
無や、その規模によって経営成績が大きく変わります。また、娯楽の範囲は広く、ゲーム以上に面白さや驚きを
人々に与えるものが流行れば、その影響も受けます。
海外での売上割合が80%を超え、そのほとんどが外貨建て取引であり、また提出会社では未予約の外貨建資産
(現預金等)を保有しているため、為替変動の影響を強く受けることになります。とりわけ米ドル及びユーロの為
替相場が円安になった場合には業績に好影響を、円高になった場合には業績に悪影響を及ぼします。
事業の主要部門であるレジャー機器部門は、ゲーム機本体等のハードウェアと各ハードウェア対応のソフトウ
ェアに分類されます。ハードウェアとソフトウェアでは利益率が異なるため、これらの売上比率の増減は売上総
利益に影響を与えます。
その他にも経営成績には、「第2
事業の状況
4
事業等のリスク」に記載する変動要因が考えられます。
(3)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度は前連結会計年度と比較すると、増収増益となりました。
(売上高及び営業利益)
売上高は前連結会計年度に比べて1,661億円の増収で、1兆8,386億円(前年同期比9.9%増)となりました。これ
は、海外において据置型ゲーム機「Wii」関連、携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」関連ともに好調に推移したこ
とによります。
売上原価は、前連結会計年度に比べて726億円の増加で、1兆449億円(前年同期比7.5%増)となりました。これ
は、主にハードウェアの生産量増加による量産効果等によりコストダウンが進んだものの、売上数量の伸びに伴
い製造原価が増加したことによるものです。
販売費及び一般管理費は、255億円の増加で、2,383億円(前年同期比12.0%増)となりました。これは、主に継
続的なプロモーション活動に伴う広告宣伝費の増加、「Wii」の販売数増加や「Wii Fit」の販売等に伴う商品輸
送費用の増加、及び研究開発費の増加等によるものです。
以上の結果、営業利益は680億円の増益で5,552億円(前年同期比14.0%増)となりました。
- 17 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(営業外損益及び経常利益)
営業外損益は、464億円の損失(純額)から1,065億円の損失(純額)となりました。これは、主に前連結会計年度
では為替差損が923億円発生していたところ、当連結会計年度では1,339億円発生したことによるものです。
以上の結果、経常利益は78億円の増益で4,486億円(前年同期比1.8%増)となりました。
(法人税等(法人税等調整額を含む))
前連結会計年度の1,765億円から当連結会計年度は1,691億円と減少しました。これは、主に平成21年度税制改
正により在外子会社からの受取配当金のほとんどが益金不算入になることにより、将来の課税の見込み引当額約
60億円を取り崩したことによるものです。
(当期純利益)
当期純利益は、前連結会計年度と比べて217億円の増益で2,790億円(前年同期比8.5%増)となりました。
(4)財政状態の分析
総資産は、業容の拡大により前連結会計年度に比べ82億円増加し、1兆8,107億円となりました。負債は、未払
法人税等が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ156億円減少し、5,568億円となりました。純資産
は、利益剰余金が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ239億円増加し、1兆2,539億円となりまし
た。
なお、キャッシュ・フローの状況については、「第2
事業の状況
1
業績等の概要
(2)キャッシュ・フロ
ー」に記載しています。
(5)資金の流動性について
当連結会計年度末現在において、流動比率は305%、総負債額に対する現金及び現金同等物は1.6倍です。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造のための材料及び部品の購入代や法人税等のほか、広告
宣伝費や研究開発費です。このほか、会社の成長に必要な設備投資等を含め、全てを自己資金でまかなうことを
原則としています。
新製品の発売時期には、一時的な売上債権、仕入債務、たな卸資産等の増加があり、営業活動によるキャッシ
ュ・フローの増減に影響を及ぼします。
また、将来の経営環境への対応や業容拡大等のために必要な資金を内部留保しており、3か月を超える定期預
金の預入・払戻の時期や、有価証券の取得・売却の時期等により投資活動によるキャッシュ・フローが増減しま
す。
- 18 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
第3【設備の状況】
1【設備投資等の概要】
当連結会計年度において当社グループ(当社及び連結子会社)は、レジャー機器部門を中心に全体で284億9千4百
万円の設備投資を実施しました。そのうち主なものは、研究開発、生産設備及び事業用地です。なお、これらの金額
には、自社利用のソフトウェアなどの無形固定資産も含めています。
所要資金については、いずれの設備投資も自己資金にて充当し、外部からの資金調達は行っていません。
2【主要な設備の状況】
主要な設備は、次のとおりです。なお、当社グループ(当社及び連結子会社)においては「レジャー機器」部門を中
心に事業を展開しており、主な設備は「その他」部門と共有しています。当該設備については、事業の種類別セグメ
ントに区分できないため、管理業務、販売業務、開発業務もしくは配送業務とのみ記載しています。
(1)提出会社
平成21年3月31日現在
帳簿価額(百万円)
事業所名
(所在地)
事業の種類別
セグメント
宇治工場
レジャー機器・
(京都府宇治市)
その他
宇治大久保工場
(京都府宇治市)
設備の内容
生産設備
レジャー機器
生産設備
レジャー機器
建物及び
構築物
702
機械装置
土地
及び
(面積千㎡)
運搬具
344
1,161
21
その他設備
303
0
その他設備
6,101
17
その他設備
751
0
その他設備
1,007
3
リース
資産
1,866
(25)
4,079
(9)
工具、器具
及び備品
その他
従業
員数
(人)
合計
265
―
1,527
43
4,483
―
3
0
5,266
―
28
0
359
―
982
558
24,601
―
21
0
975
―
44
4
8,095
―
9
0
349
―
11
―
6,507
―
3
―
289
―
2
―
308
6
―
2
―
52
8
―
6
―
331
[61]
20
[14]
宇治小倉工場
(任天堂サービス
センター)
27
(14)
43
[18]
(京都府宇治市)
本社
管理・販売・開
(京都市南区)
発業務
京都リサーチセン
ター
開発・管理業務
(京都市東山区)
東京支店
管理・販売・開
(東京都台東区)
発業務
東京事務所
(東京都千代田区)
大阪支店
(大阪市北区)
名古屋営業所
(名古屋市西区)
岡山営業所
(岡山市)
札幌営業所
(札幌市中央区)
東京配送センター
(千葉県柏市)
(注)1
2
3
4
管理業務
その他設備
223
0
販売業務
その他設備
730
3
販売業務
その他設備
90
1
販売業務
その他設備
87
1
販売業務
その他設備
42
0
配送業務
その他設備
296
1
16,941
(57)
203
(14)
7,035
(1)
115
(0)
5,763
(1)
194
(0)
216
(1)
7
(0)
27
(4)
帳簿価額のうち「その他」は、無形固定資産及び長期前払費用です。
現在休止中の主要な設備はありません。
上記金額には、消費税等を含みません。
従業員数の[ ]は、臨時従業員数の年間平均人員で外書きです。
- 19 -
954
[37]
115
[261]
86
[5]
2
26
[4]
16
[1]
4
[1]
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(2)在外子会社
平成21年3月31日現在
帳簿価額(百万円)
事業の種
類別セグ
メント
会社名
(所在地)
設備の内容
建物及び
構築物
機械装置
土地
及び
(面積千㎡)
運搬具
Nintendo of America Inc.
(アメリカ)
3,062
合計
―
7,846
―
129
―
193
5
773
249
4,009
―
32
10
152
―
―
74
256
332
0
―
―
31
―
39
2
29
―
―
37
―
69
12
1
―
―
139
15
168
2,280
826
販売業務
その他設備
32
―
販売業務
その他設備
1,499
926
販売業務
その他設備
107
0
販売業務
その他設備
0
1
販売業務
その他設備
7
販売業務
その他設備
販売業務
その他設備
(608)
30
(1)
553
(64)
Nintendo France S.A.R.L.
(フランス)
その他
従業
員数
(人)
1,676
その他設備
Nintendo of Europe GmbH
(ドイツ)
工具、器具
及び備品
―
販売業務等
Nintendo of Canada Ltd.
(カナダ)
リース
資産
2
(0)
Nintendo Iberica, S.A.
(スペイン)
1,095
[408]
70
[2]
579
[235]
47
[34]
80
[4]
Nintendo Benelux B.V.
(オランダ)
Nintendo Australia
Pty. Ltd.
(オーストラリア)
韓国任天堂㈱
(韓国)
(注)1
2
3
42
78
[5]
57
帳簿価額のうち「その他」は、主に無形固定資産です。
現在休止中の主要な設備はありません。
従業員数の[
]は、臨時従業員数の年間平均人員で外書きです。
3【設備の新設、除却等の計画】
設備の新設等の計画は、次のとおりです。なお、経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、重要な設備の除
却・売却の計画はありません。
投資予定金額
事業の種類別
セグメント
レジャー機器
レジャー機器
レジャー機器
レジャー機器
その他 会社名
提出会社
及び
連結子会社
提出会社
Nintendo of America
Inc.
提出会社 及び
連結子会社
設備の内容
完了予定年月
4,627
平成20年4月
平成23年3月
9,000
3,108
平成20年4月
平成23年3月
18,500
3,321
平成20年9月
平成22年10月
9,500
4,636
平成20年4月
平成23年3月
46,000
15,694
―
―
既支払額
(百万円)
研究開発設備
9,000
金型等生産設備
新社屋
その他建物等の
改修及び更新
合計
(注)1
2
着手年月
総額
(百万円)
上記金額の今後の設備所要資金30,306百万円は、自己資金で充当する予定です。
上記金額には、消費税等を含みません。
- 20 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
第4【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類
発行可能株式総数(株)
普通株式
400,000,000
計
400,000,000
②【発行済株式】
事業年度末現在
発行数(株)
(平成21年3月31日)
種類
提出日現在
発行数(株)
(平成21年6月29日)
上場金融商品取引所名
又は登録認可金融商品
取引業協会名
内容
東京証券取引所
普通株式
141,669,000
(市場第一部)
大阪証券取引所
141,669,000
単元株式数100株
(市場第一部)
計
141,669,000
―
141,669,000
―
(2)【新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式
総数増減数
(千株)
年月日
平成3年5月21日
発行済株式
総数残高
(千株)
36,729
資本金増減額
(百万円)
資本金残高
(百万円)
―
141,669
資本準備金
増減額
(百万円)
―
10,065
資本準備金
残高
(百万円)
11,584
(注) 平成3年5月21日に、平成3年3月31日現在の株主名簿に記載された株主に対し、所有株式数を1株につき1.35
株の割合をもって分割しました。
(5)【所有者別状況】
平成21年3月31日現在
株式の状況(1単元の株式数100株)
区分
株主数
(人)
所有株式数
(単元)
所有株式数
の割合(%)
(注)1
政府及び
地方公共
団体
金融機関
金融商品
取引業者
その他の
法人
外国法人等
個人以外
個人
その他
個人
計
1
196
77
834
1,020
28
41,116
43,272
21
381,582
13,654
32,654
612,236
86
374,669
1,414,902
0.00
26.97
0.97
2.30
43.27
0.01
26.48
100.00
単元未満
株式の状況
(株)
―
178,800
―
自己株式13,784,279株は「個人その他」に137,842単元及び「単元未満株式の状況」に79株含めて記載してい
ます。
2 「その他の法人」には、㈱証券保管振替機構名義の株式が、1単元含まれています。 - 21 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(6)【大株主の状況】
平成21年3月31日現在
氏名又は名称
山内
住所
溥
京都市左京区
京都市下京区烏丸通松原上る薬師前町
㈱京都銀行
700
所有株式数
(百株)
発行済株式総数に対する
所有株式数の割合(%)
141,650
10.00
63,856
4.51
日本トラスティ・サービス信託銀
行㈱(信託口)
東京都中央区晴海1丁目8-11
61,133
4.32
日本トラスティ・サービス信託銀
行㈱(信託口4G)
東京都中央区晴海1丁目8-11
58,388
4.12
東京都千代田区大手町2丁目2-2
47,647
3.36
東京都港区浜松町2丁目11番3号
41,588
2.94
アメリカ マサチューセッツ
(東京都中央区日本橋兜町6番7号)
32,102
2.27
東京都中央区晴海1丁目8-11
31,500
2.22
29,530
2.08
アメリカ ニューヨーク
(東京都品川区東品川2丁目3番14号)
24,973
1.76
―
532,368
37.58
野村信託銀行㈱
(退職給付信託三菱東京UFJ銀行口)
日本マスタートラスト信託銀行㈱
(信託口)
ステート
ストリート
バンク
アンド トラスト カンパニー
(常任代理人 ㈱みずほコーポレー
ト銀行)
日本トラスティ・サービス信託銀
行㈱(住友信託銀行再信託分・㈱り
そな銀行退職給付信託口)
メロン バンク トリーティー
クライアンツ オムニバス
(常任代理人
ト銀行)
ナッツクムコ
(常任代理人
㈱みずほコーポレー
シティバンク銀行
㈱)
計
(注)1
2
アメリカ
マサチューセッツ
(東京都中央区日本橋兜町6番7号)
上記のほか、当社所有の自己株式が137,842百株(9.73%)あります。
日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口)、日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口4G)及び日本マ
スタートラスト信託銀行㈱(信託口)の所有株式数は、全て信託業務に係るものです。
3 ㈱三菱東京UFJ銀行は、同社が退職給付信託資産として拠出している上記株式(株主名簿上の名義:野村信託銀
行㈱(退職給付信託三菱東京UFJ銀行口))のほか11,086百株を所有しています。
- 22 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(7)【議決権の状況】
①【発行済株式】
平成21年3月31日現在
区分
株式数(株)
議決権の数(個)
内容
無議決権株式
―
―
―
議決権制限株式(自己株式等)
―
―
―
議決権制限株式(その他)
―
―
―
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等)
―
普通株式 13,784,200
完全議決権株式(その他)
普通株式 127,706,000
単元未満株式
普通株式 178,800
―
141,669,000
―
発行済株式総数
総株主の議決権
単元株式数100株
1,277,060
―
同上
1単元(100株)未満の株式
―
1,277,060
―
(注) 「完全議決権株式(その他)」には、㈱証券保管振替機構名義の株式100株(議決権1個)が含まれています。
②【自己株式等】
平成21年3月31日現在
所有者の氏名
又は名称
所有者の住所
(自己保有株式)
京都市南区上鳥羽
任天堂株式会社
鉾立町11番地1
計
―
自己名義
所有株式数
(株)
他人名義
所有株式数
(株)
所有株式数
の合計
(株)
発行済株式総数
に対する所有
株式数の割合(%)
13,784,200
―
13,784,200
9.73
13,784,200
―
13,784,200
9.73
(8)【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
- 23 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
2【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】
会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得
(1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2)【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分
株式数(株)
当事業年度における取得自己株式
当期間における取得自己株式
価額の総額(円)
7,810
364,193,740
397
10,833,620
(注) 当期間における取得自己株式数には、平成21年6月1日から当有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取
りによる株式は含めていません。
(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
当事業年度
区分
引き受ける者の募集を行った
取得自己株式
消却の処分を行った取得自己株式
合併、株式交換、会社分割に係る
移転を行った取得自己株式
その他
(単元未満株式の買増請求による売渡)
保有自己株式数
株式数
(株)
当期間
処分価額の総額
(円)
株式数
(株)
処分価額の総額
(円)
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
2,884
32,733,822
158
1,794,102
13,784,279
―
13,784,518
―
(注) 当期間における保有自己株式数には、平成21年6月1日から当有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取
り及び売渡しによる株式は含めていません。
- 24 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
3【配当政策】
当社は、会社の成長に必要な研究開発や設備投資等を内部留保資金でまかなうことを原則とし、将来の経営環境へ
の対応や厳しい競争に勝ち抜くため、財務面での健全性を維持しつつ、株主の皆様への直接的な利益還元について
は、各期の利益水準を勘案した配当により実施することを基本方針としています。
剰余金の配当は、中間配当と期末配当の年2回行うことを基本方針としています。当社は会社法第454条第5項に
規定する「取締役会の決議によって中間配当を行うことができる」旨を定款に定めており、配当の決定機関は、中間
配当については取締役会、期末配当については株主総会です。
具体的な配当の算出については、連結営業利益の33%を配当金総額の基準とし期末時点で保有する自己株式数を差
し引いた発行済株式数で除した金額の10円未満を切り上げた金額か、もしくは連結配当性向50%を基準として10円未
満を切り上げた金額の、いずれか高い方を、1株当たり年間配当金として決定します。
また、中間配当については、当期より第2四半期累計期間の連結営業利益の33%を中間期末の配当金総額の基準と
し、この時点で保有する自己株式数を差し引いた発行済株式数で除した金額の10円未満を切り上げた金額を1株当た
り中間配当金とすることにしました。
当事業年度の配当については、上記方針に基づき、1株当たり年間1,440円(中間660円、期末780円)としました。
この結果、配当性向(連結)は66.0%となりました。
内部留保した資金は、斬新で魅力ある製品を継続して提供するための必要資金として、また、新技術の研究や新企
画の製品開発、生産体制の拡充及び原材料の確保、広告宣伝を含めた販売力の強化のほか、必要に応じた自己株式の
買入れ等にも、有効に活用していきます。
(注)基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりです。
配当金の総額
(百万円)
決議年月日
1株当たり配当額
(円)
平成20年10月30日
取締役会決議
84,404
660
平成21年6月26日
定時株主総会決議
99,750
780
4【株価の推移】
(1)【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】
回次
第65期
第66期
第67期
第68期
第69期
決算年月
平成17年3月
平成18年3月
平成19年3月
平成20年3月
平成21年3月
最高(円)
13,560
17,880
36,050
73,200
63,900
最低(円)
9,940
11,140
16,510
33,250
21,600
(注) 最高・最低株価は、大阪証券取引所市場第一部におけるものです。
(2)【最近6月間の月別最高・最低株価】
月別
平成20年
10月
11月
12月
平成21年
1月
2月
3月
最高(円)
44,050
36,400
36,850
36,800
28,600
30,800
最低(円)
21,600
25,240
28,120
28,300
24,620
25,900
(注) 最高・最低株価は、大阪証券取引所市場第一部におけるものです。
- 25 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
5【役員の状況】
役名
職名
氏名
生年月日
略歴
平成12年6月
取締役社長
(代表取締役)
岩 田
聡
昭和34年12月6日生
任期
当社取締役就任(現在)
経営企画室長
平成14年5月
所有株式数
(百株)
取締役社長就任(現在)
※1
46
※1
10
※1
10
※1
2
※1
1
※1
11
※1
10
※1
10
代表取締役就任(現在)
専務取締役
経営統括
(代表取締役)
本部長
森
仁 洋
昭和20年1月17日生
昭和44年3月
当社入社
昭和57年7月
経理部長
平成7年6月
取締役就任(現在)
経理本部長
平成12年6月
常務取締役就任
代表取締役就任(現在)
経営統括本部長(現在)
専務取締役
(代表取締役)
営業本部長
波多野 信治
昭和17年4月14日生
平成14年5月
専務取締役就任(現在)
昭和47年10月
当社入社
平成6年5月
業務本部長
平成8年6月
取締役就任(現在)
平成14年5月
専務取締役就任(現在)
代表取締役就任(現在)
専務取締役
総合開発
(代表取締役)
本部長
竹 田 玄 洋
昭和24年3月7日生
平成16年2月
営業本部長(現在)
昭和47年7月
当社入社
昭和55年12月
製造本部開発第3部長
平成12年6月
取締役就任(現在)
総合開発本部長(現在)
平成14年5月
専務取締役就任(現在)
代表取締役就任(現在)
専務取締役
情報開発
(代表取締役)
本部長
宮 本
茂
昭和27年11月16日生
昭和52年4月
当社入社
平成8年2月
情報開発本部情報開発部長
平成12年6月
取締役就任(現在)
情報開発本部長(現在)
平成14年5月
専務取締役就任(現在)
代表取締役就任(現在)
昭和42年3月
当社入社
平成4年4月
製造本部宇治工場資材第1部長
平成12年6月
取締役就任(現在)
製造本部長
専務取締役
(代表取締役)
製造本部長
永 井 信 夫
昭和20年3月21日生
平成14年5月
常務取締役就任
平成16年3月
開発技術本部長
平成16年6月
専務取締役就任(現在)
代表取締役就任(現在) 平成21年1月
製造本部長(現在)
平成6年5月
当社入社、管理本部長(現在)
財務部長(現在)
平成6年6月
取締役就任(現在)
平成14年5月
常務取締役就任(現在)
平成17年10月
総務本部担当
平成13年12月
当社入社、常任顧問
平成14年5月
総務本部長
平成14年6月
取締役就任(現在)
管理本部長
常務取締役
兼
松 本 匡 治
昭和17年6月9日生
財務部長
常務取締役
海外本部長
鈴 木 英 一
昭和25年1月25日生
常務取締役就任(現在)
平成17年7月
新事業推進室担当
平成17年10月
海外本部長(現在) - 26 -
兼
08498032_有価証券報告書_20090622233635
役名
職名
氏名
2009/06/22 23:38:28
生年月日
略歴
営業本部
昭和39年3月
当社入社
東京支店長
昭和58年11月
営業本部東京支店管理部長(現在)
平成12年6月
営業本部東京支店長(現在)
平成13年6月
取締役就任(現在)
平成12年12月
㈱ポケモン代表取締役就任
平成14年1月
Nintendo of America Inc.
取締役社長就任
平成14年6月
当社取締役就任(現在)
平成18年5月
Nintendo of America Inc.
取締役会長(CEO)就任(現在)
昭和48年6月
当社入社
平成10年7月
人事部長(現在)
平成17年6月
取締役就任(現在)
取締役
兼
河 原 和 雄
昭和16年7月20日生
東京支店
管理部長
取締役
取締役
君 島 達 己
人事本部長
兼
竹 村
薫
昭和25年4月21日生
昭和21年1月11日生
人事部長
兼
総務部長
監査役
(常勤)
監査役
(常勤)
所有株式数
(百株)
※1
13
※1
2
※1
10
※1
1
※2
2
※3
2
※3
―
※2
―
※2
―
人事本部長(現在)
総務本部長
取締役
任期
吉 田 康 二
中 路 一 郎
植 田
実
昭和28年11月27日生
昭和16年1月29日生
昭和24年1月13日生
平成12年5月
当社入社、総務部長代理
平成14年1月
総務部長(現在)
平成17年10月
総務本部長(現在)
平成18年6月
取締役就任(現在)
昭和40年10月
当社入社
平成2年9月
営業本部大阪支店長
平成15年6月
常勤監査役就任(現在)
昭和47年3月
当社入社
平成4年4月
管理本部経理部経理課長
平成13年3月
営業本部東京支店管理部長代理
平成16年6月
常勤監査役就任(現在)
昭和55年9月
公認会計士登録
監査法人中央会計事務所入所
監査役
北野 與志朗
昭和10年9月30日生
昭和60年5月
同法人代表社員就任
平成13年6月
当社監査役就任(現在)
平成18年6月
日本電産㈱監査役就任(現在)
岩井証券㈱監査役就任(現在)
昭和54年4月
税理士登録
山田勝夫税理士事務所開設
監査役
山 田 勝 夫
昭和18年11月1日生
平成14年4月
四条会計税理士法人設立
同法人代表社員就任(現在)
監査役
水 谷 直 樹
昭和25年12月22日生
平成15年6月
当社監査役就任(現在)
昭和54年4月
弁護士登録
平成元年5月
弁理士登録
平成元年6月
水谷法律特許事務所開設
平成15年4月
東京工業大学大学院
客員教授(現在)
平成15年6月
当社監査役就任(現在)
平成16年4月
専修大学法科大学院
客員教授(現在)
計
130
(注)1
2
監査役 北野與志朗、山田勝夫及び水谷直樹は、会社法第2条第16号に規定する社外監査役です。
※1 取締役の任期は、平成21年3月期に係る定時株主総会終結の時から平成22年3月期に係る定時株主総会
3
終結の時までです。
※2 監査役 中路一郎、山田勝夫及び水谷直樹の任期は、平成19年3月期に係る定時株主総会終結の時から
4
平成23年3月期に係る定時株主総会終結の時までです。
※3 監査役 植田実及び北野與志朗の任期は、平成20年3月期に係る定時株主総会終結の時から平成24年3
月期に係る定時株主総会終結の時までです。
- 27 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
6【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1)【コーポレート・ガバナンスの状況】
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社は、株主は勿論、顧客、取引先、従業員、地域社会など利害関係や影響のある方々、いわゆるステークホ
ルダーの利益を考慮しつつ、長期的、継続的に企業価値を最大化するよう統治されなければならないと考えてお
り、透明性の高い健全なコーポレート・ガバナンス体制及び企業倫理の構築及び向上に努めています。
②
会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況等
(イ)会社の機関の基本説明
当社は、監査役制度を採用しています。当社は他に類を見ないソフトウェア主導でハード・ソフト一体のビジ
ネスを展開している企業であり、現行の制度が事業遂行上最適であると考えています。
(ロ)会社の機関の内容
(取締役会)
経営判断等を含めた重要事項に関する業務執行機関としての取締役会は、取締役13名で構成しており、経営環
境の変化に迅速に対応出来るようにするために、取締役の任期を1年として、毎年適任者を選任しています。
(経営会議)
経営活動を強力に推進するために、代表取締役全員で構成する経営会議を設置し迅速かつ効率的な意思決定を
行っています。
(監査役会)
監査機関としての監査役会には、監査役5名を選任しています。このうち、3名が社外監査役です。
(監査役室)
監査役の業務の支援、補助をするために監査役室を設置しています。
(内部監査室)
社長直轄の組織で、業務部門から独立した公正・不偏の立場で内部監査を行い、また、関係会社を含む内部統
制強化にも取り組んでいます。
(コンプライアンス委員会)
総務本部長を委員長としたコンプライアンス委員会を設置し、「コンプライアンス・マニュアル」の策定その
他コンプライアンスの推進施策を実施しています。
(製品安全委員会)
総務本部長を委員長とした製品安全委員会を設置し、製品の安全性を保証し、消費者における製品に係わる事
故の発生を未然に防止するとともに、事故発生時の速やかな対応をはかる製品安全保証システムの維持、管理に
取り組んでいます。
(内部統制強化委員会)
社長を委員長とした内部統制強化委員会を設置し、当社グループ全体の健全な経営体制の整備・維持・向上を
図るとともに業務の適正を確保するために実施する内部統制強化プロジェクトを推進しています。
- 28 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
[コーポレート・ガバナンス体制の模式図](平成21年3月31日現在)
(ハ)内部監査及び監査役監査の状況
内部監査の手続きについては、社内各部門や子会社における内部統制が適切かつ有効に機能している事の確認
を行うため、各部門毎に業務監査を中心とした監査を順次実施しています。必要に応じて、リスクの高い特定の
業務範囲を絞ってテーマ監査の手法を採用する場合もあります。また、一般的に認知されているフレームワーク
を用いて、より一層の全社内部統制強化に向けた取り組みを進めています。
監査役は、取締役会等の重要会議に出席するとともに、重要書類を閲覧し、代表取締役と定期会議を持つほ
か、毎月、監査役会を開き監査意見の交換をしています。また、年間監査計画に基づき、社内各部門他への往査
をしています。内部監査室との連携としては、内部監査終了時に被監査部門との監査内容確認の場に立ち会い、
内部監査報告書を受領しています。
(ニ)社外取締役及び社外監査役
社外取締役は選任していません。
社外監査役の3名のうち1名は、弁護士で当社とは法律顧問契約があり、残り2名との人的関係、資本的関係
または取引関係その他の利害関係はありません。
- 29 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(ホ)会計監査の状況
当社は、会社法及び金融商品取引法に基づく会計監査について、京都監査法人と監査契約を締結しています。
会計監査人は、監査役及び内部監査室とも緊密な連携を保ち、監査計画及び監査結果の報告とともに、期中にお
いても必要な情報交換並びに意見交換を行い、効果的かつ効率的な監査を実施しています。当事業年度において
業務を執行した公認会計士の氏名、監査業務に係る補助者の構成については以下のとおりです。
会計監査業務を執行した公認会計士
指定社員
業務執行社員
松永
指定社員
業務執行社員
鍵
当社継続監査年数
会計監査業務に係る補助者の構成
幸廣
4年
圭一郎
1年
公認会計士6名、会計士補等7名、その他11名
③リスク管理体制の整備の状況
各部門がそれぞれ所管する業務に付随するリスクを管理することを基本としています。
内部監査室は、社内各部門や子会社のリスク管理体制を検証し、改善等の施策を提案・助言しています。さら
に、必要に応じて優先項目を決め、より一層の内部統制システムの整備強化に努めています。
重要な法務的課題及びコンプライアンスに係る事象については、弁護士及びその他専門家に相談し、必要な検
討を実施しています。また、会計監査人とは、通常の会計監査に加え、重要な会計的課題について随時相談・検
討を実施しています。
さらに、コンプライアンス委員会は、「コンプライアンス・マニュアル」の策定及び更新、役員及び従業員に
対する社外専門講師によるセミナー等の開催も含め、各部門におけるコンプライアンスの徹底を推進する体制と
しています。このほか、製品安全委員会を設け、製品の安全性を保証し、製品事故発生の防止と、万一、発生し
た時には速やかな対応を図ることとしています。
④役員報酬の内容
当社の取締役に対する報酬の内容は、株主総会決議に基づく報酬総額10億2千2百万円で、その内訳は、固定
給与4億2千2百万円、業績連動による取締役賞与金(業績連動給与)6億円です。
なお、使用人兼務取締役に対して支払った使用人給与額(賞与含む)は1億4百万円で、上記金額には含めてい
ません。
また、監査役に対する報酬の内容は、株主総会決議に基づく報酬が8千1百万円です。
- 30 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
⑤取締役に対する業績連動給与の計算方法
当社の取締役に対する報酬は、毎月の定期同額給与と年1回の業績連動給与によって構成します。なお、平成
22年3月期の業績連動給与の計算については以下のとおりです。
計算方法
業績連動給与 = 連結営業利益 × 0.2% ×
各取締役のポイント
取締役のポイント合計
取締役の役職別ポイント及び人数
役職
取締役の数(人)
ポイント計
社長・会長
4.5
1
4.5
専務取締役
2.5
5
12.5
常務取締役
1.8
2
3.6
取締役(常勤)
1.2
0
0.0
使用人兼務取締役
0.6
3
1.8
取締役(非常勤)
0.3
1
0.3
12
22.7
合計
※
ポイント
―
上記は、平成21年6月26日現在における取締役の数で計算しています。
留意事項
・
取締役は、法人税法第34条第1項第3号に記載される業務執行役員です。
・
法人税法第34条第1項第3号イに規定する「当該事業年度の利益に関する指標」とは連結営業利益とし
ます。
・
法人税法第34条第1項第3号イ(1)に規定する「確定額」は、6億円を限度とします。連結営業利益に
0.2%を乗じた金額が6億円を超えた場合は、6億円を各取締役のポイント数で割り振り計算した金額
をそれぞれの業績連動給与とします。
・
連結営業利益に0.2%を乗じた金額については10百万円未満切捨てとします。
⑥取締役の定数
当社の取締役は、15名以内とする旨を定款に定めています。
⑦取締役の選任の決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株
主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、また、取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする
旨を定款で定めています。
- 31 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
⑧株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項
(イ)自己の株式の取得
当社は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため、会社法第165条第2項の規定により、
取締役会の決議によって自己の株式を取得することができる旨を定款に定めています。
(ロ)中間配当
当社は、株主への機動的な利益還元を行うため、取締役会の決議によって、毎年9月30日の最終の株主名簿に
記載または記録された株主または登録株式質権者に対して、中間配当を行うことができる旨を定款に定めていま
す。
⑨株主総会の特別決議要件
当社は、株主総会の特別決議の定足数をより確実に充足できるようにするため、会社法第309条第2項に定め
る決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3
分の2以上をもって行う旨を定款で定めています。
(2)【監査報酬の内容等】
①【監査公認会計士等に対する報酬の内容】
前連結会計年度
区分
当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社
―
―
102
0
連結子会社
―
―
24
1
―
―
126
2
計
②【その他重要な報酬の内容】
当社の連結子会社であるNintendo of America Inc.他7社は、当社の監査公認会計士等である京都監査法人と
コーペレーティング・ファーム(cooperating firm)契約を締結しているプライスウォーターハウスクーパース・
インターナショナル・リミテッドのメンバーファームに対して239百万円の監査報酬を支払っています。
③【監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容】
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、財務報告に係る内部統制に関する
助言業務0百万円です。
④【監査報酬の決定方針】
明文化した規定はありませんが、当該監査法人より、監査計画の説明を受け、監査役室において、計画の妥当
性やそれに伴う見積りを精査し、必要に応じて交渉を行い、その後に、監査役会の同意を得て決定しています。
- 32 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
第5【経理の状況】
1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以
下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しています。
なお、前連結会計年度(平成19年4月1日から平成20年3月31日まで)は、改正前の連結財務諸表規則に基づき、
当連結会計年度(平成20年4月1日から平成21年3月31日まで)は、改正後の連結財務諸表規則に基づいて作成して
います。
(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財
務諸表等規則」という。)に基づいて作成しています。
なお、前事業年度(平成19年4月1日から平成20年3月31日まで)は、改正前の財務諸表等規則に基づき、当事業
年度(平成20年4月1日から平成21年3月31日まで)は、改正後の財務諸表等規則に基づいて作成しています。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、前連結会計年度(平成19年4月1日から平成20年3月
31日まで)及び当連結会計年度(平成20年4月1日から平成21年3月31日まで)の連結財務諸表並びに前事業年度(平成
19年4月1日から平成20年3月31日まで)及び当事業年度(平成20年4月1日から平成21年3月31日まで)の財務諸表
について、京都監査法人により監査を受けています。
なお、当社の監査人は、前連結会計年度及び前事業年度にみすず監査法人及び山口監査法人から京都監査法人に交
代しています。
- 33 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
1【連結財務諸表等】
(1)【連結財務諸表】
①【連結貸借対照表】
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成20年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
受取手形及び売掛金
有価証券
たな卸資産
製品
仕掛品
原材料及び貯蔵品
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
当連結会計年度
(平成21年3月31日)
899,251
147,787
353,070
104,842
-
-
-
38,032
106,028
△2,176
132,133
439
12,180
44,154
104,519
△4,025
1,646,834
1,648,725
16,784
1,734
6,072
30,267
292
16,877
2,195
5,763
42,841
3,386
※3
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額)
機械装置及び運搬具(純額)
工具、器具及び備品(純額)
土地
建設仮勘定
有形固定資産合計
※1
無形固定資産
ソフトウエア
その他
無形固定資産合計
投資その他の資産
投資有価証券
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
※2
投資その他の資産合計
固定資産合計
資産合計
- 34 -
756,201
139,174
463,947
-
55,150
※1
71,064
542
1,467
751
1,418
2,009
2,169
73,756
23,541
1,196
△0
※2
54,726
29,565
4,530
△14
98,495
88,807
155,655
162,042
1,802,490
1,810,767
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成20年3月31日)
当連結会計年度
(平成21年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金
未払法人税等
賞与引当金
その他
335,820
112,450
1,848
117,103
356,774
83,551
1,930
98,657
流動負債合計
567,222
540,914
786
4,506
-
1,378
10,247
4,295
固定負債
長期未払金
退職給付引当金
その他
固定負債合計
負債合計
純資産の部
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
評価・換算差額等合計
少数株主持分
純資産合計
負債純資産合計
- 35 -
5,293
15,921
572,516
556,835
10,065
11,640
1,380,430
△156,184
10,065
11,726
1,432,958
△156,516
1,245,951
1,298,234
5,418
△21,495
3,100
△47,428
△16,077
△44,328
98
25
1,229,973
1,253,931
1,802,490
1,810,767
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
②【連結損益計算書】
(単位:百万円)
(自
至
売上高
売上原価
前連結会計年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
※1, ※2
1,672,423
972,362
(自
至
当連結会計年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
※1, ※2
1,838,622
1,044,981
売上総利益
700,060
793,641
販売費及び一般管理費
広告宣伝費
給料手当及び賞与
賞与引当金繰入額
減価償却費
研究開発費
貸倒引当金繰入額
その他
113,977
20,080
658
3,405
37,000
769
36,949
117,308
20,609
642
3,438
42,211
214
53,952
※2
販売費及び一般管理費合計
営業利益
営業外収益
受取利息
その他
営業外収益合計
営業外費用
支払利息
売上割引
為替差損
その他
営業外費用合計
経常利益
特別利益
貸倒引当金戻入額
固定資産売却益
投資有価証券売却益
※3
特別利益合計
※2
212,840
238,378
487,220
555,263
44,158
4,406
30,181
1,978
48,564
32,159
0
1,065
92,346
1,564
1
752
133,908
4,065
94,977
138,727
440,807
448,695
174
3,722
37
※3
3,934
特別損失
固定資産処分損
投資有価証券評価損
51
10,914
※4
特別損失合計
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
少数株主損失(△)
当期純利益
- 36 -
243
13
82
339
※4
69
832
10,966
902
433,775
448,132
187,201
△10,669
179,997
△10,863
176,532
169,134
△99
△91
257,342
279,089
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
③【連結株主資本等変動計算書】
(単位:百万円)
(自
至
株主資本
資本金
前期末残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
資本剰余金
前期末残高
当期変動額
自己株式の処分
当期変動額合計
当期末残高
利益剰余金
前期末残高
在外子会社の会計処理の変更に伴う増減
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
自己株式
前期末残高
当期変動額
自己株式の取得
自己株式の処分
当期変動額合計
当期末残高
株主資本合計
前期末残高
在外子会社の会計処理の変更に伴う増減
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
当期変動額合計
当期末残高
- 37 -
前連結会計年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
10,065
10,065
-
-
10,065
10,065
11,586
11,640
54
86
54
86
11,640
11,726
1,220,293
-
1,380,430
1,079
△97,205
△227,641
257,342
279,089
160,137
51,448
1,380,430
1,432,958
△155,396
△156,184
△802
△364
13
32
△788
△331
△156,184
△156,516
1,086,549
-
1,245,951
1,079
△97,205
△227,641
257,342
△802
67
279,089
△364
118
159,402
51,202
1,245,951
1,298,234
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(単位:百万円)
(自
至
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
為替換算調整勘定
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
評価・換算差額等合計
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
少数株主持分
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
純資産合計
前期末残高
在外子会社の会計処理の変更に伴う増減
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
- 38 -
前連結会計年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
8,898
5,418
△3,479
△2,317
△3,479
△2,317
5,418
3,100
6,432
△21,495
△27,928
△25,933
△27,928
△25,933
△21,495
△47,428
15,331
△16,077
△31,408
△28,251
△31,408
△28,251
△16,077
△44,328
138
98
△40
△73
△40
△73
98
25
1,102,018
-
1,229,973
1,079
△97,205
△227,641
257,342
△802
279,089
△364
67
△31,448
118
△28,324
127,954
22,878
1,229,973
1,253,931
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
④【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
(自
至
前連結会計年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
減価償却費
貸倒引当金の増減額(△は減少)
退職給付引当金の増減額(△は減少)
受取利息及び受取配当金
支払利息
為替差損益(△は益)
投資有価証券売却損益(△は益)
投資有価証券評価損益(△は益)
持分法による投資損益(△は益)
売上債権の増減額(△は増加)
たな卸資産の増減額(△は増加)
仕入債務の増減額(△は減少)
未払消費税等の増減額(△は減少)
その他
小計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出
定期預金の払戻による収入
有価証券の取得による支出
有価証券の売却及び償還による収入
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却及び償還による収入
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
自己株式の取得による支出
配当金の支払額
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物の期首残高
(自
至
当連結会計年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
433,775
7,363
602
715
△44,585
448,132
8,102
2,149
5,960
△30,430
0
66,389
△37
1
98,557
△82
10,914
△1,334
△70,031
△24,519
832
△164
△4,535
△57,623
34,240
△1,219
41,645
8,182
△3,003
△13,381
453,919
462,697
43,554
△0
△165,095
31,477
△1
△206,373
332,378
287,800
△162,376
△247,431
164,878
△519,740
147,391
△496,475
768,407
△7,992
455,346
△22,956
5,134
△25,735
28
△12,742
11,156
△525
246
2,229
233,206
△174,363
△802
△97,110
67
△364
△227,458
168
△97,844
△227,654
△52,935
△95,194
414,804
△209,412
688,737
現金及び現金同等物の期末残高
※1
- 39 -
1,103,542
1,103,542
※1
894,129
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
【連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項】
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
1
(自
至
連結の範囲に関する事項
(1)連結子会社は22社です。
連結子会社名は、「第1
1
企業の概況
4
当連結会計年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
連結の範囲に関する事項
(1)連結子会社は24社です。
連結子会社名は、「第1
関係会社
企業の概況
ら、当連結会計年度より連結の範囲に含めています。従
来、持分法適用関連会社としていたiQue Ltd.、神游科
に出資したことから、当連結会計年度より連結の範囲
に含めています。
Nintendo Research, Inc.については清算が結了したこ
とから、当連結会計年度より連結の範囲から除外してい
ます。
(2)非連結子会社は次の1社です。
(2)前連結会計年度に同じ
福栄㈱
上記の1社については、小規模であり、総資産、売上
高、当期純損益及び利益剰余金等の観点からみて、いず
れも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないため連
結の範囲から除外しています。
持分法の適用に関する事項
2
(1)持分法適用の関連会社は4社です。
主要な会社 ㈱ポケモン、㈱ワープスター
持分法の適用に関する事項
(1)持分法適用の関連会社は4社です。
主要な会社 ㈱ポケモン、㈱ワープスター
iQue Ltd.、神游科技有限公司については、株式を追
加取得したことから、当連結会計年度より連結の範囲に
含めたため、持分法の適用範囲から除外しています。
AiLive Inc.については、優先株式の議決権が失効した
ことから、当連結会計年度より持分法の適用範囲から除
外しています。
(2)持分法を適用していない非連結子会社福栄㈱及び関連
会社㈱エイプは、それぞれ当期純損益及び利益剰余金等
(2)前連結会計年度に同じ
に及ぼす影響が軽微であり、かつ全体としても重要性が
ないため、持分法の適用から除外しています。
(3)持分法適用会社のうち、決算日が連結決算日と異なる
会社については、各社の事業年度に係る財務諸表または
(3)前連結会計年度に同じ
仮決算に基づく財務諸表を使用しています。
関係会
社の状況」に記載しているため、省略しています。
㈱プロジェクトソラ、Wiiの間㈱については、新た
技有限公司については、株式を追加取得したことから、
当 連 結 会 計 年 度 よ り 連 結 の 範 囲 に 含 め て い ま す。
2
4
の状況」に記載しているため、省略しています。
㈱モノリスソフトについては、新たに出資したことか
- 40 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
3
(自
至
連結子会社の事業年度等に関する事項
3
連結子会社のうち、決算日が連結決算日と異なる会社
当連結会計年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社のうち、決算日が連結決算日と異なる会社
は、下記の5社です。
は、下記の5社です。
決算日:12月31日
任天堂溥天股分有限公司、Retro Studios, Inc.
決算日:12月31日
任天堂溥天股分有限公司、Retro Studios, Inc.
iQue Ltd.、神游科技有限公司
iQue Ltd.、神游科技有限公司
決算日:2月29日
決算日:2月28日
㈱モノリスソフト
㈱モノリスソフト
連結決算日との差は3か月以内であるため、当該連結
子会社の事業年度に係る財務諸表を基礎として連結を行
連結決算日との差は3か月以内であるため、当該連結
子会社の事業年度に係る財務諸表を基礎として連結を行
っています。ただし、連結決算日との間に生じた重要な
取引については、連結上必要な調整を行っています。
っています。ただし、連結決算日との間に生じた重要な
取引については、連結上必要な調整を行っています。
4 会計処理基準に関する事項
(1)重要な資産の評価基準及び評価方法
4 会計処理基準に関する事項
(1)重要な資産の評価基準及び評価方法
(イ)有価証券
満期保有目的の債券は償却原価法(定額法)、その
(イ)有価証券
前連結会計年度に同じ
他有価証券で時価のあるものは決算日の市場価格等
に基づく時価法(評価差額は部分純資産直入法により
処理し、売却原価は移動平均法により算定していま
す)、時価のないものは移動平均法による原価法によ
っています。
(ロ)デリバティブ
(ロ)デリバティブ
デリバティブは、時価法によっています。
前連結会計年度に同じ
(ハ)たな卸資産
(ハ)たな卸資産
移動平均法による低価法によっています。
製品・仕掛品・原材料及び貯蔵品
主として移動平均法による原価法
(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切
下げの方法により算定)
(会計方針の変更)
当連結会計年度より「棚卸資産の評価に関する会
計基準」(企業会計基準第9号 平成18年7月5日公
表分)を適用しています。
これによる営業利益、経常利益及び税金等調整前
当期純利益への影響は軽微です。
- 41 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
(自
至
(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法
(イ)有形固定資産
当連結会計年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法
(イ)有形固定資産(リース資産を除く)
提出会社及び国内連結子会社については、定率法
を採用していますが、一部の工具、器具及び備品に
提出会社及び国内連結子会社については、定率法
を採用していますが、一部の工具、器具及び備品に
ついては、経済的陳腐化に応じた耐用年数に基づい
て償却しています。ただし、平成10年4月1日以降
ついては、経済的陳腐化に応じた耐用年数に基づい
て償却しています。ただし、平成10年4月1日以降
に取得した建物(建物附属設備を除く)については定
額法を採用しています。在外連結子会社について
に取得した建物(建物附属設備を除く)については、
定額法を採用しています。在外連結子会社について
は、経済的見積耐用年数による定額法を採用してい
ます。
は、経済的見積耐用年数による定額法を採用してい
ます。
主な耐用年数は以下のとおりです。
建物及び構築物………3~60年
主な耐用年数は以下のとおりです。
建物及び構築物………3~60年
(会計方針の変更)
提出会社及び国内連結子会社については、法人税
法の改正(「所得税法等の一部を改正する法律」(平
成19年3月30日 法律第6号)及び「法人税法施行令
の一部を改正する政令」(平成19年3月30日 政令第
83号))に伴い、当連結会計年度から、平成19年4月
1日以降に取得した有形固定資産(一部の工具、器具
及び備品を除く)については、改正後の法人税法に基
づく方法に変更しています。これによる営業利益、
経常利益及び税金等調整前当期純利益への影響は軽
微です。
(追加情報)
当連結会計年度から、平成19年3月31日以前に取
得した有形固定資産(一部の工具、器具及び備品を除
く)については、償却可能限度額に到達した翌年度か
ら取得価額の5%相当額と備忘価額との差額を5年
間で均等償却しています。これによる営業利益、経
常利益及び税金等調整前当期純利益への影響は軽微
です。
(ロ)無形固定資産
(ロ)無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しています。なお、自社利用のソフ
トウェアについては、社内における利用可能期間(主
前連結会計年度に同じ
に5年)に基づく定額法を採用しています。
──────
(ハ)リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリ
ース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする
定額法を採用しています。 - 42 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
(自
至
(3)重要な引当金の計上基準
(イ)貸倒引当金
当連結会計年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
(3)重要な引当金の計上基準
(イ)貸倒引当金
提出会社及び国内連結子会社では、債権の貸倒れ
による損失に備えるため、一般債権については、貸
前連結会計年度に同じ
倒実績率による計算額を、貸倒懸念債権等特定の債
権については、個別に回収可能性を検討し回収不能
見込額を計上しています。在外連結子会社では、個
別に債権の回収可能性を検討し回収不能見込額を計
上しています。
(ロ)賞与引当金
(ロ)賞与引当金
提出会社及び一部連結子会社では、従業員に対し
て支給する賞与に充てるため、支給見込額基準によ
前連結会計年度に同じ
り計上しています。
(ハ)退職給付引当金
提出会社及び一部連結子会社では、従業員の退職
(ハ)退職給付引当金
提出会社及び一部連結子会社では、従業員の退職
給付に備えるため、当連結会計年度末における退職
給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上してい
給付に備えるため、当連結会計年度末における退職
給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上してい
ます。
数理計算上の差異については、主として発生年度
ます。
過去勤務債務及び数理計算上の差異については、
に一括処理しています。
なお、当連結会計年度において、提出会社では、
発生年度に一括処理しています。
年金資産が退職給付債務を上回っているため、前払
年金費用として投資その他の資産の「その他」に計
上しています。
(4)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基
(4)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基
準
準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場によ
前連結会計年度に同じ
り円貨に換算し、換算差額は損益として処理していま
す。なお、在外連結子会社等の資産及び負債は、決算
日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用
は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資
産の部における「為替換算調整勘定」及び「少数株主
持分」に含めています。
(5)重要なリース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められる
──────
もの以外のファイナンス・リース取引については、通
常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によって
います。
- 43 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
(自
至
(6)その他連結財務諸表作成のための重要な事項
消費税等の会計処理
当連結会計年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
(5)その他連結財務諸表作成のための重要な事項
消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は税抜方式によっています。
前連結会計年度に同じ
5
連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項
5
全面時価評価法を採用しています。
連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項
前連結会計年度に同じ
6
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
6
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及
び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
前連結会計年度に同じ
及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について
僅少なリスクしか負わない取得日から3か月以内に償還
期限の到来する短期投資からなります。
7
のれん及び負ののれんの償却に関する事項
主として、5年間の均等償却を行います。ただし、金
7
のれん及び負ののれんの償却に関する事項
前連結会計年度に同じ
額的重要性の乏しい場合は、発生年度に全額償却してい
ます。
【連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更】
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
(自
至
──────
当連結会計年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
(リース取引に関する会計基準)
所有権移転外ファイナンス・リース取引については、
従来、賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によって
いましたが、当連結会計年度より「リース取引に関する
会計基準」(企業会計基準第13号 平成5年6月17日 最
終改正平成19年3月30日)及び「リース取引に関する会計
基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第16号 平成6
年1月18日 最終改正平成19年3月30日)を適用し、通常
の売買取引に係る方法に準じた会計処理によっていま
す。
これによる営業利益、経常利益及び税金等調整前当期
純利益に与える影響はありません。
なお、リース取引開始日が適用初年度前の所有権移転
外ファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借
取引に係る方法に準じた会計処理を引き続き採用してい
ます。
──────
(連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関す
る当面の取扱い)
当連結会計年度より「連結財務諸表作成における在外
子会社の会計処理に関する当面の取扱い」(実務対応報告
第18号 平成18年5月17日)を適用し、連結決算上必要な
修正を行っています。これによる営業利益、経常利益及
び税金等調整前当期純利益に与える影響は軽微です。
- 44 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
【表示方法の変更】
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
(自
至
(連結貸借対照表関係)
当連結会計年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
(連結貸借対照表関係)
従来「現金及 び預金」に含めていました譲渡性預金
は、「金融商品会計に関する実務指針」(会計制度委員会
──────
報告第14号)の改正に伴い、有価証券として取り扱うこと
とされたため、当連結会計年度より「有価証券」に含め
て掲記しています。なお、譲渡性預金の残高は、当連結
会計年度は254,659百万円、前連結会計年度は337,844百
万円です。
──────
「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則
等の一部を改正する内閣府令」(平成20年8月7日内閣府
令第50号)が適用になることに伴い、前連結会計年度にお
いて「たな卸資産」として掲記されていたものは、当連
結 会 計 年 度 か ら「製 品」「仕 掛 品」「原 材 料 及 び 貯 蔵
品」として区分掲記しました。なお、前連結会計年度の
「たな卸資産」に含まれる「製品」「仕掛品」「原材料
及 び 貯 蔵 品」は そ れ ぞ れ 92,617 百 万 円、200 百 万 円、
12,023百万円です。 従来「ソフトウェア他」に含めていました「ソフトウ
エア」は、明瞭性の観点から当連結会計年度において区
──────
分掲記しました。なお、前連結会計年度の「ソフトウェ
ア他」に含めていました「ソフトウエア」は454百万円で
す。
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
──────
連結貸借対照表関係での譲渡性預金と同様の理由によ
り、当連結会計年度においては、投資活動によるキャッ
シュ・フローの「定期預金の預入による支出」が271,098
百万円減少し、「有価証券の取得による支出」が同額増
加し、また、「定期預金の払戻による収入」が538,464百
万円減少し、「有価証券の売却及び償還による収入」が
同額増加しています。
【注記事項】
(連結貸借対照表関係)
前連結会計年度
(平成20年3月31日)
※1
有形固定資産減価償却累計額
当連結会計年度
(平成21年3月31日)
46,929百万円
※1
48,394百万円
※2
非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のと ※2
おりです。
投資有価証券
非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のと
おりです。
6,886百万円
投資有価証券
6,641百万円
※3
現先取引の残高を含んでいます。その担保として受
──────
け入れている有価証券の期末時価は17,739百万円で
す。
有形固定資産減価償却累計額
- 45 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(連結損益計算書関係)
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
※1
当連結会計年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
※1
売上原価に含まれるたな卸資産の評価減実施額
期末たな卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金
額で、次のたな卸資産評価損が売上原価に含まれてい
ます。
3,053百万円
4,516百万円
※2
一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費 ※2
一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費
37,001百万円
42,254百万円
※3
固定資産売却益の内容は次のとおりです。
土地
※3
固定資産売却益の内容は次のとおりです。
3,715百万円
機械装置及び運搬具
建物及び構築物
6百万円
11百万円
機械装置及び運搬具
2百万円
※4
固定資産処分損の内容は次のとおりです。
※4
除却損
固定資産処分損の内容は次のとおりです。
除却損
建物及び構築物
35百万円
建物及び構築物
43百万円
工具、器具及び備品
15百万円
機械装置及び運搬具
21百万円
機械装置及び運搬具
1百万円
工具、器具及び備品
4百万円
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 平成19年4月1日
1
至
平成20年3月31日)
発行済株式に関する事項
株式の種類
前連結会計年度末
普通株式(株)
2
増加
減少
―
141,669,000
当連結会計年度末
―
141,669,000
自己株式に関する事項
株式の種類
前連結会計年度末
普通株式(株)
増加
13,765,987
減少
14,544
当連結会計年度末
1,178
13,779,353
(変動事由の概要)
増加は単元未満株式の買取請求による取得で、減少は単元未満株式の買増請求による売渡です。
3 配当に関する事項
(1)配当金支払額
(決議)
株式の種類
平成19年6月28日
定時株主総会
平成19年10月25日
取締役会
配当金の総額
(百万円)
1株当たり配当額
(円)
基準日
効力発生日
普通株式
79,299
620
平成19年3月31日 平成19年6月29日
普通株式
17,905
140
平成19年9月30日 平成19年12月3日
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
(決議)
平成20年6月27日
定時株主総会
株式の種類
普通株式
配当金の総額
(百万円)
143,236
配当の原資
1株当たり
配当額(円)
利益剰余金
1,120
- 46 -
基準日
効力発生日
平成20年3月31日 平成20年6月30日
08498032_有価証券報告書_20090622233635
当連結会計年度(自 平成20年4月1日
1 発行済株式に関する事項
株式の種類
平成21年3月31日)
前連結会計年度末
普通株式(株)
2
至
2009/06/22 23:38:28
増加
減少
当連結会計年度末
―
141,669,000
―
141,669,000
自己株式に関する事項
株式の種類
前連結会計年度末
普通株式(株)
増加
13,779,353
減少
7,810
当連結会計年度末
2,884
13,784,279
(変動事由の概要)
増加は単元未満株式の買取請求による取得で、減少は単元未満株式の買増請求による売渡です。
配当に関する事項
3
(1)配当金支払額
(決議)
配当金の総額
(百万円)
株式の種類
平成20年6月27日
定時株主総会
平成20年10月30日
取締役会
1株当たり配当額
(円)
基準日
効力発生日
普通株式
143,236
1,120
平成20年3月31日 平成20年6月30日
普通株式
84,404
660
平成20年9月30日 平成20年12月1日
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
(決議)
株式の種類
平成21年6月26日
定時株主総会
配当金の総額
(百万円)
普通株式
99,750
配当の原資
1株当たり
配当額(円)
利益剰余金
780
基準日
効力発生日
平成21年3月31日 平成21年6月29日
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
※1
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に ※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に
掲記されている科目の金額との関係
掲記されている科目の金額との関係
(平成20年3月31日)
現金及び預金勘定
預入期間が3か月を超える
定期預金
取得日から3か月以内に
償還期限の到来する短期投資
現金及び現金同等物
(平成21年3月31日)
899,251百万円
現金及び預金勘定
預入期間が3か月を超える
△43,318百万円
定期預金
取得日から3か月以内に
247,609百万円
償還期限の到来する短期投資
1,103,542百万円
現金及び現金同等物
- 47 -
756,201百万円
△138,854百万円
276,782百万円
894,129百万円
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(リース取引関係)
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
1
当連結会計年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるも 1
ファイナンス・リース取引
の以外のファイナンス・リース取引
① リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当
重要性がないため記載を省略しています。
額及び期末残高相当額
工具器具備品等
取得価額相当額
1,042百万円
減価償却累計額相当額
475百万円
期末残高相当額
566百万円
②
未経過リース料期末残高相当額
1年以内
261百万円
1年超
304百万円
合計
566百万円
③
支払リース料及び減価償却費相当額
支払リース料
271百万円
減価償却費相当額
271百万円
④
減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定
額法によっています。
(注)
取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当 額の算定は、有形固定資産の期末残高等に占めるそ
の割合が低いため、支払利子込み法によっていま
す。
2
オペレーティング・リース取引
2
未経過リース料
未経過リース料
1年以内
1,363百万円
1年超
6,177百万円
1年超
6,074百万円
合計
7,092百万円
合計
7,438百万円
1年以内
オペレーティング・リース取引
915百万円
- 48 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(有価証券関係)
前連結会計年度
(平成20年3月31日)
1
その他有価証券で時価のあるもの
取得原価
(百万円)
連結貸借対照表
計上額(百万円)
(連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの)
株式
債券
11,517
9,119
2,398
2,996
2,997
0
5,395
(連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの)
14,514
9,119
小計
株式
6,705
5,358
△1,346
債券
38,809
33,479
△5,330
小計
45,514
38,837
△6,677
合計
50,910
53,352
2,442
2
当連結会計年度中に売却したその他有価証券(自
売却額
(百万円)
58
平成19年4月1日
売却益の合計額
(百万円)
37
至
平成20年3月31日)
売却損の合計額
(百万円)
―
3
時価評価されていない主な有価証券の内容及び連結貸借対照表計上額
(1)満期保有目的の債券
コマーシャルペーパー
66,589百万円
割引債等
11,652百万円
(2)その他有価証券
非上場債券
33,316百万円
譲渡性預金
254,659百万円
4
差額
(百万円)
その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の今後の償還予定額
1年以内
(百万円)
コマーシャルペーパー
69,586
譲渡性預金
254,659
―
国債
28,824
49,624
353,070
49,624
合計
他
- 49 -
1年超5年以内
(百万円)
―
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
当連結会計年度
(平成21年3月31日)
1
その他有価証券で時価のあるもの
取得原価
(百万円)
連結貸借対照表
計上額(百万円)
(連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの)
株式
2,357
7,222
4,865
債券
50,691
51,043
352
53,048
58,266
5,217
小計
(連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの)
株式
6,688
3,905
△2,783
債券
28,067
24,021
△4,045
小計
34,756
27,927
△6,828
合計
87,805
86,193
△1,611
2
当連結会計年度中に売却したその他有価証券(自
売却額
(百万円)
250
平成20年4月1日
売却益の合計額
(百万円)
82
至
平成21年3月31日)
売却損の合計額
(百万円)
―
3
時価評価されていない主な有価証券の内容及び連結貸借対照表計上額
(1)満期保有目的の債券
割引債等
15,089百万円
譲渡性預金
366,740百万円
金銭信託
4,911百万円
公社債
6,492百万円
(2)その他有価証券
非上場債券
32,415百万円
4
差額
(百万円)
その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の今後の償還予定額
1年以内
(百万円)
1年超5年以内
(百万円)
コマーシャルペーパー
45,000
―
譲渡性預金
366,740
―
割引債等
15,111
―
国債
36,943
36,345
463,794
36,345
合計
他
- 50 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(デリバティブ取引関係)
1 取引の状況に関する事項
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
(1)取引の内容
(1)取引の内容
当社グループ(当社及び連結子会社)においては、当社
前連結会計年度に同じ
及び一部連結子会社で、先物為替予約、通貨オプション
取引を行っています。
(2)取引に対する取組方針
(2)取引に対する取組方針
外貨預金等の残高の範囲でのみデリバティブ取引を利
前連結会計年度に同じ
用することとし、投機的な取引は行わない方針です。
(3)取引の利用目的
(3)取引の利用目的
先物為替予約:外貨建預金の為替変動リスクを軽減する
ため。
前連結会計年度に同じ
通貨オプション取引:外貨建預金の為替変動リスクを軽
減するため及び短期金融資産の運
用利回り向上のため。
(4)取引に係るリスクの内容
(4)取引に係るリスクの内容
先物為替予約及び通貨オプション取引には、為替相場
の変動によるリスクを有しています。なお、契約先は信
前連結会計年度に同じ
用度の高い金融機関に限定しているため、相手方の契約
不履行によるリスクはほとんどないと認識しています。
(5)取引に係るリスク管理体制
(5)取引に係るリスク管理体制
取締役社長、管掌取締役の承認を得て、当社では財務
前連結会計年度に同じ
部が、連結子会社では財務担当部門が実行及び管理を行
っています。なお、当該子会社は、取引の状況を定期的
に管掌取締役等に報告しています。
- 51 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2
2009/06/22 23:38:28
取引の時価等に関する事項
前連結会計年度(平成20年3月31日)
通貨関連
区分
取引の種類
為替予約取引
契約額等
(百万円)
契約額等のうち
1年超(百万円)
売建
評価損益
(百万円)
18,345
―
17,890
455
買建
円
8,287
―
8,924
636
ポンド
通貨オプション取引
売建
コール
市場取引以外
米ドル
の取引
ユーロ
ユーロ
1,275
△152
216,293
(1,569)
―
(―)
1,614
△44
―
(―)
880
△242
―
(―)
1,464
△104
51,335
(1,123)
108,146
(1,569)
合計
―
(―)
プット
米ドル
154,005
(1,123)
買建
(注)1
時価
(百万円)
―
―
―
547
時価の算定は、為替予約取引については当連結決算日における先物為替相場によっています。通貨オプション
取引については、デリバティブ取引契約を締結している取引先金融機関から提示された価格によっています。
上記契約額等の( )内の金額はオプション料です。 2
当連結会計年度(平成21年3月31日)
通貨関連
区分
取引の種類
為替予約取引
契約額等
(百万円)
契約額等のうち
1年超(百万円)
売建
―
11,159
124
買建
円
4,686
―
4,475
△210
の取引
通貨オプション取引
売建
コール
ユーロ
プット
ユーロ
(注)1
―
1,521
△143
101,583
(1,377)
買建
評価損益
(百万円)
11,284
ポンド
市場取引以外
時価
(百万円)
(―)
△305
―
(―)
33,861
(1,377)
合計
―
―
1,072
―
△534
時価の算定は、為替予約取引については当連結決算日における先物為替相場によっています。通貨オプション
取引については、デリバティブ取引契約を締結している取引先金融機関から提示された価格によっています。
2 上記契約額等の( )内の金額はオプション料です。
- 52 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(退職給付関係)
前連結会計年度
(平成20年3月31日)
1
採用している退職給付制度の概要
提出会社では、確定給付型の制度として、適格退職年金制度及び退職一時金制度を設けています。一部連結子会
社では、確定給付型制度のほか、確定拠出型制度を設けています。また、従業員の退職等に際して割増退職金を支
払う場合があります。
2
退職給付債務に関する事項
イ
退職給付債務
△22,071百万円
ロ
年金資産
ハ
未積立退職給付債務(イ+ロ)
ニ
未認識数理計算上の差異
ホ
未認識過去勤務債務
へ
連結貸借対照表計上額純額(ハ+ニ+ホ)
ト
前払年金費用
チ
退職給付引当金(ヘ-ト)
16,973百万円
△5,098百万円
1,468百万円
△17百万円
△3,648百万円
858百万円
△4,506百万円
(注) 一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しています。
3
退職給付費用に関する事項(自
平成19年4月1日
至
平成20年3月31日)
イ
勤務費用
1,485百万円
ロ
利息費用
680百万円
ハ
期待運用収益
△499百万円
ニ
数理計算上の差異の費用処理額
2,990百万円
ホ
過去勤務債務の費用処理額
ヘ
退職給付費用(イ+ロ+ハ+ニ+ホ)
ト
その他
チ
合計(ヘ+ト)
121百万円
4,778百万円
789百万円
5,568百万円
(注)1
「イ
勤務費用」には、簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用を含めています。
2
「ト
その他」は、主に確定拠出型制度による掛金拠出額です。
4
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項(自
平成19年4月1日
至
平成20年3月31日)
イ
退職給付見込額の期間配分方法
期間定額基準
ロ
割引率
1.5%~5.75%
ハ
期待運用収益率
1.5%~7.5%
ニ
過去勤務債務の額の処理年数
9~10年
ホ
数理計算上の差異の処理年数
主として発生年度に一括処理
- 53 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
当連結会計年度
(平成21年3月31日)
1
採用している退職給付制度の概要
提出会社では、確定給付型の制度として、適格退職年金制度及び退職一時金制度を設けています。一部連結子会
社では、確定給付型制度のほか、確定拠出型制度を設けています。また、従業員の退職等に際して割増退職金を支
払う場合があります。
2
退職給付債務に関する事項
イ
退職給付債務
ロ
年金資産
△23,683百万円
ハ
未積立退職給付債務(イ+ロ)
△10,247百万円
ニ
連結貸借対照表計上額純額(ハ)
△10,247百万円
ホ
退職給付引当金(ニ)
△10,247百万円
13,435百万円
(注) 一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しています。
3
退職給付費用に関する事項(自
平成20年4月1日
至
平成21年3月31日)
イ
勤務費用
ロ
利息費用
ハ
期待運用収益
△440百万円
ニ
数理計算上の差異の費用処理額
6,778百万円
ホ
過去勤務債務の費用処理額
△295百万円
ヘ
退職給付費用(イ+ロ+ハ+ニ+ホ)
8,208百万円
ト
その他
チ
合計(ヘ+ト)
(注)1
2
「イ
「ト
1,439百万円
726百万円
997百万円
9,205百万円
勤務費用」には、簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用を含めています。
その他」は、主に確定拠出型制度による掛金拠出額です。
4
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項(自
平成20年4月1日
至
平成21年3月31日)
イ
退職給付見込額の期間配分方法
期間定額基準
ロ
割引率
1.5%~6.75%
ハ
期待運用収益率
1.5%~7.5%
ニ
過去勤務債務の額の処理年数
発生年度に一括処理
ホ
数理計算上の差異の処理年数
発生年度に一括処理
- 54 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(税効果会計関係)
前連結会計年度
(平成20年3月31日)
1
当連結会計年度
(平成21年3月31日)
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の 1
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の
内訳
内訳
繰延税金資産
繰延税金資産
たな卸資産における連結会社間
未実現利益及び評価減
たな卸資産における連結会社間
18,260百万円
20,530百万円
未実現利益及び評価減
研究開発費
15,777百万円
研究開発費
18,976百万円
未払金・未払費用
16,852百万円
未払金・未払費用
13,854百万円
未払事業税
6,862百万円
投資有価証券評価損
6,592百万円
投資有価証券評価損
5,502百万円
未払事業税
5,952百万円
土地
2,210百万円
退職給付引当金
3,967百万円
退職給付引当金
1,707百万円
土地
2,210百万円
減価償却超過額
1,285百万円
減価償却超過額
1,307百万円
10,285百万円
その他
繰延税金資産
小計
評価性引当額
繰延税金資産
合計
繰延税金負債
関係会社留保利益
その他有価証券評価差額
繰延税金資産
△530百万円
評価性引当額
78,211百万円
繰延税金資産
繰延税金負債
△11,702百万円
△3,702百万円
△1,233百万円
その他
繰延税金負債
その他
78,741百万円
合計
△16,637百万円
繰延税金資産の純額
61,573百万円
10,949百万円
小計
84,341百万円
△67百万円
合計
84,273百万円
関係会社留保利益
△5,967百万円
その他有価証券評価差額
△2,118百万円
△2,931百万円
その他
繰延税金負債
合計
△11,016百万円
繰延税金資産の純額
73,257百万円
2
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率 2
との差異の原因となった主な項目別の内訳
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率
との差異の原因となった主な項目別の内訳
(%)
との間の差異が、法定実効税率の100分の5以下である
ため、記載を省略しています。
法定実効税率
(調整)
40.6
連結子会社の税率差異
在外連結子会社等の留保利益に係る
税効果
その他
税効果会計適用後の法人税等の
負担率
- 55 -
△1.2
△1.3
△0.4
37.7
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(セグメント情報)
【事業の種類別セグメント情報】
前連結会計年度及び当連結会計年度において、当社グループ(当社及び連結子会社)の取扱製品をその種類、性
質、製造方法、販売市場等の類似性にて判別したところ、全セグメントの売上高の合計、営業損益及び全セグメ
ントの資産の金額の合計に占める「レジャー機器」の割合がいずれも90%を超えていて、また、当該セグメント
以外で、開示基準に該当するセグメントがありません。従って、事業の種類別セグメント情報の記載を省略して
います。
【所在地別セグメント情報】
前連結会計年度(自
Ⅰ
日本
(百万円)
至
平成20年3月31日)
南北アメリカ
(百万円)
欧州
(百万円)
その他の地域
(百万円)
計
(百万円)
消去又は全社
(百万円)
連結
(百万円)
売上高及び営業損益
売上高
337,477
659,711
620,419
54,815
1,672,423
―
1,672,423
1,098,174
2,496
3
293
1,100,968
(1,100,968)
―
1,435,652
662,207
620,422
55,109
2,773,391
(1,100,968)
1,672,423
営業費用
1,045,111
620,148
567,019
48,844
2,281,124
(1,095,921)
1,185,202
営業利益
390,540
42,058
53,403
6,264
492,267
(5,047)
487,220
1,495,895
296,263
294,212
26,733
2,113,104
(310,614)
1,802,490
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
又は振替高
計
Ⅱ
平成19年4月1日
資産
(注)1
2
国又は地域の区分の方法は、地理的近接度によっています。
本邦以外の各区分に属する主な国又は地域は、以下のとおりです。
南北アメリカ:米国、カナダ
欧州:ドイツ、フランス、イギリス、オランダ、スペイン、イタリア
その他の地域:オーストラリア、韓国、台湾
当連結会計年度(自
Ⅰ
日本
(百万円)
至
南北アメリカ
(百万円)
平成21年3月31日)
欧州
(百万円)
その他の地域
(百万円)
計
(百万円)
消去又は全社
(百万円)
連結
(百万円)
売上高及び営業損益
売上高
237,688
793,562
726,362
81,009
1,838,622
―
1,838,622
1,435,135
2,196
36
327
1,437,696
(1,437,696)
―
1,672,824
795,758
726,399
81,336
3,276,319
(1,437,696)
1,838,622
営業費用
1,163,053
755,474
692,450
79,015
2,689,993
(1,406,633)
1,283,359
営業利益
509,770
40,284
33,949
2,321
586,326
(31,063)
555,263
1,493,668
356,140
201,013
28,185
2,079,007
(268,240)
1,810,767
(1)外部顧客に対する売上高
(2)セグメント間の内部売上高
又は振替高
計
Ⅱ
平成20年4月1日
資産
(注)1
2
国又は地域の区分の方法は、地理的近接度によっています。
本邦以外の各区分に属する主な国又は地域は、以下のとおりです。
南北アメリカ:米国、カナダ
欧州:ドイツ、フランス、イギリス、オランダ、スペイン、イタリア
その他の地域:オーストラリア、韓国、中国、台湾
- 56 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
【海外売上高】
前連結会計年度(自
平成19年4月1日
至
2009/06/22 23:38:28
平成20年3月31日)
南北アメリカ
欧州
その他の地域
計
Ⅰ
海外売上高(百万円)
661,056
620,451
66,466
1,347,974
Ⅱ
連結売上高(百万円)
1,672,423
Ⅲ
連結売上高に占める海外売上高
の割合(%)
39.5
37.1
4.0
80.6
(注)1
2
国又は地域の区分の方法は、地理的近接度によっています。
各区分に属する主な国又は地域は、以下のとおりです。
南北アメリカ:米国、カナダ
欧州:ドイツ、フランス、イギリス、オランダ、スペイン、イタリア
その他の地域:オーストラリア、韓国、台湾
3
海外売上高は、提出会社及び連結子会社の本邦以外の国又は地域における売上高です。
当連結会計年度(自
平成20年4月1日
至
平成21年3月31日)
南北アメリカ
欧州
その他の地域
計
Ⅰ
海外売上高(百万円)
795,677
726,376
87,571
1,609,625
Ⅱ
連結売上高(百万円)
1,838,622
Ⅲ
連結売上高に占める海外売上高
43.3
39.5
4.7
87.5
の割合(%)
(注)1
2
国又は地域の区分の方法は、地理的近接度によっています。
各区分に属する主な国又は地域は、以下のとおりです。
南北アメリカ:米国、カナダ
欧州:ドイツ、フランス、イギリス、オランダ、スペイン、イタリア
その他の地域:オーストラリア、韓国、中国、台湾
3
海外売上高は、提出会社及び連結子会社の本邦以外の国又は地域における売上高です。
- 57 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
【関連当事者情報】
前連結会計年度(自 平成19年4月1日
会社等の
名称
属性
住所
資本金
(百万円)
主要株主が
議決権の過
半数を所有
している
事業の内容
又は職業
平成20年3月31日)
関係内容
議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)
㈱時雨殿
京都市
※1
右京区
100
取引の内容
役員の
兼任等
事業上
の関係
販売
―
当社製
品の購
入
商標等使用
取引金額
(百万円)
当社製品の
小倉百人一
首を題材と
―
した文化施
設の運営
会社
(注)1
2
至
2009/06/22 23:38:28
料
※2
※3
期末残高
(百万円)
科目
6
売掛金
0
2
未払金
0
取引金額には消費税等を含まず、期末残高には消費税等を含みます。
取引条件及び取引条件の決定方針等
※1
※2
提出会社の主要株主 山内博氏が議決権の100%を直接所有しています。
製品の販売については、市場価格等を勘案して一般的取引と同様に決定しています。
※3
当該会社所有の商標及び著作物を、提出会社が販売するソフトウェアに使用する対価として支払ってお
り、一般的取引条件と同様に決定しています。
当連結会計年度(自
平成20年4月1日
至
平成21年3月31日)
(追加情報) 当連結会計年度より、「関連当事者の開示に関する会計基準」(企業会計基準第11号
び「関連当事者の開示に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第13号
用しています。
平成18年10月17日)及
平成18年10月17日)を適
該当事項はありません。 (1株当たり情報)
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
1株当たり純資産額
9,616.69円
1株当たり純資産額
9,804.97円
1株当たり当期純利益
2,012.13円
1株当たり当期純利益
2,182.32円
(注)1
潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載していません。
2
1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりです。
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
当期純利益(百万円)
当連結会計年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
257,342
279,089
普通株主に帰属しない金額(百万円)
―
―
普通株式に係る当期純利益(百万円)
257,342
279,089
普通株式の期中平均株式数(千株)
127,895
127,886
(重要な後発事象)
前連結会計年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
該当事項はありません。
前連結会計年度に同じ
- 58 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
前期末残高
(百万円)
区分
当期末残高
(百万円)
平均利率
(%)
返済期限
短期借入金
―
―
―
―
1年以内に返済予定の長期借入金
―
―
―
―
1年以内に返済予定のリース債務
―
9
―
―
長期借入金 (1年以内に 返済予定のものを除
く。)
―
―
―
―
リース債務 (1年以内に 返済予定のものを除
く。)
―
15
―
平成22年4月~
平成24年3月
―
―
―
―
―
24
―
―
その他有利子負債
計
(注)1
リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を定額法により各連結会計年度に配分
しているため、記載していません。
2 リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年内における返済予定額は以下のとおりで
す。
リース債務
1年超2年以内
(百万円)
2年超3年以内
(百万円)
3年超4年以内
(百万円)
4年超5年以内
(百万円)
9
6
―
―
- 59 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(2)【その他】
①重要な訴訟事件等
平成14年10月30日、欧州委員会(Commission of the European Communities)は、当社グループの欧州における平
成10年までの過去の取引行為がEU条約81条等で禁止されているEU域内共通市場での競争の制限に当たるとして、罰
金149百万ユーロを課す旨の決定をしました。
この決定に対し当社グループは、罰金が不当に高額であるとの判断により、平成15年1月16日、欧州第一審裁判
所(Court of First Instance of the European Communities)に提訴し、平成21年4月30日に罰金額を119百万ユー
ロとする(29百万ユーロの減額)との判決を得ました。
この判決に対しては、欧州委員会又は当社グループが、欧州司法裁判所(European Court of Justice)へ上訴す
る可能性があります。
②当連結会計年度における四半期情報 第1四半期
第2四半期
第3四半期
第4四半期
(自平成20年4月1日
(自平成20年7月1日
(自平成20年10月1日
(自平成21年1月1日
至平成20年6月30日) 売上高
(百万円)
税金等調整前四半期純利益
(百万円)
四半期純利益
(百万円) 1株当たり四半期純利益
(円)
至平成20年9月30日) 至平成20年12月31日) 至平成21年3月31日) 423,380 413,499 699,468 302,274 180,464 58,708 107,242 101,716 107,267 37,561 67,695 66,565 838.75 293.71 529.35 520.51 - 60 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
2【財務諸表等】
(1)【財務諸表】
①【貸借対照表】
(単位:百万円)
前事業年度
(平成20年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
受取手形
売掛金
有価証券
製品
原材料
仕掛品
貯蔵品
原材料及び貯蔵品
前払費用
繰延税金資産
短期貸付金
未収入金
その他
貸倒引当金
682,418
103
315,432
237,169
9,597
6,290
97
2,651
-
※2
※5
流動資産合計
無形固定資産合計
投資その他の資産
投資有価証券
関係会社株式
関係会社出資金
従業員に対する長期貸付金
破産更生債権等
長期前払費用
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
投資その他の資産合計
- 61 -
※2
269
-
8,882
2,950
26,543
-
839
28,051
20,038
58,751
4,358
△4
76,161
8,208
△4
1,362,926
12,116
298
334
31
3,057
24,605
11,513
278
361
33
2,650
37,405
※1
無形固定資産
特許権
商標権
ソフトウエア
その他
513,269
51
289,565
426,117
10,910
-
1,365,795
固定資産
有形固定資産
建物(純額)
構築物(純額)
機械及び装置(純額)
車両運搬具(純額)
工具、器具及び備品(純額)
土地
有形固定資産合計
当事業年度
(平成21年3月31日)
40,444
※1
52,244
40
37
250
0
32
32
458
0
328
524
66,689
24,105
10,419
40
-
907
19,309
66
△0
48,084
25,394
10,419
32
14
83
24,663
421
△14
121,538
109,098
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(単位:百万円)
前事業年度
(平成20年3月31日)
固定資産合計
資産合計
負債の部
流動負債
支払手形
買掛金
未払金
未払費用
未払法人税等
前受金
預り金
賞与引当金
設備関係支払手形
その他
流動負債合計
当事業年度
(平成21年3月31日)
162,311
161,867
1,528,107
1,524,793
8,327
321,476
28,029
31,749
89,030
2,158
1,280
1,848
268
4,178
7,273
340,087
22,193
25,005
78,573
3,121
4,270
1,930
64
2,765
488,347
485,285
503
-
1,014
3,176
固定負債
長期未払金
退職給付引当金
固定負債合計
503
4,191
488,851
489,476
10,065
10,065
11,584
56
11,584
142
11,640
11,726
2,516
2,516
38
860,000
305,763
36
860,000
304,388
1,168,318
1,166,941
自己株式
△156,184
△156,516
株主資本合計
1,033,839
1,032,217
5,417
3,099
負債合計
純資産の部
株主資本
資本金
資本剰余金
資本準備金
その他資本剰余金
資本剰余金合計
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
固定資産圧縮積立金
別途積立金
繰越利益剰余金
※4
利益剰余金合計
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
評価・換算差額等合計
純資産合計
負債純資産合計
- 62 -
※4
5,417
3,099
1,039,256
1,035,317
1,528,107
1,524,793
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
②【損益計算書】
(単位:百万円)
(自
至
売上高
売上原価
製品期首たな卸高
当期製品製造原価
著作権等使用料
他勘定受入高
前事業年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
1,435,517
※1, ※7
14,256
911,376
42,116
※4
25
※3
合計
(自
至
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
※7
※3
967,774
他勘定振替高
製品期末たな卸高
1,672,546
9,597
1,020,188
40,536
※4
6
1,070,328
89
9,597
186
10,910
※5
売上原価合計
958,088
売上総利益
販売費及び一般管理費
運賃及び荷造費
広告宣伝費
給料手当及び賞与
賞与引当金繰入額
減価償却費
支払手数料
研究開発費
貸倒引当金繰入額
その他
※3
販売費及び一般管理費合計
営業利益
営業外収益
受取利息
有価証券利息
受取配当金
仕入割引
その他
営業外収益合計
営業外費用
売上割引
為替差損
その他
※7
営業外費用合計
経常利益
特別利益
貸倒引当金戻入額
投資有価証券売却益
特別利益合計
- 63 -
※5
※2
1,059,231
477,428
613,314
5,908
21,308
5,235
658
1,119
6,173
37,260
1
9,265
10,658
24,051
5,167
642
862
7,543
43,212
14
11,995
※3
86,931
104,148
390,496
509,166
26,456
5,123
432
440
2,214
17,721
4,702
268
520
1,311
34,667
24,525
1,215
82,649
1,381
※7
1,910
151,611
2,740
85,247
156,262
339,916
377,428
10
37
-
-
47
-
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(単位:百万円)
(自
至
特別損失
固定資産処分損
投資有価証券評価損
関係会社整理損
前事業年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
28
10,914
78
※6
特別損失合計
(自
至
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
※6
61
832
-
11,022
894
328,942
376,534
147,891
△12,547
152,530
△2,260
法人税等合計
135,344
150,269
当期純利益
193,598
226,264
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
- 64 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
【製造原価明細書】
区分
注記
番号
Ⅰ
材料費
Ⅱ
労務費
Ⅲ
経費
(自
至
前事業年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
金額
(百万円)
(自
至
構成比
(%)
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
金額
(百万円)
構成比
(%)
877,248
96.3
1,001,051
98.1
※1
3,734
0.4
4,217
0.4
※2
30,244
3.3
15,107
1.5
当期総製造費用
911,227
100.0
1,020,375
100.0
期首仕掛品たな卸高
267
97
911,495
1,020,472
期末仕掛品たな卸高
97
269
他勘定振替高
22
14
当期製品製造原価
911,376
1,020,188
合計
(注)※1
労務費には次のものが含まれています。
項目
賞与引当金繰入額
※2
前事業年度
340百万円
当事業年度
352百万円
経費には次のものが含まれています。
項目
前事業年度
当事業年度
外注加工費
9,026百万円
9,559百万円
減価償却費
3,331百万円
3,545百万円
(原価計算の方法)
原価計算の方法は、グループ別(組別)総合原価計算を採用しています。
- 65 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
③【株主資本等変動計算書】
(単位:百万円)
前事業年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
株主資本
資本金
前期末残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
資本剰余金
資本準備金
前期末残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
(自
至
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
10,065
10,065
-
-
10,065
10,065
11,584
11,584
-
-
11,584
11,584
その他資本剰余金
前期末残高
当期変動額
自己株式の処分
2
56
54
86
当期変動額合計
54
86
56
142
11,586
11,640
54
86
54
86
11,640
11,726
2,516
2,516
当期末残高
資本剰余金合計
前期末残高
当期変動額
自己株式の処分
当期変動額合計
当期末残高
利益剰余金
利益準備金
前期末残高
当期変動額
当期変動額合計
-
-
2,516
2,516
40
38
△1
△1
△1
△1
当期末残高
38
36
別途積立金
前期末残高
860,000
860,000
当期末残高
その他利益剰余金
固定資産圧縮積立金
前期末残高
当期変動額
固定資産圧縮積立金の取崩
当期変動額合計
- 66 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(単位:百万円)
(自
至
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
繰越利益剰余金
前期末残高
当期変動額
固定資産圧縮積立金の取崩
剰余金の配当
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
利益剰余金合計
前期末残高
当期変動額
固定資産圧縮積立金の取崩
剰余金の配当
当期純利益
当期変動額合計
当期末残高
自己株式
前期末残高
当期変動額
自己株式の取得
自己株式の処分
当期変動額合計
当期末残高
前事業年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
当事業年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
-
-
860,000
860,000
209,368
305,763
1
△97,205
193,598
1
△227,641
226,264
96,394
△1,374
305,763
304,388
1,071,925
1,168,318
-
△97,205
193,598
-
△227,641
226,264
96,393
△1,376
1,168,318
1,166,941
△155,396
△156,184
△802
△364
13
32
△788
△331
△156,184
△156,516
株主資本合計
前期末残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
938,181
1,033,839
△97,205
△227,641
193,598
△802
67
226,264
△364
118
当期変動額合計
95,658
△1,621
1,033,839
1,032,217
当期末残高
- 67 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(単位:百万円)
(自
至
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
評価・換算差額等合計
前期末残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
純資産合計
前期末残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
- 68 -
前事業年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
(自
至
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
8,895
5,417
△3,477
△2,317
△3,477
△2,317
5,417
3,099
8,895
5,417
△3,477
△2,317
△3,477
△2,317
5,417
3,099
947,076
1,039,256
△97,205
△227,641
193,598
△802
226,264
△364
67
△3,477
118
△2,317
92,180
△3,939
1,039,256
1,035,317
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
【重要な会計方針】
前事業年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
1
(自
至
有価証券の評価基準及び評価方法
1
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
有価証券の評価基準及び評価方法
満期保有目的の債券は償却原価法(定額法)、子会社株
式及び関連会社株式は移動平均法による原価法、その他
前事業年度に同じ
有価証券で時価のあるものは決算日の市場価格等に基づ
く時価法(評価差額は部分純資産直入法により処理し、
売却原価は移動平均法により算定しています)、時価の
ないものは移動平均法による原価法によっています。
2
デリバティブ等の評価基準及び評価方法
デリバティブは、時価法によっています。
2
デリバティブ等の評価基準及び評価方法
前事業年度に同じ
3
たな卸資産の評価基準及び評価方法
製品・原材料・仕掛品・貯蔵品
3
たな卸資産の評価基準及び評価方法
製品・仕掛品・原材料及び貯蔵品
移動平均法による低価法
ただし、時価が著しく下落し、回復する見込みのない
経年品については、過去の販売実績に照らして評価減を
行い、期末たな卸高を評価替後の金額により計上してい
ます。当該評価減の金額は2,562百万円です。
主として移動平均法による原価法
(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下
げの方法により算定)
(会計方針の変更)
当事業年度より「棚卸資産の評価に関する会計基準」
(企業会計基準第9号
しています。
平成18年7月5日公表分)を適用
これによる営業利益、経常利益及び税引前当期純利益
への影響は軽微です。
4 固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
4 固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産(リース資産を除く)
定率法を採用していますが、一部の工具、器具及び備
品については、経済的陳腐化に応じた耐用年数に基づい
定率法を採用していますが、一部の工具、器具及び備
品については、経済的陳腐化に応じた耐用年数に基づい
て償却しています。ただし、平成10年4月1日以降に取
得した建物(建物附属設備を除く)については、定額法を
て償却しています。ただし、平成10年4月1日以降に取
得した建物(建物附属設備を除く)については、定額法を
採用しています。
主な耐用年数は以下のとおりです。
採用しています。
主な耐用年数は以下のとおりです。
建物………3~50年
建物………3~50年
(会計方針の変更)
法人税法の改正(「所得税法等の一部を改正する法
律」(平成19年3月30日 法律第6号)及び「法人税法施
行令の一部を改正する政令」(平成19年3月30日 政令
第83号))に伴い、当事業年度から、平成19年4月1日以
降に取得した有形固定資産(一部の工具、器具及び備品
を除く)については、改正後の法人税法に基づく方法に
変更しています。これによる営業利益、経常利益及び税
引前当期純利益への影響は軽微です。
- 69 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
前事業年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
(自
至
(追加情報)
当事業年度から、平成19年3月31日以前に取得した有
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
形固定資産(一部の工具、器具及び備品を除く)について
は、償却可能限度額に到達した翌事業年度から取得価額
の5%相当額と備忘価額との差額を5年間で均等償却し
ています。これによる営業利益、経常利益及び税引前当
期純利益への影響は軽微です。
(2)無形固定資産
(2)無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しています。
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内にお
前事業年度に同じ
ける利用可能期間(主に5年)に基づく定額法を採用して
います。
5
外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
5
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により
外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
前事業年度に同じ
円貨に換算し、換算差額は損益として処理しています。
6
引当金の計上基準
6
(1)貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権につ
引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
前事業年度に同じ
いては、貸倒実績率による計算額を、貸倒懸念債権等特
定の債権については、個別に回収可能性を検討し回収不
能見込額を計上しています。
(2)賞与引当金
(2)賞与引当金
従業員に対して支給する賞与に充てるため、支給見込
額基準により計上しています。
前事業年度に同じ
(3)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末におけ
(3)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末におけ
る退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
います。
る退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
います。
数理計算上の差異については、発生年度に一括処理し
ています。
過去勤務債務及び数理計算上の差異については、発生
年度に一括処理しています。
なお、当事業年度において、年金資産が退職給付債務
を上回っているため、前払年金費用として投資その他の
資産の「長期前払費用」に計上しています。
- 70 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
前事業年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
7
当事業年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるも
──────
の以外のファイナンス・リース取引については、通常の
賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっていま
す。
8
その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
7
消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は税抜方式によっています。
その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
前事業年度に同じ
【会計方針の変更】
前事業年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
──────
(自
至
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
(リース取引に関する会計基準)
所有権移転外ファイナンス・リース取引については、
従来、賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によって
いましたが、当事業年度より「リース取引に関する会計
基準」(企業会計基準第13号 平成5年6月17日 最終改
正平成19年3月30日)及び「リース取引に関する会計基準
の適用指針」(企業会計基準適用指針第16号 平成6年1
月18日 最終改正平成19年3月30日)を適用し、通常の売
買取引に係る方法に準じた会計処理によっています。
これによる営業利益、経常利益及び税引前当期純利益
に与える影響はありません。 なお、リース取引開始日が適用初年度前の所有権移転
外ファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借
取引に係る方法に準じた会計処理を引き続き採用してい
ます。
- 71 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
【表示方法の変更】
前事業年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
(自
至
(貸借対照表関係)
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
(貸借対照表関係)
従来「現金及 び預金」に含めていました譲渡性預金
は、「金融商品会計に関する実務指針」(会計制度委員会
──────
報告第14号)の改正に伴い、有価証券として取り扱うこと
とされたため、当事業年度より「有価証券」に含めて掲
記しています。なお、譲渡性預金の残高は、当事業年度
は217,000百万円、前事業年度は330,000百万円です。
前事業年度において区分掲記していました「商品」
は、科目定義の見直しに伴い「製品」に含めて計上して
──────
い ま す。な お、当 事 業 年 度 の「製 品」に 含 ま れ る「商
品」は58百万円です。
──────
前事業年度において区分掲記していました「短期貸付
金」は資産総額の100分の1以下となったため、「その
他」に含めて表示しています。なお、当事業年度の「短
期貸付金」は、5,000百万円です。
(損益計算書関係)
前事業年度において区分掲記していました「商品売上
──────
高」、「期首商品たな卸高」、「当期商品仕入高」及び
「期末商品たな卸高」は、科目定義の見直しに伴い、そ
れぞれ「売上高」、「製品期首たな卸高」、「当期製品
製造原価」及び「製品期末たな卸高」に含めて計上して
います。なお、当事業年度の「商品売上高」、「期首商
品たな卸高」、「当期商品仕入高」及び「期末商品たな
卸高」は、それぞれ16,071百万円、297百万円、14,592百
万円、58百万円です。
- 72 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
【注記事項】
(貸借対照表関係)
前事業年度
(平成20年3月31日)
※1
有形固定資産減価償却累計額
当事業年度
(平成21年3月31日)
30,192百万円
※1
33,896百万円
※2
関係会社に係る注記
※2
区分掲記した以外で各科目に含まれるものは次のと
関係会社に係る注記
区分掲記した以外で各科目に含まれるものは次のと
おりです。
売掛金
おりです。
300,540百万円
売掛金
279,912百万円
3
保証債務
3
不動産賃借料支払保証
保証債務
不動産賃借料支払保証
NES Merchandising, Inc.
US$23,489千 (2,353百万円)
NES Merchandising, Inc.
US$20,870千 (2,050百万円)
※4
租税特別措置法の規定に基づくものです。
※4
前事業年度に同じ
※5
現先取引の残高を含んでいます。その担保として受
け入れている有価証券の期末時価は17,739百万円で
──────
す。
有形固定資産減価償却累計額
- 73 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(損益計算書関係)
前事業年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
※1
(自
至
売上高のうちには、ロイヤリティ収入3,030百万円
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
──────
とコンテンツ収入5,746百万円が含まれています。
──────
※2
期末たな卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金
額で、次のたな卸資産評価損が売上原価に含まれてい
ます。
※3
一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費 ※3
37,261百万円
一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費
43,255百万円
※4
販売費及び一般管理費からの受入高です。
※4
販売費及び一般管理費他への振替高です。
※5
固定資産処分損の内容は次のとおりです。
※6
前事業年度に同じ
※5
前事業年度に同じ
※6
固定資産処分損の内容は次のとおりです。
除却損
除却損
建物
23百万円
建物
36百万円
構築物
4百万円
機械及び装置
15百万円
機械及び装置
1百万円
構築物
6百万円
工具、器具及び備品
0百万円
工具、器具及び備品
2百万円
※7
関係会社との取引に係る注記
※7
区分掲記した以外の科目に含まれるものは次のとお
りです。
売上高
売上割引
3,494百万円
関係会社との取引に係る注記
区分掲記した以外の科目に含まれるものは次のとお
りです。
1,102,661百万円
売上高
150百万円
売上割引
- 74 -
1,437,490百万円
1,158百万円
08498032_有価証券報告書_20090622233635
(株主資本等変動計算書関係)
前事業年度(自 平成19年4月1日
至
2009/06/22 23:38:28
平成20年3月31日)
自己株式に関する事項
株式の種類
前事業年度末
普通株式(株)
増加
13,765,987
減少
14,544
当事業年度末
1,178
13,779,353
(変動事由の概要)
増加は単元未満株式の買取請求による取得で、減少は単元未満株式の買増請求による売渡です。
当事業年度(自
平成20年4月1日
至
平成21年3月31日)
自己株式に関する事項
株式の種類
前事業年度末
普通株式(株)
増加
13,779,353
減少
7,810
当事業年度末
2,884
13,784,279
(変動事由の概要)
増加は単元未満株式の買取請求による取得で、減少は単元未満株式の買増請求による売渡です。
(リース取引関係)
前事業年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
(自
至
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの
以外のファイナンス・リース取引
ファイナンス・リース取引
重要性がないため記載を省略しています。
1
リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額
及び期末残高相当額
工具器具備品
取得価額相当額
395百万円
減価償却累計額相当額
183百万円
期末残高相当額
211百万円
2
未経過リース料期末残高相当額
1年以内
97百万円
1年超
114百万円
合計
211百万円
3
支払リース料及び減価償却費相当額
支払リース料
104百万円
減価償却費相当額
104百万円
4
減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額
法によっています。
(注) 取得価額相当額及び未経過リース料期末残高相当額 の算定は、有形固定資産の期末残高等に占めるその割
合が低いため、支払利子込み法によっています。
- 75 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(有価証券関係)
前事業年度
(平成20年3月31日)
当事業年度
(平成21年3月31日)
子会社株式及び関連会社株式で時価のあるものはありま
前事業年度に同じ
せん。
(税効果会計関係)
前事業年度
(平成20年3月31日)
1
当事業年度
(平成21年3月31日)
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の 1
内訳
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の
内訳
繰延税金資産
繰延税金資産
研究開発費
15,859百万円
研究開発費
18,861百万円
未払金・未払費用
12,764百万円
未払金・未払費用
10,157百万円
未払事業税
6,862百万円
未払事業税
5,952百万円
投資有価証券評価損
5,502百万円
投資有価証券評価損
4,575百万円
関係会社株式評価損
2,533百万円
関係会社株式評価損
2,533百万円
土地
2,210百万円
たな卸資産評価減 2,341百万円
たな卸資産評価減
1,986百万円
土地
2,210百万円
有価証券評価損
2,016百万円
その他
5,130百万円
減価償却超過額
繰延税金資産
合計
繰延税金負債
その他有価証券評価差額
51,860百万円
繰延税金資産
繰延税金負債
合計
△4,499百万円
繰延税金資産の純額
47,361百万円
合計
△2,118百万円
△455百万円
その他
繰延税金負債
53,780百万円
その他有価証券評価差額
△3,702百万円
△796百万円
その他
繰延税金負債
655百万円
3,485百万円
その他
合計
△2,573百万円
繰延税金資産の純額
51,206百万円
2
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率 2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率
との差異の原因となった主な項目別の内訳
との差異の原因となった主な項目別の内訳
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率
との差異が、法定実効税率の100分の5以下であるた
前事業年度に同じ
め、記載を省略しています。
- 76 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(1株当たり情報)
(自
至
前事業年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
当事業年度
(自 平成20年4月1日
至 平成21年3月31日)
1株当たり純資産額
8,126.20円
1株当たり純資産額
8,095.71円
1株当たり当期純利益
1,513.72円
1株当たり当期純利益
1,769.26円
(注)1
2
潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載していません。
1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりです。
(自
至
当期純利益(百万円)
前事業年度
平成19年4月1日
平成20年3月31日)
(自
至
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
193,598
226,264
普通株主に帰属しない金額(百万円)
―
―
普通株式に係る当期純利益(百万円)
193,598
226,264
普通株式の期中平均株式数(千株)
127,895
127,886
(重要な後発事象)
前事業年度
(自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日)
(自
至
該当事項はありません。
当事業年度
平成20年4月1日
平成21年3月31日)
前事業年度に同じ
④【附属明細表】
【有価証券明細表】
【株式】
株式数
(株)
銘柄
投資有価証
券
その他有価
証券
貸借対照表計上額
(百万円)
㈱バンダイナムコホールディングス
3,845,700
3,780
㈱京都銀行
4,542,297
3,779
㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ
2,455,870
1,168
㈱りそなホールディングス
647,469
848
日本写真印刷㈱
104,104
325
凸版印刷㈱
365,770
244
中央三井トラストホールディングス㈱
609,200
182
91,252
169
321,901
159
㈱京都放送
2,600
130
㈱ハドソン
200,000
121
5,852,255
406
19,038,418
11,317
19,038,418
11,317
㈱スクウェア・エニックス・ホールデ
ィングス
野村ホールディングス㈱
その他33銘柄
小計
計
- 77 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
【債券】
銘柄
満期保有目
貸借対照表計上額
(百万円)
券面総額
NOMURA EUROPE FINANCE N.V.債
50百万ユーロ
6,492
50百万ユーロ
6,492
15,000百万円
14,995
10,000百万円
9,995
10,000百万円
9,993
日興シティグループ証券
コマーシャルペーパー 10,000百万円
9,989
欧州投資銀行(EIB)
60百万米ドル
6,060
的の債券 小計
野村證券
コマーシャルペーパー 大和証券SMBC
新光証券
コマーシャルペーパー コマーシャルペーパー 債
Citigroup Funding Inc.
債
60百万米ドル
5,893
その他有価
国際復興開発銀行(IBRD)
債
40百万米ドル
3,924
証券
The Goldman Sachs Group, Inc. 債
30百万米ドル
2,961
20百万米ドル
1,970
20百万米ドル
1,964
10百万米ドル
993
10百万米ドル
986
10百万米ドル
985
45,000百万円
260百万米ドル
70,714
150百万米ドル
14,734
50百万米ドル
4,954
40百万米ドル
4,077
40百万米ドル
3,929
Sanwa Bank Limited,N.Y. 債
30百万米ドル
3,128
アジア開発銀行(ADB)
30百万米ドル
2,958
20百万米ドル
1,964
債
10百万米ドル
1,019
小計
370百万米ドル
36,767
有価証券
アジア開発銀行(ADB)
BNP Paribas S.A.
債
債
UFJ Finance Aruba A.E.C.
債
US Treasury Notes
欧州復興開発銀行(EBRD)
債 小計
BTMU(Curacao)Holdings N.V.
国際復興開発銀行(IBRD)
欧州投資銀行(EIB)
債
債
NOMURA EUROPE FINANCE N.V.
投資有価証
その他有価
券
証券
債
債
Citigroup Funding Inc.
三菱東京UFJ銀行
債
債
45,000百万円
計
630百万米ドル
50百万ユーロ
113,973
【その他】
銘柄
有価証券
満期保有目
的の債券
貸借対照表計上額
(百万円)
投資口数
譲渡性預金(5銘柄)
―
344,000
合同運用金銭信託(1銘柄)
―
4,911
―
348,911
―
348,911
小計
計
- 78 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
【有形固定資産等明細表】
資産の種類
有形固定資産
建物
構築物
機械及び装置
車両運搬具
工具、器具及び備品
土地
有形固定資産計
無形固定資産
前期末残高
(百万円)
当期増加額
(百万円)
当期減少額
(百万円)
当期末減価
償却累計額
又は
償却累計額
(百万円)
当期末残高
(百万円)
差引当期末
残高
(百万円)
当期償却額
(百万円)
27,273
252
241
(120)
27,284
15,770
716
11,513
1,258
23
1
1,281
1,002
43
278
(0)
1,195
139
194
1,140
778
104
361
205
23
35
193
159
18
33
16,097
3,556
819
18,835
16,184
3,867
2,650
(1)
24,605
12,800
―
37,405
―
―
37,405
70,637
16,795
1,292
86,140
33,896
4,750
52,244
(122)
特許権
―
―
―
48
16
7
32
商標権
―
―
―
41
8
4
32
ソフトウエア
―
―
―
775
317
117
458
その他
―
―
―
1
0
0
0
―
―
―
867
343
128
524
50
82
49
84
1
0
83
―
―
―
―
―
―
―
―
繰延資産計
―
―
―
―
―
―
―
無形固定資産計
長期前払費用
繰延資産
(注)1
無形固定資産の金額は資産の総額の1%以下であるため、「前期末残高」、「当期増加額」及び「当期減少
額」の記載を省略しています。
2 長期前払費用は、主に支出の効果の及ぶ期間に応じて償却しています。
3
「当期減少額」の( )内は、減損損失の計上額で内数です。
【引当金明細表】
区分
前期末残高
(百万円)
当期増加額
(百万円)
当期減少額
(目的使用)
(百万円)
当期減少額
(その他)
(百万円)
当期末残高
(百万円)
貸倒引当金
4
18
―
4
18
賞与引当金
1,848
1,930
1,848
―
1,930
(注) 貸倒引当金の「当期減少額(その他)」は、洗替額4百万円です。
- 79 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(2)【主な資産及び負債の内容】
当事業年度末(平成21年3月31日)における主な資産及び負債の内容は、次のとおりです。
①
現金及び預金
金額
(百万円)
区分
現金
4
預金
当座預金
45
普通預金
10
通知預金
3,410
定期預金
509,799
預金計
513,265
合計
②
513,269
受取手形
相手先別内訳
金額
(百万円)
相手先
㈱河田
40
㈱カプコン
10
合計
51
期日別内訳
金額
(百万円)
期日
平成21年4月
36
平成21年5月
15
合計
③
51
売掛金
相手先別内訳
金額
(百万円)
相手先
Nintendo of America Inc.
167,720
Nintendo of Europe GmbH
98,017
Nintendo of Australia Pty. Ltd.
7,608
韓国任天堂㈱
5,684
JESNET㈱
5,415
その他
5,118
合計
289,565
売掛金の発生及び回収並びに滞留状況
前期繰越高
(百万円)
315,432
(注)1
2
当期発生高
(百万円)
当期回収高
(百万円)
1,695,406
次期繰越高
(百万円)
1,721,273
回収率
(%)
289,565
85.6
上記金額には、消費税等を含みます。
回収率及び滞留期間の算出方法は次のとおりです。
回収率 =
当期回収高
÷ (前期繰越高
滞留期間 =
前期繰越高
+
次期繰越高
2 - 80 -
+
÷
当期発生高)
当期発生高
365
滞留期間
(日)
65.1
08498032_有価証券報告書_20090622233635
④
2009/06/22 23:38:28
たな卸資産
製品
金額
(百万円)
種別
レジャー機器
ハードウェア
9,848
ソフトウェア
930
レジャー機器計
10,778
その他
131
合計
10,910
仕掛品
金額
(百万円)
種別
レジャー機器
ハードウェア
5
ソフトウェア
247
レジャー機器計
252
その他
17
合計
269
原材料
金額
(百万円)
種別
レジャー機器
ハードウェア
4,369
ソフトウェア
2,343
レジャー機器計
6,712
その他
71
合計
6,784
貯蔵品
金額
(百万円)
種類
修理用部品
1,368
金型・検査機材
410
開発用機材
121
その他
197
合計
2,098
- 81 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
⑤
2009/06/22 23:38:28
支払手形
相手先別内訳
金額
(百万円)
相手先
和多田印刷㈱
2,199
OKIセミコンダクタ㈱
939
アルテック㈱
930
下田工業㈱
783
大西電気㈱
556
その他
1,927
合計
7,337
(注) 上記金額には、設備関係支払手形を含みます。
期日別内訳
支払手形
(百万円)
期日
設備関係支払手形
(百万円)
平成21年4月
2,483
35
平成21年5月
2,028
28
平成21年6月
1,147
―
平成21年7月
1,613
―
7,273
64
合計
⑥
買掛金
相手先別内訳
金額
(百万円)
相手先
ホシデン㈱
77,957
ピーケーエム㈱
65,265
パナソニック㈱
51,824
ミツミ電機㈱
45,027
八洲電機㈱
20,158
その他
79,854
合計
⑦
340,087
未払法人税等
金額
(百万円)
区分
法人税
53,159
事業税
14,661
住民税
10,752
合計
78,573
- 82 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
(3)【その他】
重要な訴訟事件等
平成14年10月30日、欧州委員会(Commission of the European Communities)は、当社グループの欧州における平
成10年までの過去の取引行為がEU条約81条等で禁止されているEU域内共通市場での競争の制限に当たるとして、罰
金149百万ユーロを課す旨の決定をしました。
この決定に対し当社グループは、罰金が不当に高額であるとの判断により、平成15年1月16日、欧州第一審裁判
所(Court of First Instance of the European Communities)に提訴し、平成21年4月30日に罰金額を119百万ユー
ロとする(29百万ユーロの減額)との判決を得ました。
この判決に対しては、欧州委員会又は当社グループが、欧州司法裁判所(European Court of Justice)へ上訴す
る可能性があります。
- 83 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
第6【提出会社の株式事務の概要】
事業年度
4月1日から3月31日まで
定時株主総会
6月中
基準日
3月31日
剰余金の配当の基準日
9月30日、3月31日
1単元の株式数
100株
単 元 未 満 株 式 の 買取 り・
買増し
取扱場所
大阪市中央区北浜二丁目2番21号
中央三井信託銀行㈱
大阪支店
株主名簿管理人
東京都港区芝三丁目33番1号
中央三井信託銀行㈱
買取・買増手数料
1株当たりの買取または買増単価に1単元の株式数を乗じた金額のうち、100万円以
下の部分の1.15%と、100万円を超える部分の0.9%を加算した額を、買取または買
増請求株式数で按分した額とする。
ただし、円未満の端数が生じるときはこれを切り捨てる。
公告掲載方法
電子公告
(ホームページアドレス http://www.nintendo.co.jp/ir/index.html)
ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることがで
きない場合は、日本経済新聞に掲載して行う。
株主に対する特典
該当事項はありません。
(注) 当社は、当社の株主は、その有する単元未満株式について、以下に掲げる権利以外の権利を行使することができ
ない旨を定款に定めています。
①
②
会社法第189条第2項各号に掲げる権利
会社法第166条第1項の規定による請求をする権利
③
④
株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利
株主の有する単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の株式を売り渡すことを請求する権利
- 84 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
第7【提出会社の参考情報】
1【提出会社の親会社等の情報】
当社には、親会社等はありません。
2【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しています。
(1) 有価証券報告書及びその添付書類
事業年度 第68期(自 平成19年4月1日
至
平成20年3月31日)平成20年6月30日関東財務局長に提出。
(2) 四半期報告書及び確認書
第69期第1四半期(自
第69期第2四半期(自
平成20年4月1日
平成20年7月1日
至
至
平成20年6月30日)平成20年8月8日関東財務局長に提出。
平成20年9月30日)平成20年11月14日関東財務局長に提出。
第69期第3四半期(自
平成20年10月1日
至
平成20年12月31日)平成21年2月13日関東財務局長に提出。 - 85 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
- 86 -
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
独立監査人の監査報告書 平成20年6月27日
任
天
取
堂
締
株
役
式
会
会
御
社
中 京
都
監
査
法
人 指定社員
公認会計士
業務執行社員
松永
幸廣
印
指定社員
公認会計士
業務執行社員
中村
源
印
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる任天堂株式会社の平成19年4月1日から平成20年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連
結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び連結附属明細表につい
て監査を行った。この連結財務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から連結財務諸表に対す
る意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監
査法人に連結財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎
として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体とし
ての連結財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎
を得たと判断している。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、任天
堂株式会社及び連結子会社の平成20年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績
及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
上
(注)1.上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が連結財務諸表に添
付する形で別途保管しております。
2.連結財務諸表の範囲にはXBRLデータ自体は含まれていません。
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 平成21年6月26日
任
天
取
堂
締
株
役
式
会
会
御
社
中 京
都
監
査
法
人 指定社員
公認会計士
業務執行社員
松永
指定社員
公認会計士
業務執行社員
鍵
幸廣
印
圭一 郎
印
<財務諸表監査>
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる任天堂株式会社の平成20年4月1日から平成21年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連
結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び連結附属明細表につい
て監査を行った。この連結財務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から連結財務諸表に対す
る意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当
監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基
礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体と
しての連結財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基
礎を得たと判断している。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、任
天堂株式会社及び連結子会社の平成21年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成
績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
<内部統制監査>
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、任天堂株式会社の平成21年
3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。財務報告に係る内部統制を整備及び運用並びに内部統制報告書
を作成する責任は、経営者にあり、当監査法人の責任は、独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することに
ある。また、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性が
ある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統
制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準は、当監査法人に内部統制報告書に重要な虚偽の表示がないかど
うかの合理的な保証を得ることを求めている。内部統制監査は、試査を基礎として行われ、財務報告に係る内部統制の評
価範囲、評価手続及び評価結果についての、経営者が行った記載を含め全体としての内部統制報告書の表示を検討するこ
とを含んでいる。当監査法人は、内部統制監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
当監査法人は、任天堂株式会社が平成21年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記
の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財
務報告に係る内部統制の評価について、すべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が連結財務諸表に添
付する形で別途保管しております。
2.連結財務諸表の範囲にはXBRLデータ自体は含まれていません。
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
独立監査人の監査報告書 平成20年6月27日
任
天
取
堂
締
株
役
式
会
会
御
社
中 京
都
監
査
法
人 指定社員
公認会計士
業務執行社員
松永
幸廣
印
指定社員
公認会計士
業務執行社員
中村
源
印
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる任天堂株式会社の平成19年4月1日から平成20年3月31日までの第68期事業年度の財務諸表、すなわち、貸
借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び附属明細表について監査を行った。この財務諸表の作成責任は経営者
にあり、当監査法人の責任は独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監
査法人に財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎とし
て行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての
財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと
判断している。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、任天堂株
式会社の平成20年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点におい
て適正に表示しているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
上
(注)1.上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が財務諸表に添付す
る形で別途保管しております。
2.財務諸表の範囲にはXBRLデータ自体は含まれていません。
08498032_有価証券報告書_20090622233635
2009/06/22 23:38:28
独立監査人の監査報告書 平成21年6月26日
任
天
取
堂
締
株
役
式
会
会
御
社
中 京
都
監
査
法
人 指定社員
公認会計士
業務執行社員
松永
指定社員
公認会計士
業務執行社員
鍵
幸廣
印
圭一 郎
印
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる任天堂株式会社の平成20年4月1日から平成21年3月31日までの第69期事業年度の財務諸表、すなわち、貸
借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び附属明細表について監査を行った。この財務諸表の作成責任は経営者
にあり、当監査法人の責任は独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監
査法人に財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎とし
て行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての
財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと
判断している。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、任天堂株
式会社の平成21年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点におい
て適正に表示しているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
上
(注)1.上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が財務諸表に添付す
る形で別途保管しております。
2.財務諸表の範囲にはXBRLデータ自体は含まれていません。
08498032_有価証券報告書_20090622145921
2009/06/22 15:01:56
【表紙】
【提出書類】
内部統制報告書
【根拠条文】
金融商品取引法第24条の4の4第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成21年6月29日
【会社名】
任天堂株式会社
【英訳名】
Nintendo Co., Ltd.
【代表者の役職氏名】
取締役社長
岩田
【最高財務責任者の役職氏名】
専務取締役
経営統括本部長
【本店の所在の場所】
京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1
【縦覧に供する場所】
任天堂株式会社東京支店
聡
森
仁洋
(東京都台東区浅草橋5丁目21番5号)
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
株式会社大阪証券取引所
(大阪市中央区北浜1丁目8番16号)
08498032_有価証券報告書_20090622145921
2009/06/22 15:01:56
1【財務報告に係る内部統制の基本的枠組みに関する事項】
代表取締役
岩田
聡及び最高財務責任者
森
仁洋は、当社の財務報告に係る内部統制の整備及び運用に責任を
有しており、企業会計審議会の公表した「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部
統制の評価及び監査に関する実施基準の設定について(意見書)平成19年2月15日公表」に示されている内部統制の基
本的枠組みに準拠して財務報告に係る内部統制を整備及び運用しています。
なお、内部統制は、内部統制の各基本的要素が有機的に結びつき、一体となって機能することで、その目的を合理
的な範囲で達成しようとするものです。このため、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には
防止または発見することができない可能性があります。
2【評価の範囲、基準日及び評価手続に関する事項】
財務報告に係る内部統制の評価は、当連結会計年度の末日である平成21年3月31日を基準日として行われており、
評価に当たっては、一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠しました。
本評価においては、全社的な内部統制の評価を行った上で、その結果を踏まえて、評価対象とする業務プロセス
を選定しています。当該業務プロセスの評価においては、選定された業務プロセスを分析した上で、財務報告の信頼
性に重要な影響を及ぼす統制上の要点を識別し、当該統制上の要点について整備及び運用状況を評価することによっ
て、内部統制の有効性に関する評価を行いました。
財務報告に係る内部統制の評価の範囲は、当社並びに連結子会社及び持分法適用会社について、財務報告の信頼性
に及ぼす影響の重要性の観点から必要な範囲を決定しました。財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性は、金額的及
び質的影響の重要性を考慮して決定しており、当社及び連結子会社13社を対象として行った全社的な内部統制の評価
結果を踏まえ、業務プロセスに係る内部統制の評価範囲を合理的に決定しました。なお、連結子会社11社及び持分法
適用関連会社4社については、金額的及び質的重要性の観点から僅少であると判断し、全社的な内部統制の評価範囲
に含めていません。
決算・財務報告プロセスは一部簡易な評価手続を行った連結子会社も含め、全社的な内部統制の評価を行った対象
会社としました。
決算・財務報告プロセス以外の業務プロセスに係る内部統制の評価範囲については、各事業拠点の当連結会計年度
の売上高(連結会社間取引消去後)の金額が高い拠点から合算していき、当連結会計年度の連結売上高の概ね2/3に達
している事業拠点を「重要な事業拠点」としました。選定した重要な事業拠点においては、企業の事業目的に大きく
関わる勘定科目として売上高、売掛金及び棚卸資産に至る業務プロセスを評価の対象としました。さらに、選定した
重要な事業拠点については、金額的重要性や重要な虚偽記載の発生可能性が高く、見積りや予測を伴う重要な勘定科
目に係る業務プロセスを財務報告への影響を勘案して重要性の大きい業務プロセスとして評価対象に追加していま
す。
3【評価結果に関する事項】
上記の評価の結果、当連結会計年度末日時点において、当社の財務報告に係る内部統制は有効であると判断しまし
た。
4【付記事項】
該当事項はありません。
5【特記事項】
該当事項はありません。
Fly UP