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LIONリオン PETIT LOG 33mm

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LIONリオン PETIT LOG 33mm
Present from Europe
短時間組立て! 家族でLet’
s try DIY!
ー木の香り溢れる素敵なライフスタイルをー
セルフビルドマニュアル
改訂版
2010.08
PETIT LOG 33mm 無垢無塗装品[プチログ]
LION
リオン
このマニュアルは基本的にプチログハウスLION[リオン]を例にして説明しています。
他のモデルについては、一部、基本仕様が異なりますので、ご注意下さい。
株式会社ビックボックス
はじめに
本格ログハウスで培った技術やクオリティーをそのままに、
セルフビルドの楽しさを加えてプチログハウスシリーズは完
成いたしました。
日曜大工派から本格ビルダー派まで楽しめます。作業工程は想像以上の充実感をもたらしてくれるでしょう。
安全には十分気をつけて「プチログハウスを創る喜び」を存分にお楽しみ下さい。
プチログハウスには、無垢材を使用しています。ひび割れが表面に現れたり反ったりもしますし、
カビも生えたり、
日焼け
をしたりもします。それは「木が生きている」証拠です。
●セトリングについて
ログハウスの特長の一つに、
セトリング現象があります。ログハウスは、木材を積み重ねて、全体の壁を作り上げています
が、積み重ねられた木材の1本、1本が、乾燥と共に、ほんの少しずつ収縮します。これらの小さな収縮のつみ重ねによっ
て、
ログ壁のトップ部分では、大きな壁の沈み込みとなります。この状況を、
セトリングと呼んでいます。又、
ログ壁の動き
に対して、直接影響を受けない様に
『セトリングの為のクリアランスを設ける』や『セトリング対策を行う』など、建具の施
工に、注意が必要です。
切妻壁などにログ壁を積んでいる場合
この間でも弱かんのセトリングが発生。
プチログシリーズは、ログ積ではありま
せんので、無視して下さい。
●基本的なセトリングの考え方
約2.1mの高さのログ壁トップログ部分で
約2㎝∼3㎝のセトリングが発生します。
約2.1m
建具用壁開口
建具開口部など建具高さにより、
それぞれセトリング量も異なります。
大
○
トップログ
中
○
B
○
建具開口
土台ログ
少
○
中
○
C
○
少
○
A 壁全体のセトリング
○
壁全体にセトリングが発生
少
○
建具開口間でのセトリングが発生
建具下部でのセトリングが発生
∼ 共に、下部では、
ほとんどセトリングの影響を受けませんが、上部になると、
セトリング量は増えます。
●ログハウスキットの基本部分に関してはセトリング対策がほどこされていますが、そのほとんどは、工事の施工上の工
夫による物の為、基本的なセトリングの考え方に注意して、組み立てを行って下さい。
●セトリング現象は、建築後約1年程で完全に落着き、それ以降は下がらなくなります。
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
1
■必要な道具・工具・資材
●必ず用意するもの
●あると便利なもの
セルフビルドを行うにあたって、キット以外に必要な資材
作業効率を上げたり、建物の強度や精度を高めたりする
や工具を紹介します。各自ご用意下さい。
場合に必要な資材や工具を紹介します。
資材 ●基礎用コンクリートブロック
道具 ●さげふり ●ノコギリ
※傾斜等の状況により、
コンクリートブロックの配置だけでは済
●平面サンダー ●延長コード
まない場合、別途専門の基礎業者にご依頼下さい。
●砂、砂利、
モルタル等(基礎レベル調整用)
※お客様へ
工具・電動工具を使用される場合は必ず、取扱説明書を熟読の上、
●木部用屋外専用オイルステイン塗料
ケガなどに十分注意して作業を行って下さい。
●コーキング材
●防湿シート
●屋根防水下地用アスファルトルーフィング材
■参考写真
道具 ●脚立 ●スコップ
●水平水準器
●水糸 ●墨ツボ コンクリートブロック
束石
屋根防水下地用
アスファルトルーフィング材
砂、砂利
スコップ
バール
水平器
水糸
メジャー
インパクトドライバー
電動丸ノコ
●金づち・釘抜き
●カッターナイフ
(大)
●紙ヤスリ ●鉛筆
●バケツ・はけ
●メジャー ●軍手
●コーキング用ガン
●モンキースパナ
●バール
●電動インパクトドライバー
●径8㎜∼10㎜の木工用ドリル
●電動丸ノコ
●養生シート
●ほうき・雑巾・ゴミ袋
脚立
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
2
コーキング、
ガン
木部用屋外保護塗料
墨ツボ
金槌
はけ
プチログハウス[リオン]部材リスト
長さ
数量
2322㎜
1本
696㎜
6本
696㎜
2本
632㎜
28本
2194㎜
1本
正面ログ壁(ドア側)
斜めカット
斜めカット
背面ログ壁
2322㎜
4本
2322㎜
1本
2194㎜
14本
2194㎜
1本
斜めカット
斜めカット
左側面ログ壁
3846㎜
1本
3485㎜
1本
3340㎜
1本
3194㎜
17本
右側面ログ壁(マド側)
3846㎜
1本
3485㎜
1本
3340㎜
1本
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
3
※チェック欄
※チェック欄
長さ
数量
3194㎜
10本
1242㎜
14本
右側面ログ壁
屋根受け用梁
3846㎜
3本
2060㎜
4本
1390㎜
70枚
1390㎜
2+2枚
ログ壁補強フレーム
(ボルト用穴加工付き)
野地板 兼 天井板 厚み18㎜
野地板 兼 天井板 スターター 厚み18㎜×2枚、
エンド厚み18㎜×2枚
3枚
床パネル
(組立済)
1台
木製ドア
(組立済)
カバーボード取付済 (アクリル板)
カーバーボード
(18×87㎜)
1台
木製ドア
(組立済)
カバーボード取付済 (アクリル板)
カバーボード
(18×87㎜)
2枚
切妻壁パネル
(組立済)
1390㎜
8枚
アスファルトシングル押え
(防腐処理板)
4000㎜
3ロール
3846㎜
2本
ハナカクシ受けフレーム
(42×35㎜)
1420㎜
4本
破風板③
1415㎜
4本
化粧破風板①
3918㎜
2本
ハナカクシ板④
300㎜
2枚
軒先装飾ピース
230㎜
4枚
軒先装飾ピース
200㎜
4枚
軒先装飾ピース
簡易アスファルトシングル材
(4m×3ロール)
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
4
金属パーツ部材リスト
品目
[太さ] [長さ]
ビス5.0/90㎜
[太さ] [長さ]
ビス5.0/55㎜
[太さ] [長さ]
ビス5.0/25㎜
[太さ] [長さ]
ビス4.0/20㎜
[太さ] [長さ]
ビス4.0/35㎜
数量
姿図
※チェック欄
使用場所
20本
4本
40本
6本
130本
2
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
5
1
3
4
金属パーツ部材リスト
品目
数量
※チェック欄
姿図
使用場所
上部屋外側
ログ壁補強フレーム
下部屋内側
ボルトナット
M6/65+
ワッシャー
M6
[太さ] [長さ]
釘2.8/60㎜
上部屋内側
8セット
350本
ログ梁
ログ壁
L型金物
20個
床パネル
ドア用取手、
キーシリンダー
1セット
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
6
650*650
図面(平面図、立面図)
850*1820
平面図
19.00°
立面図
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
7
ログ壁図
1.正面ドア側
2.背面側
長さ2322㎜×1本
両サイド斜めカット
長さ2322㎜×3本
長さ2322㎜×1本
長さ2322㎜×1本
両サイド斜めカット
696×3本
696×3本
696×1本
696×1本
632×14本
632×14本
2194×1本
2194×14本
3.左側面
3340×1本
2194×1本
4.右側面
3485×1本
3846×1本
3340×1本
1242×7本
1242×7本
3194×10本
3194×17本
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
3485×1本
8
3846×1本
プチログハウス[リオン]
基礎用コンクリートブロック配置
床パネル外寸法
2,062
352
床パネル外フレーム位置寸法
床パネルA
200㎜×400㎜×150㎜
コンクリートブロック又は
同等品(キット外)
床下防湿シート
(キット外)
2060×1098
床パネルB
2060×860
床パネルA
2060×1098
1,098
499
860
499
1,098
352
床パネルフレーム位置寸法
860
1,098
3,056
床パネル外寸法
1,098
床パネル
フレームライン
1,031
コンクリートブロック配置寸法
1,031
コンクリートブロック配置寸法
1,031
1,031
2,062
●キット外の防湿シートを建築予定の地面に敷きつめた上に、市販のコンクリートブロック200㎜ [巾]×400㎜ [長さ]
×150㎜[厚み]を12個用意して、図の通り床パネル外寸法に合わせて配置します。
●コンクリートブロックの天端は、極力水平になる様に、水糸などを張って水平器で水平を確認しながら配置して下さい。
●水平がとりにくい状況では、
モルタルや砂などを別途用意して、
コンクリートブロックの下に施工しレベルを調整して下さい。
※注意)
●床下用の防湿シートは、地面からの湿気が上がらない様にする為の物です。必ず施工して下さい。
●コンクリートブロック以外に束石200㎜[巾]×200㎜[長さ]×150㎜[厚み]等を利用される場合も、配置については同様
です。図の床パネル外寸法に合わせて配置して下さい。
●床パネルは、直接地面に接地せずに必ずコンクリートブロック等を配置して床パネルを乗せ、地面と床パネルの間に空
間を確保して下さい。
●基礎に建物を固定せず、乗せている状況なので、強風地域や基礎に固定する場合は、別途ご相談下さい。
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
9
プチログハウス[リオン]組立て手順
1
●組立て予定の場所にコンクリートブロック等を別途基礎図に合
床パネル設置組立て
わせて配置し、床パネルをのせる為に水平を確保して下さい。
背面壁側
●床パネルのフレーム側裏面と側面に別途用意の屋外用塗料を
全面に塗布してから床パネルを設置します。
●床パネルを先に配置したコンクリートブロック等にのせる際に床
板の板目方向に注意して設置して下さい。
床パネルA
2060×1098
5/90ビス
斜め打ち
●床パネルは、組立て済みの物が3分割になっているので、それぞ
れを、付属ビスで継ぎます。
コンクリートブロックの上に正しく配置して、床パネル側面より、
床パネルB
2060×860
付属ビスを斜めから打ち込んで下さい。
(DET.1参照)
※注意)
・設置後にあらためて床パネル全体が水平になっているか、水平水準器で
確認して下さい。
床パネルA
2060×1098
正面ドア側
3分割の床パネルを現場で継ぎます。
A
B
A
2
●ログ壁図を参照の上、土台ログ1段目を床パネルの上に設置し
ログ壁組立て
背面側ハーフ土台ログ
て、4方向のログを組立てます。ログコーナー部の対角線を計
り、直角になっているか確認してから、付属のL型金物とビスで、
側面土台ログ
床パネルに固定します。
側面土台ログ
●正面ドア側と背面側の土台ログのみ、
ログの高さが半分にカット
されたハーフ土台ログとなります。
※注意)
正面ドア側ハーフ土台ログ
・ハーフ土台ログの下端のみ平らになっています。
・土台ログの反りが大きい場合などは、反りを矯正しながら付属ビス以外の
長いビスを土台ログ天端から打ち込み、床パネルに固定して下さい。
ログ壁
L型金物及び
4/35ビス
床パネル
各コーナー部
雨仕舞コーキング
処理ポイント
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
10
・大風時の雨仕舞のため、ログ壁交差部分にコーキング材を施工して下さい。
3
●ログ壁の段数が5∼6段目になったところで、
ドアをログ開口上
建具の設置
部から差し込みます。
●マドはログ壁の段数が10∼11組目になったところで、
ドアと同
マド
ドア
じ様に、
ログ開口上部から差し込んで下さい。
ログ壁5∼6段目で
ドアを差し込 み 1 0
∼11段目でマドを
差し込みます。
●ドアを設置と同時に、
ドアハンドルを取り付けて、
ドアが開閉出来
る様にして下さい。
(DET.11参照)
※注意)
(カバーボード取付済)
・建具本体は組立て済みです。
・ログ壁は、セトリングにより下がるため、ビスなどで建具をログ壁に固定し
てしまうと正常なセトリングの妨げになります。建具の建付けにも影響が
あり、
ドアが開閉しずらくなるので、建具はログ壁に固定しないで下さい。
4
●トップログの設置が完了後に、建物屋内側の4隅に、
ログ壁補強
ログ壁補強フレーム取り付け
フレーム
(ボルト用穴加工済)
を取り付けます。
ログ 壁 補 強フレー ム
(ボルト用穴加工済)
を
屋外側の4隅へ設置。
付属のボルトM6×65とナット+ワッシャーを使用して固定して
下さい。
●この際、
ログ壁側にはボルト用の穴はあいていないので、取り付
け位置に合わせて径8㎜∼10㎜の木工用ドリル
(キット外)
で穴
をあけます。
●DET.5、8、9参照
フレー上部
※注意)
・補強フレームがセトリングの妨げにならない様に、DET.5、8、9の詳細図
フレー下部
の通りに設置して下さい。
ナットワッシャーM6
ボルト
M6×65
5
切妻壁との屋根受け用梁の設置
●組立て済みの2枚の切妻壁パネルをトップログにのせて、付属ビ
スで固定して下さい。
切妻壁
●屋根受け用の梁3本を切妻壁に加工済みの梁用ミゾに差し込み
切妻壁
5/90ビス
ます。
●梁は、
正面ドア側の方が外へ長く出る様に、
向きに注意して下さい。
●梁と切妻壁は付属のL型金物で固定します。
梁3本設置
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
11
6
屋根の施工
●屋根受け用の梁3本は、付属L型金物及びビスで固定します。
野地板兼天井板
スターター
(梁先端より36㎜出す)
●1本の梁に対して、L型金物を4個使用します。
●DET.10参照
●野地兼天井板を付属釘にて、正面ドア側から貼りはじめて下さ い。この際、1枚目はスターター(片側が平らにカットされている
スタ
野地板兼天井板
ー
タ
ー
板)
を使用します。
●スターターの先端は破風板と軒先装飾板の厚み分、梁の先端か
ら、36㎜出して設置して下さい。
●背面側軒先エンド部分も、スターターと同様に、梁の先端から、
付属L型金物
36㎜出る様にするために最後のエンドは、現地加工にて、巾の
調整が必要になります。
梁
軒先先端は
真直ぐ揃える
ビス4/35
電動丸ノコ等で巾をカットし調整して下さい。
●DET.5、6、7参照
●DET.12b参照
右側面側
※注意)
・野地板兼天井板は、本実の羽目板です。付属釘を打つ前に、当て木をし
て、叩き込み出来るだけ詰めて貼って下さい。
・建物両側面側の軒先先端側が、真直ぐに揃う様にします。万一揃っていな
正面ドア側
野地板兼天井板
スターター
2.8/60釘
い場合は、野地板貼り完了後に墨出しをし電動丸ノコ等で、軒先の先端を
野地板兼天井板
釘
極力少なくカットして揃えて下さい。
釘
ログ
36㎜
スターターは、梁先端より36㎜出す。
(正面側と背面側の軒先先端共に36㎜の張り出し共通です。)
7
破風板③とハナカクシ板④を取り付け
背面側
破風板③
ビス4/35
ハナカクシ板④
ビス4/35
●正面ドア側と背面側の破風板③DET.12を付属ビスで取り付け
ます。
●ハナカクシ受けフレームDET.4を軒先に、付属ビスで固定して
から、ハナカクシ板④DET.12を野地板の小口面を隠す様に付
属ビスで取り付けます。
●DET.2、3、4、12参照
ハナカクシ板④
ビス4/35
※注意)
・ハナカクシ板を取り付ける際に、野地板の先端が、真直ぐになっていると
キレイに取り付ける事が出来ます.
正面ドア側
破風板③
ビス4/35
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
12
8
●軒先の装飾ピースを詳細図に合わせて付属ビスで取り付けます。
軒先装飾ピースの取り付け
※注意)
・棟トップ側3枚の装飾ピースは、必ず20㎜の隙間をあけて取り付けて下
さい。隙間が無いと雨水の水はけが悪くなり、黒ずみや腐食の原因にな
ります。
軒先側装飾
棟トップ装飾
軒先側装飾
ビス4/35
ビス4/35
ビス4/35
ビス4/35
20㎜の隙間を必ずあける
棟トップ詳細図
ビス4/35
軒先側詳細図
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
13
9
●正面ドア側と背面側の化粧破風板①DET.12を付属ビスで取り
化粧破風板①を取り付け
付けます。
化粧破封板①
ビス4/35
●DET.12参照
化粧破封板①
ビス4/35
10
●屋根面にキット外の防水下地用アスファルトルーフィングを別途
屋根仕上げ
屋根防水下地用
アスファルトルーフィング
(キット外)
用意して敷きつめます。
●キット内の簡易アスファルトシングル材3枚を野地板の上に敷き
つめます。アスファルトシングル材の裏面のビニールシートを
はがさずに先に敷きつめたアスファルトルーフィングの上に、
野地板
軒先側より先に敷きつめ、正面側と背面側のはみ出した部分は、
カッターで切り取って下さい。
●この際に、簡易アスファルトのシングル材裏面際部分に、
キット外
のコーキング材を別途用意して施工し、下地に密着する様にす
簡易アスファルト
シングル材(キット内)
ると防水性が高まります。
●簡易アスファルトシングルは、屋根面より、5㎜程はみ出す様に
配置して下さい。
●アスファルトシングル押え(防腐処理板)を付属ビスで固定し、
アスファルトシングル材を押えて下さい。
※注意)
アスファルトシングル押え
(防腐処理板)
ビス5/25
・キット内のアスファルトシングル材は簡易のガーデンハウス用屋根材とな
ります。建物の使用目的により、更に屋根の防水性を高めたい場合は、
別途市販のアスファルトシングル材等をご用意して下さい。
・簡易アスファルトシングル材の裏面のビニールシートは、梱包輸送時の
ロール状態でシングル材がはり付いてしまうのを防止する為の物です。
野地板に定着させる物ではないので裏面のビニールシートは、はがさ
ないで下さい。
・キット外のコーキング材を別途用意して簡易アスファルトシングル材の裏
面に施工する際は、全面ではなくシングル材の際部分のみとして、シン
グル材の際部分からの水の侵入を防ぎます。
・アスファルトシングル押え(防腐処理板)を、簡易シングル材押えのために
しっかりと取り付けます。
・キット外のアスファルトシングル材を別途用意された場合は、アスファルト
シングル押えは使用せずに、
ご用意されたアスファルトシングル材の施工
方法に沿って屋根の仕上げを行って下さい。
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
14
11
●ドアとマドの上部に霧除けと霧除け受けを付属ビスで固定します。
建具上部霧除けの取り付け
※注意)
ドアとマドの上部へ霧除けを取り付ける前に、
コーキ
・強風地域などでは、
ングポイントへキット外のシリコンコーキングを施工して下さい。
ビス4/35
ビス4/35
ビス5/55
霧除け
雨仕舞
コーキング処理
ポイント
霧除け受け
12
●完成後に屋外側は外壁、建具、破風板、軒先も含め一式、木部用
完成!
!
屋外専用オイルスティン塗装を必ず行って下さい。
●カラフルな塗料も御座いますので、
ご相談下さい。
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
15
各部詳細図
ビス
破風板 3
床パネル A
ビス
化粧破風板 1
ビス
床パネル B
装飾ピース
野地板
ビス
破風板 3
野地板
ビス
破風板 3
ビス
釘
野地板
ハナカクシ板受け
ボルト
ナット+ワッシャー
ハナカクシ板 4
ログ壁
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
16
補強フレーム
各部詳細図
野地板
釘
釘
野地板
ログ梁
ログ梁
切妻壁
補強フレーム
下部
▼トップログ
▼床
補強フレーム
上部
梁
L型金物
ビス
梁
ドア取手
切妻壁
ビス
屋内
屋外
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
17
各部詳細図
野地板
スターター
ハナカクシ板
④
化粧破風板
野地板
①
破風板 ③
ハナカクシ板
④
装飾ピース
②
破風板
③
ビス
ビス
化粧破風板①
化粧破風板 ①
軒先装飾ピース②
梁
破風板③
装飾ピース②
ハナカクシ板 ④
ハナカクシ板④
破風板 ③
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
18
プチログメンテナンス、その他
●セトリング
(パネルハウスは対称外)
セトリングによってログ壁が下がると建物屋内に設置した、補強フレームが突っ張る状態になります。セトリングは建築
後、1年ほどで落ち着きますので、1ヶ月に1度程度、状態を見ながら補強フレームに取り付けたM6のボルトを1度緩め
補強フレームの突っ張っている状態を取り除きあらためて、ボルトを締め付けて下さい。補強フレームが弓なりになり
突っ張っている状態のまま放置すると、弓なりの癖が付いてしまい元に戻らなくなってしまうので注意して下さい。
●塗装
外壁の塗り替え時期は建物建築後2∼3年を目安とします。建築地の条件にもよりますので、外壁の様子を見てご判断
下さい。塗り替え時には必ず壁面の汚れやホコリをきれいに取り、薬品であく洗いとカビ取りをしてから行って下さい。壁
面が完全に乾いた状態で、塗装面の上方から刷毛塗りを行います。又、雨あたりの激しい壁の下部(周辺)
は、極力1年に
1度は、上塗りを行って、材料表面の撥水性を高めて下さい。
Q&A
Q1 :セトリングって何?
A1:ログ材を横に積み上げるログハウスの壁は、
ログとログの重ね部分の食い込みや乾燥によるログの収縮と自重に
よって下がります。この現象がセトリングです。約1年程度で落ち着きますが、その間、収縮に合わせて補強フレーム
の調整をする必要があります。
Q2 :道路が狭く納品時にトラックが入れない場合は?
A2:比較的広めの場所で梱包を開け、軽トラックなどに移し変えて運んで下さい。
Q3 :布基礎の場合の土台は?
A3:基礎を布基礎とし、
アンカーボルトで別途土台等を固定し床パネルを土台へ設置する場合は、別途アンカーボルトや
固定用のビスを用意して下さい。床パネルのフレーム寸法の都合上、床パネルを直接基礎のアンカーボルトで固定
する事は出来ません。必ず別途角土台を用意して下さい。
Q4 :土台用の角材(キット外・角材105㎜や120㎜など)を使用する場合
A4:まず、土台となる角材を基礎の上に乗せて、角材と床パネルの外面が揃うように配置します。固定の仕方としては、
基礎と土台用角材をアンカーボルト等で固定し、土台用角材と床パネルを別途用意のビスで固定して下さい。
Q5 :建具のアクリル板が割れた場合は?
A5:最寄りのDIYショップなどで、
アクリル板を購入していただき交換して下さい。
Q6 :カビが発生した場合の対処方法を教えて下さい。
A6:専用の薬品で処理できますので、DIYショップでご購入いただくか、弊社にご注文下さい。ただし、発生から長期間経
過している場合は、落とせなくなる恐れもございますので、発見後すみやかに処理を行って下さい。
Q7 :コーキング処理をする場合。
A7:雨漏り防止や気密性を高める為コーキング処理をする場合、ログ壁交差部にコーキング材を施工して下さい。
又、
マニュアル中に表示の建具まわりのコーキングポイントへ施工する事で、強風地域などに対応可能です。
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
19
Q8 :別途の釘やビス類について
A8:キットに組立て必要な釘とビスが、同梱されています。より強固にする場合や、別途木製デッキを作る場合など、
デッ
キ用の材料などと合わせて、最寄りのホームセンター、
もしくは金物店でお買い求め下さい。キット内の部材を必ず
使わなければ完成しないという訳ではございませんので、
アレンジする場合などは、用途に合わせて適材をお求めに
なられる事をお勧めします。
Q9 :窓を追加する場合は?
A9:追加用の窓をキット本体と別にご購入いただいた場合、ログ壁を組んだ後に窓を追加する部分を電動丸ノコや
チェーンソー等を利用して切り抜いて開口して下さい。壁に大きな開口をあける場合、その分強度が落ちる事にな
るので開口の位置や大きさに十分注意して下さい。
Q10:電気配線について
A10:ログ壁の厚みが33㎜の為、
ログ壁に穴をあけて、その中に隠蔽配線は出来ません。配線が露出となりますので、
極力目立たない場所に配線して下さい。又、電気工事は専門の業者に依頼して行って下さい。
Q11:断熱工事について
A11:構造上断熱材を施工する前提となっていません。通常は断熱工事を行わずキットの標準仕様のままご利用下さい。
特記事項
この度は、
ガーデンハウスシリーズを、
ご購入いただきましてありがとうございます。ガーデンハウスシリーズ「パネルハウ
ス」及び「プチログハウス」は本格的な住宅向けの大型ログハウスやミニログハウスシリーズとは、全く異なるコンセプト
からなる商品です。セルフビルドの楽しさや充実感をもっと気軽に楽しんでいただく為に、仕様や構造を極端に簡便な状
態にしており、使用目的もガーデニング用の物入れ等を前提としている為、住居としての使用や重要な物品を収納する為
の物としては適しておりません。これらをご了承の上ご利用下さい。又、キットに含まれる屋根仕上げ用のアスファルトシ
ングル材は、簡易的な屋根仕上材です。建物の使用目的により屋根の防水性をより高める場合は、市販のアスファルトシ
ングル材を別途ご用意する事を特におすすめします。
SELFBUILD MANUAL セルフビルドマニュアル
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ーメモー
■注意事項
1.このマニュアルの一部または全部を株式会社ビックボックスの書面での許可なく無断で使用・複写・複製することはその形態を問わず禁じます。
2.このマニュアルに記載されている内容は、2010年8月(改訂版)現在のものです。記載内容は、予告なく変更する場合がありますので、
ご了承下さい。
3.新商品の発売や仕様改善等により、本マニュアル内容と沿わぬ場合がありますので、
ご了承下さい。
4.弊社は第三者の製品等については、情報・記述に関して責任は負いません。
5.このマニュアルの内容はについては、万全を期して制作していますが、万一お気付きの点がありましたら、
ご連絡いただけますようお願いいたします。
■販売店
株式会社ビックボックス
栃木県知事許可
(般-17)
第16716号 一級建築設計事務所栃木県知事登録
(A)
第3088号
本社/栃木県宇都宮市簗瀬町2357 TEL:028-634-1236 E-mail:info@fin-bigbox.com
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