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日産ベルギー

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日産ベルギー
第80期(自平成15年4月1日 至平成16年3月31日)
有価証券報告書
1 本書は証券取引法第24条第1項に基づく有価証券報告書を、同法第27条
の30の2に規定する開示用電子情報処理組織(EDINET)を使用して、平成16
年6月25日に提出したデータに目次及び頁を付して出力・印刷したもので
あります。
2 本書には、上記の方法により提出した有価証券報告書の添付書類は含ま
れておりませんが、監査報告書は末尾に綴じ込んでおります。
目
次
頁
第80期 有価証券報告書
【表紙】 …………………………………………………………………………………………………………1
第一部 【企業情報】…………………………………………………………………………………………3
第1 【企業の概況】………………………………………………………………………………………3
1 【主要な経営指標等の推移】……………………………………………………………………3
2 【沿革】……………………………………………………………………………………………5
3 【事業の内容】……………………………………………………………………………………6
4 【関係会社の状況】………………………………………………………………………………8
5 【従業員の状況】…………………………………………………………………………………18
第2 【事業の状況】………………………………………………………………………………………19
1 【業績等の概要】…………………………………………………………………………………19
2 【仕入、成約及び売上の状況】…………………………………………………………………22
3 【対処すべき課題】………………………………………………………………………………23
4 【事業等のリスク】………………………………………………………………………………24
5 【経営上の重要な契約等】………………………………………………………………………27
6 【研究開発活動】…………………………………………………………………………………27
7 【財政状態及び経営成績の分析】………………………………………………………………27
第3 【設備の状況】………………………………………………………………………………………33
1 【設備投資等の概要】……………………………………………………………………………33
2 【主要な設備の状況】……………………………………………………………………………33
3 【設備の新設、除却等の計画】…………………………………………………………………34
第4 【提出会社の状況】…………………………………………………………………………………35
1 【株式等の状況】…………………………………………………………………………………35
2 【自己株式の取得等の状況】……………………………………………………………………42
3 【配当政策】………………………………………………………………………………………42
4 【株価の推移】……………………………………………………………………………………43
5 【役員の状況】……………………………………………………………………………………44
6 【コーポレート・ガバナンスの状況】…………………………………………………………46
第5 【経理の状況】………………………………………………………………………………………52
1 【連結財務諸表等】………………………………………………………………………………54
2 【財務諸表等】………………………………………………………………………………… 108
第6 【提出会社の株式事務の概要】………………………………………………………………… 144
第7 【提出会社の参考情報】………………………………………………………………………… 145
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】……………………………………………………………… 147
監査報告書
平成15年3月連結会計年度 ……………………………………………………………………………… 148
平成16年3月連結会計年度 ……………………………………………………………………………… 150
平成15年3月事業年度 …………………………………………………………………………………… 152
平成16年3月事業年度 …………………………………………………………………………………… 154
【表紙】
【提出書類】
有価証券報告書
【根拠条文】
証券取引法第24条第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成16年6月25日
【事業年度】
第80期(自 平成15年4月1日 至 平成16年3月31日)
【会社名】
丸紅株式会社
【英訳名】
Marubeni Corporation
【代表者の役職氏名】
代表取締役取締役社長
【本店の所在の場所】
東京都千代田区大手町一丁目4番2号
【電話番号】
東京(03)3282-2313
【事務連絡者氏名】
経理部部長
【最寄りの連絡場所】
東京都千代田区大手町一丁目4番2号
【電話番号】
東京(03)3282-2313
【事務連絡者氏名】
経理部部長
【縦覧に供する場所】
丸紅株式会社大阪本社
榎
榎
勝
俣 宣 夫
正 博
正 博
(大阪市中央区本町二丁目5番7号)
丸紅株式会社北海道支社
(札幌市中央区南一条東一丁目5番1)
丸紅株式会社名古屋支社
(名古屋市中区錦二丁目2番4号)
丸紅株式会社九州支社
(福岡市中央区天神二丁目8番49号)
丸紅株式会社神戸支店
(神戸市中央区三宮町一丁目1番1号)
- 1 -
証券会員制法人札幌証券取引所
(札幌市中央区南一条西五丁目14番地の1)
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
株式会社名古屋証券取引所
(名古屋市中区栄三丁目3番17号)
株式会社大阪証券取引所
(大阪市中央区北浜一丁目6番10号)
証券会員制法人福岡証券取引所
(福岡市中央区天神二丁目14番2号)
- 2 -
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次
平成11年度
平成12年度
平成13年度
平成14年度
平成15年度
決算年月
平成12年3月
平成13年3月
平成14年3月
平成15年3月
平成16年3月
売上高
(百万円)
10,222,442
9,436,863
8,972,245
8,793,303
7,905,640
売上総利益
(百万円)
453,496
479,754
436,804
424,643
409,461
営業利益
(百万円)
16,330
41,482
776
73,371
78,624
当期純損益
(百万円)
2,060
15,036
△116,418
30,312
34,565
純資産額
(百万円)
324,301
342,297
263,895
260,051
392,982
総資産額
(百万円)
5,584,353
5,320,604
4,805,669
4,321,482
4,254,194
(円)
217.07
229.11
176.64
174.15
212.36
(円)
1.38
10.06
△77.92
20.30
22.85
(円)
1.38
9.40
△77.92
18.96
20.16
自己資本比率
(%)
5.81
6.43
5.49
6.02
9.24
自己資本利益率
(%)
0.61
4.51
―
11.57
10.59
株価収益率
(倍)
280.43
22.27
―
5.47
12.39
1株当たり純資産額
基本的1株当たり
当期純損益
希薄化後
1株当たり当期純損益
営業活動による
(百万円)
184,701
179,305
198,456
194,788
201,560
キャッシュ・フロー
投資活動による
(百万円)
257,006
187,993
74,504
113,241
57,983
キャッシュ・フロー
財務活動による
△594,878
△456,125
△150,104
△294,001
△233,938
(百万円)
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
(百万円)
405,308
329,811
466,642
466,511
478,731
の期末残高
従業員数
(人)
31,342
30,956
28,140
24,417
24,829
(外、平均臨時雇用者数) (人)
(6,151)
(6,149)
(4,479)
(4,391)
(4,597)
(注) 1 当社の連結財務諸表は米国会計基準に拠っております。
2 売上高及び営業利益については、日本の投資家の便宜を考慮して、日本の会計慣行に従い表示しており
ます。なお、売上高には、消費税等を含めておりません。
3 平成13年度の自己資本利益率及び株価収益率については、当期純損失を計上しているため、記載してお
りません。
4 平成15年度の1株当たり純資産額は、期末純資産額から優先株に係る資本金及び資本剰余金の合計額及
び利益処分による優先株式配当金を控除した金額を、期末発行済普通株式数(自己株式控除後)で除し
て算出しております。
- 3 -
(2) 提出会社の経営指標等
回次
第76期
(平成11年度)
第77期
(平成12年度)
第78期
(平成13年度)
第79期
(平成14年度)
第80期
(平成15年度)
決算年月
平成12年3月
平成13年3月
平成14年3月
平成15年3月
平成16年3月
売上高
(百万円)
8,858,836
8,154,208
7,289,444
6,885,255
5,877,283
経常利益
(百万円)
62,642
55,062
23,424
30,250
23,617
当期純損益
(百万円)
6,117
4,001
△169,522
10,437
12,307
資本金
(百万円)
194,039
194,039
194,039
194,039
231,789
1,494,021
―
1,494,021
―
1,494,021
―
1,494,021
―
1,494,021
75,500
発行済株式総数
普通株式
第一回第一種優先株式
(千株)
(千株)
純資産額
(百万円)
417,039
421,680
251,713
257,066
371,945
総資産額
(百万円)
3,275,176
3,141,270
2,790,066
2,733,458
2,649,465
279.14
282.25
168.49
172.11
198.20
1株当たり純資産額
(円)
1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
普通株式
(円)
(円)
第一回第一種優先株式
(円)
―
(―)
―
(―)
―
(―)
―
(―)
―
(―)
―
(―)
3.00
(―)
―
(―)
3.00
(―)
5.85
(―)
1株当たり当期純損益
(円)
4.09
2.68
△113.47
6.99
7.94
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
(円)
3.97
2.68
―
6.66
7.30
自己資本比率
(%)
12.73
13.42
9.02
9.40
14.04
自己資本利益率
(%)
1.47
0.95
―
4.10
3.91
株価収益率
(倍)
94.62
83.58
―
15.88
35.64
配当性向
(%)
―
―
―
42.9
37.8
従業員数
(人)
5,344
4,855
4,234
3,914
3,717
(注) 1 売上高には、消費税等を含めておりません。
2 第78期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失を計上しているため、
記載しておりません。
3 第78期の自己資本利益率及び株価収益率については、当期純損失を計上しているため、記載しておりま
せん。
4 第78期より自己株式を資本に対する控除項目としており、また、1株当たり純資産額、1株当たり当期
純損益の各数値は発行済株式総数から自己株式数を控除して計算しております。
5 第79期より、1株当たり純資産額、1株当たり当期純損益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利
益金額の算定にあたっては、「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業会計基準第2号)及び
「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第4号)を適用しており
ます。
6 第80期より、金額の表示は、百万円未満を四捨五入して記載しております。
- 4 -
2 【沿革】
昭和24年12月1日 設立(商号:丸紅株式会社、本店:大阪市、資本金:150百万円)
[創立の経緯]
当社の前身は安政5年(西暦1858年)の創業に始まるが、㈱丸紅商店、三興㈱を
経て設立された大建産業㈱が戦後、過度経済力集中排除法の適用を受け、同社
の企業再建整備計画に基づき、商事部門を継承する第二会社として設立され
た。
昭和25年7月
大阪、東京両証券取引所に株式を上場
昭和26年11月
丸紅ニューヨーク会社(現、丸紅米国会社)を設立
昭和30年9月
高島屋飯田㈱を合併して、商号を丸紅飯田㈱と変更(資本金 16億円)
昭和35年2月
名古屋証券取引所に株式を上場
昭和37年4月
名古屋支店を名古屋支社と改称
昭和41年4月
東京支社を東京本社と改称
昭和41年6月
東通㈱を合併(資本金 155億円)
昭和47年1月
商号を丸紅㈱と変更
昭和48年11月
㈱南洋物産を合併(資本金 304億6千万円)
昭和60年2月
丸紅英国会社(現、丸紅欧州会社)を設立
昭和61年4月
九州支店を九州支社と改称
平成3年4月
札幌支店を北海道支社と改称
東北支店を東北支社と改称
平成13年10月
伊藤忠商事㈱と共同して設立した伊藤忠丸紅鉄鋼㈱へ鉄鋼製品に関する営業を
承継させる新設分割を実施
平成13年12月
丸紅テレコム㈱、東京証券取引所市場第二部に上場
平成14年2月
㈱テン コーポレーション、ジャスダックに公開
平成14年7月
㈱コンピュータウェーブ、ジャスダックに公開
平成15年6月
本店を東京都千代田区に移転
- 5 -
3 【事業の内容】
当企業集団等の主たる事業は、総合商社としての各種物品の売買及び貿易業であり、全世界にまた
がる営業拠点及びその情報ネットワークを活用し、あらゆる分野にわたる商品取引を行っております。
加えて、取引先に対する各種のファイナンスの提供、各種プロジェクトのオーガナイザーとしての機
能の発揮、資源開発や先端技術分野への事業投資等多角的な取り組みを行っております。
当企業集団等においてかかる事業を推進する連結対象会社は、連結子会社348社、持分法適用関連会
社154社、合計502社から構成されております。
当社はこれらの事業を、オペレーティング・セグメントとして12の商品別セグメントと国内支社・
支店及び海外支店・現地法人に分類しております。尚、平成15年度より「IT事業」は一部商品を「輸
送機・産業システム」及び「ユーティリティ・インフラ」に移管し、「情報産業」に名称変更してお
ります。
当社のオペレーティング・セグメント毎の取扱商品・サービスの内容及び主要な関係会社名は下記
のとおりであります。
取扱商品・サービスの内容
食料
繊維
資材・紙パルプ
化学品
エネルギー
金属資源
輸送機・産業
システム
ユーティリティ
・インフラ
プラント・船舶
開発建設
主要な関係会社名
国内及び海外において、農水畜産物、加工食品・飲料及び
原料、飼料及び原料、肥料など食に係る商品の製造・販売
及びそれらに係る輸送サービスの提供などの事業を行って
おります。
素材から製品までの一貫体制を推進し、国内及び海外にお
いて、アパレル素材の調達から生産、アパレル製品及び生
活関連分野の企画・提案、商品売買、物流サービス提供等
の事業を行っております。
国内及び海外において、ゴム製品、フットウエア、住宅資
材の販売、レジャー施設の運営等生活関連事業及び製紙原
料、洋紙、板紙等の製造・販売、植林事業への参画を行っ
ております。
国内外の化学工業関連分野において、基礎原料から先端材
料・バイオ関連に至る幅広い領域をカバーしております。
特に電子材料、リテール、資源開発及び環境関連分野に重
点を置いた取組によりビジネスオペレーションの多機能
化・高付加価値化を目指しております。
国内及び海外において、石油・ガス・原子力等多岐にわた
るエネルギー関連の商材について、資源開発を中心とした
川上からガソリンスタンドに至る川下まであらゆる段階で
事業参画しております。
国内及び海外において、非鉄軽金属の製造・加工・販売及
び鉄鋼、非鉄軽金属の原料資源の海外における開発事業並
びにその売買を行っております。
国内及び海外において、航空機、防衛関連機器、宇宙関連
機器、自動車、建設機械、農業機械、設備機械、環境・産
業機械、パソコン、同関連商品の輸出入・国内販売等の事
業を行っております。
国内及び海外において、電力・上下水道・ゴミ等の案件を
民営化事業として開発・推進しております。これら電力等
の分野に加え、鉄道・空港・港湾・橋梁等のインフラ案件
において工事請負・機器据付・供給案件も推進しておりま
す。
国内及び海外において、各種プラントの建設・納入、事業
投資案件への参画をしております。また、各種貨物船・タ
ンカーの取引、リース取引、船舶保有、運航事業を行って
おります。
国内におけるマンション開発分譲を中心としたディベロッ
パー事業、商業ビル等の賃貸・サブリース事業、及び不動
産ファンド・投資信託に関わるアセット/プロパティ・マ
ネジメント事業を展開しております。
- 6 -
子会社
関連会社
子会社
日清丸紅飼料(注)1、ナックスナカムラ、
パシフィックグレーンセンター、
テン コーポレーション、
Iguaçu de Café Solúvel
山星屋、マルエツ、片倉チッカリン
日清オイリオグループ、東洋精糖
丸紅ファッションリンク、丸紅インテックス、
丸紅繊維亜洲有限公司
関連会社
ファブリカ、Erawan Textile
子会社
丸紅紙パルプ販売、興亜工業、丸紅建材
関連会社
丸住製紙、Daishowa-Marubeni International
子会社
丸紅プラックス、丸紅ケミックス
関連会社
上海旭電子玻璃有限公司、Dampier Salt
子会社
丸紅エネルギー、MIECO
関連会社
深圳華安液化石油気有限公司
子会社
関連会社
子会社
関連会社
子会社
丸紅メタル、丸紅テツゲン、
Marubeni Aluminium Australia
Toyo-Memory Technology
コンピュータウェーブ、
丸紅エアロスペース、
Marubeni Auto & Construction Machinery
America
ソフマップ、丸紅インフォテック、
Kubota Europe、Unipres U.S.A
丸紅パワーシステムズ、
Marubeni Power Ventures、
Sithe Asia Holdings、San Roque Power
関連会社
Uni-Mar Enerji Yatirimlari
子会社
丸紅テクマテックス、丸紅プロテックス、
紅洋海運
関連会社
Chandra Asri、Royal Maritime
子会社
関連会社
丸紅不動産、丸紅不動産販売、
ベニーエステートサービス、
上海好世置業有限公司
ティップネス、越谷コミュニティプラザ
取扱商品・サービスの内容
金融・物流
情報産業
国内支社・支店
主要な関係会社名
国内及び海外において、金融分野ではファンドの運営・投
資等を行う投資金融事業、金融商品のトレーディング等を
展開し、物流分野ではフォワーディング事業、物流に係わ
るコンサルティング事業、物流関連インフラへの投資事
業、保険分野では保険仲介業等に取り組んでおります。
国内及び海外において、各種IPネットワークインフラ事
業、海外通信プラント事業、携帯電話事業、ケーブルテレ
ビ及びBS/CS等の放送事業、ICタグ・RFID事業、ASP/ISP事
業等、IT関連事業に取り組んでおります。
各種商品の売買及びそれらに係る事業活動を行っておりま
す。
海外支店・
現地法人
各種商品の売買及びそれらに係る事業活動を行っておりま
す。
全 社
(本部・管理等)
財務・金融サービス、グループファイナンス等を行ってお
ります。
子会社
丸紅物流、丸紅セーフネット、
Marubeni International Finance
関連会社
エムジーリース(注)2、
Eastern Sea Leam Chabang Terminal
子会社
丸紅テレコム、丸紅ソリューション、
丸紅情報システムズ、グローバルアクセス
関連会社
ジャパンケーブルネットホールディングス
子会社
現地法人
子会社
子会社
関連会社
アイ・エム・ティ
丸紅米国会社、丸紅欧州会社、
丸紅香港華南会社
Helena Chemical、
Carlisle Leasing Internationl
丸紅ファイナンス、丸紅マネジメントリソース
伊藤忠丸紅鉄鋼、丸紅建材リース
(注) 1 平成15年6月16日、丸紅飼料と日清飼料が合併し、日清丸紅飼料に商号変更したものであります。
2 平成15年10月1日、丸紅総合リースから商号変更したものであります。
- 7 -
4 【関係会社の状況】
(1) 親会社
該当ありません。
(2) 連結子会社
名称
住所
資本金
又は
出資金
事業内容
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
当社 当社
転籍
役員 社員
関係内容
摘要
<食料>
百万円 天丼・天ぷら等の飲食店
テン コーポレーション
東京都台東区
ナックスナカムラ
兵庫県神戸市
日清丸紅飼料
(旧 丸紅飼料)
東京都千代田区
パシフィック
グレーンセンター
東京都中央区
ベニレイ
東京都港区
丸紅畜産
東京都千代田区
Columbia Grain
International
Portland
U.S.A.
US$
22,000千
Iguaçu de Café Solúvel
Paraná
Brasil
R$
61,011千
434
50.57
―
3
2
70.03
―
5
―
60
―
3
3
販売及び
仕入先
78.40
(3.49)
―
4
3
販売及び
仕入先
74.79
―
3
2
販売及び
仕入先
100
(0.1)
―
6
3
販売及び
仕入先
債務保証
米国及びカナダの小麦を
中心とする穀物の集荷、
保管及び輸出・国内販売
100
(10)
―
4
―
仕入先
インスタントコーヒーの
製造・販売
61.54
(7.86)
―
2
―
仕入先
繊維資材洋品等の販売
99.40
―
3
4
販売及び
仕入先
債務保証
100
―
4
3
販売及び
仕入先
債務保証
100
(20)
―
5
―
販売及び
仕入先
債務保証
―
3
2
販売及び
仕入先
債務保証
経営
百万円
量販店、CVS等への冷凍
1,546
食品卸売業
百万円
5,500
百万円
630
飼料の製造・販売
倉庫業及び港湾運送業
百万円 倉 庫 業 、 水 産 物 の 輸 出
351
百万円
2,610
入・販売及び不動産賃貸
畜産物の販売
*2
販売先
その他(34社)
<繊維>
丸紅インテックス
大阪市中央区
丸紅ファッションリンク
東京都中央区
丸紅繊維亜洲有限公司
Hong Kong
China
百万円
377
百万円 繊維製品・素材の企画・
350
US$
5,000千
生産・販売
繊維素材(原料・織物)の
販売
その他(15社)
<資材・紙パルプ>
興亜工業
静岡県富士市
百万円 段ボール用中芯原紙ライ
2,311 ナー・板紙等の製造販売
- 8 -
77.52
名称
住所
資本金
又は
出資金
事業内容
百万円
段ボール用中芯原紙及び
100
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
当社 当社
転籍
役員 社員
関係内容
55.00
―
3
2
販売及び
仕入先
88.18
―
3
3
販売先
債務保証
100
―
4
6
販売及び
仕入先
債務保証
90
―
4
2
販売先
債務保証
各種フットウェア・バッ
ク等のソーシング、管
理、靴資材販売
100
(20)
―
3
―
仕入先
債務保証
Singapore
Singapore
S$
ゴム原材料・製品の販
4,000千 売、輸送、貯蔵
100
(5)
―
4
1
販売及び
仕入先
債務保証
Perth
Australia
AU$
43,771千
60
―
3
―
100
―
7
1
販売及び
仕入先
債務保証
100
―
8
3
販売及び
仕入先
債務保証
福山製紙
大阪府大阪市
丸紅紙パルプ販売
東京都千代田区
丸紅建材
東京都中央区
丸紅セメント資材
東京都千代田区
Marubeni Footwear
Resources
Hong Kong
China
US$
Marubeni International
Commodities
WA Plantation Resources
紙管原紙の製造販売
百万円
1,000
百万円
350
紙類の販売
建設・建築資材の販売
百万円 セメント・セメント資材
495 の輸出入及び販売
321千
製紙用木材チップ製造・
販売並びに植林事業
仕入先
その他(21社)
<化学品>
百万円 有機化学品及び医薬品原
丸紅ケミックス
東京都千代田区
丸紅プラックス
東京都中央区
Marubeni Chemical Asia
Pacific
Singapore
Singapore
有機化学品・精密化学
S$
品・合成樹脂・電子材料
1,500千
の輸出入・外国間取引
100
(20)
―
6
―
販売及び
仕入先
債務保証
丸紅信息技術(上海)
Shanghai
China
RMB
8,277千
電子材料製品・部品の輸
出入・外国間取引・保税
区間貿易
100
(20)
―
3
―
販売先
債務保証
66.6
―
6
1
販売及び
仕入先
100
―
4
―
販売及び
仕入先
100
―
5
―
販売及び
仕入先
650 料等の販売
百万円 合成樹脂、プラスチック
1,000 製品等の販売
その他(15社)
<エネルギー>
百万円 石油類及び石油製品の販
丸紅エネルギー
東京都千代田区
Marubeni International
Petroleum (Singapore)
Singapore
Singapore
US$
原油・石油製品の販売
9,675千
Marubeni Petroleum
Hamilton
Bermuda
US$
2,350 売
石油類の販売・輸送・貯
100千 蔵
- 9 -
摘要
名称
住所
California
U.S.A.
MIECO
資本金
又は
出資金
事業内容
US$
石油類の販売
12,500千
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
当社 当社
転籍
役員 社員
関係内容
100
(10)
―
4
―
販売及び
仕入先
鉄鋼原料の販売
100
―
2
5
販売及び
仕入先
非鉄・軽金属の販売
100
―
3
5
販売及び
仕入先
―
7
―
仕入先
融資先
債務保証
100
―
3
―
仕入先
債務保証
パソコン用ソフトウェア
等のデジタルコンテンツ
の販売および関連するサ
ービスの提供等
60.67
(1.02)
―
2
2
販売先
航空機及びその部品販
売、輸出入及びリース
100
―
5
4
販売先
債務保証
自動車、建設機械、農業
機械、及び関連部品、関
連機器の輸出入及び国内
販売
100
―
5
2
債務保証
4
―
債務保証
―
債務保証
摘要
その他(17社)
<金属資源>
百万円
丸紅テツゲン
東京都千代田区
丸紅メタル
東京都千代田区
Marubeni Aluminium
Australia
Melbourne
Australia
US$
アルミ地金の製錬・販売
94,755千
Marubeni Coal
Brisbane
Australia
AU$
29,110千
490
百万円
1,300
石炭の生産、販売
100
(10.95)
その他(5社)
<輸送機・産業システム>
百万円
コンピュータウェーブ
東京都文京区
丸紅エアロスペース
東京都千代田区
丸紅輸送機
東京都千代田区
Marubeni Auto &
Construction
Machinery America
New York
U.S.A.
US$
51,672千
自動車・農業機械販売事
業への投資
100
(20.01)
―
Marubeni Auto &
Construction
Machinery
(Europe)
Aartselaar
Belgium
EUR
17,992千
自動車、建設機械、農業
機械、及び関連部品、関
連機器の輸出入
100
(4.69)
―
Marubeni Auto
Investment(U.K.)
Manchester
U.K.
stg£
7,692千
自動車小売への投資
100
(100)
―
5
―
債務保証
Marubeni Aviation
Services
Grand Cayman
Cayman Islands
US$
民間航空機用エンジンへ
の投資
100
―
3
―
債務保証
Nissan Belgium
Aartselaar
Belgium
EUR
25,000千
ベルギー・ルクセンブル
グにおける日産車の卸売
配給店
100
(5)
―
2
―
販売先
608
百万円
650
百万円
488
289千
その他(32社)
- 10 -
3
*2
名称
住所
資本金
又は
出資金
事業内容
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
当社 当社
転籍
役員 社員
関係内容
摘要
<ユーティリティ・インフラ>
百万円 海外電力事業の開発・
丸紅パワーシステムズ
東京都千代田区
Marubeni Power
Ventures
New York
U.S.A.
San Roque Power
Makati City
Philippines
Sithe Asia Holdings
Central
Hong Kong
US$
Smartest Energy
London
U.K.
Stg£
電力コンソリデーション
6,000千 事業
400 建設・運営
US$
発電事業への投資
181,234千
百万円
17,200
56千
100
―
8
―
100
―
5
―
*1
サンロケ水力発電所の事
業主体
92.5
(51.15)
―
2
―
アジア各国における発電
所の開発・建設・運営
100
(44.17)
―
2
―
100
―
5
―
100
―
6
2
販売先
84.61
1
6
1
融資先
債務保証
100
―
10
2
販売先
100
―
7
3
販売先
不動産業
100
(20)
―
9
2
債務保証
不動産業
100
―
6
2
債務保証
不動産販売業
100
―
5
3
当社不動
産の代理
販売
60
―
2
―
その他(48社)
<プラント・船舶>
紅洋海運
東京都千代田区
日本インドネシア
石油化学投資
東京都千代田区
丸紅テクマテックス
東京都千代田区
丸紅プロテックス
東京都新宿区
百万円 船舶運行管理及び
294 中古船売買斡旋
百万円 オレフィン事業への投融
20,846 資
百万円 繊維機械及び諸設備の販
480 売
製鉄・産業機器の販売、
百万円 環境関連事業・販売、海
495 外での工事建設及び機械
設備の物流
その他(9社)
<開発建設>
ベニーエステートサービス
東京都渋谷区
丸紅不動産
大阪市北区
丸紅不動産販売
東京都千代田区
上海好世置業有限公司
Shanghai
China
百万円
200
百万円
4,000
百万円
400
RMB
151,899千
中国上海市における
住宅分譲事業
その他(12社)
- 11 -
*3
名称
住所
資本金
又は
出資金
事業内容
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
当社 当社
転籍
役員 社員
関係内容
摘要
<金融・物流>
丸紅セーフネット
東京都千代田区
丸紅物流
東京都千代田区
Marubeni International
Finance
London
U.K.
百万円
損害保険・生命保険代理
300
100
―
3
2
運送業
100
―
4
4
金融業
100
(5)
―
5
―
―
8
―
66.00
―
4
3
91.04
(0.46)
―
3
3
70.86
(0.66)
―
8
4
*2
100.00
―
4
―
*3
100
―
4
1
100
―
4
―
当社の
海外現地 *1
法人
100
(84.55)
―
4
―
丸紅米国
会社の
子会社
100
(100)
―
4
―
丸紅米国
会社の子
会社
店業・賃金業
百万円
1,650
US$
88,246千
販売先
その他(11社)
<情報産業>
グローバルアクセス
東京都千代田区
丸紅情報システムズ
東京都千代田区
丸紅ソリューション
東京都渋谷区
丸紅テレコム
東京都千代田区
Marubeni Network Systems
(Europe)
London
U.K.
百万円
5,000
百万円
750
百万円
1,098
百万円
1,934
EUR
5,000千
通信事業者・法人向け専
用線、ダークファイバー
及びハウジング・コロケ
ーションサービスの提供
情報・通信システムの企
画・設計・開発・販売・
保守等、情報処理・通信
サービス・データセンタ
ー業務全般
コンピュータ、ネットワ
ーク、ソフトウェア等の
最先端技術を使用したIT
ソリューションの提供
通信サービス及びモバイ
ル端末の販売、音声、イ
ンターネット、ネットワ
ーク関連サービスの提供
欧阿向け情報通信プロジ
ェクトの取引及び欧州メ
ーカー品の全世界向け取
引
99.91
その他(10社)
<国内支社・支店>
アイ・エム・ティ
北海道札幌市
百万円 不動産賃貸業及びCATV事
200
業
<海外支店・現地法人>
丸紅米国会社
New York
U.S.A.
US$
344,000千
内外物資の輸出入・国内
販売
Helena Chemical
Tennessee
U.S.A.
US$
103,765千
農薬・肥料・種子・農業
関連資材等の販売
Carlisle Leasing
International
New Jersey
U.S.A.
US$
47,500
海上用冷凍・冷蔵
コンテナのリース
丸紅メキシコ会社
Mexico City
Mexico
NP
1,129千
内外物資の輸出入・国内
販売
100
―
3
―
当社の
海外現地
法人
丸紅ブラジル会社
Saõ Paulo
Brasil
R$
36,965千
内外物資の輸出入・国内
販売
100
―
11
―
当社の
海外現地
法人
- 12 -
名称
住所
資本金
又は
出資金
事業内容
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
当社 当社
転籍
役員 社員
関係内容
―
6
―
当社の
海外現地
法人
100
―
2
―
当社の
海外現地
法人
内外物資の輸出入・国内
販売
100
―
2
―
当社の
海外現地
法人
THB
300,000千
内外物資の輸出入・国内
販売
100
―
9
―
当社の
海外現地
法人
Jakarta
Indonesia
US$
5,050千
内外物資の輸出入・国内
販売
100
(0.02)
―
6
―
当社の
海外現地
法人
丸紅上海会社
Shanghai
China
RMB
22,289千
内外物資の輸出入・国内
販売
100
(66.67)
―
3
―
当社の
海外現地
法人
丸紅香港華南会社
Hong Kong
China
US$
28,671千
内外物資の輸出入・国内
販売
100
―
5
―
当社の
海外現地
法人
丸紅貿易(深圳)有限公司
Shenzhen
China
RMB
4,138千
内外物資の輸出入
100
(100)
―
4
―
丸紅香港
華南会社
の子会社
丸紅台湾会社
Taipei
Taiwan
NT$
344,000千
内外物資の輸出入・国内
販売
100
―
4
―
当社の
海外現地
法人
丸紅韓国会社
Seoul
Korea
KRW
15,100
百万
内外物資の輸出入・国内
販売
100
―
6
―
当社の
海外現地
法人
丸紅オーストラリア会社
Sydney
Australia
AU$
16,000千
内外物資の輸出入・国内
販売
100
―
3
―
当社の
海外現地
法人
グループ貸付
100
―
6
―
融資先
債務保証
人事・経理・財務・リス
クマネジメント等管理業
務サービスの提供及びコ
ンサルティング、経済・
産業・市場調査の受託
100
1
4
―
当社管理
業務委託
丸紅欧州会社
London
U.K.
EUR
91,834千
内外物資の輸出入・国内
販売
丸紅インド会社
New Delhi
India
I.R.
401,320千
内外物資の輸出入
丸紅シンガポール会社
Singapore
Singapore
S$
67,000千
丸紅泰国会社
Bangkok
Thailand
丸紅インドネシア会社
100
(42.80)
摘要
その他(35社)
<全社(本部・管理等)>
丸紅ファイナンス
丸紅マネジメントリソース
東京都千代田区
東京都千代田区
百万円
1,250
百万円
70
その他(5社)
(注) 1 資本金又は出資金は、米国会計基準による連結財務諸表作成上使用した通貨に基づいております。
2 *1は特定子会社に該当します。
3 *2は有価証券報告書を提出しております。
4 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数表示しております。
5 *3は債務超過子会社に該当し、平成16年3月末時点の債務超過額は日本インドネシア石油化学投資で
21,235百万円、Marubeni Network Systems (Europe)で12,115百万円となっております。
- 13 -
(3) 関連会社(持分法を適用していない関連会社を除く)
名称
住所
資本金
又は
出資金
事業内容
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
当社 当社 転籍
役員 社員
関係内容
摘要
<食料>
赤城水産
群馬県渋川市
エスフーズ
兵庫県西宮市
オーエムツーネットワーク
東京都港区
片倉チッカリン
東京都千代田区
東洋精糖
東京都中央区
日産アグリ
東京都千代田区
日清オイリオグループ
東京都千代田区
マルエツ
東京都豊島区
山星屋
大阪市中央区
百万円
890
百万円
4,227
27.22
(0.19)
―
3
3
販売及び
仕入先
*1
15.3
―
1
1
販売先
*1
*2
18.85
(2.52)
―
2
―
販売先
*1
*2
25.35
(0.3)
―
3
4
販売先
*1
砂糖食品の製造・販売、
不動産の販売・仲介・賃
貸
39.24
―
3
2
販売先
*1
肥料製造・販売、農薬・
ゴルフ場緑化関連農産物
集貨販売事業
34.99
―
3
1
販売先
15.03
―
―
2
30.09
(30.09)
―
―
2
販売先
44.74
1
3
2
販売先
水産物の製造販売
食肉加工・ソース等製造
販売、生肉の販売小売、
レストラン事業
百万円 食肉及び食肉加工品の製
467
造・販売
百万円 肥料・飼料・LPG及び機
3,550
百万円
2,904
百万円
980
器の販売
百万円 製油事業を統括する持株
16,332
会社
百万円 食料品主体のスーパーマ
37,549
ーケットチェーン経営
百万円 菓子・食品を主体とする
2,200
卸流通業
*1
*2
その他(12社)
<繊維>
Erawan Textile
Samutprakarn
Thailand
THB
72,732千
ポリエステル、綿混の紡
績・織布
36.12
―
4
―
販売及び
仕入先
ファブリカ
東京都渋谷区
百万円
480
ラコステ衣料製品の製造
および各種ラコステ製品
の販売
33.36
―
3
―
販売先
洋紙の製造及び販売
32.16
1
―
1
販売及び
仕入先
債務保証
その他(6社)
<資材・紙パルプ>
百万円
丸住製紙
愛媛県川之江市
Daishowa-Marubeni
International
Vancouver
Canada
Can$
262,000千
パルプの製造
50
―
3
1
融資先
仕入先
債務保証
Thaimac STR
Bangkok
Thailand
THB
72,732千
天然ゴムブロック(STR)
の生産、販売
49
―
3
―
仕入先
債務保証
1,200
その他(6社)
- 14 -
*1
名称
住所
資本金
又は
出資金
事業内容
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
当社 当社 転籍
役員 社員
関係内容
摘要
<化学品>
百万円 保険薬局事業及びドラッ
アインファーマシーズ
北海道札幌市
アインメディカルシステム
ズ
東京都狛江市
Dampier Salt
Perth
Australia
AU$
33,449千
上海旭電子玻璃有限公司
Shanghai
China
RMB
1,079,018
千
3,190
百万円
465
15.04
―
―
2
*1
*2
保険薬局事業
44.26
―
4
1
*1
天日製塩・石膏の販売
20.44
―
2
―
仕入先
融資先
25
―
3
―
販売先
債務保証
グストア事業
ブラウン管用グラス・バ
ルブの製造販売
その他(15社)
<エネルギー>
カタール・エルエヌジー・
インベストメント
東京都千代田区
深圳華安液化石油気
有限公司
百万円 カタールLNGプロジェク
300
ト下流部門のファイナン
ス業務
50
―
2
―
債務保証
Shenzhen
China
RMB
246,890千
LPG の 輸 入 ・ 貯 蔵 ・ 製
造・販売
49
(5)
―
4
―
販売及び
仕入先
Kulim
Malaysia
MR
75,000千
HDD用アルミ基板の製造
40
―
2
―
販売及び
仕入先
債務保証
その他(5社)
<金属資源>
Toyo-Memory Technology
その他(5社)
<輸送機・産業システム>
百万円
デジタル関連商品及びパ
ソコン関連商品の販売
28.61
(1.98)
―
2
―
販売先
*1
916
パソコン及び周辺機器・
電子部品等の販売
49.96
―
3
4
販売先
*1
Argenteuil
Cedex
France
EUR
11,167千
クボタ製農業機械・小型
建設機械・エンジン・汎
用機械の輸入販売
26.22
(0.58)
―
2
―
Tennessee
U.S.A.
US$
22,000千
自動車車体用プレス部品
及びトランスミッション
用プレス製造
25
(3)
―
2
―
Bangkok
Thailand
THB
2,672,053
千
発電設備の建設・運転・
売電
28
―
3
―
ソフマップ
東京都千代田区
丸紅インフォテック
東京都台東区
Kubota Eupore
Unipres U.S.A.
2,887
百万円
その他(14社)
<ユーティリティ・インフラ>
Eastern Power and
Electric
- 15 -
仕入先
債務保証
名称
住所
資本金
又は
出資金
事業内容
議決権の
所有割合
(%)
PPN Power Generating
Tamil Nadu
India
I.R.
4,902,000
千
発電設備の建設・運転・
売電
26
Tapal Energy
Karachi
Pakistan
US$
33,774千
発電設備の建設・運転・
売電
49
(24)
Uni-Mar Enerji
Yatirimlari
Ankara
Turkey
US$
124,704
千
ガス焚複合火力発電事業
への投資
33.33
(2.08)
役員の兼任等
当社 当社 転籍
役員 社員
―
2
関係内容
摘要
仕入先
*1
―
1
―
2
―
―
4
2
その他(13社)
<プラント・船舶>
百万円 コンプレッサーの製造・
36.88
加地テック
大阪府南河内郡
Evm Leasing
Grand Cayman
Cayman Islands
US$
123,000
千
ブラジル海上油田開発機
器リース
32.50
―
4
―
Chandra Asri
Jakarta
Indonesia
US$
1,614,400
千
エチレン、プロピレン及
びポリエチレンの製造・
販売
24.59
(24.59)
―
3
―
販売及び
仕入先
Compania de Nitrogeno
de Cantarell
Mexico City
Mexico
US$
3,006千
原油二次回収用窒素生産
供給事業
35
(10)
―
3
―
融資先
Royal Maritime
Monrovia
Liberia
US$
63,157千
船舶の保有・リース運航
業
49
―
3
―
融資先
債務保証
42.86
―
3
―
28.57
―
4
―
総合リース業
25
―
1
4
コンテナターミナルの運
営
29
―
3
―
1,440
販売
その他(9社)
<開発建設>
越谷コミュニティプラザ
埼玉県越谷市
ティップネス
東京都新宿区
百万円
97
商業施設賃貸業
百万円 会員制スポーツクラブの
140
経営及びトレーニングマ
シーンの輸入販売
その他(13社)
<金融・物流>
エムジーリース
(旧 丸紅総合リース)
東京都千代田区
Eastern Sea
Laem Chabang Terminal
Chonburi
Thailand
百万円
1,575
THB
200,000千
その他(4社)
- 16 -
債務保証
名称
住所
資本金
又は
出資金
事業内容
議決権の
所有割合
(%)
役員の兼任等
当社 当社 転籍
役員 社員
関係内容
摘要
<情報産業>
ジャパンケーブルネット
ホールディングス
東京都中央区
ナスカ
東京都台東区
百万円 ケーブルテレビ事業を統
32,500
括する持株会社
23
1
1
―
31.43
―
6
1
販売先
50
2
1
4
債務保証
業務委託
35.19
―
2
2
販売及び
仕入先
37.57
―
2
−
パチンコプリペイドカー
百万円 ド シ ス テ ム の 開 発 ・ 販
4,000
売、同システムによる情
報処理・精算業務等
その他(3社)
<海外支店・現地法人>
3社
<全社(本部・管理等)>
伊藤忠丸紅鉄鋼
東京都千代田区
丸紅建材リース
東京都港区
Thai Cold Rolled
Steel Sheet
Bangkok
Thailand
百万円 鉄鋼関連商品の販売及び
30,000
百万円
2,651
事業経営
鋼材の賃貸、販売ならび
に修理、加工、土木建築
工事の設計施工及び請負
THB
10,703,000 冷延鋼板製造・販売
千
*1
その他(3社)
(注) 1 資本金又は出資金は、米国会計基準による連結財務諸表作成上使用した通貨に基づいております。
2 *1は有価証券報告書を提出しております。
3 *2は議決権の所有割合は100分の20未満であるが、実質的な影響力を持っているため関連会社とした
ものであります。
4 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数表示しております。
(4) その他の関係会社
該当ありません。
- 17 -
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
平成16年3月31日現在
オペレーティング・セグメントの名称
従業員数(人)
4,436
[1,393]
1,693
[250]
1,672
[651]
1,227
[36]
861
[460]
238
[ 3]
2,909
[138]
537
[27]
614
[16]
2,564
[158]
335
[48]
1,608
[1,017]
156
[0]
4,937
[345]
630
[55]
24,417
[4,597]
食料
繊維
資材・紙パルプ
化学品
エネルギー
金属資源
輸送機・産業システム
ユーティリティ・インフラ
プラント・船舶
開発建設
金融・物流
情報産業
国内支社・支店
海外支店・現地法人
全社(本部・管理等)
合計
(注) 1 出向者については、出向先の属するセグメントの従業員数に含めております。
2 臨時従業員数は、[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。
(2) 提出会社の状況
平成16年3月31日現在
従業員数(人)
3,717(2,568)
平均年齢(歳)
平均勤続年数(年)
41.0
(注) 1
18.2
平均年間給与(円)
10,397,271
従業員数の( )内は、他社への出向者 1,623人を除き、海外事業所の現地社員 474人を含めた人員数で
あります。
2 平均年間給与は賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3 従業員組合との間に特記すべき事項はありません。
- 18 -
第2 【事業の状況】
1 【業績等の概要】
(1) 業績
平成15年度の海外経済を概観いたしますと、イラク戦争やSARSの悪影響は限定的にとどまり、米
国経済と中国経済を中心に平成15年後半にかけて力強い回復を見せました。
米国では、イラク戦争の一応の終結を受けて企業・消費者の心理が好転すると、積極的な金融緩
和と大型減税の効果も相まって、株価が上昇基調に転じ、個人消費と設備投資を中心に景気回復の
ペースは速まりました。ただ、企業の省力化も進展したことから雇用の回復は緩慢にとどまったう
えに、財政赤字と経常赤字の拡大という懸念材料もあり、景気の先行き不透明感は残りました。
欧州は、平成15年前半にユーロ高を受けて輸出が停滞しましたが、欧州中央銀行が積極的な金融
緩和に踏み切ると、年後半には効果が現れて、景気は回復の兆しを見せました。
アジアでは、平成15年春に中国を中心にSARSの感染が拡大しましたが6月には収束し、景気への
大きな影響は避けられました。中国は、固定資産投資の大幅な増加と堅調な輸出によって、9.1%の
高成長を達成しました。タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシアは、好調な内需に支えられ
て景気が安定的に拡大しました。韓国、台湾、香港、シンガポールは平成15年前半に内需が停滞し
ましたが、世界経済の回復を受けて年後半には輸出を中心に景気は持ち直しました。
ロシア経済は原油価格の高止まりにより堅調に推移しました。中南米では、ブラジル、アルゼン
チンの金融・為替市場の混乱が収まり、景気も底打ちしました。
平成15年度のわが国経済は、輸出主導の景気回復が続きました。輸出は、中国を中心とするアジ
アの景気拡大と政府・日本銀行の大規模な介入を通じた為替レートの安定を背景に、堅調に推移し
ました。金融市場では、日本銀行の量的緩和政策の拡大に加えて、外国人投資家の積極的な日本株
買いもあり、平成16年3月末の株価が日経平均株価でみて平成15年3月末比46.9%上昇し、金融シス
テム不安も後退しました。これを受けて企業の景況感も改善し、設備更新に踏み切る企業が増える
ことで、設備投資の回復が続きました。しかし、雇用・所得環境は厳しい状態が続き、個人消費は
緩やかな回復にとどまったことから、デフレの克服には至りませんでした。
このような経済環境のもと、当連結会計年度の売上高は、7兆9,056億円と前連結会計年度比
8,877億円(10.1%)の減収となり、売上総利益は、前連結会計年度比152億円(3.6%)減益の4,095
億円となりました。
その他収益・費用合計は前連結会計年度比377億円改善し、法人税等・少数株主損益及び持分法に
よる投資損益前利益は、前連結会計年度比226億円(62.1%)増益の589億円となりました。
税効果会計を適用した少数株主損益及び持分法による投資損益前利益は、前連結会計年度比32億
円(16.0%)増益の233億円となりました。
当期純利益は、持分法による投資損益が前連結会計年度比9億円(6.3%)改善し、前連結会計年
度比43億円(14.0%)増益の346億円となりました。
- 19 -
①
当社におけるオペレーティング・セグメント別の業績を示すと次の通りです。
食料:
売上高は、食品流通代行取引を中心に、前連結会計年度比1,667億
円(16.3%)減収の8,568億円となりました。売上総利益は、食品
流通関連事業会社が新たに連結対象となったことや飼料関連子会
社の経営統合の影響等により、前連結会計年度比29億円(4.9%)
増益の614億円となりました。
繊維:
売上高は、国内市況の低迷や輸出の減少等により、前連結会計年
度比174億円(4.7%)減収の3,529億円となりました。売上総利益
は、これらの減収に伴い、前連結会計年度比6億円(2.4%)減益
の239億円となりました。
資材・紙パルプ:
売上高は、合板・木質建材の取扱増及び紙関連事業会社が新たに
連結対象になったことにより、前連結会計年度比257億円(3.5%)
増収の7,715億円となりました。売上総利益は、これらの増収に加
え、チップ関連取引の利益率改善等により、前連結会計年度比8
億円(1.9%)増益の420億円となりました。
化学品:
売上高は、合成樹脂関連子会社の除外及び売却により、前連結会
計年度比54億円(1.0%)減収の5,645億円となりました。売上総利
益は、これらの減収に伴い、前連結会計年度比43億円(14.8%)減
益の249億円となりました。
エネルギー:
売上高は、輸入代行取引の減少により、前連結会計年度比3,147億
円(13.6%)減収の1兆9,950億円となりました。売上総利益は、石
油関連取引の増益等により、前連結会計年度比12億円(4.1%)増
益の308億円となりました。
金属資源:
売上高は、非鉄軽金属地金価格の上昇等により、前連結会計年度
比509億円(11.5%)増収の4,932億円となりました。売上総利益は、
主に為替の影響により、前連結会計年度比18億円(13.0%)減益の
122億円となりました。
輸送機・産業システム:
売上高は、航空機関連取引の増加及びデジタルプロダクト関連取
引の商権移管により、前連結会計年度比60億円(0.8%)増収の
7,826億円となりました。売上総利益は、これらの増収に伴い、前
連結会計年度比14億円(2.6%)増益の558億円となりました。
ユーティリティ・インフラ:売上高は、中近東向け送水管案件取引等で増加したものの、東南
アジア向け発電案件の完了による減少等により、前連結会計年度
比608億円(14.4%)減収の3,610億円となりました。売上総利益は、
中近東向け送水管案件、台湾高速鉄道案件の増益及び発電関連事
業会社が新たに連結対象になったこと等により、前連結会計年度
比87億円(73.8%)増益の206億円となりました。
プラント・船舶:
売上高は、主に中近東・アフリカ向けエネルギー・化学プラント
取引の減少により、前連結会計年度比1,234億円(16.8%)減収の
6,131億円となりました。売上総利益は、これらの減収に伴い、前
連結会計年度比50億円(36.3%)減益の88億円となりました。
- 20 -
開発建設:
売上高は、国内住宅関連の減収により、前連結会計年度比71億円
(3.8%)減収の1,787億円となりました。売上総利益は、これらの
減収に加え、海外不動産関連子会社の売却等により、前連結会計
金融・物流:
情報産業:
国内支社・支店:
海外支店・現地法人:
②
年度比61億円(18.0%)減益の279億円となりました。
売上高は、リース関連子会社が除外されたことにより、前連結会
計年度比199億円(52.7%)減収の179億円となりました。売上総利
益は、これらの減収に伴い、前連結会計年度比16億円(24.9%)減
益の49億円となりました。
売上高は、海外通信案件の減収及び他セグメントへの商権移管等
により、前連結会計年度比2,184億円(56.6%)減収の1,678億円と
なりました。売上総利益は、これらの減収に伴い、前連結会計年
度比126億円(38.7%)減益の200億円となりました。
売上高は、食料・機械関連取引の減収により、前連結会計年度比
137億円(7.9%)減収の1,592億円となりました。売上総利益は、
国内開発建設関連の減益により、前連結会計年度比7億円
(10.8%)減益の54億円となりました。
売上高は、主に欧州会社の非鉄及び食料取引の減少により、前連
結会計年度比298億円(2.8%)減収の1兆356億円となりました。売
上総利益は、主に米国会社傘下のリース関連子会社の増益により、
前連結会計年度比6億円(0.9%)増益の735億円となりました。
所在地別セグメントの業績を示すと、次のとおりです。
日本:
売上高は、食料及び輸送機・産業システム関連の減収により、前
連結会計年度比9,699億円(12.3%)減収の6兆9,254億円となりま
した。営業利益は、主にユーティリティ・インフラ関連の増益に
より、前連結会計年度比67億円(15.5%)増益の496億円となりま
した。
北米:
売上高は、主にエネルギー関連の減収により、前連結会計年度比
1,760億円(11.0%)減収の1兆4,308億円となりました。営業利益
は、主にエネルギー関連の減益により、前連結会計年度比17億円
(23.6%)減益の56億円となりました。
欧州:
売上高は、主にユーティリティ・インフラ関連の減収により、前
連結会計年度比834億円(18.5%)減収の3,683億円となりました。
営業利益は、前連結会計年度比1億円(2.2%)増益の69億円とな
りました。
アジア・オセアニア:
売上高は、主にユーティリティ・インフラ関連の増収により、前
連結会計年度比43億円(0.8%)増収の5,648億円となりました。営
業利益は、主にユーティリティ・インフラ及びエネルギー関連の
増益により、前連結会計年度比20億円(18.6%)増益の124億円と
なりました。
その他の地域:
売上高は、主に輸送機・産業システム関連の増収により、前連結
会計年度比96億円(1.2%)増収の8,254億円となりました。営業利
益は、主に食料関連の減益により、前連結会計年度比8億円
(13.7%)減益の49億円となりました。
なお、売上高及び営業利益については、日本の投資家の便宜を考慮して、日本の会計慣行に従い
表示しております。
- 21 -
(2) キャッシュ・フローの状況
営業活動による純キャッシュ・フローは、営業債権の圧縮等による効率化を図ったことから、前
連結会計年度比68億円増加の2,016億円の収入となりました。投資活動による純キャッシュ・フロー
は、有価証券・投資有価証券等の売却・償還、及び貸付金の回収等により、580億円の収入となりま
した。
以上により、当連結会計年度のフリーキャッシュ・フローは、2,595億円の収入となりました。
これらフリーキャッシュ・フローによる収入と優先株発行による収入を有利子負債の削減に充当
した結果、財務活動による純キャッシュ・フローは、2,339億円の支出となり、現金及び現金同等物
の期末残高は、前連結会計年度末比122億円増加の4,787億円となりました。
2 【仕入、成約及び売上の状況】
(1) 仕入の状況
仕入高と売上高との差異は僅少であるため、仕入高の記載は省略しております。売上高について
は「1
業績等の概要」及び「第5
経理の状況」における「15
セグメント情報」を参照願いま
す。
(2) 成約の状況
成約高と売上高との差異は僅少であるため、成約高の記載は省略しております。売上高について
は「1
業績等の概要」及び「第5
経理の状況」における「15
セグメント情報」を参照願いま
経理の状況」における「15
セグメント情報」を参照願いま
す。
(3) 売上の状況
「1
業績等の概要」及び「第5
す。
なお、売上高については、日本の投資家の便宜を考慮して、日本の会計慣行に従い表示しておりま
す。
- 22 -
3 【対処すべき課題】
当社は、収益力と社内の活力をもう一段高いレベルに飛躍させるべく、平成15年度からの3ヵ年を
対象とする中期経営計画「 V PLAN」を推進しております。
「
V
PLAN」においては、「業界No.1のポートフォリオ・ユニットで構成される強靭な企業グルー
プを目指す」ことを経営方針として掲げ、ビジネスモデル別の経営戦略を遂行し、リスク・リターン
及びキャッシュ・フロー重視の徹底を図り、堅実な経営を実践することで、「収益基盤の強化」と
「財務体質の改善」に取り組んでおります。
当社は、上記経営の基本方針に基づき、当期において以下の施策を実施しております。
「
V PLAN」での資本増強策の一環として、平成15年12月に第三者割当方式にて755億円の優先株
式を発行し、財務体質の改善を図るとともに、重点分野への積極的な資金配分を行いました。
また、「
V PLAN」における平成17年度の計数目標である「連結純利益500億円、連結ネット有利
子負債2兆円以下、ネットDEレシオ4∼5倍以下」の進捗については、以下のとおりとなっておりま
す。
当期連結純利益は、通期業績見通しを超える過去最高益の346億円(平成15年3月期連結純利益303億
円)を達成しました。
当期末連結ネット有利子負債は、重点分野における資産の入れ替え、長期債権回収促進及び有価証
券の売却を行ったことなどで、1兆9,693億円(平成15年3月期末連結ネット有利子負債2兆2,641億
円)となり、平成17年度計数目標である2兆円以下を2年前倒しで達成しました。
連結純利益の積増し、連結ネット有利子負債の削減、優先株式発行による資本増強の結果、当期末
でのネットDEレシオは5.01倍(平成15年3月期末ネットDEレシオ8.71倍)と大きく改善しております。
平成15年4月から、これまでの部門を単位とした経営管理に加え、取扱商品・事業分野・顧客などに
応じて細分化した単位に基づく経営管理を行うポートフォリオ・ユニット制を導入しました。ポート
フォリオ・ユニットごとに連結ベースでの採算性・収益性をリスク・リターンの指標で計ることを通
じて、PATRAC(パトラック:Profit After Tax less Risk Asset Cost)が増加する優良資産への入れ
替えを推進し、よりメリハリの効いた経営資源の配分につなげております。
- 23 -
4 【事業等のリスク】
1.営業活動全般に係るリスクについて
(1)日本及び世界経済が当社グループに与える影響について
当社及び連結子会社は、日本を含む70ヶ国以上の国々において営業活動を展開している総
合商社です。当社及び連結子会社は、日本及び海外の幅広い産業分野において、様々な商業
活動及び投資活動を展開している為、日本及び関係諸国の経済状況や世界経済全体の影響を
受けており、これらの悪化又は低迷は、当社及び連結子会社の営業活動、業績、財政状態に
悪影響を及ぼす可能性があります。
(2)取引先の信用リスクについて
当社及び連結子会社は取引先に対し、営業債権、前渡金、貸付金、保証その他の形で信用供
与を行っており、取引先の債務不履行等による信用危険の負担(信用リスク)が生じた場合、
業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
上記の信用リスクが顕在化した場合の損失に備える為、当社及び連結子会社では取引先の信
用力、担保価値その他一定の前提と見積りに基づいて貸倒引当金を設定していますが、実際に
発生する損失がこれを超過しない保証はありません。
(3)取引先の契約不履行リスクについて
当社及び連結子会社は、営業活動の一貫として取引先との間で商品供給契約、請負契約、業
務委託契約等の契約を締結しておりますが、取引先に契約不履行等が生じた場合、業績及び財
政状態に悪影響が及ぶ可能性があります。
(4)投資等にかかるリスクについて
当社及び連結子会社は、単独又は他社と共同で、新会社の設立や既存会社の買収等の事業活
動を行っています。これら事業投資の多くは流動性が低く、多額の資本を必要とし、当社及び
連結子会社が希望する時期や方法で撤退できない可能性や、追加資金拠出を余儀なくされる可
能性があります。
これらの投資等の価値が低下したり、追加資金拠出が必要になる場合には、業績及び財政状
態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(5)リスク・エクスポージャーの集中について
当社及び連結子会社の商業活動や投資活動の一部において、プラント関連事業、国内不動産
事業、インドネシア、フィリピンでの営業活動など、特定の投資先、市場又は地域に対する集
中度が高くなっているものがあります。そのため、これらの投資先の業績が芳しくない場合、
又はこれらの市場や地域における事業環境が悪化した場合には、当社及び連結子会社の業績及
び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 24 -
(6)資金調達力及び調達コストについて
当社及び連結子会社は、資産構成に合わせた最適資金調達と安定的な流動性の確保を重視し
た資金調達を行っております。しかしながら、国内及び海外の主要金融市場において大きな混
乱が生じた場合には、資金調達が制約されるか、又は調達コストが増加する可能性があり、当
社及び連結子会社の業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(7)各種商品価格の変動について
当社及び連結子会社は様々な商品を扱っており、市況の変動は当社及び連結子会社の経営成
績に影響を及ぼします。当社及び連結子会社は、一定の商品、契約、予定取引に係る市況変動
リスクを軽減するため、商品先物・先渡等の契約を締結しておりますが、これらのヘッジ取引
により当該リスクを完全に回避できる保証はありません。
(8)為替変動について
当社及び連結子会社は、様々な通貨・条件での取引を行っており、当社の経営成績は為替変
動の影響を受けます。当社及び連結子会社は、主に外貨建取引および外貨建債権・債務残高等
に係る為替変動リスクを軽減するため、為替予約等のデリバティブ取引を締結しておりますが、
これらのヘッジ取引により当該リスクを完全に回避できる保証はありません。
(9)金利変動について
当社及び連結子会社は金融機関からの借入および社債等を通じた資本市場からの資金調達に
より事業資金を手当てしております。有利子負債には固定金利の調達と変動金利の調達があり
ます。当社及び連結子会社の営業資産の多くは負債の金利変動リスクを転嫁できるものですが、
市場金利の変動が当社の収益に影響を与える可能性があります。当社及び連結子会社はAssetLiability Managementを通じ、金利スワップ契約等を活用することで、金利変動リスクを軽減
しておりますが、当該リスクを完全に回避できる保証はありません。
(10)市場性のある負債証券及び持分証券に関わる損益
当社及び連結子会社は、関係強化あるいはその他の目的で市場性のある負債証券及び持分証
券などの有価証券に投資を行っており、有価証券の取得時に米国財務会計基準審議会の基準書
第115号「特定の負債証券及び持分証券への投資に係る会計処理」に従って、それらを売買目的
有価証券、満期保有目的有価証券、または売却可能有価証券に分類しております。
当社及び連結子会社が保有する売買目的有価証券と売却可能有価証券は、その公正価値の変
動に伴い、本源的に価格変動リスクを有しており、公正価値の低迷時には有価証券評価損の計
上により、当社及び連結子会社の業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(11)法的規制等について
当社及び連結子会社の営業活動は、日本及び諸外国において、広範な法律及び規制に服して
います。これらの法律及び規制の変更、予期し得ない解釈等によって、当社及び連結子会社の
- 25 -
法令遵守のための負担が増加する可能性があります。従って、法律及び規制の変更、解釈の変
更がなされた場合、営業活動の中断を含む罰則の適用を受け、又は信用の低下等が発生し、業
績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(12)重要な訴訟について
当社及び連結子会社の国内及び海外における営業活動が訴訟、紛争またはその他の法的手続
きの対象になることがあります。対象となった場合、訴訟等には不確実性が伴い、その結果を
現時点で予測することは不可能です。訴訟等が将来の当社及び連結子会社の業績及び財務状態
に悪影響を与えないという保証はありません。
(13)営業活動全般に付帯、関連するその他のリスクについて
当社及び連結子会社は、業務遂行に関わる従業員等の任務懈怠または営業活動を支えるコン
ピューター・システム等に障害が生じた場合、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があ
ります。
2.リスク管理について
当社及び連結子会社は、リスクをミニマイズしつつ、より高いリターンの獲得を目指す為、統
合的なリスク管理手法を構築しています。当社及び連結子会社では、市場リスク・信用リスク・
投資リスク等の定量化が可能なリスク(計測可能リスク)を把握し、適切な意思決定とモニタリ
ングを行い得るよう、リスク管理の基本方針・社内規則を定め、それを遂行する為の組織、管理
体制、管理手法及びシステムインフラを整備しています。しかしながら、コンプライアンスリス
ク等の定量化が困難なリスク(計測不能リスク)があることや、当社及び連結子会社の幅広い事
業活動から生じる、または、将来新たに発生する可能性のある多種多様なリスクに対して、当社
及び連結子会社のリスク管理の枠組みが十分に機能しない可能性があることから、全てのリスク
が管理されている保証はありません。
3.新・中期経営計画について
当社及び連結子会社は、前・中期経営計画
A PLANで蘇った収益力・活力の更なる飛躍を実現
する為、平成15年4月より新たなる中期経営計画
V PLANをスタートしています。平成17年度に
は連結純利益500億円、連結ネット有利子負債2兆円以下、ネットDEレシオ5倍以下を実現するこ
とで、当社は「財務体質の改善」、「収益基盤の強化」を目指しています。しかし、これらの目
標は、一定の経済状況・産業動向その他様々な前提・仮定及び見通しに基づき策定されたもので
あり、様々な要因により達成できない可能性があります。
4.財政状態及び経営成績の変動及び不確定要因について
当社及び連結子会社の過去の業績及び財政状態は、不動産売却損益及び評価損、有価証券及び
投資有価証券にかかる実現損益及び評価損、不良債権の引当並びに当社グループ会社の整理に伴
う損失等によって変動してきました。
- 26 -
当社及び連結子会社は、財務体質を改善するために、総資産及びネット有利子負債の圧縮、低
効率・不採算資産の削減又は引当金の積み増し、費用の削減、経営資源の高成長分野へのシフト、
ハイリスク資産に対するエクスポージャーの圧縮に取組んできました。当社は、当社及び連結子
会社の財務体質の改善が相当進んだものと確信しておりますが、将来において更なる損失を計上
しないとの保証はありません。
5.重要な会計方針及び見積りによるリスクについて
「7
財政状態及び経営成績の分析」の「(1)重要な会計方針及び見積り」をご参照願いま
す。
5 【経営上の重要な契約等】
特に記載すべき事項はありません。
6 【研究開発活動】
特に記載すべき事項はありません。
7 【財政状態及び経営成績の分析】
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められる会計の基準に準拠して作成してお
ります。連結財務諸表の作成にあたっては、期末時点での資産負債の計上、偶発資産・偶発債務の開示
及び期中の収益・費用の計上を行うため、必要に応じて会計上の見積り又は仮定を用いております。こ
の会計上の見積り又は仮定の決定にあたって、当社の経営陣は、過去の経験やその時々の状況において
妥当と思われる推測等を使用しております。このため、会計上の見積り又は仮定は、その性質上不確実
であり、実際の結果と異なる可能性があります。当社の経営陣は、連結財務諸表に重要な影響を与える
会計上の見積り又は仮定は、以下のものであると考えております。
貸倒引当金
当社及び連結子会社は、売掛金、受取手形及び貸付金等の債権の信用リスクを評価するにあたって、
債務者及び地域等が有する潜在的なリスクに基づき分類しております。それにより、減損の対象となる
債権に対する貸倒引当金は、当該債権の予想キャッシュ・フローを当初の実効利子率で割り引いた現在
価値、又はその担保の公正価値に基づき計上しております。予想キャッシュ・フロー及び担保の公正価
値の算定にあたっては、専門部署が、債務者及び地域毎の過去の支払実績・入手可能な信用情報等に基
づき見積りを行っております。また、前記に該当しない一般債権については、リスク区分毎の貸倒実績
率により、貸倒引当金を計上しておりますが、このリスク区分毎の貸倒実績率算定にあたっては、専門
部署が、過去の経験等を使用して決定しております。
当社の経営陣は、これらの見積りは合理的であると考えておりますが、想定を超えた変化等が生じた
場合、当社の連結財務諸表に大きな影響を及ぼすことがあります。
- 27 -
有価証券の評価
当社及び連結子会社は、有価証券の取得時に米国財務会計基準審議会の基準書第115号「特定の負債証
券及び持分証券への投資に係る会計処理」に従って、それらを売買目的有価証券、満期保有目的有価証
券、又は売却可能有価証券に分類しております。
満期保有目的有価証券は、償却原価法によって満期日までのプレミアム及びディスカウントの償却を
修正した上で計上しております。売却可能有価証券は、公正価値で評価した後、税効果考慮後の正味未
実現損益を資本の部の包括損益累計額に含めて計上しております。また、満期保有目的有価証券及び売
却可能有価証券の一時的でないと判断される価値の下落については評価損を計上しております。
市場性のある有価証券の価値の下落が一時的かどうかについては、時価が帳簿価格を下回っている期
間の長さ及び下落率等より判断しております。また、市場性のない有価証券の価値の下落が一時的かど
うかについては、投資先の業績予想等による回復可能性、純資産額等による実質価値の下落率等により
総合的に判断しております。
当社の経営陣は、これらの見積りは合理的であると考えておりますが、予測不可能な前提条件の変化
等により、減損すべき金額が増加した場合、当社の連結財務諸表に大きな影響を及ぼすことがあります。
長期性資産の減損
当社及び連結子会社が保有している長期性資産について、資産の簿価と予想キャッシュ・フローの総
額を比較し、帳簿価格が回収できないと判定された場合は公正価値に基づき評価損を計上しております。
予想キャッシュ・フローについては、一定の前提に基づき見積りを行っております。
当社の経営陣は、これらの見積りは合理的であると考えておりますが、予測不可能な前提条件の変化
等により、予想キャッシュ・フローの見直しが必要となった場合、当社の連結財務諸表に大きな影響を
及ぼすことがあります。
繰延税金資産
当社及び連結子会社は、財務諸表と税務上の一時差異及び繰越欠損金について、繰延税金資産を計上
しておりますが、将来税務上減算される一時差異及び繰越欠損金などについて実現が不確実であると考
えられる部分に対して、評価性引当金を計上し、繰延税金資産を減額しております。将来の税金の回収
予想額は、将来の課税所得及び税務戦略を考慮し、見積っております。
当社の経営陣は、これらの見積りは合理的であると考えておりますが、予測不可能な前提条件の変更
等により、将来の税金の回収予想額の見直しが必要となった場合、当社の連結財務諸表に大きな影響を
及ぼすことがあります。
退職給付費用
当社及び連結子会社は、従業員の退職年金費用及び年金債務について、年金数理計算で使用される前
提条件で算定しております。年金数理計算の前提条件には、割引率、退職率、死亡率、昇給率及び制度
資産の期待収益率などの前提条件が含まれております。
当社の経営陣は、これらの前提条件は合理的であると考えておりますが、予測不可能な前提条件の変
- 28 -
更等があった場合に、当社の連結財務諸表に大きな影響を及ぼすことがあります。
新会計基準
平成15年10月1日より米国財務会計基準審議会の基準書第150号「負債及び資本双方の性質を有する特
定の金融商品に関する会計処理」を適用しております。基準書第150号は、負債及び資本の双方の性質を
有する金融商品に関わる計上区分及び測定の方法について規定しています。当社の経営陣は、同基準書
の適用による当社及び連結子会社の財政状態及び経営成績への影響は軽微であると考えております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の純利益は、前連結会計年度比43億円増益の346億円となりました。これは、平成2年
度の純利益341億円を5億円上回る当社過去最高益です。所謂コモデティー関連7セグメント(食料、繊
維、資材・紙パルプ、化学品、エネルギー、金属資源、輸送機・産業システム)で322億円であり、全体
の93%を占めております。また、連結対象会社の経営成績に目を転じますと、赤字会社112社に対し黒字
会社数が390社で黒字会社数割合が77.7%となりました。これは前連結会計年度の77.5%から0.2ポイン
ト改善しております。
損益項目の分析は、以下のとおりです。
売上総利益は、前連結会計年度比152億円減益の4,095億円となりました。連結子会社の清算・売却に
よる減益が172億円あるため、実質的には、前連結会計年度比20億円の増益です。オペレーティング・セ
グメント別にみますと、前連結会計年度比増益が6セグメント、減益が8セグメントとなっております。
オペレーティング・セグメント別の分析については、「1 業績等の概要(1)業績」をご参照下さい。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度比156億円減少の△3,300億円となりました。連結子会社の
清算・売却等による減少が178億円あるため、実質的には22億円の増加です。費目別に見ますと人件費の
減少が最も大きく前連結会計年度比76億円減少の△1,578億円となっております。この内、親会社のキャ
ッシュバランスプラン導入等による退職給付費用の減少が40億円を占めております。
貸倒引当金繰入額は、大口の貸倒引当がなかったこと及び対象債権の減少等に伴う貸倒引当金の戻入
により、前連結会計年度比49億円改善の△8億円となりました。
受取利息は、資産の減少を主因に、親会社、金融子会社及び海外現地法人を中心に悪化し、前連結会
計年度比62億円悪化の204億円となりました。また、支払利息は、有利子負債の減少を主因に、親会社、
海外現地法人を中心に改善し、前連結会計年度比63億円改善の△438億円となりました。
受取配当金は、前連結会計年度比4億円増加の72億円となりました。受取配当金の内訳は、親会社計
上分32億円(うち、国内からの配当20億円、海外からの配当12億円)、国内連結子会社計上分4億円、
海外子会社計上分36億円です。
有価証券評価損は、△105億円となりました。主な内訳は、Sithe関連の評価損が△60億円です。前連
結会計年度にあった銀行株式の評価損△233億円がなくなったことから、前連結会計年度比166億円の改
善となりました。
有価証券売却損益は、265億円となりました。主な内訳は、持合解消等を目的とした上場株式の売却益
が148億円及び台湾のIPP(Independent Power Producer:独立発電業者)である台湾海湖IPP株式の売却益
が47億円です。前連結会計年度にあったVectantでの交換益66億円がなくなったものの、前連結会計年度
- 29 -
比122億円の改善となりました。
固定資産損益は、親会社保有の社有不動産の売却益があったものの、営業権の減損等により、16億円
の損失となりました。前連結会計年度にあった連結子会社の固定資産売却益がなくなったことにより、
前連結会計年度比101億円の悪化となりました。
その他の損益の主な内訳は、関係会社整理損△65億円、為替差損益△51億円です。関係会社整理損は、
前連結会計年度比60億円の改善となったものの、前連結会計年度にあった社債の買入消却益50億円がな
くなったため、前連結会計年度比19億円の悪化となりました。
持分法による投資損益は、前連結会計年度比9億円増益の143億円となりました。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
①オフバランスシート・アレンジメント及び契約上の義務
当社は、通常の事業の一環として関連会社及び第三者の保証を行っております。詳細は、「第
5 経理の状況」の「19 約定及び偶発債務」をご参照願います。
②その他
その他、経営成績及び財政状態に重要な影響を与える要因については、前述致しました「4 事
業等のリスク」をご参照願います。
(4)戦略的現状と見通し
当社は、中期経営計画である「
V
PLAN」の中で経営課題として「収益基盤の強化」を掲げ、重点
分野での経営資源の積極的投入、また、重点市場におけるビジネスモデルの展開を推進しております。
具体的には食品流通、資源開発、紙パルプ、電子材料、海外IPP(Independent Power Producer:独
立発電業者)、新技術応用分野を重点分野と位置付け、新規投資を実施致しました。重点市場と位置付
けているアジア、特に中国における業容の拡大を施策として、新たに設立した中国戦略推進委員会を
中心に、商品/事業戦略及びアライアンス戦略、並びに地域戦略を定め、市場における選択と集中を推
進し、中国人員強化策として平成15年度には12名の人員派遣を実施しました。
また、ビジネスモデルごとに細分化した連結経営管理単位である101のポートフォリオ・ユニットご
との業績管理、評価制度等、一連のポートフォリオ・マネジメントの徹底を行い、PATRAC(パトラッ
ク:Profit After Tax less Risk Asset Cost)が3期連続赤字のポートフォリオ・ユニットについて
は、ノンコア・ユニットと位置付け、撤退を実践することで、経営資源の優良資産への入替を進捗さ
せています。「
V
PLAN」2年目となる平成16年度においても、引続きポートフォリオ・マネジメン
トの実践を継続し、低収益資産のEXITによる経営資源を重点分野・市場へ投下することで、更なる収
益基盤の強化を図ります。
(5)資本の源泉及び資金の流動性についての分析
①財政状態
連結総資産は、海外IPP(Independent Power Producer:独立発電業者)資産の買収により固定資産を
中心に増加したものの、低収益取引の見直しや資産売却を進めたことにより、営業債権及び長期債権
- 30 -
等が減少した結果、前連結会計年度末比673億円減の4兆2,542億円となりました。
株主資本は、優先株式発行により資本金及び資本剰余金が754億円増加したことに加え、株式相場の
回復等により有価証券正味未実現損益が433億円改善したこと等により、前連結会計年度末比1,329億
円増の3,930億円となりました。
連結有利子負債は、前連結会計年度末比2,902億円減の2兆4,548億円となりました。また、現金及び
預金等控除後のネット有利子負債は、前連結会計年度末比2,948億円減の1兆9,693億円となりました。
この結果、ネットD/Eレシオは前連結会計年度末比の8.71倍から3.7ポイント改善し5.01倍となりまし
た。
②資金調達
当社の資金調達に関しては、資産構成に合わせた最適資金調達を基本方針とし、安定的な流動性
を確保するとともに、金融費用の削減を目指しております。
資金調達ソースについては、銀行をはじめとした金融機関からの間接調達と、社債、CP等の直接
調達が上げられますが、平成16年3月末は、間接調達87%、直接調達13%となっています。更には、
営業債権の流動化等の手段を活用し、調達ソースの多様化も推進しております。
平成15年12月には、財務体質の改善を目的として優先株式755億円を発行し、当社コアビジネスへ
の投融資に充当しました。
また、資本市場からの直接調達手段として以下のプログラムを設定しています。
・ 国内公募普通社債発行登録枠 5,000 億円
・ コマーシャルペーパープログラム
・ 本社 1 兆 7,000 億円
・ 丸紅米国会社(米)3億ドル、丸紅欧州会社(英)3億ドル、丸紅インターナショナル・フ
ァイナンス(英)9億ドル
・ユーロ・ミディアム・タームノート・プログラム
・ 本社20億ドル
・ 丸紅米国会社、丸紅欧州会社、丸紅インターナショナル・ファイナンス、丸紅ファイナン
ス・オランダ(蘭)の4社共同プログラム:50億ドル
③流動性
当社では、主として現預金残高の維持およびコミットメントラインの設定により、不測の事態に
備えた流動性補完を確保しております。
平成16年3月末時点での現預金残高は4,855億円となっており、設定しているコミットメントライ
ンは以下のとおりです。
・ 本社
・大手邦銀のシンジケート団による4,000億円(短期2,480億円、長期1,520億円)
・地方銀行中心のシンジケート団による500億円(短期)
・ 海外金融子会社
・ 大手邦銀による 95 百万ドル(短期)
尚、現時点までにこれらのコミットメントライン契約に基づく借入はありません。
上記に加えて、当社は市場性のある有価証券など流動性の高い資産を保有しておりますので、平
- 31 -
成16年3月末時点での、短期借入金、1年以内に期日の到来する長期借入金・社債等合計8,036億円
に対する流動性は十分カバーされていると考えます。
(6)経営陣の問題認識と今後の方針について
当社及び連結子会社は、平成12年度以降、不採算事業の圧縮や非連結化を進めたことにより、売
上総利益は平成12年度の4,798億円以降低下傾向にあり、この点を経営陣として課題と認識していま
す。
しかしながら、不採算事業の圧縮の効果は、連結実態営業利益(注)に反映されており、平成13
年度の447億円をボトムに、平成14年度790億円、平成15年度794億円となり、平成16年度には930億
円を計画しております。
今後はネット有利子負債2兆円以下を維持しながら、「
V
PLAN」で掲げる平成17年度連結純利
益500億円の達成に向け、平成16年度は、「収益拡大の為の攻め」へ軸足を移します。具体的には、
平成16年度、平成17年度も継続して、売上総利益、実態営業利益の拡大に早い段階から効果を表す
投資・ビジネスに800∼1,000億円の資金投下を図り、更なる収益基盤の強化を推進致します。
(注)連結実態営業利益=連結売上総利益−販売費及び一般管理費
- 32 -
第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
特に記載すべき事項はありません。
2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社の設備の状況
事業
事業所名
設備の内容
所在地
従業
員数
(人)
平成16年3月31日現在
その他
建物
土地
及び構築物 の投下
資本の
帳簿価額 帳簿価額 帳簿価額
面積(㎡)
(百万円) (百万円) (百万円)
―
東京本社
オフィスビル
東京都千代田区
1,641
6,145
68,407
12,825
1,237
―
丸紅多摩セ
ンター
研修センター
東京都八王子市
―
12,312
3,547
8,957
63
(2) 国内子会社の設備の状況
事業
会社名
設備の内容
工場・事務
所・タンク他
食料
日清丸紅飼料
繊維
ベニートヤマ 植毛工場
資材・
紙パルプ
興亜工業
資材・
紙パルプ
那須高原
リゾート施設
リゾート開発
化学品
ポリテック
エネルギー
丸紅
エネックス
ポリエステル
シート製造
工場
石油・LPG貯蔵
関係設備
ユーティリ
ティ・イン
フラ
三峰川電力
発電設備
開発建設
紅栄
ゴルフ場施設
金融物流
丸紅物流
倉庫
情報産業
グローバル
アクセス
データ
センター
製紙設備
事業所名
(所在地)
鹿児島工場
(鹿児島県
鹿児島市)
東大阪工場
(大阪府東大阪市)
本社工場
(静岡県富士市)
マウントジーンズ
スキーリゾート
那須等
(栃木県那須郡)
従業
員数
(人)
平成16年3月31日現在
建物
その他
土地
及び構築 の投下
物
資本の
帳簿価額 帳簿価額 帳簿価額
面積(㎡)
(百万円) (百万円) (百万円)
96
49,276
1,222
1,622
2,160
18
4,052
863
19
15
357
178,555
13,640
5,129
13,044
32
473,728
1,513
6,758
3,362
本社工場
(和歌山県日高郡)
72
18,700
666
888
730
千葉ターミナル
(千葉県千葉市)
16
81,540
728
2,099
―
三峰川発電所
(長野県上伊那郡)
11
57,708
33
4,809
655
44
796,454
2,992
1,233
16
2
4,805
1,403
1,605
17
―
513
793
1,212
898
加賀芙蓉
カントリー倶楽部
(石川県小松市)
りんくう
物流センター
(大阪府泉佐野市)
コムスペース
(東京都中央区)
- 33 -
(3) 在外子会社の設備の状況
事業
食料
会社名
設備の内容
事業所名
(所在地)
インスタント 本社工場
Iguaçu de Café
コーヒー製造 (Cornelio
Solúvel
Procopio Brasil)
工場
473
453,577
59
571
1,318
上海欣紅紡織有
紡績工場
限公司
315
―
―
287
378
609
27
460
本社工場
(Shanghai China)
Wa Plantation
資材・
WA Plantation 事務所及び
Resources
紙パルプ
Resources
植林地
(West Australia)
Portland Smelter
Marubeni
アルミニウム Joint Venture
金属資源
Aluminium
(Victoria
製錬工場
Australia
Australia)
San Roque Power
ユーティリ
Corporation
San Roque
ティ・
発電設備
(Makati City,
Power
インフラ
Philippines)
プラント・
本社工場
Swift Spinning 紡績工場
船舶
(Georgia U.S.A.)
Megalopolis
MM2100工業団地
Manunggal
上下水道
開発建設
(Bekasi
Industrial
処理施設
Indonesia)
Development
繊維
平成16年3月31日現在
建物
その他
土地
及び構築 の投下
従業
物
員数
資本の
(人)
帳簿価額 帳簿価額 帳簿価額
面積(㎡)
(百万円) (百万円) (百万円)
101 31,900,000
―
―
―
―
17,531
66
―
―
―
61,737
364
323,760
42
1,502
1,878
25
63,362
203
503
―
海外支店・
現地法人
Carlisle
海上冷凍
Leasing
コンテナ
International
本社
(New Jersey
U.S.A.)
―
―
―
海上冷凍
― コンテナ
51,946
海外支店・
現地法人
MAC Trailer
Leasing, LLC
本社
(New Jersey
U.S.A.)
―
―
―
陸上冷凍
― コンテナ
11,779
陸上冷凍
コンテナ
3 【設備の新設、除却等の計画】
特に記載すべき事項はありません。
- 34 -
第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類
会社が発行する株式の総数(株)
普通株式
4,300,000,000
第一種の優先株式
100,000,000
第二種の優先株式
100,000,000
計
4,500,000,000
② 【発行済株式】
種類
事業年度末
提出日現在
発行数(株)
現在発行数(株)
上場証券取引所名
(平成16年3月31日) (平成16年6月25日)
普通株式
札幌、東京、名古
屋、大阪、福岡、
デュッセルドル
権利内容に何ら限定のない当社
フ、フランクフル
における標準となる株式
ト各証券取引所
(注)1
(東京、大阪、名
古屋は市場第一
部)
1,494,021,081
1,494,021,081
75,500,000
75,500,000
―
(注)2
1,569,521,081
1,569,521,081
―
―
第一回第一種
優先株式
計
内容
(注) 1
平成16年6月1日から、この有価証券報告書提出日(平成16年6月25日)までに、転換社債の株式への転
換により発行された株式がある場合でも、当該株式数は提出日現在(平成16年6月25日現在)の発行数に
は含まれておりません。
2 第一回第一種優先株式の内容は以下の通りであります。
(1)優先配当金
① 優先配当金
利益配当を行うときは、本優先株式を有する株主(以下「本優先株主」という。)又は本優先株式の登録
質権者(以下「本優先登録質権者」という。)に対し、普通株式を有する株主(以下「普通株主」という。)
又は普通株式の登録質権者(以下「普通登録質権者」という。)に先立ち、本優先株式1株につき下記②に
定める額の利益配当金(以下「本優先配当金」という。)を支払う。但し、当該営業年度において下記③に
定める優先中間配当金の全部又は一部を支払ったときは、その額を控除した額とする。
② 優先配当金の額
1株につき年20円(但し、平成16年3月31日に終了する営業年度に係る本優先配当金については、1株
につき5円85銭とする。)
- 35 -
③ 優先中間配当金
中間配当を行うときは、本優先株主又は本優先登録質権者に対し、普通株主又は普通登録質権者に先立
ち、1株につき年10円を支払う。
④ 非累積条項
ある営業年度において本優先株主又は本優先登録質権者に対して本優先配当金の全部又は一部を支払わ
ないときは、その不足額は翌営業年度以降に累積しない。
⑤ 非参加条項
本優先株主又は本優先登録質権者に対しては、本優先配当金を超えて利益配当を行わない。
(2)残余財産の分配
残余財産の分配をするときは、本優先株主又は本優先登録質権者に対し、普通株主又は普通登録質権者
に先立ち、本優先株式1株につき1,000円を支払う。本優先株主又は本優先登録質権者に対しては、上記の
ほか残余財産の分配を行わない。
(3)買受又は消却
当社はいつでも本優先株式を買受け、これを保有し、又は株主に配当すべき利益をもって当該買入価格
により消却することができる。
(4)議決権
本優先株主は、株主総会において議決権を有しない。但し、本優先株主は、優先配当金を受ける旨の議
案が定時株主総会に提出されないときはその総会より、その議案が定時株主総会において否決されたとき
はその総会の終結の時より優先配当金を受ける旨の決議ある時までは議決権を有する。
(5)新株引受権等
本優先株式について、株式の併合又は分割を行わない。本優先株主に対しては、新株の引受権、新株予
約権の引受権、新株予約権付社債の引受権又は分離して譲渡することができる新株予約権及び社債の引受
権を与えない。
(6)普通株式への転換予約権
① 転換を請求し得べき期間
本優先株式の転換を請求し得べき期間は、平成18年9月1日から平成25年12月12日までとする。
② 当初転換価格
当初転換価格は、平成18年9月1日における普通株式の時価とする。但し、当該価格が、50円を下回る
場合は、50円とする。上記「時価」とは、平成18年9月1日に先立つ45取引日目に始まる30取引日の株式
会社東京証券取引所(以下「東京証券取引所」という。)における当会社の普通株式の普通取引の毎日の終
値(気配表示を含む。)の平均値(終値のない日数を除く。)とする。
③ 転換価格の修正
転換価格は、平成19年9月1日以降平成25年9月1日までの毎年9月1日(以下それぞれ「転換価格修
正日」という。)における普通株式の時価が、当該転換価格修正日の前日に有効な転換価格を下回る場合に
は、当該転換価格修正日をもって当該時価に修正されるものとする。但し、当該時価が当初転換価格の
70%に相当する金額又は50円を下回るときは、その高い方の金額(以下「下限転換価格」という。)を修正
後転換価格とする。上記「時価」とは、当該転換価格修正日に先立つ45取引日目に始まる30取引日の東京
証券取引所における当会社の普通株式の普通取引の毎日の終値(気配表示を含む。)の平均値(終値のない日
数を除く。)とする。
- 36 -
④ 転換価格の調整
転換価格は、平成18年9月1日以降、時価を下回る発行価額または処分価額をもって普通株式を新たに
発行、または当社の有する当社の普通株式を処分する場合、その他一定の場合には、次の算式に従って調
整される。
調整後
転換価格
=
調整前
転換価格
既発行
普通株式数
×
+
新発行・処分
普通株式数
×
1株当たりの
発行・処分価額
1株当たりの時価
既発行普通株式数+新発行・処分普通株式数
⑤ 転換により発行すべき普通株式数
本優先株式の転換により発行すべき当会社の普通株式数は、次のとおりとする。
転換により発行すべき
普通株式数
=
本優先株主が転換請求のために
提出した本優先株式の発行価額の総額
転換価格
(7)普通株式への一斉転換
平成25年12月12日までに転換請求のなかった本優先株式は、平成25年12月13日(以下「一斉転換日」と
いう。)をもって、本優先株式1株の払込金相当額を、普通株式の時価で除して得られる数の当会社の普通
株式に転換される。上記「時価」とは、一斉転換日に先立つ45取引日目に始まる30取引日の東京証券取引
所における当会社の普通株式の普通取引の毎日の終値(気配表示を含む。)の平均値(終値のない日数を除
く。)とする。この場合、当該時価が下限転換価格を下回るときは、本優先株式1株の払込金相当額を当該
下限転換価格で除して得られる数の普通株式となる。但し、転換価格が一斉転換日までに上記(6) ④によ
り調整された場合には、下限転換価格についても同様の調整を行うものとする。上記の普通株式の数の算
出に当たって1株に満たない端数が生じたときは、商法に定める株式併合の場合に準じてこれを取扱う。
(8)期中転換又は一斉転換があった場合の取扱い
本優先株式の転換により発行された普通株式に対する最初の利益配当金又は中間配当金は、転換の請求
又は一斉転換が4月1日から9月30日までになされたときには4月1日に、10月1日から翌年3月31日ま
でになされたときは10月1日にそれぞれ転換があったものとみなしてこれを支払う。
- 37 -
(2) 【新株予約権等の状況】
当社は旧商法に基づき転換社債を発行しております。当該転換社債の残高、転換価格及び資本組
入額は次のとおりであります。
第8回無担保転換社債(平成8年11月6日発行)
平成16年3月31日現在
転換社債の残高(百万円)
平成16年5月31日現在
64,500
64,500
転換価格(円)
539
539
資本組入額(円)
270
270
(3) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式
総数増減数
(株)
年月日
平成14年4月1日∼
平成15年3月31日
(注)1
普通株式
−
発行済株式
総数残高
(株)
資本金増減額
資本金残高
(百万円)
(百万円)
普通株式
1,494,021,081
−
資本準備金
増減額
(百万円)
194,039
△129,228
資本準備金
残高
(百万円)
57,478
普通株式
1,494,021,081
37,750
231,789
37,750
95,229
優先株式
優先株式
75,500,000
75,500,000
(注) 1 平成14年6月26日開催の定時株主総会の決議により、資本準備金を取り崩しております。
2 平成15年12月16日付で第三者割当ての方法により第一回第一種優先株式を発行しております。
新株発行形態:有償
発行価額1株当たり:1,000円
資本組入額1株当たり:500円
3 平成11年4月1日から平成14年3月31日までの間において、発行済株式総数、資本金及び資本準備金の
増減はありません。
平成15年4月1日∼
平成16年3月31日
(注)2
普通株式
−
(4) 【所有者別状況】
①
普通株式
平成16年3月31日現在
株式の状況(1単元の株式数1,000株)
区分
政府及び
その他の
地方公共 金融機関 証券会社
法人
団体
外国
法人等
外国法人
等のうち
個人
個人
その他
計
単元未満
株式の状況
(株)
株主数
0
110
59
1,245
407
50 125,821
127,642
―
(人)
所有株式数
0 544,662
10,972 111,925 347,246
199 473,870 1,488,675 5,346,081
(単元)
所有株式数
0
36.59
0.74
7.52
23.32
0.01
31.83
100.00
―
の割合(%)
(注) 1 「その他の法人」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が168単元含まれております。
2 自己株式553,889株は、「個人その他」に553単元、「単元未満株式の状況」に889株含めて記載してお
ります。
- 38 -
②
第一回第一種優先株式
平成16年3月31日現在
株式の状況(1単元の株式数1,000株)
区分
政府及び
その他の
地方公共 金融機関 証券会社
法人
団体
株主数
(人)
所有株式数
(単元)
所有株式数
の割合(%)
外国
法人等
外国法人
等のうち
個人
個人
その他
単元未満
株式の状況
(株)
計
0
13
0
6
0
0
0
19
―
0
66,500
0
9,000
0
0
0
75,500
0
0
88.08
0
11.92
0
0
0
100.00
―
(5) 【大株主の状況】
①
普通株式
氏名又は名称
日本トラスティ・サービス
信託銀行株式会社(信託口)
日本マスタートラスト
信託銀行株式会社(信託口)
住所
平成16年3月31日現在
所有株式数 発行済株式総数に対する
(千株)
所有株式数の割合(%)
東京都中央区晴海一丁目8番11号
80,136
5.36
東京都港区浜松町二丁目11番3号
71,165
4.76
東京都新宿区西新宿一丁目26番1号
60,036
4.02
東京都千代田区丸の内一丁目3番3号
36,104
2.42
PETERBOROUGH COURT 133 FLEET STREET
LONDON EC4A 2BB, UNITED KINGDOM
(東京都千代田区丸の内二丁目7番1号)
34,988
2.34
東京海上火災保険株式会社
東京都千代田区丸の内一丁目2番1号
32,752
2.19
明治安田生命保険相互会社
東京都新宿区西新宿一丁目9番1号
26,335
1.76
日本生命保険相互会社
東京都千代田区有楽町一丁目2番2号
日本生命証券管理部内
24,271
1.62
日動火災海上保険株式会社
東京都中央区銀座五丁目3番16号
22,996
1.54
株式会社東京三菱銀行
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号
21,420
1.43
410,204
27.46
株式会社損害保険ジャパン
株式会社みずほ
コーポレート銀行
バンク オブ ニューヨーク
フォー ゴールドマン
サックス インターナショナル
(エクイティ)
(常任代理人
株式会社東京三菱銀行)
計
―
(注) 所有株式数は、千株未満を切り捨てして表示しております。
- 39 -
②
第一回第一種優先株式
氏名又は名称
住所
平成16年3月31日現在
所有株式数 発行済株式総数に対する
(千株)
所有株式数の割合(%)
株式会社みずほ
コーポレート銀行
東京都千代田区丸の内一丁目3番3号
15,000
19.87
明治安田生命保険相互会社
東京都新宿区西新宿一丁目9番1号
10,000
13.25
株式会社東京三菱銀行
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号
7,500
9.93
住友信託銀行株式会社
大阪府大阪市中央区北浜四丁目5番33号
7,000
9.27
みずほ信託銀行株式会社
東京都中央区八重洲一丁目2番1号
5,000
6.62
第一生命保険相互会社
東京都千代田区有楽町一丁目13番1号
5,000
6.62
株式会社損害保険ジャパン
東京都新宿区西新宿一丁目26番1号
5,000
6.62
農林中央金庫
東京都千代田区有楽町一丁目13番2号
3,000
3.97
株式会社ロッテ
東京都新宿区西新宿三丁目20番1号
3,000
3.97
三菱信託銀行株式会社
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
2,500
3.31
63,000
83.44
計
―
(注) 所有株式数は、千株未満を切り捨てして表示しております。
- 40 -
(6) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
平成16年3月31日現在
区分
株式数(株)
議決権の数(個)
内容
第一回第一種優先株式
75,500,000
―
1 [株式等の状況]の(1) 「株式
の総数等」に記載しております。
議決権制限株式(自己株式等)
―
―
―
議決権制限株式(その他)
―
―
―
無議決権株式
完全議決権株式(自己株式等)
完全議決権株式(その他)
単元未満株式
発行済株式総数
(自己保有株式)
普通株式
553,000
(相互保有株式)
普通株式
672,000
普通株式 (注)1
1,487,450,000
普通株式 (注)2
5,346,081
―
権利内容に何ら限定のない当社に
おける標準となる株式
―
1,569,521,081
総株主の議決権
―
1,487,450
同上
―
同上
―
―
1,487,450
―
(注) 1
「完全議決権株式(その他)」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が168,000株(議決権168個)含まれ
ております。
2 単元未満株式には、下記のとおり4社所有の相互保有株式合計3,270株及び当社所有の自己株式889株が
含まれております。
浅野工事株式会社
丸住製紙株式会社
(自己名義) (他人名義)
373株
809株
780株
片倉チッカリン株式会社
787株
丸倉化成株式会社
521株
② 【自己株式等】
所有者の氏名
又は名称
丸紅株式会社
(自己保有株式)
浅野工事株式会社
(相互保有株式)
丸倉化成株式会社
(相互保有株式)
丸住製紙株式会社
(相互保有株式)
計
所有者の住所
東京都千代田区大手町
一丁目4番2号
東京都中央区日本橋本町
四丁目9−11
大阪府羽曳野市川向
2060−1
愛媛県川之江市川之江町
826
―
平成16年3月31日現在
他人名義 所有株式数 発行済株式総数
自己名義
に対する所有
の合計
所有株式数 所有株式数
株式数の割合(%)
(株)
(株)
(株)
553,000
―
553,000
0.04
299,000
157,000
456,000
0.03
80,000
―
80,000
0.01
136,000
―
136,000
0.01
1,225,000
0.08
1,068,000
(注) 1
157,000
株主名簿上は当社名義となっておりますが、実質的に所有していない株式が4,000株(議決権4個)ありま
す。なお、当該株式数は上記「① 発行済株式」の「完全議決権株式(その他)」に含まれております。
2 浅野工事株式会社の所有株式数のうち、157,000株が他人名義株式でありますが、これらはいずれも丸
紅取引先持株会(東京都千代田区大手町一丁目4番2号)名義にて取得した株式であります。
- 41 -
(7) 【ストックオプション制度の内容】
該当ありません。
2 【自己株式の取得等の状況】
(1) 【定時総会決議又は取締役会決議による自己株式の買受け等の状況】
① 【前決議期間における自己株式の取得等の状況】
該当事項はありません。
② 【当定時株主総会における自己株式取得に係る決議状況】
該当事項はありません。
(2) 【資本減少、定款の定めによる利益による消却又は償還株式の消却に係る自己株式の買受け等の
状況】
① 【前決議期間における自己株式の買受け等の状況】
該当事項はありません。
② 【当定時株主総会における自己株式取得に係る決議状況等】
該当事項はありません。
3 【配当政策】
当社では、内部留保を拡充し有効活用することにより、企業価値と競争力を極大化することと同時
に、株主に対する配当を安定的に継続することが、企業としての重要な責務であると認識しておりま
す。
なお、当期末の普通株式の利益配当金につきましては、安定的な配当の維持の観点から、前期と同
様の1株当たり3円で決議しております。
また、当期末の第一回第一種優先株式の利益配当金につきましては、1株当たり所定の5円85銭で
決議しております。
- 42 -
4 【株価の推移】
(1) 【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】
①
普通株式
回次
第76期
第77期
第78期
第79期
第80期
決算年月
平成12年3月
平成13年3月
平成14年3月
平成15年3月
平成16年3月
最高(円)
486
401
262
151
295
最低(円)
205
200
58
86
106
(注)
②
上記の株価は、東京証券取引所における市場相場であります。
第一回第一種優先株式
当株式は、証券取引所に上場されておりません。
また、店頭売買有価証券として日本証券業協会に登録されておりません。
(2) 【最近6月間の月別最高・最低株価】
①
普通株式
月別
平成15年10月
11月
12月
平成16年1月
2月
3月
最高(円)
221
201
205
224
220
295
最低(円)
173
166
171
202
199
222
(注)
②
上記の株価は、東京証券取引所における市場相場であります。
第一回第一種優先株式
当株式は、証券取引所に上場されておりません。
また、店頭売買有価証券として日本証券業協会に登録されておりません。
- 43 -
5 【役員の状況】
役名
職名
氏名
取締役会長
―
辻
代表取締役
取締役社長
―
勝
代表取締役
取締役副社長
社長補佐
鉄鋼製品事業部
管掌役員
投融資委員会
委員長
髙
社長補佐
市場業務部・経済
代表取締役
研究所担当役員
桑
取締役副社長 エネルギー部門・
金属資源部門
管掌役員
代表取締役
専務取締役
代表取締役
常務取締役
社長補佐
CIO
情報企画部
担当役員
輸送機・産業
システム部門・ 中
情報産業部門・
ビジネスインキュ
ベーション部
管掌役員
大阪本社担当
社長補佐
ユーティリティイ
ンフラ部門・プラ
ント・船舶部門・
松
金融・物流部門管
掌役員
投融資委員会
副委員長
俣
宣
捷
原
川
茂
敏
生年月日
略歴
昭和36年4月
平成3年4月
3年6月
亨 昭和14年2月10日生
7年6月
9年6月
11年4月
15年4月
昭和41年4月
平成7年6月
8年6月
夫 昭和17年12月5日生
11年4月
13年4月
15年4月
昭和38年4月
平成5年4月
5年6月
雄 昭和15年10月5日生
8年6月
10年4月
12年4月
16年4月
昭和41年4月
平成3年11月
5年6月
6年7月
7年7月
10年4月
樹 昭和19年3月4日生
10年6月
11年4月
13年4月
15年4月
16年4月
昭和44年4月
平成10年4月
10年6月
13年4月
15年4月
夫 昭和22年3月2日生
16年6月
昭和45年4月
平成10年4月
田
章 昭和21年7月4日生
- 44 -
11年6月
14年4月
15年6月
16年4月
当社へ入社
紙パルプ木材本部長
取締役
常務取締役
専務取締役
取締役社長
現役職
当社へ入社
紙パルプ本部長
取締役
常務取締役
専務取締役
現役職
当社へ入社
合成樹脂本部長
取締役
常務取締役
専務取締役
取締役副社長
現役職
通商産業省入省
中小企業庁計画部長
中小企業庁次長
関東通商産業局長
地域振興整備公団理事
当社へ入社、顧問
エネルギー部門統轄役員補佐
業務部担当役員補佐
取締役
常務取締役
専務取締役
取締役副社長
現役職
当社へ入社
合成樹脂・無機化学品本部長
取締役
常務取締役
専務取締役
現役職
当社へ入社
船舶・インフラストラクチャー本
部長
取締役
常務執行役員
常務取締役
現役職
所有株式数
(千株)
84
59
48
34
38
43
役名
職名
代表取締役
常務取締役
社長補佐
資材・
紙パルプ部門・
化学品部門・
開発建設部門
管掌役員
代表取締役
常務取締役
代表取締役
常務取締役
代表取締役
常務取締役
氏名
昭和46年4月
平成13年4月
13年6月
行 昭和23年5月16日生
14年4月
15年4月
15年6月
16年4月
昭和46年4月
平成11年4月
13年6月
14年4月
進 昭和24年2月2日生
15年6月
16年6月
当社へ入社
食料部門長
取締役
執行役員
常務執行役員
常務取締役
現役職
当社へ入社
経理部長
執行役員
常務執行役員
常務取締役
現役職
紘
昭和43年4月
平成11年6月
二 昭和20年12月15日生
13年4月
15年4月
16年6月
昭和43年4月
平成12年4月
彦 昭和20年2月28日生
15年4月
15年6月
昭和42年4月
平成8年6月
10年4月
明 昭和19年12月18日生
12年9月
立
13年5月
13年6月
昭和39年4月
平成8年6月
11年6月
12年11月
央 昭和16年10月2日生
13年6月
当社へ入社
取締役
常務取締役
専務取締役
現役職
当社へ入社
監査部長
監査部担当役員付部長
現役職
株式会社富士銀行へ入行
同行取締役
同行常務取締役
株式会社みずほホールディングス
常務執行役員
株式会社富士銀行理事
現役職
安田火災海上保険株式会社へ入社
同社取締役
同社常務取締役
同社専務取締役
平成総合サービス株式会社代表取
締役社長(現職)
現役職
〔他の会社の代表状況〕
平成総合サービス㈱代表取締役
眞
監査部・人事部・
広報部・経営
企画部・法務部
担当役員
投融資委員会
小
副委員長
V PLAN
委員会委員長
コンプライアンス
委員会委員長
川
和
山
総務部・経理部・
財務部・
リスクマネジメン
ト部担当役員
V PLAN
渡
委員会副委員長
地球環境
委員会委員長
安全保障貿易管理
委員会委員長
邉
監査役
(常勤)
―
加
監査役
(常勤)
―
森
監査役
(常勤)
―
篠
監査役
当社へ入社
資材・紙パルプ部門長
取締役
常務執行役員
常務取締役
現役職
当社へ入社
化学品部門長代行
取締役
常務取締役
現役職
貝
中
―
梅
藤
知
佑
利
田
田
略歴
昭和44年7月
平成12年4月
12年6月
理 昭和21年7月25日生
14年4月
15年6月
16年4月
昭和45年4月
平成12年4月
12年6月
15年4月
夫 昭和22年10月8日生
16年6月
磯
社長補佐
食料部門
・繊維部門
管掌役員
生年月日
13年6月
計
所有株式数
(千株)
30
35
161
34
22
19
62
33
704
(注) 1
監査役篠田紘明及び監査役梅田立央は、株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律第18条第1
項に定める社外監査役であります。
2 当社は業務運営の一層の強化を図るため、執行役員制度を導入しております。執行役員は22名で構成さ
れております。
- 45 -
6 【コーポレート・ガバナンスの状況】
当社グループの役員、社員は、社是「正」、「新」、「和」及び丸紅行動憲章に掲げられた精神に
則り、法令や社内規則を遵守するとともに、企業倫理・経営理念に適った企業活動を行います。
当社グループはこの「社是」、「経営理念」及び「丸紅行動憲章」を基本にコーポレート・ガバナ
ンスの充実に努めています。
①
社是
「正」公正にして明朗なること
・法律を遵守し、公正な企業活動を行います。
「新」進取積極的にして創意工夫を図ること
・自己変革を図り、再生・飛躍に向けて挑戦します。
「和」互いに人格を尊重し親和協力すること
・社会、ステークホルダーと調和し、信用を第一義とした企業活動を行います。
②
経営理念
当社は、社是「正・新・和」の精神に則り、公正明朗な企業活動を通じ、経済・社会の発展に貢献
する、誇りある企業グループを目指します。
③
丸紅行動憲章
当社は、公正なる競争を通じて利潤を追求する企業体であると同時に、世界経済の発展に貢献し、
社会にとって価値のある企業であることを目指します。これを踏まえて、以下の6項目を行動の基本
原則とします。
(a)公正、透明な企業活動の徹底
法律を遵守し、公正な取引を励行する。
内外の政治や行政との健全な関係を保ち、自由競争による営業活動を徹底する。
反社会的な活動や勢力に対しては毅然とした態度で臨む。
(b)グローバル・ネットワーク企業としての発展
各国、各地域の文化を尊重し、企業活動を通じて地域経済の繁栄に貢献していく。
グローバルに理解が得られる経営システムを通じて、各地域社会と調和のとれた発展を目指す。
(c)新しい価値の創造
市場や産業の変化に対応するだけでなく、変化を自ら創造し、市場や顧客に対して新しい商品やサ
ービスを提供していく。
既存の常識や枠組みにとらわれることなく、常に新たな可能性にチャレンジする。
(d)個性の尊重と独創性の発揮
一人一人の個性を尊重し、独創性が存分に発揮できる、自由で活力のある企業風土を醸成する。
自己管理の下、自らが課題達成に向けて主体的に行動する。
- 46 -
(e)コーポレート・ガバナンスの推進
株主や社会に対して積極的な情報開示を行い、経営の透明度を高める。
経営の改善などに関わる提案を尊重し、株主や社会に対してオープンな経営を目指す。
(f)社会貢献や地球環境への積極的な関与
国際社会における企業市民としての責任を自覚し、積極的な社会貢献活動を行なう。
環境問題に心を配り、健全な地球環境を子孫に継承する。
④
ステークホルダー
当社グループの企業活動は、経済、環境、社会面において、様々なステークホルダーに支えられて
います。今後とも、企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)を重視し、ステークホ
ルダー個々の利益、満足度を追求し信頼を得ることにより、安定した持続的なグループ企業基盤を構
築します。定義しておりますステークホルダーは以下の通りです。
(a)顧客
顧客のニーズに基づき、安全性に充分配慮の上、社会的に有用な商品・サービスを、開発・提供し、
誠実な対応を通じて、満足度の向上、信頼の獲得に常時取組みます。
(b)取引先
取引先から信頼される企業を目指し、公正・透明な取引を推進します。また、顧客のニーズを踏ま
え、新商品・サービス等を創出すべく、取引先との連携を強化します。
(c)株主
事業環境の変化に対応し、安定的な収益の確保に努める一方、環境・社会的側面をも重視し企業価
値の向上に努めるとともに、企業情報を積極的且つ公正に開示します。
(d)社員
社員一人一人の価値観や人生設計を尊重し、また、あらゆる差別を撤廃し、誰もが快適に働ける職
場環境を作ります。
(e)地域社会
地域社会の一員として共生を図り、豊かな地域社会創造への貢献に取組みます。海外においては、
その文化や習慣を尊重し、現地の発展に貢献する経営を強化します。また、市民社会の秩序や安
全に脅威を与える反社会的勢力及び団体とは断固として対決します。
(f)環境
環境問題への取組は、企業の存在と活動に必須の要件であることを認識し、自主的、積極的に行動
します。また、環境負荷の低減に取組むとともに、環境ビジネスの推進により地球環境保全に貢献
します。
- 47 -
(1)会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況
①
会社の機関の基本説明
(a)取締役会
取締役会は取締役11名で構成し、当社の経営方針その他重要事項を決定するとともに、取締役の職
務の執行を監督しています。なお、経営と執行をより明確に分離するため、平成16年4月1日から
取締役会の議長を、社長から会長に変更しました。
(b)監査役会
監査役会は監査役4名(うち社外監査役2名)で構成されています。当社は監査役制度を採用してお
り、各監査役は、監査役会で策定された監査方針及び監査計画に基づき、取締役会をはじめとする
重要な会議への出席や、業務及び財産の状況調査を通じて、取締役の職務執行を監査しています。
(c)経営会議
経営会議は、社長の下に設置され、社長及び取締役9名からなり、経営に関する全般的重要事項を
協議しています。
(d)執行役員会
執行役員会は、取締役11名及び執行役員22名で構成されています。当社は、経営の監督機能と業務
執行を分離し、権限と責任を明確化する為、執行役員制度を採用しており、社長の方針示達及び情
報連絡並びに業務執行に関わる事項の報告を行っています。
さらに社長の諮問機関である9つの委員会および社外の有識者からなるアドバイザリー・コミッテ
ィを設置しております。
●投融資委員会(原則週1回開催)
稟議案件の審議を行う、投融資委員会委員長は、委員会の審議を経て経営会議体に付議すべき案件
を決定する。
● V PLAN委員会(随時開催)
経営会議で決定した事項、並びに中期経営計画に関わる方針の実行・推進、フォローを行う。
●コンプライアンス委員会(年2回開催、その他随時開催)
当社グループにおけるコンプライアンス体制の構築・維持・管理全般を行う。
●役員処遇委員会(随時開催)
当社役員報酬等役員処遇に関する協議を行う。
●賞罰審査委員会(適宜開催)
当社従業員の賞罰に関する審査、手続きを行う。
●地球環境委員会(年1回定例開催、その他随時開催)
当社グループの環境関連事項全般に関わる活動基本方針の討議及び活動の報告等を行う。
●通関管理委員会(随時開催)
当社グループの輸入通関全般を審査・管理する。
●安全保障貿易管理委員会(随時開催)
当社グループの安全保障貿易に関する法令遵守の促進、企画・立案・実施を行う。
- 48 -
●CSR委員会(随時開催)
当社グループのCSR(Corporate Social Responsibility)への対応方針策定及び進捗状況のフォロ
ーアップを行う。
●アドバイザリー・コミッティ(年3回開催)
社外の有識者委員からの助言・提言を経営に反映させ、当社の透明性・健全性を向上する。
②
当社の業務執行・監査の仕組み、内部統制の仕組み
③
会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況
当社グループは、事業経営の有効性と効率性を高めること、財務報告の信頼性を確保すること、事
業運営に関わる法規や社内ルールの遵守を促すことを目的に、平成16年4月、内部統制システム推進
タスクフォースを社長直轄組織として設置し、内部統制システムの体系化に着手しました。
なお、本内部統制システムの整備に際しては、外部コンサルタントを起用しています。
- 49 -
(2)リスク管理体制の整備の状況
当社グループは、経営に重要な影響を及ぼすリスクの管理を以下のような体制で推進しています。
重要な投融資等の個別案件については、稟議制度に基づいて、投融資委員会での審議の後、経営会議
に付議され、特に重要なものは取締役会にも付議の上意思決定が行われています。実施後のフォロー
は主管営業部が行い、重要案件については現状報告が、投融資委員会および取締役会に対して定期的
に行われます。
一方、全社的なリスクの分散という観点からポートフォリオ管理を行っています。すなわち、当社
グループの保有する様々な資産価値の最大下落リスクを統計学的な手法を用いて計量化(分散効果、相
関関係を考慮したVaRを計算する)した「リスクアセット」を中心とした「統合リスク管理」です。
リスクアセットは業績評価指標であるPATRAC(パトラック−Profit After Tax less Risk
Asset Cost)算出のベースにもなっており、リスク管理のみならず当社グループの収益管理にも活用し
ています。
また、企業が様々なステークホルダーの要望に応えるためには、企業を永続させていかなければな
りません。その為には収益の追求はもちろん重要なことではありますが、それが健全な企業活動を通
じて得られるものでなければ、全く価値はありません。当社グループはコンプライアンスを社会に対
する経営の最重要の責務と位置付け、当社グループの役員及び社員の一人一人がコンプライアンスを
確実に実践することを支援・指導する組織として、社長直轄のコンプライアンス委員会を設置し、コ
ンプライアンス・マニュアルを制定するとともに、報告・相談窓口として「勇気の扉」(※)を設置
しました。
当社グループのコンプライアンスの責任者は、社長の委託を受けたコンプライアンス・オフィサー
です。また当社各営業部門・支社・支店に、当該部門及び担当するグループ会社のコンプライアンス
の責任者として、部門・支社・支店コンプライアンス・オフィサー16名を任命しています。
本年度のコンプライアンス委員会は、委員会を2回開催し、また、運営小委員会、懇談会研修等を
随時開催し、グループ全体のコンプライアンス体制強化を図りました。
※「勇気の扉」:コンプライアンス上問題がある行為を知った場合は、原則、職制ラインを通じて
報告を行うものとしていますが、職制が機能しない場合に備えた次のコンプライアンス相談窓
口を設置しています。
・コンプライアンス委員会ライン
・社外弁護士ライン
(3)役員報酬の内容
平成15年度に取締役に支払った報酬総額は302百万円です。また、監査役に支払った報酬は65百万円
です。
なお、金銭以外の役員報酬は支払われていません。
上記の当期支払額には、以下のものは含まれておりません。
・使用人兼務取締役の使用人給与相当額(賞与を含む)
・取締役に対する退職慰労金
5百万円
114百万円
- 50 -
・監査役に対する退職慰労金
14百万円
(4)監査報酬の内容
当社が新日本監査法人と締結した監査契約の内容は、株式会社の監査等に関する商法の特例に関す
る法律第2条による計算書類等の監査証明及び証券取引法第193条の2による財務書類の監査証明であ
り、これに関わる平成15年度の監査報酬額は80百万円です。
また、上記以外の報酬は9百万円です。
- 51 -
第5 【経理の状況】
1
連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、前連結会計年度(平成14年4月1日から平成15年3月31日まで)は、改
正前の「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下
「連結財務諸表規則」という。)に基づき、当連結会計年度(平成15年4月1日から平成16年3月
31日まで)は、改正後の連結財務諸表規則に基づいて作成しております。
なお、当社の連結財務諸表は、連結財務諸表規則の規定(平成14年内閣府令第11号附則第3項)
により、米国において一般に公正妥当と認められる会計の基準(以下「米国会計基準」という。)
に準拠して作成しております。
当社は昭和49年10月にアムステルダム証券取引所、同年11月にデュッセルドルフ証券取引所及び
フランクフルト証券取引所に預託証券を上場させる為、米国会計基準による連結財務諸表の作成を
開始致しました。また、昭和56年4月にルクセンブルグ証券取引所に上場しました。現在はデュッ
セルドルフ証券取引所とフランクフルト証券取引所に上場登録しており、毎年米国会計基準にて作
成した連結財務諸表を記載したAnnual Reportを提出しております。
旧大蔵省の届出におきましては昭和53年3月13日付けにて、「連結財務諸表規則取扱要領第86に
基づく承認申請書」を大蔵大臣に提出し、米国会計基準による連結財務諸表提出の承認申請を行い、
同年3月29日付け蔵証第462号にて承認され、昭和53年3月期より証券取引法による有価証券報告書
の添付書類として米国会計基準による連結財務諸表の提出を開始し現在に至っております。
なお、当社は米国証券取引委員会への上場登録は行っておりません。
また、「連結財務諸表に対する注記15.セグメント情報」及び「注記21.関連当事者との取引」の
項に、本邦の連結財務諸表規則に基づく所在地別セグメント情報、海外売上高及び関連当事者との
取引を記載しております。
なお、金額の表示は、百万円未満を四捨五入して記載しております。
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第
59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
前事業年度(平成14年4月1日から平成15年3月31日まで)は、改正前の財務諸表等規則に基づき、
当事業年度(平成15年4月1日から平成16年3月31日まで)は、改正後の財務諸表等規則に基づいて
作成しております。
なお、当事業年度(平成15年4月1日から平成16年3月31日まで)については、「財務諸表等の用
語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」(平成16年1月30日内閣府令第5
号)附則第2項のただし書きにより、改正前の財務諸表等規則に基づいて作成しております。
また、金額の表示は、従来、百万円未満を切り捨てて記載しておりましたが、当事業年度より、
百万円未満を四捨五入して表示しております。
- 52 -
2
監査証明について
当社は証券取引法第193条の2の規定に基づき、平成14年度(平成14年4月1日から平成15年3月31
日まで)及び平成15年度(平成15年4月1日から平成16年3月31日まで)の連結財務諸表並びに前事業年
度(平成14年4月1日から平成15年3月31日まで)及び当事業年度(平成15年4月1日から平成16年3月
31日まで)の財務諸表について、新日本監査法人の監査を受けております。
- 53 -
1 【連結財務諸表等】
(1) 【連結財務諸表】
① 【連結貸借対照表】
平成15年3月31日現在
区分
資産の部
流動資産
現金及び現金同等物
定期預金
有価証券
市場性のある持分証券
その他
営業債権
受取手形
売掛金
関連会社に対する債権
貸倒引当金
たな卸資産
前渡金
繰延税金
前払費用及びその他の流動資
産
(流動資産合計)
投資及び長期債権
関連会社に対する投資
及び債権
投資有価証券及び
その他の投資
市場性のある持分証券
その他
長期営業債権及び長期貸付金−
貸 倒 引 当 金 ( 平 成 14 年 度
110,462百万円、平成15年度
93,865百万円)及び前受利息
控除後
賃貸固定資産−減価償却累計額
(平成14年度50,282百万円、
平成15年度55,628百万円)控
除後
(投資及び長期債権合計)
有形固定資産
土地
建物及び構築物
機械及び装置
注記
番号
2,17
8,17
2,4,
8,17
金額(百万円)
平成16年3月31日現在
構成比(%)
金額(百万円)
466,511
14,331
478,731
6,753
182
13,108
3,387
6,058
108,048
824,784
131,655
△32,068
397,714
67,741
34,594
98,227
764,545
106,391
△26,949
398,617
85,490
32,862
175,474
125,852
構成比(%)
6,8
2,8
11
2,202,074
2,5,8
50.96
2,079,964
364,648
337,451
112,589
337,955
178,290
307,575
245,887
206,184
48.89
2,4,
8,17
2,6,
8,17
2,8
201,871
1,262,950
29.22
256,370
1,285,870
30.23
10.65
2.61
3.64
0.98
0.55
1.39
100.00
179,450
288,668
322,240
790,358
△305,373
484,985
105,797
118,274
50,006
28,793
100,505
4,254,194
11.40
2.49
2.78
1.17
0.68
2.36
100.00
2,8
減価償却累計額
(有形固定資産合計)
前払年金費用
10
繰延税金
11
2,7,10
無形固定資産
営業権
2,7
その他の資産
3
資産合計
「連結財務諸表に対する注記」参照
171,037
276,190
279,089
726,316
△265,985
460,331
113,005
157,335
42,236
23,553
59,998
4,321,482
- 54 -
平成15年3月31日現在
区分
注記
番号
金額(百万円)
平成16年3月31日現在
構成比(%)
金額(百万円)
構成比(%)
負債及び資本の部
流動負債
短期借入金
一年以内に期限の到来する
長期債務
8,9,
17
8,9,
17
561,139
474,735
402,186
328,816
196,282
204,574
608,386
629,279
44,717
44,228
60,553
76,684
営業債務
支払手形
8
買掛金
関連会社に対する債務
前受金
未払法人税等
11
13,773
13,262
繰延税金
11
1,984
2,535
未払費用及び
その他の流動負債
8
216,880
190,705
(流動負債合計)
長期債務
8,9,
17
2,105,900
48.73
1,964,818
46.18
1,902,327
44.02
1,822,473
42.84
退職給付引当金
10
9,571
0.22
8,786
0.21
繰延税金
11
10,972
0.25
23,536
0.55
32,661
0.76
41,599
0.98
少数株主持分
約定及び偶発債務
19
資本
12
13
資本金(優先株式)
第一種 授権株式数
平成15年度−
100,000,000株
発行済株式数
平成15年度−
75,500,000株
第二種 授権株式数
平成15年度−
100,000,000株
−
37,750
194,039
194,039
資本金(普通株式)
授権株式数
平成14年度−
3,000,000,000株
平成15年度−
4,300,000,000株
発行済株式数
平成14年度−
1,494,021,081株
平成15年度−
1,494,021,081株
- 55 -
平成15年3月31日現在
区分
注記
番号
金額(百万円)
平成16年3月31日現在
構成比(%)
金額(百万円)
構成比(%)
資本剰余金
87,765
125,430
利益剰余金
64,786
94,870
△86,441
△59,025
△98
△82
その他の包括損益累計額
4,10,
11,14
自己株式
平成14年度−756,776株
平成15年度−714,433株
(資本合計)
負債及び資本合計
260,051
6.02
392,982
9.24
4,321,482
100.00
4,254,194
100.00
「連結財務諸表に対する注記」参照
- 56 -
② 【連結損益計算書】
区分
注記
番号
平成14年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
修正再表示後(注記2)
対収益比
金額(百万円)
(%)
平成15年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
対収益比
(%)
金額(百万円)
収益:
商品の販売等に係る収益
2,520,531
2,624,011
サービス等に係る手数料
160,636
150,158
収益合計
2
2,681,167
100.00
2,774,169
100.00
売上高(注記2,5,15)
平成14年度:8,793,303百万円
平成15年度:7,905,640百万円
商品の販売等に係る原価
2,256,524
売上総利益
424,643
2,364,708
15.84
409,461
14.76
その他の収益・費用(△):
販売費及び一般管理費
△ 345,612
△ 330,032
△ 5,660
△ 805
受取利息
26,605
20,361
支払利息
△ 50,118
△ 43,835
6,797
7,198
貸倒引当金繰入額
6
受取配当金
有価証券評価損
4
△ 27,083
△ 10,451
有価証券売却損益
4
14,351
26,528
固定資産損益
7
8,530
△ 1,555
△ 16,107
△ 17,970
その他の損益-純額
2,16
その他の収益・費用(△)合計
法人税等・少数株主損益及び持
分法による投資損益前利益
法人税等:
△ 388,297
△ 14.48
△ 350,561
△ 12.64
36,346
1.36
58,900
2.12
11
当期
16,931
20,705
繰延
△ 657
14,913
法人税等合計
少数株主損益及び持分法による
投資損益前利益
少数株主損益
持分法による投資損益
(法人税等控除後)
2
5,11
当期純利益
優先株式配当金
16,274
0.61
35,618
1.28
20,072
0.75
23,282
0.84
△ 3,180
△ 2,988
13,420
14,271
30,312
20
優先株式配当金控除後
当 期 純 利 益
1.13
30,312
34,565
1.25
442
1.13
34,123
1.23
基本的100株当たり当期純利益
2
2,030円
2,285円
希薄化後100株当たり当期純利益
2
1,896円
2,016円
「連結財務諸表に対する注記」参照
- 57 -
③ 【連結資本勘定増減表】
区分
資本金(優先株)
注記
番号
平成14年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
平成15年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
金額(百万円)
金額(百万円)
13
期首残高
―
―
増資
―
37,750
期末残高
―
37,750
期首残高
194,039
194,039
期末残高
194,039
194,039
216,993
87,765
資本金(普通株)
資本剰余金
期首残高
欠損金への振替
12
△129,228
―
増資
13
―
37,665
87,765
125,430
△94,754
64,786
期末残高
利益剰余金又は欠損金(△)
期首残高
当期純利益
30,312
現金配当
資本剰余金からの振替
12
期末残高
その他の包括損益累計額
期首残高
有価証券正味未実現損益
─当期純利益への組替修正後
外貨換算調整勘定
─当期純利益への組替修正後
デリバティブ正味未実現損益
─当期純利益への組替修正後
追加年金最小負債
その他の包括損益計
─税効果考慮後
34,565
―
△4,481
129,228
―
64,786
94,870
△52,375
△86,441
4
10
△34,066
△8,749
43,290
△20,854
△15,247
△4,101
△597
△362
△30
△34,066
27,416
△3,754
△59,025
△8
△98
自己株式の購入及び売却
△90
16
期末残高
△98
△82
自己株式
- 58 -
27,416
61,981
△86,441
期首残高
34,565
14
包括損益計
期末残高
30,312
その他の包括損益純額の内訳
項目
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
金額(百万円)
有価証券正味未実現損益
当期発生額
当期純利益への組替修正額
純額
△19,036
51,762
10,287
△8,472
△8,749
43,290
△27,252
△17,803
6,398
2,556
△20,854
△15,247
△4,618
△5
517
△592
△4,101
△597
外貨換算調整勘定
当期発生額
当期純利益への組替修正額
純額
デリバティブ正味未実現損益
当期発生額
当期純利益への組替修正額
純額
「連結財務諸表に対する注記」参照
- 59 -
④ 【連結キャッシュ・フロー計算書】
区分
平成14年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
平成15年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
金額(百万円)
金額(百万円)
注記
番号
営業活動
当期純利益
営業活動による
純キャッシュ・フローへの調整
減価償却費等
貸倒引当金繰入額
持分法による投資損益(受取配当金控除後)
有価証券損益
固定資産損益
繰延税金
営業活動に係る資産・負債の増減
受取手形及び売掛金
たな卸資産
前渡金・前払費用及びその他の流動資産
前払年金費用
支払手形及び買掛金
前受金・未払費用及びその他の流動負債
未払法人税等
その他
30,312
34,565
63,665
5,660
△5,555
12,732
△8,530
△657
54,261
805
△598
△16,077
1,555
14,913
76,603
15,637
△1,062
△8,819
△13,898
19,155
3,996
5,549
57,711
△1,102
15,138
7,208
18,839
△2,704
△637
17,683
194,788
201,560
108,092
106,326
△82,796
△52,346
47,783
△59,663
165,363
△61,523
△4,015
15,195
△66,478
131,470
△59,127
△17,057
113,241
57,983
△53,423
368,218
△609,920
−
△90
−
1,214
△173,240
458,836
△589,521
△4,481
16
75,415
△963
△294,001
△233,938
△14,159
△13,385
△131
12,220
現金及び現金同等物の期首残高
466,642
466,511
現金及び現金同等物の期末残高
466,511
478,731
営業活動による純キャッシュ・フロー
投資活動
有価証券・投資有価証券及び
その他の投資の売却・償還による収入
有価証券・投資有価証券及び
その他の投資の購入による支出
有形固定資産の売却による収入
有形固定資産の購入による支出
貸付金の回収による収入
貸付金の貸付による支出
無形固定資産の取得等
投資活動による純キャッシュ・フロー
財務活動
短期借入金の純減少額
長期債務による調達
長期債務の返済
現金配当
自己株式の取得及び売却
優先株式発行による入金額
その他
財務活動による純キャッシュ・フロー
為替相場の変動の現金及び
現金同等物に与える影響
現金及び現金同等物の純増減額
「連結財務諸表に対する注記」参照
- 60 -
キャッシュ・フローに関する補足情報
項目
平成14年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
平成15年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
金額(百万円)
金額(百万円)
年間支出額
支払利息
52,864
45,071
法人税等
12,935
21,149
取得した資産の公正価額
30,270
18,397
交換に供した資産の帳簿価額
24,239
16,665
8,746
―
キャッシュ・フローを伴わない投資活動
交換による資産の取得
退職給付信託設定のための資産の譲渡
「連結財務諸表に対する注記」参照
- 61 -
連結財務諸表の作成方法等について
当社の連結財務諸表は米国公認会計士協会の会計研究公報(Accounting Research Bulletins)、同協会
の会計原則審議会の意見書(Opinions of the Accounting Principles Board)及び米国財務会計基準審議
会の基準書(Statements of Financial Accounting Standards Board)等に準拠して作成されております。
本邦の連結財務諸表規則及び連結財務諸表原則に準拠して作成する場合との主要な相違の内容は次の
とおりであり、金額的に重要性のある項目については本邦基準に基づいた場合の法人税等・少数株主損
益及び持分法による投資損益前利益(以下、連結税引前利益)に対する影響額を併せて開示しております。
なお、各項目において表示されている影響額は、少数株主損益及び税効果調整前の差異の総額であり、
当期純利益に対する影響額ではありません。
(1) 連結財務諸表の構成
当社の連結財務諸表は、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結資本勘定増減表、連結キャッシ
ュ・フロー計算書、注記及び連結附属明細表により構成されております。
(2) 会計処理基準及び表示の方法
(イ)特定の負債証券及び持分証券
特定の負債証券及び持分証券は「売買目的有価証券」、「満期保有目的有価証券」及び「売却
可能有価証券」に分類し、「売買目的有価証券」及び「売却可能有価証券」は公正価値により
計上し、「満期保有目的有価証券」は償却原価法により計上しております。「売買目的有価証
券」に係る未実現損益は有価証券売却損益に含めております。「売却可能有価証券」に係る取
得原価と公正価値との評価差額は、税効果を考慮後、資本の部のその他の包括損益累計額に含
めて表示しております。なお、「売却可能有価証券」の実現損益は有価証券売却損益に、一時
的でないと判断される価値の減損は有価証券評価損に計上しております。
また、被投資会社の合併に伴う新旧株式の交換につき交換損益を計上しております。
当該処理については、主に過年度における本邦基準との相違により、平成15年度以降も引き続
き連結税引前利益に対し影響を及ぼすこととなります。
これらの会計処理による平成14年度及び平成15年度の連結税引前利益に対する影響額は、それ
ぞれ、1,523百万円(損失)及び642百万円(利益)であります。
(ロ)長期営業債権
長期延払債権等通常の取引に基づいて発生した債権は、本邦基準では原則として流動項目とし
て表示されますが、当社の連結財務諸表においては、決済期限が決算日より一年を超える部分
については投資及び長期債権項目として表示しております。
(ハ)長期性資産
当社及び連結子会社が保有使用している長期性資産について、資産の簿価と予想キャッシュ・
フローの総額を比較し、帳簿価額が回収できないと判定された場合は公正価額に基づき評価損
を計上しております。本会計処理による平成14年度及び平成15年度の連結税引前利益に対する
影響額に重要性はありません。
また、当社及び連結子会社は、企業結合から生じる営業権及び有効期間がない無形固定資産に
つき償却を行なわず、少なくとも、毎年、減損の有無を検討しております。本会計処理による
平成14年度及び平成15年度の連結税引前利益に対する影響額は、それぞれ、1,645百万円(利益)
及び1,496百万円(利益)であります。
(ニ)圧縮記帳
有形固定資産の圧縮記帳については、圧縮記帳がなかったものとして処理しております。本会
- 62 -
計処理による平成14年度及び平成15年度の連結税引前利益に対する影響額は、それぞれ、219百
万円(損失)及び501百万円(損失)であります。
(ホ)年金会計
退職一時金及び退職年金に係る費用計上額については、米国財務会計基準審議会の基準書第87
号「事業主の年金会計」に基づき算定しております。本会計処理による平成14年度及び平成15
年度の連結税引前利益に対する影響額は、それぞれ、5,650百万円(利益)及び647百万円(損失)
であります。
(ヘ)新株予約権
新株予約権付社債の手取額の内、新株予約権に対応する価額は、発行時に資本剰余金に計上し
ております。
(ト)延払条件付販売
延払条件付販売の利益は売上時に一括計上しております。
(チ)売買契約残高の見込損失
売買契約残高に損失が見込まれる時は、契約を締結した年度の損失として計上しております。
(リ)役員賞与
役員賞与は利益処分ではなく、「販売費及び一般管理費」として処理しております。
(ヌ)デリバティブ及びヘッジ損益
本邦基準において、特定の場合、満期保有目的債券をヘッジ対象とする金利スワップ等は、時
価評価しないことが認められておりますが、当社はこれを時価評価のうえ時価評価差額を損益
処理しております。本会計処理による平成14年度の連結税引前利益に対する影響額は、464百万
円(損失)であります。なお、平成15年度の連結税引前利益に対する影響額に重要性はありませ
ん。
(ル)固定資産のセール・アンド・リースバック等
売却後引続き賃貸借契約に基づき継続使用する不動産については、不動産の売却損益を賃借期
間に亘り期間按分して認識しております。また、買い戻し条件のある売買について過年度の処
理に関し日米差異が発生しております。本会計処理による平成14年度及び平成15年度の連結税
引前利益に対する影響額は、それぞれ、4,189百万円(損失)及び2,869百万円(利益)であります。
(ヲ) 持分法による投資損益
本邦基準において、持分法による投資損益は営業外損益に表示することとなっておりますが、
当社はこれを連結税引前利益以降に表示しております。
(ワ) 社債発行費用
社債発行費は繰延資産として償還までの期間で均等償却しております。本会計処理による平成
15年度の連結税引前利益に対する影響額は、281百万円(損失)であります。なお、平成14年度の
連結税引前利益に対する影響額に重要性はありません。
- 63 -
連結財務諸表に対する注記
1 財務諸表の作成の基準
当社は本邦で設立され、その会計帳簿及び財務諸表は日本円で表示されております。この連結財務
諸表は本邦で公表されている個別財務諸表と相違する点があります。すなわち、この連結財務諸表は
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの変動を、米国において一般に公正妥当と認められる会
計の基準に準拠して表示するために、連結財務諸表作成手続の他、当社の会計帳簿に記録されていな
いいくつかの修正を加えております。主な修正は次のとおりであります。
(1) 延払取引の販売基準による収益の計上
(2) 新株予約権に係る会計処理
(3) 年金会計
(4) 特定の負債証券及び持分証券への投資に係る会計処理
(5) 圧縮記帳に係る会計処理
(6) 長期性資産に係る会計処理
(7) デリバティブ及びヘッジ活動に係る会計処理
(8) 固定資産のセール・アンド・リースバック等に係る会計処理
(9) 社債発行費用
平成15年度の表示方法に合わせるため、平成14年度の連結財務諸表において一部組替えを行ってお
ります。
2
重要な会計方針
連結
連結財務諸表は、原則として国内及び海外のすべての子会社の勘定を含んでおります。重要な内部
取引及び勘定は消去されております。なお、子会社及び関連会社の第三者割当増資等に伴う持分率の
低下による持分の変動額については、発生時に損益として認識しております。
平成15年1月に米国財務会計基準審議会は、解釈指針第46号「変動持分事業体の連結−会計研究公報
第51号の解釈」を公表し、平成15年12月に技術的な修正と既に生じている施行による問題の処理を確
実にするべく、同指針を修正しております。当該解釈指針は変動持分事業体の認識及び変動持分事業
体の資産、負債、非支配持分及び事業活動の成果の連結について規定しております。同指針は、企業
が変動持分事業体の活動から生じる予想損失の過半を負担する義務を負う場合、または期待残余利益
の過半を享受する場合、当該企業がその変動持分事業体を連結することを要求しております。さらに
同指針は、第一受益者以外の変動持分保有者についても、重要な変動持分事業体の開示を要求してい
ます。
当社は平成15年1月31日以降に設立された変動持分事業体に対する当社持分及び平成15年2月1日以前
に設立された特別目的事業体に対する当社持分に対し、平成15年10月1日から解釈指針第46号を適用し
ました。平成16年1月1日時点で、全ての変動持分事業体に対して、同指針が適用されております。こ
れによる当社及び連結子会社の財政状態及び経営成績への影響は軽微であります。
また、決算期が12月末あるいは12月末以降である一部の子会社については、決算期を当社の決算期
である3月末とみなして連結しております。
見積りの使用
連結財務諸表の作成にあたり、必要に応じて会計上の見積り又は仮定を用いております。これらの
会計上の見積りが、実際の結果と異なることもあり得ますが、そのような見積りの誤差が近い将来に
おいて連結財務諸表に重要な影響を及ぼすことはないものと考えております。
- 64 -
現金及び現金同等物
現金及び現金同等物には、当初の満期日が3ヶ月以内の定期預金及び売戻し条件付きの有価証券を
含めております。
有価証券
当社及び連結子会社は、有価証券の取得時に、それらを売買目的有価証券、満期保有目的有価証券、
又は売却可能有価証券に分類しております。
売買目的有価証券
売買目的有価証券は、短期間の市場価格の動向によって売却することを目的として保有されており
ます。売買目的有価証券は主に市場性のある持分有価証券であり、その公正価値で評価しております。
売買目的有価証券に係る損益は有価証券売却損益に含めております。
満期保有目的有価証券
負債証券は、当社及び連結子会社が満期まで保有する積極的な意志及び能力を持つ場合に満期保有
目的有価証券として分類しており、満期保有目的有価証券は、償却原価法によって満期日までのプレ
ミアム及びディスカウントの償却を修正した上で計上しております。当該償却額は受取利息に含めて
おります。満期保有目的有価証券として分類された有価証券に係る利息は受取利息に含めております。
また、満期保有目的有価証券の一時的でないと判断される価値の減損は有価証券評価損に含めており
ます。
売却可能有価証券
売買目的有価証券に分類されない市場性のある持分証券、及び売買目的有価証券又は満期保有目的
有価証券に分類されない負債証券は売却可能有価証券に分類し、公正価値で評価した後、税効果考慮
後の正味未実現損益を資本の部のその他の包括損益累計額に含めて表示しております。この区分にお
ける負債証券の原価は満期日までのプレミアム及びディスカウントの償却を加味しております。当該
償却額は受取利息に含めております。売却可能有価証券の実現損益は有価証券売却損益に、一時的で
ないと判断される価値の減損は有価証券評価損に含めております。売却可能有価証券の実現損益は平
均原価に基づいて算出しております。売却可能有価証券に係る利息及び配当はそれぞれ受取利息及び
受取配当金に含めております。
たな卸資産
商品、製品及び販売用不動産等のたな卸資産は、取得原価(主に個別法又は移動平均法)と時価(通常
は再調達原価)との何れか低い価額で計上されております。
なお、平成15年及び平成16年3月31日現在の販売用不動産の金額はそれぞれ115,140百万円及び
106,947百万円であります。
投資
関連会社(当社及び連結子会社が重要な影響力を行使し得る会社)に対する投資額は、通常、取得
原価に取得時以降の未分配利益及び未処理損失に対する持分相当額を調整した価額により計上されて
おります。その他の投資は、取得原価で計上しておりますが、一時的でないと判断される価値の下落
- 65 -
については修正しております。
貸付金等及び貸倒引当金
貸付金等は、取得原価により計上しております。
当社及び連結子会社は、貸付金等の信用リスクを評価するに当たって、貸付金等の債務者及び地域
等が有する潜在的なリスクに基づき分類しております。それにより、減損の対象となる貸付金等に対
する貸倒引当金は、当該貸付金等の予想キャッシュ・フローを当初の実効利子率で割り引いた現在価
値、又はその担保の公正価値に基づき計上しております。前記に該当しない一般債権については、過
去の経験等を考慮に入れて算定される信用リスク区分毎の貸倒実績率により、貸倒引当金を計上して
おります。また、減損した貸付金のうち、法的整理等が実施されたものについては、直接減額してお
ります。
減損した貸付金等に関する入金は、当該貸付金等の回収可能性を判断して、元本の回収、又は受取
利息として処理しております。貸付金等の金利を不計上とする基準は、決済期日から180日を超えたも
のとしております。また、相手先とのリスケジュールの合意及び契約の締結がなされ、かつ信頼性の
高いものについて金利を再計上しております。
なお、債権管理方針として、決済期日から90日を超えた債権については、期日超過債権として、管
理・牽制を強化しております。
リース
船舶、建物、機械及び装置をリースに出しております。ファイナンス・リースについては連結貸借
対照表上、売掛金及び長期営業債権に表示しております。オペレーティング・リースについては連結
貸借対照表上、賃貸固定資産として独立して表示しております。
減価償却
有形固定資産(賃貸固定資産を含む)の減価償却は、当該資産の見積耐用年数に基づき定率法、又は
定額法(主に建物)で算出されております。
なお、耐用年数は概ね2∼50年であります。
長期性資産(営業権及びその他の無形固定資産を除く)
当社及び連結子会社が保有使用している長期性資産について、資産の簿価と予想キャッシュ・フロ
ーの総額を比較し、帳簿価額が回収できないと判定された場合は公正価額に基づき評価損を計上して
おります。また、処分予定の長期性資産については、帳簿価額と公正価額(売却費用差引後)とのいず
れか低い価額で計上しております。
営業権及びその他の無形固定資産
当社及び連結子会社は、平成14年度より米国財務会計基準審議会の基準書第142号「営業権及びその
他の無形固定資産」を適用しております。基準書第142号は、営業権及び有効期間がない無形固定資産
の償却を禁止しており、少なくとも毎年、減損の有無について検討することを要求しております。有
効期間を有する無形固定資産は、見積有効期間にわたって償却を行います。さらに、持分法投資の帳
簿価額に含まれる営業権についても、償却しないことを要求しております。当社及び連結子会社は、
基準書第142号に規定されている二段階評価に基づいて、年に一度、営業権の減損テストを実施してお
ります。減損テストの第一段階は、減損の兆候の検討であり、第二段階は、第一段階で発見された減
- 66 -
損の兆候に対する減損金額の測定であります。
資産の除却債務
当社及び連結子会社は、平成15年度より米国財務会計基準審議会の基準書第143号「資産の除却債務
に関する会計処理」を適用しております。基準書第143号は、長期性資産の除却に関する法的債務を、
当該債務の発生時の公正価値で認識することを要求しております。また、負債の当初認識時において、
その原価は関連する長期性資産の一部として取得原価に算入し、その耐用年数にわたって償却するこ
とを要求するものであります。同基準書の適用による当社及び連結子会社の財政状態及び経営成績へ
の影響は軽微であります。
負債及び資本双方の性質を有する特定の金融商品
平成15年10月1日より米国財務会計基準審議会の基準書第150号「負債及び資本双方の性質を有する
特定の金融商品に関する会計処理」を適用しております。基準書第150号は、負債及び資本の双方の性
質を有する金融商品に関わる計上区分及び測定の方法について規定しています。同基準書の適用によ
る当社及び連結子会社の財政状態及び経営成績への影響は軽微であります。
保証
平成15年1月1日より米国財務会計基準審議会の解釈指針第45号「保証に係る保証者側の会計処理と
開示」を適用しております。同解釈指針は平成15年1月1日以降に契約又は更新する保証について、契
約時に時価で負債計上することを要求しております。同解釈指針の適用による当社及び連結子会社の
財政状態及び経営成績への影響は軽微であります。
収益の認識基準及び売上高
当社及び連結子会社の関与する取引には、仕切取引、代行取引等種々の形態があります。代行取引
においては買主と売主との間で直接に取引代金の決済が行われます。
当社及び連結子会社は、商品の販売、サービスの提供及び商取引の仲介等により利益を得ておりま
す。法的に契約当事者として取引に関与する場合においても、米国財務会計基準審議会の発生問題専
門委員会報告第99-19号「契約当事者における収益の総額表示と代理人における収益の純額表示」によ
り純額表示を要請されることがあります。当社は、取引内容を分析し、報告第99-19号の条件をもとに、
総額表示か否かを判断しております。なお、契約形態や条件の変更並びに取引実体の変化に応じて、
表示方法の見直しを行っております。
本報告の適用により、平成14年度の連結損益計算書を修正再表示しておりますが、利益及び資本へ
の影響はありません。
当連結損益計算書における売上高については、日本の投資家の便宜を考慮して、日本の会計慣行に
従い自主的に表示しております。売上高は、取引形態の如何にかかわりなく当社及び連結子会社の関
与するすべての取引を含んで表示しております。
商品の販売等に係る収益またはサービス等に係る手数料は、実現時または実現が可能となった時点
に認識しております。実現時または実現が可能となった時点とは、下記のような説得力のある契約な
どが存在すること、商品の引渡しまたは役務提供が完了していること、販売価格が確定していること、
代金回収可能性が合理的に確保されていることの要件が満たされた時点と考えられます。
商品の販売:仕切取引においては、当社が出荷を手配する場合は出荷時、船荷証券・倉庫証券・貨
物引換証・荷渡指示書等を買主に引渡す場合は、その交付時等契約上の受渡条件が履行された時点、
- 67 -
その他検収が完了し、履行すべき義務がほぼなくなり、顧客の受取が確実となった時点をもって収益
を認識しております。
サービス等:契約に定められたサービス等が顧客に提供された時点をもって手数料を認識しており
ます。代行取引においては、契約に定められた役務提供完了時に手数料を認識しております。
長期大規模工事案件:合理的な見積が可能な場合には工事進行基準によっており、それ以外の場合
には工事完成基準によって収益を認識しております。
また、出荷にかかわる荷役費及び運送費は、売上総利益に含めております。
その他の損益
その他の収益・費用のその他の損益−純額には、関係会社整理損が含まれており、平成14年度及び
平成15年度の金額はそれぞれ12,542百万円及び6,549百万円であります。
デリバティブ及びヘッジ活動
当社及び連結子会社は、平成13年度より米国財務会計基準審議会の基準書第133号「デリバティブ及
びヘッジ活動の会計処理(基準書第138号及び第149号により一部改訂)」を適用しております。
基準書第133号は、全てのデリバティブを公正価値で貸借対照表上認識することを要求しております。
ヘッジ目的以外のデリバティブの公正価値の変動額は、損益に計上されます。ヘッジ目的のデリバテ
ィブの公正価値の変動額は、ヘッジ取引の内容に応じて当期の損益に計上され、ヘッジ対象資産、負
債、確定契約の公正価値の変動額と相殺されるか、もしくはヘッジ対象の損益が計上されるまで、そ
の他の包括損益累計額に計上されます。デリバティブの公正価値の変動額のうち、ヘッジ効果のない
部分は、当期の損益に計上されます。
また、外貨建子会社投資及び関連会社投資に係る為替変動リスクをヘッジする目的のデリバティブ
及びデリバティブ以外のヘッジ手段から生じる損益は、ヘッジ効果が認められる範囲内で為替換算調
整勘定の一部としてその他の包括損益累計額に計上されます。
デリバティブのうち、ヘッジ効果がない部分及びヘッジ有効性評価の対象外から生じた損益は、そ
の他の損益−純額に含めております。
平成16年3月31日現在、その他の包括損益累計額に計上されており、輸出入取引の発生又は金利の受
払いにより一年以内に損益へ振り替えられる見積額は、1,784百万円(損失)であります。
平成16年3月31日現在、見込取引(現存する金融商品に係る変動金利の受払いを除く)に係るキャッシ
ュ・フロー変動リスクのヘッジ最長期間は12ヶ月であります。
連結損益計算書の表示方法の変更
従来は日本の会計慣行に従い営業利益を開示しておりましたが、平成15年度より、当社の英文連結
財務諸表と同様の表示方法に変更しております。
また、少数株主損益は、従来その他の損益−純額に含めて表示しておりましたが、平成15年度より、
法人税等の下に独立表示しております。
これらに伴い、平成14年度の連結損益計算書も同様に表示方法を変更しております。
- 68 -
100株当たり当期純利益
基本的100株当たり当期純利益の計算は期中における加重平均発行済普通株式数に基づいており、希
薄化後100株当たり当期純利益の計算は、期中における加重平均発行済普通株式数にすべての潜在的希
薄化効果を加味した株式数に基づいております。なお転換社債及び優先株式に関する追加の情報をそ
れぞれ注記9及び12、注記12及び13に記載しております。
基本的100株当たり当期純利益及び希薄化後100株当たり当期純利益の計算は次のとおりであります。
項目
平成14年度
平成15年度
分子項目
当期純利益(百万円)
30,312
34,565
−
△442
30,312
34,123
333
323
−
442
30,645
34,888
1,493,495,279
1,493,219,051
希薄化効果のある証券の影響―転換社債(株)
123,151,564
119,666,048
希薄化効果のある証券の影響―優先株式(株)
−
117,406,406
1,616,646,843
1,730,291,505
基本的100株当たり当期純利益(円)
2,030
2,285
希薄化後100株当たり当期純利益(円)
1,896
2,016
普通株主に帰属しない金額―優先配当額
(百万円)
普通株主に係る当期純利益(基本的100株当たり
当期純利益の分子項目)(百万円)
希薄化効果のある証券の影響―転換社債
(百万円)
希薄化効果のある証券の影響―優先配当額
(百万円)
希薄化後100株当たり当期純利益の分子項目
(百万円)
分母項目
基本的100株当たり当期純利益の分母項目
─加重平均発行済株式数(自己株式控除後)(株)
希薄化後100株当たり当期純利益の分母項目
―転換調整後加重平均発行済株式数
(自己株式控除後)(株)
平成15年12月に発行した第一回第一種優先株式の優先配当金を当期純利益より控除しております。
平成8年11月に発行した第8回転換社債は平成14年度及び平成15年度において、平成15年12月に発
行した第一回第一種優先株式は平成15年度において、希薄化効果を有しております。
- 69 -
3
企業結合
平成15年11月に、当社及び当社の100%子会社であるMarubeni Power Venture, Inc.(所在地
米
国)は、米国のIPP(Independent Power Producer:独立発電業者)であるSithe Energies Inc.の
100%子会社であ る Sithe International, Inc.が保有 する Sithe Asia Holdings Limited(以下 、
SAHL)の株式44.17%を、また、残り55.83%を機関投資家から取得し、同社を100%子会社としました。
同日より、SAHLの取引は、当社の連結財務諸表に反映しております。当社は海外IPP事業を重点分野の
ひとつと位置づけております。当社のIPP事業は、特にアジアでの展開を主軸においています。SAHL及
び同社の子会社は、フィリピン、韓国、中国及びパキスタンにおける発電設備の開発、建設、所有及
び運営に従事しています。平成15年12月31日現在のSAHL保有資産の総発電容量は、966MW(うち、SAHL
の持分発電容量652MW)です。
同社株式の購入価額合計は、38,586百万円であり、また、同社取得時の資産及び負債の公正価格は、
以下の通りです。
流動資産
(百万円)
106,992
賃貸資産
(百万円)
62,923
その他の固定資産(百万円)
98,264
取得資産計
(百万円)
268,179
流動負債
(百万円)
88,172
長期借入金
(百万円)
68,329
その他の固定負債(百万円)
57,172
引受負債計
(百万円)
213,673
少数株主持分
(百万円)
15,920
取得純資産額
(百万円)
38,586
上記少数株主持分にはSAHLの連結子会社であるSan Roque Power Corporation(以下、SRPC)に対する
当社のSAHL取得前の持分(41.35%)が含まれております。
SRPCは、National Power Corporation(以下、NPC)との電力購入契約に従って、発電施設及び非発電
資産(ダム関連施設等)の建設を行いました。当該非発電資産の所有権は平成15年4月にNPCに移転して
おります。非発電資産の建設費用は繰延費用として計上し、貸借対照表上その他の資産に含めて表示を
しております。当該繰延費用は電力購入契約の期間(25年)に亘り定額法で償却しており、平成15年12
月31日現在の残高は59,532百万円であります。
- 70 -
平成14年4月1日にSAHLを取得していたとした場合の前連結会計年度及び当連結会計年度における収
益、売上総利益、当期純利益、基本的100株当たり当期純利益及び希薄化後100株当たり当期純利益は、
以下の通りです。
平成14年度
収益
平成15年度
(百万円)
2,704,999
2,813,615
売上総利益(百万円)
428,617
416,361
当期純利益(百万円)
30,369
38,373
基本的100株当たり当期純利益 (円)
2,033
2,540
希薄化後100株当たり当期純利益(円)
1,899
2,236
- 71 -
4
市場性のある持分証券及び負債証券
平成15年及び平成16年3月31日現在の売却可能有価証券及び満期保有目的有価証券は次のとおりで
あります。
平成15年3月31日現在
売却可能有価証券
項目
原価
(百万円)
未実現利益
(百万円)
未実現損失
(百万円)
公正価値
(百万円)
流動資産分
社債
7,947
19
△360
7,606
7,947
19
△360
7,606
7,205
252
―
7,457
その他負債証券
2
―
△1
1
負債証券合計
7,207
252
△1
7,458
124,353
17,068
△28,832
112,589
131,560
17,320
△28,833
120,047
合計
投資分
社債
持分証券
合計
満期保有目的有価証券
項目
原価
(百万円)
未実現利益
(百万円)
未実現損失
(百万円)
公正価値
(百万円)
流動資産分
社債
合計
5,502
59
―
5,561
5,502
59
―
5,561
46,120
173
△3,398
42,895
46,120
173
△3,398
42,895
投資分
社債
合計
- 72 -
平成16年3月31日現在
売却可能有価証券
項目
原価
(百万円)
未実現利益
(百万円)
未実現損失
(百万円)
公正価値
(百万円)
流動資産分
社債
合計
5,509
80
△104
5,485
5,509
80
△104
5,485
7,309
325
−
7,634
121,454
62,829
△5,993
178,290
128,763
63,154
△5,993
185,924
投資分
社債
持分証券
合計
満期保有目的有価証券
項目
原価
(百万円)
未実現利益
(百万円)
未実現損失
(百万円)
公正価値
(百万円)
流動資産分
社債
合計
573
10
−
583
573
10
−
583
42,784
1,488
△150
44,122
42,784
1,488
△150
44,122
投資分
社債
合計
- 73 -
当社は上記未実現損失について、期末日以降に時価が回復しているか、時価の下落が9ヶ月を超え
るものではないため、「一時的でない減損」にあたらないものと考えております。
上記有価証券のほか、平成15年及び平成16年3月31日現在においてそれぞれ182百万円及び3,387百
万円の売買目的有価証券を保有しており、期末における評価損益をそれぞれ5百万円(損失)及び0百
万円(損失)計上しております。
平成14年度及び平成15年度の売却可能有価証券の売却収入はそれぞれ23,984百万円及び33,717百万
円であり、また実現利益の総額はそれぞれ9,356百万円及び13,945百万円、実現損失の総額はそれぞれ
846百万円及び179百万円であります。
平成14年度において、退職給付信託に対し、売却可能有価証券の一部を拠出しております。これら
有価証券の拠出時の公正価値は8,746百万円、拠出損は1,611百万円であり、有価証券売却損益に計上
しております。
平成14年度及び平成15年度において、市場価格の下落が一時的でないと判断した有価証券について
それぞれ23,699百万円及び197百万円の評価損を計上しております。
平成16年3月31日現在、契約上の満期別の負債証券及び市場性のある持分証券の原価及び公正価値
は次のとおりであります。なお、証券発行者がペナルティなしに繰上げ償還できる権利を持っている
ため、実際の満期は、契約上の満期と異なることがあります。
売却可能有価証券
項目
原価
(百万円)
公正価値
(百万円)
負債証券
1年以内
1年超5年以内
5年超
負債証券合計
持分証券
合計
375
375
11,774
11,752
669
992
12,818
13,119
121,454
178,290
134,272
191,409
満期保有目的有価証券
項目
原価
(百万円)
公正価値
(百万円)
負債証券
1年以内
1年超5年以内
5年超
合計
- 74 -
573
583
39,496
40,475
3,288
3,647
43,357
44,705
5
関連会社
関連会社に対する平成15年及び平成16年3月31日現在の投資及び債権は次のとおりであります。
平成15年3月31日現在
平成16年3月31日現在
金額(百万円)
金額(百万円)
項目
資本投資
271,847
256,404
長期債権
92,801
81,047
364,648
337,451
合計
関連会社の平成14年度及び平成15年度の要約財務情報は、次のとおりであります。
平成15年3月31日現在
平成16年3月31日現在
金額(百万円)
金額(百万円)
項目
資産合計
3,479,882
3,166,112
負債合計
2,855,211
2,525,835
624,671
640,277
純資産
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
金額(百万円)
売上高
5,840,322
5,680,914
純利益
58,711
32,753
関連会社に対する平成14年度及び平成15年度の当社及び連結子会社の売上高及び仕入高は次のとお
りであります。
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
金額(百万円)
項目
売上高
458,504
319,276
仕入高
442,467
158,592
関連会社に対する投資額が、投資時における被投資会社の純資産に対する当社及び連結子会社の持
分額を超える差額のうち、平成15年3月31日現在及び平成16年3月31日現在の未償却残高は、それぞ
れ、8,434百万円及び7,221百万円であります。
関連会社株式のうち市場性のある持分証券の平成15年及び平成16年3月31日現在の貸借対照表価額
はそれぞれ41,162百万円及び46,271百万円であり、その時価総額はそれぞれ39,336百万円及び48,449
百万円であります。
(注)
売上高については、日本の投資家の便宜を考慮して、日本の会計慣行に従い表示しております。
- 75 -
6
貸付金等及び貸倒引当金
減損した貸付金等に対する貸倒引当金の期中の増減は以下のとおりであります。
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
金額(百万円)
項目
期首残高
149,554
142,530
当期繰入額
5,660
805
目的使用額
△7,999
△21,096
その他
△4,685
△1,425
期末残高
142,530
120,814
平成15年及び平成16年3月31日現在、米国財務会計基準審議会の基準書第114号にて減損の認識され
ている貸付金等はそれぞれ295,065百万円及び264,500百万円、これに対して設定した貸倒引当金は、
それぞれ126,577百万円及び111,804百万円であり、減損した部分の簿価と貸倒引当金との差額につい
ては担保等による回収が可能であると判断しております。平成14年度及び平成15年度の当該貸付金等
の平均残高はそれぞれ300,570百万円及び283,259百万円であります。これらの貸付金等に係る受取利
息は主として入金時に収益計上しており、平成14年度及び平成15年度に認識された当該受取利息に重
要性はありません。
なお、貸付金等のうち、平成15年及び平成16年3月31日現在における金利不計上の貸付金等はそれぞ
れ131,581百万円及び119,953百万円であります。また、90日超滞留している貸付金等のうち、金利を
計上しているものに重要性はありません。
平成14年度及び平成15年度における貸付金等の売却による損失は、それぞれ1,790百万円及び1,023
百万円であります。
- 76 -
7
長期性資産
平成15年及び平成16年3月31日現在における無形固定資産は以下のとおりであります。
平成15年3月31日
項目
取得原価
(百万円)
平成16年3月31日
償却累計額
(百万円)
取得原価
(百万円)
償却累計額
(百万円)
償却性無形固定資産
鉱業権等
32,080
△10,532
39,705
△7,363
ソフトウェア
19,361
△10,611
9,002
△2,432
追加年金最小負債
4,720
△1,688
4,675
△2,694
その他
9,481
△4,323
12,919
△7,814
借地権
2,953
―
2,868
―
その他
795
―
1,140
―
69,390
△27,154
70,309
△20,303
非償却性無形固定資産
合計
平成15年度に取得した償却性無形固定資産のうち、主なものは鉱業権等に含まれる12,562百万円
であります。平成15年度に取得した鉱業権等及びソフトウェアの加重平均償却期間はそれぞれ19年
(生産高比例法)及び5年(定額法)です。なお、償却後の残存価額に重要性はありません。
平成14年度及び平成15年度における、償却額は、それぞれ7,263百万円及び8,471百万円であります。
なお、今後5事業年度の見積償却額は、以下のとおりであります。
事業年度
見積償却額(百万円)
平成16年度
7,373
平成17年度
6,012
平成18年度
4,826
平成19年度
3,438
平成20年度
2,852
平成14年度及び平成15年度の営業権は、以下のとおりであります。
項目
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
金額(百万円)
期首残高
当期に取得した営業権
当期減損額
為替変動による増減等
期末残高
17,393
23,553
8,555
8,364
△2,050
△1,455
△345
△1,669
23,553
28,793
平成16年3月31日現在におけるオペレーティング・セグメント別の営業権は情報産業、食料、輸送機・産業システ
ム、エネルギーが主であります。また、平成15年度に発生した営業権は主に食料の7,371百万円であります。当社及
び一部の連結子会社は、平成14年度において、事業環境の悪化及び経営方針の変更等により将来予想キャッシュ・
フローが低下したため、公正価値に基づき2,050百万円の評価損を計上しております。これはオペレーティング・セ
グメント上、化学品に1,850百万円、輸送機・産業システムに200百万円含まれております。平成15年度において、
公正価値に基づき1,455百万円の評価損を計上しております。これはオペレーティング・セグメント上、化学品に
774百万円、輸送機・産業システムに681百万円含まれております。報告単位の公正価値は、割引将来キャッシュ・
フローにより見積っております。
- 77 -
8
担保に供している資産
平成15年及び平成16年3月31日現在、次の資産を債務の担保として供しております。
平成15年3月31日現在
平成16年3月31日現在
金額(百万円)
金額(百万円)
項目
定期預金
有価証券・投資有価証券・
その他の投資・関連会社に対する投資
営業債権・貸付金
(短期及び長期)
たな卸資産
賃貸固定資産
(減価償却累計額控除後)
有形固定資産
(減価償却累計額控除後)
1,164
430
94,073
159,523
22,357
35,342
26,683
23,732
20,179
64,482
139,910
163,999
3,937
4,877
308,303
452,385
その他の資産
合計
上記の担保に供している資産に対応する債務は次のとおりであります。
平成15年3月31日現在
平成16年3月31日現在
金額(百万円)
金額(百万円)
項目
短期借入金
その他の流動負債
長期債務
取引保証等
合計
19,444
19,566
3,760
11,906
56,581
184,444
7,546
11,552
87,331
227,468
上記の他、平成15年及び平成16年3月31日現在、支払手形に含まれる引受輸入手形には、輸入担保
荷物保管証が差入れられております。
輸入担保荷物保管証の標準的な約款では、輸入担保荷物の売却代金を引受輸入手形の未決済残高に
充当するために、銀行に払込むこととなっております。しかし、当社及び連結子会社は手形期日に引
受輸入手形の決済を実行しております。当社及び連結子会社の取引量が膨大であることから、輸入担
保荷物保管証の対象となっているたな卸資産及び売却代金の総額を確定することは実務的ではありま
せん。
わが国では、通常、銀行から要求された場合、借入に対し、担保を提供しなければなりません。ま
た、銀行には預金を貸付金の期日到来分と相殺する権利があり、更に債務不履行あるいは、その他の
特約事項が発生した場合には、預金をすべての貸付金と相殺する権利があります。当社及び連結子会
社は、かかる要求を受けたことはなく、また、かかる権利を行使されたこともありません。
- 78 -
9
短期借入金及び長期債務
平成15年及び平成16年3月31日現在における短期借入金の内訳は次のとおりであります。
項目
短期借入金(主として銀行借入金)
コマーシャル・ペーパー
合計
平成15年3月31日現在
金額(百万円)
548,439
12,700
561,139
平成16年3月31日現在
金額(百万円)
467,735
7,000
474,735
平成15年及び平成16年3月31日現在の長期債務の内訳は、次のとおりであります。
平成15年3月31日現在 平成16年3月31日現在
金額(百万円)
金額(百万円)
区分
第1回無担保リバース・デュアルカレンシー社債
(利率4.0%、
償還期限平成17年)
第20回無担保社債
(利率2.0%、
償還期限平成15年)
第21回無担保社債
(利率2.0%、
償還期限平成15年)
第22回無担保社債
(利率2.12%、 償還期限平成16年)
第24回無担保社債
(利率2.0%、
償還期限平成15年)
第25回無担保社債
(利率2.0%、
償還期限平成15年)
第26回無担保社債
(利率2.5%、
償還期限平成16年)
第27回無担保社債
(利率2.3%、
償還期限平成16年)
第29回無担保社債
(利率2.0%、
償還期限平成15年)
第30回無担保社債
(利率2.0%、
償還期限平成15年)
第31回無担保社債
(利率2.0%、
償還期限平成15年)
第32回無担保社債
(利率2.37%、 償還期限平成16年)
第33回無担保社債
(利率2.13%、 償還期限平成17年)
第34回無担保社債
(利率1.52%、 償還期限平成16年)
第35回期限前償還条項付無担保社債
(利率1.75%、 償還期限平成20年)
第36回無担保社債
(利率1.2%、
償還期限平成16年)
第37回無担保社債
(利率1.48%、 償還期限平成18年)
第38回無担保社債
(利率1.15%、 償還期限平成17年)
第39回無担保社債
(利率1.27%、 償還期限平成18年)
第40回無担保社債
(利率1.13%、 償還期限平成18年)
第41回無担保社債
(利率0.81%、 償還期限平成16年)
第42回無担保社債
(利率Libor+0.73%、 償還期限平成19年)
第43回無担保社債
(利率2.0%、
償還期限平成18年)
第44回無担保社債
(利率1.91%、 償還期限平成18年)
第45回無担保社債
(利率1.27%、 償還期限平成19年)
第46回無担保社債
(利率1.11%、 償還期限平成19年)
第8回無担保転換社債 (利率0.85%、 償還期限平成18年)
2002年∼2008年満期 0.1%∼4.4%又は変動利付
ミディアム・ターム・ノート
政府系銀行及び政府系金融機関
担保付(最終返済期限平成28年、利率は主に1.1%∼6.7%)
無担保(最終返済期限平成28年、利率は主に0.9%∼6.4%)
銀行及び保険会社等
担保付(最終返済期限平成25年、利率は主に1.0%∼12.6%)
無担保(最終返済期限平成30年、利率は主に0.1%∼8.6%)
その他
合計
うち、一年以内に期限の到来する長期債務
差引合計
- 79 -
12,196
14,500
39,376
4,600
10,473
18,460
8,723
7,600
27,929
23,119
4,600
3,400
5,800
10,600
11,898
―
―
4,600
―
―
8,700
7,600
―
―
―
3,400
5,800
10,600
4,400
4,400
8,300
3,800
36,637
7,974
28,100
27,163
15,578
―
―
―
―
64,500
8,300
3,800
36,637
7,700
28,100
27,163
15,578
15,000
10,000
10,000
10,000
64,500
45,083
21,828
31,552
106,242
60,049
54,511
20,939
1,577,877
134,992
2,304,513
402,186
1,902,327
119,875
1,427,061
174,189
2,151,289
328,816
1,822,473
当社及び一部の連結子会社は、一部外貨建短期借入金及び長期債務の利払い及び元本償還に係る為
替リスクをヘッジするため、為替予約を行っております。
当社及び一部の連結子会社は、ALMの一環として、また為替リスクをヘッジするため、一部短期借入
金及び長期債務につき、主に金利スワップ契約(金利・通貨スワップ契約を含む)を結んでおります。
変動金利は、主にロンドン銀行間金利(3ヶ月物または6ヶ月物)がベースとなっております。金利ス
ワップ契約は短期借入金及び長期債務の満期日まで有効であります。
第8回無担保転換社債につき、次の事項がとりきめられております。
(1) 転換価格は、539.00円であります。
(2) 当社は平成16年4月1日以降、額面100円に対し101円から100円の金額で繰上げ償還できます。
平成14年度から、152,000百万円の長期円貨協調融資枠の設定に係る契約を締結しており、当社は短
期借入金及び一年以内に期限の到来する長期債務のうち119,679百万円の借り換えを行うことを意図し
ているため、これらを長期債務に含めて表示しております。
長期借入金の返済及び社債の償還等のため、下記の支払が予定されております。
事業年度
支払予定額(百万円)
平成16年度
328,816
平成17年度
638,528
平成18年度
408,650
平成19年度
189,066
平成20年度
131,144
平成21年度以降
455,085
政府出資銀行などとの間に締結された借入契約には、事業収益の増加、増資、社債発行、その他の
事由により、当社及び連結子会社に返済余力が生じたと貸手が認めた場合には、貸手は期日前返済を
要求することができる旨定めているものもあります。今までに当社及び連結子会社に対してかかる要
求がなされたことはありません。
同じく長期借入金約定書の中には(貸手から要求がある場合)利益処分案(配当を含めて)を株主に提
出する前に貸手に提出して承認を得ることを定めているものもあります。当社及び連結子会社はかか
る要求を受けたことはありません。
- 80 -
10
退職給付及び退職年金制度
当社及び一部の連結子会社は、通常、役員を除く全従業員を対象とした退職一時金制度と、有資格
従業員を対象とした拠出制及び非拠出制退職年金制度を併せて実施しております。退職一時金規約に
より、従業員には通常、定年退職時または自己都合退職時に、その退職時の給与及び勤務年数に基づ
いて退職一時金が支払われます。
当社は平成14年度に、加入員に対するキャッシュバランスプランの導入及び一部受給権者に対する
給付減額を平成15年4月から実施することとし、平成15年6月5日に厚生労働大臣から認可を受けま
した。
厚生年金基金の代行部分については、厚生労働大臣から平成15年4月15日に将来分支給義務免除の
認可を受け、平成16年5月1日に過去分返上の認可を受けました。当社は、発生問題専門委員会報告
第03-2号「日本の厚生年金基金代行部分返上についての会計処理」に従い厚生年金基金の代行部分に
係る支給義務及び資産の返上が完了したときに損益を計上する予定ですが、支給義務及び関連資産の
金額が変動するため、現時点では影響額を確定する事はできません。
当社は退職給付債務に対する積立不足を解消するために、平成14年度において22,246百万円を信託
に拠出いたしました。また、平成15年度において年金資産の時価が退職給付債務に対し超過積立の状
況となったため、信託を一部解約し、5,000百万円を現金で払い戻しました。なお当信託は、退職年金
を給付するために設立され、当社からは法的に隔離されております。
平成15年及び平成16年3月31日現在の当社及び一部の連結子会社の予測給付債務及び制度資産の期
首残高と期末残高の調整及び積立状況は次のとおりであります。
項目
平成15年3月31日現在
平成16年3月31日現在
金額(百万円)
金額(百万円)
予測給付債務の変動:
予測給付債務期首残高
勤務費用
利息費用
数理計算上の差異
為替変動による影響
年金等給付額
制度変更による影響
予測給付債務期末残高
252,218
8,417
7,371
19,139
△1,221
△17,779
△23,877
244,268
244,268
6,051
6,245
2,987
△1,595
△12,522
△400
245,034
制度資産の変動:
制度資産の公正価値期首残高
制度資産の実際運用収益
為替変動による影響
従業員拠出額
会社拠出額
年金等給付額
その他
制度資産の公正価値期末残高
228,890
△11,724
△1,102
706
26,082
△9,909
―
232,943
232,943
29,795
△1,374
253
3,537
△8,844
△5,000
251,310
制度資産を超過する予測給付債務
基準書第87号適用日における債務未償却額
未認識過去勤務債務額
基準書第87号適用後の未認識純損失額
純計上額
△11,325
622
△18,417
138,303
109,183
6,276
―
△18,028
113,583
101,831
1,642
113,005
△9,571
3,032
1,075
1,784
105,797
△8,786
1,981
1,055
109,183
101,831
前払年金費用−流動
前払年金費用−固定
未払年金費用
無形固定資産
その他の包括損益累計額−税効果考慮前
純計上額
- 81 -
平成14年度及び平成15年度の当社及び一部の連結子会社の退職一時金制度及び退職年金制度に係る
費用の構成は、以下のとおりであります。
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
金額(百万円)
項目
勤務費用
8,417
6,051
利息費用
7,371
6,245
△7,782
△8,214
純償却費及び繰延額
4,580
5,799
従業員拠出額
△706
△253
11,880
9,628
制度資産の期待運用収益
退職一時金及び退職年金に係る費用
なお、平成14年度及び平成15年度における、当社及び一部の連結子会社の退職給付債務及び制度資
産に関する測定基準日は、主として、それぞれ平成15年3月31日及び平成16年3月31日であります。
平成15年及び平成16年3月31日現在における、退職一時金制度及び退職年金制度の累積給付債務の
合計額は、それぞれ235,469百万円及び235,303百万円であります。
平成14年度及び平成15年度における、その他の包括損益累計額に含まれる追加年金最小負債(税効
果考慮前)の増減額は、それぞれ696百万円(減少)及び43百万円(減少)であります。
予測給付債務が制度資産を上回る状況にある退職一時金制度及び退職年金制度の予測給付債務の合
計額及び制度資産の公正価値の合計額は以下のとおりであります。
項目
平成15年3月31日現在
平成16年3月31日現在
予測給付債務の合計額(百万円)
243,738
30,455
制度資産の公正価値の合計額(百万円)
232,406
19,938
累積給付債務が制度資産を上回る状況にある退職一時金制度及び退職年金制度の累積給付債務の合
計額及び制度資産の公正価値の合計額は以下のとおりであります。
項目
平成15年3月31日現在
平成16年3月31日現在
累積給付債務の合計額(百万円)
20,287
19,834
制度資産の公正価値の合計額(百万円)
10,716
11,201
- 82 -
予測給付債務の保険数理現在価値の算定に用いられた割引率及び加重平均昇給率は次のとおりであ
ります。
項目
平成14年度
平成15年度
割引率(%)
2.5
2.5
加重平均昇給率(%)
3.3
4.8
退職一時金制度及び退職年金制度に係る費用の算定に用いられた割引率、加重平均昇給率及び制度
資産に係る長期期待収益率は次のとおりであります。
項目
平成14年度
平成15年度
割引率(%)
3.0
2.5
加重平均昇給率(%)
3.3
3.3
制度資産に係る長期期待収益率(%)
3.0
3.0
長期期待収益率の算定にあたっては、制度資産に関する過去一定期間の運用実績の平均値を基礎と
し、現在保有している年金資産のポートフォリオ及び今後の運用方針にもとづく長期的な目標利回り
の要素などを加味して決定しております。
制度資産に占める運用分類毎の加重平均比率は、次のとおりであります。
平成14年度
平成15年度
加重平均比率(%)
加重平均比率(%)
制度資産の分類
持分証券
25.5
29.9
負債証券
38.2
42.6
その他
36.3
27.5
100.0
100.0
合計
制度資産に関する運用分類毎の目標投資比率は、持分証券、負債証券及びその他について、それぞ
れ30%、60%、10%となっております。このなかには、海外株式及び海外債券が30%含まれておりま
す。運用にあたっては、長期的な視野での分散投資の継続を基本とし、限定されたリスクの範囲内で
の資産の積み増しをおこなっていく方針であります。また、キャッシュバランスプランの導入にとも
ない、制度資産の運用成績と年金給付額は一定の限度まで連動する関係にあります。
平成16年度において、約2,400百万円を掛金として制度資産へ拠出する予定です。
- 83 -
11 法人税等
当社は連結納税制度の適用の認可を受け、平成14年度より当該制度を適用しております。
平成14年度及び平成15年度に認識された法人税等の総額は、次の各対象項目に振分けて計上されて
おります。
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
金額(百万円)
項目
法人税等・少数株主損益及び持分法による投資損益前利益
持分法による投資損益
その他の包括損益
合計
16,274
35,618
6,486
3,746
△6,403
28,902
16,357
68,266
当社の利益に課される法人税等の平成14年度及び平成15年度の法定実効税率は、約44.0%(連結納税
付加税2%を含む)であります。法定実効税率と連結損益計算書上の法人税等の実効税率との調整は、
以下のとおりであります。
項目
平成14年度
平成15年度
法定実効税率(%)
44.0
44.0
連結子会社の事業に係る税効果(%)
28.8
16.3
6.5
2.6
海外連結子会社における税率の差異(%)
△15.1
△9.8
連結子会社の利益剰余金等に係る税効果(%)
△23.5
6.0
12.7
-
△8.6
1.4
44.8
60.5
永久差異に係る税効果(%)
税率変更に係る税効果(%)
その他(%)
連結損益計算書上の法人税等の実効税率(%)
84
平成15年及び平成16年3月31日現在の繰延税金資産及び繰延税金負債の主要項目は、以下のとおり
であります。
項目
平成15年3月31日現在
平成16年3月31日現在
金額(百万円)
金額(百万円)
繰延税金資産
貸倒引当金等
82,985
78,828
7,468
7,422
52,574
22,145
5,892
1,635
未実現利益
14,331
9,262
関連会社に対する投資
20,055
17,535
繰越欠損金
28,255
40,352
その他
27,432
30,745
238,992
207,924
△28,284
△40,974
210,708
166,950
21,675
28,838
未分配利益
3,923
4,151
その他
6,137
8,896
31,735
41,885
178,973
125,065
たな卸資産
有価証券及び投資有価証券
退職給付引当金及び退職年金制度
繰延税金資産合計
評価性引当金
繰延税金資産−評価性引当金控除後
繰延税金負債
有形固定資産
繰延税金負債合計
繰延税金資産−純額
平成14年度及び平成15年度の繰延税金資産に対する評価性引当金の正味変動額は、それぞれ17,087
百万円の減少及び 12,690百万円の増加となっております。
税務上の繰越欠損金は、平成16年3月31日現在 135,552百万円であり、うち126,462百万円は平成35
年(本邦は平成23年)までに失効し、残額9,090百万円については失効期限はありません。
平成15年3月31日に地方税等の一部を改正する法律が公布され、平成16年度以降の当社及び国内連
結子会社の法定実効税率が42.0%から41.0%に軽減されました。これに伴ない、平成15年3月31日現在
の繰延税金の残高を4,201百万円修正しております。
当社は平成5年3月31日以前に発生した国内連結子会社に対する未分配利益ならびに平成16年3月
31日現在の海外連結子会社の未分配利益は再投資に振り向けると考えているので、かかる子会社の未
分配利益については連結財務諸表上、法人税等の引当は必要ないと考えております。法人税等の引当
を必要としない未分配利益の累積額は平成15年及び平成16年3月31日現在それぞれ98,635百万円及び
123,004百万円であります。また、認識されていない繰延税金負債金額の算定は実務的ではありません。
評価性引当金控除後の繰延税金資産は、将来の課税所得及び税務戦略を考慮し、実現の可能性は高
いと考えております。
85
12 資本勘定
商法では、配当可能額は本邦の会計慣行に従って作成された当社の帳簿に記載されている利益剰余
金の額に基づいて計算されるので、この連結財務諸表上、注記1で述べた帳簿に記載されていない諸
修正に伴う金額は、商法上の配当可能額の算定にあたってなんら影響を及ぼすものではありません。
商法では、資産に時価を付したことによる評価差額に係る純資産の増加額は、配当可能額の算定に
あたり純資産額から控除しなければなりません。平成16年3月31日現在の当該増加額は27,051百万円
となります。
平成16年3月31日現在の当社の配当可能額は17,876百万円となります。
平成8年11月に発行した第8回無担保転換社債の転換により発行する必要のある普通株式は、平成
16年3月31日現在 119,666,048株となりました。この株数は、転換価格で計算されております。
平成15年12月16日に発行した第一種優先株式の転換により発行する必要のある普通株式は平成16年
3月31日現在 266,784,452株となりました。この株数は、平成16年3月31日の東京証券取引所の普通
株式の終値で計算されております。
当社の普通株式は、平成13年10月1日施行の商法改正により無額面となりました。
商法では、資本準備金と利益準備金の合計が資本金の4分の1に達するまで、現金配当及びその他
の利益処分として支出する金額の10分の1以上を利益準備金として積み立てなければなりません。
平成16年3月31日現在の当社の資本準備金は95,229百万円であり、利益準備金はありません。
商法の規定に基づき、平成14年6月26日開催の定時株主総会において、当社の欠損金148,072百万円
の填補に充てるため、資本準備金129,228百万円及び利益準備金18,844百万円の取り崩しを決議しまし
た。米国においてはこれに該当する法令がないため、当社の帳簿における処理と同様に、連結財務諸
表においても商法に規定されている当該損失処理をそのまま反映させております。このような欠損填
補を行わなかった場合における、平成16年3月31日現在の連結欠損金は34,358百万円であります。
86
13 優先株式
当社は、第一種の優先株式100,000,000株及び第二種の優先株式100,000,000株を発行することがで
きます。これらの優先株式は、株主総会において議決権を有しておりませんが、当社の利益配当金及
び残余財産の分配においては、普通株主に先立ち、利益配当金及び残余財産の分配金が支払われます。
但し、優先株主は、優先配当金を受ける旨の議案が定時株主総会に提出されないときはその総会より、
その議案が定時株主総会において否決されたときはその総会の終結の時より、優先配当金を受ける旨
の決議がある時まで、議決権を有します。ある営業日において、優先配当金の全部または一部が支払
われないときは、その不足額は翌営業年度以降に累積しません。また、優先株主に対して、優先配当
金を超えて利益配当を行うことはありません。優先株主に対する残余財産の分配は、1株につき1,000
円で、それ以外の残余財産の分配は行いません。当社は、いつでも優先株式を買受け、これを保有し、
または株主に配当すべき利益をもって当該買入価額により消却することができます。
第一種優先株式
第一種優先株式は、優先株主の請求により転換を請求し得べき期間に普通株式に転換することがで
きます。また、転換を請求し得べき期間に転換請求がなかった優先株式は、転換を請求し得べき期間
の終了後に、普通株式に転換されます。発行価格、優先配当金額(1株につき100円を上限)、転換を
請求し得べき期間を含む転換条件は、発行時に取締役会の決議で決定します。
当社は、平成15年12月16日に第一種優先株式75,500,000株を発行価格1株1,000円、合計75,500百万
円で発行しました。当社は、商法に従い37,750百万円を資本金に、残額から発行費用を控除した金額
を、資本剰余金に組み入れております。優先配当金は、1株につき年20円です。優先株主は、平成18年
9月1日から平成25年12月12日までの期間中、本優先株式を転換価格で普通株式に転換できます。当初
転換価格は、転換を請求し得べき期間の開始日に先立つ45取引日目に始まる30取引日の株式会社東京
証券取引所(以下、「東京証券取引所」という。)における当社の普通株式の普通取引の毎日の終値
(気配表示を含む)の平均値(終値のない日数を除く。)であり、当該価格が、50円を下回る場合は、
50円です。また、転換価格は、平成19年9月1日以降平成25年9月1日までの毎年9月1日(以下、「転換
価格修正日」という。)における普通株式の時価が、当該転換価格修正日の前日に有効な転換価格を
下回る場合には、当該転換価格修正日をもって当該時価に修正されます。但し、当該時価が当初転換
価格の70%に相当する金額または、50円を下回るときは、その高い方の金額が修正後転換価格となり
ます。平成25年12月12日までに転換請求のなかった本優先株式は、平成25年12月13日(以下、「一斉
転換日」という。)をもって、普通株式に転換されます。転換価格は、一斉転換日に先立つ45取引日
目に始まる30日取引日の東京証券取引所における当社の普通株式の毎日の終値(気配表示を含む。)
の平均値(終値のない日数を除く。)です。
第二種優先株式
当社は、第二種優先株式を強制償還することができます。発行価格、優先配当金額(1株につき100
円を上限)、強制償還価格を含む強制償還条件は、発行時に取締役会の決議で決定します。
平成16年3月31日現在、第二種優先株式は発行しておりません。
87
14
その他の包括損益
平成14年度及び平成15年度のその他の包括損益の各項目に係る税効果額は次のとおりであります。
平成14年度
項目
税効果考慮前
(百万円)
税効果額
(百万円)
税効果考慮後
(百万円)
有価証券正味未実現損益
当期発生額
当期純利益への組替修正額
純額
△32,115
13,079
△19,036
17,438
△7,151
10,287
△14,677
5,928
△8,749
△26,053
△1,199
△27,252
7,050
△652
6,398
△19,003
△1,851
△20,854
△6,966
2,348
△4,618
873
△356
517
△6,093
1,992
△4,101
△696
334
△362
△40,469
6,403
△34,066
外貨換算調整勘定
当期発生額
当期純利益への組替修正額
純額
デリバティブ正味未実現損益
当期発生額
当期純利益への組替修正額
純額
追加年金最小負債
その他の包括損益
平成15年度
項目
税効果考慮前
(百万円)
税効果額
(百万円)
税効果考慮後
(百万円)
有価証券正味未実現損益
当期発生額
当期純利益への組替修正額
純額
87,826
△36,064
51,762
△14,350
5,878
△8,472
73,476
△30,186
43,290
△19,714
1,911
△17,803
3,238
△682
2,556
△16,476
1,229
△15,247
361
△366
△5
△1,000
408
△592
△639
42
△597
△43
13
△30
56,318
△28,902
27,416
外貨換算調整勘定
当期発生額
当期純利益への組替修正額
純額
デリバティブ正味未実現損益
当期発生額
当期純利益への組替修正額
純額
追加年金最小負債
その他の包括損益
88
平成15年及び平成16年3月31日現在のその他の包括損益累計額の内訳は次のとおりであります。
有価証券
正味未実現損益
(百万円)
平成14年3月31日現在の残高
外貨換算
調整勘定
(百万円)
デリバティブ
正味未実現損益
(百万円)
追加年金
最小負債
(百万円)
その他の包括
損益累計額
(百万円)
386
△51,826
△715
△220
△52,375
当期増減額
△8,749
△20,854
△4,101
△362
△34,066
平成15年3月31日現在の残高
△8,363
△72,680
△4,816
△582
△86,441
当期増減額
43,290
△15,247
△597
△30
27,416
平成16年3月31日現在の残高
34,927
△87,927
△5,413
△612
△59,025
89
15
セグメント情報
【オペレーティング・セグメント情報】
当社は、業績評価及び資源配分の意思決定のためのセグメント(オペレーティング・セグメント)と
して、商品、サービス及び地域の特性に応じて区分した商品と地域による複合型セグメントを採用し
ております。それぞれのセグメントは、本社においては商品別の営業部門によって管理運営されてお
ります。また、国内の支社・支店及び海外の支店・現地法人は所轄地域の特性に応じて営業活動を行
っており、それぞれは独立した経営単位であります。各セグメントは、種々の産業に関連して、国内
及び海外において、原材料、生産財を含む広範囲な工業製品、消費財の購入、販売、市場開拓等を行
っており、これらの営業活動は、金融、保険、その他の役務提供を伴っております。当社はこれらの
事業を、オペレーティング・セグメントとして12の商品別セグメントと国内支社・支店及び海外支
店・現地法人に分類しております。
各セグメントの主な取引内容は次のとおりであります。
食料
:国内及び海外において、農水畜産物、加工食品・飲料及び原料、飼料及び原
料、肥料など食に係る商品の製造・販売及びそれらに係る輸送サービスの提供
などの事業を行っております。
繊維
:素材から製品までの一貫体制を推進し、国内及び海外において、アパレル素材
の調達から生産、アパレル製品及び生活関連分野の企画・提案、商品売買、物
流サービス提供等の事業を行っております。
資材・紙パルプ
:国内及び海外において、ゴム製品、フットウエア、住宅資材の販売、レジャー
施設の運営等生活関連事業及び製紙原料、洋紙、板紙等の製造・販売、植林事
業への参画を行っております。
化学品
:国内外の化学工業関連分野において、基礎原料から先端材料・バイオ関連に至
る幅広い領域をカバーしております。特に電子材料、リテール、資源開発及び
環境関連分野に重点を置いた取組によりビジネスオペレーションの多機能化・
高付加価値化を目指しております。
エネルギー
:国内及び海外において、石油・ガス・原子力等多岐にわたるエネルギー関連の
商材について、資源開発を中心とした川上からガソリンスタンドに至る川下ま
であらゆる段階で事業参画しております。
金属資源
:国内及び海外において、非鉄軽金属の製造・加工・販売及び鉄鋼、非鉄軽金属
の原料資源の海外における開発事業並びにその売買を行っております。
輸送機・産業システム :国内及び海外において、航空機、防衛関連機器、宇宙関連機器、自動車、建設
機械、農業機械、設備機械、環境・産業機械、パソコン、同関連商品の輸出
入・国内販売等の事業を行っております。
ユーティリティ・
インフラ
:国内及び海外において、電力・上下水道・ゴミ等の案件を民営化事業として開
発・推進しております。これら電力等の分野に加え、鉄道・空港・港湾・橋梁
等のインフラ案件において工事請負・機器据付・供給案件も推進しておりま
す。
90
プラント・船舶
:国内及び海外において、各種プラントの建設・納入、事業投資案件への参画を
しております。また、各種貨物船・タンカーの取引、リース取引、船舶保有、
運航事業を行っております。
開発建設
:国内におけるマンション開発分譲を中心としたディベロッパー事業、商業ビル
等の賃貸・サブリース事業、及び不動産ファンド・投資信託に関わるアセット/
プロパティ・マネジメント事業を展開しております。
金融・物流
:国内及び海外において、金融分野ではファンドの運営・投資等を行う投資金融
事業、金融商品のトレーディング等を展開し、物流分野ではフォワーディング
事業、物流に係わるコンサルティング事業、物流関連インフラへの投資事業、
保険分野では保険仲介業等に取り組んでおります。
情報産業
:国内及び海外において、各種IPネットワークインフラ事業、海外通信プラント
事業、携帯電話事業、ケーブルテレビ及びBS/CS等の放送事業、ICタグ・RFID
事業、ASP/ISP事業等、IT関連事業に取り組んでおります。
国内支社・支店
:国内各地に所在しており、各種商品の売買及びそれらに係る事業活動を行って
おります。
海外支店・現地法人
:北米、欧州をはじめ世界各地に所在しており、各種商品の売買及びそれらに係
る事業活動を行っております。
91
平成14年度及び平成15年度のオペレーティング・セグメント情報は、次のとおりであります。
平成14年度
食料
(百万円)
繊維
(百万円)
資材・
紙パルプ
(百万円)
化学品
(百万円)
エネルギー
(百万円)
売上高
対外部売上高
1,006,979
366,742
705,421
547,563
2,308,904
16,534
3,535
40,355
22,365
849
1,023,513
370,277
745,776
569,928
2,309,753
58,559
24,494
41,242
29,279
29,615
7,066
1,934
4,868
2,063
6,556
347,483
123,868
299,009
147,420
348,338
減価償却費等
5,206
378
3,323
4,320
5,452
資本的支出
8,710
199
3,851
2,418
5,507
セグメント間内部売上高
合計
売上総利益
当期純利益
又は当期純損失(△)
セグメントに対応する資産
金属資源
(百万円)
輸送機・ ユーティリテ プラント・
産業システム ィ・インフラ
船舶
(百万円)
(百万円)
(百万円)
開発建設
(百万円)
売上高
対外部売上高
414,473
753,677
421,743
732,978
185,346
27,871
22,901
107
3,498
494
442,344
776,578
421,850
736,476
185,840
13,984
54,371
11,832
13,866
34,027
1,923
3,567
4,508
1,277
△205
157,820
292,581
232,197
392,244
376,963
減価償却費等
2,477
1,791
2,977
283
3,411
資本的支出
1,153
1,375
2,641
582
2,072
国内支社・
支店
(百万円)
海外支店・
現地法人
(百万円)
セグメント間内部売上高
合計
売上総利益
当期純利益
又は当期純損失(△)
セグメントに対応する資産
金融・物流
(百万円)
IT事業
(百万円)
全社及び
消去等
(百万円)
連結
(百万円)
売上高
対外部売上高
32,479
381,758
158,639
771,859
4,742
8,793,303
5,355
4,404
14,296
293,508
△456,072
―
37,834
386,162
172,935
1,065,367
△451,330
8,793,303
売上総利益
6,523
32,559
6,081
72,827
△4,616
424,643
当期純利益
又は当期純損失(△)
3,344
△7,990
836
4,943
△4,378
30,312
169,504
245,103
60,764
491,371
636,817
4,321,482
12,000
4,452
197
9,561
7,837
63,665
7,475
2,868
117
14,521
6,174
59,663
セグメント間内部売上高
合計
セグメントに対応する資産
減価償却費等
資本的支出
92
平成15年度
食料
(百万円)
繊維
(百万円)
資材・
紙パルプ
(百万円)
化学品
(百万円)
エネルギー
(百万円)
売上高
対外部売上高
848,868
349,413
733,909
538,363
1,994,307
7,942
3,451
37,599
26,163
707
856,810
352,864
771,508
564,526
1,995,014
61,436
23,914
42,009
24,945
30,817
6,957
1,753
6,253
3,326
10,113
417,735
127,045
315,720
147,118
319,584
減価償却費等
6,009
318
4,382
1,209
10,226
資本的支出
5,946
141
2,886
724
12,308
セグメント間内部売上高
合計
売上総利益
当期純利益
又は当期純損失(△)
セグメントに対応する資産
金属資源
(百万円)
輸送機・ ユーティリテ プラント・
船舶
産業システム ィ・インフラ
(百万円)
(百万円)
(百万円)
開発建設
(百万円)
売上高
対外部売上高
471,211
758,976
360,977
610,067
178,247
21,995
23,627
41
3,030
501
493,206
782,603
361,018
613,097
178,748
12,163
55,769
20,567
8,836
27,909
4,258
△448
5,068
△4,451
△154
180,257
306,718
409,193
343,070
330,506
減価償却費等
2,714
3,536
4,047
374
2,712
資本的支出
2,907
1,877
2,333
1,198
608
国内支社・
支店
(百万円)
海外支店・
現地法人
(百万円)
セグメント間内部売上高
合計
売上総利益
当期純利益
又は当期純損失(△)
セグメントに対応する資産
金融・物流
(百万円)
情報産業
(百万円)
全社及び
消去等
(百万円)
連結
(百万円)
売上高
対外部売上高
15,872
164,605
145,796
729,620
5,409
7,905,640
2,019
3,157
13,450
305,994
△449,676
―
17,891
167,762
159,246
1,035,614
△444,267
7,905,640
売上総利益
4,900
19,952
5,427
73,458
△2,641
409,461
当期純利益
又は当期純損失(△)
2,502
△7,880
718
4,809
1,741
34,565
144,432
144,195
60,625
439,013
568,983
4,254,194
244
4,900
184
9,658
3,748
54,261
13
2,295
56
31,935
1,251
66,478
セグメント間内部売上高
合計
セグメントに対応する資産
減価償却費等
資本的支出
93
(注) 1 報告セグメントの損益は、本邦の会計基準に準拠して算出しております。
2 全社及び消去等には、本邦の会計基準から米国会計基準への修正を含めております。ただし、売上高に
ついては、日本の投資家の便宜を考慮して日本の会計慣行に従い表示しております。修正の主な項目は、
連結財務諸表の作成方法等について及び注記1に記載しております。
3 セグメント間の取引は、通常の市場価格によって行われております。
4 平成15年度より「IT事業」は一部商品を「輸送機・産業システム」及び「ユーティリティ・インフラ」
に移管し、「情報産業」に名称変更しております。この変更に伴い平成14年度の当該セグメントを平成
15年度のセグメントに修正再表示することは実務的ではありません。
なお、平成15年度の「輸送機・産業システム」、「ユーティリティ・インフラ」及び「情報産業」を平
成14年度の「輸送機・産業システム」、「ユーティリティ・インフラ」及び「IT事業」と同じ表示方法
によった場合の金額は以下のとおりであります。
「輸送機・産業 「ユーティリテ
システム」 ィ・インフラ」
「情報産業」
売上高
対外部売上高
663,383
360,977
260,198
23,196
41
3,588
686,579
361,018
263,786
53,679
20,567
22,042
5,991
5,427
△14,678
セグメント間内部売上高
合計
売上総利益
当期純利益又は当期純損失(△)
セグメントに対応する資産
273,187
378,376
208,543
減価償却費等
3,341
4,047
5,095
資本的支出
1,875
2,333
2,297
94
地域別情報
平成14年度及び平成15年度の地域別情報は、次のとおりであります。
対外部収益
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
金額(百万円)
日本
2,004,744
2,074,965
米国
406,922
429,211
英国
78,167
80,427
その他
計
191,334
189,566
2,681,167
2,774,169
対外部売上高
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
金額(百万円)
日本
5,864,552
5,209,443
米国
1,341,698
1,192,991
英国
271,730
200,216
1,315,323
1,302,990
8,793,303
7,905,640
その他
計
1 収益及び売上高は、当社及び連結子会社の所在地に基づいて集計しております。
2 売上高については、日本の投資家の便宜を考慮して日本の会計慣行に従い表示しております。
有形固定資産及び賃貸固定資産残高
平成15年3月31日現在
平成16年3月31日現在
金額(百万円)
金額(百万円)
日本
491,188
502,198
米国
99,318
97,827
フィリピン
その他
計
6,346
66,918
65,350
74,412
662,202
741,355
商品別情報
平成14年度及び平成15年度の商品別情報は、次のとおりであります。
対外部収益
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
機械
金額(百万円)
431,029
418,960
37,626
38,300
金属
246,809
255,300
化学品
557,318
594,733
物資
337,823
346,164
食料
546,776
623,150
繊維
337,517
327,246
開発建設
186,269
170,316
2,681,167
2,774,169
エネルギー
計
95
対外部売上高
平成14年度
平成15年度
金額(百万円)
金額(百万円)
機械
2,494,041
2,085,016
エネルギー
2,396,933
2,040,021
金属
502,251
558,801
化学品
910,187
886,221
物資
807,806
841,877
食料
1,063,732
898,438
繊維
425,279
409,478
開発建設
193,074
185,788
8,793,303
7,905,640
計
1 特定の顧客への収益及び売上高の集中はありません。
2 売上高については、日本の投資家の便宜を考慮して日本の会計慣行に従い表示しております。
【所在地別セグメント情報】
平成14年度及び平成15年度の所在地別セグメント情報は、次のとおりであります。
平成14年度
欧州
(百万円)
アジア・
オセアニア
(百万円)
日本
(百万円)
北米
(百万円)
対外部売上高
5,864,552
1,377,302
419,611
407,269
セグメント間
内部売上高
2,030,780
229,484
32,009
7,895,332
1,606,786
42,927
2,156,364
その他の
地域
(百万円)
消去
(百万円)
連結
(百万円)
売上高
合計
営業利益
セグメントに対応
する資産
724,569
―
8,793,303
153,204
91,279 △2,536,756
―
451,620
560,473
815,848 △2,536,756
8,793,303
7,307
6,722
10,492
5,728
195
73,371
374,340
163,266
170,492
80,894
△118,424
2,826,932
その他の資産
1,494,550
資産合計
4,321,482
平成15年度
欧州
(百万円)
アジア・
オセアニア
(百万円)
日本
(百万円)
北米
(百万円)
5,209,443
1,206,246
340,849
412,021
1,715,998
224,556
27,409
6,925,441
1,430,802
49,596
2,032,295
その他の
地域
(百万円)
消去
(百万円)
連結
(百万円)
売上高
対外部売上高
セグメント間
内部売上高
合計
営業利益
又は損失(△)
セグメントに対応
する資産
―
7,905,640
152,767
88,335 △2,209,065
―
368,258
564,788
825,416 △2,209,065
7,905,640
5,582
6,869
12,447
4,943
△813
78,624
327,287
157,501
314,717
107,492
△144,943
2,794,349
その他の資産
737,081
1,459,845
資産合計
4,254,194
96
(注) 1 国または地域の区分は、地理的近接度によっております。
2 各区分に属する主な国または地域は次のとおりであります。
(1) 北米…………………………………米国、カナダ
(2) 欧州…………………………………英国、ベルギー
(3) アジア・オセアニア………………シンガポール、中国
(4) その他の地域………………………中南米、アフリカ
3 セグメントに配分していないその他の資産は、主に現金及び現金同等物、定期預金、有価証券、関連会
社に対する投資ならびに投資有価証券であります。セグメント間取引は、通常の市場価格によって行わ
れております。
4 売上高及び営業利益又は損失については、日本の投資家の便宜を考慮して日本の会計慣行に従い表示し
ております。
【海外売上高】
平成14年度及び平成15年度の海外売上高は、次のとおりであります。
平成14年度
北米
海外売上高(百万円)
アジア・
オセアニア
欧州
1,539,864
565,243
1,370,892
その他の地域
910,406
連結売上高(百万円)
計
4,386,405
8,793,303
連結売上高に占める
海外売上高の割合(%)
17.5
6.4
15.6
10.4
49.9
平成15年度
北米
海外売上高(百万円)
アジア・
オセアニア
欧州
1,243,857
495,710
1,468,844
その他の地域
788,274
連結売上高(百万円)
連結売上高に占める
海外売上高の割合(%)
計
3,996,685
7,905,640
15.7
6.3
18.6
10.0
50.6
(注) 1 国または地域の区分は、地理的近接度によっております。
2 各区分に属する主な国または地域は次のとおりであります。
(1) 北米…………………………………米国、カナダ
(2) 欧州…………………………………英国、ベルギー
(3) アジア・オセアニア………………中国、シンガポール
(4) その他の地域………………………中近東、アフリカ
3
売上高については日本の投資家の便宜を考慮して日本の会計慣行に従い表示しております。
4
海外売上高は、当社及び日本に所在する連結子会社の輸出売上高、外国間売上高ならびに日本以外の国
に所在する連結子会社の売上高から日本向け売上高を控除した額の合計金額であります。
97
16 外貨の換算
その他の損益−純額に含まれる為替差損益(純額)は平成14年度は5,331百万円(為替差損)、平成15年
度は5,087百万円(為替差損)であります。なお、為替差損益(純額)には、高インフレ経済国に所在する
連結子会社の財務諸表を日本円に再測定することにより発生する換算損益が含まれております。
17 金融商品
リスク管理体制
当社及び一部の連結子会社は、主に市場リスク回避のためにデリバティブを用いており、その市場
価格の変動による損益はヘッジ対象資産・負債等の価格変動による損益により相殺されます。これら
ヘッジ目的のデリバティブの他に、当社及び一部の連結子会社はトレーディング目的でデリバティブ
を保有しております。このような取引については、厳密なポジションと損失の限度額を設定し、実際
のポジション及び損益状況を定期的にマネジメントに報告しております。また、取引先による契約不
履行等による信用危険の負担がありますが、特定相手への取引の集中を避けるとともに、取引先を厳
選し、与信管理を行うことでこのようなリスクを極小化しております。
当社及び一部の連結子会社においては、金融取引を実行する部署と取引先との取引確認を行う部署
を分離させております。東京本社においては、リスク管理部門として「リスクマネジメント部」が独
立して、外部との個別取引及び月末残高の確認に加えて、各種リスクの分析及びマネジメントへの報
告、財務活動全般に対する管理・牽制を行っております。また、同部を通じて金融子会社や海外現地
法人が行っているデリバティブの取引データも入手し、定期的にマネジメントに報告を行うなどデリ
バティブの一元的管理体制の強化も行っております。
為替予約
当社及び一部の連結子会社は様々な通貨で取引を行っており、主に外貨建取引及び外貨建債権・債
務残高に係る為替変動の影響を極小化するため、為替予約を締結しております。平成14年度及び平成
15年度において、ヘッジ効果がない部分及びヘッジ有効性評価の対象外から生じた損益は重要ではあ
りません。
金利スワップ契約(金利・通貨スワップ契約を含む)
当社及び一部の連結子会社は、主に負債証券、貸付金、及び長期借入金に係る固定金利を変動化す
るため、金利スワップ契約を締結しております。平成14年度及び平成15年度において、ヘッジ効果が
ない部分及びヘッジ有効性評価の対象外から生じた損益は重要ではありません。また、当社及び一部
の連結子会社は、限定的にトレーディング目的で金利スワップ取引を行っております。
商品先物・先渡等
当社及び一部の連結子会社は、一定の商品、契約、予定取引に係るリスクをヘッジするため、商品
先物・先渡等の契約を締結しております。平成14年度及び平成15年度において、ヘッジ効果がない部
分及びヘッジ有効性評価の対象外から生じた損益は重要ではありません。
98
その他のデリバティブ取引
当社及び一部の連結子会社は、主に通貨、金利等に係るリスクをヘッジするため、オプション取引
を行っております。平成14年度及び平成15年度において、ヘッジ効果がない部分及びヘッジ有効性評
価の対象外から生じた損益は重要ではありません。また、当社及び一部の連結子会社は、限定的にト
レーディング目的でデリバティブ取引を行っております。
金融商品の公正価値
公正価値の見積りは入手しうる市場情報または他の適切な評価方法によっております。しかしなが
ら、公正価値を見積る際の市場情報の解釈には判断が要求されるため、その見積金額は現在の市場で
実現するまたは払込まれる金額であるとは限りません。
当社は金融商品の公正価値の開示に際し以下の方法と仮定を使用しております。
現金及び現金同等物ならびに定期預金:
現金及び現金同等物ならびに定期預金の貸借対照表上の帳簿価額は概ね公正価値であります。
有価証券ならびに投資有価証券及びその他の投資:
市場性のある持分証券の公正価値は公表市場価格に基づいております。市場性のある持分証券の
貸借対照表上の帳簿価額は公正価値であります。
負債証券の公正価値は、公表市場価格または同じ償還期限を有する同様の負債証券に適用される
現在の市場金利率に基づき、割引キャッシュ・フローによって見積っております。
市場性のある持分証券及び負債証券以外の投資に係る公正価値の見積りは多額な費用の発生が予
想されるため、実務的ではありません。平成15年3月31日現在及び平成16年3月31日現在のそれぞ
れの帳簿価額284,377百万円及び257,157百万円は取得原価であり、公正価値はこれを下回っていな
いものと考えております。
長期営業債権及び長期貸付金:
長期営業債権及び長期貸付金の公正価値は、同程度の信用格付の長期営業債権及び長期貸付金に
適用される現在の金利率に基づき、割引キャッシュ・フローによって見積っております。なお、回
収可能性に疑義のある債権の公正価値は、帳簿価額より関連する貸倒引当金を控除した額としてお
ります。
短期借入金:
短期借入金の貸借対照表上の帳簿価額は概ね公正価値であります。
長期債務:
長期債務の公正価値は、同じ償還期限を有する同形態の借入契約に適用される現在の金利率に基
づき、割引キャッシュ・フローによって見積っております。
99
為替予約:
為替予約の公正価値は期日の差異を調整した後の公表市場価格をもって見積っております。
金利スワップ契約:
金利スワップ契約の公正価値は、同じ残存期間を有する同形態のスワップ契約に適用される現在
のスワップ金利率に基づき割引キャッシュ・フローによって見積っております。
商品先物・先渡等:
商品先物・先渡等の公正価値は、期日の差異を調整した後の公表市場価格をもって見積っており
ます。
平成15年及び平成16年3月31日現在の金融商品及びデリバティブ取引の帳簿価額及び公正価値は次
のとおりであります。
平成15年3月31日現在
項目
帳簿価額
(百万円)
公正価値
(百万円)
有価証券−負債証券
13,108
13,167
投資有価証券−負債証券
53,578
50,353
245,887
245,666
△2,304,513
△2,252,911
64,656
64,656
5,100
5,100
51,449
51,449
△14,462
△14,462
△4,810
△4,810
△52,816
△52,816
長期営業債権及び長期貸付金
(貸倒引当金控除後)
長期債務(△)
デリバティブ取引(資産)
金利スワップ
為替予約
商品先物・先渡等
デリバティブ取引(負債)
金利スワップ(△)
為替予約(△)
商品先物・先渡等(△)
100
平成16年3月31日現在
項目
帳簿価額
(百万円)
有価証券−負債証券
公正価値
(百万円)
6,058
6,068
50,418
51,756
206,184
205,588
△2,151,289
△2,115,799
26,627
26,627
2,698
2,698
48,527
48,527
金利スワップ(△)
△8,096
△8,096
為替予約(△)
△5,807
△5,807
△52,292
△52,292
投資有価証券−負債証券
長期営業債権及び長期貸付金
(貸倒引当金控除後)
長期債務(△)
デリバティブ取引(資産)
金利スワップ
為替予約
商品先物・先渡等
デリバティブ取引(負債)
商品先物・先渡等(△)
101
18
信用危険の集中
当社及び連結子会社は、輸出、輸入、国内及び外国間の各取引において、工業製品、農産物、消費
財等、あらゆる分野にわたる商品を取り扱っており、世界のあらゆる地域で資源開発、商品企画、事
業投資から生産、物流、市場開拓まで、その営業活動は多岐にわたっております。従いまして、その
取引先あるいは投資先について重大な信用危険の集中はないものと考えております。また、当社及び
連結子会社は必要に応じ担保を要求しております。
19
約定及び偶発債務
当社及び連結子会社は、主として事務所及び備品を賃借しており、平成14年度及び平成15年度に支
払った賃借料の総額は、それぞれ17,269百万円及び19,448百万円であります。平成16年3月31日現在
の解約不能オペレーティング・リースの将来最低支払賃借料及び将来最低受取賃貸料は次のとおりで
あります。
事業年度
最低支払賃借料(百万円)
最低受取賃貸料(百万円)
平成16年度
9,821
24,121
平成17年度
7,129
20,561
平成18年度
5,984
19,417
平成19年度
5,475
18,083
平成20年度
4,880
16,306
14,056
107,678
平成21年度以降
なお、転貸リースに伴なう上記最低支払賃借料に対応する最低受取賃貸料に重要性はありません。
また、当社は平成14年度において、大阪本社ビル及び名古屋支社ビルの土地及び建物をそれぞれ
12,500百万円及び2,900百万円で第三者に売却し、リースバックしております。これらのリース期間は
それぞれ10年及び2年であります。当社はこれらの譲渡資産のリースバックに係る継続介入をしてお
りません。
102
平成15年及び平成16年3月31日現在、それぞれ約18,000百万円及び約4,000百万円の未履行投融資残
高があります。
当社は、通常の事業の一環として関連会社及び第三者の債務の保証を行っております。保証先が支
払不能になった場合、当社は当該保証契約に従ってその支払を要求されることになります。保証期間
は、概ね1年であります。保証料は主に毎四半期、または半年ごとに受け取っております。これらの
保証の一部は第三者により再保証されております。平成16年3月31日現在の保証債務残高(概ね潜在的
最大将来支払額)は第三者による再保証19,507百万円控除後で180,230百万円であり、このうち110,557
百万円は関連会社等にかかるものであります。これらに対応する平成15年3月31日現在の金額は、そ
れぞれ21,258百万円、276,431百万円、151,355百万円でありました。
なお、その主な相手先は次のとおりであります。
平成15年3月31日現在
平成16年3月31日現在
金額(百万円)
金額(百万円)
Royal Maritime
44,265
伊藤忠丸紅鉄鋼
29,760
伊藤忠丸紅鉄鋼
38,730
Royal Maritime
26,028
Daishowa-Marubeni
International
17,171
Daishowa-Marubeni
International
17,440
Marubeni-Itochu Steel America
16,817
Thai Cold Rolled Steel Sheet
9,402
Braspetro Oil Services
14,912
Braspetro Oil Services
8,224
Thai Cold Rolled Steel Sheet
10,732
OXYMAR
6,976
Marubeni-Itochu Steel America
6,563
カタール・エルエヌジー・
インベストメント
その他
9,865
123,939
計
その他
276,431
75,837
計
180,230
当社、子会社及び関連会社は、全世界的な規模で営業活動を行っており、日本及びそれ以外の地域
の諸監督機関の指導監督の下に活動しております。この様な営業活動は、リスクを伴うこともあり、
時として提訴されたり、クレーム等を受けることもあります。平成16年3月31日現在においても、
種々の未解決の事項がありますが、将来、当社の連結財務諸表に、重要な影響を与えるものはありま
せん。
103
20 後発事象
平成16年6月開催の定時株主総会において、普通株式については1株当たり3円、総額 4,480百万
円、第一回第一種優先株式については1株当たり5.85円、総額 442百万円の現金配当をそれぞれ支払
うことが承認されました。
注記10に記載のとおり、当社は、確定給付企業年金法の施行に伴い、厚生年金基金の代行部分につ
いて、厚生労働大臣から平成16年5月1日に過去分返上の認可を受けました。
104
21
関連当事者との取引
【関連当事者との取引】
(平成14年度)
役員及び個人主要株主等
属性
役員及
びその
近親者
氏名
辻
亨
住所
資本金
職業
議決権等の
被所有割合
(%)
当社取締役
カタール・
エルエヌジ
― ー・インベ 直接
ストメント
㈱代表取締
役社長
―
関係内容
取引の内容
役員の
兼任等
事業上
の関係
取引金額
(百万円)
期末残高
(百万円)
科目
百万円
0.00
―
― 補償
百万円
―
18,030
―
子会社等
属性
関連会
社(当
該関連
会社の
子会社
を 含
む。)
会社名
住所
資本金
事業の内容
議決権等の
所有割合
(%)
関係内容
取引の内容 取引金額
役員の
兼任等
US$
Royal
Maritime
Monrovia
Liberia
期末残高
(百万円)
科目
事業上
の関係
百万円
船舶の保有
63,157千 ・リース、
運航業
直接 49.00
―
同社借入
金に対す
債務保証
る債務保
証
百万円
―
44,265
―
取引条件及び取引条件の決定方針等
Royal Maritime社の銀行借入(44,265百万円、期限7年)についての借入保証を44,265百万円行ってお
ります。
(平成15年度)
役員及び個人主要株主等
属性
役員及
びその
近親者
氏名
勝俣宣夫
住所
―
資本金
職業
議決権等の
被所有割合
(%)
当社取締役
カタール・
エルエヌジ
― ー・インベ 直接
ストメント
㈱代表取締
役社長
関係内容
取引の内容
役員の
兼任等
事業上
の関係
取引金額
(百万円)
期末残高
(百万円)
科目
百万円
0.00
―
― 補償
11,108
百万円
―
―
(注)当社取締役勝俣宣夫は平成16年3月30日をもって、カタール・エルエヌジー・インベストメント(株)
の代表取締役を退任したため、取引金額はその退任直前のものを記載しております。
105
⑤ 【連結附属明細表】
【社債明細表】
当該情報は、連結財務諸表に対する注記9に記載しております。
【借入金等明細表】
当該情報は、連結財務諸表に対する注記9に記載しております。
106
(2) 【その他】
該当ありません。
107
2 【財務諸表等】
(1) 【財務諸表】
① 【貸借対照表】
前事業年度
(平成15年3月31日)
区分
注記
番号
当事業年度
(平成16年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
資産の部
Ⅰ
流動資産
1
現金及び預金
273,006
277,636
2
受取手形
39,700
34,277
3
売掛金
※1
419,241
397,900
4
有価証券
※1
9,468
6,361
5
商品
42,559
49,317
6
販売用不動産
95,223
87,936
7
未着商品
14,968
19,581
8
前渡金
53,867
44,758
9
前払費用
11,863
11,541
10
繰延税金資産
28,450
25,550
11
未収入金
71,358
32,328
12
未収収益
31,900
20,218
13
短期貸付金
50,732
42,644
14
関係会社短期貸付金
69,556
58,699
15
その他
72,637
44,328
16
貸倒引当金
△21,500
△16,300
※1
※1
(流動資産合計)
Ⅱ
1,263,033
46.21
1,136,774
42.91
固定資産
(1) 有形固定資産
1
建物
※1
減価償却累計額
2
構築物
機械及び装置
6,965
1,077
2,996
759
3,224
1,470
2,599
580
器具及び備品
41,774
4,466
2,837
車両及び運搬具
土地
3,298
3,915
179
544
4,383
減価償却累計額
6
26,980
10,189
6,916
減価償却累計額
5
44,826
10,215
減価償却累計額
4
68,754
25,432
減価償却累計額
3
70,258
2,055
4,012
2,565
1,818
※1
2,432
121,642
(有形固定資産合計)
172,843
108
1,580
121,365
(6.32)
171,468
(6.47)
前事業年度
(平成15年3月31日)
区分
注記
番号
当事業年度
(平成16年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
(2) 無形固定資産
1
借地権
2
電話加入権
3
ソフトウェア
4
その他
(無形固定資産合計)
261
261
54
53
8,450
6,345
256
268
9,022
(0.33)
6,927
(0.26)
(3) 投資その他の資産
1
投資有価証券
※1
214,164
273,162
2
関係会社株式
※1,2
577,695
617,339
3
関係会社社債
3,750
943
4
出資金
16,358
15,504
5
関係会社出資金
50,987
53,583
6
長期貸付金
106,908
88,446
7
従業員長期貸付金
88
59
8
関係会社長期貸付金
116,285
102,460
9
固定化営業債権
133,431
112,024
10
長期前払費用
3,159
2,688
11
前払年金費用
112,866
106,108
12
繰延税金資産
140,527
109,434
13
その他
49,077
50,664
14
貸倒引当金
△236,990
△198,351
1,288,310 (47.13)
1,334,063 (50.35)
1,470,176
1,512,458
(投資その他の
資産合計)
(固定資産合計)
Ⅲ
※3
※4
53.78
57.08
繰延資産
1
新株発行費
―
96
2
社債発行費
247
137
(繰延資産合計)
資産合計
247
0.01
2,733,458 100.00
109
233
0.01
2,649,465 100.00
前事業年度
(平成15年3月31日)
区分
注記
番号
当事業年度
(平成16年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
負債の部
Ⅰ
流動負債
1
支払手形
150,250
154,822
2
買掛金
304,832
305,139
3
短期借入金
415,243
362,736
4
コマーシャル・ペーパー
12,700
7,000
5
社債(一年以内償還予定)
154,057
70,463
6
未払金
7,946
7,153
7
未払費用
19,507
16,260
8
前受金
39,481
32,976
9
預り金
191,037
136,677
10
前受収益
792
554
11
その他
8,640
8,437
※4
(流動負債合計)
Ⅱ
1,304,488
47.73
1,102,217
41.60
固定負債
1
社債
2
転換社債
3
長期借入金
4
関係会社長期借入金
5
債務保証等損失引当金
6
その他
(固定負債合計)
負債合計
※4
192,587
163,224
64,500
64,500
848,551
869,208
48,700
46,000
―
15,999
17,564
16,372
1,171,902
42.87
1,175,303
44.36
2,476,391
90.60
2,277,520
85.96
110
前事業年度
(平成15年3月31日)
区分
注記
番号
当事業年度
(平成16年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
資本の部
Ⅰ
資本金
Ⅱ
資本剰余金
Ⅲ
※5
194,039
資本準備金
57,478
資本剰余金計
57,478
7.10
231,789
8.75
95,229
2.10
95,229
3.59
利益剰余金
当期未処分利益
10,437
利益剰余金計
10,437
Ⅳ
その他有価証券評価差額金
Ⅴ
自己株式
※6
0.38
18,264
0.69
△4,842 △0.18
26,734
1.01
△47 △0.00
資本合計
負債及び資本合計
18,264
257,066
9.40
2,733,458 100.00
111
△71 △0.00
371,945
14.04
2,649,465 100.00
② 【損益計算書】
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
区分
Ⅰ
売上高
Ⅱ
売上原価
1
商品期首たな卸高
2
当期商品仕入高
注記
番号
※1
商品期末たな卸高
※2
137,782
6,739,888
5,762,172
6,905,951
5,899,954
6,768,168
98.30
117,086
1.70
売上総利益
Ⅲ
5,877,283 100.00
166,063
137,782
対売上
比(%)
金額(百万円)
6,885,255 100.00
合計
3
対売上
比(%)
金額(百万円)
137,253
5,762,701
98.05
114,582
1.95
95,746
1.63
18,836
0.32
販売費及び一般管理費
1
役員報酬
236
367
2
従業員給料手当
16,087
15,560
3
従業員賞与
8,480
8,128
4
退職金
882
387
5
退職給付費用
10,644
7,364
6
福利費
4,788
5,866
7
旅費及び交通費
4,580
4,543
8
通信費
1,774
1,542
9
交際費
1,516
1,620
10
広告宣伝費
4,820
5,027
11
諸手数料
4,896
3,414
12
業務委託料
22,108
22,067
13
諸税公課
1,700
1,312
14
事務用消耗品費
445
439
15
事務機器賃借料
1,939
1,471
16
家賃地代及び光熱費
2,048
2,655
17
調査研究費
2,967
2,896
18
減価償却費
7,424
7,314
19
雑費
3,039
※3
営業利益
112
100,381
1.46
16,705
0.24
3,774
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
区分
Ⅳ
Ⅴ
注記
番号
1
受取利息
2
有価証券利息
3
4
13,247
11,269
1,691
1,262
受取配当金
24,433
24,045
雑収入
12,467
51,839
0.75
6,467
43,043
0.73
38,262
0.65
23,617
0.40
33,608
0.57
31,218
0.53
営業外費用
1
支払利息
21,502
20,768
2
社債利息
4,682
3,310
3
為替差損
4,268
4,668
4
雑支出
7,841
38,294
0.55
30,250
0.44
9,516
特別利益
1
有形固定資産等売却益
※4
6,812
2,218
2
3
投資有価証券売却益
関係会社貸倒引当金
取崩益
貸倒引当金取崩益
※5
16,875
19,586
※6
11,055
1,644
3,657
5,160
退職給付信託解約益
社債及び転換社債
買入消却益
特別損失
※14
―
5,000
4
5
6
Ⅶ
対売上
比(%)
金額(百万円)
営業外収益
経常利益
Ⅵ
対売上
比(%)
金額(百万円)
3,174
41,575
0.60
―
1
有形固定資産等売却損
※4
2,750
483
2
3
※8
11,823
681
※9
29,464
3,864
※10
11,848
5,218
※11
5,371
20,972
6
投資有価証券売却損
投資有価証券及び
関係会社株式評価損
関係会社等整理損
関係会社等
貸倒引当金繰入額
貸倒引当金繰入額
※12
3,795
―
7
特定海外債権売却損失等
※13
2,045
―
8
退職給付信託設定損
1,611
―
9
固定資産等評価損
4
5
※7
879
税引前当期純利益
法人税、住民税
及び事業税
法人税等調整額
当期純利益
69,588
1.01
2,237
0.03
26,007
0.44
650
0.01
1,650
0.03
△8,850 △0.13
12,050
0.20
12,307
0.21
10,437
前期繰越利益
当期未処分利益
113
0.15
―
―
5,957
10,437
18,264
③ 【利益処分計算書】
区分
Ⅰ
当期未処分利益
Ⅱ
利益処分額
前事業年度
(平成15年6月26日)
当事業年度
(平成16年6月25日)
金額(百万円)
金額(百万円)
注記
番号
第一回第一種優先株式配当金
普通株式配当金
Ⅲ
10,437
―
4,480
次期繰越利益
(注)
442
4,480
5,957
日付は株主総会承認年月日であります。
114
18,264
4,480
4,922
13,342
重要な会計方針
項目
1
たな卸資産の評価基準及
び評価方法
2 たな卸資産以外の資産の
評価基準及び評価方法
3
固定資産の減価償却の方
法
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
移動平均法ないし個別法による原価
に基づく低価法によっております。
(1) 有価証券
①売買目的有価証券:時価法(売却
原価は移動平均法により算定)に
よっております。
②満期保有目的債券:償却原価法に
よっております。
③子会社株式及び関連会社株式:移
動平均法による原価法によってお
ります。
④その他有価証券
(時価のあるもの):当事業年度末日
の市場価格等
に基づく時価
法(評価差額は
全部資本直入
法により処理
し、売却原価
は移動平均法
により算定)に
よっておりま
す。
(時価のないもの):移動平均法によ
る原価法によ
っ て お り ま
す。
(2) デリバティブ:時価法によってお
ります。
(3) 金銭の信託:保有目的に応じ、有
価証券に準じた評
価基準を適用して
おります。
(1) 有形固定資産
有形固定資産については、定率法
によっております。ただし、丸紅多
摩センター、東京本社ビル及び大阪
本社ビルの建物については、定額法
によっております。耐用年数につい
ては、主なものとして、建物が2∼
50年であります。
なお、平成10年度の税制改正によ
り、平成10年4月1日以降に取得し
た建物(付属設備を除く)について
は、定額法を採用しております。
115
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
同左
(1) 有価証券
①売買目的有価証券:同左
②満期保有目的債券:同左
③子会社株式及び関連会社株式:同
左
④その他有価証券
(時 価 の あ る も の ):同左
(時 価 の な い も の ):同左
(2) デリバティブ:同左
(3) 金銭の信託:同左
(1) 有形固定資産
有形固定資産については、定率法
によっております。ただし、丸紅多
摩センター及び東京本社ビルの建物
については、定額法によっておりま
す。耐用年数については、主なもの
として、建物が2∼50年でありま
す。
なお、平成10年度の税制改正によ
り、平成10年4月1日以降に取得し
た建物(付属設備を除く)について
は、定額法を採用しております。
項目
4
繰延資産の処理方法
5
引当金の計上
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
(2) 無形固定資産
無形固定資産については、定額法
によっております。なお、自社利用
のソフトウェアについては、社内に
おける利用可能期間(原則5年)に基
づく定額法によっております。
(1) 社債発行費
社債発行費は、3年で均等償却し
ております。
(2) 社債発行差金
社債発行差金は、償還期間にわた
り均等償却しております。
(1) 貸倒引当金
一般債権は貸倒実績率により、貸
倒懸念債権等特定の債権は、個別に
回収可能性を検討し、貸倒見積額を
計上しております。
(2) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、
当事業年度末における退職給付債務
及び年金資産の見込額に基づき、当
事業年度末において発生していると
認められる額を計上しております。
なお、会計基準変更時差異
(89,084百万円)については、15年に
よる按分額を費用処理しておりま
す。
過去勤務債務は、その発生時の従
業員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数(主に14.9年)による定額法に
より、退職給付費用を減額処理して
おります。
数理計算上の差異は、各事業年度
の発生時における従業員の平均残存
勤務期間以内の一定の年数(主に
14.9年)による定額法により按分し
た額をそれぞれ発生の翌事業年度か
ら費用処理しております。
当事業年度末においては、年金資
産の額が、退職給付債務に会計基準
変更時差異の未処理額、未認識過去
勤務債務及び未認識数理計算上の差
異を加減した額を超えているため、
前払年金費用として貸借対照表の投
資その他の資産の部に計上しており
ます。
116
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
(2) 無形固定資産
同左
(1) 新株発行費
新株発行費は、3年で均等償却し
ております。
(2) 社債発行費
社債発行費は、3年で均等償却し
ております。
(1) 貸倒引当金
同左
(2) 退職給付引当金
同左
項目
6
リース取引の処理方法
7
ヘッジ会計の方法
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
リース物件の所有権が借主に移転す
ると認められるもの以外のファイナン
ス・リース取引については、通常の賃
貸借取引に係る方法に準じた会計処理
によっております。
(1) ヘッジ会計の方法
主に、繰延ヘッジ処理を適用して
おります。ただし、その他有価証券
をヘッジ対象とするものについては
時価ヘッジ処理を適用しておりま
す。また、金利スワップについて
は、特例処理の要件を満たす場合は
特例処理を適用しております。な
お、為替予約等のうち、外貨建金銭
債権債務に付しているものについて
は振当処理を適用しております。
(2) ヘッジ手段とヘッジ対象
主に為替変動、金利変動、価格変
動等の市場リスクを、為替予約取
引、金利スワップ、商品先物取引等
により個別又は包括にヘッジしてお
ります。
(3) ヘッジ方針
取引部課の所属する部門毎にリス
ク管理方針を作成し、為替、金利、
商品等のリスクを必要に応じてヘッ
ジしております。
(4) ヘッジ有効性評価の方法
ヘッジ対象及びヘッジ手段に応じ
て、比率分析等により、ヘッジ取引
の事前、事後に有効性の評価を行っ
ております。
117
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
(追加情報)
当社は、確定給付企業年金法の施
行に伴い、厚生年金基金の代行部分
について、厚生労働大臣から、平成
15年4月15日に将来分支給義務免除
の認可を受け、平成16年5月1日に
過去分返上の認可を受けました。
過去分返上の認可により翌事業年度
の損益に与える影響額は、現時点で
試算したところ、15億円程度の利益
であります。当社は、これを「厚生
年金基金代行部分返上益」として特
別利益に計上する予定です。
(3)債務保証等損失引当金
子会社等に対する債務保証等の偶
発債務による損失に備えるため、被
保証先の財務状態等を勘案の上、必
要と認められる額を計上しておりま
す。
同左
(1) ヘッジ会計の方法
同左
(2) ヘッジ手段とヘッジ対象
同左
(3) ヘッジ方針
同左
(4) ヘッジ有効性評価の方法
同左
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
項目
8
その他財務諸表作成のた
めの重要な事項
(1) 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理
は、税抜方式によっております。
(2) 大型不動産開発事業に係る支払利
息の取得原価への算入
大型不動産開発事業(総事業費が
50億円を超え、開発期間が2年を超
える事業)に係る正常な開発期間中
の支払利息は取得原価に算入してお
り、当事業年度における取崩額は
511百万円であり、累積額は1,371百
万円であります。
(3) 自己株式及び法定準備金の取崩等
に関する会計基準
「自己株式及び法定準備金の取崩
等に関する会計基準」(企業会計基
準第1号)が平成14年4月1日以後
に適用されることになったことに伴
い、当事業年度から同会計基準によ
っております。
(4) 1株当たり当期純利益に関する会
計基準
「1株当たり当期純利益に関する
会計基準」(企業会計基準第2号)及
び「1株当たり当期純利益に関する
会計基準の適用指針」(企業会計基
準適用指針第4号)が平成14年4月
1日以後開始する事業年度に係る財
務諸表から適用されることになった
ことに伴い、当事業年度から同会計
基準及び適用指針によっておりま
す。
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
(1) 消費税等の会計処理
同左
(2) 大型不動産開発事業に係る支払利
息の取得原価への算入
大型不動産開発事業(総事業費が
50億円を超え、開発期間が2年を超
える事業)に係る正常な開発期間中
の支払利息は取得原価に算入してお
り、当事業年度における取崩額は
84百万円であり、累積額は1,458百
万円であります。
(3) 連結納税制度を適用しておりま
す。
(追加情報)
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
1
連結納税制度
当社は平成14年度税制改正により創設された連結納
税制度を導入いたしました。これに伴い、企業会計基
準委員会実務対応報告第5号「連結納税制度を適用す
る場合の税効果会計に関する当面の取扱い(その1)」
及び同実務対応報告第7号「連結納税制度を適用する
場合の税効果会計に関する当面の取扱い(その2)」を
適用し、当事業年度から連結納税制度に基づく法人税
等及び法人税等調整額を計上しております。
2 資本の部の区分
「財務諸表等規則」の改正により、当事業年度から資
本の部は、資本金、資本剰余金、利益剰余金およびそ
の他の項目に区分して表示しております。
118
――――
注記事項
(貸借対照表関係)
1
前事業年度
(平成15年3月31日)
関係会社に対する資産及び負債
(区分掲記したものを除く)
1
当事業年度
(平成16年3月31日)
関係会社に対する資産及び負債
(区分掲記したものを除く)
百万円
2
受取手形
2,793
売掛金
113,978
未収入金
48,303
その他の資産
63,146
支払手形
43,534
買掛金
37,265
預り金
150,073
※1のうち、債務の担保に供している資産
[差入資産の種類]
百万円
受取手形
売掛金
その他の資産
支払手形
買掛金
預り金
2
769
117,915
69,884
53,308
33,329
110,301
※1のうち、債務の担保に供している資産
[差入資産の種類]
百万円
売掛金
有価証券
販売用不動産
建物
土地
投資有価証券及び
関係会社株式
計
[債務の種類]
11,083
6,556
3,685
13,507
68,406
百万円
売掛金
販売用不動産
短期貸付金
建物
土地
投資有価証券及び
関係会社株式
計
[債務の種類]
46,330
149,568
5,160
6,792
10,000
12,748
68,406
92,807
195,913
百万円
長期借入金
19,479
(一年以内返済分を含む)
その他の固定負債
4,090
計
23,569
上記のほか、丸紅フーズインベストメント株式会
社から債権の担保として受入れている有価証券
(時価35,421百万円)を長期借入金に係る再担保に
供しています。
百万円
その他の流動負債
長期借入金
(一年以内返済分を含む)
その他の固定負債
10,920
4,162
4,520
計
19,602
上記のほか、丸紅フーズインベストメント株式会
社から保証の担保として受入れている有価証券
(時価39,062百万円)を長期借入金に係る再担保に
供しています。また、対応する債務として子会社
の借入金44,759百万円があります。
3 ※1のうち、取引保証金等の代用として差入れてい 3 ※1のうち、取引保証金等の代用として差入れてい
る資産
る資産
百万円
百万円
投資有価証券
6,927
投資有価証券
10,419
4 有価証券の貸付
4 有価証券の貸付
百万円
百万円
※2関係会社株式
84
※2関係会社株式
83
5 ※3財務諸表等規則第32条第1項第10号の債権であ 5 ※3財務諸表等規則第32条第1項第10号の債権であ
ります。これらの債権のうち担保等による回収見
ります。これらの債権のうち担保等による回収見
込額は356億円であります。
込額は317億円であります。
119
前事業年度
(平成15年3月31日)
当事業年度
(平成16年3月31日)
6 偶発債務
偶発債務
(1) 保証債務
(1) 保証債務
次の各会社の銀行借入等に対して、保証を行っ
① 次の各会社の銀行借入等に対して、保証を行っ
ております。
ております。
百万円
百万円
(関係会社) 丸紅フーズインベストメント
43,310
(関係会社) Royal Maritime
55,801
(
〃
) Marubeni Petroleum
34,222
(
〃
) 伊藤忠丸紅鉄鋼
38,730
(
〃
) Royal Maritime
31,175
(
〃
) Marubeni Petroleum
32,997
(
〃
) 伊藤忠丸紅鉄鋼
29,760
(
〃
) Marubeni Aviation Services
30,517
(
〃
) 丸紅不動産
28,244
(
〃
) 丸紅不動産
24,972
(
〃
) Daishowa-Marubeni
(
〃
) Marubeni Aviation Services
26,258
17,170
International
Daishowa-Marubeni
(
〃
) 丸紅畜産
14,575
(
〃
)
17,440
International
(
〃
) Marubeni Auto &
(
〃
) グローバルアクセス
16,178
13,845
Construction Machinery
Europe
(
〃
) Marubeni Oil & Gas(USA)
15,854
(
〃
) ヴェクタントジャパン
13,250
(
〃
) メディテック
13,200
Thai Cold Rolled Steel
(
〃
)
11,738
Sheet
(
〃
) North Pacific Processors
11,679
(
〃
) Marubeni LP Holding
10,526
(
〃
) 丸紅畜産
11,323
(
〃
) グローバルアクセス
10,500
(
〃
) MIECO
10,382
(
〃
) Marubeni Auto &
(
〃
) Marubeni Auto & Construction
Construction Machinery
10,129
Machinery Europe
9,966
America
(
〃
) カタール・エルエヌジー・
(
〃
) Thai Cold Rolled Steel Sheet 9,402
9,865
インベストメント
(
〃
) Marubeni LP Holding
8,960
(
〃
) 丸紅建設
9,403
(
〃
) MCエステート(旧丸紅建設)
8,812
(
〃
) Marubeni Airleasing (U.K.)
9,119
Marubeni-Itochu Steel
(
〃
) 那須高原リゾート開発
8,189
16,817
America
Braspetro Oil Services
8,224
Braspetro Oil Services
14,912
その他(192社)
219,093
その他(225社)
254,500
計
561,671
計
599,371
6
②
海外現地法人の銀行借入等に対する保証
百万円
46,128
(2) 保証予約等
① 取引先の銀行借入等に対して、保証予約等を行
っております。
百万円
(関係会社) 丸紅ファイナンス
9,500
(
〃
) Marubeni International
9,414
Finance
(
〃
) MIF Asia
9,000
(
〃
) MIECO
8,365
その他(12社)
14,328
計
50,608
120
(注)上記には海外現地法人(10社)の銀行借入等に対
する保証債務71,511百万円が含まれています。
(2) 保証予約等
取引先の銀行借入等に対して、保証予約等を行
っております。
百万円
(関係会社) Marubeni International
17,600
Finance
(
〃
)
MIF Asia
5,000
(
(
〃
〃
) MIPCO(SGR)
) Marubeni Capital America
その他(16社)
計
3,268
2,362
107,284
135,514
前事業年度
当事業年度
(平成15年3月31日)
(平成16年3月31日)
② 海外現地法人の銀行借入等に対する保証予約等
(注)上記には海外現地法人(6社)の銀行借入等に対す
百万円
る保証予約等102,490百万円が含まれています。
124,051
当社は、会社分割に伴い伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社が
当社は、会社分割に伴い伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社が
当社から承継した債務につき、併存的債務引受により
当社から承継した債務につき、併存的債務引受により
連帯債務者となっております。なお、併存的債務の当
連帯債務者となっておりましたが、当事業年度にて併
期末残高は789百万円です。また、同社が当社から承
存的債務は消滅しております。また、同社が当社から
継した資産及び同社が当社から承継した子会社におい
承継した資産及び同社が当社から承継した子会社にお
て保有する取引債権につき、瑕疵担保責任を有してお
いて保有する取引債権に関する瑕疵担保責任は、平成
ります。
15年7月1日を以って失効しております。
7 手形割引高
7 手形割引高及び裏書譲渡高
百万円
百万円
輸出手形割引高
15,285
受取手形裏書譲渡高
3
輸出手形割引高
11,297
8 ※4「流動資産」の「繰延ヘッジ損失」503百万円 8 ※4「流動資産」の「繰延ヘッジ損失」2,221百万
及び、「流動負債」の「繰延ヘッジ利益」3,563
円及び、「流動負債」の「繰延ヘッジ利益」
百万円を、相殺した残額を、「流動負債」の「そ
2,689百万円を、相殺した残額を、「流動負債」
の他」に含めて表示しております。
の「その他」に含めて表示しております。
また、「固定資産」の「繰延ヘッジ損失」12,385
また、「固定資産」の「繰延ヘッジ損失」
百万円及び、「固定負債」の「繰延ヘッジ利益」
11,687百万円及び、「固定負債」の「繰延ヘッジ
4,121百万円を、相殺した残額を、「投資その他
利益」16,230百万円を、相殺した残額を、「固定
の資産」の「その他」に含めて表示しておりま
負債」の「その他」に含めて表示しております。
す。
9 ※5会社が発行する株式は普通株式3,000,000,000 9 ※5会社が発行する株式は普通株式4,300,000,000
株であり、発行済株式総数は普通株式
株、第一種の優先株式100,000,000株、第二種の
1,494,021,081株であります。
優先株式100,000,000株であり、発行済株式総数
は普通株式1,494,021,081株、第一種の優先株式
75,500,000株であります。
10 自己株式
10 自己株式
※6当社が保有する自己株式の数は、普通株式
※6当社が保有する自己株式の数は、普通株式
427,149株であります。
553,889株であります。
11 平成14年6月26日開催の定時株主総会において、下 11 平成14年6月26日開催の定時株主総会において、下
記の欠損填補を行っております。
記の欠損填補を行っております。
百万円
百万円
資本準備金
129,228
資本準備金
129,228
利益準備金
18,843
利益準備金
18,843
合計
148,072
合計
148,072
12 配当制限
――――
商法施行規則第124条第3号に規定する資産に時価
を付したことにより増加した純資産額は、27,051百
万円であります。
121
(損益計算書関係)
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
関係会社との取引に係る収益及び費用は次のとおり
であります。
百万円
売上高
921,759
当期商品仕入高
3,155,367
受取利息
4,874
受取配当金
21,493
法人税
△3,758
(注) 上記のうち法人税については、連結納税制度
の適用に伴う連結納税子会社との間の配分税
額であります。
※1仕入高には、直接販売諸掛を含めております。
※2低価法による評価減の金額48百万円を減額して
おります。
※3内訳は次のとおりであります。
百万円
固定資産税
1,007
印紙税
209
その他
482
計
1,700
※4有形固定資産等売却損益の内訳は次のとおりで
あります。
売却益
百万円
有形固定資産売却益
6,243
(うち土地売却益)
(5,761)
無形固定資産売却益
533
その他の資産売却益
35
計
6,812
売却損
百万円
有形固定資産売却損
2,524
(うち土地売却損)
(2,228)
無形固定資産売却損
0
その他の資産売却損
225
計
2,750
※5このうち関係会社に係るものは9,156百万円で
あります。
※6特定の関係会社に対する債権等についてリスト
ラクチャリングの実行に伴い発生する損失に備
え、所要額を引当てたもののうち、回収可能性
を見直した結果、その所要額には達しないと判
断されたものに対して貸倒引当金を取崩したも
のであります。
※7低収益の事業用不動産等につき、回収可能性等
を勘案して、評価減したものであります。
※8このうち関係会社に係るものは489百万円であ
ります。
※9このうち関係会社に係るものは5,401百万円で
あります。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
122
関係会社との取引に係る収益及び費用は次のとおり
であります。
百万円
売上高
894,183
当期商品仕入高
2,633,306
受取利息
4,635
受取配当金
21,092
法人税
257
(注) 上記のうち法人税については、連結納税制度
の適用に伴う連結納税子会社との間の配分税
額であります。
※1仕入高には、直接販売諸掛を含めております。
※2低価法による評価減の金額 426百万円を減額
しております。
※3内訳は次のとおりであります。
百万円
固定資産税
777
印紙税
198
その他
337
計
1,312
※4有形固定資産等売却損益の内訳は次のとおりで
あります。
売却益
百万円
有形固定資産売却益
2,208
(うち土地売却益)
(1,835)
無形固定資産売却益
0
その他の資産売却益
10
計
2,218
売却損
百万円
有形固定資産売却損
311
(うち土地売却損)
(44)
無形固定資産売却損
8
その他の資産売却損
164
計
483
※5このうち関係会社に係るものは5,254百万円で
あります。
※6特定の関係会社に対する債権等についてリスト
ラクチャリングの実行に伴い発生する損失に備
え、所要額を引当てたもののうち、回収可能性
を見直した結果、その所要額には達しないと判
断されたものに対して貸倒引当金を取崩したも
のであります。
※8このうち関係会社に係るものは260百万円であ
ります。
※9このうち関係会社に係るものは531百万円であ
ります。
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
11
12
13
14
※10関係会社等の事業整理による損失で、この内訳 10
は次のとおりであります。
百万円
貸倒引当金繰入額及び貸倒損失
692
株式消却及び評価損
11,155
計
11,848
※11特定の関係会社等に対する債権等について、リ 11
ストラクチャリングの実行に伴い発生する損失
に備え、所要額を貸倒引当金に繰り入れたもの
であります。
※10関係会社等の事業整理による損失で、この内訳
は次のとおりであります。
百万円
貸倒引当金繰入額及び貸倒損失
2,170
株式消却及び評価損
3,048
計
5,218
※11特定の関係会社等に対する債権等について、リ
ストラクチャリングの実行に伴い発生する損失
に備え、所要額を貸倒引当金に繰り入れたもの
であります。
※12特定の債権について、債務者の信用リスク等
を勘案し回収可能性を検討、所要額を引当て
たものであります。
※13特定の海外債権を売却した時の譲渡損失であ
ります。
12
123
※14資産の運用改善等に伴い、年金資産の時価が退
職給付債務に対し超過積立の状況となったた
め、退職給付信託を一部解約し当社へ現金で払
い戻したことによる利益であります。
(リース取引関係)
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
1
リース物件の所有権が借主に移転すると認められる 1 リース物件の所有権が借主に移転すると認められる
もの以外のファイナンス・リース取引
もの以外のファイナンス・リース取引
(借手側)
(借手側)
(1) リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相
(1) リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相
当額及び期末残高相当額
当額及び期末残高相当額
(百万円)
(百万円)
取得価額 減価償却累 期末残高
取得価額 減価償却累 期末残高
相当額
計額相当額
相当額
相当額
計額相当額
相当額
器具及び備品
その他
合計
3,838
2,506
1,331
60
45
14
3,898
2,552
1,345
器具及び備品
その他
合計
2,790
1,660
1,130
48
27
21
2,838
1,687
1,151
なお、取得価額相当額は、未経過リース料期末残高
が有形固定資産の期末残高等に占める割合が低いた
め、支払利子込み法により算定しております。
(2) 未経過リース料期末残高相当額
百万円
1年内
877
1年超
2,370
なお、取得価額相当額は、未経過リース料期末残高
が有形固定資産の期末残高等に占める割合が低いた
め、支払利子込み法により算定しております。
(2) 未経過リース料期末残高相当額
百万円
1年内
739
1年超
2,124
計
3,247
なお、未経過リース料期末残高相当額は、未経過リ
ース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占め
る割合が低いため、支払利子込み法により算定して
おります。
(3) 支払リース料及び減価償却費相当額
百万円
支払リース料
1,133
減価償却費相当額
1,133
(4) 減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする
定額法によっております。
(貸手側)
未経過リース料期末残高相当額
百万円
1年内
243
1年超
2,121
計
2,863
なお、未経過リース料期末残高相当額は、未経過リ
ース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占め
る割合が低いため、支払利子込み法により算定して
おります。
(3) 支払リース料及び減価償却費相当額
百万円
支払リース料
711
減価償却費相当額
711
(4) 減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする
定額法によっております。
(貸手側)
未経過リース料期末残高相当額
百万円
1年内
243
1年超
1,879
計
2,365
(注) 上記は全て転貸リース取引に係る貸手側の未
経過リース料期末残高相当額であります。
なお、当該転貸リース取引はおおむね同一の条
件で第三者にリースしておりますので、ほぼ同
額の残高が上記の借手側の注記(2)未経過リー
ス料期末残高相当額に含まれております。
計
2,122
(注) 上記は全て転貸リース取引に係る貸手側の未
経過リース料期末残高相当額であります。
なお、当該転貸リース取引はおおむね同一の条
件で第三者にリースしておりますので、ほぼ同
額の残高が上記の借手側の注記(2)未経過リー
ス料期末残高相当額に含まれております。
124
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
2
オペレーティング・リース取引
(借手側)
未経過リース料
1年内
1年超
計
2
オペレーティング・リース取引
(借手側)
未経過リース料
百万円
1,608
10,906
12,515
125
1年内
1年超
計
百万円
1,442
9,464
10,906
(有価証券関係)
子会社株式及び関連会社株式で時価のあるもの
前事業年度(平成15年3月31日)
区分
①
子会社株式
②
関連会社株式
合計
貸借対照表
計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
当事業年度(平成16年3月31日)
貸借対照表
計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
5,563
4,703
△860
5,585
14,962
9,377
18,379
20,577
2,197
18,381
27,095
8,714
23,944
25,281
1,337
23,966
42,057
18,091
126
(税効果会計関係)
前事業年度
当事業年度
(平成15年3月31日)
(平成16年3月31日)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別 1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別
の内訳
の内訳
(繰延税金資産)
百万円
(繰延税金資産)
百万円
貸倒引当金損金算入限度超過額
93,087
貸倒引当金
78,971
資産評価損
65,923
資産評価損
58,714
未収金利等
3,731
債務保証等損失引当金
6,560
退職給付引当金損金
未収金利等
5,043
3,623
算入限度超過額
賞与引当金
2,173
その他有価証券評価差額金
3,365
繰越欠損金
2,104
繰越欠損金
4,781
その他
16,225
その他
9,476
繰延税金資産小計
169,790
繰延税金資産小計
183,986
評価性引当額
△14,933
評価性引当額
△14,991
154,857
繰延税金資産合計
繰延税金資産合計
168,995
(繰延税金負債)
(繰延税金負債)
その他有価証券評価差額金
△18,578
繰延税金負債合計
△18
退職給付関連
△1,295
繰延税金資産の純額
168,977
繰延税金負債合計
△19,873
繰延税金資産の純額
2
134,984
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担 2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担
率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因
率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因
となった主要な項目別の内訳
となった主要な項目別の内訳
%
%
法定実効税率
44.0
法定実効税率
44.0
(調整)
(調整)
交際費等永久に損金に
交際費等永久に損金に
33.3
2.8
算入されない項目
算入されない項目
受取配当金等永久に益金に
受取配当金等永久に益金に
△189.5
△17.3
算入されない項目
算入されない項目
評価性引当金の増減
△460.1
投資価額修正
19.2
税率変更による期末繰延税金
その他
4.0
195.9
資産の減額修正
税効果会計適用後の法人税等の
52.7
その他
10.0
負担率
税効果会計適用後の法人税等の
△366.4
負担率
3 地方税法等の一部を改正する法律(平成15年法律第
9号)が平成15年3月31日に公布されたことに伴い、
当事業年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算
(ただし、平成16年4月1日以降解消が見込まれるも
のに限る。)に使用した法定実効税率は前事業年度の
42.0%から41.0%に変更されました。その結果、繰延
税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)
が4,469百万円減少し、当事業年度に計上された法人
税等調整額が4,383百万円増加し、その他有価証券評
価差額金が86百万円減少しております。
127
(1株当たり情報)
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
1株当たり純資産額
172.11円 1株当たり純資産額
198.20円
1株当たり当期純利益
6.99円 1株当たり当期純利益
7.94円
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
6.66円
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
7.30円
当事業年度から「1株当たり当期純利益に関する会計
基準」(企業会計基準第2号)及び「1株当たり当期純利
益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指
針第4号)を適用しております。
なお、これによる影響はありません。
(注) 1株当たり純資産額は期末発行済株式総数に基づき、1株当たり当期純利益は期中平均株式数に基づき計
算されておりますが、それぞれにおいて自己株式数を控除しております。
1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は次のとおりであります。
前事業年度
(自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日)
当事業年度
(自 平成15年4月1日
至 平成16年3月31日)
1株当たり当期純利益
当期純利益(百万円)
10,437
12,307
普通株主に帰属しない金額(百万円)
−
△442
(うち利益処分による優先配当額(百万円))
−
(△442)
普通株式に係る当期純利益(百万円)
期中平均株式数(千株)
10,437
11,865
1,493,759
1,493,522
333
765
(333)
(323)
−
(442)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
当期純利益調整額(百万円)
(うち支払利息(税額相当額控除後)
(百万円))
(うち利益処分による優先配当額(百万円))
普通株式増加数(千株)
123,151
237,072
(うち転換社債(千株))
(123,151)
(119,666)
(うち優先株式(千株))
−
128
(117,406)
(重要な後発事象)
前事業年度
当事業年度
当社は、確定給付企業年金法の施行に伴い、厚生年金
基金の代行部分について、平成15年4月15日に厚生労働
大臣から将来分支給義務免除の認可を受けました。
「退職給付会計に関する実務指針(中間報告)」(日本
公認会計士協会会計制度委員会報告第13号)によれば、
当該認可日または厚生年金基金代行部分の返還日におい
て、代行部分に係る退職給付債務と年金資産の返還相当
額を消滅したものとみなして会計処理するとともに、厚
生年金基金の代行部分に対応する未認識債務、未認識数
理計算上の差異及び会計基準変更時差異の未処理額を損
益として認識することとされています。
当社は、返還日において「厚生年金基金代行部分返上
損益」を特別損益に計上する予定です。現在における試
算によれば、これによる損益に与える影響は軽微であり
ます。
重要な会計方針5-(2)に記載のとおり、当社は、確定
給付企業年金法の施行に伴い、厚生年金基金の代行部分
について、平成16年5月1日に厚生労働大臣から過去分
返上の認可を受けました。
過去分返上の認可により翌事業年度の損益に与える影
響額は、現時点で試算したところ、15億円程度の利益で
あります。当社は、これを「厚生年金基金代行部分返上
益」として特別利益に計上する予定です。
129
④ 【附属明細表】
【有価証券明細表】
【株式】
銘柄
投資有価証券
その他有価証券
株式数(株)
[市場性のある国内株式]
<金融・保険>
みずほフィナンシャルグループ
三菱東京フィナンシャル・
グループ
損害保険ジャパン
三井住友フィナンシャル
グループ
その他4銘柄
小計
<運輸・通信>
10銘柄小計
<化学・窯業>
昭和電工
その他42銘柄
小計
<紙・パルプ>
日本ユニパックホールディング
その他18銘柄
小計
<造船・車両>
7銘柄小計
<繊維>
23銘柄小計
<機械>
14銘柄小計
<金属・鉱業>
19銘柄小計
<建設・不動産>
9銘柄小計
<商業>
17銘柄小計
<水産・食品>
山崎製パン
日清製粉グループ本社
伊藤ハム
サッポロホールディングス
その他19銘柄
小計
<その他>
13銘柄小計
市場性のある国内株式計
[市場性の無い国内株式]
<金融・保険>
みずほフィナンシャルグループ
優先株
その他7銘柄
小計
<運輸・通信>
ビーエス朝日
ジャパンケーブルネット
130
貸借対照表計上額
(百万円)
52,568
23,550
11,210.87
11,547
4,289,900
4,788
5,703.50
4,392
10,726,011.14
15,085,393.51
3,240
47,517
6,943,860.16
3,573
11,515,917
36,457,468
47,973,385
2,741
17,294
20,035
15,634.40
9,536,347
9,551,981.40
8,677
4,603
13,280
1,877,506
983
11,673,191
3,955
12,447,376
5,239
28,256,141
9,171
2,889,059
1,975
5,839,873
2,815
6,762,880
3,779,329
7,099,620
8,246,334
7,856,517
33,744,680
6,864
3,847
3,450
3,051
2,688
19,900
10,074,273
186,356,719.07
5,281
133,724
10,000
10,000
185,008
195,008
265
10,265
80,500
44,387.01
4,025
2,863
銘柄
その他49銘柄
小計
<化学・窯業>
23銘柄小計
<紙・パルプ>
11銘柄小計
<繊維>
26銘柄小計
<機械>
11銘柄小計
<金属・鉱業>
サハリン石油ガス開発
その他34銘柄
小計
<建設・不動産>
61銘柄小計
<商業>
芙蓉総合リース
その他38銘柄
小計
<水産・食品>
24銘柄小計
<その他>
91銘柄小計
市場性の無い国内株式計
国内株式計
投資有価証券
1,555,707.75
1,680,594.76
貸借対照表計上額
(百万円)
5,043
11,931
1,243,390
562
4,959,639
349
1,478,802
402
781,606
259
26,385
30,397,375
30,423,760
2,662
10,858
13,520
1,162,112
1,140
5,409,000
2,660,070
8,069,070
3,267
1,789
5,056
4,452,239
3,701
1,756,723
56,202,943.76
242,559,662.83
1,681
48,866
182,590
1,094,310
1,029
6,378,974
291
9,002,698
16,475,982
316
1,636
84,138,674.40
6,086
2,210,872
1,038
3,860,340
15,714
19,573
2,196,135
4,783,518,387
4,789,594,435
10,841
3,653
11,034
41,242
5,929,002
4,881,872,983.40
4,898,348,965.40
901
49,267
50,903
5,140,908,628.23
5,140,908,628.23
233,493
233,493
株式数(株)
その他有価証券
[市場性のある海外株式]
<米州>
3銘柄小計
<欧州・アフリカ・中近東>
2銘柄小計
<アジア>
9銘柄小計
市場性のある海外株式計
[市場性の無い海外株式]
<米州>
46銘柄小計
<欧州・アフリカ・中近東>
14銘柄小計
<アジア>
Philippine Long Distance
Telephone
PT Musi Hutan Persada
Thai Coated Steel Sheet
その他85銘柄
小計
<大洋州>
7銘柄小計
市場性の無い海外株式計
海外株式計
小計
計
131
【債券】
銘柄
券面総額(百万円)
貸借対照表計上額
(百万円)
3,000
2,995
3,000
2,995
3,000
2,996
3,500千
370
<円建海外債券>
売買目的
有価証券
3銘柄小計
小計
<円建海外債券>
有価証券
2銘柄小計
<米ドル建海外債券>
その他有価証券
1銘柄小計
US$
海外債券計
3,366
小計
3,366
<円建海外債券>
YTB Finance (Aruba)A.E.C.
Series21
YTB Finance (Aruba)A.E.C.
Series50
Daiwa International Finance
(Cayman)
満期保有
目的の債券
24,000
24,000
6,000
6,000
3,000
3,000
33,000
33,000
40
42
40
42
Mizuho Preferred
Capital(Cayman)
2Limited Series A
5,000
5,000
その他1銘柄
1,000
1,000
小計
6,000
6,000
US$
4,134千
436
P
M$
100千
6,467千
181
小計
<利付国債>
1銘柄小計
国内債券計
<円建海外債券>
投資有価証券
その他有価証券
<米ドル建海外債券>
1銘柄小計
<その他の海外債券>
2銘柄小計
海外債券計
6,617
小計
6,659
計
46,020
132
【その他】
種類及び銘柄
出資総額(百万円)
貸借対照表計上額
(百万円)
<出資証券>
投資有価証券
その他有価証券
1銘柄小計
小計
計
133
10
10
10
10
10
10
【有形固定資産等明細表】
資産の種類
当期末減価
前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 償却累計額 当期償却額
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円) 又は償却累計 (百万円)
額(百万円)
差引当期末
残高
(百万円)
有形固定資産
建物
70,258
951
2,456
68,754
26,980
2,660
41,774
構築物
10,215
332
358
10,189
6,965
351
3,224
3,915
603
53
4,466
2,996
206
1,470
759
2,014
175
2,599
544
122
2,055
4,383
63
435
4,012
2,432
191
1,580
121,642
4
282
121,365
―
―
121,365
211,176
3,967
3,759
211,385
39,917
3,530
171,468
借地権
―
―
―
261
―
―
261
電話加入権
―
―
―
53
―
―
53
ソフトウェア
―
―
―
8,544
2,198
3,477
6,345
その他
―
―
―
349
82
11
268
―
―
―
9,207
2,280
3,488
6,927
9,371
1,032
4,218
6,185
3,498
1,202
2,688
新株発行費
―
145
―
145
49
49
96
社債発行費
973
206
182
997
860
316
137
973
351
182
1,142
909
365
233
機械及び装置
車両及び運搬具
器具及び備品
土地
有形固定資産計
無形固定資産
無形固定資産計
長期前払費用
繰延資産
繰延資産計
(注)
無形固定資産の金額は資産の総額の100分の1以下であるため、「前期末残高」、「当期増加額」及び「当
期減少額」の記載を省略しております。
134
【資本金等明細表】
区分
前期末残高
資本金(百万円)
194,039
普通株式
(注)1
普通株式
資本金のうち
既発行株式
第一種優先株式
(株)
第一種優先株式
(百万円)
計
―
(株)(1,494,021,081)
(資本準備金)
資本準備金及び 株式払込剰余金
その他
資本剰余金
計
(―)
(百万円)
194,039
(百万円)
57,478
(百万円)
57,478
―
(―)
(注)2
194,039
(75,500,000)
―
37,750
(75,500,000)
231,789
(―) (1,494,021,081)
―
(75,500,000)
当期末残高
―
37,750
194,039
(―)
当期減少額
(注)2
(株)(1,494,021,081)
(百万円)
計
当期増加額
37,750
(―) (1,569,521,081)
37,750
(注)3
37,750
37,750
―
231,789
―
95,229
―
95,229
(注) 1 当期末における自己株式数は553,889株であります。
2 第一種優先株式発行による第三者割当増資に伴う資本金への組入による増加であります。
3 第一種優先株式発行による第三者割当増資に伴う資本準備金への組入による増加であります。
【引当金明細表】
区分
貸倒引当金
債務保証等損失引当金
(注)
前期末残高
(百万円)
当期増加額
(百万円)
当期減少額
(目的使用)
(百万円)
当期減少額
(その他)
(百万円)
当期末残高
(百万円)
258,490
7,032
43,790
7,082
214,651
-
15,999
-
-
15,999
貸倒引当金の当期減少額(その他)には為替の変動による影響額が含まれております。
135
(2) 【主な資産及び負債の内容】
当事業年度末(平成16年3月31日現在)における主な資産及び負債の内容は次のとおりであります。
①
現金及び預金
区分
金額(百万円)
現金
2
当座預金
172,105
普通預金
55,891
通知預金
20,000
定期預金
29,637
預金
取立小切手
1
計
277,634
合計
②
277,636
受取手形
相手先
金額(百万円)
住友軽金属工業
1,760
カネボウ
992
オンワード樫山
986
山喜
800
平成電電
689
その他
29,050
合計
34,277
受取手形決済期日別内訳
期日
金額
(百万円)
平成16年
4月
9,379
5月
8,382
6月
6,450
7月
5,739
136
8月
2,530
9月
475
10月以降
1,322
合計
34,277
③
売掛金
相手先
金額(百万円)
Abu Dhabi Water And Electricity Authority
29,449
丸紅紙パルプ販売
26,995
Deere-Hitachi Construction Machinery
9,163
丸紅建材
8,417
丸紅米国会社
8,057
その他
315,819
合計
397,900
売掛金の滞留状況
期首残高
(百万円)
(A)
期中売上高
(百万円)
(B)
419,241
④
期中回収高
(百万円)
(C)
5,877,283
期末残高
(百万円)
(D)
5,898,624
397,900
回収率(%)
(C)
×100
(A)+(B)
93.7%
滞留期間(日)
(A)+(D)
2
(B)
366
25.4日
商品
オペレーティング・セグメント別
金額(百万円)
繊維
10,760
金属資源
9,122
エネルギー
8,394
食料
7,282
資材・紙パルプ
6,386
国内支社・支店
2,754
輸送機・産業システム
2,609
化学品
1,437
その他
573
合計
49,317
137
⑤
販売用不動産
区分
金額(百万円)
土地
76,196
その他
11,740
合計
(注)
87,936
上記のうち土地の面積及び金額は次のとおりであります。
地域別
面積(千㎡)
東京
金額(百万円)
28
26,604
750
13,192
大阪
28
9,809
広島
170
4,837
岡山
13
4,278
1,388
17,476
2,377
76,196
北海道
その他
合計
⑥
未着商品
オペレーティング・セグメント別
金額(百万円)
食料
7,256
金属資源
6,819
資材・紙パルプ
4,527
化学品
726
繊維
200
国内支社・支店
49
輸送機・産業システム
4
合計
19,581
138
⑦
関係会社株式
銘柄
金額(百万円)
丸紅米国会社
61,451
Marubeni Power Ventures
50,557
グローバルアクセス
32,520
Sithe Asia Holdings
21,543
丸紅欧州会社
13,786
その他(269社)
260,131
子会社株式計
439,988
伊藤忠丸紅鉄鋼
25,495
Daishowa-Marubeni International
14,245
PT Tanjungenim Lestari Pulp and Paper
14,157
Thai Cold Rolled Steel Sheet
12,143
ジャパンケーブルネットホールディングス
7,475
その他(155社)
103,836
関連会社株式計
177,351
合計
617,339
139
⑧
支払手形
相手先
金額(百万円)
丸紅米国会社
27,114
丸住製紙
18,042
前田建設工業
8,176
名古屋パルプ
5,949
興亜工業
4,613
その他
90,928
合計
154,822
支払手形決済期日別内訳
平成16年
4月
期日
金額
(百万円)
⑨
48,519
5月
29,610
6月
39,811
7月
20,744
8月
11,365
9月
10月以降
1,103
3,670
合計
154,822
買掛金
相手先
金額(百万円)
大成建設
11,063
日立建機
10,139
日本製紙
10,058
東芝
4,825
Marubeni Chemical Asia Pacific
4,762
その他
264,292
合計
305,139
140
⑩
短期借入金
借入先
金額(百万円)
みずほコーポレート銀行
19,446
東京三菱銀行
16,788
常陽銀行
15,000
三井住友銀行
13,668
静岡銀行
10,800
その他
63,914
計
139,616
長期借入金からの振替分
223,120
合計
⑪
362,736
預り金
相手先
丸紅ファイナンス
金額(百万円)
(注)
92,364
その他
44,313
合計
(注)
⑫
136,677
該社にてグループ全体の資金効率化のために実施している取引等により発生するものであります。
社債
銘柄
金額(百万円)
第38回無担保社債
36,637
第40回無担保社債
28,100
第42回無担保社債
15,578
第1回無担保リバース・デュアルカレンシー社債
15,409
第43回無担保社債
15,000
その他
52,500
合計
163,224
141
⑬
長期借入金
借入先
金額(百万円)
(45,170)
147,264
(12,806)
明治安田生命保険
115,443
(11,898)
住友信託銀行
90,070
(12,145)
東京三菱銀行
74,366
(222)
三菱信託銀行
67,777
(140,879)
その他
643,408
(223,120)
合計
1,138,328
(注) ( )の金額は貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に返済予定のものであるため、貸借対照表におい
ては短期借入金として掲記しております。
みずほコーポレート銀行
142
(3) 【その他】
特に記載すべき事項はありません。
143
第6 【提出会社の株式事務の概要】
決算期
3月31日
定時株主総会
6月中
株主名簿閉鎖の期間
―――
基準日
3月31日
株券の種類
100,000株券、10,000株券、1,000株券、500株券、100株券及び100株未満の株式の数
を表示した株券
中間配当基準日
9月30日
1単元の株式数
1,000株
株式の名義書換え
取扱場所
代理人
取次所
東京都中央区八重洲一丁目2番1号
みずほ信託銀行株式会社 本店証券代行部
東京都中央区八重洲一丁目2番1号
みずほ信託銀行株式会社
みずほ信託銀行株式会社 全国各支店
みずほインベスターズ証券株式会社 本店及び全国各支店
名義書換手数料
無料
新券交付手数料
株券1枚につき50円に印紙税相当額を加算した額
株券喪失登録
株券喪失登録申請料
1件につき 10,000円
株券登録料
株券1枚につき 500円
単元未満株式の買取り
取扱場所
代理人
取次所
東京都中央区八重洲一丁目2番1号
みずほ信託銀行株式会社 本店証券代行部
東京都中央区八重洲一丁目2番1号
みずほ信託銀行株式会社
みずほ信託銀行株式会社 全国各支店
みずほインベスターズ証券株式会社 本店及び全国各支店
以下の算式により算定される1単元の株式数の売買委託手数料×
買取手数料
(算式)
1株あたりの買取価格(単元未満株式の買取請求書が上記取扱場所または同取次所に
到着した日の大阪証券取引所における最終価格)に1単元の株式数を乗じた金額のう
ち、次の金額に該当する部分にそれぞれ対応する比率を掛け、合計した額
100万円以下の金額につき
1.150%
100万円超500万円以下の金額につき
0.900%
500万円超1,000万円以下の金額につき
0.700%
1,000万円超の金額につき
0.575%
(円未満の端数を生じた場合には切り捨てる)
ただし、1単元あたりの算定金額が2,500円に満たない場合には、2,500円とする。
公告掲載新聞名
産経新聞
株主に対する特典
なし
(注)
買取請求株式数
1単元の株式数
決算公告については、当社ホームページ上に貸借対照表及び損益計算書を掲載しております。
(ホームページアドレス http://www.marubeni.co.jp/koukoku/)
144
第7 【提出会社の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
1
有価証券報告書
及びその添付書類
2
訂正報告書
3
半期報告書
4
臨時報告書
事業年度
(第79期)
自 平成14年4月1日
至 平成15年3月31日
平成15年6月26日
関東財務局長に提出
1の有価証券報告書に係る訂正報告書
であります。
(第80期中)
自 平成15年4月1日
至 平成15年9月30日
平成15年8月11日
関東財務局長に提出
平成15年12月12日
関東財務局長に提出
平成15年4月3日
及び平成15年11月12日
及び平成16年3月12日
関東財務局長に提出
臨時報告書につきましては、平成15年4月3日に提出のものは、「企業内容等の開示に関する内閣
府令」第19条第2項第9号(代表取締役の異動)、平成15年11月12日に提出のものは同府令第19条第
1項及び同条第2項第2号(提出会社の有価証券発行に係る取締役会の決議)、平成16年3月12日に
提出のものは同府令第19条第2項第9号(代表取締役の異動)に基づくものであります。
4
発行登録関係(コマーシャル・ペーパー)
(1) 発行登録書
平成15年4月9日
及び平成16年4月15日
関東財務局長に提出
平成15年4月3日
及び平成15年6月26日
及び平成15年11月12日
及び平成15年12月3日
及び平成15年12月12日
及び平成16年3月12日
関東財務局長に提出
(2) 訂正発行登録書
5 発行登録関係(社債)
(1) 発行登録書
平成15年6月30日
関東財務局長に提出
平成15年4月3日
及び平成15年5月21日
及び平成15年6月26日
及び平成15年11月12日
及び平成15年12月3日
及び平成15年12月12日
及び平成16年3月12日
関東財務局長に提出
(2) 訂正発行登録書
145
(3) 発行登録追補書類及びその添付書類
146
及び
及び
平成15年4月21日
平成15年5月13日
平成15年6月2日
近畿財務局長に提出
及び
及び
平成16年1月23日
平成16年4月16日
平成16年5月20日
関東財務局長に提出
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
147
独立監査人の監査報告書
平成16年6月25日
丸紅株式会社
取締役会
御中
新日本監査法人
代表社員
関与社員
公認会計士
小
島
秀
雄
㊞
関与社員
公認会計士
瀧
澤
徳
也
㊞
関与社員
公認会計士
宮
川
朋
弘
㊞
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げら
れている丸紅株式会社の平成14年4月1日から平成15年3月31日までの連結会計年度の修正再表示後連
結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結資本勘定増減表、連結キャッシュ・フ
ロー計算書及び連結附属明細表について監査を行った。この連結財務諸表の作成責任は経営者にあり、
当監査法人の責任は独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監
査の基準は、当監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ること
を求めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに
経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討することを含んで
いる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(連
結財務諸表に対する注記1参照)に準拠して、丸紅株式会社及び連結子会社の平成15年3月31日現在の財
政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況をすべての
重要な点において適正に表示しているものと認める。
追記情報
連結財務諸表に対する注記2に記載されているとおり、会社は当連結会計年度より米国財務会計基準
審議会の基準書第142号「営業権及びその他の無形固定資産」が適用されることとなるため、当該会計基
準により連結財務諸表を作成している。
連結財務諸表に対する注記2に記載されているとおり、会社は米国財務会計基準審議会の発生問題専
門委員会報告第99-19号「契約当事者における収益の総額表示と代理人における収益の純額表示」を適用
し、修正再表示を行った。
会社と当監査法人又は関与社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
※
上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出
会社)が別途保管しております。
独立監査人の監査報告書
平成16年6月25日
丸紅株式会社
取締役会
御中
新日本監査法人
代表社員
関与社員
公認会計士
小
島
秀
雄
㊞
関与社員
公認会計士
瀧
澤
徳
也
㊞
関与社員
公認会計士
宮
川
朋
弘
㊞
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げら
れている丸紅株式会社の平成15年4月1日から平成16年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、
すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結資本勘定増減表、連結キャッシュ・フロー計算書及
び連結附属明細表について監査を行った。この連結財務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の
責任は独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監
査の基準は、当監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ること
を求めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに
経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討することを含んで
いる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(連
結財務諸表に対する注記1参照)に準拠して、丸紅株式会社及び連結子会社の平成16年3月31日現在の財
政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況をすべての
重要な点において適正に表示しているものと認める。
追記情報
連結財務諸表に対する注記20に記載されているとおり、会社は確定給付企業年金法の施行に伴い、厚
生年金基金の代行部分について、平成16年5月1日に厚生労働大臣から過去分返上の認可を受けた。
会社と当監査法人又は関与社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
※
上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出
会社)が別途保管しております。
独立監査人の監査報告書
平成15年6月26日
丸紅株式会社
取締役会
御中
新日本監査法人
代表社員
関与社員
公認会計士
小
島
秀
雄
㊞
関与社員
公認会計士
大
木
一
也
㊞
関与社員
公認会計士
瀧
澤
徳
也
㊞
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げら
れている丸紅株式会社の平成14年4月1日から平成15年3月31日までの第79期事業年度の財務諸表、す
なわち、貸借対照表、損益計算書、利益処分計算書及び附属明細表について監査を行った。この財務諸
表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から財務諸表に対する意見を表明するこ
とにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監
査の基準は、当監査法人に財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求
めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積りの評価も含め全体としての財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当
監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準
拠して、丸紅株式会社の平成15年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成
績をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
追記情報
重要な後発事象に記載されているとおり、会社は確定給付企業年金法の施行に伴い、厚生年金基金の
代行部分について、平成15年4月15日に厚生労働大臣から将来分支給義務免除の認可を受けた。
会社と当監査法人又は関与社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
※
上
上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出
会社)が別途保管しております。
独立監査人の監査報告書
平成16年6月25日
丸紅株式会社
取締役会
御中
新日本監査法人
代表社員
関与社員
公認会計士
小
島
秀
雄
㊞
関与社員
公認会計士
瀧
澤
徳
也
㊞
関与社員
公認会計士
宮
川
朋
弘
㊞
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げら
れている丸紅株式会社の平成15年4月1日から平成16年3月31日までの第80期事業年度の財務諸表、す
なわち、貸借対照表、損益計算書、利益処分計算書及び附属明細表について監査を行った。この財務諸
表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から財務諸表に対する意見を表明するこ
とにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監
査の基準は、当監査法人に財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求
めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営
者によって行われた見積りの評価も含め全体としての財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当
監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準
拠して、丸紅株式会社の平成16年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成
績をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
追記情報
重要な後発事象に記載されているとおり、会社は確定給付企業年金法の施行に伴い、厚生年金基金の
代行部分について、平成16年5月1日に厚生労働大臣から過去分返上の認可を受けた。
会社と当監査法人又は関与社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
※
上
上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出
会社)が別途保管しております。
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