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平成28年度第3回多摩市みどりと環境審議会次第 (PDF形式 70.1KB)
平成28年10月27日(木) 平成28年度第3回多摩市みどりと環境審議会議事録 午前9時30分開会 ○環境政策課長 皆さんおはようございます。朝早くからご出席いただきまして、あり がとうございます。定刻になりましたので、ただいまから平成28年度第3回みどりと環 境審議会を開催させていただきます。 では本日も進行のほうを、会長、どうぞよろしくお願いいたします。 ○会長 おはようございます。本日ですけれども、前回と同様に少し長目の会議になる ことが予想されておりますけれども、皆様どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、平成28年度の第3回になります、多摩市みどりと環境審議会を進めたいと 思います。 本日ですけれども、欠席のご連絡をいただいておりますのが、A委員、B委員、C委員、 D委員の4名になります。それで現在、出席委員が13名でございます。したがいまして、 多摩市みどりと環境審議会規則第3条によりまして、委員の過半数が出席しておりますの で、 これより平成28年度第3回目の多摩市みどりと環境審議会を開会したいと思います。 それでは、まず事務局から、本日の次第と配付資料の説明をお願いいたします。 ○環境政策課長 それでは、お手元の資料をごらんください。すみません、着座にて失 礼させていただきます。 まず、次第のほうをごらんいただきたいと思います。本日の審議日程につきましては、 まず第2回審議会の議事録の確認をしていただきまして、 その後、 前回に引き続きまして、 平成27年度の多摩市の環境の取り組みの市民認証(外部評価)及び多摩市みどりと環境 基本計画の中間見直しについての審議をお願いしたいと思います。 次に、配付させていただいた資料の確認をさせていただきたいと思います。まず当日配 付資料のほうでございますが、一番上に次第がございまして、その下に、右上に資料1- 1として、地球環境分野の意見シート(施策の取り組み)まとめということで、委員の皆 様から事前にいただきました意見を取りまとめたものでございます。次にA4の1枚で資 料1-2として、地球環境分野意見シート(管理指標)の、事前にいただきました意見の 取りまとめをしたものでございます。次に、当日配付資料2といたしまして、A3判の1 枚物で、「【自然環境分野】現計画取組み内容(市) 、市の取組みの進捗状況(内部評価)、 -1- 中間見直しに対する市の考え方一覧」というものをお配りしてございます。 続いて、事前配付資料のほうを確認させていただければと思います。まず事前配付資料 1として、 「平成28年度第2回多摩市みどりと環境審議会議事録(案) 」というものでご ざいますが、すみません、こちらのほう、差し替えが生じてしまったものですから、本日 机上のほうに差し替えのものをお配りさせていただいているところでございます。古いも のにつきましては、お帰りの際、そのまま机上に置いていただいて、事務局のほうで回収 させていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。続きまして、事 前配付資料2として、自然環境分野の意見シートの施策の取り組み、管理指標に対して、 前回委員の皆様からいただいたご意見に対して、市側からの回答というものを取りまとめ たものを事前に送らせていただいたところでございます。そして資料3-1として、審議 シート【地球環境分野】 (施策の取り組み) 、資料3-2として「審議シート【地球環境分 野】 「管理指標」 」 、あと資料4-1、4-2につきましては、提出用の様式というものにな ってございますので、こちらは特段、本日なくても大丈夫でございます。 それともう一つ、机上に「ふるさとマップ」というものをお配りさせていただいてござ います。今後いろいろとご審議等いただく中で、多摩市内の全体はどうなっているのだろ うというのを見ていただくのに、ご参考までに、市内全図のマップを配付させていただい てございます。少し念のために申し上げておきますが、こちらは最新版でなく、3年前に つくったものでございますので、道路等は大きく変更はございませんが、建物の名称が若 干変わっているものもございますので、その点だけ少しご注意をお願いしたいと思います。 以上が資料のご説明になりますが、お手元の資料に過不足等、ございませんでしょうか。 また本日、前回に続きまして自然環境分野における管理指標の審議から始めますので、 前回配付させていただいた資料をお持ちでない方がいらっしゃいましたら、お声がけいた だければと思いますが、大丈夫でしょうか。 また、本日の当日配付させていただいた資料の作成に当たりまして、委員の皆様におか れましては、ご多忙の中、意見をご提出いただきましてありがとうございました。 資料のご説明は以上でございます。 ○会長 ありがとうございました。 それでは早速、次第に移らせていただきます。 次第の2番目になります。第2回審議会議事録についてです。こちらの議事録ですけれ ども、今説明にあったとおり、差し替えがあったということになりますけれども、会議運 -2- 営に関する事項の中では、議事録は送付後の直近の会議で了承を得るものとなっておりま すので、この場で何かご意見をいただきたいと思いますが、何かご意見ありますでしょう か。 また、修正が入ったところですけれど、具体的にどういう修正かというのを。 ○環境政策課長 すみません。議事録のほうですが、本来であればお名前のところをア ルファベットで表示するところを、具体的なお名前を2カ所ほど入れて、修正ミスがあっ たものですから、そこを変えただけということでございますので、実際に議事録の内容そ のものに関しての修正というのはございません。 ○会長 わかりました。内容については特に変更はないということですけれども、こち ら、もしよろしければ差し替え版ということで了承させていただきたいと思いますが、よ ろしいでしょうか。 それでは、どうもありがとうございました。 ○環境政策課長 ありがとうございました。決定いたしました議事録につきましては、 市のホームページや行政資料室のほうで公開させていただきますので、ご了解のほうをよ ろしくお願いいたします。 ○会長 はい。それでは次第の3番目にあります、多摩市の環境の取り組みに対する市 民認証(外部評価)及び多摩市みどりと環境基本計画の中間見直しについて、に移らせて いただきます。 今年度のこちらの審議会におきましては、例年審議しております市民認証、外部評価、 多摩市の環境の取り組みに対する認証に加えまして、多摩市みどりと環境基本計画の中間 見直しにつきましても審議していくということになっております。 これまでですけれども、こちらの審議会におきましては、今までどのようにやるかとい う方法論について少し議論をした後、具体的には自然ですとか、地球環境といった形で分 野ごとに議論していくということになっておりますけれども、本日につきましては、前回 少し議論が残っております自然環境分野の管理指標に関する審議から、入っていきたいと 思います。 その後、 本日メインの議題になりますけれども、地球環境分野における取り組みの審議、 そして最後に管理指標に関する審議というものを行っていく予定でいます。 その前にですけれども、こちら事務局のほうから、自然環境分野に関しまして、委員の 皆様からいただいた意見について取りまとめいただきましたけれども、それに対して市側 -3- から回答が用意されておりますので、そちらの資料についてご説明をいただければと思い ます。よろしくお願いいたします。 ○環境政策課長 それでは自然環境分野の管理指標に関する審議をする前に、事前配付 資料2について少しご説明申し上げたいと思います。 こちらにつきましては、前回の審議会の前にご提出いただきました自然環境分野につい ての意見シートに対して、 委員の皆様からさまざまご意見を頂戴したところでございます。 それに対しまして、前回の審議の中で、時間の都合もあって私どもの見解等を述べる部分 がなかったものですから、きちんと委員の皆様のほうにお示ししようということで、取り まとめたものでございます。 本日大変恐縮でございますが、時間の制約もございますので、事前に配付させていただ いてお目通しいただいていると思いますので、まことに申し訳ございませんが、一つ一つ のご質問、ご意見につきましての説明については、この場では省略させていただければと 思いますので、よろしくお願いいたします。 ○会長 はい、ありがとうございます。 こちらですけれども、何か質問はございますか。こちらご一読いただきまして、また何 かございましたら遠慮なく、審議会の場ですとか、あとは直接市の担当の方々にお問い合 わせ等いただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、これより自然環境分野の管理指標に関する審議に入っていただきたいと思い ます。 こちらですけれども、前回の資料になります。前回の、少しややこしいところでありま すけれど、前回の当日配付資料2-2というものと、あとその前に事前配付いただいた管 理指標の資料になります。 こちらの管理指標の審議ですけれども、まず事務局側から資料に基づく市の考え方等に つきまして説明をいただきまして、委員同士の審議に入っていくというサイクルを繰り返 していきたいと思います。 管理指標の審議に当たりましては、皆さんの意見を取り組み評価、計画の中間見直しに 関する意見で、別にまとめているわけではございませんので、審議の中でそれぞれに関す る意見の振り分けも行っていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 それでは、取り組み項目と同じく、審議に入る前に前回の当日配付資料2-2にある各 管理指標に関する各意見を確認する時間を設けたいと思いますが、皆さんお持ちでしょう -4- か。 ○E委員 少し要望があるのですけれども、当日配付資料と事前配付資料がもう、今回 3回目になって錯綜しているのですが、同じ当日配付資料でも、 9月30日のものなのか、 本日のものなのか机上で一目でわかるように、日付を入れていただけるとありがたいので すが。 ○環境政策課長 大変申し訳ございません。私もここでそれを気がつきまして、次回か らまず、 当日の配付資料と事前配付資料は全て通しの資料番号にまずさせていただくのと、 あと日付のほうを入れさせていただいて、委員の皆様に混乱のないような形でやらせてい ただきたいと思いますので、今回だけ少しご容赦いただければと思いますので、よろしく お願いします。 ○E委員 ○会長 よろしくお願いします。 そうですね。多分議事というか、議論が何回かにわたっていってしまいますの で、1回ごとの資料でおさまらないというのは、多分今年度の審議会の特徴になりますの で、少し事務局のほうでも工夫いただいて、混乱のないようにしていただきたいと思いま す。よろしくお願いします。 こちら、本日の最初の管理指標に関する審議になりますけれども、全部で5つの管理指 標がございます。1つ目が「みどり率」 、2つ目が「みどりが豊かと感じる市民の割合」 、 3つ目が「みどりの維持管理活動に参加したことのある市民の割合」 、4つ目が「更新が必 要な公園緑地の施設更新達成率」 、5つ目が「地域の歴史文化活動に参加したことのある市 民の割合」になっています。こちらの評価指標ですけれども、こういったものの変化等を みる形で、こちらのそれぞれの取り組みに関する評価というものがなされているというも のになりますけれども、それぞれの管理指標について、現状どうかというものですとか、 そういったものについてご意見をいただきたくということをしていきたいと思います。 それでは、まずみどり率の審議に移りたいと思いますけれども、事務局からご説明をお 願いいたします。 ○公園緑地課長 今日の資料2-2という中で、まずアの部分についてですけれども、 こちらの53.9という数字につきましては、初回の調査の際に、都市計画上の公園のエリ アも全部カウントしてきたというふうにしたところでして、そういったものを今回2度目 の調査では、あくまでも実際の水とみどり、そういったものをみどり率という捉え方をし ていますので、もう一度その辺を精査したところで、46.7という数字にさせていただい -5- たところです。 これについては、減ったとかそういうことではなくて、調査の仕方の部分を変えたとい うことで、実際同じ手法でカウントした中では、前年度46.7、今回が46.9というこ とで、微増ですけれどもみどり率はコンマ2%でありますが、5年間の推移としては増え ていると言えます。そういうことで、その捉え方、数字の出し方を変えたというところが 違いということになっております。 続いてよろしいですか。 ○会長 はい。 ○公園緑地課長 当然、このイのほうですけれども、私も2回目の調査ということで、 こういった市の中のみどりの状況、これはやはり行政指導になるかで、いろいろ決める事 以上に、お願いとしてみどりの保全を進めているところでもあります。そういうことも含 みながら、日常の維持管理も数字の状況を踏まえながら、管理を進めているところであり ます。 次に、ウですけれども、増加のパーセントが低いとはいえ、ご評価いただいているとい うことで、私たちも引き続き頑張ってまいりたいと思います。 エですけれども、 「貴重な緑の新たな創出をどのようにするべきか、緑の量や計測だけで なく、 「創出のための具体策を考える」を追加してはどうか」という、この辺については多 摩市みどりとルネッサンスという基本計画とは別でありますけれども、みどり全般の推進 について3年ほど、会長も委員に入っていただきまして取り組ませていただいたという中 で、いろいろな対策をアクションプランとしてまとめさせていただいているところでござ います。 オですけれども、量だけでなく質の評価ということですけれども、これにつきましては まさしくルネッサンスの3年間の中で、みどりの量から質ということで捉えて検討を進め てまいりました。そのアクションプランに基づいて、今後量から質の転換を図っていくと いう中での、また評価等が可能ではないかというふうに考えております。 カのほうは、適切であるというご意見です。 最後にキですけれども、 「実施効果をどのように計測するのか」 。これについては定量的 な回数というのが一般的に行ったということになりますが、実際の状況ということについ ては、またどのような計測というか捉え方をすべきかを、今後の課題というか、自分たち のテーマとしていきたいと思っています。 -6- 以上です。よろしくお願いします。 ○会長 はい、ありがとうございます。 みどり率に関してですけれども、現在、市内の緑地環境とかそういったものの評価のた めに、衛星写真等を用いて土地利用を評価して、それをベースにどのぐらい緑地に関連す る土地があるかというものを算出する、そういった指標であります。これが実は、多摩市 の中でのさまざまな環境に関する取り組みの中での、評価の一つの重要な指標になってお りまして、これが増えている、増えていないとかいうものをベースに、施策とか取り組み の進捗がどうかという評価につながっています。 これに関して、皆様からいろいろ、基本的にはポジティブなというか、評価をいただく ようなコメントが多かったと思うのですけれども、これ、すみません、私のほうで一番手 厳しいことを書いていまして、量だけでなく質の評価も大事なんじゃないかというのは、 実は私の意見なのですけれども。どうしても、こういった地域におきましては、もうある 程度の開発が進んでおりまして、 多分みどり率、いわゆる樹林地ですとか公園の土地って、 そんなに大きく変わるものじゃなくて、そういったときにみどり率が少し増えたり減った りするということをベースに、市の施策というのをどんどん評価していっていいのだろう かという疑問があったので、こういったものをつけさせていただきました。 これに関して、少し事務局のほうからご意見をいただきたいのですけれども、例えばほ とんど変化しない指標の、微増、微減とかいうような指標以外に、みどりの質とかを評価 する方法とかっていうのは、何かあるのでしょうかということで。 ○公園緑地課長 まさしくルネッサンスの中でも、量から質というところで、量は定量 的な扱いなので、算出方法はいろいろあるという認識なのですけれど、質となると少し捉 え方が、皆さん、それぞれの視点というか物の見方があると思いますので、その辺につい てはやはりもう少し時間を、ルネッサンスを進めていく中で、本当に量から質になったと 言えるあたりを、どのあたりの数値で捉えられるか。 今、私どもでやっているのは、特に樹形づくりだとか、今までは木を単純に切るという ような捉え方を個別に行ってきたのですけれど、やはり連続した植栽が行われているよう なところといったら、しっかりとした樹形をもって、景観としてしっかり公園らしさを出 していくというあたりを、今取り組みを強化しているところもありますので、いろいろな みどりの見方もあると思うのですけれど、やはり代表的なあたりとして質となると言える のは、やはり樹木あたりの部分が、関係が深いのではないかと思っています。ただ、では、 -7- それをどうしようかというところはまだ至っていませんので、引き続きそういった目標に 向かいながら、どういう捉え方をすべきかを、また整理していきたいと思っています。よ ろしくお願いします。 ○会長 ありがとうございます。多分現状では、このみどり率というのを使って評価し ていくしかないというのがあるとは思うのですけれども、今後こういったみどり率で本当 にいいのかということは、多分審議会の中で意見が出てきたということで、少し、その辺 も踏まえていただきまして、以降につなげていただきたいと思うのですけれども、この点 につきまして、逆に委員の皆様から、お知恵とかあればいただきたいのですけれども。い かがでしょう。こういうはかり方がありますとか。 いきなり振ってもなかなか難しいところではございますので、もしそういったものがあ れば、ご意見ですとかアイデアなどはいつでも、こういった場で発言いただければと思い ますので、引き続きよろしくお願いいたします。 それでは、みどり率に関しまして、ほかにいかがでしょうか。基本的には、数値に関す る質問等が多かったというふうに認識しておりますけれども、それ以外にこのみどり率に 関して、少しご意見とかあれば。 ○F委員 質問なのですけど、 このみどり率っていうのは、 要するにごみの減量だとか、 資源率なんていうのは非常に、東京全域を考えた場合、各市町村横並びで何位だというこ とは、割合フェアに数字が出ているのですけれども、これは多摩市だけがやっている、要 するに横並びで、僕ら市民としてはこれだけみどりが多いのだから、若い人来てよという か、そこに落としたいのだけども、そういった第三者的に評価できる指標なのですかね。 公園率っていうのは出ていますよね。 ○会長 ○F委員 はい。 その辺のところを考えていかないと、0.何%なんていうのは、市民が見たと きに、こんなのどうでもいいのですよね。5%、10%変わってくると目の色が変わるぐ らいで、むしろ毎年調査していただく必要もないぐらいの感じなのですけれども、むしろ 横並びでどうなのかなっていうことを、そこを一番重要だというか、 多摩市としても一番、 対外的にPRしていくポイントになるので。東京都ではそういうことはやっていないので すか。 ○会長 ○G委員 はい。では、よろしくお願いいたします。 多分環境局のほうでデータ集計していると思うのですけれど、5年に1回東 -8- 京都全域で発表していますので、それを細かく分ければ各区市町村ごとのみどり率という のは出るのではないかなとは思いますけれども。直接やっていないので、東京都全体とい う形でそれを、区部と多摩部ぐらいに分けて、みどり率が何ポイント増えた、何ポイント 減ったというのは、公表していますね。 ○会長 ありがとうございます。 では、事務局。 ○公園緑地課長 今のご意見、私なりの得ている情報なのですけれども、横並びという 話になると行政側として、東京都さんが把握されている中で、やはり区だとか市だとか、 地域性があってそれが課題になっている自治体もあるので、個別にそういった比較をされ るということが、 私たちは非常に多いほうなので、特に意見というのはないのですけれど、 やはり都心部というと変ですけれど、緑が少ないエリアの自治体は大分意見があるような ので、そういった一覧みたいなものは、現在つくられていないというところです。 ○会長 基本的にはこのみどり率というのと、緑被率みたいなものが都市の自然という のか、いわゆるプチ林地とか公園地域の指標として使われていると思うのですけれども、 今、F委員のおっしゃったことというのは、もう少し比較可能なというか、ほかとの違い がわかるような指標として、みどり率はどうなのかということだと思います。たしか使っ ている自治体さんも、あるとは思うのですけれども。 ○公園緑地課長 そうですね、使っている自治体もあるのですけれど、一律全部それを 比べるというのは、何かお互いに、避けているというと変なのですけれど、文句ではない ですけど意見を言う自治体もあるらしいので、なかなかそれが全体で表にするというのは 難しいというお話を伺っているところです。 ○会長 ですので、このあたりのみどり率の計算の仕方、基本的にはどこに何の土地が あるというのをベースにつくっていますので、どこまでを自分たちのみどりとしてみなす かというので決まってくると思うのですけれども、そのあたりの考え方について、多分多 摩市としては、こうだから、どういうふうなんですよという説明がされているので、それ でよろしいと思いますし、ただそれが、ほかと比べたり、自分たちの変化をただ単に見る というだけで、今おさまっていますので、ほかとの違いとかそういったもので、比較でき る指標みたいなものもつくれれば、いいのかなという気がいたしますので、このあたりも ぜひ、多摩市のアドバンテージみたいなものを示されるような指標みたいなものでも、よ いのではないかということで、 お受け取りいただければと思います。 よろしいでしょうか。 -9- ○F委員 最後につけ加えますけど。環境全体として多摩市がやっぱり対外的にPRす るというのは、僕は不足しているというふうに思っていて。やっぱり住んでいていい町な のだから、もっともっといろんな指標でもって、むしろそれは行政のほうの役割なので、 やられたらいいと思うのですよね。こういうのは、不動産屋なんかすごく使いたい指標な のですよね。やっぱり呼び込むためにも。 ○会長 はい。ご趣旨はよくわかりました。それに関して賛同される方、非常に多いと 思いますので、多摩市のいいところであるがゆえに、積極的に示すような取り組みという のが必要なんじゃないかということで、みどり率なんていうのはそういったもので使われ ていくのではないのかということかと思います。はい、ありがとうございます。 ほか、よろしいですか。 ○H委員 数値のことに関してなんですけれども、諏訪二丁目住宅が建て替えられまし て、随分土地利用が変わったと思うのですが、あそこのあたりというのは、みどり率でい うと上がった地域になるのでしょうか。 ○公園緑地課長 今詳細の報告書をこちらに置いていないのですけれども、字とかエリ アごとにデータが全部出ていますので、そのあたりの比較の資料は後ほど、少し提供させ ていただきます。 ○H委員 ありがとうございます。 少し建物の間隔が広くなって、植栽が増えたようなふうに見えるのですね。今後、そう いう建て替えを行う団地が増えてくると予想されるので、そのたびごとにどういうふうに 利用されるかというのはまだわからないですけれども、例えばみどり率を上げるというふ うな目標があれば、それに合わせた土地利用を市のほうとしても少し指導とかすることが 可能なのかなと思いまして、目標値としては現状維持というふうにされているのですけれ ども、もしこの平成33年までに新たな団地の建て替えがあるとしたら、少し数値を上げ てもいいのかなというふうには、少し思いました。 ○公園緑地課長 大規模な開発等については、個別で協議を、都市計画的な視点でそう いった緑についての保全ということも意識して、協議を行っていますので、そのあたりし っかり進めて、大規模の場合は対応していきたいと思っております。 ○環境部長 会長すみません。少し補足ではないのですけども、ご存じのようにこの多 摩ニュータウン、大規模開発いただいて、特に緑を配置していこうということで、開発の 30%は緑を確保いただいているというところで、それがこういう、成長してみどり率が -10- 高いという形、また街づくり条例という形の中でも、開発に伴って一定の緑を確保してく ださいという指導も行っております。 諏訪二丁目など配置の形が変わって、また目の見方も違ってくるのかなと思いますけれ ども、先ほどF委員からもよりアピールすべきではないかということで、それはもうごも っともなことだと思いますし、 特に最近の不動産業、バスなどにも森の中に住もうという、 多摩ニュータウンのキャッチフレーズみたいなもので使われているところもありますので、 今、逆に緑が多過ぎてどうしようというところもありますけれども、確かにこの緑という のは、多摩市の売りの一つでありますので、引き続き良好に、この育成と保全というので すか、バランスもいろいろあるとは思いますけれども、貴重な緑というところで、より強 みという形で打って出たいと思いますので、そこら辺はお含みおきいただければと思いま す。 ○E委員 この率には、ゴルフ場っていうのは入っているのでしょうか。 ○公園緑地課長 ○E委員 カウント、全部入っています。 入っている。 ○公園緑地課長 ○職務代理 はい。緑として扱っています。 先ほどF委員が、46.7が46.9で、0.2%の増だということをおっし ゃいましたけど、確かに市民にとってみれば「0.2%? え、何なのよ」ということだろ うと思いますので、状況の表示の中で下のところに併記で、確かに総合評価のところを見 ますと、面積に換算すると3.8ヘクタール増えたということが書いてありますけれども、 0.2%増えた、括弧で併記して3.8ヘクタール増えたということになれば、あ、増えた のだなという実感が伴うのではないかと思いますので、その辺の表記のほうもまた、事務 局のほうで少し検討してみたらいかがでしょうか。 ○会長 そうですね。割合で示されるよりも、実際にどの程度の面積が増えたかという 示し方も、確かに我々としては理解しやすいということもありますので、ぜひそのみどり 率だけではなくて、みどり量とか、みどり面積みたいな形で、ぜひご検討いただければと 思います。 それでは、みどり率に関して、その他ございますか。よろしいでしょうか。意外と時間 がたっていってしまっているので、そのあたり少し気にしながら、次に行きたいと思いま す。 2つ目ですけれど、 「みどりが豊かと感じる市民の割合」という指標になります。こちら -11- ですけれども、世論調査等を用いて、市民がどのぐらいみどりが豊かと感じているかとい うのを聞いて、それらの回答から評価を得ていると。そういう指標になります。こちらに つきましても、時間の関係がありますので、委員からの質問の件について、お答えいただ けるとありがたいのですけれども、事務局から。よろしいでしょうか。 ○公園緑地課長 ○会長 質問となるのは、目標値の根拠が不明という、ウのあたりですね。 そうですね、はい。 ○公園緑地課長 もともとその世論調査というデータをこういったものに生かさせてい ただいているというあたりが、うちとしてのデータのよりどころですので、根拠と言われ ると、それ以外に少しものがないので、そういった市民の方の声を数字に置きかえさせて いただいているという、マクロ的のそういった、割とシンプルなやり方でつくらせていた だいている、そんな状況です。 ○会長 みどりが豊かと感じる市民の割合というのを調べるのは、かなり大変だという のは私自身も重々承知しているのですけれども、例えばこれ、頻度としてはどれぐらいの 頻度で行われているのですか。 ○公園緑地課長 ○会長 平成23年度までは毎年、今は隔年に移行しています。 サンプル数ってどれぐらいなのでしょうか。 はい、お願いします。 ○環境政策課長 私、前職で担当していたものですから、ご説明をいたします。一応サ ンプル数としては、無作為抽出で18歳以上から70歳代までの市民の方3,000人、男 女比は半々ということで送らせていただいております。毎回、回答率につきましては約5 0%前後というような状況でございます。そちらの市民の方から、約50問ほど設問を設 けまして、さまざまな行政の各分野に関して、市民の方がどのように感じているかという ことに関しまして、隔年で今、調査をしてございます。直近で申し上げますと、平成27 年に調査をしました。平成23年までは毎年という形でやっていましたが、それ以降は隔 年ということで、調査を実施しているというところでございます。 ○会長 ありがとうございます。そういうような形で、かなり十分な、多分社会調査と いう形で実施されているので、信頼性は高いものというふうに思われますけれども、多分 この目標値の根拠というのが、何%以上が「よい」と感じていれば豊かと見なせるのかと いうところが、問題かなというふうに考えています。例えば、95%がだめで、96%な らいいとか、そういったものでもないかなというふうに思っておりまして、こういう市民 -12- の割合というのは、人によっていろいろ変わるかもしれませんけれども、例えば90%以 上を目標とするとか、そういった表現の仕方でもいいのかなというのが、多分この目標値 の根拠ということの、趣旨ではないかと思いますけれども。皆さんどうでしょう、いかが でしょうか。数値で何%を達成しましたというようなやり方でありますけれども。 ○E委員 少し今、 話を聞いていて思いついたのですけれども、 「みどりが多いと感じる」 ではなくて、 「みどりが豊かと感じる」という調査の方法、聞き方というのは、少しニュア ンスがあると思うのですね。みどりのルネッサンスでも、やっぱり質ということを重視し てきているわけですけれども、単に多いということであれば、例えば荒れ地の原っぱが広 がっていてもそれは多いと答えざるを得ないのですが、豊かと感じるかというふうに設問 されて、 「はい」と答える人というのは、やっぱり質もある程度評価している答えになるか と思うので、この設問の仕方、調査の仕方は、よいと思います。 ○会長 はい。ありがとうございます。 ほか、どうでしょうか。 そうですね、質の評価というものがこういった、住民の評価という観点でうまく取り入 れられている指標ですので、いい指標なのではないかなとは思いますけれども、今後この 指標を、多摩市のいろいろなみどりに関する施策の中で、取り組みとかの中で、どう扱っ ていくかということについては、多分何%が、95%か、94%か、そういったことに関 して一喜一憂するのではなくて、多分ある程度の人が、大多数が豊かと思っているという ことであれば、基本的には目標は達成されているのではないかと個人的には思いますので、 その数値は非常に大事でありますけれども、細かい変化というものはさほど重要ではない のかなというふうには、少し意見として思っているところではございます。 何か、ほかにございますか。よろしいでしょうか。 では、こちらも見直し等に関しましては特になしということで、進めさせていただきた いと思います。 3つ目、 「みどりの維持管理活動に参加したことのある市民の割合」になります。こちら もいろいろコメントいただいておりますけれども、少し質問がありまして、直近1年間と かの期間が設定されているのでしょうかとか、そういうような質問がありますけれども、 こちらについてご回答いただけるでしょうか。 ○公園緑地課長 この質問の中では、特に期間という捉え方はしていないところですけ れども、それについては質問の仕方の部分もありまして、全体の中の一つの質問に対して -13- のマッチングということもあるかもしれませんけれども、一応今はそういった時点として います。 ○環境政策課長 補足させていただきますが、こちらの設問につきましては、 「現在参加 している」 「これまでに参加したことがある」 「参加したことがないが今後参加してみたい」 「参加したいと思わない」という設問をさせていただいておりまして、直近というところ の話ではございません。やはり現在継続している方、これまでやったことがある方という ような設問の部分なものですから、そこのところにつきましては直近という形での聞き方 というものではございません。 ○会長 具体的ないついつからの参加というものを問うものでなくて、これまでの経験 とか、そういったものに関する聞き方であるということだと思います。 ほか、委員の皆様からご質問、ございますか。 ○G委員 多分この「直近1年間とかの期間が設定されているのでしょうか」というの は私だと思うのですけれども、参加している方とこれまでに参加したことがあるという方 の割合が、どんどん減っていて。これまで参加したことがあるという方は減らないのです よね、基本的には。転出するとかいうことがないと。それなのにどんどん減っているので、 質問させていただいたところなのです。 ○会長 こちらについて、事務局のほうで何か分析みたいなものはされているのでしょ うか。減少している要因みたいなものとか。 ○公園緑地課長 少し難しいのですけれど、全体的な基調としては、市民の協働化とい うのが進んでいるというふうには捉えているところなので、ただ、こういったデータを解 析するとそういう見方もあるということも、確かにあろうかというふうにも言えることで すけれども。そういう意味でグリーンライブセンターをはじめいろいろなグリーンボラン ティアの方、愛護会、アダプト、それぞれいろいろな個別の中では、減少というよりも拡 大しているというのが基本的な流れとして、同じように進捗状況と捉えていると。 ○会長 実際その認識というか、把握している状況と少し、ギャップというか。 ○公園緑地課長 ○会長 そうですね。 違うということではないかなと。 ○環境政策課長 1点補足させていただきますと、やはり道路や公園の草取りの清掃活 動という観点で捉えますと、自治会管理組合主催の事業というところで、やはり今、自治 会に入る方が減ってきているという状況の部分が、この数値のほうにも反映されていてい -14- るのかなというところは、我々のほうで、全体のほかの部分にも共通するのですが、そう いう傾向があるかなというふうに捉えているところはございます。 ただ、今、公園緑地課長が申し上げたとおり、そういったところはおりてきていますが、 別の面でグリーンボランティアだとか、公園や道路のアダプト制度といった別の仕組みで の、ボランティアの参加の仕組みというところは伸びてきているというところがあります ので、少しそこのところについては、なかなか我々のほうとしては、一方では減っていま すけど、一方で増えているといったような、今のさまざま市民の方のニーズの部分もござ いますので、そういったところを捉えながら、施策等は進めていく必要があるのかなとい うふうに捉えているところです。 ○会長 はい。ありがとうございます。 恐らくこの評価指標そのものは必要なものであって、これを変えるとかいうような、そ ういったものではないと思うのですけれども、今、事務局から説明があったとおり、実際 の印象とか把握しているようなものと少し違うということがあるのであれば、多分違う指 標なんかも加味するなど、多分これから工夫が必要なのではないかと理解いたしました。 ほか、いかがでしょうか。はい、お願いいたします。 ○I委員 数字的に54.7%よりも、私は多いと思うのですね。もっと参加しているの ではないかと。回答する人のほうが、そのアンケートの問いがきちっとわからないので何 とも言えないのですけれども、 「道路や公園の草取り等の清掃活動に」と聞くと、何か特別 なもののように感じて丸を付けないというか、参加していないとか、参加したことがない というふうになってはいないかなというのがあるのですね。ですからもう少し、事例をた くさん並べてしまうと、またそれに偏ってしまうというのはあるかもしれませんけれども、 そのあたりのところ、少し考えた上でこの数字を見ていったほうがいいかなというふうに は思います。 ○会長 ありがとうございます。聞き方とか、多分このデータが意味するところという のは少し、分析なんかも進めて、この数値の本来意味するところみたいなものも適切に捉 えた上で、指標として用いるというのがよろしいのではないかということかと思います。 はい、ありがとうございます。 ほか、いかがでしょうか。はい、お願いします。 ○J委員 すみません、先ほどの話と似たような形になるのですけど、どこまでが参加 かというところで気になるのは、やはりこの平成22年度からのデータということで見る -15- と、やはり18歳以上の参加率でいいのでしょうか、これも。なぜかといいますと、年齢 的にもこれまでに参加しているとなると、小中学生といった部分で見ていくと数年後に、 今の段階ではもう大人になっていて、今まで参加したことがある方たちや地域とかかわり ながら何か、清掃活動ですとか、ゴーヤのことに関しても、何かしらの参加はしてきてい ると思うのですね。地域の方もかなりかかわってきているので、そういったものも参加の 一部に入っているのではないかと思いますので、無作為抽出かもしれませんけれども、や はりこの54.7%よりかなり多い割合を占めているのではないかと、私は感じています。 ○会長 やはり実感と違う指標である可能性というか、そういったことも考えられます ので、引き続きこの数値の意味することというのは、少し事務局のほうでもご検討いただ きまして、より違うみどりに関する活動の参加の経験みたいなものを問うような指標であ れば、違うものも少し考えていくのも必要なのではないかと思います。 ○E委員 この設問なのですけれども、 「道路や公園の草取り等の」と書いてあるのです けれども、例えば団地の中でよく草取りまつりみたいなものを年1回とかやることがあっ て、これへの参加者というのは結構いるかなと思うのですけれど、そういう限られた団地 の中の活動みたいなことも、これは含まれているという設問なのでしょうか。道路や公園 っていうと、すごく公共の、本来市とかが担当するところなのだけれどもという印象を持 つのですが。 ○会長 多分一般的に書いたと思うのですけど、そこまで細かく状況を指定するもので はないという、一般的なやり方かと思いますけれど、いかがでしょうか。 ○公園緑地課長 例として公共的な、パブリック的な場所を何かボランティアと称して やる活動として、設問として道路、公園という例示をしているような認識でおります。細 かく定義、表現し切れてないところがあると思うのですけれども、パブリック的なところ の活動を、総じて捉えている印象を受けます。多分その設問を与えられた市民の人は、団 地の草取りはやったことあるのだけど、それが丸なのか、バツなのかと迷う人はいるかな という気がします。 ○環境政策課長 今ご指摘の部分ですが、設問のほうが、実をいうとそれ以外にも自治 会、管理組合の事業という項目がございます。 ○E委員 では、入っているのですね。 ○環境政策課長 入っています。ですから、今、E委員がおっしゃった部分というのは、 そちらのほうで回答されている方が結構多いのかなと。 -16- ○E委員 別項目ということですか。 ○環境政策課長 ○E委員 ○会長 別項目です。 わかりました。 それでしたら、そういったことが、少し実感よりも低いということの説明の一 部かもしれません。 ○環境政策課長 ですので、地域の活動というところの設問なものですから、それ以外 にも防犯活動だとか、交通安全のようなものとか、子育て支援や青少年の健全育成のボラ ンティア活動といった設問も一緒に合わせ持った中で、回答していただいているところな ものですから、そういうものが12個ある中で4つ回答してもらうという設問になってい ますので、このあたりにつきましては来年、平成29年度にまた世論調査がございますの で、今お話しいただいたようなところにつきましては、事務局のほうで少し設問の解説だ とか、そういうのを少ししてほしいといったところは、少し要望を上げていければと考え ます。 ○会長 ○K委員 はい。ありがとうございます。 また来年世論調査をとおっしゃったのですが、世論調査とアンケートとは別 ですか。考え方として。この無作為に抽出した3,000人という方々と、世論調査とは別 扱いですか。 ○環境政策課長 こちら、市民アンケートによって指標の説明とかありますけれども、 基本的にはこれはイコール世論調査のことを指している部分でございます。あと、各所管 ごとに事業単位でさまざま、アンケートとかは実施させていただいておりますが、今回の この指標につきましては、市政世論調査ということになります。すみません、少し言葉が 足りない部分がありました。 ○会長 この中で2つ、市民アンケートというものと世論調査と2つ出てまいりますけ れども、今回に関しましては同一のものであるとご理解いただければと思います。 ほか、よろしいでしょうか。 では、こちらの指標そのものに関しましては、多分必要であるということに関してご異 論がある方はいらっしゃらないと思いますけれども、いろいろそういった解釈等も含めま して、改善等を今後もしていくべきであるということが結論になるかと思いますけれども、 それでよろしいでしょうか。 はい、ありがとうございました。 -17- それでは、すみません、駆け足になりますけれども、続きまして4番目、 「更新が必要な 公園緑地の施設更新達成率」につきましてです。 こちらですけれども、イのほうで質問がございまして、こちらについてご回答いただけ ますでしょうか。老朽化や時代のニーズに合わない施設とはどんなものかというご質問が ありますけれど。 ○公園緑地課長 老朽化、いわゆる30年前後たちますとどうしてもコンクリートの部 材だとか、木材などもう少し前にも劣化が始まりますけれども、こういったものを公園全 体として捉えた場合、一定時期においてある程度の施設の改修というものが発生してくる と。そういった中で、やはり時代のニーズに合わないという部分については、特徴的には 遊具関係は、非常に安全性のことが大分進んできています。また近年は、遊具の事故のニ ュースなども結構起きているというあたりも、時代に合わせた問題点として捉えて、施設 の更新を現在、私どもでは長寿命化計画という計画を、来年度策定し、今年はそういった 劣化状況の調査を行っているところです。そういった中で具体的な計画づくりをまとめて いくということで、進めていく考えでおります。 ○会長 はい。ありがとうございます。そういうような老朽化等に関しましては、今ご 説明いただいたような考え方で取り扱っていて、それに対する取り組みをなされていると いうことかと思います。 あと、少しこちらに関しましてはもう1点ありまして、40%や80%となっているこ とに疑問があるというようなコメントがございます。こちらのご意見では、目標値を10 0%とするべきではないでしょうかということでなっておりますけれども、それについて お考えをご説明いただけますか。 ○公園緑地課長 対象となる規模の大きい公園を26抽出している中で、一定程度計画 的に何年度までということで、これは設定していますので、平成33年度までには今回1 0カ所という予定を立てている中で、40%という数値を出させていただいています。実 際はもっと年次が先になりますけれど、100%というものがいずれなるのですけれど、 ただこれについては、急いで100%にするというよりも、ニュータウンが短期間でつく られて、今、財政上いろいろな負担がのしかかっている状況もありますので、少し時間軸、 インターバルを広げて、再整備については今までの時間軸よりも少し引っ張ることで、次 世代の負担軽減にもつながるような施設更新を、今進めようとしているところです。 ○会長 はい。ありがとうございます。 -18- ○環境政策課長 今のところですみません、達成率の目標値ですが、40%と80%と 両方出ているのですが、申し訳ございません、40%が正解で、80%と書いてあるとこ ろにつきましては、申し訳ございません、40%に訂正をお願いしたいと思います。申し 訳ございませんでした。 ○G委員 これも別に、取り組みに文句があるわけじゃないですけれど、私が質問させ ていただいて、今言った上段のほうは40で、中段は80になっていて、で、更新が必要 な、要は直さなくちゃいけない施設に対して40%やりますよというタイトルだから、少 し疑問を感じたと。要は定期的に老朽化していくわけだから、いずれ修理しなくちゃいけ ないわけですから、例えば公園施設については計画的に、平成33年度まで40%直しま すという趣旨として、受けとめればいいということですよね。 ○会長 はい。 はい、ありがとうございます。ですので、表現というか、実際に今言ったような、やっ ていること自体は順々にやっていかなきゃいけないとかっていうのは、多分皆さんほとん どの市民の方も含めて、重々承知しているかと思いますので、表現の仕方みたいなものと いうのは工夫の余地があるのかなというのが、今のコメントの趣旨になるのではないかと 思います。はい、ありがとうございます。 ほか、どうでしょう、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。 では、こちらの更新が必要な公園緑地の施設更新達成率につきましても、少し表現等を 工夫する余地があるということで、結論とさせていただきたいと思いますけれども、よろ しいでしょうか。 はい、ありがとうございました。 それではこちら管理指標の最後になります5つ目、 「地域の歴史文化活動に参加したこと のある市民の割合」というものです。こちらですけれども、エとかオとかはともかく、オ のほうにつきましては、先ほどの社会調査のほうのご説明とほとんど同一のものになるか と思いますけれども、 それ以外で何か、この指標に関してご意見やご質問等ございますか。 目標値20%というのがなかなか、なぜかというのが、現状がどんどん減っていってい る傾向にあるということで、その理由とか等も少し課題かなというふうには思っておりま すけれども、皆様から何かご質問、ご意見、ございますか。 よろしいでしょうか。特にございませんでしょうか。恐らくこちらの指標につきまして も、先ほどの③の世論調査の結果を使われたものと、多分類似した課題、聞き方の問題で -19- すとか、実感と少しずれているみたいなものとかございますので、同様にこの指標という か意味するところみたいなものも踏まえていただきながら、適切な管理指標としてご利用 いただきたいというふうには思います。 ほか、どうでしょう、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。 では、以上となります。こちらですけれども、管理指標に関する審議というものをこれ で終わらせていただきます。どうもありがとうございました。これでやっと、前回の宿題 が終わったという状態になります。 それでは、すみません、本来休憩等があれば一番いいのですけれども、このまま進めさ せていただきます。 これから、地球環境分野の取り組み項目に関する審議のほうに入っていきたいと思いま す。こちらですけれども、先ほどの自然環境分野と同様に、まずは取り組み項目に関する 審議を行いまして、その後、管理指標に関する審議に入っていきたいと思います。取り組 み項目に関する審議に当たりましては、多摩市みどりと環境基本計画に定める施策に入る タイミングごとに、当日配付資料1-1にある、各委員会でいただきました意見まとめを 確認する時間を設けた上で、 施策内の各取り組み項目の審議に入っていきたいと思います。 取り組み項目ごとの審議につきましては、事務局から資料に基づく市の考え等に関する説 明の後、委員同士の審議に入っていくということで、サイクルを繰り返していきたいと思 いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、まず施策20:ごみの発生抑制と減量の推進の各項目につきまして、審議を 行っていきたいと思います。 審議に入る前に、当日配付資料1-1にあります、施策20:ごみの発生抑制と減量の 推進の項目に関する委員の意見を確認する時間を設けますので、各々ご確認をお願いいた します。 (資料読み込み) ○会長 時間が少し短くて恐縮ですけれども、審議のほうに進めさせていただきたいと 思います。 それではまず最初に、事務局から資料の説明をお願いいたします。 ○資源循環推進担当課長 それでは、取り組み項目①ごみの発生抑制と減量の推進、こ ちらのほうでいただいたご意見、またご質問を抽出しながら、ご説明させていただきたい と思います。 -20- いろいろご意見をいただいて、概ね評価をいただいているのかなと私のほうでは認識し ておりますが、その中で細かなところで、数字のこと、あるいは用語の関係等、お尋ねを いただいておりますので、説明させていただければと思います。 まず市の取り組みの進捗状況で、オのところです。平成26年度多摩市の環境資料編、 41ページということで……、失礼いたしました、資料のほうは、委員の皆さんはお持ち になっているのかしら……、では少し内容もご紹介しながらご説明さていただきたいと思 います。お尋ねいただいているのが、資料の41ページに多摩地域平均ごみ排出量と多摩 市のごみ排出量の比較というグラフが実はありまして、その中で平成26年度におきまし ては、1人1日排出するごみの量ということで、多摩地域平均が722.7グラム、これに 対して多摩市のごみ排出量が762.1グラムということで、計算しますとお尋ねのとおり 5%ほど多いというような数字、こちらについてのお尋ねであります。 これにつきましては、まず細かな数字については割愛させていただきますけれども、多 摩市と多摩地域全体を比べると、多摩市の場合、可燃のごみが比較的多いという状況があ ります。特に事業系のごみが、家庭系も事業系も平均より多い状況ではあるのですが、比 較的その多さにおいて、事業系のほうが少し際立った状況があります。原因としては、数 字的には事業系ごみということのお答えになるかと思います。 関連いたしまして、中間見直しに対する市の考え方のカのところで、事業系のごみが増 加していることについての評価、分析、またその他のところのウにおいて、事業系のごみ 減量が進まない状況があるという分析は、ということであります。 正直に申し上げまして、特にどうしてだろうというような明確な分析はできていない状 況ではありますけれども、事業所に対する取り組みということでは、平成27年度のお話 になりますけれども、少し搬入ごみ検査の回数を増やす、また検査の回数を増やすだけで はなくて、検査において問題のある事業所さんについては、指導といってはおこがましい ですけれども、いろいろお話を伺い、減量に向けた取り組みを呼びかけるというようなこ とを行いました結果、平成27年度におきましては、事業系ごみの量が減っているという 状況があります。 続きまして、その他のエでお尋ねのごみカルテの件でございますが、こちらはみどりと 環境基本計画の75ページに、コラムとして解説させていただいています。ごみカルテに つきましては、事業系大規模建築物への立ち入り検査の際に事前に事業所さんのほうで書 いていただく検査票というようなものがありまして、建築物の状況だとか、廃棄物、再利 -21- 用、また廃棄物の発生抑制策、分別回収容器がどのように置かれているかといった、比較 的細かなところを事前に記入していただくような用紙を用意いたしまして、立ち入り検査 の際にそれに基づいて検査をする。また、記入していただくことで、事業者さんにもごみ 減量に関する認識を新たにしていただくというようなことで、使っているものであります。 ○ごみ対策課長 続きまして、その他の項目のアでございます。 「清掃工場のフル稼働が 難しいように聞いたが、工場の統合も含め、関係自治体の適切な対応が望ましい」という ご意見をいただきました。 ごみ減量の推進により、清掃工場の効率的な稼働ということに関しては、市のほうとし ましても大きな課題と考えております。清掃工場の統合等のお話に関しましては、清掃工 場は建設に数百億円かかるもので、それも40年ぐらい使っていくという形になっており、 各自治体はごみの処理のためにそれをそれぞれの自治体で負担してつくっているところが あるので、なかなか簡単に統合というところが進む問題ではないと考えております。 ただ一方で、平成25年に東京都がエネルギーの効率から見た工場の適正配置という調 査を、多摩地域をモデルで調査報告書を出しております。こちらのほうも含めて私どもも 適正な工場の配置、今後どういうふうに進んだらいいのか、また今の工場を効率的に稼働 させるにはどうしたらいいのか、多摩清掃工場に関しましては八王子市と町田市と多摩市 でやっている工場ですので、こちらの3市の会議の中で、共通した課題として取り組んで いきたいと考えております。 市のほうの説明は以上という形になります。 ○会長 ありがとうございます。 すみません、1点確認ですけれども、こちらのごみ発生抑制の減量の推進につきまして は、中間見直しのほうがありというふうになっておりますけれども、こちらについてご説 明いただけるでしょうか。 ○資源循環推進担当課長 大変失礼いたしました。 それでは事前配付資料3-1の審議シートで、ごみの発生抑制と減量の推進の取り組み の見直しというところの説明をさせていただきます。 実は、みどりと環境基本計画の下位の計画として、多摩市一般廃棄物処理基本計画とい うものを別に定めております。当然、みどりと環境基本計画の趣旨に沿った形で、整合性 を保ちながら計画策定することになっておりますが、こちら実は、平成30年度に10年 計画の5年目を迎えることから、こちらも中間見直しを予定しております。そういったよ -22- うなところがありますので、施策の検証、見直しを通じて、ごみ発生抑制と減量の推進に 向けて、方向性が示される予定ということもありますので、関連性を明確化するために、 文言を加えたということであります。 ○会長 ありがとうございます。 まず、こちら取り組み項目につきまして、皆様からのご意見を頂戴したいと思いますけ れど、よろしいでしょうか。 ごみ発生抑制と減量等は、大事であるというのは皆さんも重々承知されていると思いま すけれども、現在の取り組みに関しまして、何かご意見等あればお願いしたいですが。 特にございませんでしょうか。はい、お願いいたします。 ○L委員 最近、テレビ等のメディアで食品ロスということが非常に多く叫ばれてきて いるので、やはりそれを追ってこういう施策に入れるのではなくて、多摩市としてはやは り事業者に向けてのいろいろなのが、まだ全然なっていないという印象を受けるものです から、そういったことは事業者と住民に対して、食品ロスについてこういうふうにという 具体的な、何かそういった指針みたいなのをしていただくと、事業者の方にもわかりやす いかなと。どうすればいいのってみんな考えていると思うのですよ。少なく、少なくたっ て、これ以上どうやって少なくするのとか、いろいろありますから。 前回でしたか、どなたかが、どこの情報かわかりませんけれども、世界で9億人が栄養 不足、では、何かどうにかする方法があるのではないのみたいなことを考える人もいると 思うので、 多摩市としては少し、 先だってそういった指針みたいなのを入れていただくと、 いいのかなと ○資源循環推進担当課長 失礼いたしました。配付資料1-1の中でも、その他のオの 部分で、食品ロスに関しては庁内の横断的な仕組みが必要ではないか、というような問い かけもいただいておりました。それとまた委員のほうから、ご意見があった件もございま すので、まとめてお話しさせていただきたいと思います。 食品ロスの取り組みにつきましては、これまで消費生活センターであるとか、あるいは 教育委員会、給食センター、それぞれの所管で、主には消費者の方に対する啓発というか、 呼びかけを行っております。ただ、ごみの減量という観点からも食品ロス対策は必要だと いうことで、これはこれからのお話でありますけれども、ごみ対策課のほうから庁内の関 連する各所管に声をかけさせていただき、連絡会議みたいなものを設けまして、それぞれ が行っている取り組みについて情報共有をする、そしてまた今後、今、委員からお話があ -23- った事業所への働きかけも含めて、どんな取り組みができるかというようなところの知恵 を出し合って、ある程度体系的に取り組みを進めたいということを考えております。 ○会長 はい、ありがとうございます。 ほかによろしいでしょうか。はい、お願いいたします。 ○I委員 食品ロスの問題もそうなのですが、多摩市は事業系が多いというのであれば、 それはしっかり何が多いのかということは分析していただいて、一つは食品だろうと思う ので、もう一つは紙かもしれないのですけれども、そのあたりの対策をしていかないと、 いつまでも事業系が多いという回答だけになってしまうと思うので、それを減らすために はどうすればいいのか、情報提供するだけでいいのか、市として何かやるべきなのかとい うところも、以後考えていただけると大変いいなと思っております。 食品ロスに関しては、あちらこちらでいろいろな取り組みが始まっていますので、そん なことを少し参考にしながら、例えば宴会のときには30分食べて、おしゃべりをして、 その後10分間食べましょうなんていう取り組みなんかもあったりしますので、例えばそ んなことをこれから、忘年会なんかありますので、職員の方たちきっとお集まりのことも あると思いますので、そういうことを率先してやっていただきながら、またそこから広げ ていくなどして、 見本を見せていただくと、 市民も事業者も取り組みやすいと思いますし、 特に市内の飲食店などを職員の方がお使いになるとき、今日は多摩市の職員が来ていると いうことは飲食店はわかりますので、その方たちがそういう取り組みをしているというこ とが、そのまま飲食店に対する啓発につながると思いますので、あまり無理しないでやっ ていただけると、長続きするのではないかと思いますので、よろしくお願いします。 ○会長 はい。ありがとうございます。 ○資源循環推進担当課長 すみません、先ほどのご説明で漏らしましたところをお話し させていただきます。 今、事業系の関係で、中身はどんなという部分では、大変申し訳ありません、サンプル で、回数はそれほどできないのですが、清掃工場に持ち込まれた事業系ごみを開いて、中 身の分析、組成分析というのを実施しております。で、手元にあるのが昨年の10月に行 ったものでありますので、本当にピンポイントなのでいろいろ業種もある中なので、参考 にということなのですが。 今、委員のほうでおっしゃっていただいた厨芥類ですね、家庭でいうところの生ごみ、 こちらが21.4%、2割強。そして紙類の資源、紙製の容器包装類も加えた数字ですけれ -24- ども、こちらが13.5%。そしてプラスチックについては、産業廃棄物ということで清掃 工場に持ち込んではいけないものなのですが、実はこちらも25.6%ということで、かな りの割合を占めているというところがございます。 こういった状況を踏まえまして、今後また内容物の検査とあわせて、少しこれからは排 出事業者さんのほうにお伺いをして、どんな分別をしていただけているか、またいただけ ていない場合には、ご案内をというようことを考えております。 失礼いたしました。 ○会長 はい、ありがとうございます。 まあ、少しずつそういう取り組みで、状況を把握しつつあるというのが現状というふう に理解いたしましたが、ほか、いかがでしょうか。 ○E委員 海外では、私もよく知らないので間違っていたらごめんなさい、ドギーバッ グというのですか、食べ残しを持ち帰ることができるようなタッパーみたいなものを持っ ていって、レストランなんかで食べ切れなかったものを持って帰るという話を聞くのです けれども、国内では多分、保健所さんのご指導なのかよくわかりませんが、できないと聞 いているのですけれども、 そういうものも例えば自己責任の問題かなという気がするので、 条件付で実施していくようにすれば、例えばレストランでの食べ残しを少しでも減らす、 あわせてそういう食品ロスという問題に向けても啓発を進められるのではないかという気 がするのですが、これは不可能なものなのかどうか、少し興味があります。 ○会長 はい。ありがとうございます。 ○資源循環推進担当課長 今、お話がありましたドギーバッグにつきましては、委員の おっしゃっていただいたとおり、衛生上の問題というようなことがありまして、よそでは やっているホテルなどもあるみたいですが、市内の事業所においては、やはりその辺の衛 生上の問題から、なかなか踏み込めないでいるというような状況があるようです。 余談ですけれども、先ほど市の職員が宴会をということで、私ではないですけれども、 前もお話ししたかもしれませんが、ある宴会場で、やはりビュッフェ方式のところがあっ て、少しお土産に持ち帰ることはできないかと。もちろん自己責任の範囲でというような ことでお話をしたのですけれども、やはり自己責任といってもお客さんがお店のものを食 べたことによって具合が悪くなってしまっては困ると、お客を思っての対応だと思うので すが、ご容赦いただきたいということもありましたので、少しエピソードとしてお話しさ せていただきました。 -25- ○会長 ありがとうございます。 ○職務代理 本来このドギーバッグというのは、うちのワンちゃんにあげるからという 形なのですよね。 ただ、私も含めて年寄りはもったいないという精神があるものですから、 どうしてもすぐ処理をする、帰ってすぐ食べればいいのですけど、長い間置きっ放しなの で、それが食中毒の原因や何かになると思うのですね。その辺のところがまた食べる本人 が気づかないというような状態もありますので、まあ、普通ですとやっぱり、後のことを 考えれば行政がお持ち帰りはご遠慮くださいというのが、妥当かなと思っています。 ○環境部長 すみません、食品ロスの問題、にわかにクローズアップされてきて、今の ドギーバッグもそのネーミング自体もどうかというところもありますけれども、環境のほ うとしてはやはり食べ切っていただくというところで、環境省のほうも3つの「きる」と いうのですか、食材を使い切る、食べ切る、水をきるというところで、まさしくそちらの ほうがごみ対策というか、ごみの減量にかなっているかなと思いますので、食べ残しとい うところに行くのではなくて、なるべく食べ切っていただくというところで、先ほど宴会 のお話などもありましたけれども、多摩市の部課長会などは、最初の挨拶のところでぜひ 食べ切っていただくというようなコメントも出てきておりますので、そういうような取り 組みが徐々にでも広げていければと思っております。 すみません。 ○会長 ○J委員 ありがとうございます。 先ほどL委員から出たような内容なのですけれど、子供の貧困ということが 今、取り沙汰されていまして、子供食堂ということも今、多摩市でも進めているところな のですね。ですので、やはり食品ロスに関してすごく取り組んでいただきたいということ で、賞味期限、消費期限というところで、消費期限というのは短い、生のものというのは すごく短いですけれども、賞味期限という缶詰類ですとか、そういう日もちがするような もので、1年以内とかいうともうそれで処分対象になってしまうようなものもあると思う のですね、事業所さんとしては。そういったものを、やはりまだ食べられるものでしたら、 先ほどのもったいないということもありますので、子供食堂と何か連携をとれるような状 況で、子供たちになるべく食べさせられるようにしていっていただきたいと、常に思って いますので、そういう観点からもぜひお願いしたいと思っています。 ○K委員 1点だけ。事業所さんにご指導というか、ヒアリングなり行くときに、食品 の、皆さん食べ残しとかそういうほうを想像されると思うのですが、今、多摩市には結構 -26- スーパーがあって、仕事が終わっていくと、明らかにもうお弁当コーナーとか、お総菜コ ーナーが、 どう考えてもこれもう絶対売れ残るなという時間帯に行っても、あるのですね。 例えばご指導の中に、いろいろな競争もあると思うのですが、何時以降はもう半額にして あげるとか、何かしないと、あのお弁当たちはどうするのだろうと、いつも思ってしまう ので、スーパーとかそういうところに対しても、何かアイデアとかをしてあげると、その 行方も気がかりなので、と少し思いました。 ○会長 ○F委員 ありがとうございます。 先ほどI委員から、事業系の食品ロスの処方箋の、ぜひという話がありまし たけれども、私のほうからは各家庭というか、個人でできる食品ロスの処方箋をぜひ挙げ たい。ごみの減量というのはやはり市民一人一人の意識が、トータルとして盛り上げてい った歴史もあるし、そうでないといけないので、家の中で完全に食べ切るとか、調理のと きに捨てていたものを食べるというような、そういった調理法もあるし、それをぜひ市の ほうから、そういった処方箋を出していただいて、広報していただく。この間ある小学校 に行ったのだけど、給食で残った分の重さをはかって、これが炭酸ガスに換算すると、そ のまま廃棄されたらどのぐらいになるのだというような教育もやっているので、給食セン ターだけではなくて、受け手の側が残ったらどうなってしまうのかということだとか、家 庭の中でのしつけとともにそういったことをぜひ盛り上げていただくと、というふうに思 っております。お願いします。 ○会長 はい、ありがとうございます。 多分ごみの話ってものすごく重要でして、そんな中で今、やはり多摩市の特に皆様方に は非常に期待しているという点で、いろいろなご意見が出ているかと思います。その中で 出てきたのが、やはり指針、どうやったらいいのかという、実際の行動のためのあり方と か、あとは伝え方とか、そういったものに関して、より工夫みたいなものをしていきなが ら、もちろん我々一般市民も協力するような形で、こういった問題に対して、解決に向け て動いていければと考えています。 できれば、タイという国がありますけど、そこでは何か、少し前にサフィシエント・エ コノミーという、それは足る経済、自分はこれぐらいで十分というような、どんどん取る のではなくて、自分はこれぐらいで十分ですよというものを理解しながら生きるという、 そういった経済が大事なんじゃないかということを言ったことがあるのですけれども、こ ういう私たちの、今の生活の中でも、健康の問題とかいろいろなしがらみはありますけれ -27- ども、そういったものを今一度大事にしながら、余っているならシェアできるようなこと も含めて、考えていければと思います。 では、少し時間がまた長くなってきましたので、こちらの1番につきましては、中間評 価、いわゆる外部評価に関しまして、今言った意見みたいなものを、反映させていただけ ればと思います。一方で中間見直しに関しましては、こちらの多摩市一般廃棄物処理基本 計画の改定に基づきまして、見直しを行うということになっておりますけれども、これで よろしいでしょうか。 では、どうもありがとうございました。 それでは続きまして、②に行きたいと思います。こちらはエコショップ・スーパーエコ ショップの推進ということになります。 こちらを事務局から、お願いします。 ○資源循環推進担当課長 それでは、エコショップ・スーパーエコショップの推進につ いて、ご説明をさせていただきます。 こちらについても、概ね評価をいただいているのかなという中で、読ませていただいて 目に入ったのが、取り組みの進捗状況のところのオですね、 「今後の課題について、市民が エコショップやスーパーエコショップをより利用したくなるよう、市民側にも何らかのイ ンセンティブを与える」というご提案をいただきました。エコショップにつきましては認 定期間というのがございまして、比較的規模の大きな小売店、スーパーだとかコンビニの 場合は2年、その他の規模の小さな小売店については3年という認定期間を設けておりま して、年によっては更新の手続のない年がございます。ちょうど、実は平成29年度がそ の更新のない時期に当たりまして、通常ですと更新の申請をいただくと、お店のほうに調 査に伺って、調査結果をもとに認定審査会ということで、委員さんにお願いをして認定を するのですが、たまたま来年はそういった認定の事務手続がありませんので、これをいい 機会に、少しエコショップの制度について、何か改善できるところはないかということで 見直しを予定しております。いただいた「市民側にも何らかのインセンティブ」というよ うなご提案につきましては、来年度、そういった見直しを検討する中で、少し審査会の委 員のほうにも投げかけさせていただきまして、何かいい仕組みができないかということを 検討させていただきたいと思っております。 以上です。 ○会長 ありがとうございます。 -28- こちらにつきましては、いろいろご説明いただいたとおり、質問が幾つか出ております けれども、ご回答いただいたかと思います。こちらについて何か、皆様方からご意見、ご 質問はございますか。 よろしいでしょうか。引き続きエコショップ・スーパーエコショップというものを、イ ンセンティブ等付与される形で進めていっていただきたいというのが、こちら審議会とし ての意見というふうに、させていただければと思います。 それではよろしいでしょうか。はい、ありがとうございます。 また、中間見直しにつきましては、特に見直しはない、取り組みの中でのいろいろな変 更というのはあるけれども、方針に関しましてはないということですけれども、こちらに つきましても、これでよろしいでしょうか。 はい、ありがとうございました。 それでは、こちらのエコショップ・スーパーエコショップの推進につきまして、審議を 終わります。 続きまして、施策21:ごみの適正処理に向けた分別の徹底ということで、①ごみの分 別の徹底という取り組み項目がございますけれども、こちらにつきましてご説明お願いい たします。 ○ごみ対策課長 ではごみの分別の徹底について、ご説明させていただきます。 基本的にこちらに関しては、評価するという形でのご意見を大分いただきまして、あり がとうございました。その中で、ご質問があったところだけを少し確認させていただきた いと思います。 中間見直しに対する市の考え方というところの、アの項目です。 「高齢化の進展により、 適正なごみ分別への支障が懸念されるとされていますが、具体的にはどのようなことでし ょうか」というご質問をいただきました。具体的に言いますと、実際にごみを出すとき、 お年寄りだと重い物が持てないであるとか、ごみが出しにくいであるとか、そういうよう な問題が、これからどんどん増えてくるであろうと考えられているところの対策を考えて いきたいと。 また、分別の仕方が細かくなってくるとわからないというところも、やはり出てくるな ということと、ごみ減量ということのこれまでの扱いは、ごみの中から資源を分けていた だいて、ごみを減らすという形でやってきたのですが、これから同じ方法でどんどんごみ の種類を増やしていって、高齢の方たちがどこまでそちらについてきていただけるのかと -29- いようなところも含めて、検討しなくてはいけない。ごみ減量に関しては必ず進めなくて はいけないのですけれども、その手法について、どういう形でやったらいいのかというの を、再度検討し直していきたいというところが、こちらに記載させていただいたところの 例でございます。 2つ下のウの項目で、教育委員会と連携して高齢者のごみ出しについて、小学生が訪問 してやっていただいているという事例もお話がありました。こちらに関しましては落合の ほうの小学校だと思うのですけれども、やっていただいているというのは、私どものほう でも把握しております。なかなか全部の学校に、強制的にとかそういうことではないので すけれども、地域の皆さんで地域を支えるというところに関しては、私どもも同じ方向を 向いておりますので、徐々にでも広がっていくと非常にありがたいと考えております。先 ほど言ったとおり、高齢になればなかなか重い物は持てないとかいうことは、当然出てく ることですので、それを行政で全部賄えるかというと、なかなか難しいというところに関 しましては、こういう形で地域の人たちのボランティア、ネットワークの中で解決してい ただく、その手法というのは非常にありがたいと考えているところでございます。 アで「夜間、他地域から林間や山裾に不法投棄があると聞くが、当市ではいかがか」と いうご質問をいただきました。こちらに関しましては、多摩市の立地的な条件がありまし て、森林とか山間部で管理されていないところが非常に少ないのですね。その関係があり まして、多摩市ではそういうところに大量の不法投棄という事例は、今の時点ではあまり ないという状況です。 ただ、もう一つ下のイで同じく不法投棄の問題で、車からコンビニの袋で、そのままご みを投げ捨ててしまうとか、集積所にポンと置いていってしまうとかいう不法投棄、これ に関しては結構な数が来ているという状況です。こちらに関しましてずっと立ち会ってい て注意ができるわけではないので、市でできるところとしては、注意用の看板の設置をお 願いして、パトロール等もするのですけれども、そちらの敷地の管理ということに関しま しては、やはり敷地の管理者さんのほうに、最終的にはしっかりとお願いせざるを得ない という状況にあるということです。 ○会長 はい。よろしいでしょうか。 ○資源循環推進担当課長 それとあと、その他のところのウで、 「分別ガイドや収集カレ ンダーの配付のほか、ごみ処理の考え方も伝えるのが望ましい」というご提案をいただき ました。基本的には適正処理、適正な分別に向けた取り組みというのは、できることは何 -30- でもしていこうというスタンスでありますので、もし差し支えなければこちら少し、書い ていただいた委員さんに、具体的なイメージみたいなものを、すみません、逆にお尋ねし て大変恐縮ですが、お聞かせいただければぜひ参考にさせていただきたいと思いますので、 よろしくお願いいたします。 ○会長 はい。ありがとうございます。 今の最後の話ですけれども、実は私なのですけれど、これは何かというと、要するに今、 すごく煩雑で、何をどこに、どう捨てればいいのかというのを、どこを調べていいのかわ からないというぐらい複雑な状態になっていますので、基本的な考え方として、この市は こういうものまでは燃やす、こういうものまではリサイクルとか、基本方針みたいなもの を明確にアピールされたほうがいいのかなということなのです。例えば、私が居住してい る地域ですと、こういうところは可燃ごみだけれども、少し違う場所に行くと、これは可 燃ごみじゃない、そういうのがよくあるかと思います。そういったところは多分基本的な 考え方、それは焼却施設に基づく基本的な考え方だと思うのですけれども、そのあたりを PRされると、市民のほうも浸透して、うちではこれは資源なのだなとか、そういったも のを理解していただけるのではないかなと考えた次第です。 ○資源循環推進担当課長 ○K委員 ありがとうございます。 この焼却なのですが、多摩市では事業所から出ている社外秘のものを、ダン ボールで持ち込めば焼却してくれるとか、そういうのがはやっているのですか。若いころ に都内に勤めていたときはそういうのができていたのですが、ここはそういうのは。 ○ごみ対策課長 一応、多摩の清掃工場のほうに関しましては、事業所さんの機密書類 であるとか、 その辺に関してはご自分で持っていっていただいて、ごみの投入ピットまで、 落ちるところまで確認していただいて、というところが。 ○K委員 持ち込める。 ○ごみ対策課長 持ち込めます。ただ、全てそういうふうな形にするのではなくて、書 類の中でも機密の分と、機密じゃない分があるので、機密じゃない分に関してはできれば リサイクルに回していただきたいと。 ○K委員 シュレッダーに掛けて出すのと、どっちがごみ減量になるのかなと、時々悩 むときもありまして。 ○ごみ対策課長 シュレッダーに関しましては、受けていただくところによるのですけ れど、細長いラーメンの麺状になるやつだとリサイクルできて、もっと細かくされるシュ -31- レッダーだと、繊維が小さくなり過ぎて資源になりにくいというのは聞いております。そ こはリサイクルのそれぞれの会社のほうに確認しないと、どこまでの長さならリサイクル できるのかというところがあると思います。できれば、逆にちゃんと機密の部分は絶対に 焼却しなくちゃいけないとか、今、新しいものでは溶解リサイクルという形で、溶かして しまうところまで確認をして、その溶かしたものをリサイクルする、多摩市のほうでもそ ういう形で今やっていますので、ぜひその辺などもご検討いただけると。 ○K委員 例えば持ち込みたいときは、どこに電話するといいのですか。焼却したいも のがもし、可能ですか、有料でもというとき。 ○ごみ対策課長 焼却したい話であればごみ対策課、エコプラザ多摩に連絡いただけれ ば結構ですし、事業所の場合は実は。 ○K委員 事業所の場合は。 ○ごみ対策課長 一番初めは、やり方や何かわからないと思うので確認していただけれ ば、それ以降は直接持っていって、清掃工場のほうで手続をしていただければ、可能とい う形になります。 ○K委員 ありがとうございました。 ○F委員 苦言ばかり呈さないので、そういうことを含めて、分別ガイドの電話をかけ ると、女性が多いのだけれどもすごく丁寧に対応してくれます。多摩市さんの窓口はワン ストップで、知らないことはそこへ聞いてくださいというところまでガイドしてくれるの で、本当によくやっていただいていると思っております。やっぱり我々でもわからないご みがあるのですね。で、 「これ、どうしたらいいのですか」ったら、非常によくガイドして いただけるので。伝えてください、ご担当の方に。 ○会長 ○J委員 ありがとうございます。 ごみの資源の収集カレンダーというの、私も毎日見させていただいているも のですから、事細かにやはり分別についても書いてありますし、先ほどのお電話するとこ ろも、全て何か細かいところも、私たちが気にするところが書いてあるものですから、非 常にわかりやすいなと、私はすごく感じているのですね。大変助かっているのです。あと お正月などもどうしようと思ったところに、いつからということがはっきりわかるので、 高齢者にもすごくわかりやすいものだと、私は思っていますので、ありがたいなと思って います。 ○会長 ありがとうございます。 -32- ほか、どうでしょうか。 ○I委員 ここで言うことかどうか、わからないのですが、エコプラザが土日お休みに なりますよね。そのとき外側、尾根幹線のところに、布と紙の分別の箱が置いてあるじゃ ないですか。あれはいつまで続けるのかなといつも通りながら思っておりまして。といい ますのは、例えば土曜日だったらいいのですけれども、日曜日に通りますとかなりあふれ ている状態になっているのと、それから車があそこに突っ込むわけですよね。で、見てい てもうドキドキするのですね、出入りが。果たして多摩市民がみんな持ってきているのだ ろうかというのも、少し思う部分がありまして。もうそろそろいいのかなと思うので、少 しご検討いただければと思っています。 あともう一つ、火をつけられたら終わりだなというのもあります。それもあわせて、少 しご検討いただければと思います。ご回答はいいので、ご検討いただければと思います。 ○会長 ○M委員 はい、ありがとう。 不法投棄に関してなんですけれども、先ほど多摩市はその立地から、あまり 不法投棄はないというのですけれども、公園の管理をしているのですが、公園とか緑地に は非常に多い状況です。それが事業者のほうで、そこにあると美観的によくないので、こ ちらで処分している状況なのです。もう少し、どこに不法投棄があったのかとかをきっち り把握して、それがないようにしていただければいいなと思います。例えば公園にたんす とか家具が捨ててあったり、タイヤですよね、あと布団。あとは駐車場なんかだと剪定枝 を、どこかの植木屋さんが切ってきたものがどさっと置いてあるとか、結構最近目立って きているのです。あとは、公園だとプランターの土がもうものすごく山のように置いてあ ったり。それは多分、土だからいいのだろうと思う方もいるのでしょうけれど、あと植物 のごみですね、庭で切った枝を公園に捨てていく方。もう少し、何が不法投棄であって、 何がいけないことであるかというのを、少し周知してほしいなと思います。多分自然に返 るからいいのだろうというようなごみが目立つ。それも、公園の管理者が黙って処分して いるので、その状況だとなくならないのかなと思います。 あと、このコンビニの袋のことは自分が書いたのですけれども、道路の管理をしている ときに、目撃して、コンビニの袋を赤信号でとまっている方が、投げたのです。で、自分 ももう見かねて、 「落ちましたよ」って言って戻したら、ものすごく怒って、走り去ったの ですけど、そのときにもめるのが嫌だから、こっちも黙ってずっと処分しているような状 況なのですけれども、少しこれじゃなくならないのかなと思います。 -33- ○会長 はい。ありがとうございます。 分別のお話ですけれども、不法投棄というのもやっぱり分別する上で一つ大きな課題に なっていますので、ここの場で議論できて、いいと思います。 ただ一方で、分別の話に少し戻らせていただきますと、基本的に分別ガイドとか収集カ レンダーとか、そういったものに関してはまあ、充実していて、さらにまたいろいろな検 討なんかもなされているということで、十分取り組みのほうはされているかなと思います けれども、ここで出てきたようなご意見みたいなものを少し踏まえていただきながら、さ らなる分別のほうに向けて、ご対応いただきたいと考えております。 ほか、よろしいでしょうか。 それではこちら、外部評価のほうはこのようにさせていただきます。 また中間見直しに関しましても、特に見直しはないということですけれども、それでよ ろしいでしょうか。 はい、ありがとうございました。 それでは続きまして、施策22の資源の有効利用に移ります。 取り組み項目①、資源の有効利用です。こちらのご説明をお願いいたします。 ○ごみ対策課長 では、資源の有効利用についてご説明させていただきます。 ご質問の項目で、少し順番が飛び飛びになってしまうのですが、私のほうのところから 説明をさせていただきます。 まず先にその他のところで、ペットボトルのふたのご意見をいただいております。ワク チン等の提供ができるということなのですけれども、何で回収をやっていないのですかと いうご質問をいただきました。 実は私どものほうも、多摩市では平成18年、10年前にやっていました。というより、 多分ほかの自治体に比べて、一番早くやったのが多摩市だと思います。基本的には平成1 8年に実験的にやって、 19年には一つの事業という形でやらせていただいて、2万とか、 3万とかというペットボトルのふたを集めて、ワクチンにかえる。これは学校等と協力し てやった事業です。 一応こちらに関しましては、2年ほどやらせていただいたのですけれども、回収された キャップのふたをNPO団体にお渡しして、NPO団体のほうでワクチンにかえて海外に もっていくという形でやっていたのですが、なかなかペットボトルのふただけが集まるも のではなくて、中にいろいろなものが、それこそ金属のふたとかも、ふただからいいだろ -34- うという形で入れてしまう方がいらっしゃって。実は、800個集まってワクチンが1個 しか買えないのですね。全部選別をかけなくてはいけないという形に最終的にはなってし まいまして、その費用を掛けると、NPO団体さんではとてもじゃないけど、その分別の 制度では受けられませんという話がありまして。最終的に市の職員で一度集めたものを全 部手選別をかけて数回やったんですけれども、さすがにそれも難しいという状況になりま した。 そこから平成20年に、プラスチックの資源収集というのを始めまして、ペットボトル のふたに関しても、今までごみとして捨てていたものが、資源としての回収ができるよう になったということを契機に、こちらに関しましては、多摩市としてはワクチンにという ことでのリサイクルは終了させていただいたと。それ以降は、キャップに関しては燃やし ているわけではなくて、資源としての有効活用という形でリサイクルを継続させていただ いているというところでございます。 その次のウです。まだ使える粗大ごみとかを「譲ってください・差し上げます」等で、 捨てたい人・欲しい人のやりとりができればいいのではないかというご意見をいただきま した。こちらに関しましては、エコにこセンターでも、実はYOU-YOUボードという ボードがありまして、そちらのほうでこれが欲しいですとか、これを譲りますという形で やっているところがございます。全てのものに対して市で運営するのは難しいところがあ りますので、そういう団体さんに関しましてはお知らせをしたり、広報で募集活動をした りとかいう形での、拡大のほうを考えていきたいと考えております。 ○会長 はい。ありがとうございました。 ○環境政策課長 たびたびすみません、グリーン購入の関係がございますので、私のほ うでご説明させていただきます。少し先に、計画のほうにつきまして、見直しありという ことにさせていただいております。そちらにつきましては資料のところに、見直し後のと ころにつきまして、今までリサイクル製品というふうに書いてあったところ、市のほうの ところを、下線が引いてありますとおり、環境に配慮した物品等ということに変更させて いただきました。また、委員の方からのご意見の中で、事業者の方また市民の方は、リサ イクル製品の購入に努めるというふうになっているのですが、やはりご意見を踏まえまし て、市民、事業者の方につきましても、やはり「環境に配慮した製品の購入に努める」と いった表現にしていきたいというふうに考えて、これは中間見直しに対してのご意見のウ のところになります。 -35- また中間見直しのご意見で、 「グリーン購入ガイドラインを広くPRし、市民や事業者が 商品を選択するときのヒントになるよう、情報発信するのはどうか」と、今も実を申しま すと、市のホームページにはグリーン購入ガイドラインを掲載しているのですが、今後来 年度改定を予定しています。またそこの中でわかりやすくPR、公式ホームページ等でで きればと考えてございます。 またそれに対して、その他のアで、 「多摩市グリーン購入推進方針とはどのような内容な のでしょう」とご質問いただいております。こちらにつきましては、平成12年に国等に よる環境物品等の調達の推進に関する法律、これをグリーン購入法と申しますが、こちら は国だけではなく地方公共団体等につきましても、環境に配慮した物品等の購入を推進す ることが法律で義務づけられております。この義務づけられていることを推進するために、 私どもといたしましては、多摩市グリーン購入のガイドラインというものをつくって、物 品等の購入の際には、このガイドラインに沿って環境に配慮した表示がある物品の購入だ とか、公共工事においても環境に配慮した物品の使用を行うというものでございます。 説明は以上です。 ○会長 はい、ありがとうございました。こちらですけれども、有効利用ということな のですけれども、実際は中間処理と有効利用、あとリサイクルの話、さらにグリーン購入 の話ということで、かなり盛りだくさんの取り組みにはなっておりますけれども、こちら につきまして、いかがでしょうか。 先ほどの分別の話等もかなり関係していると思いますけれども、有効利用するためにと いうことで、今、市のほうから回答いただきましたけれども、何かございますか。 よろしいでしょうか。グリーン購入とか、公共調達の中でそういった環境負荷が低いも のをというのをやるのは、やはりそういうものを普及させるためにも非常に重要だと考え ておりますので、積極的に推進いただければと、私自身思っております。 こちらの中間見直しに関しましても、先ほどのようなご説明でいただきましたけれども、 こちらにつきましてもありということで、よろしいでしょうか。 では、こちらは以上で、資源の有効利用に関する議論を終わりにしたいと思います。 続きまして、取り組み項目②焼却灰の再利用に移らせていただきます。 こちらのご説明をお願いいたします。 ○ごみ対策課長 こちらのほう、焼却灰の再利用について、ご質問いただいた項目を中 心に説明させていただきます。 -36- まず市の取り組み状況(内部評価)ということで、アの項目です。 「エコセメントは普通 のセメントと比べ価格が非常に高く、あまり使われていないと聞きました。 「全量をエコセ メントとしての活用が可能となり」とありますが、今後も焼却灰全てがエコセメントとし て再利用できるのでしょうか」というご質問がございました。 こちらに関しましては、今現在、東京たま広域資源循環組合で、焼却灰からのエコセメ ント化という業務をやっているのですけれども、100%私どもの組織団体が持っていっ た灰に関しては、エコセメント化が現状できているということです。今後もその方向でい くということで、変更は今の時点では聞いておりませんので、引き続き焼却灰に関しまし てのエコセメント化を、続けていきたいと考えているところでございます。 ウの項目で、 「エコセメント化により最終処分場の埋め立てがなくなったとのことで、こ れは大いに評価してよいと思うが、平成27年度は「変わらない」でなく「前進」ではな いか」というところは、一応ご指摘のとおりで、ただこれからもずっとエコセメント化を して埋め立てを少なくしていくというところが、前進しているという形でずっと言い続け るのか、それとも今が基準なのかという話は、再度詰めさせていただければと思っており ます。 中間見直しに対する市の考え方のところの、イの項目で、エコセメントの材質のお話を 少しいただいております。こちらに関しましては、建築材料となるために、JIS規格の 基準を適合した材料という形になっております。実際に公共工事などでは、既に使われて おりまして、路盤材、地面の材料なので、見ることがなかなかないかもしれないのですけ れども、有名なところでいいますと東京スカイツリーとか、東京駅の地面の路盤などに使 われたりしていますというのが、広域資源循環組合の新聞が発行されておりまして、今年 の6月号にはエコセメント事業が10周年で、こういうふうなところでやっていますとい うのが、全戸に新聞折り込みで配布されている状況でございます。市内でも消費をさらに していくべきというところもございます。 私どもも多く使っていただかないといけないというところもございますので、構成団体 みんなで使っていきましょうという形になっておりまして、平成27年度では1,313ト ンのエコセメントが構成団体で使われたというところ、多摩市では約71トンの公共工事 で、エコセメントが使われている状況でございます。 その他のところのアで、どのようなところで使われているか情報を出してほしいという ことですけれども、一応ホームページとか循環組合の新聞などでお知らせはしているので -37- すが、なかなか興味がないと、入っていてもなかなか見ないかもしれないですが、その辺 も少し広報の仕方等は考えていきたいと思います。 こちらのほうに関しましては、以上です。 ○会長 ありがとうございました。 こちらにつきまして、何かご意見、ご質問等ございますか。 ○M委員 焼却灰でエコセメントを生産して、大体何%ぐらい使われているのですか。 使用率というのですかね、セメントを焼却灰からつくって、どれぐらいが製品としてはけ ていくものなのですか。100%ぐらい使われているのですか。 ○ごみ対策課長 エコセメントを、実は広域資源循環組合というところでつくるのです けれども、そのつくった量の100%、セメント工場が買い取っています。 ○M委員 買い取る? ○ごみ対策課長 基本的にはそこからコンクリートの二次製品、先ほど言った路盤材は コンクリートのパネルみたいな地面に張っているようなものとか、そういうふうなものに 使われるという形です。 ○M委員 すみません、 「見学した」というのは、自分がここに見学しに行って、係の方 にいろいろ説明を受けたのですけれども、どうも歯切れが悪かったのですよ。 「実際は使わ れないのですけどね」みたいな、そういうような感じだったのです。で、自分もエコセメ ントの製品というのは、万歳したようなベンチぐらいしか見たことがないのですね。多摩 市に置いてあるのとか、清掃工場なんかにあるのだけで、どうも目にしないので。セメン トにはしているけれども、使われているのか少し不安なところだったので、少し聞きまし た。 ○会長 ありがとうございます。多分エコセメント、現在の焼却灰の処理に関しまして は、 多分エコセメントという方針で行かざるを得ない部分というのがあるかと思いまして、 その中でこの施策に関しては、ある程度妥当性を持って進められているのかなと考えてお りますけれども、一方で、今、M委員からご指摘があったように、本当に活用されている かみたいなものというのは、まあ、本来は多摩市の業務ではないのかもしれませんけれど も、ある程度注視していくということは必要なのではないかと思っています。せっかくつ くっているもの、埋め立てをなくすという目的ではございますけれども、そういったもの をつくって、使われていくというところまである程度注視していくことが、必要ではない かなと感じました。 -38- ほかに、お願いいたします。 ○L委員 すみません、ごみ対策課長さん、先ほどのリーフレットというかそれって、 新聞の折り込みは聞きましたけれども、要するに自治会とか管理組合の回覧板は、ないで すよね。 ○ごみ対策課長 そうですね。これ自体が25市1町の構成団体でつくっている一部事 務組合というところが発行している新聞で、それを構成地域の新聞折り込みに入れるとい う形になっています。 ○L委員 多分、こういったごみとかいろいろなことって、自治会の役員さんとかそう いった方々、非常に多くかかわっているので、回覧板、103団体、多摩市であるのです けれども、そうすると皆さんに回るかなと。割に最近の方って、新聞見ないでネットのほ うで情報を得たりしますので、私、それって見てみたいななんて思いましたから。 ○資源循環推進担当課長 こちらのたまエコニュースというのは、年に2回発行されて いるものであります。基本的には新聞折り込みということでありますけれども、循環組合 のほうに残部数等の確認をしつつですけれども、ちょうど自治会管理組合のほうから推薦 をいただいて、ごみ減量等推進員さんを出していただいているので、そちらの会議等のタ イミングを見て、持って帰っていただいて、回覧なり、掲示なりしていただくような仕組 みができないか、検討させていただきます。 ○L委員 あるいは、各自治会管理組合の長になっている方、1人いらっしゃるので、 その方宛に、そういう方だけの情報というのはあるので、回覧板だとものすごいその何倍 も必要ですけれど、そういった形もいいのではないかと。そうすると自治会それぞれの役 員会の中で、長の方がこれですよということを示されると思うので。 ごみ減量等推進員っていうのは結構年配者に役割が回っていて、あんまり意見されない 方もいらっしゃるという危惧があるので、そういった自治会長さんとか、管理組合長さん に情報が行ったほうがいいのかなと思います。 ○資源循環推進担当課長 ○会長 ありがとうございます。 はい、ありがとうございます。多分今みたいな話というのは、ほかのごみ処理 の関係でも、大事なことについてはそういうふうに積極的に、自治会等に周知していくと いうことも大事かなというのと、すごく大事な意見かと思います。ありがとうございまし た。 それでは、ほかはいかがでしょう。よろしいでしょうか。 -39- では、今の議論をもって、審議会の意見とさせていただきたいと思います。また中間見 直しにつきましても、特に変更はなしということですけれども、こちらもよろしいでしょ うか。 はい、ありがとうございました。 続きまして、取り組み項目③、リサイクル活動の支援ということになります。こちらも 事務局から、ご説明をお願いできますか。 ○資源循環推進担当課長 それではリサイクル活動の支援、資源集団回収について、お 話しさせていただきます。審議シートのほうにも書かせていただきましたけれども、登録 団体の増加に向けまして、特に新築マンション等への働きかけというのを、これまでも行 ってまいりましたし、これからも引き続き実施していきたいと思っております。 それで状況としては、登録団体、自治会、管理組合、また子ども会等の団体が、平成2 7年度で234団体であります。審議シートのほうには平成26年度における回収量の数 字も、ご案内させていただいているところであります。 いただいたご意見の中で、市の取り組みの進捗状況の特にエとオ、同様のご意見なのか なと承りましたけれども、回収量が多いということだけでは、というようなお話だと思い ます。全く我々も同感に思っておりまして、ごみの総量を減らしつつ、出てきたごみの中 の資源の割合を高めていくというようなところは念頭に置いて、他の取り組みと合わせて、 集団回収のほうも進めていきたいと思っております。 あと、その他のところで若年世代ということで、広くあらゆる世代の方に、ごみ減量の 必要性が伝わるように、少し方法などもこれから検討していきたいと思っておりますので、 ご意見ありがたく頂戴いたします。 以上です。 ○会長 ありがとうございました。 こちらにつきまして、ご意見ございますか。 ○I委員 市の取り組みの進捗状況に対するオというのは、私が書いたところなのです けれども、今、資源循環推進担当課長さんからおっしゃっていただいたように総量で見て いかなくてはいけないということで、大変ありがたい考え方だなと思っておりますので、 進めていただきたいと思うのですけれども、この4年間の総合評価のところ、 「平成26年 度においては、 年間回収量83.1gとなり、 多摩地域26市中2番目に多い数値となった」 というのを、多摩市としてはいいことだというふうに思って、ここに書かれているのだろ -40- うなと思うのですね。ということは、要するに行政のごみとしてカウントする部分が少な くなってきたということで、一つは評価しているのだろうなというふうに思うのですね。 そうであるのならば、極力多摩市の収集には、入れるものを減らしていく必要があるだろ うと。 その一つが実は粗大ごみだと思っておりまして、粗大ごみは粗大ごみ回収ということで、 先ほどもご紹介いただきました、私がおりますリサイクルセンターで再利用品として市民 の皆さんに活用していただくようにしているのですけれども、それ以外に民間のリサイク ルショップであるとか、民間のルートというものもありまして、その問い合わせというの も非常に多くあるのですね。 そちらのほうを活用していくということであれば、当然多摩市に入ってくるごみ量は減 ってくるということになりますので、そのあたりのところはどう考えていらっしゃるのか なと。要するに、民民の取引、仕掛けのほうを重要視するのであれば、粗大ごみに関して ももっと民民の活動といいますか、それを推し進めるべきであって、リサイクルセンター と協力をして粗大ごみをリユースしていくということは、もちろんいいのですけれども、 その以前に取り組むべきことではないかと思うんですけれども、その辺のバランス、どう 考えていらっしゃるのかなと、今回のこの2行から思いましたので、教えていただければ と思います。 ○会長 よろしいでしょうか。お願いいたします。 ○ごみ対策課長 基本的には委員のおっしゃっているとおり、できるだけごみにしない、 リサイクルできるものに関してはリサイクルをしていただきたいというところで、進んで はおります。その中で、リサイクルショップの活用ということは、実は一つ項目として、 昔からやってきたところはあります。ただ一方で、民間のリサイクルショップを市のほう がお知らせするということに関して、なかなか難しいところがございます。市で例えばこ ういうリサイクルショップがありますよというお知らせを出すと、市がお墨付きを与えた ものであるというふうにとられる可能性が非常に高く、実際にそれを一回やったことがあ るのですけれども、 そこではリサイクルショップの方が電話を受けて、ご自宅まで行って、 結局それは買取できなかったのですけれども、リサイクルショップのほうとしては業務で 行っているわけなので、その来たお金が欲しいという形になって、売りもしないのにお金 を取られたとかいう苦情が、市のほうに入ってくる、というようなこともございました。 そういうことで、業務としては民間と民間、お互いに納得した形でやっていかなくては -41- いけないというところを、十分に理解していただいた上で行政がお知らせするということ をやらないと、非常に難しい案件だなというのを、今も考えております。 そういう意味では、なかなか行政のほうでどんどん使えといっても、場所がわからない のではないかというところはあるのですけれども、なかなか個別の業者さんの紹介とかい うことに関してまでは、難しいところがあるのかなと、今は考えているところです。 ○I委員 ここで議論することではないので、また後ほどお話聞いていただければと思 っているのですけれども。3Rから2Rということで、リユースを進めていくというのが 国の考え方にも出ています。すごく近いところの例で言えば、八王子市なんかはリユース ショップを紹介して、地図までつくっていると。私どももそこに入れてもらったのですけ れども、それは八王子市ですから、多摩市と同じ位置づけの行政ですよね。ということで、 やっているところもあると。 今、ごみ対策課長がおっしゃったようなトラブルがあったということも伺っていますけ れども、やっぱり市民の方たちは、少しでも自分の使っていたものがお金になるというよ りも、リユースされればいいというようなことを、非常に強く思っていらっしゃるという のがありますので、粗大として回収するよりも、初めからリユースできるか、できないか というところで民間のショップさんや業者さんと、もちろんきちんとしたところじゃない とだめなのですけれども、かかわっていただくというようなことも、今後は恐らく考えて いかないと、時代に乗りおくれるということになってしまうと思いますので、ぜひそのあ たりのところはご検討いただければと。ご回答はいいですので、ご検討いただければなと 思っております。 ○会長 ○F委員 ありがとうございます。 少しすみません、付け加えです。僕らの友達、今、終活っていう言葉で、す ごくそういった重たい家具を処分したい人が増えているのですよ。で、要するにごみ処理 場に持っていけないとか、いろんな悩み持っていまして、それでやっぱりリサイクルを含 めて、粗大ごみで出す方法を、もう少しやっぱり高齢化に伴うものとして、その辺も行政 のほうで少し補塡するような方策を加えていただけないかな。古い布団だとか、子供の机 だとか、ベッドだとか、書棚だとか、やたらに出ていますね。町内にいます。 以上です。 ○会長 ありがとうございました。 幾つか論点があるようで、そもそもリサイクルが市で引き受けて増えていくということ -42- に対して、本来は民間等も活用しながらやっていくべき話で、必ずしもそれはいいことで はないだろうというような話ということも、今、すごく大事な観点だなと思いまして、そ のあたりぜひ、リサイクルの回収量が増えたからよしとするのではなくて、そもそもごみ を減らすとか、そういった観点でよりよい取り組みというものに、そのあたりを改善して いっていただきたいというのが多分一つ要望で、具体的な話というのはI委員とかと、ま たお話しされながら知恵を絞っていくということになるかと思います。 もう1点ですけれども、こういうリサイクル推進をするという観点でいうと、F委員か らあったような高齢化ですとか、地域の事情というものも考慮すべきであるということか と思います。ですので、このあたりもぜひ、リサイクル活動を今後支援するのは重要であ るということですので、より効果的に困った人などを手助けするような取り組みにしてい っていただければというふうには思います。 それ以外、何かございますか。よろしいでしょうか。 また中間見直しに関しまして、ご意見出ておりますけれども、よろしいでしょうか。基 本の方針は多分問題ないと思いますけれども、よろしいでしょうか。 ありがとうございました。 それではこちら、資源の有効利用に関して終わりにいたします。 続きまして、施策23、生ごみのリサイクルの推進、こちらを事務局のほうからご説明 をお願いいたします。 ○資源循環推進担当課長 生ごみのリサイクルについて、いただいたご意見の中で、順 番に見ていきまして、市の取り組みの進捗状況のエでありますけれども、 「生ごみ入れませ ん!」袋についてです。こちらにつきましては、平成24年度からの3カ年でモデル事業 ということで、生ごみの堆肥化を始めるきっかけということで、生ごみを入れないで燃や せるごみのみを入れる袋を、無料で配布するという取り組みを行いました。 少し書いていただいたご質問者のほうで、誤解があるのかなと思ったのが、駅周辺を歩 いていたときにいただいたというような書き方がしてありますけれども、こちらの「生ご み入れません!」袋については、本当に生ごみは入れないという制約といっては大げさで すけれども、そういった手続のもとに袋をお渡しするようなことでやってまいりまして、 会場を何日かに分けて設けて、希望される方にはお越しいただくような形でお渡ししてま いりました。もしかすると、その駅周辺でお配りするということでは、水切りネットにつ いて、どうしても出てしまう生ごみについてはよく水を切ってくださいという呼びかけと -43- ともにお配りしているところでありますので、もしかすると水切りネットのことを書いて いただいたのかなというふうに思っておりますけれども、少し状況だけお話しさせていた だきました。 それと中間見直しのアのところ、 「食品ロスそのものの啓発は必要」というご意見は、先 ほど来申し述べたとおりで、今後取り組みをしていきたいと考えております。 それとウのところ、 「自家処理をして出た堆肥の用途について検討してほしい」というこ とで、特に多摩市内ですと、集合住宅が多かったりして、ベランダでプランターをやって いらっしゃる方はいると思うのですけれども、なかなか使い道がというところが、おっし ゃるとおりかと思います。まだ庁内の調整等、全くしていない状況ですけれども、例えば 公園ボランティアで、花壇のお世話をしていただいている方に使っていただくような仕組 みができないかとか、少しいろいろ考えてみたいと思っています。 エのところでも、食品ロスのことをおっしゃっていただいております。特に食品ロス週 間ということもおっしゃっていただきましたが、実は10月5日号のたま広報で、ちょう ど10月16日が世界食料デーということになっているそうで、それに合わせて食品ロス 対策の呼びかけをということで、これは東京都のほうから、都内の各市区に依頼がありま して、全都的に対応ができる市区町村においては、それぞれ広報で啓発をするということ をしておりました。そのような取り組みもさせていただいておりますので、ご紹介させて いただきます。 それと、オのところです、先ほど言いました水切りのほうは、堆肥化等と比べて全ての 市民の方がご協力いただければ、取り組んでいただけるところでありますので、水切りネ ットの配布等、地道な啓発ではありますけれども、引き続きやらせていただきたいと思っ ております。 以上であります。 ○会長 ありがとうございます。 こちらにつきまして、堆肥化の後とか、この取り組み以降も含めた上で、ぜひこの制度 について考えていってほしいと、そういったご意見だと思いますけれども、その他何か、 ございますか。 はい、お願いいたします。 ○I委員 先ほどM委員からお話がありましたが、その他のイというのは私が書いたの ですけれども、花が終わった後の土の処理というのをどうするのかというのが、本当の愛 -44- 好者はそこまで考えるのだと思うのですけれども、にわか愛好者といいますか、たくさん いますので、私も含めてだと思うのですけれども、そうすると土、どうしようかなと迷う わけです。多摩市がというわけではないのですけれども、行政の窓口に連絡をすると、 「あ なたの家の前の道路で、少し減っているところがあったらそこへどうぞ」とか、公園に行 くと土がいっぱいありますよね、そこにどうぞとか、割合にそういうような回答をすると ころが実はものすごく多いのですね。で、自治体の中では、例えば公園なんかあるような ところでは、土を持ってきたらそれを再生するとか、そこで集めるというようなことをや っているところもあるのですけれども、それは非常にまれな事例なのですね。 せっかく生ごみのダンボールコンポストなんかもどんどん広がっているようですし、い い土壌改良材もできると思いますので、そういったものを使ってもらうためには、後処理 までやっぱりやってこそ輪が回っていくと思いますので、この土の処理についてどうする のかというところ、もしやっているのであれば、もう少し情報発信をしていただきたいな と思っております。 以上です。 ○会長 ありがとうございます。 これに関して何か、ご回答は。 ○ごみ対策課長 土に関しましては、基本的には廃棄物ではないという扱いを、ごみの ほうとしてはします。なぜかというと、土を出しても最終的に最終処分場に埋め立てるし かないから、という形になります。その関係もありまして、土壌改良材等をエコプラザで つくって、配布等をしております。弱った土なんかにまぜていただいて、再度使っていた だくという形でのご紹介はしますし、逆に先ほど公園のところに勝手に捨てたとかいうお 話があったかもしれませんけれども、逆に花壇などで根が上がってしまっているようなと ころ、ずっと放ったらかしにされているようなお庭とかであれば、そこに戻していただい たりということも、やはり自然に返す、自然から持ってきたものなので、自然に返すとい うところの考え方としては、一つあってのお話ではないかと、ごみのほうの所管としては 思っております。 ただ一方で、公園の所管、道路の所管からすると、勝手にそういうことをやられてしま っては困るというところもあると思いますので、そちらに関してはちゃんと確認をとって、 しっかりと管理ができているところにやられても困ってしまうし、逆に植栽の根上がりし ているようなところがあったら、土をかけてあげたいという話がもし、仮に多分それぞれ -45- の所管に行ったとき、それはやめてくれという話には絶対にならないと思いますので、そ の辺のお話をしっかりした上で、対応すべきものと考えております。 ○会長 ありがとうございます。なかなかほかの部署との連携ですとか、いろいろまだ 課題はあるかと思いますけれども、基本的には土もリサイクルということかと思います。 そのために、この生ごみの堆肥化も一役買っていくのが、ふさわしいのかなというふうに は考えています。 その他、何かございますか。はい、お願いします。 ○H委員 今の土のリサイクルに関してなんですけれども、どういう鉢の土かというの が少し心配なところでありまして。やっぱりこの前の生物多様性の話で出てきた外来種問 題なんかもありますけれど、むやみやたらと土を捨てることによって、その土に含まれて いる種が出て、それで野生化してしまうというような問題が起こる心配もあるかもしれま せんし、あるいは病気がいろいろ、やっぱり植えているもので持っていたりすることがあ って、それが安易に捨てることによって、例えば花壇のほうにその病気が移ってしまうと いうこともあり得ると思いますので、ちゃんと再生処理できるのであれば再生処理をして 使うというほうが、いいのかなという気がしました。 ○会長 はい。ありがとうございます。おっしゃるとおりで、そのあたり病気とかいろ いろな外来種生物の話なども含めて、大きな問題かと思いますので、このあたりは多分土 という、今回の生ごみの堆肥化の促進からは少しずれてしまいますけれども、また別の機 会で少し議論の場があればいいかなと思っております。 ほか、よろしいでしょうか。 ○H委員 あともう一つ。生ごみはやはり自宅で堆肥化するのが、その後の利用を考え ると難しいというご意見は、まさにそのとおりだなと思うのですけれども、1軒でやると いうのではなくて、集合住宅とかやっぱり多いので、集合住宅でみんなで持ち込んでやっ て、その生ごみを先ほど少し、まだ全然団体と調整しているわけじゃないけれどという話 でしたけれども、さまざまな形で活用できるみたいな仕組みができると、少しは自宅のほ うに生ごみを減らすことにつながるのではないかなと思ったので、管理が少し難しいかな というのは、課題としては今考えただけでも想像できるので、少し難しいかもしれません けれども。個人でというのはやっぱり難しい部分があるというのを考えた上で、それ以外 の方法というのも考えてもいいかなと思います。 ○資源循環推進担当課長 1点ご案内をしそびれまして、申し訳ありません。今のでき -46- た堆肥の用途に関連してなんですが、ほかのご意見の中でダンボールコンポストというお 話もいただいていますが、実はダンボールコンポスト、市内の障害者の方が働いていらっ しゃるNPO法人で販売しているものでありますけれども、こちらのダンボールコンポス トでつくった堆肥の使い道がない場合は、その販売しているNPO法人のほうで引き取っ ていただいております。こういったダンボールコンポストの販売とあわせて、菜園を借り て野菜をつくるというようなことも、同じ法人さんでやっておりまして、市内ですけれど も、そちらの畑で使うという形で循環させる仕組みをとっております。細かな説明は省き ますけれども、ダンボールコンポスト、手軽に堆肥化できるキットでもありますので、そ ういう使い道がというようなご心配も合わせて解決できるのではないかと思いますので、 ご紹介させていただきます。失礼しました。 ○会長 ありがとうございました。 ほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。 中間見直しに関しましても特になしということになっておりますけれども、よろしいで しょうか。ありがとうございました。 それでは、なかなか悩みどころではあるのですけれども、実はもう2時間半ちかくなっ ておりまして、まだこの地球環境分野の半分ぐらいしか終わっていなくて、今日これを終 わらせるというのは相当厳しいと理解しておりますので、本日ですけれどもこちらで終了 させていただきたいと思います。 少し進め方等につきましては、私のほうでも次回までに少し工夫して、もう少し円滑に いけるような。ただ、議論自体はものすごくいい議論をしていると思いますので、そのあ たりを損なわないようにしながら、もう少し円滑に進められるように工夫をしていきたい と思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは本日ですけれども、全て終了してはおりませんけれども、今回審議に至らなか った施策方針H、エネルギーの有効利用以下につきまして、また管理指標につきましては 次回以降に議論ということにさせていただきたいと思います。 それでは最後になります、その他に移らせていただきますけれども、事務局から何かご ざいましたら、お願いいたします。 ○環境政策課長 次回の第4回審議会の日程でございますが、事前にメール等で調整さ せていただいたところでございますが、12月16日金曜日の午後2時からということで、 お願いしたいと思います。大変恐縮でございますが、一部の委員の皆様には日程が合わず -47- に大変申し訳ございません。ご出席いただける委員の皆様につきましては、大変お忙しい 中、お手数をおかけいたしますが、ご出席のほう、お願いしたいと思います。 なお会場につきましては、毎回会場が変わって大変恐縮なのですが、市役所の本庁舎を 挟んで西側に、西の会議室棟というところがございまして、そこの第1・第2会議室を予 定しているところでございます。また開催通知は後日、本日の議事録等とあわせてお送り いたしますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○会長 ありがとうございました。 それではほか、特にございませんでしたら、本日の次第、途中ではございますけれども 終了させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。 それでは、これをもちまして平成28年度第3回多摩市みどりと環境審議会を終了した いと思います。皆様、長時間のご議論、どうもありがとうございました。 午後0時00分閉会 -48-