Comments
Description
Transcript
加工、フィッティングなど和光の技術でメガネをお作りし
2012.11.1 第2回 東日本大震災被災地の障害者施設へ「オーダーメイドメガネ支援」 主催 株式会社メガネの和光 協賛 HOYA株式会社ビジョンケアカンパニー セイコーオプティカルプロダクツ株式会社 株式会社シャルマン 株式会社ニデック (順不同) 2011年3月11日に発生した東日本大震災は1年半 が経過した現在でも未だ多くの爪痕を残しています。 土地計画も遅々として進まず、震災の津波により流され た跡が延々と続き、瓦礫の山が未だ多く残っている状況 の中、復興には長い時間が必要な状況です。 長年培った弊社の技術が、少しでも被災地の方に役立て ることができないかとの思いから、昨年に引き続き、 東日本大震災被災地の障害者施設へ「オーダーメイド メガネ支援」を行いました。 南三陸町の防災対策庁舎。 全国から訪れた方による多くの 献花がありました。 今回は10月2~6日の日程で、宮城県気仙沼市の 「洗心会第二高松園」、同じく宮城県南三陸町の 「洗心会のぞみ福祉作業所」にて、メガネ支援を 行いました。 第二高松園 のぞみ福祉作業所は震災による津波被害により、 施設が流されてしまったため、現在は仮設作業所で 運営されています。 現在も、新たな施設の建設予定が立たない状況が 続く中、活動を続けています。 のぞみ福祉作業所 Page 2 第2回 東日本大震災被災地の障害者施設へ「オーダーメイドメガネ支援」 両施設で合計26名の対象者の方に視力測定をさせて いただきました。 ご自身でメガネが必要なのか、あるいは現在ご使用の メガネに不具合があるのかの意思表示が困難な方も いらっしゃいます。そのため、一人一人時間をかけて、 一人一人丁寧に視力測定を行いました。 しっかりと視力測定を行いました。 「このような細かい視力測定はしたことがない」との 声もあり、弊社の技術を活かすことができたと感じて います。 フレームを約350本ご用意し、豊富なラインナップから 選択いただきました。 対象者26名の方は障害をお持ちのため、意思疎通が困難 であったり、ご自身では動くことができない方など、視力 測定には高い技術が必要とされる方が多く、弊社の技術を 発揮することができたと感じています。 対象者のご希望を丁寧に時間をかけて伺いつつ、度数や 今までのメガネ使用状況を考慮したアドバイスをさせてい ただきました。想像以上のフレームの多さに驚かれ、皆さ ん楽しそうにメガネを選ばれていました。 今回は和光を代表して4名がメガネ支援を行いました。 お選びいただいたメガネは一旦名古屋に持ち帰り、加工調整を 行い、再び現地にてお渡しさせていただきました。 支援メンバー4名 : 伊藤國生、安藤邦一、田中寛之、浅井徹 第2回 東日本大震災被災地の障害者施設へ「オーダーメイドメガネ支援」 Page 3 10月29・30日の2日間で仕上がったメガネを現地まで お届けし、一人一人に合わせ、最終の微調整、見え方の 確認をさせていただきました。 皆様、以前よりも良く見えるようになった、メガネを 掛けて表情が明るくなったと喜ばれていました。 その笑顔を見ると、支援活動により、微力ながらお役に 立てたことを確信しています。 現地にて最終調整をさせていただきました。 被災地は、ようやく復興に向けたスタート地点に立った ばかりです。 弊社の培った技術を必要としている方々が、被災地の どこに、どれくらいいらっしゃるかを把握することは 難しい状況ではあります。 しかしながら、皆様のご協力をいただき、今後も弊社の できる支援、被災地の方が自立していくための支援活動 を必要とする方があるかぎり、継続して行いたいと 思います。 お渡しメンバー2名 : 辻洋一、田中寛之